JP2015037292A - 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents

撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015037292A
JP2015037292A JP2013169038A JP2013169038A JP2015037292A JP 2015037292 A JP2015037292 A JP 2015037292A JP 2013169038 A JP2013169038 A JP 2013169038A JP 2013169038 A JP2013169038 A JP 2013169038A JP 2015037292 A JP2015037292 A JP 2015037292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
frame
processing
information
shooting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013169038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015037292A5 (ja
JP6135391B2 (ja
Inventor
高橋 正宏
Masahiro Takahashi
正宏 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2013169038A priority Critical patent/JP6135391B2/ja
Priority to US14/327,027 priority patent/US9525827B2/en
Priority to CN201410389175.6A priority patent/CN104378547B/zh
Publication of JP2015037292A publication Critical patent/JP2015037292A/ja
Publication of JP2015037292A5 publication Critical patent/JP2015037292A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6135391B2 publication Critical patent/JP6135391B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/2621Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects during image pickup, e.g. digital cameras, camcorders, video cameras having integrated special effects capability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/631Graphical user interfaces [GUI] specially adapted for controlling image capture or setting capture parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • H04N5/77Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera
    • H04N5/772Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera the recording apparatus and the television camera being placed in the same enclosure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/69Control of means for changing angle of the field of view, e.g. optical zoom objectives or electronic zooming

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

【課題】微速度撮影や動画撮影の撮影画像各々からユーザ設定に応じた特定領域の画像切り出しを効率的に実行する装置、方法を提供する。
【解決手段】撮像部を介して入力する被写体画像を表示し、表示画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を入力可能とした。制御部は、連続または間欠的な撮影画像の各々からフレーム設定情報に従って画像切り出しを実行する。フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレームの位置とサイズ情報、開始フレームと終了フレーム間の軌跡、移動スピード情報を含み、制御部は、これらの設定情報を適用して撮影画像の各々について画像切り出し領域を決定する。
【選択図】図5

Description

本開示は、撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムに関する。特に、動画撮影や微速度(Time Lapse)撮影時の各画像フレームのアングルやズームなどの設定を伴う撮影制御処理、あるいは撮影画像の編集処理などを行う撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムに関する。
カメラ(撮像装置)を用いて動画撮影や微速度(Time Lapse)撮影を行う場合、撮影開始フレームから撮影終了フレームまでに複数の画像フレームが連続的、あるいは間欠的に撮影される。
なお、微速度撮影とは例えば数分〜数日等、一定期間、所定間隔で静止画を撮影する処理である。微速度撮影はタイムラプス(Time Lapse)撮影とも呼ばれる。微速度撮影を行うと、時間経過に伴った間欠的な複数の静止画を撮影することができる。これらの静止画を連続再生することで、例えば雲の動きや、植物の成長、花の開花など、長期間の自然の動きなどを短時間の動画として観察することが可能となる。なお、微速度(Time Lapse)撮影処理については、例えば特許文献1(特開2012−178705号公報)等に記載がある。
このような微速度撮影や動画撮影においては、複数の画像フレームを連続または間欠的に撮影することになる。
しかし、例えば植物の花の開花や雲の流れなどの撮影を行う場合、撮影開始時点から撮影終了時点まで、カメラアングルやズームを固定してしまうと、再生画像が単調で面白みのない画像となる場合がある。
例えば、花の開花の微速度撮影を行う場合、撮影開始画像は、やや花から離れた位置からの画像とし、花が開花する最後の一連の画像を花に近づいたズームアップ画像とする設定を行えば迫力のある画像とになる。しかし、このような画像撮影を行うためには、撮影実行期間内に、遂次、カメラ設定を変更するなどの処理が必要となる。
プロの撮影者であれば、このような手間をかけた撮影を行うことも可能であるが、一般ユーザにとっては、このような撮影を行うことは難しい。
特開2012−178705号公報
本開示は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、動画撮影や微速度(Time Lapse)撮影時の画像フレームのカメラアングルやズーム設定などの撮影制御や、撮影画像の編集処理におけるユーザ負担軽減を実現する撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本開示の第1の側面は、
ユーザ入力情報に従って、表示部に表示された被写体画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を表示するとともに、前記開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を設定する制御部を有し、
前記制御部は、
連続または間欠的に撮影された複数の撮影画像の各々から前記フレーム設定情報に従って画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する撮像装置にある。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレームの位置とサイズ情報を含み、前記制御部は、開始フレームと終了フレームの位置とサイズ情報を適用して撮影画像の各々について、画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレーム間の軌跡情報を含み、前記制御部は、開始フレームと終了フレーム間の軌跡情報を適用して撮影画像の各々について、画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレーム間の移動スピード情報を含み、前記制御部は、開始フレームと終了フレーム間の移動スピード情報を適用して撮影画像の各々について、画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、撮影画像の各々から前記フレーム設定情報に従って画像切り出し処理を実行し、切り出し画像をメモリに格納する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、連続または間欠的に撮影される画像の撮影処理毎に、各撮影画像からの画像切り出し処理を実行し、切り出し画像をメモリに格納するリアルタイム処理を実行する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、連続または間欠的な画像撮影処理の完了後にメモリに格納された画像を順次読み出して、各撮影画像からの画像切り出し処理を実行して切り出し画像をメモリに再格納するバッチ処理を実行する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記入力部を介して入力される設定情報はメモリに格納され、前記制御部は、前記メモリに格納された設定情報に従って、撮影画像の各々からの画像切り出し処理を実行する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記表示部に画像の撮影タイミングを示すタイムラインを表示し、タイムライン上の指示マークの設定により、任意の撮影タイミングにおけるフレーム設定を可能とした情報表示処理を実行する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記表示部に開始フレームと終了フレーム間に設定可能な軌跡の複数のサンプルを表示し、表示された複数のサンプルから特定の軌跡を選択設定可能とした情報表示処理を実行する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記表示部に開始フレームと終了フレーム間に設定可能な移動スピードの複数のサンプルを表示し、表示された複数のサンプルから特定の移動スピードを選択設定可能とした情報表示処理を実行する。
さらに、本開示の撮像装置の一実施態様において、前記入力部は、微速度撮影の撮影情報として撮影期間と撮影枚数を入力し、前記制御部は、前記撮影期間と撮影枚数によって算出される撮影間隔に従って複数の画像を順次撮影し、撮影画像の各々から前記フレーム設定情報に従った画像切り出し処理を実行する。
