JP2015015196A - 車両用灯具及び点灯装置の取付構造 - Google Patents

車両用灯具及び点灯装置の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】点灯装置及び光源に熱の影響が及ぶことを抑制しつつ、体格を小型化することができる車両用灯具及び点灯装置の取付構造を提供すること。【解決手段】前照灯100は、点灯装置10と、取付空間30cに点灯装置10が取り付けられた被取付部材30と、点灯装置10と被取付部材30における基部30aとに接した状態で点灯装置10を支持する支持部材20とを備えて構成されている。被取付部材30は、基部30aの一部が点灯装置10とLED41との間に配置されている。また、点灯装置10は、基部30aにおける点灯装置10とLED41との間に配置され部位との間に、取付空間30cの外部に連通した気体層1が形成された状態で被取付部材30に取り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用灯具及び点灯装置の取付構造に関する。
従来、車両用灯具の一例として、特許文献1に開示された車両用ヘッドランプ装置がある。この車両用ヘッドランプ装置は、車体に固定可能な箱状の筐体と、筐体に収容されて複数の発光ダイオード(光源)が接続された発光部と、筐体の外面に取り付けられて発光部に電力を供給する点灯装置と、筐体と点灯装置との間に設けられた遮熱部とを備えている。
特開2009−283199号公報
上記車両用ヘッドランプ装置は、筐体と点灯装置との間に遮熱部を設けることで、発光部から発生された熱が筐体外の点灯装置に伝達されることや、点灯装置から発生された熱が発光部に伝達されることを抑えることができる。これにより、筐体の外面に点灯装置を取り付けても、発光部や点灯装置にそれぞれの部材から発生した熱の影響が及ぶことを抑えることができる。しかしながら、上記車両用ヘッドランプ装置は、筐体の外面に点灯装置が取り付けられているため、車両用ヘッドランプ装置の体格を小型化すことが困難である。
ところで、点灯装置は、ボルトなどで筐体にネジ止めされることが多い。よって、点灯装置を筐体内に取り付けようとした場合、筐体内において、工具を使ってネジ止め作業を行うことが考えられる。このように、筐体内でネジ止め作業を行うためには、筐体内にネジ止め作業に必要なスペースを確保する必要がある。従って、点灯装置を筐体内に取り付けた場合でも、車両用灯具の体格を小型化できない可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、点灯装置及び光源に熱の影響が及ぶことを抑制しつつ、体格を小型化することができる車両用灯具及び点灯装置の取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
ハウジング(70,80,90)と、
ハウジング内に設けられた光源(41)と、
ハウジング内に設けられ、光源を点灯制御する点灯装置(10)と、
点灯装置が取り付けられる部位であり、ハウジング内に設けられ、点灯装置が配置された取付空間(30c,31c,32c)と、取付空間を介して点灯装置の一部と対向した対向部(30a,31a,32a)とを含む被取付部材(30〜32)と、
点灯装置と対向部とで挟まれた取付空間の一部に設けられており、点灯装置と対向部とに接した状態で点灯装置を支持する支持部材(20)と、を備え、
被取付部材は、対向部の一部が点灯装置と光源との間に配置され、
点灯装置は、対向部における点灯装置と光源との間に配置され部位との間に、取付空間の外部に連通した対向空間が形成された状態で被取付部材に取り付けられていることを特徴とする。
このように、本発明は、ハウジング内に、点灯装置が取り付けられる被取付部材が設けられている。そして、本発明は、点灯装置と被取付部材における対向部とで挟まれた取付空間の一部に設けられた支持部材が、点灯装置と対向部とに接した状態で点灯装置を支持している。つまり、点灯装置は、被取付部材における取付空間において、支持部材で支持されて、ハウジングに取り付けられている。これによって、本発明は、ボルトなどでネジ止めすることなく点灯装置をハウジングに取り付けることができる。従って、本発明は、点灯装置をボルトなどでネジ止めして取り付ける場合よりも、ハウジング内に点灯装置を容易に取り付けることができる。また、本発明は、ネジ止め作業に必要なスペースを確保する必要がないため、車両用灯具の体格を小型化することができる。
