JP2015012616A

JP2015012616A - 低費用及び低パワーのネットワーク・トラブルシューティング用のシステム及び方法

Info

Publication number: JP2015012616A
Application number: JP2014133479A
Authority: JP
Inventors: カコスカ，ジェームズ，エー．; A Kahkoska James
Original assignee: Fluke Corp
Current assignee: Fluke Corp
Priority date: 2013-07-01
Filing date: 2014-06-30
Publication date: 2015-01-19
Also published as: CN104283734B; EP2822223A1; EP2822223B1; US20150006982A1; CN104283734A

Abstract

【課題】低費用及び低パワーのネットワーク・トラブルシューティング用のシステム及び方法を提供する。【解決手段】ネットワーク試験用の装置１０５は、試験ネットワーク１３５からデータを受け取り、受け取ったデータに基づいて試験ネットワーク１３５に対するリンクを物理層コントローラ（ＰＨＹ）を介して検証する。試験ネットワーク１３５からの受け取ったデータのレートは、第１状態に応答して、相対的に低いレートに減速される。次いで、受け取ったデータは、メディア・アクセス・コントローラ（ＭＡＣ）を介して、相対的に低いレートにおいて処理される。【選択図】図１

Description

本発明は、ネットワーク試験及びネットワーク・トラブルシューティングに関し、且つ、更に詳しくは、改良されたネットワーク試験用の改良されたシステム及び方法に関する。

ハンドヘルド型ネットワーク試験装置によって相対的に高速であると共に益々複雑化する通信ネットワークのネットワーク試験ニーズを適切に充足するべく、更なる処理パワーが当たり前になっている。例えば、従来のネットワーク試験装置は、増大するネットワーク帯域幅（例えば、ギガビット／秒（Ｇｂｐｓ））における試験のために、高速電子回路を含むことができる。但し、このようなネットワーク試験装置は、相対的に複雑且つ高価にもなっている。

このようなネットワーク装置は、一般に、その意図した目的に関しては満足できるものと考えられているが、当該技術分野においては、相対的に安価で、且つ、十分なネットワーク試験機能を維持するネットワーク試験装置に対するニーズが依然として存在している。本発明は、これらの問題に対する解決策を提供する。

本発明の目的及び利点については、本開示に記述され、且つ、本開示から明らかとなろう。本発明の更なる利点については、本明細書及びその請求項、並びに、添付の図面において具体的に指摘されている方法及びシステムによって実現及び達成されることになる。

これらの及びその他の利点を実現するべく、且つ、本発明の目的に従って、本発明は、本明細書に記載されているように、ネットワーク試験用のシステム、方法、及び装置を含む。具体的には、本発明は、試験ネットワークからデータを受け取り、且つ、受け取ったデータに基づいて試験ネットワークに対するリンクをメディア・アクセス・コントローラ（Media Access Controller：ＭＡＣ）を介して検証するネットワーク試験用の機器又はネットワーク試験装置を含む。ネットワーク試験装置は、第１条件（検証されたリンク）に応答して、試験ネットワークから受け取ったデータのレートを相対的に低いレートに更に減速し、且つ、受け取ったデータをメディア・アクセス・コントローラ（ＭＡＣ）を介して相対的に低いレートにおいて処理する。いくつかの実施形態においては、ネットワーク装置は、相対的に低いレートにおいてデータを受け取り、且つ、相対的に低いレートにおいてネットワーク試験を実行する。このようなネットワーク試験は、限定を伴うことなしに、Ｐｉｎｇ接続試験、動的ホスト構成プロトコル（Dynamic Host Configuration Protocol：ＤＨＣＰ）試験、及びこれらに類似したものなどのデータ・パケット試験を含むことができる。特定の実施形態においては、ネットワーク試験装置は、まず、（例えば、高速データ・レートにおいて）試験ネットワークとの動作可能な通信状態にある４つのツイスト・ペア媒体接続を通じて試験ネットワークからデータを受け取ることが可能であり、且つ、リンクが検証されたら、ネットワーク装置は、４つのツイスト・ペア媒体接続のうちの２つを介して試験ネットワークからデータを受け取ることにより、受け取ったデータのレートを相対的に低いレートに減速することができる。

本発明のシステム及び方法のこれらの及びその他の特徴については、添付図面との関連において好適な実施形態に関する以下の詳細な説明を参照することにより、当業者に更に容易に明らかとなろう。

