JP2014216302A - 蓄電素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】挟持部材、電極体および集電体の接合を強固にしつつ、蓄電素子の抵抗を下げることができる蓄電素子を提供する。【解決手段】挟持部材7は、電極体3の孔部35に挿通され電極体3の端面3b側に折り曲げられて、電極体3の金属層31と集電体4の集電部41とを挟持する。挟持部材7と、電極体3の金属層31と、集電体4の集電部41とは、電極体3の側面3a側で、接合される。【選択図】図5
Description
この発明は、蓄電素子に関する。
従来、蓄電素子としては、特開2003−346770号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この蓄電素子は、容器と、容器の外部に露出する外部端子と、容器内に収容されている電極体と、外部端子と電極体とを電気的に接続する集電体と、電極体と集電体とを挟持する挟持部材とを備えている。電極体の両端部のそれぞれには、露出した電極を有する。
図6に示すように、上記集電体104は、上記電極体103の側面側で、電極体103の端部の電極131に接触している。この電極131は、積層された複数の金属層(アルミニウム層と銅層)からなる。
上記挟持部材105は、電極体103の端面から内部側に折り曲げられた形状であり、電極体103の端面を覆うようにして、電極体103の端部の電極131と集電体104とを挟み込む。電極体103の端部の電極131と、集電体104と、挟持部材105とは、電極体103の側面側で、溶接により接合されている。
ところで、上記従来の蓄電素子を実際に製造して使用しようとすると、次の問題があることを発見した。
上記挟持部材105は、電極体103の端面を挟んでおり、電極体103の端面側の金属層間の広がりを押さえることができるが、電極体103の内部側の金属層間は、広がったままである。このため、電極体103の集電体104と重なる部分では、金属層間は広がっており、金属層の密着性が悪かった。したがって、挟持部材105、電極体103および集電体104の接合が弱くなると共に、蓄電素子の抵抗が大きなものとなっていた。
そこで、この発明の課題は、挟持部材、電極体および集電体の接合を強固にしつつ、蓄電素子の抵抗を下げることができる蓄電素子を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の蓄電素子は、
容器と、
上記容器の外部に少なくとも一部が配置されている外部端子と、
上記容器内に収容される電極体と、
上記外部端子と上記電極体とを電気的に接続する集電体と、
上記電極体と上記集電体とを挟持する挟持部材と
を備え、
上記電極体は、積層された複数の金属層を有し、上記電極体の両端部のそれぞれにおいて、上記金属層が露出し、
上記電極体の上記端部の上記金属層には、上記電極体の側面側に、上記金属層の積層方向に貫通する孔部を有し、
上記集電体は、上記電極体の上記端部の上記金属層に接触する集電部を有し、
上記挟持部材は、上記電極体の上記孔部に挿通され上記電極体の端面側に折り曲げられて、上記電極体の上記金属層と上記集電体の上記集電部とを挟持し、
上記挟持部材と、上記電極体の上記金属層と、上記集電体の上記集電部とは、上記電極体の側面側で、接合されることを特徴としている。
容器と、
上記容器の外部に少なくとも一部が配置されている外部端子と、
上記容器内に収容される電極体と、
上記外部端子と上記電極体とを電気的に接続する集電体と、
上記電極体と上記集電体とを挟持する挟持部材と
を備え、
上記電極体は、積層された複数の金属層を有し、上記電極体の両端部のそれぞれにおいて、上記金属層が露出し、
上記電極体の上記端部の上記金属層には、上記電極体の側面側に、上記金属層の積層方向に貫通する孔部を有し、
上記集電体は、上記電極体の上記端部の上記金属層に接触する集電部を有し、
上記挟持部材は、上記電極体の上記孔部に挿通され上記電極体の端面側に折り曲げられて、上記電極体の上記金属層と上記集電体の上記集電部とを挟持し、
上記挟持部材と、上記電極体の上記金属層と、上記集電体の上記集電部とは、上記電極体の側面側で、接合されることを特徴としている。
ここで、上記積層方向とは、巻回型の電極体では、電極体の径方向と一致し、積層型の電極体では、電極体の厚み方向と一致する。
