JP2015029716A - Hip joint stimulator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、坐位で股関節を自動的に外旋させたり、背臥位で股関節を自動的に外転させたりすることができる股関節刺激装置に関するものである。 The present invention relates to a hip joint stimulating apparatus that can automatically rotate a hip joint in a sitting position or can automatically turn a hip joint in a supine position.
従来より、本発明者は、いわゆる貧乏揺すりを自動的に行って健康を改善するための健康器具として、足底の踵部が載置可能となされた動作板を上下動するように構成した下肢振動装置を提案している(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, the present inventor has developed a lower limb vibration configured to move up and down a motion plate on which a heel portion of a sole can be placed as a health device for automatically improving so-called poor shaking. An apparatus has been proposed (see, for example, Patent Document 1).
しかし、上記従来の下肢振動装置の場合、いわゆる貧乏揺すり運動によって股関節に振動刺激を加えることができるが、その前提として動作板に足底の踵部を載置させたまま上下動させなければならない。したがって、足関節や膝関節を痛めていたり、その付近のじん帯や腱を負傷していたりする等の理由により、下肢をリラックスさせておくことができないような使用者の場合、動作板に足底の踵部を常に載せた状態で、足底の解剖学的肢位(ゼロポイント)と背屈とを繰り返すことができず、股関節に振動刺激を加えることができない。 However, in the case of the above-described conventional lower limb vibration device, vibration stimulation can be applied to the hip joint by so-called poor rocking motion, but as a premise, it is necessary to move it up and down with the buttocks of the sole placed on the operation plate. Therefore, in the case of a user who cannot relax the lower limbs due to injury to the ankle or knee joint or injury to the nearby ligament or tendon, the sole of the action plate is The anatomical limb position (zero point) of the sole and dorsiflexion cannot be repeated with the buttocks of the heel always placed, and vibration stimulation cannot be applied to the hip joint.
そのため、足底全体を動作板に乗せて足底全体を上下動させることで、股関節に振動刺激を加えることが考えられるが、このような場合であっても、膝関節を痛めているような場合には使用することができない。また、このような負傷をしていな場合であっても、足関節や膝関節が柔らかく柔軟性に富む使用者の場合には、動作板による上下動が足関節や膝関節によって吸収され易くなり、股関節に有効な振動刺激を加えることができないことが考えられる。 Therefore, it is conceivable to apply vibration stimulation to the hip joint by placing the entire sole on the motion plate and moving the entire sole up and down, but even in such a case, the knee joint is damaged. Can not be used in cases. Even if the injured person is not injured, the vertical movement by the action plate is easily absorbed by the ankle joint or knee joint when the ankle or knee joint is soft and flexible. It is conceivable that effective vibration stimulation cannot be applied to the hip joint.
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、股関節に有効な刺激を加えることができる股関節刺激装置を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a hip joint stimulation apparatus that can apply effective stimulation to the hip joint.
上記課題を解決するための本発明の股関節刺激装置は、一対の支持棒の基端が、それぞれ基盤上で回動するように設けられ、当該支持棒の先端には、大腿部または下腿部の裏面を支持可能となされた支持板がそれぞれ設けられ、前記支持棒は、クランク軸を介して基盤上に設けられたモータと連動し、支持板同士が最も近接した基準位置から、互いに離隔する離隔位置に回動したり、元の基準位置に回動したりするように構成され、支持板上に支持した大腿部または下腿部の裏面を基準位置と離隔位置との間で往復運動させることで、股関節の外旋運動を行うようになされたものである。 In the hip joint stimulator of the present invention for solving the above-described problems, the base ends of a pair of support bars are provided so as to rotate on the base, respectively. Support plates that can support the back surface of each part are provided, and the support rods are linked to a motor provided on the base via a crankshaft, and are separated from a reference position where the support plates are closest to each other. The back of the thigh or crus supported on the support plate is reciprocated between the reference position and the separation position. By exercising, external rotation of the hip joint is performed.
