JP2014502922A - 接着剤塗布ヘッド用のレバーアーム懸架装置及びレバーアーム懸架装置を備えた接着剤塗布ヘッド - Google Patents

接着剤塗布ヘッド用のレバーアーム懸架装置及びレバーアーム懸架装置を備えた接着剤塗布ヘッド Download PDF

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Abstract

流動性を有する材料、例えば接着剤を分配するための塗布ヘッド15、115は、その内部に形成されたノズル室10と、ノズル室10の内部に移動可能に取り付けられたノズルニードル11、111とを有する。ノズルニードル11、111の開方向移動Pにより出口開口部12が開放される。さらに、材料をノズル室10に導入するために、材料供給通路13と材料供給配管とが設けられている。駆動部20は、可動部材11、111の開方向移動Pを生じさせる。塗布ヘッド15、115は、さらにレバーアーム30、130を有する。レバーアーム30、130の第1の端部31は、ノズルニードル11、111の後端部に移動可能に連結され、第2の端部32は駆動部20に接続されている。第1の態様によれば、膜34を備えた膜型懸架装置33が設けられ、第2の態様によれば、レバーアーム130を備えたロッカー型懸架装置133が設けられる。

Description

本発明は、接着剤塗布ヘッドで用いるためのレバーアーム懸架装置と、レバーアーム懸架装置を備えた流動性を有する接着剤を分配するための接着剤塗布ヘッドとに関するものである。本発明は、とくには、接着剤の分配と、高温の膠の使用とに関するものである。本発明はまた、低温の膠又は侵食性(例えば、腐食性の)成分の制御された分配のためにも用いることができる。
本願は、2011年1月25日にドイツ特許商標庁に出願されたドイツ実用新案登録出願第202011000179.2号に係る優先権を主張するものである。
多数の工業的な処理工程においては、接着剤、シール用コンパウンド及びこれらと類似の流動性を有する材料が、液体の形態で被加工物又は基材の上に塗布又は噴霧して用いられる。
これに対応する塗布ヘッドは、丈夫であり、かつ材料を高精度で非常に正確に分配することができるものでなければならない。これに加えて、塗布ヘッドは、接着剤を量的に正確に分割することを可能にし、またスポット状又は帯状で正確に塗布することを可能にするために、迅速に切り替えを行うことができなければならない。さらに、塗布ヘッドは、これに対応する塗布装置で使用することができる空間が制限されることが多いので、あまり大きいものであってはならない。
さらに、塗布ヘッドは、柔軟に使用することができるものであるべきであり、かつ必要があれば修理することが可能であるべきである。また、塗布ヘッドは、制御器による切り替え又は監視が可能であるのが好ましい。
さらに、高温の膠を処理する場合は、さらなる問題が生じる。例えば、塗布ヘッドの内部に存在する大量の熱が、駆動ユニットを損傷する可能性がある。また、侵食性の添加物を含有するタイプの膠も存在する。例えば、膠のpHが酸性の領域に入っていることもある。さらに、膠は、腐食性又は摩耗性の作用を及ぼす成分を含有することもある。塗布ヘッドをこれらから保護するために、適切な対策講じなければならない。
本発明の目的は、従来知られている解決策の不具合のいくつかを解消し、又は完全に改善することができる、精密に操作することができ、かつ信頼性が高い塗布ヘッドを提供することである。
前記の目的は、互いに異なる選択的構成(A)又は選択的構成(B)のいずれか1つに係る請求項1に記載のレバーアーム懸架装置、及び、互いに異なる選択的構成(A)又は選択的構成(B)のいずれか1つに係る対応するレバーアーム懸架装置を有する請求項21に記載の接着剤塗布ヘッドによって達成される。
本発明に係る第1の接着剤塗布ヘッドは、とくに流動性を有する材料(flowable medium)を分配するように構成されたものである。この塗布ヘッドは、該塗布ヘッドの内部に形成された(ノズル)室と、該ノズル室の内部に移動可能に取り付けられたノズルニードル、ニードルバルブ又はスライド(slide)とを備えている(これらは、本明細書では「可動部材」と総称される)。各場合において、可動部材は短時間だけ移動して、出口開口部を開放する。塗布ヘッドは、逆の態様でも動作することができ、この場合バルブは、ピストンロッドが材料の流れを閉止するために用いられる。(ノズル)室に接続される一方、材料供給配管に流体連通可能に接続することができる材料供給通路を設けるのが好ましい。流動性を有する材料は、材料供給配管と材料供給通路とを通して(ノズル)室に導入することができる。駆動部は、可動部材の開方向移動又は閉方向移動を生じさせる。レバーアーム(lever arm)が設けられ、その第1端部(extremal end)は可動部材の後端部(rear end)に移動可能に取り付けられ、その第2端部は駆動部に接続又は連結されている。
本発明によれば、接着剤の塗布ヘッドは、下記の選択的構成(A)又は選択的構成(B)を備えたレバーアーム懸架装置(lever arm suspension)を備えている。
選択的構成(A)によれば、レバーアーム懸架装置は膜(membrane)を備えた膜型懸架装置(membrane suspension)である。レバーアームは、膜型懸架装置の膜によって形成された(spanned)表面を通り抜けて該表面に対して実質的に垂直な方向に伸びている。膜は、レバーアームを、塗布ヘッドに移動可能に接続するために用いられる。さらに、膜型懸架装置は、(ノズル)室から流動性を有する材料の漏出(escape)を防止するためのシールとして機能する。
選択的構成(A)に係る膜型懸架装置は、駆動部側の移動を可動部材の開方向移動(opening movement)に変換するために可動部材と駆動部とに接続することができるレバーアームと、該レバーアームに機能的に(operatively)接続された膜とを備えている。これに加えて、膜型懸架装置は、レバーアームを、塗布ヘッドに移動可能に接続するように構成されている。さらに、膜型懸架装置の膜は、室からの接着剤の漏出を防止するためのシールとして機能する。
さらに、膜は、好ましくは、流動性を有する材料に対する抵抗性を有する(resistant)ように構成される。本発明のすべての実施態様においては、膜は、耐熱性及び/又は耐腐食性及び/又は耐摩耗性及び/又は材料中の化学添加物(chemical additive)に対する耐性を有しているのが好ましい。
さらに、膜は、非直線的移動の挙動(nonlinear movement behaviour)を呈するように構成するのが好ましい。
本発明の実施態様に応じて、膜は、シールとして機能する、塗布ヘッド内の膜の弾性的な固定(elastic clamping)ための少なくとも1つのシールリングを備えていてもよい。この特徴は、本発明のすべての実施態様で用いることができ、例えば接着剤の漏出に対するシール性を向上させる。
とくに、本発明の実施態様は、迅速な後方及び前方への移動を行うことができ、したがって出口開口部の迅速な開放及び閉止を可能にする金属膜を備えているのが好ましい。このような金属膜は、とくに、高頻度で(at high frequency)負荷を変化させる実施態様、すなわち迅速な開放又は閉止が要求される実施態様に適している。前記膜としての金属膜はとくに有利なものであり、本発明のすべての実施態様で用いることができるものである。このような金属膜は、とくに、装置が高温かつ高圧である場合に適している。膜は、レバーアームが装着された状態において、該レバーアームが通り抜けて伸びる中央開口部と相まってその弾性を高めるための複数のスロット(slots)を有していてもよい。
レバーアームと膜とは、膜懸架装置が、その装着状態において、駆動部側の移動を、これとは反対向きの可動部材の開方向移動に変換するような態様で、互いに機能的に(operatively)接続してもよい。
さらに、膜は、非直線的な移動動作を予め設定する(predefine)ための支持部(support)を有していてもよい。この場合、膜は、とくに、移動動作に影響を及ぼすことを可能にするピン(pin)を備えた支持部を備えていてもよい。また、膜は、接着剤の塗布ヘッドの中に又はこれと当接して固定される(clamped)ように構成された領域を伴った支持部(support)を備えていてもよい。
選択的構成(B)によれば、レバーアーム懸架装置は、下記の構成要素を備えたロッカー取付具(rocker mounting)である。
駆動部側の移動を可動部材の開方向移動に変換するために可動部材と駆動部とに接続することができるレバーアーム。
レバーアームを塗布ヘッドに移動可能に接続するように構成されたロッカー取付装置。
プレート部材の開口部を通って室から接着剤が漏出するのを防止するように構成されたシール装置。
選択的構成(A)に係る膜型懸架装置としての実施態様と比較した場合、選択的構成(B)に係るロッカー取付具としてのレバーアーム懸架装置の実施態様の利点は、ロッカー取付具におけるレバーアームの回転軸を良好に設定する(well-define)ことができることである。その結果、接着剤の塗布ヘッドにおいてロッカー取付具(rocker mounting)として構成されたレバーアーム取付具(lever arm mounting)の取り付け構造(mounting)が簡素なものとなる。
ロッカー取付装置は、下記の構成要素を備えていてもよい。
レバーアームに堅固に接続され、かつ長手方向(longitudinal direction)と第1及び第2の取付点(mounting point)とを有するロッカー部材。なお、長手方向は、プレート部材の広がり面と平行な平面においてレバーアームと実質的に垂直な方向に伸びる方向であり、第1及び第2の取付点は、長手方向に互いに離間して位置している。
プレート部材のロッカー支持側(rocker bearing side)に配置され、かつ第1又は第2の支持点(bearing point)を支持するように構成された第1及び第2の支持装置(support device)。
第1及び第2の支持装置は、第1及び第2の球体として形成してもよい。この場合、プレート部材は、そのロッカー支持側の部位に、第1及び第2の凹部(recess)を有していてもよい。この場合、第1及び第2の凹部は、それぞれプレート部材側球体座部(ball seat)として形成され、ロッカー部材はプレート部材と対向する側に、それぞれロッカー部材側球体座部として形成された第1及び第2の凹部(recess)を有していてもよい。2つの球体によるロッカー取付具の構成の1つの利点は、接着剤の圧力を球体を経由して吸収することができることである。もう1つの利点は、直線的又は一定のばね定数を有しない膜における場合(situation)とは対照的に、レバーアームの偏向(deflection)時に、力が常に同一のままであることである。
前記の目的を達するための第1の発展形(development)では、プレート部材側の各凹部の直径は、球体の直径よりも大きくすることができ、場合によっては約0.1mm大きくすることができる。このようにすれば、接着剤の塗布ヘッドの動作時に、球体は、プレート部材側の凹部内で接着剤フィルム(adhesive film)の上に存在する(rest)ことができる。さらに、第1又は第2の球体は、ロッカー部材側の第1又は第2の球体座部内で押圧する(press)ことができる。
前記の目的を達するための代替的な第2のさらなる発展形(development)では、ロッカー部材側の各凹部の直径は、球体の直径よりも大きくすることができ、場合によっては約0.1mm大きくすることができる。このようにすれば、接着剤の塗布ヘッドの動作時に、球体は、ロッカー部材側の凹部内で接着剤フィルム(adhesive film)の上に存在する(rest)ことができる。さらに、第1又は第2の球体は、プレート部材側の第1又は第2の球体座部内で押圧する(press)ことができる。
シールリングは、ロッカー部材側で開口部のまわりに配置されたOリングを備えていてもよい。このための1つの実施態様においては、プレート部材は、ロッカー部材側で開口部を囲むように形成されたプレート部材側Oリング座部を有していてもよい。そして、ロッカー部材は、プレート部材と対向する側に、対応するロッカー部材側Oリング座部を有していてもよい。とくに、プレート部材側Oリング座部は、開口部のロッカー部材側の出口において開口部のまわりに形成されたフランジとして構成してもよい。このフランジは、プレート部材の広がり平面と平行な第1の当接面と、Oリングの外周面を支持するための円筒内壁面の形状を有する第2の当接面とを有していてもよい。そして、ロッカー部材側Oリング座部は、プレート部材と対向するロッカー部材の側部に形成されたフランジとして構成してもよい。このフランジは、プレート部材の広がり面(平面)と平行な第1の当接面と、Oリングの内周面を支持するための円柱外壁面の形状を有する第2の当接面とを有していてもよい。これは、可動部材の行程移動が大きく、このためレバーアームの偏向が大きい場合に必要とされる構成であろう。Oリングとして形成されたシールリングは、他の特別なシールと取り換えてもよく、場合によってはスリーブの形態のシールと取り換えてもよい。Oリングとしてのシールリングを用いる構成の第1の利点は、標準的な規格の部材(Oリング)を用いることができることである。第2の利点は、以下の説明から明らかとなるであろう。すなわち、外部空間に対する圧力室(pressure chamber)のシールが膜自体のみによって形成される膜型懸架装置として構成されたレバーアーム懸架装置の場合、膜の破裂が生じたときには、室から外部空間への接着剤の突然かつ大量の漏出又は排出が起こるであろう。これとは対照的に、ロッカー取付具としてのレバーアーム懸架装置の構成の場合、このような突然の流出は起こりえない。
