JP2014239117A - 巻線装置及び巻線方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】平角線をエッジワイズ巻きで長方形に巻回した空芯のコイルにおいて、コイルから延出する平角線の先端部の位置をコイルの内側の基準面に対して正確に位置出しする。
【解決手段】平角線2を送りユニット9によって送り、曲げユニット11によって折り曲げてエッジワイズ巻きで長方形に巻回して空芯のコイル1を形成する。平角線2を更に送ってコイル1を位置出しユニット12のスライドテーブル19上に載置する。コイル1に位置出しレバー20を挿入する。位置出しレバー20を送り方向に移動させ、コイル1の内側の基準面1Cに位置出しレバー20の突き当て基準面24を当接させて、コイル1を所定の位置まで移動させる。この状態で、切断ユニット13によって平角線2を切断する。これにより、コイル1から延出する平角線2の先端部の位置をコイル1の基準面1Cに対して正確に位置出しすることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、平角線をエッジワイズ巻きで長方形に巻回して空芯のコイルを形成する巻線装置及び巻線方法に関するものである。
電動モータ、発電機等の電気機器に使用されるコイルとして、図9及び図10に示すような空芯のコイル1がある。コイル1は、線材として長方形断面の平角線2をその短辺を内側及び外側に向けたエッジワイズ巻きで、長辺1A及び短辺1Bを有する長方形に巻回して、ボビンを持たない空芯コイルとしたものである。コイル1の長辺1Aに沿って延出された平角線2の両端部の先端部には、表面の絶縁層が剥離された剥離部2Aが設けられている。このように平角線2を長方形にエッジワイズ巻きした空芯のコイル1を用いることにより、占面積率及び放熱性を高めて電気機器の高効率化及び小型化を図ることができる。
この種のコイルを製造するための先行技術として、例えば特許文献1には、コイルを高速で巻回できるようにした巻線装置が開示されている。この巻線装置は、平角線の一定量の送り、曲げを交互に繰返すことにより、平角線をエッジワイズ巻きで長方形に巻回して長方形の空芯コイルを高速で製造する。
図9及び図10に示すコイル1は、電動モータ、発電機等の電気機器に組込まれる際、内部にコア3(図10参照)が挿入され、平角線2の端部の剥離部2Aが同相のコイル、リード線、バスバー等にハンダ付け等の結線手段によって接続される。このとき、コイル1は、一方の短辺1Bの内面を基準面1Cとしてコア3の端部に突き当てて位置決めされる。したがって、基準面1Cを基準として、平角線2の剥離部2Aの先端部までの長さLの精度を高めることにより、コイル1の結線を精度よく円滑かつ確実に行うことが可能になる。
そこで、従来は、コイル1を製造する際、コイル1から延出する平角線2の長さがLになるように、巻線の完了後、平角線2を一定量だけ送り、所定の位置で切断するようにしている。
特開2009−135222号公報
しかしながら、実際には、巻線時の平角線2の曲げ位置の公差等により、平角線2の巻線位置にはバラツキがあり、基準面1Cは、平坦にはならず、凹凸が生じることになる。このため、コア3は、基準面1Cにおいて、最も突出した平角線2´(図10参照)に当接することになる。その結果、コイル1にコア3を挿入した状態で、コイル1から延出する平角線2の先端部の位置にバラツキが生じて、コイル1の結線の精度を低下させる原因となっている。
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、平角線をエッジワイズ巻きで長方形に巻回した空芯のコイルにおいて、コイルから延出する平角線の先端部の位置をコイルの内側の基準面に対して正確に位置出しすることができる巻線装置及び巻線方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る巻線装置は、平角線を送る送り手段と、平角線を折曲し、エッジワイズ巻きで長方形に巻回して空芯のコイルを形成する曲げ手段と、平角線を切断して前記コイルを分離する切断手段と、前記コイルの内側の基準面と前記コイルから延びる平角線の切断端との間の長さを調整する位置出し手段とを備えた巻線装置であって、
前記位置出し手段は、前記コイル内に挿入されて前記基準面に当接する突き当て基準面を有し前記平角線の送り方向に沿って移動可能な位置出しレバーを備え、
巻回された前記コイルに前記位置出しレバーを挿入し、該位置出しレバーを送り方向に移動させ、前記突き当て基準面を前記基準面に当接させて前記コイルを所定の位置まで移動させ、前記切断手段によって前記平角線を切断することを特徴とする。
