JP2014524956A - 高い膨潤速度を有する吸水性ポリマー粒子の製造法 - Google Patents

高い膨潤速度を有する吸水性ポリマー粒子の製造法 Download PDF

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Abstract

エチレン性不飽和の、酸基を有するモノマー、架橋剤、開始剤およびエチレン性不飽和のイオン性界面活性剤を含有するモノマー溶液またはモノマー懸濁液を重合させることによって、高い膨潤速度を有する吸水性ポリマー粒子を製造する方法。

Description

本発明は、エチレン性不飽和の、酸基を有するモノマー、架橋剤、開始剤およびエチレン性不飽和のイオン性界面活性剤を含有するモノマー溶液またはモノマー懸濁液を重合させることによって、高い膨潤速度を有する吸水性ポリマー粒子を製造する方法に関する。
吸水性ポリマー粒子は、おむつ、タンポン、生理帯および別の衛生物品を製造するために使用され、また一方で農業園芸における保水剤としても使用される。吸水性ポリマー粒子は、超吸収体とも呼称される。
吸水性ポリマー粒子の製造は、モノグラフ"Modern Superabsorbent Polymer Technology",F.L.Buchholz undA.T.Graham,Wiley−VCH,1998,第71〜103頁に記載されている。
前記吸水性ポリマー粒子の性質は、例えば使用される架橋剤量により調節されうる。架橋剤量が上昇すると、遠心分離保持能(CRC)は低下し、21.0g/cm2の圧力(AUL0.3psi)下での吸収率は、最大を突破する。
おむつにおける使用特性、例えば膨潤されたゲルベッドの透過率(SFC)および49.2g/cm2の圧力下での吸収率の改善のために、水吸収性ポリマー粒子は、通常、表面後架橋される。それによって、粒子表面の架橋度が上昇し、それにより49.2g/cm2の圧力(AUL0.7psi)下での吸収率および遠心分離保持能(CRC)は、少なくとも部分的に規定されうる。この表面後架橋は、水性ゲル相中で実施されてよい。しかし、とりわけ、乾燥され、微粉砕されかつ篩別されたポリマー粒子(ベースポリマー)の表面は、表面後架橋剤で被覆され、および熱的に表面後架橋される。そのために適した架橋剤は、吸水性ポリマー粒子の少なくとも2個のカルボキシレート基との共有結合を形成しうる化合物である。
整理番号PCT/EP2011/0055761の出願には、膨潤速度を高めるためのコモノマーの使用が教示されている。
本発明の課題は、吸水性ポリマー粒子、殊に高い膨潤速度を有する吸水性ポリマー粒子を製造する、改善された方法を提供することであった。
前記課題は、
a)少なくとも部分的に中和されていてよい、1つのエチレン性不飽和の、酸基を有するモノマー、
b)少なくとも1つの架橋剤、
c)少なくとも1つの開始剤、
d)任意に、a)に記載されたモノマーと共重合しうる1つのエチレン性不飽和モノマーおよび
e)任意に、1つ以上の水溶性ポリマー
を含有するモノマー溶液またはモノマー懸濁液を重合させることによって、吸水性ポリマー粒子を製造する方法であって、
前記のモノマー溶液またはモノマー懸濁液が少なくとも1つのエチレン性不飽和のイオン性界面活性剤を含有することを特徴とする、前記方法によって解決された。
本発明により使用すべきエチレン性不飽和のイオン性界面活性剤は、水の表面張力を低下させる、特に、それぞれ水中の0.103質量%の溶液として23℃で測定した、70mN/m未満、特に有利に68mN/m未満、殊に有利に67mN/m未満に低下させる界面活性化合物である。
エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤は、特にエチレン性不飽和基、非極性のスペーサーおよびイオン性末端基を有し、その際にアニオン性末端基が好ましい。適したエチレン性不飽和基は、例えばアリルエーテル基、ビニルエーテル基、アクリルエステル基およびメタクリルエステル基である。適した非極性のスペーサーは、例えばポリプロピレングリコール基である。適したイオン性末端基は、例えば第四級アミン基、第四級ホスフェート基および第四級サルフェート基である。
特に適したエチレン性不飽和のイオン性界面活性剤は、一般式(I)
Figure 2014524956
〔式中、
1およびR2は、互いに独立して、水素、メチルまたはエチル、特にメチルまたはエチル、殊に有利にメチルであり、および
nは、3〜20、特に4〜15、殊に有利に5〜10の整数である〕の化合物である。
前記のモノマー溶液またはモノマー懸濁液は、エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤を、それぞれ中和されなかったモノマーa)に対して、特に0.005〜1質量%、特に有利に0.02〜0.5質量%、殊に有利に0.05〜0.2質量%含有する。
本発明は、既に微少量のエチレン性不飽和のイオン性界面活性剤が膨潤速度(FSR)を明らかに高めるという認識に基づいている。エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤がポリマー網状組織に組み入れられることによって、水抽出物の表面張力に対する当該イオン性界面活性剤の影響は、僅かになる。
その際に、エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤の量は、通常、水抽出物の表面張力が特に少なくとも55mN/m、特に有利に少なくとも60mN/m、殊に有利に少なくとも65mN/mである程度に選択される。
それにも拘わらず、本発明により使用すべきエチレン性不飽和のイオン性界面活性剤を使用する際に、水抽出物の表面張力が減少することの原因は、a)エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤の転化が完全ではないこと、および/またはb)重合導入されたエチレン性不飽和のイオン性界面活性剤が事後に、例えばアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルを使用する際にエステル加水分解によって分解することに起因すると思われる。
吸水性ポリマー粒子は、モノマー溶液またはモノマー懸濁液を重合させることによって製造され、かつ通常、水不溶性である。
モノマーa)は、とりわけ水溶性であり、すなわち23℃での水中での可溶性は、典型的には、水100g当たり少なくとも1g、特に水100g当たり少なくとも5g、特に有利に水100g当たり少なくとも25g、殊に有利に水100g当たり少なくとも35gである。
適したモノマーa)は、例えばエチレン性不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸およびイタコン酸である。特に好ましいモノマーa)は、アクリル酸およびメタクリル酸である。アクリル酸が殊に好ましい。
さらなる適したモノマーa)は、例えばエチレン性不飽和スルホン酸、例えばスチレンスルホン酸および2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)である。
