JP2014199055A - 発電装置 - Google Patents

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Akio Hamada
明生 濱田
康己 川端
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康己 川端
敏成 上田
Toshinari Ueda
敏成 上田
吉田 孝
Takashi Yoshida
吉田  孝
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Abstract

【課題】始動時、或いは風が弱まり、風車の羽が止まってしまうことを防止するために力行運転を行っているが、単に力行運転を行うだけでは、最適な交流発電機の最適な制御とはいえない。様々なパターンの気まぐれな流体、例えば風に対して、そのような流体の状態と流体機械の能力との関係から、適切な力行、回生の切り替えタイミングが、よりロスを少なく、より有効に流体のエネルギーを発電エネルギーに交換することが望まれる。
【解決手段】風力発電装置10のコントローラ80は、第1回生モードでは、垂直軸風車20の回転数を一定にした状態で、流速比例で発電電流の制御を開始し、第1回生モードで制御中に、風速が第2回生モード開始基準値となったときは、第2回生モードに移行して発電電流を最大制御電流で一定にした状態で、流速に応じて交流発電機30の回転数を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電装置に関するものである。
自然エネルギー(再生可能エネルギー)を利用した発電装置として、例えば風力発電装置が公知である。風力発電装置では、自然の風を利用するが、常に風力を一定の範囲に保つことは困難である。すなわち、風力発電装置では、風速の変動が、火力発電におけるガス流量や水力発電における水量の変動に比較して非常に大きく、発電電力が大きく変動する。
ところで、従来は、風車の引きずりトルクより風力が小さくなると、風車が停止し、その後、始動を再開する場合、始動トルクを超える大きな風力が必要となり、その分、発電ができない問題があった。
上記問題を解消するために、特許文献1の技術が提案されている。
特許文献1では、始動時、或いは、発電機の回転数を検出し、回転数が所定値以下になったときは、発電機を力行動作させて発電機の回転数を所定値以上に維持するようにしている。
特開2005−295626号公報
特許文献1では、始動時、或いは風が弱まり、風車の羽(動翼)が止まってしまうことを防止するために交流発電機の力行運転を行っている。
しかしながら、単に力行運転を行うだけでは、最適な交流発電機の最適な制御とはいえない。様々なパターンの気まぐれな流体、例えば風に対して、そのような流体の状態と流体機械の能力との関係から、適切な力行、回生の切り替えタイミングが、よりロスを少なく、より有効に流体のエネルギーを発電エネルギーに交換することが望まれる。
なお、自然エネルギー(再生可能エネルギー)を利用した発電装置として、例えば風力発電装置以外にも、水力発電装置、海流発電装置、潮流発電装置、地熱発電装置等があるが、これらの発電装置においても、効率的な運用が望ましい。
本発明の目的は、様々なパターンの気まぐれな流体の状態と流体機械の能力との関係から、力行と回生の切り替えタイミングを適切に行い、ロスをより少なく、より有効に流体のエネルギーを発電エネルギーに交換することができる発電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の発電装置は、流体の運動エネルギーを機械の運動エネルギーへ変換する流体機械と、前記流体機械により駆動される交流発電機と、前記交流発電機の交流出力を直流に変換するインバータと、前記インバータからの直流電力を蓄電する蓄電部と、前記交流発電機を、前記インバータを介して回生モード又は力行モードで制御する制御部を備えた発電装置において、前記流体の流速を検出する流速検出部を備え、前記回生モードは、第1回生モード及び第2回生モードを含み、前記制御部は、力行モードで制御中に前記流速が速くなって第1回生モード開始基準値を超える場合は、前記第1回生モードとして、前記流体機械の回転数を一定にした状態で、流速比例で発電電流の制御を行い、又は、前記回転数を目標回転数となるように、かつ流速比例で発電電流の制御を行い、前記第1回生モードで制御中に、前記発電電流が予め設定されている最大制御電流になったとき又は流体の流速が第2回生モード開始基準値となったときは、前記第2回生モードとして、前記発電電流を前記最大制御電流で一定にした状態で流速に応じて前記流体機械を回転させるものである。
また、前記第1回生モードでは、前記流速比例で前記流体機械の回転数を制御する際、前記流体機械の出力係数が最大値を含む限定された範囲で前記回転数の制御することが好ましい。
また、前記制御部は、前記流体の流速が力行モード開始基準値よりも遅い場合は、力行モードで前記交流発電機の制御を開始することが好ましい。
また、前記流体機械の回転を停止するロック部を備え、前記制御部は、前記第2回生モードで制御中に、前記流体機械の回転数が予め設定された上限回転数となった場合は、前記ロック部を制御して、前記流体機械の回転を停止することが好ましい。
また、前記制御部は、前記力行モードの継続時間が、予め設定された許容時間を経過した場合には、前記ロック部を制御して、前記流体機械の回転を停止することが好ましい。
また、前記流体機械が、風車であることが好ましい。
また、前記風車が垂直軸風車であることが好ましい。
本発明によれば、様々なパターンの気まぐれな流体の状態と流体機械の能力との関係から、力行と回生の切り替えタイミングを適切に行い、ロスをより少なく、より有効に流体のエネルギーを発電エネルギーに交換することができる効果を奏する。
また、第2回生モードでは、最大制御電流を一定にして、流速比例で前記流体機械の回転数を制御するため、流体機械のメカの限界域まで発電領域を拡げることが可能となり、総発電量を多くすることができる。
本発明を風力発電装置に具体化した一実施形態の全体構成のブロック図。 コントローラが実行する発電プログラムのフローチャート。 交流発電機の電流・トルク特性図。 交流発電機の回転数・発電電圧特性図。 交流発電機の回転数・トルク特性図。 交流発電機の回転数・発電出力の特性図。 第1回生モードと第2回生モードの切替えタイミングを説明するための発電電流、発電出力、回転数の説明図。 一実施形態の風速と時間の関係を示す作用の説明図。 一実施形態の回転速度と時間の関係を示す作用の説明図。 一実施形態の電流と時間との関係を示す作用の説明図。 一実施形態の出力曲線の説明図。 第2実施形態のコントローラが実行する発電プログラムのフローチャート。 第3実施形態のコントローラが実行する発電プログラムのフローチャート。 第3実施形態のコントローラが実行する発電プログラムのフローチャート。 第3実施形態のコントローラが実行する発電プログラムのフローチャート。 Cp/λ特性図。 Cp最大周速比時の風速Vと回転数nとの関係の説明図。
