JP2015010817A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランニングコストを削減するとともに衛生性を向上できる製氷装置を備えた冷蔵庫を提供する。【解決手段】注水部34からの注水により貯水して氷点よりも高温の第1貯蔵室3に配される貯水タンク30と、氷点よりも低温の第2貯蔵室9に配されるとともに貯水タンク30を含む給水経路から給水される製氷皿25とを有して製氷を行う製氷装置20を備えた冷蔵庫1において、周囲の水または通過した水の水質を改質する水質可変部41を給水経路に設け、水質可変部41が給水経路内の水または注水部34からの注水時の水に接触する接触状態と、水質可変部41が給水経路内の水及び注水部34からの注水時の水に対して非接触な非接触状態とを択一的に選択可能にした。【選択図】図3

Description

本発明は、製氷装置を備えた冷蔵庫に関する。
製氷装置を備えた従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は冷蔵室、冷凍室及び製氷室を備えている。冷蔵室は氷点よりも高温に維持され、製氷室及び冷凍室は互いに連通して氷点よりも低温に維持される。
製氷装置は冷蔵室に配される貯水タンクと、製氷室に配して貯水タンクから給水される製氷皿とを有している。貯水タンクは着脱自在に設けられ、上面の注水口から水道水等を注水して貯水する。製氷皿は貯水タンクから給水パイプを介して給水され、氷点よりも低温の製氷室内で製氷が行われる。
貯水タンク内には貯水された水に浸漬して給水パイプに接続される貯溜部材が配される。貯溜部材は水を浄水する浄水部材(活性炭等)及び硬水を軟水化する軟水化部材(イオン交換樹脂)が含まれる。貯水タンクから製氷皿に給水する際に貯水タンク内の水が貯溜部材を通過し、浄水及び軟水化によって製氷に適した水質に改質される。
特開2005−201534号公報(第5頁〜第8頁、第1図)
近年、水道の蛇口に浄水部材を接続することによって浄水を提供する浄水器や、軟水化部材を接続することによって軟水化した水を提供する軟水器が普及している。これにより、水道水等が予め浄水器や軟水器を通過することで製氷に適した水質に改質されてから貯水タンクに注水される頻度が高くなっている。浄水器や浄水部材は使用を継続すると目詰まりが発生するため所定の時期に交換される。また、軟水器や軟水化部材は所定のイオン交換容量を有するため、使用の継続によって交換する必要がある。
この時、上記従来の冷蔵庫によると、貯溜部材が貯水タンク内の水に常時浸漬されるため、浄水器や軟水器によって水道水に対して水質が改質された水が、貯溜部材によって再度水質の改質が行われる。このため、製氷装置による製氷が繰り返されると、浄水器や軟水器の浄水部材や軟水化部材を交換するとともに貯溜部材の浄水部材や軟水化部材を交換する必要がある。従って、製氷のためのランニングコストが大きい問題があった。
また、貯溜部材が貯水タンク内の水に常時接触するため、貯溜部材に雑菌が繁殖する虞があり、冷蔵庫の衛生性が悪くなる問題もあった。
本発明は、ランニングコストを削減するとともに衛生性を向上できる製氷装置を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、注水部からの注水によって貯水して氷点よりも高温の第1貯蔵室に配される貯水タンクと、氷点よりも低温の第2貯蔵室に配されるとともに前記貯水タンクを含む給水経路から給水される製氷皿とを有して製氷を行う製氷装置を備えた冷蔵庫において、周囲の水または通過した水の水質を改質させる水質可変部を前記給水経路に設け、前記水質可変部が前記給水経路内の水または前記注水部からの注水時の水に接触する接触状態と、前記水質可変部が前記給水経路内の水及び前記注水部からの注水時の水に対して非接触な非接触状態とを択一的に選択可能にしたことを特徴としている。
この構成によると、第1貯蔵室に配した貯水タンクを含む給水経路から製氷皿に給水されると、第2貯蔵室の冷気によって製氷皿内の水が凍結して製氷が行われる。貯水タンクは注水部からの注水によって貯水され、注水時の水や給水経路に配された水と水質可変部との接触状態または非接触状態が使用者により選択される。