JP2015028333A - 航空機用ネットゼロエネルギー推進方法及びネットゼロエネルギー航空機 - Google Patents

航空機用ネットゼロエネルギー推進方法及びネットゼロエネルギー航空機 Download PDF

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Abstract

【課題】航空機用ネットゼロエネルギー推進方法及びネットゼロエネルギー航空機を提供する。
【解決手段】胴体と、推進用ファン18bを有する推進装置18と、回転流体機械30と、密閉動力サイクルCPCと熱的に結合されるヒートポンプHPを有するエネルギー変換装置を備え、圧縮機と、蓄電電力を供給する蓄電ユニットと、蓄電電力を利用してパルス電力を生成するパルス電源と、パルス電力により通電して所定温度に発熱して高温高圧作動流体から高エンタルピー動力流体を生成する高エンタルピー変換器と、高エンタルピー変換器からナセルを経由して回転流体機械に延び高エンタルピー動力流体を回転流体機械に供給する供給管路部材20aと、リターン管路部材20bと、回転式膨張機と、冷却器と、発電機とを備え、発電電力の一部を蓄電する航空機用ネットゼロエネルギー推進方法及びネットゼロエネルギー航空機。
【選択図】図2

Description

発明の詳細な説明
本発明は航空機用推進方法及び航空機に関し、特に、航空機用ネットゼロエネルギー推進方法及びネットゼロエネルギー航空機に関する。
近年、世界各地で、強い台風・ハリケーン・サイクロンや集中豪雨、干ばつ、熱波、干ばつなど、温暖化による異常気象が頻発し、多くの人命が失われ、生活基盤が破壊されている。そのため、航空機分野においても温室効果ガス(CO2)の排出削減が緊急課題となっている。さらに、航空機ではジェット燃料等の化石燃料を使用しているため、火災事故や燃料系統のトラブルが多発しており、その安全対策も急務となっている。
特許文献1には、航空機に太陽光パネルを設置することにより太陽光エネルギーで得た発電電力を機内電気設備及び推進用に利用した航空機が提案されている。
米国特許公開公報第2011/0073717号
ところで、特許文献1で開示された太陽光エネルギー利用による航空機では、太陽光エネルギーから回収可能なエネルギー量(発電量)は極めて小さいため、その電力のみによって航空機を推進することは困難であった。しかも、夜間には太陽光発電装置が発電しないため、必然的に、外部電源から大容量バッテリに大量の電力を蓄電しなければならなかった。これらバッテリの採用によって航空機の重量は著しく増大し、航空機の推進効率やランニングコストを改善することができなかった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、化石燃料や電気エネルギー等の外部投入エネルギーを正味(ネット)ゼロにするとともにランニングコストも略ゼロにすることが可能であり、極めて高い安全性と信頼性を有する航空機用ネットゼロエネルギー推進方法及びネットゼロエネルギー航空機を提供することを目的とする。
請求項1に記載された第1発明によれば、航空機用ネットゼロエネルギー推進方法において、推進用ファンを有するナセルを備えた推進装置を胴体に装着し、該ナセルに回転流体機械を収納して該推進用ファンに駆動連結し、該回転流体機械を作動させるエネルギー変換装置を胴体に搭載し、該エネルギー変換装置において該回転流体機械を介在させた密閉動力サイクルと該密閉動力サイクルに熱的に結合するとともに該密閉動力サイクルと同期して作動するヒートポンプを準備し、該ヒートポンプにおいて該密閉動力サイクルで生成した機械エネルギーの一部を利用して冷媒から冷熱を発生させ、該エネルギー変換装置において該機械エネルギーの一部を利用して圧縮機を駆動することにより低温低圧作動流体を圧縮して高温高圧作動流体を生成し、該高温高圧作動流体を高エンタルピー変換器と接触させることにより高エンタルピー動力流体を生成し、該高エンタルピー動力流体を該ナセルを経由して該回転流体機械に供給することにより作動させて該推進用ファンを駆動し、該密閉動力サイクルにおいて該高エンタルピー動力流体で回転式膨張機を膨張させることで該機械エネルギーを発生させ、該回転流体機械及び該回転式膨張機の膨張ガスを該冷熱により冷却して該密閉動力サイクルに循環させ、該機械エネルギーにより発電機を駆動して発電電力を発生させ、該発電電力の一部を蓄電ユニットに蓄電し、該蓄電ユニットから供給された蓄電電力を利用して該高エンタルピー変換器を作動させることを特徴とする。
請求項2に記載された第2発明によれば、ネットゼロエネルギー航空機が、胴体と、該胴体に装着されたナセルに支持されていて推進用ファンを有する推進装置と、該推進用ファンに駆動連結されたピストンロータを有する回転流体機械と、該胴体に収納されていて該回転流体機械を作動させる密閉動力サイクルと熱的に結合されていて該密閉動力サイクルと同期して作動するヒートポンプとを有するエネルギー変換装置とを備え、該エネルギー変換装置が低温低圧作動流体を圧縮して高温高圧作動流体を生成する圧縮機と、蓄電電力を供給する蓄電ユニットと、該蓄電電力を利用してパルス電力を生成するパルス電源と、該パルス電力により通電して所定温度に発熱して該高温高圧作動流体から高エンタルピー動力流体を生成する高エンタルピー変換器と、該高エンタルピー変換器から該ナセルを経由して該回転流体機械に延びていて該高エンタルピー動力流体を該回転流体機械に供給する供給管路部材と、該ナセルを経由して延びていて該回転流体機械の膨張ガスを該密閉動力サイクルに還流させるリターン管路部材と、該高エンタルピー動力流体を膨張させて機械エネルギーを発生させる回転式膨張機と、該ヒートポンプが該機械エネルギーの一部を利用して冷熱を発生させ、該回転流体機械及び該回転式膨張機の膨張ガスを該冷熱により冷却して該低温低圧作動流体として該圧縮機に循環させる冷却器と、該機械エネルギーにより駆動されて発電電力を発生する発電機とを備え、該発電電力の一部を該蓄電ユニットに蓄電することを特徴とする。
