JP2014225217A - 決済代行サーバ及び決済システム - Google Patents

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Abstract

【課題】消費者(ユーザ)及び商品の販売者の双方にとりメリットのある決済システムを提供し、これにより消費活動をより一層活性化する。
【解決手段】決済代行サーバ12は、販売者から販売者端末16等から供給された商品情報毎にリンクを生成する。ユーザ端末から商品の購入情報を受信すると、決裁方法選択画面をユーザ端末10に表示するとともに、所定の広告を表示する。ユーザが広告に対して指定のアクションを行うと、ユーザにポイントが付与され、このポイントを商品購入代金に充当することができる。決済情報は決済サーバ14に送信される。決済代行サーバ12は、広告料で決済手数料を充当し、販売者に対して決済手数料を差し引くことなく代金を支払う。
【選択図】図1

Description

本発明は決済代行サーバ及び決済システムに関し、特に広告表示と連携した決済システムに関する。
商品の販売や役務の提供を行う業者のサーバと決済サーバとの間に決済を代行するサーバを介在させたシステムにおいて、決済結果を通知する際に、広告情報を提供することのできる決済代行システムが提案されている。
例えば、特許文献1には、決済情報に基づいて形成され広告情報を選択するための区分である広告セグメント情報と広告取得先アドレスとを関連付けて保存する広告選択サーバと、決済時に加盟店サーバから送られてくる決済情報に広告表示条件が含まれている場合は、該決済情報をもとに広告セグメント情報を生成して広告選択サーバへ送信し、広告取得先アドレスを受信する広告連携処理手段と、決済処理の結果および広告取得先アドレスをもとに応答電文を作成して加盟店サーバへ送信するトランザクション処理手段とを設け、加盟店サーバを介して当該応答電文をもとに作成された注文完了画面を消費者端末上に表示させると共に、該応答電文に含まれている広告取得先アドレスを用いて該消費者端末に広告情報を取得させて、該注文完了画面上に表示させる技術が記載されている。
特開2010−44538号公報
しかしながら、上記従来技術では、注文完了画面上に広告情報を表示するに留まっており、消費者、及び商品の販売や役務の提供を行う業者にとっても十分なメリットが得られるとは言い難い。
本発明の目的は、消費者(以下、ユーザという)、及び商品の販売者の双方にとりメリットのある決済システムを提供し、これにより消費活動をより一層活性化することにある。
本発明は、互いに通信ネットワークを介して接続されたユーザ端末、決裁サーバ、及び決裁代行サーバを含む決済システムにおける決済代行サーバであって、商品販売者から供給された商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、前記商品に対応付けてリンク情報を生成して前記販売者に供給するリンク情報生成手段であって、前記リンク情報は、決裁代行サーバのアドレスを示す情報である、リンク情報生成手段と、前記リンク情報に応じて前記ユーザ端末から送信された商品の購入情報及びユーザに関する情報を受信する受信手段と、ユーザ毎に蓄積されたポイントデータを記憶するポイントデータ記憶手段であって、前記ポイントデータは、ポイントの値に応じて商品購入時の支払金額に充当し得るデータである、ポイントデータ記憶手段と、前記購入情報及び前記ユーザに関する情報に応じ、そのユーザのポイントデータを前記ポイントデータ記憶手段から読み出して前記ユーザ端末に送信し、所定の広告を含む決済用画面データを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、前記ユーザ端末から送信された前記広告の選択情報に応じ、そのユーザのポイントデータにさらにポイントデータを付加して更新する更新手段と、前記ユーザ端末から送信された、前記ポイントデータを用いた決済情報に応じて前記決済サーバから送信された、決裁の完了通知を受信して前記販売者に通知する通知手段と、前記販売者に対して、決裁手数料を差し引くことなく前記商品の購入代金を支払う処理を実行する手段とを備えることを特徴とする。本発明における商品には、役務も含まれる。
本発明の一つの実施形態では、さらに、前記商品販売者から供給された広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、前記ユーザ端末に前記広告情報を送信する広告情報送信手段と を有し、決済代行とともに前記商品販売者の広告情報の送信を行うことを特徴とする。また、前記更新手段は、前記広告情報に対する所定の成果に対して付与される成果ポイントデータを、前記ポイントデータ記憶手段に記憶される前記ポイントデータに付加して更新することを特徴とする。また、前記広告情報を他のサーバあるいは他のコンピュータに提供する手段を備え、前記更新手段は、前記他のサーバあるいは他のコンピュータから送信された広告情報ではなく、前記広告情報送信手段から送信された広告情報に対する所定の成果に対して付与される成果ポイントデータを、前記ポイントデータ記憶手段に記憶される前記ポイントデータに付加して更新することを特徴とする。
また、本発明は、互いに通信ネットワークを介して接続されたユーザ端末、決裁サーバ、決裁代行サーバ、及び販売者端末を含む決済システムであって、前記決済代行サーバは、前記販売者端末から送信された商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、前記商品に対応付けてリンク情報を生成して前記販売者端末に送信するリンク情報生成手段であって、前記リンク情報は、決裁代行サーバのアドレスを示す情報である、リンク情報生成手段と、前記リンク情報に応じて前記ユーザ端末から送信された商品の購入情報及びユーザに関する情報を受信する受信手段と、ユーザ毎に蓄積されたポイントデータを記憶するポイントデータ記憶手段であって、前記ポイントデータは、ポイントの値に応じて商品購入時の支払金額に充当し得るデータである、ポイントデータ記憶手段と、前記購入情報及び前記ユーザに関する情報に応じ、そのユーザのポイントデータを前記ポイントデータ記憶手段から読み出して前記ユーザ端末に送信し、所定の広告を含む決済用画面データを前記ユーザ端末に送信する決済画面データ送信手段と、前記ユーザ端末から送信された前記広告の選択情報に応じ、そのユーザのポイントデータにさらにポイントデータを付加して更新する更新手段と、前記ユーザ端末から送信された、前記ポイントデータを用いた決済情報に応じて前記決済サーバから送信された、決裁の完了通知を受信して前記販売者端末及び前記ユーザ端末に送信する完了通知送信手段と、販売者に対して、決裁手数料を差し引くことなく前記商品の購入代金を支払う処理を実行する手段とを備えることを特徴とする。本発明における商品には、役務も含まれる。
