JP2015030210A - 印刷装置及びプログラム - Google Patents

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Tomoyuki Nakano
智之 中野
洋 城取
Hiroshi Shirotori
洋 城取
善行 小澤
Yoshiyuki Ozawa
善行 小澤
加奈子 井手
Kanako Ide
加奈子 井手
克己 山田
Katsumi Yamada
山田  克己
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Abstract

【課題】レンズ層を通して三次元画像を含む画像を見た際の画質の低下を抑えつつ、画像の印刷時に発生するミストを低減できる印刷装置及びプログラムを提供する。【解決手段】三次元画像を含む画像は、レンチキュラーレンズをレンズ層に有するレンズシートに印刷される。この画像の印刷領域PAにおいて、レンズの長手方向と直交するレンズ直交方向LX(線状像配列方向)の端部領域EAには、大ドットでインク滴が噴射される。この端部領域EAにはレンズシートのレンズ直交方向LXの端部領域SEとその外側に位置して縁無し印刷時にインク滴が噴射されるはみ出し領域OAとが含まれる。レンズ直交方向LXにおいて端部領域EAよりも内側に位置する内部領域IAには、中小2種類のドットを用いてインク滴が噴射される。印刷領域PAのレンズ長手方向LYは端部に至るまで内部領域IAと同じ印刷条件で(中小2種類のドットを用いて)インク滴が噴射される。【選択図】図9

Description

本発明は、インク等の液体を噴射可能な液体噴射部を有する印刷装置及びプログラムに関する。
例えばインクジェットプリンター等の印刷装置では、液体噴射ヘッド(液体噴射部の一例)のノズルからインクを噴射して用紙等の媒体に画像等が印刷される。また、この種の印刷装置では、液体噴射ヘッドのノズルから複数種のサイズのインク滴を噴射して高品位の印刷物を得るものが知られている。
特許文献1には、記録ヘッド(液体噴射部の一例)のノズルから複数のドット径のインク滴の吐出が可能な記録装置が開示されている。例えば縁なし印刷を行う場合、記録媒体を含む記録領域のうちの記録媒体の端部近傍の領域に記録を行うときには、複数のドット径のうち相対的に大きいドット径で形成されるドットの吐出頻度が高くなるようよう変更される。つまり、相対的に小さいドット径で形成されるドットの吐出頻度が低くなるよう変更される。このようにドット径を制御するのは、以下の理由によりミストの発生を低減するためである。
記録ヘッドのノズル形成面からの距離が、記録媒体の表面よりも、記録媒体よりも外側の領域のインクを吐出する位置に設けられたインク吸収体の表面までの方が遠い位置にあるため、記録媒体よりも外側の領域においてインク滴が吐出された場合はミストが発生し易くなる。さらに、小さいインク滴は大きいインク滴よりミストの発生が多くなる。従って、記録媒体よりも外側の領域に小さいインク滴で記録を行うと最もミストが発生しやすくなるからである。
例えば特許文献2には、用紙の端より内側の通常印刷領域では、大ドット、中ドット及び小ドットの3種類のドットを組み合わせることにより高品位の印刷が行われ、一方、用紙端部近傍のマスク領域では、大ドット及び中ドットの2種類のドットを組み合わせることにより、インクミストの発生を防止した印刷が行われる印刷装置が開示されている。
ところで、レンチキュラーレンズ等のレンズ層に面して配置される媒体に三次元画像を印刷し、画像の三次元視を可能にする技術が開示されている(特許文献3,4等)。
特開2005−22404号公報 特開2005−1202号公報 特開2001−42462号公報 特開平7−281327号公報
ところで、三次元画像は高解像度が要求されるため、少なくとも小ドットを含むドットサイズでインク滴を噴射する印刷が要求される。しかしながら、前述のように、インク滴は小さくなるとミストが発生し易くなる。特に縁なし印刷時に、シートの外側で小さなインク滴を使うと、インク吸収材に到達するまでの距離が、シート表面に到達するまでの距離に比べ長くなるので、媒体の端部周辺ではミストが一層発生し易くなる。そのため、三次元画像を含む画像を媒体に印刷する場合、小さなドットを含む1種又は複数種のドットサイズでインク滴を噴射して比較的高解像度で印刷を行いつつ、ミストの発生を低減させたいという課題が発生する。
なお、この課題は、レンチキュラーレンズに限らず、他の方式の三次元視用のレンズ層を使用する場合でも同様に該当する。また、レンズシートに三次元画像を印刷する場合に限らず、印刷媒体に三次元画像を印刷した後にレンチキュラーレンズ等のレンズ層を貼り付けたり、三次元画像が印刷された印刷媒体の上に例えばインクジェット記録方式でレンズ層を形成したりする場合においても同様の課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、レンズ層を通して三次元画像を含む画像を見た際の画質の低下を抑えつつ、画像の印刷時に発生するミストを低減できる印刷装置及びプログラムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する印刷装置は、異なるサイズのドットを形成可能な複数種の液体を噴射する液体噴射部と、前記液体噴射部が噴射する液体のドットサイズを画像データに基づき制御する駆動制御部と、を備え、前記液体噴射部は、複数の線状像が配列されてなる三次元画像を含む画像を媒体に印刷する場合、前記画像の印刷領域において少なくとも前記線状像の配列方向の端部領域では、当該端部領域よりも内側に位置する内部領域よりも、相対的に小さなドットの噴射割合を低くした設定の下で液体を噴射する。
ここで、「相対的に小さなドットの噴射割合を低くした設定の下で」とは、同じ画像データを用いて比較した場合に、相対的に小さなドットの噴射割合が低くなる設定をいう。また、「相対的に小さなドットの噴射割合を低くした」とは、小さな大小二種類のドットサイズの場合は、内部領域に比べ端部領域において大ドットの割合が高いこと(全て大ドットを含む)、大中小三種類のドットサイズの場合は、内部領域に比べ端部領域において小ドットよりも中ドットや大ドットの噴射割合が高いこと(内部領域が小ドットのみ又は小中ドットのみ、端部領域が大ドットのみを含む)、小中二種類のドットサイズの場合は、内部領域よりも端部領域において中ドットの割合が高いこと(全て中ドットを含む)を含む。
この構成によれば、液体噴射部が液体を噴射して媒体に三次元画像を含む画像を印刷する場合、画像の印刷領域において少なくとも線状像(分割圧縮画像)の配列方向(媒体にレンチキュラーレンズ等のレンズ層がある場合はレンズ長手方向と交差するレンズ交差方向)の端部領域では、印刷領域の内部領域よりも、相対的に小さなドットの噴射割合を低くした設定の下で液体が噴射される。よって、例えば線状像配列方向において印刷領域が媒体よりも広い場合、印刷領域が媒体と同じ広さの場合、印刷領域が媒体より僅かに狭い場合において、印刷領域に対して媒体が線状像配列方向に多少ずれたとしても、媒体の端部よりも外側に噴射される小さなドットの噴射割合が低くなって媒体に着弾せずに浮遊するミストが低減する。また、線状像の配列方向は、レンズの配列方向に一致し、レンズを通して三次元画像を見た場合にレンズ幅に依存して解像度が低くなる方向なので、媒体の前記配列方向の端部に、相対的に大きなドットが形成される割合が増えた割にレンズを通して三次元画像を見たときの解像度の低下が目立ちにくい。よって、レンズ層を通して三次元画像を含む画像を見た際の画質の低下を抑えつつ、画像の印刷時に発生するミストを低減できる。
上記印刷装置では、前記媒体は、レンチキュラーレンズを有するレンズシートであることが好ましい。
この構成によれば、レンズシートに印刷されるときにその端部領域では、小ドットの噴射割合が低くなるので、ミストの発生が抑制される。また、端部領域において小さなドットの形成割合が低くなった分、より大きなサイズのドット形成割合が高くなるものの、より大きなドットが形成されるが、レンズシートのレンズ配列方向(つまり線状像配列方向)は、レンズ層を通して三次元画像を見たときの解像度が低い方向(解像度の粗い方向)なので、より大きなドットが形成される割に、その解像度の低下が目立ちにくい。よって、レンズシートの端部で、より大きなドットの形成割合が高くなる割に、レンチキュラーレンズを通して三次元画像を見たときの解像度の低下が目立ちにくい。
上記印刷装置では、前記液体噴射部は、前記印刷領域の前記端部領域では、前記内部領域よりも、大きなドットの噴射割合を高くした設定の下で液体を噴射する。なお、「相対的に大きなドットの噴射割合を低くした設定の下で」とは、同じ画像データを用いて比較した場合に、相対的に大きなドットの噴射割合が高くなる設定をいう。