当業者が、過度な実験作業を伴うことなし、本発明の装置及び方法を実施及び使用する方法について容易に理解できるように、以下、特定の図面を参照することにより、その好適な実施形態について詳述することとする。

本発明に従って構築されたネットワーク試験装置の例示用の実施形態の概略図であり、試験ネットワークに接続されたネットワーク試験装置を示す。図１に示されているネットワーク試験装置の分解斜視図である。図１に示されているネットワーク試験装置のネットワーク・インターフェイスの概略ブロック・ダイアグラムである。図１に示されているネットワーク・テスタの例示用のプロセッサ・モジュールの概略ブロック・ダイアグラムである。本明細書に記述されている１つ又は複数の実施形態によるネットワーク試験用の例示用の概略手順を示す。

本明細書に記述されているシステム、技法、及びプロセスは、相対的に簡単な（且つ、相対的に安価な）電子コンポーネントを必要とするように、特定のタイプのネットワーク試験のデータ・レートを減速する改良されたネットワーク試験装置を提供する。このようなシステム、技法、及びプロセスは、１つのデータ・レートにおいて物理媒体及びリンク・パートナーを検証し、且つ、検証されたら、後続のネットワーク試験についてデータ・レートを相対的に低いデータ・レートに減速するネットワーク試験装置を提供することにより、これらの及びその他のニーズを実現する。

以下、図面を参照するが、これらの図面においては、同一の参照符号により、本発明の類似の構造的特徴又は態様を識別している。説明及び例示を目的として、且つ、限定を伴うことなしに、本発明によるネットワーク試験装置の例示用の実施形態が、図１に示されており、且つ、全体として、参照符号１０５によって表記されている。本発明によるネットワーク試験装置のその他の実施形態又はその態様については、後述するように、図１〜図６に提供されている。本発明のシステムは、ネットワーク診断試験を実行すると共に試験ネットワーク状態を表示するべく、使用することができる。

図１を参照すれば、概略図１００は、本開示によるネットワーク試験装置１０５を示している。動作可能な状態において、ネットワーク・テスタ１０５は、ハウジング部材１１０を含み、このハウジング部材１１０は、好ましくは、ネットワーク・ポート１１５を介して、通信ネットワーク１３５（即ち、試験ネットワーク）と通信するように（例えば、データを送受信するように）構成及び適合されている。図示の実施形態においては、ネットワーク・ポート１１５は、ＲＪ−４５ネットワーク・ポートとして構成された配線接続されたポートである。但し、その他の実施形態は、ＲＪ−４５ポートの使用に限定されるものでなく、且つ、通信ネットワーク１３５に対して結合する任意の適切なポートを使用してもよいことを理解されたい。特に、イーサネット・ネットワーク・ケーブル１２５は、動作可能な状態で、（例えば、ネットワーク・ポート１１５を介して）ネットワーク試験装置１０５をネットワーク装置１４０（例えば、スイッチ、ルータ、サーバなど）を含む試験ネットワーク１３５に（例えば、ネットワーク・ポート１３０を介して）結合することができる。特に、ネットワーク・ポート１３０は、商用の建物や居住空間などの内部に存在する従来のネットワーク・ポートであってもよく、このポートは、ネットワーク１３５（例えば、インターネット）に対する接続を提供するために必要とされる配線を含むことができる。更に詳細に後述するように、ネットワーク・ポート１１５及び１３０は、ツイスト・ペア技術によってイーサネットをホスティングすると共にイーサネット通信ネットワーク（即ち、ネットワーク１３５）の物理層のためにツイスト・ペア・ケーブルを使用するように構成することができる。

ネットワーク１３５は、通信リンクによって相互接続された様々なネットワーク装置１４０（例えば、パーソナル・コンピュータ及びワークステーション、或いは、センサなどのその他の装置など）及びこれらの間においてデータを搬送するためのセグメントを包含可能な通信ネットワークを含むものと理解されたい。ローカル・エリア・ネットワーク（Local Area Network：ＬＡＮ）からワイド・エリア・ネットワーク（Wide Area Network：ＷＡＮ）に至る多くのタイプのネットワークが利用可能である。ＬＡＮは、通常、建物やキャンパスなどの同一の一般的な物理的場所の内部に配置された専用のプライベート通信リンク上においてネットワーク装置を接続する。一方、ＷＡＮは、通常、一般的な通信事業者の電話回線、光学光経路、同期光ネットワーク（Synchronous Optical Network：ＳＯＮＥＴ）、同期デジタル・ハイアラーキ（Synchronous Digital Hierarchy：ＳＤＨ）リンク、又はＩＥＥＥ６１３３４、ＩＥＥＥＰ１９０１．２などの電力線通信（PowerLine Communication：ＰＬＣ）、並びに、その他のものなどの長距離通信リンク上において地理的に分散したネットワーク装置を接続する。