注水部に供給される水が製氷に適した水質である場合は非接触状態を選択され、製氷に適していない水質の場合は接触状態を選択して製氷に適した水質に改質される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記水質可変部を前記貯水タンクに設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記注水部が前記貯水タンクの上面を覆う蓋部に開口し、前記水質可変部が前記貯水タンクの上限水位よりも上方に配されるとともに、前記注水部に対向する位置と前記注水部から離れた位置との間を可動することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記水質可変部が前記貯水タンクの上限水位よりも上方に配される位置と上限水位よりも下方に配される位置との間を可動することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記注水部が前記貯水タンクの上面を覆う蓋部に開口する第1注水口及び第2注水口により構成され、前記水質可変部が前記貯水タンクの上限水位よりも上方に配されるとともに、第1注水口及び第2注水口の一方を覆うことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記水質可変部によって前記貯水タンク内の水の浄水、軟水化、着味、または着色を行うことを特徴としている。
本発明によると、水質可変部が給水経路内の水または注水部からの注水時の水に接触する接触状態と、水質可変部が給水経路内の水及び注水部からの注水時の水に対して非接触な非接触状態とを択一的に選択可能にしている。これにより、注水部に供給される水の水質が製氷に適した場合は非接触状態を選択し、製氷に適していない場合は接触状態を選択して製氷に適した水質に改質することができる。従って、水質可変部が非接触状態で水と接触しないため、水質可変部の交換頻度を低減してランニングコストを削減することができる。また、水質可変部の雑菌の繁殖を低減して冷蔵庫の衛生性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の貯水タンクを示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の貯水タンクの蓋部の接触状態を示す上面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の貯水タンクの回転機構部を示す上面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の貯水タンクの回転機構部を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の貯水タンクの蓋部の非接触状態を示す上面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の貯水タンクを示す側面断面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の貯水タンクの蓋部を示す上面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の貯水タンクを示す側面断面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の貯水タンクの蓋部を示す上面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の貯水タンクの接触状態を示す側面断面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の貯水タンクの蓋部を示す上面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の貯水タンクの非接触状態を示す側面断面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫の側面断面図を示している。冷蔵庫1は本体部を形成する断熱箱体2の上部に冷蔵室3(第1貯蔵室)が配され、断熱壁2aを介して下部に冷凍室4が配される。冷凍室4の上部には製氷室9(第2貯蔵室)が区画して設けられる。冷蔵室3の前面は断熱箱体2に枢支される扉5によって開閉され、冷凍室4の前面は断熱箱体2に枢支される扉7によって開閉される。
冷凍室4及び冷蔵室3の背面にはダンパ(不図示)を介して連通する第1、第2冷気通路11、12が設けられる。第1冷気通路11には冷却器13及び送風機14が配され、冷凍室4に臨む冷凍室吐出口(不図示)が開口する。冷却器13は冷凍サイクルを運転する圧縮機(不図示)に接続される。第2冷気通路12には冷蔵室3に臨む冷蔵室吐出口(不図示)が開口する。また、冷凍室4には冷気を第1冷気通路11に戻す冷凍室戻り口(不図示)が設けられ、冷蔵室3には冷気を第1冷気通路11に戻す冷蔵室戻り口(不図示)が設けられる。
圧縮機及び送風機14の駆動によって第1冷気通路11を流通する空気が冷却器13と熱交換して冷気が生成され、冷凍室吐出口から冷凍室4に吐出される。冷凍室4に吐出された冷気により冷凍室4内が冷却され、冷凍室戻り口を介して冷却器13に戻る。これにより、製氷室9を含む冷凍室4内が氷点よりも低温に維持される。
