JP2014197809A - 検索システム、検索装置、検索プログラムおよび検索方法 - Google Patents

検索システム、検索装置、検索プログラムおよび検索方法 Download PDF

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生宏 楠嶺
Naruhiro Kusumine
生宏 楠嶺
良章 川勝
Yoshiaki Kawakatsu
良章 川勝
藤井 彰
Akira Fujii
彰 藤井
藤野 信次
Nobutsugu Fujino
信次 藤野
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Abstract

【課題】 従来と比べて所定の状況にある端末装置を効率良く検索することができることを目的とする。
【解決手段】 複数の端末装置と、各端末装置が置かれる環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、複数の端末装置から収集する収集部と、収集部により特徴量が収集されるごとに、収集された各端末装置の特徴量を基準範囲と比較し、収集された特徴量が基準範囲に含まれる端末装置を収集部の収集対象として抽出し、複数の端末装置から所定の環境下にある端末装置を検索する検索部とを有する検索装置と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、検索システム、検索装置、検索プログラムおよび検索方法に関する。
携帯電話やスマートフォン等の端末装置には、加速度センサや温度センサ等の複数のセンサを有するものがある。
例えば、複数の端末装置が有する複数のセンサにより計測された計測値に基づいて、互いに同一または同等の環境にある端末装置を検索するという技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2011−151662号公報 特開2006−287401号公報
しかしながら、従来技術は、各端末装置で得られる様々な種類の計測値を比較しているため、互いに同一あるいは同等の環境にある端末装置を検索するまでに時間がかかる。
本件開示の検索システム、検索装置、検索プログラムおよび検索方法は、従来と比べて所定の環境にある端末装置を効率良く検索することができることを目的とする。
一つの観点によれば、検索システムは、複数の端末装置と、各端末装置が置かれる環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、複数の端末装置から収集する収集部と、収集部により特徴量が収集されるごとに、収集された各端末装置の特徴量を基準範囲と比較し、収集された特徴量が基準範囲に含まれる端末装置を収集部の収集対象として抽出し、複数の端末装置から所定の環境下にある端末装置を検索する検索部とを有する検索装置と、を備える。
別の観点によれば、検索装置は、複数の端末装置が置かれるそれぞれの環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、複数の端末装置から収集する収集部と、収集部により特徴量が収集されるごとに、収集された各端末装置の特徴量を基準範囲と比較し、収集された特徴量が基準範囲に含まれる端末装置を収集部の収集対象として抽出し、複数の端末装置から所定の環境下にある端末装置を検索する検索部と、を備える。
さらに別の観点によれば、検索プログラムは、複数の端末装置が置かれるそれぞれの環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、複数の端末装置から収集し、収集の処理により特徴量が収集されるごとに、収集された各端末装置の特徴量を基準範囲と比較し、収集された特徴量が基準範囲に含まれる端末装置を収集の処理の収集対象として抽出し、複数の端末装置から所定の環境下にある端末装置を検索する、処理をコンピュータに実行させる。
また、さらに別の観点によれば、検索方法は、複数の端末装置が置かれるそれぞれの環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、複数の端末装置から収集し、収集の処理により特徴量が収集されるごとに、収集された各端末装置の特徴量を基準範囲と比較し、収集された特徴量が基準範囲に含まれる端末装置を収集の処理の収集対象として抽出し、複数の端末装置から所定の環境下にある端末装置を検索する。
本件開示の検索システム、検索装置、検索プログラムおよび検索方法は、従来と比べて所定の環境にある端末装置を効率良く検索することができる。
検索システムおよび検索装置の一実施形態を示す図である。 要素テーブルの一例を示す図である。 図1に示した検索システムによる検索処理の例を示す図である。 検索システムおよび検索装置の別実施形態を示す図である。 図4に示す端末装置の一例を示す図である。 論理テーブルの一例を示す図である。 図4に示す検索装置の一例を示す図である。 要素テーブルの一例を示す図である。 図4に示した検索システムの検索処理の例を示す図(その1)である。 図4に示した検索システムの検索処理の例を示す図(その2)である。 検索システムおよび検索装置のさらに別実施形態を示す図である。 図11に示す端末装置の一例を示す図である。 図11に示した検索システムの処理動作の例を示す図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。
図1は、検索システムおよび検索装置の一実施形態を示す。図1に示す検索システム100は、端末装置10(10(1)−10(n))および検索装置20を有する(nは正の整数)。端末装置10と検索装置20とは、例えば、無線で通信を行う。あるいは、端末装置10は、携帯電話の基地局または無線LAN(Local Area Network)やWi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)等の通信規格のアクセスポイントを介して、ネットワークに接続された検索装置20と通信してもよい。
例えば、端末装置10(1)−10(n)は、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末あるいはゲーム端末等のユーザにより持ち運び可能な携帯端末である。端末装置10は、音声、加速度や温度等の計測値を計測する複数のセンサを内蔵し、内蔵したセンサで計測された計測値を検索装置20に送信する機能を有する。音声、加速度や温度等は、端末装置10が置かれている空間の環境を定める要素である。以下、音声、加速度や温度等は、環境要素とも称され、音声、加速度や温度等の計測値は、環境要素の値とも称される。なお、環境要素は、要素の一例であり、計測値は、特徴量の一例である。
検索装置20は、例えば、サーバ等のコンピュータ、あるいは端末装置10等である。図1に示すように、検索装置20は、例えば、制御部21および記憶部24を含む。制御部21は、HDD(Hard Disk Drive)やROM(Read Only Memory)等の記憶部24に記憶されたプログラムを実行し、各部を制御するマイクロプロセッサ等である。制御部21は、プログラムの実行により、会議室や車内等の所定の環境下に置かれる端末装置10を検索するために、例えば、収集部22および検索部23として機能する。
収集部22は、無線通信を介して、所定の環境を定める各環境要素に設定された優先度の順で、端末装置10(1)−10(n)から、環境要素の計測値を収集する。
検索部23は、収集部22により計測値が収集されるごとに、収集した各端末装置10の環境要素の計測値と、所定の環境を示す環境要素の基準値と比較する。例えば、検索部23は、各端末装置10の計測値が基準値と所定の範囲内で一致する端末装置10を、収集部21の次の収集対象の端末装置として順次に抽出し、端末装置10の中から所定の環境下にある端末装置10を検索する。なお、所定の範囲とは、例えば、基準値に対する5%や10%等の大きさを有する値の範囲であり、端末装置10が内蔵するセンサの計測誤差や要求される検索装置20の検索精度等に応じて決定されることが好ましい。以下、所定の範囲は、基準範囲と称する。
記憶部24は、プログラムとともに、例えば、所定の環境を定める音声、加速度、温度等の各環境要素の基準値を有する要素テーブル30を記憶する。なお、記憶部24は、検索装置20に含まれるとしたが、これに限定されず、例えば、外部のコンピュータ等に含まれてもよい。そして、検索装置20は、検索処理を行うにあたり、外部のコンピュータ等の記憶部24から要素テーブル30を読み込んでもよい。
図2は、要素テーブル30の一例を示す。要素テーブル30は、端末装置10が置かれる可能性のある複数の環境のそれぞれについて、各環境を定める音声、加速度、温度等の各環境要素の基準値を格納する領域を有する。また、要素テーブル30は、環境ごとに設定される各環境要素の優先度を格納する領域も有する。例えば、図2では、ラジオ等の音楽が流されている車内の環境の特徴を示す「環境1」、ラジオ等の音楽が流されていない車内の環境の特徴を示す「環境2」が示される。図2に示す要素テーブル30は、音楽が流されている車内と、音楽が流されていない車内とにおける各環境要素の絞込み効果の高さ度合いである絞込み優先度(上段)と基準値(下段)との例を示す。