ロッカー取付具は、さらに、ロッカー部材に、プレート部材及び取付点(mounting points)の方向に作用する張力を予めかける(pretension)ばね部材を備えていてもよい。この場合、ばね部材は、とくに、レバーアームのまわりにおいて、ロッカー取付具側と反対側のプレート部材の側部に配置された螺旋ばね(spiral spring)であってもよい。これに加えて、プレート部材は、ロッカーベアリング側(rocker bearing side)とは反対側の部位に、開口部のまわりに配置されたばね部材のためのプレート部材側座部を有していてもよい。そして、レバーアームは、その外側の駆動部側端部に、フランジとして形成されたばね部材のためのレバーアーム側座部を有していてもよい。
レバーアームは、2つの部分ないしは部品で構成した上で、ロッカーベアリング側に、可動部材に接続することができる第1のサブアーム(sub-arm)を備える一方、ロッカーベアリング側とは反対側に、駆動部に接続することができる第2のサブアーム(sub-arm)を備えるように構成してもよい。さらなる発展形では、第2のサブアームは、下記の構成要素を備えていてもよい。
スクリューナット。
スクリューナットねじとスクリューねじとを有するスクリューロッド。ここで、スクリューねじの外側端部は、第1のサブアームの相補的な(complementary)内側ねじと係合する。
ばね部材のためのレバーアーム側座部を有し、スクリューロッドが通り抜けて伸びるフランジとして形成されたスリーブ(sleeve)。
レバーアームの構成が選択的構成(A)又は選択的構成(B)のいずれに係るものであるかにかかわらず、本発明に係る接着剤の塗布ヘッドにおいて、駆動部とレバーアーム懸架装置とを、断熱装置(thermal decoupling device)によって実質的に互いに断熱させる一方、機能的な相互作用を及ぼしあうように接続してもよい。
断熱装置は、駆動部とレバーアーム懸架装置との間に配置された断熱プレート(insulation plate)と、それぞれ駆動部とレバーアーム懸架装置とを互いに接続する少なくとも2つのケーブル張力装置(cable tensioning devices)とを備えていてもよい。
ケーブル張力装置は、駆動部とレバーアーム懸架装置との間に配置されたスペーサ/位置決めボルト(spacer/positioning bolt)と、張力ケーブル(tensioning cable)とを備えていてもよい。張力ケーブルは、スペーサ/位置決めボルトを通り抜けて伸び、その一方の端部が駆動部の駆動部側固定部(anchoring)によって固定される(anchored)一方、その他方の端部がレバーアーム懸架装置のレバーアーム部材側固定部(anchoring)に固定されるように構成してもよい。
本発明は、とくに熱可塑性ないしは熱溶解性(hot melt)の接着剤への応用に適したものである。しかしながら、本発明は、例えば、侵食型の膠(aggressive types of glue)及び低温膠(cold glue)等への応用にも適したものである。
以下、適宜に図面を参照しつつ、典型的な実施形態により、本発明の詳細及び利点を詳しく説明する。すべての図面は模式的な図であり、正確な縮尺で表されたものではない。また、異なる図面においては、たとえ細部は異なっていても、対応する構成要素には同一の参照番号が付されている。
図1は、本発明の第1の実施形態の模式的な斜視図である。 図2は、選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態の模式的な断面図である。 図3Aは、選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態における膜の平面図である。 図3Bは、選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態における膜型懸架装置の斜視断面図である。 図4は、選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態の拡大された模式的な断面図である。 図5は、選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態の模式的な断面側面図である。 図6は、図2に示す実施形態に基づく、選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態の模式的な断面図であり、図6においては、制御モジュール及び制御回路は模式的に示されている。 図7は、選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態の模式的な断面図である。 図8は、選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態の模式的な断面図である。 図9は、選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態の模式的な断面図である。 図10は、選択的構成(A)に係る膜を備えた選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態の模式的な図である。 図11は、選択的構成(A)に係る膜を備えた選択的構成(A)に係る本発明のさらなる実施形態の斜視図である。 図12は、選択的構成(A)に係る膜のさらなる実施形態の斜視図である。 図13は、選択的構成(B)に係る本発明のさらなる実施形態の第1の斜視図である。 図14は、選択的構成(B)に係る図13に示す本発明の実施形態の第2の斜視図である。 図15は、選択的構成(B)に係る本発明の模式的なさらなる実施形態の模式的な断面図である。 図16Aは、図13及び図14においてA−A線に沿ってその一部が切断されて断面で示された側面図であり、選択的構成(B)に係る図13及び図14係る発明の実施形態を示している。 図16Bは、図16Aの詳細な図である。 図17は、図13及び図14においてB−B線に沿って切断された、選択的構成(B)に係る図13及び図14係る発明の実施形態の断面図である。 図18Aは、選択的構成(B)に係る本発明のさらなる実施形態の模式的な断面図である。 図18Bは、図18Aの詳細な図である。
以下、第1の実施形態を参照しつつ、本発明の原理を説明する。図1は、1列に配列された複数の塗布ヘッド15(application head)と、ノズル出口開口部12と、個別に切り替えることができる接着剤供給配管16とを有する塗布装置100(application device)を示している。図1に示すようなノズル出口開口部12に代えて、他の形態の出口開口部12を用いてもよい。このような出口開口部12の形状、配置及び仕様は、塗布ヘッド15の内部における可動部材11(movable element)として、ノズルニードル(nozzle needle)、ニードルバルブ(needle valve)又はスライド(slide)のいずれを用いるかに依存する。
各出口開口部12は、各塗布ヘッド15に当接して設けられ又はその内部に設けられる。各塗布ヘッド15は、流動性を有する材料M、とくに接着剤を分配するための特別な仕様のものであり、該塗布ヘッド15の内部に形成された(ノズル)室10を有している。図1に示す例では、ノズルニードル11(nozzle needle)は、(ノズル)室10の内部で上向き及び下向きに移動することができる。そして、ノズルニードル11は、該ノズルニードル11の開方向移動Pにより出口開口部12を開放するような態様で配設されている。図2においては、矢印Pは上向きである。この矢印Pで示すノズルニードル11の開方向移動Pは、ノズルニードル11を上昇させ、出口開口部12を開放し、その結果材料Mは出口開口部12を通ってノズル室10から流出することができる。図1においては、4つの塗布ヘッド15は、帯状のウェブ(strip-shaped webs)又はビード(beadings)の形態で、材料Mを同時にかつ恒久的(permanently)に分配している。帯状の形状は、例えば紙繊維K(paper web)、被加工物(workpiece)又は基材(substrate)の通過ないしは移動によって生じている。これに対応する移動方向はVで示されている。
図1は、任意的な構成要素であるマルチチャンネル(multichannel)の制御モジュール50を示している。この制御モジュール50は、制御に関して、制御接続部(control connection)52を経由して駆動部20(drive)に接続されている。制御接続部52は、制御技術操作接続部(control-technology operative connection)と呼ばれることもある。この制御モジュール50は、本発明のすべての実施形態で用いることができる。
塗布ヘッド15の内部には、(ノズル)室10に接続された材料供給通路13が設けられている(例えば、図2参照)。材料供給通路13は、流動性を有する材料Mを(ノズル)室10に導入するために、材料供給配管16(例えば、図1参照)に流体連通自在に接続されている。図1においては、4つの個別の材料供給配管16が示されている。しかしながら、複数の塗布ヘッド15に対して1つの共通の材料供給配管16を設けることも可能である。
さらに、ノズルニードル11の開方向移動Pを生じさせるために駆動部20が設けられている。図1においては、駆動部20は、塗布ヘッド15に、直接取り付けられ、又はフランジ接続されている(flanged)。駆動部20は、塗布ヘッド15毎の個別の駆動部として、各出口開口部12を個別に(すなわち、他の出口開口部12とは独立して)開放し又は閉止することができるように構成するのが好ましい。
例えば図2に示すような駆動部20が塗布ヘッド15から離間して配置されている実施形態はとくに好ましいものである。しかしながら、塗布ヘッド15との関連における駆動部20の配置(arrangement)に関しては(これは、単に配置についての説明である)、両者間の間隔は、正確に設定され、かつ安定したものであることが重要である。これは、両者間の間隔の変化がレバーアーム30の機能又は動作モード(mode of operation)に影響を及ぼすので、重要である。レバーアーム30の詳細は後で説明する。
以下、図2中にその断面が示されたもう1つの実施形態を参照しつつ、本発明の詳細を説明する。図2は、駆動部20が離間して配置された(すなわち、空間的に分離された)各塗布ヘッド15の断面を示している。本発明によれば、塗布ヘッド15は、駆動部20毎に設けられる1つのレバーアーム30を備えている。レバーアーム30の第1端部(first extremal end)31は、ノズルニードル11又はその他の可動部材の後端部(rear end)14に移動可能に(movably)取り付けられ、第2端部(second extremal end)32は駆動部20に接続されている。膜(membrane)34を有する膜型懸架装置(membrane suspension)33が設けられ、レバーアーム30は膜型懸架装置33の膜34を通り抜けて伸びている。膜型懸架装置33は、レバーアーム30を塗布ヘッド15に移動可能に接続するために設けられている。さらに、膜型懸架装置33は、流動性を有する材料Mを(ノズル)室10から漏出するのを防止するためのシール(seal)としても用いられる。すなわち、膜34又は膜型懸架装置33は、それぞれ2つの機能を有している。さらに、膜34は、その仕様に応じて、材料Mの温度、腐食(corrosion)、摩耗(abrasion)及び化学添加物(chemical additives)に対する保護機能を有している。
以下のさらなる詳細な説明は、この実施形態の顕著な特徴を示すものである。しかしながら、これらの詳細な説明はまた、他のすべての実施形態にも応用可能なものである。(ノズル)室10において、出口開口部12に近接したその下部領域に、それぞれ、停止点(stop point)17又は停止表面(ニードルシート(needle seat)とも呼ばれる)が、ノズルニードル11の先端部(tip)18に対応する位置に設けられている。図2では、ノズルニードル11は、閉じられた位置にある状態で示されている。すなわち、この状態では、ノズルニードル11の先端部18は停止点17にしっかりと着座し、材料Mは出口開口部12を通って流出することができない。ノズルニードル11が、その開方向移動PによりZ軸の方向に上昇させられたときには、直ちに出口開口部12が開放され、材料Mが流出することができるようになる。
ノズルニードル11は、その後端部14の領域において、レバーアーム30に移動可能に(トグル継手(toggle joint)のように)接続されている。ノズルニードル11は、ノズル室10内である程度「ぶら下がり状態にある(dangle)」。ノズル室10とノズルニードル11とが、(停止点17に近接した)下部領域において円錐形の回転対称形(rotationally-symmetric)となるように構成されているので、ノズルニードル11は、Z方向に関して下向きに移動するときには、ノズル室と中心同士が一致するように自然に案内される。さらに、材料供給通路13から(ノズル)室10を通って出口開口部12に向かって流れる材料Mは、それぞれ、ノズルニードル11の安定化(stabilization)又は自己中心合わせ(self-centering)に寄与する。このタイプの「ぶら下がり状態」の取り付け又は懸架は、すべての実施形態に応用することができる。
