JP2015050142A - 発光装置用部材および発光装置ならびにディスプレイ装置 - Google Patents

発光装置用部材および発光装置ならびにディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光源からの光を集中させたり拡散させたりすることを容易とし、または、製品の寿命が長くなりかつ高い輝度を維持することを可能とすること。【解決手段】発光装置用部材1は、光源3からの光を導入し出射側に出射する。そして、光源3からの光を入射させる入射面8の全部または一部を光源3と対向する側に向かって窪む凹部6として形成し、かつ当該凹部6の断面形状を1つの側面10と該1つの側面10と隣接する他の側面10との間の傾斜角が20?以上45?以下の範囲となる多角形状としている。発光装置やディスプレイ装置は、この発光装置用部材1を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置用部材および発光装置ならびにディスプレイ装置に関する。
近年、液晶テレビやスマートフォン、タブレット型端末などの薄型ディスプレイ市場が急激に拡大している。これに伴い、これらのディスプレイのバックライト光源は、蛍光ランプのような従来型の照明光源から、省電力、高効率および長寿命という特徴を持つLED(Light Emitting Diode)を用いた照明光源に置き換わってきている(たとえば、特許文献1参照)。
また、特許文献2には、基板上に設置されたLEDを、蛍光体を有する蛍光層によって樹脂部の凹部に封止してなる発光装置が開示されている。この発光装置では、LEDから放射された光は、蛍光層で発光されて、該発光装置の外側に放射される。
特開2013−048094号公報 特開2006−199755号公報(発明の詳細な説明)
しかしながら、特許文献1などに示される従来のバックライト装置は、その光源となるLEDの光を集中化させたり、逆に広範囲にしたりなどの自由度がほとんどないものとなっている。また、特許文献2に開示されている発光装置では、LEDを蛍光層によって封止するという構成を有するため、LEDで発生する熱が蛍光層に直接伝わってしまう。また、蛍光層はシリコーン樹脂により構成されるため、該蛍光層は湿気を帯びて高温になりやすい。これらより、発光装置の温度や湿度が上がりやすいものとなり、製品の寿命が短くなるといった問題が生じる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上述した問題点の1つまたは複数を解決することが可能な発光装置用部材および発光装置ならびにディスプレイ装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明の一側面は、光源からの光を導入し出射側に出射する発光装置用部材において、光源からの光を入射させる入射面の全部または一部を光源と対向する側に向かって窪む凹部として形成し、かつ当該凹部の断面形状を1つの側面と該1つの側面と隣接する他の側面との間の傾斜角が20°以上45°以下の範囲となる多角形状とするものである。また、内部が充実した透光性を有する透明体とするとともに、蛍光材を有し、かつ光を通過させる蛍光体を凹部もしくは光源と凹部の間に設置することが好ましい。
また、本発明の他の側面は、光源を備えた発光装置に用いる発光装置用部材において、内部が充実した透光性を有する透明体とするとともに、光源からの光を入射させる入射面の全部または一部を光源と対向する側に向かって窪む凹部として形成し、光を通過させる蛍光体を凹部もしくは光源と凹部の間に設置するものである。
さらに、蛍光体を、凹部に貼付されたフィルムまたは凹部に塗布された粉体とするのが好ましい。
また、発光装置用部材と、光源と、を有する発光装置とすることが好ましい。
また、発光装置用部材または発光装置を有するディスプレイ装置とすることが好ましい。
本発明によると、光源からの光を集中させたり、逆に広範囲化させたりすることが容易となる。また、他の発明では、製品の寿命が長くなりかつ高い輝度を維持することが可能な発光装置用部材および発光装置ならびにディスプレイ装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る発光装置用部材を有する発光装置の側断面図である。 図1中の発光装置用部材を裏側から見た図である。 図1中の発光装置を一点鎖線Aで囲んだ部分の拡大図であり、入射面を中心軸線に対して前後方向に対称に形成した場合の図である。 本発明の第1の実施の形態に係る発光装置用部材および発光装置において光源から放射された光の作用について説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発光装置用部材を有する発光装置の側断面図である。 図5中の発光装置用部材を裏側から見た図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発光装置用部材を有する発光装置の側断面図である。 