JP2015013665A - 袋 - Google Patents

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川口 裕次
Yuji Kawaguchi
裕次 川口
藤田 実智昭
Michiaki Fujita
実智昭 藤田
赳訓 白岩
Takenori Shiraiwa
赳訓 白岩
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Abstract

【課題】粉末洗剤等の粉末状物質が充填された袋について、詰替用袋内の粉末状物質の残量等に関する情報を、明瞭かつタイムリーに、材料コストの増加を招かない簡便な手法で消費者に伝える。【解決手段】上面に開口部を有する箱形の容器本体2と、容器本体2の開口部を覆う蓋3とを備えた箱形容器1に収容される、粉末状物質Pが充填されたフィルム製の詰替用袋10Aは、袋底部にマチ11を有し、袋上部が平袋型であり、マチ11の両側部と袋胴部とが袋の底端部に対して傾いた斜めシール部12aでシールされ、袋10Aの外法の幅が上端部に対して底端部で狭い逆テーパー型の形状を有する。マチ11の袋内面の、少なくとも前記斜めシール部12aに隣接した三角状領域11aには、文字、記号又は図形が表示されている。【選択図】図1

Description

本発明は、粉末洗剤等の粉末状物質が充填された袋であって、箱形容器内で使用される詰替袋として好適な袋に関する。
粉末洗剤等の顆粒ないし粉末の粉末状物質を充填した詰替用袋として、底部にマチを有し、上部が平袋型で、袋の外法の幅が上端部に対して底端部で狭い逆テーパー型のフィルム製の袋に粉末状物質を充填したものがある。この袋は、上面に開口部を有する箱形の容器本体と、容器本体の開口部を覆う蓋とを備えた箱形容器に収容して使用される。
また、この袋を容器本体内に置いた状態で袋上部を引き裂くと、袋は、その全幅にわたって開口し、開口した袋は袋内の粉末状物質によって容器本体の内壁に押しつけられる。そのため、袋は、容器本体の内壁に沿った箱形形状となり、広く開口する(特許文献1)。
特開2012−240688号公報
上述の箱形容器に収容した詰替用袋では、箱形容器が一般に厚紙等で形成されるため不透明であり、袋自体も製品情報の印刷等のために不透明であるため、袋を収容した箱形容器の外観からは、袋内の粉末状物質の残量を知ることができない。また、箱形容器の蓋をあけて袋内の粉末状物質を使用する場合においても、袋は容器本体の内壁に沿った箱形形状をしているために、底面が見えるほど残量が少なくならないと、消費者は粉末状物質の残量が少なくなったことに気がつきにくい。そのため、消費者は、袋内の残量が残り僅かになって袋の底面が見え始めることにより、ようやく次に使用する詰替用袋を用意しておくべきことを知り、次に使用する詰替用袋の用意が間に合わない場合が生じる。
これに対し、詰替用袋の胴部を形成するフィルムの内面に粉末状物質の残量を示す目盛りや文字等の表示を印刷しておくことが考えられる。しかしながら、胴部を形成するフィルムの外面には商品情報等の印刷や加飾印刷が施されるため、このフィルムの内面に粉末状物質の残量を示す表示を施しても、外面の印刷が透けて映ってしまうためにわかりにくい。
詰替用袋の内面を見た場合に、その袋の外面の印刷が透けて見えないようにする方法としては、袋を形成するフィルムとして、袋の外面印刷と内面印刷との間に遮光層を有するものを使用することが考えられるが、袋の材料コストが高くなる。
一方、例えば、製品の外観からは「当たり」と「外れ」がわからないくじのように、アミューズメント的効果により消費者の購買意欲をそそる情報を詰替用袋に印刷できるようにすることも、詰替用袋の販売促進の観点からは有用である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、詰替用袋内の粉末状物質の残量等に関する情報やアミューズメント的効果を有する情報等を、明瞭かつタイムリーに、材料コストの増加を招かない簡便な手法で消費者に伝えられるようにすることに関する。
