JP2014197759A - プレゼンス管理方法、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

プレゼンス管理方法、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のデバイスからユーザの所在を示すプレゼンス情報を提供すること。
【解決手段】記憶部1aは、ユーザとクライアント装置との対応関係を示す情報4を記憶する。演算部1bは、クライアント装置3,3a,3b,3cがネットワーク2,2aのうちの何れのネットワークにアクセス可能かを示す情報をクライアント装置3,3a,3b,3cから収集する。演算部1bは、情報4を参照して、ユーザYに対応付けられたクライアント装置3b,3cから収集された情報の組合せを特定する。情報処理装置1は、当該組合せに基づいて、ユーザYの所在L2を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明はプレゼンス管理方法、情報処理装置およびプログラムに関する。
現在、ユーザの在席状況(プレゼンスまたはプレゼンス情報ということがある)を管理する情報処理システムが利用されている。この情報処理システムは、ユーザの利用するクライアント装置とプレゼンス管理を行うサーバ装置とを含む。サーバ装置は、各クライアント装置から当該装置に関する情報を収集し、プレゼンス情報として各クライアント装置に提供する。ユーザ間でプレゼンス情報を共有させることで、コミュニケーション(例えば、電話をかける、資料を渡しに行く、レビューに誘うなど)を円滑に行い得る。
例えば、第1の端末と第2の端末との間で両端末の識別子を交換し、第1,第2の端末から両端末のペアリング要求をプレゼンスサーバに送り、プレゼンスサーバにより第1,第2の端末をペアリングして管理させる提案がある。プレゼンスサーバは、第1または第2の端末の何れかに関するプレゼンス情報の要求を受けると、第1および第2の端末の両方のプレゼンス情報を要求元に報告する。
特開2011−15296号公報 特開2005−202789号公報
1のユーザが複数のクライアント装置を用いることがある。その場合、ユーザとクライアント装置との対応関係を管理することが考えられる。ところが、上記の提案のように端末ごとのプレゼンス情報を単に報告するのみでは、ユーザの所在を適切に把握することが容易でないことがある。例えば、ユーザは、複数のクライアント装置の全部を常に携帯しているとは限らない。ユーザは、一方のクライアント装置を第1のエリアに置いたまま、他方のクライアント装置を第2のエリアに持ち出して利用することもある。このとき、例えば、サーバ装置により、各クライアント装置について当該ユーザが在席している、または、取り込み中であるなどのプレゼンス情報が別個に提供されても、他のユーザは、各プレゼンス情報から当該ユーザの所在を適切に判断するのが容易でない。
1つの側面では、本発明は、ユーザの所在を適切に提供できるプレゼンス管理方法、情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、ユーザに対応付けられた装置とユーザの状態を示すプレゼンス情報を提供する情報処理装置とを含むシステムが実行するプレゼンス管理方法が提供される。このプレゼンス管理方法では、複数の装置それぞれが複数のネットワークのうちの何れのネットワークにアクセス可能かを示す複数の第1の情報を複数の装置から情報処理装置に収集し、ユーザと装置との対応関係を示す第2の情報を用いて、1のユーザに対応付けられた複数の装置から収集された第1の情報の組合せを特定し、当該組合せに基づいて、1のユーザの所在を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する。
また、1つの態様では、ユーザの状態を示すプレゼンス情報を提供する情報処理装置が提供される。この情報処理装置は記憶部と演算部とを有する。記憶部は、ユーザと装置との対応関係を示す第1の情報を記憶する。演算部は、複数の装置それぞれが複数のネットワークのうちの何れのネットワークにアクセス可能かを示す第2の情報を複数の装置から収集し、第1の情報を用いて、1のユーザに対応付けられた複数の装置から収集された第2の情報の組合せを特定し、当該組合せに基づいて、1のユーザの所在を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する。
また、1つの態様では、情報処理装置によって実行されるプログラムであって、ユーザに対応付けられた装置とユーザの状態を示すプレゼンス情報を提供する情報処理装置とを含むシステムに用いられるプログラムが提供される。このプログラムは、情報処理装置に、複数の装置それぞれが複数のネットワークのうちの何れのネットワークにアクセス可能かを示す複数の第1の情報を複数の装置から収集し、ユーザと装置との対応関係を示す第2の情報を用いて、1のユーザに対応付けられた複数の装置から収集された第1の情報の組合せを特定し、当該組合せに基づいて、1のユーザの所在を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する、処理を実行させる。
1つの側面では、ユーザの所在を適切に提供できる。
