JP2015038602A - 画像表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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丈人 日吉
寛 内池
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Abstract

【課題】ローカルディミング機能を有する画像表示装置において、ローカルディミング制御の実行中においても前面センサによる計測値に基づいて精度良くキャリブレーションを行う。
【解決手段】所定の測定位置における表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、バックライトの内部に設けられバックライトからの光の輝度を測定する第2のセンサと、各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で取得される第2のセンサによる測定値に基づいて、第1のセンサの測定位置における表示パネルからの透過光の輝度を推定する推定手段と、推定手段により推定される輝度と第1のセンサにより測定される輝度との比較結果に基づき各光源の発光輝度を補正する補正手段と、を備える画像表示装置。
【選択図】図6

Description

本発明は画像表示装置及びその制御方法に関する。
近年レントゲン画像などをデジタル化して液晶ディスプレイ等の医療用モニタに表示させて診断を行うことが医療現場で行われている。医療用モニタは、通常所望の輝度・色・ガンマとなるように調整(キャリブレーション)をされた上で使用される。
医療用モニタの中には、液晶ディスプレイ表示面前面にセンサを備えて、キャリブレーションされた状態から輝度・色・ガンマが変動したかどうかを、常時監視したり補正したりする機能を持つものがある(特許文献1)。
液晶ディスプレイにおいて、バックライトの輝度を部分的に変化させて明暗をつけ、コントラストを向上させるローカルディミングという技術もある(特許文献2)。
ローカルディミングでバックライトの輝度変調を行うと、画像に応じてバックライトの発光パターンが変化するので、バックライトを均一に発光させた場合とは前面センサ直下のバックライトの輝度が異なる場合がある。
バックライトの輝度が変調された状態では、前面センサ直下で得られる輝度値が画像ごとに変化してしまう。そのため液晶パネルの経年劣化などの影響を前面センサの計測値に基づいて推定することが困難となる。
これに対し、前面センサで輝度を測定・補正する際にはローカルディミング機能を一時的にオフしたり、前面センサ直下の発光輝度を計算で求めたりする手法がある。
特開2005−208548号公報 特許第4689204号公報
前面センサの測定を行う際にローカルディミング機能を一時的にオフしてしまうと、ユーザにとっては測定の間、画像の見た目やコントラスト・黒の沈み方が変わってしまうので好ましくない。ローカルディミングを継続するとともに、ローカルディミングによる発光パターンに基づく計算で前面センサ直下の輝度を求めると誤差が増えてしまう。
そこで、本発明は、ローカルディミング機能を有する画像表示装置において、ローカルディミング制御の実行中においても前面センサによる計測値に基づいて精度良くキャリブレーションを行うことを目的とする。
本発明は、個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御手段と、
所定の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
前記バックライトの内部に設けられ前記バックライトからの光の輝度を測定する第2のセンサと、
前記制御手段により各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で取得される前記第2のセンサによる測定値に基づいて、前記第1のセンサの測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定される輝度と前記第1のセンサにより測定される輝度との比較結果に基づき前記光源の発光輝度を補正する第1の補正手段と、
を備える画像表示装置である。
本発明は、個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
所定の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
前記バックライトの内部に設けられ前記バックライトからの光の輝度を測定する第2のセンサと、
を備える画像表示装置の制御方法であって、
前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御工程と、
前記制御工程において各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で取得される前記第2のセンサによる測定値に基づいて、前記第1のセンサの測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を推定する推定工程と、
前記推定工程において推定される輝度と前記第1のセンサにより測定される輝度との比較結果に基づき前記光源の発光輝度を補正する第1の補正工程と、
を有する画像表示装置の制御方法である。
本発明は、個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御手段と、
所定の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
