JP2014216389A - 光半導体装置及び光半導体装置の製造方法 - Google Patents

光半導体装置及び光半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フォトキャリアがトラップされにくく、光検出の感度の低下を抑制し、光の検出効率を向上させた構造の光半導体装置を提供する。【解決手段】Si基板またはSi層の上に形成された第1の半導体部と、前記第1の半導体部の上に形成された第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部と、前記第2の半導体部に接続される第1の電極と、前記第4の半導体部に接続される第2の電極と、を有し、前記第1の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成された半導体層であり、n型となる不純物元素をドープすることにより高抵抗になるものであって、前記第2の半導体部は、p型となる不純物元素を含むGeにより形成されており、前記第3の半導体部は、不純物元素がドープされていないGeにより形成されており、前記第4の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成されている光半導体装置により上記課題を解決する。【選択図】 図3

Description

本発明は、光半導体装置及び光半導体装置の製造方法に関するものである。
サーバ間におけるデータ伝送量の増加に伴い、従来のCu配線等を用いた電気信号による伝送は限界に近づきつつあることから、光インターコネクト、即ち、光信号によるデータ伝送が求められている。このような、光信号によるデータ伝送においては、Si(シリコン)により光導波路(Si導波路)が形成されており、低消費電力、小型化にするため、光の受送信に必要となる光送信器、光変調器、受信器等をシリコン基板上に集積化されたものがある。
このような光伝送においては、Si導波路における損失の小さい波長1.3〜1.55μm帯の光が用いられている。シリコン基板上には、波長1.3〜1.55μm帯の光を検出するため、波長が1.55μm近傍に吸収端を有するGe(ゲルマニウム)により吸収層が形成されているフォトダイオードが、光検出器(フォトディテクター)として用いられている。
ところで、GeはSiと同じIV族であるが、Siの上にGeをエピタキシャル成長させた場合、SiとGeでは、格子定数差が4.2%あり、この格子定数差に起因して、Siの上に成長したGeには貫通転位や格子欠陥が発生する。フォトダイオードにおける吸収層となるGe層において、貫通転位や格子欠陥が存在していると、受光した光により生成されたフォトキャリアがトラップされるため、フォトダイオードにおける光検出の感度が低下し、光の検出効率も低下する。
よって、フォトダイオードの感度の低下を抑制するため、Ge層に発生する貫通転位や格子欠陥を低減する方法が求められている。このようなGe層における貫通転位や格子欠陥を低減する方法としては、Si層等の上に、最初に低い基板温度で、Ge層を成長させ、低い基板温度で成長させたGe層の上に、通常の高い基板温度で、次のGe層を成長させる方法がある(例えば、非特許文献1)。具体的には、Si層等の上に、最初に比較的低温の基板温度である300℃〜400℃でGe層を結晶成長させ、このGe層の上に、比較的高温の基板温度である600℃〜700℃で次のGe層を成長させる。これにより、一般的なGeの成長温度である比較的高温の基板温度で成長させたGe層における貫通転位や格子欠陥を低減させることができる。このように形成されたGe層は、フォトディテクターにおける吸収層等として用いることができる(例えば、非特許文献2)。
特開2010−74016号公報
V.A. Shah, A. Dobbie, M. Myronov, D.R. Leadley, Thin Solid Films, 519, 7911 (2011) Tao Yin, Rami Cohen, Mike M. Morse, Gadi Sarid, Yoel Chetrit, Doron Rubin, and Mario J. Paniccia, Optics Express, 15, 13966 (2007) Gianlorenzo Masini, Lorenzo Colace, Gaetano Assanto, Hsin-Chiao Luan, and Lionel C. Kimerling, IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES, 48, 1092 (2001)
ところで、Si層等の上に、比較的低温の基板温度で、エピタキシャル成長によりGe層を形成した場合、Ge層には、貫通転位や格子欠陥が多数発生し、不純物元素がドープされていないにもかかわらずp型となり、低抵抗となる。このため、比較的低温で成長させたGe層の上に、次のGe層を比較的高温で成長させた構造のフォトダイオードでは、受光により発生したフォトキャリアが、比較的低温で成長させたGe層における貫通転位や格子欠陥にトラップされやすい。このようにフォトキャリアがトラップされると、フォトダイオードにおける光検出の感度が低下し、光の検出効率も低下する。
よって、光半導体装置であるフォトダイオードにおいて、フォトキャリアがトラップされにくく、光検出の感度の低下を抑制し、光の検出効率を向上させた構造の光半導体装置が求められている。
本実施の形態の一観点によれば、Si基板またはSi層の上に形成された第1の半導体部と、前記第1の半導体部の上に形成された第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部と、前記第2の半導体部に接続される第1の電極と、前記第4の半導体部に接続される第2の電極と、を有し、前記第1の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成された半導体層であり、n型となる不純物元素をドープすることにより高抵抗になるものであって、前記第2の半導体部は、p型となる不純物元素を含むGeにより形成されており、前記第3の半導体部は、不純物元素がドープされていないGeにより形成されており、前記第4の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成されている。
また、本実施の形態の他の一観点によれば、Si基板またはSi層の上に、第1の温度で第1の半導体部を形成する工程と、前記第1の半導体部の上に、前記第1の温度よりも高い第2の温度で、第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部を形成する工程と、前記第2の半導体部に接続される第1の電極及び、前記第4の半導体部に接続される第2の電極を形成する工程と、を有し、前記第1の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成された半導体層であり、n型となる不純物元素をドープすることにより高抵抗になるものであり、前記第2の半導体部は、p型となる不純物元素を含むGeにより形成されており、前記第3の半導体部は、不純物元素がドープされていないGeにより形成されており、前記第4の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成されている。
