以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のネットワーク構成例を示す図である。また、図2は、本実施形態の動作概要の説明図である。
クライアントPC(パーソナルコンピュータ)101または102は、自PC上で実行されているアプリケーションプログラムの印刷メニュー(図2の201)から、プリンタ装置103または104のいずれかに対応するプリンタドライバ(図2の202または203のいずれか)を選択して、印刷を実行する。これにより、クライアントPC101または102のアプリケーションソフトウェアから出力された印刷データは、選択されたプリンタドライバからローカルエリアネットワーク(以下「LAN」と呼ぶ)LAN106を介して、そのプリンタドライバに対応するプリンタ装置103または104に送信される(図2の204または205)。そして、そのプリンタ装置103,104が、印刷を実行する(図2の206または207)。
このようにして、LAN106に接続されたクライアントPC101または102からは、プリンタ装置103,104のうちの任意のプリンタ装置を使って、印刷を実行することができる。
クライアントPC101または102は、2台のみである必要はなく、2台以上の複数台が運用されてよい。以下の説明では、この複数台を、クライアントPC101または102等と呼ぶ。同様に、プリンタ装置103または104も、2台のみである必要はなく、2台以上の複数台が運用されてよい。以下の説明では、この複数台を、プリンタ装置103または104等、あるいは単に、各プリンタ装置と呼ぶ。
プリンタ装置103および104等はそれぞれ、自装置の使用状況を使用状況ログファイルとして、内部の不揮発性メモリに蓄積する(図2の208または209等)。この使用状況ログファイルは月度単位といった所定の期間ごとにその期間の実績データやその期間の最終のデータなどで構成されたレコードの集合体であり、各期間ごとのレコードを使用状況ログ情報と呼ぶ。使用状況ログファイルには前月度以前の使用状況ログ情報が記憶されている。また、この使用状況ログファイル全体を使用状況ログ情報と呼ぶこともある。この使用状況ログファイルを、便宜上、プリンタ側使用状況ログファイルと称する場合がある。
LAN106に接続されている管理PC105上は、ログ収集・管理処理のソフトウェアを実行し、この結果、以下の一連の機能を実現する。なお、このログ収集・管理処理のソフトウェアは、専用の管理PC105ではなく、クライアントPC101または102等のいずれかで実行されてもよい。以下の説明では、ログ収集・管理処理のソフトウェアが管理PC105上で実行されるものとして説明する。
まず、管理PC105は、プリンタ分類部の機能を実行する。この機能では、ネットワークであるLAN106に接続されている複数のプリンタ装置103または104等のうちの任意のプリンタ装置が、1つ以上のグループに分類される。例えば、図1または図2のプリンタ装置103および104が、1つのグループに分類される。以下このようにして分類されたプリンタ装置群を、仮想的な1つのプリンタ装置とみなしてグループプリンタと呼ぶ。
次に、管理PC105は、ログ収集部の機能を実行する。この機能では、LAN106に接続されている例えば各プリンタ装置103または104等から、それぞれ使用状況ログ情報(図2の208,209等)が収集される。ログ収集部の機能について、より具体的に述べる。管理PC105内の記憶装置には、各プリンタ装置103または104等に一対一に対応付けられた、複数の使用状況ログファイルが記憶されている。これらの使用状況ログファイルを、便宜上、PC側使用状況ログファイルと称する場合がある。管理PC105は、LAN106に接続されている各プリンタ装置103または104等の内部の不揮発性メモリから、上述の使用状況ログ情報を受信して所定の期間ごとの使用状況ログ情報の単位にPC側使用状況ログファイルに上書き保存する。
なお、使用状況ログ情報の収集に際して、プリンタ装置103、104は、内部の不揮発性メモリ上のプリンタ側使用状況ログファイルに加え、本日が含まれる当該所定の期間の使用状況を計算し当該期間の使用情報ログ情報をも、自装置の使用状況ログ情報として送信する。
次に、管理PC105は、グループログ算出部の機能を実行する。この機能では、上述の複数のPC側使用状況ログファイルのうち、同じグループに分類された複数のプリンタ装置に1対1で対応付けられた複数のPC側使用状況ログファイルのうちの対応するPC側使用状況ログファイルに含まれる使用状況ログ情報を、上述の所定の期間ごとに合算することによって、当該グループに関連付けられたグループプリンタの使用状況ログ情報が生成される。生成された使用状況ログ情報は、管理PC105の記憶装置内に記憶される。
さらに、管理PC105は、ログ出力部の機能を実行する。この機能では、グループログ算出部の機能で生成された使用状況ログ情報の中から、ユーザが指定した年度に属する各月度の使用状況ログ情報が抽出されて、グループごとに分かれて、例えば管理PC105のディスプレイ(図2の212)に表示される(図2の213)。
このようにして、本実施形態では、同じグループに属する例えばプリンタ装置103および104の各使用状況ログファイルの使用状況ログ情報を所定の期間単位、例えば、月度単位で合算して、その内容をグループに属さない単独プリンタ装置の使用状況ログファイルの使用状況ログ情報と区別して1つのグループプリンタの使用状況ログ情報として表示することが可能となる。これにより、運用されている複数のプリンタ装置の全体の使用状況を、グループプリンタの使用状況として一括して簡単に把握することが可能となる。
ここで、管理PC105が実行する上述のログ収集部の機能において、現在はLAN106に接続されていないものの、将来接続されるかまたは過去に接続されていた各プリンタ装置について、そのプリンタ装置に対する使用状況ログ情報の収集の要否の指定を受け付けるように構成してよい。この場合、使用状況ログ情報の収集が要と指定されたプリンタ装置からのみ使用状況ログ情報が収集される。
このようなログ情報の収集停止機能によって、寿命になったり壊れたりしてプリンタ装置を買い替えた(リプレース)場合であって古いプリンタ装置が撤去されてしまった場合には、収集停止を指示することが可能となる。この結果、例えば存在しなくなったプリンタ装置に対して無駄なログ収集のためのアクセス処理が実行されて、その処理のタイムアウトまで管理PC105の反応が無くなったり鈍くなったりする事態を防止することが可能となる。
また、この機能を上述のグループプリンタの機能と併せて使用することにより、リプレースした場合でも、古いプリンタ装置と新しいプリンタ装置の使用状況ログの情報を合算表示させることができ、継続した1つのグループプリンタとして管理することが可能となる。すなわち、グループプリンタとされた2つ以上のプリンタ装置のうちの一つのプリンタ装置を、該グループプリンタとされた2つ以上のプリンタ装置のうちの残りのプリンタ装置のいずれか一つのプリンタ装置でリプレースする場合には、一つのプリンタ装置も残りのプリンタ装置のいずれか一つのプリンタ装置も、上述の所定の期間内に同じLAN106に接続される場合があるが、リプレースのため、一つのプリンタ装置は残りのプリンタ装置のいずれか一つのプリンタ装置と同時にはLAN106に接続されない。このような場合に、グループログ算出部は、一つのプリンタ装置の使用状況ログ情報と残りのプリンタ装置のいずれか一つのプリンタ装置の使用状況ログ情報を合算して、1つのグループの使用状況ログ情報として算出する、機能を実行する。
さらに、管理PC105は、目標値設定部の機能を備えてよい。この機能では、年度単位および月度単位のプリンタ装置1台あたりの使用状況の目標値が設定される。そして、上述のログ収集部の機能では、LAN106に将来接続されるまたは過去に接続されていた各プリンタ装置について、そのプリンタ装置の導入日付および使用状況ログ情報の収集停止日付の指定を受け付けるように構成してよい。そして、上述のログ出力部の機能では、グループごとに、指定された年度に属する各月度に対応するプリンタ装置1台あたりの各目標値をその月度で稼働状態にあるそのグループに属するプリンタ装置の数だけ加算した値がそのグループの各目標値として表示等される。また、単独プリンタ装置については、指定された年度に属する各月度に対応するプリンタ装置1台あたりの各目標値がその単独プリンタ装置の各目標値として表示等される。