この構成によれば、印刷領域の端部領域では、内部領域よりも大きなドットの噴射割合を高くした設定の下で液体が噴射される。よって、媒体の端部及びその外側に大きなドットが噴射され、ミストの発生量を低減できる。また、媒体の端部に大きなドットが形成される割に、線状像の配列方向(つまりレンズの配列方向)はレンズ層を通して三次元画像を見たときの解像度が低い方向(解像度の粗い方向)なので、レンズ層を通して三次元画像を見たときの解像度の低下が目立ちにくい。
上記印刷装置では、前記印刷領域は、少なくとも前記配列方向において、媒体領域よりも広いことが好ましい。
この構成によれば、印刷領域において媒体領域よりも外側にはみ出た部分には、小さなドットの形成割合を低くして液体が噴射される。よって、媒体よりも外側にはみ出たエリアに向けて噴射された液体によるミストを低減できる。
上記印刷装置では、前記端部領域では、前記液体噴射部が噴射可能なドットサイズのうち一番大きなドットサイズで液体を噴射することが好ましい。
この構成によれば、画像の端部領域では、一番大きなドットで液体が噴射される。よって、浮遊するミストを一層効果的に低減できる。
上記印刷装置では、前記内部領域は、前記印刷領域における前記線状像の長手方向における全域に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、液体噴射部は、内部領域では画像における線状像の長手方向の端に至る全域で、端部領域に比べ、小さなドットの噴射割合が高い設定の下で、あるいは大きなドットの噴射割合が低い設定の下で、相対的に高い解像度で画像が印刷される。レンズ層が例えばレンチキュラーレンズの場合、レンズの長手方向は高い解像度で画像が印刷される。したがって、レンズ層を通して三次元画像を見たとき、画像の内部領域をレンズの長手方向の全域で比較的高い解像度で見ることができる。
上記印刷装置では、前記液体噴射部は、前記端部領域であっても、前記三次元画像中の移動距離が閾値を超える対象物の範囲は、前記内部領域と同じドットサイズ条件で液体を噴射することが好ましい。ここで、移動距離は、三次元画像がチェンジ画像か立体視画像かで定義が異なる。チェンジ画像における移動距離とは、ユーザーの両眼を結ぶ線とレンズの長手方向とが直交するように、レンズ層に面して三次元画像の媒体が配置されたレンズシートを持ち、観察条件一定の下で、所定のレンズの軸線を中心に回転させるようにレンズシートを動かしたとき、三次元画像中の所定位置にある部分画像の動く量を決める値である。また、立体視画像における移動距離は、次のように定義される。ユーザーの両眼を結ぶ線とレンズの長手方向とが直交するように、レンズ層に面して三次元画像の媒体が配置されたレンズシートを持ち、この状態で、レンズ層を通して三次元画像を観察する。移動距離とは、画像の奥行き方向の中心位置(移動距離=0)対して奥行き方向の手前側又は奥側に位置するように観察される部分画像の中心位置に対する奥行き方向の相対位置を決める値である。
この構成によれば、端部領域であっても、三次元画像中の移動距離が閾値を超える対象物(立体視対象物又はチェンジ対象物)(部分画像)については、内部領域と同じドットサイズ条件で噴射された液体により描画される。三次元画像がチェンジ画像の場合、移動距離が閾値を超える相対的に動き量の多い部分画像の印刷に際しては、内部領域と同じドットサイズ条件で相対的に高い解像度で印刷することを許容する。三次元画像が立体視画像の場合、移動距離が閾値を超えて画像の奥行き方向において中心位置に対して閾値の位置を超えて手前側又は奥側に位置して観察される部分画像の印刷に際しては、内部領域と同じドットサイズ条件で相対的に高い解像度で印刷することを許容する。よって、三次元画像中の対象物を端部領域にある部分まで比較的鮮明に三次元視できる。
上記印刷装置では、複数のレンズを有するレンズ層に面して配置される媒体に三次元画像を含む画像を印刷装置に印刷させるための印刷データを生成するためにコンピューターに実行させるプログラムであって、前記画像の印刷領域における対象エリアが、前記三次元画像を構成する複数の線状像の配列方向における端部領域と内部領域とのうちどちらに属するかを判定する判定ステップと、前記対象エリアが前記内部領域である場合、前記画像の該当エリアに対して高い解像度のドットサイズ条件でドットを生成する第1のハーフトーン処理を施す第1ステップと、前記対象エリアが前記端部領域である場合、前記画像の該当エリアに対して、前記第1のハーフトーン処理に比べ相対的に小さなドットの形成割合が低いドット形成条件でドットを生成する第2のハーフトーン処理を施す第2ステップと、をコンピューターに実行させる。
この構成によれば、コンピューターにプログラムを実行させることにより、上記印刷装置に印刷させるための印刷データを提供できる。なお、このプログラムは、例えば印刷装置に印刷データを出力するホスト装置のコンピューターにより実行されたり、印刷装置内のコンピューターにより実行されたり、さらに印刷装置に印刷データを送信するサーバー内のコンピューターにより実行されたりしてもよい。
一実施形態の印刷システムを示す模式図。 ホスト装置と印刷装置の電気的構成を示すブロック図。 レンズシートを示す一部破断した斜視図。 レンズシートに画像を印刷する印刷エンジンの構成を示す側面図。 レンズシートに画像を印刷する印刷エンジンの構成を示す正面図。 三次元画像シートを示す正面図。 三次元画像シートの拡大した模式正断面図。 支持台上のシートに印刷する印刷ヘッドを示す模式平面図。 レンズシートに設定された各領域を示す平面図。 (a)は端部領域のドットの様子を示す模式平面図、(b)は内部領域のドットの様子を示す模式平面図。 印刷システムの機能構成を示すブロック図。 データ生成部の詳細な構成を示すブロック図。 印刷ヘッドの駆動系を示す図。 印刷ヘッドのドットのサイズを打ち分ける制御の信号波形図。 噴射制御ルーチンを示すフローチャート。 変形例におけるレンズシートに設定された各領域を示す平面図。 変形例における端部領域におけるドットの様子を示すシートの模式平面図。
以下、印刷装置の一実施形態を、図1〜図15に基づいて説明する。
図1に示す印刷システム11は、三次元画像をレンズシートに印刷できるシステムである。印刷システム11は、三次元画像印刷用のコンテンツを提供するサーバー15と、ユーザーが印刷画像の表示及び印刷の操作を行うための携帯端末20及びホスト装置30と、印刷装置40とを備えている。
サーバー15には複数種のコンテンツが保存されている。ユーザーはサーバー15から有料又は無料でプログラムPR及び所望の三次元画像データGDを含むコンテンツを、携帯端末20又はホスト装置30にインターネットNWを通じてダウンロードする。
携帯端末20は表示部21及び操作部22を備え、表示部21の画面をタッチする操作により各種の指示が可能になっている。また、ホスト装置30は、本体31、入力部32及びモニター33を備えている。ユーザーは印刷前に三次元視画像を表示部21又はモニター33にプレビューさせて確認可能である。プレビュー確認でOKであれば、ユーザーは操作部22(又は画面タッチ操作)又は入力部32の操作により、印刷の実行を指示する。ユーザーは必要に応じて事前に印刷条件を設定する。ここで、印刷条件の1つに「印刷モード」がある。印刷モードには、印刷速度よりも印刷画質を優先する「高画質モード」、印刷画質よりも印刷速度を優先する「低画質モード」等がある。ユーザーが携帯端末20で印刷の実行を指示する操作を行うと、三次元画像用の印刷データが印刷条件と共に携帯端末20から印刷装置40に送信される。
なお、携帯端末20は、スマートフォン、携帯電話、タブレットPC、携帯情報端末(PDA(Personal Digital Assistants))などが用いられる。
印刷装置40は、略直方体形状を有する本体41と、本体41の背面側に設けられた媒体をセット可能な手差し用の給送部42と、本体41の前面(図1では右手前面)に設けられた操作パネル43とを備えている。操作パネル43は、表示部44及び操作部45を備えている。レンズシート50は、給送部42に斜めの姿勢でセットされる。なお、本実施形態では、表示部44のタッチパネル機能も操作部の一部を構成する。印刷装置40は、印刷データPDを受信すると、レンズシート50を給送しつつ、印刷データPDに基づき少なくとも三次元視画像を含む画像を印刷する。