この実施形態では、レバーアーム30は、任意的な構成要素である穴部39が設けられた、平坦で(flat)矩形の形状又は帯状の形状のロッド(rod)の形態に形成されている。これらの穴部39は、レバーアームの加速度に関連する質量を小さくするために、ロッドを軽量化することを目的として設けられている。さらに、穴部39は、駆動部20の取付点A(attachment point)の移動又は変更を可能にする。したがって、有効なレバーアーム30(effective lever arm)がこのように軽量化される場合、駆動部20(又はそれぞれの取付点A)を、第2端部32の方向及びこれと反対方向に、さらに有効に移動させることができる。図示された実施形態においては、駆動部20は、第2端部32にほぼ一致する位置に取り付けられている。すなわち、レバーアーム30の有効長は、比較的長くなっている。駆動部20(又はそれぞれの取付点A)の配置位置が膜型懸架装置33に近ければ近いほど、レバーアーム30の有効長は短くなる。レバーアーム30の有効長が長い場合、逓減的な力の伝達(step-down transmission)が生じる。すなわち、大きい移動P1が、これと反対方向の小さい移動Pを生じさせる。図2に示す実施形態では、逓減比(step-down factor)はほぼ5:1である(すなわち、移動P1の絶対値は、移動Pの絶対値と比べて、ほぼ5倍である。)。レバーアーム30の有効長が短い場合、逓増的な伝達(step-up transmission)が生じる。すなわち、小さい移動P1が、これと反対方向の大きい移動Pを生じさせる。
すべての実施形態において、2:1と10:1の間の逓減比(step-down factor)をもつ逓減的な伝達(transmission)を採用するのが好ましい。1:1の逓減的な伝達は、とくに好ましい。
しかしながら、レバーアーム30は、その他のどのような形状のロッド又はレバーであってもよい。レバーアーム30は、ねじれに対する抵抗性を有する材料(torsion-resistant material)で製作するのが好ましい。さらに、レバーアーム30は、その移動又は加速度に関連する質量(moved or accelerated mass)を小さくするために、できる限り軽量にすべきである。すべての実施形態において、膜34は、レバーアーム30の質量の一部の担持/取り付けを行う(carries/mounts)運動学的支持部(kinematic support)として用いられる。さらに、すべての実施形態において、膜34は、レバーアーム30の正確な旋回点(pivot point)又は傾斜点(tilting point)を決定する(以下「仮想旋回軸」という。)。ほとんどの実施形態においては、レバーアーム30は、特別な膜取り付け34(membrane mounting)のため、完全に「自由浮動」の膜取り付けレバー(completely free floating membrane-mounted lever)として構成することができる。図7に示す実施形態においては、レバーアーム30は、完全な自由浮動ではない構成とされ、回転可能に取り付けられている。
図2に示す実施形態においては、レバーアーム30を膜型懸架装置33に取り付け又は保持することを可能にするために、レバーアーム30に円筒形ロッド40(cylindrical rod)が設けられている。この円柱形ロッド40は、膜34を挟み(pinch)、又はクランプし(clamp)、これによりレバーアーム30を膜34に懸架させる。図4には、典型的な好ましい配置が詳細に示されている。このタイプの懸架装置は、すべての実施形態に応用することができる。
さらに、図2及び図4には、膜34が1つ又は2つのシールリング35(sealing ring)を有することが可能な実施形態が示されている。シールリング35は、膜34を塗布ヘッド15内で弾性的にクランプする(elastically clamp)ことを可能にする。シールリング35は任意的な構成要素である。このようなクランプのために、塗布ヘッド15は、取り外し可能な部品(part)又は蓋(図2中には示されていない)を備えていてもよい。図7においては、このクランプ(clamping)は、例えば部品又は部材19.1とハウジング19との間で行われる。この部品又は蓋が取り外された場合、任意的な構成要素であるシールリング35を備えた膜34を挿入することができる。この後部品又は蓋が再び取り付けられ、膜34がクランプされる(clamped)。
図4によれば、膜34の後側、すなわち(ノズル)室10と背向する側に、任意的な構成要素である圧力支持部38(pressure support)が設けられていることが分かる。この圧力支持部38は、膜34の機械的な停止部として機能する。この好ましい実施形態によれば、ノズル室10の圧力が過上昇したときに膜34に過剰な伸び(overstretching)が生じるのが防止される。すべての実施形態において、膜34は、その耐用年数を長くするために、曲げ(bending)によって引っ張られる(strained)だけであるように構成され、配置されているのが好ましい。圧力支持部38に代えて、以下でさらに説明する実施形態(図7〜図12参照)に係る支持部23(support)を用いてもよい。圧力支持部38と支持部23とを組み合わせてもよい。
種々の実施形態において、膜34として金属膜34を用いるのが好ましい。金属膜34は、とくに高い頻度(frequency)で負荷を変化させるのに適している。ここで、金属膜34としては、膜表面全体が金属で形成されている膜34、又は平面的な(例えば、プラスチック製の)膜基材に金属層/金属蒸気堆積物層(metal vapor deposit)が設けられている膜34などが挙げられる。
すべての実施形態において、金属膜は、遷移金属の合金を含んでいるのが好ましい。
さらに、図2及び図4によれば、駆動部20によって惹起される下向きの移動P1(counter movement)は、ノズルニードル11の反対向きの開方向移動P(opposing opening movement)を生じさせるということが分かる。かくして、レバーアーム30は、逓減方向又は逓増方向の伝達特性の設定(definition)を行うとともに、移動方向の反転を確実に生じさせる。
図3Aは、膜34の好ましい実施形態を詳細に示している。膜34は、その弾性を高めるために、複数のスロット36(slots)を備えている。膜34には、さらに中央開口部37が設けられ、レバーアーム30は、装着状態(installed state)においては、中央開口部37を通り抜けて伸びる。図3A中には、1つ又は複数のシールリング35の配置位置(location)が示されている。このような仕様は、膜34が金属膜34である場合にとくに適切なものであり、金属膜34に所望の弾性を備えさせることができ、かつ必要に応じて非直線的移動機能(nonlinear movement function)を予め設定する(predefine)ことができる。
ほぼ完全な円形に形成されたスロット36の特徴的な形状により、3時の位置及び9時の位置に、2つの小さい狭隘部42(web)が形成される。これらの2つの小さい狭隘部42は、膜34の内側部分41(すなわち、スロット36によって半径方向にみて外側と区切られた膜34の円形の領域41)が曲がることを可能にする。換言すれば、膜34の内側部分41とつながる2つの小さい狭隘部42は、内側部分41の仮想的な旋回軸VA(virtual pivot axis)を設定する。図3A中には、この仮想的な旋回軸VAが一点鎖線で示されている。
図3Bは、膜型懸架装置33の好ましい実施形態の詳細を示している。図3Bには、膜34へのレバーアーム30の締結機構(fastening)が示されている。レバーアーム30の締結は、図示されているようにロッド40によって行われる。図3Bに示す実施形態においては、ロッド40は、その重量を低減するために内部は中空とされている。ロッド40の内部を通って材料Mが漏出することができないようにするために、ロッド40に、例えばその両端にキャップ43又はシール部材(sealing elements)を設けてもよい。図3B中には、仮想的な旋回軸VAの位置も示されている。図3Bに示す詳細な構成は、すべての実施形態に応用することができる。
図5は、本発明のさらなる実施形態の詳細を示している。この実施形態では、各構成要素の配置は前記の実施形態と異なるように設定されているが、その機能は前記の実施形態と同一である。駆動部20の直線的な移動は、塗布ヘッド15の内部に配置されたノズルニードル11の開方向移動に変換される。図2にも示されているように、この実施形態でも、駆動部20は塗布ヘッド15とは分離して(すなわち離間して)配設されている。
本明細書に記載された種々の実施形態において、駆動部20としては、
− 電磁的に動作する電磁駆動部、
− 空気力学的に動作する空気駆動部、又は
− 圧電効果で動作する圧電駆動部
が適している。
ここで、駆動部20は、所望の頻度(frequency)で、これに対応する直線的な移動P1(上向き及び下向きの移動)を生じさせる。この移動P1は、ノズルニードル11への逓減的又は逓増的な力の伝達(step-down or step-up transmission)でもって、有効に動作するレバーアーム30によって中継され、ノズルニードル11の直線的な移動Pを生じさせる。しかしながら、圧電駆動部20の場合は、該圧電駆動部20の非常に小さい移動を、十分に大きい開閉移動Pに変換するために、逓増的な力の伝達(step-up transmission)を用いるのが好ましい。
音声コイルモータ(voice coil motor)又はローレンツコイル(Lorentz coil)の原理を利用して構築された電磁駆動部20は、とくにそれ自体の有効性を証明した(proven itself)。この場合、1:1のレバー伝達比(lever transmission ratio)又は逓減的な運動の伝達が、有効伝達比(effective transmission ratio)としてとくに好ましい。音声コイルモータ又はローレンツコイルは、すべての実施形態で用いることができる。
音声コイル駆動部20は、アイドル状態(idle state)では電源を切ることができる(de-energized)といった利点、すなわち従来の塗布ヘッドと比べて電力消費が低減されるといった利点をもつ。
ノズル先端部18又は出口開口部12の領域におけるノズルニードル11のZ軸方向の行程(stroke)は、0.1mmないし1mmであるのが好ましい。レバー伝達比が1:1である場合、駆動部20は、0.1mmないし1mmの行程を有する、反対方向の対応する移動P1を生じさせなければならない。
図5中に一例として示されているように、駆動部20の適切な制御器でもって、例えば駆動部20の近傍に配置することができる駆動モジュール21(driver module)及び/又は制御モジュール50(control module)でもって、ノズルニードル11又はその他の可動部材の移動動作を設定し(set)、又は制御する(regulate)ことができる。要望があれば、制御器は、ノズルニードル11を停止点17に衝突する前にやや減速させるような適切な移動形態(moving profile)の情報を格納していてもよい。この手法は、ノズルニードル11及び塗布ヘッド15の耐用年数を伸長させる。対応する駆動モジュール21及び/又は制御モジュール50は、すべての実施形態で用いることができる。
逓減的なレバー伝達比(lever step-down translation ratio)を大きく設定すればするほど、ノズルニードル11をより正確に移動させることができる。なぜなら、駆動部20の大きな移動P1は、ノズルニードル11の小さな移動Pに逓減される(stepped down)からである。しかしながら、このように逓減的なレバー伝達比が大きい場合の不具合は、駆動部側で設定しなければならない移動距離を増加させることである。これにより、ノズルニードル11の開閉移動の実施可能な頻度(achievable frequency )又は最大サイクル(maximum cycle)がかなり小さくなる。
好ましい実施形態では、駆動部側に、駆動部20の(例えば、駆動モジュール21及び/又は制御モジュール50の形態の)インテリジェント制御器(intelligent controller)が、駆動部20に供給される電流を監視する(observe)ことができるような態様で配設されている。電流が増加した場合、これは、ノズルニードル11又は可動部材が停止点17に位置していることを示す。インテリジェント制御モジュール50により、前記パラメータ化(parameterization)によりすべての実施形態で規定することができる、駆動モジュール21に格納された移動形態(movement profile)の段階的な順応(gradual adaptation)を実施することができる。これは、ニードル先端部18の摩耗を補償する。かくして、電流信号が、その前に比べてその後に電流の増加が生じたことを示しているだけのときには、駆動部側における移動P1が連続的に増加させられる。後の電流増加の発生は、とくに、ニードル先端部18が以前に比べて遅れて停止点17に位置することを意味する。これは摩耗の発生を示している。このような(例えば、駆動モジュール21及び/又は制御モジュール50の形態の)インテリジェント制御器を用いることにより、塗布ヘッド15の耐用年数を長くすることができる。なぜなら、ノズルニードル11又は可動部材の交換を遅らすことができるからである。
好ましい実施形態では、駆動部側に、駆動部20の(例えば、駆動モジュール21及び/又は制御モジュール50の形態の)インテリジェント制御器が、ノズルニードル11又は可動部材の移動が予め設定された移動形態(例えば、P1(t,−Z))に従って制御されるような態様で配設されている。ノズルニードル11の切り換え時間(switching times)及び行程(stroke)は監視することができ、塗布ヘッド15の塗布パターンは、制御モジュール50によって自動的に修正する(correct)ことができる。
