JP2014516068A - 興味深いテクスチャを有するスタイリング剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、心地よい製品触感、軽い稠度および軽やかな塗布を特徴とする、ケラチン性繊維を一時的に整形するための剤に関する。該剤は、化粧品的に許容可能な担体中に、それぞれの場合に総重量に対して、以下を含有する:0.1〜15重量%の好ましくはアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのモノエステル、0.1〜15重量%の好ましくはアルキル化された糖のC-C30脂肪酸を含むジエステル、0〜50重量%の少なくとも1種のフィルム形成用ポリマー、0〜50重量%の40℃〜90℃の範囲の融点を有する少なくとも1種のワックス、ただし化粧用剤における成分c)およびd)の割合は0.2〜50重量%である。

Description

本発明は、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸との少なくとも1種のモノエステルおよび少なくとも1種のジエステル、およびさらなる特別の原料の組合せを含有するケラチン性繊維を一時的に整形するための剤、該剤のケラチン性繊維を一時的に整形するための使用、ならびに対応する方法に関する。
ケラチン性繊維は、原則として、あらゆる動物毛、例えば羊毛、馬毛、アンゴラ毛、毛皮、羽毛、ならびに、それらから製造された製品または繊維製品を含む。しかしながら、ケラチン性繊維は好ましくは人毛である。
魅力的なヘアスタイルは、今日、身だしなみのよい外見の必須要素とされている。最新のファッション傾向は、多くの毛髪タイプ、流行とされているヘアスタイルは、激しい保持剤を用いて作り上げられ数日までの長期間で維持することができるのみであることを示している。したがって、毛髪の永続的または一時的な整形を与える毛髪処理剤は重量な役割がある。毛髪の健康的な外観(例えば毛髪の艶)に悪影響を及ぼすことなく良好な保持を与える一時的な整形作用は、例えば、ヘアスプレー、ヘアワックス、ヘアゲル、ヘアフォーム、ブロー乾燥用ローションなどを用いて達成することができる。
一時的な整形のための付随する剤は、従来、整形成分として合成ポリマーを含有する。溶解ポリマーまたは分散ポリマーを含有する製剤は、高圧ガスを用いるか、またはポンプ機構を介して毛髪に塗布することができる。しかしながら、特に、ヘアゲルおよびヘアワックスは通常、毛髪に直接塗布されず、櫛または手を用いて毛髪に広げられる。
以下においてスタイリング剤とも称されるケラチン性繊維を一時的に整形するための剤の最も重要な特性は、処理された繊維に、作られた形状でのできる限り強い保持を付与することからなる。ケラチン性繊維が人毛である場合、この特性は強いスタイリング保持またはスタイリング剤の高度の保持としても記載される。スタイリング保持は、スタイリング剤のさらなる成分も影響を有し得るが、実質的に、使用する合成ポリマーの性質および量により決定される。
このような製品は高粘性、粘着性、かつ塗布しにくいと考えられており、毛髪に油っぽくて重い感触が残るため、消費者はこのような製品の稠度に否定的な見解を有しているという問題がある。さらに、消費者は心地良い感触およびテクスチャを有し、「異なる」と受け取られる製品を好むであろう。
したがって、本発明の主題は、心地良い製品感触、軽い稠度および軽やかな塗布によって区別される、ケラチン性繊維を一時的に整形するための剤を提供することである。
驚くべきことに、毛髪における高度の保持および心地良いコンディショニング感触を有する軽量スタイリング製品が、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸との特別なモノエステルおよびジエステルならびにさらなる特別な原料の組合せを剤に導入することによって得られることが分かった。
したがって、本発明は第1に、化粧品的に許容可能な担体中に、それぞれの場合において剤全体に対して、以下:
a)0.1〜15重量%の、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのモノエステル、
b)0.1〜15重量%の、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのジエステル、
c)0〜50重量%の、少なくとも1種のフィルム形成用ポリマー、
d)0〜50重量%の、40℃〜90℃の範囲の融点を有する少なくとも1種のワックス
を含有し、ただし化粧用剤における成分c)およびd)の割合は0.2〜50重量%である化粧用剤を提供する。
本発明の剤は、第1の必須成分として、0.1〜15重量%の、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのモノエステルを含有する。単糖、二糖類および/または多糖類ならびにそれらのアルキル置換誘導体は、該モノエステルにおける糖ビルディングブロックとして特に有利に使用され得る。より好ましい単糖類は、特にD-リボースおよび/またはD-キシロースおよび/またはL-アラビノースおよび/またはD-グルコースおよび/またはD-マンノースおよび/またはD-ガラクトースおよび/またはD-フルクトースおよび/またはソルボースおよび/またはL-フコースおよび/またはL-ラムノースであり、より好ましい二糖類は、特にスクロースおよび/またはマルトースおよび/またはラクトースおよび/またはトレハロースおよび/またはセロビオースおよび/またはゲンチオビオースおよび/またはイソマルトースである。
糖とC-C30脂肪酸とのモノエステルの糖ビルディングブロックとして、アルキル化糖を使用してもよい。アルキルグリコシド、アルキルオリゴグリコシドおよびアルキルポリグリコシドは、ここで特に価値があることがわかった。一般式RO-(Z)[式中、Rはアルキルを表し、Zは糖を表し、xは糖単位の数を表す]に相当するアルキルポリグリコシドは、ここでより好ましい。本発明に従い使用するアルキルポリグリコシドは、1つの特定のアルキル残基Rのみを含有してよい。しかしながら、この化合物は通常、天然脂肪および油または鉱物油から製造される。この場合、出発化合物に相当する混合物または出発化合物の処理に相当する化合物が、アルキル残基Rとして存在する。
Rが以下からなるアルキルポリグリコシドはより好ましい:
・実質的にCおよびC10アルキル基、
・実質的にC12およびC14アルキル基、
・実質的にC-C16アルキル基、または
・実質的にC12-C16アルキル基、または
・実質的にC16-C18アルキル基。
糖ビルディングブロックZとして、同様に任意の単糖または多糖類を使用してよい。5または6個の炭素原子を有する糖および対応する多糖類が通常使用される。このような糖は、例えばグルコース、フルクトース、ガラクトース、アラビノース、リボース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、マンノース、グロース、イドース、タロースおよびスクロースである。好ましい糖ビルディングブロックは、グルコース、フルクトース、ガラクトース、アラビノースおよびスクロースであり、グルコースはより好ましい。
本発明に従い糖ビルディングブロックとして使用されるアルキルポリグリコシドは、平均して1.1〜5個の糖単位を含有する。1.1〜2.0のx値を有するアルキルポリグリコシドは好ましい。xが1.1〜1.8であるアルキルグリコシドは特に好ましい。
場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのモノエステルの脂肪酸ビルディングブロックとして、あらゆるC-C30脂肪酸を使用してよく、飽和酸ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ペラルゴン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、エイコサン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸およびメリシン酸を使用することがより好ましい。
飽和脂肪酸は、(E−)および(Z−)配位の両方で炭素鎖において二重結合を有してよく、ここで脂肪酸中に複数の二重結合がある場合、もっぱら(Z−)配位であるか、もっぱら(E−)配位であるかまたは混合配位である、二重結合を有する脂肪酸を使用してよい。しかしながら、全て−(Z−)配位を持つ不飽和脂肪酸が好ましい。本発明に好ましい不飽和脂肪酸は以下である:パルミトレイン酸(C16:1;9Z)、オレイン酸(C18:1;9Z)、エライジン酸(C18:1;9E)、エイコセン酸(ゴンド酸;C20:1;11Z)、エルカ酸(C22:1;13Z)、ネルボン酸(C24:1;15Z)、リノレイン酸(C18:2;9Z、12Z)、γ-(ガンマ)-リノレン酸(C18:3;6Z、9Z、12Z)、α-(アルファ)-リノレン酸(C18:3;9Z、12Z、15Z)、α-エレオステアリン酸(C18:3;9Z、11E、13E)およびアラキドン酸(C20:4;5Z、8Z、11Z、14Z)。
本発明の特に好ましい剤において、成分a)はスクロースモノステアレート、スクロースモノココエート、メチルグルコシドモノステアレート、エチルグルコシドモノラウレート、エチルグルコシドモノココエートおよびブチルグルコシドモノココエートから選択される。
1種のモノエステルまたは種々のモノエステルの混合物を使用するかどうかに関わらず、0.2〜12重量%、好ましくは0.3〜10重量%、より好ましくは0.4〜5重量%、特に0.5〜3重量%の、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのモノエステルを含有する本発明の化粧用剤は好ましい。
本発明の剤は、第2の必須成分として0.1〜15重量%の、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのジエステルを含有する。糖ビルディングブロックおよび脂肪酸ビルディングブロックのいずれもがモノエステルの前記の群に由来してよい。ジエステルについて、混合ジエステルではなくむしろ両方の残基が同じ脂肪酸に由来することが好ましい。本発明の特に好ましい化粧用剤において、成分b)はスクロースジステアレート、スクロースジココエート、メチルグルコシドイソステアレート、エチルグルコシドジラウレートおよびエチルグルコシドジココエートから選択される。