本発明者は、上述の詰替用袋において、マチを形成するフィルムの外面では、胴部を形成するフィルムの外面と異なって商品情報等の印刷や加飾印刷を省略することができ、したがって、マチを形成するフィルムの内面に粉末状物質の残量等を示す表示を設けると、その表示を見やすくすることが可能となり、また、箱形容器の容器本体内では、マチの両側部の三角状領域が容器本体の側面に沿って立ち上がっているので、この三角状領域の内面に、粉末状物質の残量等を示す表示を設けると、袋の底面が見えるほど粉末状物質の残量が僅かになる前に、消費者は、粉末状物質の残量が少なくなってきたことに気づき易くなることを見出し、本発明を想到した。
即ち、本発明は、上面に開口部を有する箱形の容器本体と、容器本体の開口部を覆う蓋とを備えた箱形容器に収容される、粉末状物質が充填されたフィルム製の詰替用袋であって、
袋底部にマチを有し、袋上部が平袋型であり、マチの両側部と袋胴部とが袋の底端部に対して傾いた斜めシール部でシールされ、袋の外法の幅が上端部に対して底端部で狭い逆テーパー型の形状を有し、
マチの袋内面の、少なくとも前記斜めシール部に隣接した三角状領域に、文字、記号又は図形が表示されている袋を提供する。
本発明の袋によれば、マチの袋内面に、文字、記号、又は図形により、袋内の粉末状物質の残量に関する情報、次の詰替用袋の準備を促す情報、くじ等のアミューズメント的効果を有する情報などを表示することができる。マチの袋外面では商品情報等の印刷や加飾印刷を省略することができるので、本発明によるマチの袋内面の表示は、袋の内側から明瞭にすることが可能となる。この場合に袋胴部の外表面には商品情報等の印刷や加飾印刷を任意に施すことができる。また、マチを形成するフィルムとしては、遮光層の無い一般的なものを使用することができる。
箱形容器の容器本体に袋を収容した状態で、マチの両側部の三角状領域は、容器本体の側面に沿って立ち上がっているので、袋の底面が見えるほど袋内の粉末状物質が僅かになる前にマチの両側部の三角状領域は観察される。
したがって、マチを形成するフィルムとして一般的なものを使用しつつ、袋内の粉末状物質が少なくなってきたことを消費者にタイムリーに知らせることが可能となる。
また、マチの袋内面に、「当たり」、「外れ」があるくじのようなアミューズメント的効果を有する情報を記載すると、その情報は、詰替用袋に収容されている粉末状物質をマチの両側部の三角状領域が見えるほどに消費した後に初めて消費者の前に現れるので、消費者はまめに粉末状物質を消費するようになり、詰替用袋の販売促進効果を得ることができる。
図1は、実施例の袋10Aの斜視図である。 図2は、粉末状物質が充填されていない袋10Aの(1)正面図、(2)A−A図及び(3)B−B図である。 図3は、箱形容器に入れた袋10Aの開封方法の説明図である。 図4Aは、開口した袋10Aが収容されている箱形容器の蓋が開いている状態の斜視図である。 図4Bは、開口した袋10Aが収容されている箱形容器の蓋が閉じている状態の斜視図である。 図5Aは、実施例の袋10A内の粉末状物質の残量により異なる袋内の見え方の説明図である。 図5Bは、実施例の袋10A内の粉末状物質の残量により異なる袋内の見え方の説明図である。 図5Cは、実施例の袋10A内の粉末状物質の残量により異なる袋内の見え方の説明図である。 図5Dは、実施例の袋10A内の粉末状物質の残量により異なる袋内の見え方の説明図である。 図5Eは、実施例の袋10A内の粉末状物質の残量により異なる袋内の見え方の説明図である。 図5Fは、実施例の袋10A内の粉末状物質の残量により異なる袋内の見え方の説明図である。 図6Aは、マチの袋内面に形成する図柄の例の平面図である。 