JP2015035782A - 画像処理装置、撮像装置、顕微鏡システム、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、顕微鏡システム、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】モザイク画像の補間処理を行う際に、ナイキスト周波数に近い高周波帯域であっても偽色の発生を抑制することができる画像処理装置等を提供する。【解決手段】画像処理装置1は、被写体を撮像することにより得られた、単色画像の画像信号と、少なくとも複数の色情報を持つ色画像の画像信号と、を取得する画像取得部11と、単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、色画像を構成する各画素において欠落している色情報を補間することにより、補間画像を作成する補間処理部12とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、カラーフィルタを介して撮像された画像を処理する画像処理装置、撮像装置、顕微鏡システム、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
CCDイメージセンサ等の固体撮像素子を用いてカラー画像を取得する場合、固体撮像素子が備えるフォトダイオード(画素)の受光面の前に、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の3色を有するカラーフィルタを配置して撮像が行われる。この撮像方法の場合、1画素につき1色の画像情報(色情報)しか得ることができないため、画像全体では、位置に応じた色の色情報を有する画素が配列された所謂モザイク画像となる。このようなモザイク画像に対し、各画素において欠落している色情報を補間することにより、各画素が全ての色成分(例えば3色)を有するカラー画像を生成することができる。このような処理は、デモザイク処理とも呼ばれる。
補間処理としては、例えば、注目画素に対し、補間する色情報と同じ色の色情報を有する注目画素周辺の複数画素の画素値の平均値を算出し、この平均値を注目画素の当該色情報とする線形補間が知られている。しかしながら、線形補間においては、注目画素における色情報の方向性を考慮することなく、周辺画素の色情報を単純平均することにより、変化が滑らかとなるように色情報を推定するため、エッジ部や細部等において偽色が発生してしまう。
このような問題に対し、特許文献1には、モザイク画像において、ある画素を中心とする複数の画素の色情報の相関値から補間方向を判別し、判別された補間方向に並んだ画素の色情報に基づいて補間を行うことで、エッジ部や細部等における偽色を低減する技術が開示されている。
特許第4352331号公報
上記特許文献1においては、モザイク画像における色情報の連続性に基づいて補間方向の判別を行っている。しかしながら、モザイク画像においては、撮像素子に設けられるカラーフィルタでの各色の配置に対応して、色情報が空間的に不連続(例えば1画素おき)となる。そのため、特に、ナイキスト周波数に近い高周波帯域においては正確に方向判別することができない場合がある。この場合、補間された色情報が不正確となり、その結果得られたカラー画像に偽色が発生してしまうおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、モザイク画像の補間処理を行う際に、ナイキスト周波数に近い高周波帯域であっても偽色の発生を抑制することができる画像処理装置、撮像装置、顕微鏡システム、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、被写体を撮像することにより得られた、単色画像の画像信号と、少なくとも複数の色情報を持つ色画像の画像信号と、を取得する画像取得部と、前記単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、前記色画像を構成する各画素において欠落している色情報を補間することにより、補間画像を作成する補間処理部と、を備えることを特徴とする。
上記画像処理装置において、前記補間処理部は、前記単色画像を構成する各画素の信号値を輝度情報として用いて、前記欠落している色情報を補間することを特徴とする。
上記画像処理装置において、前記色画像は、赤、青、緑のいずれかの色情報を有する複数の画素が配列された画像であり、前記補間処理部は、前記輝度情報を、前記補間画像における緑の色情報として用い、前記単色画像を構成する各画素の信号値と、前記色画像を構成する画素のうち赤の色情報を有する画素の信号値及び青の色情報を有する画素の信号値とを用いて、前記補間画像における赤及び青の色情報をそれぞれ算出する、ことを特徴とする。
上記画像処理装置において、前記色画像は、赤、青、緑のいずれかの色情報を有する複数の画素が配列された画像であり、前記補間処理部は、前記輝度情報を、YCbCr色空間における輝度成分として用い、前記単色画像を構成する各画素の信号値と、前記色画像を構成する画素のうち、赤の色情報を有する画素の信号値及び青の色情報を有する画素の信号値とを用いて、前記YCbCr色空間における色差成分を算出する、ことを特徴とする。
上記画像処理装置は、前記単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、該単色画像における構造情報を抽出する構造情報抽出部と、前記構造情報に基づき、補間処理を行う際の補間方向を判別する方向判別部と、をさらに備え、前記補間処理部は、前記方向判別部により判別された前記補間方向に従って補間処理を行うことにより、前記欠落している色情報を補間する、ことを特徴とする。
上記画像処理装置において、前記構造情報は、前記単色画像を構成する各画素の信号値と該各画素の周辺画素との信号値の連続性又は勾配を表す情報であることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置は、前記画像処理装置と、前記被写体を撮像することにより、前記色画像及び前記単色画像の画像信号を生成して出力する撮像部と、を備えることを特徴とする。
上記撮像装置において、前記撮像部は、入射した光に対応する画像信号を生成する2つの撮像素子と、前記2つの撮像素子のうちの一方の撮像素子の受光面に設けられたカラーフィルタと、前記観察光を分割し、分割された観察光を前記2つの撮像素子の方向にそれぞれ導く、又は、前記観察光を前記2つの撮像素子の方向に順次導く光学系と、を備えることを特徴とする。