更に図１を参照すれば、ネットワーク・テスタ１０５は、ハウジング部材１１０に動作可能な状態で結合されたディスプレイ１２０をも含む。ディスプレイ１２０は、受け取ったデータに基づいて、試験ネットワーク１３５の１つ又は複数のネットワーク状態を表示するように構成及び適合させることができる。例えば、ディスプレイ１２０は、１つ又は複数の発光ダイオード（Light Emitting Diode：ＬＥＤ）を含むことが可能であり、これらのＬＥＤには、限定を伴うことなしに、パワー・オーバー・イーサネット（Power Over Ethernet：ＰｏＥ）、試験ネットワーク接続速度及びデュープレックス、動的ホスト構成プロトコル（ＤＨＣＰ）アドレス、ゲートウェイ試験状態、最も近接したスイッチ及びポートの識別、並びに、サーバ接続試験の応答時間などのネットワーク状態の検出に基づいて、電力供給することができる。但し、液晶ディスプレイ（Liquid Crystal Display：ＬＣＤ）、有機発光ダイオード（Organic Light Emitting Diode：ＯＬＥＤ）、電子インク（Electronic Ink：ｅＩｎｋ）、及び情報をユーザーに対して表示する能力を有するその他のディスプレイ・タイプなどのその他のディスプレイ・メカニズムが使用されてもよいことから、ディスプレイ１２０は、このようなＬＥＤに限定されるものではない。

次に図２を参照すれば、図１に示されているネットワーク試験装置の分解斜視図が示されており、動作可能な状態でハウジング１１０に結合されると共／又はこれによって封入された内部コンポーネントを示している。上述のように、ネットワーク・テスタ１０５は、１つ又は複数のＬＥＤ２０５を含み、これらのＬＥＤは、ディスプレイ１２０の１つ又は複数のネットワーク状態を示すことができる（例えば、点灯する）。又、ネットワーク試験装置１０５は、ネットワーク・インターフェイス回路２１５に動作可能な状態で結合されたプロセッサ２１０をも含む。ネットワーク・インターフェイス回路２１５は、変圧器、無線アクセス・ポイント、イーサネット回路、メディア・アクセス・コントローラ（ＭＡＣ）、物理層コントローラ（ＰＨＹ）などを含む。更には、ネットワーク試験装置１０５は、ハウジング部材１１０によって封入された独立した電源２６０（例えば、電池など）をも含む。特に、図２は、回路基板との関係においてコンポーネント（例えば、プロセッサ２１０）の特定の向き及び場所を示しているが、当業者には理解されるように、これらのコンポーネントは、任意の適切な場所において方向付け及び配置することができる。

図３は、ネットワーク装置１４０に結合されたネットワーク試験装置１０５のネットワーク・インターフェイス２１５の概略ブロック・ダイアグラムである。具体的には、図３は、ネットワーク１３５のネットワーク装置１４０の１つ（例えば、スイッチ、ルータ、サーバなど）に対して４つのツイスト・ペア・ワイヤ（例えば、イーサネット・ワイヤ）を介して接続又は結合されたネットワーク・インターフェイス２１５を示している。上述のように、ネットワーク・インターフェイス２１５は、高度な媒体の利用可能性をネゴシエートするＭＡＣ２１６と、電子信号と直接的にインターフェイスする物理層コントローラ又はインターフェイス（ＰＨＹ）２１７と、を含む。本明細書に記述されているように動作可能な状態で、ＰＨＹ２１７は、試験ネットワーク装置１４０に対するギガビット・リンクを検証し、且つ、ギガビット・リンクが検証されたら、ＭＡＣ２１６が、相対的に低いデータ・レートにおいて更なるネットワーク試験を実行する。特に、その他の実施形態は、同軸ケーブル又は光ファイバを利用してもよい。

