JP2014220750A - 映像蓄積配信装置、システム、方法及びプログラム - Google Patents

映像蓄積配信装置、システム、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】重要な映像の保護に伴って映像の蓄積時間が短くなることを抑制する。
【解決手段】符号化部24A,24Bは映像撮影部12から順次入力された映像データを所定の符号化レートで符号化し、エンコーダ制御部34は符号化された映像データを記憶部30に循環的に上書き記憶させ、上書きされる対象から除外される上書き不可の映像データが記憶部30に記憶された場合に、符号化部24A,24Bの符号化を、記憶部30の記憶容量から上書き不可の映像データの容量を減じた残容量と、予め設定された映像データの蓄積時間と、から算出した符号化レートに変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像蓄積配信装置、映像蓄積配信システム、映像蓄積配信方法及び映像蓄積配信プログラムに関する。
映像を保存する技術として、以下の技術が提案されている。第1の技術は、映像データの記録時間と、記録部のデータ空き容量情報とに基づき、エンコーダ部の標準符号化ビットレートを決定し、エンコーダ部で符号化して記録部に記録している。
第2の技術は、録画装置の録画予約制御を実行するシステムにおいて、録画予約時に録画装置のHDDの空き容量、録画時間、及び録画品質に基づいて録画実行時の画質モードを調整し、空き容量が不十分な場合には予約録画を低画質モードで実行する。
第3の技術は、監視カメラから出力される監視映像信号を画像メモリに巡回的に記憶し、アラーム信号が検出されない場合は間引き画像信号を、アラーム信号が検出された場合は過去からのフルフレーム画像信号を媒体に記録する。
特開2006−311414号公報 特開2002−271742号公報 特開2005−051663号公報
映像を記憶させる記憶部の記憶容量には制限があることから、記憶部への映像の記憶は循環的に上書き記憶させることが一般的である。但し、記憶部に記憶した映像の中に、例えば地震発生時等の非常時の映像が含まれている場合、当該映像は重要度が高いことから上書きされる対象から除外することが望ましい。しかしながら、記憶部に記憶した一部の映像を上書きされる対象から除外すると、循環的に上書き記憶される映像データを記憶するための記憶容量が減少し、映像の蓄積時間が短くなるという課題がある。
上記課題に対し、第1の技術及び第2の技術は、重要度の高い映像を上書きされる対象から除外することについて記載されていない。また第3の技術は、アラーム信号が検出されてフルフレーム画像信号を媒体に記録した場合に、間引き画像信号の蓄積時間を確保することについて何ら記載されていない。
本発明は、一つの側面として、重要な映像の保護に伴って映像の蓄積時間が短くなることを抑制することを目的とする。
一つの態様では、記憶部は、所定の記憶容量を有し、映像データの蓄積時間が設定されている。また符号化部は、順次入力された映像データを、記憶部に設定された蓄積時間に応じた所定の符号化レートで符号化し、処理部は、符号化部によって符号化された映像データを記憶部に循環的に上書き記憶させる。そして制御部は、上書きされる対象から除外される上書き不可の映像データが記憶部に記憶された場合に、前記符号化部の符号化の符号化レートを変更する。変更する符号化レートは、記憶部の記憶容量から上書き不可の映像データの容量を減じた残容量と、予め設定された映像データの蓄積時間と、から算出される。
一つの側面として、重要な映像の保護に伴って映像の蓄積時間が短くなることを抑制できる、という効果を有する。
実施形態で説明した映像蓄積配信システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 エンコーダのハードウェア構成の一例を示す概略ブロック図である。 事前設定処理の一例を示すフローチャートである。 映像保護処理の一例を示すフローチャートである。 記憶部における映像データの記憶及び保護の一例を示す概略図である。 映像データが表す映像の変化量の一例を示す線図である。 記憶部に映像データが記憶された状態の一例を示す概略図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に係る映像蓄積配信システム10が示されている。映像蓄積配信システム10は、映像撮影部12、当該映像撮影部12に接続されたエンコーダ14、当該エンコーダ14とネットワーク16を介して接続された映像利用システム18及び緊急地震速報システム20を備えている。
映像撮影部12は、例えば定点カメラのように一定の被写体(例えばビルの屋上から見える被写体や屋内の一定の部屋内に位置している被写体)の映像を撮影するように配置され、マイクで集音した音声信号を含む、被写体の映像を表す映像信号を常時出力する。映像撮影部12は、開示の技術における撮影装置の一例である。
エンコーダ14は、開示の技術に係る映像蓄積配信装置の一例であり、映像撮影部12から入力された映像信号を符号化し、符号化した映像データを蓄積すると共に、映像利用システム18へ配信する。
映像利用システム18は、開示の技術における外部機器の一例であり、映像撮影部12によって撮影されてエンコーダ14によって符号化された映像データをネットワーク16を介して受信する。映像利用システム18は、典型例が、テレビ放送局に設置された1台以上の操作PC(Personal Computer)を含むコンピュータシステムであり、映像データは操作PCで受信され、操作PCで受信された映像データが表す映像はテレビ放送に使用される。なお、本実施形態に係るエンコーダは複数台(例えば最大で4台)の操作PCへ映像データを配信可能である。
緊急地震速報システム20は、所定値以上の最大震度の地震が発生したことを検知した場合に、ネットワーク16を介し、予め登録された送信先へ緊急地震速報信号を送信するコンピュータシステムである。本実施形態において、緊急地震速報システム20に登録された緊急地震速報信号の送信先にはエンコーダ14も含まれている。