さらに、本開示の第2の側面は、
連続または間欠的に撮影された複数画像の各々から特定領域の画像を切り出す制御部を有し、
前記制御部は、
先頭画像からの画像切り出し位置を示す開始フレーム設定情報と、最終画像からの画像切り出し位置を示す終了フレーム設定情報を適用して、撮影画像の各々から画像フレームの切り出しを実行する画像処理装置にある。
さらに、本開示の第3の側面は、
撮像装置において実行する画像処理方法であり、
制御部が、
入力部を介した入力情報に従って、表示部に表示された被写体画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を表示するとともに、前記開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を設定する処理と、
連続または間欠的な撮影画像の各々について、前記フレーム設定情報に従って画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する画像処理方法にある。
さらに、本開示の第4の側面は、
撮像装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
制御部に、
入力部を介した入力情報に従って、表示部に表示された被写体画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を表示するとともに、前記開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を設定する処理と、
連続または間欠的な撮影画像の各々について、前記フレーム設定情報に従って画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行させるプログラムにある。
なお、本開示のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な画像処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、情報処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本開示のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本開示の一実施例の構成によれば、微速度撮影や動画撮影の撮影画像各々からユーザ設定に応じた特定領域の画像切り出しを効率的に実行する装置、方法が実現される。
具体的には、撮像部を介して入力する被写体画像を表示し、表示画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を入力可能とした。制御部は、連続または間欠的な撮影画像の各々からフレーム設定情報に従って画像切り出しを実行する。フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレームの位置とサイズ情報、開始フレームと終了フレーム間の軌跡、移動スピード情報を含み、制御部は、これらの設定情報を適用して撮影画像の各々について画像切り出し領域を決定する。
例えば上記構成により、微速度撮影や動画撮影の撮影画像各々からユーザ設定に応じた特定領域の画像切り出しを効率的に実行する装置、方法が実現される。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
撮像装置の構成について説明する図である。 撮像装置の撮影画像の表示処理について説明する図である。 撮像装置の撮影画像の画素数と表示装置の表示画像の画素数との対応例について説明する図である。 撮像装置の撮影画像の画素数と表示装置の表示画像の画素数との対応例について説明する図である。 撮像装置の画像撮影処理における各種情報の設定処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 開始フレームの設定処理の詳細について説明する図である。 開始フレームの設定処理の具体的なシーケンスの一例について説明する図である。 終了フレームの設定処理の詳細について説明する図である。 軌跡設定処理の詳細について説明する図である。 軌跡設定処理の具体的なシーケンスの一例について説明する図である。 移動スピード設定処理の詳細について説明する図である。 移動スピードと各画像フレームとの対応関係について説明する図である。 移動スピード設定処理の具体的なシーケンスの一例について説明する図である。 各種設定情報に基づいて撮影される一連の画像フレームの構成例について説明する図である。 各種設定情報に基づいて撮影される一連の画像フレームの構成例について説明する図である。 各種設定情報に基づいて撮像装置が実行する画像撮影および記録処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 各種設定情報に基づいて撮像装置が実行する画像撮影および記録処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 各種設定情報に基づいて撮影された画像に対する画像切り出し処理と記録処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 撮像装置のハードウェア構成例について説明する図である。 画像処理装置のハードウェア構成例について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本開示の撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。なお、説明は以下の項目に従って行う。
1.撮像装置の構成例について
2.撮影画像の表示処理例について
3.本開示の画像撮影処理シーケンスについて
4.設定情報に従った画像撮影と記録処理について
5.撮像装置、画像処理装置のハードウェア構成例について
6.本開示の構成のまとめ
[1.撮像装置の構成例について]
まず、図1を参照して本開示の処理を実行する撮像装置の構成例について説明する。
図1は、本開示の撮像装置10の外観を示す図である。図1(a)は、撮像装置10の正面図、図1(b)は背面図である。撮像装置10は、レンズ11、シャッタ12、表示部21、入力部22を有する。
撮像部を構成するレンズ11を介して入射する被写体像は、表示部21に表示される。なお、本開示の処理を実行する撮像装置は、例えばデジタル一眼レフカメラ(DSLR:Digital Single Lens Reflex Camera)や、一般的なデジタルカメラであり、撮影対象とする被写体像を表示する表示部21を備え、ユーザ(撮影者)が表示部21に表示される画像を確認して撮影を行うことができる構成を持つ。
撮像装置10は、動画撮影や微速度(Time Lapse)撮影が可能な撮像装置である。前述したように、微速度撮影は間欠的に静止画を順次撮影する処理である。
以下の実施例では、微速度(Time Lapse)撮影を行う場合の例について説明する。ただし、以下において説明する処理は、微速度(Time Lapse)撮影に限らず、一般的な動画撮影にも適用可能である。
なお、以下に説明する本開示の処理を適用する場合、撮像装置は固定した状態で撮影することが好ましい。具体的には三脚などに固定した状態で撮影を行う。
表示部21は、レンズ11を介して入射する被写体画像の他、メモリに記録された撮影済みの画像の再生表示、さらに各種の操作情報やマニュアルなどの各種情報の表示に利用される。なお、表示部21は、タッチパネル機能を有した構成としてもよい。この場合、表示部21は、ユーザ操作情報を入力する入力部としても機能する。表示部21の表示情報の切り替えは、入力部22や表示部(入力部)21に対するユーザ操作によって行われる。
本開示の処理を適用した微速度(Time Lapse)撮影を行う場合、ユーザ(撮影者)は、撮影開始前に表示部21に表示される画像内に開始フレームと、終了フレームの位置と大きさを指定することができる。
ユーザの指定する開始フレーム、終了フレームは、撮影画像から切り出して(トリミング)、フラッシュメモリ等の記憶部に格納する画像を生成するためのフレームの位置とサイズ情報として撮像装置内のメモリに格納される。
ユーザは、撮影開始前に、例えばカメラを三脚等に固定して撮像装置を被写体の方向に向けて固定し、表示部21にレンズ11を介して入射する被写体像、いわゆるスルー画を表示させる。ユーザは、表示部21に表示される画像(スルー画)内に撮影開始画像フレームと、撮影終了画像フレームの位置と大きさを指定する。
これらの開始点、終了点の2つの画像フレームの指定を行って撮影を開始することで、指定した撮影開始画像フレームを起点とし、撮影終了画像フレームを終点とした複数の静止画像が記録される。
この具体的な処理については、後段で詳細に説明する。
[2.撮影画像の表示処理例について]
次に、図2を参照して撮像装置10の撮影画像を表示する場合の画像表示例について説明する。
図2(A)に示すように、撮像装置10による撮影画像は記憶部としての記録メディア51に格納される。記録メディア51に格納された画像は、再生表示が可能であり、例えば、図2に示すようなHD(High Definition)画像を表示可能なテレビ等の表示装置50に出力され表示される。
なお、表示装置50に撮影画像を表示する場合は、記録メディア51を撮像装置10から取り出して、表示装置50に装着する。あるいは、信号伝送ケーブル52を介して撮像装置10から表示装置50に画像を転送する。あるいは、無線通信路53を介して撮像装置10から表示装置50に画像を転送する。これらいずれかの処理を実行する。
昨今の撮像装置10の撮像素子は高画素化が進み、例えば図2(B)に示すように、横画素数×縦画素数≒6000×4000の画素数を有する。これに対して、HD画像を表示可能なHDTVである表示装置50は、横画素数×縦画素数≒1920×1080の画素数である。
このように、最近の一般的なデジタルカメラに利用されている撮像素子の画素数はHDTV等の一般的なハイビジョン画像表示装置の画素数よりはるかに多い設定となっている。
従って、撮像装置の撮影画像全体をそのままの画素数でHDTV等の表示装置に表示することはできず、画素の間引き処理を実行して6000×4000の画素数を削減し、1920×1080の画素数を持つ表示用画像を生成して出力することが必要となる。
これは、言い換えると、高画素数を持つ撮像素子を有する撮像装置10の撮影画像の一部領域を切り出して表示装置50に出力しても高画質なHD画像の表示が可能であることを意味する。
すなわち、図3に示すように、撮像装置10の撮影画像71は6000×4000画素の画素数を持つ。この撮影画像71の一部の画素領域(1920×1080画素)の切り出し処理(トリミング)を行って表示装置50に表示する出力画像72とする。図3に示す例では、出力画像は、1920×1080画素の画素数を有する。すなわちHD画像に相当する画素数を持つ。
このように、撮影画像の一部領域を切り出して、切り出し領域を出力画像72として設定しても、表示装置50では画質を低下させることなくHD画像として出力表示することが可能となる。
なお、図3に示す出力画像72の設定例は、HD画像としての出力に必要となる画像切り出しの一例であり、この他にも様々な画像切り出し領域の設定が可能である。
図4は、撮影画像と出力表示画像の設定例を示す図である。
