JP2015015533A - 画像データ伝送装置および画像データ伝送システム - Google Patents

画像データ伝送装置および画像データ伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015015533A
JP2015015533A JP2013139772A JP2013139772A JP2015015533A JP 2015015533 A JP2015015533 A JP 2015015533A JP 2013139772 A JP2013139772 A JP 2013139772A JP 2013139772 A JP2013139772 A JP 2013139772A JP 2015015533 A JP2015015533 A JP 2015015533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
power supply
transmission
data transmission
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013139772A
Other languages
English (en)
Inventor
秀樹 杉本
Hideki Sugimoto
秀樹 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013139772A priority Critical patent/JP2015015533A/ja
Publication of JP2015015533A publication Critical patent/JP2015015533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】環境発電を電源とする画像データ伝送において、画像が途中で途切れることなく、伝送を完了させる。
【解決手段】環境発電を行う電源部105と、電源部105の電源電圧を検出する電源監視部106と、撮像部101から画像データを取得する画像入力部102と、複数の伝送モードのうち設定された伝送モードで画像データを伝送する画像データ伝送手段(画像伝送部104等)と、を備え、検出される電源部105の電源電圧に応じて伝送モードを変更し、該変更の際、伝送中の画像データ中に、伝送モードの変更を示すコマンドを埋め込むとともに変更後の伝送モードで画像データを伝送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データ伝送装置および画像データ伝送システムに関する。さらに詳述すると、環境発電により得られる電力を電源として画像データを伝送する装置に関する。
近年、環境意識のさらなる高まりから、電力を低減する省エネではなく、環境発電など電力を創り出す創エネ技術の普及が期待されている。環境発電(エナジーハーベスト)とは身近にある微弱な自然エネルギーから発電し、その電力で動作する装置であり、例えば、(1)光発電、(2)熱電発電、(3)振動発電、(4)電磁波発電、などが知られている。
(1)光発電は、光エネルギーをエネルギー源として使用する発電技術であって、太陽光や白熱灯、蛍光灯、LED等の照明からの光エネルギーを採取し、電力を得るものである。太陽電池の材料としては、シリコン結晶太陽電池、シリコンアモルファス太陽電池、色素増感太陽電池、有機薄膜太陽電池、CIS太陽電池、CIGS太陽電池等が知られている。
(2)熱電発電は、熱エネルギーをエネルギー源として使用する発電技術であって、モーター、エンジン、その他の機械の発する熱エネルギーを採取し、電力を得るものである。ゼーベック素子、ペルチエ素子等を利用した温度差発電等が知られている。
(3)振動発電は、振動エネルギーをエネルギー源として使用する発電技術であって、モーター、エンジン、その他の機械の発する振動エネルギー、橋や道路等の建造物が発する振動エネルギーを採取し、電力を得るものである。発電素子として圧電素子を使用するものや、静電誘導、電磁誘導を使用するもの等が知られている。
(4)電磁波発電は、電磁波エネルギーをエネルギー源として使用する発電技術であって、テレビ、ラジオ、携帯電話、無線LAN等の電波エネルギーを採取し、電力を得るものである。レクテナを使用して電波のエネルギーを直流電流に変換することや、電力線の漏れ磁束を使用して発電する磁場発電等が知られている。
環境発電のみを装置の動力源とすることができれば、当該装置には商用電源や二次電池を備えることが不要となる。しかしながら、環境発電で得られる電力は自然エネルギーの発生に依存しているため、電源電圧の変動が大きい。そのため、電気二重層キャパシタなど大容量のキャパシタと組み合わせて使用する技術が検討されている。
しかしながら、キャパシタを用いるようにしても電力容量が小さいため、装置が動作を開始すると電源電圧がすぐに低下してしまうという問題がある。また、環境発電は周囲の微弱な自然エネルギーで発電するため、発電量も不安定であり、キャパシタに安定した充電を継続することは難しい。
現在、環境発電による電力で動作させるのは、温度センサや湿度センサなどの簡易な構成のセンサであることが多いが、今後、セキュリティなどの用途で電池レスの環境発電による撮像装置への適用が期待されている。