上記撮像装置において、前記2つの撮像素子は、互いに等しい画素ピッチを有することを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡システムは、前記撮像装置と、前記被写体が載置されるステージと、前記被写体の観察光を前記撮像装置に導く光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、被写体を撮像することにより得られた、単色画像の画像信号と、少なくとも複数の色情報を持つ色画像の画像信号と、を取得する画像取得ステップと、前記単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、前記色画像を構成する各画素において欠落している色情報を補間することにより、補間画像を作成する補間処理ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る画像処理プログラムは、被写体を撮像することにより得られた、単色画像の画像信号と、少なくとも複数の色情報を持つ色画像の画像信号と、を取得する画像取得ステップと、前記単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、前記色画像を構成する各画素において欠落している色情報を補間することにより、補間画像を作成する補間処理ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、色画像を構成する各画素において欠落している色情報を補間するので、補間処理に起因する誤差を低減し、ナイキスト周波数に近い高周波帯域であっても偽色の発生を抑制することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示す画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 図3Aは、モノクロ画像を示す模式図である。 図3Bは、モザイク画像を示す模式図である。 図4Aは、補間画像のR成分を示す模式図である。 図4Bは、補間画像のG成分を示す模式図である。 図4Cは、補間画像のB成分を示す模式図である。 図5Aは、本発明の実施の形態1に係る画像処理方法によりモザイク画像を補間した補間画像を示す拡大写真である。 図5Bは、従来の画像処理方法によりモザイク画像を補間した補間画像を示す拡大写真である。 図6は、本発明の実施の形態1の変形例1−3における画像処理を説明するための模式図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図8は、図7に示す画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施の形態3に係る撮像装置の構成を示す模式図である。 図10は、本発明の実施の形態3の変形例3−1に係る撮像装置の構成を示す模式図である。 図11は、本発明の実施の形態3の変形例3−2に係る撮像装置の構成を示す模式図である。 図12は、本発明の実施の形態4に係る顕微鏡システムの構成を示す模式図である。
以下、本発明に係る画像処理装置、撮像装置、顕微鏡システム、画像処理方法及び画像処理プログラムの実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る画像処理装置1は、画像処理の対象となる画像を取得する画像取得部11と、該画像に対して補間処理を施す補間処理部12を備える。
画像取得部11は、撮像装置等の外部機器との間で情報の入出力を行うインタフェースであり、複数色からなるカラーフィルタを介して被写体を撮像することにより得られた、複数の色情報を持つ色画像の画像信号と、同じ被写体を、カラーフィルタを介さないで撮像することにより得られた単色画像の画像信号とを取得する。
ここで、カラーフィルタとしては、赤、緑、青等の各色フィルタが所定の配列(例えばベイヤ配列)で並べられたカラーフィルタが用いられる。このようなカラーフィルタを介して撮像された色画像は、各画素が1色の画像情報(以下、色情報という)を有する所謂モザイク画像となる。一方、単色画像は、各画素が輝度情報のみを有する画像である。以下、カラーフィルタを介して撮像された色画像のことをモザイク画像といい、単色画像をモノクロ画像という。
なお、カラーフィルタを構成する色は、上述した赤、緑、青の3原色に限定されず、例えば、イエロー、マゼンダ、シアンの補色であっても良いし、4色以上のマルチバンドであっても良い。また、フィルタの配列としては、ベイヤ配列の他、公知の種々の配列を採用することができる。
モザイク画像及びモノクロ画像は、互いに同じ画素ピッチを有する撮像素子を用いて撮像された画像であることが好ましい。即ち、モザイク画像を構成する画素とモノクロ画像を構成する画素とが1対1で対応していることが好ましい。しかしながら、両画像の画素が1対1で対応していない場合であっても、両画像間での画素の空間的な対応関係を取得することができれば、本実施の形態を適用することができる。この場合、モザイク画像の撮像に用いた撮像素子よりも画素ピッチが小さい撮像素子を用いてモノクロ画像を撮像し、モザイク画像よりもモノクロ画像の画素密度を高くする。
画像取得部11は、このようなモザイク画像及びモノクロ画像の画像信号を撮像装置から直接取得しても良いし、ネットワークや記憶装置等を介して取得しても良い。なお、被写体を撮像する撮像装置の種類は特に限定されず、例えば、撮像機能を備えた顕微鏡装置であっても良いし、一般的なデジタルカメラであっても良い。
また、画像取得部11は、画像信号をアナログ信号の状態で取得しても良いし、デジタル変換された画像信号(画像データ)を取得しても良い。前者の場合、画像取得部11は、画像信号をデジタル化して、補間処理部12に入力する。
補間処理部12は、画像取得部11が取得したモノクロ画像を構成する各画素の信号値(画素値)に基づいて、モザイク画像の各画素において欠落している色情報を補間することにより、各画素が全ての色情報(例えば、赤、緑、青の3色)を有する補間画像を作成する。
次に、画像処理装置1の動作について説明する。図2は、画像処理装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS10において、画像取得部11は、同じ被写体像が写ったモノクロ画像及びモザイク画像を取得し、補間処理部12に入力する。図3Aは、モノクロ画像を示す模式図であり、図3Bはモザイク画像を示す模式図である。以下においては、本実施の形態1における画像処理を理解し易くするために、5×5=25画素からなるモノクロ画像A1及びモザイク画像A2を処理対象として説明する。また、以下において、モノクロ画像A1及びモザイク画像A2の各々を構成する画素の座標を(x,y)(図3A及び図3Bにおいて、1≦x≦5、1≦y≦5)と記す。
図3Aに示すマトリックス内に表示された符号Mxyは、モノクロ画像A1の座標(x,y)に位置する画素の信号値(画素値)を示す。モノクロ画像A1における各画素の信号値は、被写体に関する輝度情報を表す。