開示の光半導体装置によれば、フォトキャリアがトラップされにくいため、光検出の感度の低下を抑制することができ、光の検出効率を向上させることができる。
第1の実施の形態における光半導体装置の斜視図 第1の実施の形態における光半導体装置の断面図(1) 第1の実施の形態における光半導体装置の断面図(2) 第1の実施の形態における光半導体装置の製造方法の工程図(1) 第1の実施の形態における光半導体装置の製造方法の工程図(2) 第1の実施の形態における光半導体装置の製造方法の工程図(3) 第1の実施の形態における光半導体装置の製造方法の工程図(4) 第1の実施の形態における光半導体装置の製造方法の工程図(5) 第2の実施の形態における光半導体装置の構造図 第2の実施の形態における光半導体装置の製造方法の工程図(1) 第2の実施の形態における光半導体装置の製造方法の工程図(2) 第2の実施の形態における光半導体装置の製造方法の工程図(3) 第2の実施の形態における光半導体装置の製造方法の工程図(4) 第3の実施の形態における光半導体装置の構造図 第4の実施の形態における光半導体装置の構造図 第5の実施の形態における光半導体装置の構造図 第6の実施の形態における光半導体装置の構造図
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
(光半導体装置)
第1の実施の形態における光半導体装置について説明する。本実施の形態における光半導体装置は、Si基板またはSi層の上に形成されたフォトダイオード等とSi基板の上に形成されたSi導波路とが接続されているものであってもよく、Si基板またはSi層の上に形成されたフォトダイオード等のみであってもよい。
本実施の形態における光半導体装置について、図1から図3に基づき説明する。尚、図1は本実施の形態における光半導体装置の概略を示す斜視図である。図2は本実施の形態における光半導体装置の光導波方向に沿った断面図であり、図3は図2における一点鎖線2A−2Bにおいて切断した断面図である。
本実施の形態における光半導体装置は、フォトダイオードが形成される光半導体素子領域10Aと、Si導波路50が形成される導波路領域10Bとを有している。
光半導体素子領域10Aでは、Si基板11の上に、酸化シリコン層12、Si層13が順に形成されており、Si層13の上には、第1の半導体層21、第2の半導体層22、第3の半導体層23、第4の半導体層24が形成されている。尚、本実施の形態においては、第1の半導体層21を第1の半導体部と、第2の半導体層22を第2の半導体部と、第3の半導体層23を第3の半導体部と、第4の半導体層24を第4の半導体部と記載する場合がある。
第3の半導体層23及び第4の半導体層24は、光導波方向における長さが50μm、幅が約5μmのメサ構造となるように形成されており、第3の半導体層23及び第4の半導体層24が形成されていない領域においては、第2の半導体層22が露出している。また、露出している第2の半導体層22の上には、第1の電極31が形成されており、第4の半導体層24の上には、第2の電極32が形成されている。更に、第2の半導体層22及び第4の半導体層24等を覆うように、クラッド層40が形成されている。
本実施の形態においては、Si基板11は、Si(001)基板が用いられており、酸化シリコン層12は厚さが約3μm、Si層13は厚さが約100nmとなるように形成されている。
第1の半導体層21は、Si層13の上に、Geを比較的低温の300℃から400℃でエピタキシャル成長させることにより形成されており、n型となる不純物元素としてPが、約5×1017cm−3の濃度となるようにドープされている。Geは、上述したように、比較的低温でエピタキシャル成長させた場合、貫通転位や格子欠陥が多数発生し、不純物元素がドープされていない場合においてもp型となる。このため、本実施の形態においては、第1の半導体層21に、n型となる不純物元素として、Pをドープすることによりi化され高抵抗な膜となっており、発生したフォトキャリアが第1の半導体層21においてトラップされにくい構造となっている。尚、第1の半導体層21の厚さは、約100nmである。また、ドープされるn型となる不純物元素としては、P以外にもAsやSbを用いてもよい。
第2の半導体層22は、第1の半導体層21の上に、p−Geを600℃から700℃の比較的高温でエピタキシャル成長させることにより形成されており、p型となる不純物元素としてBが、約5×1018cm−3の濃度となるようにドープされている。Geは、比較的高温でエピタキシャル成長させた場合、貫通転位や格子欠陥が減少する。また、第2の半導体層22は、貫通転位や格子欠陥が多数発生している第1の半導体層21の上に形成されているため、ルーピング等により、第2の半導体層22において生じる貫通転位や格子欠陥を更に減少させることができる。よって、光を受光することにより発生したフォトキャリアは、第2の半導体層22において、ほとんどトラップされることはない。尚、第2の半導体層22の厚さは、約100nmである。
第3の半導体層23は、第2の半導体層22の上の一部に、i−Geを600℃から700℃の温度でエピタキシャル成長させることにより形成されており、不純物元素はドープ等されていない。尚、第3の半導体層23の厚さは、約200nmである。
第4の半導体層24は、第3の半導体層23の上に、n−Geを600℃から700℃の温度でエピタキシャル成長させることにより形成されており、n型となる不純物元素としてPが、約2×1019cm−3の濃度となるようにドープされている。尚、第4の半導体層24の厚さは、約100nmである。
本実施の形態においては、第1の半導体層21を形成する際の基板温度を第1の温度と記載し、第2の半導体層22を形成する際の基板温度を第2の温度と記載する場合がある。第2の温度は、第1の温度よりも高い温度であり、上述したように、第3の半導体層23及び第4の半導体層24は、第2の半導体層22と同じ第2の温度において、エピタキシャル成長させることにより形成されている。
第1の電極31及び第2の電極32は、Al等の金属材料により形成されており、クラッド層40は、酸化シリコン等により形成されている。
本実施の形態においては、上述したフォトダイオードが形成される光半導体素子領域10Aに隣接して導波路領域10Bが形成されている。導波路領域10Bでは、Si基板11上の酸化シリコン層12の上に、Si導波路50が形成されており、Si導波路50を被うように、クラッド層40が形成されている。これにより、Si導波路50は、酸化シリコン層12を下部クラッドとし、クラッド層40を上部クラッドとする光導波路となる。本実施の形態において形成されるSi導波路50は、幅が約500nm、リブ厚さが約50nmのリブ型導波路である。尚、Si導波路50は、上述したようなリブ型導波路以外の構造のSi導波路であってもよい。また、上述したフォトダイオードは、Si導波路50を伝搬する光が、フォトダイオードにおける第3の半導体層23に入射する位置となるように形成されており、フォトダイオードと接続される領域は幅が広くなるように形成されている。