汚染物質は、重合に対して重大な影響を及ぼしうる。したがって、使用される原料は、できるだけ高純度を示すべきであろう。したがって、モノマーa)を特に精製することは、しばしば好ましい。適した精製法は、例えばWO 2002/055469A1、WO 2003/078378A1およびWO 2004/035514A1中に記載されている。適したモノマーa)は、例えばWO 2004/035514A1により精製された、アクリル酸99.8460質量%、酢酸0.0950質量%、水0.0332質量%、プロピオン酸0.0203質量%、フルフラール0.0001質量%、無水マレイン酸0.0001質量%、ジアクリル酸0.0003質量%およびヒドロキノンモノメチルエーテル0.0050質量%を有するアクリル酸である。
モノマーa)は、通常、重合抑制剤、とりわけヒドロキノン半エーテルを貯蔵安定剤として含有する。
前記モノマー溶液は、とりわけ、それぞれ中和されていないモノマーa)に対して、ヒドロキノン半エーテルを250質量ppmまで、有利に最大130質量ppm、特に有利に最大70質量ppm、有利に少なくとも10質量ppm、特に有利に少なくとも30質量ppm、殊に50質量ppmだけ含有する。例えば、前記モノマー溶液の製造のために、相応する含量のヒドロキノン半エーテルを有する、エチレン性不飽和の、酸基を有するモノマーが使用されてよい。
好ましいヒドロキノン半エーテルは、ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)および/またはα−トコフェロール(ビタミンE)である。
適した架橋剤b)は、架橋に適した、少なくとも2個の基を有する化合物である。この種の基は、例えば、ポリマー鎖中にラジカル的に重合導入されてよいエチレン性不飽和基、およびモノマーa)の酸基との共有結合を形成してよい官能基である。さらに、モノマーa)の少なくとも2個の酸基との配位結合を形成しうる多価金属塩が架橋剤b)として適している。
架橋剤b)は、特に、ポリマー網状組織中にラジカル的に重合導入されてよい、少なくとも2個の重合可能な基を有する化合物である。適した架橋剤b)は、例えば、欧州特許出願公開第0530438号明細書A1中に記載された、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、アリルメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリアリルアミン、テトラアリルアンモニウムクロリド、テトラアリルオキシエタン、欧州特許出願公開第0547847号明細書A1、欧州特許出願公開第0559476号明細書A1、欧州特許出願公開第0632068号明細書A1、WO 93/21237A1、WO 2003/104299A1、WO 2003/104300A1、WO 2003/104301A1およびドイツ連邦共和国特許出願公開第10331450号明細書A1中に記載された、ジアクリレートおよびトリアクリレート、ドイツ連邦共和国特許出願公開第10331456号明細書A1およびドイツ連邦共和国特許出願公開第10355401号明細書A1中に記載された、アクリレート基の他にさらなるエチレン性不飽和基を含む、混合されたアクリレート、またはドイツ連邦共和国特許出願公開第19543368号明細書A1、ドイツ連邦共和国特許出願公開第10646484号明細書A1、WO 90/15830A1およびWO 2002/032962A2中に記載された架橋剤混合物である。
好ましい架橋剤b)は、ペンタエリトリットトリアリルエーテル、テトラアリルオキシエタン、メチレンビスメタクリルアミド、15回エトキシル化されたトリメチロールプロパントリアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリアリルアミンおよびテトラアリルアンモニウムクロリドである。
殊に好ましい架橋剤b)は、例えばWO 2003/104301A1に記載されている、アクリル酸またはメタクリル酸でジアクリレートまたはトリアクリレートへとエステル化された、数回エトキシル化された、および/またはプロポキシル化されたグリセリンである。3〜10回エトキシル化されたグリセリンのジアクリレートおよび/またはトリアクリレートは、特に好ましい。1〜5回エトキシル化された、および/またはプロポキシル化されたグリセリンのジアクリレートまたはトリアクリレートは、殊に好ましい。3〜5回エトキシル化された、および/またはプロポキシル化されたグリセリンのトリアクリレート、殊に3回エトキシル化されたグリセリンのトリアクリレートは、最も好ましい。
架橋剤b)の量は、それぞれ中和されていないモノマーa)に対して、特に0.05〜1.5質量%、特に有利に0.1〜1質量%、殊に有利に0.2〜0.5質量%である。架橋剤含量が上昇すると、遠心分離保持能(CRC)は低下し、21.0g/cm2の圧力(AUL0.3psi)下での吸収率は、最大を突破する。
開始剤c)として、重合条件下でラジカルを発生させる全ての化合物、例えば熱開始剤、レドックス開始剤、光開始剤が使用されてよい。適したレドックス開始剤は、ナトリウムペルオキソジスルフェート/アスコルビン酸、過酸化水素/アスコルビン酸、ナトリウムペルオキソジスルフェート/亜硫酸水素ナトリウムおよび過酸化水素/亜硫酸水素ナトリウムである。特に、熱開始剤とレドックス開始剤との混合物、例えばナトリウムペルオキソジスルフェート/過酸化水素/アスコルビン酸が使用される。しかし、還元成分として、特に2−ヒドロキシ−2−スルフィナト酢酸の二ナトリウム塩と2−ヒドロキシ−2−スルホナト酢酸の二ナトリウム塩と亜硫酸水素ナトリウムとの混合物(Brueggemann Chemicals社;Heilbronn;DEのBrueggolit(登録商標)FF6およびBrueggolit(登録商標)FF7として入手可能)または純粋な形の2−ヒドロキシ−2−スルフィナト酢酸の二ナトリウム塩(Brueggemann Chemicals社;Heilbronn;DEのBlancolen(登録商標)HPとして入手可能)が使用される。
エチレン性不飽和の、酸基を有するモノマーa)と共重合可能なエチレン性不飽和モノマーd)は、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリレート、ジエチルアミノプロピルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレートである。
水溶性ポリマーe)として、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、澱粉、澱粉誘導体、変性されたセルロース、例えばメチルセルロースまたはヒドロキシエチルセルロース、ゼラチン、ポリグリコールまたはポリアクリル酸、特に澱粉、澱粉誘導体および変性されたセルロースが使用されてよい。
通常、モノマー水溶液が使用される。モノマー溶液の含水量は、特に40〜75質量%、特に有利に45〜70質量%、殊に有利に50〜65質量%である。モノマー懸濁液、すなわち過剰のモノマーa)、例えばナトリウムアクリレートを有するモノマー溶液を使用することも可能である。含水量が上昇すると、引き続く乾燥の際のエネルギー費用が上昇し、含水量が低下すると、重合熱は、なお不十分にのみ導出されうる。
好ましい重合抑制剤は、溶解された酸素の最適な効果のために必要である。したがって、前記モノマー溶液は、重合前に不活性化、すなわち不活性ガス、特に窒素または二酸化炭素での貫流によって、溶解された酸素が取り除かれうる。特に、前記モノマー溶液の酸素含量は、重合前に、1質量ppm未満、特に有利に0.5質量ppm未満、殊に有利に0.1質量ppm未満に低下される。