図3Bに示すマトリックス内に表示された符号Rxy、Gxy、Bxyは、モザイク画像A2の座標(x,y)に位置する画素の信号値(画素値)を示す。このうち、符号Rxyは赤の色情報(以下、R信号ともいう)の信号値であり、符号Gxyは緑の色情報(以下、G信号ともいう)の信号値であり、符号Bxyは青の色情報(以下、B信号ともいう)の信号値である。モザイク画像A2は、一例として、ベイヤ配列のカラーフィルタを使用して取得された画像であり、各画素は、信号値Rxy、Gxy、Bxyのいずれかを有する。
続くステップS11において、補間処理部12は、モザイク画像A2の各画素において欠落している色情報をモノクロ画像A1の信号値、即ち輝度情報に基づいて補間することにより、各画素が全ての色情報を有する補間画像(デモザイク画像)を作成する。なお、モノクロ画像A1を生成した撮像素子に欠陥画素が存在する場合、当該欠陥画素に対応するモノクロ画像A1上の画素の信号値を、線形補間等の公知技術により予め補間しておく。
図4Aは、補間画像の赤色成分(以下、R成分という)を示す模式図であり、図4Bは、補間画像の緑色成分(以下、G成分という)を示す模式図であり、図4Cは、補間画像の青色成分(B成分)を示す模式図である。図4A〜図4Cに示すマトリックス内に表示された符号R’xy、G’xy、B’xyは、補間画像の座標(x,y)に位置する画素におけるR成分、G成分、B成分の信号値をそれぞれ表す。なお、図4A〜図4Cにおいては、モザイク画像A2において信号値Rxy、Gxy、Bxyが得られている画素に網掛けを附している。
補間処理部12は、補間画像のG成分として、モノクロ画像A1の信号値Mxyをそのまま用いる。即ち、G’xy=Mxyである。これより、全ての画素における信号値G’xyが得られる。
また、補間処理部12は、補間画像のR成分、B成分を、モザイク画像A2において取得されたR信号、B信号と、G信号の代わりにモノクロ画像A1の信号値とを用いた補間処理により算出する。補間処理としては、公知の種々の手法を用いることができ、本実施の形態1においては、色差補間を行う。
例えば、補間画像のB成分の信号値B’22、B’23、B’32、B’33は、次式(1a)〜(1d)によってそれぞれ与えられる。
即ち、座標(2,2)のように、モザイク画像A2において補間対象と同じ色の信号値Bxyが得られている場合、該信号値Bxyがそのまま信号値B’xyとなる(式(1a))。また、座標(2,3)のように、モザイク画像A2においてx方向で隣接する画素が補間対象と同じ色の信号を有する場合、G信号の代わりにモノクロ画像A1の信号値を用いたx方向における色差補間により信号値B’xyが算出される(式(1b))。また、座標(3,2)のように、モザイク画像A2においてy方向で隣接する画素が補間対象と同じ色の信号を有する場合、G信号の代わりにモノクロ画像A1の信号値を用いたy方向における色差補間により信号値B’xyが算出される(式(1c))。さらに、座標(3,3)のように、モザイク画像A2においてx方向及びy方向でそれぞれ隣接する画素が補間対象と同じ色の信号を有する場合、G信号の代わりにモノクロ画像A1の信号値を用いたx方向及びy方向における色差補間により信号値B’xyが算出される(式(1d))。
補間処理部12は、補間画像のR成分(信号値R’xy)についても同様に算出する。
これより、モザイク画像A2において欠落した色情報が全て補間された補間画像が得られる。
続くステップS12において、補間処理部12は、補間画像を構成する各色成分の信号を、画像処理装置1に接続された表示装置等の外部機器に出力することにより、カラー画像を表示させる。この際、補間処理部12は、R成分、G成分、B成分の出力強度を色ごとに変化させて、カラー画像における色のバランスを調整しても良い。
その後、画像処理装置1の動作は終了する。
図5Aは、実施の形態1に係る画像処理方法により作成した補間画像を示す拡大写真である。また、図5Bは、従来の画像処理方法により作成した補間画像を示す拡大写真であり、比較のために示すものである。なお、もとのモザイク画像は、縦及び横のラインをそれぞれ等間隔で並べたストライプのパターンを、画像の上から下に向かってピッチが狭くなるように配置したものである。
図5Bに示すように、従来の画像処理方法の場合、ストライプのピッチが狭くなるほど偽色の発生が顕著となり、縦及び横のラインが不明瞭になってしまった。それに対し、図5Aに示すように、実施の形態1に係る画像処理方法の場合には、偽色の発生を十分に低減することができたため、ストライプのピッチを狭くした場合であっても、縦及び横のラインを明瞭に視認することができた。
以上説明したように、実施の形態1によれば、補間画像におけるG成分として、全ての画素の情報が揃ったモノクロ画像A1の信号値(輝度情報)を用いるため、G成分に対する空間的な補間処理が不要となる。従って、G成分の補間処理に起因する誤差を抑制することができる。また、実施の形態1によれば、補間画像におけるR成分及びB成分を、モノクロ画像A1の信号値を用いて補間するため、モザイク画像A2の信号値のみを用いて補間する場合と比較して、補間処理に起因する誤差を低減することができる。従って、実施の形態1によれば、ナイキスト周波数に近い高周波帯域であっても偽色の発生を抑制することができ、従来よりも高画質な補間画像を得ることが可能となる。
上記実施の形態1においては、モザイク画像を取得する際にカラーフィルタを用いることにより欠落してしまう色情報を補間する場合を説明したが、本実施の形態1は、モザイク画像を生成した撮像素子に欠陥画素が存在する場合に、当該欠陥画素に対応するモザイク画像上の画素の色情報を補間する際にも適用することができる。
上記実施の形態1においては、RGBの3色で表現されたモザイク画像において欠落している色情報を色差補間により算出したが、欠落している色情報の算出方法はこれに限定されない。以下、色情報の算出方法の変形例1−1〜1−5を説明する。
(変形例1−1)
本発明の実施の形態1の変形例1−1について説明する。
上記実施の形態1においてはRGB色空間における補間処理を説明したが、モザイク画像をYCbCr色空間において補間した後でRGB色空間に変換することにより補間画像を作成しても良い。
この場合、YCbCr色空間の座標(x,y)における画素の輝度成分Yxyには、モノクロ画像A1の信号値Mxyがそのまま用いられる。即ち、Yxy=Mxyである。
また、YCbCr色空間の座標(x,y)における画素の色差成分Cbxy、Crxyは、モザイク画像A2における当該画素及びその周辺画素のR信号、B信号と、G信号との差分から算出される。この際、本変形例1−1においては、G信号の代わりに、モノクロ画像A1の信号値が用いられる。
例えば、色差成分Cb22、Cb23、Cb32、Cb33は、次式(2a)〜(2d)により与えられる。
色差成分Crxyについても同様に、モザイク画像A2におけるR信号と、G信号の代わりに用いるモノクロ画像A1の信号値とに基づいて算出される。
