JP2015002118A - 照明ランプ - Google Patents

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Kenichi Yamashita
健一 山下
直也 米澤
Naoya Yonezawa
直也 米澤
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Abstract

【課題】ヒートシンクとグローブとの組立時に、これらの連結構造が小さな部品同士であっても接着剤を要せず、また複雑な連結構造も要しないシンプルな照明ランプを提供する。
【解決手段】発光素子41を搭載した発光基板40を収納する筒状の一端が開口したヒートシンク20と、このヒートシンク20の開口部を覆う透光性のグローブ30を備えた照明ランプ10である。ヒートシンク20とグローブ30とが重なり合う開口端部23,31に形成されている一方を雄ネジ22a、他方を雌ネジ32aとする周面同士を螺着させる螺着部22,32と、ヒートシンク20の開口端部23でその端面23aの周方向に備えられた嵌合部70と、前記グローブ30の開口端面33に突設され、前記ヒートシンク20の端面23aに摺接しつつ弾性変形する係合部34とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、LED等の発光素子を光源に用いた照明ランプに関し、さらに詳しくは小型であってもヒートシンクとグローブとの組立性が良好な照明ランプに関する。
近年、この種の照明ランプは、LED等の発光素子を収納する筒状のヒートシンクと、このヒートシンクの開口側を覆う透光性のグローブとを備えて構成されている。ヒートシンクとグローブとの組み付けには接着剤を用いて組み付けることが知られている。しかしこの場合、組み付けには接着剤の塗布や固化時間を必要とし、接着作業に手間が掛かっていた。また、グローブの開口端に鏃状の挿入片を設けて、これをヒートシンクに嵌め込むように構成した嵌合構造もあるが、この場合もその嵌め込み部分である溝部には接着剤を必要としていた(例えば特許文献1参照)。
さらに、グローブ側に爪を延出させ、この爪と対応するヒートシンク側に爪係止部を設けてグローブの爪をヒートシンクの爪係止部に係止させることで双方を連結するようにした連結構造も知られている。しかしながら、小型の照明ランプでは限られた小さなスペースで連結構造を設ける必要があり、連結構造も含めて全体の形状が複雑になってしまう問題を有していた。
また、グローブをヒートシンクのネジ溝にネジ嵌めする例も知られているが(例えば特許文献2参照)、この場合は専用の別のヒートシンク部材を要してしまい照明ランプの構造が複雑となり、シンプルな構造な組立性の容易化が図れない問題を有していた。
特開2010−205645号公報 国際公開番号WO2010/004702パンフレット
そこで本発明は、ヒートシンクとグローブとの組立時に、これらの連結構造が小さな部品同士であっても接着剤を要せず、また複雑な連結構造も要せずシンプルで簡単に組み立てることができる取付性能に富む照明ランプを提供することを目的とする。
請求項1に記載した発明は、「発光素子41を搭載した発光基板40を収納する筒状の一端が開口したヒートシンク20と、このヒートシンク20の開口部を覆う透光性のグローブ30を備えた照明ランプ10であって、
前記ヒートシンク20と前記グローブ30とが重なり合う開口端部23,31に形成されている一方を雄ネジ22a、他方を雌ネジ32aとする周面同士を螺着させる螺着部22,32と、
前記ヒートシンク20の開口端部23でその端面23aの周方向に複数の係合凹部が備えられた嵌合部70と、
前記嵌合部70に対向する、前記グローブ30の開口端面33に突設され、前記ヒートシンク20の端面23aに摺接しつつ弾性変形する係合部34とを有することを特徴とする」照明ランプ10である。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した照明ランプ10に関し、「前記嵌合部70は、前記ヒートシンク20の開口端部23でその外周面上に、該ヒートシンク20の軸方向に多列にて突出したフィン24を設け、該フィン24間に形成される溝部24c、または前記ヒートシンク20の端面23aの周方向に凹設された複数の凹所23bにより構成される」ことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した照明ランプ10に関し、「前記係合部34と軸方向で対向する前記ヒートシンク20の端面23a、前記フィン24の端面24aの少なくともいずれか一方に、表面が粗い滑り止め部29を形成した」ことを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1乃至3に記載した照明ランプ10に関し、「前記係合部34は、前記グローブ30がヒートシンク20に螺着して締結される締結回転方向側の該係合部34の前面35を、該グローブ30の開口端面33から滑らかに傾斜して立ち上がる鈍角θ1な傾斜面35aとし、該係合部34の後面36を、該グローブ30の開口端面33から急角度で立ち上がる直角または鋭角θ2な係止面36aとした」ことを特徴とする(図4参照)。