上記股関節刺激装置において、支持棒は、クランク軸に連結されて下半部を構成する回動軸部と、支持板が設けられて上半部を構成するオフセット軸部とを有し、回動軸部に対してオフセットされたオフセット軸部が、互いに最も近接する位置から、互いに所定の距離だけ離隔した位置までの所望のオフセット位置で固定できるようになされ、オフセット軸部同士が互いに近接する位置で、支持板同士の間隔が、解剖学的肢位における大腿下部または下腿下部の間隔と等しくなるように設定されたものであってもよい。 In the hip joint stimulating device, the support rod has a rotation shaft portion that is connected to the crankshaft and forms a lower half portion, and an offset shaft portion that is provided with a support plate and forms an upper half portion, and rotates. Positions where offset shaft portions offset with respect to the shaft portions can be fixed at a desired offset position from a position closest to each other to a position separated from each other by a predetermined distance. Thus, the interval between the support plates may be set to be equal to the interval between the lower thigh or the lower thigh in the anatomical limb position.
上記股関節刺激装置において、支持棒のオフセット軸部同士を互いに近接する位置で、かつ、基準位置に回動させた状態から、支持棒のオフセット軸部同士を互いに離隔する位置で、かつ、離隔位置に回動させた状態までの距離が、20cm以上45cm以下となされたものであってもよい。 In the hip joint stimulating device, the offset shaft portions of the support rods are positioned close to each other and at a position where the offset shaft portions of the support rod are separated from each other from a state where the offset shaft portions are rotated to the reference position. The distance to the state of being rotated to 20 cm or more may be 20 cm or more and 45 cm or less.
上記股関節刺激装置において、支持棒に、長さの調整手段が設けられて支持板は、端坐位における大腿部の裏面または長坐位における下腿部の裏面の高さに調整できるようになされたものであってもよい。 In the hip joint stimulating device, the support rod is provided with a length adjusting means, and the support plate can be adjusted to the height of the back surface of the thigh in the end sitting position or the back surface of the crus in the long sitting position. It may be a thing.
上記股関節刺激装置において、クランク軸は、所定のトルクを超えると、伸びたり屈曲したりして弾性変形可能となされたものであってもよい。 In the above hip joint stimulating device, the crankshaft may be elastically deformable by extending or bending when exceeding a predetermined torque.
上記股関節刺激装置において、1:1で歯合する同直径の一対のギアの一方に、モータの出力軸が連結され、これらギアの同一歯合部付近にクランク軸を介して支持棒が設けられ、当該ギアの回転運動を、クランク軸を介して支持棒の回動運動に変換するようになされたものであってもよい。 In the hip joint stimulating device, the output shaft of the motor is connected to one of a pair of gears having the same diameter that mesh with each other at 1: 1, and a support rod is provided near the same meshing portion of these gears via a crankshaft. The rotational movement of the gear may be converted to the rotational movement of the support rod via the crankshaft.
以上述べたように、本発明によると、支持板上に支持した大腿部または下腿部の裏面を、支持板同士が近接した基準位置と、離隔した離隔位置との間で往復運動させることで、股関節の外旋運動を行うことができる。したがって、足関節や膝関節などに負傷を抱えてリラックスさせることができない使用者等の場合であっても、大腿部の裏面を支持板で支持して基準位置と離隔位置との間で往復運動させることで、股関節に外旋運動による有効な振動刺激を加えることができる。 As described above, according to the present invention, the back surface of the thigh or crus supported on the support plate is reciprocated between the reference position where the support plates are close to each other and the spaced apart position. Thus, the hip joint can be rotated externally. Therefore, even in the case of a user who has an injury to the ankle or knee joint and cannot relax, the back of the thigh is supported by the support plate and reciprocates between the reference position and the separation position. By exercising, effective vibration stimulation by external rotation can be applied to the hip joint.