この発明の蓄電素子によれば、上記挟持部材は、上記電極体の上記孔部に挿通され上記電極体の端面側に折り曲げられて、上記電極体の上記金属層と上記集電体の上記集電部とを挟持し、上記挟持部材と、上記電極体の上記金属層と、上記集電体の上記集電部とは、上記電極体の側面側で、接合される。これにより、上記電極体の端部の金属層は、挟持部材にて、金属層間の広がりを押さえられて、差込部から電極体の端面側までの金属層の密着性が向上する。したがって、挟持部材、電極体および集電体の接合を強固にしつつ、蓄電素子の抵抗を下げることができる。
また、一実施形態の蓄電素子では、上記挟持部材、上記電極体および上記集電体の接合部分は、上記電極体の側面側からみて、上記挟持部材の上記孔部に差し込まれている差込部よりも上記電極体の端面側に位置し、かつ、上記電極体の上記両端部を結ぶ両端方向において上記差込部と重なる。
この実施形態の蓄電素子によれば、上記接合部分は、差込部と電極体の両端方向に重なるので、この金属層間の密着性のよい部分で、集電体を接合することができる。
また、一実施形態の蓄電素子では、上記集電部には、上記電極体の端面に巻き付けられる巻き付け部が設けられている。
この実施形態の蓄電素子によれば、上記集電部には、上記電極体の端面に巻き付けられる巻き付け部が設けられているので、この巻き付け部により、電極体の端面側の金属層間の広がりを押さえることができる。これにより、電極体の金属層の密着性を一層向上して、蓄電素子の抵抗を一層下げるこができる。
また、一実施形態の蓄電素子では、上記電極体の側面側からみて、上記電極体の上記両端方向に直交する幅方向に関して、上記差込部の幅は、上記接合部分の幅よりも大きい。
この実施形態の蓄電素子によれば、上記差込部の幅は、上記接合部分の幅よりも大きいので、電極体の金属層間の広がりを押さえられている部分の幅を、接合部分の幅よりも大きくできる。このため、確実に金属層間の密着性のよい部分で、集電体を接合できる。
この発明の蓄電素子によれば、上記挟持部材は、上記電極体の上記孔部に挿通され上記電極体の端面側に折り曲げられて、上記電極体の上記金属層と上記集電体の上記集電部とを挟持し、上記挟持部材と、上記電極体の上記金属層と、上記集電体の上記集電部とは、上記電極体の側面側で、接合される。これにより、挟持部材、電極体および集電体の接合を強固にしつつ、蓄電素子の抵抗を下げることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態の蓄電素子を示す斜視図である。図1に示すように、この蓄電素子は、容器1と、この容器1内に収容されている電極体3とを備えている。この蓄電素子は、例えば、リチウムイオン電池や鉛蓄電池等の非水電解質二次電池である。
上記容器1は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金からなる。容器1は、開口部を有する容器本体10と、この容器本体10の開口部を閉じる蓋体11とを有する。
上記電極体3は、電極としての正極側金属層31および負極側金属層32と、セパレータ33とを有する。正極側金属層31は、アルミニウム箔からなり、負極側金属層32は、銅箔からなる。セパレータ33は、多孔性の樹脂フィルムからなる。セパレータ33は、正極側金属層31と負極側金属層32との間に、配置されている。正極側金属層31、負極側金属層32およびセパレータ33は、積層されている。
上記正極側金属層31、上記負極側金属層32および上記セパレータ33は、帯状であり、正極側金属層31と負極側金属層32は、セパレータ33に対して幅方向の反対側にそれぞれ位置をずらせた状態で長円形状に巻回されている。つまり、電極体3の軸方向一端部に、正極側金属層31が露出しており、電極体3の軸方向他端部に、負極側金属層32が露出している。
上記電極体3は、長円形の平坦な側面3aが直立するように、横置きに配置されている。電極体3の両端部には、それぞれ、集電体4が配置されている。つまり、集電体4は、正極側と負極側のそれぞれに、設けられている。正極側の集電体4は、アルミニウムからなり、負極側の集電体4は、銅からなる。集電体4は、容器1内に収容されている。
上記蓋体11には、電極体3の両端部のそれぞれに対応する位置に、外部端子2が取り付けられている。つまり、外部端子2は、正極側と負極側のそれぞれに、設けられている。正極側の外部端子2は、アルミニウムからなり、負極側の外部端子2は、銅からなる。外部端子2の一部は、容器1の外部に、配置されている。
そして、上記電極体3の一端部の正極側金属層31は、正極側の集電体4を介して、正極側の外部端子2に電気的に接続される。上記電極体3の他端部の負極側金属層32は、負極側の集電体4を介して、負極側の外部端子2に電気的に接続される。