次に図2を用いてホスト装置30と印刷装置40の電気的構成を説明する。図2に示すように、ホスト装置30の本体31には、コンピューター60及び通信部61が備えられている。コンピューター60は、CPU65(中央処理回路)、ROM66、RAM67及び記憶部の一例としてのハードディスクドライブ(以下、単に「HD68」という。)を備えている。ROM66には所定のプログラムが記憶されている。また、HD68には、サーバー15からダウンロードしたコンテンツを構成するプログラムPR及び三次元画像印刷用の画像データGDが記憶されている。プログラムPRは、例えばプリンタードライバープログラム及び三次元画像プレビュー用プログラムを含む。画像データGDは、三次元画像印刷時のプレビューに用いられる。CPU65はプログラムPRを実行することによりプレビュー処理及び印刷画像データ生成処理を行う。CPU65は、プレビュー処理で生成された画像データに基づき三次元視画像を不図示の表示回路を介してモニター33にプレビューさせる。なお、予めコンテンツに三次元画像の印刷データが用意されていてもよく、この場合はHD68に三次元画像の印刷データが記憶される。
また、図2に示すように、印刷装置40は、その全体的な制御を司るコンピューター70、通信部71及び印刷エンジン72を備える。ホスト装置30と印刷装置40は、通信部61,71を通じて無線通信が可能になっている。ホスト装置30から印刷装置40への印刷データの送信は、通信部61,71を通じて無線で行われる。
コンピューター70は、CPU75(中央処理回路)、ASIC76(Application Specific IC(特定用途向けIC))、ROM77、RAM78及び記憶部の一例としての不揮発性メモリー79を備えている。ROM77には印刷装置40の各種機能を実現する各種のプログラムが記憶されている。不揮発性メモリー79には、印刷装置40の各種制御に必要な各種のプログラムの他、表示系(例えばRGB表色系)の三次元画像データから印刷データを生成するデータ生成処理用のプログラムが記憶されている。本実施形態では、三次元画像データから印刷データを生成するデータ生成処理を、ホスト装置30内のCPU65がプログラムを実行すること、又は印刷装置40内のCPU75がプログラムを実行することにより行う。このため、ホスト装置30で画像を選択して印刷するときは、その内部のプリンタードライバーがデータ生成処理を行う。一方、携帯端末20で画像を選択して印刷するときは、印刷装置40内のCPU75がその内部のデータ生成処理を行う。
図2に示す印刷エンジン72は、液体噴射部の一例としての印刷ヘッド48(図4、図5参照)、レンズシート50及び用紙等の印刷媒体を搬送する搬送ローラー対46(図4参照)等を有する搬送機構の動力源となる搬送モーターなどを備え、例えばレンズシート50を搬送させつつ印刷ヘッド48により画像を印刷する。
図3に示すように、レンズシート50は、インク吸収層51とレンズ層52とを備える。インク吸収層51は、高インク吸収性材料により成膜されたフィルムからなり、レンズ層52のレンズ53側と反対側の裏面に、透光性を有する粘着テープ又は接着剤を介して接合されている。もちろん、インク吸収層51はレンズ層52の裏面に溶着されていてもよい。
図3に示すように、レンズ層52には、一方向に沿って互いに平行にかつ隣同士が隣接した状態で延びる複数本のレンズ53が形成されている。本実施形態のレンズシート50は、一例としてレンズ53がレンチキュラーレンズからなるレンチキュラーレンズシートである。レンズ53は、その長手方向と直交する断面の形状が例えば半円形状を有している。なお、以下の説明では、レンズシート50において、レンズ53の長手方向を指して「レンズ長手方向x」と呼び、レンズ長手方向と直交する方向を指して「レンズ直交方向y」と呼ぶ場合がある。
図4〜図6は、三次元画像シート55の形成過程を説明する。画像の三次元視が可能な三次元画像シート55は、レンズシート50の裏面に三次元画像を印刷することで形成される。図4に示すように、印刷装置40の給送部42にセットされたレンズシート50は、印刷が開始されると、本体41内の印刷開始位置まで給送される。本体41内には、搬送経路を挟んで対峙する駆動ローラー46aと従動ローラー46bとを有する搬送ローラー対46が配置されている。さらに本体41内にはその搬送方向Yの下流側にはレンズシート50などの媒体を支持する支持台47と、支持台47と搬送経路を挟んで対峙する印刷ヘッド48を有するキャリッジ49とを備えている。給送されたレンズシート50には、印刷ヘッド48のノズルからインク滴が噴射されることで印刷が進められる。図4に示すように、レンズシート50の裏面に着弾したインクは、インク吸収層51に吸収されてレンズ層52の裏面まで浸透する。
図5に示すように、本実施形態の印刷装置40はシリアルプリンターであり、キャリッジ49は搬送方向Yと交差する主走査方向Xに往復移動する。キャリッジ49が主走査方向Xに移動する途中で印刷ヘッド48のノズルからインク滴を噴射する。そして、インク滴の噴射を伴ってキャリッジ49が主走査方向Xに移動する印刷動作と、レンズシート50の搬送方向Yへの間欠的な搬送動作とが略交互に行われることで、レンズシート50の裏面に画像が印刷される。インク吸収層51の表面(シート裏面)に着弾したインクはインク吸収層51とレンズ層52との境界面まで浸透する。
こうして図6に示す三次元画像シート55が作製される。図6に示すように、三次元画像シート55には、インク吸収層51とレンズ層52との間に三次元画像56が形成されている。三次元画像56は、レンズ53を通して見る角度を変えることで複数の画像が順番に変化するチェンジ画像や、レンズ53を通して左右の目の視差を利用してそれぞれ左目用画像と右目用画像とを見ることで、画像中の対象物を立体的に見せられる立体視画像などからなる。
三次元画像データは、N枚(但し、Nは2以上の自然数)の画像をレンズ直交方向LXに1/N倍に圧縮したそれぞれを、レンズ数Mと同数で等分割した計N×M本の分割圧縮画像(以下「線状像」ともいう。)がレンズ53の配列方向LXに所定の順番で配置されることで構成されている。
図7に示すように、レンズ53の幅内の領域(以下、「レンズ領域LA」という。)には、計N×M本の線状像A1〜H1,A2〜H2等のうちN本ずつが、画像をチェンジさせる順番に配置されている。N枚(一例として8枚)の画像を、画像A、画像B、画像C、…、画像Hとし、それぞれに対応する線状像を、線状像A1〜AM、線状像B1〜BM、…、線状像H1〜HMとする。レンズ領域LA内には、チェンジさせるべきN枚の画像のレンズ直交方向LXに同じレンズ位置にある線状像A1,B1,…,H1がチェンジさせる順番に配置されている。図7に示す左側のレンズ53のレンズ領域LA内には、8本の線状像A1〜H1が配列されている。そして、図7に示すように、線状像Ai,Bi,…,Hi(但し、i=1,2,3,…,M)の配列方向(図7では左右方向)は、レンズ直交方向LXに等しい。このため、以下では、レンズ53の配列方向でもある、線状像の配列方向を「配列方向LX」と呼ぶ場合がある。
図7において視線K1で右斜め上方の角度から見ると、各レンズ53を通して線状像C1,C2,…,CMが見え、全体として画像Cが見える。また、図7において視線K2で左斜め上方の角度から見ると、各レンズ53を通して線状像E1,E2,…,EMが見え、全体として画像Eが見える。こうして見る角度を変えることで、見える画像が画像A,B,C,…,Hの順に変化する。なお、図7では、三次元画像がチェンジ画像の例を示したが、三次元画像は立体視画像でもよい。立体視画像では、例えばレンズ直交方向LXに1/N倍に圧縮した左目用画像と右目用画像を、それぞれレンズ数と同数でM分割したM本の線状像が、レンズ直交方向LXに交互に配列される。
本実施形態では、ホスト装置30においてプログラムPRを実行するコンピューター60(特にCPU65)によりソフトウェアからなる機能部分が構成される。コンピューター60は、機能部分として、印刷領域PA内の対象エリアがレンズ直交方向LX(線状像配列方向)におけるどのエリアかを判定する判定部を備える。さらにコンピューター60は、判定部に判定された対象エリアが内部領域IAであれば、相対的に高い解像度のドット生成条件でハーフトーン処理を行う第1ハーフトーン処理部、及び対象エリアが端部領域EAであれば、内部領域IAに比べ相対的に低い解像度のドット生成条件でハーフトーン処理を行う第2ハーフトーン処理部とを備えている。同様に、印刷装置40内のコンピューター70がプログラムPRを実行する構成においては、このコンピューター70は、ソフトウェアからなる機能部分として、判定部、第1ハーフトーン処理部及び第2ハーフトーン処理部を備える。同様に、サーバー15内のコンピューターがプログラムPRを実行する構成においては、このコンピューターは、ソフトウェアからなる機能部分として、判定部、第1ハーフトーン処理部及び第2ハーフトーン処理部を備える。なお、解像度変換、色変換、ハーフトーン処理部及びラスタライズ処理のうち少なくとも一つは、ASIC76内の画像処理回路が行ってもよい。