このようにYCbCr空間において補間した各画素の輝度成分及び色差成分を、例えばITU−R BT.601で規定される公知の変換式(3a)〜(3c)を用いてRGB信号に変換することにより、補間画像の各色成分が得られる。
xy=Yxy+1.4022×Crxy …(3a)
xy=Yxy−0.34414Cbxy−0.71414×Crxy …(3b)
xy=Yxy+1.77200×Cbxy …(3c)
(変形例1−2)
次に、本発明の実施の形態1の変形例1−2について説明する。
本変形例1−2においては、モザイク画像において欠落している色情報を算出する際に、色差補間の代わりにACPI(Advanced Color Plane Interpolation)補間を用いる。なお、補間画像のG成分(信号値G’xy)については、上記実施の形態1と同様に、モザイク画像と同じ被写体像が写ったモノクロ画像の信号値をそのまま用いることとする。
ここで、通常のACPI補間においては、補間対象画素の周辺画素の信号値から算出した線形補間値に対し、補間対象画素における高空間周波数成分を加えることにより、当該補間対象画素の信号値を算出する。これに対し、本変形例1−2においては、線形補間値に加える高空間周波数成分を、モノクロ画像A1の信号値Mxyから算出する。
例えば、補間画像のB成分の信号値B’22、B’23、B’32、B’33は、次式(4a)〜(4d)により与えられる。
即ち、座標(2,2)のように、モザイク画像A2において補間対象の色の信号値Bxyが得られている場合、該信号値Bxyがそのまま信号値B’xyとなる(式(4a))。また、座標(2,3)のように、モザイク画像A2においてx方向で隣接する画素が補間対象と同じ色の信号を有する場合、該隣接する画素の信号値の平均に対し、モノクロ画像A1における当該画素のx方向での高空間周波数成分が加算される(式(4b))。また、座標(3,2)のように、モザイク画像A2においてy方向で隣接する画素が補間対象と同じ色の信号を有する場合、該隣接する画素の信号値の平均に対し、モノクロ画像A1における当該画素のy方向での高空間周波数成分が加算される(式(4c))。さらに、座標(3,3)のように、モザイク画像A2においてx方向及びy方向でそれぞれ隣接する画素が補間対象と同じ色の信号値を有する場合、該隣接する画素の信号値の平均に対し、モノクロ画像A1における当該画素のx方向及びy方向での高空間周波数成分が加算される(式(4d))。
補間画像のR成分(信号値R’xy)についても同様に算出される。
(変形例1−3)
次に、本発明の実施の形態1の変形例1−3について説明する。本変形例1−3においては、モザイク画像において欠落している色情報を補間する際に、補間処理に用いる周辺画素の信号値を、同じ被写体像が写ったモノクロ画像における輝度差に応じて重み付けする。なお、補間画像のG成分(信号値G’xy)については、上記実施の形態1と同様に、モザイク画像と同じ被写体像が写ったモノクロ画像の信号値をそのまま用いることとする。
図6は、本変形例1−3における画像処理を説明するための模式図であり、7×7=49画素からなるモザイク画像を示している。まず、このモザイク画像A3に対し、補間対象画素を中心とするフィルタ領域Fを設定する。以下の説明においては、フィルタ領域Fのサイズを5×5画素とするが、フィルタ領域Fのサイズは任意に設定して良い。
続いて、このフィルタ領域F内の各画素に対し、モノクロ画像の輝度に依存する重みを決定する。ここで、補間対象画素の周辺画素が有する色情報であっても、補間対象の色と異なる色の色情報は使用されない。そのため、フィルタ領域Fにおいて、該異なる色の色情報を有する画素に与えられる重みはゼロに設定される。例えば、座標(4,5)における画素のB成分を補間する場合、信号値R35を有する画素や信号値G36を有する画素等の重みはゼロに設定される。
また、重みがゼロ以外の画素に与えられる重みは、当該画素と補間対象画素との輝度差に基づいて算出される。例えば、座標(4,5)における画素のB成分を補間する場合、信号値B24を有する画素に与えられる重みwd(24)は、モノクロ画像における信号値M24及び信号値M45を用いて、次式(5)によって与えられる。
式(5)において、符号σdは、重みの値を調整するための任意の値である。
フィルタ領域F内の他の画素についても同様に重みが決定される。
式(5)より明らかなように、座標(x,y)における画素の重みwd(xy)は、補間対象画素との輝度差が小さいほど大きくなり、該輝度差が大きいほど小さくなる。
このようにしてフィルタ領域F内の各画素の重み(wd(xy)又はゼロ)を決定した後、フィルタ領域F内の各画素の信号値を重み付け加算することにより、補間画像における各色成分が算出される。例えば、座標(4,5)における画素のB成分の信号値B’45は、次式(6)によって与えられる。
補間画像におけるR成分についても同様に算出される。
以上説明した変形例1−3によれば、補間対象画素とフィルタ領域F内の各画素との輝度差に基づく重み付け加算を行うので、補間対象画素におけるエッジを保った補間処理を行うことができる。
(変形例1−4)
次に、本発明の実施の形態1の変形例1−4について説明する。本変形例1−4においては、モザイク画像において欠落している色情報を補間する際に、補間処理に用いる周辺画素の信号値を、同じ被写体像が写ったモノクロ画像の輝度差及び空間距離に応じて重み付けする。このような補間対象画素と周辺画素との輝度差及び空間距離による重み付け補間処理は、一般に、バイラテラルフィルタ処理と呼ばれる。なお、補間画像のG成分(信号値G’xy)については、上記実施の形態1と同様に、モザイク画像と同じ被写体像が写ったモノクロ画像の信号値をそのまま用いることとする。
本変形例1−4においても、変形例1−3と同様に、まず、モザイク画像A3に対し、補間対象画素を中心とするフィルタ領域Fを設定する。
続いて、フィルタ領域F内の各画素に対し、モノクロ画像の輝度及び空間距離に依存する重みを決定する。フィルタ領域Fのうち、補間対象の色と異なる色の色情報を有する画素に与えられる重みは、ゼロに設定される。
また、重みがゼロ以外の画素に与えられる重みは、当該画素と補間対象画素との輝度差及び空間距離に基づいて算出される。例えば、座標(4,5)における画素のB成分を補間する場合、信号値B24を有する画素に与えられる重みw24は、次式(7)によって与えられる。
24=wd(24)×ws(24) …(7)
式(7)において、重みwd(24)は当該画素と補間対象画素との輝度差に基づく重みであり、式(5)によって与えられる。一方、重みws(24)は、当該画素と補間対象画素との空間距離に基づく重みであり、座標(2,4)と座標(4,5)とのx方向における空間距離Δx(24〜45)及びy方向における空間距離Δy(24〜45)を用いて、次式(8)によって与えられる。