本発明の変形例を示す図であり、中心軸線方向に沿って断面多角形の略半角柱状に切り欠いて凹部を形成した場合の発光装置用部材の背面図である。 本発明の変形例を示す図であり、凹部の断面形状を中心軸線に対して非対称形状に形成した場合の断面の拡大図である。 本発明の変形例を示す図であり、反射面やつなぎ反射面を1つの円形(円弧)とした場合の発光装置用部材の背面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置用部材1および発光装置2について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、図1〜図10に示す矢示X方向を「表」、矢示X方向を「裏」、矢示Y方向を「前」、矢示Y方向を「後ろ」、矢示Z方向を「左」および矢示Z方向を「右」とそれぞれ規定する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置用部材1を有する発光装置2の側断面図である。図2は、図1中の発光装置部材1を裏側から見た図である。
図1に示すように、発光装置2は、発光装置用部材1と、該発光装置部材1に光を照射する光源3と、光源3が実装される基板4とから主に構成される。発光装置用部材1は、透光性を有し、内部が充実とされている透明体5と、該透明体5の裏側に設けられる凹部6に設置される蛍光体7とを有する。発光装置2は、光源3から放射される光を発光装置用部材1で方向転換させて、透明体5の前方(図1における上方)に出射するための装置である。また、発光装置2では青色光を出射する光源3と黄色の外観を有する蛍光体7を組み合わせて、白色光を発光させている。この発光装置2は、たとえば透明体5の前方(図1における上方)に配置される薄型ディスプレイのバックライト光源として用いることが可能である。
図1に示すように、発光装置用部材1は、基板4に実装される光源3の一方の側となる表側に該光源3と離間して配置される。光源3は、基板4の一方の面となる表面上に配設されている。また、基板4における光源3の周辺には該光源3と導通するための不図示の配線パターンが設けられている。本実施の形態では、光源3として、青色光を発光するチップタイプのLED(Light Emitting Diode)が採用されている。しかしながら、光源3として、赤色光、緑色光もしくは紫外光等の他の種類の光を発光するLEDや他の形態のLEDを採用しても良いし、有機EL発光素子等のLED以外の発光素子を採用しても良い。
発光装置用部材1を構成する透明体5は、略四角柱形状を呈しており、その裏側に凹部6が形成されている。図1および図2に示すように、凹部6は透明体5の裏側から表側に向かって略ドーム状に窪むように形成されている。凹部6の内側面は、光源3から放射された光を透明体5に入射させるための入射面8となっている。このように、透明体5の裏側に凹部6を設けることにより、入射面8と光源3との間には空気層Gが形成される。また、透明体5の前側の平端面は、該透明体5に入射した光が出射する出射面9となっている。
図3は、図1中の発光装置2を一点鎖線Aで囲んだ部分の拡大図であり、入射面8を中心軸線Lに対して前後方向に対称に形成した場合の図である。図4は、発光装置用部材1および発光装置2において光源3から放射された光の作用について説明するための図である。
図1から図3に示すように、凹部6は、図2における中心軸線Lを通過して切断した断面形状が略多角形状でありかつ、裏側から平面視して略円形状に形成されている。また、図3に示すように、入射面8の断面形状は複数の側面10により形成される略多角形状を呈している。本実施の形態では、図2および図3に示すように、入射面8の断面は8個の側面10から形成される多角形状となっている。また、入射面8の断面多角形を形成する1つの側面10と該1つの側面10と隣接する他の側面10との間の傾斜角θ〜θ(図3参照)は、20°以上45°以下の範囲とされている。なお、傾斜角θの大きさが変化すると、その変化に伴って側面10の幅寸法や数も変化する。
ここで、傾斜角θが20°以上の場合には、光源3から放射される光は入射面8を構成する側面10において全反射しにくくなり、入射面8から透明体5に入射する光の割合が多くなる。また、入射した光は、出射面9やその反対側の反射面11やその両者をつなぐつなぎ反射面11a,11aに向かいやすくなる(図4参照)。一方、従来のように、入射面8の断面を完全な半円形とした透明体では該透明体に入射する光の量が落ちることとなる。また、傾斜角θを45°以下とした場合には、光源3から放射される光は側面10にて周方向外方(図1、図3および図4における上下方向)に向かって屈折しやすくなり、光が凹部6近傍において周方向外方に向かって拡散しにくくなる。このため、出射面9から放射される光をまんべんなくかつ適度に拡散させることができる。