第1の実施の形態のプレゼンス管理システムを示す図である。 第2の実施の形態のプレゼンス管理システムを示す図である。 社内サーバのハードウェア例を示す図である。 携帯電話機のハードウェア例を示す図である。 プレゼンス管理システムのソフトウェア例を示す図である。 アカウント管理テーブルの例を示す図である。 グループ管理テーブルの例を示す図である。 社内サーバのプレゼンス管理テーブルの例を示す図である。 社外サーバのプレゼンス管理テーブルの例を示す図である。 グループ管理テーブルの例を示す図である。 加速度パターン情報の例を示す図である。 行先管理テーブルの例を示す図である。 状態管理テーブルの例を示す図である。 メンバプレゼンステーブルの例を示す図である。 クライアントによる所在判定の例を示すフローチャートである。 クライアントによる操作監視の例を示すフローチャートである。 クライアントによる操作検出の例を示すフローチャートである。 クライアントによる移動状況判定の例を示すフローチャートである。 クライアントによる顧客対応判定の例を示すフローチャートである。 クライアントによる状態変更通知の例を示すフローチャートである。 社内サーバによる処理例を示すフローチャートである。 社外サーバによる処理例を示すフローチャートである。 プレゼンスの提供例を示すフローチャートである。 プレゼンス変更時の社内サーバの処理例を示すフローチャートである。 プレゼンス変更時の社外サーバの処理例を示すフローチャートである。 プレゼンスの閲覧の具体例を示す図である。 プレゼンス情報の同期の具体例を示す図である。 社内サーバのプレゼンス管理テーブルの他の例を示す図である。 社内サーバによる他の処理例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態のプレゼンス管理システムを示す図である。第1の実施の形態のプレゼンス管理システムは、ユーザに対応付けられたクライアント装置3,3a,3b,3cとユーザの状態を示すプレゼンス情報を提供する情報処理装置1とを含む。1のユーザには複数のクライアント装置が対応付けられる。クライアント装置は、デスクトップ型PC(Personal Computer)やラップトップ型PCなどのコンピュータでもよい。クライアント装置は、タブレット装置や携帯電話機などの電子装置でもよい。
クライアント装置3,3a,3b,3cは、ユーザにより携帯されてユーザとともに種々のエリア(例えば、社内のエリア、社外のエリア、社内の第1の拠点および社内の第2の拠点など)に移動する。クライアント装置3,3a,3b,3cは、ネットワーク2,2aの何れかを介して情報処理装置1と通信可能である。
例えば、図1の状況では情報処理装置1は、ネットワーク2を介してクライアント装置3,3a,3bと通信可能である。情報処理装置1は、ネットワーク2aを介してクライアント装置3cと通信可能である。また、クライアント装置3,3aは、ユーザXにより利用される。クライアント装置3b,3cは、ユーザYにより利用される。
情報処理装置1は、記憶部1aおよび演算部1bを有する。記憶部1aはRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置でもよい。演算部1bはCPU(Central Processing Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプロセッサでもよい。第1の実施の形態の情報処理は、記憶部1aに記憶されたプログラムを演算部1bが実行することで実現されてもよい。
記憶部1aは、ユーザとクライアント装置との対応関係を示す情報4を記憶する。例えば、情報4はユーザXとクライアント装置3,3aとの対応関係を含む。ここで、クライアント装置3の識別情報は“X1”である。クライアント装置3aの識別情報は“X2”である。また、情報4はユーザYとクライアント装置3b,3cとの対応関係を含む。ここで、クライアント装置3bの識別情報は“Y1”である。クライアント装置3cの識別情報は“Y2”である。
演算部1bは、クライアント装置3,3a,3b,3cそれぞれがネットワーク2,2aのうちの何れのネットワークにアクセス可能かを示す情報をクライアント装置3,3a,3b,3cから収集する。例えば、当該情報は各クライアント装置の識別情報を含む。例えば、演算部1bは、クライアント装置3,3a,3bからはネットワーク2にアクセス可能であることを示す情報を収集する。また、演算部1bは、クライアント装置3cからはネットワーク2aにアクセス可能であることを示す情報を収集する。演算部1bは、情報4を用いて、1のユーザに対応付けられた複数のクライアント装置から収集された情報の組合せを特定し、当該組合せに基づいて、当該1のユーザの所在を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する。例えば、演算部1bは、収集された情報に含まれるクライアント装置の識別情報と情報4の登録内容とを対比して、1のユーザに対応付けられた複数のクライアント装置を認識し得る。
例えば、演算部1bは、情報4を参照して、ユーザXに対応付けられたクライアント装置3,3aから収集された情報の第1の組合せを特定する。演算部1bは、当該第1の組合せに基づいて、ユーザXの所在L1を決定する。演算部1bは、ユーザXの所在L1を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する(例えば、情報4のユーザXのレコード)。例えば、所在L1は第1のエリア5を示している。
