JP2015022536A - 車両用情報提示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者にとって認識易い態様で各種の情報を提示することが可能な車両用情報提示装置を提示する。
【解決手段】各種の情報を音声、画像で提示するスピーカ14、及びディスプレイ13と、提示対象となる情報を取得し、取得した情報の概要となる概要データを生成する概要生成部24と、テキストデータを音声に変換する音声変換部23と、を備える。そして、初めに概要生成部24にて生成された概要データ、及び関連画像を提示し、その後、提示対象となる情報の詳細を提示するように情報の提示を制御する。こうすることにより、運転者に認識し易い態様で情報を提示することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用情報提示装置に係り、特に、運転者の負担状況、情報認識の度合いに応じて、認識し易い態様で情報を提示する技術に関する。
車両運転中の運転者に対して各種の情報を提示する技術の従来例として、例えば、特開2011−242219号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。該特許文献1では、運転者の視覚、触覚、聴覚といった感覚器ごとの負荷と、情報提示形態の適合度を考慮し、情報提示形態と情報提示タイミングを制御して情報提示を行うことが開示されている。例えば、運転者の視覚による負担が少ない場合には、提示するべき情報を画像表示(視覚)で認識できる態様で提示する。
特開2011−242219号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例は、運転者の感覚器ごとの負担を推定し、負担の少ない感覚器に対応した情報提示の様式を選択し情報を提示するようにしているものの、単純に情報提示の様式と提示するタイミングを変えるだけでは、情報受容性が向上せず、運転者への負担増加は避けられないという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、運転者にとって認識易い態様で各種の情報を提示することが可能な車両用情報提示装置を提示することにある。
上記目的を達成するため、本願発明は、各種の情報を提示する情報提示手段と、提示対象となる情報を取得し、取得した情報の概要となる概要データを生成する概要生成手段とを備える。そして、初めに概要生成手段にて生成された概要データを提示し、その後、提示対象となる情報の詳細を提示するように、情報提示手段での情報の提示を制御する。
本発明に係る車両用情報提示装置では、運転者に提示する情報が取得された際に、この情報の概要データを先に提示し、その後、詳細な情報を提示する。従って、運転者にとって認識し易い態様で各種の情報を提示することが可能となる。
本発明の実施形態に係る車両用情報提示装置が搭載される車両内の様子を概略的に示す説明図である。 本発明の実施形態に係る車両用情報提示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る車両用情報提示装置の、認識時間推定器で検出される運転者の視線の変化を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用情報提示装置の、処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る車両用情報提示装置の、処理の流れを示すタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態の変形例に係る車両用情報提示装置の、運転の負担レベルと画像提示時間との関係を示す特性図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用情報提示装置の、処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例に係る車両用情報提示装置の、脳波レベルの変化を示す特性図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用情報提示装置の、処理の流れを示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る車両用情報提示装置の、処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の説明]