駆動モジュール21及び/又は制御モジュール50は、各駆動部20に直接配設し、駆動部20を24のVDC信号を用いて直接駆動することができるようにするのが好ましい(PLCによって直接)(PLCはプログラム可能なロジックコントローラであってもよい)。この場合、各塗布ヘッド15を個別に駆動することができるといった利点がある。対応する駆動モジュール21及び/又は制御モジュール50は、すべての実施形態で用いることができる。
好ましい実施形態では、駆動部側に、駆動部20のインテリジェント制御器が、エラー(error)、警告(warning)、サービス(service)又はメンテナンス(maintenance)の指標(indications)を出力するような態様で配設される。この目的を達するために、制御モジュール50は、適切に搭載され及び/又はそのプログラムが作成される。この手法は、すべての実施形態で用いることができる。
本発明の1つの利点は、材料Mが流れる周囲の領域で、塗布ヘッド15の一部と駆動部20との間に、空間的な断熱(spatial thermal separation)を行うことが可能であるということである。とくに、常温より温度が高い(warm)又は高温(hot)の材料Mの場合、本発明以外のものでは高温であることに起因して駆動部側に問題が生じるが、本発明によればこの問題を低減することができる。
すべての好ましい実施形態において、レバーアーム30は、移動方向の逆転を生じさせ(例えば図2に示すように、P1はPとは反対方向である)、また設定されたレバーアーム30の長さに応じて、ノズルニードルの移動量の増加(P>P1;移動の逓増伝達(step-up transmission)と呼ばれている)又は減少(P1>P;移動の逓減伝達(step-down transmission)と呼ばれている)を生じさせる。さらに、可動部材11に対して、レバーアーム30を角度が付けられた(angled)状態で配設することにより、流れている材料Mとは直接的にはかかわらない領域に膜34を配設することが可能となる。
本発明は、注文に応じた(custom)正確な接着剤の塗布を可能にする。本発明は、膠処理(glue process)が低温であるか高温であるかにかかわりなく、また距離に基づくか時間に基づくかにかかわりなく、あるいは基材の速度が一定であるか可変(variable)であるかにかかわりなく、電磁式、電子・空気力学式、圧電式又は電気機械式の塗布ヘッド15で用いることができる。
制御モジュール50(塗布コントローラとも呼ばれている)は、装置内(例えば、溶融装置内)に直接組み込むことができ、又は独立したユニットとして設けることができる。図1に示されているように、本発明によれば、1つの共通の(複数チャンネルの)制御モジュール50により、複数の塗布ヘッド15を制御し、監視することも可能である。
図6は、図2に示す実施形態に基づく本発明のさらなる実施形態の模式的な断面図を示しており、制御モジュール50及び制御ループの細部の構成は模式的に示されている。したがって、図2に関する説明を参照すべきである。以下では、駆動及び制御ループの必須の態様のみを説明する。本発明のすべての実施形態は、(距離又は位置を検出する)センサ53(例えば、誘導センサ)と制御モジュール50とを有する制御ループを備えている。センサ53は、可動部材11の時々刻々の位置(実際の位置)を検出するように構成されている。図6中では、(距離又は位置を検出する)センサ53は模式的に示されている。センサ53は、他の位置に配置することも可能である。(距離又は位置を検出する)センサ53は、接続部55(connection)を介して、制御モジュール50の入力部に接続され、実際の位置情報を制御モジュール50に伝送する。制御モジュール50は、制御データに基づいて、実際の位置との比較により、再調整(readjustment)又は修正(correction)が必要であるか否かを決定する。
図6に示す実施形態においては、制御モジュール50と駆動部20との間に制御接続部(control connection)を形成するために、制御モジュール50と駆動部20との間に、任意的な構成要素である駆動モジュール21が設けられている。駆動モジュール21は、制御モジュール50からパラメータを受け取り、これらを、駆動部20に印加される電流又は電圧の変数(variables)(制御変数(control variables)としての)に変換することができる。制御モジュール50はまた、制御に関して、駆動部20に直接接続することができる(例えば、図1に示すような制御接続部52により)。
すべての実施形態において、パラメータは、パラメータメモリ54(parameter memory)から取り出して、制御モジュール50により、任意的な構成要素である駆動モジュール21に伝送するようにするのが好ましい。この後、駆動モジュール21は、これらのパラメータを制御変数に変換する。しかしながら、この後さらに処理されたパラメータを駆動モジュール21に伝送するために、制御モジュール50がさらにパラメータを処理するようにすることも可能である。パラメータのさらなる処理は、例えば、特徴的な形態(specific configuration)に依存し、逓増的又は逓減的な伝達係数(transmission factor)を考慮することができる。
以下、図7中にその断面が示されたさらなる実施形態の詳細を説明する。図7に示す実施形態は、図2に示す実施形態の原理に基づいている。したがって、図2に関する説明を参照すべきである。
図7は、駆動部20が離間して配置された(すなわち空間的に分離された)1つの塗布ヘッド15の一部の断面を示している。図7では、駆動部20は非常に模式的な形態で示されている。駆動部20とレバーアーム30との間の移動技術連結(movement technology coupling)は、いわゆる駆動連結部22(drive coupling)により達成されている。すべての実施形態において、コネクティングロッド(connecting rod)が駆動連結部22として機能するのが好ましい。このコネクティングロッドは、それ自体がやや湾曲することが可能な薄い材料で作成されるのがとくに好ましい。これは、駆動部側の移動P1のレバーアーム30への運動の伝達(movement transmission)は厳密には直線状の移動ではなく、やや湾曲した移動経路をたどるので、重要なことである。
この実施形態では、塗布ヘッド15は、その第1端部31(first extremal end)がノズルニードル11又はその他の可動部材の後端14に移動可能に連結される一方、その第2端部32(second extremal end)が、移動技術(movement technology)の観点から、駆動連結具22(drive coupling)を介して駆動部20に接続されたレバーアーム30を備えている。膜34を備えた膜型懸架装置33が用いられ、この膜型懸架装置33の膜34を、レバーアーム30が通り抜けて伸びている。膜型懸架装置33は、とくに、レバーアーム30を塗布ヘッド15に移動可能に接続するために用いられる。とくに、図7に示す実施形態では、膜型懸架装置33は、流動性を有する材料Mが(ノズル)室10から漏出するのを防止するためのシールとして機能する。すなわち、膜34又は膜型懸架装置33は、2つの機能を有している。さらに、膜34は、その仕様(configuration)に応じて、材料Mの温度、腐食(corrosion)、摩耗(abrasion)及び化学添加物(chemical additives)に対する保護機能を有している。図7に示す実施形態は、膜34内の取付具(mounting)に加えてレバーアーム30が、旋回点(pivot point)又は傾動点49(tilting point)のまわりに取り付けられていることを特徴とする。旋回点又は傾動点49は、仮想的な軸VA(virtual axis)を決定する(define)。図7に示すように、レバーアーム30は対応する凹部(recess)を有し、これにより、レバーアーム30が旋回点又は傾動点49に配置され又は差し込まれることができるようになっている。
図7に示す実施形態では、好ましく、レバーアーム30は、球形領域30.1(spherical region)と円周環状部材30.2(circumferential collar)とを有している。膜34は、球形領域30.1と円周環状部材30.2との間にクランプされている(clamped)。膜34は、好ましく、プレート、カバー又は対向部材(counterpiece)とハウジング19の一部との間の外側の膜周縁領域でクランプされ、又は締結されている(braced)。膜34は、前記の「外側のクランプ部」と「内側のクランプ部」との間で弾性的に変形することができ、この変形は、好ましくは、球形領域30.1と円周環状部材30.2との間で行われる。「外側のクランプ部」及び「内側のクランプ部」を設けることの利点は、室10からの材料Mの漏出に対する良好なシールが確実に実現されることである。さらに、レバーアーム30の球形領域30.1は、室10内の材料Mの高い圧力が膜34を左向きに極端に押圧するのを防止し、あるいは膜34が裂けるのを防止するための圧力支持部(pressure support)として機能する。
以下、図8中に斜視図で示されているさらなる実施形態の詳細を説明する。図8に示された実施形態は、すでに図示され説明された実施形態における原理に基づいている。したがって、これまでの説明を参照すべきである。
図8は、駆動部20が離間して配置された(すなわち、空間的に分離された)1つの塗布ヘッド15の一部を示している。図8中では、駆動部20は非常に模式的な形態で示されているだけである。駆動部20とレバーアーム30との間の移動技術連結(movement technology coupling)は、いわゆる駆動連結22(drive coupling)により達成される。これらの実施形態においても、好ましく、コネクティングロッドは、駆動連結22として機能する。とくに、このコネクティングロッドは、好ましく、それ自体がやや湾曲することを可能にする薄い材料で作成されている。
図8に示された塗布ヘッド15は、その第1端部31がノズルニードル11又はその他の可動部材の後端部14に移動可能に連結され、その第2端部32が移動技術により駆動連結22を介して駆動部20に連結されたレバーアーム30を備えている。膜34を備えた膜型懸架装置33が用いられている。ここで、レバーアーム30は、膜型懸架装置33の膜34を通り抜けて伸びている。膜型懸架装置33は、とくに、レバーアーム30を塗布ヘッド15に移動可能に接続するために用いられている。さらに、膜型懸架装置33はまた、流動性を有する材料Mが(ノズル)室10から漏出するのを防止するためのシールとして機能する(図8中には室10は示されていない。)。さらに、膜34には、いわゆる支持部23(support)が設けられ又は取り付けられている。この支持部23は、好ましく、膜34に当接するように構成され、ないしは接続されている。その結果、支持部23は、一方では膜34を強化し(reinforce)又は安定させる。支持部23は、他方では、膜34の移動性(mobility)又は膜型懸架装置33全体の移動性を決定する(define)ことが意図されている。
好ましい実施形態においては、閉方向移動(ノズルニードル11又はその他の可動部材の下向きの移動)を加速又は補強する(accelerates/reinforces)支持部23と協働する膜34によって、非直線的移動(nonlinear movement)が予め設定される(predefined)。これにより、ノズルニードル11の先端部を、停止点17(図8中では識別できない)に対して、設定されたとおりの安定した衝突(impact)を確実に行わせることができる。これは、材料Mの切れ(tearing)を最適なものとする上で重要なことである。これにより、さらに、停止点17に対してノズルニードル11の先端部18の十分な押圧力を事前に設定する(predefine)ことができる。出口開口部12(図8中では識別できない)を開くとき、すなわちノズルニードル11を上向きに移動させるときには、より緩やかな移動形態(more gentle movement profile)を用いることができる。
支持部23は、膜34又は膜懸架装置33全体の移動性(mobility)を規定する(define)ことができる。ここで、支持部23には、その下部領域にピン24が設けられ、このピン24は、クランプ25(clamp)により支持部23に固定する(fasten)ことができる。ピン24は、任意の構成として、ハウジング19(図示せず)の案内部(guide)内で案内されるようにしてもよい。
図9に示すように、代替的な実施形態においては、支持部23は、下部領域において、ハウジングクランプ26(housing clamp)により固定されている。その他の点では、図9に示す実施形態のすべての構成要素は、図8に示す実施形態の構成要素と同一である。したがって、図8に関する説明を参照すべきである。
すべての実施形態において、支持部23は、好ましく、薄く、本質的には可撓性を有する(flexible)が、安定性がある(stable)材料で作成されている。支持部23は、金属製又はプラスチック製の支持部23であってもよい。すべての実施形態においては、支持部23の厚さは、0.1mmないし0.15mmであるのが好ましい。
すべての実施形態において、膜34は、0.08mmないし0.15mmの厚さを有しているのが好ましい。