例えば、演算部1bは、情報4を参照して、ユーザYに対応付けられたクライアント装置3b,3cから収集された情報の第2の組合せを特定する。演算部1bは、当該第2の組合せに基づいて、ユーザYの所在L2を決定する。演算部1bは、ユーザYの所在L2を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する(例えば、情報4のユーザYのレコード)。例えば、所在L2は第2のエリア6を示している。
演算部1bは、クライアント装置3,3a,3b,3cから収集した情報の組合せに基づいて、次のように各ユーザの所在を決定することが考えられる。例えば、あるユーザに対応付けられており情報処理装置1と通信可能である全てのクライアント装置が、当該ユーザが通常時に存在するエリア(例えば、社内のエリアまたは社内の第1の拠点)に対応するネットワークにアクセス可能である場合、ユーザの所在を当該エリアにする。
一方、あるユーザに対応付けられており情報処理装置1と通信可能である全てのクライアント装置のうちの少なくとも何れかが、当該ユーザが通常時に存在するエリア以外の他のエリア(例えば、社外のエリアまたは社内の第2の拠点)に対応するネットワークにアクセス可能である場合、ユーザの所在を当該他のエリアにする。
より具体的には、例えば、第1のエリア5をユーザX,Yが通常時に存在するエリアとする。第2のエリア6を上記その他のエリアとする。この場合、クライアント装置3,3bは、情報処理装置1と通信可能であり、両方ともネットワーク2にアクセス可能である。ネットワーク2に対応するエリアは第1のエリア5である。よって、演算部1bは、ユーザXの所在を所在L1と決定する。また、クライアント装置3b,3cは、情報処理装置1と通信可能である。クライアント装置3bはネットワーク2にアクセス可能である。クライアント装置3cはネットワーク2aにアクセス可能である。ネットワーク2aに対応するエリアは第2のエリア6である。よって、演算部1bは、ユーザYの所在を所在L2と決定する。
演算部1bは、生成されたプレゼンス情報をクライアント装置3,3a,3b,3cに提供し得る。例えば、ユーザXは、クライアント装置3を用いて、提供されたプレゼンス情報を参照することで、ユーザYが第2のエリア6に存在していることを確認できる。
情報処理装置1によれば、演算部1bにより、クライアント装置3,3a,3b,3cそれぞれがネットワーク2,2aのうちの何れのネットワークにアクセス可能かを示す情報がクライアント装置3,3a,3b,3cから収集される。演算部1bにより、情報4が用いられて、ユーザXに対応付けられたクライアント装置3,3aから収集された情報の組合せが特定される。演算部1bにより、当該組合せに基づいて、ユーザXの所在を示す情報を含むプレゼンス情報が生成される。
これにより、ユーザの所在を適切に提供できる。ここで、例えば、1のユーザが複数のクライアント装置を用いる場合、従来の方法のようにクライアント装置ごとのプレゼンス情報を単に報告するのみでは、ユーザのプレゼンスを適切に把握することが容易でないことがある。ユーザは、複数のクライアント装置の全部を常に携帯しているとは限らないからである。例えば、ユーザYは、クライアント装置3bを第1のエリア5に置いたまま、クライアント装置3cを第2のエリア6に持ち出して利用することもある。
このとき、情報処理装置1により、クライアント装置3b,3cそれぞれにおいてユーザYが在席している、または、取り込み中であることを示すプレゼンス情報を別個に提供することが考えられる。しかし、このように各クライアント装置3b,3cの状態を個別に提供するだけでは、例えばユーザXは、各プレゼンス情報からユーザYの所在を適切に判断することが容易でない。
そこで、情報処理装置1は、例えば、1のユーザに対応付けられた複数のクライアント装置から何れのネットワークにアクセス可能かを示す情報を収集し、その組合せに基づいて当該1のユーザの所在を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する。各ユーザは、自身が利用するクライアント装置を用いて当該プレゼンス情報の提供を情報処理装置1から受けることで、他のユーザの所在を適切に把握できる。
なお、例えば、クライアント装置を用いてユーザの加速度のパターンを検出することで、当該ユーザの移動の方法を示す移動情報を取得してもよい。例えば、クライアント装置が加速度センサを備えれば、当該クライアント装置を携帯して移動するユーザの加速度のパターンを検出し得る。そして、当該クライアント装置から情報処理装置1に移動情報を収集し、当該ユーザに対して移動情報を含むプレゼンス情報を生成する。例えば、第2のエリアが屋外のエリアであれば、ユーザは種々の移動方法(徒歩、電車または車など)をとり得る。その場合に、他のユーザは、ユーザの移動方法をプレゼンス情報から把握できれば、所在とともにユーザの状況を詳細に把握できる。
また、例えば、クライアント装置を用いてユーザの位置を検出することで、当該クライアント装置に登録された行先または当該行先の周辺に当該ユーザが存在することを示す行先情報を取得してもよい。例えば、クライアント装置がGPS(Global Positioning System)通信部を備えれば、当該クライアント装置を携帯して移動するユーザの位置を検出し得る。そして、当該クライアント装置から情報処理装置1に行先情報を収集し、当該ユーザに対して行先情報を含むプレゼンス情報を生成する。例えば、ユーザは顧客先を訪問して打合せなどを行うこともある。その場合に、他のユーザは、顧客先または顧客先の周辺に当該ユーザが存在することをプレゼンス情報から把握できれば、所在とともにユーザの状況を詳細に把握できる。