図４は、本明細書に記述されている１つ又は複数の実施形態と共に使用されてもよい例示用のプロセッサ・モジュール４０５の概略ブロック・ダイアグラムである。プロセッサ・モジュール４０５は、例示を目的として、（例えば、有線のもの、光学的なもの、無線のものなどの）ネットワーク・インターフェイス２１５と、少なくとも１つのプロセッサ２１０と、システム・バス４５０によって相互接続されたメモリ４４０と、を含む。

更には、プロセッサ・モジュール４０５は、独立した電源４６０をも含む。図２の独立した電源２６０は、スタンドアロン・コンポーネントとして示されているが、このような電源２６０は、ここに示されているように、電源４６０などの１つ又は複数の相互接続された電源を有する相対的に大きな電源システムの一部であってもよいことが容易に理解されることに留意されたい。

１つ又は複数のネットワーク・インターフェイス２１５は、ネットワーク試験装置１０５の動作を制御すると共に無線ローカル・エリア・ネットワーク１３５との間においてデータを通信するための機械的、電気的、及びシグナリング回路を含む。上述のように、このような回路は、例えば、ＭＡＣ２１６及びＰＨＹ２１７を含むことが可能であり、且つ、様々な異なる通信プロトコルを使用することにより、データを送受信するように構成されてもよい。

メモリ４４０は、プロセッサ２１０によってアドレス指定可能である複数のストレージ場所と、本明細書に記述されている実施形態と関連するソフトウェア・プログラム及びデータ構造を保存するためのネットワーク・インターフェイス２１５と、を有する。プロセッサ・モジュール４０５の特定の実施形態は、限られたメモリを有してもよく、或いは、メモリを有していなくてもよいことに留意されたい（例えば、装置上において稼働するプログラム／プロセス用以外のストレージ用のメモリ及び関連するキャッシュを有していない）。プロセッサ２１０は、ソフトウェア・プログラムを実行すると共にデータ構造４４５を操作するように適合されたハードウェア要素又はハードウェア・ロジックを有してもよい。その一部分が、通常、メモリ４４０内に存在すると共にプロセッサによって実行されるオペレーティング・システム４４２は、特に、装置上において稼働するソフトウェア・プロセス及び／又はサービスの支援を受けて動作を起動することにより、装置を機能的に編成する。これらのソフトウェア・プロセス及び／又はサービスは、本明細書に記述されているように、例示用のネットワーク試験プロセス又はサービス４４４を有してもよい。これらのプロセス／サービスは、中央集中化されたメモリ４４０内において示されているが、代替実施形態は、ネットワーク・インターフェイス２１５内における特定の動作を提供していることに留意されたい。

当業者には、様々なコンピュータ可読媒体を含むその他のプロセッサ及びメモリ・タイプを使用して本明細書に記述されている技法に属するプログラム命令を保存及び実行してもよいことが明らかとなろう。又、本明細書は、様々なプロセスを示しているが、本明細書の技法に従って（例えば、類似のプロセスの機能に従って）動作するように構成されたモジュールとして、様々なプロセスを実施してもよいことが明示的に想定されている。更には、プロセスは、別個に示されているが、当業者は、プロセスが、その他のプロセス内のルーチン又はモジュールであってもよいことを理解するであろう。

ネットワーク試験プロセス（サービス）４４４は、当業者によって理解されるように、且つ、本明細書に記述されている技法に従って変更されるように、１つ又は複数の通信及び／又はルーティング・プロトコルによって提供されるネットワーク試験機能を実行するべくプロセッサ２１０によって実行されるコンピュータ実行可能命令を含む。これらの機能は、例えば、本明細書に記述されている関連するプロトコル及び技法に応じた且つ様々なルーティング／転送テーブル、リスト、マッピングなど（例えば、データ構造４４５）を使用する一般的なパケット検出／ルーティング／転送などの能力を有してもよい。

具体的には、ネットワーク試験プロセス４４４は、プロセッサ２１０に、（例えば、ネットワーク・ポート１１５を介して）試験ネットワーク１３５からネットワーク試験装置１０５に通信されたデータを（例えば、ネットワーク・インターフェイス２１５を介して）受け取らせることができる。又、ネットワーク試験プロセス４４４は、プロセッサ２１０に、受け取ったデータに基づいて、試験ネットワークに対するリンクをＰＨＹ２１７を介して検証させることもできる。更には、ネットワーク試験プロセス４４４は、プロセッサ２１０に、第１状態に応答して（例えば、検証されたリンク）、試験ネットワークからの受け取ったデータのレートを相対的に低いレートに減速させ、且つ、ＭＡＣ２１６を介して、後から受け取ったデータを相対的に低いレートにおいて処理させることもできる。このような処理は、例えば、データ・パケット試験（例えば、Ｐｉｎｇ接続試験や動的ホスト構成プロトコル（ＤＨＣＰ）試験など）の実行を含むことができる。