式(8)において、符号σsは、重みの値を調整するための任意の値である。
フィルタ領域F内の他の画素についても同様に重みが決定される。
式(8)より明らかなように、座標(x,y)における画素の重みws(xy)は、補間対象画素との空間距離が短いほど大きくなり、該空間距離が長いほど小さくなる。
このようにしてフィルタ領域F内の各画素の重み(wxy又はゼロ)を決定した後、フィルタ領域F内の各画素の信号値を重み付け加算することにより、補間画像における各色成分が算出される。例えば、座標(4,5)における画素のB成分の信号値B’45は、次式(9)によって与えられる。
補間画像におけるR成分についても同様に算出される。
以上説明した変形例1−4によれば、補間対象画素とフィルタ領域F内の各画素との輝度差及び空間距離に基づく重み付け加算を行うので、補間対象画素におけるエッジをさらに保った補間処理を行うことができる。
なお、補間対象画素とその周辺画素との輝度差及び空間距離に基づく重み付け補間としては、上述した手法の他にも、より簡易な演算が可能な公知技術であるガイデッドフィルタ処理(例えば、特開2012−239038号公報参照)を適用しても良い。
(変形例1−5)
次に、本発明の実施の形態1の変形例1−5について説明する。
モザイク画像において欠落している色情報を補間する際、補間対象画素が該モザイク画像の端部に位置する場合には、演算に必要な周辺画素の色情報が揃わないため、上述した補間処理を行うことができない。
このような場合、モザイク画像の端部領域については補間処理を行うことなく、色情報を補間することができなかった端部領域をカットしてしまっても良い。或いは、画面端に対する公知の処理により、端部領域における色情報を補間しても良い。例えば、モザイク画像を所定の手法で拡張し、もとのモザイク画像の端部領域の画素の信号値と、拡張した領域の画素の信号値とを用いて補間処理を行っても良い。モザイク画像を拡張する手法としては、例えば、モザイク画像の周囲をゼロ値で埋める手法や、もとのモザイク画像の周囲に同じモザイク画像を複製して周期的に配置する手法や、もとのモザイク画像の周囲に、同じモザイク画像を対称的に配置する手法(ミラーリング)等が知られている。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図7は、本発明の実施の形態2に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、実施の形態2に係る画像処理装置2は、同じ被写体像が写ったモノクロ画像及びモザイク画像を取得する画像取得部11と、モノクロ画像における構造情報を抽出する構造情報抽出部21と、モノクロ画像における構造情報に基づいて、補間処理を行う際の補間方向を判別する方向判別部22と、該方向判別部22によって判別された補間方向に従ってモザイク画像に補間処理を施すことにより、補間画像を作成する補間処理部23とを備える。このうち、画像取得部11の動作は、実施の形態1と同様である。
次に、画像処理装置2の動作について説明する。図8は、画像処理装置2の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS20において、画像取得部11は、同じ被写体像が写ったモノクロ画像及びモザイク画像を取得し、モノクロ画像を構造情報抽出部21に入力し、モザイク画像を補間処理部23に入力する。以下においては、図3Aに示すモノクロ画像A1及び図3Bに示すモザイク画像A2を処理対象として説明する。
続くステップS21において、構造情報抽出部21は、モノクロ画像A1から構造情報を抽出する。構造情報としては、例えば輝度の連続性や輝度勾配のように、モノクロ画像A1におけるエッジを表す情報が用いられる。本実施の形態2においては、構造情報として輝度の連続性を用いる。なお、モノクロ画像A1を生成した撮像素子に欠陥画素が存在する場合、当該欠陥画素に対応するモノクロ画像A1上の画素の信号値を、線形補間等の公知技術により、予め補間しておく。
輝度の垂直方向(y方向)における連続性を表す値をα、水平方向(x方向)における連続性を表す値をβとすると、例えば、モノクロ画像A1の座標(3,3)における値α及びβは、次式(10a)及び(10b)によってそれぞれ与えられる。
これらの値α及びβが小さいほど、当該座標(3,3)における輝度の連続性が高いことを示す。
なお、垂直方向及び水平方向に加えて、斜め方向における輝度の連続性を表す値を算出しても良い。例えば、座標(3,3)の斜め方向における輝度の連続性は、信号値M22、M33、M44、或いは、信号値M24、M33、M42を用いて算出することができる。
続くステップS22において、方向判別部22は、ステップS21において抽出された構造情報に基づき、補間処理を行う際の補間方向を判別する。本実施の形態2においては、輝度の連続性に応じて、補間方向を、水平方向、垂直方向、又は、方向なしのいずれかに判別する。より詳細には、輝度の連続性が高い方向を補間方向として判別する。
上述したように、輝度の連続性を表す値α及びβは、値が小さいほど連続性が高いことを示す。従って、補間方向は、具体的に、以下のように判別される。
(1)α>βの場合
水平方向における連続性を表す値βの方が小さいため、水平方向の連続性が高いといえる。従って、補間方向は水平方向と判別される。
(2)α<βの場合
垂直方向の連続性を表す値αの方が小さいため、垂直方向の連続性が高いといえる。従って、補間方向は垂直方向と判別される。
(3)α=βの場合
垂直方向及び水平方向の連続性は同程度といえる。従って、補間方向としては、方向なしと判別される。
なお、ステップS21において斜め方向の構造情報を抽出した場合には、補間方向として斜め方向を含めても良い。いずれにしても、連続性の高い方向が補間方向として判別される。
続くステップS23において、補間処理部23は、ステップS22において判別した補間方向に基づいてモザイク画像A2において欠落している色情報を補間することにより、補間画像(図4A〜図4C参照)を作成する。
そのために、補間処理部23は、まず、モザイク画像A2を生成した撮像素子に欠陥画素が存在する場合、当該欠陥画素に対応するモザイク画像A2上の画素の信号値を補間する。
例えば、モザイク画像A2において、座標(3,3)における赤の信号値R33が欠落している場合、該信号値R33は、ステップS22において判別された補間方向に応じ、周辺画素における同じ色の信号値を用いて、次式(11a)〜(11c)のいずれかにより算出される。
続いて補間処理部23は、補間画像における各色成分を算出する。
補間画像におけるG成分の信号値G’xyは、モザイク画像A2におけるG信号を用いた補間処理により算出される。例えば信号値G’33は、ステップS22において判別された補間方向に応じて、次式(12a)〜(12c)により与えられる。