また、ダンパが開かれると第1冷気通路11を流通する冷気の一部が第2冷気通路12に流入し、冷蔵室吐出口から冷蔵室3に吐出される。冷蔵室3に吐出された冷気により冷蔵室3内が冷却され、冷蔵室戻り口を介して冷却器13に戻る。これにより、冷蔵室3内が氷点よりも高温に維持される。
冷蔵庫1には製氷を行う製氷装置20が設けられる。製氷装置20は冷蔵室3に配される貯水タンク30と製氷室9に配される製氷皿25とを有している。製氷皿25の下方には貯氷容器15が配される。
断熱壁2a上に配される貯水タンク30は製氷用の水が貯水され、扉5の開閉によって冷蔵室3から着脱自在に配される。断熱壁2aには貯水タンク30の凍結を防止するタンクヒータ21が設けられる。
製氷皿25の上方には貯水タンク30から導出される給水パイプ22の開放端が配される。給水パイプ22の経路上に設けられる給水ポンプ22aの駆動によって貯水タンク30から製氷皿25に給水される。給水パイプ22には凍結を防止するパイプヒータ22bが設けられる。
製氷皿25は上面を開口する複数の製氷ポケット25aを有した可撓性部材から成り、製氷室9内の冷気によって製氷ポケット25aに応じた形状の氷が製氷される。また、製氷皿25は回動可能に支持され、一端に離氷モータ24が連結される。離氷モータ24の駆動によって製氷皿25が上面を下方に向けて捻られて離氷が行われ、貯氷容器15に貯氷される。
図2は貯水タンク30の側面断面図を示している。貯水タンク30は上面を開口して貯水を行う貯水部31と、貯水部31の上面を覆う蓋部32とを備えている。蓋部32の前後の端部には下方に突出する係合爪32a、32bがそれぞれ設けられる。貯水部31の上面の前後の端部には係合爪32a、32bに係合する係合孔31a及び係合突起31bがそれぞれ設けられる。
係合爪32a、32bに係合孔31a及び係合突起31bがそれぞれ係合して蓋部32が装着され、貯水部31の上面が塞がれる。係合孔31a及び係合突起31bに対する係合爪32a、32bの係合がそれぞれ解除されると、蓋部32を取り外して貯水部31の清掃等を行うことができる。
図3は蓋部32の上面図を示している。図2、図3において、蓋部32の上面の前部には凹部34aが凹設され、凹部34aの底面に複数の小孔から成る注水口34(注水部)が設けられる。注水口34を介して水道水等が注水され、貯水タンク30の貯水部31に上限水位Hまで貯水される。尚、貯水部31の側壁には上限水位Hを示すマーキングが施される。
蓋部32の後部には下方に延びて貯水部31に浸漬される延出パイプ33が設けられる。延出パイプ33の上部には後方に延びる継手33aが設けられる。貯水タンク30が冷蔵室3(図1参照)内に配されると、給水パイプ22(図1参照)に設けた継手22cに継手33aが連結される。これにより、延出パイプ33と給水パイプ22とが連通する。貯水タンク30を手前に引くと継手22cから継手33aが離れ、貯水タンク30が冷蔵室3から取り出される。
蓋部32には後述する水質可変部41を保持したホルダ40を回転させる回転機構部50が設けられる。図4、図5は回転機構部50の上面部及び斜視図を示している。回転機構部50はツマミ36、第1ギヤ37、第2ギヤ38及びホルダ40を有している。ツマミ36は蓋部32の上面に配され、蓋部32を貫通するシャフト36aを有して垂直な回転軸で回転可能に支持される。第1ギヤ37はシャフト36aの下端に取り付けられ、ツマミ36と一体に回転する。
第2ギヤ38は蓋部32から延びる柱状部32dに垂直な回転軸で回転可能に支持され、第1ギヤ37に噛合する。ホルダ40は円板状に形成され、第2ギヤ38と同軸に一体回転する。これにより、ツマミ36の回転によって第1、第2ギヤ37、38を介してホルダ40が回転する。この時、ホルダ40は貯水タンク30の上限水位Hよりも上方に配される。
ホルダ40の中心に対して一方の半円部には軸方向に貫通する多数の小孔40aが設けられ、他方の半円部には軸方向に貫通する扇状の通水路40bが設けられる。通水路40b内には水質可変部41が着脱可能に保持される。水質可変部41は通水性を有し、通水路40bを通過した水の水質を改質させる。
水質可変部41は活性炭等の水質を浄水する浄水部材や、イオン交換樹脂等の硬水を軟水化する軟水化部材等を含み、製氷に適した水質に改質する。浄水部材によって水に含まれる塩素等が除去され、氷のカルキ臭を防止することができる。また、軟水化部材によって水に含まれるミネラル成分が除去され、氷の白濁化を防止することができる。