次にエンコーダ14の詳細を説明する。エンコーダ14は、映像/音声信号入力部22、2個の映像/音声信号符号化部24A,24B、映像/音声多重化部26、送信部28、記憶部30、LAN I/F部32及びエンコーダ制御部34を備えている。映像/音声信号入力部22は映像撮影部12から入力された音声信号を含む映像信号を取得する。
映像/音声信号符号化部24A,24Bは映像/音声信号入力部22によって取得された映像信号を所定の符号化方式で符号化する。なお、映像/音声信号符号化部24A,24Bは、符号化のビットレートが相違している。映像/音声信号符号化部24Aは第1の符号化レート(例えば3〜8Mbps程度)で符号化を行い、映像/音声信号符号化部24Bは第1の符号化レートよりも低い第2の符号化レート(例えば384kbps程度)で符号化を行う。本実施形態では、必要に応じて映像/音声信号符号化部24Aをメインエンコーダ、映像/音声信号符号化部24Bをサブエンコーダと称して各々を区別する。
映像/音声信号符号化部24A,24Bは開示の技術における符号化部の一例であり、より詳しくは、映像/音声信号符号化部24Aは開示の技術における第1符号化部の一例、映像/音声信号符号化部24Bは開示の技術における第2符号化部の一例である。
映像/音声多重化部26は、映像/音声信号符号化部24A,24Bから出力された映像データの複数のストリームを単一の映像データのストリームへ多重化する。送信部28は、映像/音声多重化部26から出力された映像データのストリームを、LAN I/F部32及びネットワーク16を介して映像利用システム18へ送信する。また記憶部30は、映像/音声多重化部26から順次出力された映像データを循環的に上書き記憶する。図2に示すように、記憶部30はフラッシュメモリ等のメモリカード(具体的には、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)カード)によって実現できる。
エンコーダ制御部34は、エンコーダ14の各部の動作を制御する。エンコーダ制御部34は、トリガ取得部36、映像変化量取得部38、設定値反映部40、設定値受信部42、制御部44、設定値保存部46及び処理部48を備えている。
トリガ取得部36は緊急地震速報システム20から送信された緊急地震速報信号を取得する。またトリガ取得部36は、メインエンコーダ及びサブエンコーダから映像利用システム18の操作PCへの映像データの配信本数を取得する。またトリガ取得部36は、緊急地震速報システム20から緊急地震速報信号を取得し、かつメインエンコーダ及びサブエンコーダから映像利用システム18の操作PCへの映像データの配信本数が0本になった場合に制御部44へ通知する。トリガ取得部36は開示の技術における非常信号取得部及び検出部の一例である。
映像変化量取得部38は、映像データが表す映像の変化量を取得し、取得した映像の変化量を制御部44へ通知する。なお、映像の変化量としては、例えばフレーム間符号化における動きベクトルの大きさを適用することができる。映像変化量取得部38は開示の技術における映像変化量取得部の一例である。
制御部44は、緊急地震速報信号が取得され、かつ映像データの配信本数が0本になったことがトリガ取得部36から通知された場合に、設定値保存部46の起動状態をオフからオンに切り替える。また制御部44は、映像変化量取得部38から通知された映像変化量が保護開始閾値(第1閾値の一例)を超えている場合に、映像データの保護開始を処理部48に依頼する。また制御部44は、映像データの保護の終了条件を満たした場合に、設定値保存部46の起動状態をオンからオフに切り替え、保護対象の映像データの終了を処理部48に依頼する。なお、映像データの保護の終了条件を満たした場合とは、映像変化量取得部38から通知された映像変化量が保護終了閾値(第2閾値の一例)以下の状態が停止判断時間(所定時間の一例)だけ継続した場合が挙げられる。制御部44は開示の技術における制御部の一例である。
処理部48は、制御部44から映像データの保護が依頼されると、設定値保存部46に映像データ保護開始時間を設定し、設定値反映部40に情報反映を依頼する。また処理部48は、制御部44から映像データの保護終了が依頼されると、設定値保存部46に映像データ保護終了時間を設定し、設定値反映部40に情報反映を依頼する。処理部は開示の技術における処理部の一例である。
設定値反映部40は、設定値保存部46に保存された情報及びエンコーダ14の既存設定値をエンコーダ14本体に反映する。設定値受信部42は、設定情報を受信し、受信した設定情報を設定値保存部46に保存させる。設定値保存部46は、設定値受信部42から受け渡された情報や、制御部44や処理部48から受け渡された情報を保存する。
エンコーダ14は、例えば図2に示すように、コンピュータ50を内蔵した構成のハードウェアで実現することができる。コンピュータ50はCPU52、メモリ54、記憶部56及びI/F部58を備えている。CPU52、メモリ54、記憶部56及びI/F部58はバス60を介して互いに接続されている。I/F部58は、映像/音声信号入力部22、映像/音声信号符号化部24A,24B、映像/音声多重化部26、送信部28、記憶部30、LAN I/F部32に各々接続されている。また、I/F部58はエンコーダ14の筐体に設けられたコネクタ78に接続されている。コネクタ78には、エンコーダ14に設定情報を入力する際に設定用のPC80が接続される。
記憶部56はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶部56には、コンピュータ50をエンコーダ制御部34として機能させるためのエンコーダ制御プログラム62が記憶されている。CPU52は、エンコーダ制御プログラム62を記憶部56から読み出してメモリ54に展開し、エンコーダ制御プログラム62が有するプロセスを順次実行する。エンコーダ制御プログラム62は、トリガ取得プロセス64、映像変化量取得プロセス66、設定値反映プロセス68、設定値受信プロセス70、制御プロセス72及び処理プロセス74を含んでいる。