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1ないし図5は本発明に係る股関節刺激装置1を示し、図6ないし図12は同股関節刺激装置1の使用状態を示している。
1 to 5 show a hip joint stimulating
この股関節刺激装置1は、一対の支持棒2の基端が、それぞれ基盤10上で回動するように設けられ、当該支持棒2の先端には、支持板3がそれぞれ設けられ、前記支持棒2は、クランク軸40を介して基盤10上に設けられたモータ4と連動し、支持板3同士が最も近接した基準位置Aから、互いに離隔する離隔位置Bに回動したり、元の基準位置Aに回動したりして、基準位置Aと離隔位置Bとの間を往復動できるように構成されている。
The hip joint
基盤10は、その長辺が人間の肩幅よりも広い幅に形成された長方形状の板状に形成されており、長辺方向に沿った両側には支持棒2を回動可能に連結するための軸受台11が設けられている。この軸受台11は、基盤10から延設したブラケット11aに、ピン11bを設けて構成されている。
The
支持棒2は、下半部を構成する回動軸部21と、上半部を構成するオフセット軸部22とからなる。
The
回動軸部21は、直管のパイプ状に形成された本体の下端部に、軸受部21aが設けられている。この軸受部21aは、基盤10の両側に設けられた軸受台11のピン11bに回動可能に連結される。回動軸部21の上端部は、その内部にオフセット軸部22を挿通することができるように開口されている。また、回動軸部21の上端部の外周面には、後述するクランク軸40と連結するための連結部21bが突設されている。
The
オフセット軸部22は、ステー22aの一端に、上記回動軸部21の上端部に挿入される挿入部22bが設けられ、他端からは直管のパイプ状に形成された支持軸部22cが延設されている。図3に示すように、挿入部22bは、ステー22aの一端に設けられたハンドル部22dを回転させることで、テーパ部221bを有するボルト222bを引き寄せたり、離隔したりすることで、割ピン223bが拡径したり、縮径したりして回動軸部21の上端部に固定できるように構成されている。すなわち、挿入部22bは、割ピン223bを縮径させた状態で回動軸部21の上端部に挿入した後、支持軸部22cを所望の位置に位置させた後、ハンドル部22dを回転させて割ピン223b拡径させることで、回動軸部21に対してオフセット軸部22を固定することができる。この際、オフセット軸部22は、ステー22aの長さの分だけ、回動軸部21に対して所望の方向にオフセットさせることができる。支持軸部22cの開口端には、固定金具22eが設けられている。この固定金具22eは、この支持軸部22cの開口端から入れ子式に挿入される高さ調整パイプ31を締め付けて固定することができるようになされている。
The
支持板3は、その表面が、使用者5の大腿部51の下部裏面をサポートできるように半円を形成する円弧状に湾曲されており、裏面からは上記したオフセット軸部22の支持軸部22cの開口端に挿入される高さ調整パイプ31が設けられている。この高さ調整パイプ31は、支持板3に対して回動可能に設けられており、これによって支持板3は、大腿部51を外旋させる動きに追従して大腿部51を支持できるようになされている。
The
モータ4は、基盤10の中央部に設けられており、1:1で歯合する同直径の一対のギア41,42のうちの一方のギア41と駆動連結されている。他方のギア42は、フレーム43に設けられた軸部42aに連結されている。この状態で一対のギア41,42は、支持棒2の回動軸部21と横並びで水平に回転する位置に設けられる。そして、回動軸部21の上端の連結部21bと、それに隣接するそれぞれのギア41,42の上面の外周部との間がクランク軸40によって連結され、モータ4によるギア41,42の回転は、支持棒2の先端に設けた支持板3が基準位置Aと離隔位置Bとの間を往復する往復運動へと変換される。
The
この際、クランク軸40は、支持棒2の先端に設けた支持板3のそれぞれが、基準位置Aと離隔位置Bとで同期するように、それぞれのギア41,42に連結されている。すなわち、ギア41,42同士が歯合する位置で支持板3同士が最も近接する基準位置Aとなり、この歯合する位置から180度回転した反歯合位置で、支持板3同士が最も離隔する離隔位置Bとなるように連結されている。
At this time, the