本発明では、決裁画面に広告を表示し、商品の購入を希望するユーザは当該決済画面において広告を視認し、広告を選択することができる。決済代行サーバは、このような広告配信機能を有しており、これに対する対価として広告主から広告料を受け取ることができる。また、ユーザは、広告を選択することでポイントデータを取得し、このポイントデータを用いて商品購入代金に充当することができる。さらに、商品の販売者は、決裁代行サーバから決済手数料を差し引かれることなく商品の代金を受け取ることになる。決済代行サーバでは、広告料で決済手数料を充当することができる。すなわち、決裁代行サーバは、決裁画面に表示される広告と、決裁手数料とを連動させ、決裁画面に広告を表示することにより、決裁手数料を差し引くことなく販売者に商品購入代理金を支払う処理を実行する。
本発明によれば、ユーザ及び販売者双方にメリットがある決済システムを提供することができ、消費活動を活性化し得る。
実施形態のシステム構成図である。 決済代行サーバの構成図である。 データベースの詳細図である。 実施形態における決済処理の模式図(その1)である 実施形態における決済処理の模式図(その2)である。 他の実施形態におけるシステム構成図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、商品の販売・購入を例にとり説明する。なお、本実施形態では商品の販売・購入について説明するが、これは容易に役務の提供にも適用することができ、本実施形態における「商品」には当然に役務も含まれるものとする。
図1に、本実施形態における決済システムの全体構成図を示す。決済システムは、ユーザ端末10、決済代行サーバ12、決済サーバ14、販売者端末16、広告主端末18を含み、これらの端末及びサーバは、インターネット20を介して相互に接続される。
ユーザ端末10は、商品の購入者及び消費者であるユーザ(エンドユーザ)が使用する端末であり、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯電話、スマートフォン等である。
決済代行サーバ12は、ユーザ、販売者と外部決済サーバとの間に介在するサーバであり、決済処理を代行するサーバである。決済代行サーバ12は、サーバコンピュータとしての周知の構成、すなわちプロセッサ、プログラムメモリ、ワーキングメモリ、データベース等を備える。
決済サーバ14は、ユーザが商品を購入する際に、所定の決済処理を実行する。決済サーバ14は、決済に必要な各種情報(ユーザの個人情報を含む)をユーザ端末10からインターネット20を介して入力し、決済処理が完了すると、完了通知を決済代行サーバ12に出力する。
販売者端末16は、商品の販売者が使用する端末であり、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯電話、スマートフォン等である。販売者は、販売者端末16を用いて自己が販売しようする商品の情報を決済代行サーバ12に送信する。また、販売者端末16は、決済代行サーバ12から、当該商品を購入するための購入用URL情報を決済代行サーバ12から受信する。販売者は、販売者端末16あるいはその他の端末を用いて自己のwebサイトに当該商品の情報を掲載する。
広告主端末18は、webサイトに広告を掲載しようとする広告主の使用する端末であり、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯電話、スマートフォン等である。広告主は、広告主端末18から掲載を希望する広告情報を決済代行サーバ12に送信する。広告は、報酬型広告(リワード広告)であり、ユーザはwebサイトに表示された広告をクリックし、あるいは広告アプリをインストールすることで自己の所望するアイテムやポイント等を取得することができる。また、広告主は、広告がユーザによりクリックされ、あるいは広告アプリがインストールされたことをもって広告の成果を認識することができる。
図2に、決済代行サーバ12の構成ブロック図を示す。決済代行サーバ12は、CPU12a、ROM12b、RAM12c、入出力インタフェース(I/F)12d、データベース12e及びバス12fを備える。
CPU12aは、ROM12bに記憶されたプログラムに従い、RAM12cをワーキングメモリとして用いて所定の決済代行処理を実行する。決済代行処理には、以下の各処理が含まれる。
(a)販売者端末16から商品に関する情報を入力する処理
(b)販売者端末16に対して購入用URLを発行して送信する処理
(c)ユーザ端末10からの購入用URLを用いた要求に対して該当する商品の詳細情報をユーザ端末10に送信する処理
(d)購入者であるユーザの情報を入力する処理
(e)購入者であるユーザに対して決済方法の選択を提示する処理
(f)決済画面に広告を表示するとともにユーザにポイントを付与する処理
(g)決済サーバ14にて決裁処理が完了した場合に決済サーバ14から送信される完了通知を受信する処理
(h)販売者に対する購入完了の通知処理
(i)ユーザに対する購入完了の通知処理
(j)販売者に対する商品代金の支払処理(決済手数料を差し引くことのない支払処理)
入出力I/F12dは、インターネット20に接続されたユーザ端末10、決済サーバ14、販売者端末16、広告主端末18から各種データを受信するとともに、CPU12aにより実行された所定の決済代行処理の結果をインターネット20を介してこれらの端末やサーバに送信する。
データベース12eは、ユーザ、販売者、商品、広告、決済サーバの各種情報を記憶する。CPU12aは、入出力I/F12dを介して受信した各種データをデータベース12eに記憶するとともに、データベース12eに記憶された各種データを読み出して決済代行処理を実行する。
図3に、データベース12eの詳細を示す。データベース12eは、販売者情報データベース(DB)、商品情報DB、購入用URLDB、ポイント情報DB、広告情報DB、外部決済情報DBを備える。
販売者情報DBは、販売者の情報を記憶するデータベースである。販売者の住所や氏名、店舗情報、取扱商品の情報、銀行口座情報等を記憶する。
商品情報DBは、販売者が販売しようとする商品の詳細情報、例えば商品名、商品番号、商品のサンプル写真、商品の値段、商品の特性、商品の産地、生産者等を記憶するデータベースである。
購入用URLDBは、商品毎に設定されたURLを記憶するデータベースである、決済代行サーバ12のCPU12aは、販売者から提供された商品毎にリンク情報としてURLを生成し、各商品に対応付けて生成したURLをデータベースに記憶する。商品A、商品B、商品Cが存在するものとすると、
商品A−URLa
商品B−URLb
商品C−URLc
等である。なお、CPU12aは、商品毎に生成したURLを販売者端末16にも送信する。販売者は、決済代行サーバ12から取得した商品毎のURLを用いて自己のwebサイト等で商品を掲載する。商品毎に対応付けて生成されたURLは、決済代行サーバ12のアドレスを示すものであり、ユーザが商品を購入するために販売者のwebサイトにおいて商品をクリックすると、その商品に対応付けられたURLによりユーザのクリック情報は決済代行サーバ12に送信される。
ポイント情報DBは、ユーザ毎に付与されたポイントデータを記憶するデータベースである。ポイントは、ユーザが決済代行サーバ12を利用して決済を行う場合に付与される。ポイントは仮想通貨として機能し、ユーザはポイントを用いて商品を購入することができる。つまり、ユーザはポイントを所定の金額に換算し、その分の代金を商品の購入代金に充当することができる。より詳しくは、ポイントは、ユーザが決済代行サーバ12を利用して決済を行う際に広告が表示され、この広告に対して指定のアクションを行うことで付与される。指定のアクションは、広告のクリックや広告アプリのインストール等である。指定のアクションの具体的な態様は、広告主が指定することができる。
広告情報DBは、広告主端末18から送信された広告情報を記憶するデータベースである。広告情報DBは、広告のコンテンツ自身を記憶する他、広告のコンテンツは別のサーバに記憶しておき、別のサーバに記憶された広告のコンテンツにアクセスするためのIDを記憶してもよい。
外部決済情報DBは、外部の決済システム、具体的には決済サーバ14についての情報を記憶するデータベースである。
以下、本実施形態の処理について詳細に説明する。
図4及び図5に、本実施形態の決裁処理を、ユーザ(エンドユーザ)、販売者、決済代行サーバ12、外部決済システム(決済サーバ14)に分けて模式的に示す。
図4において、販売者は、販売者端末16を用いて販売を希望する商品を登録する。販売者端末16は、登録された商品の商品情報をインターネット20を介して決済代行サーバ12に送信する。
決済代行サーバ12は、入出力I/F12dを介して商品情報を受信する。決済代行サーバ12のCPU12aは、販売者の情報をデータベース12eの販売者DBに記憶し、受信した商品情報を商品情報DBに記憶する。また、CPU12aは、商品購入webページを自動生成して商品情報DBに記憶する。また、CPU12aは、その商品に対応付けてリンク(購入用URL)を発行し、発行したURLを商品に対応付けて購入用URLDBに記憶するとともに、販売者端末16に送信する。
販売者端末16は、決済代行サーバ12から送信された購入用URLを受信し、販売者が保有するメディアやwebサイトの商品詳細ページで、商品に当該受信したURLをリンクさせる。
エンドユーザは、ユーザ端末10を用いて販売者のメディアやwebサイトを閲覧し、購入を希望する商品があると、商品のURLをクリックする。商品にリンクされたURLは、決済代行サーバ12のアドレスを指定しているから、商品のクリック情報はユーザ端末10からインターネット20を介して決済代行サーバ12に送信される。
決済サーバ12のCPU12aは、入出力I/F12dを介してユーザ端末10からクリック情報を受信すると、先に自動作成した商品購入ページをデータベース12eの商品情報DBから読み出し、ユーザ端末10に送信する。商品購入ページには、商品の名称や値段、商品の画像、商品の特性等の詳細情報が含まれる。また、商品購入ページには、購入ボタン及び購入個数の指定フィールドも含まれる。
ユーザは、ユーザ端末10に表示された商品購入ページを閲覧し、当該商品の購入を希望すると、商品購入ページに含まれる購入個数に希望する個数を入力して購入ボタンを操作する。ユーザ端末10は、購入個数及び購入操作情報をインターネット20を介して決済代行サーバ12に送信する。
決済代行サーバ12のCPU12aは、購入個数及び購入操作情報を入出力I/F12dを介して受信すると、購入者情報入力画面データを生成してユーザ端末10に送信する。
ユーザは、ユーザ端末10に表示された購入者入力画面を視認して、購入者情報、すなわちユーザ自身の情報を入力する。購入者情報は、住所や氏名、ユーザID、パスワード等である。ユーザ端末10は、購入者情報をインターネット20を介して決済代行サーバ12に送信する。
決済代行サーバ12のCPU12aは、購入者情報を入出力I/F12dを介して受信し、データベース12eのユーザ情報DBに記憶する。また、CPU12aは、ポイント情報DBにアクセスして、ユーザが現在まで蓄積しているポイントデータを取得する。そして、CPU12aは、決済方法選択画面データを生成し、当該ユーザのポイントデータとともにユーザ端末10に送信する。決済方法には、クレジットカードによる支払、現金による支払、コンビニエンスストアでの支払い、銀行振り込みでの支払い、電子マネーでの支払いの他、ポイントを貯めての支払がある。
