JP2015021516A - リングパッキン - Google Patents

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孝和 高橋
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【課題】矩形断面の環状溝を用いても脱落を防止でき、かつ十分な密封性を得ることができるリングパッキンを提供する。【解決手段】互いに接合される部品間の接合面を密封するために一方の部品の接合面に形成された断面矩形の環状溝10に装着される円形断面を有するリングパッキン11であって、リングパッキン11の伸延方向の適宜箇所に円形断面の径方向の両側に突出された一対の突状部14a,14bを有し、一対の突状部14a,14bの差し渡し長Wが環状溝の溝幅よりも大きく形成され、かつ一対の突状部14a,14bを結ぶ線に直交する位置のリングパッキン11の外周部に一対の窪み15a,15bが形成されていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、リングパッキンに係り、特に、互いに接合される部品の接合部を密封するリングパッキンに関する。
リングパッキンは、一方の部品の接合面に形成された断面矩形の環状溝に装着され、他方の部品の接合面により押圧してリングパッキンによって包囲された接合部を密封することに用いられる。例えば、電気部品がそれぞれ収容された2つのケース内の電気部品同士を接続する場合、各ケースの壁面に形成した開口を対向させて接合し、開口を通して互いの電気部品の導体を接続する。そして、接合された開口からケース内部に水などが浸入しないように、開口を包囲してケースの接合面にリングパッキンを装着して、接合部を密封する。特に、一方のケースの接合面に環状溝を形成し、その環状溝にリングパッキンを装着し、他方のケースの接合面でリングパッキンを圧縮することにより、高い密封性を実現している。
ところが、それらの部品を組付ける作業時に、リングパッキンが環状溝から脱落することがあり、しばしば作業の中断を余儀なくされる場合がある。そこで、従来、環状溝に装着したリングパッキンが脱落するのを防止するため、環状溝の断面形状、あるいはリングパッキンの断面形状を工夫するなど、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1、2等)。
特開2004−332864号公報 特開2007−66847号公報
しかしながら、特許文献1に提案されているリングパッキンによれば、リングパッキンの断面形状及び環状溝の断面形状を特殊な形状にしているから、製造工程などが煩雑になる問題がある。また、特許文献2に提案されているリングパッキンによれば、環状溝の断面形状が矩形であるから製造工程などは簡単であるが、リングパッキンの伸延方向の適宜箇所に環状溝の側壁に嵌合する複数の嵌合突起を形成しているから、嵌合突起以外の部分のリングパッキンの本体部分が環状溝の側壁に押圧されないので、十分な密封性が得られないおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、矩形断面の環状溝を用いても脱落を防止でき、かつ十分な密封性を得ることができるリングパッキンを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、互いに接合される部品間の接合面を密封するために一方の部品の接合面に形成された断面矩形の環状溝に装着される円形断面を有するリングパッキンであって、当該リングパッキンの伸延方向の適宜箇所に円形断面の径方向の両側に突出された一対の突状部を有し、該一対の突状部の差し渡し長が前記環状溝の溝幅よりも大きく形成され、かつ前記一対の突状部を結ぶ線に直交する位置の当該リングパッキンの外周部に一対の窪みが形成されていることを特徴とする。