本実施の形態における光半導体装置は、SOI(Silicon on Insulator)基板を加工することにより形成されたものであってもよい。この場合、Si基板11は、SOI基板におけるSi(001)基板により形成され、酸化シリコン層12は、SOI基板におけるBOX層により形成される。また、光半導体素子領域10AにおけるSi層13及び導波路領域10BにおけるSi導波路50は、SOI基板の表面に形成されている厚さが約500nmのSi膜を加工することにより形成される。
本実施の形態においては、第2の半導体層22、第3の半導体層23、第4の半導体層24は、比較的高温の第2の温度でエピタキシャル成長させることにより形成されているため、貫通転位や格子欠陥が少ない。また、第1の半導体層21は、第2の温度よりも低い第1の温度でエピタキシャル成長させることにより形成されているため、貫通転位や格子欠陥が多数発生しているが、n型となる不純物元素であるPがドープされており、高抵抗な膜となっている。よって、本実施の形態においては、光を受光することにより発生したフォトキャリアがトラップされることを抑制することができるため、光検出の感度の低下を抑制することができ、光の検出効率を向上させることができる。
(光半導体装置の製造方法)
次に、本実施の形態における光半導体装置の製造方法について、図4から図7に基づき説明する。尚、図4から図7は、各々の工程を示す工程図であり、図4は斜視図であり、図5から図7は、各々の工程における図2における一点鎖線2A−2Bにおける断面に対応する断面図である。
最初に、図4に示すように、SOI基板における厚さが約500nmのSi膜を加工することにより、導波路領域10Bにリブ型導波路であるSi導波路50を形成し、更に、光半導体素子領域10Aに厚さ約100nmのSi層13を形成する。尚、本実施の形態においては、SOI基板におけるSi基板には、Si(001)基板が用いられている。
具体的には、最初に、SOI基板におけるSi膜の上に、Si導波路50の形状に対応した不図示のレジストパターンを形成し、レジストパターンの形成されていない領域におけるSi膜の一部をドライエッチングにより除去する。このように、SOI基板におけるSi膜をドライエッチングにより加工することにより、導波路領域10Bにおいて、所望の形状のSi導波路50を形成する。この後、レジストパターンは有機溶剤等により除去する。
次に、SOI基板におけるSi膜の上に、光半導体素子領域10A、即ち、Si層13が形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成し、レジストパターンの形成されていない領域におけるSi膜をドライエッチングにより一部除去する。このように、レジストパターンが形成されていない領域において、SOI基板におけるSi膜の厚さが約100nmとなるまでエッチングすることにより、光半導体素子領域10AにSi層13を形成する。この後、レジストパターンは有機溶剤等により除去する。尚、レジストパターンを形成する際には、Si膜の上にレジストを塗布し、EB(Electron Beam)露光装置による露光、現像を行うことにより、所望の領域にレジストパターンを形成する。また、ドライエッチングは、ICP(Inductive Coupled Plasma)ドライエッチング等により行う。
次に、図5(a)に示すように、最初に、導波路領域10BにおいてGeの成長を防ぐため、導波路領域10Bに不図示の酸化シリコン等のマスクを形成した後、Si層13の上に、Geからなる半導体層を形成する。具体的には、Si層13の上に、第1の半導体層21、第2の半導体層22、第3の半導体層23を形成するためのi−Ge膜23a、第4の半導体層24を形成するためのn−Ge膜24aをエピタキシャル成長により形成する。本実施の形態においては、これらの半導体膜は、LP−CVD(Low Pressure-Chemical Vapor Deposition:減圧化学気相成長)によるエピタキシャル成長により形成する。尚、LP−CVDにおいては、Ge原料ガスにはGeHを用い、キャリアガスにはHを用い、ドープされるPの原料ガスにはPHを用い、ドープされるBの原料ガスにはBを用いる。
第1の半導体層21は、Si層13の上に、Geを低温の基板温度である約350℃でエピタキシャル成長させることにより、厚さ約100nm形成する。本実施の形態においては、第1の半導体層21にドープされる不純物元素であるPの濃度は、約5×1017cm−3である。第1の半導体層21は、低温で結晶成長させているため、SiとGeとの格子定数差(4.2%)に起因した格子欠陥等が多数発生する。このような格子欠陥等は、アクセプタとして作用するが、本実施の形態においては、不純物元素として、Pをドープすることにより補償され、i化されており、高抵抗な膜となっている。
この後、H雰囲気において、基板温度を約700℃まで上昇させた後、第2の半導体層22を形成する。第2の半導体層22は、第1の半導体層21の上に、p−Geを約700℃の基板温度でエピタキシャル成長させることにより、厚さ約100nm形成する。尚、第2の半導体層22にドープされる不純物元素であるBの濃度は、約5×1018cm−3である。
この後、第2の半導体層22の上に、i−Geを約700℃の基板温度でエピタキシャル成長させることにより、第3の半導体層23を形成するためのi−Ge膜23aを厚さ約200nm形成する。
この後、第3の半導体層23の上に、n−Geを約700℃の基板温度でエピタキシャル成長させることにより、第4の半導体層24を形成するためのn−Ge膜24aを厚さ約100nm形成する。尚、第4の半導体層24にドープされる不純物元素であるPの濃度は、約2×1019cm−3である。
次に、図5(b)に示すように、i−Ge膜23a及びn−Ge膜24aの一部を除去することにより、第3の半導体層23及び第4の半導体層24を形成する。具体的には、n−Ge膜24aの表面にレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、第3の半導体層23及び第4の半導体層24が形成される領域に不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンの形成されていない領域におけるi−Ge膜23a及びn−Ge膜24aをICPドライエッチングにより除去し、第2の半導体層22の表面を露出させることによりメサを形成する。これにより、残存しているi−Ge膜23a及びn−Ge膜24aにより第3の半導体層23及び第4の半導体層24が形成される。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