1種のジエステルまたは種々のジエステルの混合物を使用するかどうかに関わらず、0.2〜12重量%、好ましくは0.3〜10重量%、より好ましくは0.4〜5重量%、特に0.5〜3重量%の、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのジエステルを含有する本発明の化粧用剤は好ましい。
本発明の特に好ましいモノエステルはスクロースモノステアレートであり、本発明の特に好ましいジエステルはスクロースジステアレートである。かかる2つの化合物を共に使用することが特に好ましく、ここで、より好ましい本発明の化粧用剤は、スクロースモノステアレート0.25〜5重量%、好ましくは0.5〜4重量%、より好ましくは0.6〜3重量%、特に0.75〜1.5重量%、および、スクロースジステアレート0.25〜5重量%、好ましくは0.5〜4重量%、より好ましくは0.6〜3重量%、特に0.75〜1.5重量%を含有する。
さらなる必須成分として、本発明の剤は0〜50重量%の少なくとも1種のフィルム形成用ポリマーまたは0〜50重量%の40℃〜90℃の範囲の融点を有する少なくとも1種のワックスのいずれか、あるいは、両方の種類の物質の化合物の混合物を含有し、ただし化粧用剤における成分c)およびd)の割合は0.2〜50重量%である。
成分c)およびd)を次に記載する。本発明の剤は0〜50重量%の少なくとも1種のフィルム形成用ポリマーを含有してよい。それらは複数のフィルム形成用および/または固定用ポリマーを含有してもちろんよい。かかるフィルム形成用および/または固定用ポリマーは、永続的および一時的にカチオン性、アニオン性、非イオン性または両性のいずれであってもよい。ここで、少なくとも2種のフィルム形成用および/または固定用ポリマーを使用し、これらは異なる電荷を自然に有していてよい。本発明によれば、イオン性フィルム形成用および/または固定用ポリマーを、両性および/または非イオン性フィルム形成用および/または固定用ポリマーと共に使用することが好ましい。少なくとも2種の逆に荷電されたフィルム形成用および/または固定用ポリマーを使用することも好ましい。後者の場合において、本発明の特定の態様では、少なくとも1種のさらなる両性および/または非イオン性フィルム形成用および/または固定用ポリマーを追加的に含有してよい。
ポリマーは通常多官能性であるため、それらの機能は常に明確に一義的に互いに区別することはできない。このことは、フィルム形成用および固定用ポリマーに特に言えることである。
フィルム形成用として第1に記載するポリマーの多くは固定特性をも有し、その逆もまた同様である。したがって、本発明に関してフィルム形成用および固定用ポリマーのいずれもが必須であることを現時点で明示的に述べる。2つの特性は互いに完全に独立していないため、用語「固定用ポリマー」は常に「フィルム形成用ポリマー」を意味するとしても理解され、その逆もまた同様である。
フィルム形成用ポリマーの好ましい一特性はフィルム形成である。フィルム形成用ポリマーは、乾燥する際に、皮膚、毛髪または爪上に連続的なフィルムを残すポリマーであると理解される。このようなフィルム形成剤は、例えば顔用マスク、メーキャップ、ヘア固定剤、ヘアスプレー、ヘアゲル、ヘアワックス、ヘアマスク、シャンプーまたは爪用マニキュアなどの幅広い種類の化粧品に使用され得る。特に、水、アルコールまたは水/アルコール混合物への適当な溶解性を有するポリマーは好ましい。したがって、使用またはさらなる処理が簡単である対応する溶液を得ることができる。フィルム形成用ポリマーは、合成または天然由来であってよい。フィルム形成用ポリマーは、0.01〜20重量%の水性溶液、アルコール性溶液または水性-アルコール性溶液中で使用する際に、毛髪に透明なポリマーフィルムを堆積させることができるポリマーであるとも理解される。フィルム形成用ポリマーは、アニオン性的に、両性的に、非イオン性的に、永続的にカチオン性的に、または、一時的にカチオン性的に、荷電されていてよい。
本発明に好ましく使用される適当な合成、フィルム形成用、毛髪固定用ポリマーは、次のモノマーの少なくとも1種から合成したホモポリマーまたはコポリマーである:ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、ビニルエステル、例えばビニルアセテート、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタクリルアミド、C-Cアルキルアクリルアミド、C-Cジアルキルアクリルアミド、C-Cアルキルメタクリルアミド、C-Cジアルキルメタクリルアミド、C-Cアルキルアクリレート、アクリル酸、プロピレングリコール、エチレングリコール、かかるモノマーのC-Cアルキル基は好ましくはC-Cアルキル基である。
ビニルカプロラクタム、ビニルピロリドンまたはN-ビニルホルムアミドのホモポリマーを、例を用いて記載する。さらなる適当な合成、フィルム形成用、毛髪固定用ポリマーは例えば以下である:ビニルピロリドンおよびビニルアセテートのコポリマー、ビニルピロリドン、ビニルアセテートおよびビニルプロピオネートのターポリマー、ポリアクリルアミドであり、例えばCHEM-Y、EmmerichよりAkypomine(登録商標)P 191またはSeppicよりSepigel(登録商標)305の商品名で市販されている;ポリビニルアルコール、例えばDu PontよりElvanol(登録商標)またはAir Products よりVinol(登録商標)523/540の商品名で市販されている、および、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマー、例えばUnion CarbideよりUcon(登録商標)の商品名で市販されている。
適当な天然フィルム形成用ポリマーは、例えばセルロース誘導体、例えば30,000〜50,000g/molの分子量を有するヒドロキシプロピルセルロースであり、これは例えばNisso Sl(登録商標)の商品名でLehmann & Voss(ハンブルク)より市販されている。
固定用ポリマーは、全体としてのヘアスタイルにおけるボリュームおよび膨満の維持および/または構築に寄与する。これらのいわゆる固定用ポリマーは、同時にフィルム形成用ポリマーであるため、一般に、整形用に使用される毛髪処理剤、例えば毛髪固定剤、ヘアフォーム、ヘアワックス、ヘアスプレーにおける常套物質である。フィルム形成は、完全に局所的であってよく、ほんの少しの繊維を共に結合してもよい。
毛髪に疎水性特性をも付与する物質は、毛髪が湿度(すなわち水)を吸収する傾向を低減するため、ここで好ましい。これは毛髪の房の垂れ下がりを防止するため、ヘアスタイルの持続的な整形および保持が可能になる。ここで、試験方法として、カール保持試験がしばしば用いられる。これらのポリマー性物質は、さらに、洗い流さないおよび洗い流す毛髪用マスクまたはシャンプー中に導入され得る。ポリマーは多官能性である場合が多いため、すなわちポリマーは適用の観点から望ましい複数の効果を示すため、CTFAハンドブックの場合のように多くのポリマーが作用形態によって分けられた1つ以上の群に分類される。固定用ポリマーの重要性のために、それらはそのINCI名の形態で明確に列挙される。したがって、かかる列挙は当然に、挙げられたフィルム形成用ポリマーをも含む。
フィルム形成用、固定用ポリマー共通の例は以下である:アクリルアミド/アンモニウムアクリレートコポリマー、アクリルアミド/DMAPAアクリレート/メトキシPEGメタクリレートコポリマー、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマー、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、アクリレート/アセトアセトキシエチルメタクリレートコポリマー、アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アクリレート/アンモニウムメタクリレートコポリマー、アクリレート/t-ブチルアクリルアミドコポリマー、アクリレートコポリマー、アクリレート/C-スクシネート/ヒドロキシアクリレートコポリマー、アクリレート/ラウリルアクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートコポリマー、アクリレート/オクチルアクリルアミドコポリマー、アクリレート/オクチルアクリルアミド/ジフェニルアモジメチコンコポリマー、アクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートコポリマー、アクリレート/VAコポリマー、アクリレート/VPコポリマー、アジピン酸/ジエチレントリアミンコポリマー、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー、アジピン酸/エポキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー、アジピン酸/イソフタル酸/ネオペンチルグリコール/トリメチロールプロパンコポリマー、アリルステアレート/VAコポリマー、アミノエチルアクリレートホスフェート/アクリレートコポリマー、アミノエチルプロパンジオール-アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アミノエチルプロパンジオール-AMPD-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドコポリマー、アンモニウムVA/アクリレートコポリマー、AMPD-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドコポリマー、AMP-アクリレート/アリルメタクリレートコポリマー、AMP-アクリレート/C1-18アルキルアクリレート/C1-8アルキルアクリルアミドコポリマー、AMP-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドコポリマー、AMP-アクリレート/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、バチルス/米ぬか抽出物/ダイズ抽出物発酵ろ過物、ビス-ブチルオキシアモジメチコン/PEG-60コポリマー、ブチルアクリレート/エチルヘキシルメタクリレートコポリマー、ブチルアクリレート/ヒドロキシプロピルジメチコンアクリレートコポリマー、ブチレート化PVP、エチレン/MAコポリマーのブチルエステル、PVM/MAコポリマーのブチルエステル、カルシウム/ナトリウムPVM/MAコポリマー、コーンスターチ/アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムコポリマー、ジエチレングリコールアミン/エピクロロヒドリン/ピペラジンコポリマー、ジメチコンクロスポリマー、ジフェニルアモジメチコン、PVM/MAコポリマーのエチルエステル、加水分解小麦タンパク/PVPクロスポリマー、イソブチレン/エチルマレイミド/ヒドロキシエチルマレイミドコポリマー、イソブチレン/MAコポリマー、イソブチルメタクリレート/ビス-ヒドロキシプロピルジメチコンアクリレートコポリマー、PVM/MAコポリマーのイソプロピルエステル、ラウリルアクリレートクロスポリマー、ラウリルメタクリレート/グリコールジメタクリレートクロスポリマー、MEA-スルフィット、メタクリル酸/ナトリウムアクリルアミドメチルプロパンスルホネートコポリマー、メタクリロイルエチルベタイン/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、PEG/PPG-25/25ジメチコン/アクリレートコポリマー、PEG-8/SMDIコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアクリレート-6、ポリβ-アラニン/グルタル酸クロスポリマー、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル-1、ポリエチルアクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリロイルエチルベタイン、ポリペンタエリスリチルテレフタレート、ポリパーフルオロパーヒドロフェナントレン、ポリクオタニウム-1、ポリクオタニウム-2、ポリクオタニウム-4、ポリクオタニウム-5、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-8、ポリクオタニウム-9、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-11、ポリクオタニウム-12、ポリクオタニウム-13、ポリクオタニウム-14、ポリクオタニウム-15、ポリクオタニウム-16、ポリクオタニウム-17、ポリクオタニウム-18、ポリクオタニウム-19、ポリクオタニウム-20、ポリクオタニウム-22、ポリクオタニウム-24、ポリクオタニウム-27、ポリクオタニウム-28、ポリクオタニウム-29、ポリクオタニウム-30、ポリクオタニウム-31、ポリクオタニウム-32、ポリクオタニウム-33、ポリクオタニウム-34、ポリクオタニウム-35、ポリクオタニウム-36、ポリクオタニウム-37、ポリクオタニウム-39、ポリクオタニウム-45、ポリクオタニウム-46、ポリクオタニウム-47、ポリクオタニウム-48、ポリクオタニウム-49、ポリクオタニウム-50、ポリクオタニウム-55、ポリクオタニウム-56、ポリシリコン-9、ポリウレタン-1、ポリウレタン-6、ポリウレタン-10、ポリビニルアセテート、ポリビニルブチラール、ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルホルムアミド、ポリビニルイミダゾリニウムアセテート、ポリビニルメチルエーテル、PVM/MAコポリマーのカリウムブチルエステル、PVM/MAコポリマーのカリウムエチルエステル、PPG-70ポリグリセリル-10エーテル、PPG-12/SMDIコポリマー、PPG-51/SMDIコポリマー、PPG-10ソルビトール、PVM/MAコポリマー、PVP、PVP/VA/イタコン酸コポリマー、PVP/VA/ビニルプロピオネートコポリマー、リゾビアンガム、ロジンアクリレート、セラック、PVM/MAコポリマーのナトリウムブチルエステル、PVM/MAコポリマーのナトリウムエチルエステルコポリマー、ナトリウムポリアクリレート、カラヤゴムノキガム、テレフタル酸/イソフタル酸/ナトリウムイソフタル酸スルホネート/グリコールコポリマー、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチルシロキシシリルカルバモイルプルラン、VA/クロトネートコポリマー、VA/クロトネート/メタクリルクリルオキシベンゾフェノン-1コポリマー、VA/クロトネート/ビニルネオデカノエートコポリマー、VA/クロトネート/ビニルプロピオネートコポリマー、VA/DBMコポリマー、VA/ビニルブチルベンゾエート/クロトネートコポリマー、ビニルアミン/ビニルアルコールコポリマー、ビニルカプロラクタム/VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/アクリレート/ラウリルメタクリレートコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/DMAPAアクリレートコポリマー、VP/ヘキサデセンコポリマー、VP/VAコポリマー、VP/ビニルカプロラクタム/DMAPAアクリレートコポリマー、イーストパルミテート。
本発明の組成物は、好ましくは以下から選択される少なくとも1種のフィルム形成用および/または固定用ポリマーを含有する:ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、ビニルアセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマーおよび4級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー。
フィルム形成用および/または固定用ポリマーは、より好ましくは以下である:ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、Luviskol(登録商標)VA 37またはPVP/VAコポリマー60/40 W NP、Aristoflex(登録商標)A 60の商品名で販売されているビニルアセテート/クロトン酸コポリマー、Advantage(登録商標)LC-Eの商品名を有するビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、Amphomer(登録商標)の商品名で入手可能な両性オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、または、ジエチルスルフェートとの反応により4級化されたビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、これは商品名Gafquat(登録商標)755Nで販売されている。
特に、本発明の組成物は、好ましくは少なくとも1種のビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマーを追加的に含有する。
要すると、フィルム形成用ポリマーおよび/または毛髪における固定作用を有するポリマーが、以下に基づく非イオン性ポリマーにより形成される群の少なくとも1種のポリマーから選択される本発明の剤は好ましい:エチレン性不飽和モノマー、非イオン性セルロース誘導体、デンプンおよびその誘導体、キトサンおよびキトサン誘導体、カチオン性セルロース誘導体、3-(C-C)-アルキル-1-ビニルイミダゾリニウムのカチオン性コポリマー、ジアリルジメチルアンモニウムのホモポリマーおよびコポリマー、式(M-1):
Figure 2014516068
[式中、Rは−Hまたは−CHであり、R、RおよびRは、互いに独立して、(C-C)アルキル基、(C-C)アルケニル基または(C-C)ヒドロキシアルキル基から選択され、p=1、2、3または4であり、qは自然数であり、Xは生理学的に許容可能な有機アニオンまたは無機アニオンである]
で示される構造単位を含有するホモポリマーおよびコポリマー、N-(C-C10)アルキルアクリルアミドの両性コポリマー、N-(C-C10)アルキルメタクリルアミドの両性コポリマー、カルボキシレート基および/またはスルホネート基を含有するアニオン性ポリマー、アニオン性ポリウレタン。
要すると、0.2〜15重量%、好ましくは0.4〜10重量%、より好ましくは0.6〜7重量%、特に0.75〜5重量%のフィルム形成用ポリマーを含有する本発明の剤は好ましい。
フィルム形成用ポリマーに加えてまたはその代わりに、本発明の剤は、0〜50重量%の、40℃〜90℃の範囲の融点を有する少なくとも1種のワックスを含有してよい。
ワックスは、一般に、固形からもろくて硬い稠度であり、粗い顆粒状から微細結晶質、透明から不透明であるが、ガラス質ではなく、40℃超で分解することなく溶融する。融点より少し高い温度でさえ、ワックスは低粘性であり、温度依存性の高い稠度および溶解性を有する。例えば、次のワックスが本発明に好ましい:天然植物ワックス、例えばキャンデリラワックス、カルナバワックス、木ロウ、サトウキビワックス、オウリキュウリロウ、コルクワックス、ヒマワリワックス、果実ワックス、例えばオレンジワックス、レモンワックス、グレープフルーツワックス、および動物ワックス、例えばビーズワックス、セラックワックスおよび鯨ロウ。本発明の目的の範囲内で、水素添加ワックスまたは硬化ワックスを使用することがより好ましくあり得る。化学的変性ワックス、特に硬ロウ、例えばモンタンエステルワックス、水素添加ホホバワックスおよびサゾールワックスも、ワックス成分として使用してよい。本発明に同様に好ましい合成ワックスは、例えば、ポリアルキレンワックス、特にポリエチレンワックス、およびポリエチレングリコールワックス、ダイマー酸のC20-C40ジアルキルエステル、C30-50アルキルビーズワックスおよびダイマー脂肪酸のアルキルエステルおよびダイマー脂肪酸のアルキルアリールエステルが挙げられる。
より好ましいワックス成分は、飽和、一価C16-C50アルコールと飽和C-C36モノカルボン酸との少なくとも1種のエステルから選択される。本発明によれば、これは、ラクチド、対応する鎖長のα-ヒドロキシカルボン酸の環状二重エステルをも含む。本発明に好ましい組成物に、脂肪酸と長鎖アルコールとのエステルが特に有利であることがわかった。該エステルは、飽和、分枝状または非分枝状モノカルボン酸および飽和、分枝状または非分枝状一価アルコールからなる。芳香族カルボン酸またはヒドロキシカルボン酸(例えば12-ヒドロキシステアリン酸)と、飽和、分枝状または非分枝状アルコールとのエステルも、本発明に使用することができるが、ただし、ワックス成分は50℃より高い融点を有する。ワックス成分は、50℃より高い融点を有する、12〜24個のC原子の鎖長を有する飽和、分枝状または非分枝状アルカンカルボン酸と16〜50個のC原子の鎖長を有する飽和、分枝状または非分枝状アルコールとのエステルの群から選択されることがより好ましい。