水質可変部41はツマミ36の回転によって図3に示すように注水口34に対向する位置と、図6に示すように注水口34から離れて小孔40aが注水口34に対向する位置との間を可動する。これにより、水質可変部41が注水口34に対向すると、水質可変部41が注水時の水に接触する接触状態となる。また、小孔40aが注水口34に対向すると、水質可変部41が注水時の水に対して非接触な非接触状態となる。尚、ホルダ40が上限水位Hよりも上方に配されるため、水質可変部41は注水時の水に対する接触状態及び非接触状態において貯水タンク30の水に対して非接触になっている。
上記構成の冷蔵庫1において、貯水タンク30が冷蔵室3から取り外され、注水口34から注水して貯水タンク30内に貯水される。この時、水道水等の水が注水口34から注水される場合は水質可変部41を接触状態に設定し、水質可変部41によって製氷に適した水質に改質して貯水される。また、浄水器や軟水器等を通過して製氷に適した水質に改質された水が注水口34から注水される場合は、水質可変部41を非接触状態に設定して貯水される。
貯水タンク30の上限水位Hを超えない水位まで貯水されると、貯水タンク30は継手22c、33aが連結された状態で冷蔵室3に設置される。給水ポンプ22aが駆動されると、延出パイプ33及び給水パイプ22を介して製氷皿25に給水される。これにより、氷点よりも低温の製氷室9内で製氷皿25内の水が凍結する。製氷皿25に給水して所定時間が経過すると製氷が完了したと判断され、離氷モータ24の駆動により離氷して貯氷容器15内に貯氷される。そして、給水ポンプ22aによる給水によって次回の製氷が行われる。
本実施形態によると、水質可変部41が注水口34(注水部)からの注水時の水に接触する接触状態と、水質可変部41が貯水タンク30内に貯水された水及び注水口34からの注水時の水に対して非接触な非接触状態とを択一的に選択可能にしている。これにより、注水口34に供給される水の水質が製氷に適した場合は非接触状態を選択して貯水し、製氷に適していない場合は接触状態を選択して製氷に適した水質に改質させて貯水することができる。
従って、非接触状態では水質可変部41が水と接触しないため、水質可変部41の交換頻度を低減してランニングコストを削減することができる。また、水質可変部41の雑菌の繁殖を低減して冷蔵庫1の衛生性を向上することができる。
また、水質可変部41が貯水タンク30の上限水位Hよりも上方に配され、ホルダ40の回転によって蓋部32に開口した注水口34に対向する位置と注水口34から離れた位置との間を可動する。従って、接触状態と非接触状態とを選択可能な貯水タンク30を容易に実現することができる。
また、水質可変部41によって貯水タンク30内の水の浄水や軟水化を行うので、氷のカルキ臭や氷の白濁化を防止することができる。
<第2実施形態>
次に、図7は第2実施形態の冷蔵庫1の貯水タンク30の側面断面図を示しており、図8は貯水タンク30の蓋部32の上面図を示している。説明の便宜上、前述の図1に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して水質可変部41を保持するホルダ40及びホルダ40の可動機構の構成が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
貯水タンク30の蓋部32の上面には前後に延びる溝部42が凹設され、溝部42の底面の前部に注水口34を有する凹部34aが形成される。ホルダ40は上下方向に貫通した多数の小孔40cを有した平面視矩形に形成され、内部に水質可変部41を保持する。また、ホルダ40は溝部42に嵌合し、溝部42の上端に設けたレール部42aの案内によって前後にスライド可能に配される。
水質可変部41を保持するホルダ40は図7に実線で示す注水口34に対向する位置と、破線40’で示す注水口34から離れた位置との間を可動する。これにより、水質可変部41が注水口34に対向すると、水質可変部41が注水時の水に接触する接触状態となる。また、水質可変部41が注水口34から離れると、水質可変部41が注水時の水に対して非接触な非接触状態となる。
また、ホルダ40は蓋部32の上面に設けられるため、貯水タンク30の上限水位Hよりも上方に配される。これにより、水質可変部41は接触状態及び非接触状態において貯水タンク30内の水に対して非接触になっている。ホルダ40を貯水タンク30の上限水位Hよりも上方で蓋部32の下面に配してもよい。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、水質可変部41が注水口34(注水部)からの注水時の水に接触する接触状態と、水質可変部41が貯水タンク30内に貯水された水及び注水口34からの注水時の水に対して非接触な非接触状態とを択一的に選択可能にしている。従って、非接触状態では水質可変部41が水と接触しないため、水質可変部41の交換頻度を低減してランニングコストを削減することができる。また、水質可変部41の雑菌の繁殖を低減して冷蔵庫1の衛生性を向上することができる。