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用情報提示装置が搭載された車両内の様子を概略的に示す説明図である。図1に示すように、車両内には、運転者11の顔面近傍を撮影するカメラ(撮影手段)12と、画像データを含む各種の情報を画面表示して運転者11に提示するディスプレイ13(情報提示手段)と、音声データを出力するスピーカ14(情報提示手段、音声出力手段)、及び車両情報制御部21、を備えている。
図2は、第1実施形態に係る車両用情報提示装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように本実施形態に係る車両用情報提示装置100は、図1にて示したように、カメラ12と、スピーカ14と、ディスプレイ13、及び、車両情報制御部21から成る。
車両情報制御部21は、外部機器やネットワークと接続可能で、これらの外部機器、ネットワークとの間で通信を行う通信部22(通信手段)と、該通信部22を介して取得されるテキストデータの概要を生成する概要生成部24(概要生成手段)と、テキストデータを音声に変換する音声変換部23(音声変換手段)と、を備えている。
また、スピーカ14及びディスプレイ13への情報の提示を制御する情報提示制御器25(情報提示制御手段)と、カメラ12で撮影される画像に基づいて、運転者がディスプレイ13に提示した画像を認識した時間(眼球停留時間)を推定する認識時間推定器26(画像認識推定手段)と、車両に搭載されるECU(図示省略)と接続され、CAN通信等により取得される車両情報に基づいて、運転者の負担を推定する運転負担推定器27(運転負担推定手段)と、を備えている。
通信部22は、例えばSNS(Social Networking Service)やウェブ情報に含まれるテキストデータや画像データ(提示対象となる情報)等の情報をデータベース31より受信する。また、ネットワークと接続されており、ネットワークDB32との通信により各種のデータを取得する。
音声変換部23は、通信部22で受信された情報に含まれるテキストデータを音声データに変換する。
概要生成部24は、通信部22で受信された情報に含まれるテキストデータに対してデータマイニング(Data mining)を実行し、テキストデータに対する概要データを作成する。更に、テキストデータに関連する画像を関連画像として抽出する。
認識時間推定器26は、車両内に搭載されたカメラ12で撮影された画像データ(運転者の顔面近傍を撮影した画像)に基づいて、運転者の視線がディスプレイ13の方向に向いている時間(眼球停留時間)を計測し、運転者がディスプレイ13に提示した画像データを認識しているか否かを推定する。この処理では、例えば、視線がディスプレイ13に向いているトータルの時間が予め設定した停留基準時間に達した場合に、この画像を認識したものと推定する。
図3は、カメラ12で撮影された画像から推定される運転者の視線位置の変化を示す説明図であり、符号L1で示す折れ線が視線位置の時系列的な変化を示している。そして、視線位置がディスプレイ領域P1内となっているトータルの時間を測定し、この時間(眼球停留時間)に基づいて画像を認識したか否かを推定する。
図2に示す運転負担推定器27は、車両運転に係る各種の情報に基づいて、運転者の負担状態を推定する。一例として、ステアリング操作の情報を取得し、ステアリング操作のばらつき度合い(これを、「負担レベル」とする)を統計学的に算出し、この負担レベルが予め設定した閾値レベルを超えた場合に、運転者の負担が大きいものと判断する。つまり、ステアリングの操舵が頻繁に行われるほど、負担が大きいものと判断する。なお、運転者の負担状態の推定には、ステアリング操作以外に、例えば、アクセル操作、ブレーキ操作の頻度等、種々の情報を用いることができる。
情報提示制御器25は、認識時間推定器26による推定結果、及び運転負担推定器27による推定結果に基づいて、概要生成部24で生成された概要データ、及び音声変換部23で生成された音声データを、スピーカ14及びディスプレイ13に出力する際の態様を設定する。具体的な処理については後述する。
ここで、図2に示す車両情報制御部21は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