図8は、支持台と印刷ヘッドとレンズシート(媒体)とを示す平面図である。同図に示すように、支持台47は主走査方向Xに長く延びた略四角板形状を有し、印刷ヘッド48と媒体搬送経路を挟んで対向する位置に配置され、用紙又はシート50の被印刷面と反対側の面を支持する。支持台47は、略四角板状の基材47aと、基材47aの上面側の凹部47bにフエルト等の液吸収材が収容されてなる液廃棄部47cと、液廃棄部47cの内側に島状に点在する平面視で略四角状をなす複数の凸部47dとを有している。凸部47dは、凹部47bの底面から突出する状態で基材47aと一体に形成され、基材47aと同じ材質であるプラスチックからなる。複数の凸部47dは、液廃棄部47cの上面よりも若干上方へ突出して位置し、支持台47の上面を通過するシート50は凸部47dに支持される。このため、シート50は液廃棄部47cと接触することはない。
縁なし印刷が行われるときは、図8に示すようにシート50の外周より外側に所定量だけ広い印刷領域PAが設定される。印刷ヘッド48のノズル48aから印刷領域PAにインク滴が噴射されることで、余白なく用紙全面に印刷される。このときシート50の外側にはみ出て噴射されたインク滴は液廃棄部47cに当たるため、液廃棄部47cのフエルトに吸収されて回収される。
複数の凸部47dは、印刷装置40が使用を想定するどの媒体サイズのシート50が搬送されても、印刷領域PAのうちシート50の幅方向外側に所定幅(例えば1〜10mmの範囲内の値)ではみ出すはみ出し領域OAに位置しないように設定されている。このため縁無し印刷時は、想定されたサイズのシート50であれば、印刷ヘッド48から噴射されたインクは凸部47dに当たらない。支持台47には、印刷領域PAのうちはみ出し領域OAに相当する位置に図示しない打ち捨て孔が形成されている。印刷領域PAのうちシート50の幅方向外側に噴射されたインク滴は、この打ち捨て孔内に廃棄される。但し、図8は模式図であり、凸部47dの数、支持台47の長手方向における凸部47dの幅・間隔等は正確なものではない。
ここで、印刷ヘッド48のノズル48aは、搬送方向Y(図8では上下方向)に複数(例えば180個又は360個)形成されてインクの色数と同数のノズル列を形成している。印刷ヘッド48が主走査方向Xに移動する過程では、搬送方向Yにノズル列の長さの範囲に渡り、インクの噴射が可能となっている。
次に、図9を用いて、シート50に縁無し印刷を施すときに印刷ドット条件を決めるエリアについて説明する。縁無し印刷でシート50に画像を印刷するときは、インク滴が噴射されて画像が印刷される印刷領域PAは、シート50の領域である媒体領域MAよりも、レンズ直交方向LXとレンズ長手方向LYの両方向において広く設定される。そして、印刷領域PAは、シート50の領域である媒体領域MAと、この媒体領域MAの外側にその外周に沿って設定された所定幅Loのはみ出し領域OAとを含む。所定幅Loは、一例として1〜10mmの範囲内の所定値である。
本実施形態の印刷装置40では、印刷ヘッド48は、大中小の3種類のドットサイズのドットを打ち分けてインク滴を噴射できる。印刷領域PAのうちレンズ直交方向LX(線状像配列方向)の両側に予め設定された端部領域EAでは、小ドットの噴射割合を低くした設定の下で、印刷ヘッド48のノズル48aからインク滴が噴射される。換言すれば、端部領域EAでは、大ドットの噴射割合を高くした設定の下で、印刷ヘッド48のノズル48aからインク滴が噴射される。特に本実施形態では、印刷ヘッド48は端部領域EAに向けてノズル48aからインク滴を噴射するときは、小ドットの噴射割合を低くし、かつ大ドットの噴射割合を高くした設定として、印刷ヘッド48が噴射可能なドットサイズのうち一番大きな大ドットだけを形成可能な大インク滴を噴射する。
そして、印刷領域PAのうち、端部領域EAを除くその内側の内部領域IAでは、複数種(2種又は3種)のドットサイズのドットを形成可能なサイズのインク滴が噴射される。本実施形態では、内部領域IAは、印刷領域PAにおけるレンズ長手方向LY(線状像長手方向)には両端に至る全域に設定されている。このため、印刷領域PA内の内部領域IAでは、レンズ長手方向LYにおいてはたとえ端部といえども大ドットは形成されない。
端部領域EAの幅Leは、5〜20mmの範囲内の所定値に設定されている。この端部領域EAの幅Leには、はみ出し領域OAの幅Loの分も含まれる。本実施形態では一例として、端部領域EAの幅Le=約10mm、はみ出し領域OAの幅Lo=約5mmに設定されている。ここで、本実施形態では、Le>Loの関係にある。このため、シート50の端部に位置する幅Ls=Le−Loの領域であるシート端領域SEでは、大ドットのインク滴で印刷される。
図9に示す端部領域EAと内部領域IAとの境界BLは、レンズ領域LA(図7参照)の境界を外した位置にすることが好ましい。大ドットのみで描画する領域は、小ドット及び中ドットで描画する領域に比べ滲み易いので、例えば境界BLがレンズ領域LAの境界に位置すると、レンズ領域LAの境界を挟む両側に隣接して位置する線状像H1と線状像A2(図7参照)の境界部分で滲みが発生し易い。この場合、レンズ層52を通して画像Aを観察しているときに、その大ドットの滲みが原因で観察対象の画像Aと一番離れた画像Hが観察されてしまう。これに対して境界BLがレンズ領域LAの内側に位置すれば、レンズ層52を通して画像Bを観察しているときに、大ドットの滲みが原因で観察対象の画像Bの隣の画像A又はCが観察されるものの、一番離れた画像Hが観察されにくくなる。
印刷装置40には、印刷モードとして、印刷画質よりも印刷速度を優先する高速印刷モード(普通印刷モード)と、印刷速度よりも印刷画質を優先する高画質モードと、三次元画像印刷にも対応可能な超高画質モードとが用意されている。高速印刷モードでは、大ドットで印刷が行われる。高画質モードでは、複数種のサイズ(本例では大中小)のドットを打ち分けて画像の印刷が行われる。超高画質モードでは、複数種のサイズのうち大ドット以外の比較的小さめのサイズのドット(本例では中ドットと小ドット)を打ち分けて画像の印刷が行われる。
つまり、端部領域EAにおける描画は高速印刷モードと同じドットサイズ条件で印刷され、内部領域IAにおける描画は超高画質モードと同じドットサイズ条件で比較的小さめのサイズの複数種(例えば中小の2種類)のドットを用いて行われる。
図10(a),(b)は、エリア別のドットサイズ条件を説明するための図である。図10(a)に示すように、印刷領域PAにおいて線状像配列方向(レンズ直交方向LX)の両側に設定された端部領域EAでは、画像は大ドットLDで描画される。よって、端部領域EAに含まれるはみ出し領域OAも大ドットLDで描画される。
一方、図10(b)に示すように、印刷領域PAにおいて線状像配列方向LXにおいて端部領域EAを除く残りの大部分のエリアである内部領域IAでは、画像は大ドットLD、中ドットMD、小ドットSDの3種類のドットサイズを用いて描画される。
次に、図11を用いて、印刷システム11を構成する、携帯端末20、ホスト装置30及び印刷装置40の機能構成を説明する。
携帯端末20内には、プログラムPRを実行するコンピューター(図示せず)により、ソフトウェアからなる機能部分として、プレビュー処理部23が設けられている。プレビュー処理部23は、不揮発性メモリー24に記憶された画像データGDを基に多数のレンズ53を通して観察した際の三次元画像を表示部21(図1参照)にプレビューさせる。ユーザーは三次元画像をプレビューで確認した後、それでよければ携帯端末20を操作して印刷の実行を指示する。なお、携帯端末20の不揮発性メモリー24に必要な記憶領域がある場合には、ホスト装置30と同様の後述するプログラムPRを記憶させ、携帯端末20にホスト機能を付与してもよい。
図11に示すホスト装置30の本体31内には、HD68(図2参照)に記憶するプリンタードライバー用のプログラムPRを実行するコンピューター60によりソフトウェアからなる機能部分として、プレビュー処理部62及びプリンタードライバー63を備えている。プレビュー処理部62は、携帯端末20のプレビュー処理部23と同じ機能を有し、HD68に記憶された画像データGDを基に三次元画像をプレビューさせる。また、プリンタードライバー63は、例えばRGB表色系の画像データGDをCMYK表色系の印刷データPDに変換するデータ生成部64を備えている。例えば入力部32(キーボード及びマウス等)を用いて印刷指令の操作がなされると、ビデオバッファー(図示せず)に格納された画像データGDはプリンタードライバー63のデータ生成部64により印刷データPDに変換され、その印刷データPDが印刷装置40に転送される。
さらに図11に示す印刷装置40内には、不揮発性メモリー79(図2参照)に記憶されたプログラムPRを実行するコンピューター70によりソフトウェアからなる機能部分として、制御部73及びデータ生成部74を備えている。制御部73は印刷エンジン72を制御する。また、データ生成部74は、プリンタードライバー63内のデータ生成部64は基本的に同じ構成であり、例えば携帯端末20から受信したRGB表色系の画像データGDをCMYK表色系の印刷データPDに変換する。