点線の矩形領域が撮影画像であり、6000×4000の構成画素を有する。一方実線の矩形領域が、表示装置に対する出力表示画像の画素領域である。
図4(A)は、図3において説明したと同様の設定例であり、撮影画像のほぼ中央部に1920×1080画素の出力画像の切り出し領域を設定した例である。
図4(B)は、撮影画像の左上部に1920×1080画素の出力画像の切り出し領域を設定した例である。
図4(C)は、撮影画像の右下部に3840×2160画素の出力画像の切り出し領域を設定した例である。
図4(D)は、撮影画像の右下部に5760×3240画素の出力画像の切り出し領域を設定した例である。
なお、図4(C),(D)の切り出し領域は、HD画像の画素数より多いため、HD画像表示装置に出力する場合は、画素数を削減して出力する処理が必要となる。しかし、この場合もオリジナル画像の画素数はHD画像の画素数以上を有する画像であり、画素数削減によって得られる出力画像はHD画像としての画質を有する画像となる。
このように、撮影画像の一部領域を切り出して表示装置に出力、あるいはメモリに記録する処理を行なっても、少なくともHD画像に相当する画質を有する画像表示や画像記録処理が可能となる。
[3.本開示の画像撮影処理シーケンスについて]
次に、本開示の撮像装置における画像撮影処理シーケンスについて図5に示すフローチャートを参照して説明する。
図5に示すフローチャートは、微速度撮影を行う場合の各種の設定情報、すなわち画像撮影処理や記録処理に適用するパラメータの設定から撮影開始までの処理手順を説明するフローである。
例えば撮像装置の制御部の制御の下、このフローに従った設定情報が撮像装置のメモリに記録される。さらに、画像撮影処理の実行時には、撮像装置の制御部が、メモリに格納された設定情報を読み出し、設定情報に従った画像撮影や画像記録処理を実行する。
以下、図5に示すフローの各ステップの処理について、順次説明する。
(ステップS101)
まず、ユーザ(撮影者)は、撮影モードを選択する。なお、本実施例では、撮影モードとして微速度(Time Lapse)撮影を選択した例について説明する。
ステップS101では、撮影モードとして微速度撮影モードを選択する。なお、このステップS101以下において実行される各種情報の設定処理は、図1に示す撮像装置10の入力部22を介したユーザ操作によって実行される。表示部21がタッチパネル形式を有する場合は、表示部(入力部)21に対するユーザ操作によって行うことも可能である。
(ステップS102〜S103)
次に、ユーザは、ステップS102において撮影期間を設定し、ステップS103において撮影枚数を設定する。
撮影期間の設定とは、微速度撮影の撮影開始から撮影終了までの時間の設定である。
撮影枚数の設定とは、設定した撮影期間内に何枚の画像を撮影するかを設定する処理である。
例えば撮影期間を4時間に設定し、撮影枚数を240枚に設定する等の処理を行なう。
撮影期間=4時間、
撮影枚数=240枚、
例えば上記の設定を行い、各画像フレームの撮影間隔が等しい場合、1時間あたり約60枚の撮影が行われることになり、ほぼ1分単位で1枚の画像撮影が実行されることになる。
(ステップS104)
次に、ユーザ(撮像装置)は、撮像装置を被写体方向にレンズを向けて固定して、レンズを介して入射する画像を表示部に表示させる。いわゆるスルー画を表示部に表示させる。
(ステップS105)
次に、ユーザ(撮像装置)は、表示部に表示されたスルー画を参照してフレーム設定情報を入力する。
ステップS105〜S108において、ユーザは微速度撮影や動画撮影において撮影、記録する複数の画像フレームに関する画像切り出し位置等を決定するための様々なフレーム設定情報を入力する。
まず、ステップS105では、微速度撮影において最初に撮影する画像、すなわち開始フレームの位置とサイズを設定する。
このステップS105の処理の具体例について図6を参照して説明する。
図6(1)表示画面例1は、開始フレームの設定処理時の表示部21の表示画像例を示す図である。
表示部21全体には、撮像装置10がレンズを介して入射している現時点の撮影画像(スルー画)101が表示されている。図に示す文字Aの表示画像が現時点の撮影画像(スルー画)101である。
撮影画像(スルー画)101の下部に示す一本のラインは、タイムライン110である。タイムライン110の左端の黒丸は設定タイム指示マーク111である。
タイムライン110は、左端が微速度撮影の撮影開始時間に対応し、右端が撮影終了時間に相当する時間軸を示したラインである。
図6(1)の例では、設定タイム指示マーク111が左端に示されているので、現在の表示画面が微速度撮影の撮影開始時間の撮影画像の設定を行う画面であることを示している。
なお、ユーザは、入力部の操作によって、設定タイム指示マーク111をタイムライン110上で自由に移動可能であり、設定タイム指示マーク111を任意の位置に設定した上で、その時間における撮影画像フレームの位置とサイズを設定できる。
図6(1)に示す例は、設定タイム指示マーク111を左端に設定した例であり、微速度撮影の開始時間の画像フレーム、すなわち、図に示す開始フレーム(S)102の設定を行う画面である。図に示す文字Sが表示された矩形枠が開始フレーム(S)102である。図に示す例は、左下の位置に開始フレーム(S)102を設定した例である。開始フレーム(S)102は、例えば1920×1080画素以上の画素数を持つ設定とすることが好ましい。すなわち、少なくとも表示装置の表示可能な画素数以上、例えば図2に示す表示装置50の表示可能なHD画像に相当する画素数以上の画素数を持つ設定とすることが好ましい。
ユーザは、撮影画像(スルー画)101上の任意の位置に、開始フレーム(S)の画像位置を決定するとともに、開始フレーム(S)のフレームサイズを決定することができる。
開始フレームの設定シーケンスの一例について図7を参照して説明する。図7の上段の(S21:初期画面)は、開始フレーム設定時の初期画面の例である。初期画面は、(S21)に示すように、撮影画像(スルー画)101上に、例えば1920×1080画素の開始フレーム102が初期設定として表示された画像である。
ユーザは、この初期設定の開始フレーム102を指定して任意の位置に移動させる。例えば、図7(S22:位置決定処理)に示すように、カーソル(指示子)105によって開始フレーム102を指定して移動させる。
この移動処理によって、開始フレーム102の位置を決定し、さらに、図7(S23:サイズ決定処理)に示すように、開始フレーム102の矩形枠の大きさを変更して、サイズを決定する。この処理は、例えば入力部22のスイッチやジョグダイヤルの操作によって行うことができる。あるいは、タッチパネル型の表示部21である場合は、指で開始フレーム102の矩形枠を拡縮させる動作によってサイズ変更を可能な構成としてもよい。
ユーザは、例えば図7に示す処理シーケンスに従って開始フレームの位置とサイズを決定する。なお、図7では、開始フレームの位置とサイズの決定のための操作方法として、カーソルや操作部のジョグダイヤルやスイッチ、あるいはタッチパネルを適用した操作方法を説明したが、これは一例である。操作方法は、撮像装置の入力部の構成に従って決定され、操作部構成に応じた様々な操作手法を適用して開始フレームの位置とサイズの決定を行うことが可能である。
図6(1)表示画面例1は、開始フレーム102の位置とサイズを決定した時点の表示部の表示画像の一例である。この図6(1)の表示画像は、撮影画像(スルー画)101を全画面表示し、その一部の領域が開始フレーム102の表示位置となっている。ユーザは、さらに、図6(2)表示画面例2に示すように、開始フレーム102の画像を表示部の表示領域全体を用いて表示し、スルー画に対する開始フレームの位置関係を示す画像を子画面として示す画像を表示可能である。
ユーザは図6(1),(2)に示す2つの画像の切り替えを行うことができる。この切り替え処理は、入力部22を適用したユーザ操作によって実行される。
(ステップS106)
ステップS105において、開始フレームの位置とサイズを決定した後、次に、ユーザ(撮像装置)は、表示部に表示されたスルー画を参照して新たなフレーム設定情報を入力する。具体的には、微速度撮影において最後に撮影する画像、すなわち終了フレームの位置とサイズを設定する。
このステップS106の処理の具体例について図8を参照して説明する。
図8(1)表示画面例1は、終了フレームの設定処理時の表示部21の表示画像例を示す図である。
表示部21全体には、撮像装置10がレンズを介して入射している現時点の撮影画像(スルー画)101が表示されている。図に示す文字Aの表示画像が現時点の撮影画像(スルー画)101である。
撮影画像(スルー画)101の下部に示す一本のラインは、タイムライン110である。タイムライン110の右端の黒丸は設定タイム指示マーク111である。
前述したように、タイムライン110は、左端が微速度撮影の開始時間に対応し、右端が終了時間に相当する時間軸を示したラインである。
図8(1)は、設定タイム指示マーク111を右端に設定し、微速度撮影の終了時間の画像フレーム、すなわち、図に示す終了フレーム(E)103の設定を行う場合の例を示している。図に示す文字Eが表示された矩形枠が終了フレーム(E)103である。この例では、右下の位置に終了フレーム(E)103を設定した例を示している。終了フレーム(S)103は、例えば1920×1080画素以上の画素数を持つ設定とすることが好ましい。すなわち、少なくとも表示装置の表示可能な画素数以上、例えば図2に示す表示装置50の表示可能なHD画像に相当する画素数以上の画素数を持つ設定とすることが好ましい。
ユーザは、撮影画像(スルー画)101上の任意の位置に、終了フレームの画像位置を決定し、任意のフレームサイズを決定することができる。
終了フレームの設定シーケンスは、先に図7を参照して説明した開始フレームの設定シーケンスと同様のシーケンスとなる。図7に示す開始フレーム(S)102を終了フレーム(E)に置き換えた処理となる。
終了フレーム(E)設定時の初期画面は、図7の上段の(S21:初期画面)に示すように、撮影画像(スルー画)101上に、例えば1920×1080画素の終了フレーム(E)を表示した画面である。
ユーザは、表示された終了フレーム(E)を指定して任意の位置に移動させる。図7(S22:位置決定処理)に示すように、カーソル(指示子)105によって終了フレーム(E)を移動させる。この移動処理によって、終了フレーム(E)の位置を決定し、さらに、図7(S23:サイズ決定処理)に示すように、終了フレーム(E)の矩形枠の大きさを変更して、サイズを決定する。
図8(1)表示画面例1は、終了フレーム103の位置とサイズを決定した時点の表示部の表示画像の一例である。この図8(1)の表示画像は、撮影画像(スルー画)101を全画面表示し、その一部の領域が終了フレーム103の表示位置となっている。ユーザは、さらに、図8(2)表示画面例2に示すように、終了フレーム103の画像を表示部の表示領域全体を用いて表示し、スルー画に対する終了フレームの位置関係を示す画像を子画面として示す画像切り替えを行うことができる。この切り替え処理は、入力部22を適用したユーザ操作によって実行される。
このように、ユーザは、撮像装置10の表示部21にレンズを介して撮り込まれるスルー画を表示しながら、微速度撮影や動画撮影時の最初の撮影画像(開始フレーム)と最後の撮影画像(終了フレーム)の各画像フレームの位置とサイズを決定することができる。
(ステップS107)
次に、図5に示すフローのステップS107において、ステップS105で設定した開始フレームからステップS106で設定した終了フレームまでの撮影画像の軌跡を設定する。