なお、上記基準位置Aは、図4および図8に示すように、支持棒2のオフセット軸部22同士を最も近づくようにオフセットさせた状態で、支持板3同士の間隔が、使用者5の解剖学的肢位における大腿部51の下部の間隔(ゼロポイント)と等しくなるように設定されている。したがって、この基準位置Aから離隔位置Bへとギア41,42が半回転した状態で、支持板3は、ゼロポイントから最も離隔した離隔位置Bへと離隔する。すなわち、端坐位になった使用者5の大腿部51が、ゼロポイントから外旋し、また元のゼロポイントへ戻るといった動作を反復することとなる。この際、基準位置Aと離隔位置Bとの間で、どの程度の距離の往復運動を繰り返すかについては、特に限定されものではなく、股関節を刺激できる程度の往復運動を行う距離に設定されていればよい。具体的には、片足につき基準位置Aから離隔位置Bまでの距離が約10cm程度の範囲内、使用者5の大腿部51の外旋角度で15度以下程度の範囲内となるように往復運動させるように設定されていることが好ましい。
As shown in FIGS. 4 and 8, the reference position A is offset so that the offset
また、オフセット軸部22は、上記したようにゼロポイントの基準位置Aと、当該基準位置Aから離隔した離隔位置Bとの間で往復運動して大腿部51が外旋運動するようになされているが、この基準位置Aおよび離隔位置Bを変更して異なった外旋位置で往復運動するものであってもよい。すなわち、ハンドル部22dを緩めた後、回動軸部21に対してオフセット軸部22を所望の位置に変更してオフセット量を変更した後、再度ハンドル部22dを締め付けて、回動軸部21に対してオフセット軸部22を固定することで、図5および図12に示すように、ゼロポイント以外の他の第二基準位置A2と、この第二基準位置A2から離隔した第二離隔位置B2との間で往復運動するように変更することができる。
Further, as described above, the offset
ただし、第二離隔位置B2となった際に、最も大腿部51が外旋することとなるので、この第二離隔位置B2となった時の大腿部51の外旋角度が、坐位における一般的な外旋角度の限界である45度を超えない位置となるようにオフセット位置を変更することが好ましい。具体的には第二離隔位置B2は、基準位置Aから20cm〜45cm程度の位置となるように設定することが好ましい。このような下肢の外旋角度の限界付近で下肢の外旋運動を行うことで、股関節を異なった外旋位置で刺激することができ、股関節の可動域を大きくすることができることとなる。また、この第二基準位置A2および第二離隔位置B2での使用は、大臀筋54(図6参照)の意識も高くなり、上記した基準位置Aでの股関節刺激とは異なった効果が得られることとなる。
However, when the second separation position B2 is reached, the
また、モータ4は、支持棒2と緩衝することなく基盤10に被覆される筐体12に設けられたスイッチ44(図2参照)のオンオフによって作動させることができるように構成されている。この際、スイッチ44に回転数の調整ツマミ(図示省略)が設けられ、回転数を調整できるように構成されていてもよいし、リモコンスイッチ(図示省略)による遠隔操作でオンオフおよび回転数の調整を行うようになされたものであってもよいし、モータ4への電源コード(図示省略)の途中にこのようなスイッチ44が設けられたものであってもよい。
Further, the
クランク軸40は、ギア41,42の上面の外周部と、支持棒2の回動軸部21の上端部に突設された連結部21bとの間に回動可能に連結される。このクランク軸40は、軸部本体40aが、コイル状に巻回された鋼線によって構成されており、ギア41,42の回転を、支持棒2の回動軸部21に伝達する際に、ある一定以上のトルクが加わると、この軸部本体40aが伸びたり屈曲したりして支持棒2の先端に設けた支持板3が基準位置Aと離隔位置Bとの間を強制的に往復動しないように構成されている。すなわち、支持板3に大腿部を載せて使用している際に、使用者の意に反するような往復動が行われないように、支持板3の動きに対して使用者が一定以上のトルクで動きに対抗した場合には、クランク軸4の軸部本体40aの部分が伸びたり屈曲したりして使用者の怪我防止を図るようになされている。
The
このようにして構成される股関節刺激装置1は、図6ないし図8に示すように、基盤10の一方の長辺と対向する位置に使用者5が端坐位になった状態で、支持板3を高さ調整し、端坐位になった使用者5の大腿部51の裏面を支持板3で支持できるように、支持棒2および支持板3の大きさが決められている。また、図7に示すように、支持棒2を回動可能に連結するために基盤10に設けられた軸受台11は、当該基盤10の長辺方向に対して斜めに設けられ、使用者5の大腿部51の外旋の軌跡に沿って追従するようになされている。
As shown in FIGS. 6 to 8, the hip joint
次に、この股関節刺激装置1の使用方法について説明する。
Next, the usage method of this hip joint
まず、ゼロポイント附近での股関節刺激の使用方法について述べる。 First, how to use hip joint stimulation near zero point is described.