さらに、本発明は、被取付部材における対向部の一部が点灯装置と光源との間に配置されている。また、本発明は、点灯装置が、対向部における点灯装置と光源との間に配置された部位との間に、取付空間の外部に連通した対向空間が形成された状態で被取付部材に取り付けられている。このように、本発明は、光源と点灯装置との間に、被取付部材における対向部の一部と、取付空間の外部に連通した対向空間とを配置することができる。
これによって、本発明は、被取付部材における対向部の一部と、取付空間の外部に連通した対向空間とが遮熱部材として機能して、光源から発せられた熱が点灯装置に伝達されること、及び点灯装置から発せられた熱が光源に伝達されることを抑制できる。更に、本発明は、対向空間が取付空間の外部に連通しているため、点灯装置から発せられた熱が点灯装置の周辺に留まることを抑制できる。
上記目的を達成するためにその他の発明は、
光源(41)を収容しているハウジング(70,80,90)内において、前記光源を点灯制御する点灯装置(10)の取付構造であって、
前記点灯装置は、前記ハウジング内に設けられた被取付部材(30〜32)に支持部材20を介して取り付けられており、
前記被取付部材は、前記点灯装置が配置された取付空間(30c,31c,32c)と、前記取付空間を介して前記点灯装置の一部と対向した対向部(30a,31a,32a)と、を含み、前記対向部の一部が前記点灯装置と前記光源との間に配置され、
前記支持部材は、前記点灯装置と前記対向部とで挟まれた前記取付空間の一部に設けられており、前記点灯装置と前記対向部とに接した状態で前記点灯装置を支持しており、
前記点灯装置は、前記対向部における前記点灯装置と前記光源との間に配置され部位との間に、前記取付空間の外部に連通した対向空間が形成された状態で前記被取付部材に取り付けられていることを特徴とする。
これによっても、上述と同様の効果を奏することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における前照灯の概略構成を示す断面図である。 実施形態における点灯装置の概略構成を示す図面であり、(a)は下面図、(b)は上面図、(c)は正面図である。 実施形態における被取付部材と点灯装置の概略構成を示す部分断面図である。 変形例1における被取付部材と点灯装置の概略構成を示す部分断面図である。 変形例2における前照灯の概略構成を示す断面図である。 変形例2における被取付部材と点灯装置の概略構成を示す断面図である。 変形例3における前照灯の概略構成を示す断面図である。 変形例4における前照灯の概略構成を示す断面図である。 変形例5における前照灯の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。本実施形態においては、図1に示すように、車両用灯具を車両用の前照灯100に適用した例を採用する。しかしながら、本発明は、これに限定されない。本発明は、車両に搭載された灯具であれば適用することができる。前照灯100は、主要部として、ハウジング70〜90と、発光部40と、点灯装置10と、支持部材20と、被取付部材30と、を備えて構成されている。
ハウジング70〜90は、前面レンズ70と、後方カバー80と、底部90と、を備えて構成されている。この前面レンズ70と、後方カバー80と、底部90とを組みつけることによって、発光部40や点灯装置10を収納するための内部空間が形成される。この内部空間に対する外部空間は、ハウジング70〜90の外部の空間であり、エンジンルームや車両の周辺などである。
前面レンズ70は、発光部40からの光が車両の前方に照射されるように透明な樹脂によって形成されている。一方、後方カバー80は、樹脂によって形成されているが、特に透明である必要はない。本実施形態では、後方カバー80の一部として底部90が設けられている例を採用している。後方カバー80には、取り付け部材60を介してヒートシンク50が取り付けられている。なお、底部90は、後方カバー80の一部として設けられている必要はない。また、底部90は、点灯装置10が搭載される部位であり、点灯装置10が取り付けられる被取付部材30が設けられている。
発光部40は、図1に示すように、内部空間に設けられており、光源としてのLED41を備えて構成されている。さらに、発光部40は、LED41から発せられた光を車両の前方の反射するためのリフレクタ42、リフレクタ42によって反射された光を車両の前方に照射するための光学レンズ43などを備えて構成されている。
なお、本実施形態では、図1に示すにように、二つの発光部40が設けられた前照灯100を一例として採用している。この二つの発光部40は、一方はハイビーム用の発光部であり、他方はロービーム用の発光部である。また、発光部40は、図1に示すように、ヒートシンク50に取り付けられている。つまり、LED41、リフレクタ42、光学レンズ43は、ヒートシンク50と一体となって設けられている。このLED41、リフレクタ42、光学レンズ43、ヒートシンク50を纏めて、光学ユニットと称することもできる。このため、前照灯100は、光学ユニットと点灯装置10とを備えて構成されている、と言い換えることができる。なお、本発明は、リフレクタ42や光学レンズ43を備えていなくても目的を達成することができる。また、本発明は、一つのLED41が設けられていれば目的を達成することができる。