ユーザは、ユーザ端末10に表示された決済方法選択画面を視認し、決済方法を選択する。また、同画面に表示されたポイントデータを視認し、現在までに蓄積されたポイントデータを把握する。ユーザがポイントを貯めての支払を選択すると、ユーザ端末10はその操作情報を決済代行サーバ12に送信する。
決済代行サーバ12のCPU12aは、入出力I/F12dを介して「ポイントを貯めての支払」の操作情報を受信すると、データベース12eの広告情報DBにアクセスし、所定の広告情報を読み出して広告表示画面データを生成し、ユーザ端末10に送信する。広告情報は、ユーザが購入を希望する商品に関連した広告情報とすることが望ましいが、必ずしもこれに限定されない。また、ユーザの嗜好を分析し、ユーザの嗜好に合致する広告を表示する技術は公知であるが、本実施形態の広告は必ずしもこれに限定されない。決済代行サーバ12を管理・運用する代行業者は、広告を表示するに際し、広告主から広告掲載料を徴収する。広告掲載料の徴収金額を含む徴収状況は、データベース12eに記憶してもよく、別のサーバに記憶してもよい。広告表示画面データは、決裁方法を選択する手続の中でユーザ端末10に送信されるものであるから、広告は決済画面において表示されるといえる。また、広告は、商品の購入を希望し、かつ、ポイントを貯めようとするユーザが常に視認するといえる。
ユーザは、ユーザ端末10に表示された広告画面を視認し、指定のアクションを行うことで広告を選択する。指定のアクションは、上記のように広告のクリックや広告アプリのインストール等である。ユーザ端末10は、ユーザの広告選択情報を広告情報のリンク先、具体的には広告主端末18に送信する。なお、広告選択情報は直接広告主端末18に送信するのではなく、決済代行サーバ12を経由して広告主端末18に送信してもよい。広告主端末18は、ユーザ端末10から直接受信した、あるいは決済代行サーバ12を経由して間接的に受信した広告選択情報を受信し、広告の成果が達成されたことを検出して、決済代行サーバ12にポイント付与の許可通知を送信する。
決済代行サーバ12のCPU12aは、入出力I/F12dを介して広告主端末18からのポイント付与の許可通知を受信すると、データベース12eのポイント情報DBにアクセスし、当該ユーザのポイントデータを更新する。すなわち、当該ユーザの現在のポイントに、新たに広告を選択したことにより生じたポイントを加算して更新する。その後、CPU12aは、再び決済方法選択画面データをユーザ端末10に送信する。なお、この際に、更新後のポイントを併せてユーザ端末10に送信する。次に、図5の処理に移行する。
図5において、ユーザは、ユーザ端末10に表示された決済方法選択画面を視認し、決済方法を選択する。なお、この際、ユーザが広告選択を行っていればその選択行為に応じてポイントが加算されており、加算されて増額されたポイントを使用して支払に充当することができる。例えば、商品の代金が5000円であり、ポイント換算が3000円であれば差額の2000円をクレジットカード等で支払えばよく、ポイント換算が5000円以上であれば支払金額はゼロとなる。ユーザが例えばクレジットカードでの支払いを選択すると、ユーザ端末10は選択情報をインターネット20を介して外部決済システム、具体的には決済サーバ14に送信する。
決済サーバ14は、ユーザ端末10からの選択情報を受信すると、所定の決済画面データをユーザ端末10に送信する。ユーザは、ユーザ端末10に表示された決済画面を視認し、必要な決済情報、例えば氏名やクレジットカードの番号、有効期限等の情報を入力する。決済情報には、ポイントを使用した後の購入代金残額も含まれる。ユーザ端末10は、これらの決済情報をインターネット20を介して決済サーバ14に送信する。決済サーバ14は、決済情報を受信すると、所定の決済処理を実行する。決済処理が完了すると、決済サーバ14は、決済完了通知を決済代行サーバ12に送信する。
決済代行サーバ12のCPU12aは、入出力I/F12dを介して決済完了通知を受信すると、ユーザ端末10に購入完了通知を送信する。また、CPU12aは、データベース12eの販売者DBにアクセスし、ユーザにより購入され決済された商品の販売者情報を読み出し、販売者端末16に購入情報を送信する。購入情報には、購入された商品情報と購入したユーザの情報が含まれ、購入したユーザの情報はデータベース12eのユーザ情報DBから読み出される。
ユーザは、ユーザ端末10に表示された購入完了通知を視認することで、商品の購入手続が完了したことを知ることができる。また、販売者は、販売者端末16に表示された購入情報を視認することで、商品が購入されたことを知ることができる。販売者は、購入情報に含まれる商品情報及びユーザ情報を用いて、商品を当該ユーザ宛てに発送する。これにより、ユーザは、購入した商品を受け取ることができる。
一方、商品購入の代金については、以下のように処理される。すなわち、クレジットカード払いの場合、通常であれば、クレジットカード会社が決済手数料を差し引いた金額を販売者に支払うことになり、販売者は決済手数料分だけ減額された金額を受け取ることになる。しかしながら、本実施形態では、決裁代行サーバ12の管理・運用主体である代行業者がクレジットカード会社に対して代金を請求し、クレジットカード会社はこれに対して決済手数料を差し引いた金額を代行業者に支払う。クレジットカード会社はユーザに対して代金を請求し、ユーザはクレジットカード会社に対して代金を支払う。また、代行業者は、決裁手数料を差し引くことなく、代金の全額を販売者に支払う。具体的には、決裁代行サーバ12のCPU12aは、所定の期日(例えば月締め)に、販売者の銀行口座宛てに商品購入代金の振込処理を実行する。もちろん、所定の期日に、販売者に振り込むべき商品購入代金を記載した書面を印刷する処理を実行することで、販売者に対する支払の処理としてもよい。本実施形態では、クレジットカードによって商品を販売したにもかかわらず、販売者は決済手数料を減額されることなく、代金の全額を受け取ることが可能である。図5において、決裁代行サーバ12で代金を振り込み、販売者が代金を受け取ると示されているが、これは、決裁代行サーバ12において決済手数料を差し引くことなく代金の全額を販売者に代金を振り込み、販売者は代金の全額を受け取ることを意味している。