CPU52は、トリガ取得プロセス64を実行することで、図1に示すトリガ取得部36として動作する。またCPU52は、映像変化量取得プロセス66を実行することで、図1に示す映像変化量取得部38として動作する。またCPU52は、設定値反映プロセス68を実行することで、図1に示す設定値反映部40として動作する。またCPU52は、設定値受信プロセス70を実行することで、図1に示す設定値受信部42として動作する。またCPU52は、制御プロセス72を実行することで、図1に示す制御部44として動作する。またCPU52は、処理プロセス74を実行することで、図1に示す処理部48として動作する。また記憶部56の記憶領域には設定値保存領域76が設けられており、設定値保存領域76は設定値保存部46として機能する。
これにより、エンコーダ制御プログラム62を実行したコンピュータ50が、エンコーダ制御部34として機能することになる。なお、エンコーダ制御プログラム62は開示の技術に係る映像蓄積配信プログラムの一例である。また、コンピュータ50は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に本実施形態の作用の説明として、まず、コネクタ78に設定用PC80が接続された状態で、設定用PC80を介して設定情報が入力される際に実行される事前設定処理について、図3を参照して説明する。
事前設定処理のステップ100では、設定用PC80を介してトリガ起動時間が設定される。トリガ起動時間は、緊急地震速報システムより緊急地震速報信号を取得してから、映像変化量が保護開始閾値を超えているか否かを判断する時間であり、数秒〜数十秒程度の時間が設定される。設定用PC80を介して設定されたトリガ起動時間は、設定値受信部42によって受信され、設定値受信部42は受信したトリガ起動時間を設定値保存部46に保存させる。
ステップ102では、設定用PC80を介して保護開始閾値、保護終了閾値及び停止判断時間が設定される。保護開始閾値は、映像データの保護開始を判断するための閾値であり、保護終了閾値及び停止判断時間は、保護対象の映像データの末尾を判断するための閾値である。設定用PC80を介して設定された保護開始閾値、保護終了閾値及び停止判断時間は、設定値受信部42によって受信され、設定値受信部42は受信した保護開始閾値、保護終了閾値及び停止判断時間を設定値保存部46に保存させる。なお、保護開始閾値は開示の技術の第1閾値の一例であり、保護終了閾値は開示の技術の第2閾値の一例であり、停止判断時間は開示の技術の所定時間の一例である。
ステップ104では、設定用PC80を介して自動開放までの時間が設定される。自動開放までの時間は、保護対象の映像データの保護を開始してから、当該保護を開放(終了)する迄の時間である。設定用PC80を介して設定された自動開放までの時間は、設定値受信部42によって受信され、設定値受信部42は受信した自動開放までの時間を設定値保存部46に保存させる。自動開放までの時間には、例えば24時間程度の時間が設定される。
ステップ106では、設定用PC80を介して遡り時間が設定される。遡り時間は、映像データの保護を開始したタイミングに対し、どの程度遡った映像データを保護対象とするかを規定する時間である。設定用PC80を介して設定された遡り時間は、設定値受信部42によって受信され、設定値受信部42は受信した遡り時間を設定値保存部46に保存させる。なお、本実施形態において遡り時間の設定は任意であり、保護対象とする映像データの遡りが不要な場合は遡り時間の設定は省略される。遡り時間の設定が省略された場合、遡り時間はデフォルトの0になる。また、遡り時間が設定される場合、遡り時間には5分〜10分程度の時間が設定される。
ステップ108では、設定用PC80を介して災害時保護レートが設定される。災害時保護レートは、災害時に保護対象とする映像データの符号化レートである。設定用PC80を介して設定された災害時保護レートは、設定値受信部42によって受信され、設定値受信部42は受信した災害時保護レートを設定値保存部46に保存させる。なお、本実施形態において災害時保護レートの設定は任意であり、災害時保護レートの設定が不要な場合は災害時保護レートの設定は省略される。災害時保護レートの設定が省略された場合、災害時に保護対象とする映像データは保護対象外の映像データと同一の符号化レートとされる。
ステップ110では、設定用PC80を介して符号化レートの自動最適化機能をオンオフする設定が行われる。符号化レートの自動最適化機能は、記憶部30に保護対象の映像データが記憶されている状態で、保護対象外の映像データとして予め設定された所定時間分の映像データが記憶可能となるように、保護対象外の映像データの符号化レートを最適化する機能である。設定用PC80を介して設定された符号化レートの自動最適化機能のオンオフ設定は、設定値受信部42によって受信され、設定値受信部42は受信した符号化レートの自動最適化機能のオンオフ設定を設定値保存部46に保存させる。
ステップ112では、設定用PC80を介して映像継続取得の設定が行われる。映像継続取得の設定では、保護対象の映像データの保護を開放(終了)する際に、エンコーダ14と映像利用システム18との通信が途絶した状態であった場合に、映像データの保護を継続(延長)する時間(例えば数時間程度)が設定される。なお、本実施形態において、映像継続取得の設定は任意であり、保護対象の映像データの保護を開放(終了)する際に、エンコーダ14と映像利用システム18との通信が途絶した状態であっても、映像データの保護を継続(延長)しない場合は設定が省略される。設定用PC80を介して設定された映像継続取得の設定は、設定値受信部42によって受信され、設定値受信部42は受信した映像継続取得の設定を設定値保存部46に保存させる。