ヒートシンク50は、上述のように取り付け部材60を介して後方カバー80に取り付けられている。なお、ヒートシンク50及び取り付け部材60に関しては、周知技術であるため詳しい説明は省略する。また、本発明は、ヒートシンク50及び取り付け部材60を備えていなくても目的を達成することができる。
点灯装置10は、図1に示すように、内部空間に設けられ、LED41を点灯制御(発光駆動)する装置である。図2に示すように、点灯装置10は、複数の回路素子を含む回路部(図示省略)と、回路部を囲うケース11とを備えて構成されている。図2に示すように、本実施形態では、一例として、直方体形状を有したケース11を採用している。
ケース11は、互いに対向している搭載面13と反対面14、及び搭載面13と反対面14で挟まれた空間を囲う側面を備えている。よって、点灯装置10は、ケース11における搭載面13と反対面14と側面で囲まれた空間に回路部が収納されている、ということができる。なお、本実施形態の点灯装置10は、搭載面13と反対面14とが地面と水平となるように、底部90に取り付けられている。よって、点灯装置10は、底部90に取り付けられた状態で、重力方向における下側に搭載面13が配置され、上側に反対面14が配置されることになる。
なお、後ほど説明するが、点灯装置10は、被取付部材30の取付空間30cに圧入される。よって、ケース11は、図2に示すように、面取り加工(R加工)を施したものを採用すると好ましい。点灯装置10を取付空間30cに圧入する際に、点灯装置10によって被取付部材30が削られることを抑制できる。
また、図2(a)〜図2(c)に示すように、点灯装置10は、搭載面13と反対面14の夫々に、支持部材20が設けられている。この支持部材20は、図2(c)に示すように、搭載面13と反対面14の夫々に対して突出して設けられた突起部材である。図2(a)に示すように、点灯装置10の搭載面13には、支持部材20が一つ設けられている。また、図2(b)に示すように、点灯装置10の反対面14には、支持部材20が三つ設けられている。しかしながら、支持部材20の個数はこれに限定されない。また、支持部材20の形成位置は、車両が振動した場合であっても、点灯装置10の取付姿勢が維持でできる位置であると好ましい。
支持部材20は、被取付部材30の取付空間30cにおいて、点灯装置10を支持する部材である。本実施形態では、一例として、弾性体からなる支持部材20を採用している。しかしながら、支持部材20は、弾性体からなるものに限定されない。なお、支持部材20に関しては、後ほど、被取付部材30と共に詳しく説明する。
被取付部材30は、図1に示すように、点灯装置10が取り付けられる部位であり、内部空間に設けられている。本実施形態では、被取付部材30が底部90に設けられた例を採用している。
被取付部材30は、図3に示すように、基部30aと、点灯装置10が配置された取付空間30cとを備えて構成されている。基部30aは、取付空間30cを介して点灯装置10の一部と対向した部位を含み、特許請求の範囲における対向部に相当する。また、被取付部材30は、取付空間30cの開口端部であり、取付空間30cと取付空間30cの外部の空間とを連通させる開口部30bを備えている。
詳述すると、基部30aは、取付空間30cに点灯装置10が配置された状態で、点灯装置10における搭載面13の全面と対向する部位と、点灯装置10における反対面14の全面と対向する部位とを備えている。つまり、基部30aは、点灯装置10を挟み込む部位を備えている、と言い換えることができる。さらに、基部30aは、取付空間30cに点灯装置10が配置された状態で、点灯装置10における側面の一つと対向する部位を備えている。なお、基部30aにおける搭載面13と対向する部位は、底部90が兼ねていてもよい。また、基部30aは、底部90と一体的に設けられていてもよい。
取付空間30cは、点灯装置10が配置された状態で、点灯装置10における搭載面13と対向する部位と搭載面13との間に隙間ができると共に、点灯装置10における反対面14と対向する部位と反対面14との間に隙間ができる高さを有している。なお、高さとは、点灯装置10における搭載面13と対向する部位と、点灯装置10における反対面14と対向する部位との間隔に相当する。また、取付空間30cは、点灯装置10が配置された状態で、点灯装置10の全体を収容可能な深さ(言い換えると、奥行き)を有している。