次に図12を用いて、データ生成部64,74の詳細を説明する。
図12に示すように、データ生成部64,74は、解像度変換処理部81、色変換処理部82、ハーフトーン処理部83、ラスタライズ処理部84及び判定部85を備えている。
解像度変換処理部81は、印刷対象の画像データGDの解像度を、印刷装置40の印刷時におけるドットピッチ等から決まる印刷解像度に変換する。色変換処理部82は、解像度変換処理部81から画像データを受け取って、RGB階調値の画像データを印刷装置40で使用するCMYK階調値のデータに変換する色変換処理を行う。この色変換処理は、色変換テーブル(ルックアップテーブル)(図示せず)を参照して行われる。
ハーフトーン処理部83は、色変換処理後のCMYK画像データを受け取って、印刷装置40が表現可能な所定階調のCMYKドットデータに変換するハーフトーン処理を行う。本実施形態では、ハーフトーン処理を行う階調数には3種類用意されている。すなわち、2階調と3階調とQ階調(但しQは4以上の自然数)との3種類である。
ハーフトーン処理部83は、3階調のCMYKドットデータに変換する第1処理部86(第1ハーフトーン処理部)と、2階調のCMYKドットデータに変換する第2処理部87(第2ハーフトーン処理部)と、不図示のQ階調(例えば4階調)のCMYKドットデータに変換する第3処理部(第3ハーフトーン処理部)とを備えている。
第1処理部86は、色変換処理後のCMYK画像データに第1のハーフトーン処理を施して、3階調のCMYKドットデータに変換する。3階調のドットデータによって、中小2種類のドットサイズ(インク吐出量)と、ドット形成せずの3つの状態が区別される。第1処理部86は、例えば超高画質モードのときに使用される。例えばレンズシート50への印刷時には、超高画質モードが設定され、第1処理部86が使用される。本実施形態では、印刷ヘッド48のノズルからインクが噴射されうる後述する印刷領域のうち端部領域EAよりも線状像配列方向LX(レンズ直交方向)の内側の領域である内部領域IAに印刷される画像部分については、第1処理部86が3階調のCMYKドットデータに変換する。
一方、第2処理部87は、色変換処理後のCMYK画像データに第2のハーフトーン処理を施して、2階調のCMYKドットデータに変換する。2階調のドットデータは、ドット形成の有無により2つの状態が区別される。この場合、ドットサイズ(インク吐出量)は大サイズとされる。例えば高速印刷モードのときは、2階調のCMYKドットデータに変換する。また、本実施形態では、レンズシート50に画像を印刷するとき、後述する印刷領域PAのうちレンズ直交方向LXの両端部に設定された端部領域EAを印刷する画像部分については、2階調のCMYKドットデータに変換する。
不図示の第3処理部は、Q階調として例えば3〜10階調のうちの適宜な階調数のCMYKドットデータに変換する。本実施形態では、Q階調を4階調としており、4階調のドットデータによって、大中小3種類のドットサイズ(インク吐出量)と、ドット形成せずの4つの状態が区別される。第3処理部は、例えば高画質モードのときに使用される。例えば写真用紙への印刷で高画質モードが設定されているときに第3処理部が使用される。なお、第1処理部86が生成するドットデータの階調数をQ階調とし、レンズシート50への印刷時に内部領域IAにおいてQ階調のハーフトーン処理を行ってもよい。
判定部85は、色変換処理部82からの処理中データ情報(データアドレス等)と、エリアデータADとを基に、ハーフトーン処理部83が次に処理すべき処理対象エリアを判定する。エリアデータADには、図9に示す内部領域IAと端部領域EAの位置を特定可能な情報である。エリアデータADは、処理対象のデータのアドレスが分かれば、そのアドレスで特定されるデータが内部領域IAと端部領域EAのうちどちらに属するかを特定可能な参照データである。ハーフトーン処理部83は、判定部85から入力する判定結果に基づいて、次の処理対象データの渡し先として、処理対象エリアが内部領域IAである場合に第1処理部86を選択し、処理対象エリアが端部領域EAである場合に第2処理部87を選択する。
ラスタライズ処理部84は、ハーフトーン処理部83から各色インクドット毎のドットデータを受け取って、Q階調のドットデータを、印刷ヘッド48によるドットの形成順序を考慮しながら印刷装置40に転送すべき順序に並び替える処理を行う。
なお、ホスト装置30側のデータ生成部64には、ラスタライズ処理後の印刷画像データに付される印刷コマンドを生成するコマンド生成部(図示せず)を備えている。ホスト装置30は、印刷コマンドがヘッダーに付された印刷画像データを、印刷データPDとして、例えばパケット通信により印刷装置40に転送する。
ここで、印刷画像データは、1ドット(画素)がFビット(但し、FはQ≦2のF乗を満たす最小の自然数)で表現されたバイナリーデータである。本例では、印刷画像データが3階調以上のデータは、1ドットが2ビットで表現されたバイナリーデータである。大ドットは「11」、中ドットは「10」、小ドットは「01」、ドット無し(非吐出)は「00」で表現される。
第1処理部86が生成したCMYKデータは、ドット値が「10」(中ドット)と「01」(小ドット)と「00」(ドット無し)から構成される。第2処理部87が生成したCMYKデータは、ドット値が「11」(大ドット)と「00」(ドット無し)から構成される。
図13は、印刷ヘッド48を駆動制御する駆動制御部を示す。図13に示すように、印刷ヘッド48の下面には、複数(例えば4つ)のノズル列Nk,Nc,Nm,Nyが形成されている。各ノズル列は、各色(例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及び黒(K))のインクを噴射するための噴射口であるノズル48aをn個(例えば、n=180)ずつ備えている。印刷ヘッド48は、キャリッジ49の下部にノズル形成面48bを下方に向けた状態で固定されている。印刷ヘッド48は主走査方向Xに移動するキャリッジ49と共に移動して、印刷データに基づく所定の位置でノズル48aからインク滴を噴射する。印刷ヘッド48には、インク滴を噴射させるための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)がノズル48a毎に設けられている。なお、以下の説明では、n個のノズル48aを、ノズル♯1〜♯nと記す。
図13に示す駆動制御部91は、印刷ヘッド48が噴射するインク滴のサイズを印刷画像データに基づき制御する。この駆動制御部91は、印刷画像データの画素データに基づき印刷ヘッド48の駆動回路に出力するべき印刷信号PRT(i)を生成する印刷信号生成部(図示せず)と、印刷ヘッド48の駆動回路とを備えている。印刷ヘッド48の駆動回路は、原駆動信号発生部92と駆動信号整形部93とを備えている。本実施形態では、このようなノズル♯1〜♯nの駆動回路が、ノズル列毎に各々設けられ、ノズル列ごとに個別にピエゾ素子の駆動が行われる。図中に各信号名の最後に付されたかっこ内の数字は、その信号が供給されるノズルの番号を示している。
ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて膨らんだときに取り込んだインクが収縮時に噴射され、インク滴となって各色の各ノズル♯1〜♯nから噴射される。
原駆動信号発生部92は、各ノズル♯1〜♯nに共通して用いられる原信号ODRVを生成する。この原信号ODRVは、キャリッジ49(図5参照)が一画素の間隔を横切る時間内に複数のパルスを含む信号である。駆動信号整形部93には、原駆動信号発生部92から原信号ODRVが入力されるとともに、印刷信号PRT(i)が入力される。駆動信号整形部93は、印刷信号PRT(i)のレベルに応じて、原信号ODRVを整形し、駆動信号DRV(i)として各ノズル♯1〜♯nのピエゾ素子に向けて出力する。各ノズル♯1〜♯nのピエゾ素子は、駆動信号整形部93からの駆動信号DRVに基づき駆動される。
図14は、各信号の説明のためのタイミングチャートである。すなわち、同図には、原信号ODRVと、印刷信号PRT(i)と、駆動信号DRV(i)の各信号のタイミングチャートが示されている。
本実施形態では、原信号ODRVは、キャリッジ49が一画素の間隔を横切る時間内において、第1パルスW1と第2パルスW2の2つのパルスを含む。
印刷信号PRT(i)が1レベルのとき、駆動信号整形部93は、原信号ODRVの対応するパルスをそのまま通過させて駆動信号DRV(i)とする。一方、印刷信号PRT(i)が0レベルのとき、駆動信号整形部93は、原信号ODRVのパルスを遮断する。