この目標値設定部の機能により、グループプリンタに対しても、適切な目標値を設定し、使用状況ログ情報と比較することが可能となる。
さらに、上述の目標値設定部の機能を前提として、上述のログ出力部の機能で、指定された年度に属する月度ごとに、その月度が各グループに属するプリンタ装置または単独プリンタ装置の導入日付または収集停止日付が属する月に対応している場合は、その月度に対応する目標値をその導入日付またはその収集停止日付に対応して補正(日割計算)するように構成してよい。
これにより、月度の途中でプリンタ装置がリプレース等されても、それに対応する正しい目標値を設定し表示することが可能となる。
図3は、本実施形態の上述した機能を実現する管理PC105と、プリンタ装置103,104とからなる印刷システムのハードウェア構成図である。
管理PC105は、CPU301、ROM302、RAM303、入力装置304、出力装置305、LANインタフェース(以下、「LAN I/F」と称する)306、外部記憶装置307、および可搬記録媒体309が挿入される可搬記録媒体駆動装置308を備え、これらがバスによって接続された構成を有する。
図3に示される管理PC105の構成は、本実施形態における上述の機能を実現できるハードウェア構成の一例であり、そのようなコンピュータはこの構成に限定されるものではない。
CPU(中央演算処理装置)301は、当該管理PC105全体の制御を行う。RAM(ランダムアクセスメモリ)303は、プログラムの実行、データ更新等の際に、ROM(リードオンリーメモリ)302または外部記憶装置307(或いは可搬記録媒体309)に記憶されているプログラム又はデータを一時的に格納するメモリである。
CUP301は、後述するログ収集・管理処理のプログラムをROM302または外部記憶装置307(或いは可搬記録媒体309)からRAM303に読み出して実行することにより、管理PC105全体の制御を行う。
入力装置304は図1のアプリケーションプログラム108やプリンタドライバ103の実行時に、ユーザが管理PC105に対して各種指定を行うための装置であり、出力装置305は例えば上記入力時の確認や実行データ等の表示を行うディスプレイ装置である。
外部記憶装置307は、例えばハードディスク記憶装置またはソリッドディスク記憶装置であり、上述の各機能部を実現するプログラムデータや各種データを記憶する。
可搬記録媒体駆動装置308は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体309を収容するもので、外部記憶装置307の補助の役割を有する。また、上記各種プログラムのインストール等を行う。
LAN I/F306は、例えば有線またはWiFi無線によって図1または図2のLAN106を接続するための装置である。
本実施形態によるログ情報収集装置は、後述する図8から図13の各フローチャートで実現されるログ収集・管理処理のプログラムをCPU301が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置307や可搬記録媒体309に記録して配布してもよく、或いはLAN I/F306によりLAN106やインターネット等のネットワークから取得できるようにしてもよい。
プリンタ装置103または104等は、CPU311、ROM312、RAM313、LAN I/F314、プリンタエンジンインタフェース(以下、「プリンタエンジンI/F」と称する)315、プリント制御LSI(大規模集積回路)316、プリンタエンジン317、および不揮発性メモリ318を備え、これらがバスによって接続された構成を有する。
図3に示されるプリンタ装置103または104等の構成は、一例であり、この構成に限定されるものではない。
CPU311は、当該プリンタ装置103または104等全体の制御を行う。RAM313は、印刷制御プログラムの実行、データ更新等の際に、ROM312に記憶されているプログラム又はデータを一時的に格納するメモリである。
CUP311は、特には図示しない印刷制御およびログを記録するためのプログラムをROM312からRAM313に読み出して実行することにより、プリンタ装置103または104等全体の制御を行う。
RAM313には、管理PC105からプリンタ装置103または104等に転送された印刷データを記憶するための画像メモリ領域が確保されている。
また、不揮発性メモリ318は、自プリンタ装置103または104等の使用状況を記録する使用状況ログファイルを記憶する。
LAN I/F314は、管理PC105内のLAN I/F306と同様に、図1または図2のLAN106を接続するための装置である。
図1または図2のクライアントPC101または102等からLAN106を介して送信された印刷データは、プリンタ装置103または104等において、CPU311の制御に従って、LAN I/F314を介してRAM313内の画像メモリ領域に書き込まれる。その後、プリント制御LSI 316が、RAM313内の画像メモリ領域に書き込まれた印刷データを、プリンタエンジンI/F315を介して、プリンタエンジン317に転送する。
プリンタエンジン317は、印刷機構を備え、上述のようにRAM313内の画像メモリ領域から転送された印刷データを紙媒体に印刷する。
使用状況ログ情報は、月度が変わった時に、新しい月度の中で初めてのプリンタ装置の電源ON時に、たとえば、特には図示しない現在の総印刷枚数と使用状況ログファイルに記録されている前々月度の使用状況ログ情報より、前月度の使用状況ログ情報を作成し、使用状況ログファイルに記憶される。もしくは、プリンタエンジン317にて印刷が実行される毎に、CPU311は、特には図示しないログ作成処理を実行することにより、印刷枚数などのプリンタの使用状況を印刷ジョブごとの使用状況ログとして、使用状況ログファイルとは別の不揮発性メモリ318の領域に記録しておき、さらに、CPU311は、月度単位で、上述の印刷ジョブごとの使用状況ログを集計して、使用状況ログ情報として使用状況ログファイルに記憶してもよい。
図4は、本実施形態において使用される使用状況ログファイルのデータ構成例を示す図である。使用状況ログファイルは、各プリンタ装置103または104等および管理PC105において、使用状況ログ情報を管理するために使用され、図4に例示される共通のデータ構成を有する。
図4において、使用状況ログファイルは、ヘッダ部401と、月間データ部402とから構成される。
ヘッダ部401は、その使用状況ログファイルに対応するプリンタ装置(前述したグループプリンタを含む)が導入された日付を示す導入日付データと、期初日(月日)データを少なくとも含む。
月間データ部402には、プリンタ装置の使用状況を月度単位で記録した月度レコード403が登録される。月度レコード403は、年度、年(カレンダー年)、月度、月間印刷枚数、この月度の最終の総印刷枚数等の使用状況ログ情報を少なくとも含む。なお、各月度レコード403は例えば、その月度の翌月度になってから作成される。従って、本日が含まれる当月度の月度レコード403は、まだデータはない。例えば現在が2012年7月14日だったら、使用状況ログファイルには、2012年度の6月度までの月度レコード403が記録される。
図5は、管理PC105が管理する管理対象Prリストテーブル500のデータ構成例を示す図である。この管理対象Pr(Pr:プリンタ)リストテーブル500は、例えば管理PC105内の外部記憶装置307に記憶される。この管理対象Prリストテーブル500には、管理PC105が、使用状況ログ情報を管理するために対象としているLAN106(図1または図2)に現在接続されている、将来接続される、または過去に接続されていたプリンタ装置103または104等に関するプリンタ情報(Pr情報)501を、プリンタ装置ごとに管理する。図5に示される管理対象Prリストテーブル500上の横1行分のデータが、LAN106に接続されている1台のプリンタ装置103または104等に対応するプリンタ情報501である。