特に、C16-36アルキルステアレートおよびC18-38アルキルヒドロキシステアロイルステアレート、C20-40アルキルエルケートおよびセテアリルベヘネートは、ワックス成分として、好ましくあり得る。該ワックスまたはワックス成分は、50℃より高い、好ましくは60℃より高い融点を有する。
本発明のより好ましい態様は、ワックス成分としてC20-C40アルキルステアレートを含有する。このエステルは、Kesterwachs(登録商標)K82HまたはKesterwachs(登録商標)K80Hの名称で知られており、Koster Keunen Inc.より市販されている。これは、ビーズワックスのモノエステル留分の合成模造品であり、その硬度、油ゲル化力および脂質成分との幅広い相溶性により区別される。さらなる本発明のより好ましい態様は、セテアリルベヘネート、すなわちセチルベヘネートおよびステアリルベヘネートの混合物を、ワックス成分として含有する。このエステルは、Kesterwachs(登録商標)K62の名称で既知であり、Koster Keunen Inc.より市販されている。
50℃より高い融点を有する他の好ましいワックス成分は、飽和および場合によりヒドロキシ化されたC12-30脂肪酸のトリグリセリド、例えば硬化トリグリセリド脂肪(水素化パーム油、水素化ココナツ油、水素化ひまし油)、グリセリルトリベヘネート(トリベヘニン)またはグリセリルトリ-12-ヒドロキシステアレート、また、脂肪酸と2〜6個の炭素原子を有するグリコールまたはポリオールとの合成フルエステル(ただしそれらは50℃より高い融点を有する)であり、例えば好ましくはC18-C38酸トリグリセリド(Syncrowax(登録商標)HGL-C)である。例えば市販製品Cutina(登録商標)HRとして得られる水素化ヒマシ油は、本発明によれば、ワックス成分としてより好ましい。
50℃より高い融点を有するさらなる好ましい脂質成分またはワックス成分は、飽和直鎖状C14-C36カルボン酸、特にミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸およびベヘン酸、ならびにこれらの成分の混合物、例えばSyncrowax(登録商標)AW IC(C18-C36脂肪酸)またはCutina(登録商標)FS 45(パルミチン酸およびステアリン酸)である。
30〜150℃の範囲の融点を有するさらなる好ましい脂質成分またはワックス成分は、直鎖状、飽和C8-30脂肪酸である。直鎖状、飽和C10-22脂肪酸が好ましい。好ましい脂肪酸は、ヘキサン酸、オクタン酸、2-エチルヘキサン酸、デカン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、エレオステアリン酸、アラキドン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸ならびにそれらの工業用グレード混合物である。ステアリン酸の使用は特に好ましい。使用する脂肪酸は、1つまたはそれ以上のヒドロキシル基を有していてよい。好ましい例は、α-ヒドロキシ-C-C18-カルボン酸および12-ヒドロキシステアリン酸である。
30〜150℃の範囲の融点を有するさらなる好ましい脂質成分またはワックス成分は、脂肪アルコールである。6〜30個、好ましくは10〜22個、特に好ましくは12〜22個の炭素原子を有する飽和、非分枝状脂肪アルコールを脂肪アルコールとして使用してよい。例えば、デカノール、オクタノール、エルカアルコール、リシノールアルコール、12-ヒドロキシステアリルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、アラキジルアルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコールおよびベヘニルアルコールを、本発明の目的の範囲内で使用してよい。
本発明の好ましい組成物は、ワックス成分が、飽和、多価C16-C60アルカノールと飽和C-C36モノカルボン酸とのエステル、特にセチルベヘネート、ステアリルベヘネートおよびC20-C40アルキルステアレート、ヒドロキシ化されていてよい飽和直鎖状C12-C30カルボン酸のグリセロールトリエステル、キャンデリラワックス、カルナバワックス、ビーズワックス、飽和直鎖状C14-C36カルボン酸ならびに前記物質の混合物から選択されるという特徴を有する。より好ましいワックス成分混合物は、セチルベヘネート、ステアリルベヘネート、水素化ヒマシ油、パルミチン酸およびステアリン酸の混合物から選択される。さらなるより好ましいワックス成分混合物は、C20-C40アルキルステアレート、水素化ヒマシ油、パルミチン酸およびステアリン酸の混合物から選択される。
本発明のより好ましい組成物は、ワックス成分が、飽和、一価C16-C60アルカノールと飽和C-C36モノカルボン酸とのエステル、特にC20-C40アルキルステアレート、ヒドロキシ化されていてよい飽和直鎖状C12-C30カルボン酸のグリセロールトリエステル、特に水素化ヒマシ油、および、飽和直鎖状C14-C36カルボン酸、特にパルミチン酸およびステアリン酸の混合物から選択されるという特徴を有する。
要すると、本発明のより好ましい剤は、1〜45重量%、好ましくは2.5〜40重量%、より好ましくは3〜30重量%、特に45〜25重量%のビーズワックス、カルナバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックスおよび/またはパルミチン酸セチルを含む群から選択される少なくとも1種のワックスを含有するという特徴を有する。
剤に含有されるワックス:剤に含有される場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのエステルの重量比が、>8:1、好ましくは8:1〜30:1、特に10:1〜20:1であることが、整形効果について特に有利であることが分かった。対応する剤は、本発明に好ましい。
既に述べたように、本発明の剤は、フィルム形成用ポリマーまたはワックスまたは両方の物質種の物質混合物のいずれもを含有してよく、ただし化粧用剤における成分c)およびd)の割合は0.2〜50重量%である。両方の成分を併用することはより好ましく、すなわち好ましい剤は、少なくとも1種のフィルム形成用ポリマーおよび少なくとも1種のワックスの両方を含有する。
より好ましい剤は、その重量に対して1〜45重量%、好ましくは2.5〜40重量%、より好ましくは5〜30重量%、特に7.5〜25重量%のビーズワックス、カルナバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックスおよび/またはパルミチン酸セチルを含む群から選択される少なくとも1種のワックス、および、0.2〜15重量%、好ましくは0.4〜10重量%、より好ましくは0.6〜7重量%、特に0.75〜5重量%のフィルム形成用ポリマーを含有するという特徴を有する。より好ましい化粧用剤は、剤に含有されるワックス:剤に含有されるフィルム形成用ポリマーの重量比が、>8:1、好ましくは8:1〜30:1、特に10:1〜20:1であるという特徴を有する。
特に好ましい剤は、その重量に対して1〜45重量%、好ましくは2.5〜40重量%、より好ましくは5〜30重量%、特に7.5〜25重量%のビーズワックスおよび0.2〜15重量%、好ましくは0.4〜10重量%、より好ましくは0.6〜7重量%、特に0.75〜5重量%のフィルム形成用ポリマーを含有するという特徴を有する。
本発明の剤は、該原料を化粧品的に許容可能な担体中に含有する。好ましい化粧品的に許容可能な担体は、好ましくは剤全体に対して少なくとも10重量%の水を含有する、水性、アルコール性または水性-アルコール性媒体である。化粧用目的に通常使用される1〜4個の炭素原子を有する低級アルコール、例えばエタノールおよびイソプロパノールを、特にアルコールとして含有してよい。
有機溶媒または400℃より低い沸点を有する溶媒の混合物を、追加の共溶媒として、剤全体に対して0.1〜15重量パーセント、好ましくは1〜10重量パーセントの量で含有してよい。非分枝状または分枝状炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、イソペンタン、および環状炭化水素、例えばシクロペンタンおよびシクロヘキサンは、追加の共溶媒として特に適当である。他のより好ましい水溶性溶媒は、剤全体に対して30重量%までの量のグリセロール、エチレングリコール、ブチレングリコールおよびプロピレングリコールである。
本発明の特に好ましい剤は、高い水分含量を有する。本発明の組成物におけるツヤ、再形成能および保持の程度の調整は、特に、組成物が高い割合の水を含有する場合にうまくいくことがわかった。したがって、本発明のより好ましい剤は、剤が、その重量に対して40〜95重量%、好ましくは45〜92.5重量%、より好ましくは50〜90重量%、さらにより好ましくは55〜87.5重量%、特に60〜85重量%の水を含有するという特徴を有する。本発明の好ましい剤は、水中油型エマルジョンの形態である。
本発明の組成物の適用性は、1種以上の少量の多価アルコールの使用によりさらに高めることができる。本発明の好ましい剤は、その重量に対して0.25〜5重量%、好ましくは0.5〜4重量%、より好ましくは0.75〜3重量%、特に1〜2.5重量%の、グリセロールおよび/またはプロパンジオール-1,2を含む群から選択される少なくとも1種の多価アルコールを含有する。
本発明の剤は、好ましくは2〜11のpHを有する。4〜9の間のpH範囲はより好ましい。特記しない限り、記載されたpH値は、本明細書の意味する範囲内で、25℃でのpHに関する。
本発明の剤は、あらゆる化粧用剤に通常添加される補助物質および添加剤をさらに含有してよい。
適当な補助物質および添加剤としては、特にコンディショニング物質が挙げられる。これらは、皮膚処理剤および毛髪処理剤の両方において使用され、コンディショニング物質を適宜選択し、例えばクリーム、シャンプー、ヘアリンス、ヘアマスク、ゲル、ポンプスプレー、エアゾールスプレーおよび発泡製品中に導入することができる。
本発明の剤は、例えば少なくとも1種のタンパク質加水分解物および/またはその誘導体の1つをコンディショニング物質として含有してよい。
