JP2015010896A - 水位測定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】水位測定対象の規模が大きい場合でも、水圧式水位計のセンサの設置や交換の作業負荷をより小さくする。
【解決手段】水位測定システムが、水面が第1の範囲内にある場合に水位を測定する第1の水圧式水位計と、前記水面が、前記第1の範囲の上限よりも高い上限から、前記第1の範囲の上限よりも低く前記第1の範囲の下限よりも高い下限までの、第2の範囲内にある場合に水位を測定する第2の水圧式水位計と、前記第1の水圧式水位計の水位測定値または前記第2の水圧式水位計の水位測定値に基づいて、前記水面が前記第1の範囲内にある場合および前記水面が前記第2の範囲内にある場合に水位を算出する演算部とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】水位測定システムが、水面が第1の範囲内にある場合に水位を測定する第1の水圧式水位計と、前記水面が、前記第1の範囲の上限よりも高い上限から、前記第1の範囲の上限よりも低く前記第1の範囲の下限よりも高い下限までの、第2の範囲内にある場合に水位を測定する第2の水圧式水位計と、前記第1の水圧式水位計の水位測定値または前記第2の水圧式水位計の水位測定値に基づいて、前記水面が前記第1の範囲内にある場合および前記水面が前記第2の範囲内にある場合に水位を算出する演算部とを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、水位測定システムに関する。
水中の所定位置の水圧と大気圧との差圧に基づいて水位を測定する水圧式水位計がある(特許文献1参照)。例えば、水中の所定位置にセンサを設置し、センサのダイヤフラムの一方を大気圧導入チューブによって大気中に開放し、もう一方は水圧を受けるようにする。ダイヤフラムが受ける水圧には大気圧も加わっており、ダイヤフラムにおける水圧と大気圧との差圧を検出することで、水面からセンサまでの水圧を検出することができる。
水圧式水位計を設置する従来の方法の1つに、保護管を用いる方法がある。この方法では、例えば、水位測定対象(例えばダム)の底面に水圧式水位計のセンサを設置する。また、水位測定対象の側面に沿って保護管を設け、大気圧導入チューブを含むケーブルを保護管に通してセンサから観測小屋まで敷設する。
水圧式水位計を設置する従来の方法のもう1つに、観測井戸を用いる方法がある。この方法では、例えば、観測小屋の真下に観測井戸を設け、水位測定対象と観測井戸とを導水管で接続して、観測井戸に水を引き込む。そして、大気圧導入チューブを含むケーブルの先端に水圧式水位計のセンサを設け、観測小屋から観測井戸の水中へと、センサをケーブルで吊り下げる。
水圧式水位計の従来の設置方法では、水位測定対象の規模が大きい場合、センサの設置や交換の作業負荷が特に大きい。
例えば、保護管を用いる方法では、水位測定対象の規模が大きい場合、広範囲にわたり保護管を設置する必要がある。また、通常、センサとケーブルとは一体的に形成されており、センサを交換する場合、センサが付いた状態のままケーブルを保護管から引き抜いて再設置する。水位測定対象の規模が大きくケーブルが長い場合、ケーブルおよびセンサの引き抜きや再設置に特に時間を要する。
例えば、保護管を用いる方法では、水位測定対象の規模が大きい場合、広範囲にわたり保護管を設置する必要がある。また、通常、センサとケーブルとは一体的に形成されており、センサを交換する場合、センサが付いた状態のままケーブルを保護管から引き抜いて再設置する。水位測定対象の規模が大きくケーブルが長い場合、ケーブルおよびセンサの引き抜きや再設置に特に時間を要する。
また、観測井戸を用いる方法では、導水管および観測井戸の工事に多大な費用や労力を要し、導水管のつまりなど保守の負担も大きい。また、水位測定対象の規模が大きくケーブルが長い場合、ケーブルの重さにより、センサ交換の際のケーブルおよびセンサの引き上げや再設置の作業負荷が特に大きい。さらに、観測井戸に他のセンサが設置されている場合、他のセンサに接触しないようケーブルおよびセンサの引き上げや再設置の作業に慎重を要し、作業負荷がさらに大きくなる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、水位測定対象の規模が大きい場合でも、センサの設置や交換の作業負荷がより小さい水位測定システムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による水位測定システムは、水面が第1の範囲内にある場合に水位を測定する第1の水圧式水位計と、前記水面が、前記第1の範囲の上限よりも高い上限から、前記第1の範囲の上限よりも低く前記第1の範囲の下限よりも高い下限までの、第2の範囲内にある場合に水位を測定する第2の水圧式水位計と、前記第1の水圧式水位計の水位測定値または前記第2の水圧式水位計の水位測定値に基づいて、前記水面が前記第1の範囲内にある場合および前記水面が前記第2の範囲内にある場合に水位を算出する演算部とを具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による水位測定システムは、上述の水位測定システムであって、前記第2の水圧式水位計の水位測定値に対するオフセット値を、前記水面が前記第1の範囲内かつ前記第2の範囲内にある状態における前記第1の水圧式水位計の水位測定値および前記第2の水圧式水位計の水位測定値と、前記第1の水圧式水位計の水位測定値に対するオフセット値とに基づいて設定するオフセット設定部を具備し、前記演算部は、前記第2の水圧式水位計の水位測定値に、前記オフセット設定部が設定した前記第2の水圧式水位計の水位測定値に対するオフセット値を加算した水位を算出する、ことを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による水位測定システムは、上述の水位測定システムであって、前記第1の水圧式水位計または前記第2の水圧式水位計の少なくともいずれかは、下向きに開口した大気導入口が形成されて前記水圧式水位計の内部に大気を導く開口部材と、前記水面に浮遊可能に設けられ、浮上により前記大気導入口を閉じて前記水圧式水位計の内部への水の浸入を防ぐフロートと、を具備することを特徴とする。
この発明によれば、水位測定対象の規模が大きい場合でも、センサの設置や交換の作業負荷がより小さくて済む。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における水位測定システムの設置例を示す説明図である。同図において、水位測定システム1は、圧力式水位計100−1〜100−4と、変換器200とを具備する。圧力式水位計100−1〜100−4は、それぞれ、測定柱610−1〜610−4に設置されている。変換器200は、観測小屋620に設置されている。以下では、圧力式水位計100−1〜100−4や、後述する図9における圧力式水位計100Aや100Bを総称して「圧力式水位計100」と表記する。また、測定柱610−1〜610−4や、図9における測定柱610Aや610Bを総称して「測定柱610」と表記する。
なお、水位測定システム1が具備する圧力式水位計100の数は、図1に示す4つに限らず2つ以上であればよい。