ステップ112の処理を終了すると事前設定処理を終了する。事前設定処理を終了するとコネクタ78と設定用PC80との接続も解除される。
続いて、地震が発生していない状態での記憶部30への映像データの記憶について説明する。図5に示すように、本実施形態では、記憶部30に記憶されている保護対象外の映像データを、保護対象外の映像データの記憶領域の先頭アドレスを指し示すポインタ(WRT_ST)と前記記憶領域の末尾アドレスを指し示すポインタ(WRT_ED)によって管理している。そして、記憶部30に映像データが記憶されていない状態で、ポインタWRT_ST及びポインタWRT_EDは、図5(A)に示すように、記憶部30の記憶空間の先頭アドレス(0)を指し示している。
エンコーダ14が映像撮影部12に接続され、映像撮影部12から映像信号が入力されることで、符号化された映像データが発生すると、処理部48は、ポインタWRT_EDが指し示す位置から映像データを記憶させると共にポインタWRT_EDを更新する(図5(B)参照)。記憶部30への映像データの記憶及びポインタWRT_EDの更新は、ポインタWRT_EDが記憶部30の記憶空間の末尾アドレス(FFFF)を指し示す状態(図5(C)参照)になる迄繰り返される。
ポインタWRT_EDが記憶部30の記憶空間の末尾アドレス(FFFF)を指し示す状態(図5(C)参照)になると、記憶部30は記憶空間の全領域に映像データが記憶された状態となる。このため、まずポインタWRT_EDを記憶部30の記憶空間の先頭アドレス(0)に戻し、ポインタWRT_EDが指し示す位置から映像データを記憶させると共に、ポインタWRT_ST及びポインタWRT_EDを各々更新する(図5(D)参照)。これにより、記憶部30に記憶されている映像データが古い順に、新しい映像データによって上書きされ、映像データが記憶部30に循環的に上書き記憶されることになる。
ところで、地震が発生し、トリガ取得部36が緊急地震速報システム20から送信された緊急地震速報信号を取得した場合には、これを契機として図4に示す映像保護処理が実行される。
映像保護処理のステップ120において、トリガ取得部36は、メインエンコーダ及びサブエンコーダから映像利用システム18の操作PCへの映像データの配信本数を取得し、取得した映像データの配信本数が0本になっているか否か判定する。ステップ120の判定が否定された場合は、映像利用システム18がエンコーダ14から映像を取得可能な状態であるので、映像保護処理を終了する。
また、ステップ120の判定が肯定された場合、エンコーダ14と映像利用システム18との通信が途絶した状態であり、この通信の途絶は地震の影響である可能性があると判断できる。このため、ステップ120の判定が肯定された場合は、メインエンコーダ及びサブエンコーダから映像利用システム18の操作PCへの映像データの配信本数が0本になったことを制御部44へ通知し、ステップ122へ移行する。
一方、映像変化量取得部38は、映像データが表す映像の変化量を取得し、取得した映像の変化量を制御部44へ通知している。次のステップ122において、制御部44は、事前設定処理で設定されたトリガ起動時間以内に、映像変化量取得部38から通知された映像の変化量が事前設定処理で設定された保護開始閾値を超えたか否か判定する。ステップ122の判定が否定された場合は、地震の発生が通知され、エンコーダ14と映像利用システム18との通信が途絶しているものの、映像撮影部12の設置位置には地震による揺れが殆ど生じていない状態と判断できる。このため、ステップ122の判定が否定された場合は映像保護処理を終了する。
また、ステップ122の判定が肯定された場合は、地震の発生が通知され、エンコーダ14と映像利用システム18との通信が途絶しており、映像撮影部12の設置位置にも地震による揺れが生じているので、映像データを保護対象にすべきと判断できる。ステップ122の判定が肯定された場合、制御部44は映像データの保護開始を処理部48に依頼し(図6の「保護データ開始」のタイミングも参照)、ステップ124へ移行する。
制御部44から映像データの保護開始が依頼されると、ステップ124において、処理部48は、災害時保護レートが設定されて設定値保存部46に保存されているか否か判定する。ステップ124の判定が肯定された場合はステップ126へ移行し、ステップ126において、処理部48は、メインエンコーダ(映像/音声信号符号化部24A)に災害時保護レートを設定する。これにより、メインエンコーダでは災害時保護レートで符号化が行われる。なお、ステップ124の判定が否定された場合はステップ126をスキップする。
ステップ128において、処理部48は、まず設定値保存部46に保存されている遡り時間を確認する。そして、映像保護開始時間として、設定されている遡り時間が0であれば現在の時刻を、設定されている遡り時間が0よりも大であれば現在の時刻から設定されている遡り時間だけ遡った時間を設定値保存部46に設定する。ここで、設定値保存部46に設定された情報が設定値反映部40によってエンコーダ14本体に反映されることで、記憶部30に以後記憶される映像データ(又は現在の時刻から遡り時間だけ遡った期間を含む映像データ)が保護対象の保護データとして扱われる。
詳しくは、例えば、図5(D)に示す状態で、保護対象の映像データの記憶領域の先頭アドレスを指し示すポインタ(PRT_ST)と前記記憶領域の末尾アドレスを指し示すポインタ(PRT_ED)が設定される(図5(E))。そして、映像撮影部12から映像信号が入力されることで、符号化された保護対象の映像データが発生すると、処理部48は、ポインタPRT_EDが指し示す位置から映像データを記憶させると共にポインタPRT_ED及びポインタWRT_STを更新する(図5(F)参照)。