タンパク質加水分解物は、タンパク質の、酸的、塩基的または酵素的触媒分解により得られた生成物の混合物である。本発明に使用するためのタンパク質加水分解物の分子量は、75(グリシンの分子量)〜200,000であり、該分子量は、好ましくは75〜50,000、特に好ましくは75〜20,000ダルトンである。本発明によれば、植物由来、動物由来、海洋由来または合成由来のいずれものタンパク質加水分解物を使用してよい。動物タンパク質加水分解物は、例えばエラスチン、コラーゲン、ケラチン、絹および乳タンパク質加水分解物であり、これらは塩の形態でも存在し得る。絹タンパク質加水分解物の使用は、特に興味深い。タンパク質加水分解物は、本発明の剤中に、それぞれの場合において適用製剤全体に対して、例えば0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.05重量%〜15重量%、特に好ましくは0.05重量%〜5重量%の濃度で含有される。
カチオン性界面活性剤は、異なる化合物種のコンディショニング物質としてさらに適当である。第4級アンモニウム化合物、エステルクォートおよびアミドアミン型のカチオン性界面活性剤は本発明に好ましい。好ましい第4級アンモニウム化合物は、ハロゲン化アンモニウム、特に塩化物および臭化物、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメチルアンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリド、ならびにINCI名クオタニウム-27およびクオタニウム-83で知られるイミダゾリウム化合物である。前記界面活性剤の長鎖アルキル鎖は、好ましくは、10〜18個の炭素原子を有する。エステルクォートは、少なくとも1つのエステル官能基および少なくとも1つの第4級アンモニウム基の両方を構造要素として含有する既知の物質である。好ましいエステルクォートは、脂肪酸とトリエタノールアミンの4級化エステル塩、脂肪酸とジエタノールアルキルアミンの4級化エステル塩、および、脂肪酸と1,2-ジヒドロキシプロピルジアルキルアミンの4級化エステル塩である。このような生成物は、例えばStepantex(登録商標)、Dehyquart(登録商標)およびArmocare(登録商標)の商品名で市販されている。製品Armocare(登録商標)VGH-70、N,N-ビス(2-パルミトイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド、ならびにDehyquart(登録商標)F-75、Dehyquart(登録商標)C-4046、Dehyquart(登録商標)L80およびDehyquart(登録商標)AU-35は、このようなエステルクォートの例である。アルキルアミドアミンは、通常、天然または合成脂肪酸および脂肪酸断片のジアルキルアミノアミンを用いるアミド化により製造される。本発明に特に適当なこの群の物質から選択される化合物は、ステアラミドプロピルジメチルアミンであり、これはTegoamid(登録商標)S 18の名称で市販されている。
カチオン性界面活性剤は、本発明の剤に、適用製剤全体に対して0.05〜10重量%の量で好ましくは含まれる。0.1〜5重量%の量はより好ましい。
コンディショニングポリマーも同様にコンディショニング物質として適当である。コンディショニングポリマーの一部は、フィルム形成用および/または固定用特性も有しているため、適当なフィルム形成用および/または固定用ポリマーの例にも含まれ得ることを現時点で述べておく。
第1の群のコンディショニングポリマーはカチオン性ポリマーである、カチオン性ポリマーは、「一時的」または「永続的」にカチオン性であり得る基を主鎖および/または側鎖に有するポリマーであると理解される。剤のpHに関わらずカチオン性基を有するポリマーは、本発明によれば、「永続的カチオン性」として記載される。これらは、一般に、例えばアンモニウム基の形態で第4級窒素原子を含有するポリマーである。好ましいカチオン性基は第4級アンモニウム基である。特に、アクリル酸、メタクリル酸またはそれらの誘導体から合成されたポリマー主鎖に、C1-4炭化水素基を介して第4級アンモニウム基が結合したポリマーは、特に適当であることがわかった。
一般式(G1-I):
Figure 2014516068
[式中、Rは−Hまたは−CHであり、R、RおよびRは、互いに独立して、C1-4アルキル基、アルケニル基またはヒドロキシアルキル基から選択され、m=1、2、3または4であり、nは自然数であり、Xは生理学的に許容可能な有機アニオンまたは無機アニオンである]
で示されるホモポリマー、ならびに、非イオノゲン性モノマー単位と共に式(G1-I)で示されるモノマー単位から実質的になるコポリマーは、より好ましいカチオン性ポリマーである。これらのポリマーに関して、以下の条件の少なくとも1つに当てはまるポリマーは、本発明に好ましい:Rはメチル基を表し、R、RおよびRはメチル基を表し、mは値2を有する。
適当な生理学的に許容可能な対イオンXは、例えばハロゲン化物イオン、スルフェートイオン、ホスフェートイオン、メトスルフェートイオンならびに有機イオン、例えばラクテートイオン、シトレートイオン、タートレートイオンおよびアセテートイオンである。ハロゲン化物イオン、特に塩化物イオンが好ましい。
特に適当なホモポリマーは、INCI名ポリクオタニウム-37を有する、任意に架橋されたポリ(メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド)である。架橋は、所望する場合、ポリオレフィン系不飽和化合物、例えばジビニルベンゼン、テトラアリルオキシエタン、メチレンビスアクリルアミド、ジアリルエーテル、ポリアリルポリグリセリルエーテル、または、糖もしくは糖誘導体のアリルエーテル、例えばエリスリトール、ペンタエリスリトール、アラビトール、マンニトール、ソルビトール、スクロースまたはグルコースを用いて行うことができる。メチレンビスアクリルアミドは好ましい架橋剤である。
ホモポリマーは、好ましくは、30重量%以上のポリマー含量を有する非水ポリマー分散体の形態で使用される。このようなポリマー分散体は、Salcare(登録商標)SC 95(約50%のポリマー含量、他の成分:鉱物油(INCI名:ミネラルオイル)およびトリデシルポリオキシプロピレンポリオキシエチレンエーテル(INCI名:PPG-1-トリデセス-6))およびSalcare(登録商標)SC 96(約50%ポリマー含量、他の成分:プロピレングリコールとオクタン酸およびデカン酸の混合物とのジエステルの混合物(INCI名:プロピレングリコールジカプリレート/ジカプレート)およびトリデシルポリオキシプロピレンポリオキシエチレンエーテル(INCI名:PPG-1-トリデセス-6))の名称で市販されている。
式(G1-I)で示されるモノマー単位を有するコポリマーは、好ましくは、非イオノゲン性モノマー単位として、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸C1-4アルキルエステルおよびメタクリル酸C1-4アルキルエステルを含有する。これらの中で、非イオノゲン性モノマーアクリルアミドはより好ましい。上記のホモポリマーの場合のように、これらのコポリマーも架橋されていてよい。本発明に好ましいコポリマーは、架橋アクリルアミド-メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマーである。モノマーが約20:80の重量比で存在するこのようなコポリマーは、約50%非水ポリマー分散体としてSalcare(登録商標)SC 92の名称で市販されている。
さらなる好ましいカチオン性ポリマーは、例えば以下である:
・例えばCelquat(登録商標)およびPolymer JR(登録商標)の名称で市販されている、4級化セルロース誘導体。Celquat(登録商標)H 100、Celquat(登録商標)L 200およびPolymer JR(登録商標)400の化合物は、好ましい4級化セルロース誘導体である、
・DE-PS 44 13 686のカチオン性アルキルポリグリコシド、
・カチオン化ハチミツ、例えば市販品Honeyquat(登録商標)50、
・カチオン性グアール誘導体、例えば、特にCosmedia(登録商標)GuarおよびJaguar(登録商標)の商品名で市販されている製品、
・4級基含有ポリシロキサン、例えば市販製品Q2-7224(製造者:Dow Corning;安定化トリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning(登録商標)929 Emulsion(アモジメチコンとしても知られるヒドロキシル-アミノ-変性シリコンを含有する)、SM-2059(製造者:General Electric)、SLM-55067(製造者:Wacker)ならびにAbil(登録商標)-Quat 3270および3272(製造者:Th. Goldschmidt)、二第四級ポリジメチルシロキサン、クオタニウム-80、
・ポリマー性ジメチルジアリルアンモニウム塩およびそのアクリル酸およびメタクリル酸のエステルおよびアミドとのコポリマー。Merquat(登録商標)100(ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド))およびMerquat(登録商標)550(ジメチルジアリルアンモニウムクロリドアクリルアミドコポリマー)の商品名で市販されている製品は、このようなカチオン性ポリマーの例である、
・4級化ポリビニルアルコール、ならびに、
・ポリマー主鎖中に第四級窒素原子を有するポリクオタニウム-2、ポリクオタニウム-17、ポリクオタニウム-18およびポリクオタニウム-27の名称で知られるポリマー。
本発明に使用してよいさらなるカチオン性ポリマーは、「一時的カチオン性」ポリマーである。これらのポリマーは、通常、特定のpH値において第四級アンモニウム基の形態をとる、よってカチオン性であるアミノ基を含有する。例えばHydagen(登録商標)CMF、Hydagen(登録商標)HCMF、Kytamer(登録商標)PCおよびChitolam(登録商標)NB/101の商品名で広く市販されている、キトサンおよびその誘導体が好ましい。
本発明の剤は、好ましくは、コンディショニング用カチオン性および/または両性ポリマーを、それぞれの場合において全適用製剤に対して、0.01〜5重量%の量、特に0.1〜2重量%の量で含有する。
さらなる本発明の好ましい剤は、コンディショニング物質を、その重量に対して0.001〜10重量%、好ましくは0.005〜7.5重量%、より好ましくは0.01〜5重量%、特に0.05〜2.5重量%の量で追加的に含有するという特徴を有し、好ましいコンディショニング物質は、L-カルニチンおよび/またはその塩;パンテノールおよび/またはパントテン酸;2-フラノンおよび/またはその誘導体(特にパントラクトン);タウリンおよび/またはその塩;ナイアシンアミド;ユビキノン;エクトイン;アラントインを含む群から選択される。