前記バックライトの内部に設けられ前記バックライトからの光の輝度を測定する第2のセンサと、
前記制御手段により各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で、前記所定の測定位置に異なる複数の階調値の各階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第1のセンサ及び前記第2のセンサによる測定値に基づき、各階調値についての補正値を算出し、算出した補正値を用いて、入力される画像信号を階調値ごとに補正する補正手段と、
を備える画像表示装置である。
本発明は、個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御手段と、
所定の第1の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
前記第1の測定位置の近傍の所定の第2の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第2のセンサと、
前記制御手段により各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で、前記第1の測定位置に異なる複数の階調値の各階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第1のセンサによる測定値と、前記第2の測定位置に所定の階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第2のセンサによる測定値と、に基づき各階調
値についての補正値を算出し、算出した補正値を用いて、入力される画像信号を階調値ごとに補正する補正手段と、
を備える画像表示装置である。
本発明は、個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
所定の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
前記バックライトの内部に設けられ前記バックライトからの光の輝度を測定する第2のセンサと、
を備える画像表示装置の制御方法であって、
前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御工程と、
前記制御工程において各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で、前記所定の測定位置に異なる複数の階調値の各階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第1のセンサ及び前記第2のセンサによる測定値に基づき、各階調値についての補正値を算出し、算出した補正値を用いて、入力される画像信号を階調値ごとに補正する補正工程と、
を有する画像表示装置の制御方法である。
本発明は、個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
所定の第1の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
前記第1の測定位置の近傍の所定の第2の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第2のセンサと、
を備える画像表示装置の制御方法であって、
前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御工程と、
前記制御工程において各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で、前記第1の測定位置に異なる複数の階調値の各階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第1のセンサによる測定値と、前記第2の測定位置に所定の階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第2のセンサによる測定値と、に基づき各階調値についての補正値を算出し、算出した補正値を用いて、入力される画像信号を階調値ごとに補正する補正工程と
を有する画像表示装置の制御方法である。
本発明によれば、ローカルディミング機能を有する画像表示装置において、ローカルディミング制御の実行中においても前面センサによる計測値に基づいて精度良くキャリブレーションを行うことができる。
実施例1におけるLED、BLセンサ、前面センサの配置例 実施例1の液晶ディスプレイの機能ブロック図 画像に応じたLED発光制御のフローチャート LED群ごとの輝度計測手順を示したフローチャート LED群ごとの輝度計測時のLED群ごとの駆動波形 実施例1の前面センサ取得値に基づくキャリブレーションのフローチャート 実施例2におけるLED、BLセンサ、前面センサの配置例 実施例2の前面センサ取得値に基づくキャリブレーションのフローチャート 実施例3の液晶ディスプレイの機能ブロック図 実施例3で用いる補正値の記憶例 実施例3の画像処理によるキャリブレーションのフローチャート 実施例4の液晶ディスプレイの機能ブロック図
(実施例1)
本発明の最適な実施例を、図面を用いて説明する。
まず本実施例の液晶ディスプレイのシステム構成を説明する。なお、本発明は、液晶ディスプレイに限らず、バックライトからの光の透過率を変更することで画像表示を行う表示パネルを備えた画像表示装置に適用可能である。