また、取付空間30cは、図1に示すように、内部空間において、開口部30bを介して、取付空間30cの外部に連通している。つまり、取付空間30cは、開口部30bを介して内部空間に連通している。
なお、点灯装置10は、この開口部30bから取付空間30cに挿入されて、取付空間30cに配置される。よって、被取付部材30は、点灯装置10の挿入口としての開口部30bを備えている、言い換えることができる。
また、被取付部材30は、一部が周辺よりも窪んだ凹形状をなす部材と、言い換えることもできる。凹形状の開口端部が開口部30bで、窪んだ空間が取付空間30cであり、一部が開口した状態で取付空間30cを囲う部材が基部30aである。
この被取付部材30は、図1に示すように、LED41よりも下方に設けられている。これによって、点灯装置10は、LED41よりも下方に取り付けられることになる。つまり、点灯装置10や被取付部材30は、重力方向において、LED41よりも下側に設けられている。LED41で暖められた空気(以下、熱気とも称する)は、内部空間において上昇することになる。よって、点灯装置10をLED41よりも下側に設けた場合、点灯装置10をLED41よりも上側に設けた場合よりも、点灯装置10が熱気に晒されることを抑制できる。
ここで、図1,図3を用いて、点灯装置10の取付構造に関して詳しく説明する。点灯装置10は、内部空間に設けられた被取付部材30に支持部材20を介して取り付けられている。
点灯装置10は、被取付部材30の取付空間30cに、支持部材20を介して配置されている。詳述すると、点灯装置10は、弾性体である支持部材20を介して、取付空間30cに圧入されている。また、被取付部材30は、図1に示すように、基部30aの一部が点灯装置10とLED41との間に配置されている。よって、点灯装置10は、LED41との間に、基部30aの一部を挟んだ状態で取り付けられている。
なお、支持部材20は、点灯装置10と基部30aとで挟まれた取付空間30cの一部に設けられており、点灯装置10と基部30aとに接した状態で点灯装置10を支持している。つまり、支持部材20は、基部30aと、取付空間30cに配置された点灯装置10とに力を印加することで、点灯装置10を取付空間30cに保持している。
また、支持部材20は、図3に示すように、点灯装置10と基部30aとの間に気体層1を形成しつつ、取付空間30cにおいて点灯装置10を支持している。特に、支持部材20は、基部30aにおける点灯装置10とLED41との間に配置され部位との間に気体層1を形成可能な態様(位置な形状など)で設けられている。また、気体層1は、開口部30bを介して取付空間30cの外部に連通している。例えば、支持部材20は、気体層1と開口部30bとを繋ぐ空間を完全に塞ぐことなく、点灯装置10と基部30aとで挟まれた取付空間30cの一部に設けられている。このように、支持部材20は、点灯装置10を支持する機能に加えて、点灯装置10と基部30aとの間に気体層1を形成するためのスペーサとしても機能している。この気体層1は、特許請求の範囲における対向空間に相当する。また、内部空間が空気で満たされている場合、気体層は、空気層と言い換えることもできる。なお、気体層1は、取付空間30cの一部である。
このように、前照灯100は、基部30aの一部が点灯装置10とLED41との間に配置されている。そして、前照灯100は、点灯装置10が、基部30aにおける点灯装置10とLED41との間に配置され部位との間に、取付空間30cの外部に連通した気体層1が形成された状態で被取付部材30に取り付けられている。
ここまで説明したように、前照灯100は、内部空間に、点灯装置10が取り付けられる被取付部材30が設けられている。そして、前照灯100は、点灯装置10と被取付部材30における基部30aとで挟まれた取付空間30cの一部に設けられた支持部材20が、点灯装置10と基部30aとに接した状態で点灯装置10を支持している。つまり、点灯装置10は、被取付部材30における取付空間30cにおいて、支持部材20で支持されて、内部空間に取り付けられている。これによって、前照灯100は、ボルトなどでネジ止めすることなく点灯装置10を底部90(ハウジングの一部)に取り付けることができる。従って、前照灯100は、点灯装置10をボルトなどでネジ止めして取り付ける場合よりも、内部空間に点灯装置10を容易に取り付けることがでる。また、前照灯100は、ネジ止め作業に必要なスペースを確保する必要がないため、前照灯100自身の体格を小型化することができる。