次に、図6(a)に示すように、光半導体素子領域10A及び導波路領域10BにLP−CVDにより酸化シリコン膜を約1μm成膜することにより、クラッド層40を形成する。これにより、光半導体素子領域10Aにおいては、露出していた第2の半導体層22の表面、第3の半導体層23及び第4の半導体層24の側面、第4の半導体層24の表面が、クラッド層40により覆われる。また、導波路領域10Bにおいては、Si導波路50の上に、クラッド層40が形成される。
次に、図6(b)に示すように、光半導体素子領域10Aにおけるクラッド層40に、第2の半導体層22と接続される第1の電極31を形成するためのコンタクトホール40aを形成する。具体的には、クラッド層40の上に、レジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、コンタクトホール40aが形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンが形成されていない領域のクラッド層40をICPドライエッチングにより、第2の半導体層22の表面が露出するまで除去し、コンタクトホール40aを形成する。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
次に、図7(a)に示すように、クラッド層40に形成されたコンタクトホール40aに、p側電極となる第1の電極31を形成する。具体的には、クラッド層40の上及びコンタクトホール40aにおける第2の半導体層22の上に、スパッタリング等によりAl膜を成膜する。これにより、クラッド層40におけるコンタクトホール40aは、成膜されたAl膜により埋め込まれる。この後、成膜されたAl膜の上に、レジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、第1の電極31が形成される領域に不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンが形成されていない領域におけるAl膜を除去し、残存するAl膜により、第2の半導体層22と接続される第1の電極31を形成する。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
次に、図7(b)に示すように、光半導体素子領域10Aにおけるクラッド層40に、第4の半導体層24と接続される第2の電極32を形成するためのコンタクトホール40bを形成する。具体的には、クラッド層40の上に、レジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、コンタクトホール40bが形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンが形成されていない領域のクラッド層40をICPドライエッチングにより第4の半導体層24の表面が露出するまで除去し、コンタクトホール40bを形成する。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
次に、図8に示すように、クラッド層40に形成されたコンタクトホール40bに、n側電極となる第2の電極32を形成する。具体的には、クラッド層40の上及びコンタクトホール40bにおける第4の半導体層24の上に、スパッタリング等によりAl膜を成膜する。これにより、クラッド層40におけるコンタクトホール40bは、成膜されたAl膜により埋め込まれる。この後、成膜されたAl膜の上に、レジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、第2の電極32が形成される領域に不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンが形成されていない領域におけるAl膜を除去し、残存するAl膜により第4の半導体層24と接続される第2の電極32を形成する。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
〔第2の実施の形態〕
(光半導体装置)
次に、第2の実施の形態における光半導体装置について説明する。本実施の形態における光半導体装置は、Si基板またはSi層の上に形成されたフォトダイオード等とSi基板の上に形成されたSi導波路とが接続されているものであってもよく、Si基板またはSi層の上に形成されたフォトダイオード等のみであってもよい。尚、本実施の形態においては、フォトダイオードが形成される領域について説明するが、Si導波路が形成されている場合には、形成されるSi導波路は第1の実施の形態におけるSi導波路と同様のものである。
本実施の形態における光半導体装置は、図9に示されるように、Si基板11の上に、酸化シリコン層12、Si層13が順に形成されており、Si層13の上には、半導体層である第1の半導体部121が形成されている。第1の半導体部121上には、第1の半導体部121に接して第2の半導体部122、第3の半導体部123及び第4の半導体部124が形成されている。本実施の形態においては、第2の半導体部122と第3の半導体部123とが接して形成されており、第3の半導体部123と第4の半導体部124とが接して形成されている。また、第2の半導体部122の上には、第1の電極131が形成されており、第4の半導体部124の上には、第2の電極132が形成されている。更に、第2の半導体部122、第3の半導体部123、第4の半導体部124を覆うように、クラッド層140が形成されている。
本実施の形態においては、Si基板11は、Si(001)基板が用いられており、酸化シリコン層12は厚さが約3μm、Si層13は厚さが約100nmとなるように形成されている。
第1の半導体部121は、Si層13の上に、Geを300℃から400℃の比較的低温でエピタキシャル成長させることにより形成されており、n型となる不純物元素としてPが、約5×1017cm−3の濃度となるようにドープされている。Geは、上述したように、比較的低温でエピタキシャル成長させた場合、貫通転位や格子欠陥が多数発生し、不純物元素がドープされていない場合においてもp型となる。このため、本実施の形態においては、第1の半導体部121に、n型となる不純物元素として、Pをドープすることによりi化され高抵抗な膜となっており、発生したフォトキャリアが第1の半導体部121においてトラップされにくい構造となっている。尚、第1の半導体部121の厚さは、約100nmである。また、ドープされるn型となる不純物元素としては、P以外にもAsやSbを用いてもよい。
第2の半導体部122は、第1の半導体部121の上に、Geを600℃から700℃の比較的高温でエピタキシャル成長させることにより形成されており、p型となる不純物元素としてBが、約5×1018cm−3の濃度となるようにイオン注入されている。尚、第2の半導体部122の厚さは、約400nmである。