L-カルニチン(IUPAC名(R)-(3-カルボキシ-2-ヒドロキシプロピル)-N,N,N-トリメチルアンモニウムヒドロキシド)は天然に存在するビタミン様物質である。本発明の好ましいL-カルニチン誘導体は、特に、アセチルL-カルニチン、L-カルニチンフマレート、L−カルニチンシトレート、ラウロイルL-カルニチン、より好ましくはL-カルニチンタートレートから選択される。特定のL-カルニチン化合物は、例えばLonza GmbH(Wuppertal、Germany)から市販されている。本発明の好ましい剤は、その重量に対して0.001〜10重量%、好ましくは0.005〜7.5重量%、より好ましくは0.01〜5重量%、特に0.05〜2.5重量%のL-カルニチンまたはL-カルニチン誘導体を含有するという特徴を有し、好ましいL-カルニチン誘導体は、好ましくはアセチルL-カルニチン、L-カルニチンフマレート、L-カルニチンシトレート、ラウロイルL-カルニチン、特にL-カルニチンタートレートから選択される。
パンテノール(IUPAC名:(+)-(R)-2,4-ジヒドロキシ-N-(3-ヒドロキシプロピル)-3,3-ジメチルブチルアミド)は、体内でパントテン酸に変換される。パントテン酸は、ビタミンB群のビタミンである(ビタミンB5)。本発明の好ましい剤は、その重量に対して0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜2.5重量%、より好ましくは0.1〜1.5重量%、特に0.25〜1重量%のパンテノール((±)-2,4-ジヒドロキシ-N-(3-ヒドロキシプロピル)-3,3-ジメチルブチルアミド)を含有するという特徴を有する。
活性化特性を有し、好ましく使用され得るさらなるコンディショニング促進剤は、タウリンである。本発明の好ましい剤は、その重量に対して0.01〜15重量%、好ましくは0.025〜12.5重量%、より好ましくは0.05〜10重量%、より好ましくは0.1〜7.5重量%、特に0.5〜5重量%のタウリン(2-アミノエタンスルホン酸)を含有する。
本発明の剤におけるコンディショニング促進剤のさらなる好ましい群は、ビタミン、プロビタミンまたはビタミン前駆体である。これらを以下に述べる。
要すると、本発明の剤は、好ましくは、その重量に対して0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜4重量%、より好ましくは0.25〜3.5重量%、より好ましくは0.5〜3重量%、特に0.5〜2.5重量%のビタミンおよび/またはプロビタミンおよび/またはビタミン前駆体を含有し、これらは好ましくは群A、B、C、E、FおよびHに分類され、ここで、好ましい剤は以下を含有する:-2,4-ジヒドロキシ-N-(3-ヒドロキシプロピル)-3,3-ジメチルブチルアミド、プロビタミンB)および/またはパントテン酸(ビタミンB、ビタミンB)および/またはナイアシン、ナイアシンアミドまたはニコチンアミド(ビタミンB)および/またはL-アスコルビン酸(ビタミンC)および/またはチアミン(ビタミンB)および/またはリボフラビン(ビタミンB、ビタミンG)および/またはビオチン(ビタミンB、ビタミンH)および/または葉酸(ビタミンB、ビタミンBまたはビタミンM)および/またはビタミンBおよび/またはビタミンB12
コンディショニング促進剤として特定のキノンは特に適当であることがわかった。本発明のより好ましい剤は、コンディショニング物質として、その重量に対して0.0001〜1重量%、好ましくは0.001〜0.5重量%、より好ましくは0.005〜0.1重量%の少なくとも1種のユビキノンおよび/または少なくとも1種のユビキノールおよび/またはこれらの物質の少なくとも1種の誘導体を含有するという特徴を有し、ここで、好ましい剤は式(Ubi):
Figure 2014516068
[式中、nは6、7、8、9または10、より好ましくは10(コエンザイムQ10)の値を表す]
で示されるユビキノンを含有する。
さらなるコンディショニング促進剤として、本発明の剤はエクトインを含有してよい。エクトイン((4S)-2-メチル-1,4,5,6-テトラヒドロピリミジン-4-カルボン酸)は、適合溶質の群に属する天然物質である。
さらなる構成物質として、本発明の剤は単糖類、二糖類および/または多糖類の群から選択される少なくとも1種の炭水化物を含有してよい。本発明に好ましい毛髪処理剤は、コンディショニング物質として、その重量に対して0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜4.5重量%、より好ましくは0.1〜4重量%、より好ましくは0.5〜3.5重量%、特に0.75〜2.5重量%の、単糖類、二糖類および/または多糖類から選択される炭水化物を含有するという特徴を有し、ここで、好ましい炭水化物は以下から選択される:
・単糖類、特にD-リボースおよび/またはD-キシロースおよび/またはL-アラビノースおよび/またはD-グルコースおよび/またはD-マンノースおよび/またはD-ガラクトースおよび/またはD-フルクトースおよび/またはソルボースおよび/またはL-フコースおよび/またはL-ラムノース
・二糖類、特にスクロースおよび/またはマルトースおよび/またはラクトースおよび/またはトレハロースおよび/またはセロビオースおよび/またはゲンチオビオースおよび/またはイソマルトース。
さらなる好ましい態様において、本発明の剤は乳化剤(F)を含有してよい。乳化剤は、分散液滴の合一を防ぎエマルジョンを安定化する水安定性または油安定性吸着層の相界面での形成を引き起こす。したがって、乳化剤は界面活性剤のように疎水性および親水性分子部分から作られる。親水性乳化剤は、好ましくはO/Wエマルジョンを形成し、疎水性乳化剤は好ましくはW/Oエマルジョンを形成する。エマルジョンは、界面活性剤を用いて相界面を安定化させるエネルギーの拡大を伴い、1つの液体が別の液体中に液滴形態で分布すること(分散体)であると理解される。これらの乳化用界面活性剤または乳化剤の選択は、それぞれの場合における分散させる物質および外相、ならびにエマルジョンの微細粒子特性によって決まる。本発明に使用してよい乳化剤は、例えば以下である:
・4〜30molのエチレンオキシドおよび/または0〜5molのプロピレンオキシドと、8〜22個のC原子を有する直鎖状脂肪アルコールとの、12〜22個のC原子を有する脂肪酸との、および、アルキル基において8〜15個のC原子を有するアルキルフェノールとの、付加生成物、
・1〜30molのエチレンオキシドと、3〜6個の炭素原子を有するポリオール(特にグリセロール)との付加生成物の、C12-C22脂肪酸モノエステルおよびジエステル、
・メチルグルコシド脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミドおよび脂肪酸グルカミドの、エチレンオキシドおよびポリグリセロール付加生成物、
・C-C22アルキルモノグリコシド、C-C22アルキルオリゴグリコシド、ならびに、それらのエトキシ化類似体、ここで、オリゴマー化度は1.1〜5、特に1.2〜2.0であり、糖成分としてグルコースが好ましい、
・アルキル(オリゴ)グルコシドおよび脂肪アルコールの混合物、例えば市販製品Montanov(登録商標)68、
・5〜60molのエチレンオキシドと、ひまし油および水素化ヒマシ油との付加生成物、
・3〜6個の炭素原子を有するポリオールと、8〜22個のC原子を有する飽和脂肪酸との部分エステル、
・ステロール。ステロールは、ステロイド骨格のC原子3上にヒドロキシル基を有するステロイドの群であると理解され、動物性組織(動物ステロール)および植物性脂肪(フィトステロール)の両方から単離される。動物ステロールの例はコレステロールおよびラノステロールである。適当なフィトステロールの例は、エルゴステロール、スチグマステロールおよびシトステロールである。マイコステロールとして知られるステロールは、また、菌類および酵母菌類から単離される、
・リン脂質。これらは中でも、例えば卵黄または植物種子(例えば大豆)由来の、例えばレシチンまたはホスファチジルコリンとして得られるグルコースリン脂質として理解される、
・糖および糖アルコール(例えばソルビトール)の脂肪酸エステル、
・ポリグリセロールおよびポリグリセロール誘導体、例えばポリグリセロールポリ-12-ヒドロキシステアレート(市販製品Dehymuls(登録商標)PGPH)、
・8〜30個のC原子を有する直鎖状および分枝状脂肪酸およびそれらのNa、K、アンモニウム、Ca、MgおよびZn塩。
本発明の剤は、乳化剤を、剤全体に対して好ましくは0.1〜25重量%、特に0.5〜15重量%含有する。本発明の組成物は、好ましくは少なくとも1種の8〜18のHLB値を有する非イオノゲン性乳化剤を含有してよい。10〜15のHLB値を有する非イオノゲン性乳化剤は、本発明により好ましくあり得る。
本発明の剤の性質に応じて、少なくとも1種の界面活性剤を含有することも必須であり得る。これは、特に皮膚洗浄剤およびシャンプーの場合に当てはまる。しかしながら、他の剤、例えばヘアリンス、ヘアマスクおよび特定のスタイリング剤、特にスタイリングフォームも、界面活性剤を含有し得る。
例えば適当なコンディショニング物質として上記に既に述べたように、カチオン性界面活性剤を使用してよい。好ましいカチオン性界面活性剤および使用量に関して、上記に述べた詳細がそれに応じて当てはまる。
カチオン性界面活性剤に加えて、または、その代わりに、本発明の剤はさらなる界面活性剤または乳化剤を含有してよく、アニオン性界面活性剤および両性界面活性剤および非イオン性界面活性剤のいずれも、ならびに全ての種類の既知の乳化剤が原則として適当である。両性(ampholytic)界面活性剤または両性(amphoteric)界面活性剤の群は、双性イオン性界面活性剤および両性電解質を含む。界面活性剤は乳化作用を既に有していてよい。
人体における使用に適当なあらゆるアニオン性界面活性物質が、原則として、アニオン性界面活性剤として適当である。これらは、水可溶化アニオン性基(例えばカルボキシレート基、スルフェート基、スルホネート基またはホスフェート基)および約8〜30個のC原子を有する親油性アルキル基により特徴付けられる。該分子は、グリコールまたはポリグリコールエーテル基、エステル基、エーテル基およびアミド基およびヒドロキシル基を追加的に含有してよい。適当なアニオン性界面活性剤の例は、それぞれ、ナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩の形態における、ならびにアルカノール基において2〜4個のC原子を有するモノ-、ジ-およびトリアルカノールアンモニウム塩としての、以下である:
・8〜30個のC原子を有する直鎖状および分枝状脂肪酸(石鹸)、
・式R-O-(CH-CHO)-CH-COOH[式中、Rは8〜30個のC原子を有する直鎖状アルキル基であり、x=0または1〜16である]で示されるエーテルカルボン酸、
・アシル基において8〜24個のC原子を有するアシルサルコシド、
・アシル基において8〜24個のC原子を有するアシルタウリド、
・アシル基において8〜24個のC原子を有するアシルイセチオネート、
・アルキル基において8〜24個のC原子を有するスルホコハク酸モノ-およびジアルキルエステル、および、アルキル基において8〜24個のC原子を有し、1〜6個のオキシエチル基を有する、スルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、
・8〜24個のC原子を有する直鎖状アルカンスルホネート、
・8〜24個のC原子を有する直鎖状α-オレフィンスルホネート、
・8〜30個のC原子を有する脂肪酸のα-スルホ脂肪酸メチルエステル、
・式R-O(CH-CHO)-OSOH[式中、Rは好ましくは8〜30個のC原子を有する直鎖状アルキル基であり、x=0または1〜12である]で示される、アルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェート、
・界面活性ヒドロキシルスルホネートの混合物、
・スルフェート化ヒドロキシアルキルポリエチレンおよび/またはヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル、
・8〜24個のC原子および1〜6個の2重結合を有する不飽和脂肪酸のスルホネート、
・約2〜15分子のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドと、8〜22個のC原子を有する脂肪アルコールとの付加生成物であるアルコールと、酒石酸およびクエン酸とのエステル、
・アルキルおよび/またはアルケニルエーテルホスフェート、
・式(E1-II):
CO(AlkO)SOM (E1-II)
[式中、RCOは6〜22個のC原子を有する直鎖状または分枝状、脂肪族、飽和および/または不飽和アシル残基を表し、AlkはCHCH、CHCHCHおよび/またはCHCHCHを表し、nは0.5〜5の数を表し、MはDE-OS 197 36 906に記載されるようなカチオンを表す]
で示されるスルフェート化脂肪酸アルキレングリコールエステル、
・アミドエーテルカルボン酸、
・C-C30脂肪アルコールとタンパク質加水分解物および/またはアミノ酸との縮合生成物ならびにその誘導体、これは、タンパク質脂肪酸縮合物、例えばLamepon(登録商標)タイプ、Gluadin(登録商標)タイプ、Hostapon(登録商標)KCGまたはAmisoft(登録商標)タイプとして当業者に既知である。
好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキル基において10〜18個のC原子を有し、分子中に12個以下のグリコールエーテル基を有する、アルキルスルフェート、アルキルポリグリコールエーテルスルフェートおよびエーテルカルボン酸、アルキル基において8〜18個のC原子を有するスルホコハク酸モノ-およびジアルキルエステル、および、アルキル基において8〜18個のC原子を有し1〜6個のオキシエチル基を有するスルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、モノグリセリドスルフェート、アルキルおよびアルケニルエーテルホスフェートおよびタンパク質脂肪酸縮合物である。
双性イオン性界面活性剤として分類される界面活性化合物は、分子中に少なくとも1つの第四級アンモニウム基および少なくとも1つの−COO(−)または−SO (−)基を有する化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤は、ベタイン、例えばN-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、および、2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリン(それぞれアルキル基またはアシル基において8〜18個のC原子を有する)、ならびにココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、INCI名コカミドプロピルベタインで既知の脂肪酸アミド誘導体である。
両性電解質は、分子中に、C-C24アルキル基またはアシル基に加えて、少なくとも1つの遊離アミノ基および少なくとも1つのCOOHまたはSOH基を含有し、分子内塩を形成することができる界面活性化合物であると理解される。適当な両性電解質の例は、それぞれアルキル基において約8〜24個のC原子を有する、N-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸である。より好ましい両性電解質は、N-ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネートおよびC12-C18アシルサルコシンである。
非イオン性界面活性剤は、親水性基として、例えばポリオール基、ポリアルキレングリコールエーテル基またはポリオールおよびポリグリコールエーテル基の組合せを含有するこのような化合物は例えば以下である:
・2〜50molのエチレンオキシドおよび/または1〜5molのプロピレンオキシドと、8〜30個のC原子を有する直鎖状および分枝状脂肪アルコールとの、8〜30個のC原子を有する脂肪酸との、および、アルキル基において8〜15個のC原子を有するアルキルフェノールとの、付加生成物、
・2〜50molのエチレンオキシドおよび/または1〜5molのプロピレンオキシドと、8〜30個のC原子を有する直鎖状および分枝状脂肪アルコールとの、8〜30個のC原子を有する脂肪酸との、および、アルキル基において8〜15個のC原子を有するアルキルフェノールとの、メチルまたはC-Cアルキル残基で末端キャップ化された、付加生成物、例えば製品名Dehydol(登録商標)LS、Dehydol(登録商標)LT(Cognis)で市販されている種類のもの、
・1〜30molのエチレンオキシドとグリセロールとの付加生成物の、C12-C30脂肪酸モノエステルおよびジエステル、
・5〜60molのエチレンオキシドと、ヒマシ油および水素化ヒマシ油との付加生成物、
・ポリオール脂肪酸エステル、例えば市販製品Hydagen(登録商標)HSP(Cognis)またはSovermolタイプ(Cognis)、
・アルコキシ化トリグリセリド、
・式(E4-I):
CO-(OCHCHR)OR (E4-I)
[式中、RCOは6〜22個の炭素原子を有する直鎖状または分枝状、飽和および/または不飽和アシル残基を表し、Rは水素またはメチルを表し、Rは1〜4個の炭素原子を有する直鎖状または分枝状アルキル残基を表し、wは1〜20の数を表す]
で示されるアルコキシ化脂肪酸アルキルエステル、
・アミンオキシド、
・ソルビタン脂肪酸エステル、および、エチレンオキシドとソルビタン脂肪酸エステルとの付加生成物、例えばポリソルベート、
・糖脂肪酸エステル、および、エチレンオキシドと糖脂肪酸エステルとの付加生成物、
・エチレンオキシドと、脂肪酸アルカノールアミドおよび脂肪アミンとの付加生成物、
・式(E4-II):
O-[G] (E4-II)
〔式中、Rは4〜22個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル残基を表し、Gは5または6個の炭素原子を有する糖残基を表し、pは1〜10の数を表す〕
で示されるアルキルおよびアルケニルオリゴグリコシド型の糖界面活性剤。これらは、製造有機化学の関連法を用いて得ることができる。好ましいアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドは、従って、アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグルコシドである。一般式(E4-II)における指標値pは、オリゴマー化度(DP)、すなわちモノグリコシドおよびオリゴグリコシドの分布を示し、1〜10の数を表す。アルキルまたはアルケニル残基Rは、4〜11個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有する第一級アルコールから誘導してよい。1〜3のDPを有する水素化C12/14ココナツアルコールに基づくアルキルオリゴグルコシドは好ましい。
脂肪アルコールまたは脂肪酸1モルあたり、それぞれ、2〜30molのエチレンオキシドを含有する、飽和直鎖状脂肪アルコールおよび脂肪酸のアルキレンオキシド付加生成物は、それ自体、好ましい非イオン性界面活性剤であることがわかった。顕著な特性を有する製剤は、同様に、製剤が非イオン性界面活性剤としてエトキシ化グリセロールの脂肪酸エステルを含有する場合に得られる。これらの化合物は以下のパラメータにより特徴付けられる。アルキル残基Rは6〜22個の炭素原子を含有し、直鎖状および分枝状のいずれもであってよい。第一級直鎖状脂肪族残基および2位でメチル分枝状である脂肪族残基は好ましい。このようなアルキル残基は、例えば1-オクチル、1-デシル、1-ラウリル、1-ミリスチル、1-セチルおよび1-ステアリルである。1-オクチル、1-デシル、1-ラウリルおよび1-ミリスチルはより好ましい。出発物質としてオキソアルコールを使用する場合、アルキル鎖において奇数個の炭素原子を有する化合物が優位である。
界面活性剤として使用されるアルキル基を有する化合物は、それぞれ均一物質であってよい。しかしながら、概して、例えば個々の原料に応じて異なるアルキル鎖長を有する物質の混合物が得られるように、これらの物質について天然植物または動物原料を出発物質として用いることが好ましい。追加の界面活性剤は、概して、それぞれの場合において全組成物に対して0.1〜45重量%、好ましくは0.5〜30重量%、特に好ましくは0.5〜25重量%の量で使用される。使用量は、本発明の剤の目的によって実質的に異なる。本発明の剤がシャンプーまたは他の洗浄剤である場合、45重量%超の界面活性剤量も通常である。