さらに、前照灯100は、被取付部材30における基部30aの一部が点灯装置10とLED41との間に配置されている。また、前照灯100は、点灯装置10が、基部30aにおける点灯装置10とLED41との間に配置され部位との間に、取付空間30cの外部に連通した気体層1が形成された状態で被取付部材30に取り付けられている。このように、前照灯100は、点灯装置10とLED41との間に、被取付部材30における基部30aの一部と、気体層1とを配置することができる。
これによって、前照灯100は、気体層1と被取付部材30における基部30aの一部とが遮熱部材として機能して、LED41から発せられた熱が点灯装置10に伝達されること、及び点灯装置10から発せられた熱がLED41に伝達されることを抑制できる。また、前照灯100は、気体層1が取付空間30cの外部に連通しているため、点灯装置10から発せられた熱が点灯装置10の周辺に留まることを抑制できる。言い換えると、前照灯100は、気体層1によって、図3の一点鎖線で示すように、点灯装置10から発せられた熱の輻射経路(言い換えると、対流放熱経路)が確保でき、放熱がし易くなる。
更に、前照灯100は、このように熱の影響を抑制できるので、点灯装置10をLED41の近くに取り付けやすくなる。つまり、上述のように、前照灯100は、ネジ止め作業に必要なスペースを確保する必要がないため、点灯装置10をLED41の近くに取り付けやすくなる。更に、前照灯100は、熱の影響を抑制できるので、点灯装置10をLED41の近くに取り付けやすくなる。このことからも、前照灯100は、前照灯100自身の小型化が期待できる。
その他の効果として、製造コストの低減効果が期待できる。前照灯100は、内部空間に点灯装置10を容易に取り付けることがでるため、点灯装置をネジ止によって取り付ける場合よりも、製造コストの低減効果が期待できる。つまり、前照灯100は、点灯装置10を取付空間30cに圧入するだけなので、二つ乃至四つのネジのネジ止めを行うよりも、作業工数を減らすことできるので、製造コストの低減効果が期待できる。
また、弾性体からなる支持部材20で点灯装置10を保持するので、つまり、点灯装置10を圧入によって取り付けるので、支持部材20によって搭載面13及び反対面14の平面度を吸収できる。これによって、搭載面13及び反対面14の平面度が粗い場合であっても、支持部材20で点灯装置10を保持することができる。つまり、搭載面13及び反対面14に要求される平面度を低くすることができる。なお、支持部材20にバネ性を持たせることによって、ケース11のクリープを吸収する効果も期待できる。これによって、支持部材20による点灯装置10の固定力を維持することができる。
なお、上述のような点灯装置10の取付構造によっても、同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
(変形例1)
図4に示すように、支持部材20は、被取付部材31の基部31aに設けられていてもよい。なお、符号31bは、上述の開口部30bに相当する開口部であり、符号31cは、上述の取付空間30cに相当する取付空間である。これによっても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例2)
図5,図6に示すように、前照灯110は、被取付部材32を備えている。この被取付部材32は、下方通気孔32d、上方通気孔32e、壁部32gを備えている。なお、被取付部材32は、上述の実施形態と同様に、LED41よりも下方に設けられている。また、図5において、一点鎖線は、点灯装置10やLED41によって暖められた気体の流れを示しており、二点鎖線は、冷やされた気体の流れを示している。
下方通気孔32dは、基部32aにおける点灯装置10の下方に配置された部位に設けられた、取付空間32cから取付空間32の外部に達する穴である。つまり、基部32aは、重力方向において、点灯装置10よりも下側に設けられた部位の一部に、基部32aを貫通した貫通穴が設けられている。この貫通穴が下方通気孔32dである。
一方、上方通気孔32eは、基部32aにおける点灯装置10の上方に配置された部位に設けられた、取付空間32cから取付空間32cの外部に達する穴である。基部32aは、重力方向において、点灯装置10よりも上側に設けられた部位の一部に、基部32aを貫通した貫通穴が設けられている。この貫通穴が上方通気孔32eである。
壁部32gは、LED41と上方通気孔32eとの間において、上方通気孔32eに対向配置された部位である。この壁部32gは、基部32aと間隔を隔てて設けられている。これによって、壁部32gと基部32aとの間に、開口部32fが設けられている。つまり、取付空間32cは、上方通気孔32e及び開口部32fを介して、内部空間に連通している。さらに、気体層1は、上方通気孔32e及び下方通気孔32dを介して取付空間32cの外部に連通している。
