JP2014200144A - 列車制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】列車の速度にハンチングを生じさせないようにする。【解決手段】実施形態の列車制御装置は、列車の現在位置及び速度を検出する検出手段と、時刻を計時する計時手段と、駅間における位置ごとの走行時間及び列車速度を示す走行計画を作成する走行計画作成手段と、計時された時刻に基づく走行時間、検出された現在位置及び検出された速度と、走行計画に示された位置、走行時間及び列車速度とのずれ具合に基づいた走行計画に対する列車の遅れ又は進み具合に対応して列車の走行を制御する制御手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、列車制御装置に関する。
従来、列車においては、均一な運転を維持して走行遅延の虞を低減するため、自動列車運転装置(ATO:Automatic Train Operation)が備えられている。このATOは、ある駅から次の停車駅までの区間における走行計画を予め作成しておき、この走行計画に従って加減速の制御を行う。
特開2003−235116号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、走行計画における速度と列車の実際の速度との差を考慮することなく、走行計画に対する路線上の列車位置の先行/遅延をもとに加減速の制御を行なっているため、列車の速度にハンチングが生じる場合があった。
上述した課題を解決するために、実施形態の列車制御装置は、列車の現在位置及び速度を検出する検出手段と、時刻を計時する計時手段と、駅間における位置ごとの走行時間及び列車速度を示す走行計画を作成する走行計画作成手段と、前記計時された時刻に基づく走行時間、前記検出された現在位置及び前記検出された速度と、前記走行計画に示された位置、走行時間及び列車速度とのずれ具合に基づいた前記走行計画に対する前記列車の遅れ又は進み具合に応じて前記列車の走行を制御する制御手段と、を備える。
図1は、実施形態にかかる列車制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、走行計画の運転曲線を例示する概念図である。 図3は、実際の列車の走行と運転曲線とのずれを説明する説明図である。 図4は、走行計画の運転曲線に対する実際の列車の走行の一例を示す概念図である。 図5は、図4の場合における列車の加減速を例示する概念図である。 図6は、走行計画の運転曲線に対する実際の列車の走行の一例を示す概念図である。 図7は、図6の場合における列車の加減速を例示する概念図である。 図8は、走行計画の運転曲線に対する実際の列車の走行の一例を示す概念図である。 図9は、図8の場合における列車の加減速を例示する概念図である。 図10は、走行計画の運転曲線に対する実際の列車の走行の一例を示す概念図である。 図11は、図10の場合における列車の加減速を例示する概念図である。 図12は、従来の列車制御における列車速度の推移を例示するグラフである。 図13は、従来の列車制御における遅延時間の推移を例示するグラフである。 図14は、実施形態にかかる列車制御装置の制御における列車速度の推移を例示するグラフである。 図15は、実施形態にかかる列車制御装置の制御における遅延時間の推移を例示するグラフである。
以下、添付図面を参照して実施形態の列車制御装置を詳細に説明する。
図1は、実施形態にかかる列車制御装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、列車制御装置100は、速度・位置算出部101、走行時間管理部102、制限速度作成部103、走行計画作成部104、自動運転部105、車両特性データ106を備える。
速度・位置算出部101は、レール上を走行する列車の速度や路線上の現在位置を検出する。具体的には、速度・位置算出部101は、車輪の回転と連動するTG201(TG:タコジェネレータ)の出力値などから列車の速度を検出する。なお、TG201は、車輪の回転と連動するPG(パルスジェネレータ)であってもよい。また、速度・位置算出部101は、TG201の出力値より検出した列車の速度を積分して得られる走行距離と、車上子202で受信した地上子(図示しない)からの信号とをもとに、路線上における列車の現在位置を検出する。速度・位置算出部101が検出した列車の速度や現在位置は、速度・位置情報として走行計画作成部104、自動運転部105へ出力される。