ここで、クレジットカード会社は、決裁手数料を差し引いた金額を代行業者に対して支払い、代行業者は販売者に対して決済手数料を差し引くことなく代金の全額を支払うため、代行業者としては決裁手数料の分だけマイナスになるが、決裁方法選択画面に広告が表示され、この広告収入があるためこの不足分を広告収入で補償することができる。代行業者は、決裁代行サーバ12によって決済画面に広告を表示し、ユーザに広告を選択してもらうことによって、広告収入を決済手数料に充当させ、これにより決済手数料を無料化できるといえる。
また、決裁システムにおけるデータの流れに即して説明すると、広告が選択されることにより有価データが生成され、この有価データによりユーザに対して付与すべきポイントデータを生成するとともに、販売者に対して決済手数料を無料化するためのデータを生成するといえる。ユーザが広告を選択することによって生成される有価データで決済手数料データを相殺するということもできる。
このように、本実施形態の特徴の一つは、販売者に対して決済手数料を無料化できる点にある。決済手数料が無料化されることで、販売者にとっては、決裁代行サーバ12を介した商品販売のインセンティブが付与されることになる。
また、ユーザにとっては、商品購入に伴う決済画面に表示された広告を選択することによって、ポイントを貯めることができ、当該ポイントを用いて商品の購入代金に充当することができるので、決裁代行サーバ12を介した商品購入のインセンティブが付与されることになる。
さらに、広告主にとっては、上記のインセンティブに起因してユーザがより頻繁に広告を選択するようになり、自己の広告効果を一層高めることができる。
以上のように、本実施形態の決済システムによれば、販売者及びユーザ、さらには広告主に対して適切なインセンティブを付与することができ、これにより消費活動を一層活性化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、販売者端末16から商品情報を決済代行サーバ12に送信しているが、これに限定されず、販売者がオフラインで商品情報を決済代行サーバ12に提供してもよい。販売者は、任意の形態で商品情報を決済代行サーバ12に供給することができる。また、本実施形態では、決裁代行サーバ12は購入完了通知を販売者端末16に送信しているが、決裁代行サーバ12は、オフラインで(例えば書面を印刷し、郵送により)販売者に購入完了を通知してもよい。この意味で、必ずしも販売者端末16はインターネット20に接続されている必要はない。広告主端末18についても同様であり、広告主は、広告主端末18から広告情報を決済代行サーバ12に送信しているが、これに限らず、オフラインで広告情報を決済代行サーバ12に供給してもよい。
また、本実施形態では、既述したように決済画面に表示される広告の種類は問わないが、その一例はCPI(Cost Per Install)である。すなわち、ユーザが当該広告のアプリをインストールすることでゲーム等のアイテムを取得することができるものであり、このような広告はユーザに選択される可能性が高いものといえる。
また、本実施形態におけるユーザ端末10は、既述したようにパーソナルコンピュータやスマートフォン等であるが、特にスマートフォンとした場合の適用例は以下の通りである。すなわち、ユーザは、スマートフォンを用いて商品を閲覧し、所望の商品をクリックする。所望の商品の情報には決済代行サーバ12のアドレスを指定するURLがリンク情報としてリンクされており、クリック情報は決済代行サーバ12に送信される。決済代行サーバ12は、クリック情報に応じてその商品の詳細情報をユーザのスマートフォンに表示する。ユーザは、詳細情報を視認して、商品の購入を決定すると、購入ボタンを操作する。決済代行サーバ12は、ユーザのスマートフォンからの購入情報に応じ、決裁画面(決済方法を選択する画面)をユーザのスマートフォンに表示するとともに、所定の広告を表示する。ユーザが表示された広告を選択する(例えば広告アプリをインストールする)と、その広告選択情報は広告主に提供される。決済代行サーバ12は、広告主からポイント付与の許可通知を受信すると、そのユーザのポイントを加算して更新する。決済代行サーバ12は、更新後のポイントを改めてユーザのスマートフォンに送信する。ユーザのスマートフォンには、更新後のポイント及び/又は更新後のポイントを代金に充当した場合の購入代金の残金が表示される。
ユーザが、購入代金の残金を確認し、決裁方法を選択して確定すると、決裁情報はスマートフォンから決済サーバ14に送信される。決済代行サーバ12は、決裁サーバ14から購入完了通知を受信すると、スマートフォンに購入完了通知を送信する。ユーザは、スマートフォンを視認することで、所望の商品の購入が完了したことを知ることができる。商品の代金は、後日、所定の日に例えばユーザの銀行口座から支払われる。ユーザは、スマートフォンから商品の購入ボタンを操作し、必要な決済情報を入力するだけで、商品を購入することができる。しかも、決裁画面に表示された広告を選択することでポイントが
付与され、当該ポイントを商品の購入代金に充当することができるため、広告を選択するインセンティブが付与される。他方、決裁代行サーバ12は、決裁サーバ14あるいは決済サーバ14の管理・運用者に対して商品購入代金を請求し、決裁サーバ14あるいはその運用・管理者から決済手数料を差し引いた代金を受け取る。また、決裁代行サーバ12は、所定の期日に販売者に対して決済手数料を差し引くことなく商品の購入代金を支払う処理(例えば販売者の銀行口座に振り込む処理)を実行する。決済代行サーバ12は、広告主から支払われた広告料データ及び決裁手数料データをデータベース12eに記憶し、広告料データと累計の決済手数料データとを大小比較して、累計の決済手数料が広告料データに応じて定まる所定の金額となるまでは決済手数料を無料とすることも可能である。