上記のように、ユーザの移動状況やユーザが行先付近にいるか否かを把握できれば、他のユーザは、当該ユーザに連絡をするか否か、連絡をどの程度留保するか、などの意思決定を容易に行える。また、他のユーザは何れの方法を用いて連絡するか(例えば、電話、テキストチャット、ショートメッセージおよび電子メールなど)の意思決定を容易に行える。例えば、電車内での通話はマナーに反することもあるし、車で移動していれば運転中であることも考えられ通話やチャットは難しい場合がある。また、顧客先を訪問しているときも通話やチャットが難しい場合がある。このように、他のユーザは、相手のユーザの状況に応じた連絡方法を容易に選択可能となる。
また、複数のクライアント装置から情報収集を、情報処理装置1を含む複数の情報処理装置を用いて分担してもよい。例えば、情報処理装置1を用いてネットワーク2にアクセス可能なクライアント装置から情報を収集し、他の情報処理装置を用いてネットワーク2aにアクセス可能なクラアント装置から情報を収集してもよい。そして、両方の情報処理装置で収集した情報(各クライアント装置が何れのネットワークにアクセス可能かを示す情報)を同期してプレゼンス情報を生成し、各クライアント装置に提供してもよい。そうすれば、両方の情報処理装置により情報収集の負荷を分散できる。
また、例えば、セキュリティの都合上、社外のネットワーク(または、第1の拠点のネットワーク)から社内のネットワーク(または、第2の拠点のネットワーク)にアクセスさせたくないこともある。この場合にも、各ネットワークに情報処理装置を設ければ、何れかのネットワークにアクセス可能なクライアント装置から情報を収集してユーザの所在を適切に提供し得る。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態のプレゼンス管理システムを示す図である。第2の実施の形態のプレゼンス管理システムは、社内サーバ100、社外サーバ200、PC300,300a,300b,300c,300d、携帯電話機400,400a、タブレット装置500,500a,500bを含む。ここで、以下の説明では、PC300,300a,300b,300c,300d、携帯電話機400,400aおよびタブレット装置500,500a,500bを、クライアントと総称することがある。
社内サーバ100は、社内ネットワーク10に接続されている。例えば、社内ネットワーク10は、社内に構築されたLAN(Local Area Network)である。社内ネットワーク10は、地理的に離れた拠点40,50に構築されたLANを接続するネットワークでもよい。社外サーバ200は、社外ネットワーク20に接続されている。社外ネットワーク20はインターネットやWAN(Wide Area Network)などの広域ネットワークである。
社内ネットワーク10および社外ネットワーク20は相互に通信可能に接続されている。ただし、社内ネットワーク10に設けられたファイアウォールなどの装置によって社内ネットワーク10および社外ネットワーク20との間の通信内容は制限されている。例えば、通信可能な内容が、社内サーバ100と社外サーバ200との間の所定の通信や、社内からHTTP(HyperText Transfer Protocol)アクセスを行うための通信など、所定の通信に限られる。社内の情報に不正にアクセスされ、機密情報などが漏えいするのを防止するためである。
PC300,300aおよびタブレット装置500は、アクセスポイント(AP:Access Point)11を介して社内ネットワーク10にアクセス可能である。PC300b,300cおよびタブレット装置500aは、AP12を介して社内ネットワーク10にアクセス可能である。AP11,12は、クライアントと無線通信可能な無線ルータである。ただし、AP11,12とクライアントとが有線で接続されてもよい。AP11は、拠点40に設置されており、拠点40に構築されたLANを介して社内ネットワーク10に対する通信を中継してもよい。AP12は、拠点50に設置されており、拠点50に構築されたLANを介して社内ネットワーク10に対する通信を中継してもよい。
携帯電話機400およびタブレット装置500bは、AP21を介して社外ネットワーク20にアクセス可能である。PC300dおよび携帯電話機400aは、AP22を介して社外ネットワーク20にアクセス可能である。AP21,22は、クライアントと無線通信可能な無線ルータである。AP21,22は、移動通信網を介して社外ネットワーク20と通信する無線基地局でもよい。ただし、AP21,22とクライアントとが有線で接続されてもよい。
社内サーバ100は、複数のユーザの在席状況を示すプレゼンス情報を提供するサーバコンピュータである。社内サーバ100は、主に社内に存在する各クライアントから情報を収集し、収集した情報に基づくプレゼンス情報を社外サーバ200と連携して社内外の各クライアントに提供する。
社外サーバ200は、プレゼンス情報を提供するサーバコンピュータである。社外サーバ200は、主に社外に存在する各クライアントから情報を収集し、収集した情報に基づくプレゼンス情報を社内サーバ100と連携して社内外の各クライアントに提供する。社外サーバ200は、データセンタに設けられてもよい。その場合、社外サーバ200は、データセンタ内のネットワークを介して社外ネットワーク20と通信し得る。