ここで、各環境要素に優先度が設定される理由は、例えば、ラジオ等の音楽が流されている車内の「環境1」の場合、ラジオ等の音楽という音声の環境要素の方が、車の動きを示す加速度の環境要素より「環境1」の特徴を示す。換言すれば、音声の環境要素の方が、加速度の環境要素より、多数の端末装置10の中から「環境1」に置かれた可能性のある端末装置10を的確に絞り込むことができる。一方、ラジオ等の音楽が流されていない車内の「環境2」の場合、加速度の環境要素の方が、音声の環境要素より「環境2」の特徴を示す。換言すれば、加速度の環境要素の方が、音声の環境要素より、多数の端末装置10の中から「環境2」に置かれた可能性のある端末装置10を的確に絞り込むことができる。
なお、図2に示す要素テーブル30は、複数の環境を有したが、これに限定されず、1つの環境を有してもよい。
図3は、図1に示した検索システム100による検索処理の例を示す。図3に示す動作は、例えば、制御部21が検索プログラムを実行することで実現される。ステップS10,S11,S12,S13,S14は、検索装置20の動作を示し、ステップS20は、端末装置10(1)−10(n)の動作を示す。
なお、以下の説明では、検索装置20が、例えば、端末装置10(1)より検索の要求および端末装置10(1)の環境を示す情報を受信し、端末装置10(1)が置かれた環境と同一または同等の環境下にある端末装置10の検索する場合について説明する。検索装置20は、端末装置10(2)−10(n)より検索の要求および各端末装置10の環境を示す情報を受信した場合も、図3に示す同一または同等の処理を行う。したがって、検索装置20が、端末装置10(2)−10(n)より検索の要求を受信した場合の検索処理についての説明は省略する。
ステップS10において、検索装置20は、例えば、端末装置10(1)より検索の要求および端末装置10(1)の環境を示す情報を受信する。検索装置20の制御部21は、受信した端末装置10(1)の環境と同一または同等の環境下にある端末装置10を検索するために、端末装置10(1)の環境に対応する各環境要素の優先度および計測値の基準値を要素テーブル30から読み込む。
ステップS11において、収集部22は、初回のループでは、読み込んだ優先度の中で最も高い値を示す環境要素(例えば、音声等)の計測値の送信を、端末装置10(2)−10(n)にそれぞれ要求する。
ステップS20において、端末装置10(2)−10(n)は、検索装置20からの要求に応答して、要求された計測値の計測を行い、計測した計測値を検索装置20に送信する。なお、各端末装置10は、既に計測済みの計測値の中から直近の計測値を検索装置20に送信してもよい。
ステップS12において、収集部22は、端末装置10(2)−10(n)から送信される計測値を受信し収集する。収集部22は、収集した各端末装置の計測値を検索部23に出力する。
ステップS13において、検索部23は、例えば、受け付けた各端末装置10の計測値と、要素テーブル30から読み込んだ収集対象の環境要素の基準値とを比較し、計測値が基準範囲に含まれる端末装置10を、収集部22の収集対象として抽出する。
ステップS14において、収集部22は、未計測の環境要素があるか否かを判定する。収集部21は、未計測の環境要素がある場合、ステップS11の処理(YES側)に移行する。収集部22は、ステップS11およびステップS12において、ステップS13で抽出した端末装置10に対して、未計測の環境要素の中で優先度が最も高い値が設定された環境要素の計測値を計測させ収集する。ステップS13において、検索部23は、収集された各端末装置10の計測値と、収集対象の環境要素の基準値とを比較し、計測値が基準範囲に含まれる端末装置10をさらに絞り込んで抽出する。
一方、収集部22は、未計測の環境要素がない場合(ステップS14のNO側)、抽出部23により抽出された端末装置10は、端末装置10(1)の環境と同一または同等の環境下にあると判定し、検索処理を終了する。そして、例えば、制御部21は、検索部23により検索された端末装置10のデータを端末装置10(1)に送信することが好ましい。
以上、この実施形態では、検索装置20が、優先度の高い環境要素から順に、端末装置10から環境要素の計測値を収集する。上述のように、各環境要素の優先度は、目的の環境において、基準範囲に含まれる計測値が得られる端末装置が少ないほど、すなわち、絞り込み効果が高いほど、高い優先度を示す値が設定される。したがって、検索装置20は、計測値が収集されるごとに、収集された計測値に基づいて、所定の環境下にある可能性のある端末装置10を抽出することで、従来と比べて所定の環境にある端末装置を効率良く検索することができる。
また、優先度の高い環境要素から順に検索対象の端末装置10が絞り込まれ、対象外となった端末装置10は以後の処理にかかわらないことから、対象外となった端末装置10および検索システム100全体における処理負担を軽減することができる。
図4は、検索システムおよび検索装置の別実施形態を示す。図4に示す検索システム200は、端末装置110(110a(1)−110a(n),110b(1)−110b(m))、検索装置120、通信局130(130a,130b)およびネットワークNWを有する(m,nは正の整数)。
例えば、端末装置110は、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末あるいはゲーム端末等のユーザにより持ち運び可能な携帯端末である。端末装置110a(1)−110a(n)は、携帯電話の基地局または無線LANやWi−Fi等の通信規格のアクセスポイント等の通信局130aの通信範囲にある。端末装置110a(1)−110a(n)は、通信局130aを介して、ネットワークNWに接続された検索装置120と通信を行う。一方、端末装置110b(1)−110b(m)は、携帯電話の基地局または無線LANやWi−Fi等の通信規格のアクセスポイント等の通信局130bの通信範囲にある。端末装置110b(1)−110b(m)は、通信局130bを介して、ネットワークNWに接続された検索装置120と通信を行う。
検索装置120は、例えば、ネットワークNWに接続されたコンピュータ等である。
図5は、図4に示す端末装置110の一例を示す。図5に示す端末装置110は、制御部111、記憶部112、通信部113、およびセンサ114(114(1)−114(k))を有する(kは正の整数)。
例えば、制御部111は、ROM等の記憶部112に記憶されるプログラムを実行することにより、端末装置110の各部を制御するマイクロプロセッサ等である。
通信部113は、例えば、制御部111から出力された制御指示や各センサ114が計測した計測値等の電気信号を電磁波に変換して、内蔵するアンテナを介して、通信局130に出力する。また、通信部113は、通信局130から出力された電磁波を内蔵するアンテナで受信し、受信した電磁波を電気信号に変換して、制御部111に出力する。
センサ114(1)−114(k)は、例えば、マイクロホン、加速度センサ、電子ジャイロ、照度センサおよび温度センサ等である。各センサ114は、端末装置110が置かれた空間の環境を計測し、音声、加速度、方位、照度、温度等の環境要素の計測値を制御部111に出力する。
ところで、例えば、音声の環境要素の計測値は、音楽、1人や複数人の会話音、無音や波の音等の情報を含む。加速度の環境要素の計測値は、例えば、静止状態、車や徒歩等の動きに伴う加速と減速、あるいは端末装置110の操作に伴う振動等の情報を含む。方位の環境要素の計測値は、例えば、静止状態や、車や徒歩等の動きに伴う進行方向の変化等の情報を含む。照度の環境要素の計測値は、例えば、部屋や車内等の照明、日向や日陰等の情報を含む。温度の環境要素の計測値は、例えば、室内や野外の温度の情報を含む。以下、環境要素の計測値が含む情報は、下位要素と称する。
そこで、制御部111は、例えば、所定時間の間、各センサ114により計測された計測値の時系列データに対して、各環境要素に含まれる各種下位要素のスペクトル解析や時系列解析等を含む論理処理を施す。制御部111は、環境要素の計測値と各下位要素との適合度を示す指標を算出し、算出した指標に基づいて、環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。記憶部112は、各環境要素に含まれる各種下位要素の論理処理のプログラムをそれぞれに割り当てられた領域に格納する。また、記憶部112は、例えば、各環境要素の下位要素と各下位要素の論理処理のプログラムが格納された領域とを示す論理テーブル40を記憶する。