走行時間管理部102は、路線を走行する列車の走行時間(時分)を管理する。具体的には、走行時間管理部102は、RTC(Real Time Clock)やGPS(Global Positioning System)を利用して時刻を計時する計時部203からの時刻情報をもとに列車の走行時間を管理する。走行時間管理部102が管理する走行時間は走行計画作成部104へ出力される。
また、実際はダイヤどおりに駅を出発するわけではなく、数秒単位の誤差が生じることがある。したがって、走行時間管理部102は、出発ボタン204からの出発合図をもとに、正確な出発時刻を把握する。次いで、走行時間管理部102は、路線のダイヤが記述されたダイアデータ205より、次の駅における停車/通過時刻を取得して、次の駅までの駅間走行時間(時分)を算出する。その際に、駅間における走行時間を確認するための採時位置を設定してもよい。
また、走行時間管理部102は、運転情報管理装置206からの運転整理情報などを受け付けて、その運転整理情報に従ってダイアデータ205に記述されたダイヤを調整した駅間走行時間を算出してもよい。具体的には、運転情報管理装置206からの運転整理情報をもとに、「次の駅の到着時刻をダイヤより1分遅らせる」などの調整を行ってもよい。
制限速度作成部103は、路線の位置ごとの勾配・曲線などによる路線固有の制限速度が記述された路線データ208と、ATC209(ATC:自動列車制御装置)から入力した情報とをもとに、制限速度を作成する。なお、ATC209から入力される情報には、臨時速度制限(天候などの路線状況に応じて臨時に設定される制限速度)、前方信号情報(先行列車との間隔、進路開通状況などによる信号情報)などがある。制限速度作成部103が作成した制限速度は走行計画作成部104、自動運転部105へ出力される。
走行計画作成部104は、走行時間管理部102から出力される駅間の走行時間(時分)と、次駅停車/通過時間、駅間における採時位置の通過時間などが記述された基準運転データ207とをもとに、列車が駅間を走行する際の走行計画を作成する。この走行計画は、次の停車駅の目標位置へ所定の走行時間で列車を停止させるための、駅間における位置ごとの走行時間及び列車速度が示された運転曲線などである。
図2は、走行計画の運転曲線G1、G2を例示する概念図である。図2に示すように、運転曲線G1、G2は、駅間を走行する際の位置(m:メートル)ごとの時間(S:秒)と速度(km/h:キロメートル毎時)との関係を示す。走行計画作成部104は、この運転曲線G1、G2に相当するデータを作成し、自動運転部105へ出力する。
自動運転部105は、ATOなどであり、駅間における列車の走行を制御する。自動運転部105は、速度・位置算出部101から出力される速度・位置情報と、制限速度作成部103から出力される制限速度と、走行計画作成部104から出力される走行計画を示すデータとをもとに、車両特性データ106に記述された車両(列車)の加速/制動にかかる性能(例えば車両重量、加減速性能等の列車の運転特性)を参照して、力行/惰行/定速/減速の指令、ノッチ指令、ブレーキ指令、加減速度の指定などの加減速指令を出力する。この加減速指令に従って電動機や制動装置(いずれも図示しない)が駆動されることで、列車の走行が制御される。
具体的には、自動運転部105は、時刻補正運転部107、定位置停止制御部108、自動運転制御部109、加減速決定部110を備える。自動運転制御部109は、走行計画作成部104から出力される走行計画に従って制限速度作成部103から出力される制限速度内で列車を走行するための加減速値を、車両特性データ106に記述された列車の性能を参照して加減速決定部110へ出力する。定位置停止制御部108は、目標とする停止位置と現在位置との距離と、車両特性データ106に記述された制動にかかる性能とをもとに、ブレーキの効き具合のばらつきに対応して適切なブレーキ指令(減速値)を決定して加減速決定部110へ出力する。このブレーキ指令により、目標とする停止位置に精度よく列車を停止させることができる。
時刻補正運転部107は、計時部203により計時された時刻に基づく走行時間、速度・位置算出部101により検出された現在位置及び列車速度と、走行計画作成部104から出力される走行計画に示された位置、走行時間及び列車速度とのずれ具合に基づいて、走行計画に対する列車の遅れ又は進みを判断する。次いで、時刻補正運転部107は、走行計画に対する列車の遅れ又は進みに応じて、その遅れ又は進みを解消するための列車の加減速値を決定して加減速決定部110へ出力する(詳細は後述する)。
加減速決定部110は、時刻補正運転部107、定位置停止制御部108、自動運転制御部109からの加減速値に対応した加減速指令を、列車の電動機、制動装置へ出力する。