図1は、本発明の一実施形態における水位測定システムの設置例を示す説明図である。同図において、水位測定システム1は、圧力式水位計100−1〜100−4と、変換器200とを具備する。圧力式水位計100−1〜100−4は、それぞれ、測定柱610−1〜610−4に設置されている。変換器200は、観測小屋620に設置されている。以下では、圧力式水位計100−1〜100−4や、後述する図9における圧力式水位計100Aや100Bを総称して「圧力式水位計100」と表記する。また、測定柱610−1〜610−4や、図9における測定柱610Aや610Bを総称して「測定柱610」と表記する。
なお、水位測定システム1が具備する圧力式水位計100の数は、図1に示す4つに限らず2つ以上であればよい。
水位測定システム1は、水位測定対象に設置され、水位として所定の基準位置に対する水面の高さを測定する。例えば、水位測定システム1は、ダムに設置され、ダム底の所定位置に対する水面の高さを水位として測定する。
圧力式水位計100−1〜100−4は、各々の水位測定範囲において水位を測定する。圧力式水位計100−1〜100−4における水位の基準位置は、水位測定システム1における水位の基準位置と必ずしも一致しない。
圧力式水位計100−1〜100−4は、各々の水位測定範囲において水位を測定する。圧力式水位計100−1〜100−4における水位の基準位置は、水位測定システム1における水位の基準位置と必ずしも一致しない。
例えば、圧力式水位計100−1は、水面が範囲A11内にある場合に、範囲A11の下限に対する水面の高さを水位として測定し、測定結果を変換器200へ無線送信する。なお、水面が範囲A11の下限以下の場合、圧力式水位計100−1は、水位0との測定結果を変換器200へ送信する。また、水面が範囲A11の上限以上の場合、圧力式水位計100−1は、範囲A11の上限以上の水位を測定結果として変換器200へ送信するが、必ずしも正確な水位ではない。あるいは、水面が範囲A11外の場合、圧力式水位計100−1が水位の送信を停止するようにしてもよい。
同様に、圧力式水位計100−2、100−3、100−4は、それぞれ、水面が範囲A12、A13、A14内にある場合に水位を測定し、測定結果を変換器200へ無線送信する。水面が測定範囲外の場合についても、圧力式水位計100−1の場合と同様である。
同様に、圧力式水位計100−2、100−3、100−4は、それぞれ、水面が範囲A12、A13、A14内にある場合に水位を測定し、測定結果を変換器200へ無線送信する。水面が測定範囲外の場合についても、圧力式水位計100−1の場合と同様である。
また、圧力式水位計100−1〜100−4のうち隣り合う2つは、水位測定範囲の一部が重なる位置に設置されており、これら2つは、第1の水圧式水位計および第2の水圧式水位計の一例に該当する。
例えば、圧力式水位計100−2が水位を測定する範囲A12の上限は、圧力式水位計100−1が水位を測定する範囲A11の上限よりも高い。また、範囲A12の下限は、範囲A11の上限よりも低く、範囲A11の下限よりも高い。従って、圧力式水位計100−1、圧力式水位計100−2、範囲A11、範囲A12は、それぞれ、第1の水圧式水位計、第2の水圧式水位計、第1の範囲、第2の範囲の一例に該当する。
例えば、圧力式水位計100−2が水位を測定する範囲A12の上限は、圧力式水位計100−1が水位を測定する範囲A11の上限よりも高い。また、範囲A12の下限は、範囲A11の上限よりも低く、範囲A11の下限よりも高い。従って、圧力式水位計100−1、圧力式水位計100−2、範囲A11、範囲A12は、それぞれ、第1の水圧式水位計、第2の水圧式水位計、第1の範囲、第2の範囲の一例に該当する。
図2は、圧力式水位計100の構成の概要を示す概略構成図である。同図において、圧力式水位計100は、センサ110と、送信機120と、ケーブル130と、大気中開放機構140とを具備する。
センサ110は、水中に設置されて水圧を検出し、得られた水圧を電気信号にて送信機120へ出力する。
センサ110は、水中に設置されて水圧を検出し、得られた水圧を電気信号にて送信機120へ出力する。
図3は、センサ110の構造を示す概略構造図である。同図において、センサ110の具備するダイヤフラム(diaphragm、隔膜)111が示されている。
センサ110の内部は、ケーブル130(図2)に内蔵された大気圧導入チューブ131にて大気に開放されており、ダイヤフラム111の上面は大気圧Pa1を受けている。一方、ダイヤフラム111の下面は水中にあり、水圧を受ける。ダイヤフラム111の下面が受ける水圧は、水の重みによる水圧Pwと、水にかかる大気圧Pa2とを合わせたPw+Pa2となる。従って、ダイヤフラム111における差圧Pは、式(1)のように示される。
センサ110の内部は、ケーブル130(図2)に内蔵された大気圧導入チューブ131にて大気に開放されており、ダイヤフラム111の上面は大気圧Pa1を受けている。一方、ダイヤフラム111の下面は水中にあり、水圧を受ける。ダイヤフラム111の下面が受ける水圧は、水の重みによる水圧Pwと、水にかかる大気圧Pa2とを合わせたPw+Pa2となる。従って、ダイヤフラム111における差圧Pは、式(1)のように示される。
センサ110は、この差圧Pを検出し、電気信号にて送信機120(図2)へ出力する。大気圧Pa1とPa2とが等しいと見做せば、センサ110が検出する差圧Pは、水の重みによる水圧Pwに等しいと見做すことができる。
図2へ戻って、送信機120は、センサ110が検出した差圧Pに基づいて、ダイヤフラム111に対する水面の高さを水位として算出する。具体的には、送信機120は、式(2)に基づいて水位hを算出する。
但し、ρw、gは、それぞれ、水の密度、重力加速度を示す。
あるいは、送信機120が、空気密度を予め記憶しておき、大気圧導入チューブ131内のダイヤフラム111から水面までの気柱による圧力を水位測定値に反映させる補正を行うようにしてもよい。具体的には、送信機120は、式(2)に代えて式(3)に基づいて水位hを算出する。
あるいは、送信機120が、空気密度を予め記憶しておき、大気圧導入チューブ131内のダイヤフラム111から水面までの気柱による圧力を水位測定値に反映させる補正を行うようにしてもよい。具体的には、送信機120は、式(2)に代えて式(3)に基づいて水位hを算出する。
但し、ρaは空気密度を示す。
なお、水没時に送信機120が故障しないよう、送信機120の筐体は、ケーブル130との接続部分および大気中開放機構140との接続部分を除いて密封されている。
ケーブル130は、大気圧導入チューブ131(図3)および信号線を内蔵して、センサ110と送信機120とを接続する。ケーブル130は、大気圧導入チューブ131にてセンサ110の内部を大気に開放する。また、ケーブル130は、センサ110が検出した圧力(差圧P)を、信号線にて送信機120へ伝達する。
なお、水没時に送信機120が故障しないよう、送信機120の筐体は、ケーブル130との接続部分および大気中開放機構140との接続部分を除いて密封されている。