図6Bは、マチの袋内面に形成する図柄の例の平面図である。 図6Cは、マチの袋内面における情報の表示例である。 図7Aは、実施例の袋10A内の製袋方法の説明図である。 図7Bは、実施例の袋10A内の製袋方法の説明図である。 図7Cは、実施例の袋10A内の製袋方法の説明図である。 図7Dは、実施例の袋10A内の製袋方法の説明図である。 図7Eは、実施例の袋10A内の製袋方法の説明図である。 図7Fは、実施例の袋10A内の製袋方法の説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は、同一、又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一実施例の、粉末状物質が充填されたフィルム製の袋10Aの斜視図である。図2は、説明の便宜上、粉末状物質を充填しない状態での袋10Aの正面図(1)、A−A図(2)、及びB−B図(3)を示したものである。
図2に示すように、この袋10Aでは、袋胴部を形成する表裏一対のフィルムシートがサイドシール12でシールされ、底部のマチ11を形成するフィルムと袋胴部を形成するフィルムシートとがヘムシール14でシールされ、上端部がシール幅の広いトップシール13でシールされている。このトップシール13の幅L1は、トップシール13を摘み、袋上部のサイドシール12から袋10Aを引き裂きやすくするため、10mm以上とすることが好ましい。
袋10Aの両側部のサイドシール12の袋底部側ではマチ11の両側部と袋胴部とが、袋10Aの底端部に対して傾いた帯状の斜めシール部12aでシールされている。この斜めシール部12aの縁辺と底端部の延長線との挟む角度θは、好ましくは40°以上50°以下、より好ましくは45°である。これより、袋10Aの底部の外形が矩形になるので、袋10Aを箱形容器1の容器本体2に収容したときに、袋10Aの外形を容器本体2の内側形状にうまく沿わせることができる(図4A参照)。なお、所謂船底型シールのように、サイドシール12の側辺を底端部まで直線状に形成することもできるが、この袋10Aのように、斜めシール12aが形成されている袋底部側では胴部を形成する表裏のフィルム同士をシールしないことにより、袋10Aの底部が箱形に広がりやすくなり、袋10Aの外形が容器本体2の内側形状に沿い易くなる(図4A参照)。また、袋10Aでは、底端部のヘムシール14により、粉末状物質が袋10Aに充填されると、袋10Aの底部のマチ11が袋10Aの厚み方向に広がり、詰替袋単体としての自立性が安定する。
マチ11の袋内面の、少なくとも、斜めシール部12aに隣接した三角状領域11a(図1でドットを付した領域)には、文字、記号又は図形が表示されている。これらの表示は、マチ11の袋内面の全面に形成してもよい。一方、マチ11の袋外面は、文字、記号、図形などが表示されていない無地となっている。
マチ11の三角状領域11aは、袋10Aを箱形容器1の容器本体2に収容したときに、容器本体2の底部から側面に沿って立ち上がる。したがって、マチ11の袋内面の三角状領域11aは、袋10A内の粉末状物質が十分に充填されている状態では袋10Aを内側から観察しても見えないが、粉末状物質の使用により、その残量が減少していくと徐々に現れ、現れる面積も増す。そこで、袋内面のうち少なくともマチ11の三角状領域11aの何れか一方には、粉末状物質の残量に関する表示又は次の詰替袋の準備を促す表示を含めることが好ましい。このような表示の例としては、例えば、図6Aに示す、次の詰替袋の準備を促す「詰め替え」等の文字列の繰り返しをあげることができる。図6Bに示すように、詰替袋の使用が環境負荷を減らすことから、間接的に詰替袋の準備を促す「eco」等の文字列の繰り返しを表示してもよい。図6Cに示すように、詰替袋の準備を促すと共に、箱形容器の使用上の注意点を表示したり、関連製品の案内を表示したりしてもよい。目盛り、残りの使用回数等を表示してもよい。また、粉末状物質の残量に関する表示又は次の詰替用袋の準備を促す表示と共に、あるいは、これらの表示とは別個に、くじの「当たり」、「はずれ」などのアミューズメント的効果を有する情報を表示してもよい。