図6は、論理テーブルの一例を示す。論理テーブル40は、センサ114それぞれについて、各環境要素に含まれる下位要素および各下位要素の論理処理のプログラムが格納された領域を示す領域を有する。例えば、図6では、センサ114がマイクロホンの場合、下位要素は、音楽、会話音(単数)、会話音(複数)、無音、波の音等があり、各下位要素の論理処理のプログラムは、領域A1,A2,A3,A4,A5等に格納されている。制御部111は、例えば、マイクロホンで計測された計測値に対して、各種の下位要素の論理処理をそれぞれ施し、「音楽が鳴っている」や「一人が話している」といった各下位要素の適合度を示す指標を算出する。そして、制御部111は、算出した指標に基づいて、音声の環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。なお、音声の環境要素の下位要素は、音楽、会話音(単数)、会話音(複数)、無音、波の音等としたが、これに限定されず、バスや車の通過音、列車走行音、列車の発車通知音、列車のドア開閉音、野外音楽、セミの音等の下位要素を含むことが好ましい。
センサ114が加速度センサの場合、例えば、下位要素は、静止、加速・減速(車)、加速・減速(徒歩)、振動(操作)等があり、各下位要素の論理処理のプログラムは、領域B1,B2,B3,B4等に格納されている。制御部111は、例えば、加速度センサで計測された計測値に対して、各種の下位要素の論理処理をそれぞれ施し、「静止状態にある」や「車に乗っている」といった各下位要素の適合度を示す指標を算出する。そして、制御部111は、算出した指標に基づいて、加速度の環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。なお、加速度の環境要素の下位要素は、静止、加速・減速(車)、加速・減速(徒歩)、振動(操作)等としたが、これに限定されず、車内の振動等の下位要素を含むことが好ましい。
センサ114が電子ジャイロの場合、例えば、下位要素は、静止や進行方向変更等があり、各下位要素の論理処理のプログラムは、領域C1,C2等に格納されている。制御部111は、例えば、電子ジャイロで計測された計測値に対して、各種の下位要素の論理処理をそれぞれ施し、「静止状態にある」や「車に乗っている」といった各下位要素の適合度を示す指標を算出する。そして、制御部111は、算出した指標に基づいて、方位の環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。また、方位の環境要素の下位要素は、静止や進行方向変更等としたが、これに限定されず、進行方向一定等の下位要素を含むことが好ましい。
センサ114が照度センサの場合、例えば、下位要素は、室内照明(部屋)、室内照明(車内)、日向、日陰等があり、各下位要素の論理処理のプログラムは、領域D1,D2,D3,D4等に格納されている。制御部111は、例えば、照度センサで計測された計測値に対して、各種の下位要素の論理処理をそれぞれ施し、「部屋にいる」や「日向にいる」といった各下位要素の適合度を示す指標を算出する。そして、制御部111は、算出した指標に基づいて、照度の環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。なお、照度の環境要素の下位要素は、室内照明(部屋)、室内照明(車内)、日向、日陰等としたが、これに限定されず、他の下位要素を含むことが好ましい。
センサ114が温度センサの場合、下位要素は、例えば、室内温度や屋外温度等があり、各下位要素の論理処理のプログラムは、領域E1,E2等に格納されている。制御部111は、例えば、温度センサで計測された計測値に対して、各種の下位要素の論理処理をそれぞれ施し、「部屋にいる」や「屋外にいる」といった各下位要素の適合度を示す指標を算出する。そして、制御部111は、算出した指標に基づいて、温度の環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。なお、温度の環境要素の下位要素は、室内温度や屋外温度等としたが、これに限定されず、他の下位要素を含むことが好ましい。
なお、図6に示すように、端末装置110は、通信部113を1つのセンサ114として用いる。すなわち、通信部113は、端末装置110が通信している通信局130の情報を受信することから、端末装置110がどの通信局130の通信範囲にいるか計測できる。そこで、通信部113は、例えば、端末装置110が通信している通信局130の情報を計測値として制御部111に出力する。制御部111は、例えば、通信部113から受け付けた通信局130の情報に基づいて、端末装置110が同じ通信局130の通信範囲にいることを示す静止状態や、端末装置110のユーザが徒歩や車等により通信局130を移動する状態等を検出する。以下、通信局130が計測する環境要素ついては、「通信局移動」と称する。
図6に示す論理テーブル40には、センサ114が通信部113の場合、下位要素は、例えば、静止、移動(低速)、移動(高速)等があり、各下位要素の論理処理のプログラムは、領域F1,F2,F3等に格納されている。制御部111は、例えば、通信部113で計測された計測値に対して、各種の下位要素の論理処理をそれぞれ施し、「静止している」、「歩いている」や「車に乗っている」といった各下位要素の適合度を示す指標を算出する。そして、制御部111は、算出した指標に基づいて、通信局移動の環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。なお、通信局移動の環境要素の下位要素は、静止、移動(低速)、移動(高速)等としたが、これに限定されず、他の下位要素を含むことが好ましい。
図7は、図5に示す検索装置120の一例を示す。図7に示す検索装置120が有する各要素のうち、図1に示した検索装置20の要素と同一または同様の機能を有するものについては、同一の符号を付し説明を省略する。
通信IF(Interface)部25は、ネットワークNWからEthernet(登録商標)形式等のフレーム信号を受信し、受信したフレーム信号に含まれるデータを制御部21に出力する。また、通信IF部25は、制御部21より出力された制御指示等のデータをフレーム信号に格納し、格納したフレーム信号をネットワークNWに出力する。
記憶部24には、検索プログラムとともに、例えば、所定の環境を定める各環境要素の基準値を有する要素テーブル30aを記憶する。
図8は、要素テーブル30aの一例を示す。図8に示す要素テーブル30aは、端末装置110が置かれる可能性のある複数の環境のそれぞれについて、各環境を定める音声、加速度、方位、照度、温度、通信局移動の各環境要素の下位要素(上段)、優先度(中段)および計測値の基準値(下段)を格納する領域を有する。図8では、例えば、複数の環境として、「会議室」、「車内(音楽あり)」、「車内(音楽なし)」、「レストラン」、「海岸」が示される。また、図8では、各環境要素を計測するセンサ114として、例えば、マイクロホン、加速度センサ、電子ジャイロ、照度センサ、温度センサおよび通信部113が示される。
例えば、「会議室」は、端末装置110はテーブル等に置かれ、1人ずつ発言している環境を示す。したがって、要素テーブル30aに示す各センサ114が計測する各環境要素の計測値に含まれる下位要素は、例えば、会話音(単数)、静止、静止、室内照明(部屋)、室内温度および静止となる。そして、「会議室」の場合、例えば、端末装置110はテーブル等の上に置かれることから、加速度の環境要素の優先度が最も高い値に設定される。また、各環境要素の基準値は、例えば、基準値a2、基準値b1、基準値c2、基準値d1、基準値e1および基準値f1の値にそれぞれ設定される。
また、「車内(音楽あり)」は、例えば、車内でラジオ等の音楽を流しながらドライブしている環境を示す。したがって、要素テーブル30aに示す各センサ114が計測する各環境要素の計測値に含まれる下位要素は、例えば、音楽、加速・減速(車)、進行方向変更、室内照明(車内)、室内温度および移動(高速)となる。そして、「車内(音楽あり)」の場合、車内で流されている音楽が、端末装置110が置かれた環境の特徴を示すことから、音声の環境要素の優先度が最も高い値に設定される。また、各環境要素の基準値は、例えば、基準値a1、基準値b2、基準値c2、基準値d2、基準値e1および基準値f3の値にそれぞれ設定される。
また、「車内(音楽なし)」は、例えば、車内で複数人が会話しながらドライブしている環境を示す。したがって、要素テーブル30aに示す各センサ114が計測する各環境要素の計測値に含まれる下位要素は、例えば、会話音(複数)、加速・減速(車)、進行方向変更、室内照明(車内)、室内温度および移動(高速)となる。そして、「車内(音楽なし)」の場合、例えば、車の動きが、端末装置110が置かれた環境の特徴を示すことから、加速度の環境要素の優先度が最も高い値に設定される。また、各環境要素の基準値は、例えば、基準値a3、基準値b2、基準値c2、基準値d2、基準値e1および基準値f3の値にそれぞれ設定される。