請求項3に記載された発明によれば、請求項2記載の構成に加えて、好ましくは、該エネルギー変換装置が、さらに、該高温高圧作動流体を一時的に貯蔵する作動流体貯蔵装置と、該作動流体貯蔵装置を開放して該高温高圧作動流体を該高エンタルピー変換器に導入する制御弁とを備え、該高エンタルピー変換器が、ケーシングと、該ケーシングに形成されたエンタルピー増幅室と、該エンタルピー増幅室に収納された通電発熱体とを備え、該通電発熱体が該パルス電力により通電して該所定温度に昇温することを特徴とする。
請求項4に記載された発明によれば、請求項2又は3記載の構成に加えて、推進装置が、該ナセルの長手方向において該推進用ファンの下流側に伸びるコアエンジンと、該ナセルと該コアエンジンとの間に形成されていて該推進用ファンにより形成された空気噴流を後方に噴出させるファンダクトとを備え、該コアエンジンが該回転流体機械に駆動連結された中圧コンプレッサと、該中圧コンプレッサの下流側に配置されていて高圧圧縮空気を生成する高圧コンプレッサと、該パルス電力により通電して高温度領域に発熱して該高圧圧縮空気から高エンタルピー空気噴流を生成する高エンタルピー噴流発生装置と、該高エンタルピー空気噴流により作動して該高圧コンプレッサを駆動する高圧タービンと、該高エンタルピー空気噴流を噴出させるノズルとを備えることを特徴とする。
請求項5に記載された発明によれば、請求項2又は3記載の構成に加えて、該推進用ファンが該ナセルにより支持された二重反転プロペラ装置と、該ナセルに収納されていて該回転流体機械と該二重反転プロペラ装置との間に配置された二重反転用ギヤ装置とを備えることを特徴とする。
請求項6に記載された第3発明によれば、ネットゼロエネルギー航空機が、胴体と、該胴体に装着されたナセルを備えていて該ナセルにより支持された推進用ファンを有する推進装置と、該推進用ファンに駆動連結された回転流体機械と、該回転流体機械を介在させた密閉動力サイクルを有するエネルギー変換装置とを備え、該エネルギー変換装置が作動流体と冷媒とをそれぞれ循環させる密閉動力サイクル及びヒートポンプと、該ヒートポンプが該冷媒を圧縮して高温高圧冷媒を生成する冷媒圧縮機と、該高温高圧冷媒の熱を該密閉動力サイクルの該作動流体に放熱して低温高圧冷媒を生成する放熱器と、該低温高圧冷媒を減圧膨張させて第1機械エネルギーを回収しながら低温低圧冷媒を生成する冷媒用回転式膨張機と、該低温低圧冷媒を蒸発させて冷熱を生成する熱交換器とを備え、該密閉動力サイクルが該作動流体を圧縮して高温高圧作動流体を生成する流体圧縮機と、蓄電電力を供給する蓄電ユニットと、該蓄電電力を利用してパルス電力を生成するパルス電源と、該パルス電力により通電して所定温度に発熱して該高温高圧作動流体から高エンタルピー動力流体を生成する高エンタルピー変換器と、該冷媒用回転式膨張機と出力軸を介して連結されていて該高エンタルピー動力流体の一部を膨張させることにより第2機械エネルギーを回収する作動流体用回転式膨張機と、該ナセルを経由して延びていて該高エンタルピー動力流体を該回転流体機械に供給する第1管路部材と、該ナセルを経由して延びていて該回転流体機械の膨張ガスを該密閉動力サイクルに還流させる第2管路部材と、該回転流体機械の膨張ガスと該作動流体用回転式膨張機の膨張ガスを該冷熱により冷却して該作動流体として該密閉動力サイクルに循環させる冷却器と、該第1及び第2機械エネルギーにより駆動されて発電電力を発生する発電機とを備え、該発電電力の一部を蓄電用電力として該蓄電ユニットに循環させて蓄電することを特徴とする。
本発明による航空機用ネットゼロエネルギー推進方法及びネットゼロエネルギー航空機において、ピストンロータを有する回転流体機械を介在させた密閉動力サイクルを有するエネルギー変換装置を胴体に搭載し、該回転流体機械の出力軸を推進用ファンに駆動連結する。該回転流体機械にはナセルを経由して延びる供給用管路部材を介してエネルギー変換装置から高エンタルピー動力流体を供給する。この時、回転流体機械のピストンロータが作動して推進用ファンを駆動する。さらに、エネルギー変換装置により発電機を駆動して発電電力を発生させ、該発電電力の一部を蓄電ユニットに蓄電し、蓄電ユニットから供給された蓄電電力を利用して高エンタルピー変換器を作動させる。このようにして、ジェット燃料や外部からの大容量蓄電電力を利用することなく、所謂、外部投入エネルギーを正味(ネット)でゼロにして航空機を推進することができる。燃料タンクや大容量蓄電池を使用しないため、航空機の軽量化と信頼性及び安全性を向上させることができる。しかも、化石燃料を消費しないため、地球温暖化対策に貢献しながら、航空機のランニングコストを略ゼロにすることで航空機の低コストでの運用が促進される。
また、エネルギー変換装置において、密閉動力サイクルに介在した回転式膨張機により機械エネルギーを発生させて発電機を駆動する。したがって、航空機に対して推進力を発生させている期間中に電力を発生させることができる。この発生電力の一部は密閉動力サイクルの作動に利用するとともに機内電気設備用に利用することで大容量の蓄電装置が不要となる。
本発明の第1実施例による航空機用ネットゼロエネルギー推進方法を実施するためのネットゼロエネルギー航空機の概略図を示す。 図1に示したダクトファンガスタービンエンジンの概略断面図を示す。 図2に示したダクトファンガスタービンエンジンに組み込まれた回転流体機械の概略断面図を示す。 図1に示したネットゼロエネルギー航空機に搭載されるエネルギー変換装置のブロック図を示す。 図4に示したエネルギー変換装置の高エンタルピー変換器の概略断面図を示す。 本発明の第2実施例によるネットゼロエネルギー航空機の概略図を示す。
以下、本発明の第1実施例による航空機用ネットゼロエネルギー推進方法を実施するためのネットゼロエネルギー航空機について図面に基づき詳細に説明する。以下の説明において、本発明はネットゼロエネルギー航空機を旅客機に適用したものとして記載するが、これは一例であり、本発明は図示された旅客機に限定されない。本発明による航空機用ネットゼロエネルギー推進方法は航空機の他に船舶や潜水艇にも適用可能であり、また、航空機としてはヘリコプター、戦闘機、飛行船、宇宙船及びロケット等の飛行体にも適用可能である。