(1.第1実施形態の構成)
以下、本発明の発電装置を風力発電装置に具体化した第1実施形態を図1〜図11を参照して説明する。
図1に示すように、風力発電装置10は、垂直軸風車20、前記垂直軸風車20の垂直軸24にロータ(回転子)が連結された交流発電機30、交流発電機30の固定子に接続されたインバータ40、インバータ40に対して平滑コンデンサ50を介して接続された蓄電部としての二次電池60を備えている。なお、垂直軸風車20と交流発電機30とは、直結してもよく、或いは減速機構又は増速機構を介して連結してもよい。
垂直軸風車20は、流体機械に相当する。
前記垂直軸風車20は、本実施形態ではダリウス形風車で構成され、風車ブレード22,垂直軸24等を備えている。なお、図1では、垂直軸風車20を説明の便宜上簡略化して図示している。前記垂直軸風車20は、ダリウス形風車に限定するものではなく、サボニウス形風車、ジャイロミル形風車、クロスフロー形風車等であってもよい。
垂直軸風車20には、ロック部としてのメカブレーキ26を備え、後述する発電プログラムが起動されていない状態では、メカブレーキ26により回転しないようにすることが可能である。メカブレーキ26は、コントローラ80により制御されて垂直軸風車20の回転停止のロックの解除が可能である。
交流発電機30は、同期発電機(例えば、永久磁石型同期発電機)又は誘導発電機のいずれであってもよい。
前記インバータ40は、回生モードのときには交流発電機30の出力である交流電力を直流電力に変換して二次電池60に前記直流電力を蓄電するとともに力行モードのときには二次電池60の直流電力を交流電力に変換して、交流発電機30をモータとして作動する。
すなわち、インバータ40は、ダイオードD1〜D6が直列に接続されてなるハーフブリッジ回路を3相分有するとともに、各ダイオードには並列にトランジスタやIGBT、MOSからなるスイッチング素子42〜47が接続されている。本実施形態ではスイッチング素子42〜47はIGBTで構成されている。
前記インバータ40は、回生モードで交流発電機30を発電動作させるよう駆動することが可能である。また、インバータ40は、必要に応じて交流発電機30を力行モードで動作させるように駆動することが可能である。インバータ40のダイオードブリッジは整流機能を有し、発電された交流電圧を直流電圧に変換する。そして、インバータ40における各スイッチング素子42〜47のオン・オフを適宜制御することにより、交流発電機30に適宜電流を回生させ、交流発電機30の固定子巻線のインダクタンスを利用して、出力電圧の制御、出力電流等の制御が可能である。
二次電池60には、コンバータ90が接続されている。コンバータ90は、二次電池60から送られる直流電力を固定周波数(例えば、商用周波数)の交流電力に変換し、系統連系用変圧器100を介して電力系統に前記固定周波数の交流電力を電力系統に供給する。
また、風力発電装置10は、前記インバータ40を構成するスイッチング素子42〜47のドライバ70を介して制御するコントローラ80を備えている。コントローラ80は、図示しないCPU(中央処理演算装置)、システムプログラムを記憶するROM、作業用メモリとなるRAM、及び発電プログラムを記憶する図示しない書き替え可能な記憶装置を有する。コントローラ80は制御部に相当する。
コントローラ80には、交流発電機30のロータ(回転子)の回転速度(単位回転時間毎の回転数)及び位置を検出するための速度センサ32の検出信号が入力される。速度センサ32は、本実施形態ではレゾルバで構成されているが、レゾルバに限定するものではなく、エンコーダであってもよい。コントローラ80には、電流センサSu,Sv,Swが接続され、前記交流発電機30とインバータ40間の各相の電流の検出信号を入力する。コントローラ80は、前記各相の電流の検出信号に基づいて、回生モードの場合には、発電電流の値を取得する。
さらに、風力発電装置10は、平滑コンデンサ50の電圧すなわちインバータ40の直流出力電圧を検出する電圧検出部52を備えている。電圧検出部52は、ドライバ70及びコントローラ80にそれぞれ検出した電圧(検出信号)を入力する。
また、コントローラ80には、前記垂直軸風車20に吹かれる風の流速を検出する流速検出部としての風速計110が接続されて、検出信号をコントローラ80に入力する。
コントローラ80は、前記入力(取得)した各種検出信号を、共通の検出周期毎に図示しないバッファに格納する。
(2.実施形態の作用)
次に、図2〜図11を参照して風力発電装置10の作用を説明する。図2はコントローラ80が図示しない記憶装置に格納された発電プログラムに従ってインバータ40を介して交流発電機30を制御するフローチャートである。
(S10)
発電プログラムが起動されると、S10では、コントローラ80は履歴フラグF0,F1,F2等をリセットする等の各種パラメータの初期化を行う。なお、発電プログラムが起動される以前は、垂直軸風車20はメカブレーキ26により予めロックされて回転が停止できない状態になっている。
(S20)
S20では、コントローラ80は、風速計110からの風速V、電圧検出部52からの電圧υ、電流センサSu,Sv,Swからの相電流、速度センサ32から入力した回転速度(すなわち、単位時間毎の回転数)等を前記バッファから読み込む。
(S30)
S30では、コントローラ80は風速Vが垂直軸風車20に許容されている許容最大風速Vmaxを超えているか否かを判定する。風速Vが許容最大風速Vmax以上の場合は、S40に移行し、風速Vが許容最大風速Vmax未満の場合はS50に移行する。
(S40)
S40では、コントローラ80は、メカブレーキ26をロック作動して、垂直軸風車20を回転させないように停止し、このフローチャートを抜け出る。このようにして、S40において、風速Vが許容最大風速Vmax以上の場合には、垂直軸風車20を回転させると、垂直軸風車20にダメージを与える虞があるため、ダメージを与えないように垂直軸風車20の回転を停止するのである。
(S50)
S50では、コントローラ80は、下記の力行モード条件、第1回生モード条件または第2回生モード条件のいずれかを満足しているか否かを判定する。
(1.力行モード条件)
力行モード条件は、第1条件または第2条件があり、いずれかを満足している場合、力行モード条件を満足したとコントローラ80は判定する。
(第1条件)