第3の半導体部123は、第1の半導体部121の上において、第2の半導体部122に接して形成されている。第3の半導体部123は、Geを600℃から700℃の温度でエピタキシャル成長させることにより形成されており、不純物元素は注入されてはいない。尚、第3の半導体部123の厚さは、約400nmである。
第4の半導体部124は、第1の半導体部121の上において、第3の半導体部123に接して形成されている。第4の半導体部124は、Geを600℃から700℃の温度でエピタキシャル成長させることにより形成されており、n型となる不純物元素としてPが、約2×1019cm−3の濃度となるようにイオン注入されている。尚、第4の半導体部124の厚さは、約400nmである。
Geは、比較的高温でエピタキシャル成長させた場合、貫通転位や格子欠陥が減少する。また、第2の半導体部122、第3の半導体部123、第4の半導体部124は、貫通転位や格子欠陥が多数発生している第1の半導体部121の上に形成されているため、ルーピング等により、貫通転位や格子欠陥を更に減少させることができる。よって、光を受光することにより発生したフォトキャリアは、第2の半導体部122、第3の半導体部123、第4の半導体部124において、ほとんどトラップされることはない。
本実施の形態においては、第1の半導体部121を形成する際の基板温度を第1の温度と記載し、第2の半導体部122、第3の半導体部123及び第4の半導体部124を形成する際の基板温度を第2の温度と記載する場合がある。第2の温度は、第1の温度よりも高い温度である。
第1の電極131及び第2の電極132は、Al等の金属材料により形成されており、クラッド層140は、酸化シリコン等により形成されている。
尚、本実施の形態においては、不図示のSi導波路を伝搬する光が、第3の半導体部123に入射する位置となるように形成されている。
本実施の形態における光半導体装置は、SOI基板を加工することにより形成されたものであってもよい。この場合、Si基板11は、SOI基板におけるSi(001)基板により形成され、酸化シリコン層12は、SOI基板におけるBOX層により形成される。また、Si層13は、SOI基板の表面に形成されている厚さが約500nmのSi膜を加工することにより形成される。
本実施の形態においては、第2の半導体部122、第3の半導体部123、第4の半導体部124は、比較的高温の第2の温度でエピタキシャル成長させることにより形成されているため、貫通転位や格子欠陥が少ない。また、第1の半導体部121は、第2の温度よりも低い第1の温度でエピタキシャル成長させることにより形成されているため、貫通転位や格子欠陥が多数発生しているが、n型となる不純物元素であるPがドープされており、高抵抗な膜となっている。よって、本実施の形態においては、光を受光することにより発生したフォトキャリアがトラップされることを抑制することができるため、光検出の感度の低下を抑制することができ、光の検出効率を向上させることができる。
(光半導体装置の製造方法)
次に、本実施の形態における光半導体装置の製造方法について、図10から図13に基づき説明する。
最初に、図10(a)に示すように、Si層13を形成し、Si層の上に、第1の半導体部121を形成し、第1の半導体部121の上にGe膜123aを形成する。
具体的には、SOI基板におけるSi膜の上に、Si層13が形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成し、レジストパターンの形成されていない領域におけるSi膜をドライエッチングにより一部除去する。このように、レジストパターンが形成されていない領域において、SOI基板におけるSi膜の厚さが約100nmとなるまで除去することにより、Si層13を形成する。この後、レジストパターンは有機溶剤等により除去する。尚、レジストパターンを形成する際には、Si膜の上にレジストを塗布し、EB露光装置による露光、現像を行うことにより、所望の領域にレジストパターンを形成する。また、ドライエッチングは、ICPドライエッチング等により行う。
この後、Si層13の上に、第1の半導体部121、i−Ge膜123aをLP−CVDによるエピタキシャル成長により形成する。尚、LP−CVDにおいては、Ge原料ガスにはGeHを用い、キャリアガスにはHを用い、ドープされるPの原料ガスにはPHを用いる。
第1の半導体部121は、Si層13の上に、Geを低温の基板温度となる約350℃でエピタキシャル成長させることにより、厚さ約100nm形成する。本実施の形態においては、第1の半導体部121にドープされる不純物元素であるPの濃度は、約5×1017cm−3である。第1の半導体部121は、低温で結晶成長させているため、SiとGeとの格子定数差(4.2%)に起因した格子欠陥等が多数発生する。このような格子欠陥等は、アクセプタとして作用するが、本実施の形態においては、不純物元素として、Pをドープすることにより補償され、i化されており、高抵抗な膜となっている。
この後、H雰囲気において、基板温度を約700℃まで上昇させた後、i−Ge膜123aを形成する。i−Ge膜123aは、第1の半導体部121の上に、i−Geを約700℃の基板温度でエピタキシャル成長させることにより、厚さ約100nm形成する。
次に、図10(b)に示すように、i−Ge膜123aの一部を除去することにより、残存するi−Ge膜123aにより、第2の半導体部122、第3の半導体部123及び第4の半導体部124が形成される領域を形成する。具体的には、i−Ge膜123aの表面にレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、第2の半導体部122、第3の半導体部123及び第4の半導体部124が形成される領域の上に不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンの形成されていない領域におけるi−Ge膜123aをICPドライエッチングにより除去する。これにより、残存しているi−Ge膜123aにより、第2の半導体部122、第3の半導体部123及び第4の半導体部124が形成される領域を形成する。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
次に、図11(a)に示すように、i−Ge膜123aにおいて、一方の端の側となる第2の半導体部122が形成される領域に、p型となる不純物元素をイオン注入しp−Geを形成することにより、第2の半導体部122を形成する。具体的には、i−Ge膜123aの上に、レジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、第2の半導体部122が形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、p型となる不純物元素であるBの濃度が約5×1018cm−3となるようにイオン注入することにより、i−Ge膜123aの一部である一方の端の側に、第2の半導体部122を形成する。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