PC300,300a,300b,300c,300dは、ユーザによって利用されるクライアントコンピュータである。PC300,300a,300b,300c,300dは、デスクトップ型でもよいしラップトップ型でもよい。携帯電話機400,400aは、ユーザによって利用される電子装置である。携帯電話機400,400aは、スマートフォンと呼ばれるものでもよい。タブレット装置500,500a,500bは、ユーザによって利用される電子装置である。タブレット装置500,500a,500bはタブレット型のPCでもよい。
例えば、各クライアントはユーザによって携帯され、社内外の種々のエリアに持ち出される。例えば、図2の状況ではPC300,300aおよびタブレット装置500は、社内の拠点40に存在している。PC300b,300cおよびタブレット装置500aは、社内の拠点50に存在している。PC300d、携帯電話機400,400aおよびタブレット装置500bは、社外に存在している。携帯電話機400は、街中60に存在している。携帯電話機400のユーザは徒歩で移動中である。タブレット装置500bは、電車70内に存在している。タブレット装置500bのユーザは電車で移動中である。携帯電話機400aは、車80内に存在している。携帯電話機400aのユーザは車を運転して移動中である。PC300dは、顧客先90に存在している。PC300dのユーザは、顧客と打合せ中である。このように、各クライアントは社内や社外の各エリアにおいて、種々の状況に置かれ得る。
図3は、社内サーバのハードウェア例を示す図である。社内サーバ100は、プロセッサ101、RAM102、HDD103、通信部104、画像信号処理部105、入力信号処理部106、ディスクドライブ107および機器接続部108を有する。各ユニットは社内サーバ100のバスに接続されている。
プロセッサ101は、社内サーバ100の情報処理を制御する。プロセッサ101は、例えばCPU、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGAまたはPLD(Programmable Logic Device)などである。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、CPU、MPU、DSP、ASIC、FPGA、PLDのうちの2以上の要素の組合せであってもよい。
RAM102は、社内サーバ100の主記憶装置である。RAM102は、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM102は、プロセッサ101による処理に用いる各種データを記憶する。
HDD103は、社内サーバ100の補助記憶装置である。HDD103は、内蔵した磁気ディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。社内サーバ100は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの他の種類の補助記憶装置を備えてもよく、複数の補助記憶装置を備えてもよい。
通信部104は、社内ネットワーク10を介して他のコンピュータと無線通信を行えるインタフェースである。通信部104は、有線インタフェースでもよい。
画像信号処理部105は、プロセッサ101からの命令に従って、社内サーバ100に接続されたディスプレイ13に画像を出力する。ディスプレイ13としては、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどを用いることができる。
入力信号処理部106は、社内サーバ100に接続された入力デバイス14から入力信号を取得し、プロセッサ101に出力する。入力デバイス14としては、例えば、マウスやタッチパネルなどのポインティングデバイス、キーボードなどを用いることができる。
ディスクドライブ107は、レーザ光などを利用して、光ディスク15に記録されたプログラムやデータを読み取る駆動装置である。光ディスク15として、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などを使用できる。ディスクドライブ107は、例えば、プロセッサ101からの命令に従って、光ディスク15から読み取ったプログラムやデータをRAM102またはHDD103に格納する。
機器接続部108は、社内サーバ100に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば、機器接続部108にはメモリ装置16やリーダライタ装置17を接続できる。メモリ装置16は、機器接続部108との通信機能を搭載した記録媒体である。リーダライタ装置17は、メモリカード18へのデータの書き込み、またはメモリカード18からのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード18は、カード型の記録媒体である。機器接続部108は、例えば、プロセッサ101からの命令に従って、メモリ装置16またはメモリカード18から読み取ったプログラムやデータをRAM102またはHDD103に格納する。
なお、社外サーバ200およびPC300,300a,300b,300c,300dも社内サーバ100と同様のハードウェアで実現できる。
図4は、携帯電話機のハードウェア例を示す図である。携帯電話機400は、プロセッサ401、RAM402、フラッシュメモリ403、無線部404、ディスプレイ405、入力デバイス406、加速度センサ407およびGPS通信部408を有する。各ユニットは携帯電話機400のバスに接続されている。