なお、遡り時間が0よりも大の場合には、例えば、図5(D)に示す状態で、ポインタWRT_EDを遡り時間分戻し、ポインタPRT_STをポインタWRT_EDに一致させると共に、ポインタPRT_EDをポインタWRT_STに一致させる(図5(G)参照)。これにより、現在の時刻から遡り時間だけ遡った期間の映像データが保護対象に組み入れられる。
次のステップ130において、制御部44は、保護期間終了の設定条件、すなわち映像変化量取得部38から通知された映像変化量が保護終了閾値以下の状態が停止判断時間だけ継続したという条件を満足したか否か判定する。ステップ130の判定が否定された場合は、ステップ130の判定が肯定される迄ステップ130を繰り返し、この間、符号化された映像データは保護対象の映像データとして記憶部30に記憶される。
また、保護期間終了の設定条件を満足した場合(図6に示す「保護データ終了」のタイミングも参照)、ステップ130の判定が肯定され、制御部44は保護対象の映像データの終了を処理部48に依頼してステップ132へ移行する。ステップ132において、処理部48は、、制御部44から映像データの保護終了が依頼されると、設定値保存部46に映像データ保護終了時間を設定し、設定値反映部40に情報反映を依頼する。これにより、保護対象の映像データの記憶が終了する。
記憶部30への以降の映像データの記憶においては、ポインタWRT_EDがポインタPRT_STに達した場合、ポインタWRT_EDをポインタPRT_EDに一致するように更新する。これにより、以後の記憶部30への映像データの上書き記憶がポインタPRT_STを先頭、ポインタWRT_EDを末尾とする保護領域以外の領域で行われ、前記保護領域に記憶された保護対象の映像データが、保護対象外の映像データによって上書きされることが防止される。
次のステップ134において、制御部44は、映像継続取得の設定が有るか否か判定する。ステップ134の判定が肯定された場合はステップ136へ移行する。保護対象の映像データの保護を開始してから当該保護を開放(終了)する迄の時間には、通常、設定された自動開放までの時間が適用される。但し、自動開放までの時間が経過しても、エンコーダ14と映像利用システム18との通信が途絶した状態であった場合、保護対象の映像データが映像利用システム18に転送される前に保護対象の映像データが一部上書きされる可能性が生ずる。
このため、ステップ136において、制御部44は、自動開放までの時間が経過した時点で通信が途絶していた場合を想定し、保護対象の映像データの保護を、通信が途絶した状態が復旧するか、自動開放までの時間を映像継続取得の設定の最大値まで延長する。これにより、保護対象の映像データの保護は、通信が途絶した状態が復旧したタイミングか、又は、設定された自動開放までの時間に映像継続取得の設定の最大値を加算した時間が経過するタイミングとなる。なお、ステップ134の判定が否定された場合はステップ136をスキップしてステップ138へ移行する。この場合は自動開放までの時間に対する延長時間は0になる。
次のステップ138において、処理部48は、設定値保存部46を参照し、符号化レートの自動最適化機能がオンされているか否か判定する。ステップ136の判定が肯定された場合はステップ140へ移行し、ステップ140において、処理部48は、記憶部30に保護データを記憶させることに伴って減少した上書き記憶領域の記憶容量を計算する。
次のステップ142において、処理部48は、記憶部30の全記憶領域に通常の符号化レートの映像データを記憶したときの映像データの時間をTとしたときに、記憶容量が減少した上書き記憶領域に時間Tの映像データを記憶するための符号化レートを演算する。上記の符号化レートは、記憶容量が減少した上書き記憶領域の記憶容量をMとしたときに、M÷Tを演算することで求めることができる。そして処理部48は、演算した符号化レートをメインエンコーダに設定し、ステップ144へ移行する。
これにより、メインエンコーダでは設定された符号化レートで符号化が行われ、記憶容量が減少した上書き記憶領域に、記憶容量が減少する前と同時間Tの映像データを記憶させることができる。定点カメラ等では被写体の動きが少ないので、上記のように符号化レートを低下させたとしても画質への影響は最小限に抑制される。なお、ステップ138の判定が否定された場合はステップ140,142をスキップしてステップ144へ移行する。
次のステップ144において、処理部48は、記憶容量が減少した上書き記憶領域への映像データの循環的な上書き記憶を開始させる。これにより、記憶部30の上書き記憶領域に記憶されている映像データが古い順に、新しい映像データによって上書きされ、映像データが記憶部30の上書き記憶領域内に循環的に上書き記憶される(図5(H)も参照)。
一例として、図7には、0時00分に地震が発生し、1時00分に余震が終了し、6時に通信が復旧した場合に、記憶部30に記憶されている映像データの状態の一例が示されている。本実施形態のような保護対象の映像データの保護を行わなかった場合、図7に「現状(機能なし)」と表記して示すように、地震発生から8時間が経過した8時00分の時点では、地震発生期間(0時00分〜1時00分)の映像データは上書きされている。一方、本実施形態のような保護対象の映像データの保護を行った場合は、図7に「機能あり(遡りあり)」「機能あり(遡りなし)」と表記して示すように、8時00分の時点でも地震発生期間(0時00分〜1時00分)の映像データは保存されている。
次のステップ146において、処理部48は、手動で保護領域の開放が指示されたか否か判定する。ステップ142の判定が否定された場合はステップ148へ移行する。次のステップ148において、処理部48は、設定値保存部46に保存されている自動開放までの時間を参照し、自動開放までの時間が経過したか否か判定する。ステップ148の判定が否定された場合はステップ146に戻り、ステップ146,148の何れかの判定が肯定される迄ステップ146,148を繰り返す。
