JP2015050541A - インタリーブ装置、デインタリーブ装置、インタリーブ方法、デインタリーブ方法 - Google Patents

インタリーブ装置、デインタリーブ装置、インタリーブ方法、デインタリーブ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フレーム間インタリーブを実行する場合においてもフレームの利用効率の低下を抑制する技術を提供する。
【解決手段】フレーム間インタリーブメモリ部38は、M(Mは2以上の整数)フレーム分のデータを入力する。フレーム間インタリーブ部34は、入力したMフレーム分のデータに対して、N(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブを実行する。フレーム間インタリーブ部34は、入力したMフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックを生成するとともに、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックをNフレームに分散させる。変調部40は、Nフレーム間インタリーブしたMフレーム分のデータを出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信技術に関し、特にデータの順番を並びかえるインタリーブ装置、デインタリーブ装置、インタリーブ方法、デインタリーブ方法に関する。
移動無線通信システムでは、無線伝送路において発生するフェージングの影響により、伝送符号にランダム誤りやバースト誤りが発生することがある。この符号誤りが発生した符号化信号をそのまま復号して出力することはできない。そこで従来では、送信側において伝送符号を誤り訂正符号化したのち送信し、受信側で受信伝送符号を誤り訂正復号するようにしている。これにより、上記ランダム誤りおよびバースト誤りのうち、特にランダム誤りによる品質の劣化を効果的に改善することができる。
一方、上記ランダム誤りおよびバースト誤りのうちバースト誤りに対しては、フレーム間インタリーブ方式を用いることにより対応している。フレーム間インタリーブ方式とは、符号器で符号化された1フレーム分の符号化データを複数の伝送フレームに分けて伝送し、これにより任意の伝送フレームでバースト誤りが発生しても他の伝送フレームに挿入されている同じ符号化データにより誤り訂正復号化したのちデータに復号することにより、確実にもとのデータを再生できるようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−22237号公報
フレーム間インタリーブを実行することによって、フレームの利用効率が低下する。そこで、フレームの利用効率の低下を抑制することが望まれる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、フレーム間インタリーブを実行する場合においてもフレームの利用効率の低下を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のインタリーブ装置は、M(Mは2以上の整数)フレーム分のデータを入力する入力部と、入力部において入力したMフレーム分のデータに対して、N(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブを実行するフレーム間インタリーブ部と、フレーム間インタリーブ部においてNフレーム間インタリーブしたMフレーム分のデータを出力する出力部とを備える。フレーム間インタリーブ部は、入力部において入力したMフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックを生成するとともに、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックをNフレームに分散させる。
本発明の別の態様は、デインタリーブ装置である。この装置は、M(Mは2以上の整数)フレーム分のデータであって、かつN(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブがなされたデータを入力する入力部と、入力部において入力したMフレーム分のデータに対して、Nフレーム間デインタリーブを実行するフレーム間デインタリーブ部と、フレーム間デインタリーブ部においてNフレーム間デインタリーブしたMフレーム分のデータを出力する出力部とを備える。入力部において入力したMフレーム分のデータでは、Nフレーム間インタリーブ前のMフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックが生成されるとともに、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックがNフレームに分散されている。