ケーブル130は、大気圧導入チューブ131(図3)および信号線を内蔵して、センサ110と送信機120とを接続する。ケーブル130は、大気圧導入チューブ131にてセンサ110の内部を大気に開放する。また、ケーブル130は、センサ110が検出した圧力(差圧P)を、信号線にて送信機120へ伝達する。
大気中開放機構140は、圧力式水位計100の内部と外部との通気性を確保する。これにより、大気圧導入チューブ131は、センサ110の内部を大気に開放することができ、圧力式水位計100は、気圧の変化(大気圧の時間変動)に影響されずに水位を測定することができる。
一方、水位が上昇した場合、大気中開放機構140は、通気を遮断して圧力式水位計100の内部への水の浸入を防止する。
一方、水位が上昇した場合、大気中開放機構140は、通気を遮断して圧力式水位計100の内部への水の浸入を防止する。
図4は、大気中開放機構140の構造の概要を示す概略断面図である。同図において、大気中開放機構140は、筒141と、パッキン142と、フロート脱落防止ピン143と、フロート144とを具備する。図4は、水面の位置がフロート脱落防止ピン143よりも低い場合の、大気中開放機構140の内部の状態の例を示している。
筒141は、内部にフロート144を格納する。筒141の内径よりフロート144の径が小さく、筒141とフロート144との間に隙間がある。この隙間にて、圧力式水位計100の内部と外部との通気性を確保することができる。
筒141は、内部にフロート144を格納する。筒141の内径よりフロート144の径が小さく、筒141とフロート144との間に隙間がある。この隙間にて、圧力式水位計100の内部と外部との通気性を確保することができる。
パッキン142は、送信機120の内部から見て下向きに開口した大気導入口が形成され、圧力式水位計100の内部に大気を導く。パッキン142は、開口部材の一例に該当する。
フロート脱落防止ピン143は、筒141の内部からのフロート144の脱落を防止する。具体的には、水面の位置がフロート脱落防止ピン143よりも低い場合、図4に示すように、フロート144がフロート脱落防止ピン143上に置かれる。
フロート脱落防止ピン143は、筒141の内部からのフロート144の脱落を防止する。具体的には、水面の位置がフロート脱落防止ピン143よりも低い場合、図4に示すように、フロート144がフロート脱落防止ピン143上に置かれる。
図5は、大気中開放機構140を下側から見た形状の概略を示す説明図である。図4の場合と同様、図5は、水面の位置が大気中開放機構140の最下部よりも低い場合の、大気中開放機構140の状態の例を示している。上述したように、筒141の内径よりフロート144の径が小さく、筒141とフロート144との間に隙間がある。また、フロート脱落防止ピン143と筒141との隙間はフロート144の径よりも小さく、上述したように、フロート144がフロート脱落防止ピン143上に置かれている。
フロート144は、水面に浮遊可能に設けられ、浮上によりパッキン142の大気導入口を閉じて圧力式水位計100を密封状態にする。これにより、フロート144は、圧力式水位計100へ内部への水の浸入を防ぐ。
フロート144は、水面に浮遊可能に設けられ、浮上によりパッキン142の大気導入口を閉じて圧力式水位計100を密封状態にする。これにより、フロート144は、圧力式水位計100へ内部への水の浸入を防ぐ。
図6は、水面がパッキン142の高さ以上に上昇した場合の、大気中開放機構140内部の状態の例を示す説明図である。同図の例では、水位の上昇に伴ってフロート144が浮遊し、パッキン142に接して大気導入口を閉じている。パッキン142は、例えばゴムにて生成されており、水圧にてフロート144がパッキン142に押し当てられると、圧力式水位計100の内部を密封状態にする。
図7は、圧力式水位計100の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、圧力式水位計100のセンサ110と送信機120とが示されており、センサ110は、ダイヤフラム111と、圧力検出素子112とを具備する。送信機120は、水位演算器121と、無線機122と、アンテナ123と、バッテリ129とを具備する。図7において図2または図3の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(100、110、111、120)を付して説明を省略する。
センサ110において、圧力検出素子112は、図3を参照して説明したダイヤフラム111における差圧Pを検出する。圧力検出素子112は、ダイヤフラム111における差圧を検出可能なものであればよく、様々な素子を用いることができる。例えば、圧力検出素子112として半導体ピエゾ抵抗式の圧力センサを用いるようにしてもよい。あるいは、圧力検出素子112として歪ゲージを用いて、差圧によるダイヤフラム111の変位を検出するようにしてもよい。
圧力検出素子112は、検出した差圧Pを、電気信号にて経路W132を通じて水位演算器121へ出力する。経路W132は、ケーブル130に内蔵される信号線にて構成される。
圧力検出素子112は、検出した差圧Pを、電気信号にて経路W132を通じて水位演算器121へ出力する。経路W132は、ケーブル130に内蔵される信号線にて構成される。
送信機120において、水位演算器121は、センサ110が測定した差圧Pに基づいて水位を算出する。具体的には、水位演算器121は、上述した式(2)または式(3)に基づいて、ダイヤフラム111に対する水面の高さを水位hとして算出する。
無線機122は、水位演算器121が算出した水位hを、変換器200宛の無線信号にてアンテナ123から送信する。
バッテリ129は、圧力式水位計100の各部へ電力を供給する。
無線機122は、水位演算器121が算出した水位hを、変換器200宛の無線信号にてアンテナ123から送信する。
バッテリ129は、圧力式水位計100の各部へ電力を供給する。
図1に戻って、変換器200は、圧力式水位計100−1〜100−4の各々が測定した水位に基づいて、所定の基準位置に対する水面の高さを水位として算出する。変換器200は、例えばコンピュータにて構成される。
図8は、変換器200の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、変換器200は、アンテナ210と、無線機220と、制御部230と、記憶部240と、水位出力部250とを具備する。制御部230は、オフセット設定部231と、演算部232とを具備する。
図8は、変換器200の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、変換器200は、アンテナ210と、無線機220と、制御部230と、記憶部240と、水位出力部250とを具備する。制御部230は、オフセット設定部231と、演算部232とを具備する。
無線機220は、圧力式水位計100−1〜100−4の各々の無線機122が送信した無線信号をアンテナ210にて受信し、水位測定値(水位h)を示す電気信号にて制御部230へ出力する。
制御部230は、変換器200の各部を制御して各種処理を実行する。制御部230は、例えば変換器200が具備するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が記憶部240からプログラムを読み出して実行することによって構成される。