軌跡は、微速度撮影において開始フレームから終了フレームまでの間に撮影する中間フレームの位置とサイズを決定するための情報として利用される。
このステップS107の軌跡設定処理の具体例について、図9、図10を参照して説明する。
図9(1)表示画面例は、軌跡設定処理時の撮像装置10の表示部21の表示画面の一例を示した図である。
ステップS107の軌跡設定処理の開始時点で撮像装置10の表示部21には撮像装置のレンズを介して撮り込まれている撮影画像(スルー画)101が表示され、さらに、ステップS105、S106において設定した開始フレーム(S)102と終了フレーム(E)103の設定枠が表示される。
ステップS107では、この2つのフレームを接続する線を軌跡設定ライン120として設定する。
図9に示す軌跡設定ラインは、一例として直線の軌跡を設定した例を示しているが、軌跡は直線に限らず、曲線、折れ線など様々な設定が可能である。
図10は、軌跡設定時の表示部21の画面例を示した図である。(S31:初期画面)が、軌跡設定時の表示部21の初期画面例である。
撮像装置10の表示部21には、スルー画に対して設定済みの開始フレーム(S)と終了フレーム(E)の矩形枠を表示した画像表示領域に加え、軌跡設定アイコン121が表示される。
軌跡設定アイコン121には、開始フレーム(S)から終了フレーム(E)までの軌跡の設定のために選択可能な軌跡ラインのサンプルが複数、示されている。ユーザは、これらのサンプルからいずれかを選択して、軌跡を設定することができる。
図10(S32:軌跡設定後画面)は、ユーザが折れ線の軌跡を選択して決定した例を示している。
図に示すように、開始フレーム(S)から終了フレーム(E)を結ぶ折れ線ラインが、軌跡設定ライン120として表示される。
微速度撮影や動画像の撮影記録処理が開始されると、撮像装置の制御部の制御に従って、ユーザの設定した軌跡に沿った画像を記録画像としてメモリに順次記録する処理が行われる。
(ステップS108)
次に、図5に示すフローのステップS108において、ステップS107で設定した開始フレーム(S)から終了フレーム(E)までの軌跡に従って順次撮影する画像の遷移スピードに相当する移動スピードを設定する。
移動スピードも、軌跡と同様、微速度撮影において開始フレームから終了フレームまでの間に撮影する中間フレームの位置とサイズを決定するための情報として利用される。
このステップS108の移動スピード設定処理の具体例について、図11を参照して説明する。
図11(1)表示画面例は、移動スピード設定処理時の撮像装置10の表示部21の表示画面の一例を示した図である。
ステップS108の移動スピード設定処理の開始時点で撮像装置10の表示部21には撮像装置のレンズを介して撮り込まれている撮影画像(スルー画)101が表示され、さらに、ステップS105、S106において設定した開始フレーム(S)102と終了フレーム(E)103の設定枠と、ステップS107において設定した開始フレーム(S)102と終了フレーム(E)103間を結ぶ軌跡設定ラインが表示されている。
ステップS108では、開始、終了フレームを接続する軌跡設定ラインを移動スピード設定ライン130に変更する処理を行なう。
移動スピード設定ラインは、開始フレーム(S)102から、終了フレーム(E)までの間に撮影される複数の画像フレームの移動スピードを設定するためのラインである。
例えば図11に示す移動スピード設定ライン130は、開始フレーム(S)102から終了フレーム(E)103を結ぶ点線として表示されているが、線の長さが開始フレーム(S)102側で長く、終了フレーム(E)103側で短く設定されている。
線の長い点線は、移動スピードが遅く、線の短い点線は、移動スピードが速いことを示している。
すなわち、図11に示す移動スピード設定ライン130は、開始フレーム(S)102から、終了フレーム(E)までの間に所定時間間隔で順次撮影される複数の画像フレームの移動スピードを以下のような設定としたことを意味する。
開始フレーム(S)撮影直後の移動スピードは低速とする。
すなわち、開始フレーム(S)102からの移動距離を小さくして次の画像フレームの撮影を実行する。
その後、次第に移動スピードを上げていき、終了フレーム(E)103の撮影に近づくに従って移動スピードを高速とした撮影を実行する。
すなわち、例えば終了フレーム(E)130とその前の撮影画像フレームの移動距離を大きく設定して撮影処理を実行する。
このように所定間隔で撮影される各画像フレーム位置の移動スピードの設定を行う。このような設定を行う。移動スピードの設定により、各画像フレームの撮影時間間隔を一定としても、その一定の撮影間隔の間に移動するフレーム間距離を異なる設定とすることが可能となる。
図11に示す移動スピード設定ライン130を設定した場合の各撮影フレームと移動スピードとの対応関係の具体例について、図12を参照して説明する。
図12(1)は、図11に示す移動スピード設定ライン130を設定した場合の移動スピードとフレームとの対応関係を示すグラフである。横軸にフレーム、縦軸に移動スピードを示している。
横軸は、左端を開始フレーム(S)として、右方向に順次、撮影フレームが進行して終了フレーム(E)に至るラインである。
縦軸は、下側が低速であり、上方向が高速であることを示す。
先に説明したように、開始フレーム(S)撮影直後の移動スピードは低速であり、その後、移動スピードを上げていき、終了フレーム(E)の撮影に近づくと最高速となる。
図12(2)は、開始フレーム(S)から終了フレーム(E)までに撮影される画像フレームの位置とサイズについて示す図である。
図12に示す例は、開始フレームから終了フレームまで40フレームを撮影する設定とした例であり、開始フレーム(S=F1)102を左下の小さい矩形領域に設定し、終了フレーム(E=F40)を右上のやや大きめの矩形領域に設定している。
移動スピードは、図11、図12(1)で示したと同様、開始フレーム(S)撮影直後の移動スピードは低速であり、その後、移動スピードを上げていき、終了フレーム(E)の撮影に近づくと最高速となる設定である。
この移動スピードの設定では、開始フレーム(S=F1)の直後に撮影されるフレーム2(F2)やフレーム3(F3)のフレーム間移動距離は小さくなる。図に示すように、(F1)〜F2〜F3の各フレーム位置の間隔は小さく設定される。これは移動スピートを低速の設定としているからである。
その後、移動スピードは次第に高速となり、各フレームの間隔は次第に大きくなる。最終的な撮影画像である終了フレーム(E=F40)とその直前に撮影するフレーム39(F39)や、さらにその前のフレーム38(F38)等の各画像フレームの間隔は大きくなる。これは、移動スピードが高速に設定されているためである。
なお、各画像フレームのサイズは、図に示すように開始フレーム(S)102のサイズから終了フレーム(E)103のサイズの間のサイズに設定され、開始フレームと終了フレームからの距離に応じて決定されるサイズとなる。
図に示すように、開始フレーム(S)102と終了フレーム(E)103との離間距離をL(E−S)とし、開始フレーム(S)102のサイズをS(size)、終了フレーム(E)103のサイズをE(size)する。
このとき、例えば、開始フレーム(S)102から距離L(F3−S)、離間した位置に設定される第3フレーム(F3)のサイズ[F3(size)]は、以下の算出式によって決定される。
F3(size)=S(size)+((E(size)−S(size))*(L(F3−S)/L((E−S))
上記式を一般化して示すと、開始フレーム(S)102から距離L(Fn−S)、離間した位置に設定される第nフレーム(Fn)のサイズ[Fn(size)]は、以下の算出式によって決定される。
Fn(size)=S(size)+((E(size)−S(size))*(L(Fn−S)/L((E−S))
なお、サイズは、各フレームの一辺の長さに対応する。
図11、図12を参照して説明した例は、開始フレームから終了フレームに向かって移動する移動スピードが次第に速くなる設定とした移動スピード設定ラインを利用した例であるが、移動スピード設定は、その他、様々な設定が可能である。
図13は、移動スピード設定処理時の画面遷移を説明する図である。
(S41:初期画面)が、移動スピード設定時の表示部21の初期画面である。
撮像装置10の表示部21には、スルー画に対して設定済みの開始フレームSと終了フレームEの矩形枠と、軌跡設定ライン120を表示した画像表示領域に加え、移動スピード設定アイコン131が表示される。
移動スピード設定アイコン131には、開始フレームSから終了フレームEまで接続する軌跡設定ライン120に従って撮影される各画像フレームの移動スピードの設定のための複数のサンプルが表示される。すなわち、ユーザが選択可能な複数の移動スピード設定ラインのサンプルが示される。ユーザは、これらのサンプルからいずれかを選択して、移動スピードを設定することができる。
図13には、3つの移動スピード設定ラインのサンプルを示している。
(1)点線の各線分の長さが均等な構成を持つ等速設定の移動スピード設定ライン、
(2)点線の各線分の長さが左から長〜短に変化する構成を持つラインであり、移動スピードを低速から高速に遷移させるための移動スピード設定ライン、
(3)点線の各線分の長さが左から短〜長に変化する構成を持つラインであり、移動スピードを高速から低速に遷移させるための移動スピード設定ライン、
図にはこれらの3つのサンプルを示している。
ユーザは、例えばこれらのサンプルからいずれかを選択して決定する処理を行なうことで、移動スピードの設定が可能となる。
図13(S42:移動スピード設定後画面)は、ユーザが高速から低速に遷移する移動スピードを選択して決定した例を示している。
図に示すように、開始フレームSから終了フレームEを結ぶラインが、軌跡設定ライン120から移動スピード設定ライン130に変更されて表示される。
微速度撮影や動画像の撮影記録処理が開始されると、撮像装置の制御部の制御に従って、ユーザの設定した軌跡と移動スピードに従って規定される画像を記録画像としてメモリに順次記録する処理が行われる。
なお、図13の移動スピード設定アイコン131には、3種類の移動スピード設定ラインのみを示しているが、この他にも、例えば移動スピードの遷移を低速→高速→低速とする設定や、高速→低速→高速とした設定など、サンプル中には様々な設定の移動スピード設定ラインが含まれる。
(ステップS109)
次に、図5に示すフローの最終ステップであるステップS109に移行して、画像の撮影を開始する。なお、撮影開始処理は、例えば撮像装置10のシャッタ12や入力部22に対するユーザの撮影開始操作や、タイマ設定などに従って実行される。
撮像装置の制御部は、図5に示すフローに従ってユーザの設定した設定情報に従って画像の撮影、切り出し(トリミング)、記録処理を実行する。なお、図5のフローに従ってユーザが設定したユーザ設定情報は撮像装置10のメモリに格納され、撮像装置との制御部は、メモリに格納されたユーザ設定情報に従って画像撮影処理、画像切り出し処理、記録処理を実行する。
例えば先に図12(2)を参照して説明したように、開始フレーム(S)102から終了フレーム(E)103に至るまで複数画像を撮影し、ユーザの設定したフレーム位置、サイズ、に応じた各画像を各撮影画像から切り出して記録画像としてメモリに格納する処理を実行する。