本実施例の液晶ディスプレイ用バックライトは、多数のLED群で構成される、直下型と呼ばれるバックライトである。液晶ディスプレイはバックライト(BL)と液晶パネルを組み合わせて構成される。LED群・BLセンサ・液晶パネル・前面センサ・LEDドライバ群の配置関係を図1(A)及び図1(B)に示す。図1(A)はバックライトの正面図(液晶パネルを透視した場合の液晶ディスプレイの正面図)、図1(B)は液晶ディスプレイの表示面に垂直かつ表示面の縦方向に平行な断面による断面図である。
LED群1−1からLED群1−60はバックライトの光源ユニットである。LED群ごとに個別に発光輝度を変更可能である。BLセンサ2−1からBLセンサ2−15はバックライトの内部に設けられ、LEDの光を測定するセンサである。BLセンサはバックライト内部の複数の異なる位置に設けられている。BLセンサは色と輝度の両方を測定可能なものでも良いし、輝度のみを測定可能なものでも良い。本実施例ではBLセンサは輝度のみを測定可能な輝度センサとする。前面センサ3は液晶パネル4の前面に配置され、液晶パネル4の所定の測定位置における透過光を測定するためのセンサである。本実施例では、前面センサ3は輝度と色の両方を測定可能なセンサとする。
液晶パネル4はバックライトの光の透過率を画像信号に応じて画素ごとに調節することによりバックライトの光を変調し、画像信号に基づく画像を表示する表示パネルである。LEDは点光源であるので、その光を拡散させて面内で均一にするため拡散板などの光学フィルム類が液晶パネル4とバックライトとの間に配置されるが、本実施例では図示を省略した。
LEDドライバ群5はマイコン(不図示)からの指示を受けてLEDの点灯制御を行う。
本実施例の液晶ディスプレイの機能ブロック図を図2に示す。本実施例では、LEDの点灯を制御するために、LEDに流す電流量及び電流を流す時間をPWM制御する。すなわち、デューティ比(駆動デューティともいう)に従ってLEDの点灯及び消灯を繰り返すことによりLEDの明るさを調節する。マイコン6はLEDドライバ群5と接続される。LEDドライバ群5は、マイコン6の制御により、入力される画像信号に応じた発光パターンでバックライトが発光するように、LED群1−1から1−60に流す電流及び駆動デューティを制御する。なお、画像信号の入力に関する構成は図示を省略した。BLセンサ2−1から2−15はそれぞれゲインアンプ7−1から7−15に接続される。BLセンサ2−1から2−15の出力は、MUX(マルチプレクサ)8を経由してマイコン6に渡される。なお、図1(A)及び図1(B)ではゲインアンプの図示を省略した。
どのBLセンサの値を取得するかはマイコン6がMUX8を制御することで切り替える。マイコン6とゲインアンプ7−1から7−15はバス9で接続され、マイコン6はバス9を介してゲインアンプ7−1から7−15のゲイン調整を行うことができる。
LED群は1個又は複数のLEDで構成され、これが制御の最小単位となる。本実施例では、図1(A)中のLED群1−1に示したように、各LED群は4個のLEDで構成される。また、BLセンサは本実施例では4個のLED群につき1個の割合で配置されるものとする。また、液晶パネル前面に備えられた前面センサ3はマイコン6に接続される。前面センサ3は、液晶パネル4を透過した光の輝度・色・ガンマなどの計測を行う。前面センサ3を用いて液晶パネル4を透過した光の輝度計測を行う目的は、液晶パネル4の劣化を検出するためである。液晶パネル4の前面において測定を行う前面センサは、医療用途等の業務用モニタに具備されることが多い。医療用途のモニタは常に高い精度で動作することが要求されるため、定期的にキャリブレーションを行い、表示の精度を確認し、必要に応じて補正することが必要である。キャリブレーションは一定期間ごとに行われる。キャリブレーション実行直後には高い表示精度が実現されていることが期待できるが、経時劣化やドリフトの影響があるため、次のキャリブレーションまでの全使用期間にわたって高い表示精度が実現されるとは限らない。これに対し、本実施例のような前面センサを備えた液晶ディスプレイでは、前面センサを用いて常時、輝度、色、ガンマ等の光学特性を計測し、必要に応じて補正を行うことができる。このようなシステムを搭載する液晶ディスプレイでは、液晶ディスプレイがユーザの業務等のために実際に使用中であっても前面センサを用いた補正を行うことができる。
次に本実施例の液晶ディスプレイの動作の流れをフローチャートを用いて説明する。
図3は画像に応じてバックライトの発光パターンを変化させる手順を示すフローチャートである。
図3に示したように、起動時にはまず、マイコン6は、初期値として持っている制御値で各LED群を点灯させる(S1−1)。次に、入力された画像に応じてマイコン6がバックライトの発光パターン(各LED群の発光輝度)を算出する(S1−2)。その発光パターンを基にマイコン6がLEDドライバ群5を制御して発光パターンに応じた駆動デューティでLED群1−1から1−60を点灯させる(S1−3)。
LEDは温度に応じて発光特性が変化する。本実施例では、表示の精度を保つために、液晶ディスプレイの使用中においても、温度による発光特性の変化分を補正する。そのために、本実施例では、液晶ディスプレイの使用中においても常時、発光特性を測定する。その動作について図4を用いて説明する。
まずマイコン6はゲインアンプ7を制御してゲインを高い状態にする(S2−1)。次にマイコン6は測定対象のLED群に対応するBLセンサ値が取得できるようにMUX8を切り替える(S2−2)。次にマイコン6はLEDドライバ群5を制御して、所定の測定期間、測定対象のLED群のみが点灯している状態とする(S2−3)。測定期間は、例えば50μsec程度の極めて短い期間である。測定対象のLED群のみ点灯させる場合の各LED群の駆動波形の一例を図5を用いて説明する。