プロセッサ401は、携帯電話機400の情報処理を制御する。プロセッサ401は、例えばCPU、MPU、DSP、ASIC、FPGAまたはPLDなどである。プロセッサ401は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ401は、CPU、MPU、DSP、ASIC、FPGA、PLDのうちの2以上の要素の組合せであってもよい。
RAM402は、携帯電話機400の主記憶装置である。RAM402は、プロセッサ401に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM402は、プロセッサ401による処理に用いる各種データを記憶する。
フラッシュメモリ403は、携帯電話機400の補助記憶装置である。フラッシュメモリ403には、OSのプログラム、アプリケーションプログラムおよび各種データが格納される。フラッシュメモリ403は、携帯電話機400に対して着脱可能な可搬型の記録媒体でもよい。
無線部404は、AP21との間で無線通信を行えるインタフェースである。例えば、AP21が無線ルータであれば、無線部404は無線LANインタフェースである。また、例えば、AP21が無線基地局であれば、無線部404は移動通信用の無線インタフェースである。携帯電話機400は、両方の無線LANおよび移動通信の両方の無線インタフェースを備えてもよい。また、携帯電話機400は、無線部404に加えて、あるいは、無線部404に代えて、有線の通信インタフェースを備えてAP21と接続されてもよい。
ディスプレイ405は、プロセッサ401からの命令に従って、画像を出力する。例えば、ディスプレイ405は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどである。
入力デバイス406は、入力された信号をプロセッサ401に出力する。例えば、入力デバイス406は、ボタン、タッチパッドおよびタッチパネルなどである。
加速度センサ407は、水平面の2軸方向および鉛直方向の加速度を検出するためのセンサデバイスである。
GPS通信部408は、GPS衛星や無線基地局などと通信して、自装置の現在位置を取得するための通信デバイスである。例えば、自装置の現在位置を示す情報として、緯度・経度・高度などを測定し得る。
なお、携帯電話機400は以上に示したユニット以外にも、通話用のマイクやスピーカなどを備えている。また、携帯電話機400aおよびタブレット装置500,500a,500bも携帯電話機400と同様のハードウェアで実現できる。また、PC300,300a,300b,300c,300dも図3で例示したハードウェアに加えて、加速度センサやGPS通信部を備えてもよい。また、PC300,300a,300b,300c,300dも図4で例示したように、ディスプレイや入力デバイスを内蔵してもよい。
図5は、プレゼンス管理システムのソフトウェア例を示す図である。図5に示すユニットの一部または全部は、各装置が備えるプロセッサによって実行されるプログラムのモジュールであってもよい。社内サーバ100は、記憶部110およびプレゼンス管理部120を有する。
記憶部110は、プレゼンス管理部120の処理に用いられる各種の情報を記憶する。記憶部110が記憶する情報は、アカウント管理テーブル、グループ管理テーブルおよびプレゼンス管理テーブルを含む。
アカウント管理テーブルは、ユーザとユーザが所持するクライアントとの対応付けなどを管理するためのテーブルである。グループ管理テーブルは、ユーザとグループとの対応付けを管理するためのテーブルである。プレゼンス管理テーブルは、ユーザのプレゼンス情報を管理するためのテーブルである。
プレゼンス管理部120は、記憶部110に記憶された情報に基づいて、ユーザのプレゼンスを管理する。プレゼンス管理部120は、社内に存在する各クライアントから各クライアントの情報を収集し、ユーザごとのプレゼンス情報を生成して、記憶部110に記憶されたプレゼンス管理テーブルに登録する。プレゼンス管理部120は、当該プレゼンス管理テーブルに登録されたプレゼンス情報を社外サーバ200と連携して各クライアントに提供する。
プレゼンス管理部120は、ユーザが複数のクライアントを所持する場合、当該複数のクライアントから取得した情報の組合せに基づいて、当該ユーザのプレゼンス情報を生成する。また、プレゼンス管理部120は、社外のユーザのプレゼンス情報を社外サーバ200から取得して、社内の各クライアントに提供することもある。更に、プレゼンス管理部120は、社外サーバ200に対して、社内のユーザのプレゼンス情報を提供することもある。
社外サーバ200は、記憶部210およびプレゼンス管理部220を有する。記憶部210は、プレゼンス管理部220の処理に用いられる各種の情報を記憶する。記憶部210が記憶する情報は、記憶部110と同様である。すなわち、記憶部210もアカウント管理テーブル、グループ管理テーブルおよびプレゼンス管理テーブルを記憶する。プレゼンス管理部120,220は連携し、記憶部110,210のアカウント管理テーブルおよびグループ管理テーブルが更新された場合は、これら各テーブルの登録内容を同期し得る。また、記憶部210は、プレゼンス管理テーブルを記憶するが、主に社外に存在しているユーザのプレゼンス情報が登録される点で記憶部110に記憶されるプレゼンス管理テーブルと異なる。
