JP2014203694A - コネクタ - Google Patents
コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014203694A JP2014203694A JP2013079437A JP2013079437A JP2014203694A JP 2014203694 A JP2014203694 A JP 2014203694A JP 2013079437 A JP2013079437 A JP 2013079437A JP 2013079437 A JP2013079437 A JP 2013079437A JP 2014203694 A JP2014203694 A JP 2014203694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- case
- terminal accommodating
- terminal
- terminal housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/627—Snap or like fastening
- H01R13/6271—Latching means integral with the housing
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/514—Bases; Cases composed as a modular blocks or assembly, i.e. composed of co-operating parts provided with contact members or holding contact members between them
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
【課題】相手側コネクタとの嵌合を円滑に行うことのできるコネクタを提供する。【解決手段】複数の単電池を並列した電池モジュールに設けられ、各単電池に個別に設けられる複数の端子収容部14を備える機器側コネクタ10と嵌合可能な電線側コネクタ30であって、複数の端子収容部14と嵌合可能な複数の端子収容ケース31と、これら複数の端子収容ケースを並列した状態で保持するコネクタフレーム40とを備えている。そして、コネクタフレーム40には、端子収容ケース31を、複数の端子収容ケース31の並列方向と交差方向から弾性的に保持するランス48が設けられている。【選択図】図19
Description
本発明は、コネクタに関する。
従来、複数の機器を備える装置において機器に設けられるユニット側コネクタ、および、このユニット側コネクタと嵌合するハーネス側コネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1のものでは、機器ユニットにおいて、各機器に設けられるユニット側コネクタが並列した状態で配されている。そして、当該ユニット側コネクタにそれぞれ対応するハーネス側コネクタが、保持部材に保持された状態でユニット側コネクタに嵌合される。
しかしながら、上記の構成のコネクタでは、複数のユニット側コネクタの寸法公差や取り付け公差等により、隣り合うユニット側コネクタ間に位置ずれが生じることがある。このような場合、ハーネス側コネクタとユニット側コネクタとが干渉し、両コネクタの嵌合を円滑に行うことができなくなってしまうおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、相手側コネクタとの嵌合を円滑に行うことのできるコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、複数の機器を並列した機器モジュールに設けられ、前記機器に個別に設けられる複数の端子収容部を備える機器側コネクタと嵌合可能なコネクタであって、前記複数の端子収容部と嵌合可能な複数の端子収容部材と、前記複数の端子収容部材を並列した状態で保持するものであって、前記端子収容部材を前記複数の端子収容部材の並列方向と交差方向から弾性的に保持する弾性保持部が設けられた保持部材とを備えるものである。
上記のような構成によれば、端子収容部材は、弾性保持部によって、複数の端子収容部材の並列方向と交差方向から弾性的に保持されているから、複数の端子収容部材の並列方向と交差方向の変位がある程度許容されている。これにより、相手側である機器側コネクタにおいて、複数の端子収容部の寸法公差や取り付け公差等により、隣り合う端子収容部同士で位置ずれが生じても、それに合わせて端子収容部材が変位することにより、その位置ずれを吸収することができる。これにより、端子収容部材と相手側の端子収容部とが干渉し、互いに嵌合不能となることが回避され、機器側コネクタとの嵌合が円滑に行われる。
上記構成の実施態様として以下の構成を有すれば好ましい。
前記端子収容部材には、前記弾性保持部と係合する受け部が設けられ、前記受け部の幅寸法が前記弾性保持部の幅寸法よりも大きくされていてもよい。