図1の第1実施例において、ネットゼロエネルギー航空機10は機尾12aを有する胴体12と、主翼14と、主翼14にパイロン16を介してそれぞれ支持された推進装置18と、胴体12に搭載されたエネルギー変換装置20とを備える。推進装置18の各々はダクトファンガスタービンエンジン(以下、「ガスタービンエンジン」と略称する)からなる。
図2に示すように、ガスタービンエンジン18は回転中心軸18xを有する。エンジン18はさらに吸気部18aと、吸入空気を加速して空気噴流を生成する推進用ファン18bと、コアエンジン19とを備える。コアエンジン19は中圧コンプレッサ18cと、高圧コンプレッサ18dと、連結軸18sを介して高圧コンプレッサ18dに連結された高圧タービン18eと、高エンタルピー空気噴流を生成する高エンタルピー噴流発生装置22と、サブノズル18fとを備える。ナセル18gは、パイロン16を介して主翼14に連結されていて、推進用ファン18bとコアエンジン19とを包囲するとともに吸気部18aと、ファンダクト18hと、メインノズル18iとを画定する。ファンケーシング18mがファン18bの周囲を包囲するように支持し、周方向に均等配列されたガイドベーン18nによってコアエンジン19とファンケーシング18mとを一体的に連結する。
図2に示すように、回転流体機械30がファン18bと中圧コンプレッサ18cとの間に駆動連結されていて、これら2つの部材を回転駆動する。すなわち、高圧コンプレッサ18dと高圧タービン18eからなる高圧回転部とは独立して回転流体機械30によってファン18bと中圧コンプレッサ18cとが駆動される。必要であれば、回転流体機械30とファン18b及び中圧コンプレッサ18cとの間には遊星歯車セット等の減速ギア装置をそれぞれ配置しても良い。回転流体機械30はナセル18gを経由して延びる作動流体供給管路部材20a及びガスリターン管路部材20bを介してエネルギー変換装置20(図1参照)と接続される。ネルギー変換装置20から高エンタルピー動力流体が供給管路部材20aを介して回転流体機械30に供給された際に、ロータピストン34が作動して出力軸30aによりファン18bと中圧コンプレッサ18cとを回転駆動する。回転流体機械30の膨張ガスはリターン管路部材20bを介してエネルギー変換装置20に循環されて冷却された後に、後述の如く、再度、高エンタルピー動力流体に変換されて供給管路部材20aから回転流体機械30に還流される。
高エンタルピー噴流発生装置22は、絶縁性環状アウターケース22aと、絶縁性環状インナーケース22bと、絶縁性環状アウターケース22aと絶縁性環状インナーケース22bとの間で軸方向に所定間隔で離間して配置された銅タングステンからなるリング状多孔電極22cと、リング状多孔電極22cの間の環状高エンタルピー増幅室22eに充填された銅タングステンパイプ(例えば、外径20〜80mmで軸方向長さ25〜120mm:融点(約3410℃))等のチューブ状通電体22dと、ナセル18gを経由して延びていてエネルギー変換装置20からパルス電力をチューブ状通電体22dに供給する配線20c,20dとを有する。チューブ状通電体22dにエネルギー変換装置20からパルス電力が供給されると、チューブ状通電体22dが通電発熱して高温度領域、例えば、1200〜1800℃の温度範囲に昇温する。したがって、高圧空気噴流から高温高圧の空気噴流を発生させることができる。即ち、高圧コンプレッサ18dから供給された高圧空気噴流が超高温のチューブ状通電体22dに接触すると高エンタルピー空気噴流が発生する。高エンタルピー空気噴流は高圧タービン18eで膨張しながらトルクを発生させるとともにサブノズル18fから噴出して推進力を発生する。
図2及び図3において、回転流体機械30は、周方向に均等配置された支持用ガイドベーン18oによってコアエンジン19の前方(上流側)に固定支持された円筒状ハウジング32と、円筒状ハウジング32内に回転可能に収納されたピストンロータ34とを備える。円筒状ハウジング32はピストンロータ34の接線方向に開口していて供給管路部材20aと連通するインレット32aと、インレット32aの周方向において略中間部に形成されていてリターン管路部材20bに連通するアウトレット32bとを有する。ピストンロータ34は円筒状ロータ本体34aと、円筒状ロータ本体34aの周方向に均等間隔で形成された複数の断面T型高圧作動部34bを有する。各高圧作動部34bは円筒状ロータ本体34aの接線方向と平行に延びる軸心34cに沿って外周壁部から延びる斜向圧力反応室34dと斜向圧力反応室34dの入口にて周方向に両側に延びるガイド通路34eとを有する。ガイド通路34eは斜向圧力反応室34dに対してより長期間に亘って高エンタルピー動力流体を作用させ、ピストンロータ34に対する高エンタルピー動力流体の作用領域を増大させる役目を有する。この構成において、高エンタルピー動力流体Efがインレット32aに供給されると、高エンタルピー動力流体Efはガイド通路34eを経由して圧力反応室34dに流入し、高圧で円筒状ロータ本体34aに対して半時計方向Ccにトルクを発生させ、出力軸30aを介してファン18bと中圧コンプレッサ18cとを回転駆動する(図2参照)。図3において、圧力反応室34dは円筒状ロータ本体34aに断面円形又は断面矩形を有するように形成する。インレット32aの数は図3に示した構造のものに限定されず、必要に合わせて選択される。
ガスタービンエンジン18の作動において、吸気部18aから吸入された空気はファン18bにより加速されて第1及び第2空気噴流に分かれる。第1空気噴流はファンダクト18hを経由してメインノズル18iから噴出して機体12にメイン推進力を与える。一方、第2空気噴流は中圧コンプレッサ18cで圧縮され、さらに、高圧コンプレッサ18dで圧縮されて高圧空気噴流となる。次いで、この高圧空気噴流は高エンタルピー変換装置22に供給されて超高温度領域に加熱されて高エンタルピー空気噴流が発生する。この高エンタルピー空気噴流は高圧タービン18eで膨張して高圧コンプレッサ18dを回転駆動した後にサブノズル18fから噴出してさらに追加的な推進力を発生させる。