すべての実施形態においては、好ましく、レバーアーム30は、2つの部分ないしは部品(part)を有し、又は複数の部品で構成されている。レバーアーム30は、例えば、ロッカー30.4(rocker)とスリーブ30.3(sleeve)とを備えていてもよい(図8又は図9参照)。この後、膜34はロッカー30.4とスリーブ30.3との間に挟まれてクランプされ、又は締結されることができる(図2、図4、図6A、図7、図8、図9、図10参照)。
すべての実施形態においては、好ましく、レバーアーム30は、好ましくは駆動カップリング22(drive coupling)を介して、駆動部20に対する移動技術接続(movement-technology connection )を可能にする手段を備えた駆動側端部32(drive-side end)に設けられている。とくに、図5、図7、図8、図9に示すようなクランプ手段(clamping means)又はねじ手段27(screw means)が好ましい。
本発明が解決すべき課題は、とくに図8及び図9に係る解決策でもって有利に解決することができる。これは、膜34は典型的には小さい閉方向の力を吸収することができるだけである、といった事実に起因する。接着剤の良好な切れ(材料の切れ)を達成するためには、ノズルニードル11の先端部18を弁座17(停止点)に衝突させるのが有利である。可動部材又はノズルニードル11の跳ね返り(rebound)を防止するためには、閉止のために比較的大きい力を加えなければならない。この力は、図8及び図9に関して説明した膜型懸架装置によれば、とくに良好に吸収することができる。
すべての実施形態において、支持部23は、膜24と分離して形成することが可能であり、また一体的に形成することも可能である。
図示された実施形態では、膜34は、基本的には円形又は長円形の基本形状(basic shape)を有しているが、これらと異なる基本形状を有していてもよい。
膜34は、例えば、図10中に示すような形状を有していてもよい。図10に示す膜34は、これと一体形成された支持部23を有している。すなわち、これらは単一の部材として形成されている。支持部23の領域には、任意的な構成要素として、ピン24を堅固に取り付け又は固定するための穴23.1を設けることができる。なお、支持部23の領域に穴23.1を設けないように構成してもよい。この場合、例えば図9に示されているように、支持部23の下部領域を、ハウジングクランプ26(housing clamp)内においてハウジング19の上又は内部にクランプする(clamp)ことができる。
すべての実施形態において、膜34は、シールとして形成されるとともに、塗布ヘッド15内で膜34の弾性的な固定(elastic clamping)を行うシールリング35(sealing ring)を備えていてもよい(例えば、構成要素19と構成要素19.1の間に)。
図8及び図9に示す実施形態においては、膜34又は膜型懸架装置33は、複数の機能を有している。これらは、シールとして用いられ、仮想的な傾動軸又は旋回軸VAを規定し(define)、かつ移動機能(movement function)、好ましくは非直線的機能(nonlinear function)を予め決定する(predefine)。
図11は、膜34のさらなる実施形態の斜視図を示している。この実施形態では、膜34は、とくに好ましい形状である長円形の形状を有している。長円形の膜34だけでなく、本明細書又は図面に記載された他の形状の膜34もまた、平坦なホルダ(flat holder)又はクランプ機構(clamping setup)内にクランプし(clamp)、又は配置する(position)ことができる。しかしながら、例えば図11に示すように、種々の実施形態の膜34は、その縁部の領域34.1を強化する(reinforce)ことも可能である。
図11は、レバーアーム30の可能な実施形態の詳細を示している。レバーアーム30の第1端部31には、レバーアーム30を可動部材11に移動可能に取り付けるための手段を設けることができる。図11に示すように、これらの手段は、ピン14.1(例えば、図8及び図9に示されている)を通り抜けさせるためのスロット31.1(slot)及び穴31.2を備えている。可動部材11の上端部14は、スロット31.1内に挿入し、前記のピン14.1によって固定することができる。図11に示すように、すべての実施形態において、レバーアーム30の第1端部31は、好ましくフォーク形(fork-shaped)に形成されている。
図12は、膜34のさらなる実施形態の斜視図を示している。この実施形態では、膜34は、とくに好ましい、いわゆるつぎ目部34.2(Sicken)を備えている。つぎ目部34.2を備えた膜34は、平坦なホルダ(flat holder)又はクランプ機構(clamping setup)内に固定し又は配置することができる。しかしながら、例えば図12に示すように、図12に係る膜34は、縁部34.1を強化する(reinforce)ことも可能である。縁部34.1においては、膜34を塗布ヘッド15内でより良好に固定又はクランプを行うために、穴34.3又はその他の取り付け手段を設けることができる。
つぎ目部34.2は、好ましくは、中央開口部と同心円状に形成され、レバーアーム30は、その取り付け状態では、中央開口部を通って伸びる。
つぎ目部34.2は、好ましく、ドーム型に形成されている(dome-shaped)。
さらに、膜34の形態(configuration)に応じて、該膜34は、材料Mの温度、腐食性、摩耗性(abrasion)及び化学的添加物(chemical additives)に対する保護機能を備えることも可能である。
図13、図14、図16A、図16B及び図17は、選択的構成(B)(variant)に係る本発明の第1の実施形態、すなわちロッカー取付具133(rocker mounting)として形成されたレバーアーム懸架装置を示している。図15は、選択的構成(B)に係るロッカー取付具133の模式的な第2の実施形態の模式的な断面図を示している。
第1の実施形態に対応する図13、図14、図16A、図16B及び図17並びに第2の実施形態に対応する図15に示すように、ロッカー取付具133として形成されたレバーアーム懸架装置は、可動部材111及び駆動部20に接続されたレバーアーム130と、レバーアーム130が通り抜けて伸びる開口部162を備えたプレート部材160と、レバーアーム130をプレート部材160に移動可能に接続するように構成されたロッカー取付装置140と、プレート部材160の開口部162を通って室10から接着剤が漏出するのを防止するように構成されたシール装置180とを備えている。レバーアーム130は、駆動部20側の移動P1(図16A参照)が可動部材111の開方向移動P(図16A参照)に変換されるような態様で、ロッカー取付装置140でもって、移動可能に取り付けられている。
第1又は第2の実施形態に対する図15〜図17に示すように、ロッカー取付装置140は、ロッカー部材142と、これに対応して関連する第1及び第2の支持装置152、154とを備えている。ロッカー部材142は、レバーアーム130に堅固に(rigidly)接続され、長手方向144(longitudinal direction)と第1及び第2の取付点146、148(mounting point)とを有する。第1及び第2の支持装置152、154は、プレート部材160のロッカー支持側(rocker bearing side)の部位に配置され、これらと関連する第1及び第2の取付点146、148を支持するように構成されている。ロッカー部材142の長手方向144は、プレート部材160の広がり面と平行な平面内(図15及び図17における紙面内)において、レバーアーム130と実質的に垂直に伸びている。第1及び第2の取付点146、148(bearing point)は、長手方向144に沿って、互いに離間して配置されている。第1及び第2の支持装置152、154は、第1及び第2の球体153、155(ball)として形成されている。プレート部材160は、ロッカー支持側の部位に、それぞれプレート部材側球体座部165、167(plate-element-side ball seat)として形成された第1及び第2の凹部164、166を有している。ロッカー部材142は、プレート部材160と対向する側の部位に、それぞれロッカー部材側球体座部157、159(rocker-element-side ball seat)として形成された第1及び第2の凹部156、158を有している。
各プレート部材側凹部164、166の直径は、球体153、155の直径よりも、約0.1mm大きく設定するのが好ましい。その結果、ロッカー取付具133を備えた接着剤塗布ヘッド115の稼働時には、プレート部材側凹部164、166内の球体153、155は、接着剤フィルム(adhesive film)上に存在する。さらに、第1及び第2の球体153、155は、それぞれのロッカー部材側球体座部157、159内で押圧される(pressed)(図15及び図17中に示されている)。
第1及び第2の実施形態の代替的な構成においては(図示せず)、第1及び第2の球体153、155は、それぞれ第1及び第2のプレート部材側球体座部165、167に押圧されている。各ロッカー部材側凹部156、158の直径は、球体153、155の直径よりも0.1mm大きいのが好ましい。この場合、装置の稼働時には、ロッカー部材側凹部156、158内の球体153、156は、接着剤フィルム(adhesive film)上に存在する。
図15〜図17に示すように、シール装置180(sealing device)は、開口部162のまわりにおいてロッカー部材142の側(side)に配置されたOリング172を備えている。かくして、プレート部材160は、ロッカー部材142と対向する側に、開口部162を囲むプレート部材側Oリング座部173を有している。他方、ロッカー部材142は、プレート部材160と対向する側に、プレート部材側Oリング座部173に対応するロッカー部材側Oリング座部143を有している。
図16A、16B及び図17に示す第1の実施形態においては、プレート部材側Oリング座部173は、開口部162のロッカー部材側出口部に形成されたフランジ173.1である。このフランジ173.1は、開口部162のまわりに形成され、プレート部材160の広がり面(平面)に平行な第1の当接表面173.2と、Oリング172の外側の周面を支持するように構成された円筒内周壁の形状を有する第2の当接表面173.3とを有している。また、ロッカー部材側Oリング座部143は、フランジ143.1として形成されている。このフランジ143.1は、プレート部材160と対向するロッカー部材142の側部(side)に形成されている。フランジ143.1は、プレート部材160の広がり面(平面)に平行な第1の当接表面143.2と、Oリング172の内側の周面を支持するように構成された円柱外周壁の形状を有する第2の当接表面143.3とを有している。
第1及び第2の実施形態に関連する図15〜17に示すように、ロッカー取付具133は、さらにばね部材180を備えている。このばね部材180は、ロッカー部材142に、プレート部材160及び取付点146、148の方向に作用する張力を予めかける(pre-tension)ように機能する。ばね部材180は、螺旋ばね182(spiral spring)として形成され、ロッカー支持側(rocker bearing side)とは反対側のプレート部材160の側において、レバーアーム130のまわりに配置されている。図16A、16B及び図17に示すように、プレート部材160は、そのロッカー支持側とは反対側の部位に、ばね部材180のための開口部162のまわりに配置されたプレート部材側座部184(plate-side seat)を有している。そして、レバーアーム130は、その駆動部側端部の外側に、フランジ186.1として形成された、ばね部材180のためのレバーアーム側座部186.2(lever-arm-side seat)を有している。
また、第1及び第2の実施形態に関連する図15〜17に示すように、レバーアーム130は、2つの部分ないしは部品で構成されている。そして、レバーアーム130は、ロッカー支持側の部位に、可動部材111に接続することができる第1のサブアーム136(sub-arm)を有するとともに、ロッカー支持側とは反対側の部位に、コネクティングロッド122を介して駆動部20に接続することができる第2のサブアーム138(sub-arm)を有している。
第2のサブアーム138は、4つの部品で構成され、スクリューナット138.1(screw nut)と、ロックナット138.7(lock nut)と、スクリューロッド138.2(screw rod)と、スリーブ186(sleeve)とを備えている。スクリューロッド138.2は、スクリューナットねじ138.3(screw nut thread)と、ロックナットねじ138.5(lock nut thread)と、スクリューねじ138.4(screw thread)とを有している。ロックナット138.7は、ロックナットねじ138.5と螺合している(screwed)。スクリューナット138.1はスクリューナットねじ138.3と螺合している。ロックナット138.7とスクリューナット138.1との間において、貫通孔()が設けられたコネクティングロッド122の一端がスクリューロッド138.2に差し込まれ(plugged)、スクリューナット138.1をロックナット138.7に対して締め付けること(tightening)により、この部位に固定されている。
第1のサブアーム136は内側ねじ136.1を有している。この内側ねじ136.1は、スクリューロッド138.2のスクリューねじ138.4と相補的な形態のものであり(complementary)、スクリューねじ138.4を受け入れるように構成されている。ここで、スクリューねじ138.4の外側端部(outer end)は、第1のサブアーム136の相補的な(complementary)内側ねじ136.1と係合する。