前照灯110では、図5の一点鎖線及び二点鎖線で示すように、空気が流れることになる。なお、一点鎖線及び二点鎖線は、内部空間における対流経路と称することができる。
まず、点灯装置10で暖められた空気は、一点鎖線で示すように、対流により点灯装置10の上側に設けられた上方通気孔32eへ抜ける。さらに、上方通気孔32eから抜けた空気は、一点鎖線で示すように、開口部32fを通り、前面レンズ70により下側に流れることになる。
そして、前面レンズ70により下側に流れてきた空気は、二点鎖線で示すように、点灯装置10の下側に設けられた下方通気孔32dを通って内部空間32cに流入する。前面レンズ70により下側に流れてきた空気は、前面レンズ70の外部に放熱したり、内部空間で循環することで、点灯装置10で暖められた時点よりも温度が下がっている。よって、点灯装置10は、下方通気孔32dを通って内部空間32cに流入してきた空気によって冷却される。この繰り返しにより、点灯装置10は冷却され続ける。また、このような対流経路を形成することによって、点灯装置10の輻射による放熱も期待できる。
なお、対流経路としては、点灯装置10で暖められた空気が後方カバー80側を通って、下方通気孔32dから点灯装置10に流れる経路もある。また、上述のように、下方通気孔32d、上方通気孔32e、開口部32fは、対流経路を構成する穴であるため、対流口と称することができる。
前照灯110は、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、前照灯110は、対流を利用することで、点灯装置10を冷却することができる。
(変形例3)
図7に示すように、被取付部材30は、LED41に対して、LED41の照射方向とは反対側に取り付けられていてもよい。つまり、点灯装置10は、LED41に対して、LED41の照射方向とは反対側に取り付けられていてもよい。このように、前照灯120は、点灯装置10が、LED41に対して、LED41の照射方向とは反対側に取り付けられている。この場合、被取付部材30は、後方カバー80に取り付けられる。これによっても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例4)
図8に示すように、被取付部材30は、LED41に対して、重量方向において上側に取り付けられていてもよい。つまり、点灯装置10は、LED41に対して、重量方向において上側に取り付けられていてもよい。このように、前照灯130は、点灯装置10が、LED41に対して、重量方向において上側に取り付けられている。これによっても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例5)
図9に示すように、気体層1は、外部空間において、取付空間30cの外部に連通していてもよい。つまり、気体層1は、外部空間に連通している。この場合、前照灯140は、被取付部材30の開口部30bが、後方カバー80の外側に達するように設けられている。これによっても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
1 気体層、10 点灯装置、11 ケース、12 コネクタ、13 搭載面、14 反対面、20 支持部材、30〜32 被取付部、30a〜32a 基部、30b〜32b 開口部、30c〜32c 取付空間、32d 上方通気孔、32e 下方通気孔、32f 開口部、32g 壁部、40 発光部、41 LED、42 リフレクタ、43 光学レンズ、50 ヒートシンク、60 取り付け部材、70 前面レンズ、80 後方カバー、90 底部、100〜140 前照灯

Claims (14)

  1. ハウジング(70,80,90)と、
    前記ハウジング内に設けられた光源(41)と、
    前記ハウジング内に設けられ、前記光源を点灯制御する点灯装置(10)と、
    前記点灯装置が取り付けられる部位であり、前記ハウジング内に設けられ、前記点灯装置が配置された取付空間(30c,31c,32c)と、前記取付空間を介して前記点灯装置の一部と対向した対向部(30a,31a,32a)とを含む被取付部材(30〜32)と、
    前記点灯装置と前記対向部とで挟まれた前記取付空間の一部に設けられており、前記点灯装置と前記対向部とに接した状態で前記点灯装置を支持する支持部材(20)と、を備え、
    前記被取付部材は、前記対向部の一部が前記点灯装置と前記光源との間に配置され、