次に、図11(b)に示すように、i−Ge膜123aにおいて、他方の端の側となる第4の半導体部124が形成される領域に、n型となる不純物元素をイオン注入してn−Geを形成することにより、第4の半導体部122を形成する。具体的には、i−Ge膜123aの上に、レジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、第4の半導体部124が形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、n型となる不純物元素であるPの濃度が約2×1019cm−3となるように、Pをイオン注入することにより、i−Ge膜123aの一部である他方の端の側に、第4の半導体部124を形成する。これにより、i−Ge膜123aにおいて、第2の半導体部122と第4の半導体部124との間に、不純物元素がイオン注入されていない第2の半導体部123が形成される。尚、第4の半導体部124は、第2の半導体部122と接することなく、第3の半導体部123と接しており、第2の半導体部122は第3の半導体部123と接している。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
次に、図12(a)に示すように、LP−CVDにより酸化シリコン膜を約1μm成膜することにより、クラッド層140を形成する。これにより、露出していた第2の半導体部122、第3の半導体部123及び第4の半導体部124が、クラッド層140により覆われる。
次に、図12(b)に示すように、クラッド層140に、第1の電極131を形成するためのコンタクトホール140a及び第2の電極132を形成するためのコンタクトホール140bを形成する。具体的には、クラッド層140の上に、レジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、コンタクトホール140a及び140bが形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンが形成されていない領域のクラッド層140をICPドライエッチングにより、第2の半導体部122の表面及び第4の半導体部124の表面が露出するまで除去し、コンタクトホール140a及び140bを形成する。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
次に、図13に示すように、クラッド層140に形成されたコンタクトホール140aに第1の電極131を形成し、コンタクトホール140bに第2の電極132を形成する。具体的には、クラッド層140の上及びコンタクトホール140a及び140bにおける第2の半導体部122及び第4の半導体部124の上に、スパッタリング等によりAl膜を成膜する。これにより、クラッド層140におけるコンタクトホール140a及び140bは、成膜されたAl膜により埋め込まれる。この後、成膜されたAl膜の上に、レジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、第1の電極131及び第2の電極132が形成される領域に、不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンが形成されていない領域におけるAl膜をドライエッチング等により除去し、残存するAl膜により第1の電極131及び第2の電極132を形成する。このように形成される第1の電極131は、第2の半導体層に接続されるp側電極となるものであり、第2の電極132は、第4の半導体層に接続されるn側電極となるものである。この後、不図示のレジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態における光半導体装置について説明する。本実施の形態における光半導体装置は、図14に示されるように、第1の実施の形態における光半導体装置において、第1の半導体層21に代えて、n−Ge層221とi−Ge層222とを形成した構造のものである。具体的には、Si層13の上にn−Ge層221が形成されており、n−Ge層221の上にi−Ge層222が形成されている。よって、第2の半導体層22は、i−Ge層222の上に形成されている。
n−Ge層221は、基板温度が300℃から400℃、例えば、350℃においてエピタキシャル成長させることにより形成されており、厚さは約100nmであって、n型となる不純物元素であるPが約1×1018cm−3の濃度となるようにドープされている。Geは基板温度が300℃から400℃の低温でエピタキシャル成長させた場合に、格子欠陥等が生じ、生じた格子欠陥等により不純物元素がドープされていなくともp型となるが、n型となる不純物元素を過剰にドープすることによりn型となっている。
i−Ge層222は、基板温度が300℃から400℃、例えば、350℃においてエピタキシャル成長させることにより形成されており、厚さは約100nmであって、不純物元素はドープされていない。よって、i−Ge層222に生じた格子欠陥等により不純物元素がドープされていなくともp型となる。尚、i−Ge層222は不純物元素がドープされていない場合について説明したが、不純物元素がドープされていてもp型となっているものであってもよい。
本実施の形態においては、n−Ge層221とi−Ge層222とを積層して形成することにより、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。尚、製造方法については、第1の実施の形態における第1の半導体層21を形成する工程に代えて、n−Ge層221及びi−Ge層222をエピタキシャル成長させる工程を行うことにより、本実施の形態における光半導体装置を製造することができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態における光半導体装置について説明する。本実施の形態における光半導体装置は、図15に示されるように、第2の実施の形態における光半導体装置において、第1の半導体層21に代えて、n−Ge層221とi−Ge層222とを形成した構造のものである。具体的には、Si層13の上にn−Ge層221が形成されており、n−Ge層221の上にi−Ge層222が形成されている。よって、第2の半導体部122、第3の半導体部123、第4の半導体部124は、i−Ge層222の上に形成されている。
n−Ge層221は、基板温度が300℃から400℃、例えば、350℃においてエピタキシャル成長させることにより形成されており、厚さは約100nmであって、n型となる不純物元素であるPが約1×1018cm−3の濃度となるようにドープされている。Geは基板温度が300℃から400℃の低温でエピタキシャル成長させた場合に、格子欠陥等が生じ、生じた格子欠陥等により不純物元素がドープされていなくともp型となるが、n型となる不純物元素を過剰にドープすることによりn型となっている。