制御部230は、変換器200の各部を制御して各種処理を実行する。制御部230は、例えば変換器200が具備するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が記憶部240からプログラムを読み出して実行することによって構成される。
オフセット設定部231は、圧力式水位計100−1〜100−4の水位測定値に対するオフセット値を設定する。
演算部232は、圧力式水位計100−1〜100−4の水位測定値のうち水面が測定範囲内にある圧力式水位計100を選択し、選択した圧力式水位計100の水位測定値に、オフセット設定部231が設定したオフセット値を加算することで、所定の基準位置に対する水面の高さを水位として算出する。
以下では、演算部232が選択する水圧式水位計を「アクティブ」な水位計と称する。また、以下では、演算部232が算出する水位を「出力水位」と称して、圧力式水位計100が測定する水位と区別する。
演算部232は、圧力式水位計100−1〜100−4の水位測定値のうち水面が測定範囲内にある圧力式水位計100を選択し、選択した圧力式水位計100の水位測定値に、オフセット設定部231が設定したオフセット値を加算することで、所定の基準位置に対する水面の高さを水位として算出する。
以下では、演算部232が選択する水圧式水位計を「アクティブ」な水位計と称する。また、以下では、演算部232が算出する水位を「出力水位」と称して、圧力式水位計100が測定する水位と区別する。
記憶部240は、圧力式水位計100−1〜100−4の水位測定値や、オフセット設定部231が設定したオフセット値など各種データを記憶する。記憶部240は、変換器200が具備する記憶デバイスにて構成される。特に、記憶部240は、オフセット設定部231が設定したオフセット値を不揮発メモリにて記憶する。これにより、変換器200が一時的に電源を喪失した場合でも、電源回復後、演算部232は速やかに出力水位の算出を再開することができる。
水位出力部250は、演算部232が算出した水位を出力する。例えば、水位出力部250は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有し、演算部232が算出した水位など各種情報を表示する。あるいは、水位出力部250が、演算部232が算出した水位を他の装置へ信号にて出力(送信)するなど、演算部232が算出した水位を表示以外の方法で出力するようにしてもよい。
次に、図9〜図14を参照して変換器200の動作について説明する。以下では、説明をより簡単にするために、水位測定システムが2つの圧力式水位計を具備する場合を例に説明する。水位測定システムが3つ以上の圧力式水位計を具備する場合は、変換器200が、隣り合う2つの圧力式水位計の各々に対して、以下に説明する処理を同様の処理を行うようにすることができる。
図9は、2つの圧力式水位計を具備する水位測定システムの設置例を示す説明図である。同図において、水位測定システム2は、圧力式水位計100Aおよび100Bと、変換器200とを具備する。圧力式水位計100A、100Bは、それぞれ、測定柱610A、610Bに設置されている。また、変換器200は観測小屋620に設置されている。
圧力式水位計100A、100Bの水位測定範囲は、それぞれ、範囲A211、A212である。すなわち、圧力式水位計100Aは、水面が範囲A211内にある場合に水位を測定し、圧力式水位計100Bは、水面が範囲A212内にある場合に水位を測定する。水面が水位測定範囲外の場合に圧力式水位計100Aや100Bが行う処理は、上記と同様である。
圧力式水位計100A、100Bの水位測定範囲は、それぞれ、範囲A211、A212である。すなわち、圧力式水位計100Aは、水面が範囲A211内にある場合に水位を測定し、圧力式水位計100Bは、水面が範囲A212内にある場合に水位を測定する。水面が水位測定範囲外の場合に圧力式水位計100Aや100Bが行う処理は、上記と同様である。
また、圧力式水位計100Bが水位を測定する範囲A212の上限は、圧力式水位計100Aが水位を測定する範囲A211の上限よりも高い。また、範囲A212の下限は、範囲A211の上限よりも低く、範囲A211の下限よりも高い。従って、圧力式水位計100A、圧力式水位計100B、範囲A211、範囲A212は、それぞれ、第1の水圧式水位計、第2の水圧式水位計、第1の範囲、第2の範囲の一例に該当する。
また、圧力式水位計100Aの水位測定値がbより大きくなり、かつ、所定の条件に該当する場合、変換器200は、アクティブな水位計を圧力式水位計100Aから圧力式水位計100Bへ切り替える。一方、圧力式水位計100Bの水位測定値がb’より小さくなり、かつ、所定の条件に該当する場合、変換器200は、アクティブな水位計を圧力式水位計100Bから圧力式水位計100Aへ切り替える。範囲A231は、アクティブな水位計の切替におけるヒステリシスを示す。以下、bやb’を「切替水位」と称する。
また、cは、圧力式水位計100Aの水位測定値の上限値を示す。
なお、切替水位bやb’や、水位測定値の上限値cや、水位測定範囲が重複する範囲A221や、ヒステリシスの範囲A231は、圧力式水位計100毎または隣り合う2つの圧力式水位計100毎に設定されていてもよいし、各圧力式水位計100に共通に設定されていてもよい。
また、cは、圧力式水位計100Aの水位測定値の上限値を示す。
なお、切替水位bやb’や、水位測定値の上限値cや、水位測定範囲が重複する範囲A221や、ヒステリシスの範囲A231は、圧力式水位計100毎または隣り合う2つの圧力式水位計100毎に設定されていてもよいし、各圧力式水位計100に共通に設定されていてもよい。
図10は、変換器200がアクティブな水位計の切り替えを行う処理手順の例を示すフローチャートである。変換器200は、同図の処理を一定周期毎など繰り返し行う。
図10の処理において、演算部232は、圧力式水位計100A、100Bそれぞれの水位測定値を取得する(ステップS101)。例えば、演算部232は、無線機220が受信した水位測定値の最新値を、無線機220から直接、あるいは、記憶部240から読み出して取得する。
以下では、圧力式水位計100Aの水位をWL1とし、圧力式水位計100Bの水位をWL2とする。
図10の処理において、演算部232は、圧力式水位計100A、100Bそれぞれの水位測定値を取得する(ステップS101)。例えば、演算部232は、無線機220が受信した水位測定値の最新値を、無線機220から直接、あるいは、記憶部240から読み出して取得する。
以下では、圧力式水位計100Aの水位をWL1とし、圧力式水位計100Bの水位をWL2とする。
次に、演算部232は、圧力式水位計100A、100Bのいずれがアクティブか判定する(ステップS102)。圧力式水位計100Aがアクティブであると判定した場合(ステップS102:水位計100A)、演算部232は、水位上昇傾向処理を行う(ステップS200)。水位上昇傾向処理は、水位が上昇傾向にある場合のアクティブな水位計の切替処理であり、演算部232は、所定の条件に該当する場合にアクティブな水位計を圧力式水位計100Aから100Bへ切り替える。