管理対象Prリストテーブル500上の各エントリには、プリンタ情報501として、プリンタ(Pr)名項目、プリンタのIP(インターネットプロトコル)アドレス項目、プリンタのマシン名項目等が登録される。
また、本実施形態では、使用状況ログ情報を制御するためのプリンタ情報501として、更新フラグ項目、導入日付項目、収集停止日付項目が登録される。更新フラグ項目は、そのエントリに対応するプリンタ装置から使用状況ログ情報を収集する場合には1が、収集しない(収集停止の)場合には0が登録される。導入日付項目としては、そのエントリに対応するプリンタ装置がLAN106(図1または図2)に接続されて稼働を開始した日付が登録される。収集停止日付項目としては、そのエントリに対応するプリンタ装置がリプレース等によりLAN106から切り離されて使用状況ログ情報の収集が停止された日付が登録される。
さらに、本実施形態では、グループプリンタを制御するためのプリンタ情報501として、統計グループ指定項目およびグループプリンタ名(グループPr名)項目が登録される。統計グループ指定項目としては、そのエントリに対応するプリンタ装置が、単独プリンタである場合は空白とされ、グループに属する場合にはグループプリンタのグループ番号(1〜nのいずれか)が登録される。グループプリンタ名項目としては、上記グループプリンタに対応するわかりやすい名称が登録される。
図6は、図5のデータ構成例を有する管理対象Prリストテーブル500にプリンタ情報501を登録するために、CPU301(図3)が表示装置305を構成するディスプレイに表示するPr選択画面の例を示す図である。ユーザは、このPr選択画面を見ながら、図3の入力装置304を構成するキーボードやマウスを用いて、管理対象Prリストテーブル500への登録を行う。
図6の破線枠601(これはディスプレイには表示されない)で囲まれた1行が、図5の管理対象Prリストテーブル500の1行のエントリに対応する。ユーザは、追加ボタン602をクリックすることにより、新たなプリンタ装置のエントリに対応する選択行をPr選択画面に追加することができる。
そして、例えば破線枠601で囲まれた1つの選択行において、ユーザが例えばマウスによって更新項目にチェックマークを付与した後に選択終了ボタン604を例えばマウスで左クリックすると、図5の管理対象Prリストテーブル500内の上記選択行に対応するエントリの更新フラグ項目に値1が登録される。
逆に、例えば破線枠601で囲まれた1つの選択行において、ユーザが例えばマウスによって更新項目に付与されていたチェックマークをはずした後に選択終了ボタン604を例えばマウスで左クリックすると、図5の管理対象Prリストテーブル500内の上記選択行に対応するエントリの更新フラグ項目に値0が登録される。また、このチェックマークがはずされたときの管理PC105が管理するシステム日付が、図5の管理対象Prリストテーブル500内の上記選択行に対応するエントリの収集停止日付項目に登録される。
また、例えば破線枠601で囲まれた1つの選択行において、ユーザが例えばマウスによって名前項目を左ダブルクリック(マウスの左ボタンを素早く2回クリック)すると、ユーザは例えばキーボードからその名前項目にその選択行に対応させたいプリンタ装置103または104等の名前を入力できる。その後、選択終了ボタン604を例えばマウスで左クリックすると、図5の管理対象Prリストテーブル500内の上記選択行に対応するエントリのプリンタ名項目に、プリンタ装置103または104等の名前が登録される。
また、例えば破線枠601で囲まれた1つの選択行において、ユーザが例えばマウスによってホストアドレス項目を左ダブルクリックすると、ユーザは例えばキーボードからそのホストアドレス項目にその選択行に対応させたいプリンタ装置103または104等がLAN106接続されたときのIPアドレスを入力できる。その後、選択終了ボタン604を例えばマウスで左クリックすると、図5の管理対象Prリストテーブル500内の上記選択行に対応するエントリのプリンタのIPアドレス項目に、IPアドレスが登録される。
また、例えば破線枠601で囲まれた1つの選択行において、ユーザが例えばマウスによってマシン名項目を左ダブルクリックすると、ユーザは例えばキーボードからそのマシン名項目にその選択行に対応させたいプリンタ装置103または104等のマシン名(ログイン名またはモデル名)を入力できる。その後、選択終了ボタン604を例えばマウスで左クリックすると、図5の管理対象Prリストテーブル500内の上記選択行に対応するエントリのプリンタのマシン名項目に、プリンタ装置103または104等のマシン名が登録される。
例えば破線枠601で囲まれた1つの選択行において、ユーザが例えばマウスによって統計グループ項目を左ダブルクリックすると、ユーザは例えばキーボードからその統計グループ項目にその選択行に対応させたいプリンタ装置103または104等を属させたいのグループプリンタのグループ番号を入力できる。その後、選択終了ボタン604を例えばマウスで左クリックすると、図5の管理対象Prリストテーブル500内の上記選択行に対応するエントリのプリンタの統計グループ指定項目に、グループプリンタのグループ番号が登録される。
例えば破線枠601で囲まれた1つの選択行において、ユーザが例えばマウスによって統計グループ名項目を左ダブルクリックすると、ユーザは例えばキーボードからその統計グループ名項目にその選択行に対応させたいプリンタ装置103または104等を属させたいのグループの名称を入力できる。その後、選択終了ボタン604を例えばマウスで左クリックすると、図5の管理対象Prリストテーブル500内の上記選択行に対応するエントリのグループプリンタ名項目に、グループプリンタの名称が登録される。
例えば破線枠601で囲まれた1つの選択行において、ユーザが例えばマウスによって削除ボタン603を左クリックすると、ユーザは、その選択行を完全に削除することができる。その後、選択終了ボタン604を例えばマウスで左クリックすると、図5の管理対象Prリストテーブル500内の上記選択行に対応するエントリが完全に削除され、そのエントリに対応するプリンタ装置103または104等が使用状況ログ情報の収集対象から完全に除外される。
以上のPr選択画面から管理対象Prリストテーブル500への登録動作として、管理PC105は、前述したプリンタ分類部の機能を実現する。
図7は、管理PC105が管理するグループPr名テーブル700のデータ構成例を示す図である。このグループPr名テーブル700は、例えば管理PC105内のRAM303内に後述するログ収集・管理処理時に一時的に作成される。このグループPr名テーブル700の各行のエントリには、グループ番号とグループPr名と、それらによって特定されるグループを構成する各プリンタ装置の各プリンタ番号が登録される。プリンタ番号は、そのプリンタ装置が登録されている図5の管理対象Prリストテーブル500上のエントリの番号である。
図8は、本実施形態によるログ収集・管理処理を示すフローチャートである。この処理は、ユーザによる管理PC105の例えば入力装置304(図3)からの実行指示に基づいて、図3のCPU301が、外部記憶装置307に記憶されたログ収集・管理処理プログラムを読み出して実行する動作として実現される。