使用者5は、図6ないし図8に示すように、股関節刺激装置1の基盤10の一方の長辺と対向する位置に端坐位となり、支持板3上に大腿部51の裏面を載置させる。この際、支持板3の高さは、使用者5の足底全体または踵部が地面から浮き上がるように支持するものであってもよいし、足底は地面に付いているが、大腿部51を外旋させることができる程度に支持するように調整しておく。また、支持板3は、基準位置Aにおいて、解剖学的肢位における大腿部51の間隔で支持板3が位置するように、支持棒2のオフセット軸部22同士を最も近づけてオフセットさせておく。
As shown in FIGS. 6 to 8, the
使用者5が端坐位を構成するための椅子6としては、使用者5が大腿部51を外旋させても問題無く追従することができるように、座面61が沈み込まない椅子6を使用することが好ましい。
As the
この状態になったら、モータ4を作動させて運動を開始する。モータ4を作動させると、支持板3が基準位置Aと離隔位置Bとの間で往復運動を繰り返すこととなり、大腿部51は、ゼロポイントから股関節が外旋する位置へと移動し、また股関節が元のゼロポイントへと戻る位置へと外旋運動を繰り返すこととなる。したがって、股関節には、外旋刺激が加えられることとなり、この外旋刺激によって、下肢の血行促進を図ることができることとなる。この際、股関節刺激装置1は、使用者5の大腿部51を支持板3で支持して往復運動させることによって股関節に外旋刺激を加えるので、足関節、膝関節、下腿部を怪我しているような場合であっても、これらの部位に負担を掛けずに股関節を刺激できる。また、足関節や膝関節で動きを吸収されることなく、大腿部51を直接外旋させて股関節を刺激することができる。
If it will be in this state, the
なお、本実施の形態においては、端坐位の状態で大腿部51を支持板3で支持して使用するようになされているが、図9に示すように、長坐位の状態で下腿部52の裏面を支持板3で支持して使用するものであってもよい。この場合、大腿部51よりも股関節から離れた下腿部52を支持して往復動させるため、股関節の外旋角度が小さくなるが、股関節に外旋方向の振動刺激を加えるものとしては十分である。
In the present embodiment, the
また、本実施の形態において、股関節刺激装置1は、使用者5が端坐位または長坐位で使用するようになされているが、図10および図11に示すように、上記した端坐位または長坐位のまま上半身を仰向けに寝かせた背臥位で使用してもよい。この場合、椅子6の代わりに長椅子やベッド7の端に腰かけてそのまま仰向けに寝た状態となることで使用することができる。ただし、背臥位の場合、股関節は、外旋ではなく、外転することとなる。したがって、中臀筋53の促通が図られることとなる。中臀筋53は、歩行時に左右のバランスを取る筋肉であるが、老化等による股関節の可動域の低下とともに、その筋の促通が低下するため、機能が低下することとなる。このように股関節の可動域が狭くなり、中臀筋53の機能が低下すると、歩行時の左右バランスは、足関節や膝関節などに負担されることとなる。しかし、この股関節刺激装置1によって、中臀筋53の促通が図られることにより、歩行時のバランスを中臀筋53で取ることが可能となり、歩行時の下肢の関節の負担を軽減することができる。
In the present embodiment, the hip joint
次に、外旋限界位置付近での使用方法について述べる。 Next, a method of use near the external rotation limit position will be described.