適した反応器は、例えば混練型反応器またはベルト型反応器である。前記混練機において、モノマー水溶液または水性モノマー懸濁液の重合の際に生じるポリマーゲルは、例えばWO 2001/038402A1の記載と同様に、対向する攪拌軸によって連続的に微粉砕される。前記ベルト上での重合は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第3825366号明細書A1および米国特許第6241928号明細書中に記載されている。ベルト型反応器における重合の場合、さらなる方法の工程において微粉砕されなければならないポリマーゲルが、例えば押出機または混練機中で生じる。
乾燥特性を改善するために、混練機を用いて得られる、微粉砕されたポリマーゲルは、さらに押出されうる。
しかし、モノマー水溶液を滴下し、形成された液滴を加熱されたキャリヤーガス流中で重合させることも可能である。これに関して、前記方法の工程の重合と乾燥は、WO 2008/040715A2、WO 2008/052971A1およびWO 2011/026876A1中の記載と同様に要約されてよい。
得られたポリマーゲルの酸基は、通常、部分的に中和されている。中和は、特にモノマーの工程で実施される。このことは、通常、水溶液としての中和剤の混入によって行なわれるか、または有利に固体としての中和剤の混入によっても行なわれる。中和度は、特に25〜95モル%、特に有利に30〜80モル%、殊に有利に40〜75モル%であり、その際に通常の中和剤、特にアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩またはアルカリ金属炭酸水素塩ならびにこれらの混合物が使用されてよい。アルカリ金属塩の代わりに、アンモニウム塩が使用されてもよい。ナトリウムおよびカリウムは、アルカリ金属として特に有利であるが、しかし、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムならびにこれらの混合物は、殊に有利である。
しかし、中和を重合後に、重合の際に生じるポリマーゲルの段階で実施することも可能である。さらに、中和剤の一部を既にモノマー溶液に添加しかつポリマーゲルの段階で重合後に初めて所望の最終中和度に調節することにより、中和前の酸基を40モル%まで、特に10〜30モル%、特に有利に15〜25モル%中和することが可能である。ポリマーゲルを少なくとも部分的に重合後に中和する場合には、ポリマーゲルは、特に、例えば押出機を用いて機械的に微粉砕され、その際に中和剤は、噴霧され、散在されるかまたは流し込まれ、次に注意深く、よく混ぜ合わされる。そのために、得られたゲル物質は、さらに数回均一化のために押し出されうる。
さらに、前記ポリマーゲルは、とりわけベルト乾燥機で、残留湿分含量が特に0.5〜15質量%、特に有利に1〜10質量%、殊に有利に2〜8質量%になるまで乾燥され、その際に当該残留湿分含量は、EDA−NAによって推奨される試験方法No.WSP230.2−05"Mass Loss Upon Heating"に従って測定される。高すぎる残留湿分の場合には、乾燥されたポリマーゲルは、低すぎるガラス転移温度Tgを有し、かつさらに加工するのが困難である。低すぎる残留湿分の場合には、乾燥されたポリマーゲルは、脆すぎ、かつ引き続く微粉砕工程において、不所望にも低すぎる粒度("fines")を有する大量のポリマー粒子が生じる。前記ゲルの固体含量は、乾燥前に特に25〜90質量%、特に有利に35〜70質量%、殊に有利に40〜60質量%である。しかし、選択的に乾燥のために、流動床乾燥機またはパドル型乾燥機が使用されてもよい。
この後で、乾燥されたポリマーゲルは、微粉砕されかつ分級され、その際に微粉砕のために、通常、一段または多段のロールミル、有利に二段または三段のロールミル、ピンミル、ハンマーミルまたは振動ミルが使用されてよい。
生成物画分として分離されるポリマー粒子の平均粒度は、特に少なくとも200μm、特に有利に250〜600μm、殊に有利に300〜500μmである。前記生成物画分の平均粒度は、EDANAによって推奨される試験方法No.WSP 220.2−05"Partikel Size Distribution"により算出されることができ、その際に篩画分の質量割合は、累積されてプロットされ、かつ平均粒度は、図示して定められる。その際に、平均粒度は、累積された50質量%に対してもたらされる、目開きの値である。
少なくとも150μmの粒度を有する粒子の割合は、特に少なくとも90質量%、特に有利に少なくとも95質量%、殊に有利に少なくとも98質量%である。
低すぎる粒度を有するポリマー粒子は、透過率(SFC)を低下させる。したがって、小さすぎるポリマー粒子("fines")の割合は、低くあるべきである。
したがって、小さすぎるポリマー粒子は、通常、分離されかつ前記方法に返送される。このことは、特に重合前、重合中、または重合の直後に、すなわちポリマーゲルの乾燥前に行なわれる。小さすぎるポリマー粒子は、返送前または返送中に水および/または水性界面活性剤で湿潤されてよい。
しかし、後の方法の工程において、小さすぎるポリマー粒子を、例えば表面後架橋または別の被覆工程の後に分離することも可能である。この場合には、返送された、小さすぎるポリマー粒子は、表面後架橋されているかまたは別の方法で、例えば熱分解法珪酸で被覆されている。
重合のために混練型反応器を使用する場合には、小さすぎるポリマー粒子は、特に重合の最後の三分の一の間に添加される。
小さすぎるポリマー粒子を極めて遅れて、例えば重合反応器に後接続された装置、例えば押出機中に初めて添加される場合には、小さすぎるポリマー粒子を、さらに、得られたポリマーゲル中に混入することは困難でありうる。しかし、不十分に混入された、小さすぎるポリマー粒子は、微粉砕中に再び、乾燥されたポリマーゲルから剥がれ、したがって、分級の際に再び分離し、および返送すべき、小さすぎるポリマー粒子の量が高まる。
最大850μmの粒度を有する粒子の割合は、特に少なくとも90質量%、特に有利に少なくとも95質量%、殊に有利に少なくとも98質量%である。
最大600μmの粒度を有する粒子の割合は、特に少なくとも90質量%、特に有利に少なくとも95質量%、殊に有利に少なくとも98質量%である。
大きすぎる粒度を有するポリマー粒子は、膨潤速度を低下させる。したがって、大きすぎるポリマー粒子の割合は、同様に低くあるべきである。
したがって、大きすぎるポリマー粒子は、通常、分離され、かつ乾燥されたポリマーゲルの微粉砕に返送される。
前記ポリマー粒子は、前記性質のさらなる改善のために表面後架橋されていてよい。適した表面後架橋剤は、前記ポリマー粒子の少なくとも2個のカルボキシレート基と共役結合を形成しうる基を含む化合物である。適した化合物は、例えば欧州特許出願公開第0083022号明細書A2、欧州特許出願公開第0543303号明細書A1および欧州特許出願公開第0937736号明細書A2中に記載された多価アミン、多価アミドアミン、多価エポキシド、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第3314019号明細書A1、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3523617号明細書A1および欧州特許出願公開第0450922号明細書A2中に記載された二価アルコールまたは多価アルコール、または例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第10204938号明細書A1および米国特許第6239230号明細書中に記載されたβ−ヒドロキシアルキルアミドである。