まず、CPU301は、使用状況ログの収集&更新処理を実行する(ステップS1)。ここでは、CPU301は、前述したログ収集部の機能を実行する。これにより、CPU301は、LAN106(図1または図2)に接続されている例えば各プリンタ装置103または104等から、それぞれ使用状況ログファイル801(図4参照)に記憶された月度単位の各使用状況ログ情報(図2の208,209等)を収集する。そして、CPU301は、これらの使用状況ログ情報を、例えば外部記憶装置307(図3)に記憶される各プリンタ装置103および104等に対応する各プリンタ(Pr)使用状況ログファイル802に、月度単位で上書きしながら書き込む。すなわち、収集した使用状況ログ情報の月度レコードを、PC側使用状況ログファイル802の対応する月度のレコードに上書きする。
次に、CPU301は、グループプリンタの処理を実行する(ステップS2)。ここでは、CPU301は、前述したグループログ算出部の機能を実行する。CPU301は、例えば外部記憶装置307に記憶されている図5の管理対象Prリストテーブル500を参照する。次に、CPU301は、グループごとに、そのグループに属する各プリンタ装置ごとに例えば外部記憶装置307に記憶されている各Pr使用状況ログファイル802中の使用状況ログ情報を月度単位で合算する。そして、CPU301は、その合算結果をそのグループに対応するグループプリンタ(Pr)使用状況ログファイル803として算出し、例えば外部記憶装置307に記憶する。
最後に、CPU301は、グループPrおよび単独Prの使用状況ログデータの表示処理を実行する(ステップS3)。ここでは、CPU301は、前述したログ出力部の機能を実行する。CPU301は、まず、入力装置304(図3)を介して、ユーザによる年度の指定を入力する。そして、CPU301は、外部記憶装置307上の管理対象Prリストテーブル500(図5)からRAM303上に作成したグループPr名テーブル700(図7)を参照する。これにより、CPU301は、グループごとに、そのグループに対応して外部記憶装置307に記憶されているグループPr使用状況ログファイル803から、指定された年度に属する各月度の使用状況ログ情報を読み出し、そのグループに対応するグループプリンタの使用状況ログ情報として、表示装置305のディスプレイに表示する。また、CPU301は、単独Pr装置に対応して、外部記憶装置307に記憶されているPr使用状況ログファイル802から、指定された年度に属する各月度の使用状況ログ情報を読み出し、その単独Pr装置の使用状況ログ情報として、ディスプレイに表示する。
図9は、図8のステップS1の使用状況ログの収集&更新処理を示すフローチャートである。
CPU301は、外部記憶装置307に記憶されている図5に例示される管理対象Prリストテーブル500の先頭のエントリから、Pr情報501を順次取り出す(ステップS110)。これにより、CPU301は、Pr名、PrのIPアドレス、Prのマシン名、および更新フラグを取得する。
CPU301は、現在のエントリの更新フラグの状態が収集を指示している(値=1)か、否か(収集停止を指示している(値=0)か)を判定する(ステップS120)。
CPU301は、更新フラグが収集停止を指示しておりステップS120の判定がNOならば、現在のエントリに対応するPrの使用状況ログ情報の収集は行わずに、次のPrの判定を行うステップS150の処理に移行する。
CPU301は、更新フラグが収集を指示しておりステップS120の判定がYESならば、Prの使用状況ログ情報の収集を実行する(ステップS130)。CPU301は、ステップS110で取得した現在のエントリに対応するPrのIPアドレスとPrのマシン名を使用して、例えばFTP(File Transfer Protocol:ファイル転送プロトコル)によって、当該Prに対して使用状況ログ情報を要求する。これに応答して、当該Prは、現時点(最新)の使用状況、つまり、当月度の使用状況ログ情報を計算し、この当月度の使用状況ログ情報と、不揮発性メモリ318(図3参照)に記憶している前月度までの使用状況ログ情報を合わせた使用状況ログデータを、管理PC105に送信する。
CPU301は、当該Prから受信した使用状況ログデータで、外部記憶装置307に記憶されている、現在のエントリの当該Prに対応するPr使用状況ログファイル802を更新する(ステップS140)。このときのPr使用状況ログファイル802のファイル名は、ステップS110で取得したPr名とする。このPr使用状況ログファイル802は、図4に示される使用状況ログファイルと同じデータ構成を有する。
ここで、Pr使用状況ログファイル802が外部記憶装置307上に存在しない場合、CPU301は、新たにPr使用状況ログファイル802を作成し、ステップS130で収集した使用状況ログデータをヘッダ部401も含めてその作成したファイルにコピーする。またこの場合、CPU301は、収集したログデータのヘッダ部401の導入日付を、外部記憶装置307に記憶されている図5に例示される管理対象Prリストテーブル500の現在のエントリの導入日付項目にセットする。
Pr使用状況ログファイル802が外部記憶装置307上に存在する場合、使用状況ログ情報の月度レコードについては、CPU301は、ステップS130で収集した使用状況ログデータの各月度レコード(図4の402を参照)で、Pr使用状況ログファイル802上の各該当する月度レコードに上書きする。Pr使用状況ログファイル802上に存在しない月度レコードについては、CPU301は、収集した使用状況ログデータの月度レコードをPr使用状況ログファイル802に追加書込みする。
また、使用状況ログデータのヘッダ部については、CPU301は、収集した使用状況ログデータのヘッダ部401の導入日付については、Pr使用状況ログファイル802への更新は行なわない。CPU301は、ヘッダ部401内のその他のデータについては、Pr使用状況ログファイル802上のヘッダ部の該当する各データを更新する。
CPU301は、ステップS140の後またはステップS120の判定がNOの場合に、管理対象Prリストテーブル500上で、次の管理対象Prに対応するエントリがあるか否かを判定する(ステップS150)。
CPU301は、次のエントリがありステップS150の判定がYESならば、ステップS110の処理に戻って、次のエントリに対応するPr情報501(図5参照)を取り出し、ステップS120、S130、S140で、そのPrに対する使用状況ログ情報の収集処理を実行する。
CPU301は、次のエントリがなくステップS150の判定がNOならば、図9のフローチャートの処理を終了して、図8のステップS1の使用状況ログの収集&更新処理を終了する。
図10は、図8のステップS2のグループPrの処理を示すフローチャートである。
CPU301はまず、RAM303上に作成する図7に例示されるグループPr名テーブル700の初期化を行う(ステップS210)。CPU301は、グループPr名テーブル700の全てのエントリの登録をオールクリアする。
次に、CPU301は、外部記憶装置307に記憶されている図5に例示される管理対象Prリストテーブル500の先頭のエントリから、Pr情報501を順次取り出す(ステップS220)。これにより、CPU301は、Pr名、統計グループ指定、グループPr名を取得する。
CPU301は、現在のエントリの統計グループ指定の値が1〜nのいずれかであるか否か(空白か)、すなわち現在のエントリのPrに対してグループPrの指定がなされているか否かを判定する(ステップS230)。
CPU301は、統計グループ指定の値が1〜nのいずれかではなくステップS230の判定がNOである、すなわち現在のエントリのPrが単独Prならば、次のPrの判定を行うステップS270の処理に移行する。
CPU301は、統計グループ指定の値が1〜nのいずれかでありステップS230の判定がYESである、すなわち現在のエントリのPrがグループPrに属するならば、現在のエントリに対応するPrが属するグループPrに関するグループPr使用状況ログファイルの作成処理を実行する(ステップS240)。
CPU301は、ステップS240の処理の後またはステップS230の判定がNOの場合に、管理対象Prリストテーブル500上で、次の管理対象Prに対応するエントリがあるか否かを判定する(ステップS270)。