次に、第1実施形態に係る車両用情報提示装置100の作用について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
初めに、ステップS11において、概要生成部24は、通信部22にて受信されるテキストデータ及び画像データを取得し、更に、ステップS12において、取得したデータに対してテキストマイニング(文章を検索する処理)を実行して、重要キーワード及び関連画像を抽出する。
この処理では、例えば、テキストデータ内の出力頻度が高い用語を重要キーワードとして選択する。また、タイトル等で使用されている名詞を重要キーワードとして選択しても良い。或いは、ネットワークと接続し、テキストデータ内にネットワーク上の検索頻度が高い用語が存在する場合には、この用語は社会トレンドとマッチした用語であるものと判断し、重要キーワードとして選択しても良い。具体例としては、例えば、「テニス大会の試合結果」についての情報が取得された場合には、この大会で優勝した選手の氏名を重要キーワードとして選択する。
更に、関連画像としては、テキストデータがネットワーク上に存在するものであれば、同一ページ内にある画像をそのまま利用する。例えば、「テニスの大会で○○選手が優勝」というテキストデータが存在する場合には、この「○○選手」の画像を関連画像として用いる。また、画像が存在しない場合(取得した情報に画像データが含まれていない場合)には、上記の重要キーワードに基づいて、ネットワーク上で画像検索を行い、検索頻度の高いものを関連画像として抽出する。
ステップS13において、概要生成部24は、取得したテキストデータを参照して、このテキストデータの内容についての概要データを生成する。即ち、テキストデータの内容の要約を、専用のソフトウェア等を使用して作成し、これを概要データとする。
ステップS14において、運転負担推定器27は、運転者の負担状態を推定する。具体的には、車両の操舵角度を計測し、ステアリング操作のばらつきの度合いを負担レベルσとして推定する。
次いで、ステップS15において、情報提示制御器25は、上記の負担レベルσが予め設定した閾値レベルQ0よりも低いか否かを判断する。そして、「σ<Q0」である場合には運転者の負担は小さく、反対に「σ≧Q0」である場合には、運転者の負担は大きいものと判断する。そして、「σ≧Q0」の場合には(ステップS15でNO)、ステップS14に処理を戻す。即ち、運転者の負担が大きいと推定される場合には、運転者はステアリングの操作に集中していると考えられるので、テキストデータや画像データを提示してもこれを認識することは難しく、むしろ煩わしいと感じられる可能性が高いので、テキストデータ及び画像データの提示を行わない。
一方、「σ<Q0」である場合には(ステップS15でYES)、ステップS16において、情報提示制御器25は、画像提示時間Tを設定する。具体的な処理としては、ステップS17において、閾値レベルQ0よりも低い基準レベルQ1を設定し、各レベルQ0、Q1に基づいて、「Q1<σ<Q0」の場合には、画像提示時間をT1に設定し、「σ<Q1」の場合には画像提示時間Tを、T1よりも相対的に長いT2に設定する。即ち、ステアリング操作の負担レベルσが、閾値レベルQ0よりも低いことを前提とした場合で、σがQ1よりも大きい場合(Q1<σ)には画像提示時間Tを短い時間T1とすることにより、運転者がディスプレイ13に見入ってしまうことを防止する。つまり、前方への注意を怠ることを防止する。なお、画像提示時間Tの間には、関連画像をディスプレイ13に提示すると共に、画像データ以外の概要情報が存在する場合には、この概要情報も同時にディスプレイ13に提示する。
また、負担レベルσがQ1よりも小さい場合(σ<Q1)には、画像提示時間Tを長い時間T2とすることにより、ディスプレイ13に提示されている画像を認識し易くする。つまり、この場合には運転者のステアリング操作量は小さいので、運転についての負担は小さいと推定され、画像を認識し易い態様で提示する。
その後、ステップS18において、情報提示制御器25は、関連画像をディスプレイ13に提示する。更に、これと同時に、ステップS13の処理で生成した概要データを提示する。従って、上記のテニス大会の例では、この大会で優勝した○○選手の画像、及びその概要に関する情報がディスプレイ13に提示される。なお、概要データを音声データとして、スピーカ14から出力しても良い。