図4において、エネルギー変換装置20は所定圧で封入されていて低沸点で蒸発可能な作動流体と冷媒をそれぞれ循環させる密閉動力サイクルCPCとヒートポンプHPを有する。密閉動力サイクルCPCには回転流体機械30が介在するように配置される。作動流体及び冷媒としては、本発明を限定するものではないが、自然界に存在する安全な物質であり、極めて安価に手に入れることができる理由から、オゾン層破壊係数がゼロで地球温暖化係数が1の自然冷媒である二酸化炭素(以下、CO2と略称する)が挙げられる。説明の便宜上、密閉動力サイクルCPCの作動流体をCO2作動流体、ヒートポンプHPの冷媒をCO2冷媒と称する。このように、作動流体と冷媒とは共通の成分である二酸化炭素を利用するが、それぞれ異なる媒体を利用しても良い。密閉動力サイクルCPC及びヒートポンプHPでは、本発明を限定するものではないが、低圧側(流体圧経路)の圧力がCO2の超臨界点以下の所定圧、例えば、3〜5.7MPaとなるようにそれぞれの系統内に充填される。例えば、低圧側の圧力が3MPaに設定されると、CO2冷媒は約−6℃で蒸発する。このようにシステム内の諸条件に合わせてCO2冷媒の充填圧を自由に定めてよい。
密閉動力サイクルCPCは、低温低圧CO2作動流体Wfを超臨界点(31.1℃、7.4MPa)以上の圧力で圧縮する流体圧縮機36Aと、流体圧縮機36Aから吐出された高温高圧CO2作動流体(超臨界流体)Wfpを逆止弁37を介して貯蔵する摺動ピストン及びバネ手段38aを内蔵した貯蔵室38bを有するバッファアダンパー38と、バッファアダンパー38のアウトレット38cから供給される超臨界流体Wfpの流通期間を制御する電磁弁(制御弁)40と、バッファアダンパー38から供給された超臨界流体Wfpをその超臨界点(31.1℃)以上の温度(例えば、1200〜1800℃)に加熱して瞬時に超臨界流体からなる高エンタルピー動力流体を発生させる高エンタルピー変換器42と、ヒートポンプHPの高圧冷媒Cmhと超臨界流体Efを作動室45内に導入して膨張させてそれぞれ第1及び第2機械エネルギーを生成する第1及び第2回転式膨張機部44A,44B(第1、第2回転機械部)からなる回転式膨張機44と、該第1、第2機械エネルギーを取り出すとともにその一部を流体圧縮機36Aと冷媒圧縮機36Bとに伝達する出力軸46とを備える。
第1、第2回転機械部44A、44Bは出力軸46に支持されていて作動室45に回転可能に収納された共通のロータリピストン本体48を備え、作動室45内に高圧冷媒Cmhと超臨界流体Efをそれぞれ供給するインレット44a、44bと、低温低圧冷媒Cmeと膨張ガスEgとをそれぞれ排出するアウトレット44c、44dとを有する。
高エンタルピー変換器42から吐出した高エンタルピー動力流体(超臨界流体)は三方切替制御弁50を介して管路52及び54に振り分けられる。管路52から供給用管路部材20aを介して高エンタルピー動力流体が回転流体機械30のインレット32aに供給され、一方、管路54から高エンタルピー動力流体は回転式膨張機44の第1回転機械部(作動流体用回転式膨張機)44Aのインレット44bに供給される。回転流体機械30の膨張ガスEgoの膨張ガスはリターン管路部材20bを経由して三方切替制御弁56で回転式膨張機44の第1回転機械部44Aの膨張ガスと合流して再生器60に流入する。これら膨張ガスの排熱エネルギーを低温低圧作動流体Wfo及び低温低圧冷媒Cmoで回収された後に冷却器62に導入される。冷却器62は、後述のように、第2回転機械部(冷媒用回転式膨張機)44Bから吐出した低温低圧冷媒Cmlを蒸発させて生成した冷熱によって膨張ガスEGo、Egを冷却する。
バッファアダンパー38のバネ手段30aは、貯蔵室30bの高圧CO2作動流体(超臨界流体)の圧力が、例えば、20〜60MPaに維持されるように選択される。したがって、密閉動力サイクルCPCにおいて、逆止弁37と電磁弁(制御弁)40との間の第1流体圧経路における圧力は20〜60MPaに維持され、残部の第2流体圧経路(回転式膨張機40の低圧側)は、例えば、3MPaに維持されるようにC○2作動流体が密閉動力サイクルCPCに充填される。流体圧縮機36A及び冷媒圧縮機36Bは、それぞれ、例えば、20〜60MPaの圧力で超臨界流体を吐出するので、密閉動力サイクルCPCの作動中にはバッファアダンパー38のバネ手段38aは常時、圧縮された状熊に維持されて超臨界流体Wfpを高圧下で貯蔵する。
電磁弁32は、本願発明者と同一発明者による特許第5272278号「超臨界エンジン及び超臨界エンジン駆動発電装置並びにこれを具備した機械装置」に記載されたものと同一の構造を有するため、詳細な説明を省略する。
三方切替制御弁50、56は、例えば、日本国特許第3415824号(米国特許第7047737号)に開示された構造の三方切替制御弁と類似した構造の制御弁を採用しても良い。
ヒートポンプHPは、冷媒蒸気Cmを超臨界点以上で圧縮して高温高圧超臨界CO2冷媒Cmpを生成する冷媒圧縮機36Bと、密閉動力サイクルCPCの低温低圧CO2作動流体Wfoに高温高圧超臨界CO2冷媒Cmpの熱を放熱して低温高圧超臨界CO2冷媒Cmhを生成する放熱熱器64と、低温高圧超臨界CO2冷媒Cmhを膨張させて機械エネルギーを発生させながら低温低圧CO2冷媒Cmlを生成する第2回転機械部44Bとを備える。
図4において、流体圧縮機36A及び冷媒圧縮機36Bは、好ましくは、所定圧(例えば、3MPa)のCO2作動流体(過熱蒸気)Wf及びCO2冷媒Cmをそれぞれ超臨界点以上の圧力で圧縮してC○2超臨界作動流体Wfp及び高温高圧冷媒Cmpを生成する回転流体機械から構成される。これら回転流体機械は本願発明者と同一発明者による日本国特許5218929号「ロータリ燃焼機関、ハイブリッドロータリ燃焼機関及びこれらを具備した機械装置」に記載されたロータリポンプと同一の構造を有するため、さらなる詳細な説明を省略する。流体圧縮機36A及び冷媒圧縮機36Bは単一の圧縮機で共用しても良く、或いは、それぞれ独立した復数の圧縮機から構成してもよい。