CPU301は、次のエントリがありステップS270の判定がYESならば、ステップS210の処理に戻って、次のエントリに対応するPr情報501(図5参照)を取り出し、ステップS220、S230、S240で、そのPrに対するグループPr使用状況ログファイル803の作成処理を実行する。
CPU301は、次のエントリがなくステップS270の判定がNOならば、図10のフローチャートの処理を終了して、図8のステップS2のグループプリンタ(Pr)指定の処理を終了する。
図11は、図10のステップS240のグループPr使用状況ログファイルの作成処理を示すフローチャートである。
まず、CPU301は、図10のステップS220で取得している現在のエントリのPrが属するグループのグループPr名で、RAM303に作成している図7に例示されるグループPr名テーブル700を検索する。グループPr名テーブル700の内容は、最初は、図10のステップS210で初期化されている。
CPU301は、ステップS2410の検索の結果、該当するエントリが既に登録されているか否かを判定する(ステップS2420)。
CPU301は、エントリの登録がなくステップS2420の判定がNOならば、RAM303に作成しているグループPr名テーブル700に、図7に例示されるデータ構成で、図10のステップS220で取得している現在のエントリのPrが属するグループのグループPr名を追加登録する(ステップS2430)。
次に、CPU301は、外部記憶装置307上で、上記グループPr名に対応するファイル名のグループPr使用状況ログファイル803(図8参照)を一旦削除する(ステップS2440)。
そして、CPU301は、外部記憶装置307上で、現在のエントリのPr名に対応するファイル名のPr使用状況ログファイル802(図8参照)を、現在のグループPr名に対応するファイル名のグループPr使用状況ログファイル803としてコピーする(ステップS2450)。現在のエントリのPr名および現在のグループPr名は、図10のステップS220で取得されている。その後、CPU301は、ステップS2470の処理に移行する。
CPU301は、ステップS2420の判定でグループPr名テーブル700上に該当するエントリの登録がありその判定がYESならば、次の処理を実行する。CPU301は、外部記憶装置307上で、現在のPr名に対応するファイル名のPr使用状況ログファイル802の各月度レコード(図4の403参照)を、現在のグループPr名に対応するファイル名のグループPr使用状況ログファイル803の対応する各月度レコードに合算する(ステップS2460)。現在のエントリのPr名および現在のグループPr名は、図10のステップS220で取得されている。
この場合、CPU301は、グループPr使用状況ログファイル803に、現在合算しようとしているPr使用状況ログファイル802の月度レコードに対応する月度レコードが存在する場合には、それらの月度レコードを合算(加算)し、その合算結果をグループPr使用状況ログファイルの対応する月度レコード403に上書きする。これに対して、CPU301は、上記月度レコードが存在しない場合には、現在合算しようとしているPr使用状況ログファイル802の月度レコードを、グループPr使用状況ログファイル803に追加する。
CPU301は、ステップS2450またはS2460の処理の後、外部記憶装置307の管理対象Prリストテーブル500上の図10のステップS220で選択されている現在のエントリのエントリ番号を、RAM303のグループPr名テーブル700上のステップS2410で検索されたエントリに、Pr番号として追加登録する(ステップS2470)。これにより、CPU301は、図11のフローチャートの処理を終了して、図9のステップS240のグループPr使用状況ログファイルの作成処理を終了する。
図12は、図8のステップS3のグループPr及び単独Prの使用状況ログデータの表示処理を示すフローチャートである。
まず、CPU301は、入力装置304(図3)を介して、ユーザによる表示する年度の指定を入力する(ステップS310)。
次に、CPU301は、外部記憶装置307に記憶されている図5に例示される管理対象Prリストテーブル500の先頭のエントリから、Pr情報501を順次取り出す(ステップS320)。これにより、CPU301は、Pr名と統計グループ指定を取得する。
その後まず、CPU301は、以下のステップS320からS350までの繰返し処理により、単独Prに対応する指定年度の表示データの作成・表示処理を実行する。
CPU301は、現在のエントリの統計グループ指定の値が1〜nのいずれかであるか否か(空白か)、すなわち現在のエントリのPrに対してグループPrの指定がなされているか否かを判定する(ステップS330)。
CPU301は、統計グループ指定の値が1〜nのいずれかでありステップS330の判定がYESである、すなわち現在のエントリのPrがグループPrに属するならば、単独Prに対応するステップS340の処理をスキップして、次のPrの判定を行うステップS350の処理に移行する。
CPU301は、統計グループ指定の値が1〜nのいずれかでなくステップS330の判定がNOである、すなわち現在のエントリのPrが単独Prならば、現在のエントリに対応する単独Prの指定年度の表示データの作成・表示処理を実行する(ステップS340)。
CPU301は、1つの単独Prに対応するステップS340による表示処理が終了した場合またはステップS330の判定がYESの場合に、管理対象Prリストテーブル500上で、次の管理対象Prに対応するエントリがあるか否かを判定する(ステップS350)。
CPU301は、次のエントリがありステップS350の判定がYESならば、ステップS320の処理に戻って、次のエントリに対応するPr情報501(図5参照)を取り出し、単独Prに対応する処理を続行する。
CPU301は、次のエントリがなくステップS350の判定がNOになると、管理対象Prリストテーブル500に登録されている全ての単独Pr(統計グループ指定項目が空白のエントリのPr)に対応する、指定年度の表示データの作成・表示処理を終了する。
続いて、CPU301は、以下のステップS360からS380までの繰返し処理により、グループPrに対応する指定年度の表示データの作成・表示処理を実行する。
まず、CPU301は、図2のステップS2(図10、図11)で作成され、外部記憶装置307に記憶されている図7に例示されるグループPr名テーブル700の先頭のエントリから、グループプリンタ情報701を順次取り出す(ステップS360)。これにより、CPU301は、グループPr名を取得する。
CPU301は、ステップS360で取得したグループPr名に対応するグループPrの指定年度の表示データの作成・表示処理を実行する(ステップS370)。
CPU301は、1つのグループPrに対応するステップS370による表示処理が終了すると、グループPr名テーブル700上で、次のグループPrに対応するエントリがあるか否かを判定する(ステップS380)。
CPU301は、次のエントリがありステップS380の判定がYESならば、ステップS360の処理に戻って、次のエントリに対応するグループプリンタ情報701(図7参照)を取り出し、グループPrに対応する処理を続行する。
CPU301は、次のエントリがなくステップS380の判定がNOになると、図12のフローチャートの処理を終了して、図8のステップS3のグループPr及び単独Prの使用状況ログデータの表示処理を終了する。
図13は、図12のステップS340またはS370において実行される指定年度の表示データの作成・表示処理を示すフローチャートである。この処理は、図12のフローチャートの処理が実行されるメインプログラムから呼び出されるサブルーチンプログラムの処理として実行される。
CPU301は、このサブルーチンプログラムをコールするときに、引数1から4の4つの引数をメインプログラムから引き渡す。
引数1としては、図12のステップS340からのコール時には、単独Prを示す0または空値が引き渡される。一方、図12のステップS370からのコール時には、図12のステップS360で選択されているグループPr名テーブル700の現在のエントリのグループ番号(1〜nのうちのいずれかの値)が引き渡される。