このような本発明によれば、リングパッキンの伸延方向の適宜箇所に形成された一対の突状部は、差し渡し長が環状溝の溝幅よりも大きく形成されているから、一対の突状部を環状溝内に押し込むことにより、一対の突状部の差し渡し方向が圧縮されて環状溝内に装着される。その圧縮反力によりリングパッキンが溝壁に強く押し当てられるから、その摩擦力によりリングパッキンが環状溝から脱落するのを抑制することができる。しかも、矩形断面の環状溝を用いることができ、かつリングパッキンの基本的な断面形状として円形断面(いわゆる、Oリングパッキン)を適用できるから、製造工程を左程複雑にすることがない。また、突状部以外の部位のリングパッキンの断面の径を環状溝の溝幅より若干小さく形成しても、接合対象の部品の接合時の圧縮により、円形断面が扁平断面に変形するから、十分な密封性を得ることができる。さらに、一対の突状部の径方向に直交するリングパッキンの断面の対称位置に一対の窪みを形成したことから、一対の突状部を環状溝内に押し込む力により窪みが潰れる方向に変形する。この変形によりリングパッキンを環状溝内に装着しやすいだけでなく、一対の突状部が溝壁に片当たりして生ずる回転力を緩和でき、リングパッキンが誤った姿勢で装着される不具合を解消できる。
なお、一対の突状部及び一対の窪みは、円形断面の径方向の両側に対称に形成することが好ましい。また、環状溝の溝深さは、リングパッキンの円形断面の径よりも小さいことが好ましい。
本発明によれば、矩形断面の環状溝を用いても脱落を防止でき、かつ十分な密封性を得ることができるリングパッキンを提供することができる。
本発明の第1実施形態のリングパッキン及びそのリングパッキンが適用された電気部品の一例の接合部の構成図である。 第1実施形態のリングパッキンを環状溝に装着する前後における保持部の形状を示す図である。 第1実施形態の効果を説明するための比較例のリングパッキンの保持部の断面形状と装着動作を説明する図である。 第1実施形態のリングパッキンを装着した電気部品同士を接合する際の保持部の動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態のリングパッキンの保持部の平面図である。 本発明の第3実施形態のリングパッキンの保持部の平面図である。
以下に、本発明のリングパッキンを実施形態に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。本実施形態のリングパッキンは、ゴム材等の比較的軟らかい弾性を有する材料で形成され、図4(a)に示すように、互いに接合される電気部品間の接合面を密封するために用いられる。図1(a)に示す電気部品1は、フランジ2に形成された開口に臨ませて支持されたコネクタ3,4を備えて形成されている。電気部品1が組付けられる相手の電気部品は、図4(a)に示すケース壁5を有し、そのケース壁5には、電気部品1のフランジ2に形成された開口に対向させて、開口が形成されている。これらの開口を通して、コネクタ3,4の端子3a,導体4aが相手の電気部品の図示していない導体等に電気的に接続されるようになっている。
フランジ2には、図1(a)に示すように、コネクタ3,4の端子3a,導体4aを取り囲んで、フランジ面(接合面)2aに断面矩形の環状溝10が形成されている。環状溝10には、図1(b)に示すリングパッキン11が装着されるようになっている。リングパッキン11は、図2(b)に示すように、伸延方向に直交する断面12が円形に形成されたいわゆるOリングパッキンである。そして、リングパッキン11の伸延方向の適宜箇所(図示例では、大略矩形の環状に形成された辺部)に、本実施形態の特徴部である脱落防止用の保持部13が形成されている。
保持部13は、円形の断面12の径方向であって、環状溝10の両溝壁10aに対向する対称に突出された一対の突状部14a,bが設けられている。また、突状部14a,bの溝壁10aに対向する先端は、所定長の平坦面を有して形成されている。図において、突状部14a,bの差し渡し長Wは、環状溝10の溝幅Tよりも大きく形成されている。また、突状部14a,bのリングパッキン11の伸長方向の長さLは、脱落防止の摩擦力を勘案して適宜決定される。なお、突状部14a,bの図2(b)に示した断面図における上下面は、それぞれ断面12の円形外面に接し、両溝壁10aに対向する平坦面に繋げて形成されている。したがって、保持部13は、大略、扁平な六角形の角部を滑らかに形成した断面を有して形成され、両溝壁10aに対応する平坦面は扁平な六角形の対向する辺部として形成される。
また、突状部14a、bを結ぶ線に直交する位置のリングパッキン11の外周部に、言い換えれば扁平六角形に上部と下部の角部に対応する位置に、一対の窪み15a、bが環状溝の深さ方向に形成されている。窪み15a、bは、突状部14a,bを環状溝10内に装着する際の圧縮変形を吸収するために、その圧縮力を勘案して窪み幅Dwと窪み深さDが設定されている。さらに、窪み15a、bのリングパッキン11の伸長方向長さDは、大略突状部14a,bの伸長方向長さLと同等に設定されている。