また、「レストラン」は、例えば、複数人で会話しながら、端末装置110を操作する環境を示す。したがって、要素テーブル30aに示すセンサ114が計測する各環境要素の計測値に含まれる下位要素は、例えば、会話音(複数)、振動、静止、室内照明(部屋)、室内温度および静止となる。そして、「レストラン」の場合、例えば、複数人の会話音が、端末装置110が置かれた環境の特徴を示すことから、音声の環境要素の優先度が最も高い値に設定される。また、各環境要素の基準値は、例えば、基準値a3、基準値b4、基準値c2、基準値d1、基準値e1および基準値f1の値にそれぞれ設定される。
また、「海岸」は、例えば、端末装置110のユーザが海岸で海を眺めながら、端末装置110を操作する環境を示す。したがって、要素テーブル30aに示すセンサ114が計測する各環境要素の計測値に含まれる下位要素は、例えば、波の音、振動、静止、日向、屋外温度および静止となる。そして、「海岸」の場合、例えば、波の音が、端末装置110が置かれた環境の特徴を示すことから、音声の環境要素の優先度が最も高い値に設定される。また、各環境要素の基準値は、例えば、基準値a5、基準値b4、基準値c1、基準値d3、基準値e2および基準値f1の値にそれぞれ設定される。
なお、図8に示す要素テーブル30aは、検索装置120が、端末装置110から検索の要求を受けた場合、検索を要求した端末装置110の環境を決定するために用いられる。例えば、検索装置120の収集部22は、端末装置110より検索の要求を受け付けると、要求元の端末装置110の各センサ114が計測した各環境要素の計測値および各計測値が示す下位要素の情報を、要求元の端末装置110から収集する。収集部22は、例えば、収集した要求元の端末装置110の各環境要素の計測値および各計測値が示す下位要素と、要素テーブル30aの各環境要素の基準値および下位要素とを比較し、要求元の端末装置110の環境を決定する。
なお、検索装置120は、要求元の端末装置110に環境を決定させてもよい。例えば、制御部21は、端末装置110から検索の要求を受け付けた場合、要素テーブル30aの1列目に示す複数の環境を含むデータを生成し、生成したデータを要求元の端末装置110に送信する。要求元の端末装置110の制御部111は、ネットワークNWおよび通信局130を介して、生成されたデータを受信し、受信したデータに含まれる複数の環境の一覧を内蔵する液晶モニタ等の表示部に表示する。要求元の端末装置110の制御部111は、ユーザによる操作指示に基づいて、表示した一覧から自身の環境を選択し、選択した環境を検索装置120に送信する。検索装置120の制御部21は、通信IF部25を介して、選択された環境を受信し、受信した環境を要求元の端末装置110の環境として決定する。
ここで、収集部22が、要求元の端末装置110の各環境要素の計測値と要素テーブル30aとに基づいて、要求元の端末装置110の環境を決定する処理を、「自動設定」と称する。一方、制御部21が、要求元の端末装置110のユーザの選択に基づいて、要求元の端末装置110の環境を決定する処理を、「手動設定」と称する。
図9および図10は、図4に示した検索システム200の検索処理の例を示す。図9および図10に示す動作は、例えば、検索装置120の制御部21が、検索プログラムを実行することにより実現される。ステップS100からステップS107は、端末装置110a(1)の動作を示し、ステップS200からステップS210は、検索装置120の動作を示し、ステップS300,S301は、端末装置110a(2)−110a(n)の動作を示す。
なお、図9および図10は、端末装置110a(1)が検索装置120に対し検索を要求する場合の処理を示す。しかしながら、端末装置110a(2)−110a(n),110b(1)−110b(m)が検索装置120に対し検索の要求する場合も、図9および図10に示す同一または同様の処理が行われる。したがって、端末装置110a(2)−110(n),110b(1)−110b(m)が検索装置120に対し検索を要求する場合の処理についての説明は省略する。
また、検索装置120は、要求元の端末装置110の周辺にいる端末装置110を検索する。すなわち、検索装置120は、例えば、要求元の端末装置110が通信局130aの通信範囲にいる場合、通信局130aの通信範囲にいる端末装置110を検索対象として検索処理を施す。一方、検索装置120は、例えば、要求元の端末装置110が通信局130bの通信範囲にいる場合、通信局130bの通信範囲にいる端末装置110を検索対象として検索処理を施す。
ステップS100において、端末装置110a(1)の制御部111は、ユーザによる操作指示に基づいて、例えば、検索装置120に対し、端末装置110a(1)の環境と同一または同等の環境下にある端末装置110の検索要求するためのプログラムを実行する。制御部111は、端末装置110a(1)の環境を決定するために、例えば、内蔵する液晶モニタ等の表示部に「自動設定」と「手動設定」との選択釦を表示し、ユーザに対し選択を要求し、いずれかの設定を選択させる。
ステップS101において、制御部111は、ユーザにより「自動設定」が選択されたか否かを判定する。制御部111は、「自動設定」が選択された場合、ステップS102の処理(YES側)に移行する。一方、制御部111は、「手動設定」が選択された場合、ステップS103の処理(NO側)に移行する。
ステップS102において、制御部111は、通信部113を介して、検索要求の信号とともに、ステップS100で選択された「自動設定」の信号を、検索装置120に送信する。制御部111は、ステップS104の処理に移行する。
ステップS103において、制御部111は、通信部113を介して、検索要求の信号とともに、ステップS100で選択された「手動設定」の信号を、検索装置120に送信する。制御部111は、ステップS105の処理に移行する。
ステップS200において、検索装置120の制御部21は、通信IF部25を介して、端末装置110a(1)から検索要求を含むフレーム信号を受信する。制御部21は、受信したフレーム信号に、検索要求とともに「自動設定」の信号が含まれるか否かを判定する。制御部21は、「自動設定」の信号が含まれる場合、ステップS201の処理(YES側)に移行する。一方、制御部21は、「手動設定」の信号が含まれる場合、ステップS203の処理(NO側)に移行する。
ステップS201において、収集部22は、端末装置110a(1)の環境を決定するため、端末装置110a(1)の各センサ114が計測した各環境要素の計測値の送信を、端末装置110a(1)に要求する。
ステップS104において、端末装置110a(1)の制御部111は、検索装置120からの要求に応答して、各センサ114に端末装置110a(1)が置かれた空間の環境を計測させ各環境要素の計測値の時系列データを取得する。制御部111は、論理テーブル40に基づいて、取得された各センサ114の時系列データに対して各環境要素に含まれる各種の下位要素の論理処理を施し、各環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。制御部111は、算出された各センサ114の計測値および各計測値が示す下位要素の情報を検索装置120に送信する。
ステップS202において、検索装置120の制御部21は、端末装置110a(1)から送信された各センサ114の計測値および下位要素の情報を含むフレーム信号を受信する。収集部22は、例えば、受信した要求元の端末装置110の各センサ114の計測値および下位要素と、要素テーブル30aの各環境要素の基準値および下位要素とを比較し、端末装置110a(1)の環境を決定する。制御部21は、ステップS205の処理に移行する。
ステップS203において、制御部21は、要素テーブル30aの1列目に示す複数の環境を含むデータを生成し、生成したデータを含むフレーム信号を、端末装置110a(1)宛でネットワークNWに出力する。
ステップS105において、端末装置110a(1)の制御部111は、検索装置120から複数の環境を含むデータを受信する。制御部111は、受信したデータを、「会議室」、「車内(音楽あり)」、「車内(音楽なし)」、「レストラン」および「海岸」等の一覧にして内蔵する液晶モニタ等の表示部に表示する。制御部111は、ユーザによる操作指示に基づいて、表示した一覧から端末装置110a(1)の環境を選択し、選択した環境を検索装置120に送信する。
ステップS204において、検索装置120の制御部21は、端末装置110a(1)から選択された環境を含むフレーム信号を受信する。制御部21は、受信した環境を端末装置110a(1)の環境として決定する。
ステップS205において、制御部21は、決定した端末装置110a(1)の環境に対応する各環境要素の下位要素、優先度および計測値の基準値を要素テーブル30aから読み込む。