引数2としては、図12のステップS340からのコール時には、図12のステップS320で取得されている、表示対象となる単独PrのPr名が引き渡される。一方、図12のステップS370からのコール時には、図12のステップS360で取得されている、表示対象となるグループPrのグループPr名が引き渡される。
引数3としては、図12のステップS340からのコール時には、図12のステップS320で選択されている、表示対象となる単独Prの管理対象Prリストテーブル500上でのエントリ番号が引き渡される。一方、図12のステップS370からのコール時には、図12のステップS360で選択されている、表示対象となるグループPrのグループPr名テーブル700上でのグループPr名に対応するエントリのグループ番号(図7参照)が引き渡される。
引数4としては、図12のステップS340からのコール時およびステップS370からのコール時ともに、図12のステップS310で入力された指定年度が引き渡される。
図13のフローチャートの実行開始後、CPU301はまず、引数2のファイル名で指定され外部記憶装置307上に記憶されているPr使用状況ログファイル802(ステップS340からのコール時)またはグループPr使用状況ログファイル803(ステップS370からのコール時)から、引数4の指定年度の1つの月度レコード(図4の403参照)を、RAM303に読み込む。最初は、指定年度の期初月度が読み込まれる。
その後、CPU301は、ユーザにより入力装置304(図3)から使用状況ログ情報の表示が指定されている場合には、ステップS420の表示項目が目標値であるか否かの判定がNOとなる。そして、CPU301は、単独PrのPr使用状況ログファイル802(ステップS340からのコール時)またはグループPrのグループPr使用状況ログファイル803(ステップS370からのコール時)の、ステップS410でRAM303に読み込んだ月度レコードの使用状況ログ情報を、表示装置305のディスプレイに表示する(ステップS430)。
CPU301は、ステップS430の処理の後、指定年度の1年分の月度の処理が終了したか否かを判定する(ステップS520)。
CPU301は、指定年度の1年分の月度の処理が終了しておらずステップS520の判定がNOならば、ステップS410の処理に戻り、Pr使用状況ログファイル802(ステップS340からのコール時)またはグループPr使用状況ログファイル803(ステップS370からのコール時)から、指定年度の次の月度レコードを、RAM303に読み込む。そして、CPU301は、ステップS430で、その月度レコードの使用状況ログ情報を表示装置305のディスプレイに表示する。
この場合、CPU301は、指定年度の1年分の月度レコード403の使用状況ログ情報を、例えば横1列にレイアウトして表示する。また、CPU301は、ステップS410で指定した月度レコードが、Pr使用状況ログファイル802またはグループPr使用状況ログファイル803上に存在しない場合は、ステップS430では、その月度のデータとしては何も表示しない。
ここまでに説明した一連のログ収集・管理処理による表示例について、以下に説明する。
図14は、グループPr指定がないときに図5に例示される管理対象Prリストテーブル500を作成するためにユーザが指定を行うPr選択画面の例を示す図である。図14の各表示部分の意味は、前述した図6と同様である。図14では、名前項目がそれぞれ「プリンターO」「プリンターA」「プリンターB」の3台のプリンタ装置が運用されている例であり、3台ともグループPrの指定はされておらず、全て単独Prの指定である。また、全て更新項目がチェックされており、3台とも使用状況ログ情報を収集する設定がなされている。
図15は、図14のPr選択画面の指定に対応する、グループPr指定がないときの使用状況ログ情報の表示画面の例を示す図である。名前がそれぞれ「プリンターO」「プリンターA」「プリンターB」の3台の単独Prに対応して個別に、印刷枚数の月間実績、実績累計、およびモノクロ利用率の月間実績が、指定年度の4月から3月まで月度別に横1列に表示される。また、指定年度の総計と月平均も表示される。
図16は、グループPrの指定がある時のPr選択画面の例を示す図である。図16の各表示部分の意味は、前述した図6と同様である。図16では、名前項目がそれぞれ「プリンターA」「プリンターB」の2台のプリンタ装置が統計グループ=1、統計グループ名=グループ1のグループPrにグループ化されており、名前項目が「プリンターO」は単独Prとして運用される例である。
図17は、図16のPr選択画面の指定に対応する、グループPrの指定があるときの使用状況ログ情報の表示画面の例を示す図である。名前が「グループA」と「グループB」の2台のプリンタ装置については、統計グループ名が「グループ1」の1台のグループPrにグループ化され、この2台分のPr使用状況ログファイル802の内容が合算されて、印刷枚数の月間実績、実績累計、およびモノクロ利用率の月間実績が、指定年度の4月から3月まで月度別に横1列に表示され、指定年度の総計と月平均が表示される。一方、名前が「プリンターO」のプリンタ装置については、単独Prとして、そのプリンタ装置のPr使用状況ログファイル802の単独の内容として、印刷枚数の月間実績、実績累計、およびモノクロ利用率の月間実績が、指定年度の4月から3月まで月度別に横1列に表示され、指定年度の総計と月平均が表示される。
図18は、一部のプリンタ装置についてログ収集の停止指定があってグループPr指定がないときのPr選択画面の例を示す図である。図18の各表示部分の意味は、前述した図6と同様である。図18では、図14の場合と同様に、名前項目がそれぞれ「プリンターO」「プリンターA」「プリンターB」の3台のプリンタ装置が運用されている例であり、3台ともグループPrの指定はされておらず、全て単独Prの指定である。ただし、名前項目が「プリンターA」のプリンタ装置については、指定年度の途中、例えば7月に例えばリプレースにより使用状況ログ情報の収集の停止が設定される。具体的にはPr選択画面上の「プリンターA」に対応する更新項目のチェックマークがはずされる。この結果、図5に例示される管理対象Prリストテーブル500において、該当するエントリの更新フラグが0にされることにより、そのプリンタ装置に対する使用状況ログ情報の収集が停止される(図9のステップS120の判定がNOとなる)。
図19は、図18のPr選択画面の指定に対応する、ログ収集の停止指定があってグループPr指定がないときの使用状況ログ情報の表示画面の例を示す図である。図19では、名前が「プリンターA」の単独Prについて、使用状況ログ情報の収集が指定年度の7月度までで停止されている。この場合、名前が「プリンターB」の単独Prについては、6月度までは導入されていなかったが、7月度に、名前が「プリンターA」の単独Prをリプレースして導入されたため、7月度以降使用状況ログ情報が発生し表示されている。
図20は、一部のプリンタ装置についてログ収集の停止指定があってグループPr指定があるときのPr選択画面の例を示す図である。図20の各表示部分の意味は、前述した図6と同様である。図20では、図16の場合と同様に、名前項目がそれぞれ「プリンターA」「プリンターB」の2台のプリンタ装置が統計グループ=1、統計グループ名=グループ1のグループPrにグループ化されており、名前項目が「プリンターO」は単独Prとして運用される例である。ただし、統計グループ名=グループ1に属する名前項目が「プリンターA」のプリンタ装置については、指定年度の途中で例えばリプレースにより使用状況ログ情報の収集の停止が設定される。具体的にはPr選択画面上の「プリンターA」に対応する更新項目のチェックマークがはずされる。この結果、図5に例示される管理対象Prリストテーブル500において、該当するエントリの更新フラグが0にされることにより、そのプリンタ装置に対する使用状況ログ情報の収集が停止される(図9のステップS120の判定がNOとなる)。