図5(A)は、測定を行わない場合の3つのLED群1−1〜1−3の駆動波形の一例を示す。図5(A)において、駆動波形がHighの期間が点灯期間、Lowの期間が消灯期間を表す。LED群1−1の点灯期間のタイミングを50μsecずらして図5(B)に示すように変化させると、LED群1−1のみが単独で点灯する期間ができる。マイコン6は、この期間を利用してLED群1−1の輝度測定を行う。測定期間をこのように短くしている理由は、測定期間が長くなるとバックライト全体の輝度低下がユーザに認識されてしまうためである。マイコン6は、測定期間だけ単独で点灯しているLED群の輝度測定を担当しているBLセンサからセンサ値を取得する(S2−4)。マイコン6は、取得したBLセンサ値に基づき、測定対象のLED群の駆動デューティに対して補正を行う(S2−5)。例えばLED群1−1の輝度を測定する際には、マイコン6は、測定期
間だけLED群1−1のみを点灯させた状態とし、その測定期間にBLセンサ2−1を使用して輝度測定を行う。短い期間の点灯であり、1つのLED群のみの点灯であるので、ゲインアンプのゲインは高い値に設定される。マイコン6は、これを各LED群について順次繰り返す(S2−6)。これにより、各LED群について、LEDドライバ群5から与えられる電流値及び駆動デューティと、実際の点灯輝度と、の関係を、バックライトを構成する全てのLED群について測定することができる。この測定の結果に基づいてLED群の発光輝度を補正することは、LED群ごとに個別に行われる補正(第2の補正)である。
以上説明したように、本実施例の液晶ディスプレイでは、入力される画像信号に応じて各LED群に対して与える電流や駆動デューティを制御するローカルディミング制御を行う。この場合、入力画像信号によっては、発光パターンが面内均一ではない状態でバックライトが点灯する。本実施例では、ローカルディミング制御を行いながら、BLセンサにより各LED群の輝度測定を行うとともに、さらに前面センサ3を用いて液晶パネル4を透過した光の輝度測定を行う。液晶パネル4を透過した光の輝度が所望の輝度であるかどうかを判定するためには、前面センサ3直下のバックライトの輝度が予めわかっている必要がある。ローカルディミング制御を行っている場合は、入力画像に応じてバックライトの輝度が変更される。本実施例では、ローカルディミング制御を行っているときに前面センサ3を用いた透過光の測定値を基にキャリブレーションを行う場合には、前面センサ3直下近くのBLセンサを用いて、ローカルディミングにより変更されたバックライトの輝度を測定する。
本実施例では、ローカルディミング制御を行っていて発光パターンが面内均一ではない状態の場合、前面センサ3直下のバックライト輝度の情報を取得するために、前面センサ3直下近くのBLセンサを用いてバックライト輝度の計測を行う。図1に示すように、前面センサ3直下近くのBLセンサはBLセンサ2−3である。この手順を図6を用いて説明する。
マイコン6は、入力画像信号に応じた発光パターンでバックライトが発光している状態とする(S3−1)。
上述したLED群ごとの輝度測定制御では、測定期間が50μsec程度と短く、また測定期間において点灯するLED群が1つだけであるため、ゲインアンプのゲインは高く設定される。また、BLセンサからのセンサ値を取得する期間も50μsec未満である。一方、ローカルディミング制御実行中にバックライト全体が入力画像に応じた発光パターンで発光している状態における前面センサ3の直下のバックライトの発光輝度を取得するためには、ある程度長くセンサ値取得期間を確保する必要がある。その理由は、各LED群がPWM制御により点灯及び消灯を繰り返すため、また、電力負荷の集中回避等の目的でLED群ごとに点灯開始タイミングを異ならせている場合があるためである。よってBLセンサのセンサ値取得期間を数百msec〜数秒にまで延ばし、さらにゲインアンプのゲインもそれに合わせて低くしてセンサが飽和しないようにする必要がある。
そこで、マイコン6は、前面センサ3の直下に近いBLセンサ2−3に対応するゲインアンプ7−3のゲインをLowに設定する(S3−2)。マイコン6は、MUX8を制御してセンサ値取得対象のBLセンサとしてBLセンサ2−3を選択する(S3−4)。マイコン6は、BLセンサ2−3から所定のセンサ値取得期間(数百msec〜数秒)にわたりセンサ値を取得し(S3−5)、それに基づき前面センサ3直下のバックライト輝度を取得する(S3−6)。マイコン6は、これと並行して前面センサ3のセンサ値取得をも行う(S3−3)。
以上のようにして取得されたローカルディミング制御実行中にバックライト全体が入力
画像に応じた発光パターンで発光している状態における前面センサ3の直下のバックライトの発光輝度が例えば3000cd/mであったとする(S3−5)。液晶パネル4の(図示していない光学シート類全てを含んだ)透過率が5%であれば、このときの液晶パネル4の透過光の輝度は150cd/mとなるはずである。ここで、バックライトの輝度測定を行っているBLセンサ2−3の位置は、前面センサ3の直下ではないため、BLセンサ2−3の位置と前面センサ3の測定位置との位置関係(距離)に起因する誤差が生じる。この誤差については製造時に予め計測しておく。本実施例の液晶ディスプレイの構成では、この誤差が0.5%であるとする。この誤差を考慮して、前面センサ3直下の、液晶パネル4の透過光の輝度の目標値は149.25cd/mとなる(S3−6)。
これを式で表すと、