ステップS206において、収集部22は、例えば、初回のループでは、読み込んだ優先度の中で最も高い値を示す環境要素で、読み込んだ下位要素の計測値の送信を、通信局130aの通信範囲にいる端末装置110a(2)−110a(n)にそれぞれ要求する。例えば、ステップS202またはステップS204で決定された端末装置110a(1)の環境が「車内(音楽あり)」の場合、要素テーブル30aは、音声の環境要素に設定された優先度が最も高い値を示す。そこで、収集部22は、音声の環境要素で「音楽」の下位要素の計測値の送信を、端末装置110a(2)−110a(n)にそれぞれ要求する。なお、収集部22は、要求元の端末装置110a(1)が通信局130bの通信範囲にいる場合、計測値の送信を、通信局130bの通信範囲にいる端末装置110b(1)−110b(m)に要求する。
ステップS300において、端末装置110a(2)−110a(n)の制御部111は、検索装置120から要求された環境要素に対応するセンサ114に端末装置110a(2)−110a(n)が置かれた空間の環境を計測させ計測値の時系列データを取得する。各制御部111は、論理テーブル40に基づいて、要求された下位要素に対応する論理処理を取得した時系列データに施し、要求された下位要素の計測値を算出する。
ステップS301において、端末装置110a(2)−110a(n)の制御部111は、通信局130aを介して、ステップS300で算出した計測値を検索装置120に送信する。
ステップS207において、検索装置120の収集部22は、端末装置110a(2)−110a(n)がそれぞれ計測した計測値を含むフレーム信号を受信し収集する。収集部22は、収集した各端末装置110a(2)−110a(n)の計測値を検索部23に出力する。
ステップS208において、検索部23は、例えば、受け付けた各端末装置110の計測値と、要素テーブル30aから読み込んだ収集対象の環境要素の基準値とを比較し、計測値が基準範囲に含まれる端末装置110を、収集部22の収集対象として抽出する。
ステップS209において、収集部22は、抽出された端末装置110の数が所定値以下か否かを判定する。収集部22は、抽出された端末装置110の数が所定値以下の場合、ステップS210の処理(YES側)に移行する。一方、制御部121は、抽出された端末装置110の数が所定値より多い場合、ステップS206の処理(NO側)に移行する。収集部22は、ステップS206およびステップS207において、ステップS208で抽出された端末装置110に対して、未計測の環境要素の中で優先度が最も高い値が設定された環境要素の下位要素の計測値を計測させ収集する。ステップS208において、検索部23は、収集された各端末装置110の計測値と、収集対象の環境要素の基準値とを比較し、計測値が基準範囲に含まれる端末装置10をさらに絞り込んで抽出する。
なお、所定値は、例えば、要求元の端末装置110a(1)の記憶部112に記憶され、または端末装置110a(1)のユーザによる操作指示に基づいて入力され、ステップS101で検索要求の信号とともに検索装置120に送信され設定されてもよい。あるいは、所定値は、検索装置120の記憶部24に予め記憶されてもよい。
ステップS210において、検索部23は、抽出された端末装置110は端末装置110a(1)の環境と同一または同等の環境にあると判定する。検索部23は、抽出した端末装置110の情報を検索結果としてフレーム信号に格納して、格納したフレーム信号をネットワークNWに出力する。
図9に示したステップS106において、端末装置110a(1)の制御部111は、検索装置120から検索結果を受信する。制御部111は、例えば、受信した検索結果を端末装置110a(1)の環境と一致した度合いに応じて、検索された端末装置110のアドレスや端末装置110の所有者の名前を一覧にして、内蔵する液晶モニタ等の表示部に表示する。
ステップS107において、端末装置110a(1)の制御部111は、ユーザによる操作指示に基づいて、連携したい端末装置110を選択する。制御部111は、例えば、通信部113を介して、UPnPやBluetooth(登録商標)等の通信規格に基づいて、選択した端末装置110と接続し通信を確立する。そして、制御部111は、通信を確立した端末装置110との間で、会議資料等の共有、レストランや観光地等の情報の共有、ソーシャルネットワークにおける情報交換、ゲームの連携操作等の連携処理を行う。
以上、この実施形態では、検索装置120が、優先度の高い環境要素から順に、端末装置110から環境要素の計測値を収集する。上述のように、各環境要素の優先度は、目的の環境において、基準範囲に含まれる計測値が得られる端末装置が少ないほど、すなわち、絞り込み効果が高いほど、高い優先度を示す値が設定される。したがって、検索装置120は、計測値が収集されるごとに、収集された計測値に基づいて、所定の環境下にある可能性のある端末装置110を抽出することで、従来と比べて所定の環境にある端末装置を効率良く検索することができる。
これにより、例えば、複数のユーザのグループが混雑したサービスエリアや観光地等に立ち寄った場合でも、複数のユーザの端末装置110を短時間で検索することができ、サービスエリアや観光地の情報共有等の連携処理を容易に行うことができる。
また、優先度の高い環境要素から順に検索対象の端末装置110が絞り込まれ、対象外となった端末装置110は以後の処理にかかわらないことから、対象外となった端末装置110および検索システム200全体における処理負担を軽減することができる。
また、検索装置120の収集部22は、検索された端末装置110の数が所定値以下となった場合、検索処理を終了する。これにより、収集部22は、無駄に最下位の優先度の環境要素の計測値まで端末装置110に計測させないことから、検索システム200の処理の負荷をさらに軽減することができる。
さらに、端末装置110のユーザは、検索プログラムを実行し、「自動設定」または「手動設定」の選択をする簡単な操作を行うだけで、所望する端末装置110を検索することができる。
なお、この実施形態では、端末装置110の制御部111が実行する検索を要求するプログラムは、単独で記憶部112に記憶されたが、これに限定されない。例えば、検索を要求するプログラムは、会議資料等の共有、レストランや観光地等の情報の共有、ソーシャルネットワークにおける情報交換、ゲームの連携操作等の処理を行うプログラムに組み込まれてもよい。
なお、この実施形態では、検索装置120の収集部22が、検索された端末装置110の数が所定値以下となるまで検索処理を行ったが、これに限定されない。例えば、収集部22は、所定の優先度が設定された環境要素の計測値まで端末装置110に計測させ、計測値を収集してもよい。なお、所定の優先度は、例えば、要求元の端末装置110の記憶部112または検索装置120の記憶部24に予め記憶されるのが好ましい。あるいは、所定の優先度は、要求元の端末装置110のユーザによる操作指示に基づいて入力され、検索の要求の信号とともに検索装置120に送信されてもよい。
なお、この実施形態では、端末装置110は、検索を要求する信号とともに、「自動設定」または「手動設定」の信号を検索装置120に対して送信したが、これに限定されない。例えば、端末装置110は、「自動設定」が選択された場合、検索を要求する信号とともに、各センサ114により計測された各環境要素の計測値および各計測値の下位要素の情報を、検索装置120に送信してもよい。また、例えば、端末装置110は、記憶部112に要素テーブル30aの少なくとも1列目に示す複数の環境のデータを記憶する。端末装置110は、ユーザにより「手動設定」が設定された場合、記憶する複数の環境の一覧を内蔵する液晶モニタ等の表示部に表示し、ユーザに端末装置110の環境を選択させ、検索を要求する信号とともに、選択された環境を検索装置120に送信してもよい。これにより、検索システム200は、ステップS104、ステップS105、ステップS201およびステップS203の処理を省略することができ、処理の高速化を図ることができる。
なお、この実施形態では、端末装置110は、センサ114(1)−114(k)を有するとしたが、これに限定されない。例えば、端末装置110ごとに有するセンサ114が異なってもよい。例えば、要求元の端末装置110に加速度センサがなく、検索対象の端末装置110に加速度センサがある場合、検索装置120の収集部22は、要素テーブル30aに基づいて、検索対象の端末装置110から加速度センサの計測値を取得できる。これにより、検索部23は、端末装置110ごとにセンサ114が異なる場合でも、検索元の端末装置110の環境と同一または同等の環境下にある検索対象の端末装置110を正確に抽出することができる。
なお、この実施形態では、端末装置110は、センサ114に各環境要素の計測値を計測させたが、これに限定されない。例えば、端末装置110は、GPS(Global Positioning System)信号を受信する受信部を有してもよい。そして、制御部111は、受信したGPS信号から求められる端末装置110の位置の情報に基づいて、端末装置110の速度や方向等を計測値として取得してもよい。また、制御部111は、求めた位置の情報をネットワークNWに送信し、ネットワークNWを介して受信される天候や気温等を計測値として取得してもよい。さらに、端末装置110の制御部111は、内蔵する時計から月日や時間等を計測値として取得してもよい。これにより、端末装置110は、加速度センサや電子ジャイロ等を有さない場合でも、GPS信号やネットワークNWから取得される情報に基づいて、環境要素の計測値を取得することができる。そして、端末装置110は、従来と比べてより汎用性を持って所望の端末装置110を検索することができる。