ここで、時刻補正運転部107の処理の詳細について説明する。図3は、実際の列車の走行と運転曲線G1とのずれを説明する説明図である。
図3において、ポイントP1は、実際の列車の位置、走行時間を示す点である。この時の列車位置をXpj、走行時間をtime、列車速度をVpjとする。すなわち、速度・位置算出部101から出力される速度・位置情報からはXpj、Vpjが得られ、計時部203の計時によってtimeが得られる。また、実際の列車位置がXpjであることから、運転曲線G1上のポイントPが走行計画に対応した列車の位置、走行時間を示す点である。このポイントP、P1のずれが走行計画に対する列車の遅れ又は進み具合の見かけ上のずれである。
ここで、運転曲線G1上のポイントP、すなわち列車位置Xpjにおける列車速度をVrj(運転曲線G2より列車位置Xpjに対応する速度を抽出)とする。また、ポイントPから次に列車位置、速度の検出を行う直近の採時位置までの残時間をTrrj(運転曲線G1から列車位置Xpjに相当する走行時間を抽出し、絶対時刻に置き換えて、ダイヤ上の残時間を演算)とする。
このとき、走行中の列車の走行計画に対するずれを示す遅延時間Tddjは(Trrj−Trpj)として演算できる。しかしながら、この遅延時間Tddjは、時間−位置における見かけ上のずれを示すものであり、この遅延時間Tddjでのみ遅れ又は進みを判断して加減速を行うと、走行計画における速度と列車の実際の速度との速度差が考慮されていないことから、列車の速度にハンチングが生じる場合がある。
したがって、時刻補正運転部107では、遅延時間Tddjに走行計画上の列車速度と検出された列車速度との速度差を考慮した演算を行って、走行中の列車の走行計画に対する遅れ又は進み具合を示す時間Tdjを算出する。近似的には、Tdj=Tddj+(検出された列車速度を走行計画上の列車速度に移行させるのに要する時間)として、上述した遅延時間Tddjに、走行計画上の列車速度と検出された列車速度との速度差を解消するための時間を加算したものを算出する。このように、走行計画における速度と列車の実際の速度との速度差を考慮することで、列車の速度にハンチングが生じることを防止できる。
ここで、速度移行をおこなうための加減速度の絶対値を|αdj|とする。なお、|αdj|は、車両特性データ106に記述された加減速性能より得られる値である。この|αdj|をもとに、走行中の列車の走行計画に対する遅れ又は進み具合を示す時間Tdjを、次の式(1)より算出する。なお式(1)において、Tdjが正値である場合は走行計画に対する遅れを示し、負値である場合は走行計画に対する進みを示している。
Figure 2014200144
時刻補正運転部107は、式(1)により算出したTdjの値が正値であり、走行計画に対する遅れがある場合は、その遅れを解消するための列車の加速(+αdj)を決定して加減速決定部110へ出力する。逆に、時刻補正運転部107は、式(1)により算出したTdjの値が負値であり、走行計画に対する進みがある場合は、その進みを解消するための列車の減速(−αdj)を決定して加減速決定部110へ出力する。
なお、式(1)においては、時間−位置における見かけ上のずれを示す遅延時間Tddj(Trrj−Trpj)の正値(遅れ)/負値(進み)が、第2項の値によって変わる場合がある。例えば、遅延時間Tddj(Trrj−Trpj)が正値(遅れ)であっても、実際の列車の列車速度Vpjが走行計画における列車速度Vrjより高い場合には第2項が負値となり、第2項の値の大きさによっては負値(進み)となる。
なお、時刻補正運転部107は、Tdjの値が予め設定された範囲(デッドバンド)内である場合は、走行計画に対する遅れや進みを解消するための加減速値を0として加減速決定部110へ出力し、加減速を行わせないようにする。これにより、走行計画に対するデッドバンド内の遅れや進みについては加減速が行われないことから、列車の速度にハンチングが生じることを防止できる。
時刻補正運転部107による加減速には、次の(ケース1)〜(ケース4)の4つの場合が考えられる。
(ケース1)
ケース1は、時間−位置における見かけ上の遅れがある場合において、実際の列車の列車速度Vpjが走行計画における列車速度Vrjより高く、先行(進み)と判断される場合である。
図4は、走行計画の運転曲線G1に対する実際の列車の走行の一例を示す概念図である。図5は、図4の場合における列車の加減速を例示する概念図である。