或いは、次式(13a)〜(13c)に示すように、公知のACPI補間と同様にして、座標(2,3)における高空間周波数成分を加えても良い。
また、補間画像におけるR成分、B成分の信号値R’xy、B’xyは、モザイク画像A2における同じ色の信号値と、補間画像におけるG成分の信号値とを用いた補間処理により算出される。
例えば、B成分の信号値B’22、B’23、B’32、B’33は、次式(14a)〜(14d)によってそれぞれ与えられる。
R成分についても同様に算出される。
なお、信号値R’xy及びB’xyを算出する際には、実施の形態1の変形例1−1〜1−5を適用しても良い。これらの場合、式(2a)〜(2d)、(4a)〜(4d)、(5)〜(9)における信号値Mxyは、信号値G’xyに読み替えられる。
また、ステップS22において補間方向として斜め方向を含めた場合には、補間対象画素の斜め方向における周辺画素を用いて補間処理を行っても良い。
続くステップS24において、補間処理部23は、補間画像を構成する各色成分の信号を、画像処理装置2に接続された表示装置等の外部機器に出力することにより、カラー画像を表示させる。なお、この際、補間処理部23は、R成分、G成分、B成分の出力強度を色ごとに変化させて、カラー画像における色のバランスを調整しても良い。
その後、画像処理装置2の動作は終了する。
以上説明したように、実施の形態2によれば、G成分の空間的な補間処理を行う方向を、モノクロ画像A1の信号値Mxyに基づいて判別するので、正確な方向判別が可能となる。従って、ナイキスト周波数に近い高周波帯域であっても、G成分の補間処理における誤差を低減することができる。また、このように補間処理がなされたG成分を用いて、R成分及びB成分の補間処理を行うので、補間画像における偽色の発生を抑制することができ、従来よりも高画質な補間画像を得ることが可能となる。
(変形例2−1)
次に、本発明の実施の形態2の変形例2−1について説明する。
本変形例2−1においては、構造情報として、モノクロ画像A1における輝度勾配を用いる例を説明する。
水平方向における輝度勾配をdh1、dh2、垂直方向における輝度勾配をdv1、dv2とすると、輝度勾配dh1、dh2、dv1、dv2は、注目画素の信号値と各方向における周辺画素の信号値との差分処理により算出される。
例えば、座標(3,3)における画素の輝度勾配dh1、dh2、dv1、dv2は次式(15a)〜(15d)により与えられる。
なお、垂直方向及び水平方向に加えて、斜め方向の輝度勾配を算出しても良い。
この場合、モザイク画像A2の補間方向は、輝度勾配が小さい方向と判別される。具体的には、以下のとおりである。
(1)(dv1+dv2)>(dh1+dh2)の場合
水平方向における輝度勾配の方が小さいため、補間方向は水平方向と判別される。
(2)(dv1+dv2)<(dh1+dh2)の場合
垂直方向における輝度勾配の方が小さいため、補間方向は垂直方向と判別される。
(3)(dv1+dv2)=(dh1+dh2)の場合
水平方向及び垂直方向の輝度勾配が等しいため、補間方向の方向性はないと判別される。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図9は、本発明の実施の形態3に係る撮像装置の構成例を示す模式図である。図9に示すように、実施の形態3に係る撮像装置は、画像処理装置1又は2と、被写体の観察光(照明光を被写体に照射した際の、被写体からの反射光及び透過光等)に基づく画像信号を生成して該画像処理装置1又は2に入力する撮像部3とを備える。なお、画像処理装置1又は2の構成及び動作は、実施の形態1又は2と同様である。
撮像部3は、2つの撮像素子31、32と、被写体の観察光を分割して撮像素子31、32の方向にそれぞれ導く光学系としてのプリズム33と、一方の撮像素子32に設けられたカラーフィルタ34とを備える。
撮像素子31、32は、例えばCCDイメージセンサ等からなる固体撮像素子であり、互いに等しいピッチで配列された複数の画素を有する。撮像素子31、32は、各々が備える受光面において受光した被写体の観察光を光電変換することにより画像信号を生成し、画像処理装置1又は2に出力する。これらの撮像素子31、32は、好ましくは同時に撮像動作を実行するように制御されている。
なお、撮像素子31、32は、光電変換により生成した画像信号を増幅する増幅部を内部に備えていても良いし、撮像素子31、32の後段に増幅部を別途設けても良い。また、撮像素子31、32の後段にA/D変換部を設け、画像信号をデジタル化した画像データを画像処理装置1又は2に入力しても良いし、アナログの画像信号を画像処理装置1又は2に入力し、画像処理装置1又は2側で該画像信号をデジタル化しても良い。
カラーフィルタ34は、各色フィルタが撮像素子32の画素と対応する位置に配列された光学部材であり、撮像素子32の受光面に設けられている。撮像素子32は、カラーフィルタ34を介して観察光を受光することにより、画素ごとに決まった色の色情報を表す画像信号を出力する。
カラーフィルタ34としては、公知の種々のカラーフィルタを用いることができる。具体的には、2行2列の画素領域に1つの赤色フィルタと、2つの緑色フィルタと、1つの青色フィルタとが配置されたベイヤ配列型カラーフィルタや、2行2列の画素領域にシアン、マゼンダ、イエロー、緑の各色フィルタが1つずつ配列された補色フィルタや、4行4列の画素領域に、8個の緑色フィルタと、2個のシアンフィルタと、2個のオレンジフィルタと、2個の青色フィルタと、2個の赤色フィルタとが配置されたマルチバンドフィルタ(例えば、特開2012−239038号公報参照)等が挙げられる。
撮像部3に入射した観察光をプリズム33により分割し、分割された一方の観察光を撮像素子31に入射させ、他方の観察光をカラーフィルタ34を介して撮像素子32に入射させる。それにより、撮像素子31においてモノクロ画像の画像信号が生成され、撮像素子32においてモザイク画像の画像信号が生成されて、共に画像処理装置1又は2に向けて出力される。
なお、モノクロ画像の画像信号を生成する撮像素子31の画素ピッチを、モザイク画像の画像信号を生成する撮像素子32の画素ピッチに対して小さくしても良い。この場合、撮像素子32の各画素に対応する撮像素子31の1つ以上の画素との空間的な対応関係を予め取得しておく。
また、プリズム33の代わりにハーフミラーを用いて観察光を分割しても良い。
(変形例3−1)
次に、本発明の実施の形態3の変形例3−1について説明する。画像処理装置1又は2に入力される画像信号を生成する撮像部の構成は、実施の形態3において説明した撮像部3の構成に限定されない。
図10は、本変形例3−1に係る撮像装置の構成を示す模式図である。図10に示すように、本変形例3−1に係る撮像装置は、画像処理装置1又は2と、被写体の観察光に基づく画像信号を生成して該画像処理装置1又は2に入力する撮像部4とを備える。