使用者5は、図6および図12に示すように、股関節刺激装置1の基盤10の一方の長辺と対向する位置に端坐位となり、支持板3上に大腿部51の裏面を載置させる。この際、支持板3の高さは、使用者5の足底全体または踵部が地面から浮き上がるように支持するものであってもよいし、足底は地面に付いているが、大腿部51を外旋させることができる程度に支持するように調整しておく。また、支持板3は、第二離隔位置B2において、使用者5が股関節を約45度外旋させた外旋限界位置付記に支持板3が位置するように、支持棒2のオフセット軸部22をそれぞれオフセットさせておく。
As shown in FIGS. 6 and 12, the
使用者5が端坐位を構成するための椅子6としては、使用者5が大腿部51を外旋させても問題無く追従することができるように、座面61が沈み込まない椅子6を使用することが好ましい。
As the
この状態になったら、モータ4を作動させて運動を開始する。モータ4を作動させると、支持板3が第二基準位置A2と第二離隔位置B2との間で往復運動を繰り返すこととなり、大腿部51は、外旋限界附近から股関節が内旋する位置へと移動し、また股関節が元の外旋限界附近の位置へと移動する外旋運動を繰りかえすこととなる。したがって、股関節には、股関節の外旋限界附近で、外旋刺激が加えられることとなり、この外旋刺激によって、上記したゼロポイント付近での股関節外旋運動と同様の効果が得られる。また、ゼロポイント付近での外旋刺激と、外旋限界附近での外旋刺激との両方で、股関節を刺激することができるので、股関節の可動域自体も広げることができることとなる。
If it will be in this state, the
また、この外旋限界付近で使用した場合、大臀筋54(図6参照)の筋の収縮が活発になり、当該大臀筋54の促通を図ることができることとなる。この大臀筋54は、歩行時に使用されるが、老化等による股関節の可動域の低下とともに筋力が低下し、代わって大腿四頭筋の負担が増すことになるが、この股関節刺激装置1によって、大臀筋54の促通が図られることにより、歩行時に大臀筋54を使用する割合を増やすことが可能となり、歩行時の下肢の筋肉の負担を軽減することができる。
Further, when used in the vicinity of the outer rotation limit, the contraction of the greater ankle muscle 54 (see FIG. 6) becomes active, and the
なお、本実施の形態においては、端坐位の状態で大腿部51を支持板3で支持して使用するようになされているが、図9に示すように、長坐位の状態で下腿部裏面を支持板3で支持して使用するものであってもよい。この場合、大腿部51よりも股関節から離れた下腿部52を支持して往復動させるため、股関節の外旋角度が小さくなるが、股関節に外旋方向の振動刺激を加えるものとしては十分である。
In the present embodiment, the
また、本実施の形態において、股関節刺激装置1は、使用者5が端坐位または長坐位で使用するようになされているが、上記した端坐位または長坐位のまま上半身を仰向けに寝かせた背臥位で使用してもよい。この場合、椅子6の代わりに長椅子やベッド7の端に腰かけてそのまま仰向けに寝た状態となることで使用することができる。ただし、背臥位の場合、股関節は、外旋ではなく外転することとなる。したがって、使用者5は、一般的には約45度外転した位置までしか外転させることができないので、第二離隔位置Bとなった際に45度以上外転しないように、支持棒2のオフセット軸部22によるオフセット量を調整しておく必要がある。このように、使用者5が背臥位となって、股関節の外転限界付近で使用することで、中臀筋53は、より収縮することができるので、上記したゼロポイント付近で背臥位となって使用する場合よりも、より中臀筋53の筋の促通を図ることができる。
Further, in the present embodiment, the hip joint
なお、このような使用形態において、股関節刺激装置1は、仮に、一般人の股関節の外転限界である45度以上の外転をするようなことがあったとしても、クランク軸40は、所定のトルクを超えると、伸びたり、屈曲したりするので、使用者5が股関節を痛めるようなことにはならない。
In such a usage pattern, even if the hip joint
このように本発明の股関節刺激装置1によると、足関節、膝関節、下腿部、足底部などに負荷をかけることなく、股関節を刺激することができることとなる。したがって、下肢が弱った高齢者や怪我をした患者などであっても、この股関節刺激による下肢の血行の増進などを図ることができる。
As described above, according to the hip joint