上記電極体3と上記集電体4とは、挟持部材7により、挟持されている。正極側の挟持部材7は、アルミニウムからなり、負極側の挟持部材7は、銅からなる。
図2に示すように、上記集電体4は、板状の本体部40と、この本体部40に接続される2つの板状の集電部41と、この各集電部41に接続される2つの巻き付け部42とを有する。
上記本体部40は、平坦状に形成され、電極体3の端部の上部に配置されている。本体部40には、リベット貫通用の孔部40aが、設けられている。
上記集電部41は、本体部40の左右方向(電極体3の厚み方向)の端縁から左右方向に突出して下方向(電極体3側)に折り曲げられている。集電部41は、電極体3の側面3aに沿うように延在している。左右の集電部41,41は、本体部40に関して、対称に形成されている。
上記巻き付け部42は、集電部41の前方向(電極体3の端面3b方向)の端縁から前方へ突出している。2つの巻き付け部42は、集電部41の上下方向の中間部と下部に位置している。
上記外部端子2は、接続杆21とボルト22とリベット23とを有する。接続杆21は、蓋体11の外部に位置する。ボルト22は、接続杆21に螺合されて、ボルト22の先端部が、上方に突出している。接続杆21と蓋体11との間には、上パッキン5が取り付けられている。集電体4と蓋体11との間には、下パッキン6が取り付けられている。上下パッキン5,6は、絶縁性および密封性を有する。
上記リベット23は、集電体4の本体部40の孔部40aと、下パッキン6の孔部6aと、蓋体11の孔部11aと、上パッキン5の(図示しない)孔部と、接続杆21の孔部21aとを、順に貫通して、かしめられる。
このように、上記集電体4の本体部40は、上記外部端子2に接触する。集電体4と外部端子2とは、蓋体11に一体に固定される。
上記電極体3は、この側面3a側に、孔部35を有する。この孔部35は、電極体3の端部の正極側金属層31に、設けられている。孔部35は、正極側金属層31および負極側金属層32の積層方向に貫通している。つまり、孔部35は、電極体3の外周面から内周面までを径方向に、貫通している。孔部35は、スリット状であり、電極体3の側面3a側からみて、電極体3の両端方向(巻回型電極体3の軸方向)に直交する幅方向(巻回型電極体3の周方向)に延在している。なお、電極体3の正極側金属層31に孔部35を設ける場合、正極側金属層31のバリの出る向きを、電極体3の端面3b方向(軸方向外側)とする。
上記挟持部材7は、板状の本体部70と、この本体部70に接続される板状の突片部71とを有する。本体部70は、電極体3の外周面側に位置し、突片部71は、電極体3の孔部35に挿通される。
図3と図4に示すように、上記集電体4の集電部41は、電極体3の正極側金属層31に接触する。集電体4の巻き付け部42は、電極体3の端面3b側から内部側に折り曲げられて、電極体3の端面3bに巻き付けられる。
上記挟持部材7は、電極体3の孔部35に挿通され電極体3の端面3b側に折り曲げられて、電極体3の正極側金属層31と集電体4の集電部41とを挟持する。挟持部材7の本体部70は、集電体4の集電部41に接触する。挟持部材7の突片部71は、差込部711と巻き付け部712とを有する。差込部711は、孔部35に差し込まれている部分である。巻き付け部712は、電極体3の内部側から端面3b側に折り曲げられて、電極体3の端面3bに巻き付けられる。
上記挟持部材7と、上記電極体3の端部の正極側金属層31と、上記集電体4の集電部41とは、上記電極体の側面3a側で、溶接により接合される。つまり、挟持部材7の両側からの超音波溶接により、挟持部材7と集電体4と電極体3とは、一体に接合される。
図5に示すように、上記挟持部材7、上記電極体3および上記集電体4の接合部分8は、電極体の側面3a側からみて、挟持部材7の差込部711よりも電極体3の端面3b側に位置する。接合部分8は、電極体3の側面3a側からみて、電極体3の両端方向(図5では左右方向)において差込部711と重なる。電極体3の側面3a側からみて、電極体3の両端方向に直交する幅方向(図5では上下方向)に関して、差込部711の幅W1は、接合部分8の幅W2よりも大きい。つまり、電極体3の両端方向において、接合部分8の全ては、差込部711に重なる。
上記電極体3の孔部35の内面と上記挟持部材7の差込部711との間に、隙間が設けられている。つまり、この隙間は、少なくとも、孔部35の反端面3b側の内面と差込部711との間にある。したがって、この隙間を設けているため、超音波溶接時の振動により、差込部711と接触する電極体3の接触部分の箔から、コンタミ(異物や、箔が破れることにより生じる銅粉末)が発生することを、防ぐことができる