風速V≦力行モード開始基準値Va かつ、前回制御周期での履歴フラグF1(第1回生フラグ)が「1」にセットされている場合である。なお、S20〜S65、またはS20〜S75、またはS20〜S85を実行するための制御周期は、規定の制御周期であって、例えば、数msec〜数十msecである。
ここで第1条件の履歴フラグF1は前回の制御周期では第1回生モードで制御したか否かを判定するためのものである。すなわち、前回は第1回生モードであったが今回は力行モードに移行する場合を想定している。
力行モード開始基準値Vaは、後述するVbよりも所定値分速い風速であり、垂直軸風車20及び交流発電機30に応じて予め試験等により設定する。
(第2条件)
風速V≦第1回生モード開始基準値Vb かつ、前回制御周期での履歴フラグF0(力行フラグ)が「1」にセットされている場合である。
なお、履歴フラグF0(力行フラグ),履歴フラグF1(第1回生フラグ),履歴フラグF2(第2回生フラグ)はそれぞれS10の初期化処理により初期値は「0」にセットされているため、風速V≦Vbであって、かつ、履歴フラグF0,F1,F2が全て「0」の場合は、例外として第2条件を満足しているものとする。
第1回生モード開始基準値Vbは、垂直軸風車20の引きずりトルクにより垂直軸風車20が止まってしまう程度の風速よりも余裕代分速い程度としている。ここで、本実施形態では、後述する力行モードから第1回生モードに早期に移行させるために、第1回生モード開始基準値Vb<力行モード開始基準値Vaとしている。
第2条件の履歴フラグは前回の制御周期において、力行モードで制御、または、初期値から起動直後であるか否かを判定するためのものである。すなわち、前回は力行モード、または起動直後であったが今回は力行モードに移行する場合を想定している。
S50において、上記第1条件又は第2条件を満足している場合は、S60に移行する。
(2.第1回生モード条件)
第1回生モード条件は、下記の通りである。
Vb<風速V≦Vc かつ、前回制御周期での履歴フラグF0(力行フラグ)が「1」、履歴フラグF1(第1回生フラグ)が「1」、または履歴フラグF2(第2回生フラグ)が「1」にセットされている。
第2回生モード開始基準値Vcは、交流発電機30が出力可能な発電電流の最大値(最大制御電流)を得ることが可能な流速である。なお、第2回生モード開始基準値Vc<許容最大風速Vmaxである。
ここで、第1回生モード条件で判定するための履歴フラグは、前回の制御周期では力行モード、第1回生モード、或いは第2回生モードで制御したが、今回は、風速Vが第2回生モード開始基準値Vc未満となったことを想定している。
(第2回生モード開始基準値Vcの設定方法について)
ここで、第2回生モード開始基準値Vcの設定方法について説明する。まず、交流発電機30の特性について説明する。図3は交流発電機30の発電電流I(A)と、トルクT(N・m)との関係を示しており、発電電流IとトルクTは、
T=k1・I
で示される比例関係にある。k1は比例定数である。なお、図3中、Imaxは、交流発電機30の最大制御電流である。
図4は交流発電機30の単位時間当たりの回転数n(rpm、すなわち回転速度)と発電電圧E(V)との関係を示しており、発電電圧Eと回転数nは、
E=k2・n
で示される比例関係にある。k2は比例定数である。なお、図4中、Emaxは、交流発電機30の最大発電電圧である。
図5は、交流発電機30の前記回転数n(rpm)とトルクT(N・m)との関係を示しており、回転数nが第1範囲H1では、トルクTは一定であり、この第1範囲H1を超えた第2範囲H2で回転数nが増加するとトルクTは徐々に減少し、交流発電機30の回転限界である最大回転数nmaxに達するとトルクTは0となる。
図6は、交流発電機30の前記回転数n(rpm)と発電出力Pとの関係を示す特性図である。発電出力P(KW)は、回転数n(rpm)が前記第1範囲H1では、回転数nと比例関係にあり、第1範囲H1を超えると発電出力PはPMAXで一定となる。
=ηn・T/974 ……(1)
なお、ηは発電効率である。
上記のような交流発電機30の特性に基づいて、交流発電機30の最大出力の基本式が得られることになる。
流体である風のエネルギーPは、下記の式で表すことができる。
=(1/2)・ρ・S・V (W:ワット) ……(2)
Sは風車(流体機械)が流体(風)を受ける面積であり、ρは空気密度(流体密度)である。流体が空気の場合は、0.124kgs/mである。
流体(風)による回転駆動エネルギーPfと発電出力P
Pf=ηf×P=P
η:風車の伝達効率
とすると、発電効率ηと伝達効率ηを無視できるとすると、式(1)と式(2)とから、
(1/2)・ρ・S・V≒n・T
の関係となる。
上記のことから、第1回生モードと第2回生モードの切替えを行うためのタイミングを導き出すことができる。
図7に示すように、第1回生モードでは、後述するように発電電流Iが最大制御電流Imaxに到達するまでは、回転数n(rpm)を一定にし、発電電流Iを風速比例で増減するようにインバータ40を制御することになる。最大制御電流Imaxに達したときには、後述するように第2回生モードに移行し、第2回生モードでは、最大制御電流Imaxで発電電流を一定(固定)にし、回転数n(rpm)を風速に応じて増減するようにインバータ40を制御することになる。
前記最大制御電流Imaxに達するための第2回生モード開始基準値Vcは、使用する交流発電機30及び垂直軸風車20に応じて予め試験等により設定するものとする。また、最大回転数nmaxに達するための許容最大風速Vmaxは、使用する交流発電機30及び垂直軸風車20に応じて予め試験等により設定するものとする。
上記第1回生モード条件を満足している場合、S70に移行する。
(3.第2回生モード条件)
第2回生モード条件は、下記の通りである。
Vc<風速V<許容最大風速Vmax
第2回生モード条件は、風速VがVcを超えるが許容最大風速Vmax未満である場合は履歴フラグに関係なく、第2回生モードを行うことを想定している。
上記第2回生モード条件を満足している場合、S80に移行する。
(S60)
S60では、コントローラ80はメカブレーキ26のロックを解除した状態で、力行モードでインバータ40を介して交流発電機30を制御する。
すなわち、コントローラ80は、力行モードでは交流発電機30の風車ブレード22(羽)の回転が一定、すなわち、交流発電機30のロータの回転速度v(回転数n)が一定、かつ、発電電圧Eが一定、かつ、発電電流Iが一定となるようにインバータ40を制御し、S65に移行する。なお、この場合の発電電流は、正確には交流発電機30をモータとして駆動するための駆動電流である。
(S65)
S65では、コントローラ80は、履歴フラグF0(力行フラグ)を「1」にセットし、履歴フラグF1(第1回生フラグ)及び履歴フラグF2(第2回生フラグ)を「0」にリセットし、S20に戻る。
(S70)