ステップS19において、情報提示制御器25は、関連画像の提示を開始してからの経過時間を計時し、ステップS17の処理で設定された画像提示時間T(T1またはT2)が経過したか否かを判断する。そして、画像提示時間Tが経過した場合には(ステップS19でYES)、ステップS20において、関連画像及び概要データの提示を停止する。
その後、ステップS21において、音声変換部23は、テキストデータを音声データに変換する。次いで、ステップS22において、情報提示制御器25は、この音声データをスピーカ14に出力する。その結果、スピーカ14より音声データが出力される。つまり、提示対象となる詳細情報が音声データとして出力されることとなる。こうして、運転者への提示対象となる情報を、該運転者に対して認識し易い態様で、且つ、認識し易いタイミングで提示することができるのである。
次に、図5に示すタイミングチャートを参照して、上記の処理の時系列的な流れについて説明する。時刻t0にて提示対象となる情報が取得された場合には、時刻t0〜t1の間において、情報をマイニングする処理を実行し、更に情報を提示可能であるか否かを判断する。そして、情報提示可能である場合(運転者の負担レベルが低い場合)には、時刻t1にて関連画像を含む概要情報を提示し、その後、画像提示時間Tが経過した時刻t2にて画像の提示を終了し、詳細な情報、即ち、テキストデータの音声出力を行う。
このようにして、本実施形態に係る車両用情報提示装置100では、提示対象となる情報を運転者に提示する際に、先にこの情報の概要データ(関連画像やテキストを要約したデータ)を提示し、その後情報の詳細を提示するように情報提示が制御される。従って、運転者に認識し易い態様での情報提示が可能となる。即ち、提示対象となる情報の概要データを事前に提示することで、運転者は、その後に提示されるであろう情報を脳内で自身の経験や他の情報の記憶と結びつけることができ、予め予備知識を持った状態で詳細情報の認識に移ることができる。
従って、詳細情報が提示されたときに、運転操作を優先することにより音声データを聞き取れない、或いは、画像データを視認できない等の理由で、詳細情報が断片化され、空白部分ができた場合であっても、この空白部分を補完して情報の認識度を高めることができる。また、ネットワークを通じて外部のネットワークDB32と接続し、このネットワークDB32を参照することによって、提供対象となる情報に関連する画像を抽出することができるので、取得した情報に画像データが含まれていない場合でも、この情報についての関連画像、及び概要データを生成することができる。
更に、先に画像データを含む概要データを提示し、その後、詳細な情報としてテキストデータを提示するので、テキストデータが長い場合であっても、運転者はこの概要を短時間で認識でき、テキストデータの内容の受容性を高めることができる。
また、先に関連画像を提示し、その後所定時間が経過した際に、関連画像の提示を停止して、詳細な情報であるテキストデータを音声データとして提示するので、運転者が長時間に亘ってディスプレイ13の表示に見入ってしまうことを防止でき、運転に対する集中力を維持した状態での情報提示が可能となる。
更に、例えばステアリング操作に基づいて運転者の負担レベルを推定し、この負担レベルが閾値レベルよりも高い場合には、画像データを提示しないので、運転者が車両の操作に集中している際には、無理に情報を提示することを回避でき、運転者に煩わしさを感じさせることを防止できる。
なお、本実施形態では、図4のステップS17に記載したように、ステアリング操作の負担レベルσを、基準レベルQ1、閾値レベルQ0で区分し、画像提示時間Tを設定する例について説明したが、全て同一の画像提示時間としても良い。即ち、「σ<Q0」である場合には、全て同一の画像提示時間Tとしても良い。
また、本実施形態では、ステップS13にて概要データを生成する処理を行う例について説明したが、概要データが不要である場合には、関連画像のみを抽出して提示するようにしても良い。
また、上述した実施形態では、通信部22で受信される情報がテキストデータを含む場合を例に挙げて説明したが、携帯電話やネットワーク上の動画ニュース等の音声データである場合には、取得した音声データを一旦テキストデータに変換する処理を実施し、その後、前述した実施形態と同様の処理を行うことにより対処することが可能である。
[第1実施形態の変形例の説明]