上記のような構成によれば、端子収容部材は、弾性保持部と受け部との幅寸法の差の分だけ、複数の端子収容部材の並列方向に沿う方向の変位が許容された状態で保持される。このため、相手側の端子収容部における、複数の端子収容部材の並列方向に沿う方向の位置ずれにも対応することができ、機器側コネクタとの嵌合がいっそう円滑に行われる。
本発明によれば、相手側コネクタとの嵌合を円滑に行うことのできるコネクタを提供できる。
本発明の実施形態を、図1〜図19を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態におけるコネクタは、バッテリや基板などの扁平な機器の複数を並列した機器モジュールに設けられた機器側コネクタ10と嵌合可能な電線側コネクタ30である。なお、以下、各コネクタ10、30において、相手側との嵌合面側を前側として説明する。
本実施形態におけるコネクタは、バッテリや基板などの扁平な機器の複数を並列した機器モジュールに設けられた機器側コネクタ10と嵌合可能な電線側コネクタ30である。なお、以下、各コネクタ10、30において、相手側との嵌合面側を前側として説明する。
1.機器側コネクタ10
まず、相手側である機器側コネクタ10について説明する。機器側コネクタ10が設けられる機器モジュールの例としては、電池モジュールが挙げられる。電池モジュールは、扁平な形状に形成された複数の単電池(図示せず)を厚さ方向に積層し、その前端を固定部材11により固定保持することで一体化したものであって、この固定部材11に機器側コネクタ10が設けられている。
まず、相手側である機器側コネクタ10について説明する。機器側コネクタ10が設けられる機器モジュールの例としては、電池モジュールが挙げられる。電池モジュールは、扁平な形状に形成された複数の単電池(図示せず)を厚さ方向に積層し、その前端を固定部材11により固定保持することで一体化したものであって、この固定部材11に機器側コネクタ10が設けられている。
固定部材11は、単電池毎に独立して設けられる複数(本実施形態では4個)のフード12と、これら複数のフード12を固定保持するフードケース17により構成されている。
フード12は、全体として扁平に形成されたブロック状に形成されたフード本体13を備えている。このフード本体13は、各単電池の前端面に覆い付けられている。
フード本体13において、長辺方向の中央位置には、端子収容部14が設けられている。これらの端子収容部14は、フード本体13を前後方向に貫通しており、その前端はフード12の前面よりも前方に突出している。
4つのフード12が積層された状態では、各フード12に設けられた端子収容部14も積層され、断面が方形の角筒状をなすキャビティ15が形成される。そして、このキャビティ15の内部には、機器側端子22が配されている。この機器側端子22は、各単電池の電極タブや電圧検知タブに接続されている。
これら複数のフード12を固定保持するフードケース17は、全体として扁平な矩形状をなし、後面側が開口する容器状に形成されたケース本体18を備えている。このケース本体18は、内部に各フード12のフード本体13を一括して収容している。
ケース本体18の前壁には、内部にフード12の端子収容部14を保持する収容部19が設けられている。収容部19は、ケース本体18の前壁に開口する開口部20の開口縁から前方へ延設される一対の受け壁部21を備えている。フードケース17の内部にフード本体13が収容された状態では、端子収容部14がフードケース17の開口部20に後方から進入し、一対の受け壁部21の間に挟まれた状態で保持される。この受け壁部21と端子収容部14とにより、相手側である電線側コネクタ30と嵌合可能な機器側コネクタ10が形成されている。
2.電線側コネクタ30
1)構成
機器側コネクタ10に嵌合される電線側コネクタ30は、電圧検知線や電力線などの電線(図示せず)の端末に接続されたコネクタである。この電線側コネクタ30は、機器側コネクタ10の4つのキャビティ15に個別に嵌合可能な端子収容ケース31(端子収容部材に該当)と、この端子収容ケース31の複数(本実施形態では4つ)を並列した状態で収容するコネクタフレーム40(保持部材に該当)とを備えている。
1)構成
機器側コネクタ10に嵌合される電線側コネクタ30は、電圧検知線や電力線などの電線(図示せず)の端末に接続されたコネクタである。この電線側コネクタ30は、機器側コネクタ10の4つのキャビティ15に個別に嵌合可能な端子収容ケース31(端子収容部材に該当)と、この端子収容ケース31の複数(本実施形態では4つ)を並列した状態で収容するコネクタフレーム40(保持部材に該当)とを備えている。
端子収容ケース31は、板面が複数の端子収容ケース31の並列方向に沿う方向を向く一対のケース側第1側壁32と、この一対のケース側第1側壁32の両端同士を連結するものであって、板面が複数の端子収容ケース31の並列方向と交差する方向を向く一対のケース側第2側壁33とを備えて、前後方向に貫通する角筒状に形成されている。この端子収容ケース31の内部には、電線側端子が収容されている。電線側端子は、詳細には図示しないが、一方の端部が電線に接続され、他方の端部が相手側の機器側端子17と接続可能とされた一般的な構成のものである。