図5に示すように、高エンタルピ−変換器42は、流体圧縮機36A,冷媒圧縮機36B及び回転式膨張機44に同心的に連結された円筒状ケーシング1100を備える。円筒状ケーシング1100には、円筒状ケージング1100の内側とケーシング1100の中央内周部1114の径方向外側に形成されたセラミック等の絶縁耐熱層1116と、絶縁耐熱層1116の内側に形成されているエンタルピー増幅室1118が形成されている。円筒状ケーシング1100の中央内周部1114は回転式膨張機44の出力軸46を通過可能にするための直径を有する内周壁部1114を備える。
高エンタルピー変換器42の吸入ポート1102は、径方向壁部1120に延びていて電磁弁40が装着されるとともに、径方向壁部1120には周方向に延びる複数の開口部1122を有する。エンタルピー増幅室1118のコーナー部1118x、1118bには対抗電極1124,1126がそれぞれ配置される。一対の電極1124,1126はパルス電源70に接続される。ケーシング1100には温度センサS2が装着され、温度信号Tがコントローラ100に供給され、パルス電力のパルス幅の制御用に利用される。
エンタルピー増幅室1118には、対抗電極1124、1126の間に介在していて多数の通電発熱パイプ1134が充填されている。パルス電力に応答して、多数の通電発熱パイプ1134は銅タングステンパイプ(例えば、外径25〜80mmで長さ30〜120mm:融点(約3410℃))などからなり、通電発熱して1200〜1800℃の超臨界領域に維持される。この温度領域は、パルス電源70によってパルス電力のデューティサイクルを所定値となるように自由に可変制御することができる。CO2超臨界作動流体は、通電発熱パイプ1134の隙間及び通電発熱パイプ1134の穴部を通過しながら、これら通電発熱パイプ1134の各部位と衝突しながら加熱されて瞬時に高エンタルピー動力流体が発生する。一対の電極1124,1126は棒状形状を有するものとして示されているが、エンタルピー増幅室1118の軸方向端面に配置された円弧状電極で構成しても良い。
上述の通電発熱パイプは作動流体の流通抵抗を大幅に低下させる点で有利であるが、導電性高融点加熱手段としてはその他の材料から構成しても良い。例えば、銅タングステンボール、カーボンボール、作動流体を通過させるための溝を形成した銅タングステン製バルク状導電性金属体、バルク状導電性カーボン、多孔性高融点金属体や高融点ハニカム金属体等を利用しても良い。エンタルピー増幅室1118に隣接してフイルタ部1106が配置され、フイルタ部1106には耐熱金属ワイヤー等から形成されたフイルタ1110が充填される。電磁弁32が所定周期で開弁されると、フイルタ1110を通過した高エンタルピー動力流体Efはフィルタ1142で濾過された後、アウトレット1140から高エンタルピー動力流体が吐出される。
回転式膨張機44としては、好ましくは、本願発明者と同一発明者による日本特許第5103570(発明の名称:回転式膨張機)及び日本特許第5218929号(発明の名称:ロータリ燃焼機関、ハイブリッドロータリ燃焼機関及びこれらを具備した機械装置)に開示された回転式膨張機と同一構造のものが挙げられる。他の例としては本願発明者と同一発明者による特願2012−259090号(発明の名称:回転式膨張機)に記載された構造のものを利用してもよい。
図4にいて、出力軸46はクラッチ72等の締結手段を介して発電機74に駆動連結され、発電機74が発電電力を発生する。発電機74から出力された発電電力(交流電力)はパワーラインPLを介してネットゼロエネルギー航空機10の空調機器その他の各種電気機器(図示せず)に供給されて利用される。パワーラインPLにはリレー等から構成される遮断器76を介して変圧器78が接続され、この変圧器78により交流電力を例えば、12〜24ボルトの低圧電圧に降圧する。低圧電圧は充電器80で交直変換され、平滑された後に蓄電ユニット(蓄電システム)82に蓄電される。蓄電ユニット82は第1蓄電装置84と、第2蓄電装置86と、第1、第2蓄電装置84,86を充電器80に交互に接続する第1切替制御器88と、第1、第2蓄電装置84,86をパルス電源70に交互に接続する第2切替制御器90とを備える。第1、第2蓄電装置84,86にはそれぞれ電圧及び電流を検出するための電圧センサ及び電流センサ(いずれも図示せず)が接続される。これら電圧センサ及び電流センサの電圧検出値V1、V2及び電流検出値I、I2はコントローラ100に出力され、第1、第2蓄電装置84,86のそれぞれの残蓄電容量(SOC値:State of charge)を演算し、それぞれのSOC値に基づいて遮断器76や第1、第2切替制御器88,90の指令信号を出力するために用いられる。パルス電源70はリレー等からなる遮断器92を介して高エンタルピー変換器42及びガスタービンエンジン18の高エンタルピー空気噴流発生装置22に接続され、コントローラ100からの指令信号によりオン/オフ制御される。
コントローラ100は、例えば、所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read only Memory)を用いて構成される。コントローラ100は入力装置102から各種制御対象の制御パラメータが入力され、また、図示しない装置始動用スイッチ等に接続されている。
第1、第2蓄電装置84,86としては、望ましくは、パルス充放電サイクル用途に対応可能な市販のウルトラキャパシタモジュールを利用したエンジン起動用バッテリ(部品番号:ESM123000−31)(米国”Maxwell Technologies“社製)が挙げられる。このバッテリは15分間での短時間充電が可能であり、出力電圧が12ボルトで出力電流が1500〜1700Aであるため適している。これらバッテリの接続関係を調整することにより所望の出力電圧が得られる。その他の蓄電装置としては、例えば、急速充放電型蓄電池(古河電池社製:商標名「ウルトラバッテリ」)、大容量電気二重層コンデンサからなるスーパーキャパシタ(トーキン製)、ナトリウムイオン電池、リチウムイオン電池やNi−MH電池(ニッケルー水素電池)やこれら電池と大容量電気二重層コンデンサを組み合わせたものから構成しても良い。第1蓄電装置84及び第2蓄電装置86から交互に出力電力がパルス電源70に供給される。