S70では、コントローラ80はメカブレーキ26のロックを解除した状態で、第1回生モードでインバータ40を介して交流発電機30を制御する。
すなわち、コントローラ80は、交流発電機30の風車ブレード22(羽)の回転が一定(すなわち、交流発電機30のロータの回転速度v(回転数n)が一定)、かつ、発電電圧Eが一定となるように、かつ、発電電流Iを風速比例となるようにインバータ40を制御し、S75に移行する。
(S75)
S75では、コントローラ80は、履歴フラグF0(力行フラグ)を「0」にリセットし、履歴フラグF1(第1回生フラグ)を「1」にセットし、履歴フラグF2(第2回生フラグ)を「0」にリセットし、S20に戻る。
(S80)
S80では、コントローラ80はメカブレーキ26のロックを解除した状態で、第2回生モードでインバータ40を介して交流発電機30を制御する。
すなわち、コントローラ80は、発電電流Iを一定となるように、かつ、発電電圧Eを風速に応じるようにインバータ40を制御し、S75に移行する。
なお、S80において、コントローラ80は、速度センサ32の検出信号に基づいて、回転数nを監視しており、この回転数がnmaxに達した場合は、メカブレーキ26にて垂直軸風車20の回転を停止するとともにインバータ40による回生制御を停止する。
前記nmaxは、交流発電機30のロータの回転数であるが、交流発電機30と垂直軸風車20とは直結または減速機構、又は増速機構を介して連結されているため、このnmaxは、垂直軸風車20の上限回転数と一義的に決定される。このnmaxは垂直軸風車20の回転限界でもある。
(S85)
S85では、コントローラ80は、履歴フラグF0(力行フラグ)を「0」にリセットし、履歴フラグF1(第1回生フラグ)を「0」にリセットし、履歴フラグF2(第2回生フラグ)を「1」にセットし、S20に戻る。
次に、図8に示すように期間(I)〜(IV)のそれぞれにおいて風速Vが変わる場合を例にして説明する。
(1.期間(I)について)
図8の期間(I)は前記発電プログラムが起動された後に、フローチャートのS50で第1回生モード条件を満足する場合の風速の例である。期間(I)中は、第1回生モード開始基準値Vb<風速V≦第2回生モード開始基準値Vcであるとともに、履歴フラグF1が「1」にセットされるため、期間(I)中は全て第1回生モードでインバータ40を介して交流発電機30の制御が行われる。従って、図9に示すように、期間(I)中は、交流発電機30のロータの回転速度v(回転数n)が一定となるため、垂直軸風車20の風車ブレード22(羽)の回転速度は一定となる。また、図10に示すように、発電電流Iは、風速比例となる。
このため、図11の期間(I)に示す発電出力の出力曲線となる。
(2.期間(II)について)
図8の期間(II)は前記発電プログラムが起動された後に、フローチャートのS50で力行モード条件を満足する場合の風速の例である。
期間(II)の最初の風速Vが、風速V≦力行モード開始基準値Va かつ、前回制御周期での履歴フラグF1(第1回生フラグ)が「1」にセットされている場合、力行モード条件の中の第1条件を満足するため力行モードに移行する。この期間(II)に一旦入った後は、履歴フラグF0(力行フラグ)が「1」にセットされるとともに、この後における期間(II)中は、風速V≦第1回生モード開始基準値Vbであるため、第2条件を満足することになる。
このため、期間(II)中は全て力行モードでインバータ40を介して交流発電機30の制御が行われる。
従って、図9に示すように、期間(II)中は、期間(I)からの移行期間を除いて交流発電機30のロータは力行で回転速度v(回転数n)が一定となるように回転駆動されるため、垂直軸風車20の風車ブレード22(羽)の回転速度は一定となる。
また、図10に示すように、電流I(力行電流)は、一定となる。このため、図11の期間(II)に示す発電出力の出力曲線となる。
(3.期間(III)について)
図8の期間(III)は、期間(II)経過した後にS50で第1回生モード条件を満足する場合の風速の例である。
期間(III)の最初の風速が、第1回生モード開始基準値Vb<風速V≦第2回生モード開始基準値Vcとなったとき、前回制御周期での履歴フラグF0は「1」にセットされているため、第1回生モード条件を満足するため、第1回生モードに移行する。
期間(III)中は、第1回生モード開始基準値Vb<風速V≦第2回生モード開始基準値Vcであるとともに、履歴フラグF1が「1」にセットされるため、期間(III)中は全て第1回生モードでインバータ40を介して交流発電機30の制御が行われる。従って、図9に示すように、期間(III)中は、交流発電機30のロータの回転速度v(回転数n)が一定となるため、垂直軸風車20の風車ブレード22(羽)の回転速度は一定となる。また、図10に示すように、発電電流Iは、風速比例となる。
このため、図11の期間(III)に示す発電出力の出力曲線となる。
(4.期間(IV)について)
図8の期間(IV)は、期間(III)経過した後にS50で第2回生モード条件を満足する場合の例である。
期間(IV)の最初の風速が、Vc<風速V<許容最大風速Vmaxとなったとき、第2回生モード条件を満足するため、第2回生モードに移行し、この期間(IV)中は、Vc<風速V<許容最大風速Vmaxであるため、第2回生モードでインバータ40を介して交流発電機30の制御が行われる。
すなわち、第2回生モードでは、最大制御電流Imaxで発電電流が一定(固定)にされ、交流発電機30のロータの回転数n(rpm)を風速に応じて増減するようにインバータ40を制御する。
従って、図9に示すように、期間(IV)中は、交流発電機30のロータの回転速度は風速に応じたものとなるため風車ブレード22(羽)の回転数(回転速度)も風速に応じたものとなる。また、図10に示すように、期間(IV)の発電電流Iは、一定となる。
このため、図11の期間(IV)に示す発電出力の出力曲線となる。図9、図11に示すように、期間(IV)、すなわち、第2回生モードでは、最大制御電流を一定にして、流速比例で垂直軸風車20の回転数を制御するため、流体機械のメカの限界域まで発電領域を拡げることが可能となり、総発電量を多くすることができる。
本実施形態の風力発電装置10によれば、下記の特徴がある。
(1)本実施形態の風力発電装置10は、風速(流体の流速)を検出する風速計110(流速検出部)を備える。また、コントローラ80は、力行モードで制御中に風速Vが速くなって第1回生モード開始基準値Vbを超える場合は、第1回生モードとして、垂直軸風車20(流体機械)の回転数を一定にした状態で、流速比例で発電電流の制御を開始するようにした。また、コントローラ80は、第1回生モードで制御中に、風速が第2回生モード開始基準値となったときは、第2回生モードとして、発電電流を最大制御電流Imaxで一定にした状態で、交流発電機30の回転数を流速に応じたものとした。