また、本実施形態では、販売者は、販売者端末16を用いて販売を希望する商品の情報や決済に必要な情報を決済代行サーバ12に送信して商品を販売しているが、このような商品の販売とともに、商品その他の販売者の広告情報を決済代行サーバ12に送信し、決済代行サーバ12にて所望の広告をユーザ端末10に送信(配信)してユーザにプロモーションしてもよい。
従来においては、販売者は、販売用システムの構築、決済システムの導入、及びプロモーション運用をそれぞれ独立して行う必要があり、多大な工数が要求されている。このように、販売と決済を決済代行サーバで実行するとともに、広告を配信して決済代行サーバ12でプロモーションも同時に実行することで、販売者の負担を著しく軽減することができる。
図6に、販売者が商品情報・決済情報の登録を行うとともに、広告出稿を行う場合のシステム構成図を示す。図1と異なる点は、決済代行サーバ12が、決済機能モジュールと広告機能モジュールを備える点である。なお、両モジュールは、図2に示すCPU12a、ROM12b、RAM12c、入出力I/F12d及びデータベース12eでそれぞれ実現してもよく、あるいは単一の構成で実現してもよい。以下の説明では、図2に示す構成で決済機能モジュール及び広告機能モジュールを実現する場合を例にとり説明する。また、図ではユーザ端末10としてユーザ端末10a及びユーザ端末10bを例示しているが、これらはそれぞれ別の端末でもよく、同一の端末でもよい。
決済機能モジュールの処理は上述した通りであり、販売者端末16から商品に関する情報を入力し、ユーザ端末10aからの購入用URLを用いた要求に対して該当する商品の詳細情報を送信し、ユーザ端末10aに対して決済方法の選択を提示し、決済画面に広告を表示するとともにユーザにポイントを付与し、販売者及びユーザに対して購入完了を通知し、販売者に対して商品代金の支払処理(決済手数料を差し引くことのない支払処理)を実行する。
他方、広告機能モジュールの処理は、以下の通りである。すなわち、販売者は、販売者端末16から広告情報を決済代行サーバ12に送信する。決済代行サーバ12の広告機能モジュールは、販売者端末16から送信された広告情報を受信してデータベース12eに記憶する。広告機能モジュール(CPU12a)は、データベース12eに記憶された広告情報を所定の媒体、例えば所定のwebページや所定のゲームアプリ等に表示する。販売者端末16から決済代行サーバ12に送信される広告情報は、好適にはリワード広告情報である。
リワード広告情報の場合、広告機能モジュールは、広告情報をユーザ端末10bに送信し、ユーザ端末10bで実行される媒体アプリ用SDK(Software Development Kit)は、媒体アプリの所定の位置に広告画面を表示する。広告画面には、例えば、広告一覧画面と広告アプリ詳細画面がある。なお、媒体アプリの開発者は、決済代行サーバ12にアクセスしてログインし、媒体アプリ用SDKをダウンロードして、ユーザ端末10b上で動作する媒体アプリに組み込むことができる。
リワード広告情報の処理は公知であり、例示すると以下の通りである。
媒体アプリ用SDKが媒体アプリ内で起動すると、list API requestを決済代行サーバ12の広告機能モジュールに送信する。
広告機能モジュールは、このrequestに応じて広告一覧データをユーザ端末10bの媒体アプリ用SDKに返信する。媒体アプリ用SDKは、広告一覧画面をユーザ端末10bの画面に表示する。また、媒体アプリ用SDKは、detail API requestを広告機能モジュールに送信する。
広告機能モジュールは、このrequestに応じて広告アプリ詳細データをユーザ端末10bの媒体アプリ用SDKに返信する。
ユーザ端末10bの媒体アプリ用SDKは、広告アプリ詳細画面をユーザ端末10bの画面に表示する。広告アプリ詳細画面には、「ダウンロード」の項目が表示される。
ユーザがユーザ端末10bに表示された広告アプリ詳細画面において「ダウンロード」をタップ(クリック)すると、媒体アプリ用SDKは、tap API requestを広告機能モジュールに送信する。tap API requestには、媒体アプリID,ユーザID,ユーザ端末ID,広告アプリIDが含まれる。
広告機能モジュールは、取得したこれらのデータをRAM12bに記憶するとともに、これら媒体アプリID,ユーザID,ユーザ端末ID,広告アプリIDの各データを所定のダウンロードサービスサイトに送信する。広告機能モジュールは、予め広告アプリIDとこれを記憶するダウンロードサービスサイトとの対応関係をデータベース12eに記憶しており、広告アプリIDに基づいてダウンロードサービスサイトを特定してこれらのデータを送信する。
一方、ダウンロードサービスサイトは、ユーザ端末10bのタップに応じ、すなわち受信したこれらのデータに応じて広告アプリをユーザ端末10bに送信する。
ユーザ端末10bの媒体アプリ用SDKは、広告アプリがユーザ端末10bにインストールされたか否かをパッケージ名で監視し、インストールされたことを検知すると、watch API requestを広告機能モジュールに送信する。watchAPIrequestには、媒体アプリID、ユーザID、ユーザ端末ID、広告アプリIDが含まれる。
広告機能モジュールは、タップ時に取得した媒体アプリID、ユーザID、ユーザ端末ID、広告アプリIDと、インストール検知時に取得した媒体アプリID、ユーザID、ユーザ端末ID、広告アプリIDとを照合して、広告アプリがインストールされた当該媒体アプリを特定する。広告機能モジュールは、リワード広告の成果が確定した情報を媒体アプリに通知する。通知するデータには、媒体アプリ用SDKから送信されたユーザID,ユーザ端末ID、媒体アプリ主が獲得したポイント数が含まれる。ユーザには、広告アプリのダウンロードに伴ってポイント(仮想通貨)が付与される。ポイントは媒体アプリ内で使用し得るポイントであるが、必ずしもこれに限定されない。