請求項5に記載した発明は、請求項1乃至4に記載した照明ランプ10に関し、「前記ヒートシンク20と前記グローブ30との対向面間に、前記発光素子41を搭載した発光基板40の外周縁部42を挟持する挟持部28を備えた」ことを特徴とする。
請求項1、2に記載の発明によれば、ヒートシンク20の螺着部22にグローブ30の螺着部32をあてがってグローブ30を締結方向に回転させると、この螺着操作に伴ってグローブ30の係合部34がヒートシンク20の端面23aに強く接触する。この時、端面23aからの反力がグローブ30の軸方向に掛かり、螺着部22,32の間で接触圧を高め、ヒートシンク20に螺着されるグローブ30を強固に固定することになる。よって、接着剤や連結用の爪などを要しなくなり、シンプルな構成でしかも螺着操作だけで取り付けることができる。さらに、ここに用いられる係合部34は弾性変形が可能なので螺着時に強接触圧が加わっても欠けや割れなどの損傷のおそれがなく、柔軟に対応して加圧力を安定して伝達させることができ、突設される係合部34の耐久性を確保できる。さらには、組み立てられたヒートシンク20とグローブ30との外形状がスマートで且つシンプルな小型の照明ランプ10となるので取付スペースが限定されるような場所であってもコンパクトな形のまま取り付けることが可能になる。
さらに、ヒートシンク20の端面23aに周方向に係合凹部のような嵌合部70を備えているので、組立後に仮にグローブ30が緩むようなことがあっても、つまり係合部34が反締結回転方向にずれた時点で圧縮されていた係合部34が元の形状に復帰して嵌合部70に嵌まり込んで反締結回転方向の動きを規制するので組立後はヒートシンク20からグローブ30が外れることがなくなる。
請求項3に記載した発明によれば、フィン24の端面24aに表面を粗くした滑り止め部29を形成しているので係合部34との接触抵抗を高めることができる。したがって、ヒートシンク20にグローブ30を螺着した締結完了時では締結作用が高まり、ヒートシンク20に取り付けられたグローブ30は緩むおそれがなくなる。さらに、滑り止め部29はフィン24の端面24aに限らず、ヒートシンク20の端面23aや係合部34の接触面にも同様に形成して滑り止め作用を得るようにしてもよい。
請求項4に記載した発明によれば、ヒートシンク20にグローブ30を螺着した締め付け完了直前の時点では、鈍角θ1な傾斜面35aとされた係合部34の前面35が嵌合部70に接触した時点で弾性変形しつつスムーズに乗り上げ、更に捻じ込むと締め付け完了時点で軸方向において、捻じ込まれた螺着部22,32を基点に係合部34が端面23aに強く当接した突っ張り力が働いており、ヒートシンク20とグローブ30は強固に連結される。連結後にグローブ30が緩む方向に僅かに回転すると係合部34が今まで当接していた端面23aとずれた地点で後面36側の端面23aの嵌合部70に嵌まり込んで緩む方向の回転が規制され、これ以上の緩みはなくなる。
請求項5に記載した発明によれば、螺着構造での締め付け力を利用してヒートシンク20とグローブ30との間に発光基板40を介在させて組み込むことができる。よって、発光基板40を取付用のビスなどを要せず単体のままシンプルに組み込むことができる。さらに、ヒートシンク20とグローブ30との間で発光基板40を挟持する挟持部28の近くにフィン24を設けておれば、発光基板40を介して発光素子41から発熱した熱をヒートシンク20のフィン24へと効率よく伝達させて放出させることができる。
本発明の照明ランプを示す斜視図である。 本発明の照明ランプのヒートシンクとグローブとの内方を示す斜視図である。 本発明の照明ランプの内部構造と螺着部を拡大して示す縦断面斜視図である。 本発明のグローブとその係止部を拡大して示す正面図である。 本発明の係止部の使用状態とその係止部を拡大して示す正面図である。 本発明の発光基板が挟持される他の実施例の挟持状態を示す縦断面図である。 本発明のグローブと対応するヒートシンクの他の実施例を示す斜視図である。 (A)は本発明の係止部が端面と強接触した状態を示す要部縦断面図、(B)は本発明の係止部が締結回転方向で凹所を通過する時の状態を示す要部縦断面図、(C)は本発明の係止部が締結後に緩んで戻ろうとするのを防ぐ状態を示す要部縦断面図である。