この結果、本実施形態によれば、様々なパターンの気まぐれな風の状態と風車の能力との関係から、力行と回生の切り替えタイミングを適切に行い、ロスをより少なく、より有効に流体のエネルギーを発電エネルギーに交換することができる。また、第2回生モードでは、最大制御電流を一定にして、流速に応じて垂直軸風車20が回転するため、流体機械のメカの限界域まで発電領域を拡げることが可能となり、総発電量を多くすることができる。
(2)本実施形態の風力発電装置10は、記流体機械の回転を停止するロック部を備え、コントローラ80(制御部)は、第2回生モードで制御中に、垂直軸風車20の回転数が予め設定された上限回転数となった場合は、メカブレーキ26を制御して、垂直軸風車20の回転を停止するようにした。
この結果、第2回生モードでは、最大制御電流を一定にして、流速比例で垂直軸風車20の回転数を制御するため、流体機械のメカの上限回転数まで発電領域を拡げることが可能となり、総発電量を多くすることができる。
(3)本実施形態の風力発電装置10は、流体機械として垂直軸風車とした。
垂直軸風車20の場合は、交流発電機30のロータの軸方向を風車の垂直軸と一致させるだけでよいため、水平軸風車の場合に比して風車と発電機間の伝達機構を省略し、或いは簡単な構成にすることができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態を、図12を参照して説明する。第1実施形態では、力行モード開始基準値Vaと第1回生モード開始基準値Vbとを異なる値にしたが、本実施形態では力行モード開始基準値Vaを第1回生モード開始基準値Vbと同じ値としている。このため、本実施形態では、力行モード条件、第1回生モード条件、及び第2回生モード条件の判定において、履歴フラグの判定が省略され、図12に示すように図2のS65,S75,S85のフラグの設定処理が省略されている。このようにしても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に第3実施形態を、図13〜図17を参照して説明する。図13〜図15は、第3実施形態の発電プログラムのフローチャートであり、第1実施形態の発電プログラムとは異なる。一方、第3実施形態のハード構成は第1実施形態と同様であるため、本実施形態の発電ブログラムのフローチャートの説明中、ハード構成に関しては第1実施形態のハード構成と同一符号を付して説明する。
(S100)
発電プログラムが起動されると、S100では、コントローラ80は初期化を行う。初期化には、後述するカウンタ等のリセットが含まれる。
(S110)
S110ではコントローラ80は、該コントローラ80に接続されている系、例えば、コントローラ80の電源系、及びコントローラ80が制御を行う各種系の異常チェックを行う。この異常チェックは、各種センサからのフィードバック信号に基づいて行われる。例えば、電源電圧、速度センサ32からの信号、風速計110からの信号、チョッパ出力電圧に関する信号等に基づいてそれらの異常チェックが行われる。
(S120)
S120では、コントローラ80は風速計110からの風速Vが風車を起動するのに十分であるか、否かを予め設定された判定閾値と比較する。風速Vが判定閾値未満の場合は、S100に戻り、判定閾値以上であればS130に移行する。
(S130)
S130では、コントローラ80は、力行モードに移行してメカブレーキ26のロックを解除した状態で、力行モードでインバータ40を介して交流発電機30を制御する。
すなわち、コントローラ80は、力行モードでは、交流発電機30の風車ブレード22(羽)の回転が一定、すなわち、風車ロータの回転数Nが一定、かつ、発電電圧Eが一定、かつ、発電電流Inが一定となるようにインバータ40を制御する。なお、この場合の発電電流は、正確には交流発電機30をモータとして駆動するための駆動電流である。
また、風車ロータの回転数Nnは、風車ロータと交流発電機30のロータとが直結されている場合は、交流発電機30のロータの回転数nと同値である。回転数Nnにおけるサフィックスのnは、検出周期毎に実行されて得られた今回値を指す。また、風車ロータの回転数Nnは、風車ロータと交流発電機30のロータとが減速機構又は増速機構を介して連結されている場合は、交流発電機30のロータの回転数nを前記減速機構又は増速機構のギヤ比等に基づいて換算した値である。S130ではこのように交流発電機30のロータの回転数nに基づいた風車ロータの回転数Nnを用いている。
(S140)
S140では、コントローラ80は、回転数Nnが閾値Ns以上か否かを判定する。閾値Nsは、力行モードで交流発電機30のロータを回転しなくとも、風力により回転できる最低の回転数であって、この値は試験等に基づいて予め設定されている。回転数Nnが閾値Ns未満である場合は、S130に戻る。また、回転数Nnが閾値Ns以上のときは、S150に移行する。
(S150)
S150では、コントローラ80は、発電運転ONする。
ここで、S120、S130、S140を経てS150に移行した場合は、コントローラ80は初期値の発電電流Inで発電運転を行う。
また、後述するS360からS150に移行した場合は、コントローラ80はS360で計算した発電電流Inで発電運転を行う。
また、後述するS180、S220、S280からS130に戻った場合は、それらのステップまでに算出された発電電流Inでコントローラ80は発電運転を行う。
(S160)
S160では、コントローラ80は、風速Vが垂直軸風車20に許容されている許容最大風速Vmaxを超えていないか否かを判定する。風速Vが許容最大風速Vmax以上の場合は、図15に示すS440に移行して、後述するメカブレーキ26の制御を行う。また、風速Vが許容最大風速Vmax未満の場合はS170に移行する。
(S170)
S170では、コントローラ80は、算出されている発電電流Inが最大制御電流Imax以下か否かを判定する。S150において、発電運転ONとした場合、発電電流Inは、初期値(<最大制御電流Imax)であるため、図14のS180に移行する。
また、後述するS360→S150→S160の一連の処理では、S360において、発電電流Inは、最大制御電流Imaxから(a×α)分が減算された値であるため、図14のS180に移行する。
また、後述するS470→S160の処理が行われた後に、S170に至った場合は、算出されている発電電流Inが最大制御電流Imaxとなっている場合がある。この場合は、発電電流Inが最大制御電流Imaxとなるため、S180に移行する。
また、例えば、S180、S220、S280からS130に戻った場合は、発電電流Inが最大制御電流Imaxを超える場合がある。この場合には、図13に示すS280に移行する。