さらに、適した表面後架橋剤として、ドイツ連邦共和国特許第4020780号明細書C1には、環式炭酸塩が記載され、ドイツ連邦共和国特許出願公開第19807502号明細書A1には、2−オキサゾリジノンおよびその誘導体、例えば2−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノンが記載され、ドイツ連邦共和国特許第19807992号明細書C1には、ビス−2−オキサゾリジノンおよびポリ−2−オキサゾリジノンが記載され、ドイツ連邦共和国特許出願公開第19854573号明細書A1には、2−オキソテトラヒドロ−1,3−オキサジンおよびその誘導体が記載され、ドイツ連邦共和国特許出願公開第19854574号明細書A1には、N−アシル−2−オキサゾリジノンが記載され、ドイツ連邦共和国特許出願公開第10204937号明細書A1には、環式尿素が記載され、ドイツ連邦共和国特許出願公開第10334584号明細書A1には、二環式アミドアセタールが記載され、欧州特許出願公開第1199327号明細書A2には、オキセタンおよび環式尿素が記載され、およびWO 2003/031482A1には、モルホリン−2,3−ジオンおよびその誘導体が記載されている。
好ましい表面後架橋剤は、エチレンカーボネート、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリアミドとエピクロロヒドリンとの反応生成物およびプロピレングリコールと1,4−ブタンジオールとの混合物である。
殊に好ましい表面後架橋剤は、2−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノン、2−オキサゾリジノンおよび1,3−プロパンジオールである。
さらに、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3713601号明細書A1の記載と同様に、さらなる重合可能なエチレン性不飽和基を含む表面後架橋剤が使用されてもよい。
表面後架橋剤の量は、それぞれポリマー粒子に対して、特に0.001〜5質量%、特に有利に0.02〜2質量%、殊に有利に0.05〜1質量%である。
本発明の好ましい実施態様において、表面後架橋前、表面後架橋中、または表面後架橋後に、表面後架橋剤の他に、多価カチオンが粒子表面上に施される。
本発明による方法において使用可能な多価カチオンは、例えば二価カチオン、例えば亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄およびストロンチウムのカチオン、三価カチオン、例えばアルミニウム、鉄、クロム、希土類およびマンガンのカチオン、四価カチオン、例えばチタンおよびジルコニウムのカチオンである。対イオンとして、水酸化物、塩化物、臭化物、硫酸塩、硫酸水素塩、炭酸塩、炭酸水素塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、二水素リン酸塩およびカルボン酸塩、例えば酢酸塩、クエン酸塩および乳酸塩が可能である。様々な対イオンを有する塩、例えば塩基性アルミニウム塩、例えばアルミニウムモノアセテートまたはアルミニウムモノラクテートも可能である。硫酸アルミニウム、アルミニウムモノアセテートおよび乳酸アルミニウムが好ましい。金属塩の他に、ポリアミンも多価カチオンとして使用されてよい。
多価カチオンの使用量は、ポリマー粒子に対して、例えば0.001〜1質量%、特に0.005〜0.5質量%、特に有利に0.02〜0.2質量%である。
表面後架橋は、通常、表面後架橋剤の溶液を乾燥されたポリマー粒子上に噴霧することにより、実施される。前記噴霧に引き続いて、表面後架橋剤で被覆されたポリマー粒子は、熱的乾燥され、その際に表面後架橋反応は、乾燥前ならびに乾燥中に行なうことができる。
前記表面後架橋剤の溶液の噴霧は、特に可動型混合工具を備えた混合装置、例えばスクリューミキサー、ディスクミキサーおよびパドルミキサー中で実施される。水平型ミキサー、例えばパドルミキサーは、特に有利であり、縦型ミキサーが殊に有利である。水平型ミキサーと縦型ミキサーとは、混合軸の支承部により区別され、すなわち水平型ミキサーは、水平方向に支承された混合軸を有し、縦型ミキサーは、鉛直方向に支承された混合軸を有する。適したミキサーは、例えば水平型Pflugschar(登録商標)ミキサー(Gebr.Loedige Maschinenbau GmbH;Paderborn;Deutschland)、Vrieco−Nauta(登録商標)連続ミキサー(Hosokawa Micron BV;Doetinchem;Niederlande)、Processall Mixmillミキサー(Processall Incorporated;Cincinnati;U.S.A.)およびSchugi Flexomix(登録商標)(Hosokawa Micron BV;Doetinchem;Niederlande)である。しかし、表面後架橋剤溶液を渦動床において噴霧することも可能である。
表面後架橋剤は、典型的には水溶液として使用される。非水性溶剤の含量または全体の溶剤量により、ポリマー粒子中への表面後架橋剤の侵入深さは、調節されうる。
特に、溶剤混合物、例えばイソプロパノール/水、1,3−プロパンジオール/水およびプロピレングリコール/水が使用され、その際に混合物の物質比は、特に20:80〜40:60である。
前記熱的乾燥は、特に接触型乾燥機、特に有利にパドル型乾燥機、殊に有利にディスク型乾燥機中で実施される。適した乾燥機は、例えばHosokawa Beplex(登録商標)水平型パドルドライヤー(Hosokawa Micron GmbH社;Leingarten;Deutschland)、Hosokawa Beplex(登録商標)ディスクドライヤー(Hosokawa Micron GmbH社;Leingarten;Deutschland)、Holo−Flite(登録商標)ドライヤーズ(Metso Minerals Industriers Inc.;Danville;U.S.A.)およびNara Paddleドライヤー(NARA Machinery Europe;Frechen;Deutschland)である。その上、流動床乾燥機が使用されてもよい。
前記乾燥は、前記ミキサー中で、ジャケットの加熱または熱風の吹き込みによって行なうことができる。同様に、後接続された乾燥機、例えばキャビネットドライヤー、回転管炉または加熱可能なスクリューも適している。特に有利には、流動床乾燥機中で混合され、かつ乾燥される。
好ましい乾燥温度は、100〜250℃、有利に120〜220℃、特に有利に130〜210℃、殊に有利に150〜200℃の範囲内にある。前記反応型混合装置または乾燥機における前記温度での好ましい滞留時間は、特に少なくとも10分間、特に有利に少なくとも20分間、殊に有利に少なくとも30分間、および通常最大60分間である。