なお、斜め後方に屈折した光は、さらに透明体5の後端面となる反射面11にて全反射して、出射面9側に到達する。このように、入射面8から入射する光は、屈折や全反射を経て、出射面9に到達するまでに反射などを繰り返す。よって、傾斜角θを20°以上45°以下の範囲とすることで、入射面8から入射する光を出射面9にまんべんなくかつ適度に拡散させて出射面9から前方に向かって放射させることができる。その結果、効率良く前方に向かって光を拡散放射させることが可能となる。すなわち、透明体5から出射する光は図1、図3および図4において出射面9方向に適度に拡散された状態で前方に向かう率が多くなる。また、傾斜角θを20°にしたり、25°にしたり、30°にしたり、35°にしたり、また他の値としたりすることで、出射面9から特定方向に集中した光を出射させたり、逆に出射面9から広い範囲に拡散させたりすることができる。
本実施の形態では、図3に示すように、入射面8の断面形状は、中心軸線Lに対して前後に対称な多角形状を呈している。具体的には、傾斜角θ〜θを、たとえば全て同じ角度である30°に形成することができる。また、中心軸線Lに対して前後で対称な傾斜角となるθとθ、θとθおよびθとθをそれぞれ同じ角度に形成し、θとθとθを異なる角度とすることができる。この際、凹部6の開口端12,12側(図2における周方向外側)の傾斜角θおよびθから中心軸線L側の傾斜角θおよびθに向かうにつれて大きな角度、すなわち、θ<θ<θ、θ<θ<θとしても良いし、逆に傾斜角θおよびθから中心軸線L側の傾斜角θおよびθに向かうにつれて小さな角度、すなわち、θ>θ>θ、θ>θ>θとなるようにしても良い。このうち、中心軸線L側に向かうにつれて大きな角度とする場合、たとえば、傾斜角θおよびθを20°、傾斜角θおよびθを35°並びに傾斜角θおよびθを45°とすることができる。一方、中心軸線L側に向かうにつれて小さな角度とする場合、たとえば、傾斜角θおよびθを45°、傾斜角θおよびθを35°並びに傾斜角θおよびθを25°とすることができる。なお、入射面8の断面多角形を形成する側面10の数は8個に限定されるものではなく、11個以上としても良いし、9個以下としても良い。
上述したように、透明体5は、内部が空間ではなく充実体とされており、たとえば、アクリル樹脂などの無色で透光性を有する材料によって形成される。本実施の形態では、透明体5は射出成形により形成されており、該射出成形によって形成されることで該透明体5の形状の安定化を図ることが可能である。なお、透明体5を射出成形以外の成形方法で形成するようにしても良い。また、透明体5を、いわゆる導光体とするのではなく、特許文献1に示されるライトパイプに導光するための入射側の接続部材としても良い。
また、図1から図3に示すように、透明体5に設けられる凹部6の開口端12近傍には、蛍光体7が設置されている。蛍光体7は凹部6の開口部を塞ぐように凹部6の内側に設置されている。これより、入射面8と蛍光体7との間には空気層Gが形成されることになる。蛍光体7はその外周部を凹部6の入斜面8と接着することにより、凹部6に対して固定されることができる。本実施の形態では、蛍光体7は円形状の黄色い蛍光板として形成されている。この円形状の大きさは、凹部6の開口端12内に納まる程度の大きさとされている。本実施の形態では、蛍光体7として、黄色光を発光する黄色発光蛍光体が採用されている。なお、蛍光体7として円形状の黄色い蛍光膜を採用することができる。この場合、蛍光体7の外周部を凹部6の入射面8と接着させて、該蛍光体7を該凹部6に設置するようにしても良いし、蛍光体7を凹部6の入射面8全体に貼りつけて、該凹部6内に設置するようにしても良い。さらには、蛍光膜を入射面8に塗布するようにしても良い。
なお、蛍光体7の形状は凹部6の形状に合わせて、適宜、四角形等の他の形状とすることができる。また、蛍光体7の設置方法は、接着や貼り付けに限定されるものではなく、蛍光塗料を塗布する等の他の方法で設置するようにしても良い。また、蛍光体7を、凹部6の開口部を塞ぐように開口端12の端面に貼り付けて設置するようにしても良い。さらに、蛍光体7を凹部6の外側となる光源3と透明体5の間に配置するようにしても良い。これらの場合、開口端12の端面を入射面8の一部に含めるような形態とすることができる。
また、蛍光体7は、発光装置2における白色光の発光方式により適宜好ましいものを採用することができる。たとえば、青色励起方式を採用する場合は、光源3から放射される光や必要とされる演色性に応じて、黄色発光蛍光体ではなく、緑色や赤色等の発光蛍光体を採用するようにしても良いし、黄色発光蛍光体に加えて緑色や赤色等の発光蛍光体を用いるようにしても良い。さらに、3波長方式を採用する場合は、赤、緑および青の3色の光の混合によって白色光を得るために、蛍光体7として、赤色発光蛍光体、緑色発光蛍光体および青色発光蛍光体の3種類の蛍光体を組み合わせて用いるようにしても良い。
また、蛍光体7は、蛍光材にシリコーン樹脂もしくはエポキシ樹脂を混合したものとすることができる。さらに、蛍光体7の種類は、白色LEDに適用される各種のものを採用することができる。