以上の処理を実行した後、図6に示すように、広告機能モジュールは、リワード広告の成果が確定すると、広告情報を出稿した販売者の販売者端末16に対して広告料を請求するための請求データを送信する。販売者は、この請求データに応じて広告出稿の対価として支払いを行う。
決済機能モジュールと広告機能モジュールは、相互に決済処理に伴うデータと広告処理に伴うデータを送受する。具体的には、決済機能モジュールのポイントDBには、ユーザが決済代行サーバ12を利用して決済を行う場合に付与されるポイントが記憶されており、具体的には決済を行う際に表示される広告に対して所定のアクションを行うことで付与されるポイントが付与される。他方、媒体アプリに表示された広告をクリックないし広告アプリをダウンロードした場合に、ユーザにはポイントが付与される。広告機能モジュールは、リワード広告にアクセスすることでユーザが獲得したポイントデータ(成果ポイントデータ)を決済機能モジュールに送信し、決済機能モジュールは、広告機能モジュールから受信したポイントデータを、既にポイントDBに記憶されているポイントデータに付加することで更新する。
より具体的には、CPU12aは、ポイント情報DBに記憶されているユーザ毎のポイントデータを読み出し、同一ユーザについて広告機能モジュールから送信されたポイントデータ(成果ポイントデータ)を付加して更新し、更新後のポイントデータをポイント情報DBに記憶する。決済機能モジュールでポイントデータを更新するために、決済機能モジュールにおけるユーザIDと広告機能モジュールにおけるユーザIDは、同一ユーザに対して一意のIDを付与しておくのが望ましい。もちろん、同一のユーザに対して両機能モジュールで異なるIDを付与しても、その対応関係を示すテーブルをいずれかのモジュールで保持しておけばよい。ポイントDBは、決済画面に表示された広告にアクセスすることで付与されるポイントデータに加えて、販売者が出稿した広告情報にアクセスすることで付与されるポイントデータも蓄積されることになり、ユーザは、これらのポイントを区別することなくともに決済時に使用することができる。もちろん、その逆に、決済機能モジュールから広告機能モジュールにポイントデータを送信し、広告機能モジュールにおいて記憶しているポイントDBに記憶してもよい。この場合、決済時に広告にアクセスすることで取得したポイントを、媒体アプリ内のポイントとして援用することが可能となる。
上記の例では、販売者が出稿する広告情報としてリワード広告を例示したが、これに限定されるものではなく、アフィリエート広告であってもよい。ユーザは、ユーザ端末10bを用いて自己のWebページやSNSで当該広告情報を紹介し、当該広告情報のアクセスに対して付与されたポイントを広告機能モジュールから決済機能モジュールに送信してもよい。要するに、販売者が出稿した広告情報に対し、広告主、すなわち販売者が設定した所定の成果(アクセスやダウンロード等)が達成された場合にユーザに対して付与されるポイントデータを、決済機能モジュールと広告機能モジュールとで共有すればよい。
また、広告機能モジュールは、販売者からの広告情報や広告主からの広告情報を受信し、これらを他のサーバで運用される広告媒体やアフィリエータに提供してもよく、他のサーバの広告媒体は、これらの広告情報をさらに他のユーザ端末10cに送信し、アフィリエータはWebサイトやSNSを介して他のユーザ端末10dに送信してもよい。すなわち、決済代行サーバ12は、自らユーザ端末10bに広告情報を配信する他、他のサーバやアフィリエータを介してより広範囲のユーザ端末に広告情報を配信してもよい。アフィリエータは、アフィリエート広告の運用主体であり、配信されたアフィリエート広告がユーザ端末によりアクセルされる等の所定の成果に応じて、広告主から広告機能モジュールを介して報酬(ポイント等)が支払われる。
この場合、図6から明らかなように、ユーザ端末10a〜10dから見れば、販売者あるいは広告主が出稿した広告情報には、決済代行サーバ12以外にも、他のサーバの広告媒体、アフィリエータのWebサイト、SNSを介してアクセスすることができ、販売者や広告主にとって広告出稿のインセンティブが生じることになる。すなわち、販売者にとっては、決済登録と同時に広告情報を出稿することで、決済代行サーバ12とは別の広告媒体やアフィリエータに広告情報を出稿して多様なユーザに広告情報を提供することができる。他方、決済代行サーバ12は、自己が配信した広告情報にユーザを誘引するために、自己が配信した広告情報にアクセスしたユーザのみに成果ポイントデータを付加することもできる。図6に即して説明すれば、決済代行サーバ12の広告機能モジュールが配信した広告情報にアクセスしたユーザ端末10bのユーザには成果ポイントデータが付与されてポイントDBに蓄積されて決済に利用され、他の広告媒体にアクセスしたユーザ端末10c、10dのユーザには成果ポイントデータが付与されず、決済にも利用することができない。この点も、決済機能モジュールを備える決済代行サーバ12の利点である。決済代行サーバ12は、自己が配信した広告情報であるか否かを、自己が配信した広告情報のみに特定の識別マーカを付与する、あるいは他のサーバやコンピュータに提供した広告情報のみに特定の識別マーカを付与することで区別してもよく、あるいは他のサーバやコンピュータから成果報告が送信された場合にこれに応じてポイントDBを更新しないことで区別してもよい。
なお、決済処理において、代行業者は、決済代行サーバ12によって決済画面に広告を表示し、ユーザに広告を選択してもらうことによって、広告収入を決済手数料に充当させ、これにより決済手数料を無料化しているが、これとは別に、決済代行サーバ12は販売者に対して広告出稿の対価として広告料を請求して広告収入を得ることができるので、この広告収入も決済手数料に充当させることができる。決済処理と広告処理を決済代行サーバ12でともに実行することの利点の一つである。