プレゼンス管理部220は、記憶部210に記憶された情報に基づいて、ユーザのプレゼンスを管理する。プレゼンス管理部220は、社外に存在する各クライアントから各クライアントの情報を収集し、ユーザごとのプレゼンス情報を生成して、記憶部210に記憶されたプレゼンス管理テーブルに登録する。プレゼンス管理部220は、当該プレゼンス管理テーブルに登録されたプレゼンス情報を社内サーバ100と連携して各クライアントに提供する。
プレゼンス管理部220は、プレゼンス管理部120と同様に、ユーザが複数のクライアントを所持する場合、当該複数のクライアントから取得した情報の組合せに基づいて、当該ユーザのプレゼンス情報を生成する。また、プレゼンス管理部220は、社内のユーザのプレゼンス情報を社内サーバ100から取得して、社外の各クライアントに提供することもある。更に、プレゼンス管理部220は、社内サーバ100に対して、社外のユーザのプレゼンス情報を提供することもある。
PC300は、記憶部310、連携部320および監視部330を有する。記憶部310は、連携部320および監視部330の処理に用いられる各種の情報を記憶する。記憶部310が記憶する情報は、グループ管理テーブル、加速度パターン情報、行先管理テーブル、状態管理テーブルおよびメンバプレゼンステーブルを含む。
グループ管理テーブルは、ユーザによって定義されたユーザのリスト(グループ)を示すテーブルである。グループ管理テーブルには、複数のグループを登録し得る。加速度パターン情報は、PC300が加速度センサを内蔵する場合に、当該加速度センサにより検出される加速度の移動方法に応じたパターンを登録した情報である。行先管理テーブルは、ユーザがよく訪問する行先の場所(緯度、経度)を登録したテーブルである(PC300がGPS通信部を有する場合に用いられる)。状態管理テーブルは、クライアントの状態を管理するためのテーブルである。メンバプレゼンステーブルは、グループ管理テーブルのうち、ユーザにより選択されたグループに含まれる各ユーザ(グループメンバ)のプレゼンス情報を登録したテーブルである。
連携部320は、監視部330によって状態管理テーブルの内容が更新されると、社内サーバ100(PC300が社外に存在するときは社外サーバ200)に更新内容を通知する。連携部320は、グループ管理テーブルのうちの何れかのグループがユーザによって選択されると、当該グループのグループメンバのプレゼンス情報を社内サーバ100(社外に存在する場合は社外サーバ200)に要求する。連携部320は、社内サーバ100(または、社外サーバ200)からグループメンバのプレゼンス情報を取得し、ディスプレイなどの表示装置を用いてグループメンバのプレゼンス情報を表示する。
ここで、記憶部310には連携部320が社内サーバ100または社外サーバ200と通信するための各種の情報が格納される。例えば、当該情報は社内サーバ100および社外サーバ200のURL(Uniform Resource Locator)やIP(Internet Protocol)アドレスなどを含む。また、当該情報は、AP11,12と通信するための暗号化キーやネットワーク名(SSID:Service Set Identifier)などを含む。
監視部330は、PC300の状態を監視し、記憶部310に記憶された状態管理テーブルを書き換える。例えば、監視部330は次のような状態を監視する。(1)自身が社内または社外のネットワークに接続できるか否か。この監視は、AP11,12へのアクセス可否やAP21,22へのアクセス可否などに基づいて行える。(2)所定時間無操作の状態が続いたか否か。この監視は、前回操作を受け付けた時間からの経過時間を、タイマを用いて計測することで行える。(3)PC300が社外にある場合にユーザがどのような移動状況にあるか。この監視は、加速度センサによる加速度の検出パターンにより行える。(4)PC300が社外にある場合に現在地が所定の行先場所付近であるか。この監視は、GPS通信部により取得された現在地の情報と、記憶部310に記憶された行先管理テーブルとに基づいて行える。(5)テレビ会議用のソフトウェアを用いて通話を行っているか否か。この監視は、PC300におけるテレビ会議用のソフトウェアの使用状況に基づいて行える。(6)ユーザによりユーザの状態(ビジー状態など)を示す所定の情報が指定されたか否か。この監視は、ユーザによる操作入力の内容を監視することで行える。
携帯電話機400は、記憶部410、連携部420および監視部430を有する。タブレット装置500は、記憶部510、連携部520および監視部530を有する。記憶部410,510に記憶される情報は、記憶部310に記憶される情報と同様である。
連携部420,520は、連携部320と同様の機能である。ここで、第2の実施の形態のシステムでは、セキュリティの関係上、携帯電話機400,400aによる社内サーバ100を含む社内の主要なサーバへのアクセスを禁止している。このため、連携部420は、AP11,12を介して社内サーバ100にアクセスすることはできない。
監視部430および監視部530は、監視部330と同様の機能である。具体的には、監視部330と同様に、上記(1)〜(6)で例示した内容を監視する。
図6は、アカウント管理テーブルの例を示す図である。アカウント管理テーブル111は、記憶部110に予め格納される。アカウント管理テーブル111は、ユーザID(IDentifier)、メールアドレス、パスワードおよび機体番号(PC、携帯電話機およびタブレット装置)の項目を含む。