次に、上述した第1実施形態の変形例について説明する。第1実施形態では、運転者の負担レベルσを、基準レベルQ1との比較で2段階に区分し、画像提示時間TをT1或いはT2を設定する例について説明したが、本変形例では、予め設定した特性曲線に基づいて、画像提示時間Tを設定する。以下、図6に示す特性曲線を参照して詳細に説明する。
本変形例では、画像提示時間Tと、負担レベルσとの関係を「T=4exp(−σ)」として設定する。従って、σとTの関係は、図6の曲線R1に示すように、σの増加に伴ってTが指数関数的に減衰する曲線となる。また、負担レベルσが閾値レベルQ0よりも高い場合には、図4のステップS15にて示したように、画像の提示を行わない。
そして、この曲線R1に基づいて画像提示時間Tを設定することにより、運転者の負担レベルσに応じた、より適切な画像提示時間Tとすることができる。
このように、変形例に係る車両用情報提示装置では、運転者の負担レベルσに対し、より厳密に対応させて画像提示時間Tを設定するので、運転者の負担レベルσに基づいた、より高精度な関連画像及び概要データの提示が可能となる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明に係る車両用情報提示装置の第2実施形態について説明する。装置構成は第1実施形態で説明した図1、図2と同様であるので、構成説明を省略する。そして、第2実施形態では、運転者の視線の動きを検出して、ディスプレイ13に提示する画像を認識したか否かを推定し、この推定結果に基づいて、情報提示を制御する点で前述した第1実施形態と相違する。
以下、第2実施形態に係る車両用情報提示装置100の作用を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。図7において、ステップS31〜38の処理は、図4に示したステップS11〜S18の処理と同様であるので説明を省略する。
ステップS38の処理で画像の提示、及び概要データの提示が開始されると、ステップS39において、図2に示す認識時間推定器26は、運転者がディスプレイ13を視認している時間(眼球停留時間)を検出する。即ち、ディスプレイ13に提示している関連画像、及び概要データを運転者が認識している時間を計時する。具体的には、カメラ12で撮影される運転者の顔面近傍の画像に基づき、図3に示したように、視線がディスプレイ領域P1内に向いているトータルの時間を計時する。
そして、ステップS40において、認識時間推定器26は、認識が確認されたか否かを判断する。具体的には、運転者の視線が上記のディスプレイ領域P1に向いている時間、即ち、眼球停留時間が、予め設定されている停留基準時間に達した場合には、ディスプレイ13に提示した関連画像、概要データを運転者が認識したものと判断する。
次いで、認識が確認された場合には(ステップS40でYES)、ステップS43〜S45の処理を実行する。この処理は、図4に示したステップS20〜S22の処理と同様である。
即ち、認識が確認された場合には(ステップS40でYES)、ステップS43において、関連画像(概要データを含む)の提示を停止し、その後、ステップS44において、音声変換部23は、テキストデータを音声データに変換する。次いで、ステップS45において、情報提示制御器25は、この音声データをスピーカ14に供給し、テキストデータを音声データとして出力する。
一方、認識が確認されない場合、即ち、運転者の視線がディスプレイ領域P1に向いている時間(眼球停留時間)が停留基準時間に達しない場合には(ステップS40でNO)、ステップS41において、情報提示制御器25は、ステップS37の処理で設定した画像提示時間T(T1またはT2)が経過したか否かを判断する。そして、画像提示時間Tが経過していない場合には(ステップS41でNO)、ステップS40に処理を戻す。
また、画像提示時間Tが経過している場合には(ステップS41でYES)、ステップS42において、情報提示制御器25は、ディスプレイ13への関連画像、概要データの提示を停止する。その後、ステップS34に処理を戻す。即ち、画像提示時間Tだけ関連画像、及び概要データを提示したにも拘わらず、運転者はこの情報を認識していないと判断された場合には、これ以上の画像、及び概要データの提示を終了させる。勿論、その後のテキストデータの出力も行わずに、ステップS34に処理を戻す。
こうして、本実施形態では、運転者がディスプレイ13に提示した情報を認識したか否かに応じて、適切に音声データを出力することができるのである。