次に、発光装置用部材1および発光装置2の作用について説明する。発光装置2に設けられる不図示のスイッチをONにして、電源から基板4の表側に実装される光源3に電気を供給すると、光源3が点灯し、該光源3から発光装置用部材1へ向けて青色光が照射される。光源3から出射した青色光はまず凹部6に配置される蛍光体7に入射する。なお、光源3から放射される青色光の照射範囲αは、たとえば100°以上120°以下の範囲とすることができる(図4参照)。また、光源3と発光装置用部材1との距離を調節することにより、光源3から出射する青色光の凹部6へ入射する量を調節することができる。
蛍光体7に入射した青色光の一部は、該蛍光体7によって吸収され、黄色光を発光する。そして、光源3から放射され、蛍光体7によって吸収されなかった青色光と、蛍光体7から放射された黄色光の混合光として白色光が生成される。このように青色光と黄色光を混合することで人間の目には白色光として認識される。なお、黄色発光蛍光体からなる蛍光体7を通過する青色光の波長は350〜460nmの範囲とすることがより好ましい。また、蛍光体7として、赤色発光蛍光体、緑色発光蛍光体および青色発光蛍光体の3種類の蛍光体を組み合わせたものを用いる場合、光源3から放射される青色光の波長を、たとえば、365nmとすることが可能である。さらに、青色光に限らず、光源3から放射される光の波長を、たとえば420〜440nmもしくは450〜455nmの範囲としても良いし、460nmとしても良い。
蛍光体7を通過して生成された白色光は、空気層Gを通過して、入射面8から透明体5の内部へ入射する。図4に示すように、透明体5に入射する光は入射面8により斜め前方(図4における左斜め上方)または斜め後方(図4における左斜め下方)に向けて屈折される。このうち、入射面8にて斜め前方に屈折した光は直接出射面9に導かれ、該出射面9にてさらに前方に向けて屈折される。その結果、入射面8にて斜め前方に屈折した光は、透明体5から前方に向かって放射される。一方、入射面8にて斜め後方に屈折した光は反射面11にて全反射した後、直接または他の面で反射した後、出射面9に導かれ、該出射面9にて前方に向けて屈折される。その結果、入射面8にて斜め後方に屈折した光は、透明体5から前方に向かって放射される。
具体的には、光源3から放射された光のうち、中心軸線Lより前方側の入射面8aから透明体5に入射した光は、図4中の矢示B,BおよびBに示すように、該入射面8aにて斜め前方に向けて屈折される。その後、透明体5内にて直接または全反射して出射面9まで導かれ、該出射面9で前方に向けて屈折される。なお、図4中の矢示B,BおよびBに示すように、中心軸線Lより前方側の入射面8aから入射する場合、該入射面8aにおける入射位置が中心軸線L側に近づくほど光源3から表方向に離れた位置で出射面9から出射する。一方、中心軸線Lより後方側の入射面8bから透明体5に入射した光は、図4中の矢示B,BおよびBに示すように、該入射面8bにて斜め後方に向けて屈折した後、反射面11などにて全反射する。そして、透明体5内にて出射面9まで導かれ、該出射面9で前方に向けて屈折される。なお、透明体5の凹部6とは反対側は、反射部材が設置される反射面となっているが、この面にも凹部と光源を設け対称形としても良い。
上述したように、光源3から放射された光は、断面略多角形状の入射面8にて斜め前方または斜め後方に屈折される。このように、光源3からの光が入射面8にて屈折されることで、透明体5に入射する光は適度に拡散された状態で出射面9まで導かれる。なお、入射面8bにて斜め後方に屈折される光は反射面11などで全反射し、出射面9に導かれる。このため、光源3から放射される光は、発光装置用部材1にてまんべんなくかつ、適度に拡散されて出射面9から前方に向かって放射される。
以上のように構成された発光装置2では、光源3は蛍光体7から離間した位置に配置される。また、発光装置用部材1を構成する透明体5の裏側には断面多角形の凹部6が設けられているため、光源3と入射面8との間には空気層Gが形成される。したがって、光源3で発生する熱が直接透明体5に伝わるのを防止できる。その結果、発光装置2の製品寿命を伸ばすことが可能となる。
また、発光装置用部材1および発光装置2では、入射面8の断面形状は表側に向かって窪むような多角形状を呈しており、その傾斜角θ〜θは、20°以上45°以下の範囲とされている。このため、光源3から放射された光は、入射面8で屈折し、さらにそのうちの一部は反射面11やつなぎ反射面11a,11aなどで全反射して出射面9から前方に放射される。したがって、入射面8に入射した光は、凹部6の周方向外方または凹部6の裏方向に漏れることなく、出射面9から出射される。このため、出射面9からむらがなくより高い照度の光を拡散放射させることが可能となる。その結果、発光装置2における輝度が向上し、製品の品質が向上する。
また、発光装置用部材1および発光装置2では、入射面8は傾斜角θ〜θとする複数の側面10からなる断面多角形状を呈している。このため、傾斜角θ〜θの角度ならびに側面10の長さを変えることにより、出射面9から放射される光の照度や照射範囲を調節することが可能となる。また、傾斜角θや側面10の数を変えることにより、出射面9から放射される光の照度や照射範囲を調節することも可能となる。したがって、出射面9から放射される光の照度や照射範囲を調節することが容易となる。