ステップS200の後、図10の処理を終了する。
ステップS200の後、図10の処理を終了する。
一方、ステップS102において、圧力式水位計100Bがアクティブであると判定した場合(ステップS102:水位計100B)、演算部232は、水位下降傾向処理を行う(ステップS300)。水位下降傾向処理は、水位が下降傾向にある場合のアクティブな水位計の切替処理であり、演算部232は、所定の条件に該当する場合にアクティブな水位計を圧力式水位計100Bから100Aへ切り替える。
ステップS300の後、図10の処理を終了する。
ステップS300の後、図10の処理を終了する。
なお、水位測定システムが3つ以上の圧力式水位計100を具備している場合、ステップS102において、アクティブな水位計が処理対象の2つの圧力式水位計100のいずれでもないと判定したときは、そのまま図10の処理を終了する。
図11は、変換器200が水位上昇傾向処理を行う手順の例を示すフローチャートである。変換器200は、図10のステップS200において、図11の処理を行う。
図11の処理において、演算部232は、圧力式水位計100Aの水位測定値WL1が正常な値か否かを判定する(ステップS201)。これにより、演算部232は、圧力式水位計100Aが正常に動作しているか否かを判定する。
図11の処理において、演算部232は、圧力式水位計100Aの水位測定値WL1が正常な値か否かを判定する(ステップS201)。これにより、演算部232は、圧力式水位計100Aが正常に動作しているか否かを判定する。
水位測定値WL1が正常な値であると判定した場合(ステップS201:YES)、演算部232は、水位測定値WL1が切替水位bより大きいか否かを判定する(ステップS211)。水位測定値WL1が切替水位b以下であると判定した場合(ステップS211:NO)、図11の処理を終了する。
一方、水位測定値WL1が切替水位bより大きいと判定した場合(ステップS211:YES)、演算部232は、水位測定値WL2が正常な値かつ0より大きいか否かを判定する(ステップS221)。これにより、演算部232は、圧力式水位計100Bが正常に動作し、かつ、水面が圧力式水位計100Bの水位測定範囲内にあるか否かを判定する。
一方、水位測定値WL1が切替水位bより大きいと判定した場合(ステップS211:YES)、演算部232は、水位測定値WL2が正常な値かつ0より大きいか否かを判定する(ステップS221)。これにより、演算部232は、圧力式水位計100Bが正常に動作し、かつ、水面が圧力式水位計100Bの水位測定範囲内にあるか否かを判定する。
水位測定値WL2が正常な値かつ0より大きいと判定した場合(ステップS221:YES)、演算部232は、アクティブな水位計を圧力式水位計100Aから100Bへ切り替える(ステップS251)。例えば、記憶部240が、アクティブな水位計を圧力式水位計100毎のフラグにて記憶し、演算部232は、フラグの値を書き換える。
ステップS251の後、図11の処理を終了する。
ステップS251の後、図11の処理を終了する。
一方、ステップS221において、水位測定値WL2が異常な値または0以下であると判定した場合(ステップS221:NO)、演算部232は、水位測定値WL1が上限値cより小さいか否かを判定する(ステップS231)。
水位測定値WL1が上限値cより小さいと判定した場合(ステップS231:YES)、図11の処理を終了する。この場合、アクティブな水位計は、圧力式水位計100Aのままとなる。
水位測定値WL1が上限値cより小さいと判定した場合(ステップS231:YES)、図11の処理を終了する。この場合、アクティブな水位計は、圧力式水位計100Aのままとなる。
一方、ステップS231において、水位測定値WL1が上限値c以上であると判定した場合(ステップS231:NO)、演算部232は、水位欠測処理を行う(ステップS261)。水位欠測処理は、演算部232が出力水位を算出できない場合の処理である。例えば、変換器200は、水位測定に失敗したことを示す警報を出力する。
ステップS261の後、図11の処理を終了する。
ステップS261の後、図11の処理を終了する。
一方、ステップS201において、水位測定値WL1が正常な値でないと判定した場合(ステップS201:NO)、演算部232は、水位測定値WL2が正常な値かつ0より大きいか否かを判定する(ステップS241)。
水位測定値WL2が正常な値かつ0より大きいと判定した場合(ステップS241:YES)、ステップS251へ進む。
一方、ステップS241において、水位測定値WL2が異常な値または0以下であると判定した場合(ステップS241:NO)、ステップS261へ進む。
水位測定値WL2が正常な値かつ0より大きいと判定した場合(ステップS241:YES)、ステップS251へ進む。
一方、ステップS241において、水位測定値WL2が異常な値または0以下であると判定した場合(ステップS241:NO)、ステップS261へ進む。
図12は、変換器200が水位下降傾向処理を行う手順の例を示すフローチャートである。変換器200は、図10のステップS300において、図12の処理を行う。
図12の処理において、演算部232は、圧力式水位計100Bの水位測定値WL2が正常な値かつ0より大きいか否かを判定する(ステップS301)。これにより、演算部232は、圧力式水位計100Bが水位を測定可能(正常に動作し、かつ、水面が水位測定範囲内)か否かを判定する。
図12の処理において、演算部232は、圧力式水位計100Bの水位測定値WL2が正常な値かつ0より大きいか否かを判定する(ステップS301)。これにより、演算部232は、圧力式水位計100Bが水位を測定可能(正常に動作し、かつ、水面が水位測定範囲内)か否かを判定する。
水位測定値WL2が正常な値かつ0より大きいと判定した場合(ステップS301:YES)、演算部232は、水位測定値WL2が切替水位b’より小さいか否かを判定する(ステップS311)。水位測定値WL2が切替水位b’以上であると判定した場合(ステップS311:NO)、図12の処理を終了する。
一方、水位測定値WL2が切替水位b’より小さいと判定した場合(ステップS311:YES)、演算部232は、水位測定値WL1が正常な値かつ0より大きいか否かを判定する(ステップS321)。これにより、演算部232は、圧力式水位計100Aが正常に動作し、かつ、水面が圧力式水位計100Aの水位測定範囲内にあるか否かを判定する。
一方、水位測定値WL2が切替水位b’より小さいと判定した場合(ステップS311:YES)、演算部232は、水位測定値WL1が正常な値かつ0より大きいか否かを判定する(ステップS321)。これにより、演算部232は、圧力式水位計100Aが正常に動作し、かつ、水面が圧力式水位計100Aの水位測定範囲内にあるか否かを判定する。
水位測定値WL1が正常な値かつ0より大きいと判定した場合(ステップS321:YES)、演算部232は、アクティブな水位計を圧力式水位計100Bから100Aへ切り替える(ステップS351)。
ステップS351の後、図12の処理を終了する。
ステップS351の後、図12の処理を終了する。
一方、ステップS321において、水位測定値WL1が異常な値または0以下であると判定した場合(ステップS321:NO)、演算部232は、水位測定値WL2が0(測定下限値)より大きいか否かを判定する(ステップS331)。