次に、図9に示すタイミングチャートを参照して、上記の処理の時系列的な流れについて説明する。時刻t10にて提示対象となる情報が取得された場合には、時刻t10〜t11の間において、情報をマイニングする処理を実行し、更に情報を提示可能であるか否かを判断する。そして、情報提示可能である場合(運転者の負担レベルが低い場合)には、時刻t11にて関連画像を含む概要データ情報を提示し、運転者の視線に基づき、時刻t12にて該運転者が提示した情報を認識したものと判断した場合には、関連画像を含む概要データの提示を終了する。そして、テキストデータの音声出力を行う。
また、運転者による認識が確認されない場合でも、画像提示時間Tが経過する時刻t13にて概要データの提示を終了し、テキストデータの音声出力を行う。
このようにして、第2実施形態に係る車両用情報提示装置100では、運転者の視線方向を検出し、この視線方向に基づいて運転者が関連画像、及び概要データを認識したか否かを判断するので、運転者がその後の情報を受け入れる準備ができたかどうかをより正確に認識することができる。従って、必要以上に長く画像データを提示することを回避でき、より効率の高い情報の提示が可能となる。その結果、運転者に対する認識度を高めることができる。
更に、運転者のディスプレイ13に対する眼球停留時間を測定し、この眼球停留時間が停留基準時間に達した場合に、運転者はディスプレイ13に提示した情報を認識したものと判断して、関連画像及び概要データの提示を終了する。その後、詳細な情報であるテキストデータを提示するので、運転者が確実に画像データを認識した上で、テキストデータの提示を行うことができ、より運転者に対する認識度を高めることができる。
なお、第2実施形態では、上限時間となる画像提示時間Tを設定し、認識が確認されない場合で、この画像提示時間Tが経過した場合には、画像の提示を停止するように制御する例について説明した。本実施形態ではこれに限定されず、画像提示時間Tを設定せずに、認識が確認されるまで、関連画像及び概要データの提示を継続させるようにしても良い。
[第2実施形態の変形例の説明]
次に、第2実施形態の変形例について説明する。上述した第2実施形態では、カメラ12で運転者の顔面近傍の映像を撮影し、撮影した画像に基づいて視線方向を検出し、ひいては運転者の視線停留時間を測定する例について説明した。本変形例では、運転者の脳波を測定してディスプレイ13に提示した画像、及び概要データを認識したか否かを判断する。以下、詳細に説明する。
本変形例では、運転者の視覚機能に関係する大脳皮質の視覚野(具体的には、運転者の後頭部)に専用の電極を取り付け、該電極で検出される信号に基づき、脳波検出手段(図示省略)を用いて運転者の脳波(P3成分)を測定する。その結果、例えば、図8に示す如くの特性曲線が得られる。そして、ディスプレイ13に画像を提示してから0.5秒以内に閾値以上(例えば、3μV)の電位変化が現れた場合には、画像の認識が行われたと判断する。即ち、図7のステップS40の処理において、運転者が画像を認識したものと判断する。
また、電極は、例えば、ヘッドバンド等に取り付けておき、運転者が車両を運転する際には、このヘッドバンドを装着することにより、脳波を検出することが可能となる。図8に示す例では、画像を提示してから0.5秒が経過する前に、脳波レベルが3μV以上変化している。
このように、変形例に係る車両用情報提示装置では、画像データを提示した際の、運転者の脳波の事象関連電位を測定することにより、脳内で視覚認識処理が行われたかどうかが検出することができるので、その後の情報を受け入れる準備ができたか否かを判断できる。従って、必要以上に長く画像データを提示することを回避でき、より運転者の認識度を高めることができる。
[第3実施形態の説明]
次に、本発明に係る車両用情報提示装置の第3実施形態について説明する。装置構成は第1実施形態で説明した図1と同様であるので、構成説明を省略する。そして、第3実施形態では、通信部22で取得される情報が画像データのみであることが前述した第1,第2実施形態と相違する。
以下、図10に示すフローチャートを参照して、第3実施形態に係る車両用情報提示装置100の作用について説明する。
初めに、ステップS51において、概要生成部24は、通信部22にて受信される画像データを取得し、更に、ステップS52において、複数の画像データを関連度の高い画像どうしが接近するように順序を入れ替える。