スリーブ186は、ロッカー部材側とは反対側で、プレート部材160の側部(駆動部側)に配置され、スクリューロッド138.2に差し込まれ(plugged)、ロックナット138.7に当接している(impact)。スリーブ186は、その停止部側(stop side)の部位に、ばね部材180のためのレバーアーム側座部186.2として機能するフランジ186.1を有している。スクリューロッド138.2はスリーブ186を通り抜けて伸びている。駆動部側において、プレート部材160の開口部162内に環状停止部184(annular stop)が形成されている。この環状停止部184は、らせんばね182のためのプレート側座部184として機能する。
プレート部材160の駆動部側の部位において、開口部162は実質的に漏斗形に(funnel-shaped)形成されている。
図13〜図17に示す選択的構成(B)に係る第1又は第2の実施形態についての前記の説明によれば、レバーアーム130をプレート部材160に移動可能に接続するためのロッカー取付装置140は、第1及び第2の球体153、155により達成される「球体取付(ball mountings)」によって実質的に機能する。ここで、レバーアームのための旋回軸(pivot axis)は、第1の球体から第2の球体へ向かう方向に沿って伸びている。球体153、155は、接着剤の圧縮力(compressive force)を吸収する。プレート部材160は、接着剤塗布ヘッド115内に固定して取り付けられている。そして、レバーアーム130は、「ロッカー(rocker)」として、約+/−0.2mmの程度の振幅で(the order of magnitude of about +/- 0.2 mm)、可動部材111(ピストンロッド)の行程の開口移動Pを実施する(execute)。
球体取付具(ball mounting)の側にOリング172として形成されたシール装置170は、接着剤塗布ヘッド115の動作時には、大気圧下にある外部空間に対して、加圧された接着剤で満たされた圧力室(pressure chamber)となる室10を動的にシールする(dynamically seal)。この場合、Oリング172には、従来通り、その周縁部に沿って均一に負荷がかかる訳ではない。しかしながら、各行程での可動部材111の移動のときに、又はレバーアーム130の各ロッカー移動(rocker movement)のときに、Oリングの断面が緩やかに絞られる(gently squeezed)。図16Aから分かるように、可動部材111が開かれる開方向移動方向Pに沿った可動部材111の行程移動においては、Oリング172は、図16Aにおいて上側(すなわち、図16Bの詳細な図中に示された側)でその断面が絞られ、これと反対側の下側では負荷が除去される(unloaded)。図16A中の矢印Pとは反対方向(すなわち、図16A中では下向き)の可動部材111の行程移動においては、図16Aに示すOリング172は、図16Aにおいて下側では絞られ、上側では負荷が除去される。
らせんばね182は、球体153、155を、プレート部材160内の座部又は第1及び第2の支持装置152、154内に引き入れる(pull)。これは、室10内の圧力(接着剤の圧力)が低いときにはとくに必要である。プレート部材160における第1及び第2の支持装置152、154(球体座部)の直径は、これらに対応する球体153、155の直径より大きく設定されるが、約0.1mm大きく設定されるのが好ましい。これにより、接着剤塗布ヘッド115の動作時に、球体153、155が接着剤フィルム(adhesive film)の上に取り付けられ(mounted)、移動することができる。球体153、155は、ロッカー部材142内で押圧される(pressed)。しかしながら、この取付具(mounting)は、各球体座部の直径がロッカー部材内に設けられた球体の直径より大きく設定され、各球体がプレート部材内で押圧されるなら、前記の取付具とは異なる構成のもの(図示せず)であってもよい。
プレート部材160においては、均一に(uniformly)又は静的に(statically)負荷がかけられる第2のOリング168がロッカー部材側の部位に挿入されている。第2のOリング168は、プレート部材160を室のハウジング19に対してシールし、ロッカー取付具133を、ハウジング19に取り付けられた、図18A中のプレート部材160と比較するのに用いられる。
選択的構成(A)に係る膜型懸架装置33のような構成(図2〜図4、図6〜図12参照)と比べて、選択的構成(B)に係るロッカー取付具133としてのレバーアーム懸架装置の構成の利点は、以下のとおりである。すなわち、接着剤圧力が球体153、155を介して吸収される。レバーアーム160の旋回軸(pivot axis)が球体取付具(ball mounting)によって適切に決定される(defined)。レバーアーム130(前記の「ロッカー」)の偏向(deflection)時の力が、非直線的(nonlinear)又は一定のばね定数(spring constant)を有する膜34による状態(situation)とは対照的に、常に同一のままである。圧力室又は室10の外部空間に対するシールは、一般的な部材(standard element)、すなわちOリング172で形成することができる。これは、行程移動が大きく、したがってレバーアーム130の偏向(deflection)が大きい場合に必要というべきであり、Oリング172として形成されたシール装置170は、特別なシール、場合によってはスリーブの形態のシール(図示せず)と取り換えてもよい。
外部空間に対する圧力室のシールが膜34自体によって形成されているだけである膜懸架装置33として形成されたレバーアーム懸架装置において、膜34の破裂(rupture)が起こった場合、室10から外部空間への接着剤の突然の大量の漏出又は排出が起こるであろう。これとは対照的に、図13〜図18A、18Bに示すロッカー取付具としてのレバーアーム懸架装置の形態においては、このような突然の漏出は起こりえない。
接着剤フィルム塗布ヘッド内のロッカー取付具133として形成されたレバーアーム懸架装置の取付具は、(「ロッカー」の)レバーアーム130の位置が一意的に規定される(uniquely defined)ので、より構造が簡素である。最終的には、ロッカー取付具は、実質的には一般的な部品(特別な膜34ではなく)で構築されるので、全体としてより安価に製作することができる。
図18A及び図18Bは、ロッカー取付具133として構成されたレバーアーム懸架装置を備えた、選択的構成(B)に係る本発明のさらなる実施形態を示している。この実施形態の特別な特徴は、駆動部20と塗布ヘッド115との間が断熱されていることである。図18A及び図18Bに示す駆動部20と塗布ヘッド115との間の断熱(thermal separation)の原理は、選択的構成(A)に係る膜懸架装置33としてのレバーアーム懸架装置の形態のものにも適したものである。
駆動部20と塗布ヘッド115との間の断熱は、室10のまわりのハウジング19の外表面に対して平坦に隣接している(abutting flat)駆動部20のハウジングのより大きい外表面(exterior surface)、あるいは場合によってはねじ結合により互いに結合される外表面(exterior surface)によって実現されるのではなく、駆動部20と塗布ヘッド15、115との間の可能な熱伝導断面(possible heat conduction cross-sections)又は当接面(contact surfaces)によって実現される。この断熱手段は、可能な限り小さく、図18Aの断面図と図18Bの拡大された断面図とに示された断熱装置190(thermal decoupling device)によって、ねじ結合(screw connection)を用いることなく形成される。
断熱装置190は、駆動部20とレバーアーム懸架装置33、133との間に配置された断熱プレート192と、それぞれ駆動部20とレバーアーム懸架装置33、133とを互いに接続する少なくとも2つのケーブル張力装置194(cable tension device)とを備えている。各ケーブル張力装置194は、駆動部20とレバーアーム懸架装置33、133との間に配置されたスペーサ/位置決めボルト196(spacer/positioning bolt)と、該スペーサ/位置決めボルト196を通り抜けて伸びる張力ケーブル198(tension cable)とを備えている。ここで、張力ケーブル198は、その一方の端部が駆動部20内の駆動部側固定部199.1(drive-side anchoring)によって固定され(anchored)、その他方の端部がレバーアーム懸架装置33、133内のレバーアーム側固定部199.2(lever-arm side anchoring)によって固定されている(anchored)。
図18A、18Bに示す断熱装置190を備えた実施形態においては、伝熱プレート192は、塗布ヘッド15、115の上に配置されている。そして、2つの位置決めボルト197が塗布ヘッド側に形成され、4つのスペーサ/位置決めボルト196が駆動部側に形成されている。塗布ヘッド15、115上の駆動部20の固定は、張力ケーブル198によって達成される。張力ケーブル198は、非熱伝導性又は低熱伝導性のケーブル、例えばスチールケーブル(steel cable)として形成するのが好ましい。各スチールケーブル198は、レバーアーム側固定部199.2により塗布ヘッド15、115内に固定され、駆動部側固定部199.1により駆動部20内に固定されている。駆動部側固定部199.1は、張力ケーブル198のための張力装置(tensioning device)として構成されている。
図18A及び図18Bに示すような、駆動部20と塗布ヘッド15、115との間に配置された断熱装置190を備えた構成を用いる結果、金属製の張力ケーブルが用いられない場合、金属によらない場合、あるいは非熱伝導接続が弱い場合、駆動部20は、比較的小さい断面積にわたって、塗布ヘッド15、115に固定されるだけである。
選択的構成(A)に係る、駆動部20とレバーアームの連結、可動部材111とレバーアームの連結、及び、膜取付具33としてのレバーアーム懸架装置の構成に関する図2〜図12に関連して説明した駆動部20の制御についてのすべての実施形態又は考察は、図13〜図18A、Bに示す選択的構成(B)に係るロッカー取付具133としてのレバーアーム懸架装置の構成に応用することが可能である。逆に、選択的構成(B)に係る、ロッカー取付具133としてのレバーアーム懸架装置の構成についての図13〜図18A、Bに関連して説明したすべての関連する実施形態又は考察は、図2〜図12に示す選択的構成(A)に係る膜懸架装置33としてのレバーアーム懸架装置の構成に応用することが可能である。
10 (ノズル)室
11 可動部材(例えば、ノズルニードル)
12 出口開口部
13 材料供給通路
14 ノズルニードル11又は可動部材の後端部
14.1 ピン
15 塗布ヘッド
16 材料供給配管
17 停止点
18 先端部
19 ハウジング
19.1 プレート、カウンタピース
20 駆動部
21 駆動モジュール
22 駆動カップリング
23 支持部
23.1 穴
24 ピン
25 クランプ
26 ハウジングクランプ
27 クランプ手段又はねじ手段
30 レバーアーム
30.1 球形領域
30.2 周縁カラー
30.3 スリーブ
30.4 ロッカー
31 第1端部
31.1 スロット
31.2 穴
32 第2端部
33 膜型懸架装置
34 膜
34.1 縁部領域
34.2 ビード
34.3 穴
35 シールリング
36 スロット
37 中央開口部
38 圧力支持部
39 穴
40 円柱形ロッド
41 膜34の内側部分
42 ウェブ
43 キャップ
49 ピボット又は傾斜点
50 制御モジュール(塗布制御)
52 制御接続部
53 センサ(例えば誘導センサ)/距離メータ
54 パラメータメモリ
55 接続部
60 LEDメンテナンス確認
111 可動部材(例えば、ノズルニードル)
115 塗布ヘッド
122 接続ロッド
130 レバーアーム
133 ロッカー型懸架装置
136 第1のサブアーム
136.1 内側ねじ
138 第2のサブアーム
138.1 スクリューナット
138.2 スクリューロッド
138.3 スクリューナットねじ
138.4 スクリューねじ
138.5 ロックナットねじ
138.7 ロックナット
140 ロッカー取付装置
142 ロッカー部材
143 ロッカー部材側Oリング座部
143.1 フランジ
143.2 第1の当接表面
143.3 第2の当接表面
144 長手方向
146 第1の取付点
148 第2の取付点
152 第1の支持装置
153 第1の球体
154 第2の支持装置
155 第2の球体
156 第1の凹部
157 第1のロッカー部材側球体座部
158 第2の凹部
159 第2のロッカー部材側球体座部
160 プレート部材
162 開口部
164 第1の凹部
165 第1のプレート部材側球体座部
166 第2の凹部
167 第2のプレート部材側球体座部
168 Oリング
170 シール装置
172 Oリング
173 プレート部材側Oリング座部
173.1 フランジ
173.2 第1の当接表面
173.3 第2の当接表面
180 ばね部材
182 螺旋ばね
184 プレート側座部
186 スリーブ
186.1 フランジ
186.2 レバーアーム側座部
190 断熱装置
192 断熱プレート
194 ケーブル張力装置
196 スペーサ/位置決めボルト
197 位置決めボルト
198 張力ケーブル
199.1 駆動側の固定部
199.2 レバーアーム側の固定部