以下、本発明を図示実施例に従って説明する。図1は本発明の照明ランプ10を示し、この照明ランプ10は図2及び図3にも示すように、ヒートシンク20と、グローブ30と、発光基板40と、ソケット部50との主要部材を組み合わせて構成される。
ヒートシンク20は、図2の下側にも示すように、熱伝導性の良好な例えばアルミニウム等の金属材を使用し、筒状に設けられた上端が開口されており、上端外周面21に該ヒートシンク20側の螺着部22となる雄ネジ22aが形成されている。なお、螺着時の掛かりを容易にするため雄ネジ22aは周方向に半周より短い長さで2分して形成されている。
さらに、螺着部22の直ぐ下の外周面上には該ヒートシンク20の軸方向に多列にて突出したフィン24が形成されている。なお、これらのフィン24は同じ形状のものを周方向に等分して配列されている。
フィン24は縦長に形成された上部の端面24aが略水平な四角形状を有してヒートシンク20の外周面に突出形成され、下端がヒートシンク20の外周面と面一となるように側面視逆三角形状を有して突出形成されている。また、フィン24は周方向の幅長さと、フィン24間に形成される溝幅すなわち嵌合部70(溝部24c)の長さとを略同じ長さに形成している。そして、このフィン24の端面24aが後述するグローブ30の係合部34と対応する。
さらに、フィン24の端面24aは平担面でもよいが図2にも示すようにフィン24の端面24aの表面粗さを粗くすれば、このフィン24に対向する係合部34との接触抵抗を高めて一体化を強めるのでフィン24の端面24aを粗く設けるのが好ましい。例えば、フィン24の端面24aに周方向と直交する向き、換言すれば径方向にして微細な複数本のノコギリ歯状のV溝を施して表面を粗く凹凸形成した滑り止め部29を形成しておく。このような滑り止め部29を形成しておけば、グローブ30の逆回転方向の接触抵抗を高めてグローブ30の緩み止め性能がより一層高まる。
さらに、ヒートシンク20の開口端部23の内周側には図3に示すように、発光基板40を取り付けるための階段状の係止段部25が形成されている。この係止段部25は上端外周面21の内周面側を断面L形状に切り欠いた段部であり、発光基板40の外周下側の角部を密着させて介在させるようにしている。また、ヒートシンク20の開口端部23は、発光基板40を取り付けた際の発熱を考慮して周囲に十分に広い内部空間を取っている。さらに、その内方の底板26には発光基板40と電気的に接続される配線導入用の貫通孔27が穿設されている。
グローブ30は、ヒートシンク20の開口端部23を半球形に覆う透光性で若干の弾性変形能を持つ樹脂材で構成され、該グローブ30の開口端部31は大径で肉厚に設けており、この開口端部31の内周面にグローブ30側の螺着部32となる雌ネジ32aを形成している。そして、ヒートシンク20とグローブ30とが重なり合う互いの開口端部23,31に形成されている螺着部22,32、すなわち雄ネジ22aと雌ネジ32aを螺着させて連結する構成としている。さらに、グローブ30の開口端面33は、下方のヒートシンク20のフィン24の端面24aに上方より対向する大きさの外径に設けられており、このグローブ30の開口端面33にさらに下向きに突出する係合部34を突設させている。
係合部34は、図4に示すように、グローブ30の開口端面33に台形状等に僅かに突出させて設けるものであり、グローブ30の樹脂成形時に該係合部34を一体成形して設けるものである。すなわち、グローブ30と同材質であり、この係止部34は加圧時に大きく変形せず、加圧機能を損なわない程度に弾性変形する材質であればよく、例えば十分な弾性率や強度を有するポリプロピレン等の樹脂材を用いるとよい。
この係合部34の具体的な形状はグローブ30がヒートシンク20に螺着して締結される締結回転方向側の前立ち上がり面となる前面35を、該グローブ30の開口端面33から滑らかに傾斜して立ち上がる鈍角θ1の傾斜面35aとし、該係合部34の締結回転方向側の後立ち上がり面となる後面36を、該グローブ30の開口端面33から急角度で立ち上がる直角または鋭角θ2の係止面36aとしている。
そして、図4に示すように、前面35と後面36との間を水平につなぐ面はフィン24の端面24aに略水平に接触する接触面34aであり、この接触面34aの表面粗さを粗くしてフィン24の端面24aとの接触抵抗をさらに高めるように形成してもよい。