以上のように、決済代行サーバ12において、決済処理を行うとともに広告配信処理を行うことで、販売者の負担は大幅に軽減される。すなわち、販売者は、あるサーバに対して決済処理を登録し、別のサーバに対して広告出稿する必要がなく、単一の決済代行サーバ12に対して決済処理登録と広告出稿を行うだけでよい。しかも、決済処理と広告配信処理とはポイントデータを介して相互に連係しているため、相乗的な効果が得られる。また、ユーザにとっても、リワード広告にアクセスした場合に付与されるポイントを、そのまま決済時にも用いることができるので、利便性が極めて高い。
なお、決済代行サーバ12は、決済処理を行うとともに広告配信処理を行うが、これは、決済処理と同時に広告配信処理を行う場合の他、決済処理と広告配信処理を時系列に行う場合も含まれる。販売者端末16も、決済代行サーバ12に対して決済登録と広告出稿を同時に行う場合の他、決済登録と広告出稿を時系列で行う場合も含まれる。一つの例は、販売者端末16から商品情報を送信すると同時に、その商品の広告情報を決済代行サーバ12に送信するものである。決済代行サーバ12では、決済機能モジュールで商品情報を処理し、広告機能モジュールで広告情報を処理する。広告情報は、SNSやアフィリエート広告、あるいは広告アプリとして広く配信され得るため、販売者にとって、決済登録とともに広告出稿を行うことができる利点は明らかである。
10 ユーザ端末、12 決済代行サーバ、14 決済サーバ、16 販売者端末、18 広告主端末、20 インターネット。

Claims (4)

  1. 互いに通信ネットワークを介して接続されたユーザ端末、決裁サーバ、及び決裁代行サーバを含む決済システムにおける決済代行サーバであって、
    商品販売者から供給された商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    前記商品に対応付けてリンク情報を生成して前記販売者に供給するリンク情報生成手段であって、前記リンク情報は、決裁代行サーバのアドレスを示す情報である、リンク情報生成手段と、
    前記リンク情報に応じて前記ユーザ端末から送信された商品の購入情報及びユーザに関する情報を受信する受信手段と、
    ユーザ毎に蓄積されたポイントデータを記憶するポイントデータ記憶手段であって、前記ポイントデータは、ポイントの値に応じて商品購入時の支払金額に充当し得るデータである、ポイントデータ記憶手段と、
    前記購入情報及び前記ユーザに関する情報に応じ、そのユーザのポイントデータを前記ポイントデータ記憶手段から読み出して前記ユーザ端末に送信し、所定の広告を含む決済用画面データを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、
    前記ユーザ端末から送信された前記広告の選択情報に応じ、そのユーザのポイントデータにさらにポイントデータを付加して更新する更新手段と、
    前記ユーザ端末から送信された、前記ポイントデータを用いた決済情報に応じて前記決済サーバから送信された、決裁の完了通知を受信して前記販売者に通知する通知手段と、
    前記販売者に対して、決裁手数料を差し引くことなく前記商品の購入代金を支払う処理を実行する手段と、
    を備えることを特徴とする決済代行サーバ。
  2. 互いに通信ネットワークを介して接続されたユーザ端末、決裁サーバ、決裁代行サーバ、及び販売者端末を含む決済システムであって、
    前記決済代行サーバは、
    前記販売者端末から送信された商品に関する情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    前記商品に対応付けてリンク情報を生成して前記販売者端末に送信するリンク情報生成手段であって、前記リンク情報は、決裁代行サーバのアドレスを示す情報である、リンク情報生成手段と、
    前記リンク情報に応じて前記ユーザ端末から送信された商品の購入情報及びユーザに関する情報を受信する受信手段と、
    ユーザ毎に蓄積されたポイントデータを記憶するポイントデータ記憶手段であって、前記ポイントデータは、ポイントの値に応じて商品購入時の支払金額に充当し得るデータである、ポイントデータ記憶手段と、
    前記購入情報及び前記ユーザに関する情報に応じ、そのユーザのポイントデータを前記ポイントデータ記憶手段から読み出して前記ユーザ端末に送信し、所定の広告を含む決済用画面データを前記ユーザ端末に送信する決済画面データ送信手段と、
    前記ユーザ端末から送信された前記広告の選択情報に応じ、そのユーザのポイントデータにさらにポイントデータを付加して更新する更新手段と、
    前記ユーザ端末から送信された、前記ポイントデータを用いた決済情報に応じて前記決済サーバから送信された、決裁の完了通知を受信して前記販売者端末及び前記ユーザ端末に送信する完了通知送信手段と、
    販売者に対して、決裁手数料を差し引くことなく前記商品の購入代金を支払う処理を実行する手段と、
    を備えることを特徴とする決済システム。
  3. 請求項1記載の決済代行サーバにおいて、さらに、
    前記商品販売者から供給された広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、
    前記ユーザ端末に前記広告情報を送信する広告情報送信手段と、
    を有し、決済代行とともに前記商品販売者の広告情報の送信を行い、かつ、
    前記更新手段は、前記広告情報に対する所定の成果に対して付与される成果ポイントデータを、前記ポイントデータ記憶手段に記憶される前記ポイントデータに付加して更新する
    ことを特徴とする決済代行サーバ。
  4. 請求項3記載の決済代行サーバにおいて、さらに、
    前記広告情報を他のサーバあるいは他のコンピュータに提供する手段
    を備え、
    前記更新手段は、前記他のサーバあるいは他のコンピュータから送信された広告情報ではなく、前記広告情報送信手段から送信された広告情報に対する所定の成果に対して付与される成果ポイントデータを、前記ポイントデータ記憶手段に記憶される前記ポイントデータに付加して更新する
    ことを特徴とする決済代行サーバ。
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