なお、図5を参照して説明したフローでは、開始フレームと終了フレームの2つのフレームの位置とサイズを決定して、これらの2つのフレーム間の軌跡および移動スピードを設定する処理例として説明した。しかし、さらに、ユーザがその中間の撮影フレームの位置、サイズを設定する構成としてもよい。
例えば、ユーザは、開始フレームと、1つの中間フレームと、終了フレーム、これらの3つのフレームの位置とサイズを決定する。さらに、開始フレームと中間フレーム間の軌跡と移動スピードを決定するとともに、中間フレームと、終了フレーム間の軌跡と移動スピードを設定する。このように3以上のフレームの位置とサイズを決定し、決定したフレーム間の軌跡、移動スピードを設定する構成とすれば、さらに細かな制御に従った撮影を行うことが可能となる。
(4.撮影画像の設定例について)
上述したように、微速度撮影や動画撮影を開始する前に図5を参照して説明したフローに従った設定を行うことで、開始フレーム(S)から終了フレーム(E)までをユーザ設定に従った画像として撮影、記録することが可能となる。
具体的な画像の撮影記録処理例を図14、図15を参照して説明する。
図14は、図5に示すフローの処理をすべて完了した時点の表示部21の一つの表示例を示す図である。なお、点線は、記録画像としてメモリに記録する各画像フレームの位置を示すための追加情報として補完的に示しており、実際には表示されない。
図14に示す例は、開始フレーム(S)を左端の中央部に設定し、終了フレーム(E)を右端中央部に設定した例である。軌跡は開始フレーム(S)から終了フレーム(E)まで直線的な軌跡である。移動スピードは開始フレーム(S)から終了フレーム(E)まで等速で移動する設定としている。
この図14に示す設定では、図に示す点線のように、開始フレーム(S)から第2フレーム(f2)、第3フレーム(f3)・・・終了フレーム(E)までフレーム間隔を一定として記録画像が生成されることになる。
この例では、開始フレーム(S)と終了フレーム(E)の画像サイズは同一であるので、その間に撮影される中間画像フレームもすべて開始フレーム(S)と終了フレーム(E)と同一の画像サイズとなる。
図15は、図14と異なる設定とした例である。開始フレーム(S)を左下端に設定し、終了フレーム(E)を、ほぼ撮影画像全体領域として設定した例である。軌跡は開始フレーム(S)から終了フレーム(E)まで直線的な軌跡である。移動スピードは開始フレーム(S)から終了フレーム(E)まで低速から次第に高速に移行する設定としている。
この図15に示す設定では、図に示す各画像フレーム枠を示す点線のように、開始フレーム(S)直後の第2フレーム(f2)、第3フレーム(f3)の記録画像フレームの位置は、開始フレーム(S)の位置からのずれが小さいが、このずれ量は、終了フレーム(E)に近づくに従って大きくなる。これは、移動スピードが低速から高速に変化するためである。
この例では、開始フレーム(S)と終了フレーム(E)の画像サイズは異なり、終了レーム(E)の画像サイズが開始フレーム(S)の画像サイズより大きくなっている。従って、その間に撮影される中間画像フレームは、開始フレーム(S)と終了フレーム(E)との離間距離に応じて決定される画像サイズとなる。各画像フレームの画像サイズは、先に図12を参照して説明した算出式に従って決定される。
[4.設定情報に従った画像撮影と記録処理について]
図14、図15を参照して2つの画像撮影記録処理例を説明したが、先に説明した図5のフローに従った設定処理において、ユーザは様々な設定が可能であり、その設定に従った撮影処理が行われる。
なお、図5に示すフローに従って行われる設定情報には、以下の情報が含まれる。
(a)撮影期間と撮影枚数、
(b)開始フレームと終了フレームの位置とサイズ、
(c)開始フレームから終了フレームまでの軌跡、
(d)開始フレームから終了フレームまでの移動スピード、
これらの設定情報は、撮像装置のメモリに格納され、撮像装置の制御部はメモリに格納された設定情報に従って撮影および記録処理を実行する。
以下、撮像装置の実行する画像撮影、記録処理のシーケンスについて図16、図17に示すフローチャートを参照して説明する。
図16、図17に示すフローは、撮像装置の制御部やデジタル信号処理部(DSP)の制御の下に実行される。例えば撮像装置のメモリに予め格納されたプログラムを、プログラム実行機能を持つプロセッサを有する制御部やデジタル信号処理部(DSP)が実行してフローに従った処理を実行する。なお、以下において説明する処理では、一例として処理の制御を制御部において実行するものとして説明する。
以下、順次、各ステップの処理について説明する。
(ステップS301)
まず、撮像装置の制御部は、図5を参照して説明したフローに従って設定された撮影期間、撮影枚数の各設定情報をメモリから取得する。
(ステップS302〜S303)
次に、制御部は、取得した撮影期間、撮影枚数に基づいて、各画像フレームの撮影間隔を決定し、撮影を開始する。
なお、撮影開始のトリガは、ユーザ操作あるいはタイマ設定情報などである。
(ステップS304)
撮影開始時点で、開始フレームを含む画像の撮影を実行する。なお、撮影される画像は、例えば図6等を参照して説明した開始フレーム102の領域画像のみではなく、レンズを介して入力する画像、すなわち、図6(1)に示す撮影画像101全体に相当する画像である。
(ステップS305)
次に、ステップS305において、メモリに格納された開始フレームの位置とサイズ情報に従って、ステップS304で撮影された画像から開始フレームの切り出し処理(トリミング)を実行し、切り出し画像を記録画像としてメモリに記録する。
この処理によって、例えば図6(1)に示す開始フレーム(S)の領域のみからなる画像が生成されてメモリに記録されることになる。
(ステップS306)
開始フレームの記録処理の後、ステップS306において、現在時間が次のフレームの撮影時間になったか否かを判定する。次のフレームの撮影時間は、ステップS302で算出した撮影間隔によって規定される時間である。
現在時間が次のフレームの撮影時間になったと判定するとステップS307に進む。
(ステップS307)
ステップS307では、次のフレームの撮影処理を実行する。なお、撮影される画像は、先のステップS304の開始フレームの撮影と同様、レンズを介して入力する画像、すなわち、図6(1)に示す撮影画像101全体に相当する画像である。
(ステップS308)
次に、ステップS308において、メモリに格納された開始フレームおよび終了フレームの位置とサイズ情報、軌跡設定情報、移動スピード設定情報に従って、新規撮影画像からの画像切り出し位置とサイズを決定し、決定情報に従って画像を切り出してメモリに記録する処理を実行する。
この画像切り出し処理は、例えば先に図12を参照して説明したフレームn(Fn)の位置とサイズの決定処理に相当する処理を行なって実行される画像切り出し処理である。
(ステップS309)
次に、ステップS309において、次のフレームの撮影時間が終了フレームの撮影時間であるか否かを判定する。終了フレームの撮影時間は、ステップS302で算出した撮影間隔によって規定される時間である。
次の撮影フレーム撮影時間が終了フレームの撮影時間になっていない場合は、ステップS306に戻り、ステップS306〜S308を繰り返し、開始フレーム〜終了フレーム間の中間フレームの撮影、切り出し、記録処理を継続する。
ステップS309において、次のフレーム撮影時間が終了フレームの撮影時間であると判定した場合は、ステップS310に進む。
(ステップS310)
ステップS310では、現在時間が終了フレームの撮影時間であるか否かを判定する。
現在時間が終了フレームの撮影時間であると判定すると、ステップS311に進む。
(ステップS311)
ステップS311では、終了フレームを含む画像の撮影を実行する。なお、撮影される画像は、例えば図6等を参照して説明した終了フレーム103の領域画像のみではなく、レンズを介して入力する画像、すなわち、図6(1)に示す撮影画像101全体に相当する画像である。
(ステップS312)
次に、ステップS312において、メモリに格納された終了フレームの位置とサイズ情報に従って、ステップS311で撮影された画像から終了フレームの切り出し処理(トリミング)を実行し、切り出し画像を記録画像としてメモリに記録する。
以上の処理により、開始フレーム〜終了フレームまで、複数の画像が撮影画像から切り出されてメモリに格納される。
この一連の切り出し画像を例えば図2に示す表示装置50、すなわちHD画像を表示可能な表示装置50に表示することで、撮影画角の異なる一連の画像をHD画像として表示することが可能となる。
すなわち、微速度撮影や動画撮影によって撮影された複数の画像フレームは、ユーザの設定した位置、サイズの画像フレームによって構成されるため、ユーザ設定に応じた異なる位置、異なるズームの画像として記録し、表示可能となる。なお、フレームサイズの差異はズーム設定の差異として反映される。
また、全てのフレームサイズ設定を1920×1080画素以上の設定とすれば、HD表示装置においてHD画像として表示可能であり、画質を低下させることなく、高品質の画像として表示することが可能となる。
図16、図17を参照して説明した処理は、画像の撮影処理を実行しながら、1枚の画像が撮影される毎に撮影画像からの画像切り出し処理を行ってメモリに記録するリアルタイム処理である。
このようなリアルタイム処理ではなく、例えば、通常の動画や微速度撮影を実行して複数の画像フレームをメモリに格納した後、メモリに格納された撮影画像データを読み出して、各画像からの画像切り出しを、順次実行してメモリに再格納する処理、すなわちバッチ処理を実行する構成としてもよい。
このような処理を行なう場合の処理シーケンスについて、図18に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、図18に示すフローチャートに従った処理は、撮像処理を伴わない処理であり、撮像装置に限らず、例えばPC等の画像処理装置においても実行可能である。
すなわち、撮影済みの画像データを外部装置、あるいはメモリから読み込んで画像処理を実行可能な様々な装置において実行可能である。
図18に示すフローは、撮像装置や画像処理装置の制御部やデジタル信号処理部(DSP)の制御の下に実行される。例えば撮像装置や画像処理装置のメモリに予め格納されたプログラムを、プログラム実行機能を持つプロセッサを有する制御部やデジタル信号処理部(DSP)が実行してフローに従った処理を実行する。
以下、順次、各ステップの処理について説明する。
(ステップS401)
まず、ステップS401において、処理対象となる画像をメモリ、あるいは外部装置等から入力する。
処理対象画像は、例えば、動画像データや微速度撮影画像データであり、例えば、先に図5のフローチャートを参照して説明した処理を実行して撮影された画像である。
(ステップS402)
ステップS402では、開始フレームを含む撮影画像を取得する。なお、取得画像は、例えば図6等を参照して説明した開始フレーム102の領域画像のみではなく、撮影画像、すなわち、図6(1)に示す撮影画像101全体に相当する画像である。
(ステップS403)
次に、ステップS403において、メモリに格納された開始フレームの位置とサイズ情報に従って、ステップS402で取得した画像から開始フレームの切り出し処理(トリミング)を実行し、切り出し画像を記録画像としてメモリに記録する。
この処理によって、例えば図6(1)に示す開始フレーム(S)の領域のみからなる画像が生成されてメモリに記録されることになる。
(ステップS404)
次に、ステップS404において、次の撮影画像を取得する。
(ステップS405)