本発明の好ましい実施態様において、吸水性ポリマー粒子は、熱的乾燥後に冷却される。冷却は、特に接触型冷却器、特に有利にパドル型冷却器、殊に有利にディスク型冷却器中で実施される。適した冷却器は、例えばHosokawa Beplex(登録商標)水平型パドルクーラー(Hosokawa Micron GmbH社;Leingarten;Deutschland)、Hosokawa Beplex(登録商標)ディスククーラー(Hosokawa Micron GmbH社;Leingarten;Deutschland)、Holo−Flite(登録商標)クーラーズ(Metso Minerals Industriers Inc.;Danville;U.S.A.)およびNaraパドルクーラー(NARA Machinery Europe;Frechen;Deutschland)である。その上、流動床冷却器が使用されてもよい。
前記冷却器中で、吸水性ポリマー粒子は、20〜150℃、特に40〜120℃、特に有利に60〜100℃、殊に有利に70〜90℃に冷却される。
引続き、表面後架橋されたポリマー粒子は、再び分級されてよく、その際に小さすぎるポリマー粒子および/または大きすぎるポリマー粒子は、分離され、かつ前記方法に返送される。
表面後架橋されたポリマー粒子は、前記性質のさらなる改善のために被覆または後湿潤されてよい。
後湿潤は、特に30〜80℃、特に有利に35〜70℃、殊に有利に40〜60℃で実施される。低すぎる温度の場合、吸水性ポリマー粒子は、団塊化の傾向があり、およびより高い温度の場合には、既に著しく水が蒸発する。後湿潤に使用される水量は、それぞれ吸水性ポリマー粒子に対して、特に1〜10質量%、特に有利に2〜8質量%、殊に有利に3〜5質量%である。前記後湿潤によって、前記ポリマー粒子の機械的安定性は、高められ、および前記ポリマー粒子の静電気帯電の傾向は、減少される。好ましくは、後湿潤は、冷却器中で熱的乾燥後に実施される。
前記膨潤速度ならびに前記透過率(SFC)の改善に適した被覆は、例えば不活性の無機物質、例えば水不溶性金属塩、有機ポリマー、カチオン性ポリマーならびに二価金属カチオンまたは多価金属カチオンである。ダスト結合に適した被覆は、例えばポリオールである。前記ポリマー粒子の望ましくないケーキング傾向に抗する適した被覆は、例えば熱分解法珪酸、例えばAerosil(登録商標)200および界面活性剤、例えばSpan(登録商標)20である。
本発明のさらなる対象は、本発明による方法に従って得られる吸水性ポリマー粒子である。
本発明による吸水性ポリマー粒子は、典型的には少なくとも15g/g、特に少なくとも20g/g、有利に少なくとも25g/g、特に有利に少なくとも30g/g、殊に有利に少なくとも35g/gの遠心分離保持能(CRC)を有する。前記吸水性ポリマー粒子の遠心分離保持能(CRC)は、通常60g/gである。
本発明による吸水性ポリマー粒子は、典型的には、少なくとも10g/g、特に少なくとも15g/g、有利に少なくとも20g/g、特に有利に少なくとも22g/g、殊に有利に少なくとも23g/gの49.2g/cm2の圧力(AUL0.7psi)下での吸収率を有する。前記吸水性ポリマー粒子の49.2g/cm2の圧力(AUL0.7psi)下での吸収率は、通常、30g/g未満である。
本発明による吸水性ポリマー粒子は、典型的には、少なくとも5g/g、特に少なくとも10g/g、有利に少なくとも15g/g、特に有利に少なくとも17g/g、殊に有利に少なくとも18g/gの63.0g/cm2の圧力(AUL0.9psi)下での吸収率を有する。前記吸水性ポリマー粒子の63.0g/cm2の圧力(AUL0.9psi)下での吸収率は、通常、30g/g未満である。
本発明による吸水性ポリマー粒子は、典型的には、少なくとも50×10-7cm3s/g、特に少なくとも80×10-7cm3s/g、有利に少なくとも100×10-7cm3s/g、特に有利に少なくとも120×10-7cm3s/g、殊に有利に少なくとも130×10-7cm3s/gの透過率(SFC)を有する。前記吸水性ポリマー粒子の透過率(SFC)は、通常、250×10-7cm3s/g未満である。
本発明のさらなる対象は、本発明による吸水性ポリマー粒子を含む衛生物品、殊に女性の衛生のための衛生物品、軽症の失禁用および重症の失禁用の衛生製品、おむつまたは小動物の敷きわらである。
前記衛生製品の製造は、モノグラフィー"Modern Superabsorbent Polymer Technology",F.L.Buchholz und A.T.Graham,Wiley−VCH,1998,第252−258頁中に記載されている。
前記衛生製品は、通常、水不透過性の裏面、水透過性の上面およびその間に本発明による吸水性ポリマー粒子と繊維、特にセルロースとからなる吸収性コアを含む。前記吸収性コア中の本発明による吸水性ポリマー粒子の割合は、特に20〜100質量%、有利に50〜100質量%である。
方法:
以下に記載された、「WSP」と呼称される標準の試験法は、"Worldwide Strategie Partners"EDANA(Avenue Eugene Plasky,157,1030 Bruessel,Belgien,www.edana.org)およびINDA(1100 Crescent Green,Suite 115,Cary,North Carolina 27518,U.S.A.,www.inda.org)から共同出版された、"Standard Test Methods for the Nonwovens Industry",2005版中に記載されている。この刊行物は、EDANAならびにINDAから入手可能である。
測定は、別記しない限り、23±2℃の周囲温度および50±10%の相対空気湿度で実施されるべきである。前記吸水性ポリマー粒子は、測定前に良好に十分に混合される。
湿分含量
前記吸水性ポリマー粒子の湿分含量は、EDANAによって推奨された試験法No.WSP 230.2−05"Mass Loss Upon−Heating"に従って測定される。
遠心分離保持能(Centrifuge Retention Capacity)
この遠心分離保持能(CRC)は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)によって推奨された試験法No.WSP241.2−05"Fluid Retention Capacity in Saline,After Centrifugation(遠心分離後の食塩水中での液体保持能)"により測定される。
21.0g/cm2の圧力下での吸収量
吸水性ポリマー粒子の21.0g/cm2(AUL0.3psi)の圧力下での吸収量は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)によって推奨される試験法No.WSP 242.2−05 "Absorption Under Pressure,Gravimetrie Determination(圧力下での吸収量、重量測定)"により測定される。
抽出可能性
吸水性ポリマー粒子の抽出可能な成分の含量は、EDANAによって推奨される試験法No.WSP 270.2−5"Extractable(抽出可能性)"により測定される。
膨潤速度(Free Swell Rate(自由膨潤速度))