また、発光装置用部材1および発光装置2では、入射面8は中心軸線Lに対して前後で対称に形成されている。このため、入射面8に入射した光をむらなく拡散させることが可能となる。したがって、出射面9から出射する光量のばらつきを抑えることができ、製品の品質や安定性が向上する。
また、発光装置用部材1および発光装置2では、凹部6に蛍光体7が設置されている。このため、蛍光体7に含まれる蛍光材や光源3から放射される光の種類を変えることにより、出射面9から出射する光の色や種類を容易に変えることが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態に係る発光装置用部材20および発光装置21について説明する。なお、説明に当たって第1の実施の形態に係る発光装置用部材1および発光装置2と共通する部分については、同一の符号を付して説明する。第2の実施の形態に係る発光装置用部材20および発光装置21は、透明体の凹部の形状が第1の実施の形態に係る発光装置用部材1および発光装置2と相違する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る発光装置用部材20を有する発光装置21の側断面図である。図6は、図5中の発光装置用部材20を裏側から見た図である。
図5に示すように、発光装置21は、発光装置用部材20と、青色光を放射する光源3と、基板4とから主に構成される。発光装置用部材20は、透光性を有し、内部が充実とされている透明体22と、該透明体22の裏側に設けられる凹部23に設置され、黄色光を発光する蛍光体7とを有する。発光装置21は、光源3から放射される光を発光装置用部材20で方向転換させて、透明体22の前方(図5における上方)に出射するための装置である。また、発光装置21では、第1の実施の形態の場合と同様、青色光を放射する光源3と黄色光を発光する蛍光体7を組み合わせて、白色光を出射させている。
図5に示すように、発光装置用部材20は、基板4に実装された光源3の一方の側となる表側に該光源3と離間して配置される。透明体22は、略四角柱形状を呈しており、その裏側に凹部23が形成されている。図5に示すように、凹部23は透明体22の裏側から表側に向かって略半球状に窪むように形成されている。すなわち、凹部23は、その内側面が曲面状に形成されたドーム形状を呈している。凹部23の内側面は光源3から放射された光を透明体22に入射させるための入射面24となっている。透明体22の裏側に凹部23を設けることにより、入射面24と光源3との間には空気層Hが形成される。また、透明体22の前側の平端面は、該透明体22に入射した光が出射する出射面25となっている。なお、透明体22の凹部23が設けられている部分とは逆側の面が、反射面となっているのは透明体5と同様であるが、この部分に凹部と光源を設置し対称形としても良い。
図5に示すように、凹部23は、図6における中心軸線Mを通過して切断した断面形状が略半円形状でありかつ、裏側から平面視して略円形状に形成されている。このため、図5に示すように、入射面24の断面形状は略半円状の曲線形状を呈している。本実施の形態では、入射面24の断面形状は、中心軸線Mに対して前後で対称となるように形成されている。なお、該曲線形状の曲率は、光源3から放射される光が入射面24にて全反射せず、かつ凹部23の周方向外方(図5における上下方向)に向かって屈折しないように発光装置21の仕様に応じて適宜変更することが可能である。
上述したように、凹部23を略ドーム状に形成することで、光源3から放射された光は、入射面24にて斜め前方(図5における左斜め上方)および斜め後方(図5における左斜め下方)に向かって屈折される。ここで、第1の実施の形態の場合と同様、中心軸線Mより前方側の入射面24aから透明体22に入射する光は該入射面24aにて斜め前方に向けて屈折される。さらに、該斜め前方に屈折した光は直接または間接的に出射面25に導かれ、該出射面25にて前方に向かって屈折される。一方、中心軸線Mより後方側の入射面24bから透明体22に入射する光は該入射面24bにて斜め後方に向けて屈折される。さらに、該斜め後方に屈折した光は、透明体22の反射面26やつなぎ反射面26a,26aなどにて全反射した後、直接または間接的に出射面25に導かれ、該出射面25にて前方に向かって屈折される。そして、出射面25にて屈折した光は、透明体22から前方に向かって放射される。このため、光源3から放射された光は、入射面24にてまんべんなくかつ適度に拡散されて出射面25から前方に向かって出射される。なお、蛍光体7は凹部23の開口部を塞ぐように該凹部23の内側に設置されている。
以上のように構成された発光装置21では、光源3は蛍光体7から離間した位置に配置される。また、発光装置用部材20を構成する透明体22の裏側には凹部23が設けられているため、光源3と入射面24との間には空気層Hが形成される。したがって、光源3で発生する熱が直接透明体22に伝わるのを防止できる。その結果、発光装置21の製品寿命を伸ばすことが可能となる。