また、本発明に係る巻線方法は、平角線を折曲し、エッジワイズ巻きで長方形に巻回して空芯のコイルを形成する巻線方法において、
巻回された前記コイルに位置出しレバーを挿入し、該位置出しレバーを移動させて前記コイルの内側の基準面に出しレバーの突き当て基準面を当接させて前記コイルを所定の位置まで移動させ、前記平角線を切断することを特徴とする。
(発明の態様)
以下に、本発明において特許請求が可能と認識される発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の(1)乃至(6)の内容が請求項1乃至6に対応する。
(1)平角線を送る送り手段と、平角線を折曲し、エッジワイズ巻きで長方形に巻回して空芯のコイルを形成する曲げ手段と、平角線を切断して前記コイルを分離する切断手段と、前記コイルの内側の基準面と前記コイルから延びる平角線の切断端との間の長さを調整する位置出し手段とを備えた巻線装置であって、
前記位置出し手段は、前記コイル内に挿入されて前記基準面に当接する突き当て基準面を有し前記平角線の送り方向に沿って移動可能な位置出しレバーを備え、
巻回された前記コイルに前記位置出しレバーを挿入し、該位置出しレバーを送り方向に移動させ、前記突き当て基準面を前記基準面に当接させて前記コイルを所定の位置まで移動させ、前記切断手段によって前記平角線を切断することを特徴とする巻線装置。
(2)(1)において、前記位置出しレバーによって前記コイルを移動させる際、前記送り手段によって前記平角線に送り方向の推力を付与することを特徴とする巻線装置。
(3)(1)又は(2)において、前記切断手段によって前記平角線を切断する際、前記平角線を固定し、前記位置出し手段によって前記平角線に張力を付与した状態で、前記平角線を切断することを特徴とする巻線装置。
(4)平角線を折曲し、エッジワイズ巻きで長方形に巻回して空芯のコイルを形成する巻線方法において、
巻回された前記コイルに位置出しレバーを挿入し、該位置出しレバーを移動させて前記コイルの内側の基準面に前記位置出しレバーの突き当て基準面を当接させて前記コイルを所定の位置まで移動させ、前記平角線を切断することを特徴とする巻線方法。
(5)(4)において、前記位置出しレバーによって前記コイルを移動させる際、前記平角線に送り方向の推力を付与することを特徴とする巻線方法。
(6)(4)又は(5)において、前記平角線を切断する際、前記平角線を固定し、前記位置出しレバーによって前記平角線に張力を付与した状態で、前記平角線を切断することを特徴とする巻線方法。
(1)及び(4)によれば、巻回されたコイルの基準面に位置出しレバーの突き当て基準面を当接させ、この突き当て基準面の位置に基づいて、平角線の切断位置を決定することにより、コイルから延出する平角線の先端部の位置をコイルの基準面に対して正確に位置出しすることができる。
(2)及び(5)によれば、位置出しレバーによってコイルを移動させる際、平角線の送りに対して作用する抵抗力を軽減することができ、コイルの変形を防止することができる。
(3)及び(6)によれば、切断時に平角線に張力をかけることにより、切断部の端部が切断手段のから逃げるので、切断部の変形を防止して円滑に切断を行うことができる。
本発明に係る巻線装置及び巻線方法によれば、平角線をエッジワイズ巻きで長方形に巻回した空芯のコイルにおいて、コイルから延出する平角線の先端部の位置をコイルの内側の基準面に対して正確に位置出しすることができる。
本発明の一実施形態に係る巻線装置の側面図である。 図1に示す装置の概略構成を示す説明図である。 図1に示す装置の曲げユニットの斜視図である。 図1に示す装置の位置出しユニットの斜視図である。 図4に示す位置出しユニットの側面図である。 図3の曲げユニットによって平角線を長方形に巻回す送り工程を示す図である。 図4の位置出しユニットによる位置出し工程を示す図である。 図4の位置出しユニットによる位置出し工程を示す図である。 平角線をエッジワイズ巻きで長方形に巻回した空芯のコイルの斜視図である。 図9に示すコイルの縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る巻線装置4は、図9及び図10に示す平角線をエッジワイズ巻きで長方形に巻回した空芯のコイル1を製造するための装置である。巻線装置4は、コイルボビン5に巻かれた線材である平角線2を供給する供給ユニット6と、供給ユニット6から供給された平角線2の巻き癖を除去するストレートナ7と、平角線2の表面の絶縁層を剥離して剥離部2Aを形成する剥離ユニット8と、平角線2を各ユニットを通して送るための送りユニット9(送り手段)と、平角線を固定するクランプユニット10と、平角線2を巻回してコイル1を形成する曲げユニット11(曲げ手段)と、巻回されたコイル1の位置出しを行う位置出しユニット12(位置出し手段)と、平角線2を切断する切断ユニット13(切断手段)とを備えている。