図21は、図20のPr選択画面の指定に対応する、ログ収集の停止指定があってグループPr指定があるときの使用状況ログ情報の表示画面の例を示す図である。名前が「プリンターA」のプリンタ装置については、使用状況ログ情報の収集が指定年度の途中月度までで停止されるが、この使用状況ログ情報は名前が「プリンターB」のプリンタ装置と合わせて、統計グループ名=グループ1のグループPrに合算されている。このため、このグループPrについては、継続した1つのグループPrの使用状況ログ情報を表示することが可能となる。
ここで、本実施形態では、単独PrとグループPrを混在させた使用状況ログ情報の表示のみならず、それらに対応する目標値を設定することもできる。
図22は、ユーザに目標値を設定させるためにCPU301が表示装置305のディスプレイに表示する目標設定画面の例を示す図である。ユーザは、この画面を見ながら、入力装置304のキーボードまたはマウスを操作することにより、各種目標値を設定することができる。この画面例では、ユーザは、月間消費電力目標(kWh:キロワット時)、CO2(二酸化炭素)排出係数、消費電力削減比率(前年実績比)(%:パーセント)、月間印刷(用紙)枚数目標(枚)、印刷枚数削減比率(前年実績比)(%:パーセント)等を設定することができる。また、これらの設定に基づいて、CO2排出量年間目標や用紙使用量年間目標が画面上に表示される計算式で自動計算されて表示される。
ユーザが「設定終了」ボタンをマウス左クリックすると、目標設定画面の設定内容が、例えば外部記憶装置307(図3)に記憶される、図23に示されるようなデータ構成例を有する目標値テーブルに登録される。なお、ユーザは、消費電力削減比率(前年実績比)や印刷枚数削減比率(前年実績比)を、図22の例に示されるような前年度比目標ではなく、目標値直接設定で設定できるようにしてもよい。この場合には例えば、目標値テーブルに、消費電力前年度比目標フラグと印刷枚数前年度比目標フラグを設けてよく、それらの値が1に設定されると前年度比目標で設定が行われ、0に設定されると目標値直接設定で設定が行われるようにしてよい。
このように設定された目標値を、単独PrおよびグループPrのそれぞれに対応させて表示させる場合には、特には図示しないが、ユーザは入力装置304のキーボードやマウスからその旨の指示設定を行う。
この結果、CPU301は、図13に示されるフローチャートの処理の実行時に、ステップS420で表示項目が目標値であるか否かの判定を行い、その判定がYESになる。
さらに、CPU301は、引数1がグループPrを示しているか否か(単独Prを示しているか)を判定する(ステップS440)。
CPU301は、引数1が単独Prを示しておりステップS440の判定がNOの場合には、引数3の当該Prの管理対象Prリストテーブル500のエントリ番号で指定される当該Pr情報501(図5参照)の導入日付項目および収集停止日付項目の各値を取り出す(ステップS450)。
続いて、CPU301は、外部記憶装置307に記憶されている図23に例示される目標値テーブルより、月間消費電力目標値および月間印刷枚数目標値の各月間目標値を取り出す。そして、CPU301は、ステップS410で指定した月度が、ステップS450で取得した導入日付項目および収集停止日付項目の各値から算出される導入月度および収集停止月度に一致する場合は、各月間目標値の補正を行う(ステップS460)。図24は、月間目標値の補正処理の説明図である。CPU301は、導入月度および収集停止月度について、それらの月度に対応する月間目標値を、導入日付および収集停止日付に基づいて日割計算する。なお、収集停止日付項目が登録されていない場合は、収集停止月度の補正は行なわない。CPU301は、上記補正を行わない場合には、目標値テーブルより取り出した月間消費電力目標値および月間印刷枚数目標値の各月間目標値をそのまま出力する。
CPU301は、ステップS460の処理の後、ステップS410で指定された月度のステップS460で算出された各月間目標値を、表示装置305のディスプレイに表示する(ステップS510)。
CPU301は、ステップS510の処理の後、指定年度の1年分の月度の処理が終了したか否かを判定する(ステップS520)。
CPU301は、指定年度の1年分の月度の処理が終了しておらずステップS520の判定がNOならば、ステップS410の処理に戻り、次の月度に処理を進める。そして、CPU301は、ステップS450、S460、およびS510で、新たな月度の月間目標値を表示装置305のディスプレイに表示する。
この場合、特には例示しないが、CPU301は、例えば図15の使用状況ログ情報の表示例と同様に、指定年度の1年分の各月度の月間目標値を例えば横1列にレイアウトして表示するように構成してよい。あるいは、例えば図15の画面上半分に示されるように、目標値を図22に例示した目標値設定画面と同様な表示形式で表示するように構成してもよい。なお、図24に示されるように、CPU301は、導入月度より以前の月度または収集停止月度以降の月度の目標値は0に設定する。
CPU301は、引数1がグループPrを示しておりステップS440の判定がYESの場合には、以下のステップS470、S480、S490、およびS500の繰返し処理により、グループPrに属する各プリンタの目標値を加算して得られる目標値を表示する。
まず、CPU301は、引数3の当該グループPrのグループPr名テーブル700のグループ番号で指定されるエントリのグループプリンタ情報701中のPr番号(図7参照)を1つ取り出す。そして、CPU301は、そのPr番号に対応する管理対象Prリストテーブル500のエントリ番号で指定される当該Pr情報501(図5参照)の導入日付項目および収集停止日付項目の各値を取り出す(ステップS470)。
続いて、CPU301は、外部記憶装置307に記憶されている図23に例示される目標値テーブルより、月間消費電力目標値および月間印刷枚数目標値の各月間目標値を取り出す。そして、CPU301は、ステップ410で指定した月度が、ステップS470で取得した導入日付項目および収集停止日付項目の各値から算出される導入月度または収集停止月度に一致する場合は、各月間目標値の補正を行う(ステップS480)。この補正方式は、ステップS460の場合と同様である。CPU301は、上記補正を行わない場合には、目標値テーブルより取り出した月間消費電力目標値および月間印刷枚数目標値の各月間目標値をそのまま出力する。
CPU301は、ステップS410で指定された月度のステップS480で算出された各月間目標値を、その月度に対応するRAM303上の記憶領域に加算する(ステップS490)。
CPU301は、引数3の当該グループPrのグループPr名テーブル700のグループ番号で指定されるエントリのグループプリンタ情報701中の全てのPr番号を処理したか否かを判定する(ステップS500)。
CPU301は、上記グループプリンタ情報701中に未処理のPr番号がありステップS500の判定がNOならば、ステップS470の処理に戻って、新たなPr番号に対応するPrについてステップS480で目標値を算出し、ステップS490で、ステップS410で指定された月度に対応するRAM303上の記憶領域に加算する。
CPU301は、上記グループプリンタ情報701中に未処理のPr番号がなくなりステップS500の判定がYESになると、ステップS410で指定された月度のRAM303のその月度に対応する記憶領域に加算された月間目標値加算値を、表示装置305のディスプレイに表示する(ステップS510)。
CPU301は、ステップS510の処理の後、指定年度の1年分の月度の処理が終了したか否かを判定する(ステップS520)。
CPU301は、指定年度の1年分の月度の処理が終了しておらずステップS520の判定がNOならば、ステップS410の処理に戻り、次の月度に処理を進める。そして、CPU301は、ステップS470、S480、S490、S500のループ処理、およびS510で、新たな月度のグループPrに対応した月間目標値加算値を表示装置305のディスプレイに表示する。