そこで、カメラなどの画像を処理する装置に環境発電を適用し、環境発電による電力で画像の伝送等を行うこと、例えば、環境発電の電力で撮像装置を動作させ、撮像装置が撮像した1枚分(1フレーム)の画像データを順に他の装置へ伝送することが考えられる。しかしながら、このような画像データの伝送では、画像データの伝送途中で電力不足により1枚分の画像データが伝送しきれずに途切れてしまうことが考えられる。
電力容量に応じて画像データ伝送を制御する技術として、例えば、特許文献1には、画像伝送装置の電源部の電力残量に応じて、画像の撮像頻度を下げる、または圧縮率を上げることで消費電力を低減し、長時間の画像伝送を可能とする監視カメラおよび監視カメラシステムが開示されている。なお、電源部は、太陽電池等の自立発電装置である発電部と、バッテリー等の蓄電装置である蓄電部から構成されている。
特許文献1の監視カメラシステムでは、電力容量に応じて画像データ伝送を制御している。しかしながら、上述のように、1枚分の画像データの伝送中に電力容量が不足する場合には、画像が途中までしか伝送できないという問題については解決することができない。
そこで本発明は、電源電圧の変動に応じて1枚分の画像データ伝送途中であっても動的に伝送量を制御することで、画像が途中で途切れることなく、伝送を完了することができる画像データ伝送装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る画像データ伝送装置は、環境発電を行う電源手段と、前記電源手段の電源電圧を検出する電圧検出手段と、撮像手段から画像データを取得する画像データ取得手段と、複数の伝送モードのうち設定された伝送モードで画像データを伝送する画像データ伝送手段と、を備え、前記画像データ伝送手段は、前記電圧検出手段が検出する前記電源手段の電源電圧に応じて伝送モードを変更し、該変更の際、伝送中の画像データ中に、伝送モードの変更を示すコマンドを埋め込むとともに変更後の伝送モードで前記画像データを伝送するものである。
本発明によれば、電源電圧の変動に応じて1枚分の画像データ伝送途中であっても動的に伝送量を制御することで、画像が途中で途切れることなく、伝送を完了することができる。
本発明に係る画像データ伝送装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。 電源部の一例を示す電源回路図である。 動作設定テーブルの一例を示す説明図である。 画像データ伝送装置が伝送する画像データに埋め込まれるコマンドデータのデータ構造の一例である。 撮像部からの画像の取得から画像伝送終了までの処理を示すフローチャートである。 電源監視部による電源電圧の検出結果が変動した際の割り込み処理を示すフローチャートである。 画像データの伝送処理を示すタイミングチャートである。 本発明に係る画像データ伝送システムの一実施形態を示す機能ブロック図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図8に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る画像データ伝送装置(画像データ伝送装置100)は、環境発電を行う電源手段(電源部105)と、電源手段の電源電圧を検出する電圧検出手段(電源監視部106)と、撮像手段(撮像部101)から画像データを取得する画像データ取得手段(画像入力部102)と、複数の伝送モード(M3〜M0)のうち設定された伝送モードで画像データを伝送する画像データ伝送手段(制御部107、画像伝送部104、画像保持部103)と、を備え、画像データ伝送手段は、電圧検出手段が検出する電源手段の電源電圧に応じて伝送モードを変更し、該変更の際、伝送中の画像データ中に、伝送モードの変更を示すコマンドを埋め込むとともに変更後の伝送モードで画像データを伝送するものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
(画像データ伝送装置構成)
図1は、本発明に係る画像データ伝送装置の一実施形態である画像データ伝送装置100の機能ブロック図である。
画像データ伝送装置100は、撮像部101、画像入力部102、画像保持部103、画像伝送部104、電源部105、電源監視部106および制御部107を備えている。
撮像部101は、CMOSイメージセンサなどを用いた撮像装置であり、撮像部101から出力される画像信号は、画像入力部102に入力され、信号処理により所定の形式の画像データとなる。なお、撮像部101は、静止画データだけでなく、所定のフレームレートの画像データで構成される動画データを得るようにしても良い。
画像入力部102は、入力された画像データをSRAM(Static Random Access Memory)などの一時記憶手段(揮発性メモリ)である画像保持部103に送り、画像保持部103は、送られた画像データを一時的に保持(記憶)する。
画像伝送部104は、画像保持部103が保持する画像データを無線または有線のネットワークを介して他の装置に伝送する。
電源部105は、発電素子およびキャパシタ(コンデンサ)を備えており、画像データ伝送装置100の各部の電源として機能する。また、電源監視部106は、電源部105の電源電圧などを監視し、その検出結果を制御部107に送っている。
制御部107は、画像データ伝送装置100の各部の制御を行う主制御部である。例えば、電源監視部106による電源部105の電源電圧の監視結果に基づいて、複数の伝送モードのうちから所定の伝送モードを選択して、画像伝送部104からの画像データの伝送制御を行う共に、1枚の画像データの伝送途中に電源電圧の変動があった場合には、当該画像データの伝送途中に伝送モードの変更制御を行うものである。本実施形態では、制御部107、画像伝送部104、および画像保持部103が画像データ伝送手段として機能する。