BLセンサ2−3によるバックライト輝度測定値×液晶パネル4の透過率×距離補正=前面センサ3直下の透過光の目標輝度

となる。具体的には、

3000[cd/m]×0.05×0.995=149.25[cd/m

となる。
これに対し、この発光パターンでバックライトが点灯している際に、前面センサ3を用いて計測された輝度値が147cd/mだったとする。上記のようにして求めた目標値と比較すると(S3−7)、バックライトの測定から得られた輝度149.25cd/mに対して1.5%ほど輝度が低い。よって、液晶パネル4の透過率(光学シート類も全て含んで)が1.5%ほど劣化した可能性がある。よって、これに応じてマイコン6はバックライトの輝度を全体に1.5%上げる(S3−8)。これにより、液晶パネル4が劣化する以前の輝度が得られるように液晶ディスプレイをキャリブレーションすることができる。この液晶パネル4の劣化による透過率の変化は、液晶パネル4における前面センサ3の直下の領域にのみ特異的に生じているのではなく、液晶パネル4の全域において均一に生じていると考えられる。従って、前面センサ3の直下のバックライト輝度の推定値に基づく前面センサ3の測定位置における透過光の輝度の推定値と実際の前面センサ3による測定値との比較に基づく補正は、全てのLED群に一律に適用される補正(第1の補正)である。なお、液晶パネル4の透過率の劣化が表示エリアによってばらつくことが予め想定される場合には、上記比較の結果を全てのLED群に一律に適用しなくても良い。この場合、前面センサ3の測定位置と各表示エリアとの位置関係や劣化のばらつき方に基づき、前面センサ3の測定位置における劣化の度合を補正して、LED群ごとに個別に補正を適用しても良い。
以上説明したように、本実施例によれば、ローカルディミング制御の実行中においても前面センサによる計測値に基づいて精度良くキャリブレーションを行うことができる。
(実施例2)
実施例1では、ローカルディミング制御実行中の前面センサ直下のバックライト輝度を測定するために前面センサ3の直下近くのBLセンサ2−3のみを使う例を示したが、本実施例では複数のBLセンサを使用する例を説明する。
図7は本実施例でのLED群・BLセンサ・前面センサの配置関係図である。図7は、図1(A)と同様、バックライトの正面図であり、液晶パネル4を透視した図である。
図7に示すように、本実施例では、BLセンサが前面センサ3の直下近くには配置され
ていない。
このような場合、一つのBLセンサのみでローカルディミング制御実行中の前面センサ直下のバックライトの輝度測定を行うと、精度良く測定できない可能性があるため、複数のBLセンサを利用して輝度測定を行う。
LED群ごとの輝度測定と、入力画像信号に応じた発光パターンで各LED群を発光させるローカルディミング制御については、実施例1と同様であるので説明を省略する。ローカルディミング制御実行中の前面センサ直下のバックライト輝度を測定する動作を図8を用いて説明する。
マイコン6は、入力画像信号に応じた発光パターンでバックライトが発光している状態とする(S4−1)。マイコン6は、ゲインアンプ7−2の設定を変更しゲインをLowにする(S4−2)。マイコン6は、センサ値取得対象としてBLセンサ2−2を選択し(S4−4)、BLセンサ2−2によりバックライト輝度測定を行う(S4−5)。この測定が完了したら、マイコン6は、ゲインアンプ7−3の設定を変更しゲインをLowにする(S4−6)。マイコン6は、MUX8を切り替え、センサ値取得対象としてBLセンサ2−3を選択し、BLセンサ2−3によりバックライト輝度測定を行う(S4−7)。マイコン6は、BLセンサ2−2及びBLセンサ2−3それぞれから得られたバックライト輝度の平均値を取得し(S4−8)、さらに距離による誤差を考慮して前面センサ3直下の液晶パネル4の透過光の目標輝度値を算出する(S4−9)。BLセンサ2−2と前面センサ3との位置関係に応じてBLセンサ2−2による測定値を補正し、BLセンサ2−3と前面センサ3との位置関係に応じてBLセンサ2−3による測定値を補正し、補正後の各測定値の平均値を算出しても良い。或いは、BLセンサ2−2及びBLセンサ2−3により取得したバックライト輝度の平均値を算出し、当該平均値に対し、BLセンサ2−2及びBLセンサ2−3と前面センサ3との距離に応じた補正を行っても良い。
マイコン6は、上記のようにして求めた前面センサ3直下の液晶パネル4の透過光の目標輝度値と、実際に前面センサ3で測定された輝度値(S4−3)と、を比較する(S4−10)。マイコン6は、比較結果に基づき液晶パネル4の劣化を判定し、必要に応じて補正を行う(S4−11)。
本実施例によれば、前面センサの直下に近い位置にBLセンサが存在しない場合でも、複数のBLセンサを用いて、ローカルディミング制御実行中の前面センサ直下のバックライト輝度を測定することができる。そして、ローカルディミング制御の実行中においても前面センサによる計測値に基づいて精度良くキャリブレーションを行うことができる。
(実施例3)
実施例1及び2では、ローカルディミング制御実行中に、前面センサ3の位置に近いBLセンサによりバックライト輝度を測定し、当該測定値に基づき液晶パネル4の透過光の目標輝度を求め、前面センサ3による測定値と比較してキャリブレーションを行った。これにより、経時変化等に起因する液晶パネル4の透過率の変化をバックライト輝度の調整により精度良く補償することができることを示した。
ところで、経時変化等に起因する液晶パネル4の透過率の変化のしかたは、入力される画像信号の階調によって異なる場合がある。実施例3では、このように階調によって透過率の変化のしかたが異なる場合でも、透過率変化を精度良く補償する方法を示す。
実施例3の液晶ディスプレイの機能ブロック図を図9に示す。図9中の符号1〜3、5〜9のブロックの機能は、実施例1及び2と同等のため説明を省略する。
補正値計算部10は、前面センサ3直下に表示する測定用画像を生成し、バス9を介して液晶パネル4に表示させるとともに、BLセンサ2−1から2−15と前面センサ3に
よる計測値を取得する。
測定用画像とは、階調値によって異なる液晶パネル4の透過率変化を計測するために表示する、階調値の異なる複数のパッチ画像である。液晶パネル4の表示能力が8ビットの場合、階調値は0〜255の値をとる。
補正値計算部10は、各階調値の測定用画像を表示させたときのBLセンサ2−1から2−15の計測値と、各階調の測定用画像を表示させたときの前面センサ3の計測値との相対値を式1より求める。ただし、測定する階調値は、0〜255の全ての階調値であってもよいし、代表的な階調値(例えば0,128,255)についてのみ測定を行っても良い。