印刷信号PRT(i)が2ビットデータ「11」に対応しているとき、第1パルスW1と第2パルスW2とが一画素区間で出力される。これにより、ノズルから大サイズのインク滴が噴射され、シート50には大きいドット(大ドット)が形成される。また、印刷信号PRT(i)が2ビットデータ「10」に対応しているとき、第2パルスW2のみが一画素区間の前半で出力される。これにより、ノズルから中サイズのインク滴が噴射され、シート50には中サイズのドット(中ドット)が形成される。
また、印刷信号PRT(i)が2ビットデータ「00」に対応しているとき、第1パルスW1及び第2パルスW2のいずれも一画素区間で出力されない。これにより、ノズルからはいずれのサイズのインク滴も噴射されず、シート50にはドットが形成されない。以上説明したとおり、一画素区間における駆動信号DRV(i)は、印刷信号PRT(i)の4つの異なる値に応じて互いに異なる4種類の波形を有するように整形されている。
また、第1処理部86でハーフトーン処理したときは、ドットデータ「10」,「01」,「00」」のみ形成される。このため、印刷信号PRT(i)が、「10」のときノズルから中インク滴が噴射され、「01」のときノズルから小インク滴が噴射され、「00」のときノズルからインク滴が噴射されない。また、図14における下側に示すように、第2処理部87でハーフトーン処理したときは、ドットデータ「11,「00」」のみ形成される。このため、印刷信号PRT(i)が、「11」のときノズルから大インク滴が噴射され、「00」のときノズルからインク滴が噴射されない。
次に図15を用いて、ホスト装置30及び印刷装置40の作用を説明する。以下、図15に示すフローチャートに従って噴射制御ルーチンについて説明する。なお、ユーザーが印刷装置40に三次元画像を含む画像を印刷させるときは、携帯端末20から印刷装置40に印刷データPD(RGB表色系の画像データGD)を送信する場合と、ホスト装置30から印刷データPD(CMYK表色系の画像データ)を送信する場合とがある。ホスト装置30における噴射制御ルーチンは、基本的に印刷装置40における噴射制御ルーチンと同様であるので、以下の説明では、印刷装置40が携帯端末20から印刷データPDを受信した際に、コンピューター70がプログラムPRを実行して行う噴射制御ルーチンを例にして説明する。
携帯端末20には、予めサーバー15からダウンロードした画像データGDが記憶されている。画像データGDは三次元画像を含む画像データである。レンズシート50に画像を印刷する際、ユーザーは携帯端末20を操作してまず印刷条件の設定を行う。印刷条件には、印刷モード(高画質/低画質)、印刷色(カラー/グレイスケール)、印刷媒体の種類(普通紙、写真紙、ハガキ、レンズシート等)及びサイズ(A4判、B5判、ハガキ、L判等)などが含まれる。ユーザーは、レンズシート50に印刷するときには、印刷モードとして超高画質モードを選択する。その後、ユーザーは携帯端末20に対し印刷の実行を指示する操作を行う。その指示を受け付けた携帯端末20は印刷データ(画像データGD)を印刷装置40に送信する。
まずステップS11では、画像データを取得する。この画像データGDには三次元画像が含まれる。
ステップS12では、画像データに解像度変換処理を施す。つまり、コンピューター70は、表示用の解像度である画像データGDを、印刷装置40にそのとき設定された印刷モードに応じた印刷解像度に変換する。
ステップS13では、解像度変換処理後の画像データ(例えばRGB画像データ)に色変換処理を施す。コンピューター70は、RGB表色系の画像データGDを、予め用意されたルックアップテーブルを参照して、CMYK表色系の画像データに変換する色変換処理を行う。
ステップS14では、次のハーフトーン処理を実行するに当たり、その処理対象エリアが、印刷領域PA内のどのエリアに属すかを判定するエリア判定を行う。このエリア判定は、判定部85がエリアデータADを参照してハーフトーン処理を施すエリアがどこなのかを判定する。内部領域IAであればステップS15に進み、端部領域EAであればステップS16に進む。
ステップS15では、第1処理部86が3階調のハーフトーン処理を行う。この結果、内部領域IAでは、中ドットMDと小ドットSDとの2種類のドットサイズ(図10(b)参照)を用いてドットが生成される。なお、内部領域IAにQ階調(Q≧4)のハーフトーン処理が設定されている場合は、例えば(Q−1)種類(例えばQ=4の場合は大中小の3種類)のドットサイズを用いてドットが生成される。
ステップS16では、第2処理部87が2階調のハーフトーン処理を行う。この結果、端部領域EAでは、大ドットLD(図10(a)参照)のみを用いてドットが生成される。
ステップS17では、ラスタライズ処理を行う、すなわち、コンピューター70は、ハーフトーン処理後のCMYK画像データにラスタライズ処理を施し、印刷ヘッド48の駆動回路で使用されるドットの並び順にドットデータを再配列するなどして印刷画像データを生成する。
ステップS18では、印刷データを印刷ヘッド48に出力する。すなわち、コンピューター70は、印刷画像データに印刷条件のうちの一部を含むヘッダーを付して生成した印刷データPDを印刷装置40に送信する。
印刷装置40が受信した印刷画像データは印刷ヘッド48の駆動回路に入力される。駆動回路は印刷画像データの画素データに応じた印刷信号PRT(i)を生成し、その生成された印刷信号PRT(i)は駆動信号整形部93に入力される。また、駆動信号整形部93には、原駆動信号発生部92からの原信号ODRVが入力される。各ノズル♯1〜♯nに対応する各ピエゾ素子には、DRV(i)が入力される。
印刷領域PAの内部領域IAでは、3階調のハーフトーン処理で生成された印刷画像データ中の画素データに応じた印刷信号PRT(i)は、「10」「01」「00」の3種類のうちいずれかをとる。このため、中小二種類のドットを用いるドット形成条件で、印刷ヘッド48のノズルからインク滴が噴射される。
一方、印刷領域PAの端部領域EAでは、2階調のハーフトーン処理で生成された印刷画像データ中の画素データに応じた印刷信号PRT(i)は、「11」「00」の二種類のうちいずれかをとる。このため、端部領域EAでは、大ドットのみを用いるドット形成条件でノズルからインク滴が噴射される。すなわち、端部領域EAでは、高い解像度のドットサイズを用いる条件でインク滴が噴射される内部領域IAに比べ、相対的に低い解像度のドットサイズを用いる条件でインク滴が噴射される。
この噴射制御の結果、図10(b)に示すように、内部領域IAでは、中ドットと小ドットを用いた相対的に高い解像度で画像が描画される。そして、図10(a)に示すように、端部領域EAでは、大ドットを用いた相対的に低い解像度で画像が描画される。
ここで、レンズシート50への印刷は、シート周縁に余白なく印刷するために縁無し印刷で行われる。このため、印刷領域PAは、媒体領域MAよりも外側にはみ出し領域OAの幅Loの分だけ広く設定される。端部領域EAには、レンズシート50の端部領域SEが含まれる。このため、シート50の端部領域SEに画像を描画するときにも大インク滴が噴射される。シート50の位置がレンズ直交方向LXに多少ずれても、はみ出し領域OAがあるため、シート50の端部まで画像はしっかり描画される。
仮に、ミストを低減するためにはみ出し領域OAのみ大インク滴を噴射する構成とすると、シート50がレンズ直交方向LX(図5の例では主走査方向X)に僅かにずれている場合、そのずれた方向と反対側の端部ではその外側のずれた幅分の領域に、内部領域IAと同様にノズルから中インク滴と小インク滴が噴射される。この場合、シート50の外側に向かって噴射された中インク滴と小インク滴のうち特に小インク滴がミスト発生の原因になる。これは、相対的に軽いインク滴は、噴射された後その噴射方向の距離がシート表面までのギャップ程度と比較的短ければ、シート50にその多くの割合で着弾するが、シート50から外側に外れた場合、支持台47の液廃棄部47c(図8参照)の表面までの距離が長く、そこに到達する前に浮遊してインクミストになり易いからである。
これに対して本実施形態では、シート50の端部領域SEにも大インク滴が噴射されるため、シート50の位置がレンズ直交方向LX(主走査方向X)に多少ずれても、シート50の外側には必ず大インク滴が噴射される。このため、インクミストが発生しにくい。
また、シート50のレンズ直交方向LXの解像度はレンズ53のピッチで決まるため、レンズ長手方向LYに比較してもともと解像度が低い方向になる。このため、シート50のレンズ直交方向LXの端部が大ドットで描画されても、その割に画質の低下はさほど目立たない。換言すれば、シート50の線状像配列方向LXの端部領域SEが、ノズルから大インク滴を噴射して大ドットで描画されることで、その割に画質の低下はさほど目立たない。