なお、撮像部101を画像データ伝送装置100とは別体の撮像装置として設け、画像データ伝送装置100の画像入力部102に撮像装置で撮像された画像データが入力されるようにしても良い。この場合、撮像装置の電源部の構成は特に限られるものではなく、二次電池等で起動するものであっても良い。
(電源部構成)
次に、電源部105の詳細について説明する。図2は、電源部105の構成例を示す電源回路図である。
電源部105は、発電素子E1とキャパシタC1とダイオードD1と抵抗R1とを備え、画像データ伝送装置100の負荷Lに電力を供給している。発電素子E1は、環境発電により発電する素子であって、特に限られるものではないが、例えば、太陽電池、圧電素子、熱電素子のいずれか、またはこれらのくみあわせから成るものである。また、キャパシタC1は、例えば、電気二重層キャパシタなどである。
この電源部105では、発電素子E1で発生した電流(発電電流)Iが、キャパシタC1への充電電流Iと負荷Lへの供給電流(負荷電流)Iへと分配される。ここで、キャパシタC1の電圧Vは、数式1で表すことができる。
数式1に示されるように、負荷電流Iよりも発電電流Iの方が大きい場合にキャパシタC1は充電される。しかしながら、微弱な光や振動などの自然エネルギーにより発電する環境発電では、発電電流Iが小さく、また不安定なため、キャパシタC1の電圧Vは非常に変動しやすいという問題がある。
(画像データ伝送装置の制御)
画像データ伝送装置100の制御について説明する。画像データ伝送装置100の電源監視部106は電源部105の電源電圧を監視しており、制御部107では、電源電圧の検出結果を予め設定された複数の閾値と比較して、この検出結果と閾値の比較結果に応じて、画像伝送部104による画像データの伝送モードを変更するものである。
[動作設定テーブル]
図3は、動作設定テーブルの一例を示す説明図である。図3に示す例では、M0〜M3までの4つの伝送モードが設定された動作設定テーブルの例を示している。なお、図3の例では、M0〜M3までの4つの伝送モードを判別するために、電源監視部106が検出する電源電圧に対して設定される3つの閾値(電圧の低い方から順に、閾値V1〜V3とする)が設定されている。なお、M3(閾値V3以上)が最も高い電源電圧の閾値の時のモードであり、最もデータ伝送量(解像度、ビット幅など)が多く、伝送時間が長いモードである。M2(閾値V2以上V3未満)、M1(閾値V1以上V2未満)の順にデータ伝送量が少なくなり、伝送時間が短くなる。
また、図3に示すM0のように、電源電圧に対し複数設定されたうちの最も低い閾値V1に満たない場合には、画像伝送部104での画像データの伝送をせずに、画像保持部103での画像保持のみを行うモードを備えていることが好ましい。
画像データの保持のみを行う場合、画像保持部103のメモリが起動するに足りる負荷電流Iとすればよく、負荷電流Iを小さくすることができる。そして、再度、発電素子E1が発電するまで画像を保持して伝送すべき画像データを破損しないようにすることができる。
[コマンドデータ構造]
図4は、画像データ伝送装置100が伝送する画像データに埋め込まれるコマンドデータのデータ構造の一例である。このコマンドデータは、1枚の画像データの新規の伝送を開始した場合と、伝送途中に伝送モードが変更された場合と、一旦停止した伝送が再開された場合と、に画像データ中に挿入される。
画像データ10のコマンドデータは、例えば、以下のようなデータ構造を有している。コマンド開始11は、コマンド開始を示す値(データ)であって、コマンド終了17は、コマンド終了を示す値である。コマンド開始11、コマンド終了17の値としては、画像データ本体18(コマンドデータを除く本体のデータ)のデータ中に生じ得ないデータの組み合わせとなる値を採用することができる。例えば、「0xFFFF」のような値である。
また、画像データ本体18においてコマンド開始11およびコマンド終了17を示す値と同じ値となる場合には、画像データ本体18中の当該値を変換しておく。例えば、「0xFF」の値となる場合に「0xFE」に変換しておくことで、画像データにおいて「0xFF」が生じ得ないデータとして、これをコマンドの開始位置とコマンドの終了位置として判別することができる。なお、図4の例では、コマンド開始11とコマンド終了17を同じ値としているが、異なる値であってもよいのは勿論である。
新規判別フラグ12は、新しいフレームの画像データ(値「1(新規)」)か、今までの画像の継続データ(値「0(継続)」)かの判別のフラグを示している。
水平画素数13は、伝送される画像データ本体18の水平画素数、垂直画素数14は、伝送される画像データ本体18の垂直画素数を示している。また、ビット幅15は、伝送される画像データ本体18のビット幅を示す値である。この3つの値は、伝送モード毎の規定値であり、伝送量を決定する値である(図3)。
また、開始座標16は、伝送される画像データ本体18の開始座標を示している。すなわち、新しいフレームの画像データであれば規定された開始位置の座標であり、継続データの場合は、続きの座標である。
[処理フロー]
図5および図6は、画像データ伝送装置100による画像データの伝送処理を示すフローチャートである。図5は、撮像部101からの画像の取得から画像伝送終了までの処理を示すフローチャートであり、図6は、電源監視部106による電源電圧の検出結果が変動した際の割り込み処理を示すフローチャートである。