また、発光装置用部材20および発光装置21では、入射面24の断面形状は表側に向かって窪むような略半円形状を呈しているため、光源3から放射された光は、入射面24で屈折し、さらにこのうちの一部は反射面26などで全反射して出射面25から前方に放射される。このため、入射面24に入射した光は、凹部23の周方向外方または凹部23の裏方向に漏れることなく、出射面25から出射される。したがって、出射面25からむらがなくより高い照度の光を拡散放射させることが可能となる。その結果、発光装置21における輝度が向上し、製品の品質が向上する。
また、発光装置用部材20および発光装置21では、入射面24は中心軸線Mに対して前後で対称に形成されている。このため、入射面24に入射した光をむらなくかつ適度に拡散させることが可能となる。したがって、出射面25から出射する光量のばらつきを抑えることができ、製品の品質および安定性が向上する。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態に係る発光装置用部材30および発光装置31について説明する。なお、説明に当たって第1の実施の形態に係る発光装置用部材1および発光装置2と共通する部分については、同一の符号を付して説明する。第3の実施の形態に係る発光装置用部材30および発光装置31は、蛍光体を設置しない点と反射面11が表に向かう程前側に傾斜している点が第1の実施の形態に係る発光装置用部材1および発光装置2と相違する。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る発光装置用部材30を有する発光装置31の側断面図である。図7に示すように、発光装置31は、発光装置用部材30と、白色光を放射する光源32と、基板4とから主に構成される。発光装置用部材30は、透光性を有し、内部が充実とされている透明体5から形成される。発光装置31は、光源32から放射される光を発光装置用部材30で方向転換させて、透明体5の前方(図7における上方)に出射するための装置である。本実施の形態では、透明体5に蛍光体を設置しない構成としているため、光源32として白色光を発光するLEDが採用されている。
図7に示すように、発光装置用部材30は、基板4に実装された光源32の一方の側となる表側に該光源32と離間して配置される。透明体5は、表側に向かう程細くなる略四角柱形状を呈しており、その裏側に凹部6が形成されている。図7に示すように、凹部6は透明体22の裏側から表側に向かって断面多角形の略ドーム状に窪むように形成されている。該凹部6の内側面は光源32から放射された光を透明体5に入射させるための入射面8となっている。透明体5の裏側に凹部6を設けることにより、入射面8と光源32との間には空気層Gが形成される。
第1の実施の形態の場合と同様、入射面8の断面は8個の側面10から形成される多角形状となっている。また、入射面8の断面多角形を形成する1つの側面10と該1つの側面10と隣接する他の側面10との間の傾斜角θは、20°以上45°以下の範囲とされている。また、入射面8の断面形状は、中心軸線Nに対して前後に対称な多角形状を呈している。このため、中心軸線Nより前方の入射面8aから入射し、斜め前方(図7における左斜め上方)に屈折した光は直接または間接的に出射面9に導かれ、該出射面9にて前方に向かって屈折される。一方、中心軸線Nより後方の入射面8bから入射し、斜め後方(図7における左斜め下方)に屈折した光は、透明体5の傾斜する反射面11やつなぎ反射面などにて全反射した後、出射面9に導かれ、該出射面9にて前方に向かって屈折される。そして、出射面9にて屈折した光は、透明体5から前方に向かって放射される。このため、光源32から放射される光は、まんべんなくかつ適度に拡散されて出射面9から前方に向かって出射されることになる。
以上のように構成された発光装置31では、透明体5の裏側には凹部6が設けられているため、光源32と入射面8との間には空気層Gが形成される。したがって、光源32で発生する熱が直接透明体5に伝わるのを防止できる。その結果、発光装置2の製品寿命を伸ばすことが可能となる。
また、発光装置用部材30および発光装置31では、入射面8の断面形状は表側に向かって窪むような多角形状を呈しており、その傾斜角θは、20°以上45°以下の範囲とされている。このため、光源3から放射された光は、入射面8で屈折し、さらにそのうちの一部は反射面11などで全反射して出射面9から前方に放射される。したがって、入射面8に入射した光は、凹部6の周方向外方または凹部6の裏方向に漏れることなく、出射面9から出射される。このため、出射面9からむらがなくより高い照度の光を拡散放射させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の各形態に限定されることなく、種々変形した形態にて実施可能である。