相対値(n)
=前面センサ計測値(n)/BLセンサ計測値(n)・・・式1

n:測定用画像の階調値

補正値計算部10は、式1で求めた相対値(n)を式2へ代入して正規化後の相対値(n)を計算する。

正規化後の相対値(n)
={相対値(n)−相対値(0)}/{相対値(255)−相対値(0)}・・・式2

補正値計算部10は、式2で求めた正規化後の相対値(n)を式3へ代入して補正値(n)を計算する。

補正値(n)
=〔{(n/255)2.2/正規化後の相対値(n)}1/2.2〕×n・・・式3

補正値計算部10は、式3で求めた補正値(n)を補正値記憶部11へ出力する。
補正値記憶部11は、補正値計算部10から出力される補正値(n)を記憶する。
図10は、補正値計算部10が計算し補正値記憶部11に記憶される、階調値ごとの補正値のテーブル14の一例を示した図である。図10で示すように、テーブル14は、補正値(n)と階調値nとが関連付けられて(対応付けられて)記憶される。例えば、128階調には補正値H128が関連付けられて記憶される。
画像処理部12は、入力画像の階調値を検出し、検出した階調値に対応する補正値を補正値記憶部11から読み出し、液晶パネル4へ出力する。
このように、階調値に応じた補正値を適用する画像処理によるキャリブレーションを行うので、経時劣化等に起因する液晶パネル4の透過率の変化が階調によって異なる場合でも、精度良くキャリブレーションを行うことができる。
以下、実施例3での制御を図11のフローチャート図を用いて説明する。
実施例3では、前面センサ3直下付近のBLセンサ2−3と前面センサ3を測定に用いる例を説明する。マイコン6は、前面センサ3直下に測定用画像が位置する画像を表示する場合に対応する発光パターンでバックライトを点灯させる。
測定用画像の階調値は0、128、255とする。
補正値計算部10は、測定用画像(階調値0)を生成する(S6−1)。
マイコン6は、センサ取得値対象としてBLセンサ2−3を選択し、BLセンサ2−3によりバックライト輝度を計測する(S6−2)。
マイコン6は、前面センサ3を用いて前面センサ3直下の輝度値を計測する(S6−3)。
補正値計算部10は、補正値を計算する全ての階調値についてBLセンサ2−3と前面
センサ3による計測を行うまで(S6−1)から(S6−3)のステップを繰り返す(S6−4)。
補正値計算部10は、式1を用いて相対値(n)を計算する(S6−5)。
実施例3では、階調値0、128、255の各階調値についてのBLセンサ2−3と前面センサ3による計測値が以下に示す値であったとする。

階調値 BLセンサ2−3の計測値 前面センサ3の計測値
0 4000cd/m 0.5cd/m
128 5000cd/m 50cd/m
255 10000cd/m 500cd/m

相対値(0) =0.5/4000 =0.000125
相対値(128)= 50/5000 =0.01
相対値(255)=500/10000=0.05

補正値計算部10は、(S6−5)で計算した相対値(n)を式2を用いて正規化する(S6−6)。

正規化後の相対値(0)
=(0.000125−0.000125)/(0.05−0.000125)=0
正規化後の相対値(128)
=(0.01−0.000125)/(0.05−0.000125)=0.2
正規化後の相対値(255)
=(0.05−0.000125)/(0.05−0.000125)=1

補正値計算部10は、式3を用いて補正値を計算する(S6−7)。

補正値(0)
={(0/255)2.2/0}1/2.2×0=0
補正値(128)
={(128/255)2.2/0.2}1/2.2×128=134
補正値(255)
={(255/255)2.2/1}1/2.2×255=255

補正値計算部10は、(S6−7)で計算した補正値(n)を補正値記憶部11へ出力する。
補正値記憶部11は、次のキャリブレーションまで補正値(n)を記憶する。(S6−8)
画像処理部12は、入力画像の階調値を検出し、検出した階調値に対応する補正値を補正値記憶部11から読み出し適用する。(S6−9)
実施例3によれば、液晶パネル4の透過率の変化のしかたが、入力される画像信号の階調によって異なる場合においても、画像処理による階調補正を行うことで精度良いキャリブレーションが可能となる。
(実施例4)
実施例3は、ローカルディミング制御実行中のBLセンサ2−3と前面センサ3を用いて、液晶パネル4の階調ごとの透過率変化をキャリブレーションする例を示した。
実施例4では、前面センサを2つ備え、当該2つの前面センサを用いて画像処理によるキャリブレーションを行う例を示す。
実施例4の液晶ディスプレイの機能ブロック図を図12に示す。図12中の1〜3、5〜9のブロックの機能は、実施例1及び2と同等のため説明を省略する。実施例4の液晶ディスプレイは、前面センサ3と前面センサ13の2つの前面センサを備える。前面センサ3(第1のセンサ)は第1の測定位置における液晶パネル4からの透過光の輝度を測定し、前面センサ13(第2のセンサ)は第2の測定位置における液晶パネル4からの透過光の輝度を測定する。前面センサ3と前面センサ13とは近傍の位置に配置され、第1の測定位置の直下のバックライト輝度と第2の測定位置の直下のバックライト輝度とが同じになるように配置されている。
補正値計算部10は、前面センサ3と前面センサ13の直下に表示する測定用画像を生成し、バス9を介して液晶パネル4に表示させるとともに、前面センサ3と前面センサ13の計測値を取得する。
前面センサ13の直下に表示する測定用画像は、常に同じ階調値の画像であり、例えば階調値255(液晶パネル4の表示能力が8ビットの場合)のパッチ画像とする。
前面センサ3の直下に表示する測定用画像は、実施例3と同様、階調値の異なる複数のパッチ画像である。
補正値計算部10は、常に同じ階調値の測定用画像についての前面センサ13による計測値に対する、異なる階調値の測定用画像についての前面センサ3による計測値の相対値(n)を式4より求める。