図11は、検索システムおよび検索装置のさらに別実施形態を示す。図11は、端末装置210が検索装置として動作する場合の実施例である。図11に示す検索システム300の各要素において、図4に示す検索システム200の要素と同一または同様の機能を有するものについては、同一の符号を付し説明を省略する。端末装置210(210a(1)−210a(n),210b(1)−210b(m))は、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末あるいはゲーム端末等のユーザにより持ち運び可能な携帯端末である。端末装置210a(1)−210a(n)は、携帯電話の基地局または無線LANやWi−Fi等の通信規格のアクセスポイント等である通信局130aの通信範囲にある。一方、端末装置210b(1)−210b(m)は、携帯電話の基地局または無線LANやWi−Fi等の通信規格のアクセスポイント等である通信局130bの通信範囲にある。
図12は、図11に示す端末装置210の一例を示す。図12に示す端末装置210が有する各要素において、図5に示す端末装置110の要素と同一または同様の機能を有するものについては、同一の符号を付し説明を省略する。
例えば、制御部111aは、ROM等の記憶部112aに記憶されるプログラムを実行することにより、端末装置210の各部を制御するマイクロプロセッサ等である。また、制御部111aは、例えば、ユーザの操作指示に基づいて、記憶部112に記憶される検索プログラムの実行により、端末装置210が検索装置として動作するために、例えば、収集部115および検索部116として機能する。
収集部115は、端末装置210の環境に応じて各環境要素に設定された優先度の順で、検索対象の端末装置210から環境要素の計測値を収集する。
検索部116は、収集部115により計測値が収集されるごとに、収集した各端末装置210の環境要素の計測値と、環境要素の基準値と比較する。例えば、検索部116は、各端末装置210の計測値が基準範囲に含まれる端末装置210を、収集部115の次の収集対象の端末装置として順次に抽出し、端末装置210の中から環境下にある端末装置210を検索する。
記憶部112aは、検索プログラムおよび図6に示した論理テーブル40とともに、図8に示した要素テーブル30aを記憶する。
また、制御部111aは、例えば、ユーザによる操作指示に基づいて、検索の要求指示とともに、「自動設定」の指示を受け付けた場合、各センサ114に端末装置210が置かれた空間の環境を計測させ、各環境要素の計測値の時系列データを取得する。制御部111aは、記憶部112aに記憶された論理テーブル40に基づいて、取得された各センサ114の時系列データに対して各環境要素に含まれる各種の下位要素の論理処理を施し、各環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。制御部111aは、算出された各環境要素の計測値および各計測値が示す下位要素と、要素テーブル30aの各環境要素の基準値と下位要素との比較に基づいて、端末装置210の環境を決定する。
図13は、図11に示した検索システム300の検索処理の例を示す。図13に示す動作は、例えば、端末装置210a(1)の制御部111aが検索プログラムを実行し、検索装置として動作することで実現される。ステップS400からステップS408は、端末装置210a(1)の動作を示し、ステップS500,S501は、210a(2)−210a(n)の動作を示す。
なお、図13は、端末装置210a(1)が、ユーザの操作指示に基づいて、検索装置として動作する場合を示す。しかしながら、端末装置210a(2)−210a(n),210b(1)−210b(m)がそれぞれ検索装置として動作する場合についても、図13に示す同一または同様の処理が行われる。よって、端末装置210a(2)−210a(n),210b(1)−210b(m)による検索処理についての説明は省略する。
ステップS400において、端末装置210a(1)の制御部111aは、ユーザによる操作指示に基づいて、検索プログラムを実行する。制御部111aは、端末装置210a(1)の環境を決定するために、例えば、内蔵する液晶モニタ等の表示部に「自動設定」と「手動設定」との選択釦を表示し、ユーザに対し選択を要求し、いずれかの設定を選択させる。
ステップS401において、制御部111aは、例えば、「自動設定」が選択された場合、各センサ114に端末装置210a(1)が置かれた空間の環境を計測させ各環境要素の計測値の時系列データを取得する。制御部111aは、論理テーブル40に基づいて、取得された各センサ114の時系列データに対して各環境要素の下位要素に応じた論理処理を施し、各環境要素の計測値が示す下位要素を決定する。制御部111aは、算出された各環境要素の計測値および各計測値が示す下位要素と、要素テーブル30aの各環境要素の基準値と下位要素との比較に基づいて、端末装置210a(1)の環境を決定する。
一方、制御部111aは、「手動設定」が選択された場合、例えば、要素テーブルの1列目に示す複数の環境の一覧を、内蔵する液晶モニタ等の表示部に表示する。制御部111aは、ユーザによる操作指示に基づいて、表示した複数の環境の一覧から端末装置210a(1)の環境を選択し決定する。
ステップS402において、制御部111aは、決定した端末装置210a(1)の環境に対応する各環境要素の下位要素、優先度および計測値の基準値を要素テーブル30aから読み込む。
ステップS403において、収集部115は、例えば、初回のループでは、読み込んだ優先度の中で最も高い値を示す環境要素で、読み込んだ下位要素の計測値の送信を、通信局130aの通信範囲にいる端末装置210a(2)−210a(n)にそれぞれ要求する。なお、収集部115は、要求元の端末装置210a(1)が通信局130bの通信範囲にいる場合、計測値の送信を、通信局130bの通信範囲にいる端末装置210b(1)−210b(m)に要求する。
ステップS500において、端末装置210a(2)−210a(n)の制御部111aは、端末装置210a(1)から要求された環境要素に対応するセンサ114に端末装置210a(2)−210a(n)が置かれた空間の環境を計測させ計測値の時系列データを取得する。各制御部111aは、論理テーブル40に基づいて、要求された下位要素に対応する論理処理を取得した時系列データに施し、要求された下位要素の計測値を算出する。
ステップS501において、端末装置210a(2)−210a(n)の制御部111aは、通信局130aを介して、ステップS500で算出した計測値を端末装置210a(1)に送信する。
ステップS404において、端末装置210a(1)の収集部115は、端末装置210a(2)−210a(n)がそれぞれ計測した計測値を含むフレーム信号を受信し収集する。収集部115は、収集した各端末装置210a(2)−210a(n)の計測値を検索部116に出力する。
ステップS405において、検索部116は、例えば、受け付けた各端末装置210の計測値と、要素テーブル30aから読み込んだ収集対象の環境要素の基準値とを比較し、計測値が基準範囲に含まれる端末装置210を、収集部115の収集対象として抽出する。
ステップS406において、収集部115は、所定の優先度が設定された環境要素の計測値まで収集したか否かを判定する。例えば、収集部115は、上位3位等の所定の優先度が設定された環境要素の計測値まで収集した場合、ステップS407の処理(YES側)に移行する。一方、収集部115は、所定の優先度が設定された環境要素の計測値まで収集していない場合、ステップS403の処理(NO側)に移行する。収集部115は、ステップS403およびステップS404において、ステップS405で抽出された端末装置210に対して、未計測の環境要素の中で優先度が最も高い値が設定された環境要素の下位要素の計測値を計測させ収集する。ステップS405において、検索部116は、収集された各端末装置210の計測値と、収集対象の環境要素の基準値とを比較し、計測値が基準範囲に含まれる端末装置10をさらに絞り込んで抽出する。
なお、所定の優先度は、例えば、端末装置210a(1)の記憶部112aに予め記憶されてもよい。また、所定の優先度は、端末装置210a(1)のユーザによる操作指示に基づいて入力されてもよい。
ステップS407において、検索部116は、抽出された端末装置210は端末装置210a(1)の環境と同一または同等の環境にあると判定する。制御部111aは、例えば、検索結果を端末装置210a(1)の環境と一致した度合いに応じて、抽出された端末装置210のアドレスや端末装置210の所有者の名前を一覧にして、内蔵する液晶モニタ等の表示部に表示する。