先ず、画像データ伝送装置100の制御部107は電源監視部106で検出される電源電圧がV3以上か否かを判定する(S101)。画像データ伝送装置100は、電源電圧がV3以上となるまでは待機し(S101:No)、撮像部101からの画像取得を行わず、電源電圧がV3以上となった場合に(S101:Yes)、撮像部101から画像を取得する(S102)。ここでいう画像の取得とは、撮像部101での撮像動作から画像保持部103への画像の記録までをいうものとする。
次いで、1枚の画像の取得が終了したか否かを判定する(S103)。1枚の画像取得終了までは待機し(S103:No)、取得終了後(S103:Yes)、画像伝送部104は画像データの伝送を開始する(S104)。
次いで、1枚の画像伝送が終了したか否かを判定する(S105)。1枚の画像伝送終了までは待機し(S105:No)、伝送終了後(S105:Yes)は、次の画像の処理に移る(S101へ戻る)。
上記S101〜S105の処理中において、電源監視部106は電源部105の電源電圧を断続的に検出しており、この検出結果応じて、図6に示す割り込み処理を発生させて伝送モードを変更するものである。
先ず、電源電圧がV3未満となっているかどうかを判定し(S201)、電源電圧がV3未満となっていない場合(S201:No)は、伝送モードがM3に設定されて、割り込み処理から復帰する(S202)。
一方、電源電圧がV3未満となっていることを検出した場合(S201:Yes)は、電源電圧がV2未満かどうかを判定し(S203)、電源電圧がV2未満となっていない場合(S203:No)は、伝送モードがM2に設定されて、割り込み処理から復帰する(S204)。
一方、電源電圧がV2未満となっていることを検出した場合(S203:Yes)は、電源電圧がV1未満かどうかを判定し(S205)、電源電圧がV1未満となっていない場合(S205:No)は、伝送モードがM1に設定されて、割り込み処理から復帰する(S206)。
一方、電源電圧がV1未満となっていることを検出した場合(S205:Yes)は、画像保持のみを行う伝送モードM0に設定し(S207)、S205に戻る。すなわち、電源電圧がV1以上に回復するまでは、割り込み処理からの復帰はない。
[タイミングチャート]
図7は画像データ伝送装置100による画像データの伝送処理を示すタイミングチャートである。以下、図5〜図7を参照して、画像データの伝送処理を説明する。
画像データ伝送装置100は、t0から発電を開始し、発電電流Iに応じて電圧Vが上昇する(t0からt1)。
t1のタイミングで電圧Vが閾値V3以上となると、伝送モードM3となって画像取得を開始する(S101:Yes,S102)。また、電圧Vが閾値V3以上となったため、負荷電流Iにより電圧Vの上昇は緩やかになる(t1からt2)。
なお、この期間では、1枚の画像を取得後、次の画像の取得を開始するとともに、取得した画像の伝送を開始する。取得データA1〜A3が伝送データB1〜B3にそれぞれ対応している。伝送データB1〜B3の伝送開始時には、コマンドデータが埋め込まれる。例えば、伝送データB1の伝送開始時に付されるコマンドデータは、新規判別フラグ12の値は「1」、開始座標16は初期値であって、水平画素数13、垂直画素数14、ビット幅15は、伝送モードM3に対応した値となる。
t2は、環境発電が何らかの理由により終了したタイミングを示しており、以後、負荷電流Iにより電圧Vが減少しはじめる(t2からt3)。なお、取得データA3の取得は、取得開始時点で電源電圧がV3以上であるため、これが実行され、取得データA3の取得後は、電源電圧がV3未満となっているため、次の取得データの取得は停止した状態となっている(S101:No)。
t3のタイミングで、電圧Vが閾値V3未満となり(S201:Yes)、伝送モードがM3からM2に変更される(S204)。すなわち、画像伝送部104が伝送している伝送データB2の途中に、コマンドデータが埋め込まれるとともに、伝送モードが変更になるため伝送量が削減される。ここで埋め込まれるコマンドデータは、新規判別フラグ12の値は「0」、開始座標16は続きの値であって、水平画素数13、垂直画素数14、ビット幅15は、伝送モードM2に対応した値となる。
t4のタイミングで、電圧Vが閾値V2未満となり(S203:Yes)、伝送モードがM2からM1に変更される(S206)。すなわち、画像伝送部104が伝送している伝送データB2の途中に、再度、コマンドデータが埋め込まれるとともに、伝送モードが変更になるため伝送量が削減される。ここで埋め込まれるコマンドデータは、新規判別フラグ12の値は「0」、開始座標16は続きの値であって、水平画素数13、垂直画素数14、ビット幅15は、伝送モードM1に対応した値となる。
t5のタイミングで、電圧Vが閾値V1未満となり(S205:Yes)、伝送モードがM1からM0に変更される(S207)。伝送モードM0では、画像伝送はされず、画像保持となるため、伝送データB3の伝送は中止され、画像保持部103での画像保持のみとなる。画像保持のみとすることで、負荷電流Iは減少する。
t6のタイミングで、再度発電が開始され、発電電流Iに応じて電圧Vが上昇する。t7のタイミングで、電圧Vが閾値V1以上となり(S205:No)、伝送モードがM0からM1に変更される(S206)。同時に、伝送データB3の伝送が再開される。再開時にコマンドデータが埋め込まれる。ここで埋め込まれるコマンドデータは、新規判別フラグ12の値は「0」、開始座標16は続きの値であって、水平画素数13、垂直画素数14、ビット幅15は、伝送モードM1に対応した値となる。