供給ユニット6は、ボビン5に巻かれた線材である平角線2を引き出して、送りユニット9の送りにより、平角線2を各ユニットを通して連続的に供給する。供給ユニット6から引き出された平角線2は、長方形断面の長辺が水平方向になるように送られる。
ストレートナ7は、供給ユニット6から引き出された平角線2を所定の角度で配置された複数のローラ間を通過させて扱くことにより、巻き癖を除去して、直線状になるように矯正するものである。
剥離ユニット7は、縦方向剥離部8A及び横方向剥離部8Bとからなり、縦方向剥離部8Aにより、平角線2の両側面(長方形断面の短辺)の絶縁層を剥離し、横方向剥離部8Bにより平角線2の上下両面(長方形断面の長辺)の絶縁層を剥離する。剥離ユニット7は、これを通して送られる平角線2に対して、所定のタイミングで所定長さだけ絶縁層を剥離することにより、巻回されるコイル1の両端部に相当する位置に剥離部2Aを形成することができる。
送りユニット9は、送りクランプ14によって平角線2をクランプし、送りモータにより推力を付与して、送り方向及び戻し方向に送ることができ、また、送り量を検知して、送り量を制御できるようになっている。更に、送りモータの出力を調整して、推力の制御が可能となっている。
クランプユニット10は、固定クランプ10A及び可動クランプ10Bによって平角線2をクランプすることにより、各ユニットを通る平角線2を固定するようになっている。
曲げユニット11は、図3に示すように、送りユニット9によって送られる平角線2を案内する案内溝15と、案内溝15に案内される平角線2の側部に配置された曲げ軸16と、曲げ軸16が挿入され、平角線2の下面を支持する曲げクランプ17と、曲げ軸16の回りを回動に設けられた曲げコマ18とを備えている。曲げ軸16は、案内溝15に案内される平角線2の側面(長方形断面の短辺)に接触して鉛直方向に延びる軸部16Aと、軸部16の上端部に形成された大径のフランジ状の押えクランプ部16Bとを有し、上下方向に移動可能に設けられている。曲げ軸16は、下降して、押えクランプ部16Bと曲げクランプ17との間で平角線2の上下面を押えてクランプする曲げ位置と、上昇して平角線2を解放する送り位置(図2参照)とを選択的に移動可能になっている。
曲げユニット11によってコイル1を巻回する工程について、主に図6を参照して説明する。
図6(A)を参照して、曲げ軸16を上昇させて送り位置とし、送りユニット9によって平角線2を案内溝15に沿って曲げ軸16の側部の所定位置まで送る。図6(B)を参照して、曲げ軸16を下降させ、曲げ位置として平角線2をクランプし、曲げコマ17を回転させて平角線2を曲げ軸16の軸部16Aに沿って直角に折り曲げる。このとき、平角線2の上下面を押えクランプ部16Bと曲げクランプ17とで押えることにより、平角線2の曲げによる膨らみを防止する。図6(C)を参照して、曲げコマ17を原位置に戻し、曲げ軸16を上昇させて送り位置とし、送りユニット9によって平角線2をコイル1の短辺又は長辺(図6(C)では短辺)に相当する所定量だけ送る。そして、曲げ軸16を曲げ位置まで下降して平角線2をクランプする。図6(D)を参照して、曲げコマ17を回転させて、平角線2を曲げ軸16の軸部16Aに沿って直角に折り曲げる。このようにして、平角線2に対して、コイル1の長方形の短辺及び長辺に相当する送り量の送り、及び、直角の折り曲げを適宜繰り返えすことにより、平角線2を長方形にエッジワイズ巻きして、空芯のコイル1を形成する。
ここで、上述の平角線2の曲げコマ17による折り曲げの間の送り量を適宜調整することにより、コイル1の形状を設定することができ、例えば、角錐台とし、また、多重巻きとすることが可能になる。
位置出しユニット12は、図4及び図5に示すように、曲げユニット11によって巻回されたコイル1を載置して送り方向に沿って移動可能に案内するスライドテーブル19と、スライドテーブル19上に載置されたコイル1に挿入可能な位置出しレバー20と、スライドテーブル19上に載置されたコイル1の送り方向前方に配置されたクランププレート21と、スライドテーブル19上に載置されたコイル1を上方から押圧する押えプレート22とを備えている。