本発明のさらに別の態様は、インタリーブ方法である。この方法は、M(Mは2以上の整数)フレーム分のデータを入力するステップと、入力したMフレーム分のデータに対して、N(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブを実行するステップと、Nフレーム間インタリーブしたMフレーム分のデータを出力するステップとを備える。実行するステップは、入力したMフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックを生成するとともに、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックをNフレームに分散させる。
本発明のさらに別の態様は、デインタリーブ方法である。この方法は、M(Mは2以上の整数)フレーム分のデータであって、かつN(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブがなされたデータを入力するステップと、入力したMフレーム分のデータに対して、Nフレーム間デインタリーブを実行するステップと、Nフレーム間デインタリーブしたMフレーム分のデータを出力するステップとを備える。入力するステップにおいて入力したMフレーム分のデータでは、Nフレーム間インタリーブ前のMフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックが生成されるとともに、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックがNフレームに分散されている。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、フレーム間インタリーブを実行する場合においてもフレームの利用効率の低下を抑制できる。
図1(a)−(b)は、本発明の実施例の比較対象となるフレーム間インタリーブの処理の概要を示す図である。 本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図3(a)−(e)は、図2の通信システムにおけるフレーム間インタリーブの処理およびフレーム間デインタリーブの処理の概要を示す図である。 図4(a)−(b)は、本実施例に係るフレーム間インタリーブと比較対象に係るフレーム間インタリーブを比較する図である。 図2の送信装置によるフレーム間インタリーブの処理手順を示すフローチャートである。 図2の受信装置によるフレーム間デインタリーブの処理手順を示すフローチャートである。
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例は、フレーム間インタリーブを実行する送信装置と、フレーム間デインタリーブを実行する受信装置とを含む通信システムに関する。詳細は後述するが、これまでのフレーム間インタリーブでは、インタリーブさせるフレームの数に合わせて、無駄なデータを送信する必要があった。例えば3フレーム間インタリーブの場合は、1番目の1フレームで2/3の空き、2番目のフレームで1/3の空き、最後から2番目のフレームで1/3の空き、最後のフレームで2/3の空きがあるので、送信すべきフレームの数としては、2フレーム追加する必要がある。さらに、インタリーブさせるフレームの数が増えるにつれて、追加すべきフレームの数が増加して、フレームの利用効率が悪化する。前述のごとく、フレーム間インタリーブを実行する場合においても、フレームの利用効率の低下を抑制することが望まれている。
本実施例に係る送信装置は、最初の方のフレームの空きの部分に、最後の方のフレームの一部に含まれるべきデータを挿入する。例えば、2フレーム間インタリーブの場合、最初の1フレームの空き部分に、最後のフレームに含まれた1/2のデータが挿入される。
このように、冗長なデータが送信されないので、送信効率を上げることや消費電力を削減することが可能になる。さらに最後のフレームと最初のフレームに、符号化データが分散されることになるので、インタリーブの距離が長くなることによって、通常のフレーム間インタリーブよりも性能向上が見込める。
図1(a)−(b)は、本発明の実施例の比較対象となるフレーム間インタリーブの処理の概要を示す。図1(a)は、フレーム間インタリーブの前のデータを示す。ここでは、一例として、16フレーム分のデータに対して、3フレーム間インタリーブを実行する場合を示す。横軸が時間を示しており、先頭の「1フレーム」から最後の「16フレーム」が順番に配置されている。また、ひとつのフレームに含まれたデータが、フレーム間インタリーブの数「3」に分割されている。ここでは、1フレーム,2フレーム,3フレーム,4フレーム,…のそれぞれが、(1−1,1−2,1−3)、(2−1,2−2,2−3)、(3−1,3−2,3−3)、(4−1,4−2,4−3),…と示される。「1−1」等は、ブロックと呼ばれる。