パルス電源28は第1、第2蓄電装置84,86からの供給電力から所定周期(例えば、50〜2000ヘルツ)のパルス電力を供給する。パルス電力において、パルス電圧は、好ましくは、12〜24ボルトの間で設定される。高エンタルピー空気噴流発生装置22及び高エンタルピー変換器42にはこれらパルス電力が供給されて通電することにより高温度領域、例えば、1200〜1800℃の温度に昇温する。この温度は、ガスタービンエンジン18や高エンタルピー変換器42の作動条件に合わせて自由に選択される。
パルス電源28は、好ましくは、ピーク電流とベース電流とからなるパルス電流を発生させるものであれば、直流パルス電源又は交流パルス電源のいずれでも良い。直流パルス電源としては、例えば、日本国特許第2587343号に開示されたようなパルスアーク溶接用電源装置に使用されるような回路構成が挙げられる。必要であれば、パルス電圧の波形を制御することにより、高エンタルピー空気噴流発生装置22及び高エンタルピー変換器42の内部において通電発熱パイプの間でそれぞれアーク放電を発生させるようにしても良い。
図4において、バッファアダンパーの圧力センサS1からの圧力信号Pi、高エンタルピー変換器42の温度センサS2からの温度信号T(図5参照)と、出力軸46の回転数センサS3からの回転数信号SPがコントローラ100に送信される。図示していないが、ガスタービンエンジン18の高エンタルピー空気噴流発生装置22に温度センサを装着してその温度信号をコントローラ100に送信することにより作動温度を監視しても良い。入力装置102からはカレンダー信号や、温度や圧力等のパラメータ設定信号が基準信号としてコントローラ100に入力される。コントローラ100には、第1、第2蓄電器84,86のそれぞれの電圧信号V1、V2と電流信号I1、I2とが送信され、コントロー100はこれら入力信号に応答して第1、第2蓄電器84,86の蓄電状態(State of Charge)を判別して第2切替制御器90を介して第1、第2蓄電装置84,86の一方をパルス電源70に接続するとともに第1切替制御器88を介して第1、第2蓄電装置84,86の他方を充電器80により充電する。さらに、コントローラ100は、センサS1〜S3からの入力信号Pi,T,SPに応答して電磁弁40を制御する。一方,コントローラ100は、ネットゼロエネルギー航空機10の運転条件に合わせてクラッチCLを締結・離脱させるための制御信号Ccを出力する。
次に、本発明の本実施例によるネットゼロエネルギー航空機10のエネルギー変換装置20の作動について説明する。装置始動用スイッチ(図示せず)が投入されると、コントローラ100によってパルス電源70が起動され、周期的なパルス電力がガスタービンエンジン18の高エンタルピー空気噴流発生装置22とエネルギー変換装置20の高エンタルピー変換器42に供給される。このとき、高エンタルピー空気噴流発生装置22と高エンタルピー変換器42が通電して所望の設定温度(例えば、1600℃)に発熱する。高エンタルピー変換器42の温度信号Tがこの設定温度に達したときに、コントローラ100から電磁弁40に指令信号が出力され、電磁弁40は通電して開弁する。このとき、バッファアダンパー38に貯蔵されていたCO2作動流体Wfpが高エンタルピー変換器42に供給される。高エンタルピー変換器42では超臨界流体Wfpが通電発熱パイプ1134の外表面に順次接触して撹拌されながら均一に昇温し、さらに、これら通電発熱パイプ1134の隙間や穴部を通過しながらさらに加温されて超臨界流体Efからなる高エンタルピー動力流体が発生する。この高エンタルピー動力流体Efは三方切替制御弁50を介してガスタービンエンジン18の回転流体機械30と回転式膨張機44の第1回転機械部40Aに供給される。回転流体機械30では高エンタルピー動力流体Efによってピストンロータ34が回転し、その結果、推進用ファン18b及び中圧コンプレッサ18cを同時に回転させ、ファンダクト18h及びコアエンジン19内に第1、第2空気噴流を発生させる。この時、推進用ファン18bで生成した第1空気噴流はファンダクト18hを経由してメインノズル18iから噴出して第1推進力を発生させる。コアエンジン19では、第2空気噴流が中圧コンプレッサ18cにより圧縮されて高圧コンプレッサ18を経由して高エンタルピー空気噴流発生装置22に導入される。このとき、高圧の空気噴流は高エンタルピー空気噴流発生装置22の内部で超高温状態に加熱されて高エンタルピー空気噴流が生成され、高圧タービン18eで膨張して高圧コンプレッサ18を駆動しなからサブノズル18fから噴出して第2推進力を発生する。一方、高エンタルピー動力流体Efが第1回転機械部40Aに供給されると、ロータリピストン本体48が回転して出力軸46に機械エネルギーを発生させる。出力軸46は流体圧縮機36A及び冷媒圧縮機36Bに直結されているため、流体圧縮機36A及び冷媒圧縮機36Bは第1回転機械部40Aの起動に同期して起動し、密閉動力サイクルCPC及びヒートポンプHPも同時に起動する。この時、CO2作動流体WfとCO2冷媒Cmが流体圧縮機36A及び冷媒圧縮機36Bによってそれぞれ圧縮されて密閉動力サイクルCPC及びヒートポンプHPが同期運転を開始する。
一方、コントローラ100から指令信号がクラッチ72に出力されて作動し、発電機74が駆動されることにより発電電力が発生する。発電電力の一部はパワーラインPLを介して機内の各種電気設備に供給される。また、発電電力の残部はコントローラ100からの指令信号が出力された際に、遮断器76及び変圧器78を介して充電器80に送られ、蓄電用電力として蓄電ユニット82に蓄電される。したがって、蓄電ユニット82には常時、発電電力の一部が蓄電用電力として補充されるため、パルス電源70への供給電力が途絶えることはない。