手動での保護領域の開放は、エンコーダ14と映像利用システム18との通信が途絶している状態が回復し、保護対象の映像データがエンコーダ14から映像利用システム18に転送された場合に指示される。自動開放までの時間が経過するよりも前に、手動で保護領域の開放が指示された場合は、ステップ146の判定が肯定されてステップ154へ移行する。
また、手動で保護領域の開放が指示されることなく、自動開放までの時間が経過した場合は、ステップ148の判定が肯定されてステップ150へ移行する。ステップ150において、処理部48は、エンコーダ14と映像利用システム18との通信が途絶している状態が回復したか否か判定する。ステップ150の判定が肯定された場合はステップ154へ移行し、ステップ150の判定が否定された場合はステップ152へ移行する。ステップ152において、処理部48は、自動開放までの時間に対する延長時間が経過したか否か判定する。
前述のように、映像継続取得の設定が無い場合は自動開放までの時間に対する延長時間は0になるので、ステップ152の判定は無条件に肯定され、ステップ154へ移行する。一方、映像継続取得の設定が有る場合は自動開放までの時間に対して延長時間が設定されているので、ステップ152の判定が否定されてステップ146に戻る。この場合、ステップ146,150,152の何れかの判定が肯定される迄、ステップ146〜ステップ152が繰り返される。そして、手動で保護領域の開放が指示されず、通信が途絶している状態が回復することなく、延長時間が経過した場合には、ステップ152の判定が肯定されてステップ154へ移行する。
ステップ146又はステップ150又はステップ152の判定が肯定されるとステップ154に移行し、ステップ154において、処理部48は、保護領域を開放し(図7に示す「24時間後」も参照)、映像保護処理を終了する。
上記のように、本実施形態は、符号化レートの自動最適化機能がオンされている場合、保護データを記憶させることに伴って減少した上書き記憶領域の記憶容量を計算する。そして、記憶容量が減少した上書き記憶領域に時間Tの映像データを記憶するための符号化レートを演算し、演算した符号化レートをメインエンコーダに設定している。これにより、保護対象の映像データの保護に伴って、上書き記憶領域に記憶する映像データの蓄積時間が短くなることを抑制することができる。
また本実施形態では、保護データが記憶されてから自動開放までの時間が経過した時点で通信の途絶が検出されていた場合に、通信の途絶が回復するか、又は延長時間が経過するまで保護データの保護を継続している。これにより、通信の途絶が長時間回復しない場合に保護データが上書きされる可能性を低減することができる。
また本実施形態は、映像の変化量が保護開始閾値を超えた第1時点から、映像の変化量が保護終了閾値以下の状態が停止継続時間以上継続した第2時点までの期間に入力された映像データを上書き対象から除外して前記記憶部に記憶させる。これにより、地震発生から或る程度の時間が経過しても保護対象の映像データが上書きされて消去されることが防止され、地震発生時等の重要な映像が上書きされないように保護することができる。
更に本実施形態では、映像の変化量が保護開始閾値を超え、かつ映像利用システム18の操作PCとの通信の途絶が検出された場合(メインエンコーダ及びサブエンコーダから操作PCへの映像データの配信本数が0本になった場合)に映像データの保護を行う。これにより、操作PCとの通信が途絶していない状態、すなわち操作PCが地震発生時等の映像を取得可能な状態が維持されている場合に、不必要な映像データの保護が行われることで、記憶部30の記憶容量が圧迫されることを防止できる。
また本実施形態では、映像の変化量が保護開始閾値を超え、かつ映像利用システム18の操作PCとの通信の途絶が検出され、かつトリガ取得部36によって緊急地震速報信号が取得された場合に映像データの保護を行っている。これにより、地震発生時の映像を確実に保護することができる。
なお、上記では開示の技術における非常信号の一例として緊急地震速報信号を説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではなく、非常信号は、例えば津波警報信号等の他の信号であってもよい。
また、上記では開示の技術に係る映像蓄積配信プログラムの一例であるエンコーダ制御プログラム62がエンコーダ14の記憶部56に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。開示の技術に係る映像蓄積配信プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
所定の記憶容量を有し、映像データの蓄積時間が設定された記憶部と、
順次入力された映像データを、前記記憶部に設定された蓄積時間に応じた所定の符号化レートで符号化する符号化部と、
前記符号化部によって符号化された映像データを前記記憶部に循環的に上書き記憶させると共に、前記上書きされる対象から除外される上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶された場合に、前記符号化部の符号化を、前記記憶部の記憶容量から前記上書き不可の映像データの容量を減じた残容量と、予め設定された前記映像データの蓄積時間と、から算出した符号化レートに変更する処理部と、
を含む映像蓄積配信装置。
(付記2)
自装置から前記映像データを受信する外部機器と自装置との通信の状態を検出する検出部を更に含み、
前記処理部は、前記上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶されてから予め設定された第1の時間が経過した時点で、前記検出部によって前記外部機器との通信の途絶が検出されていた場合に、予め設定された第2の時間が経過するまで前記上書き不可の映像データの保護を継続する付記1記載の映像蓄積配信装置。
(付記3)
自装置から前記映像データを受信する外部機器と自装置との通信の状態を検出する検出部を更に含み、