以上のようにして、本実施形態では、月間目標値の表示時に、グループPrに属するプリンタ装置の数を考慮し、かつ各プリンタ装置の導入日付項目および収集停止日付をも考慮した適切な目標値を表示することが可能となる。
図25は、1つのプリンタ装置を、同時に2つのグループに分類させることを可能とする図5の管理対象Prリストテーブル500に対応する他の実施形態としての管理対象Prリストテーブル500′のデータ構成例を示す図である。
図5の管理対象Prリストテーブル500に対して、図25の管理対象Prリストテーブル500′では、各エントリに対応するプリンタ装置を、統計グループ指定1とグループPr名1によって第1のグループに属させることができ、統計グループ指定2とグループPr名2によって第2のグループに属させることができる。
図26は、統計グループ指定が2つの場合の図8のステップS2のグループPr指定の処理を示すフローチャートである。
このフローチャートの処理は、前述した図10のフローチャートの処理とほぼ同様である。図26において、図10の場合と同じ処理を行うステップには同じステップ番号を付与している。
前述した図10のステップS220では、外部記憶装置307に記憶されている図5に例示される管理対象Prリストテーブル500の先頭のエントリから、Pr情報501として、Pr名、統計グループ指定、グループPr名を取得した。これに対して、図26のステップS220′では、統計グループ指定とグループPr名が2組設定可能となったことに対応して、外部記憶装置307に記憶されている図25に例示される管理対象Prリストテーブル500′の先頭のエントリから、Pr情報501′として、Pr名、統計グループ指定1、グループPr名1、統計グループ指定2、グループPr名2を取得する。
図10での1組の統計グループ指定とグループPr名に対するステップS230およびS240の処理に対して、図26では、統計グループ指定1とグループPr名1、および統計グループ指定2とグループPr名2の2組に対応して、ステップS230−1とステップS240−1、およびステップS230−2とステップS240−2の各処理が実行される。ステップS230−1とS230−2は、それぞれ判定対象が統計グループ指定1と統計グループ指定2で異なるだけで、統計グループ指定に対するステップS230の処理と同じである。ステップS240−1とS240−2も、同様に捨てS240の処理と同じである。
以上の構成により、図1または図2のLAN106に接続されている各プリンタ装置103または104等を、柔軟にグループ化して、合算した使用状況ログ情報およびそれに対応する目標値を表示することが可能となる。
以上の実施形態では、単独PrおよびグループPrの使用状況ログ情報は、図3の表示装置305のディスプレイに表示されるように構成されたが、ファイルや印刷の形態で出力されるように構成されてもよい。
以上の実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ネットワークに接続される複数のプリンタ装置のうちの2つ以上のプリンタ装置を1つのグループに分類するプリンタ分類部と、
前記複数のプリンタ装置から使用状況ログ情報を収集するログ収集部と、
前記2つ以上のプリンタ装置の前記使用状況ログ情報を合算し、前記1つのグループの使用状況ログ情報として算出するグループログ算出部と、
を備えることを特徴とするログ情報収集装置。
(付記2)
前記使用状況ログ情報は、予め定めた期間ごとに集計され、
前記2つ以上のプリンタ装置のうちの一つのプリンタ装置と残りのプリンタ装置のいずれか一つのプリンタ装置は、前記ネットワークに接続されるプリンタ装置であって、かつ、前記一つのプリンタ装置は、前記残りのプリンタ装置のいずれか一つのプリンタ装置と同時に前記ネットワークに接続されないプリンタ装置であり、
前記グループログ算出部は、前記一つのプリンタ装置の使用状況ログ情報と前記残りのプリンタ装置のいずれか一つのプリンタ装置の使用状況ログ情報を合算して、前記1つのグループの使用状況ログ情報として算出する、
ことを特徴とする付記1に記載のログ情報収集装置。
(付記3)
前記ログ収集部は、
前記複数のプリンタ装置のそれぞれに対する前記使用状況ログ情報の収集の要否の指定を受け付け、
前記使用状況ログ情報の収集が要と指定されたプリンタ装置から前記使用状況ログ情報を収集して、前記複数のプリンタ装置に1対1で対応付けられた複数のプリンタ使用状況ログファイルのうちの対応するプリンタ装置に対応するプリンタ使用状況ログファイルに、前記使用状況ログ情報を書き込む、
ことを特徴とする付記1または2に記載のログ情報収集装置。
(付記4)
前記プリンタ分類部は、複数のプリンタ装置のうちのいずれか一つのプリンタ装置を同時に2つ以上のグループに分類する、
ことを特徴とする付記1ないし3のいずれかに記載のログ情報収集装置。
(付記5)
前記ログ収集部は、前記複数のプリンタ装置のそれぞれから予め定めた期間ごとに集計された使用状況ログ情報を収集して、該プリンタ装置に対応するプリンタ使用状況ログファイルに、前記使用状況ログ情報を書き込み、
前記グループログ算出部は、前記2つ以上のプリンタ装置に1体1で対応付けられた2つ以上のプリンタ使用状況ログファイルに含まれる使用状況ログ情報を合算し、該合算結果を前記1つのグループに対応付けられた使用状況ログ情報であるグループプリンタの使用状況ログ情報とする、
ことを特徴とする付記1ないし4のいずれかに記載のログ情報収集装置。
(付記6)
前記プリンタ分類部は、前記複数のプリンタ装置のうち1つのプリンタ装置をグループに分類せずに単独のプリンタ装置とする、
ことを特徴とする付記1ないし5のいずれかに記載のログ情報収集装置。
(付記7)
前記1つのグループの使用状況ログ情報と、前記単独のプリンタ装置の使用状況ログ情報を出力するログ出力部をさらに備える、
ことを特徴とする付記6に記載のログ情報収集装置。
(付記8)
前記使用状況ログ情報に含まれる特定の情報について、前記予め定めた期間ごとのプリンタ装置1台あたりの目標値を設定する目標値設定部をさらに備え、
前記ログ出力部は、
ユーザによって指定された年度に属する各月度に対応して予め定めた前記プリンタ装置1台あたりの各目標値に、該月度で稼働状態にある前記1つのグループに属するプリンタ装置の数を乗算した値を、該1つのグループの目標値として出力し、
前記プリンタ装置1台あたりの各目標値を、前記単独のプリンタ装置の各目標値として出力する、
ことを特徴とする付記7に記載のログ情報収集装置。
(付記9)
前記ログ収集部は、前記複数のプリンタ装置のそれぞれの導入日付および該各プリンタ装置の前記使用状況ログ情報の収集停止日付の指定を受け付け、
前記ログ出力部は、ユーザによって指定された年度に属する月度のうちのいずれかの月度に、前記1つのグループに属するプリンタ装置または前記単独のプリンタ装置の前記導入日付または前記収集停止日付が属する場合は、該月度に対応して予め定めた前記目標値を、前記導入日付または前記収集停止日付に基づいて補正する、
ことを特徴とする付記7又は8に記載のログ情報収集装置。
(付記10)
ネットワークに接続される複数のプリンタ装置のうちの2つ以上のプリンタ装置を1つのグループに分類し、
前記複数のプリンタ装置から使用状況ログ情報を収集し、
前記2つ以上のプリンタ装置の前記使用状況ログ情報を合算し、前記1つのグループの使用状況ログ情報として算出する、
ことを特徴とするログ情報収集方法。
(付記11)
ネットワークに接続されるコンピュータに、
前記ネットワークに接続される複数のプリンタ装置のうちの2つ以上のプリンタ装置を1つのグループに分類するステップと、
前記複数のプリンタ装置から使用状況ログ情報を収集するステップと、
前記2つ以上のプリンタ装置の前記使用状況ログ情報を合算し、前記1つのグループの使用状況ログ情報として算出するステップと、
を実行させるためのプログラム。