t8のタイミングで伝送データB3の伝送が完了する。この時点では、電圧VがV3未満のため(S101:No)、次の画像取得および伝送は再開されない。
以上説明した本実施形態に係る画像データ伝送装置100によれば、環境発電を電源とする画像データ伝送装置であって、電源電圧に対して設定された複数の閾値に応じて画像の伝送モードを変更し、伝送モードの変更時に、画像データ中にモード制御コマンドを挿入して送るようにすることで、1枚の画像データの伝送途中に電源電圧が減少した時であっても伝送モードを変更し、伝送データ量の削減及び伝送時間を短縮することができるため、電源電圧が低下した場合でも1枚の画像データの送信を完了することができる。
なお、電源電圧に対して設定される閾値V1〜V3を所定の値とすると、閾値付近での頻繁な伝送モードの変更が生じる場合があるため、閾値を所定の幅(ヒステリシス幅)を持った値とすることも好ましい。これにより、閾値付近での頻繁なモード変更を防いで安定した動作を可能とすることができる。
また、画像伝送部104が伝送する画像データは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、GIF(Graphics Interchange Format)などの圧縮画像データとすることが好ましい。これにより、データ伝送量を低減することが可能となる。なお、圧縮画像データへの変換は、例えば、画像入力部102が、撮像部101からの画像信号を信号処理により変換する際に処理するものであればよい。
(画像データ伝送システム)
図8は、本発明に係る画像データ伝送システムの一実施形態である画像データ伝送システム300の機能ブロック図である。この画像データ伝送システム300は、上述した画像データ伝送装置100と画像データ受信装置200が有線または無線のネットワークを介して接続されて構成されている。なお、画像データ受信装置200は、CPU(Central Processing Unit)、処理を実行するプログラム等を記憶したROM(Read Only Memory)、データ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、ネットワークインターフェース等がバスにより接続された情報処理装置を用いることができる。
画像データ伝送装置100の画像伝送部104により送信された画像データは、画像データ受信装置200の画像受信部201にて受信される。受信した画像データは、画像解析部202に渡される。なお、コマンドデータのデータ構造等のデータ解析に必要な情報は、予め画像解析部202に設定しておけばよい。
画像解析部202では、コマンドデータを含む画像データの解析を行い、画像データの再構成を行う。伝送途中にモード変更がされていない画像データについては、ヘッダ部分のコマンドデータに基づいて、画像データを解析すれば良いが、伝送途中にモード変更がなされた画像データについては、ヘッダ部分のコマンドデータとデータ途中のコマンドデータ(2回以上変更された場合は複数)に基づいて、画像データを解析し、予め設定された形式の画像データに再構築するものである。また、コマンド開始11、コマンド終了17と重複して変換された値を変換する方法についても予め規定しておくことで再構築が可能となる。
画像解析部202で解析された画像データは、例えば、表示制御部203にて表示部(ディスプレイ)205への表示させるようにしたり、印刷制御部204にて印刷部(プリンタ)206から印刷させるようにしたりすることができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
10 画像データ
11 コマンド開始
12 新規判別フラグ
13 水平画素数
14 垂直画素数
15 ビット幅
16 開始座標
17 コマンド終了
18 画像データ本体
100 画像データ伝送装置
101 撮像部
102 画像入力部
103 画像保持部
104 画像伝送部
105 電源部
106 電源監視部
107 制御部
200 画像データ受信装置
201 画像受信部
202 画像解析部
203 表示制御部
204 印刷制御部
205 表示部
206 印刷部
300 画像データ伝送システム
特開2005−109801号公報

Claims (10)

  1. 環境発電を行う電源手段と、
    前記電源手段の電源電圧を検出する電圧検出手段と、
    撮像手段から画像データを取得する画像データ取得手段と、
    複数の伝送モードのうち設定された伝送モードで画像データを伝送する画像データ伝送手段と、を備え、
    前記画像データ伝送手段は、
    前記電圧検出手段が検出する前記電源手段の電源電圧に応じて伝送モードを変更し、
    該変更の際、伝送中の画像データ中に、伝送モードの変更を示すコマンドを埋め込むとともに変更後の伝送モードで前記画像データを伝送することを特徴とする画像データ伝送装置。
  2. 電源電圧に対して複数の閾値が設定され、前記電圧検出手段が検出する前記電源手段の電源電圧に閾値をまたぐ変動が生じた際に、
    前記画像データ伝送手段は、伝送モードを変更することを特徴とする請求項1に記載の画像データ伝送装置。