前記処理部は、前記上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶されてから予め設定された第1の時間が経過した時点で、前記検出部によって前記外部機器との通信の途絶が検出されていた場合に、検出された前記外部機器との通信の途絶が回復するまで前記上書き不可の映像データの保護を継続する付記1記載の映像蓄積配信装置。
(付記4)
前記映像データが表す映像の変化量を取得する映像変化量取得部を更に備え、
前記映像変化量取得部によって取得された映像の変化量が第1閾値を超えた第1時点から、前記映像の変化量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下の状態が所定時間以上継続した第2時点までの期間に入力されて符号化された映像データが、前記上書き不可の映像データとして前記記憶部に記憶させる制御部を更に含む付記1記載の映像蓄積配信装置。
(付記5)
自装置から前記映像データを受信する外部機器と自装置との通信の状態を検出する検出部を更に含み、
前記制御部は、前記映像変化量取得部によって取得された映像の変化量が第1閾値を超え、かつ前記検出部によって前記外部機器との通信の途絶が検出された時点を前記第1時点とする付記4記載の映像蓄積配信装置。
(付記6)
前記符号化部は、順次入力される映像データを第1の符号化レートで符号化する第1符号化部と、順次入力される映像データを前記第1の符号化レートよりも低い第2の符号化レートで符号化する第2符号化部と、を含み、
前記検出部は、前記第1符号化部から前記外部機器への前記映像データの配信が途絶し、かつ前記第2符号化部から前記外部機器への前記映像データの配信が途絶した場合に、前記外部機器との通信が途絶したと検出する付記5記載の映像蓄積配信装置。
(付記7)
非常信号を取得する非常信号取得部を更に含み、
前記制御部は、前記映像変化量取得部によって取得された映像の変化量が第1閾値を超え、かつ前記検出部によって前記外部機器との通信の途絶が検出され、かつ前記非常信号取得部によって前記非常信号が取得された時点を前記第1時点とする付記5記載の映像蓄積配信装置。
(付記8)
映像データを出力する撮影装置と、
付記1〜付記7の何れか1項記載の映像蓄積配信装置と、
前記映像蓄積配信装置から前記映像データを受信する外部機器と、
を含む映像蓄積配信システム。
(付記9)
順次入力された映像データを、所定の記憶容量を有し映像データの蓄積時間が設定された記憶部に設定された前記蓄積時間に応じた所定の符号化レートで符号化し、
符号化した映像データを前記記憶部に循環的に上書き記憶させ、
前記上書きされる対象から除外される上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶された場合に、前記符号化部の符号化を、前記記憶部の記憶容量から前記上書き不可の映像データの容量を減じた残容量と、予め設定された前記映像データの蓄積時間と、から算出した符号化レートに変更する
ことを含む映像蓄積配信方法。
(付記10)
自装置から前記映像データを受信する外部機器と自装置との通信の状態を検出し、
前記上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶されてから予め設定された第1の時間が経過した時点で、前記外部機器との通信の途絶を検出していた場合に、予め設定された第2の時間が経過するまで前記上書き不可の映像データの保護を継続する付記9記載の映像蓄積配信方法。
(付記11)
自装置から前記映像データを受信する外部機器と自装置との通信の状態を検出し、
前記上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶されてから予め設定された第1の時間が経過した時点で、前記外部機器との通信の途絶を検出していた場合に、検出した前記外部機器との通信の途絶が回復するまで前記上書き不可の映像データの保護を継続する付記9記載の映像蓄積配信方法。
(付記12)
前記映像データが表す映像の変化量を取得し、
取得した映像の変化量が第1閾値を超えた第1時点から、前記映像の変化量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下の状態が所定時間以上継続した第2時点までの期間に入力されて符号化された映像データを、前記上書き不可の映像データとして前記記憶部に記憶させる付記9記載の映像蓄積配信方法。
(付記13)
自装置から前記映像データを受信する外部機器と自装置との通信の状態を検出し、
取得した映像の変化量が第1閾値を超え、かつ前記外部機器との通信の途絶が検出された時点を前記第1時点とする付記12記載の映像蓄積配信方法。
(付記14)
順次入力される映像データを第1の符号化レートで符号化すると共に、順次入力される映像データを前記第1の符号化レートよりも低い第2の符号化レートで符号化し、
前記第1の符号化レートで符号化した前記映像データの前記外部機器への配信が途絶し、かつ前記第2の符号化レートで符号化した前記映像データの前記外部機器への配信が途絶した場合に、前記外部機器との通信が途絶したと検出する付記13記載の映像蓄積配信方法。
(付記15)
取得した映像の変化量が第1閾値を超え、かつ前記外部機器との通信の途絶を検出し、かつ非常信号を取得した時点を前記第1時点とする付記13記載の映像蓄積配信方法。
(付記16)
コンピュータに、
順次入力された映像データを、所定の記憶容量を有し映像データの蓄積時間が設定された記憶部に設定された前記蓄積時間に応じた所定の符号化レートで符号化し、
符号化した映像データを前記記憶部に循環的に上書き記憶させ、
前記上書きされる対象から除外される上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶された場合に、前記符号化部の符号化を、前記記憶部の記憶容量から前記上書き不可の映像データの容量を減じた残容量と、予め設定された前記映像データの蓄積時間と、から算出した符号化レートに変更する