撮像部4は、2つの撮像素子31、32と、被写体の観察光を撮像素子31、32に時分割で導く光学系としての反射ミラー41及びミラー駆動部42と、撮像素子32に設けられたカラーフィルタ34とを備える。このうち、撮像素子31、32の構成及び動作並びにカラーフィルタ34の構成及び作用は、実施の形態3と同様である。
ミラー駆動部42は、反射ミラー41を所定の周期で駆動することにより、撮像部4に入射して直進する観察光の光路に反射ミラー41を配置した状態と、該光路から反射ミラー41を外した状態とを切り替える。
実線で示すように、反射ミラー41が観察光の光路に配置されている場合、観察光は反射ミラー41に反射されて撮像素子31に入射する。一方、破線で示すように、反射ミラー41が観察光の光路から外れている場合観察光は直進し、カラーフィルタ34を介して撮像素子32に入射する。
撮像部3に入射した観察光を反射ミラー41及びミラー駆動部42により、撮像素子31及び撮像素子32に順次入射させることにより、モノクロ画像の画像信号と、モザイク画像の画像信号とが順次生成され、撮像部4から画像処理装置1又は2に向けて順次出力される。
(変形例3−2)
次に、本発明の実施の形態3の変形例3−2について説明する。本変形例3−2においては、画像処理装置1又は2に入力される画像信号を生成する撮像部のさらに別の構成を説明する。
図11は、本変形例3−2に係る撮像素子の構成を示す模式図である。図11に示すように、本変形例3−2に係る撮像装置は、画像処理装置1又は2と、被写体の観察光に基づく画像信号を生成して該画像処理装置1又は2に入力する撮像部5とを備える。
撮像部5は、撮像素子32と、該撮像素子32の受光面の上流側に挿脱可能に設けられたカラーフィルタ34と、該カラーフィルタ34を駆動するフィルタ駆動部51とを備える。このうち、撮像素子32の構成並びにカラーフィルタ34の構成及び作用は、実施の形態3と同様である。
フィルタ駆動部51は、カラーフィルタ34を所定の周期で観察光の光路から挿脱する。なお、図11は、カラーフィルタ34が観察光の光路に挿入された状態を示している。カラーフィルタ34が観察光の光路に挿入されている場合、撮像素子32はカラーフィルタ34を介して観察光を受光することにより、モザイク画像の画像信号を生成する。一方、カラーフィルタ34が観察光の光路から脱出している場合、撮像素子32は観察光をそのまま受光することにより、モノクロ画像の画像信号を生成する。
このようなフィルタ駆動部51の動作により、撮像素子32においてモノクロ画像の画像信号とモザイク画像の画像信号とが順次生成され、撮像部5から画像処理装置1又は2に向けて出力される。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。
図12は、本発明の実施の形態4に係る顕微鏡システムの構成を示す図である。図12に示すように、本実施の形態4に係る顕微鏡システム6は、撮像部3が取り付けられた顕微鏡装置7と、撮像部3において生成された画像に画像処理を施す画像処理装置8と、該画像処理装置8において画像処理が施された画像を表示する表示装置9とを備える。このうち、撮像部3の構成及び動作は、実施の形態3と同様である(図9参照)。なお、撮像部3の代わりに撮像部4(図10参照)や撮像部5(図11参照)を適用しても良い。
顕微鏡装置7は、落射照明ユニット71及び透過照明ユニット72が設けられた略C字形のアーム70と、該アーム70に取り付けられ、観察対象である標本SPが載置される標本ステージ73と、鏡筒75の一端側に三眼鏡筒ユニット77を介して標本ステージ73と対向するように設けられた対物レンズ74と、標本ステージ73を移動させるステージ位置変更部76と、ユーザが標本SPを直接観察する際に用いられる接眼レンズユニット78とを備える。撮像部3は、鏡筒75の他端側に設けられており、三眼鏡筒ユニット77は、対物レンズ74から入射した標本SPの観察光を、撮像部3と接眼レンズユニット78とに分岐する。
落射照明ユニット71は、落射照明用光源711及び落射照明光学系712を備え、標本SPに対して落射照明光を照射する。落射照明光学系712は、落射照明用光源711から出射した照明光を集光して観察光路Lの方向に導く種々の光学部材(フィルタユニット、シャッタ、視野絞り、開口絞り等)を含む。
透過照明ユニット72は、透過照明用光源721及び透過照明光学系722を備え、標本SPに対して透過照明光を照射する。透過照明光学系722は、透過照明用光源721から出射した照明光を集光して観察光路Lの方向に導く種々の光学部材(フィルタユニット、シャッタ、視野絞り、開口絞り等)を含む。
対物レンズ74は、倍率が互いに異なる複数の対物レンズ(例えば、対物レンズ74、74’)を保持可能なレボルバ79に取り付けられている。このレボルバ79を回転させて、標本ステージ73と対向する対物レンズ74、74’を変更することにより、撮像倍率を変化させることができる。
鏡筒75の内部には、複数のズームレンズと、これらのズームレンズの位置を変化させる駆動部(いずれも図示せず)とを含むズーム部が設けられている。ズーム部は、各ズームレンズの位置を調整することにより、撮像視野内の被写体像を拡大又は縮小させる。
ステージ位置変更部76は、例えばモータ761を含み、標本ステージ73の位置をXY平面内で移動させることにより、撮像視野を変化させる。また、ステージ位置変更部76には、標本ステージ73をZ軸に沿って移動させることにより、対物レンズ74の焦点を標本SPに合わせる。
画像処理装置8は、画像取得部81と、記憶部82と、画像処理部83と、出力部84とを備える。このうち、画像取得部81の構成及び動作は、図1に示す画像取得部11と同様である。
記憶部82は、更新記録可能なフラッシュメモリ、RAM、ROMといった半導体メモリ等の記録装置や、内蔵若しくはデータ通信端子で接続されたハードディスク、MO、CD−R、DVD−R等の記録媒体及び該記録媒体への情報の書き込み及び読み取りを行う書込読取装置を含む記録装置等によって構成される。記憶部82は、当該画像処理装置8の動作を制御する制御プログラム並びに該制御プログラムの実行中に使用される各種パラメータ及び設定情報や、画像取得部81が取得したモノクロ画像及びモザイク画像の画像信号や、画像処理部83により画像処理が施された画像(補間画像等)の画像信号等を記憶する。
画像処理部83は、実施の形態1において説明したように、画像取得部81が取得したモノクロ画像及びモザイク画像の画像信号に基づいて補間画像を生成する補間処理部12を備える。或いは、画像処理部83を、実施の形態2と同様に、構造情報抽出部21と、方向判別部22と、補間処理部23とによって構成しても良い。