水位測定値WL2が0より大きいと判定した場合(ステップS331:YES)、図12の処理を終了する。この場合、アクティブな水位計は、圧力式水位計100Bのままとなる。
水位測定値WL2が0より大きいと判定した場合(ステップS331:YES)、図12の処理を終了する。この場合、アクティブな水位計は、圧力式水位計100Bのままとなる。
一方、ステップS331において、水位測定値WL2が0以下であると判定した場合(ステップS331:NO)、演算部232は、水位欠測処理を行う(ステップS361)。
ステップS231の後、図12の処理を終了する。
ステップS231の後、図12の処理を終了する。
一方、ステップS301において、水位測定値WL2が異常な値または0以下であると判定した場合(ステップS301:NO)、演算部232は、水位測定値WL1が正常な値かつ0より大きいか否かを判定する(ステップS341)。
水位測定値WL1が正常な値かつ0より大きいと判定した場合(ステップS341:YES)、ステップS351へ進む。
一方、ステップS341において、水位測定値WL1が異常な値または0以下であると判定した場合(ステップS341:NO)、ステップS361へ進む。
水位測定値WL1が正常な値かつ0より大きいと判定した場合(ステップS341:YES)、ステップS351へ進む。
一方、ステップS341において、水位測定値WL1が異常な値または0以下であると判定した場合(ステップS341:NO)、ステップS361へ進む。
図13は、変換器200が圧力式水位計100の水位測定値に対するオフセットを設定して水位を算出する処理手順の例を示すフローチャートである。変換器200は、同図の処理を一定周期毎など繰り返し行う。
図13の処理において、演算部232とオフセット設定部231とは、圧力式水位計100A、100Bそれぞれの水位測定値を取得する(ステップS401)。
図13の処理において、演算部232とオフセット設定部231とは、圧力式水位計100A、100Bそれぞれの水位測定値を取得する(ステップS401)。
次に、オフセット設定部231は、アクティブな水位計の切替状況を判定する(ステップS402)。具体的には、オフセット設定部231は、アクティブな水位計が切り替わった際にオフセット値を設定済みか否か判定する。例えば、演算部232は、図11のステップS251や図12のステップS252でのアクティブな水位計の切り替えにてフラグの値を書き換える際、オフセット値未設定を示す値をフラグに書き込む。そして、オフセット設定部231は、フラグの値を参照して、オフセット値を設定済みか否か判定する。
ステップS402において、圧力式水位計100Bが新たにアクティブになって、かつ、オフセット値未設定と判定した場合(ステップS402:100A→100B)、オフセット設定部231は、圧力式水位計100Bのオフセット値を設定する(ステップS411)。
ここで、通常、アクティブな水位計の切替の際、水面は、圧力式水位計100Aの測定範囲と圧力式水位計100Bの測定範囲が重複する範囲内(図9の範囲A221内)にあり、圧力式水位計100A、100Bのいずれも水位を測定可能である。そこで、オフセット設定部231は、圧力式水位計100A、100Bそれぞれの水位測定値WL1、WL2と、切替前にアクティブであった圧力式水位計100Aのオフセット値WLoffset1とを用いて、式(4)に基づいて、圧力式水位計100Bのオフセット値WLoffset2を算出する。
ここで、通常、アクティブな水位計の切替の際、水面は、圧力式水位計100Aの測定範囲と圧力式水位計100Bの測定範囲が重複する範囲内(図9の範囲A221内)にあり、圧力式水位計100A、100Bのいずれも水位を測定可能である。そこで、オフセット設定部231は、圧力式水位計100A、100Bそれぞれの水位測定値WL1、WL2と、切替前にアクティブであった圧力式水位計100Aのオフセット値WLoffset1とを用いて、式(4)に基づいて、圧力式水位計100Bのオフセット値WLoffset2を算出する。
すなわち、オフセット設定部231は、切替前にアクティブであった圧力式水位計100の水位測定値およびオフセット値に基づく水位演算値から、切替後にアクティブな圧力式水位計100の水位測定値を減算することで切替後のオフセット値を算出する。これにより、スムーズな水位切替を行うことができる。この点について、図14を参照して説明する。
図14は、水位測定システムの出力水位の例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示し、縦軸は出力水位を示す。時間T11においては、変換器200は、圧力式水位計100Aの水位測定値およびオフセット値に基づいて出力水位を算出している。一方、時間T12においては、変換器200は、圧力式水位計100Aの水位測定値およびオフセット値に基づいて出力水位を算出している。
また、線L11は、式(4)に基づいて算出したオフセット値を用いた場合の出力水位の例を示す。一方、線L12では、線L11との比較のために、圧力式水位計100毎に予め設定されているオフセット値を用いた場合の出力水位の例を示している。
圧力式水位計100毎に予め設定されているオフセット値を用いた場合、線L12のように、アクティブな水位計の切替の際に、あたかも水位の急変動があったかのように出力水位が急激に変化するおそれがあり、水位観測の支障となり得る。
これに対して、式(4)に基づいて算出したオフセット値を用いることで、線L11のように、アクティブな水位計の切替の前後で出力水位の急変を抑制してスムーズに切替を行うことができる。
圧力式水位計100毎に予め設定されているオフセット値を用いた場合、線L12のように、アクティブな水位計の切替の際に、あたかも水位の急変動があったかのように出力水位が急激に変化するおそれがあり、水位観測の支障となり得る。
これに対して、式(4)に基づいて算出したオフセット値を用いることで、線L11のように、アクティブな水位計の切替の前後で出力水位の急変を抑制してスムーズに切替を行うことができる。
なお、図13のステップS421において、圧力式水位計100Aの故障などにより正常な水位測定値を得られない場合、式(4)に基づいて適切にオフセット値を算出することができない。この場合、オフセット設定部231は、圧力式水位計100Bに対して前回設定したオフセット値を再度設定する。具体的には、記憶部240が、圧力式水位計100毎に最新のオフセット値を記憶しておき、オフセット設定部231は、圧力式水位計100Bについて記憶部240が記憶しているオフセット値を読み出して、演算部232が用いるオフセット値として設定する。
これにより、圧力式水位計100が故障した場合でも、他の圧力式水位計100の水位測定範囲については、演算部232は出力水位を算出することができる。この点において、欠測期間(変換器200が水位を出力できない期間)が短くて済む。
これにより、圧力式水位計100が故障した場合でも、他の圧力式水位計100の水位測定範囲については、演算部232は出力水位を算出することができる。この点において、欠測期間(変換器200が水位を出力できない期間)が短くて済む。