図1(b)は、フレーム間インタリーブの後のデータを示す。フレーム間インタリーブ前のひとつのフレームに含まれた3つのブロックは、互いに隣接する3つのフレームに分けて挿入される。例えば、1フレーム目は、1フレーム(1−1,x,x)、2フレーム(2−1,1−2,x)3フレーム(3−1,2−2,1−3)にわたって含まれる。ここで、「x」は、特に使用しないデータであり、ダミーのデータを示す。図1(b)のごとく、フレーム間インタリーブを実行することによって、フレーム数が、フレーム間インタリーブ前のフレーム数よりも増加している。例えば、3フレーム間インタリーブの場合は2フレーム増加して、もとの16フレームが18フレームになる。さらに、インタリーブのフレーム数が増加することによって、フレームの増加数が大きくなる。
図2は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、送信装置10、通信路70、受信装置20を含む。送信装置10は、送信データ30、符号化部32、フレーム間インタリーブ部34、フレーム間インタリーブ制御部36、フレーム間インタリーブメモリ部38、変調部40を含み、受信装置20は、復調部50、フレーム間デインタリーブ部52、フレーム間デインタリーブ制御部54、フレーム間デインタリーブメモリ部56、復号部60、受信データ62を含む。
送信データ30は、送信対象となるデータである。送信データ30は、符号化部32に入力される。符号化部32は、送信データ30を受けつける。符号化部32は、送信データ30に対して符号化を実行する。符号化の一例は、畳込み符号化やLDPC(Low Density Parity Check)符号化である。LDPC符号化を実行する場合、符号化部32は、パリティビットを送信データ30に付加する。このような符号化は、フレーム単位になされる。符号化部32は、符号化した送信データ30(以下、「符号化データ」という)をフレーム間インタリーブメモリ部38へ出力する。
フレーム間インタリーブメモリ部38は、送信データ30からの符号化データを受けつける。ここでは、M(Mは2以上の整数)フレーム分の符号化データが入力される。フレーム間インタリーブメモリ部38は、1パケット分の符号化データを保存する。なお、1パケットは、16フレームで構成されている。フレーム間インタリーブ制御部36は、1パケット分のデータを保存したフレーム間インタリーブメモリ部38に対して、最終フレーム付近のブロックをフレーム間インタリーブ部34へ出力するよう指示する。出力させるブロック数は、フレーム間インタリーブのフレーム数に依存する。ここでは、一例として、3フレーム間インタリーブの場合で説明する。
フレーム間インタリーブ制御部36は、フレーム間インタリーブ部34に対して、15フレーム目、16フレーム目に含まれたブロックを先にフレーム間インタリーブ部34へ出力させる。次に、フレーム間インタリーブ制御部36は、フレーム間インタリーブメモリ部38から1フレーム目のブロック、2フレーム目のブロックと順番にフレーム間インタリーブ部34へ出力させる。さらに、フレーム間インタリーブ制御部36は、順次3フレーム、4フレーム・・・・と読み込み15フレーム目、16フレーム目をもう一度読み込んでフレーム間インタリーブ部34へ出力する。
このように、フレーム間インタリーブ制御部36は、フレーム間インタリーブすべきフレーム数に応じて、フレーム間インタリーブメモリ部38から符号化データを読み込んでフレーム間インタリーブ部34に出力する。特に、フレーム間インタリーブ制御部36は、N(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブの場合、最後のフレームから数えてN−1フレームに含まれたブロックを最初のフレームに含まれたブロックよりも先にフレーム間インタリーブ部34へ出力することを指示する。また、フレーム間インタリーブ制御部36は、最後のフレームから数えてN−1フレームに含まれたブロックを再度読み込むことをフレーム間インタリーブ部34に指示する。
フレーム間インタリーブ部34は、フレーム間インタリーブメモリ部38において記憶したMフレーム分の符号化データに対して、N(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブを実行する。ここで、フレーム間インタリーブでは、Mフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックが生成されている。フレーム間インタリーブ部34は、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックをNフレームに分散させる。さらに具体的に説明すると、フレーム間インタリーブ部34は、先頭のフレームに含まれたNのブロックをひとつずつ、当該フレームから(N−1)後のフレームまでに分散させる。また、フレーム間インタリーブ部34は、続くフレームに含まれたブロックに対しても分散を繰り返すことによって、M番目のフレームから外れたブロックを先頭から(N−1)フレームまでに配置させる。つまり、先頭の1フレーム目等の空き部分に、最後の方のブロックが挿入される。これは、1フレーム目で使用していない空きブロックに、15フレーム目のブロックや16フレーム目のブロックを事前に埋めて、フレーム内にデータの空きをなくすることといえる。その結果、ダミーデータが不要になる。