実施の形態4において、画像処理部83は、専用のハードウェアによって構成しても良いし、CPU等のハードウェアに所定のプログラムを読み込むことによって構成しても良い。後者の場合、記憶部82は、さらに、補間画像の生成処理を含む画像処理を画像処理部83に実行させるための画像処理プログラム並びに該画像処理プログラムの実行中に使用される各種パラメータ及び設定情報を記憶する。
出力部84は、画像処理装置8に表示装置9等の外部機器を接続するための外部インタフェースである。
表示装置9は、例えば、LCDやELディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示装置によって構成され、画像処理装置8から出力された補間画像の画像データに基づくカラー画像を表示する。
本発明は、上述した各実施の形態1〜4並びに変形例そのままに限定されるものではなく、各実施の形態1〜4並びに変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態1〜4並びに変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を除外して形成しても良い。或いは、異なる実施の形態に示した構成要素を適宜組み合わせて形成しても良い。
1、2、8 画像処理装置
3、4、5 撮像部
6 顕微鏡システム
7 顕微鏡装置
9 表示装置
11、81 画像取得部
12、23 補間処理部
21 構造情報抽出部
22 方向判別部
31、32 撮像素子
33 プリズム
34 カラーフィルタ
41 反射ミラー
42 ミラー駆動部
51 フィルタ駆動部
70 アーム
71 落射照明ユニット
72 透過照明ユニット
73 標本ステージ
74 対物レンズ
75 鏡筒
76 ステージ位置変更部
77 三眼鏡筒ユニット
78 接眼レンズユニット
79 レボルバ
82 記憶部
83 画像処理部
84 出力部
711 落射照明用光源
712 落射照明光学系
721 透過照明用光源
722 透過照明光学系
761 モータ

Claims (12)

  1. 被写体を撮像することにより得られた、単色画像の画像信号と、少なくとも複数の色情報を持つ色画像の画像信号と、を取得する画像取得部と、
    前記単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、前記色画像を構成する各画素において欠落している色情報を補間することにより、補間画像を作成する補間処理部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補間処理部は、前記単色画像を構成する各画素の信号値を輝度情報として用いて、前記欠落している色情報を補間することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記色画像は、赤、青、緑のいずれかの色情報を有する複数の画素が配列された画像であり、
    前記補間処理部は、
    前記輝度情報を、前記補間画像における緑の色情報として用い、
    前記単色画像を構成する各画素の信号値と、前記色画像を構成する画素のうち赤の色情報を有する画素の信号値及び青の色情報を有する画素の信号値とを用いて、前記補間画像における赤及び青の色情報をそれぞれ算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記色画像は、赤、青、緑のいずれかの色情報を有する複数の画素が配列された画像であり、
    前記補間処理部は、
    前記輝度情報を、YCbCr色空間における輝度成分として用い、
    前記単色画像を構成する各画素の信号値と、前記色画像を構成する画素のうち、赤の色情報を有する画素の信号値及び青の色情報を有する画素の信号値とを用いて、前記YCbCr色空間における色差成分を算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、該単色画像における構造情報を抽出する構造情報抽出部と、
    前記構造情報に基づき、補間処理を行う際の補間方向を判別する方向判別部と、
    をさらに備え、
    前記補間処理部は、前記方向判別部により判別された前記補間方向に従って補間処理を行うことにより、前記欠落している色情報を補間する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記構造情報は、前記単色画像を構成する各画素の信号値と該各画素の周辺画素との信号値の連続性又は勾配を表す情報であることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記被写体を撮像することにより、前記色画像及び前記単色画像の画像信号を生成して出力する撮像部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 前記撮像部は、
    入射した光に対応する画像信号を生成する2つの撮像素子と、
    前記2つの撮像素子のうちの一方の撮像素子の受光面に設けられたカラーフィルタと、
    前記観察光を分割し、分割された観察光を前記2つの撮像素子の方向にそれぞれ導く、又は、前記観察光を前記2つの撮像素子の方向に順次導く光学系と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記2つの撮像素子は、互いに等しい画素ピッチを有することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記被写体が載置されるステージと、
    前記被写体の観察光を前記撮像装置に導く光学系と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡システム。
  11. 被写体を撮像することにより得られた、単色画像の画像信号と、少なくとも複数の色情報を持つ色画像の画像信号と、を取得する画像取得ステップと、
    前記単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、前記色画像を構成する各画素において欠落している色情報を補間することにより、補間画像を作成する補間処理ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  12. 被写体を撮像することにより得られた、単色画像の画像信号と、少なくとも複数の色情報を持つ色画像の画像信号と、を取得する画像取得ステップと、
    前記単色画像を構成する各画素の信号値に基づき、前記色画像を構成する各画素において欠落している色情報を補間することにより、補間画像を作成する補間処理ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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