次に、ステップS405において、メモリに格納された開始フレームおよび終了フレームの位置とサイズ情報、軌跡設定情報、移動スピード設定情報に従って、新規取得画像からの画像切り出し位置とサイズを決定し、決定情報に従って画像を切り出してメモリに記録する処理を実行する。
この画像切り出し処理は、例えば先に図12を参照して説明したフレームn(Fn)の位置とサイズの決定処理に相当する処理を行なって実行される画像切り出し処理である。
(ステップS406)
次に、ステップS406において、次の処理対象画像が終了フレームを含む画像であるか否かを判定する。次の処理対象画像が終了フレームを含む画像でない場合は、ステップS404に戻り、ステップS404〜S405を繰り返し、中間フレームの切り出し、記録処理を継続する。
ステップS406において、次の処理画像が終了フレームを含む画像であると判定した場合は、ステップS407に進む。
(ステップS407)
ステップS407では、終了レームの切り出し、格納処理を実行する。メモリに格納された終了フレームの位置とサイズ情報に従って、終了フレームを含む撮影画像から終了フレームの切り出し処理(トリミング)を実行し、切り出し画像を記録画像としてメモリに記録する。
これらの処理によって開始フレームから終了フレームまで、例えば図12(2)を参照して説明した一連の切り出し画像を記録画像としてメモリに記録する処理が完了する。
この一連の切り出し画像を例えば図2に示す表示装置50、すなわちHD画像を表示可能な表示装置50に表示することで、撮影画角の異なる一連の画像をHD画像として表示することが可能となる。前述したように、微速度撮影や動画撮影によって撮影された複数の画像フレームは、ユーザ設定に従った位置、サイズの画像フレームによって構成されるため、ユーザ設定に応じた異なる位置、異なるズーム設定の画像として記録、表示することが可能となる。全てのフレームサイズ設定を1920×1080以上の設定とすれば、HD表示装置においてHD画像として表示可能であり、画質を低下させることなく、高品質の画像として表示することが可能となる。
[5.撮像装置、画像処理装置のハードウェア構成例について]
次に、上述した実施例に従った処理を実行する撮像装置、および画像処理装置のハードウェアの一構成例について説明する。
図19は、本開示の撮像装置のハードウェア構成例を示す図である。
図19に示すように、撮像装置10は、撮像部としてのレンズ301、撮像素子302、さらにアナログ信号処理部303、A/D変換部304、デジタル信号処理部(DSP)305、コーデック306、通信部307、D/A変換部308、エンコーダ309、表示部311、入力部313、制御部321、内部メモリ322、記憶部(外部メモリ)323、タイマ324を有する。
入力部313は、カメラ本体にあるシャッタの他、例えば図5のフローを参照して説明した各種の設定情報を入力するための操作部等を含む。デジタル信号処理部305は信号処理用プロセッサと画像用RAMを有し、信号処理用プロセッサが画像用RAMに格納された画像データに対してあらかじめプログラムされた画像処理を行なう。
レンズ301等の光学系を通過して撮像素子302に到達した入射光は、まず撮像面上の各受光素子に到達し、受光素子での光電変換によって電気信号に変換され、アナログ信号処理部303によってノイズ除去等の処理がなされ、A/D変換部304においてデジタル信号に変換される。
A/D変換部304において生成されたデジタル信号は、デジタル信号処理部(DSP)305に入力される。デジタル信号処理部(DSP)305は様々な画像処理パラメータを適用した画像処理を実行する。さらに、この処理画像はD/A変換部308によってアナログ信号に変換され、エンコーダ309によるエンコード後に表示部311に表示される。
表示部311は、図1の撮像装置10の表示部21に対応する。
ユーザは、表示部311に表示された表示画像(スルー画)を参照しながら、開始フレーム(S)や終了フレーム(E)の位置とサイズ、さらに、軌跡の設定、移動スピードの設定などを行う。
撮影処理は、制御部321の制御下で実行される。例えば微速度撮影を行う場合、予め設定された撮影期間と撮影枚数等の設定情報を内部メモリ322から読み出して設定情報に従って、順次、画像撮影が行われる。
画像撮影が開始されると、撮影画像に対する処理がデジタル信号処理部(DSP)305において実行される。処理画像はコーデック306において圧縮された後、最終的な記録データとして記憶部(外部メモリ)323等に記録される。
デジタル信号処理部(DSP)305では、例えば先に図16〜図18を参照して説明した撮影画像からの画像フレームの切り出し処理等を実行する。この処理に必要な設定情報などは内部メモリ322やデジタル信号処理部305内のメモリに記録される。
入力部313は、撮影モードの設定入力部、シャッタ、図5のフローを参照して説明した各種の設定情報の入力部などによって構成される。なお、先に説明したようにタッチパネル形式の表示部を有する場合は、表示部も入力部として機能する。
通信部307は、外部装置との画像、パラメータ等の入出力を行う有線、無線の各インタフェースを含む。
制御部321は、撮影処理に適用する設定情報の取得、格納処理、撮影制御処理、撮影画像の画像処理等、各種の制御を実行する。例えば先に説明した各フローに従った処理制御を実行する。なお、処理制御プログラムは、内部メモリ322や、記憶部323に格納される。
内部メモリ322には、ユーザ設定情報等が格納される。記憶部323は、例えばフラッシュメモリ等のメディア等によって構成され、撮影画像の格納、パラメータやプログラム等の格納に利用される。
タイマ324は、撮影開始時間や、各画像の撮影間隔の計測等に利用される。
次に、撮像部を持たない画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。
図20は、例えばPC等の画像処理装置700のハードウェア構成例を示す図である。画像処理装置700は、例えば先に図18を参照して説明した処理を実行する。
制御部(CPU:Central Processing Unit)701は、メモリ(ROM:Read Only Memory)702や、記憶部708に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するデータ処理部として機能する。例えば、図18を参照して説明したシーケンスに従った処理を実行する。メモリ(RAM:Random Access Memory)703には、制御部701が実行するプログラムやデータ、パラメータなどが記憶される。これらの制御部(CPU)701、メモリ(ROM)702、およびメモリ(RAM)703は、バス704により相互に接続されている。
制御部(CPU)701はバス704を介して入出力インタフェース705に接続され、入出力インタフェース705には、各種スイッチ、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部706、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部707が接続されている。制御部(CPU)701は、入力部706から入力される指令に対応して各種の処理を実行し、処理結果を例えば出力部707に出力する。
入出力インタフェース705に接続されている記憶部708は、例えばハードディスク等からなり、制御部(CPU)701が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部709は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
入出力インタフェース705に接続されているドライブ710は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいはメモリカード等の半導体メモリなどのリムーバブルメディア711を駆動し、記録されている画像データ、各種設定情報、パラメータ等の各種データを取得する。例えば、取得画像データに対して、制御部(CPU)701の実行するプログラムに従って画像切り出し処理などが行われる。
[6.本開示の構成のまとめ]
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、本明細書において開示した技術は、以下のような構成をとることができる。
(1)ユーザ入力情報に従って、表示部に表示された被写体画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を表示するとともに、前記開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を設定する制御部を有し、
前記制御部は、
連続または間欠的に撮影された複数の撮影画像の各々から前記フレーム設定情報に従って画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する撮像装置。
(2)前記フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレームの位置とサイズ情報を含み、前記制御部は、開始フレームと終了フレームの位置とサイズ情報を適用して撮影画像の各々について、画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する前記(1)に記載の撮像装置。
(3)前記フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレーム間の軌跡情報を含み、
前記制御部は、開始フレームと終了フレーム間の軌跡情報を適用して撮影画像の各々について、画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する前記(1)または(2)に記載の撮像装置。
(4)前記フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレーム間の移動スピード情報を含み、前記制御部は、開始フレームと終了フレーム間の移動スピード情報を適用して撮影画像の各々について、画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する前記(1)〜(3)いずれかに記載の撮像装置。
(5)前記制御部は、撮影画像の各々から前記フレーム設定情報に従って画像切り出し処理を実行し、切り出し画像をメモリに格納する前記(1)〜(4)いずれかに記載の撮像装置。
(6)前記制御部は、連続または間欠的に撮影される画像の撮影処理毎に、各撮影画像からの画像切り出し処理を実行し、切り出し画像をメモリに格納するリアルタイム処理を実行する前記(1)〜(5)いずれかに記載の撮像装置。
(7)前記制御部は、連続または間欠的な画像撮影処理の完了後にメモリに格納された画像を順次読み出して、各撮影画像からの画像切り出し処理を実行して切り出し画像をメモリに再格納するバッチ処理を実行する前記(1)〜(5)いずれかに記載の撮像装置。
(8)前記入力部を介して入力される設定情報はメモリに格納され、前記制御部は、前記メモリに格納された設定情報に従って、撮影画像の各々からの画像切り出し処理を実行する前記(1)〜(7)いずれかに記載の撮像装置。
(9)前記制御部は、前記表示部に画像の撮影タイミングを示すタイムラインを表示し、タイムライン上の指示マークの設定により、任意の撮影タイミングにおけるフレーム設定を可能とした情報表示処理を実行する前記(1)〜(8)いずれかに記載の撮像装置。