100 塗布装置
A 取付点
K 紙ウェブ
M 流動可能な流体
V 移動方向
VA 仮想軸
P/P(t,Z) 開方向移動/移動プロフィール
P1/P1(t,Z) 逆方向移動/移動プロフィール
P1*(t,Z) 移動プロフィール
PA、PB、PC、PD パラメータ
PA*、PB* さらに処理されたパラメータ
t 時間
T サイクル時間
Z 軸

Claims (43)

  1. 接着剤(M)の塗布ヘッド(15、115)で用いるように構成されたレバーアーム懸架装置(33、133)であって、
    前記塗布ヘッド(15)は、
    − 該塗布ヘッド(15)の内部に形成された室(10)と、
    − 前記室(10)の内部に移動可能に取り付けられ、開方向移動(P)により出口開口部を開放する可動部材(11、111)と、
    − 前記可動部材(11、111)の前記開方向移動(P)を生じさせるための駆動部(20)とを備えていて、
    該レバーアーム懸架装置(33、133)は、選択的構成(A)及び選択的構成(B)のいずれか一方を有し、
    前記選択的構成(A)においては、前記レバーアーム懸架装置(33)は膜型懸架装置(33)であり、
    該膜型懸架装置(33)は、
    − 駆動部側の移動(P1)を前記可動部材(11)の前記開方向移動(P)に変換するように、前記可動部材(11)及び前記駆動部(20)に接続されたレバーアーム(30)と、
    − 前記レバーアーム(30)に機能的に接続された膜(34)とを有し、
    前記膜型懸架装置(33)は、前記レバーアーム(30)を前記塗布ヘッド(15)に移動可能に接続するように構成され、
    前記膜型懸架装置(33)の前記膜(34)は、前記接着剤(M)が前記室(10)から漏出するのを防止するためのシールとして機能するように構成される一方、
    前記選択的構成(B)においては、前記レバーアーム懸架装置(133)はロッカー型懸架装置(133)であり、
    該ロッカー型懸架装置(133)は、
    − 駆動部側の移動(P1)を前記可動部材(111)の前記開方向移動(P)に変換するように、前記可動部材(111)及び前記駆動部(20)に接続されたレバーアーム(130)と、
    − 前記レバーアーム(130)が通り抜けて伸びる開口部(162)を有するプレート部材(160)と、
    − 前記レバーアーム(130)を前記塗布ヘッド(115)に移動可能に接続するように構成されたロッカー取付装置(140)と、
    − 接着剤(M)が、前記プレート部材(160)の前記開口部(162)を通って前記室(10)から漏出するのを防止するように構成されたシール装置(180)とを有することを特徴とするレバーアーム懸架装置(33、133)。
  2. 前記膜型懸架装置(33)は、前記膜(34)に加えて、前記塗布ヘッド(15)内において前記膜(34)を弾性的に固定するとともに、シールとして構成された少なくとも1つのシールリング(35)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項1に記載のレバーアーム懸架装置(33)。
  3. 前記膜(34)が金属膜(34)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項1又は請求項2に記載のレバーアーム懸架装置(33)。
  4. 前記膜(34)が、
    − 該膜の弾性を増加させるためのスロット(36)と、
    − 装着状態では前記レバーアーム(30)が通り抜けて伸びる中央開口部(37)とを有することを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項1又は請求項2もしくは3に記載のレバーアーム懸架装置(33)。
  5. 前記レバーアーム(30)と前記膜(34)とが機能的に互いに接続され、前記膜型懸架装置(33)は、装着状態では、駆動部側の移動(P1)を前記可動部材(11)の逆向きの開方向移動(P)に変換することを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項1又は請求項2〜4のいずれか1つに記載のレバーアーム懸架装置(33)。
  6. 前記膜(34)は、非直線的移動動作を予め設定するための支持部(23)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項1又は請求項2〜5のいずれか1つに記載のレバーアーム懸架装置(33)。
  7. 前記膜(34)は、その移動動作に影響を及ぼすことを可能にするためのピン(24)を有する支持部(23)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項1又は請求項2〜5のいずれか1つに記載のレバーアーム懸架装置(33)。
  8. 前記膜(34)は、前記接着剤(M)の前記塗布ヘッド(15)のハウジング(19、19.1)の中又は上に固定されるように構成された領域を有する支持部(23)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項1又は請求項2〜5のいずれか1つに記載のレバーアーム懸架装置(33)。
  9. 前記ロッカー取付装置(140)は、前記レバーアーム(130)に剛体的に接続される一方、その縦方向(144)に関して第1の取付点(146)及び第2の取付点(148)を備えたロッカー部材(142)を有し、
    前記縦方向(144)は、前記レバーアーム(130)の伸びる方向に対して実質的に垂直であり、かつ前記プレート部材(160)の広がり面と平行な平面内にあり、
    前記第1及び第2の取付点(146、148)は、前記縦方向(144)に関して互いに離間して配置され、
    前記ロッカー取付装置(140)は、さらに、前記プレート部材(160)のロッカー部材側の部位に配置され、それぞれ前記第1及び第2の取付点(146、148)を支持するように構成された第1及び第2の支持装置(152、154)を有することを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項1に記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  10. − 前記第1及び第2の支持装置(152、154)は、それぞれ第1及び第2の球体(153、155)として形成され、
    − 前記プレート部材(160)は、そのロッカー部材側の部位に、それぞれ第1及び第2のプレート部材側球体座面(165、167)として形成された第1及び第2の凹部(164、166)を有し、
    − 前記ロッカー部材(142)は、前記プレート部材(160)と対向する方の側に、それぞれ第1及び第2のロッカー部材側球体座面(157、159)として形成された第1及び第2の凹部(156、158)を有することを特徴とする、請求項9に記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  11. 前記プレート部材側の各凹部(164、166)の直径は、前記各球体(153、155)の直径よりほぼ0.1mm大きく設定され、
    前記プレート部材側の各凹部(164、166)内の前記各球体(153、155)は接着剤フィルムの上に存在し、
    前記第1及び第2の球体(153、155)は、それぞれ前記第1及び第2のロッカー部材側球体座面(157、159)に押圧されることを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項1又は請求項9もしくは10に記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  12. 前記ロッカー部材側の各凹部(156、158)の直径は、前記各球体(153、155)の直径よりほぼ0.1mm大きく設定され、
    前記ロッカー部材側の各凹部(156、158)内の前記各球体(153、155)は接着剤フィルムの上に存在し、
    前記第1及び第2の球体(153、155)は、それぞれ前記第1及び第2のプレート部材側球体座面(165、167)に押圧されることを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項1又は請求項9もしくは10に記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  13. 前記シール装置(180)は、前記開口部(162)のまわりにおいて、ロッカー部材(142)の側部に配置されたOリング(172)を備えていることを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項1又は請求項9〜12のいずれか1つに記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  14. 前記プレート部材(160)は、前記ロッカー部材(142)側の部位に、前記開口部(162)を囲むプレート部材側Oリング座面(173)を有し、
    前記ロッカー部材(142)は、前記プレート部材(160)と対向する側の部位に、対応するロッカー部材側Oリング座面(143)を有することを特徴とする、請求項13に記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  15. 前記プレート部材側Oリング座面(173)は、前記開口部(162)のまわりにおいて、前記開口部(162)のロッカー部材側出口に位置するフランジ(173.1)として形成されていて、前記フランジ(173.1)は、前記プレート部材(160)の広がり面と平行な第1の当接表面(173.2)と、前記Oリング(172)の外側の周面のための円筒内壁面の形状の第2の当接表面(173.3)とを有し、
    前記ロッカー部材側Oリング座面(143)は、前記プレート部材(160)と対向するロッカー部材(142)の側部に位置するフランジ(143.1)として形成されていて、前記フランジ(143.1)は、前記プレート部材(160)の広がり面と平行な第1の当接表面(143.2)と、前記Oリング(172)の内側の周面のための円柱外壁面の形状の第2の当接表面(143.3)とを有することを特徴とする、請求項14に記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  16. 前記ロッカー部材(142)に、前記プレート部材(160)及び前記取付点(146、148)の方向に作用する張力を予めかけるばね部材(180)をさらに備えていることを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項1又は請求項9〜15のいずれか1つに記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  17. 前記ばね部材(180)は、前記レバーアーム(130)のまわりにおいて、ロッカー部材側とは反対側で、前記プレート部材(160)の側部に配置された螺旋ばね(182)であることを特徴とする、請求項16に記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  18. 前記プレート部材(160)は、ロッカー部材側とは反対側の側部に、前記開口部(162)のまわりに配置された、ばね部材(180)のためのプレート側座部(184)を有し、
    前記レバーアーム(130)は、その外側の駆動部側の端部に、フランジ(186.1)として形成された前記ばね部材(180)のためのレバーアーム側座部(186.2)を有することを特徴とする、請求項16又は17に記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  19. 前記レバーアーム(130)は2つの部分で構成され、ロッカー部材側の部分は、前記可動部材(111)に接続される第1のサブアーム(136)を有し、ロッカー部材側と反対側の部分は、前記駆動部(20)に接続される第2のサブアーム(138)を有することを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項1又は請求項9〜18のいずれか1つに記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  20. 前記第2のサブアーム(138)は、スクリューナット(138.1)と、スクリューナットねじ(138.3)及びスクリューねじ(138.4)を有するスクリューロッド(138.2)と、スリーブ(186)とを有し、
    前記スクリューねじ(138.4)は、その外側端部で、前記第1のサブアーム(136)の相補的な内側ねじ(136.1)と係合し、
    前記スリーブ(186)は、フランジ(186.1)として形成されたばね部材(180)のためのレバーアーム側座部(186.2)を有し、前記スクリューロッド(138.2)が前記スリーブ(186)を通り抜けて伸びることを特徴とする、請求項19に記載のレバーアーム懸架装置(133)。
  21. 流動性を有する接着剤(M)を分配するための接着剤塗布ヘッド(15、115)であって、該接着剤塗布ヘッド(15、115)が、
    − 内室(10)と、
    − 出口開口部(12)と、
    − 前記内室(10)の内部に移動可能に取り付けられ、その開閉移動(P)により前記出口開口部(12)を開放又は閉止する可動部材(11)と、
    − 流動性を有する前記接着剤(M)を前記内室(10)に導入することができるように、前記内室(10)に流体連通自在に接続された材料供給通路(13)と、