エネルギー変換装置12の始動時及び始動完了後において、出力軸46に発生したトルクで流体圧縮機36A及び冷媒アシュク器36Bが同時に起動し、密閉動力サイクルCPCとヒートポンプHPが互いに同期して起動する。この時、ヒートポンプHPにおいて、冷媒圧縮機36Bから吐出した高温高圧CO2超臨界冷媒Cmpは、放熱器64を介して密閉動力サイクルCPCの低温低圧CO2作動流体Wfoと熱交換して放熱することにより低温高圧CO2冷媒Cmhを生成する。低温高圧CO2冷媒Cmhは第2回転機械部44Bで減圧膨張して機械エネルギーを回収するとともに低温低圧CO2冷媒Cmlを生成する。この低温低圧CO2冷媒Cmlは冷却器62で蒸発して冷熱(例えば、−10℃:3MPa)を発生して膨張ガスEg、Egoを冷却する。冷却器62から吐出した低温低圧冷媒Cmoは再生器60で膨張ガスEg、Egoを予冷しながら排熱エネルギーを回収してCO2冷媒蒸気(過熱蒸気)Cmを生成する。この時、加温された低温低圧作動流体Wfoは再生器60で排熱エネルギーを回収して低温低圧作動流体Wfとして流体圧縮機36Aに循環されて密閉動力サイクルCPCが繰り返される。一方、冷媒蒸気Cmは冷媒圧縮機36Bに循環されてヒートポンプサイクルが繰り返される。再熱器60で一次冷却された膨張ガスEg,Egoはさらに冷却器62で冷熱により冷却されて、低温低圧CO2作動流体Wfoを生成する。この低温低圧CO2作動流体Wfoは放熱器64で超臨界冷媒Cmpから受熱して過熱蒸気からなる加温された低温低圧CO2作動流体Wfoを生成する。
上述のように、エネルギー変換装置20では、密閉動力サイクルCPCとヒートポンプHPが互いに同期しながら繰り返し実行されて、超臨界状態の高エンタルピー動力流体Efを発生させてガスタービンエンジン18の回転流体機械30とエネルギー変換装置20の回転式膨張機44に供給される。この際、三方切替制御弁50、56をコンロローラ100の指令信号により制御して、高エンタルピー動力流体Efの配分比を定めることができる。即ち、航空機10の推進中にはガスタービンエンジン18の回転流体機械30への高エンタルピー動力流体Efの供給量を増加させるようにコントローラ100の制御プログラムが設計される。このように、航空機10の離着陸に伴って、推進用ファン18bの回転速度を調整することで推進力を制御することができる。また、コントローラ100は、航空機10の運転パラメータに応じてガスタービンエンジン18の高エンタルピー空気噴流発生装置22をエネルギー変換装置20の高エンタルピー変換器42に供給される周期的なパルス電力のデューティ比を制御することで作動温度を自由に制御することができる。エネルギー変換装置20は自立型構造を備えているため、ネットゼロエネルギー(外部投入エネルギーゼロ)で航空機10の航行を数週間〜数ヶ月間に亘って連続的に達成することができる。このとき、温暖化排出ガスはゼロとなるため、地球温暖化対策に多大の貢献がある。
図6は本発明の第2実施例による航空機10Aの概略図を示し、第1実施例の航空機と同一又は類似部品については同一の符号を用いる。図6の第2実施例において、胴体12の機尾12aには第1、第2パイロン16Aを介してそれぞれ第1、第2推進装置18Aが装着されている(図6では、それぞれ片方の構成部品のみが図示される)。パイロン16Aはナセル18gを備え、ナセル18gは二重反転プロペラ装置110を支持する。第2実施例では、プロペラ装置110は前方プロペラ112及び後方プロペラ114を備えたものとして図示される。前方プロペラ112及び後方プロペラ114にはそれぞれ前方ハブ112a及び後方ハブ114aが連結されている。ナセル18g内には回転流体機械30が内蔵されており、回転流体機械30は遊星歯車セット等の減速ギア装置116を介して前方プロペラ112及び後方プロペラ114に駆動連結されて二重反転機構を構成する。第1実施例と同様にエネルギー変換装置20が機尾12a付近に収納されていて、エネルギー変換装置20はナセル18gを経由して延びる作動流体供給管路部材20a及びリターン管路部材20bを介して回転流体機械30に接続される。作動流体供給管路部材20a及びガスリターン管路部材20b等の管路部材はパイロン16Aの内部を通ってナセル18gの内部に延びていて回転流体機械30に接続される。したがって、エネルギー変換装置20により第1実施例と同様に回転流体機械30が駆動され、減速ギア装置16を介してプロペラ112、114を二重反転させて航空機10Aを推進する。
以上、本発明の実施例によるネットゼロエネルギー航空機が記載されたが、本発明はこの実施例に示された構成に限定されず、様々な変更が可能である。例えば、回転流体機械はファンやプロペラに同心的に直結された構造のものをして示されたが、回転流体機械を独立した位置に配置してその出力軸からギヤ等の動力伝達手段を介して推進装置に接続してもよい。本発明の実施例において、共通のエネルギー変換装置から回転流体機械と回転式膨張機に高エンタルピー動力流体を供給するものとして説明したが、エネルギー変換装置はそれぞれ個別に構成しても良い。流体圧縮機及び冷媒圧縮機は独立した構造のものとして示したが、作動流体及び冷媒を同時に圧縮可能な複合型圧縮機で構成しても良い。なお。回転式膨張機も第1、第2回転機械部を備えたものとして示したが、それぞれ、独立した回転式流体機械により構成しても良い。さらに、本発明の実施例では、発電機から得た発電電力の一部を蓄電ユニットに蓄電しているが、回転式膨張機の出力軸に低圧の交流電力を発生させるオルタネータを駆動連結してこの電力を充電器を介して蓄電ユニットに蓄電するように変形しても良い。
10、10A ネットゼロエネルギー航空機;18 推進装置;20 エネルギー変換装置;22 高エンタルピー空気噴流発生装置;30 回転流体機械;36A 流体圧縮;36B 冷媒圧縮機;40 電磁弁;42 高エンタルピー変換器;44 回転式膨張機;44A 作動流体用回転機械部;44B 冷媒用回転機械部;70 パルス電源;74 発電機;82 蓄電ユニット;60 再生器;62 冷却器;64 放熱器;100 コントローラ;102 入力装置;CPC 密閉動力サイクル;HP ヒートポンプ

Claims (6)