(10)前記制御部は、前記表示部に開始フレームと終了フレーム間に設定可能な軌跡の複数のサンプルを表示し、表示された複数のサンプルから特定の軌跡を選択設定可能とした情報表示処理を実行する前記(3)に記載の撮像装置。
(11)前記制御部は、前記表示部に開始フレームと終了フレーム間に設定可能な移動スピードの複数のサンプルを表示し、表示された複数のサンプルから特定の移動スピードを選択設定可能とした情報表示処理を実行する前記(4)に記載の撮像装置。
(12)記入力部は、微速度撮影の撮影情報として撮影期間と撮影枚数を入力し、前記制御部は、前記撮影期間と撮影枚数によって算出される撮影間隔に従って複数の画像を順次撮影し、撮影画像の各々から前記フレーム設定情報に従った画像切り出し処理を実行する前記(1)〜(11)いずれかに記載の撮像装置。
(13)連続または間欠的に撮影された複数画像の各々から特定領域の画像を切り出す制御部を有し、
前記制御部は、
先頭画像からの画像切り出し位置を示す開始フレーム設定情報と、最終画像からの画像切り出し位置を示す終了フレーム設定情報を適用して、撮影画像の各々から画像フレームの切り出しを実行する画像処理装置。
(14)撮像装置において実行する画像処理方法であり、
制御部が、
入力部を介した入力情報に従って、表示部に表示された被写体画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を表示するとともに、前記開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を設定する処理と、
連続または間欠的な撮影画像の各々について、前記フレーム設定情報に従って画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する画像処理方法。
(15)撮像装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
制御部に、
入力部を介した入力情報に従って、表示部に表示された被写体画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を表示するとともに、前記開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を設定する処理と、
連続または間欠的な撮影画像の各々について、前記フレーム設定情報に従って画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行させるプログラム。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本開示の一実施例の構成によれば、微速度撮影や動画撮影の撮影画像各々からユーザ設定に応じた特定領域の画像切り出しを効率的に実行する装置、方法が実現される。
具体的には、撮像部を介して入力する被写体画像を表示し、表示画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を入力可能とした。制御部は、連続または間欠的な撮影画像の各々からフレーム設定情報に従って画像切り出しを実行する。フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレームの位置とサイズ情報、開始フレームと終了フレーム間の軌跡、移動スピード情報を含み、制御部は、これらの設定情報を適用して撮影画像の各々について画像切り出し領域を決定する。
例えば上記構成により、微速度撮影や動画撮影の撮影画像各々からユーザ設定に応じた特定領域の画像切り出しを効率的に実行する装置、方法が実現される。
10 撮像装置
11 レンズ
12 シャッタ
21 表示部
22 入力部
50 表示装置
51 記録メディア
52 信号伝送ケーブル
53 無線通信路
71 撮影画像
72 出力画像
101 撮影画像(スルー画)
102 開始フレーム
103 終了フレーム
105 カーソル
110 タイムライン
111 設定タイム指示マーク
120 軌跡設定ライン
121 軌跡設定アイコン
130 移動スピード設定ライン
131 移動スピート設定アイコン
150 軌跡および動スピード設定ライン
301 レンズ
302 撮像素子
303 アナログ信号処理部
304 A/D変換部
305 デジタル信号処理部(DSP)
306 コーデック
307 通信部
308 D/A変換部
309 エンコーダ
311 表示部
313 入力部
321 制御部
322 内部メモリ
323 記憶部
324 タイマ
701 制御部(CPU)
702 メモリ(ROM)
703 メモリ(RAM)
704 バス
705 入出力インタフェース
706 入力部
707 出力部
708 記憶部
709 通信部
710 ドライブ
711 リムーバブルメディア

Claims (15)

  1. ユーザ入力情報に従って、表示部に表示された被写体画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を表示するとともに、前記開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を設定する制御部を有し、
    前記制御部は、
    連続または間欠的に撮影された複数の撮影画像の各々から前記フレーム設定情報に従って画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する撮像装置。
  2. 前記フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレームの位置とサイズ情報を含み、
    前記制御部は、開始フレームと終了フレームの位置とサイズ情報を適用して撮影画像の各々について、画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレーム間の軌跡情報を含み、
    前記制御部は、開始フレームと終了フレーム間の軌跡情報を適用して撮影画像の各々について、画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記フレーム設定情報は、開始フレームと終了フレーム間の移動スピード情報を含み、
    前記制御部は、開始フレームと終了フレーム間の移動スピード情報を適用して撮影画像の各々について、画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、
    撮影画像の各々から前記フレーム設定情報に従って画像切り出し処理を実行し、切り出し画像をメモリに格納する請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、
    連続または間欠的に撮影される画像の撮影処理毎に、各撮影画像からの画像切り出し処理を実行し、切り出し画像をメモリに格納するリアルタイム処理を実行する請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記制御部は、
    連続または間欠的な画像撮影処理の完了後にメモリに格納された画像を順次読み出して、各撮影画像からの画像切り出し処理を実行して切り出し画像をメモリに再格納するバッチ処理を実行する請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記入力部を介して入力される設定情報はメモリに格納され、
    前記制御部は、
    前記メモリに格納された設定情報に従って、撮影画像の各々からの画像切り出し処理を実行する請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記表示部に画像の撮影タイミングを示すタイムラインを表示し、タイムライン上の指示マークの設定により、任意の撮影タイミングにおけるフレーム設定を可能とした情報表示処理を実行する請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記表示部に開始フレームと終了フレーム間に設定可能な軌跡の複数のサンプルを表示し、表示された複数のサンプルから特定の軌跡を選択設定可能とした情報表示処理を実行する請求項3に記載の撮像装置。
  11. 前記制御部は、前記表示部に開始フレームと終了フレーム間に設定可能な移動スピードの複数のサンプルを表示し、表示された複数のサンプルから特定の移動スピードを選択設定可能とした情報表示処理を実行する請求項4に記載の撮像装置。
  12. 前記入力部は、微速度撮影の撮影情報として撮影期間と撮影枚数を入力し、
    前記制御部は、
    前記撮影期間と撮影枚数によって算出される撮影間隔に従って複数の画像を順次撮影し、撮影画像の各々から前記フレーム設定情報に従った画像切り出し処理を実行する請求項1に記載の撮像装置。
  13. 連続または間欠的に撮影された複数画像の各々から特定領域の画像を切り出す制御部を有し、
    前記制御部は、
    先頭画像からの画像切り出し位置を示す開始フレーム設定情報と、最終画像からの画像切り出し位置を示す終了フレーム設定情報を適用して、撮影画像の各々から画像フレームの切り出しを実行する画像処理装置。
  14. 撮像装置において実行する画像処理方法であり、
    制御部が、
    入力部を介した入力情報に従って、表示部に表示された被写体画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を表示するとともに、前記開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を設定する処理と、
    連続または間欠的な撮影画像の各々について、前記フレーム設定情報に従って画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行する画像処理方法。
  15. 撮像装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
    制御部に、
    入力部を介した入力情報に従って、表示部に表示された被写体画像上に開始フレームと終了フレームの切り出し位置を表示するとともに、前記開始フレームと終了フレームの切り出し位置を含むフレーム設定情報を設定する処理と、
    連続または間欠的な撮影画像の各々について、前記フレーム設定情報に従って画像フレームの切り出し領域を決定し、決定情報に従って画像切り出し処理を実行させるプログラム。
JP2013169038A 2013-08-16 2013-08-16 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム Active JP6135391B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169038A JP6135391B2 (ja) 2013-08-16 2013-08-16 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
US14/327,027 US9525827B2 (en) 2013-08-16 2014-07-09 Imaging apparatus, image processing device, image processing method, and program
CN201410389175.6A CN104378547B (zh) 2013-08-16 2014-08-08 成像装置、图像处理设备、图像处理方法和程序