ことを含む処理を行わせるための映像蓄積配信プログラム。
10 映像蓄積配信システム
12 映像撮影部
14 エンコーダ
16 ネットワーク
18 映像利用システム
20 緊急地震速報システム
24A, 24B 映像/音声信号符号化部
30 記憶部
34 エンコーダ制御部
36 トリガ取得部
38 映像変化量取得部
40 設定値反映部
42 設定値受信部
44 制御部
46 設定値保存部
48 処理部
50 コンピュータ
52 CPU
54 メモリ
56 記憶部
62 エンコーダ制御プログラム

Claims (10)

  1. 所定の記憶容量を有し、映像データの蓄積時間が設定された記憶部と、
    順次入力された映像データを、前記記憶部に設定された蓄積時間に応じた所定の符号化レートで符号化する符号化部と、
    前記符号化部によって符号化された映像データを前記記憶部に循環的に上書き記憶させると共に、前記上書きされる対象から除外される上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶された場合に、前記符号化部の符号化を、前記記憶部の記憶容量から前記上書き不可の映像データの容量を減じた残容量と、予め設定された前記映像データの蓄積時間と、から算出した符号化レートに変更する処理部と、
    を含む映像蓄積配信装置。
  2. 自装置から前記映像データを受信する外部機器と自装置との通信の状態を検出する検出部を更に含み、
    前記処理部は、前記上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶されてから予め設定された第1の時間が経過した時点で、前記検出部によって前記外部機器との通信の途絶が検出されていた場合に、予め設定された第2の時間が経過するまで前記上書き不可の映像データの保護を継続する請求項1記載の映像蓄積配信装置。
  3. 自装置から前記映像データを受信する外部機器と自装置との通信の状態を検出する検出部を更に含み、
    前記処理部は、前記上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶されてから予め設定された第1の時間が経過した時点で、前記検出部によって前記外部機器との通信の途絶が検出されていた場合に、検出された前記外部機器との通信の途絶が回復するまで前記上書き不可の映像データの保護を継続する請求項1記載の映像蓄積配信装置。
  4. 前記映像データが表す映像の変化量を取得する映像変化量取得部を更に備え、
    前記映像変化量取得部によって取得された映像の変化量が第1閾値を超えた第1時点から、前記映像の変化量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下の状態が所定時間以上継続した第2時点までの期間に入力されて符号化された映像データが、前記上書き不可の映像データとして前記記憶部に記憶させる制御部を更に含む請求項1記載の映像蓄積配信装置。
  5. 自装置から前記映像データを受信する外部機器と自装置との通信の状態を検出する検出部を更に含み、
    前記制御部は、前記映像変化量取得部によって取得された映像の変化量が第1閾値を超え、かつ前記検出部によって前記外部機器との通信の途絶が検出された時点を前記第1時点とする請求項4記載の映像蓄積配信装置。
  6. 前記符号化部は、順次入力される映像データを第1の符号化レートで符号化する第1符号化部と、順次入力される映像データを前記第1の符号化レートよりも低い第2の符号化レートで符号化する第2符号化部と、を含み、
    前記検出部は、前記第1符号化部から前記外部機器への前記映像データの配信が途絶し、かつ前記第2符号化部から前記外部機器への前記映像データの配信が途絶した場合に、前記外部機器との通信が途絶したと検出する請求項5記載の映像蓄積配信装置。
  7. 非常信号を取得する非常信号取得部を更に含み、
    前記制御部は、前記映像変化量取得部によって取得された映像の変化量が第1閾値を超え、かつ前記検出部によって前記外部機器との通信の途絶が検出され、かつ前記非常信号取得部によって前記非常信号が取得された時点を前記第1時点とする請求項5記載の映像蓄積配信装置。
  8. 映像データを出力する撮影装置と、
    請求項1〜請求項7の何れか1項記載の映像蓄積配信装置と、
    前記映像蓄積配信装置から前記映像データを受信する外部機器と、
    を含む映像蓄積配信システム。
  9. 順次入力された映像データを、所定の記憶容量を有し映像データの蓄積時間が設定された記憶部に設定された前記蓄積時間に応じた所定の符号化レートで符号化し、
    符号化した映像データを前記記憶部に循環的に上書き記憶させ、
    前記上書きされる対象から除外される上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶された場合に、前記符号化部の符号化を、前記記憶部の記憶容量から前記上書き不可の映像データの容量を減じた残容量と、予め設定された前記映像データの蓄積時間と、から算出した符号化レートに変更する
    ことを含む映像蓄積配信方法。
  10. コンピュータに、
    順次入力された映像データを、所定の記憶容量を有し映像データの蓄積時間が設定された記憶部に設定された前記蓄積時間に応じた所定の符号化レートで符号化し、
    符号化した映像データを前記記憶部に循環的に上書き記憶させ、
    前記上書きされる対象から除外される上書き不可の映像データが前記記憶部に記憶された場合に、前記符号化部の符号化を、前記記憶部の記憶容量から前記上書き不可の映像データの容量を減じた残容量と、予め設定された前記映像データの蓄積時間と、から算出した符号化レートに変更する
    ことを含む処理を行わせるための映像蓄積配信プログラム。
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