図4に示すように、ポイントP1と、運転曲線G1上のポイントPとのずれからは、時間−位置における見かけ上の遅れがある。しかしながら、ポイントP1における列車速度Vpjが運転曲線G2上の列車速度Vrjより充分に高く、Tdjの値が負値となるため、進みと判断される。このようなケース1の場合、図5に示すように、先行判断による減速(−αdj)が行われて、運転曲線G1に追従することとなる。
(ケース2)
ケース2は、時間−位置における見かけ上の遅れがある場合において、実際の列車の列車速度Vpjが走行計画における列車速度Vrjより低く、遅れ(遅延)と判断される場合である。
図6は、走行計画の運転曲線G1に対する実際の列車の走行の一例を示す概念図である。図7は、図6の場合における列車の加減速を例示する概念図である。
図6に示すように、ポイントP1と、運転曲線G1上のポイントPとのずれからは、時間−位置における見かけ上の遅れがある。また、ポイントP1における列車速度Vpjが運転曲線G2上の列車速度Vrjより低いため、Tdjの値が正値となり、遅延と判断される。このようなケース2の場合、図7に示すように、遅延判断による加速(αdj)が行われる。次いで、Tdjがデッドバンド内に入ることから、加減速なしとなった後、先行判断となり減速した結果、運転曲線G1へ追従することとなる。
(ケース3)
ケース3は、時間−位置における見かけ上の進みがある場合において、実際の列車の列車速度Vpjが走行計画における列車速度Vrjより低く、遅れ(遅延)と判断される場合である。
図8は、走行計画の運転曲線G1に対する実際の列車の走行の一例を示す概念図である。図9は、図8の場合における列車の加減速を例示する概念図である。
図8に示すように、ポイントP1と、運転曲線G1上のポイントPとのずれからは、時間−位置における見かけ上の進みがある。しかしながら、ポイントP1における列車速度Vpjが運転曲線G2上の列車速度Vrjより充分に低いため、Tdjの値が正値となり、遅延と判断される。このようなケース3の場合、図9に示すように、遅延判断による加速(αdj)が行われて、運転曲線G1に追従することとなる。
(ケース4)
ケース4は、時間−位置における見かけ上の進みがある場合において、実際の列車の列車速度Vpjが走行計画における列車速度Vrjより高く、進み(先行)と判断される場合である。
図10は、走行計画の運転曲線G1に対する実際の列車の走行の一例を示す概念図である。図11は、図10の場合における列車の加減速を例示する概念図である。
図10に示すように、ポイントP1と、運転曲線G1上のポイントPとのずれからは、時間−位置における見かけ上の進みがある。また、ポイントP1における列車速度Vpjが運転曲線G2上の列車速度Vrjより高いため、Tdjの値が負値となり、先行と判断される。このようなケース4の場合、図11に示すように、先行判断による減速(−αdj)が行われる。次いで、Tdjがデッドバンド内に入ることから、加減速なしとなった後、遅延判断となり加速した結果、運転曲線G1へ追従することとなる。
図12は、従来の列車制御における列車速度の推移を例示するグラフである。図12において、グラフG11は、走行計画における走行距離と列車速度との関係を示している。また、グラフG12は、従来の列車制御における走行距離と列車速度との関係を示している。図13は、従来の列車制御における遅延時間の推移を例示するグラフである。図13において、グラフG13は、従来の列車制御における走行距離と遅延時間との関係を示している。
図12からも明らかなように、従来の列車制御では、走行計画における速度と列車の実際の速度との速度差が考慮されないことから、列車の速度にハンチングが生じている。また、図13からも明らかなように、列車の速度にハンチングが生じることから、遅延時間についてもハンチングが生じることとなる。
図14は、実施形態にかかる列車制御装置100の制御における列車速度の推移を例示するグラフである。図14において、グラフG14は、列車制御装置100の制御における走行距離と列車速度との関係を示している。図15は、実施形態にかかる列車制御装置100の制御における遅延時間の推移を例示するグラフである。図15において、グラフG15は、列車制御装置100の制御における走行距離と実質上の遅延時間との関係を示している。また、グラフG16は、列車制御装置100の制御における走行距離と見かけ上の遅延時間との関係を示している。
図14からも明らかなように、実施形態にかかる列車制御装置100の制御では、走行計画における速度と列車の実際の速度との速度差が考慮されることから、列車の速度にハンチングが生じにくく、安定的にグラフG11へ追従することとなる。また、図15からも明らかなように、列車の速度にハンチングが生じにくいことから、遅延時間についても安定的に0へ収束することとなる。