相対値(n)
=前面センサ3計測値(n)/前面センサ13計測値(n)・・・式4

n:測定用画像の階調値

補正値計算部10は、式4で求めた相対値(n)を式5へ代入し、正規化後の相対値(n)を計算する。

正規化後の相対値(n)
={相対値(n)−相対値(0)}/{相対値(255)−相対値(0)}・・・式5

補正値計算部10は、式5で求めた正規化後の相対値(n)を式6へ代入し、補正値(n)を計算する。

補正値(n)
={(n/255)2.2/正規化後の相対値(n)}1/2.2×n・・・式6

制御に関しては、実施例3のフローチャートのS6−2の処理内容がBLセンサ2−3による計測から前面センサ13による計測へ変わるだけのため、説明は省略する。
実施例4によれば、実施例3と同様、液晶パネル4の透過率の変化のしかたが、入力される画像信号の階調によって異なる場合においても、画像処理による階調補正を行うことで精度良いキャリブレーションが可能となる。また、BLセンサはバックライトの直接光に加え液晶パネルの偏光板で反射した光も検出するため、測定値に誤差が生じることがあるが、実施例4ではBLセンサの代わりに前面センサを用いるので測定値から反射の影響を除くことができる。
<その他の実施形態>
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読
み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。従って、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
1 LED群、2 BLセンサ、3 前面センサ、4 液晶パネル、5 LEDドライバ、6 マイコン、7 ゲインアンプ、8 MUX、9 バス、10補正値計算部、
11 補正値記憶部、12 画像処理部、13 前面センサ、14 補正値

Claims (22)