いくつかの実施形態においては、プロセッサ２１０は、まず、データを受け取り、且つ、４つのツイスト・ペアを介して、約１ギガビット／秒（Ｇｂｐｓ）においてリンク接続を試験する。本明細書において使用されている１Ｇｂｐｓという概略レートは、既知の工業規格（例えば、ＩＥＥＥ８０２．３−２００８規格）に従って定義されている。リンクが検証されたら、後続のネットワーク試験のために、データのレートを４つのツイスト・ペアのうちの２つに減速又は制限する。この結果、ネットワーク試験装置１０５は、一時的に相対的に高いレートにおいてリンクすることにより、リンク・パートナーを検証すると共に接続ケーブル媒体が相対的に高いレートにおいて動作できることを検証する。検証されたら、ネットワーク試験装置１０５は、ネットワーク接続試験のために、相対的に低いデータ・レート（例えば、１００Ｍｂ）に減速して戻る。この結果、ネットワーク試験装置１０５は、相対的に単純な且つ相対的に安価な回路（例えば、１０／１００ＭＡＣ）を内蔵することができる。更には、データを減速することにより、ネットワーク試験装置１０５は、相対的に低くて相対的に効率的な処理速度において動作し、これにより、電力消費量を低減する。

ネットワーク試験プロセス４４４のステップ又は要素は、相互の関係において記述されているが、このような順序付けは、説明を目的としたものであり、且つ、限定のためのものではない。即ち、ネットワーク試験プロセス３４４のこれらの要素は、任意の順序において、且つ、相互に独立した状態で、動作させることができる。

図５は、特に、ネットワーク試験装置１０５の観点における、本明細書に記述されている１つ又は複数の実施形態によるネットワーク試験用の例示用の概略手順を、即ち、手順５００を示している。手順５００は、ステップ５０５において始まっており、且つ、ステップ５１０に継続し、ここで、更に詳細に上述したように、ネットワーク試験装置は、試験ネットワークから（例えば、試験ネットワーク１３５を通じて装置１４０から）データを受け取ることができる。次に、ステップ５１５において、ネットワーク試験装置は、ネットワーク装置（例えば、リンク・パートナー）がギガビット・リンク能力を通知しているかどうかを判定することができる。例えば、ネットワーク装置は、４つのツイスト・ペア媒体接続を介してギガビット・リンク能力を通知する。ネットワーク装置がギガビット・リンク能力を通知している場合には、手順５００は、ステップ５２０に継続し、ここで、ネットワーク試験装置は、ギガビットにおいてリンクすることにより、（例えば、上述のように、ＰＨＹ２１７を介して）リンクを検証する。装置がギガビット・リンク能力（例えば、１ギガビット／秒（Ｇｂｐｓ）のレート）を通知していない場合には、手順５００は、ステップ５１０に戻り、ここで、ネットワーク試験装置は、試験ネットワークからデータを受け取る。

ネットワーク試験装置が、ステップ５２０において、リンクし、且つ、リンク能力を検証したら、ネットワーク試験装置は、ステップ５２５において、受け取ったデータのレートを相対的に低いレート（例えば、１００メガビット／秒（Ｍｂｓ））に減速する。ステップ５３０において、ネットワーク試験装置は、相対的に低いレート（例えば、１００Ｍｂｓ）において、（例えば、Ｐｉｎｇや動的ホスト構成プロトコル（ＤＨＣＰ）などの）ネットワーク接続のような更なるネットワーク状態を（例えば、ＭＡＣ２１６を介して）試験する。手順５００は、この後に、ステップ５４５において終了してもよく、或いは、ステップ５０５において再度開始してもよい。

手順５００内の特定のステップは、任意選択であってもよく、且つ、更には、図示されているステップは、例示を目的とした例に過ぎず、且つ、適宜、特定のその他のステップが包含又は排除されてもよいことに留意されたい。更には、ステップの特定の順序が示されているが、この順序付けは、例示を目的としたものに過ぎず、且つ、本明細書の実施形態の範囲を逸脱することなしに、ステップの任意の適切な順序を利用してもよい。