各端子収容ケース31において、一対のケース側第1側壁32には、その後端縁からそれぞれ外側に突出する保持腕部34が設けられている。また、一対のケース側第2側壁33のうち一方には、その後端縁から外側に突出する保持片36と、この保持片36に連なり前方に延びるリブ37とが形成されており、他方には、隣設する端子収容ケース31の保持片36とリブ37とを受け入れ可能なケース側保持片受け部38およびケース側リブ受け部39が形成されている。ケース側保持片受け部38およびケース側リブ受け部39の幅は、保持片36およびリブ37の幅よりも広くされている。
この端子収容ケース31を内部に収容するコネクタフレーム40は、機器側コネクタ10を内部に受け入れ可能なフレーム本体41を備えている。このフレーム本体41は、矩形板状の後壁部42と、この後壁部42の周縁から前方へ延びる角筒状の側壁部43とを備えて、前方に開口する矩形箱状に形成されている。側壁部43は、板面が端子収容ケース31の並列方向を向く一対のフレーム側第1側壁44と、この一対のフレーム側第1側壁44の両端同士を連結するものであって、板面が複数の端子収容ケース31の並列方向と交差する方向を向く一対のフレーム側第2側壁45とを備えている。
このフレーム本体41の後壁部42には、4つの端子収容ケース31を並列した状態で挿通可能なケース挿通孔46が貫通形成されている。そして、後壁部42の外側面には、フレーム本体41の内部に端子収容ケース31が収容された状態で保持腕部34と整合する位置に、この保持腕部34を受け入れ可能な保持凹部47が形成されている。保持凹部47の幅は、保持腕部34の幅よりも広くされている。
フレーム本体41における一対のフレーム側第1側壁44には、それぞれ、各端子収容ケース31の一対のケース側第1側壁32に対応する位置に、ランス48(弾性保持部に該当)が形成されている。ランス48は、コネクタフレーム40の後壁部42における内側面(端子収容ケース31との対向面)からフレーム側第1側壁44に沿うように前方へ片持ち状に延出した形態のランス本体49と、このランス本体49の先端部から内側(端子収容ケース31側)に突出するように形成された係止突起50とからなる。ランス本体49とフレーム側第1側壁44の壁面との間には隙間が設けられており、ランス48は、その基端(後端)を支点として、端子収容ケース31に近接−離間する方向に弾性撓みし得るようになっている。
一方、各端子収容ケース31における一対のケース側第1側壁32には、その外側面(コネクタフレーム40との対向面)に、それぞれ、ランス受け溝35(受け部に該当)が設けられている。このランス受け溝35は、ケース側第1側壁32の後端から前方に延びており、その前端壁は、ランス48の係止突起50が係合可能な受け壁35Aとされている。ランス受け溝35の幅寸法は、ランス48の幅寸法よりも大きくされている。
フレーム本体41における一対のフレーム側第2側壁45のうち一方には、並列する複数の端子収容ケース31のうち一方の端に配される端子収容ケース31Aの保持片36とリブ37とを受け入れ可能なフレーム側保持片受け部51およびフレーム側リブ片受け部52が形成されている。フレーム側保持片受け部51およびフレーム側リブ片受け部52の幅は、保持片36およびリブ37の幅よりも広くされている。
コネクタフレーム40における側壁部43の外側面には、ロックアーム53が設けられている。このロックアーム53は、コネクタフレーム40の後端から立ち上がった後、片持ち状をなして前方に延びる形態とされており、後端部を支点として側壁部43に近接−離間する方向に弾性変形可能とされている。このロックアーム53の前端部には、ロック孔54が板厚方向に貫通して形成されている。
一方、機器側コネクタ10を構成するケース本体18の受け壁部21において、ロックアーム53のロック孔54に整合する位置には、このロック孔54と係合可能なロック突部16が設けられている。
2)端子収容ケース31のコネクタフレーム40への組み付け
端子収容ケース31をコネクタフレーム40に組み付ける際には、端子収容ケース31をコネクタフレーム40に後方から挿入する。4つの端子収容ケース31は、コネクタフレーム40においてフレーム側保持片受け部51およびフレーム側リブ片受け部52が形成された側から、順次組み付けられる。1つ目の端子収容ケース31Aがコネクタフレーム40に後方から挿入されると、ランス48の係止突起50が端子収容ケース31のケース側第1側壁32に押し当たり、ランス本体49が外側に撓み変形する。端子収容ケース31が正規位置に挿入されると、係止突起50がランス受け溝35に嵌まり込んでランス本体49が弾性復帰する。この状態では、ランス48の係止突起50がランス受け溝35の受け壁35Aに係合し、端子収容ケース31の後方への抜け止めが図られる。また、端子収容ケース31の保持片36、リブ37および保持腕部34が、フレーム側保持片受け部51、フレーム側リブ片受け部52および保持凹部47にそれぞれ嵌まり込み、端子収容ケース31が前止まりされる。