(変形例1)
実際の列車などでは、力行・定速・減速(ブレーキ)だけでなく、それぞれについて細かく段階が設定されていることがある(例えば、力行は20段階、減速は10段階など)。したがって、変形例1の時刻補正運転部107は、走行計画における速度と列車の実際の速度との速度差をより早く解消するため、速度差に応じた加減速値を決定して加減速決定部110へ出力してもよい。具体的には、時刻補正運転部107は、速度差が大きな場合にはより大きな加減速値が選択され、速度差が小さな場合にはより小さな加減速値が選択されるように、速度差と加減速値との対応関係が記述されたテーブルデータを参照し、列車の加減速値を決定して加減速決定部110へ出力する。
(変形例2)
走行中の列車の走行計画に対する遅れ又は進み具合を示す時間Tdjが大きな値であり、走行計画への追従を行うと加減速が大きくなる場合は、時刻補正運転部107による加減速の制御ではなく、走行計画を再計画したほうがよい場合がある。したがって、変形例2では、走行時間管理部102は、時刻補正運転部107において算出されたTdjが予め設定された閾値(所定値)以上である場合、駅を出発する際に作成する走行計画と同様に、速度・位置算出部101により検出された現在位置から次駅までの走行計画を再作成する。自動運転部105は、この再作成された走行計画をもとに列車の走行を制御する。これにより、無理に走行計画への追従を行うことなく、再作成された走行計画による列車の制御を行うことで、制御性能を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
100…列車制御装置、101…速度・位置算出部、102…走行時間管理部、103…制限速度作成部、104…走行計画作成部、105…自動運転部、106…車両特性データ、107…時刻補正運転部、108…定位置停止制御部、109…自動運転制御部、110…加減速決定部、201…TG、202…車上子、203…計時部、204…出発ボタン、205…ダイアデータ、206…運転情報管理部、207…基準運転データ、208…路線データ、209…ATC、G1、G2…運転曲線、G11〜G16…グラフ、P、P1…ポイント、Tddj…遅延時間、Time…走行時間、Trpj、Trrj…残時間、Vpj、Vrj…列車速度、Xpj…列車位置

Claims (5)

  1. 列車の現在位置及び速度を検出する検出手段と、
    時刻を計時する計時手段と、
    駅間における位置ごとの走行時間及び列車速度を示す走行計画を作成する走行計画作成手段と、
    前記計時された時刻に基づく走行時間、前記検出された現在位置及び前記検出された速度と、前記走行計画に示された位置、走行時間及び列車速度とのずれ具合に基づいた前記走行計画に対する前記列車の遅れ又は進み具合に応じて前記列車の走行を制御する制御手段と、
    を備える列車制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出された現在位置における前記走行計画の走行時間と、前記計時された時刻に基づく走行時間とのずれ時間に、前記検出された現在位置における前記走行計画の列車速度と前記検出された速度との速度差を解消するための時間を加算した、前記走行計画に対する前記列車の遅れ又は進み具合を示す時間に基づいて、当該時間を短くするように前記列車を加減速させる、
    請求項1に記載の列車制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記走行計画に対する前記列車の遅れ又は進み具合を示す時間が予め設定された範囲内である場合は前記時間を短くするための加減速を行わせない、
    請求項2に記載の列車制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記速度差の大きさに応じた加減速値で、前記走行計画に対する前記列車の遅れ又は進み具合を示す時間を短くするように前記列車を加減速させる、
    請求項2又は3に記載の列車制御装置。
  5. 前記走行計画作成手段は、前記走行計画に対する前記列車の遅れ又は進み具合を示す時間が所定値以上である場合に、前記検出された現在位置から次駅までの走行計画を再作成し、
    前記制御手段は、前記再作成された走行計画をもとに前記列車の走行を制御する、
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載の列車制御装置。
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