図3(a)−(e)は、通信システム100におけるフレーム間インタリーブの処理およびフレーム間デインタリーブの処理の概要を示す。図3(a)は、1回目のフレーム間インタリーブ後の符号化データを示す。15フレーム目のデータが15フレームに15−1、16フレームに15−2、1フレームに15−3と3フレーム間にわたってインタリーブされる。図3(b)は、N回目の処理が終了した符号化データを示す。図3(b)中の丸い破線に示すように1フレームのインタリーブ後の符号化データが1−1、16−2、15−3で埋められる。図3(c)は、1パケット16フレームまでインタリーブが終了した状態を示す。16フレーム目の符号化データが16−1、15−2、14−3で埋められている。図2に戻る。
変調部40は、フレーム間インタリーブ部34から出力されたデータをシンボルデータ変換し、所定の変調を施してデータを送信する。つまり、変調部40は、フレーム間インタリーブ部34においてNフレーム間インタリーブしたMフレーム分の符号化データを送信する。変調された信号は、無線周波数の信号に周波数変換された後、通信路70へ送信される。
受信装置20は、通信路70を介して、送信装置10からの信号を受信する。ここで、受信装置20は、送信装置10での処理と逆の処理を実行する。復調部50は、受信した変調シンボルを復調し、復調シンボルからデータを抽出する。抽出されたデータは、Mフレーム分のデータであって、かつNフレーム間インタリーブがなされたデータである。フレーム間デインタリーブ部52は、復調部50において入力したMフレーム分のデータに対して、Nフレーム間デインタリーブを実行する。フレーム間デインタリーブの処理は、フレーム間インタリーブ部34でのフレーム間インタリーブの処理と反対の処理である。フレーム間デインタリーブメモリ部56は、フレーム間デインタリーブ制御部54から指示に応じて、フレーム間デインタリーブ部52からのデータを保存する。
フレーム間デインタリーブ制御部54は、フレーム間デインタリーブ部52のデータをフレーム間デインタリーブメモリ部56へ保存するように指示する。ここでフレーム間デインタリーブメモリ部56にデータを保存する理由は、例えば、3フレーム間インタリーブの場合、受信した1フレーム目に15フレームのブロック(15−3)と16フレームのブロック(16−2)、受信した2フレーム目に16フレーム目のブロック(16−3)が混在しているからである。そのため、受信した1フレーム目と受信した2フレーム目の15フレームのブロック(15−3)と16フレームのブロック(16−2,16−3)をフレーム間デインタリーブメモリ部56に保存する。
1フレーム目のブロックは、1フレーム(1−1)、2フレーム(1−2),3フレーム(1−3)までにまたがってインタリーブされているので、3フレームまでのフレーム間デインタリーブが完了して1フレーム目のブロック(1−1,1−2,1−3)が揃う。フレーム間デインタリーブ制御部54は、このことを復号部60へ通知する。フレーム間デインタリーブ制御部54は、次フレームから、フレーム間デインタリーブが終了ごとに復号部60へ通知する。また、フレーム間デインタリーブ制御部54は、受信した16フレーム目のブロックをデインタリーブして14フレーム目(14−1,14−2,14−3)が揃い復号部60へ通知する。
続いて、フレーム間デインタリーブ制御部54は、さきほど保存したフレーム間デインタリーブメモリ部56に保存した15フレームのブロック(15−3)を読み込みこんで、受信した15フレーム(15−1)と受信した16フレーム(15−2)のフレーム間デインタリーブ部52の処理結果と合わせて15フレーム目のブロック(15−1,15−2,15−3)が揃うと、復号部60へ通知する。フレーム間デインタリーブ制御部54は、同様な処理で最後の16フレーム目もフレーム間デインタリーブメモリ部56から16フレームのブロック(16−2,16−3)を読み込みこんで、受信した16フレーム(16−1)のフレーム間デインタリーブ部52の処理結果と合わせて16フレーム目のブロック(16−1,16−2,16−3)が揃うと、復号部60へ通知する。
図3(d)は、3フレームのフレーム間デインタリーブが終了した時点の受信データを示す。破線で示すように、3フレーム分のフレーム間デインタリーブが終了すると1フレーム目のデータ(1−1,1−2,1−3)が揃い復号処理を行うことができる。図3(e)は、フレーム間デインタリーブ数が残りN−1フレーム以内であった場合の受信データを示す。復号に必要なデータが揃っていないので、保存した15フレーム目や16フレーム目のブロックをメモリから読み出して、受信した15フレーム(15−1)と受信した16フレーム(15−2)のフレーム間デインタリーブの処理結果と合わせて15フレーム目(15−1,15−2,15−3)が揃う。図2に戻る。