膨潤速度(FSR)を測定するために、吸水性ポリマー粒子1.00g(=W1)が25mlのビーカー中に計量供給され、かつ均一に当該ビーカーの底の上に分配される。次に、0.9質量%の食塩溶液20mlがディスペンサーを用いて第2のビーカー中に計量供給され、当該ビーカーの内容物は、第1のビーカーに遅滞のないように添加され、かつストップウォッチを始動させる。最後の液滴が塩溶液に吸収されると同時に、液体表面上での反射が消滅することが確認されたらストップウォッチと停止させる。第2のビーカーから流し込まれかつ第1のビーカー中の前記ポリマーによって吸収された正確な液体量は、第2のビーカーの再計量によって正確に測定される(=W2)。
ストップウォッチで測定された、吸収に必要とされた時間は、tと呼称される。前記表面上での最後の液滴の消滅は、時点tとして測定される。
このことから、前記膨潤速度(FSR)は、以下のように算出される:
FSR[g/g s]=W2/(W1×t)
しかし、吸水性ポリマー粒子の湿分含量が3質量%を上回る場合には、質量W1は、前記湿分含量だけ補正することができる。
透過率(Saline Flow Conductivity(食塩水流れ誘導性))
0.3psi(2070 Pa)の圧力負荷下での膨潤されたゲル層の透過率(SFC)は、欧州特許出願公開第0640330号明細書A1の記載と同様に、吸水性ポリマー粒子からなる膨潤されたゲル層のゲル層透過率(Del−Layer−Permeability)として測定され、その際に上記欧州特許出願公開明細書A1第19頁および図8に記載された装置は、ガラスフリット(40)がもはや使用されず、ピストン(39)がシリンダ(37)と同じプラスチック材料からなり、かつ今や全載置面に亘って均一に分布されて21個の同じ大きさの孔が含まれるように変更された。前記の好ましい方法ならびに測定の評価法は、欧州特許出願公開第0640330号明細書A1と比べて不変のままである。前記流量は、自動的に検出される。
透過率(SFC)は、以下のように算出される:
SFC[cm3s/g]=(Fg(t=0)×L0)/(d×A×WP)、
その際にNaCl溶液のg/sでの流量のFg(t=0)は、t=0に対する外挿法による流量測定のデータFg(t)の線形回帰分析につき得られ、L0は、ゲル層のcmでの厚さであり、dは、NaCl溶液のg/cm3での密度であり、Aは、ゲル層のcm2での面積であり、およびWPは、ゲル層上のdyn/cm2での静水圧である。
水性抽出物の表面張力
吸水性ポリマー粒子0.50gは、小さなビーカー中に計量供給され、および0.9質量%の塩溶液40mlが添加される。前記ビーカーの内容物は、500rpmで3分間磁気攪拌棒を用いて攪拌され、さらに2分間放置される。最後に、上方にある水相の表面張力(OFS)は、デジタル張力計K10−STまたは白金板を有する同等の機器を用いて測定される(Kruess GmbH,Hamburg,ドイツ連邦共和国)。前記測定は、23℃の温度で実施される。

次の重合導入可能なモノマーを使用した:
Sipomer(登録商標)PAM−100(RHODIA Operations,Aubervilliers,フランス国)、約400ダルトンの分子量を有するポリエチレングリコールモノメタクリレートホスフェートエステル。
Sipomer(登録商標)PAM−200(RHODIA Operations,Aubervilliers,フランス国)、約500ダルトンの分子量を有するポリプロピレングリコールモノメタクリレート。
Sipomer(登録商標)PAM−300(RHODIA Operations,Aubervilliers,フランス国)、約500ダルトンの分子量を有するポリプロピレングリコールモノアクリレート。
Sipomer(登録商標)PAM−4000(RHODIA Operations,Aubervilliers,フランス国)、ヒドロキシエチルメタクリレートのホスフェートエステル。
Adeka Reasoap(登録商標)SR−10(ADEKA Europe GmbH,Duesseldorf,ドイツ連邦共和国)、ポリ(オキシ−1,2−1,2−エタンジイル)−α−スルホ−ω−[1−(ヒドロキシメチル)−2−(2−プロペニルオキシ)エトキシ]−C10/C14−アルキルエーテルのアンモニウム塩。
表面張力の測定
試験すべき物質1.03gを脱塩水1.00 l中に23℃で溶解した。前記溶液40mlを小さなビーカー中に計量供給した。前記ビーカーの内容物を、500rpmで3分間磁気攪拌棒を用いて攪拌した。最後に、上方にある水相の表面張力を、型式K10−STのデジタル張力計を用いて測定した(Kruess GmbH,Hamburg,ドイツ連邦共和国)。前記測定を、23℃の温度で実施した。
Figure 2014524956
基本ポリマーの製造:
例1(比較例)
型式LUK 8.0 K2の2本のSigma軸を備えた混練機(Coperion Werner & Pfleiderer GmbH & Co.KG,Stuttgart、ドイツ連邦共和国)を、不活性化のために窒素で十分に洗い流し、かつその後に窒素の散布によって酸素を取り除いた、37.3質量%のアクリル酸ナトリウム溶液4786.99gとアクリル酸514.45gと脱塩水522.95gとからなる混合物で最初に充填した。引続き、3回エトキシル化されたグリセリントリアクリレート6.9g(約85質量%)を内部架橋剤としてのアクリル酸100.0g中に溶解し、ならびにそれに引き続いて開始剤として15質量%の過硫酸ナトリウム水溶液11.89gおよび3質量%の過酸化水素水溶液1.32gを添加した。引続き、0.5質量%のアスコルビン酸水溶液19.82gを添加した。前記混練機を一方の軸に対して毎分96回転の速度で運転し、かつ他方の軸に対して毎分48回転で運転した。前記アスコルビン酸溶液の添加直後に、溶液を混練機の加熱ジャケットによる熱媒体(80℃)の貫流を用いて加熱した。前記混練機中の温度がさらに上昇しなくなると同時に、加熱を終了し、ポリマーゲルをさらに13分間混練した。引続き、このゲルを約63℃に冷却し、次に前記混練機から取り出した。このゲルを各1080gの少量ずつ均一に格子シートメタル上に分配し、かつ空気循環乾燥キャビネット中で175℃で90分間乾燥させた。引続き、乾燥されたゲルを型式LRC 125/70のローラーミル(Bauermeister Zerkleinerungstechnik GmbH,Norderstedt、ドイツ連邦共和国)上で微粉砕し、その際に順次に間隙幅を1000μm、600μmおよび400μmに調節した。前記吸水性ポリマー粒子を篩別し、得られた篩画分を、以下の粒度分布が得られる程度に混合した:
710μm超 0質量%
600〜710μm 13.3質量%
500〜600μm 23.3質量%
300〜500μm 43.6質量%
150〜300μm 19.8質量%
150μm未満 0質量%。
得られた混合物を型式RRM ELTE 650 STのRoehnradミキサー(J.Engelsmann AG,Ludwigshafen,ドイツ連邦共和国)中で均質化する。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例2
例1を繰り返した。さらに、Adeka Reasoap(登録商標)SR−10 0.10gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例3