i−Ge層222は、基板温度が300℃から400℃、例えば、350℃においてエピタキシャル成長させることにより形成されており、厚さは約100nmであって、不純物元素はドープされていない。よって、i−Ge層222に生じた格子欠陥等により不純物元素がドープされていなくともp型となる。
本実施の形態においては、n−Ge層221とi−Ge層222とを積層して形成することにより、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。尚、製造方法については、第2の実施の形態における第1の半導体部121を形成する工程に代えて、n−Ge層221及びi−Ge層222をエピタキシャル成長させる工程を行うことにより、本実施の形態における光半導体装置を製造することができる。
尚、上記以外の内容については、第2の実施の形態と同様である。
〔第5の実施の形態〕
次に、第5の実施の形態における光半導体装置について説明する。図16に本実施の形態における光半導体装置を示す。本実施の形態における光半導体装置は、第1の実施の形態における光半導体装置において、第1の半導体層21と第2の半導体層22との間に、i−Si層310を形成した構造のものである。具体的には、第1の半導体層21の上に、i−Si層310が形成されており、i−Si層310の上に、第2の半導体層22が形成されている。
i−Si層310は、H雰囲気において、基板温度を約700℃まで昇温させた後、SiHを原料ガスとして用いて、LP−CVDにより、厚さが10nm以下、例えば、約3nm成長させることにより形成する。Siは、Geと格子定数が異なるため、i−Si層310を厚く形成することは好ましくない。Siは、Geよりもバンドギャップが広いため、キャリアの通過を抑制することができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第6の実施の形態〕
次に、第6の実施の形態における光半導体装置について説明する。図17に本実施の形態における光半導体装置を示す。本実施の形態における光半導体装置は、第2の実施の形態における光半導体装置において、第1の半導体部121と第2の半導体部122、第3の半導体部123及び第4の半導体部124との間に、i−Si層310を形成した構造のものである。具体的には、第1の半導体部121の上に、i−Si層310が形成されており、i−Si層310の上に、第2の半導体部122、第3の半導体部123及び第4の半導体部124が形成されている。
i−Si層310は、H雰囲気において、基板温度を約700℃まで昇温させた後、SiHを原料ガスとして用いて、LP−CVDにより、厚さが10nm以下、例えば、約3nm成長させることにより形成する。Siは、Geと格子定数が異なるため、i−Si層310を厚く形成することは好ましくない。Siは、Geよりもバンドギャップが広いため、キャリアの通過を抑制することができる。
尚、上記以外の内容については、第2の実施の形態と同様である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
Si基板またはSi層の上に形成された第1の半導体部と、
前記第1の半導体部の上に形成された第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部と、
前記第2の半導体部に接続される第1の電極と、
前記第4の半導体部に接続される第2の電極と、
を有し、
前記第1の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成された半導体層であり、n型となる不純物元素をドープすることにより高抵抗になるものであって、
前記第2の半導体部は、p型となる不純物元素を含むGeにより形成されており、
前記第3の半導体部は、不純物元素がドープされていないGeにより形成されており、
前記第4の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成されていることを特徴とする光半導体装置。
(付記2)
前記第1の半導体部の上に、前記第2の半導体部が形成されており、
前記第2の半導体部の上に、前記第3の半導体部が形成されており、
前記第3の半導体部の上に、前記第4の半導体部が形成されていることを特徴とする付記1に記載の光半導体装置。
(付記3)
前記第1の半導体部と前記第2の半導体部との間には、厚さが10nm以下のSi層が形成されていることを特徴とする付記2に記載の光半導体装置。
(付記4)
前記第2の半導体部、前記第3の半導体部及び前記第4の半導体部は、前記第1の半導体部と接して形成されており、
前記第2の半導体部と前記第3の半導体部とは接しており、
前記第3の半導体部と前記第4の半導体部とは接していることを特徴とする付記1に記載の光半導体装置。
(付記5)
前記第1の半導体部と、前記第2の半導体部、前記第3の半導体部及び前記第4の半導体部との間には、厚さが10nm以下のSi層が形成されていることを特徴とする付記4に記載の光半導体装置。
(付記6)
前記第1の半導体部に代えて、Geにn型となる不純物元素がドープされn型となっているn−Ge層と、Geに不純物元素がドープされていないi−Ge層とが形成されていることを特徴とする付記1、2、4のうちのいずれかに記載の光半導体装置。
(付記7)
n型となる不純物元素は、P、As、Sbのいずれかであることを特徴とする付記1から6のうちのいずれかに記載の光半導体装置。
(付記8)
前記第3の半導体部は、Siにより形成されたSi導波路と接していることを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の光半導体装置。
(付記9)
Si基板またはSi層の上に、第1の温度で第1の半導体部を形成する工程と、
前記第1の半導体部の上に、前記第1の温度よりも高い第2の温度で、第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部を形成する工程と、
前記第2の半導体部に接続される第1の電極及び、前記第4の半導体部に接続される第2の電極を形成する工程と、
を有し、
前記第1の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成された半導体層であり、n型となる不純物元素をドープすることにより高抵抗になるものであり、
前記第2の半導体部は、p型となる不純物元素を含むGeにより形成されており、
前記第3の半導体部は、不純物元素がドープされていないGeにより形成されており、
前記第4の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成されていることを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部を形成する工程は、
前記第1の半導体部の上に、第2の半導体部を形成する工程と、
前記第2の半導体部の上に、第3の半導体部を形成する工程と、
前記第3の半導体部の上に、第4の半導体部を形成する工程と、
を含むものであることを特徴とする付記9に記載の光半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部を形成する工程は、