  1. 推進用ファンを有するナセルを備えた推進装置を胴体に装着し、該ナセルに回転流体機械を収納して該推進用ファンに駆動連結し、該回転流体機械を作動させるエネルギー変換装置を胴体に搭載し、該エネルギー変換装置において該回転流体機械を介在させた密閉動力サイクルと該密閉動力サイクルに熱的に結合するとともに該密閉動力サイクルと同期して作動するヒートポンプを準備し、該ヒートポンプにおいて該密閉動力サイクルで生成した機械エネルギーの一部を利用して冷媒から冷熱を発生させ、該エネルギー変換装置において該機械エネルギーの一部を利用して圧縮機を駆動することにより低温低圧作動流体を圧縮して高温高圧作動流体を生成し、該高温高圧作動流体を高エンタルピー変換器と接触させることにより高エンタルピー動力流体を生成し、該高エンタルピー動力流体を該ナセルを経由して該回転流体機械に供給することにより作動させて該推進用ファンを駆動し、該密閉動力サイクルにおいて該高エンタルピー動力流体で回転式膨張機を膨張させることで該機械エネルギーを発生させ、該回転流体機械及び該回転式膨張機の膨張ガスを該冷熱により冷却して該密閉動力サイクルに循環させ、該機械エネルギーにより発電機を駆動して発電電力を発生させ、該発電電力の一部を蓄電ユニットに蓄電し、該蓄電ユニットから供給された蓄電電力を利用して該高エンタルピー変換器を作動させることを特徴とする航空機用ネットゼロエネルギー推進方法。
  2. 胴体と、該胴体に装着されたナセルに支持されていて推進用ファンを有する推進装置と、該推進用ファンに駆動連結されたピストンロータを有する回転流体機械と、該胴体に収納されていて該回転流体機械を作動させる密閉動力サイクルと熱的に結合されていて該密閉動力サイクルと同期して作動するヒートポンプとを有するエネルギー変換装置とを備え、該エネルギー変換装置が低温低圧作動流体を圧縮して高温高圧作動流体を生成する圧縮機と、蓄電電力を供給する蓄電ユニットと、該蓄電電力を利用してパルス電力を生成するパルス電源と、該パルス電力により通電して所定温度に発熱して該高温高圧作動流体から高エンタルピー動力流体を生成する高エンタルピー変換器と、該高エンタルピー変換器から該ナセルを経由して該回転流体機械に延びていて該高エンタルピー動力流体を該回転流体機械に供給する供給管路部材と、該ナセルを経由して延びていて該回転流体機械の膨張ガスを該密閉動力サイクルに還流させるリターン管路部材と、該高エンタルピー動力流体を膨張させて機械エネルギーを発生させる回転式膨張機と、該ヒートポンプが該機械エネルギーの一部を利用して冷熱を発生させ、該回転流体機械及び該回転式膨張機の膨張ガスを該冷熱により冷却して該低温低圧作動流体として該圧縮機に循環させる冷却器と、該機械エネルギーにより駆動されて発電電力を発生する発電機とを備え、該発電電力の一部を該蓄電ユニットに蓄電することを特徴とするネットゼロエネルギー航空機。
  3. 該エネルギー変換装置が、さらに、該高温高圧作動流体を一時的に貯蔵する作動流体貯蔵装置と、該作動流体貯蔵装置を開放して該高温高圧作動流体を該高エンタルピー変換器に導入する制御弁とを備え、該高エンタルピー変換器が、ケーシングと、該ケーシングに形成されたエンタルピー増幅室と、該エンタルピー増幅室に収納された通電発熱体とを備え、該通電発熱体が該パルス電力により通電して該所定温度に昇温することを特徴とする請求項2記載のネットゼロエネルギー航空機。
  4. 該推進装置が、該ナセルの長手方向において該推進用ファンの下流側に伸びるコアエンジンと、該ナセルと該コアエンジンとの間に形成されていて該推進用ファンにより形成された空気噴流を後方に噴出させるファンダクトとを備え、該コアエンジンが該回転流体機械に駆動連結された中圧コンプレッサと、該中圧コンプレッサの下流側に配置されていて高圧圧縮空気を生成する高圧コンプレッサと、該パルス電力により通電して高温度領域に発熱して該高圧圧縮空気から高エンタルピー空気噴流を生成する高エンタルピー噴流発生装置と、該高エンタルピー空気噴流により作動して該高圧コンプレッサを駆動する高圧タービンと、該高エンタルピー空気噴流を噴出させるノズルとを備えることを特徴とする請求項2又は3記載のネットゼロエネルギー航空機。
  5. 該推進用ファンが該ナセルにより支持された二重反転プロペラ装置と、該ナセルに収納されていて該回転流体機械と該二重反転プロペラ装置との間に配置された二重反転用ギヤ装置とを備えることを特徴とする請求項2又は3記載のネットゼロエネルギー航空機。
  6. 胴体と、該胴体に装着されたナセルを備えていて該ナセルにより支持された推進用ファンを有する推進装置と、該推進用ファンに駆動連結された回転流体機械と、該回転流体機械を介在させた密閉動力サイクルを有するエネルギー変換装置とを備え、該エネルギー変換装置が作動流体と冷媒とをそれぞれ循環させる密閉動力サイクル及びヒートポンプと、該ヒートポンプが該冷媒を圧縮して高温高圧冷媒を生成する冷媒圧縮機と、該高温高圧冷媒の熱を該密閉動力サイクルの該作動流体に放熱して低温高圧冷媒を生成する放熱器と、該低温高圧冷媒を減圧膨張させて第1機械エネルギーを回収しながら低温低圧冷媒を生成する冷媒用回転式膨張機と、該低温低圧冷媒を蒸発させて冷熱を生成する熱交換器とを備え、該密閉動力サイクルが該作動流体を圧縮して高温高圧作動流体を生成する流体圧縮機と、蓄電電力を供給する蓄電ユニットと、該蓄電電力を利用してパルス電力を生成するパルス電源と、該パルス電力により通電して所定温度に発熱して該高温高圧作動流体から高エンタルピー動力流体を生成する高エンタルピー変換器と、該冷媒用回転式膨張機と出力軸を介して連結されていて該高エンタルピー動力流体の一部を膨張させることにより第2機械エネルギーを回収する作動流体用回転式膨張機と、該ナセルを経由して延びていて該高エンタルピー動力流体を該回転流体機械に供給する第1管路部材と、該ナセルを経由して延びていて該回転流体機械の膨張ガスを該密閉動力サイクルに還流させる第2管路部材と、該回転流体機械の膨張ガスと該作動流体用回転式膨張機の膨張ガスを該冷熱により冷却して該作動流体として該密閉動力サイクルに循環させる冷却器と、該第1及び第2機械エネルギーにより駆動されて発電電力を発生する発電機とを備え、該発電電力の一部を蓄電用電力として該蓄電ユニットに循環させて蓄電することを特徴とするネットゼロエネルギー航空機。
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