例1を繰り返した。さらに、Adeka Reasoap(登録商標)SR−10 0.20gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例4
例1を繰り返した。さらに、Adeka Reasoap(登録商標)SR−10 0.50gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例5
例1を繰り返した。さらに、Adeka Reasoap(登録商標)SR−10 1.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例6(比較例)
例1を繰り返した。さらに、Sipomer(登録商標)PAM 100 2.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例7
例1を繰り返した。さらに、Sipomer(登録商標)PAM 200 1.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例8
例1を繰り返した。さらに、Sipomer(登録商標)PAM 200 2.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例9
例1を繰り返した。さらに、Sipomer(登録商標)PAM 200 3.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例10
例1を繰り返した。さらに、Sipomer(登録商標)PAM 200 4.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例11
例1を繰り返した。さらに、Sipomer(登録商標)PAM 200 10.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例12
例1を繰り返した。さらに、Sipomer(登録商標)PAM 300 1.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例13
例1を繰り返した。さらに、Sipomer(登録商標)PAM 300 2.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例14
例1を繰り返した。さらに、Sipomer(登録商標)PAM 4000 2.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例15(比較例)
例1を繰り返した。さらに、メトキシポリエチレングリコール−2000−メタクリレート(MPEGMA) 2.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例16(比較例)
例1を繰り返した。さらに、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(NaAMPS) 2.00gをモノマー溶液中に溶解した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
例17(比較例)
例1を繰り返した。脱塩水522.95gの代わりに、脱塩水425.93gだけを最初に前記反応器中に充填し、ソルビタンモノドデカノエート(Span(登録商標)20)の、窒素で脱ガス化された2質量%の水溶液99gを開始剤溶液と一緒に添加した。
得られた吸水性ポリマー粒子を分析した。結果は、第A表中にまとめられている。
Figure 2014524956
さらなる界面活性剤の存在下での表面後架橋
例18(比較例)
例1からの基本ポリマー1200gを、表面後架橋のために、型式M5の加熱ジャケットを備えたPflugschar(登録商標)ミキサー(Gebr.Loedige Maschinenbau GmbH,Paderborn,ドイツ連邦共和国)中で23℃および毎分200回転の軸回転数で二物質流噴霧ノズルを用いて次の溶液で被覆した(それぞれ基本ポリマーに対して):
イソプロパノール 0.992質量%、
1,3−プロパンジオール50質量%およびN−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキサゾリジノン50質量%からなる溶液 0.14質量%、
脱塩水 0.248質量%、
1,2−プロパンジオール 0.70質量%、
22質量%の乳酸アルミニウム水溶液 0.50質量%、
ソルビタンモノココエートの2質量%の水溶液 0.20質量%。
噴霧後に、軸回転数を毎分50回転に減少させ、生成物を加熱ジャケットの温度(熱媒体の温度238℃)を高めることによって185℃の生成物温度にもたらした。前記反応混合物から、全部で5分間、それぞれ約20gの合計で10個の試料を、185℃の生成物温度の達成と同時に開始して取り出した。前記試料をそれぞれ23℃に冷却させ、および710μmで篩別し、その際に710μm未満の画分を使用した。
得られた表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第B表中にまとめられている。
例19
例3からの基本ポリマー1200gで例18を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第B表中にまとめられている。
例20
例4からの基本ポリマー1200gで例18を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第B表中にまとめられている。
例21
例5からの基本ポリマー1200gで例18を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第B表中にまとめられている。
例22(比較例)
例6からの基本ポリマー1200gで例18を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第B表中にまとめられている。
例23
例8からの基本ポリマー1200gで例18を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第B表中にまとめられている。
例24
例13からの基本ポリマー1200gで例18を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第B表中にまとめられている。
Figure 2014524956
結果は、界面活性剤モノマーが膨潤速度(FSR)を明らかに高めかつ同時に表面張力を低下させることを示す。
Sipomer(登録商標)PAM 200で、最高の結果、すなわち高い膨潤速度および表面張力の僅かだけの低下が達成された。できれば、前記ポリマーから加水分解によって界面活性剤グループを分離することができる。この場合、加水分解に僅かに敏感なメタクリル酸エステル(例えば、Sipomer(登録商標)PAM 200)は、加水分解に僅かに安定性のアクリル酸エステル(例えば、Sipomer(登録商標)PAM 300)を凌駕している。さらに、使用されるモノマーの十分な反応性は、重要である。すなわち、アリルエーテル(例えば、Adeka Reasorp(登録商標)SR−10)は、明らかに少ない反応を有し、その結果、それによって製造された吸水性ポリマー粒子は、未反応のモノマーも含有する。