ステップS411の後、オフセット設定部231は、ステップS411で設定した圧力式水位計100Bのオフセット値を記憶部240に記憶させる(ステップS412)。
次に、演算部232は、圧力式水位計100A、100Bのいずれがアクティブになっているか判定する(ステップS431)。
圧力式水位計100Aがアクティブになっていると判定した場合、(ステップS431:水位計100A)、演算部232は、圧力式水位計100Aの水位測定値WL1およびオフセット値WLoffset1を用いて、式(5)に基づいて出力水位WLを算出する。
次に、演算部232は、圧力式水位計100A、100Bのいずれがアクティブになっているか判定する(ステップS431)。
圧力式水位計100Aがアクティブになっていると判定した場合、(ステップS431:水位計100A)、演算部232は、圧力式水位計100Aの水位測定値WL1およびオフセット値WLoffset1を用いて、式(5)に基づいて出力水位WLを算出する。
その後、図13の処理を終了する。
一方、ステップS431において、圧力式水位計100Bがアクティブになっていると判定した場合、(ステップS431:水位計100B)、演算部232は、圧力式水位計100Bの水位測定値WL2およびオフセット値WLoffset2を用いて、式(6)に基づいて出力水位WLを算出する。
一方、ステップS431において、圧力式水位計100Bがアクティブになっていると判定した場合、(ステップS431:水位計100B)、演算部232は、圧力式水位計100Bの水位測定値WL2およびオフセット値WLoffset2を用いて、式(6)に基づいて出力水位WLを算出する。
その後、図13の処理を終了する。
なお、水位測定システムが3つ以上の圧力式水位計100を具備している場合、ステップS431において、アクティブな水位計が処理対象の2つの圧力式水位計100のいずれでもないと判定したときは、そのまま図13の処理を終了する。
なお、水位測定システムが3つ以上の圧力式水位計100を具備している場合、ステップS431において、アクティブな水位計が処理対象の2つの圧力式水位計100のいずれでもないと判定したときは、そのまま図13の処理を終了する。
一方、ステップS402において、圧力式水位計100Aが新たにアクティブになって、かつ、オフセット値未設定と判定した場合(ステップS402:100B→100A)、オフセット設定部231は、圧力式水位計100Aのオフセット値を設定する(ステップS421)。
具体的には、オフセット設定部231は、圧力式水位計100A、100Bそれぞれの水位測定値WL1、WL2と、切替前にアクティブであった圧力式水位計100Bのオフセット値WLoffset2とを用いて、式(7)に基づいて、圧力式水位計100Aのオフセット値WLoffset1を算出する。
具体的には、オフセット設定部231は、圧力式水位計100A、100Bそれぞれの水位測定値WL1、WL2と、切替前にアクティブであった圧力式水位計100Bのオフセット値WLoffset2とを用いて、式(7)に基づいて、圧力式水位計100Aのオフセット値WLoffset1を算出する。
そして、オフセット設定部231は、ステップS421で設定した圧力式水位計100Aのオフセット値を記憶部240に記憶させる(ステップS422)。
その後、ステップS431へ遷移する。
その後、ステップS431へ遷移する。
一方、ステップS402において、アクティブな水位計の切替が行われていない(オフセット値を設定済みである)と判定した場合(ステップS402:切替なし)、ステップS431へ遷移する。
以上のように、圧力式水位計100Aは、水面が範囲A211内にある場合に水位を測定する。また、圧力式水位計100Bは、水面が、範囲A211よりも高い上限から、範囲A211の上限よりも低く範囲A211の下限よりも高い下限までの範囲A212内にある場合に水位を測定する。そして、演算部232は、圧力式水位計100Aの水位測定値または圧力式水位計100Bの水位測定値に基づいて、水面が範囲A211内にある場合および水面が範囲A212内にある場合に水位を算出する。
これにより、圧力式水位計100の各々が具備するケーブル130を比較的短くすることができ、かつ、変換器200は、範囲A211の下限から範囲A212の上限までの広範囲にわたって水位を出力することができる。従って、水位測定対象の規模が大きい場合でも、センサの設置や交換の作業負荷がより小さくて済む。
これにより、圧力式水位計100の各々が具備するケーブル130を比較的短くすることができ、かつ、変換器200は、範囲A211の下限から範囲A212の上限までの広範囲にわたって水位を出力することができる。従って、水位測定対象の規模が大きい場合でも、センサの設置や交換の作業負荷がより小さくて済む。
また、オフセット設定部231は、圧力式水位計100Bの水位測定値に対するオフセット値を、水面が範囲A221内にある状態における圧力式水位計100Aの水位測定値および圧力式水位計100Bの水位測定値と、圧力式水位計100Aの水位測定値に対するオフセット値とに基づいて設定する。そして、演算部232は、圧力式水位計100Bの水位測定値に、オフセット設定部231が設定した圧力式水位計100Bの水位測定値に対するオフセット値を加算した水位を算出する。
これにより、図14を参照して説明したように、アクティブな水位計の切替の前後で出力水位の急変を抑制してスムーズに切替を行うことができ、この点において、水位観測に支障が生じることを防止できる。
さらには、水位測定システム1または2の始動など、調整作業者が手作業でオフセット値を設定する場合、アクティブな水位計に対するオフセット値のみを設定すればよく、他の圧力式水位計100のオフセット値は、オフセット設定部231が自動的に算出する。1つの圧力式水位計100のオフセット値のみを設定すればよい点で、調整作業者の作業負荷が小さい。
これにより、図14を参照して説明したように、アクティブな水位計の切替の前後で出力水位の急変を抑制してスムーズに切替を行うことができ、この点において、水位観測に支障が生じることを防止できる。
さらには、水位測定システム1または2の始動など、調整作業者が手作業でオフセット値を設定する場合、アクティブな水位計に対するオフセット値のみを設定すればよく、他の圧力式水位計100のオフセット値は、オフセット設定部231が自動的に算出する。1つの圧力式水位計100のオフセット値のみを設定すればよい点で、調整作業者の作業負荷が小さい。
また、圧力式水位計100において、パッキン142(図4)は、下向きに開口した大気導入口が形成されて圧力式水位計100の内部に大気を導く。また、フロート144は、水面に浮遊可能に設けられ、浮上によりパッキン142の大気導入口を閉じて、圧力式水位計100の内部への水の浸入を防ぐ。
これにより、圧力式水位計100が水位を測定する際は、センサ110の内部を大気に開放することができ、圧力式水位計100は、気圧の変化に影響されずに水位を測定することができる。一方、水位が情報して圧力式水位計100が水没する際は、圧力式水位計100内部への水の浸入を防止することができる。さらに、ケーブル130の上端を常に大気中に出しておく必要がなく、ケーブル130を比較的短くすることができ、この点において、センサの設置や交換の作業負荷がより小さくて済む。