なお、ホスト装置30から印刷装置40に印刷データPDが送信される場合は、ホスト装置30内のコンピューター60(特にCPU65)がプログラムPRを実行することで図15におけるステップS11〜S17の処理が行われる。そして、ホスト装置30のコンピューター60は生成した印刷データPDを印刷装置40に送信することで、印刷データPDが印刷ヘッド48の駆動回路に出力される(S18)。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)印刷ヘッド48は、複数の線状像が配列されてなる三次元画像を含む画像をレンズシート50に印刷する場合、画像の印刷領域PAにおいて線状像配列方向LX(レンズ直交方向)の端部領域EAでは、内部領域IAよりも、相対的に小さなドットの噴射割合を低くして液体を噴射する。よって、シート50の線状像配列方向LXにおける端部の外側のはみ出し領域OAに噴射される小さなドットの噴射割合が低くなって、ミストが低減する。また、線状像配列方向LXはレンズ53の配列方向(レンズ直交方向LX)であって、レンズ53を通して三次元画像を見た場合にレンズ幅に依存する解像度が低くなる方向なので、相対的に大きなドットの形成割合が増えた割に、レンズ53を通して三次元画像を見たときのシート50の端部領域SEにおける解像度の低下が目立ちにくい。
(2)媒体が、レンチキュラーレンズを有するレンズシート50である。レンズシート50の線状像配列方向LXにおける端部の外側のはみ出し領域OAに噴射される小さなドットの噴射割合が低くなって、ミストが低減するうえ、シート50の端部領域SEにおいて相対的に大きなドットの形成割合が増えた割に、レンズ53を通して三次元画像を見たときの端部領域SEの解像度の低下が目立ちにくい。
(3)印刷ヘッド48は、印刷領域PAの端部領域EAでは、内部領域IAよりも、大きなドットの噴射割合を高くしてインクを噴射する。つまり、レンズシート50のレンズ直交方向LXの端部及びその外側のはみ出し領域OAにおいて大きなドットの噴射割合が高くなる。この結果、ミストの発生量を低減できるうえ、レンズ層52を通して三次元画像を見たときのレンズ配列方向(線状像配列方向)の端部領域SEにおける解像度の低下が目立ちにくい。
(4)印刷領域PAは、少なくともレンズ直交方向LX(線状像配列方向)において、媒体領域MAよりも大きい。よって、印刷領域PAにおいて媒体領域MAよりも外側にはみ出たはみ出し領域OAには、小さなドットの形成割合を低くして(つまり本実施形態の場合は大きなドットの形成割合を高くして)インクが噴射される。よって、シート50の外側のはみ出し領域OAに噴射されたインク滴に起因するミストを低減できる。
(5)端部領域EAでは、印刷ヘッド48は噴射可能なドットサイズのうち一番大きなドットサイズである大ドット(大インク滴)で噴射する。よって、ミストを一層効果的に低減できる。
(6)内部領域IAは、印刷領域PAにおける線状像長手方向LY(レンズ長手方向)には両端に至る全域に設定されている。このため、内部領域IAでは、レンズシート50の線状像長手方向の端部まで高い解像度で画像が印刷される。レンズ層52が例えばレンチキュラーレンズの場合、レンズ層52を通して三次元画像を見たとき、画像の中央部はレンズ53の長手方向の両端に至る全域で比較的高い解像度で鮮明に見える。
(7)複数のレンズ53を有するレンズ層52に面して配置される媒体(インク吸収層51)に三次元画像を印刷装置40に印刷させるための印刷データを生成するためにコンピューター60,70に実行させるプログラムPRが、ホスト装置30のHD68と印刷装置40の不揮発性メモリー79のうち少なくとも一方に記憶される。このプログラムPRは、画像の印刷領域PAにおける対象エリアが、端部領域EAと内部領域IAとのうちどちらに属するか否かを判定するステップを備える。また、プログラムPRは、対象エリアが内部領域IAである場合、画像の該当エリアに対して高い解像度のドットサイズ条件でドットを生成する第1のハーフトーン処理(3階調又はQ階調のハーフトーン処理)を施す第1ステップを含む。さらにプログラムPRは、対象エリアが端部領域EAである場合、画像の該当エリアに対して、第1のハーフトーン処理に比べ相対的に小さなドットの形成割合が低いドット形成条件でドットを生成する第2のハーフトーン処理(2階調のハーフトーン処理)を施す第2ステップを含む。そして、コンピューター60,70にプログラムPRを実行させることにより、印刷装置40に印刷させるための印刷データPDを提供できる。なお、このプログラムPRは、サーバー15内のコンピューターにより実行されてもよく、この場合、コンピューターが生成した印刷データPDをサーバー15からインターネットNWを通じて印刷装置40に送信する。さらに、携帯端末20の不揮発性メモリー24にプログラムPRを記憶し、携帯端末20のコンピューターがプログラムPRを実行してもよく、この場合、コンピューターが生成した印刷データPDを印刷装置40に送信する。
なお、上記実施形態は以下のような形態に変更することもできる。
・図16に示すように、大ドットのみで描画する端部領域EAを、レンズ長手方向LY(線状像長手方向)の両側の端部にも設定してもよい。この場合、図16に示すように、レンズ直交方向LXの両側にある第1の端部領域EA1の幅Ls1よりも、レンズ長手方向LY(線状像長手方向)の両側にある第2の端部領域EA2の幅Ls2を狭くすることが好ましい。つまり、レンズ53を通して観察したときに解像度を低くしたことが目立ち易い方向であるレンズ長手方向LYの端部領域EA2を、解像度を低くしても目立ちにくい方向であるレンズ直交方向LXの端部領域EA1よりも狭くしている。よって、三次元画像の解像度の低下を目立ちにくくしつつ、発生するミスト量を効果的に低減できる。なお、第1の端部領域EA1の幅Ls1と第2の端部領域EA2の幅Ls2を同じ(Ls1=Ls2)としたり、Ls1<Ls2を満たす条件にしたりしてもよい。
・図17に示すように、端部領域EAであっても、三次元画像を構成する複数の画像間で移動距離MLが所定の閾値を超える対象物(オブジェクト)(部分画像)については、大ドットを用いず、内部領域IAと同じドットサイズ条件で印刷してもよい。ここで、移動距離MLとは、三次元画像がチェンジ画像か立体視画像かで定義が異なる。チェンジ画像における移動距離MLとは、ユーザー(観察者)の両眼を結ぶ線とレンズ53の長手方向とが直交するように、三次元画像シート55を持ち、観察距離などの観察条件一定の下で、所定のレンズ53の軸線を中心に回転させるように三次元画像シート55を動かしたとき、三次元画像の所定位置の部分画像の動く量を決める値である。
また、立体視画像の場合、移動距離MLは次のように定義される。ユーザーの両眼を結ぶ線とレンズの長手方向とが直交するように、レンズ層に面して三次元画像が配置された三次元画像シートを持つ。移動距離MLとは、この状態でレンズ層52を通して三次元画像を観察したとき、画像の奥行き方向の中心位置(移動距離ML=0)対する観察される部分画像の奥行き方向の相対位置を決める値である。
例えば移動距離MLが閾値を超える対象物O1,O2については、小ドットと中ドットを用いて印刷する。この構成によれば、三次元画像が立体視画像である場合、画像の奥行き方向において中心位置(移動距離ML=0)の対象物に対して閾値を超えて奥行き方向の手前側又は奥側にある対象物O1,O2を端部領域EA内にある部分まで比較的鮮明に立体視できる。例えばこの種の移動距離MLの長い対象物を大ドットLDで描画すると、立体視した際にその部分がぼけて観察されることになるが、端部領域EAにある部分を描画するドットサイズ条件を内部領域IAと同じにしているので、レンズ53を通して対象物を観察したとき対象物O1,O2を端部領域EA内の部分に至るまで比較的鮮明に立体視できる。
また、対象物がチェンジ画像の場合も、移動距離MLが閾値を超える対象物(部分画像)については、端部領域EAにある部分も内部領域IAと同じドットサイズ条件で高い解像度のドットで描画されるため、比較的鮮明にチェンジ画像を観察できる。また、内部領域IAと端部領域EAとの境界BL、つまりドットの解像度の異なる二つの領域の境界を、レンズ領域LAの境界を避け、例えばレンズ領域LAの内側に位置させるのが好ましい。この場合、大ドットのインクの滲みが原因で、観察画像以外の他の画像が見えてもその他の画像がチェンジの順番で隣の画像なので、観察画像中の対象物と他の画像中の対応する対象物との距離が比較的短く、一番離れた対象物が見える場合に比べ違和感が少なく済む。
・レンズ直交方向LX(線状像配列方向)の端部領域EAに、大ドットのみ形成することに限定されない。内部領域IAと同様にサイズの異なる複数種のドットを用いて、端部領域EAにおいて画像を描画し、端部領域EAではそのうち一番大きいドットの噴射割合を内部領域IAに比べ増やすモード(第2のハーフトーン処理)とする。例えば大ドットの形成割合を増やすモードにしてもよいし、小ドットよりも大きなドット(例えば中ドット)の形成割合が小ドットに比べ増えるモードにしてもよい。特に中小2種類のドットを用いる場合、小ドットを減らして中ドットを増やすモードにしてもよい。