また、水質可変部41が貯水タンク30の上限水位Hよりも上方に配され、ホルダ40のスライドによって蓋部32に開口した注水口34に対向する位置と注水口34から離れた位置との間を可動する。従って、接触状態と非接触状態とを選択可能な貯水タンク30を容易に実現することができる。
<第3実施形態>
次に、図9は第3実施形態の冷蔵庫1の貯水タンク30の側面断面図を示しており、図10は貯水タンク30の蓋部32の上面図を示している。説明の便宜上、前述の図1に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して回転機構部50が省かれ、蓋部32の構成が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
貯水タンク30の蓋部32の上面には前後に並ぶ凹部34a及び凹部35aが凹設される。凹部34a及び凹部35aの底面にはそれぞれ小孔から成る注水口34、35(第1、第2注水口)が開口する。一方の凹部35aには水質可変部41が係合爪(不図示)の係合等により保持され、水質可変部41により注水口35が覆われる。
これにより、注水口35から注水すると、水質可変部41が注水時の水に接触する接触状態となる。また、注水口34から注水すると、水質可変部41が注水時の水に対して非接触な非接触状態となる。
また、凹部35aは蓋部32の上面に凹設され、水質可変部41が貯水タンク30の上限水位Hよりも上方に配される。これにより、水質可変部41は接触状態及び非接触状態において貯水タンク30内の水に対して非接触になっている。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、水質可変部41が注水口35(第2注水口)からの注水時の水に接触する接触状態と、水質可変部41が貯水タンク30内に貯水された水及び注水口34(第1注水口)からの注水時の水に対して非接触な非接触状態とを択一的に選択可能にしている。従って、非接触状態では水質可変部41が水と接触しないため、水質可変部41の交換頻度を低減してランニングコストを削減することができる。また、水質可変部41の雑菌の繁殖を低減して冷蔵庫1の衛生性を向上することができる。
また、水質可変部41が貯水タンク30の上限水位Hよりも上方に配され、注水部を構成する注水口34、35の一方を覆うので、接触状態と非接触状態とを選択可能な貯水タンク30を容易に実現することができる。
<第4実施形態>
次に、図11は第4実施形態の冷蔵庫1の貯水タンク30の側面断面図を示しており、図12は貯水タンク30の蓋部32の上面図を示している。説明の便宜上、前述の図1に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して回転機構部50に替えて回転機構部60が設けられる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
回転機構部60は水質可変部41を保持したホルダ40及びローラー39を有している。円柱状に形成されるローラー39は注水口34よりも後方で蓋部32を貫通して横設され、軸部39aにより水平な回転軸で回転可能に支持される。この時、ローラー39の上部は蓋部32の上方に配され、ローラー39の下部は蓋部32の下方に配される。
蓋部32の下面には左右の端部にアングル32eが立設される。アングル32eには円柱状のホルダ40が軸部32fにより水平な回転軸で回転可能に支持される。また、ローラー39及びホルダ40の周面には互いに噛合するギヤ部39b、40cがそれぞれ設けられる。これにより、ローラー39の回転操作によってホルダ40が回転する。
ホルダ40は第1実施形態と同様に、ホルダ40の中心に対して一方の半円部には軸方向に貫通する多数の小孔40aが設けられ、他方の半円部には軸方向に貫通する扇状の通水路40bが設けられる。通水路40b内には水質可変部41が着脱可能に保持される。尚、後述するように水質可変部41は貯水タンク30内の水に浸漬されるため通水性がなくてもよいが、通水性を有すると内部まで水が浸透するためより望ましい。
水質可変部41はローラー39の回転によって図11に示すように貯水タンク30の上限水位Hよりも下方に配される位置と、図13に示すように貯水タンク30の上限水位Hよりも上方に配される位置との間を可動する。
水質可変部41が貯水タンク30の上限水位Hよりも下方に配されると、水質可変部41が貯水タンク30内の水に浸漬して接触する接触状態となる。これにより、水質可変部41は周囲の水の水質を改質させる。また、貯水タンク30の上限水位Hよりも上方に配されると、水質可変部41が貯水タンク30内の水に対して非接触な非接触状態となる。尚、ホルダ40が注水口34の後方に配されるため、水質可変部41は接触状態及び非接触状態において注水口34からの注水に対して非接触になっている。