ステップS53において、運転負担推定器27は、運転者の負担状態を推定する。運転者の負担状態の推定は、上述したように、車両の操舵角度を計測し、ステアリング操作のばらつきの度合いを負担レベルσとして求める。
次いで、ステップS54において、情報提示制御器25は、上記の負担レベルσが予め設定した閾値レベルQ0よりも低いか否かを判断する。「σ<Q0」である場合には、運転者の負担は小さく、反対に「σ≧Q0」である場合には、運転者の負担は大きいものと判断する。そして、「σ≧Q0」の場合には(ステップS54でNO)、ステップS53に処理を戻す。即ち、負担が大きい場合には、運転者はステアリングの操作に集中していると推定されるので、テキストデータや画像データを提示してもこれを認識できず、むしろ煩わしいと感じられる可能性が高いので、テキストデータ及び画像データの提示を行わない。
一方、「σ<Q0」である場合には(ステップS54でYES)、ステップS55において、情報提示制御器25は、画像提示時間Tを設定する。具体的な処理としては、ステップS56において、閾値レベルQ0よりも低い基準レベルQ1を設定し、各レベルQ0、Q1に基づいて、「Q1<σ<Q0」の場合には、画像提示時間TをT1に設定し、「σ<Q1」の場合には画像提示時間Tを、T1よりも相対的に長いT2に設定する。即ち、操舵角度の負担レベルσが、閾値レベルQ0よりも低いことを前提とした場合で、Q1よりも大きい場合(Q1<σ)には画像提示時間Tを短い時間T1とすることにより、運転者がディスプレイ13に見入ってしまうことを防止する。つまり、前方への注意を怠ることを防止する。
他方、負担レベルσがQ1よりも小さい場合(σ<Q1)には、画像提示時間Tを長い時間T2とすることにより、ディスプレイ13に提示されている画像を認識し易くする。つまり、運転者のステアリング操作量は小さいので、運転についての負担は小さいと推定され、画像を認識し易い態様で提示する。
ステップS57において、情報提示制御器25は、ディスプレイ13に画像データを提示する。これにより、運転者はディスプレイ13に提示された画像を見ることができる。
ステップS58において、認識時間推定器26(図2参照)は、運転者がディスプレイ13に対する眼球停留時間を検出する。即ち、ディスプレイ13に提示している画像を運転者が視認している時間を計時する。具体的には、カメラ12で撮影される運転者の顔面近傍の画像に基づき、図3に示したように、視線がディスプレイ領域P1内に向いているトータルの時間を計時する。
そして、ステップS59において、認識時間推定器26は、認識が確認されたか否かを判断する。具体的には、眼球停留時間が停留基準時間に達した場合には、運転者はディスプレイ13に提示した関連画像を認識したものと判断する。
次いで、認識が確認された場合には(ステップS59でYES)、ステップS61において、情報提示制御器25は、関連画像の提示を停止する。即ち、認識が確認された場合には画像をこれ以上提示する必要はないものと判断し、ディスプレイ13への画像の提示を停止する。
一方、認識が確認されない場合には(ステップS59でNO)、ステップS60において、情報提示制御器25は、ステップS56の処理で設定した画像提示時間Tが経過したか否かを判断する。そして、画像提示時間Tが経過していない場合には(ステップS60でNO)、ステップS59に処理を戻す。
また、画像提示時間Tが経過している場合には(ステップS60でYES)、ステップS61において、ディスプレイ13への関連画像の提示を停止する。即ち、画像提示時間Tが経過した場合には、画像が認識されていない場合でも、これ以上の画像提示は運転者の運転操作に影響を与える可能性が有るものと判断し、画像提示を提示する。
このようにして、第3実施形態に係る車両用情報提示装置100では、画像データのみの情報が受信された場合には、運転者の負担の度合いに応じて、提示対象とする関連画像の提示時間を設定するので、運転者に負担をかけることなく、関連画像を認識させることができる。このため、情報の認識度を向上させることができる。
なお、第3実施形態についても、図6に示した特性曲線に基づいて、画像提示時間Tを設定するようにしても良い。
以上、本発明の車両用情報提示装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
本発明は、運転者の負担状況、情報認識の度合いに応じて適切に情報を提示することに利用することができる。
11 運転者
12 カメラ(撮影手段)
13 ディスプレイ(情報提示手段)