・ユーザーがカメラで撮影した複数の画像を基に三次元画像を生成する機能をプログラムPRにもたせてもよい。例えば複数の画像を選択して三次元画像の形成指示操作を行うと、N枚の画像をレンズ直交方向LXに1/Nに圧縮し、その圧縮されたそれぞれをレンズ数と同数で分割して線状像を取得し、各線状像を対応するレンズ領域にN本ずつ所定の順番に配列することで三次元画像を形成する。そして、この三次元画像から印刷画像データを生成するときに、内部領域IAよりも端部領域EAにおいて小さなドットの噴射割合を低くする、あるいは大きなドットの噴射割合を高くする。この構成によれば、プログラムPRを実行するコンピューター70による噴射制御により、レンズ層52を通して見た際の画質をさほど落とさず三次元画像を印刷できるうえ、印刷時に発生するミストを低減できる。
・レンズ交差方向は、レンズ直交方向に限定されず、例えばレンズ長手方向となす角度が80度、60度、110度など90度以外の他の角度をなす方向でもよい。
・レンズシート50を、レンズ直交方向LX(線状像配列方向)に搬送しつつ印刷ヘッド48で画像を印刷してもよい。この場合、レンズシート50の線状像配列方向LXの端部領域EAは、レンズシート50の搬送方向Yの両端部に位置する端部領域EAにおいて、小さなドットの噴射割合を低くする、あるいは大きなドットの噴射割合を大きくする。
・レンズシート50に印刷される画像は、三次元画像に限定されず、少なくとも一部に三次元画像が含まれればよい。例えば画像は三次元画像と二次元画像とを含んでもよい。
・縁無し印刷のように媒体領域MAよりも印刷領域PAの方が広い印刷モードに限定されない。例えばレンズ直交方向LXにおいて媒体領域MAと印刷領域PAが同サイズであってもよい。また、レンズ直交方向LXにおいて媒体領域MAよりも印刷領域PAの方が少し(例えば線状像配列方向LXにおけるはみ出し幅Lo以内の値だけ)小さくてもよい。これらの構成であっても、印刷領域PAに対してシート50が線状像配列方向LXに多少ずれたとしても、シート50の端部よりも外側に噴射される小さなドットの噴射割合が低くなってシート50に着弾せずに浮遊するミストが低減する。また、線状像配列方向LXは、レンズ53の配列方向に一致し、レンズ層52を通して三次元画像56を見た場合にレンズ幅に依存して解像度が低くなる方向なので、媒体の線状像配列方向LXの端部に、相対的に大きなドットが形成される割合が増えた割に、レンズ層52を通して三次元画像56を見たときの解像度の低下が目立ちにくい。
・レンチキュラーレンズよりなるレンズ層52とインク吸収層51とが接合されたレンズシート50に印刷する構成に替え、フィルム、用紙、ホイル等からなる媒体に三次元画像を含む画像を印刷し、その印刷後の媒体の画像側の面にレンチキュラーレンズ層を貼り付けてもよい。また、媒体の画像側の面に、液体噴射装置を用いてインクジェット記録方式により液体噴射ヘッドのノズルから透明樹脂液を噴射することでレンチキュラーレンズ層を形成してもよい。透明樹脂液には例えば光エネルギーにより硬化する光硬化性樹脂(一例として紫外線硬化樹脂)を用い、媒体上に形成されたレンズ形状の樹脂液を光(例えば紫外線)の照射で硬化させてレンズ層を形成する。要するに、最終的にレンズ層を通して三次元視が可能な三次元画像シートが作製されれば、印刷時の媒体はレンズ層が有っても無くてもよい。
・印刷装置は、媒体に印刷できる印刷機能と携帯端末などの装置と通信可能に接続可能な通信機能とを少なくとも有していればよい。例えばプリンターに限らず複合機でもよい。また、印刷装置は、インクジェット式、ドットインパクト式、レーザー式でもよい。さらに、印刷装置は、シリアルプリンター、ラインプリンター又はページプリンターでもよい。
・印刷装置は、インク等の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であればよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料などの固形物からなる粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体がインクである場合、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置は、例えば捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。
11…印刷システム、15…サーバー、20…携帯端末、21…表示部、30…ホスト装置、40…印刷装置、42…給送部、44…表示部、48…液体噴射部の一例としての印刷ヘッド、50…レンズシート、51…媒体の一例としてのインク吸収層、52…レンズ層、53…レンズ(レンチキュラーレンズ)、55…三次元画像シート、56…三次元画像、60…コンピューター(ホスト装置)、65…CPU、68…記憶部の一例としてのハードディスクドライブ、70…コンピューター(印刷装置側)、72…印刷部の一例としての印刷エンジン、75…CPU、79…記憶部の一例としての不揮発性メモリー、91…駆動制御部、PR…プログラム、GD…画像データ、PD…印刷データ、A1〜H1,Ai〜Hi…線状像、LX…レンズ直交方向(線状像配列方向)、LY…レンズ長手方向(線状像長手方向)、EA…端部領域、EA1…第1の端部領域、EA2…第2の端部領域、IA…内部領域、PA…印刷領域、MA…媒体領域、LD…大ドット、MD…中ドット、SD…小ドット、ML…移動距離、O1,O2…対象物。

Claims (8)

  1. 異なるサイズのドットを形成可能な複数種の液体を噴射する液体噴射部と、
    前記液体噴射部が噴射する液体のドットサイズを画像データに基づき制御する駆動制御部と、を備え、
    前記液体噴射部は、複数の線状像が配列されてなる三次元画像を含む画像を媒体に印刷する場合、前記画像の印刷領域において少なくとも前記線状像の配列方向の端部領域では、当該端部領域よりも内側に位置する内部領域よりも、相対的に小さなドットの噴射割合を低くした設定の下で液体を噴射することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記媒体は、レンチキュラーレンズを有するレンズシートであることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記液体噴射部は、前記印刷領域の少なくとも前記端部領域では、前記内部領域よりも、大きなドットの噴射割合を高くした設定の下で液体を噴射することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷領域は、少なくとも前記配列方向において、媒体領域よりも広いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記端部領域では、前記液体噴射部が噴射可能なドットサイズのうち一番大きなドットサイズで液体を噴射することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記内部領域は、前記印刷領域における前記線状像の長手方向における全域に設定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. 前記液体噴射部は、前記端部領域であっても、前記三次元画像中の移動距離が閾値を超える対象物の範囲は、前記内部領域と同じドットサイズ条件で液体を噴射することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の印刷装置。
  8. 複数のレンズを有するレンズ層に面して配置される媒体に三次元画像を含む画像を印刷装置に印刷させるための印刷データを生成するためにコンピューターに実行させるプログラムであって、
    前記画像の印刷領域における対象エリアが、前記三次元画像を構成する複数の線状像の配列方向における端部領域と内部領域とのうちどちらに属するかを判定する判定ステップと、
    前記対象エリアが前記内部領域である場合、前記画像の該当エリアに対して高い解像度のドットサイズ条件でドットを生成する第1のハーフトーン処理を施す第1ステップと、
    前記対象エリアが前記端部領域である場合、前記画像の該当エリアに対して、前記第1のハーフトーン処理に比べ相対的に小さなドットの形成割合が低いドット形成条件でドットを生成する第2のハーフトーン処理を施す第2ステップと、
    をコンピューターに実行させるプログラム。
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