  3. 異なる伝送モード間では、画像データの解像度、ビット幅のうち、少なくとも1つが異なることを特徴とする請求項1または2に記載の画像データ伝送装置。
  4. 前記電圧検出手段が、前記電源手段の電源電圧が所定の閾値以下となったことを検出した際に、
    前記画像データ伝送手段は、前記画像データの伝送を停止して、該画像データを記憶することを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の画像データ伝送装置。
  5. 前記電源手段は、発電素子およびキャパシタを備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の画像データ伝送装置。
  6. 前記発電素子として、太陽電池、圧電素子、熱電素子のいずれかを備えることを特徴とする請求項5に記載の画像データ伝送装置。
  7. 前記閾値はヒステリシス幅を有することを特徴とする請求項2に記載の画像データ伝送装置。
  8. 前記画像データ伝送手段が伝送する前記画像データは、圧縮画像データであることを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載の画像データ伝送装置。
  9. 撮像動作を行う前記撮像手段を備えることを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の画像データ伝送装置。
  10. 請求項1から9までのいずれかに記載の画像データ伝送装置と、
    該画像データ伝送装置から送信された画像データを受信して、該画像データ内のコマンドに基づいて、画像データを解析する画像データ受信装置と、
    を備えたことを特徴とする画像データ伝送システム。
JP2013139772A 2013-07-03 2013-07-03 画像データ伝送装置および画像データ伝送システム Pending JP2015015533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013139772A JP2015015533A (ja) 2013-07-03 2013-07-03 画像データ伝送装置および画像データ伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013139772A JP2015015533A (ja) 2013-07-03 2013-07-03 画像データ伝送装置および画像データ伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015015533A true JP2015015533A (ja) 2015-01-22

Family

ID=52436991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013139772A Pending JP2015015533A (ja) 2013-07-03 2013-07-03 画像データ伝送装置および画像データ伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015015533A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016189376A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社島津製作所 ファイバ結合型レーザ装置
KR101885289B1 (ko) * 2018-01-23 2018-08-03 주식회사 케이티에스엔지니어링 횡단보도용 스마트 에너지 하베스팅 모듈
WO2018225533A1 (ja) * 2017-06-09 2018-12-13 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 送信装置、受信装置、制御方法、プログラム、および送受信システム
WO2019039003A1 (ja) * 2017-08-21 2019-02-28 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置、および、撮像装置の制御方法
WO2022206359A1 (zh) * 2021-03-29 2022-10-06 华为技术有限公司 一种数据传输方法和装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016189376A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社島津製作所 ファイバ結合型レーザ装置
WO2018225533A1 (ja) * 2017-06-09 2018-12-13 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 送信装置、受信装置、制御方法、プログラム、および送受信システム
JPWO2018225533A1 (ja) * 2017-06-09 2020-04-16 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 送信装置、受信装置、制御方法、プログラム、および送受信システム
US11196961B2 (en) 2017-06-09 2021-12-07 Sony Semiconductor Solutions Corporation Transmission device, reception device, control method, program, and transmission and reception system