ステップS408において、制御部111aは、ユーザによる操作指示に基づいて、連携したい端末装置210を少なくとも1つ選択する。制御部111aは、例えば、通信部113を介して、UPnPやBluetooth等の通信規格に基づいて、選択した端末装置210と接続し通信を確立する。そして、制御部111aは、通信を確立した端末装置210との間で、会議資料等の共有、レストランや観光地等の情報の共有、ソーシャルネットワークにおける情報交換、ゲームの連携操作等の連携処理を行う。
以上、この実施形態では、端末装置210が、優先度の高い環境要素から順に、端末装置210から環境要素の計測値を収集する。上述のように、各環境要素の優先度は、目的の環境において、基準範囲に含まれる計測値が得られる端末装置が少ないほど、すなわち、絞り込み効果が高いほど、高い優先度を示す値が設定される。したがって、端末装置210は、計測値が収集されるごとに、収集した計測値に基づいて、所定の環境下にある可能性のある端末装置210を抽出することで、従来と比べて所定の環境にある端末装置を効率良く検索することができる。
これにより、例えば、複数のユーザのグループが混雑したサービスエリアや観光地等に立ち寄った場合でも、複数のユーザの端末装置210を短時間で検索することができ、サービスエリアや観光地の情報共有等の連携処理を容易に行うことができる。
また、優先度の高い環境要素から順に検索対象の端末装置210が絞り込まれ、対象外となった端末装置210は以後の処理にかかわらないことから、対象外となった端末装置210および検索システム300全体における処理負担を軽減することができる。
また、収集部115は、所定の優先度が設定された環境要素の計測値まで収集した場合、検索処理を終了する。これにより、収集部115は、無駄に最下位の優先度の環境要素の計測値まで端末装置210に計測させないことから、検索システム300の処理の負荷をさらに軽減することができる。
さらに、端末装置210のユーザは、検索プログラムを実行し、「自動設定」または「手動設定」の選択をする簡単な操作を行うだけで、所望する端末装置210を検索することができる。
なお、この実施形態では、端末装置210の検索プログラムは、単独で記憶部112aに記憶されたが、これに限定されない。例えば、検索プログラムは、会議資料等の共有、レストランや観光地等の情報の共有、ソーシャルネットワークにおける情報交換、ゲームの連携操作等の処理を行うプログラムに組み込まれてもよい。
なお、この実施形態では、端末装置210a(1)の制御部111aが、所定の優先度が設定された環境要素の計測値が収集されるまで検索処理を行ったが、これに限定されない。例えば、収集部115は、検索された端末装置の数が所定値以下になった場合、検索処理を終了してもよい。なお、所定値は、例えば、端末装置210の記憶部112aに予め記憶されてもよいし、端末装置210のユーザの操作指示に基づいて入力されてもよい。
なお、この実施形態では、端末装置210間の通信は、通信局130を介して行われたが、これに限定さない。例えば、端末装置210は、通信局130を介さず、UPnPやBluetooth等の通信規格で直接通信してもよい。その場合、端末装置210の制御部111aは、例えば、UPnPやBluetooth等の規格で通信できる範囲にいる端末装置210に対し検索処理を施すことが好ましい。そして、ステップS408において、端末装置210の制御部111aは、選択した端末装置210との間のUPnPやBluetooth等の通信規格の通信を維持することが好ましい。
なお、この実施形態では、端末装置210は、センサ114(1)−114(k)を有するとしたが、これに限定されない。例えば、端末装置210ごとに有するセンサ114が異なってもよい。例えば、検索元の端末装置210に加速度センサがなく、検索対象の端末装置210に加速度センサがある場合、検索元の検索装置210の収集部115は、要素テーブル30aに基づいて、検索対象の端末装置210から加速度センサの計測値を取得できる。これにより、抽出部115は、端末装置210ごとにセンサ114が異なる場合でも、検索元の端末装置210の環境と同一または同等の環境下にある検索対象の端末装置210を正確に抽出することができる。
なお、この実施形態では、端末装置210は、センサ114に各環境要素の計測値を計測させたが、これに限定されない。例えば、端末装置210は、GPS信号を受信する受信部を有してもよい。そして、制御部111aは、受信したGPS信号から求められる端末装置210の位置の情報に基づいて、端末装置210の速度や方向等を計測値として取得してもよい。また、制御部111aは、求めた位置の情報をネットワークNWに送信し、ネットワークNWを介して受信される天候や気温等を計測値として取得してもよい。さらに、端末装置210の制御部111aは、内蔵する時計から月日や時間等を計測値として取得してもよい。これにより、端末装置210は、加速度センサや電子ジャイロ等を有さない場合でも、GPS信号やネットワークNWから取得される情報に基づいて、環境要素の計測値を取得することができる。そして、端末装置210は、従来と比べてより汎用性を持って所望の端末装置210を検索することができる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の端末装置と、
前記各端末装置が置かれる環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める前記各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、前記複数の端末装置から収集する収集部と、
前記収集部により前記特徴量が収集されるごとに、収集された前記各端末装置の前記特徴量を基準範囲と比較し、収集された前記特徴量が前記基準範囲に含まれる端末装置を前記収集部の収集対象として抽出し、前記複数の端末装置から前記所定の環境下にある端末装置を検索する検索部とを有する検索装置と、
を備えることを特徴とする検索システム。
(付記2)
付記1に記載の検索システムにおいて、
前記複数の要素は、複数の前記所定の環境ごとに優先度が設定され、
前記収集部は、前記各端末装置より検索の要求を受けた場合、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を前記所定の環境と決定し、決定した前記所定の環境の前記複数の要素の優先度を用いる
ことを特徴とする検索システム。
(付記3)
付記2に記載の検索システムにおいて、
前記収集部は、前記検索を要求した前記端末装置から前記複数の要素の特徴量を収集し、収集した前記複数の要素の特徴量に基づいて、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を決定することを特徴とする検索システム。
(付記4)
付記1ないし付記3のいずれか1項に記載の検索システムにおいて、
前記収集部は、抽出された前記端末装置の数が所定値以下になった場合に処理を終了することを特徴とする検索システム。
(付記5)
付記1ないし付記4のいずれか1項に記載の検索システムにおいて、
前記収集部は、抽出された前記端末装置に所定の優先度が設定された要素の特徴量まで収集した場合に処理を終了することを特徴とする検索システム。
(付記6)
複数の端末装置が置かれるそれぞれの環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める前記各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、前記複数の端末装置から収集する収集部と、
前記収集部により前記特徴量が収集されるごとに、収集された前記各端末装置の前記特徴量を基準範囲と比較し、収集された前記特徴量が前記基準範囲に含まれる端末装置を前記収集部の収集対象として抽出し、前記複数の端末装置から前記所定の環境下にある端末装置を検索する検索部と、
を備えることを特徴とする検索装置。
(付記7)
付記6に記載の検索装置において、
前記複数の要素は、複数の前記所定の環境ごとに優先度が設定され、
前記収集部は、前記各端末装置より検索の要求を受けた場合、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を前記所定の環境と決定し、決定した前記所定の環境の前記複数の要素の優先度を用いる
ことを特徴とする検索装置。
(付記8)
付記7に記載の検索装置において、
前記収集部は、前記検索を要求した前記端末装置から前記複数の要素の特徴量を収集し、収集した前記複数の要素の特徴量に基づいて、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を決定することを特徴とする検索装置。
(付記9)
付記6ないし付記8のいずれか1項に記載の検索装置において、
前記収集部は、抽出された前記端末装置の数が所定値以下になった場合に処理を終了することを特徴とする検索装置。