本発明の剤は、例えば顔用ローション、ヘアローション、ポンプスプレーまたはエアゾールスプレーとして皮膚または毛髪に塗布することができる溶液形態、クリーム、エマルジョン、ワックス、ゲルまたは界面活性剤含有発泡性溶液の形態、または、皮膚または毛髪に適用するのに適当な他の製剤など、化粧用剤のあらゆる従来形態に製剤化することができる。
本発明の組成物は、特に、剤中に気泡を安定化させるのに非常に適当である。このようにして、長期安定性を伴い、空気または他の気体あるいは気体混合物を本発明の剤中に容易に導入することができる。これは、場合により、剤を製造する際に、目に見える気泡を含有する製品が充填されるように、充填前に該剤を気体(好ましくは空気)で加圧することにより行ってよい。
このような工程で、気泡、好ましくは空気泡を含有する本発明の好ましい剤が得られる。好ましい化粧用剤は、該剤が、好ましくは0.9g/cmより小さい、好ましくは0.3〜0.8g/cm、特に0.5〜0.7g/cmの密度を有するフォーム形態であるという特徴を有する。フォーム形態の本発明の剤は、予想外の泡安定性に特徴付けられる。
発泡剤の製造は、種々の方法で行うことができる。発泡に必要な気体を用いる剤の加圧は、剤に含有させる少なくとも2つ、好ましくは少なくとも半分、好ましくは全ての原料を互いに混合する混合処理と組みあわせて行うことが好ましい。このような混合処理の例は以下である:
・押出機内で気体を用いて押出される物質の混合物を加圧する押出処理;
・押出機内で押出される物質の混合物に発泡剤を充填させる押出処理;
・混合ローターが作動するのと同時に、物質の混合物中に気体(好ましくは空気)を導入させる混合処理。この変法において、気体の導入を好ましくは混合ローターの動きによってもたらす。このような操作は「泡立て」として知られている。
発泡または泡立てた剤は、次いで、輸送用および/または販売用の容器中に充填される。
したがって、本発明は、本発明の化粧用剤の製造方法をも提供し、ここで、場合により予備混合させた化粧用剤の原料のブレンドが混合され、得られる化粧用剤の密度は、少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、より好ましくは20〜70%、特に30〜60%、本方法において用いる場合により予備混合させたブレンドの密度より低いという特徴を有する。
本発明の化粧用剤を製造するためのこのような方法は、特に、得られる化粧用剤の密度が、本方法において用いる場合により予備混合させたブレンドの密度よりも、少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、より好ましくは20〜70%、特に30〜60%より低いような方法で、場合により予備混合させた化粧用剤の原料のブレンドが機械的混合ローターの作用によって混合されることが好ましい。
かかる方法によって水中油型エマルジョンが特に有利に製造される。
しかしながら、加圧されていない剤を、塗布の際に気体(好ましくは空気)を用いて加圧させる塗布デバイスを提供することも可能であり、好ましい。したがって、本発明は、本発明の剤および該剤を気体(好ましくは空気)で吐出前に加圧する塗布デバイスを含む部品のキットをも提供する。
したがって、本発明は第2に、本発明の化粧用剤を気体で加圧後、毛髪に塗布する、ケラチン性繊維を一時的に整形するための方法を提供する。
本発明の剤に関して述べた全てのことは、必要な変更を加えて、本発明の方法にもあてはまる。毛髪の所望の整形は、指または手で、あるいは例えば櫛またはブラシなどの適当な通常の道具を用いて行うことができる。
本発明は第3に、ケラチン性繊維を一時的に整形するための本発明の剤の使用を提供する。本発明の剤および該剤を含有する製品は、特に、処理された毛髪を脆くするか、または硬くすることなく、非常に強いスタイリング保持を与えることを特徴とする。むしろ、心地よく、軟らかな感触が得られる。
本発明の剤の製剤化は、化粧用剤に常套のあらゆる形態で行うことができる。いくつかのより好ましい化粧用剤の組成物は、次の表から理解することができる(特記しない限り、量は化粧用剤の総重量に対する重量%である)。
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特記しない限り、以下に示す量は重量パーセントである。
本発明のスタイリング剤E1〜E4を次の表20にしたがって製造した。
Figure 2014516068
剤を表中に挙げた原料を通常混合することにより製造し、手の表面で擦りつけた後、乾燥または湿潤した毛髪に塗布することにより、ヘアスタイリングに使用した。
毛髪は、柔らかな光沢、優れたスタイリング保持および良好な再形成力を示した。
剤E1〜E4の興味深いテクスチャも、その製造中に剤に気泡を導入することを可能にする。気泡は0.5〜2mmの直径を有し、製品を数週間貯蔵後においてさえ安定であった。
さらなる一連の実験において、塗布に際してゲル様製品中に気体を導入する塗布デバイスに、本発明の組成物E1〜E4を導入させた。気泡含有製品は塗布可能であり、ここで気泡の直径は0.5〜2mmであった。

Claims (15)

  1. 化粧品的に許容可能な担体中に、それぞれの場合において剤全体に対して、
    a)0.1〜15重量%の、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのモノエステル、
    b)0.1〜15重量%の、場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのジエステル、
    c)0〜50重量%の、少なくとも1種のフィルム形成用ポリマー、
    d)0〜50重量%の、40℃〜90℃の範囲の融点を有する少なくとも1種のワックス
    を含有し、ただし該化粧用剤における成分c)およびd)の割合は0.2〜50重量%である、ケラチン性繊維を一時的に整形するための化粧用剤。
  2. 成分a)は、スクロースモノステアレート、スクロースモノココエート、メチルグルコシドモノステアレート、エチルグルコシドモノラウレート、エチルグルコシドモノココエートおよびブチルグルコシドモノココエートから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の化粧用剤。
  3. 成分b)は、スクロースジステアレート、スクロースジココエート、メチルグルコシドイソステアレート、エチルグルコシドジラウレートおよびエチルグルコシドジココエートから選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の化粧用剤。
  4. 場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのモノエステルを、0.2〜12重量%、好ましくは0.3〜10重量%、より好ましくは0.4〜5重量%、特に0.5〜3重量%含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧用剤。
  5. 場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのジエステルを、0.2〜12重量%、好ましくは0.3〜10重量%、より好ましくは0.4〜5重量%、特に0.5〜3重量%含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の化粧用剤。
  6. 0.25〜5重量%、好ましくは0.5〜4重量%、より好ましくは0.6〜3重量%、特に0.75〜1.5重量%のスクロースモノステアレートおよび0.25〜5重量%、好ましくは0.5〜4重量%、より好ましくは0.6〜3重量%、特に0.75〜1.5重量%のスクロースジステアレートを含有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の化粧用剤。
  7. 1〜45重量%、好ましくは2.5〜40重量%、より好ましくは3〜30重量%、特に4〜25重量%の、ビーズワックス、カルナバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックスおよび/またはパルミチン酸セチルを含む群から選択される少なくとも1種のワックスを含有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の化粧用剤。
  8. 0.2〜15重量%、好ましくは0.4〜10重量%、より好ましくは0.6〜7重量%、特に0.75〜5重量%のフィルム形成用ポリマーを含有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の化粧用剤。
  9. 1〜45重量%、好ましくは2.5〜40重量%、より好ましくは5〜30重量%、特に7.5〜25重量%のビーズワックスおよび0.2〜15重量%、好ましくは0.4〜10重量%、より好ましくは0.6〜7重量%、特に0.75〜5重量%のフィルム形成用ポリマーを含有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の化粧用剤。
  10. 剤に含有されるワックス:剤に含有される場合によりアルキル化された糖とC-C30脂肪酸とのエステルの重量比は、>8:1、好ましくは8:1〜30:1、特に10:1〜20:1であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の化粧用剤。
  11. 剤はフォームの形態であり、好ましくは0.9g/cm未満、好ましくは0.3〜0.8g/cm、特に0.5〜0.7g/cmの密度を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の化粧用剤。
  12. 場合により予備混合された化粧用剤の原料のブレンドを混合する、請求項1〜11のいずれかに記載の化粧用剤の製造方法であって、得られる化粧用剤の密度は、少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、より好ましくは20〜70%、特に30〜60%、該方法において用いる場合により予備混合されたブレンドの密度より低いことを特徴とする、製造方法。
  13. 請求項1〜10のいずれかに記載の剤、および、該剤を吐出前に気体と共に、好ましくは空気と共に加圧する塗布デバイスを含む部品のキット。
  14. 毛髪を一時的に整形するための、請求項1〜11のいずれかに記載の化粧用剤の使用。
  15. 請求項1〜10のいずれかに記載の化粧用剤を気体と共に加圧し、次いで毛髪に塗布する、毛髪を一時的に整形するための方法。
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