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169038A JP6135391B2 (ja) 2013-08-16 2013-08-16 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015037292A true JP2015037292A (ja) 2015-02-23
JP2015037292A5 JP2015037292A5 (ja) 2016-03-17
JP6135391B2 JP6135391B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=52466574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013169038A Active JP6135391B2 (ja) 2013-08-16 2013-08-16 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9525827B2 (ja)
JP (1) JP6135391B2 (ja)
CN (1) CN104378547B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11778137B2 (en) 2021-07-26 2023-10-03 Ricoh Company, Ltd. Information processing device, information processing method, and non-transitory recording medium

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6106764B2 (ja) * 2013-12-27 2017-04-05 富士フイルム株式会社 撮像装置及びタイムラプス撮像方法
JP2015186235A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 ソニー株式会社 イメージセンサ、および電子装置
JP2016027704A (ja) * 2014-07-04 2016-02-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置
WO2016040502A1 (en) 2014-09-10 2016-03-17 Epizyme, Inc. Substituted cyclohexylamine compounds
KR102269318B1 (ko) * 2014-09-15 2021-06-28 삼성디스플레이 주식회사 디스플레이 장치 및 이를 포함하는 디스플레이 시스템
US9392174B2 (en) 2014-12-11 2016-07-12 Facebook, Inc. Systems and methods for time-lapse selection subsequent to capturing media content
TWI610292B (zh) * 2015-11-19 2018-01-01 瑞鼎科技股份有限公司 驅動電路及其運作方法
KR102527811B1 (ko) * 2015-12-22 2023-05-03 삼성전자주식회사 타임랩스 영상을 생성하는 장치 및 방법
WO2017187723A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 動画分割方法、動画分割装置および動画処理システム
CN111405314B (zh) * 2020-03-09 2021-06-15 腾讯科技(深圳)有限公司 一种信息处理方法、装置、设备及存储介质
CN111458958B (zh) * 2020-03-25 2022-04-08 东莞市至品创造数码科技有限公司 一种相机移动速度可调节的延时摄影方法及装置
CN113747049B (zh) * 2020-05-30 2023-01-13 华为技术有限公司 一种延时摄影的拍摄方法及设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004172671A (ja) * 2002-11-15 2004-06-17 Toshiba Corp 動画像加工方法及び装置
JP2006203691A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Sharp Corp 撮影装置
JP2007143029A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Advanced Telecommunication Research Institute International ビデオコンテンツ作成装置
JP2008139488A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Nikon Corp 顕微鏡装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004320567A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 撮像装置、画像表示システム、画像表示方法、画像処理システム及び画像処理方法
US7782362B2 (en) * 2003-06-17 2010-08-24 Panasonic Corporation Image pickup device for changing a resolution of frames and generating a static image based on information indicating the frames
EP1703721B1 (en) * 2003-12-26 2012-02-08 Panasonic Corporation Imaging device, product package, and semiconductor integrated circuit
CN1968410A (zh) * 2006-11-23 2007-05-23 中兴通讯股份有限公司 一种视频数据自适应的分割方法
CN101340539A (zh) * 2007-07-06 2009-01-07 北京大学软件与微电子学院 利用运动矢量和图像边缘检测去交织视频处理方法及***
JP2012178705A (ja) 2011-02-25 2012-09-13 Nikon Corp 撮像装置およびプログラム
JP5299488B2 (ja) * 2011-09-13 2013-09-25 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004172671A (ja) * 2002-11-15 2004-06-17 Toshiba Corp 動画像加工方法及び装置
JP2006203691A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Sharp Corp 撮影装置
JP2007143029A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Advanced Telecommunication Research Institute International ビデオコンテンツ作成装置
JP2008139488A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Nikon Corp 顕微鏡装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11778137B2 (en) 2021-07-26 2023-10-03 Ricoh Company, Ltd. Information processing device, information processing method, and non-transitory recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
CN104378547A (zh) 2015-02-25
CN104378547B (zh) 2019-08-16
JP6135391B2 (ja) 2017-05-31
US20150049217A1 (en) 2015-02-19
US9525827B2 (en) 2016-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6135391B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP5806623B2 (ja) 撮像装置、撮像方法およびプログラム
US20160330372A1 (en) Imaging device
WO2010065344A1 (en) System of and method for video refocusing
JP2007019685A (ja) 撮像装置、制御方法、およびプログラム
JP2010081535A (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
US20130114938A1 (en) Image-capturing apparatus
JP4767838B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4957263B2 (ja) 撮像装置、撮像方法及びそのプログラム
JP2006303961A (ja) 撮像装置
JP2007089186A (ja) 動画撮影機能付き移動通信端末機及びその動作方法
JP5266701B2 (ja) 撮像装置、被写体分離方法、およびプログラム
JP5876991B2 (ja) 撮影機器、撮影方法及び再生方法
JP2014168147A (ja) 画像処理プログラムおよびデジタルカメラ
JP4788172B2 (ja) 撮像装置及びプログラム
JP2019022026A (ja) 撮像装置
JP4797847B2 (ja) 画像処理装置、画像処理手順およびプログラム
JP4909196B2 (ja) 撮影制御装置、撮影制御方法及びプログラム
JP6427859B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5163333B2 (ja) カメラ装置、及びその画像表示方法と画像表示プログラム
WO2013065642A1 (ja) 画像処理装置
JP5364625B2 (ja) 撮像装置
JP2008064980A (ja) 光学装置、光学装置の制御方法
JP2008294667A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP2007166447A (ja) 撮像装置、ズーム表示方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160201

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170410

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6135391

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250