(S180)
図14に示されているS180〜S270は、第1回生モードにおける処理である。
S180では、コントローラ80は、風速Vが第1回生モード開始基準値Vu(m/s)以上か否かを判定する。第1回生モード開始基準値Vuは、第1実施形態の第1回生モード開始基準値Vbと同じ意味である。
本実施形態においても、第1回生モード開始基準値Vbは、後述する力行モード開始基準値Vdとは、力行モード開始基準値Vd>第1回生モード開始基準値Vuの関係である。風速Vが第1回生モード開始基準値Vu未満の場合には、図13に示すS130に戻り、力行モードに移行する。
風速Vが第1回生モード開始基準値Vu以上の場合には、S190に移行する。
(S190)
S190では、コントローラ80は、回転数Nnが、60V・λu/(2πr)以上か否かを判定する。ここで、rは風車ロータの半径(単位:m)であり、λuは後述する周速比(すなわち上限周速比)である。なお、60V・λu/(2πr)は、下記式(3)、式(4)から得ることができる。
風車の周速=2π・Nn・r ……(3)
また、
周速比λ=風車の周速/風速=2π・Nn・r/(60V) ……(4)
である。従って、回転数Nn=60V・λu/(2πr)となる。
(風車の出力係数Cpと周速比λの関係)
風車の出力係数Cpと周速比λの関係を、図16を参照して説明する。
図16は、風車の出力係数Cpと周速比λとの関係を示す説明図である。風車の形状が決定されている場合、図16に示すように周速比λに対する出力係数Cpが一義的に決定される。また、図16に示すように周速比λは限られた範囲において、風車最大出力(すなわち、出力係数Cp最大値)となるところを有するとともに、図17に示すように風車最大出力となる風車のロータ回転数Nと風速(流速)とは比例関係にある。
そこで、図16に示すように、前記出力係数Cp最大値を含む範囲Hを下限周速比λL及び上限周速比λuで設定する。下限周速比λL及び上限周速比λuは前記出力係数Cp最大値となる周速比λを挟む値となるように適宜設定すればよい。そして、この下限周速比λLと上限周速比λuで設定された範囲H内となるように風車ロータの回転数を制御すれば、出力係数Cpを風車最大出力(すなわち、出力係数Cp最大値)の近傍に保持することができる。すなわち、この上限周速比λuと下限周速比λLで規定される範囲H内において、風速Vにあった風車のロータ回転数(いいかえれば交流発電機30のロータの回転数)を制御できれば、風車最大出力を良好に得ることが可能となる。なお、図16の横軸の周速比λの数値及び縦軸の出力係数Cpの数値は、例示であって、風車の種類、形状等により異なる。
図17は、出力係数Cpが最大の周速比時の風速Vと風車ロータの回転数Nとの関係を示す説明図である。同図において、横軸は風速V(m/s)であり、縦軸は風車ロータの回転数Nである。また、同図において、実線は出力係数Cp最大値の場合の周速比λにおける風速Vと風車ロータの回転数Nの特性を示している。また、一点鎖線は、下限周速比λLと上限周速比λuのそれぞれにおける風速Vと風車ロータの回転数Nの特性を示している。
話しを元に戻して、回転数Nnが60V・λu/(2πr)で算出される回転数以上の場合には、図17に示すλuのライン以上であるため、S200に移行する。
また、前記回転数Nが60V・λu/(2πr)未満のときは、図17に示すλuのラインの回転数よりも少ないため、S260に移行する。
(S260)
S260では、コントローラ80は、発電電流Inのサフィックスの更新を行う。すなわち、サフィックスを1つインクリメントし、S270に移行する。
(S270)
S270では、コントローラ80は、発電電流Inについて、前回値I(n−1)に(a×α)を減算した値とする。ここで、aは電流値のパラメータであり、αはゲインであって、これらの値は予め設定されている。
コントローラ80は、交流発電機30の回生電流がここで算出した発電電流Inとなるようにドライバ70を介してインバータ40を制御して、S180に戻る。
このようにする理由は、S190において、回転数Nn<60Vλu/2πrであると判定されており、このことは(実)回転数Nnが、図17の一点鎖線(λuで算出される回転数の線)よりも少ない回転数であることを意味している。
このため、第1回生モードにおいて、発電電流(すなわち、回生電流)を前回値よりも(a×α)減少することにより回生ブレーキをより低めにして、風車のロータ回転数を上げてやるのである。
(S200)
S190からS200に移行した場合、S200では、コントローラ80は、発電電流Inのサフィックスの更新を行う。すなわち、サフィックスを1つインクリメントする。
(S210)
S210では、コントローラ80は、発電電流Inについて、前回値I(n−1)に(a×α)を加算した値とする。
コントローラ80は、交流発電機30の回生電流がここで算出した発電電流Inとなるようにドライバ70を介してインバータ40を制御する。
このようにする理由は、S190において、回転数Nn≧60Vλu/2πrであると判定されており、このことは(実)回転数Nnが、図17の一点鎖線(λuで算出される回転数の線)以上の回転数であることを意味している。
このため、第1回生モードにおいて、発電電流(すなわち、回生電流)を前回値よりも(a×α)増加することにより回生ブレーキをより高めにして、風車のロータ回転数を下げてやるのである。
(S220)
S220では、コントローラ80は、風速Vが力行モード開始基準値Vdよりも遅いか否かを判定する。力行モード開始基準値Vdは、第1実施形態の力行モード開始基準値Vaと同じ意味である。風速Vが力行モード開始基準値Vdよりも遅い場合には、コントローラ80は、「NO」と判定して、図13に示すS130に戻る。すなわち、S130に戻ってコントローラ80は力行モードを開始する。また、風速Vが力行モード開始基準値Vd以上の場合は、「YES」と判定して、S230に移行する。
(S230)
S230では、コントローラ80は、S210で算出した発電電流Inが、最大制御電流Imax以下か否かを判定する。前記発電電流Inが最大制御電流Imax以下の場合には、S240に移行する。また、前記発電電流Inが最大制御電流Imaxを超えている場合には図13に示すS340に移行する。
(S240)
S240では、コントローラ80は、入力される各種センサ信号が異常か否かを判定する。入力される各種センサ信号が異常である場合、コントローラ80は図15のS410に移行し、入力される各種センサ信号が異常でない場合は、S250に移行する。
(S250)
S250では、コントローラ80は、回転数Nnが60V・λL/(2πr)以下か否かを判定する。