本明細書に記述されているシステム、技法、及びプロセスは、製造が相対的に安価であると共に従来のネットワーク試験装置よりも低費用のネットワーク・インターフェイス回路を含む改良されたネットワーク試験装置を提供する。このようなシステム、技法、及びプロセスは、物理層コントローラ（ＰＨＹ）を介してギガビット・リンクを検証するネットワーク試験装置を提供し、且つ、リンク接続が実現されたら、後続のネットワーク試験のためにデータ・レートを減速し、これにより、相対的に簡単なメディア・アクセス・コントローラ（ＭＡＣ）をサポートすることにより、これらの及びその他のニーズを実現する。

改良されたネットワーク試験装置を提供する例示用の実施形態について図示及び記述したが、本明細書の実施形態の精神及び範囲内において、様々なその他の適合及び変更を実施してもよいことを理解されたい。例えば、本明細書においては、実施形態は、特定のイーサネット・プロトコルとの関係において図示及び記述されている。但し、実施形態は、その広範な意味において限定されるものではなく、且つ、実際には、様々なその他のタイプの無線プロトコル（例えば、Bluetooth、ＮＦＣ法、及びこれらに類似したもの）と共に使用されてもよい。

以上の説明は、特定の実施形態を対象している。但し、その利点のいくつか又はすべての実現を伴って、記述されている実施形態に対してその他の変形及び変更を実施してもよいことが明らかであろう。例えば、本明細書に記述されているコンポーネント及び／又は要素は、コンピュータ上において稼働するプログラム命令を有する有体の（一時的ではない）コンピュータ可読媒体（例えば、ディスク／ＣＤなど）上に保存されたソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組合せとして実装可能であることが明示的に想定されている。従って、この説明は、一例に過ぎず、且つ、本明細書の実施形態の範囲を限定することを意図したものではないものと解釈されたい。従って、本明細書の実施形態の真の精神及び範囲に含まれるすべての変形及び変更を含むことが添付の請求項の目的である。