これにより、圧力式水位計100が水位を測定する際は、センサ110の内部を大気に開放することができ、圧力式水位計100は、気圧の変化に影響されずに水位を測定することができる。一方、水位が情報して圧力式水位計100が水没する際は、圧力式水位計100内部への水の浸入を防止することができる。さらに、ケーブル130の上端を常に大気中に出しておく必要がなく、ケーブル130を比較的短くすることができ、この点において、センサの設置や交換の作業負荷がより小さくて済む。
なお、アクティブな水位計の切替の際のヒステリシス(例えば、図9の範囲A231)は、圧力式水位計100を設置する環境に応じて設定することが考えられる。例えば、ダムなど比較的波が小さい環境の場合、ヒステリシスを10センチメートル(cm)または20センチメートル程度に設定することが考えられる。
なお、圧力式水位計100の測定範囲の重なりが大きくなるように圧力式水位計100を設置することで、圧力式水位計100の多重化を図ることができる。例えば、図1の例において、範囲A13の下限が範囲A11の上限以下となる位置に、測定柱610−3および圧力式水位計100−3を設置するようにしてもよい。これにより、圧力式水位計100−2が故障した場合でも、範囲A12について、圧力式水位計100−1または圧力式水位計100−3が水位を測定することができ、欠測の発生を回避できる。
なお、変換器200の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、コンパクトディスク等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、コンパクトディスク等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1、2 水位測定システム
100、100−1〜100−4、100A、100B 圧力式水位計
110 センサ
111 ダイヤフラム
112 圧力検出素子
120 送信機
121 水位演算器
122 無線機
123 アンテナ
129 バッテリ
130 ケーブル
131 大気圧導入チューブ
140 大気中開放機構
141 筒
142 パッキン
143 フロート脱落防止ピン
144 フロート
200 変換器
210 アンテナ
220 無線機
230 制御部
231 オフセット設定部
232 演算部
240 記憶部
250 水位出力部
100、100−1〜100−4、100A、100B 圧力式水位計
110 センサ
111 ダイヤフラム
112 圧力検出素子
120 送信機
121 水位演算器
122 無線機
123 アンテナ
129 バッテリ
130 ケーブル
131 大気圧導入チューブ
140 大気中開放機構
141 筒
142 パッキン
143 フロート脱落防止ピン
144 フロート
200 変換器
210 アンテナ
220 無線機
230 制御部
231 オフセット設定部
232 演算部
240 記憶部
250 水位出力部
Claims (3)
- 水面が第1の範囲内にある場合に水位を測定する第1の水圧式水位計と、
前記水面が、前記第1の範囲の上限よりも高い上限から、前記第1の範囲の上限よりも低く前記第1の範囲の下限よりも高い下限までの、第2の範囲内にある場合に水位を測定する第2の水圧式水位計と、
前記第1の水圧式水位計の水位測定値または前記第2の水圧式水位計の水位測定値に基づいて、前記水面が前記第1の範囲内にある場合および前記水面が前記第2の範囲内にある場合に水位を算出する演算部と
を具備することを特徴とする水位測定システム。 - 前記第2の水圧式水位計の水位測定値に対するオフセット値を、前記水面が前記第1の範囲内かつ前記第2の範囲内にある状態における前記第1の水圧式水位計の水位測定値および前記第2の水圧式水位計の水位測定値と、前記第1の水圧式水位計の水位測定値に対するオフセット値とに基づいて設定するオフセット設定部を具備し、
前記演算部は、前記第2の水圧式水位計の水位測定値に、前記オフセット設定部が設定した前記第2の水圧式水位計の水位測定値に対するオフセット値を加算した水位を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の水位測定システム。 - 前記第1の水圧式水位計または前記第2の水圧式水位計の少なくともいずれかは、
下向きに開口した大気導入口が形成されて前記水圧式水位計の内部に大気を導く開口部材と、
前記水面に浮遊可能に設けられ、浮上により前記大気導入口を閉じて前記水圧式水位計の内部への水の浸入を防ぐフロートと、
を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水位測定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013135451A JP2015010896A (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | 水位測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013135451A JP2015010896A (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | 水位測定システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015010896A true JP2015010896A (ja) | 2015-01-19 |
Family
ID=52304187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013135451A Pending JP2015010896A (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | 水位測定システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015010896A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115014297A (zh) * | 2022-04-08 | 2022-09-06 | 浙江省水利河口研究院(浙江省海洋规划设计研究院) | 一种压力式水位高程辅助观测装置及使用方法 |
-
2013
- 2013-06-27 JP JP2013135451A patent/JP2015010896A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115014297A (zh) * | 2022-04-08 | 2022-09-06 | 浙江省水利河口研究院(浙江省海洋规划设计研究院) | 一种压力式水位高程辅助观测装置及使用方法 |
CN115014297B (zh) * | 2022-04-08 | 2023-09-22 | 浙江省水利河口研究院(浙江省海洋规划设计研究院) | 一种压力式水位高程辅助观测装置及使用方法 |
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