マチ11の袋内面の上述の表示の背景色には、粉末状物質と異なる色であって、三角状領域11aの出現が目立つ色とすることが好ましい。例えば、粉末状物質が白色の場合に、マチ11の袋内面の背景色を濃度の高い色等とする。
袋10Aの上部は、トップシール13とサイドシール12により平袋型となっている。このため、図2に示すように、底端部における袋10Aの外法の幅W1 が、袋10Aの上端部における袋の外法の幅W2 よりも狭くなり、袋10Aに粉末状物質が充填されると、図1に示すように、上端部に対して下端部の幅が狭い逆テーパー型となり、マチ11により形成される底部の面積を容器本体2の底面の面積と同等以下にすることができる。したがって、容器本体2内の袋10Aを詰め替えるときに、容易に袋10Aを容器本体2に挿入することができる。
トップシール13上には、帯状のフィルム補強部材15が、トップシール13の下辺とフィルム補強部材15の下辺とが重なるように貼着されている。このフィルム補強部材15は、袋10Aに、その幅方向の引裂直進性を付与する。即ち、袋10Aを容器本体2内に置き、トップシール13を摘み上げてサイドシール12の上部から袋10Aを引き裂くと、袋10Aはフィルム補強部材15の下辺に沿って直線的に引き裂かれ易くなる。なお、袋10Aの幅方向の引裂直進性は、袋10Aの胴部を形成するフィルムとして引裂直進性を有するものを使用することによっても付与され、本発明においてトップシール13は、必要に応じて設けられる。
フィルム補強部材15の帯幅L2は、フィルム補強部材15の貼着効果を十分に得る点から、3mm以上とすることが好ましい。フィルム補強部材15を形成するフィルムとしては、OPP(ニ軸延伸ポリプロピレン)、PET、ONy(二軸延伸ナイロン)等のフィルムを使用することができる。これらのフィルム厚は、袋10Aを開封するときの開封ラインの引裂直進性を向上させる点、及びトップシール13をシールするときにシールバーとフィルムとに段差ができないようにする点から30μm以下が好ましく、12μm以上50μm以下がより好ましい。
サイドシール12は袋10Aの両側部において上下方向に延びており、袋上部のサイドシール12内には、開封開始部としてV字型に切り込まれたノッチ23が設けられている。なお、本発明において、開封開始部として、V字型ノッチに代えてI字型ノッチ、U字型ノッチ等を設けてもよい。
開封開始部における開封開始点(ノッチ23の開封方向の先端)とフィルム補強部材15との距離L5は、開封のし易さを向上させる点から、10mm以内とすることが好ましく、5mm以内とすることがより好ましい。また、開封開始部における開封開始点と袋10Aの底端部との距離L6は、開封した袋10Aが容器本体2に収容されている状態で、袋10Aの開口面が容器本体2の開口面と揃うか、袋10Aの開口面が容器本体2の開口面よりも若干下に位置するように、容器本体2の深さとこの距離L6との差が5mm以上0mm以下となるようにすることが好ましい。
袋10Aの胴部の周長は、容器本体2の内寸の周長と略同寸とすることが好ましい。これにより、図4Aに示すように、袋10Aをノッチ23から開封した後は、袋10A内の粉末状物質Pが広がろうとすることにより、袋10Aの周面の略全面が容器本体30の内壁に押し付けられる。このため、袋10Aは開口形状が広く安定し、粉末状物質Pを計量スプーンで取り出しやすくなる。ここで、略同寸とは、容器本体2内で袋10Aの上端開口部が内側に倒れず、かつ袋10Aの上端部にたるみができない程度に袋10Aの開口部口の周長と容器本体2の内寸の周長が同程度であることをいう。