(付記10)
付記6ないし付記9のいずれか1項に記載の検索装置において、
前記収集部は、抽出された前記端末装置に所定の優先度が設定された要素の特徴量まで収集した場合に処理を終了することを特徴とする検索装置。
(付記11)
複数の端末装置が置かれるそれぞれの環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める前記各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、前記複数の端末装置から収集し、
前記収集の処理により前記特徴量が収集されるごとに、収集された前記各端末装置の前記特徴量を基準範囲と比較し、収集された前記特徴量が前記基準範囲に含まれる端末装置を前記収集の処理の収集対象として抽出し、前記複数の端末装置から前記所定の環境下にある端末装置を検索する、
処理をコンピュータに実行させる検索プログラム。
(付記12)
付記11に記載の検索プログラムにおいて、
前記複数の要素は、複数の前記所定の環境ごとに優先度が設定され、
前記収集の処理は、前記各端末装置より検索の要求を受けた場合、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を前記所定の環境と決定し、決定した前記所定の環境の前記複数の要素の優先度を用いる
ことを特徴とする検索プログラム。
(付記13)
付記12に記載の検索プログラムにおいて、
前記収集の処理は、前記検索を要求した前記端末装置から前記複数の要素の特徴量を収集し、収集した前記複数の要素の特徴量に基づいて、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を決定することを特徴とする検索プログラム。
(付記14)
付記11ないし付記13のいずれか1項に記載の検索プログラムにおいて、
前記収集の処理は、抽出された前記端末装置の数が所定値以下になった場合に処理を終了することを特徴とする検索プログラム。
(付記15)
付記11ないし付記14のいずれか1項に記載の検索プログラムにおいて、
前記収集の処理は、抽出された前記端末装置に所定の優先度が設定された要素の特徴量まで収集した場合に処理を終了することを特徴とする検索プログラム。
(付記16)
複数の端末装置が置かれるそれぞれの環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める前記各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、前記複数の端末装置から収集し、
前記収集の処理により前記特徴量が収集されるごとに、収集された前記各端末装置の前記特徴量を基準範囲と比較し、収集された前記特徴量が前記基準範囲に含まれる端末装置を前記収集の処理の収集対象として抽出し、前記複数の端末装置から前記所定の環境下にある端末装置を検索する、
ことを特徴とする検索方法。
(付記17)
付記16に記載の検索方法において、
前記複数の要素は、複数の前記所定の環境ごとに優先度が設定され、
前記収集の処理は、前記各端末装置より検索の要求を受けた場合、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を前記所定の環境と決定し、決定した前記所定の環境の前記複数の要素の優先度を用いる
ことを特徴とする検索方法。
(付記18)
付記17に記載の検索方法において、
前記収集の処理は、前記検索を要求した前記端末装置から前記複数の要素の特徴量を収集し、収集した前記複数の要素の特徴量に基づいて、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を決定することを特徴とする検索方法。
(付記19)
付記16ないし付記18のいずれか1項に記載の検索方法において、
前記収集の処理は、抽出された前記端末装置の数が所定値以下になった場合に処理を終了することを特徴とする検索方法。
(付記20)
付記16ないし付記18のいずれか1項に記載の検索方法において、
前記収集の処理は、抽出された前記端末装置に所定の優先度が設定された要素の特徴量まで収集した場合に処理を終了することを特徴とする検索方法。
10(1)−10(n),110a(1)−110a(n),110b(1)−110b(m),210a(1)−210a(n),210b(1)−210b(m)…端末装置;20,120…検索装置;21、111,111a…制御部;22,115…収集部;23,116…検索部;24,112,112a…記憶部;113…通信部;114(1)−114(k)…センサ;123…通信IF部;130a,130b…通信局;NW…ネットワーク;100,200,300…検索システム

Claims (8)

  1. 複数の端末装置と、
    前記各端末装置が置かれる環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める前記各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、前記複数の端末装置から収集する収集部と、
    前記収集部により前記特徴量が収集されるごとに、収集された前記各端末装置の前記特徴量を基準範囲と比較し、収集された前記特徴量が前記基準範囲に含まれる端末装置を前記収集部の収集対象として抽出し、前記複数の端末装置から前記所定の環境下にある端末装置を検索する検索部とを有する検索装置と、
    を備えることを特徴とする検索システム。
  2. 請求項1に記載の検索システムにおいて、
    前記複数の要素は、複数の前記所定の環境ごとに優先度が設定され、
    前記収集部は、前記各端末装置より検索の要求を受けた場合、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を前記所定の環境と決定し、決定した前記所定の環境の前記複数の要素の優先度を用いる
    ことを特徴とする検索システム。
  3. 請求項2に記載の検索システムにおいて、
    前記収集部は、前記検索を要求した前記端末装置から前記複数の要素の特徴量を収集し、収集した前記複数の要素の特徴量に基づいて、前記検索を要求した前記端末装置が置かれた環境を決定することを特徴とする検索システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の検索システムにおいて、
    前記収集部は、抽出された前記端末装置の数が所定値以下になった場合に処理を終了することを特徴とする検索システム。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の検索システムにおいて、
    前記収集部は、抽出された前記端末装置に所定の優先度が設定された要素の特徴量まで収集した場合に処理を終了することを特徴とする検索システム。
  6. 複数の端末装置が置かれるそれぞれの環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める前記各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、前記複数の端末装置から収集する収集部と、
    前記収集部により前記特徴量が収集されるごとに、収集された前記各端末装置の前記特徴量を基準範囲と比較し、収集された前記特徴量が前記基準範囲に含まれる端末装置を前記収集部の収集対象として抽出し、前記複数の端末装置から前記所定の環境下にある端末装置を検索する検索部と、
    を備えることを特徴とする検索装置。
  7. 複数の端末装置が置かれるそれぞれの環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める前記各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、前記複数の端末装置から収集し、
    前記収集の処理により前記特徴量が収集されるごとに、収集された前記各端末装置の前記特徴量を基準範囲と比較し、収集された前記特徴量が前記基準範囲に含まれる端末装置を前記収集の処理の収集対象として抽出し、前記複数の端末装置から前記所定の環境下にある端末装置を検索する、
    処理をコンピュータに実行させる検索プログラム。
  8. 複数の端末装置が置かれるそれぞれの環境を定める複数の要素の特徴量を、所定の環境を定める前記各要素に設定された絞り込み効果の高い度合いを示す優先度の順で、前記複数の端末装置から収集し、
    前記収集の処理により前記特徴量が収集されるごとに、収集された前記各端末装置の前記特徴量を基準範囲と比較し、収集された前記特徴量が前記基準範囲に含まれる端末装置を前記収集の処理の収集対象として抽出し、前記複数の端末装置から前記所定の環境下にある端末装置を検索する、
    ことを特徴とする検索方法。
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