    前記点灯装置は、前記対向部における前記点灯装置と前記光源との間に配置され部位との間に、前記取付空間の外部に連通した対向空間が形成された状態で前記被取付部材に取り付けられていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記対向空間は、前記ハウジング内において、前記取付空間の外部に連通していることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記点灯装置は、前記光源よりも下方に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 前記被取付部材(32)は、
    前記対向部における前記点灯装置の上方に配置された部位に設けられた、前記取付空間から前記取付空間の外部に達する上方通気孔(32e)と、
    前記対向部における前記点灯装置の下方に配置された部位に設けられた、前記取付空間から前記取付空間の外部に達する下方通気孔(32d)と、
    前記光源と前記上方通気孔との間において、前記上方通気孔に対向配置された壁部(32g)と、を含み、
    前記対向空間は、前記上方通気孔及び前記下方通気孔を介して前記取付空間の外部に連通していることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記点灯装置は、前記光源に対して、前記光源の照射方向とは反対側に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  6. 前記対向空間は、前記ハウジング外において、前記取付空間の外部に連通していることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  7. 前記支持部材は、弾性体からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  8. 光源(41)を収容しているハウジング(70,80,90)内において、前記光源を点灯制御する点灯装置(10)の取付構造であって、
    前記点灯装置は、前記ハウジング内に設けられた被取付部材(30〜32)に支持部材20を介して取り付けられており、
    前記被取付部材は、前記点灯装置が配置された取付空間(30c,31c,32c)と、前記取付空間を介して前記点灯装置の一部と対向した対向部(30a,31a,32a)と、を含み、前記対向部の一部が前記点灯装置と前記光源との間に配置され、
    前記支持部材は、前記点灯装置と前記対向部とで挟まれた前記取付空間の一部に設けられており、前記点灯装置と前記対向部とに接した状態で前記点灯装置を支持しており、
    前記点灯装置は、前記対向部における前記点灯装置と前記光源との間に配置され部位との間に、前記取付空間の外部に連通した対向空間が形成された状態で前記被取付部材に取り付けられていることを特徴とする点灯装置の取付構造。
  9. 前記対向空間は、前記ハウジング内において、前記取付空間の外部に連通していることを特徴とする請求項8に記載の点灯装置の取付構造。
  10. 前記点灯装置は、前記光源よりも下方に取り付けられていることを特徴とする請求項8又は9に記載の点灯装置の取付構造。
  11. 前記被取付部材(32)は、
    前記対向部における前記点灯装置の上方に配置された部位に設けられた、前記取付空間から前記取付空間の外部に達する上方通気孔(32e)と、
    前記対向部における前記点灯装置の下方に配置された部位に設けられた、前記取付空間から前記取付空間の外部に達する下方通気孔(32d)と、
    前記光源と前記上方通気孔との間において、前記上方通気孔に対向配置された壁部(32g)と、を含み、
    前記対向空間は、前記上方通気孔及び前記下方通気孔を介して前記取付空間の外部に連通していることを特徴とする請求項10に記載の点灯装置の取付構造。
  12. 前記点灯装置は、前記光源に対して、前記光源の照射方向とは反対側に取り付けられていることを特徴とする請求項8又は9に記載の点灯装置の取付構造。
  13. 前記対向空間は、前記ハウジング外において、前記取付空間の外部に連通していることを特徴とする請求項8に記載の点灯装置の取付構造。
  14. 前記支持部材は、弾性体からなることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか一項に記載の点灯装置の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019029298A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 電源装置、灯具、移動体及び電源装置の製造方法

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