袋10Aの胴部を形成するフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、低密度ポリエチレン(LDPE)、リニア低密度ポリエチレン(L-LDPE)、延伸ポリプロピレン(OPP)、無延伸ポリプロピレン(CPP)等のオレフィン系フィルム等が挙げられ、単層又は積層フィルムとして使用できる。中でも、延伸などにより引裂直進性を有するフィルムが好ましく、特に、袋10Aを形成するフィルムを外側表層及び/又は中間層と内側シーラント層とを備えた積層フィルムとする場合、内側シーラント層と、外側表層及び/又は中間層がそれぞれ袋の幅方向の引裂直進性を有することが好ましい。内側シーラント層で引裂直進性を有するものとしては、リニア低密度ポリエチレン(L-LDPE)等に対して易カット加工を施したものが好ましい。
なお、引裂直進性を有するフィルムを使用する場合に、袋10Aの全体で使用してもよいが、落下などに対して袋底部の耐衝撃性を向上させる点から、袋底部のマチ11を形成するフィルムとしては、引裂直進性をもたない一般物性の積層フィルム(OPP,PET,LDPE,L-LDPE)を使用することが好ましい。
袋10Aの胴部を形成するフィルムの厚さとしては、内容物が無い状態でも袋10Aが自立する程度にフィルムがコシを有するように、好ましくは40μm以上200μm以下、より好ましくは100μ以上150μm以下とする。これにより、袋10Aを開封後、袋10A内の粉末状物質の使用に伴って粉末状物質が減り、粉末状物質が袋10Aを容器本体2の内壁に押し付ける位置が下がっても、袋10Aが開口状態を維持し、粉末状物質の取り出しやすさを保つことができる。なお、袋10Aの自立性は、前述のように、袋10Aの底部にヘムシール14を形成することによっても向上させることができる。
図7A〜図7Fは、この袋10Aの製袋方法の一例の工程説明図である。まず、図7Aに示すように、マチ11を形成するための引裂直進性を持たないフィルム110であって、袋の内面となる面に、物質の残量に関する表示又は次の詰替袋の準備を促す表示を印刷し、袋の外面となる面を無地としたものを、袋の内面となる面を外側にして2つ折りにし、その上下に、袋胴部を形成するための引裂直進性を有する長尺帯状のフィルム100を積層する。次いで、図7Bに示すように、サイドシール12となるシール120と、ヘムシール14となる連続シール140を形成し、図7Cに示すように、長尺帯状のフィルム補強部材150を位置合わせしながら配置し、ローラーでしごいて貼り合わせる。その後、図7Dに示すように、隣り合う袋のサイドシール12の切り離しと、底部のVカットと、ノッチ23の形成を行う。こうして図7Eに示す袋10Xを得、この袋10Xの上端開口部から内容物である粉末状物質を充填し、その後トップシール13で袋を閉じる。こうして図1の袋10Aを得ることができる。
一方、袋10Aを収容する箱形容器1の容器本体2としては、板紙、プラスチックシート、プラスチックボックス等の板紙状材料を用いて形成された直方体型の容器とすることができる。また、容器本体2の蓋3は、容器本体2の上面開口部を覆うものであればよく、例えば、その一縁辺が容器本体2の背面とヒンジ状に結合したものを使用することができる(図4A、図4B参照)。
この袋10Aは、粉末状物質を箱形容器1内で使用するための詰替用製品として使用される。そこで、この袋10Aの具体的は使用方法としては、まず、粉末状物質が充填された未開封の袋10Aを箱形容器1の容器本体2内に置き、次いで、図3に示すように、袋本体10Aを容器本体2に置いた状態で、ノッチ23から袋10Aをその幅方向に引き裂く。これにより袋10Aは、全幅にわたって直線的に引き裂かれ、袋10Aの上端部が除去され、残った袋10Aは、図4Aに示すように、袋10A内の粉末状物質Pによって容器本体2の内壁に矢印で示すように押し付けられ、広く開口する。この状態で粉末状物質Pを適宜取り出した後は図4Bに示すように、蓋3で容器本体2の開口面を閉じる。