  1. 個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
    前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御手段と、
    所定の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
    前記バックライトの内部に設けられ前記バックライトからの光の輝度を測定する第2のセンサと、
    前記制御手段により各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で取得される前記第2のセンサによる測定値に基づいて、前記第1のセンサの測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定される輝度と前記第1のセンサにより測定される輝度との比較結果に基づき前記光源の発光輝度を補正する第1の補正手段と、
    を備える画像表示装置。
  2. 前記第2のセンサは、前記バックライトの内部の異なる複数の位置に設けられた複数のセンサであり、
    前記推定手段は、前記第1のセンサの測定位置に最も近い第2のセンサによる測定値に基づいて前記推定を行う請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第2のセンサは、前記バックライトの内部の異なる複数の位置に設けられた複数のセンサであり、
    前記推定手段は、前記第1のセンサの測定位置に近い複数の第2のセンサによる測定値に基づいて前記推定を行う請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記推定手段は、複数の第2のセンサによる測定値の平均値に基づいて前記推定を行う請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記推定手段は、前記第1のセンサの測定位置と前記推定のための測定値を取得する第2のセンサとの位置関係に基づいて補正した前記第2のセンサによる測定値に基づいて前記推定を行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記推定手段は、前記第2のセンサによる測定値に基づいて前記第1のセンサの測定位置における前記バックライトの輝度を推定し、推定した前記バックライトの輝度と前記表示パネルの透過率とに基づいて前記第1のセンサの測定位置における透過光の輝度を推定する請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記第1の補正手段は、前記比較結果に基づき前記複数の光源の発光輝度を一律に補正する請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記制御手段により前記複数の光源のうち一の光源のみが発光するよう制御された状態で取得される前記第2のセンサによる測定値に基づいて、当該一の光源の発光輝度を補正することにより、前記複数の光源の発光輝度を個別に補正する第2の補正手段と、
    前記第2のセンサのゲインを設定する設定手段と、
    をさらに備え、
    前記設定手段は、前記推定手段による推定に用いる測定値を取得するときの前記第2のセンサのゲインを、前記第2の補正手段による補正に用いる測定値を取得するときの前記第2のセンサのゲインよりも小さく設定する請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表
    示装置。
  9. 個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
    所定の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
    前記バックライトの内部に設けられ前記バックライトからの光の輝度を測定する第2のセンサと、
    を備える画像表示装置の制御方法であって、
    前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御工程と、
    前記制御工程において各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で取得される前記第2のセンサによる測定値に基づいて、前記第1のセンサの測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を推定する推定工程と、
    前記推定工程において推定される輝度と前記第1のセンサにより測定される輝度との比較結果に基づき前記光源の発光輝度を補正する第1の補正工程と、
    を有する画像表示装置の制御方法。
  10. 前記第2のセンサは、前記バックライトの内部の異なる複数の位置に設けられた複数のセンサであり、
    前記推定工程では、前記第1のセンサの測定位置に最も近い第2のセンサによる測定値に基づいて前記推定を行う請求項9に記載の画像表示装置の制御方法。
  11. 前記第2のセンサは、前記バックライトの内部の異なる複数の位置に設けられた複数のセンサであり、
    前記推定工程では、前記第1のセンサの測定位置に近い複数の第2のセンサによる測定値に基づいて前記推定を行う請求項9に記載の画像表示装置の制御方法。
  12. 前記推定工程では、複数の第2のセンサによる測定値の平均値に基づいて前記推定を行う請求項11に記載の画像表示装置の制御方法。
  13. 前記推定工程では、前記第1のセンサの測定位置と前記推定のための測定値を取得する第2のセンサとの位置関係に基づいて補正した前記第2のセンサによる測定値に基づいて前記推定を行う請求項9〜12のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  14. 前記推定工程では、前記第2のセンサによる測定値に基づいて前記第1のセンサの測定位置における前記バックライトの輝度を推定し、推定した前記バックライトの輝度と前記表示パネルの透過率とに基づいて前記第1のセンサの測定位置における透過光の輝度を推定する請求項9〜13のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  15. 前記第1の補正工程では、前記比較結果に基づき前記複数の光源の発光輝度を一律に補正する請求項9〜14のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  16. 前記制御工程において前記複数の光源のうち一の光源のみが発光するよう制御された状態で取得される前記第2のセンサによる測定値に基づいて、当該一の光源の発光輝度を補正することにより、前記複数の光源の発光輝度を個別に補正する第2の補正工程と、
    前記第2のセンサのゲインを設定する設定工程と、
    をさらに有し、
    前記設定工程では、前記推定工程における推定に用いる測定値を取得するときの前記第2のセンサのゲインを、前記第2の補正工程における補正に用いる測定値を取得するとき
    の前記第2のセンサのゲインよりも小さく設定する請求項9〜15のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  17. 個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
    前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御手段と、
    所定の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
    前記バックライトの内部に設けられ前記バックライトからの光の輝度を測定する第2のセンサと、
    前記制御手段により各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で、前記所定の測定位置に異なる複数の階調値の各階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第1のセンサ及び前記第2のセンサによる測定値に基づき、各階調値についての補正値を算出し、算出した補正値を用いて、入力される画像信号を階調値ごとに補正する補正手段と、
    を備える画像表示装置。
  18. 個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
    前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御手段と、
    所定の第1の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
    前記第1の測定位置の近傍の所定の第2の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第2のセンサと、
    前記制御手段により各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で、前記第1の測定位置に異なる複数の階調値の各階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第1のセンサによる測定値と、前記第2の測定位置に所定の階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第2のセンサによる測定値と、に基づき各階調値についての補正値を算出し、算出した補正値を用いて、入力される画像信号を階調値ごとに補正する補正手段と、
    を備える画像表示装置。
  19. 前記補正手段は、前記第2のセンサによる測定値に対する前記第1のセンサによる測定値の比に基づき前記補正値を算出する請求項17又は18に記載の画像表示装置。
  20. 個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
    所定の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
    前記バックライトの内部に設けられ前記バックライトからの光の輝度を測定する第2のセンサと、
    を備える画像表示装置の制御方法であって、
    前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御工程と、
    前記制御工程において各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で、前記所定の測定位置に異なる複数の階調値の各階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第1のセンサ及び前記第2のセンサによる測定値に基づき、各階調値についての補正値を算出し、算出した補正値を用いて、入力される画像信号を階調値ごとに
    補正する補正工程と、
    を有する画像表示装置の制御方法。
  21. 個別に発光輝度を変更可能な複数の光源を有するバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画像信号に基づき制御することで画像を表示する表示パネルと、
    所定の第1の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第1のセンサと、
    前記第1の測定位置の近傍の所定の第2の測定位置における前記表示パネルからの透過光の輝度を測定する第2のセンサと、
    を備える画像表示装置の制御方法であって、
    前記バックライトの各光源の発光輝度を画像信号に応じて個別に制御する制御工程と、
    前記制御工程において各光源の発光輝度が画像信号に応じた発光輝度に制御された状態で、前記第1の測定位置に異なる複数の階調値の各階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第1のセンサによる測定値と、前記第2の測定位置に所定の階調値の測定用画像を表示させたときに取得される前記第2のセンサによる測定値と、に基づき各階調値についての補正値を算出し、算出した補正値を用いて、入力される画像信号を階調値ごとに補正する補正工程と
    を有する画像表示装置の制御方法。
  22. 前記補正工程では、前記第2のセンサによる測定値に対する前記第1のセンサによる測定値の比に基づき前記補正値を算出する請求項20又は21に記載の画像表示装置の制御方法。
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