このように形成される本実施形態のリングパッキン11を環状溝10に装着する際、保持部13の一方の窪み15a(又は、15b)を環状溝10の溝底10bに向けて環状溝10内に押し込む。これにより、図2(c)、(d)に示すように、突状部14a,bが溝壁10aから押し込み反力16を受けて、差し渡し長WがW′に圧縮される。この圧縮力によりリングパッキン11の保持部13が溝壁10bに強く押し当てられるから、その摩擦力によりリングパッキン11が環状溝10から脱落するのを抑制又は防止することができる。さらに、一対の突状部14a,bの径方向に直交するリングパッキン11の断面位置に一対の窪み15a、bが対向して形成されているから、一対の突状部14a,bを環状溝10内に押し込む力により窪み15a、bが潰れて圧縮力を吸収する。この変形によりリングパッキン11を環状溝10内に装着しやすくなるだけでなく、保持部13を環状溝10内に装着する際に溝壁10aの頂部から受ける反力が窪み15a、bの変形により緩和される。これにより、一対の突状部14a,bが溝壁10aに片当たりして生ずる回転力を緩和できるから、リングパッキン11が誤った姿勢で環状溝10に装着される不具合を防止できる。すなわち、図3に示したように、窪み15a、bを設けない場合は、一対の突状部14a,bが溝壁10aに片当たりしたときに、図示矢印17の回転力によりリングパッキン11が回転し、誤った姿勢で環状溝10装着される不具合が生じることがある。
以上説明したように本実施形態によれば、矩形断面の環状溝10を用いることができ、かつリングパッキン11として円形断面のOリングパッキンを適用でき、製造工程を左程複雑にすることなく保持部13を形成できる。また、環状溝10の深さをリングパッキン11の径よりも小さく(浅く)することにより、フランジ2とケース壁5との接合力によりリングパッキン11が扁平に圧縮される。すなわち、接合時に溝底と相手部品の接合面とによって圧縮されたときに、十分な圧縮変形力で環状溝内及び相手部品の接合面に密着されるから、十分な密封性を得ることができる。例えば、図4(b)に示すように、リングパッキン11の断面の径を溝幅Wよりも小さく設定しても、接合対象の部品の接合時の圧縮により、円形断面のリングパッキン11が扁平な断面に変形するので、十分な密封性を得ることができる。
(第2実施形態)
図5に、本発明の第2実施形態のリングパッキン31の保持部32の平面図を示す。図示のように、保持部32は、Oリングパッキンを用いてなるリングパッキン31の溝壁10aに対向する矩形状の突状部34a、bを有して形成されている。窪み35は、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図6に、本発明の第3実施形態のリングパッキン41の保持部42の平面図を示す。図示のように、保持部42は、Oリングパッキンを用いてなるリングパッキン41の溝壁10aに対向する面が、球面状又は円弧状の断面の突状部44a、bを有して形成されている。なお、窪み45は、第1実施形態と同様である。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲で変形又は変更された形態で実施することが可能であることは、当業者にあっては明白なことであり、そのような変形又は変更された形態が本願の特許請求の範囲に属することは当然のことである。
1 電気部品
2 フランジ
2a フランジ面
3、4 コネクタ
3a,4a 導体
5 ケース壁
10 環状溝
10a 溝壁
10b 溝底
11 リングパッキン
13 保持部
14、14a,14b 突状部
15、15a,15b 窪み

Claims (1)

  1. 互いに接合される部品間の接合面を密封するために一方の部品の接合面に形成された断面矩形の環状溝に装着される円形断面を有するリングパッキンであって、当該リングパッキンの伸延方向の適宜箇所に円形断面の径方向の両側に突出された一対の突状部を有し、該一対の突状部の差し渡し長が前記環状溝の溝幅よりも大きく形成され、かつ前記一対の突状部を結ぶ線に直交する位置の当該リングパッキンの外周部に一対の窪みが形成されていることを特徴とするリングパッキン。
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