さらなる界面活性剤の不在下での表面後架橋
例25(比較例)
例1からの基本ポリマー1200gを、表面後架橋のために、型式M5の加熱ジャケットを備えたPflugschar(登録商標)ミキサー(Gebr.Loedige Maschinenbau GmbH,Paderborn,ドイツ連邦共和国)中で23℃および毎分200回転の軸回転数で二物質流噴霧ノズルを用いて次の溶液で被覆した(それぞれ基本ポリマーに対して):
イソプロパノール 0.992質量%、
1,3−プロパンジオール50質量%およびN−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキサゾリジノン50質量%からなる溶液 0.14質量%、
脱塩水 0.448質量%、
1,2−プロパンジオール 0.70質量%、
22質量%の乳酸アルミニウム水溶液 0.50質量%。
噴霧後に、軸回転数を毎分50回転に減少させ、生成物を加熱ジャケットの温度(熱媒体の温度238℃)を高めることによって185℃の生成物温度にもたらした。前記反応混合物から、全部で5分間、それぞれ約20gの合計で10個の試料を、185℃の生成物温度の達成と同時に開始して取り出した。前記試料をそれぞれ23℃に冷却させ、および710μmで篩別し、その際に710μm未満の画分を使用した。
得られた表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例26
例2からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例27
例3からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例28
例5からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例29(比較例)
例6からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例30
例7からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例31
例8からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例32
例9からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例33
例10からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例34
例11からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例35(比較例)
例14からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例36
例12からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例37
例13からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例38(比較例)
例15からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例39(比較例)
例16からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
例40(比較例)
例17からの基本ポリマー1200gで例25を繰り返した。
得られる表面後架橋された吸水性ポリマー粒子を分析した。CRC約27g/gを有する同等な試料の結果は、第C表中にまとめられている。
Figure 2014524956
結果は、同様に、界面活性剤モノマーが膨潤速度(FSR)を明らかに高めかつ同時に表面張力を低下させることを示す。
本発明によらないコモノマー(例えば、MPEGMAおよびNaAMPS)は、膨潤速度(FSR)に対して、ならびに表面張力に対して僅かな影響だけを有する。重合導入されなかった界面活性剤(例えば、Span(登録商標)20)は、表面張力を過剰に激しく低下させる。

Claims (12)

  1. a)少なくとも部分的に中和されていてよい、少なくとも1つのエチレン性不飽和の、酸基を有するモノマー、
    b)少なくとも1つの架橋剤、
    c)少なくとも1つの開始剤、
    d)任意に、a)に記載されたモノマーと共重合しうる、1つ以上のエチレン性不飽和モノマーおよび
    e)任意に、1つ以上の水溶性ポリマー
    を含有するモノマー溶液またはモノマー懸濁液を重合させることによって、吸水性ポリマー粒子を製造する方法であって、
    前記のモノマー溶液またはモノマー懸濁液が少なくとも1つのエチレン性不飽和のイオン性界面活性剤を含有することを特徴とする、前記方法。
  2. エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤は、アニオン性界面活性剤であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. アニオン性基は、ホスフェート基またはスルフェート基であることを特徴とする、請求項2記載の方法。
  4. エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤における非極性基は、ポリプロピレングリコール基であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤におけるエチレン性不飽和基は、アリルエーテル基、ビニルエーテル基、アクリルエステル基またはメタクリルエステル基であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤は、一般式(I)
    Figure 2014524956
    〔式中、R1およびR2は、互いに独立して、水素、メチルまたはエチルであり、およびnは、3〜20の整数を意味する〕の化合物であることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. モノマー溶液またはモノマー懸濁液は、エチレン性不飽和のイオン性界面活性剤を、中和されなかったモノマーa)に対して、0.05〜0.2質量%含有することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. モノマーa)は少なくとも90モル%がアクリル酸であることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. モノマーa)は30〜80モル%が中和されていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. モノマー溶液またはモノマー懸濁液は、架橋剤b)を、中和されなかったモノマーa)に対して、0.1〜1質量%含有することを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法により製造しうる吸水性ポリマー粒子。
  12. 請求項11記載の吸水性ポリマー粒子を含有する衛生物品。
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