前記第1の半導体部の上に、前記第2の半導体部、前記第3の半導体部及び前記第4の半導体部を形成するためのGe膜を形成する工程と、
前記Ge膜に、p型となる不純物元素をドープすることにより、前記第2の半導体部を形成する工程と、
前記Ge膜に、n型となる不純物元素をドープすることにより、前記第4の半導体部を形成し、前記第2の半導体部と前記第4の半導体部との間における前記Ge膜により前記第3の半導体部が形成される工程と、
を含むものであることを特徴とする付記9に記載の光半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記第1の半導体部を形成する工程と、前記第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部を形成する工程との間に、
厚さが10nm以下のSi層を形成する工程を含むものであることを特徴とする付記9から11のうちのいずれかに記載の光半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記第1の半導体部を形成する工程に代えて、
Geにn型となる不純物元素がドープされn型となっているn−Ge層を形成する工程と、
Geに不純物元素がドープされていないi−Ge層を形成する工程と、
を含むものであることを特徴とする付記9から11のうちのいずれかに記載の光半導体装置の製造方法。
(付記14)
n型となる不純物元素は、P、As、Sbのいずれかであることを特徴とする付記9から13のうちのいずれかに記載の光半導体装置の製造方法。
(付記15)
前記第1の半導体部を形成する工程の前に、
Siにより、前記第3の半導体層に光が入射するSi導波路を形成する工程を含むことを特徴とする付記9から14のうちのいずれかに記載の光半導体装置の製造方法。(図4)
(付記16)
前記第1の半導体部、前記第2の半導体部、前記第3の半導体部及び前記第4の半導体部は、化学気相成長により形成されるものであることを特徴とする付記9から15のうちのいずれかに記載の光半導体装置の製造方法。
(付記17)
前記第1の温度は、300℃から400℃であって、
前記第2の温度は、600℃から700℃であることを特徴とする付記9から16のうちのいずれかに記載の光半導体装置の製造方法。
10A 光半導体素子領域
10B 導波路領域
11 Si基板
12 酸化シリコン層
13 Si層
21 第1の半導体層(第1の半導体部)
22 第2の半導体層(第2の半導体部)
23 第3の半導体層(第3の半導体部)
24 第4の半導体層(第4の半導体部)
31 第1の電極
32 第2の電極
40 クラッド層
50 Si導波路
121 第1の半導体部
122 第2の半導体部
123 第3の半導体部
124 第4の半導体部
221 n−Ge層
222 i−Ge層
310 i−Si層

Claims (6)

  1. Si基板またはSi層の上に形成された第1の半導体部と、
    前記第1の半導体部の上に形成された第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部と、
    前記第2の半導体部に接続される第1の電極と、
    前記第4の半導体部に接続される第2の電極と、
    を有し、
    前記第1の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成された半導体層であり、n型となる不純物元素をドープすることにより高抵抗になるものであって、
    前記第2の半導体部は、p型となる不純物元素を含むGeにより形成されており、
    前記第3の半導体部は、不純物元素がドープされていないGeにより形成されており、
    前記第4の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成されていることを特徴とする光半導体装置。
  2. 前記第1の半導体部の上に、前記第2の半導体部が形成されており、
    前記第2の半導体部の上に、前記第3の半導体部が形成されており、
    前記第3の半導体部の上に、前記第4の半導体部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光半導体装置。
  3. 前記第2の半導体部、前記第3の半導体部及び前記第4の半導体部は、前記第1の半導体部と接して形成されており、
    前記第2の半導体部と前記第3の半導体部とは接しており、
    前記第3の半導体部と前記第4の半導体部とは接していることを特徴とする請求項1に記載の光半導体装置。
  4. Si基板またはSi層の上に、第1の温度で第1の半導体部を形成する工程と、
    前記第1の半導体部の上に、前記第1の温度よりも高い第2の温度で、第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部を形成する工程と、
    前記第2の半導体部に接続される第1の電極及び、前記第4の半導体部に接続される第2の電極を形成する工程と、
    を有し、
    前記第1の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成された半導体層であり、n型となる不純物元素をドープすることにより高抵抗になるものであり、
    前記第2の半導体部は、p型となる不純物元素を含むGeにより形成されており、
    前記第3の半導体部は、不純物元素がドープされていないGeにより形成されており、
    前記第4の半導体部は、n型となる不純物元素を含むGeにより形成されていることを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部を形成する工程は、
    前記第1の半導体部の上に、第2の半導体部を形成する工程と、
    前記第2の半導体部の上に、第3の半導体部を形成する工程と、
    前記第3の半導体部の上に、第4の半導体部を形成する工程と、
    を含むものであることを特徴とする請求項4に記載の光半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2の半導体部、第3の半導体部及び第4の半導体部を形成する工程は、
    前記第1の半導体部の上に、前記第2の半導体部、前記第3の半導体部及び前記第4の半導体部を形成するためのGe膜を形成する工程と、
    前記Ge膜に、p型となる不純物元素をドープすることにより、前記第2の半導体部を形成する工程と、
    前記Ge膜に、n型となる不純物元素をドープすることにより、前記第4の半導体部を形成し、前記第2の半導体部と前記第4の半導体部との間における前記Ge膜により前記第3の半導体部が形成される工程と、
    を含むものであることを特徴とする請求項4に記載の光半導体装置の製造方法。
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