なお、図2から図5では、電極体3の正極側の集電体4、外部端子2および挟持部材7について説明したが、電極体3の負極側の集電体4、外部端子2および挟持部材7についても同様の構成である。
次に、上記構成の蓄電素子の組立方法について説明する。
図2に示すように、上記集電体4の集電部41を、上記電極体3の端部の正極側金属層31に接触させる。上記挟持部材7の突片部71を、電極体3の孔部35に挿通させる。
そして、図3に示すように、挟持部材7の突片部71を電極体3の内部側から端面3b側に折り曲げて、挟持部材7により電極体3の正極側金属層31と集電体4の集電部41とを挟持させる。また、集電体4の巻き付け部42を、電極体3の端面3b側から内部側に折り曲げて、電極体3の端面3bに巻き付ける。
その後、図5に示すように、挟持部材7と、電極体3の端部の正極側金属層31と、集電体4の集電部41とを、電極体3の側面3a側で、溶接により接合する。このとき、接合部分8を、電極体の側面3a側からみて、挟持部材7の差込部711よりも電極体3の端面3b側に位置し、かつ、電極体3の両端方向において差込部711と重なるようにする。なお、電極体3の負極側においても、電極体3の正極側と同様に組み立てる。
上記構成の蓄電素子によれば、上記挟持部材7は、上記電極体3の上記孔部35に挿通され上記電極体3の端面3b側に折り曲げられて、上記電極体3の上記金属層(正極側金属層31および負極側金属層32)と上記集電体4の上記集電部41とを挟持する。上記挟持部材7と、上記電極体3の上記金属層と、上記集電体4の上記集電部41とは、上記電極体3の側面3a側で、接合される。これにより、電極体3の端部の金属層は、挟持部材7にて、この金属層間の広がりを押さえられて、差込部711から電極体3の端面3b側までの金属層の密着性が向上する。したがって、挟持部材7、電極体3および集電体4の接合を強固にしつつ、蓄電素子の抵抗を下げることができる。
また、上記接合部分8は、差込部711と電極体3の両端方向に重なるので、この金属層間の密着性のよい部分で、集電体4を接合することができる。
また、溶接作業において、集電体4と電極体3とを挟持部材7により挟持し、電極体3の金属層間の広がりを挟持部材7により押さえてから、挟持部材7、電極体3および集電体4を溶接することができる。これにより、溶接作業を安定して行うことができる。
また、上記電極体3の側面3aで溶接しているため、電極体3の端面3bにて溶接する場合に比べて、挟持部材7の差込部711の近くで、溶接できる。つまり、電極体3の金属層間の広がりを最も押さえられている部分にて、溶接しているため、蓄電素子の抵抗を有効に下げることができる。
また、上記挟持部材7は、上記電極体3の上記孔部35に挿通されているので、例えば、蓄電素子が振動を受けても、電極体3の金属層のずれを防止できる。
また、上記集電体4と上記電極体3の負極側金属層32とを超音波溶接する際に、銅粉末が飛散するが、挟持部材7の差込部711は、接合部分8よりも、電極体3の内部側に位置するので、この差込部711により、銅粉末が電極体3の内部へ進入することを防止できる。したがって、銅粉末の電極体3の内部への混入による蓄電素子の容量低下を防止できる。
また、上記集電部41には、上記電極体3の端面3bに巻き付けられる巻き付け部42が設けられているので、この巻き付け部42により、電極体3の端面3b側の金属層間の広がりを押さえることができる。これにより、電極体3の金属層の密着性を一層向上して、蓄電素子の抵抗を一層下げるこができる。
また、上記差込部711の幅W1は、上記接合部分8の幅W2よりも大きいので、電極体3の金属層間の広がりを押さえられている部分の幅を、接合部分8の幅よりも大きくできる。このため、確実に金属層間の密着性のよい部分で、集電体4を接合できる。また、溶接時に飛散する銅粉末が、電極体3の内部へ進入することを、一層確実に防止できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。上記実施形態では、集電体の集電部の数量を2つとしたが、1つまたは3つ以上としてもよい。
上記実施形態では、挟持部材、電極体および集電体を、超音波溶接により接合したが、レーザ溶接などの溶接により接合するようにしてもよく、または、抵抗溶接や固相接合などにより接合するようにしてもよい。上記実施形態では、集電部に巻き付け部を設けたが、巻き付け部を省略してもよい。上記実施形態では、板金状の集電体を用いたが、リード線からなる集電体を用いてもよい。