14 スピーカ(情報提示手段、音声出力手段)
21 車両情報制御部
22 通信部(通信手段)
23 音声変換部(音声変換手段)
24 概要生成部(概要生成手段)
25 情報提示制御器(情報提示制御手段)
26 認識時間推定器(画像認識推定手段)
27 運転負担推定器(運転負担推定手段)
31 データベース
32 ネットワークDB
100 車両用情報提示装置

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、該車両の運転者に各種の情報を提示する車両用情報提示装置において、
    各種の情報を提示する情報提示手段と、
    提示対象となる情報を取得し、取得した情報の概要となる概要データを生成する概要生成手段と、
    前記概要生成手段にて生成された概要データを提示した後、前記提示対象となる情報の詳細を提示するように、前記情報提示手段での情報の提示を制御する情報提示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用情報提示装置。
  2. ネットワークと接続可能な通信手段を更に有し、前記概要生成手段は、
    前記提示対象となる情報に含まれるテキストデータから重要キーワードを検索し、更に、前記ネットワークを介して前記重要キーワードに関連する画像データを取得し、前記取得した画像データを用いて、前記概要データを生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用情報提示装置。
  3. 前記情報提示制御手段は、前記概要データを提示し、その後、前記テキストデータを詳細情報として提示することを特徴とする請求項2に記載の車両用情報提示装置。
  4. 前記提示対象となる情報に含まれるテキストデータを音声データに変換する音声変換手段を更に備え、且つ、前記情報提示手段は音声出力手段を含み、
    前記情報提示制御手段は、前記画像データを予め設定した所定時間だけ提示し、その後、画像データの提示を停止して前記テキストデータを音声データとして、前記音声出力手段より出力することを特徴とする請求項3に記載の車両用情報提示装置。
  5. 前記情報提示手段に提示された画像データを運転者が認識したか否かを判断する画像認識推定手段を更に備え、
    前記情報提示制御手段は、前記画像データを提示した後、運転者がこの画像データを認識したと判断された際に、前記画像データの提示を停止して前記テキストデータを提示することを特徴とする請求項3に記載の車両用情報提示装置。
  6. 前記画像認識推定手段は、運転者の顔面近傍を撮影する撮影手段を備え、前記撮影手段にて撮影される画像から運転者の眼球停留時間を検出し、該眼球停留時間が予め設定した停留基準時間に達した場合に、運転者が画像データを認識したものと判断することを特徴とする請求項5に記載の車両用情報提示装置。
  7. 前記画像認識推定手段は、運転者の脳波を検出する脳波検出手段を含み、前記画像データを提示した後の脳波に基づいて、運転者が画像データを認識したか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の車両用情報提示装置。
  8. 運転者が運転操作を行う際の、負担の度合いを示す負担レベルを推定する運転負担推定手段を更に備え、
    前記情報提示制御手段は、前記運転負担推定手段にて推定される運転者の負担レベルが予め設定した閾値レベルよりも高いと判断された場合には、前記概要データを提示せず、負担レベルが前記閾値レベルよりも低くなった際に、前記概要データの提示を開始することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の車両用情報提示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10509495B2 (en) * 2015-08-19 2019-12-17 Boe Technology Group Co., Ltd. Polarizer and touch display device having the same
CN112141116A (zh) * 2019-06-26 2020-12-29 现代自动车株式会社 利用错误监测的移动体控制方法和装置

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