    − 前記可動部材(11、111)の前記開閉移動(P)を生じさせるための駆動部(20)とを備えていて、
    該接着剤塗布ヘッド(15、115)が、選択的構成(A)及び選択的構成(B)のいずれか一方を備えたレバーアーム懸架装置(33、133)を有し、
    前記選択的構成(A)においては、前記レバーアーム懸架装置(33)は、膜(34)及びレバーアーム(30)を備えた膜型懸架装置(33)を有し、
    − 前記レバーアーム(30)は、駆動側の移動(P1)を前記可動部材(11)の前記開閉移動(P)に変換するように、前記可動部材(11)及び駆動部(20)に移動可能に接続され、
    − 前記膜(34)は、前記レバーアーム(30)を該接着剤塗布ヘッド(15)に移動可能に接続するように構成され、
    − 前記膜(34)は、流動性を有する前記接着剤(M)が前記内室(10)から漏出するのを防止するためのシールとして機能する一方、
    前記選択的構成(B)においては、前記レバーアーム懸架装置(133)はロッカー型懸架装置(133)を有し、該ロッカー型懸架装置(133)は、
    − 駆動部側の移動(P1)を前記可動部材(111)の前記開閉移動(P)に変換するように、前記可動部材(111)及び前記駆動部(20)に接続することができるレバーアーム(130)と、
    − 前記レバーアーム(130)が通り抜けて伸びる開口部(162)を有するプレート部材(160)と、
    − 前記レバーアーム(130)を該接着剤塗布ヘッド(115)に移動可能に接続するように構成されたロッカー取付装置(140)と、
    − 接着剤(M)が、前記プレート部材(160)の前記開口部(162)を通って前記内室(10)から漏出するのを防止するように構成されたシール装置(180)とを有することを特徴とする接着剤塗布ヘッド(15、115)。
  22. 前記膜型懸架装置(33)は、前記膜(34)に加えて、該接着剤塗布ヘッド(15)内において前記膜(34)を弾性的に固定するとともに、シールとして構成された少なくとも1つのシールリング(35)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項21に記載の接着剤塗布ヘッド(15)。
  23. 前記膜(34)が金属膜(34)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項21又は請求項22に記載の接着剤塗布ヘッド(15)。
  24. 前記膜(34)が、
    − 該膜の弾性を増加させるためのスロット(36)と、
    − 装着状態では前記レバーアーム(30)が通り抜けて移動する中央開口部(37)とを有することを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項21又は請求項22もしくは23に記載の接着剤塗布ヘッド(15)。
  25. 前記レバーアーム(30)と、前記可動部材(11)と、前記膜(34)を備えた前記膜型懸架装置(33)とは、前記可動部材(11)の前記開閉移動(P)が前記レバーアーム(30)の前記駆動側の移動(P1)とは逆方向となるように配置されていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項21又は請求項22〜24のいずれか1つに記載の接着剤塗布ヘッド(15)。
  26. 前記膜(34)は、その非直線的移動動作を予め設定するための支持部(23)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項21又は請求項22〜25のいずれか1つに記載の接着剤塗布ヘッド(15)。
  27. 前記膜(34)は、その移動動作に影響を及ぼすことを可能にするためのピン(24)を有する支持部(23)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項21又は請求項22〜25のいずれか1つに記載の接着剤塗布ヘッド(15)。
  28. 前記膜(34)は、該接着剤塗布ヘッド(15)のハウジング(19、19.1)の中又は上に固定されるように構成された領域を有する支持部(23)を備えていることを特徴とする、選択的構成(A)に係る請求項21又は請求項22〜25のいずれか1つに記載の接着剤塗布ヘッド(15)。
  29. 前記ロッカー取付装置(140)は、前記レバーアーム(130)に剛体的に接続される一方、縦方向(144)に関して第1の取付点(146)及び第2の取付点(148)を備えたロッカー部材(142)を有し、
    前記長手方向(144)は、前記レバーアーム(130)に対して実質的に垂直であり、かつ前記プレート部材(160)の広がり面と平行な平面内にあり、
    前記第1及び第2の取付点(146、148)は、前記縦方向(144)に関して互いに離間して配置され、
    前記ロッカー取付装置(140)は、さらに、前記プレート部材(160)のロッカー部材側の側部に配置され、かつそれぞれ前記第1及び第2の取付点(146、148)を支持するように構成された第1及び第2の支持装置(152、154)を有することを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項21に記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  30. − 前記第1及び第2の支持装置(152、154)は、それぞれ第1及び第2の球体(153、155)として形成され、
    − 前記プレート部材(160)は、そのロッカー部材側の部位に、それぞれ第1及び第2のプレート部材側球体座部(165、167)として形成された第1及び第2の凹部(164、166)を有し、
    − 前記ロッカー部材(142)は、前記プレート部材(160)と対向する方の部位に、それぞれ第1及び第2のロッカー部材側球体座部(157、159)として形成された第1及び第2の凹部(156、158)を有することを特徴とする、請求項29に記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  31. 前記プレート部材側の各凹部(164、166)の直径は、前記各球体(153、155)の直径よりほぼ0.1mm大きく設定され、
    前記プレート部材側の各凹部(164、166)内の前記各球体(153、155)は、接着剤フィルムの上に存在し、
    前記第1及び第2の球体(153、155)は、それぞれ前記第1及び第2のロッカー部材側球体座部(157、159)内に押圧されていることを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項21又は請求項30に記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  32. 前記ロッカー部材側の各凹部(156、158)の直径は、前記各球体(153、155)の直径よりほぼ0.1mm大きく設定され、
    前記ロッカー部材側の各凹部(156、158)内の前記球体(153、155)は、接着剤フィルムの上に存在し、
    前記第1及び第2の球体(153、155)は、それぞれ前記第1及び第2のプレート部材側球体座部(165、167)内に押圧されていることを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項21又は請求項30に記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  33. 前記シール装置(180)は、前記開口部(162)のまわりにおいて、前記ロッカー部材(142)の側部に配置されたOリング(172)を備えていることを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項21又は請求項29〜32のいずれか1つに記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  34. 前記プレート部材(160)は、前記ロッカー部材(142)側の部位に、前記開口部(162)を囲むプレート部材側Oリング座部(173)を有し、
    前記ロッカー部材(142)は、前記プレート部材(160)と対向する側の部位に、対応するロッカー部材側Oリング座部(143)を有することを特徴とする、請求項33に記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  35. 前記プレート部材側Oリング座部(173)は、前記開口部(162)のまわりにおいて、前記開口部(162)のロッカー部材側出口に位置するフランジ(173.1)として形成されていて、前記フランジ(173.1)は、前記プレート部材(160)の広がり面と平行な第1の当接表面(173.2)と、前記Oリング(172)の外側の周面を支持するための円筒内壁面の形状の第2の当接表面(173.3)とを有し、
    前記ロッカー部材側Oリング座部(143)は、前記プレート部材(160)と対向するロッカー部材(142)の側部に位置するフランジ(143.1)として形成されていて、前記フランジ(143.1)は、前記プレート部材(160)の広がり面と平行な第1の当接表面(143.2)と、前記Oリング(172)の内側の周面を支持するための円柱外壁面の形状の第2の当接表面(143.3)とを有することを特徴とする、請求項34に記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  36. 前記ロッカー部材(142)に、前記プレート部材(160)及び前記取付点(146、148)の方向に作用する張力を予めかけるばね部材(180)をさらに備えていることを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項21又は請求項29〜35のいずれか1つに記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  37. 前記ばね部材(180)は、前記レバーアーム(130)のまわりにおいて、ロッカー部材側とは反対側で、前記プレート部材(160)の側部に配置された螺旋ばね(182)であることを特徴とする、請求項36に記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  38. 前記プレート部材(160)は、ロッカー部材側とは反対側の側部に、前記開口部(162)のまわりに配置された、ばね部材(180)のためのプレート側座部(184)を有し、
    前記レバーアーム(130)は、その外側の駆動部側の端部に、フランジ(186.1)として形成された前記ばね部材(180)のためのレバーアーム側座部(186.2)を有することを特徴とする、請求項36又は37に記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  39. 前記レバーアーム(130)は2つの部分で構成され、ロッカー部材側の部分は、前記可動部材(111)に接続される第1のサブアーム(136)を有し、ロッカー部材側と反対側の部分は、前記駆動部(20)に接続される第2のサブアーム(138)を有することを特徴とする、選択的構成(B)に係る請求項21又は請求項29〜38のいずれか1つに記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  40. 前記第2のサブアーム(138)は、スクリューナット(138.1)と、スクリューナットねじ(138.3)及びスクリューねじ(138.4)を有するスクリューロッド(138.2)と、スリーブ(186)とを有し、
    前記スクリューねじ(138.4)は、その外側端部で、前記第1のサブアーム(136)の相補的な内側ねじ(136.1)と係合し、
    前記スリーブ(186)は、フランジ(186.1)として形成されたばね部材(180)のためのレバーアーム側座部(186.2)を有し、前記スクリューロッド(138.2)が前記スリーブ(186)を通り抜けて伸びることを特徴とする、請求項39に記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  41. 前記駆動部(20)と前記レバーアーム懸架装置(33、133)とは、断熱装置(190)によって実質的に互いに断熱される一方、機能的な相互作用で互いに接続されていることを特徴とする、請求項21〜40のいずれか1つに記載の接着剤塗布ヘッド(115)。
  42. 前記断熱装置(190)は、前記駆動部(20)と前記レバーアーム懸架装置(33、133)との間に配置された断熱プレート(192)と、それぞれ前記駆動部(20)と前記レバーアーム懸架装置(33、133)とを相互接続する少なくとも2つのケーブル張力装置(194)とを備えていることを特徴とする、請求項41に記載の接着剤塗布ヘッド(15、115)。
  43. 前記ケーブル張力装置(194)は、前記駆動部(20)と前記レバーアーム懸架装置(33、133)との間に配置されたスペーサ/位置決めボルト(196)と、張力ケーブル(198)とを備えていて、
    前記張力ケーブル(198)は、前記スペーサ/位置決めボルト(196)を通って伸び、その一方の端部は前記駆動部(20)内の駆動側固定部(199.1)によって固定され、その他方の端部は前記レバーアーム懸架装置(33、133)内のレバーアーム側固定部(199.2)に固定されていることを特徴とする、請求項42に記載の接着剤塗布ヘッド(15、115)。
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