上述の第1および第3の実施の形態では、凹部6は、裏側から平面視して略円形状となる略ドーム形状に形成されているが、凹部6の形状は略ドーム形状に限定されるものではなく、たとえば図8に示すように、凹部6を左右方向となる中心軸線P方向に沿って断面多角形の略半角柱状に切り欠いた形状としても良い。この場合、図8に示すY−Y方向に沿って切断した断面が図1等に示す多角形状となり、その側面10は図8に示す左右方向に沿って伸びる形態に形成される。このため、光源3,32から放射されるより多くの光を入射面8で前後方向に屈折させて出射面9に導くことが可能となる。したがって、出射面9から放射される光の照度が上がり、発光装置2,31の輝度が向上する。また、上述の第2の実施の形態においても、略ドーム状に切り欠かれている凹部23を左右方向となる中心軸線P方向に沿って略半円柱状に切り欠くように形成しても良い。この場合も、光源3から放射されるより多くの光を入射面24で前後方向に屈折させて出射面25に導くことが可能となる。
また、上述の各実施の形態では、凹部6,23の断面形状を中心軸線L,M,Nに対して点対称形状に形成し、また、中心軸線Pに対して鏡対称形状に形成しているが、該断面形状を中心軸線L,M,N,Pに対して非対称形状に形成するようにしても良い。特に、上述の第1および第3の実施の形態に、凹部6を略半角柱状に切り欠いて形成する上述の変形例を適用したうえで、凹部6の断面形状を、たとえば、図9に示すように、前端側の傾斜角θから後端側の傾斜角θに向かうにつれて大きな角度に形成することができる。この場合、たとえば、前端側の傾斜角θを20°とし、後端側の傾斜角θを45°とすることができる。逆に、凹部6の断面形状を、後端側の傾斜角θから前端側の傾斜角θに向かうにつれて大きな角度に形成することができる。この場合、たとえば、後端側の傾斜角θを20°および前端側の傾斜角θを45°とすることができる。
また、上述の第2の実施の形態についても、凹部23の断面形状において、その曲率を前端側から後端側に向かうにつれて大きくなるように形成しても良い。逆に、凹部23の断面形状において、後端側から前端側に向かうにつれて大きな曲率となるように形成しても良い。また、上述の第1および第3の実施の形態において、ドーム状の凹部6における断面形状を中心軸線L,Nに対して非対称形状に形成するようにしても良い。この場合、図3に示す傾斜角θを、図2における周方向に沿って前端側から後端側(図2における矢示CおよびC方向)に向かうにつれて大きくなるように形成しても良い。また、傾斜角θを、図2における周方向に沿って後端側から前端側(図2における矢示CおよびC方向)に向かうにつれて大きくなるように形成しても良い。
同じように、上述の第2の実施の形態において、ドーム状の凹部23における断面形状を中心軸線Mに対して非対称形状に形成する場合、図5における断面形状の曲率を、図6における周方向に沿って前端側から後端側(図6における矢示DおよびD方向)に向かうにつれて大きくなるように形成しても良い。また、該断面形状の曲率を図6における周方向に沿って後端側から前端側(図6における矢示DおよびD方向)に向かうにつれて大きくなるように形成しても良い。
また、上述の各実施の形態では、透明体5,22として、無色で透光性を有する充実体が採用されているが、有色で透光性を有する充実体を採用するようにしても良い。また、透明体5,22の材料として、透明度の観点からアクリル樹脂が用いられているが、たとえば、耐熱性等を考慮してポリカーボネートを用いても良いし、他の樹脂材やガラス材などを用いても良い。また、透明体5,22の裏表の長さを小さくし、その透明体5,22に別の透明体や別の導光体を接続するようにしても良い。
また、上述の各実施の形態では、透明体5,22の外形形状は略四角柱形状とされているが、透明体5,22の外形形状は略四角柱形状に限定されるものではなく、略五角柱形状等の他の形状に形成するようにしても良い。また、図10に示すように、反射面11やつなぎ反射面11a,11aを直線状とせず1つの円形(円弧)としても良い。また、反射面11を図7に示すように傾斜面とする構成を他の実施の形態に適用しても良い。
また、上述の第3の実施の形態では、光源32は発光装置用部材30から離間した位置に配置されているが、たとえば、基板4を透明体5の開口端12の端面に当接させて、光源32を発光装置用部材30から離間させずに透明体5の凹部6の内部に配置させるようにしても良い。また、上述の第1および第2の実施の形態において、蛍光体7を塗布形式等の方法で凹部6,23の開口部に差し掛からないように設置する場合、光源3を発光装置用部材1,20から離間させずに凹部6,23の内部に配置するようにしても良い。
また、上述の各実施の形態では、基板4は回路付きの基板となっているが、単なる板としたり、時には基板4をなくしても良い。また、出射面9に拡散フィルムを貼付し、さらにその拡散フィルムにプリズムシートを貼付するようにしても良い。このような構成とすると、より照度が高い発光装置とすることができる。なお、拡散フィルムとプリズムシートのいずれか一方を省略しても良い。