また、係合部34はフィン24と強圧接触した締結完了時点で接触圧を最大に高めて回転停止させる構成をとっているものであり、また係合部34の高さ方向の接触圧を高める機能を得るには、図4に示すように、係合部34の突出高さhを例えば0.2mm程度と僅かに設定するだけで十分な接触圧が得られる。そして、ヒートシンク20にグローブ30を螺着させて締結完了させる直前では係合部34とフィン24とは周方向に軽圧から強圧へと接触し始めるが係合部34が弾性を有しているので螺着部22,32の機能を阻害するものではなく、終始精度よく滑らかにグローブ30の回転操作を実行させる。
この係合部34は、開口端面33の全周に設けてもよく、周方向に数個均等に分散して設けてもよい。この実施例では、同形状の係合部34を周方向の180度異なる左右両側の位置に3個ずつ一定ピッチで突出形成させている。さらに、係合部34は周方向のピッチがフィン24の端面24aの周方向のピッチと同ピッチ(間隔)に形成されている。したがって、グローブ30の回転時に各係合部34が各フィン24に同タイミングで接触対応する。
さらに、グローブ30の開口端部31には螺着部32より上側の内周面に発光基板40を取り付けるための逆L形状に切欠き形成された係止下面37が形成されている。この係止下面37と上述したヒートシンク20の係止段部25、及び後述する内周角部25aと切欠き段部43とで後述する発光基板40を上下から挟持する挟持部28を構成している。
発光基板40は、LED等の発光素子41(図3では2個)を中央部に搭載した熱伝導性の良好なアルミニウム等の材質で形成される円盤であり、この発光基板40の取付性を容易にするため外周縁部42には係止段部25の内周角部25aにも係止対応させる逆L形状の切欠き段部43を形成して、発光基板40の外周縁部42に加えて切欠き段部43も係止対応させて発光基板40の位置決めとヒートシンク20への密着性を高めるようにした挟持構成を有している。
ソケット部50は、上述の発光素子41に商用電力を供給する図示しない電源回路を収容しており、プリント配線盤に各種の電子部品が搭載されたものである。よって、電源回路と発光素子41とは図示しない配線を介して電気的に接続されている。また、下端部には外部電源に接続するためのソケット51が備えられている。
このように構成された照明ランプ10を組み立てる際は、ヒートシンク20とグローブ30との取り付けに先立って、まずヒートシンク20の開口端部23に図3に示すように係止段部25に発光基板40の外周縁部42を載せ置くように発光基板40を搭載する。この時、発光基板40の切欠き段部43もヒートシンク20の内周角部25aに係止対応させるので発光基板40を正確に位置決めしながら搭載することができ、発光基板40の取付作業性が向上する。
この発光基板40の搭載後に、該発光基板40の上面を覆うようにヒートシンク20の螺着部22にグローブ30の螺着部32を対応させてグローブ30を締結方向に回転させれば、螺着部22,32の雄ネジ22aと雌ネジ32aが螺着して締結される。
この時、締め付けが完了するまでは図5の上拡大図にも示すように、グローブ30の下向きに突出する係合部34がフィン24の上面である、に平らに形成されている端面24aに強く押し付けられていないので回転するが、締結完了直前では係合部34がフィン24の端面24aに次第に強く接触し、このとき係合部34の前面35が傾斜面35aとなっているのでたとえフィン24の角に接触しても乗り上げるようにして滑り許容され、締付方向に回転させることができる。その後、係合部34がフィン24の端面24aに強く当接した突っ張り限界位置で締め付けが完了する。この締結完了時点でヒートシンク20に対するグローブ30の取り付けが終了する。
なお、締結完了後は上下に強圧接触する係合部34とフィン24によって接触圧を高め、且つその反作用として発生する螺着部22,32の強い摩擦力により、締結完了時での回転抵抗は高くなる。よって、一旦、グローブ30を締め付けた後は、締結回転方向は勿論のこと反締結回転方向に対しても簡単に緩まない構成となっている。さらに、係合部34の接触面34aとフィン24の端面24aとの双方の表面を細かく凹凸形成した滑り止め部29にしておけば、締結完了時に係合部34の接触面34aの滑り止め部29と、フィン24の端面24aの滑り止め部29とが凹凸対応した時点でロックが掛かるので、より一層締結完了時の連結作用が高まり、ヒートシンク20に取り付けられたグローブ30の緩みのおそれはなくなる。仮に、グローブ30が緩んで僅かに逆回転しても、図5の下拡大図にも示すように、僅かに逆回転した係合部34がフィン24間の溝部24cに嵌まり込み、嵌まり込んだ係合部34の後面36(係止面36a)がフィン24の垂直面24bに当接してグローブ30は逆回転が完全に規制される。