回転数Nnが60V・λL/(2πr)で算出される回転数を超えている場合には、図17に示すλLのライン以上の回転数であるため、S190に戻る。また、前記回転数Nnが60V・λL/(2πr)算出される回転数以下のときは、図17に示すλLのラインの回転数以下の回転数であるため、S270に移行する。
前記S190に戻った場合、S190において回転数Nが60V・λu/(2πr)未満の場合は、コントローラ80はS260、S270等の処理を行う。また、回転数Nが60V・λu/(2πr)以上の場合は、コントローラ80はS200、S210等の処理を行う。このため、回転数Nnの制御は、出力係数Cp最大値を含む限定された範囲で行われることになる。この限定された範囲の回転数は、目標回転数に相当する。また、この目標回転数は、流速比例(すなわち風速比例)となる。
このようにして、第1回生モードでは、図17に示す上限周速比λuと下限周速比λLのそれぞれのライン間の風車ロータの回転数に納めることができる。すなわち、第1回生モードにおいて、同ライン間の風車ロータの回転数に納めることは、図16に示す下限周速比λLと上限周速比λuで設定された範囲H内の周速比に対応した出力係数Cpとすることができ、すなわち、出力係数Cp最大値の近傍に保持することができる。
このようにして、第1回生モードでは、前記回転数Nnを、垂直軸風車20の出力係数が出力係数Cp最大値を含む限定された範囲内に維持しながら、風速Vの強弱に応じて発電電流Inの増減を制御することができる。
次に、図13に示すS280〜S360について説明する。
(S280)
S280では、コントローラ80は風速Vが第1回生モード開始基準値Vu以上か否かを判定する。風速Vが第1回生モード開始基準値Vu未満の場合には、S290以下の第2回生モードに移行できないとして、S130に戻る。風速Vが第1回生モード開始基準値Vu以上の場合にはS290に移行する。
(S290)
S290〜S400は第2回生モードの処理となる。
S290では、前記S190と同様にコントローラ80は、回転数Nnが、60V・λu/(2πr)以上か否かを判定する。回転数Nnが60V・λu/(2πr)で算出される回転数以上の場合には、回転数Nnは図17に示すλuのライン以上であるため、S300に移行する。また、前記回転数Nが60V・λu/(2πr)未満のときは、回転数Nnは図17に示すλuのラインの回転数よりも少ないため、S360に移行する。
(S360)
S360では、コントローラ80は、最大制御電流Imaxから(a×α)の分を減算したものを発電電流Inにした後、S150に戻る。
このようにする理由は、S290において、回転数Nn<60Vλu/2πrであると判定されており、このことは(実)回転数Nnが、図17の一点鎖線(λuで算出される回転数の線)よりも少ない回転数であることを意味している。
このため、第2回生モードにおいて、発電電流(すなわち、回生電流)を前回値よりも(a×α)減少することにより回生ブレーキをより低めにして、風車のロータ回転数を上げてやるのである。
(S300)
S290からS300に移行すると、コントローラ80は、カウンタLnのカウント数を1つインクリメントしてS310に移行する。
(S310)
S310では、コントローラ80は、発電電流Inを最大制御電流Imaxに設定する。ここでS290においては、回転数Nn≧60Vλu/2πrであると判定されており、このことは(実)回転数Nnが、図17の一点点鎖線(λuで算出される回転数の線)以上の回転数であることを意味している。
(S320)
S320では、カウンタLnのカウント値がT以上か否かを判定する。カウンタLnのカウント値がT未満の場合には、S290に移行し、カウンタLnのカウント値がT以上の場合にはS330に移行する。なお、S320からS330に移行する際、カウンタLnのカウント値を0にリセットする。
この処理は、カウンタLnのカウント値がT以上となるまでは、発電電流Inを、最大制御電流Imaxにした状態を継続させるためである。すなわち、発電電流Inが最大制御電流Imaxに達した場合、発電電流Inを最大制御電流Imaxに保持したままで、カウンタLnのカウント値がT以上となるまでの期間、風車ロータを風速に応じて回転させるのである。
(S330)
S330では、コントローラ80は入力される各種センサ信号が異常か否かを判定する。入力される各種センサ信号が異常である場合、コントローラ80は図15のS410に移行し、入力される各種センサ信号が異常でない場合は、S340に移行する。
(S340)
S340では、コントローラ80は、算出した回転数Nnが60V・λL/(2πr)以上か否かを判定する。
算出した回転数Nnが60V・λL/(2πr)で算出される回転数以上の場合には、図17に示すλLのライン以上の回転数であるため、図15に示すS400に移行する。また、前記回転数Nnが60V・λL/(2πr)算出される回転数未満のときは、図17に示すλLのラインの回転数未満の回転数であるため、S360に移行する。
(S400)
図15のS400では、コントローラ80は、(実)回転数Nnが図17に示す最大回転数Nmax以上か否かを判定する。なお、最大回転数Nmaxは、交流発電機30の回転限界である。(実)回転数Nnが図17に示す最大回転数Nmax未満の場合は、第2回生モードを継続させるためS300に移行する。(実)回転数Nnが図17に示す最大回転数Nmax以上の場合には、S410に移行する。
(S410)
S410では、コントローラ80は、発電電流Inをブレーキ電流IB(>最大制御電流Imax)にセットし、このブレーキ電流IBにて回生ブレーキ(回生制動ともいう)をかける。
(S420)
S420では、コントローラ80は、カウンタCnのカウント値を1つインクリメントして、S430に移行する。カウンタCnは回生ブレーキをかけた後にメカブレーキをかけるタイミングを設定するためのものである。
(S430)
S430では、コントローラ80はカウンタCnのカウント値が、遅延設定値「5」になっているか否かを判定する。なお、遅延設定値は「5」に限定するものではなく、他の数値であってもよい。カウンタCnのカウント値が遅延設定値に達していない場合には、S420に戻り、達している場合には、S440に移行する。ここで、S440からS450に移行する際に、カウンタCnのカウント値を0にリセットする。
(S440)
S440では、コントローラ80は、メカブレーキ26をオンして風車ロータに制動をかける。
(S450)
S450では、コントローラ80は、回転数Nnが0になったか否かを判定し、回転数が0になっていない場合には、S340に戻り、回転数Nnが0になった場合には、S460に移行する。
(S460)
S460では、コントローラ80は、S450においてメカブレーキ26にて風車ロータの停止を完了したため、発電電流Inを0にリセットする。
(S470)