また、背臥位で使用した際には中臀筋53を刺激することができ、歩行時の左右バランスを、体幹に近い中臀筋53で取る能力が向上することとなる。これにより、下肢が弱った高齢者や怪我をした患者などは、足関節や膝関節に無理な負荷が加わることを防止することができ、下肢の負担を中臀筋53で分担することができる。また、運動選手などの場合は、体幹の意識を高めて運動能力の向上を図ることができる。
Further, when used in the supine position, the
さらに、本発明の股関節刺激装置1は、上記したゼロポイント付近での使用に加え、第二基準位置Aおよび第二離隔位置B2のように、外旋限界付近で使用した場合、股関節に異なった刺激を加えることができることとなり、股関節の可動域を大きくすることができることとなる。また、股関節刺激装置1は、基準位置Aで使用するよりも、第二基準位置A2で使用した場合、坐位においてはより使用者5の大臀筋54の意識を高めることができ、背臥位においては、使用者5の中臀筋53の意識をより高めることができる。
Furthermore, the hip joint
なお、本実施の形態において、股関節刺激装置1は、基準位置Aと第二基準位置A2とに、支持棒2のオフセット量を調整して使用することができるように構成されているが、基準位置Aだけで使用するように構成されたものであってもよいし、第二基準位置A2だけで使用するように構成されたものであってもよい。
In the present embodiment, the hip joint
また、本実施の形態において、股関節刺激装置1は、支持棒2のオフセット量を調整することで基準位置Aと第二基準位置A2とに調整できるように構成されているが、支持棒2はオフセット量を調整することができず、クランク軸40の長さを変更することで、オフセット量を調整できるように構成されたものであってもよい。
Further, in the present embodiment, the hip joint
本発明に係る股関節刺激装置は、椅子やベッドのある各種の使用環境において健康増進に用いられる。 The hip joint stimulating apparatus according to the present invention is used for health promotion in various usage environments having a chair or a bed.
1 股関節刺激装置
10 基盤
2 支持棒
21 回動軸部
22 オフセット軸部
22e 固定金具(長さの調整手段)
3 支持板
4 モータ
40 クランク軸
41 ギア
42 ギア
5 使用者
51 大腿部
52 下腿部
53 中臀筋
54 大臀筋
A 基準位置
A2 第二基準位置
B 離隔位置
B2 第二離隔位置
DESCRIPTION OF
3
Claims (6)
前記支持棒は、クランク軸を介して基盤上に設けられたモータと連動し、支持板同士が最も近接した基準位置から、互いに離隔する離隔位置に回動したり、元の基準位置に回動したりするように構成され、支持板上に支持した大腿部または下腿部の裏面を基準位置と離隔位置との間で往復運動させることで、股関節の外旋運動を行うようになされたことを特徴とする股関節刺激装置。 The base ends of the pair of support bars are provided so as to rotate on the base, respectively, and the support plates that can support the back surface of the thigh or crus are provided at the tips of the support bars, respectively. ,
The support rod is interlocked with a motor provided on the base via a crankshaft, and is rotated from a reference position where the support plates are closest to each other to a separated position, or to an original reference position. The back of the thigh or crus supported on the support plate is reciprocated between the reference position and the separation position, so that the external rotation of the hip joint is performed. A hip joint stimulator characterized by that.
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---|---|---|---|
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