また、ヒートシンク20へのグローブ30の取り付けが完了した時点で、グローブ30の係止下面37が発光基板40の外周上面を押え込むので発光基板40は外周縁部42がヒートシンク20とグローブ30とで上下に挟持され、グローブ30の取り付けと同時に発光基板40の取り付けが完了する。この時、発光基板40は上下から挟持されてヒートシンク20側に密着されるので照明ランプ10が使用されて発光素子41等により発光基板40は発熱するが、この発光基板40からの熱量はヒートシンク20を介してその直ぐ近くの外周面上のフィン24に効率よく伝達される。このため、照明ランプ10は組立性の向上だけでなく放熱性の向上においても優れた効果を発揮する。また、照明ランプ10の使用時はヒートシンク20の内方で発光した発光素子41の照明光が半球形のグローブ30を透過して均一な発光を出力する。
図6は発光基板40の他の挟持構成例を示し、ヒートシンク20の上端外周面21の上端面を係止上面21aとし、この係止上面21aと既述したグローブ30の係止下面37との上下方向の対向面間を発光基板40の挟持空間61とし、この挟持空間61に発光基板40の外周縁部42を介在させて上下より挟持する構成としている。この場合も、発光基板40の取付性を容易にするため、発光基板40の外周縁部42の下面には逆L形状の切欠き段部43を形成しており、これらの挟持構造によって発光基板40の挟持部28を構成している。したがって、挟持部28には発光基板40の外周縁部42に加えて切欠き段部43も係止対応させて発光基板40の位置決めとヒートシンク20への密着性を高めるようにしている。この際も、グローブ30の螺着操作に連動して発光基板40を挟持することができる。特に、グローブ30を螺着するときの垂直方向の挟持力が上方よりグローブ30と発光基板40とヒートシンク20の順に同垂直方向に重ね合わせた状態で挟持する構成をとっているので発光基板40に対して安定した挟持力が得られ、また挟持空間61はヒートシンク20の径方向の厚さを増やすような径方向に3部材が重なるスペースを取らず、極力シンプルに高さ方向に重ねる構成なので図3の挟持部28の構成に比較してヒートシンク20の厚みも減らすことができる。
図7はヒートシンク20の他の実施例を示し、このヒートシンク20は上述の実施例で述べたフィン24の凹凸構造(係合凹部、換言すれば溝部24c)に代わるものとして凹所23bを備えた点が異なり、他の構成は同じであるため同じ説明は同一の符号を付して省略し、異なる点についてのみ説明する。
凹所23bを備えたヒートシンク20は、図7の下側に示すように、外向きに滑らかな凸湾曲面を有して形成された上筒部71とその下部に直管状に形成された下筒部72とを一体化して構成している。上筒部71は上部が開口しており、その開口端部23の外周部(上述の実施例ではフィン24が形成されていた部分)の上面に水平な環状の端面23aが設けられている。この端面23aには嵌合部70としての多数の凹所23bがフィン24が形成されていた部分に周方向に等分して設けられている。
ここに形成される凹所23bは、係合部34と対向する周方向の位置でその係合部34が嵌まり込む大きさ及び深さを有して平面視四角形状に開口したものであり、この他の実施例の場合もグローブ30の締結回転方向側となる凹所前面73及び凹所後面74は共に垂直面に形成している。つまり、凹所23bは、先の実施例で示したフィン24間の溝部24cに相当するものである。
図7ではフィン24のないヒートシンク20の一例を示したが、凹所23bに支障のない位置にフィン24を形成して放熱性を高めるように構成してもよい。なお、ヒートシンク20の下筒部72は上述した実施例と同様に下方がソケット部50に接続されるものであり、図示しない接続構造が備えられている。
このように構成されたヒートシンク20を用いる場合もヒートシンク20の螺着部22にグローブ30の螺着部32をあてがってグローブ30を締結方向に回転させれば、螺着部22,32の雄ネジ22aと雌ネジ32aが螺着して滑らかに締結される。
この時、締め付けが完了するまでは図7にも示すように、グローブ30の下面に下向きに突出する係合部34がヒートシンク20の上面に形成されている平らな端面23aに十分に押し付けられていないので滑らかな回転が許容されるが、締結完了直前では係合部34がヒートシンク20の端面23aに強く接触し、このとき係合部34の前面35が傾斜面35aとなっているので図8(B)に示すように、たとえ凹所前面73の上角部23cに接触しても係合部34は圧縮により弾性変形しつつ上角部23cを乗り上げるように滑り回転する。その後、係合部34が図8(B)に想像線で示すように、ヒートシンク20の端面23aに最も強く当接した突っ張り限界位置となった時点で締め付けが完了する。この締結完了時点でヒートシンク20に対するグローブ30の取り付けが終了する(図8(A)参照)。