端子収容ケース31をコネクタフレーム40に組み付ける際には、端子収容ケース31をコネクタフレーム40に後方から挿入する。4つの端子収容ケース31は、コネクタフレーム40においてフレーム側保持片受け部51およびフレーム側リブ片受け部52が形成された側から、順次組み付けられる。1つ目の端子収容ケース31Aがコネクタフレーム40に後方から挿入されると、ランス48の係止突起50が端子収容ケース31のケース側第1側壁32に押し当たり、ランス本体49が外側に撓み変形する。端子収容ケース31が正規位置に挿入されると、係止突起50がランス受け溝35に嵌まり込んでランス本体49が弾性復帰する。この状態では、ランス48の係止突起50がランス受け溝35の受け壁35Aに係合し、端子収容ケース31の後方への抜け止めが図られる。また、端子収容ケース31の保持片36、リブ37および保持腕部34が、フレーム側保持片受け部51、フレーム側リブ片受け部52および保持凹部47にそれぞれ嵌まり込み、端子収容ケース31が前止まりされる。
次に、この端子収容ケース31Aに隣接する端子収容ケース31Bを組み付けていく。端子収容ケース31Bが正規位置に挿入されると、端子収容ケース31Aと同様に、ランス48の係止突起50がランス受け溝35の受け壁35Aに係合し、保持腕部34が保持凹部47に嵌まり込む。また、端子収容ケース31Bの保持片36およびリブ37は、隣接する端子収容ケース31Aのケース側保持片受け部38およびケース側リブ受け部39に嵌まり込む。
同様にして、残りの端子収容ケース31C、31Dも順次組み付けられ、端子収容ケース31のコネクタフレーム40への組み付けが完了する。4つの端子収容ケース31は、コネクタフレーム40の内部において、後端から前方に突出する形態で収容され、相手側である機器側コネクタ10におけるキャビティ15の配列ピッチと概ね同ピッチで配される。
ここで、フレーム本体41の側壁部43において、その板面が端子収容ケース31の並列方向に沿う方向を向く一対のフレーム側第1側壁44には、それぞれ、端子収容ケース31に近接−離間する方向に弾性撓み可能なランス48が形成されており、一対のランス48によって端子収容ケース31が挟みこまれるようにして保持されている。これにより、端子収容ケース31は、一対のランス48の撓み変形によって、複数の端子収容ケース31の並列方向と交差方向の変位が許容された状態で保持される。
また、各端子収容ケース31は、コネクタフレーム40および隣接する端子収容ケース31に対して、僅かな間隔をあけて保持されている。そして、端子収容ケース31におけるランス受け溝35の幅寸法が、コネクタフレーム40におけるランス48の幅寸法よりも大きくされている。これにより、端子収容ケース31は、ランス48とランス受け溝35との幅寸法の差の分だけ、複数の端子収容ケース31の並列方向に沿う方向の変位が許容された状態で保持される。
3.電線側コネクタ30の機器側コネクタへの嵌合
上記のように構成された電線側コネクタ30を、固定部材11の機器側コネクタ10をと嵌合させると、電線側コネクタ30の各端子収容ケース33が、対応する機器側コネクタ10におけるキャビティ15の内部に進入していく。
上記のように構成された電線側コネクタ30を、固定部材11の機器側コネクタ10をと嵌合させると、電線側コネクタ30の各端子収容ケース33が、対応する機器側コネクタ10におけるキャビティ15の内部に進入していく。
ここで、固定部材11において、フード12の寸法公差や取り付け公差等により、隣り合う端子収容部14同士で位置ずれが生じることがある。そこで、この問題を解決するため、電線側コネクタ30のフレーム本体41において、その板面が端子収容ケース31の並列方向に沿う方向を向く一対のフレーム側第1側壁44には、それぞれ、端子収容ケース31に近接−離間する方向に弾性撓み可能なランス48を設け、このランス48によって端子収容ケース31を挟みこむようにして保持することとした。これにより、端子収容ケース31は、一対のランス48の撓み変形によって、複数の端子収容ケース31の並列方向と交差方向の変位が許容された状態で保持される。
また、各端子収容ケース31は、コネクタフレーム40および隣接する端子収容ケース31に対して、僅かな間隔をあけて保持されている。そして、端子収容ケース31におけるランス受け溝35の幅寸法が、コネクタフレーム40におけるランス48の幅寸法よりも大きくされている。これにより、端子収容ケース31は、ランス48とランス受け溝35との幅寸法の差の分だけ、複数の端子収容ケース31の並列方向に沿う方向の変位が許容された状態で保持される。
このため、端子収容ケース31は、相手側である機器側コネクタ10の端子収容部14の位置ずれに応じて、複数の端子収容ケース31の並列方向、またはこの並列方向と交差方向に移動できる。これにより、機器側コネクタ10における端子収容部14の寸法公差や取り付け公差が吸収されるようになっている。
これにより、端子収容部14の位置ずれによりこの端子収容部14が相手側の端子収容ケース31と干渉し、互いに嵌合不能となることが回避され、機器側コネクタ10と電線側コネクタ30との嵌合が円滑に行われる。