位置出しレバー20は、エアシリンダ23によって上下方向に移動可能であり、コイル1の内側の基準面1Cに当接する突き当て基準面24を有している。突き当て基準面24は、コイル1が取付けられるコア3のコイル1の基準面1Cとの当接面と同様の形状に形成されている。また、位置出しレバー20は、位置出しモータ25によって平角線2の送り方向に沿って移動可能であり、位置センサ等の検出に基づき、移動位置を制御可能となっている。
クランププレート21は、エアシリンダ26により、位置出しレバー20に対して進退動可能となっており、位置出しレバー20との間でコイル1を挟持するようになっている。押えプレート22は、スライドテーブル19上に載置されたコイル1の上面に対向して、上下方向に移動可能に弾性的に保持されている。そして、位置出しレバー20を下降させてスライドテーブル19上のコイル1内に挿入したとき、押えプレート22がコイル1を上面から弾性的に押えて、巻回されたコイル1の平角線2間の隙間を詰めて保持する。クランププレート21及び押えプレート22は、平角線2の送り方向に沿って移動可能に支持されており、コイル1をクランプした状態では、位置出しレバー20及びコイル1と共に移動する。
切断ユニット13は、曲げユニット11と位置出しユニット12との間に固定配置され、エアシリンダ27によって駆動される一対の切断刃28によって平角線2を切断(せん断)するようになっている。
巻線装置4には、供給ユニット6、剥離ユニット8、送りユニット9、クランプユニット10、曲げユニット11、位置出しユニット12及び切断ユニット13の作動を制御する制御装置(図示せず)が設けられている。
制御装置は、各ユニットの作動を制御して以下の工程を実行する。
送りユニット9を作動させ、供給ユニット6から引き出された平角線2を各ユニットを通して送る。平角線2は、ストレートナ7で巻き癖が除去され、直線状に矯正される。送りユニット10による送り量を制御し、各ユニットに対して、平角線2の送り及び位置決めを行い、適宜、クランプユニット10を作動させて平角線2をクランプして固定する。
剥離ユニット8を作動させ、平角線2のコイル1の両端部に相当する位置の絶縁層を剥離して剥離部2Aを形成する。
曲げユニット11を作動させ、上述のように、図6(A)〜(D)に示す平角線2の送り及び折曲を繰り返えして、平角線2をエッジワイズ巻きで長方形に巻回して空芯のコイル1を形成する。
次に、位置出しユニット12において、コイル1から延出する平角線2の先端部の位置出しを行う工程について、主に図7及び図8を参照して説明する。
図7(A)を参照して、送りユニット9を作動させて、曲げユニット11によって巻回されたコイル1を位置出しユニット12のスライドテーブル19上に送る。このとき、送りユニット9の送りクランプ14は、クランプ状態、クランプユニット10の可動クランプ10Bは、解放状態、曲げユニット11の曲げ軸16は、送り位置として、平角線2の送りを可能にする。スライドテーブル19上のコイル1の送り位置は、最終的に決定される切断ユニット13による平角線2の切断位置(位置出し点)に対して、やや(本実施形態では6mm程度)手前になるようにする。
図7(B)を参照して、エアシリンダ23を作動させて位置出しレバー20を下降させ、押えプレート22をコイル1の上面に当接させ、押圧して、コイル1の巻回時の膨らみを押える。このとき、位置出しレバー20の平角線2の送り方向の位置は、コイル1の基準面1Cと位置出しレバー20の突き当て基準面24との間に、適当な(本実施形態では2mm程度の)隙間Cが生じる位置とする。
図7(C)を参照して、位置出しモータ25を作動させ、位置出しレバー20を送り方向に適当量(本実施形態では4mm程度)だけ移動させる。これにより、位置出しレバー20の突き当て基準面24をコイル1の基準面1Cに当接させ、コイル1を送り方向に適当量(本実施形態では2mm程度)移動させて、最終的な位置出し点のやや手前に配置する。このとき、送りユニット9を推力制御に切換えて、ストレートナ7の抵抗力と釣合う送り方向の推力を平角線2に付与することにより、コイル1の変形を防止してコイル1を円滑に移動することができる。
図8(A)を参照して、位置出しレバー20を固定し、エアシリンダ26によりクランププレート21を前進させて、コイル1の短辺1Bの外側に当接させ、クランププレート21と、コイル1の基準面1Cに当接した位置出しレバー20の突き当て基準面24との間でコイル1の短辺1Bをクランプする。このとき、送りユニット9は、モータを停止させて、平角線2Aが後退できるようにし、クランププレート21の押圧力により、位置出しレバー21が後退した場合に、平角線2Aが弛むのを防止する。