グローブ30の取付後に長期使用等で該グローブ30が緩もうとすると、係合部34が今まで当接していた端面23aとずれて反締結方向の凹所23cに嵌まり込むことになるが、この時、係合部34はそれまでの接触圧から開放されて弾性復帰しつつ嵌まり込んだ係合部34の垂直な後面36が凹所23bの垂直な凹所後面74に当接して緩み方向の回転が規制され、これ以上の緩みがなくなる。よって、組立後はグローブ30が緩んで外れることがなくなる。この場合もグローブ30の取付構造及び取付作業性を簡単化できるだけでなく取付信頼性の高い連結を確保できるようになる。
以上説明したごとく、ヒートシンク20に螺着されるグローブ30に小さな係合部34を備え、係合部34をヒートシンク20の外周面に備えられたフィン24の端面24aあるいはヒートシンク20の端面23aに当接させた時のヒートシンク20側からの反力が軸方向に掛かり、螺着部22,32とヒートシンク20の端面23a,24aとの上下間で軸方向の接触圧を高めてヒートシンク20とグローブ30とを強固に固定することができる。そして、取付スペースが限定されるような場所であっても、シンプルな形状を有する小型の照明ランプ10として取り付けることが可能であり、ことにグローブ30の螺着操作に連動してヒートシンク20とグローブ30との締結力を効率よく高めることが可能になり、ヒートシンク20とグローブ30との信頼性の高い取付機能を有しながらグローブ30を簡単に取り付けることが可能になる。
10…照明ランプ 20…ヒートシンク
21…上端外周面 22…螺着部
22a…雄ネジ 23…開口端部
23a…ヒートシンクの端面 23b…凹所
23c…上角部 24…フィン
24a…フィンの端面 24b…垂直面
24c…溝部 25…係止段部
25a…内周角部 26…底板
27…貫通孔 28…挟持部
29…滑り止め部 30…グローブ
31…開口端部 32…螺着部
32a…雌ネジ 33…開口端面
34…係合部 34a…接触面
35…前面 35a…傾斜面
36…後面 36a…係止面
37…係止下面 40…発光基板
41…発光素子 42…外周縁部
43…切欠き段部 50…ソケット部
51…ソケット 61…挟持空間
70…嵌合部 71…上筒部
72…下筒部 73…凹所前面
74…凹所後面 θ1…鈍角
θ2…垂直または鋭角 h…突出高さ

Claims (5)

  1. 発光素子を搭載した発光基板を収納する筒状の一端が開口したヒートシンクと、このヒートシンクの開口部を覆う透光性のグローブを備えた照明ランプであって、
    前記ヒートシンクと前記グローブとが重なり合う開口端部に形成されている一方を雄ネジ、他方を雌ネジとする周面同士を螺着させる螺着部と、
    前記ヒートシンクの開口端部でその端面の周方向に複数の係合凹部が備えられた嵌合部と、
    前記嵌合部に対向する、前記グローブの開口端面に突設され、前記ヒートシンクの端面に摺接しつつ弾性変形する係合部とを有することを特徴とする照明ランプ。
  2. 前記嵌合部は、前記ヒートシンクの開口端部でその外周面上に、該ヒートシンクの軸方向に多列にて突出したフィンを設け、該フィン間に形成される溝部、または前記ヒートシンクの端面の周方向に凹設された複数の凹所により構成されることを特徴とする請求項1に記載した照明ランプ。
  3. 前記係合部と軸方向で対向する前記ヒートシンクの端面、前記フィンの端面の少なくともいずれか一方に、表面が粗い滑り止め部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載した照明ランプ。
  4. 前記係合部は、前記グローブがヒートシンクに螺着して締結される締結回転方向側の該係合部の前面を、該グローブの開口端面から滑らかに傾斜して立ち上がる鈍角な傾斜面とし、該係合部の後面を、該グローブの開口端面から急角度で立ち上がる直角または鋭角な係止面としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載した照明ランプ。
  5. 前記ヒートシンクと前記グローブとの対向面間に、前記発光素子を搭載した発光基板の外周縁部を挟持する挟持部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載した照明ランプ。
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