電線側コネクタ30と機器側コネクタ10とが正規嵌合状態に至ると、機器側端子22が電線側端子と導通可能に接続される。また、ロックアーム53のロック孔54にロック突部16が嵌まり込んで係止することで、機器側コネクタ10と電線側コネクタ30とが嵌合状態にロックされる。
4.まとめ
以上のように本実施形態のコネクタは、複数の単電池を並列した電池モジュールに設けられ、各単電池に個別に設けられる複数の端子収容部14を備える機器側コネクタ10と嵌合可能な電線側コネクタ30であって、複数の端子収容部14と嵌合可能な複数の端子収容ケース31と、これら複数の端子収容ケース31を並列した状態で保持するコネクタフレーム40とを備えている。そして、コネクタフレーム40には、端子収容ケース31を、複数の端子収容ケース31の並列方向と交差方向から弾性的に保持するランス48が設けられている。
以上のように本実施形態のコネクタは、複数の単電池を並列した電池モジュールに設けられ、各単電池に個別に設けられる複数の端子収容部14を備える機器側コネクタ10と嵌合可能な電線側コネクタ30であって、複数の端子収容部14と嵌合可能な複数の端子収容ケース31と、これら複数の端子収容ケース31を並列した状態で保持するコネクタフレーム40とを備えている。そして、コネクタフレーム40には、端子収容ケース31を、複数の端子収容ケース31の並列方向と交差方向から弾性的に保持するランス48が設けられている。
このような構成によれば、端子収容ケース31は、ランス48によって、複数の端子収容ケース31の並列方向と交差方向から弾性的に保持されているから、複数の端子収容ケース31の並列方向と交差方向の変位がある程度許容されている。これにより、相手側である機器側コネクタ10において、複数の端子収容部14の寸法公差や取り付け公差等により、隣り合う端子収容部14同士で位置ずれが生じても、それに合わせて端子収容ケース31が変位することにより、その位置ずれを吸収することができる。これにより、端子収容ケース31と相手側の端子収容部14とが干渉し、互いに嵌合不能となることが回避され、機器側コネクタ10との嵌合が円滑に行われる。
また、端子収容ケース31には、ランス48と係合するランス受け溝35が設けられ、ランス受け溝35の幅寸法がランス48の幅寸法よりも大きくされている。
このような構成によれば、端子収容ケース31は、ランス48とランス受け溝35との幅寸法の差の分だけ、複数の端子収容ケース31の並列方向に沿う方向の変位が許容された状態で保持される。このため、相手側の端子収容部14における、複数の端子収容ケース31の並列方向に沿う方向の位置ずれにも対応することができ、機器側コネクタ10との嵌合がいっそう円滑に行われる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、端子収容ケース31を、一対のランス48によって、複数の端子収容ケース31の並列方向と交差方向の両側から保持していたが、端子収容部材において、複数の端子収容部材の並列方向と交差方向の片側のみが弾性保持部によって保持されていてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、端子収容ケース31を、一対のランス48によって、複数の端子収容ケース31の並列方向と交差方向の両側から保持していたが、端子収容部材において、複数の端子収容部材の並列方向と交差方向の片側のみが弾性保持部によって保持されていてもよい。
(2)上記実施形態では、弾性保持部がランス48であったが、弾性保持部は端子収容部材を弾性的に保持できるものであればいかなるものであってもよい。
30…電線側コネクタ(コネクタ)
31…端子収容ケース(端子収容部材)
40…コネクタフレーム(保持部材)
48…ランス(弾性保持部)
35…ランス受け溝(受け部)
31…端子収容ケース(端子収容部材)
40…コネクタフレーム(保持部材)
48…ランス(弾性保持部)
35…ランス受け溝(受け部)
Claims (2)
- 複数の機器を並列した機器モジュールに設けられ、前記機器に個別に設けられる複数の端子収容部を備える機器側コネクタと嵌合可能なコネクタであって、
前記複数の端子収容部と嵌合可能な複数の端子収容部材と、
前記複数の端子収容部材を並列した状態で保持するものであって、前記端子収容部材を前記複数の端子収容部材の並列方向と交差方向から弾性的に保持する弾性保持部が設けられた保持部材とを備えるコネクタ。 - 前記端子収容部材には、前記弾性保持部と係合する受け部が設けられ、前記受け部の幅寸法が前記弾性保持部の幅寸法よりも大きくされたものである、請求項1に記載のコネクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013079437A JP2014203694A (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | コネクタ |
PCT/JP2014/057733 WO2014162889A1 (ja) | 2013-04-05 | 2014-03-20 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013079437A JP2014203694A (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014203694A true JP2014203694A (ja) | 2014-10-27 |