コイル1の基準面1Cに位置出しレバー20の突き当て基準面24が当接する際、基準面1Cから最も突出した平角線2´(図10参照)が突き当て基準面24に当接することになるので、位置出しレバー20の突き当て基準面24の位置により、実際にコイル1がコア3に取付けられる際のコイル1の基準面1Cの位置出しを正確に行うことができる。
図8(B)を参照して、位置出しモータ25を作動させて位置出しレバー20を送り方向に移動させ、突き当て基準面24と切断ユニット13の切断刃28との間の距離がコイル1の基準面1Cから平角線2の先端部まで規定の長さLになるようにする。このとき、送りユニット9を再度、推力制御に切換えて、ストレートナ7の抵抗力と釣合う送り方向の推力を平角線2に付与することにより、コイル1の変形を防止してコイル1を円滑に移動させることができる。
図8(C)を参照して、クランプユニット10の可動クランプ10Bをクランプ位置に移動させると共に、曲げユニット11の曲げ軸16を曲げ位置に移動させて平角線2を固定する。このとき、送りユニット9では、モータを停止し、送りクランプ14のクランプを解除する。そして、位置出しモータ25により位置出しレバー20に送り方向の推力を付与して平角線2に適度な張力をかける。この状態で、切断ユニット13のエアシリンダ27を作動させて切断刃28により平角線2を切断する。このとき、突き当て基準面24と切断ユニット13の切断刃28との間の距離がコイル1の基準面1Cから平角線2の先端部まで規定の長さLとなっているので、平角線2は、剥離部2Aの中央部で切断されることになる。切断時に平角線2に張力をかけることにより、切断部の端部が切断刃28から逃げるので、切断部の変形を防止して円滑に切断を行うことができる。
その後、位置出しレバー20及びクランププレート21によるクランプを解除し、位置出しレバー20及び押えプレート22を上昇させて、完成したコイル1を払い出す。
このようにして、コイル1から延出した平角線2の先端部を実際にコア3に当接する基準面1Cを基準として正確に位置出しすることができる。
1…コイル、1C…基準面、2…平角線、4…巻線装置、9…送りユニット(送り手段)、11…曲げユニット(曲げ手段)、12…位置出しユニット(位置出し手段)、13…切断ユニット(切断手段)、20…位置出しレバー、24…突き当て基準面

Claims (6)

  1. 平角線を送る送り手段と、平角線を折曲し、エッジワイズ巻きで長方形に巻回して空芯のコイルを形成する曲げ手段と、平角線を切断して前記コイルを分離する切断手段と、前記コイルの内側の基準面と前記コイルから延びる平角線の切断端との間の長さを調整する位置出し手段とを備えた巻線装置であって、
    前記位置出し手段は、前記コイル内に挿入されて前記基準面に当接する突き当て基準面を有し前記平角線の送り方向に沿って移動可能な位置出しレバーを備え、
    巻回された前記コイルに前記位置出しレバーを挿入し、該位置出しレバーを送り方向に移動させ、前記突き当て基準面を前記基準面に当接させて前記コイルを所定の位置まで移動させ、前記切断手段によって前記平角線を切断することを特徴とする巻線装置。
  2. 前記位置出しレバーによって前記コイルを移動させる際、前記送り手段によって前記平角線に送り方向の推力を付与することを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  3. 前記切断手段によって前記平角線を切断する際、前記平角線を固定し、前記位置出し手段によって前記平角線に張力を付与した状態で、前記平角線を切断することを特徴とする請求項1又は2に記載の巻線装置。
  4. 平角線を折曲し、エッジワイズ巻きで長方形に巻回して空芯のコイルを形成する巻線方法において、
    巻回された前記コイルに位置出しレバーを挿入し、該位置出しレバーを移動させて前記コイルの内側の基準面に前記位置出しレバーの突き当て基準面を当接させて前記コイルを所定の位置まで移動させ、前記平角線を切断することを特徴とする巻線方法。
  5. 前記位置出しレバーによって前記コイルを移動させる際、前記平角線に送り方向の推力を付与することを特徴とする請求項4に記載の巻線方法。
  6. 前記平角線を切断する際、前記平角線を固定し、前記位置出しレバーによって前記平角線に張力を付与した状態で、前記平角線を切断することを特徴とする請求項4又は5に記載の巻線方法。
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