こうして袋10Aから粉末状物質Pを取り出す際に、当初は、マチの三角状領域11aは粉末状物質Pに埋まって見ることができないが(図5A)、取り出しの繰り返しに伴い、袋10A内の粉末状物質Pの残量が減ってくると、マチ11の三角状領域11aが現れ(図5B)、さらに、三角状領域11aの現れる面積が徐々に大きくなる(図5C、図5D)。そして、詰替容器2の底面上に沿ったマチ11の中央部も現れ始め(図5E)、マチ11の中央部の現れる面積が大きくなる(図5F)。
このマチ11の袋内面の三角状領域11aやマチ11の中央部には、粉末状物質Pの残量に関する表示、次の詰替用袋の準備を促す表示、アミューズメント的効果を有する表示などが施されているから、消費者は、マチ11の三角状領域11aが見え始めると、この表示に気づき、次に使用する詰替用袋を準備すべきことを知る。あるいは、マチ11の三角状領域11aの見える面積が大きくなっていくことにより、消費者は、次に使用する詰替用袋を準備することが促される。こうして、消費者は、タイムリーに次に使用する詰替用袋を準備することができる。また、アミューズメント的効果を有する表示がマチ11に表示されている場合には、消費者は、その表示を楽しむことができる。
本発明の袋は種々の態様をとることができる。例えば、袋への引裂直進性の付与は、フィルム補強部材15の貼着によらず、トップシールの下辺に沿った帯状領域に、エンボス、ハーフカット、又は切り込み等を断続的に形成した易開封加工領域を設けてもよい。
なお、上述の袋の変形態様は、適宜組み合わせることができる。
袋に充填する粉末状物質としては、粉末洗剤、砂糖、塩等の顆粒ないし粉末の粉末状物質をあげることができる。粉末状物質が袋を容器本体2の内壁に押しつける作用により袋を広く開かせる点で、粉末状物質の嵩密度は700g/L以上が好ましい。
本発明の袋は、粉末洗剤等の粉末状物質の詰替用品として好適である。
1 箱形容器
2 容器本体
3 蓋
10A 袋
11 マチ
11a マチの三角状領域
12 サイドシール
12a 斜めシール部
13 トップシール
14 ヘムシール
15 フィルム補強部材
20 縁辺
23 ノッチ
100 フィルム
110 フィルム
120 シール
140 連続シール
150 フィルム補強部材
L1 トップシールのシール幅
L2 フィルム補強部材の帯幅
L5 開封開始点とトップシールとの距離
L6 開封開始点と袋の底端部との距離
P 粉末状物質
W1 底端部における袋の外法の幅
W2 上端部における袋の外法の幅

Claims (5)

  1. 上面に開口部を有する箱形の容器本体と、容器本体の開口部を覆う蓋とを備えた箱形容器に収容される、粉末状物質が充填されたフィルム製の詰替用袋であって、
    袋底部にマチを有し、袋上部が平袋型であり、マチの両側部と袋胴部とが袋の底端部に対して傾いた斜めシール部でシールされ、袋の外法の幅が上端部に対して底端部で狭い逆テーパー型の形状を有し、
    マチの袋内面の、少なくとも前記斜めシール部に隣接した三角状領域に、文字、記号又は図形が表示されている袋。
  2. 袋底部のマチ形成フィルムと袋の表裏の胴部形成フィルムが別フィルムから形成されている請求項1記載の袋。
  3. マチ形成フィルムの袋外面が無地である請求項1又は2に記載の袋。
  4. マチの袋内面の表示に、粉末状物質の残量に関する表示、次の詰替用袋の準備を促す表示、又はアミューズメント的効果を有する表示が含まれる請求項1〜3のいずれかに記載の袋。
  5. マチの袋内面の表示の背景色が、粉末状物質と異なる色を有する請求項1〜4のいずれかに記載の袋。
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