JP7050059B2 (ja) 2017-06-09 2022-04-07 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 送信装置、受信装置、制御方法、プログラム、および送受信システム
JP2022076012A (ja) * 2017-06-09 2022-05-18 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 送信装置、受信装置、制御方法、プログラム、および送受信システム
JP7326522B2 (ja) 2017-06-09 2023-08-15 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 送信装置、受信装置、制御方法、プログラム、および送受信システム
US11743423B2 (en) 2017-06-09 2023-08-29 Sony Semiconductor Solutions Corporation Transmission device, reception device, control method, program, and transmission and reception system
WO2019039003A1 (ja) * 2017-08-21 2019-02-28 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置、および、撮像装置の制御方法
KR101885289B1 (ko) * 2018-01-23 2018-08-03 주식회사 케이티에스엔지니어링 횡단보도용 스마트 에너지 하베스팅 모듈
WO2022206359A1 (zh) * 2021-03-29 2022-10-06 华为技术有限公司 一种数据传输方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015015533A (ja) 画像データ伝送装置および画像データ伝送システム
US8629386B2 (en) Method and apparatus for energy harvesting using CMOS sensor
Naderiparizi et al. WISPCam: A battery-free RFID camera
JP6356552B2 (ja) 情報処理装置
CN105656167B (zh) 基于振动能量采集器的无源无线传感器节点电源电路
JP6197881B2 (ja) 通信ノード、システム、および同期方法
Magno et al. Multimodal video analysis on self-powered resource-limited wireless smart camera
Magno et al. Combination of hybrid energy harvesters with MEMS piezoelectric and nano-Watt radio wake up to extend lifetime of system for wireless sensor nodes
CN105437821B (zh) 一种多功能智能书签及阅读进度同步方法
CN104348993A (zh) 处理装置与处理方法
US20130241293A1 (en) Power control system and electronic apparatus
US20140128118A1 (en) Terminal device, communication system and method of activating terminal device
JP5816545B2 (ja) 無線センサシステム
US20120086804A1 (en) Imaging apparatus and method of controlling the same
Schiller et al. ScatterWeb: A wireless sensornet platform for research and teaching
JP2009140220A (ja) Icカードおよびicカードシステム
KR20130067907A (ko) 능동 무선 전력 장치 및 그 방법
CN114094663B (zh) 电源芯片、电子设备及电源芯片控制方法
JP6680072B2 (ja) 放射線画像撮影装置
EP1725025A1 (en) Method for operating an electronic imaging system, and electronic imaging system
JP2016158019A (ja) 携帯端末及びプログラム
Fan et al. A context aware energy-saving scheme for smart camera phones based on activity sensing
CN105812734A (zh) 一种低功耗视频传感器及其控制方法
Porcarelli et al. Design and implementation of a multi sensors self sustainable wearable device
CN204013641U (zh) 一种可利用体温充电的手机