復号部60は、符号化部32での符号化方式に合わせてビタビ復号処理やLDPC復号処理を実行する。復号部60は、復号結果を受信データ62として出力する。つまり、復号部60は、フレーム間デインタリーブ部52においてNフレーム間デインタリーブしたMフレーム分のデータを出力する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図4(a)−(b)は、本実施例に係るフレーム間インタリーブと比較対象に係るフレーム間インタリーブを比較する図である。ここでは、フレーム間インタリーブ後の1フレーム目の送信データを比較している。1フレームのビット数は348ビットで各ビットをA−BとするとAは何フレーム目の符号化データか、Bは何ビット目の符号化データかを表している。例えば16−13bならば16フレーム目の13ビット目の符号化データとなる。フレーム間インタリーブは12列29行のインタリーブを3フレーム間にわたってなされる。図4(a)は、本実施例のフレーム間インタリーブデータを適用させた場合を示しており、送信方向順に並べると1−1b,16−13b,15−25b,1−37b,・・・・,1−336b,16−348bとなり、ダミーデータが含まれていない。一方、図4(b)は、比較対象の場合を示しており、同様に送信データ順に並べると1−b,x,x,1−37b,・・・・,1−336b,xとなる。xは符号化データではなく、ダミーデータを示すので、ダミーデータが含まれている。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図5は、送信装置10によるフレーム間インタリーブの処理手順を示すフローチャートである。ここでは、一例として、1パケットをM=16フレーム、フレーム間インタリーブのフレーム数N=3フレームとした処理を説明する。符号化部32は、畳込み符号化やLDPC符号化などによって送信データ30を符号化する(S10)。符号化部32は、フレーム間インタリーブメモリ部38へ符号化データを出力する。フレーム間インタリーブメモリ部38は、符号化データを順番に保存する(S12)。符号化データが1パケット分保存されたかどうかを判断する(S14)。保存されていなければ(S14のN)、ステップ12に戻る。
1パケット分保存されたら(S14のY)、フレーム間インタリーブ部34は、(M−N+2)番目のフレームの符号化データからフレーム間インタリーブを行う(S16)。同様の処理を繰り返し行いN回目のインタリーブが終わったどうか判断される(S18)。N回目の処理が終了していなければ(S18のN)、ステップ16に戻る。N回目の処理が終了すると(S18のY)、フレーム間インタリーブ制御部36は、変調部40へのデータ送信を許可する(S20)。1パケット分の処理が終了していなければ(S22のN)、ステップ16に戻る。1パケット分の処理が終了すれば(S22のY)、処理が終了される。
図6は、受信装置20によるフレーム間デインタリーブの処理手順を示すフローチャートである。ここでも、1パケットをM=16フレーム、フレーム間インタリーブのフレーム数N=3フレームとした処理を説明する。復調部50は、受信データを復調する(S50)。フレーム間デインタリーブ部52は、復調データを用いてフレーム間デインタリーブ処理を行う(S52)。N−1フレーム分フレーム間デインタリーブ処理したかどうかの判別がなされる(S54)。終了していなければ(S54のN)、その中に含まれる(M−N+2)、(M−N+3)フレーム目のデータをフレーム間デインタリーブメモリ部56に保存し(S56)、ステップ52に戻る。
終了していれば(S54のY)、残りN−1フレーム以内かどうかの判断がなされる(S58)。残りN−1以内でなければ(S58のN)、復号部60は復号処理を実行する(S62)。一方、残りN−1以内であった場合(S58のY)、(M−N+2)、(M−N+3)フレーム目のデータがフレーム間デインタリーブメモリ部56から読み出される(S60)。これに続いて、復号部60は復号処理を実行する(S62)。1パケット分のフレーム間デインタリーブの処理が終了していなければ(S64のN)、ステップ50に戻る。1パケット分のフレーム間デインタリーブの処理が終了していれば(S64のY)、処理は終了される。
本発明の実施例によれば、Mフレーム内でブロックを分散させるので、フレーム間インタリーブを実行する場合であっても、フレームの利用効率の低下を抑制できる。また、3フレーム間インタリーブの場合、最後から2番目のフレームで2/3フレームおよび最後のフレームで1/3フレームを使用していなかったブロックを、1番目のフレームの2/3フレームと2番目のフレームの1/3に格納させるので、ダミーデータの格納を回避できる。また、ダミーデータを格納しないので、フレームの利用効率の低下を抑制できる。また、ダミーデータを格納しないので、消費電力を削減できる。また、最後の2フレームに含まれた符号化データを最初のフレームと最後のフレームに分散させるので、インタリーブの距離を拡大できる。また、インタリーブの距離が拡大されるので、通常のフレーム間インタリーブよりも性能を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、通信システム100は無線通信システムを前提としているので、送信装置10および受信装置20は、無線通信装置に含まれる。しかしながらこれに限らず例えば、通信システム100は有線通信システムを前提としてもよい。その際、送信装置10および受信装置20は、有線通信装置に含まれる。本変形例によれば、本発明をさまざまな装置に適用できる。