これにより、水道水等の水が注水口34から注水される場合は、水質可変部41を貯水タンク30内の水に対して接触状態に設定し、水質可変部41によって製氷に適した水質に改質して貯水される。また、浄水器や軟水器等を通過して製氷に適した水質に改質された水が注水口34から注水される場合は、水質可変部41を非接触状態に設定して貯水される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、水質可変部41が貯水タンク30内に貯水された水に接触する接触状態と、水質可変部41が貯水タンク30内に貯水された水及び注水口34からの注水時の水に対して非接触な非接触状態とを択一的に選択可能にしている。従って、非接触状態では水質可変部41が水と接触しないため、水質可変部41の交換頻度を低減してランニングコストを削減することができる。また、水質可変部41の雑菌の繁殖を低減して冷蔵庫1の衛生性を向上することができる。
また、水質可変部41がホルダ40の回転によって貯水タンク30の上限水位Hよりも上方に配される位置と上限水位Hよりも下方に配される位置との間を可動するので、接触状態と非接触状態とを選択可能な貯水タンク30を容易に実現することができる。
第1〜第4実施形態において、水質可変部41が、接触した水を着色する着色部材や、接触した水に着味する着味部材を含んでいてもよい。これにより、水道水等を貯水タンク30に貯水した場合は接触状態に設定し、水質可変部41による着色や着味が施された氷を得ることができる。また、着味または着色された飲料等を貯水タンク30に貯水した場合は非接触状態に設定し、色や味を変化させずに飲料等による氷を得ることができる。
また、貯水タンク30に水質可変部41を設けているが、通過した水の水質を改質させる水質可変部41を給水パイプ22に設け、給水パイプ22を流通する水と水質可変部41の接触状態と非接触状態とを選択可能にしてもよい。即ち、製氷皿25に給水を行う貯水タンク30を含む給水経路内に水質可変部41を設けていれば、同様の効果を得ることができる。
本発明によると、製氷装置を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 冷蔵室
4 冷凍室
5、7 扉
9 製氷室
11 第1冷気通路
12 第2冷気通路
13 冷却器
14 送風機
15 貯氷容器
20 製氷装置
22 給水パイプ
22a 給水ポンプ
24 離氷モータ
25 製氷皿
30 貯水タンク
31 貯水部
32 蓋部
33 延出パイプ
34、35 注水口
34a、35a 凹部
36 ツマミ
37 第1ギヤ
38 第2ギヤ
39 ローラー
40 ホルダ
40b 通水路
41 水質可変部
42 溝部
50、60 回転機構部

Claims (5)

  1. 注水部からの注水によって貯水して氷点よりも高温の第1貯蔵室に配される貯水タンクと、氷点よりも低温の第2貯蔵室に配されるとともに前記貯水タンクを含む給水経路から給水される製氷皿とを有して製氷を行う製氷装置を備えた冷蔵庫において、周囲の水または通過した水の水質を改質させる水質可変部を前記給水経路に設け、前記水質可変部が前記給水経路内の水または前記注水部からの注水時の水に接触する接触状態と、前記水質可変部が前記給水経路内の水及び前記注水部からの注水時の水に対して非接触な非接触状態とを択一的に選択可能にしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記水質可変部を前記貯水タンクに設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記注水部が前記貯水タンクの上面を覆う蓋部に開口し、前記水質可変部が前記貯水タンクの上限水位よりも上方に配されるとともに、前記注水部に対向する位置と前記注水部から離れた位置との間を可動することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記水質可変部が前記貯水タンクの上限水位よりも上方に配される位置と上限水位よりも下方に配される位置との間を可動することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  5. 前記水質可変部によって前記貯水タンク内の水の浄水、軟水化、着味、または着色を行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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