１０５ネットワーク試験装置
１３５試験ネットワーク
１１５ネットワーク・ポート
２１５ネットワーク・インターフェイス
２１０プロセッサ
４４０メモリ

Claims

試験ネットワークからデータを受け取るステップと、
前記受け取ったデータに基づいて前記試験ネットワークに対するリンクを物理層コントローラ（ＰＨＹ）を介して検証するステップと、
第１状態に応答して、前記試験ネットワークからの前記受け取ったデータのレートを相対的に低いレートに減速するステップと、
メディア・アクセス・コントローラを介して、前記相対的に低いレートにおいて前記受け取ったデータを処理するステップと、
を有する方法。
前記第１状態が、検証されたリンクである請求項１に記載の方法。
前記相対的に低いレートにおいて前記受け取ったデータを処理するステップが、前記相対的に低いレートにおいてデータ・パケット試験を実行するステップを有する請求項１に記載の方法。
前記相対的に低いレートにおいてデータ・パケット試験を実行するステップが、Ｐｉｎｇ接続試験及び動的ホスト構成プロトコル（ＤＨＣＰ）試験のうちの少なくとも１つを実行するステップを更に有する請求項１に記載の方法。
前記試験ネットワークからデータを受け取るステップが、前記試験ネットワークとの動作可能な通信状態にある４つのツイスト・ペア媒体接続からデータを受け取るステップを有する請求項１に記載の方法。
前記受け取ったデータのレートを減速するステップが、前記４つのツイスト・ペア媒体接続のうちの２つを介して、検証されたリンクに応答して、前記相対的に低いレートにおいて前記試験ネットワークからデータを受け取るステップを有する請求項５に記載の方法。
前記ＭＡＣが、１００メガバイト（Ｍｂ）コントローラである請求項１に記載の方法。
前記試験ネットワークからデータを受け取るステップが、約１ギガビット／秒（Ｇｂｐｓ）において前記試験ネットワークからデータを受け取るステップを有し、前記相対的に低いレートは、約１００Ｍｂｓを有する請求項１に記載の方法。
前記受け取ったデータに基づいて前記試験ネットワークに対する前記リンクを検証するステップが、ギガビットにおいて前記ＭＡＣにリンクすることによって前記リンクを検証するステップを有する請求項１に記載の方法。
ネットワーク試験用の装置であって、
試験ネットワークからデータを受け取る少なくとも１つのネットワーク・ポートと、
物理層コントローラ（ＰＨＹ）と、前記ネットワーク・ポートとの動作可能な状態での通信状態にあるメディア・アクセス・コントローラ（ＭＡＣ）と、を含む１つ又は複数のネットワーク・インターフェイスと、
前記ネットワーク・インターフェイスに結合されると共に１つ又は複数のプロセスを実行するように適合されたプロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を保存するように構成されたメモリと、
を有し、
前記命令が、前記プロセッサによって実行された際に、前記プロセッサが、
前記少なくとも１つのネットワーク・ポートを介して試験ネットワークからデータを受け取り、
前記受け取ったデータに基づいて前記試験ネットワークに対するリンクを前記ＰＨＹを介して検証し、
検証されたリンクに応答して、前記試験ネットワークからの前記受け取ったデータのレートを相対的に低いレートに減速し、且つ、
前記ＭＡＣを介して前記相対的に低いレートにおいてデータ・パケット試験を実行する、
ようにさせる、装置。
前記命令が、データ・パケット試験を実行するべく前記プロセッサによって実行された際に、更に、前記プロセッサが、
Ｐｉｎｇ接続試験及び動的ホスト構成プロトコル（ＤＨＣＰ）試験のうちの少なくとも１つを実行するようにさせる請求項１０に記載の装置。
前記命令が、前記少なくとも１つのネットワーク・ポートを介して試験ネットワークからデータを受け取るべく実行された際に、更に、前記プロセッサが、前記試験ネットワークとの動作可能な通信状態にある４つのツイスト・ペア媒体接続からデータを受け取るようにさせる請求項１０に記載の装置。
前記命令が、検証されたリンクに応答して前記試験ネットワークからの前記受け取ったデータのレートを前記相対的に低いレートに減速するべく実行された際に、更に、前記プロセッサが、
前記４つのツイスト・ペア媒体接続のうちの２つを介して前記相対的に低いレートにおいて前記試験ネットワークからデータを受け取る、
ようにさせる請求項１２に記載の装置。
前記プロセッサが、約１ギガビット／秒（Ｇｂｐｓ）において前記試験ネットワークからデータを受け取り、前記相対的に低いレートは、約１００メガビット／秒を有する請求項１３に記載の装置。
符号化されたソフトウェアをその上部に有する有体の一時的ではないコンピュータ可読媒体であって、前記ソフトウェアは、プロセッサによって実行された際に、
試験ネットワークからデータを受け取り、
前記受け取ったデータに基づいて前記試験ネットワークに対するリンクを物理層コントローラ（ＰＨＹ）を介して検証し、
第１状態に応答して、前記試験ネットワークからの前記受け取ったデータのレートを相対的に低いレートに減速し、且つ、
メディア・アクセス・コントローラ（ＭＡＣ）を介して前記相対的に低いレートにおいて前記受け取ったデータを処理する、
ように動作可能である、コンピュータ可読媒体。
前記第１状態が、検証されたリンクである請求項１５に記載のコンピュータ可読媒体。
前記ソフトウェアが、前記相対的に低いレートにおいて前記受け取ったデータを処理するべく前記プロセッサによって実行された際に、
前記相対的に低いレートにおいてデータ・パケット試験を実行する、
ように更に動作可能である請求項１５に記載のコンピュータ可読媒体。
前記ソフトウェアが、前記相対的に低いレートにおいてデータ・パケット試験を実行するべく前記プロセッサによって実行された際に、
Ｐｉｎｇ接続試験及び動的ホスト構成プロトコル（ＤＨＣＰ）試験のうちの少なくとも１つを実行するように更に動作可能である請求項１７に記載のコンピュータ可読媒体。
前記ソフトウェアが、前記試験ネットワークからデータを受け取るべく前記プロセッサによって実行された際に、
前記試験ネットワークとの動作可能な通信状態にある４つのツイスト・ペア媒体接続からデータを受け取る、
ように更に動作可能である請求項１７に記載のコンピュータ可読媒体。
前記ソフトウェアが、前記受け取ったデータのレートを減速するべく前記プロセッサによって実行された際に、
前記４つのツイスト・ペア媒体接続うちの２つを介して、検証されたリンクに応答して、前記相対的に低いレートにおいて前記試験ネットワークからデータを受け取る、
ように更に動作可能である請求項１９に記載のコンピュータ可読媒体。