上記実施形態では、電極体の両端方向において、接合部分の全てを、差込部に重なるようにしたが、接合部分の一部分が、差込部に重なるようにしてもよい。上記実施形態では、差込部の幅を、接合部分の幅よりも大きくしたが、差込部の幅を、接合部分の幅よりも小さくしまたは同等としてもよい。
なお、容器の材質の例として、アルミニウム、アルミニウム合金を例示したが、他の材質、例えばステンレス鋼、鉄、ニッケル、およびニッケル鋼などでも本発明の効果は制限されない。端子および集電体の材質としてアルミニウムおよび銅を例示したが、他の材質であっても本発明の効果は制限されない。また、ニッケルメッキ等を実施しても本発明の効果は制限されない。
上記実施形態では、長円形状の巻回型の電極体について説明したが、積層型の電極体の場合にも、電極体の端部の露出した電極に、上記集電体を同様に電気的に接続することができる。この場合、電極体の孔部は、電極体の厚み方向に貫通している。上記実施形態では、蓄電素子として、非水電解質二次電池について説明したが、キャパシタ等であっても同様に適用可能である。
1 容器
10 容器本体
11 蓋体
2 外部端子
3 電極体
3a 側面
3b 端面
31 正極側金属層
32 負極側金属層
35 孔部
4 集電体
40 本体部
41 集電部
42 巻き付け部
7 挟持部材
70 本体部
71 突片部
711 差込部
712 巻き付け部
8 接合部分
W1 差込部の幅
W2 接合部分の幅
10 容器本体
11 蓋体
2 外部端子
3 電極体
3a 側面
3b 端面
31 正極側金属層
32 負極側金属層
35 孔部
4 集電体
40 本体部
41 集電部
42 巻き付け部
7 挟持部材
70 本体部
71 突片部
711 差込部
712 巻き付け部
8 接合部分
W1 差込部の幅
W2 接合部分の幅
Claims (4)
- 容器と、
上記容器の外部に少なくとも一部が配置されている外部端子と、
上記容器内に収容される電極体と、
上記外部端子と上記電極体とを電気的に接続する集電体と、
上記電極体と上記集電体とを挟持する挟持部材と
を備え、
上記電極体は、積層された複数の金属層を有し、上記電極体の両端部のそれぞれにおいて、上記金属層が露出し、
上記電極体の上記端部の上記金属層には、上記電極体の側面側に、上記金属層の積層方向に貫通する孔部を有し、
上記集電体は、上記電極体の上記端部の上記金属層に接触する集電部を有し、
上記挟持部材は、上記電極体の上記孔部に挿通され上記電極体の端面側に折り曲げられて、上記電極体の上記金属層と上記集電体の上記集電部とを挟持し、
上記挟持部材と、上記電極体の上記金属層と、上記集電体の上記集電部とは、上記電極体の側面側で、接合されることを特徴とする蓄電素子。 - 請求項1に記載の蓄電素子において、
上記挟持部材、上記電極体および上記集電体の接合部分は、上記電極体の側面側からみて、上記挟持部材の上記孔部に差し込まれている差込部よりも上記電極体の端面側に位置し、かつ、上記電極体の上記両端部を結ぶ両端方向において上記差込部と重なることを特徴とする蓄電素子。 - 請求項1または2に記載の蓄電素子において、
上記集電部には、上記電極体の端面に巻き付けられる巻き付け部が設けられていることを特徴とする蓄電素子。 - 請求項2または3に記載の蓄電素子において、
上記電極体の側面側からみて、上記電極体の上記両端方向に直交する幅方向に関して、上記差込部の幅は、上記接合部分の幅よりも大きいことを特徴とする蓄電素子。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022186653A (ja) * | 2021-06-03 | 2022-12-15 | 格力▲たい▼新能源股▲ふん▼有限公司 | 電池用カバーアセンブリ及び電池デバイス |
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2013
- 2013-04-30 JP JP2013095679A patent/JP2014216302A/ja active Pending
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JP2022186653A (ja) * | 2021-06-03 | 2022-12-15 | 格力▲たい▼新能源股▲ふん▼有限公司 | 電池用カバーアセンブリ及び電池デバイス |
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