Family
ID=51658189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013079437A Pending JP2014203694A (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | コネクタ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014203694A (ja) |
WO (1) | WO2014162889A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023145332A1 (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 積層コネクタ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020149764A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2553760Y2 (ja) * | 1992-02-07 | 1997-11-12 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具 |
JP5672125B2 (ja) * | 2011-04-13 | 2015-02-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
JP5673320B2 (ja) * | 2011-04-18 | 2015-02-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
-
2013
- 2013-04-05 JP JP2013079437A patent/JP2014203694A/ja active Pending
-
2014
- 2014-03-20 WO PCT/JP2014/057733 patent/WO2014162889A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023145332A1 (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 積層コネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2014162889A1 (ja) | 2014-10-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109524609B (zh) | 电池连接模块 | |
JP5682997B2 (ja) | 電気コネクタ | |
WO2017057215A1 (ja) | 電池間接続装置及び電池間接続装置組立体 | |
US9997881B2 (en) | Electric connector | |
US9559503B2 (en) | Electronic component unit | |
US9413095B2 (en) | Connector | |
JP2016040975A (ja) | 電子部品の組付構造 | |
JP6039490B2 (ja) | コネクタおよび組電池 | |
JP2012227286A (ja) | 太陽電池パネル用コネクタ及び太陽電池パネル連結体 | |
CN109155378B (zh) | 蓄电模块和控制设备的连接结构 | |
JP2014089874A (ja) | コネクタ、単電池および組電池 | |
US11502361B2 (en) | Energy storage apparatus | |
JP2014093377A (ja) | リレー固定構造 | |
WO2014162889A1 (ja) | コネクタ | |
JP2013093226A (ja) | ジョイントコネクタ | |
JP2013026127A (ja) | 嵌合検知構造 | |
JP5907390B2 (ja) | コネクタ | |
JP6722386B2 (ja) | ジョイントコネクタ | |
JP5954585B2 (ja) | 機器用コネクタ | |
JP2020035611A (ja) | 電池配線モジュール | |
US9455518B2 (en) | Connector having regulating section | |
US20230268563A1 (en) | Connector assembly for battery pack and battery pack including the same | |
US11283212B2 (en) | Connector | |
JP2018156764A (ja) | コネクタ | |
JP5947656B2 (ja) | コネクタ |