また、上述の各実施の形態では、傾斜角θを20°以上45°以下の範囲としたが、仕様などに合わせ、一部の傾斜角θを20°を下回るようにしたり、45°を上回るようにしたりしてもよい。また、蛍光体7を蛍光板として形成するのではなく、凹部に貼付されたフィルムまたは凹部に塗布された粉体としてもよい。また、表に向かう程前側に傾斜している反射面11を有するものは、第3の実施の形態に係る発光装置用部材30の他に、他の発光装置用部材1、20などにも採用することができる。
また、半球状の凹部6、23において、中心軸に対称な形状でない場合、すなわち、傾斜角θが表側から裏側に向かうに従い、小さくなる場合やその逆の場合、ある位置での傾斜角θは徐々に増加または減少するようにするのが好ましい。たとえば、最も表側の傾斜角θが25°で、最も裏側の傾斜角θが40°である場合、両者は、中心軸に関しては対称位置に存在する。このような場合、表側から裏側に至る間で徐々に角度を25°から40°に上げていくこととなる。このような形態の他に、中心軸を囲む表側の180度分の傾斜角θを25°とし、中心軸を囲む裏側の180度分の傾斜角θを40°とするように、所定角度だけ一定角度にしてもよい。
また、上述の各実施の形態では、発光装置用部材1,20,30および発光装置2,21,31は、長尺状の部材となっているが、全体形状がリング状となる部材としてもよい。その場合、凹部は、断面が図1に示すような略半球状で、その半球が、その形状に合わせ、リング状または円弧状につながるものとなる。また、発光装置用部材1,20,30および発光装置2,21,31は、薄型ディスプレイのバックライト光源として用いられているが、各種ディスプレイや看板などを照らす目的で用いたり、案内灯、表示灯、非常灯もしくは各種検査用照明として用いてもよく、発光装置1,21,31を構成要素の一部として含む各種機器・装置全般に適用可能である。
1,20,30…発光装置用部材
2,21,31…発光装置
3,32…光源
4…基板
5,22…透明体
6,23…凹部
7…蛍光体
8,24…入射面
9…出射面
10…側面
θ…傾斜角
上記課題を解決するために、本発明の一側面は、光源からの光を導入し出射側に出射する発光装置用部材において、光源からの光を入射させる入射面の全部または一部を光源と対向する側に向かって窪む凹部として形成し、かつ当該凹部の断面形状を1つの側面と該1つの側面と隣接する他の側面との間の傾斜角が20°以上45°以下の範囲となる多角形状とし、かつ傾斜角を外周から中心に向かうに従い、または一端側から他端側に向かうに従い、順次大きくもしくは小さくし、光を通過させる蛍光体を凹部もしくは光源と凹部の間に設置したものである。
また、本発明の他の側面は、光源を備えた発光装置に用いる発光装置用部材において、内部が充実した透光性を有する透明体とするとともに、光源からの光を入射させる入射面の全部または一部を光源と対向する側に向かって窪む凹部として形成し、凹部の内側面を曲面状に形成されたドーム形状とし、その内面の曲率を光の出射面となる前端側から、前端側とは反対側となる後端側に向かうにつれて大きくなるように、または小さくなるように形成し、光を通過させる蛍光体を凹部もしくは光源と凹部の間に設置したものである。

Claims (6)

  1. 光源からの光を導入し出射側に出射する発光装置用部材において、
    前記光源からの光を入射させる入射面の全部または一部を前記光源と対向する側に向かって窪む凹部として形成し、かつ当該凹部の断面形状を1つの側面と該1つの側面と隣接する他の側面との間の傾斜角が20°以上45°以下の範囲となる多角形状とすることを特徴とする発光装置用部材。
  2. 請求項1記載の発光装置部材において、
    内部が充実した透光性を有する透明体とするとともに、蛍光材を有し、かつ光を通過させる蛍光体を前記凹部もしくは前記光源と前記凹部の間に設置したことを特徴とする発光装置用部材。
  3. 光源を備えた発光装置に用いる発光装置用部材において、
    内部が充実した透光性を有する透明体とするとともに、前記光源からの光を入射させる入射面の全部または一部を前記光源と対向する側に向かって窪む凹部として形成し、光を通過させる蛍光体を前記凹部もしくは前記光源と前記凹部の間に設置したことを特徴とする発光装置用部材。
  4. 請求項2または3に記載の発光装置用部材において、
    前記蛍光体を前記凹部に貼付されたフィルムまたは前記凹部に塗布された粉体としたことを特徴とする発光装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置用部材と、光源と、を有することを特徴とする発光装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置用部材または請求項5に記載の発光装置を有することを特徴とするディスプレイ装置。
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