本発明の実施例において、フレーム間インタリーブ数に応じてN−1フレーム分だけ2回フレーム間インタリーブを実施している。しかしながらこれに限らず例えば、一度行ったフレーム間インタリーブ結果をフレーム間インタリーブメモリ部38に記憶して、再度フレーム間インタリーブ結果が必要なときにフレーム間インタリーブメモリ部38から読み出すようにしてもよい。本変形例によれば、構成の自由度を拡大できる。
10 送信装置、 20 受信装置、 30 送信データ、 32 符号化部、 34 フレーム間インタリーブ部、 36 フレーム間インタリーブ制御部、 38 フレーム間インタリーブメモリ部、 40 変調部、 50 復調部、 52 フレーム間デインタリーブ部、 54 フレーム間デインタリーブ制御部、 56 フレーム間デインタリーブメモリ部、 60 復号部、 62 受信データ、 70 通信路、 100 通信システム。

Claims (5)

  1. M(Mは2以上の整数)フレーム分のデータを入力する入力部と、
    前記入力部において入力したMフレーム分のデータに対して、N(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブを実行するフレーム間インタリーブ部と、
    前記フレーム間インタリーブ部においてNフレーム間インタリーブしたMフレーム分のデータを出力する出力部とを備え、
    前記フレーム間インタリーブ部は、前記入力部において入力したMフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックを生成するとともに、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックをNフレームに分散させることを特徴とするインタリーブ装置。
  2. 前記フレーム間インタリーブ部は、先頭のフレームに含まれたNのブロックをひとつずつ、当該フレームから(N−1)後のフレームまでに分散させるとともに、続くフレームに含まれたブロックに対しても分散を繰り返すことによって、M番目のフレームから外れたブロックを先頭から(N−1)フレームまでに配置させることを特徴とする請求項1に記載のインタリーブ装置。
  3. M(Mは2以上の整数)フレーム分のデータであって、かつN(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブがなされたデータを入力する入力部と、
    前記入力部において入力したMフレーム分のデータに対して、Nフレーム間デインタリーブを実行するフレーム間デインタリーブ部と、
    前記フレーム間デインタリーブ部においてNフレーム間デインタリーブしたMフレーム分のデータを出力する出力部とを備え、
    前記入力部において入力したMフレーム分のデータでは、Nフレーム間インタリーブ前のMフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックが生成されるとともに、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックがNフレームに分散されていることを特徴とするデインタリーブ装置。
  4. M(Mは2以上の整数)フレーム分のデータを入力するステップと、
    入力したMフレーム分のデータに対して、N(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブを実行するステップと、
    Nフレーム間インタリーブしたMフレーム分のデータを出力するステップとを備え、
    前記実行するステップは、入力したMフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックを生成するとともに、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックをNフレームに分散させることを特徴とするインタリーブ方法。
  5. M(Mは2以上の整数)フレーム分のデータであって、かつN(Nは2以上の整数)フレーム間インタリーブがなされたデータを入力するステップと、
    入力したMフレーム分のデータに対して、Nフレーム間デインタリーブを実行するステップと、
    Nフレーム間デインタリーブしたMフレーム分のデータを出力するステップとを備え、
    前記入力するステップにおいて入力したMフレーム分のデータでは、Nフレーム間インタリーブ前のMフレーム分のデータを1フレームごとのデータに分割してから、各フレームのデータをN分割することによって、M×Nのブロックが生成されるとともに、Mフレーム内において、ひとつのフレームに含まれたNのブロックがNフレームに分散されていることを特徴とするデインタリーブ方法。
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