S470では、コントローラ80は、風速Vが許容最大風速Vmax以上か否かを判定し、風速Vが許容最大風速Vmax以上の場合にはS410に戻ってS410以降の処理を行う。また、風速Vが許容最大風速Vmax未満の場合には、図13のS160に戻る。
さて、上記のように構成された風力発電装置10は下記の特徴がある。
(1)本実施形態の風力発電装置10は、風速(流体の流速)を検出する風速計110(流速検出部)を備える。また、コントローラ80(制御部)は、力行モードで制御中に風速Vが速くなって第1回生モード開始基準値Vuを超える場合は、第1回生モードとして、垂直軸風車20(流体機械)の回転数を目標回転数となるように、かつ流速比例で発電電流の制御を行うようにした。第1回生モードで制御中に、発電電流が予め設定されている最大制御電流Imaxとなったときは、第2回生モードとして、発電電流を最大制御電流で一定にした状態で、流速に応じて垂直軸風車20(流体機械)の回転させるようにした。
この結果、本実施形態によれば、様々なパターンの気まぐれな風の状態と風車の能力との関係から、力行と回生の切り替えタイミングを適切に行い、ロスをより少なく、より有効に流体のエネルギーを発電エネルギーに交換することができる。また、第2回生モードでは、最大制御電流を一定にして、流速に応じて垂直軸風車20を回転させるため、流体機械のメカの限界域まで発電領域を拡げることが可能となり、総発電量を多くすることができる。
(2)本実施形態の風力発電装置10は、第1回生モードでは、風速比例(流速比例)で垂直軸風車20の回転数を制御する際、垂直軸風車20の出力係数Cpが最大値を含む限定された範囲で行うようにした。この結果、本実施形態によれば、第1回生モードでは、出力係数Cpが最大値を含む範囲で行われるため、効率的に発電を行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように構成してもよい。
・前記実施形態では、流体機械として垂直軸風車20で構成したが、水平軸風車でもよい。水平軸風車は、例えば、プロペラ形風車、多翼形風車等がある。プロペラ形風車は高効率であるため、好ましい。
・前記実施形態では、流体機械を風車としたが、流体機械を水車としてもよい。また、流体機械を地熱発電で使用される蒸気を流体として、蒸気タービンとしてもよい。また、流体機械を、波力発電で使用される振動水中形空気タービンとしてもよい。この場合の流体は空気である。さらに、流体機械を海流発電及び潮流発電で使用される海水を流体とした水平軸タービン又は垂直軸タービンとしてもよい。
・前記各実施形態において、力行モードを開始したときからその経過時間をコントローラ80が有するタイマで力行モードの継続時間を計時し、その計時した時間が予め定めた許容時間に達した場合、コントローラ80はロック部としてのメカブレーキ26を制御して垂直軸風車20の回転を停止してもよい。この場合、許容時間は、二次電池60が蓄える電力を無駄に消費しない時間に設定するものとする。
・第1実施形態では、第1回生モードで制御中に、第2回生モード開始基準値Vcとなったときは、第2回生モードとして、前記発電電流を最大制御電流Imaxで一定にした状態で、流速比例で交流発電機30のロータの回転数を制御することにより、流体機械としての風車の回転数を制御するようにした。この第2回生モード開始基準値Vcの代わりに、発電電流が最大制御電流Imaxとなったとき、発電電流を最大制御電流Imaxで一定にした状態で、流速比例で交流発電機30のロータの回転数を制御することにより、流体機械としての風車の回転数を制御するようにしてもよい。この場合、判定値としての最大制御電流Imaxは、試験等により予め設定し、コントローラ80は、電流センサの検出信号に基づいて、発電電流が判定値の最大制御電流Imaxになったか否かを判定するものとする。
10…風力発電装置、20…垂直軸風車、22…風車ブレード、
24…垂直軸、26…メカブレーキ、30…交流発電機、
40…インバータ、50…平滑コンデンサ、52…電圧検出部、
60…二次電池、70…ドライバ、80…コントローラ(制御部)
90…コンバータ、100…系統連系用変圧器、110…風速計(流速検出部)。

Claims (7)

  1. 流体の運動エネルギーを機械の運動エネルギーへ変換する流体機械と、前記流体機械により駆動される交流発電機と、前記交流発電機の交流出力を直流に変換するインバータと、前記インバータからの直流電力を蓄電する蓄電部と、前記交流発電機を、前記インバータを介して回生モード又は力行モードで制御する制御部を備えた発電装置において、
    前記流体の流速を検出する流速検出部を備え、
    前記回生モードは、第1回生モード及び第2回生モードを含み、
    前記制御部は、力行モードで制御中に前記流速が速くなって第1回生モード開始基準値を超える場合は、前記第1回生モードとして、前記流体機械の回転数を一定にした状態で、流速比例で発電電流の制御を行い、又は、前記回転数を目標回転数となるように、かつ流速比例で発電電流の制御を行い、前記第1回生モードで制御中に、前記発電電流が予め設定されている最大制御電流になったとき又は流体の流速が第2回生モード開始基準値となったときは、前記第2回生モードとして、前記発電電流を前記最大制御電流で一定にした状態で流速に応じて前記流体機械を回転させる発電装置。
  2. 前記第1回生モードでは、前記流速比例で前記流体機械の回転数を制御する際、前記流体機械の出力係数が最大値を含む限定された範囲で前記回転数を制御する請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記制御部は、前記流体の流速が力行モード開始基準値よりも遅い場合は、力行モードで前記交流発電機の制御を開始する請求項1または請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記流体機械の回転を停止するロック部を備え、
    前記制御部は、前記第2回生モードで制御中に、前記流体機械の回転数が予め設定された上限回転数となった場合は、前記ロック部を制御して、前記流体機械の回転を停止する請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の発電装置。
  5. 前記制御部は、前記力行モードの継続時間が、予め設定された許容時間を経過した場合には、前記ロック部を制御して、前記流体機械の回転を停止する請求項4に記載の発電装置。
  6. 前記流体機械が、風車である請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の発電装置。
  7. 前記風車が垂直軸風車である請求項6に記載の発電装置。
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