ユーザIDの項目には、ユーザIDが登録される。メールアドレスの項目には、ユーザのメールアドレスが登録される。例えば、当該メールアドレス宛てに届いたメールをユーザは、各クライアントで実行される所定のメールソフトウェアを用いて社内サーバ100または他のメールサーバから受信し、閲覧できる。パスワードの項目には、ユーザ認証に用いられるパスワードが登録される。例えば、ユーザ認証は、各クライアントが社内サーバ100にアクセスを開始する際に自動で、または、ユーザにユーザIDとパスワードとを入力させることで行われる。機体番号の項目には、各クライアントの機体番号が登録される。第2の実施の形態では、クライアントとしてPC、携帯電話機およびタブレット装置を想定している。このため、ユーザが所持する各クライアントの機体番号が登録される。
例えば、アカウント管理テーブル111には、ユーザIDが“A1”、メールアドレスが“E1”、パスワードが“P1”、機体番号(PC)が“PC1”、機体番号(携帯電話機)が“SP1”、機体番号(タブレット装置)が“TB1”という情報が登録されている。
これは、ユーザ“A1”のメールアドレスが“E1”であり、認証用のパスワードが“P1”であることを示す。ユーザ“A1”の所有するPCの機体番号は“PC1”、携帯電話機の機体番号は“SP1”、タブレット装置の機体番号は“TB1”であることを示す。
また、例えばアカウント管理テーブル111には、ユーザIDが“A2”、メールアドレスが“E2”、パスワードが“P2”、機体番号(PC)が“PC2”、機体番号(携帯電話機)が“SP2”、機体番号(タブレット装置)が“TB2”という情報が登録されている。
これは、ユーザ“A2”のメールアドレスが“E2”であり、認証用のパスワードが“P2”であることを示す。ユーザ“A2”の所有するPCの機体番号は“PC2”、携帯電話機の機体番号は“SP2”、タブレット装置の機体番号は“TB2”であることを示す。
なお、機体番号は、各クライアントのアドレスに対応付けられる。例えば、プレゼンス管理部120は、機体番号とアクセスを受けた各クライアントのIPアドレスとの対応関係を記憶部110に登録し、各クライアントとの通信に用いてもよい。
図7は、グループ管理テーブルの例を示す図である。グループ管理テーブル112は、記憶部110に予め格納される。グループ管理テーブル112は、グループ名、メンバ、閲覧中ユーザおよび要求元クライアントの項目を含む。
グループ名の項目には、グループの名前が登録される。メンバの項目には、グループメンバのユーザIDが登録される。閲覧中ユーザの項目には、当該グループのプレゼンス情報を閲覧中であるユーザのユーザIDが登録される。要求元クライアントの項目には、ユーザがプレゼンス情報の閲覧に利用しているクライアントの機体番号が登録される。
例えば、グループ管理テーブル112には、グループ名が“マーケティング”、メンバが“A1”、“A2”、“A3”、“A4”、“A5”、閲覧中ユーザが“A1”、要求元クライアントが“PC1”という情報が登録されている。これは、“マーケティング”グループのグループメンバが、ユーザ“A1”、“A2”、“A3”、“A4”、“A5”であることを示す。また、ユーザID“A1”で示されるユーザが、機体番号“PC1”で示されるクライアントを用いて、当該グループのグループメンバのプレゼンス情報を閲覧していることを示す。
図8は、社内サーバのプレゼンス管理テーブルの例を示す図である。プレゼンス管理テーブル113は、記憶部110に予め格納される。プレゼンス管理テーブル113は、ユーザID、最終アクセス時間、所在、移動状況、顧客対応状況、PCの社内外および状態、携帯電話機の社内外および状態、タブレット装置の社内外および状態の項目を含む。
ユーザIDの項目には、ユーザIDが登録される。最終アクセス時間の項目には、プレゼンス情報が最後に更新された時間が登録される。所在の項目には、ユーザの所在を示す情報が登録される。例えば、所在の項目には“社内”または“社外”という情報が登録される。“社内”は、ユーザが社内にいることを示す。“社外”は、ユーザが社外にいることを示す。また、“−”(設定なし)は当該クライアントが利用されていない状態を示す。例えば、当該クライアントの電源がOFFになっている状態である。
移動状況の項目には、ユーザの移動状況を示す情報が登録される。移動状況の項目に登録される内容は、“着席”、“徒歩”、“電車”、“車”、“その他”である。“着席”は、ユーザが着席していることを示す。“徒歩”は、ユーザが徒歩で移動していることを示す。“電車”は、ユーザが電車で移動していることを示す。“車”は、ユーザが車で移動していることを示す。“その他”は、ユーザが“着席”、“徒歩”、“電車”、“車”以外の状態にあることを示す。また、“−”は、ユーザの移動状況の監視が行われていないことを示す。
顧客対応状況の項目には、顧客対応中であるか否かを示す情報(第1の実施の形態の行先情報に相当する)が登録される。顧客対応状況“対応中”は、顧客対応中であることを示す。また、“−”は、顧客対応中でないことを示す。
PCの社内外の項目には、PCが社内外の何れにあるかを示す情報が登録される。社内外の項目に登録される内容は、“社内”または“社外”である。“社内”は、PCが社内にあることを示す。“社外”は、PCが社外にあることを示す。また、“−”は、設定なしを示す。PCが電源OFFである、ネットワークに接続していない、当該ユーザがPCを所有していない、などの場合に設定なしとなる。
PCの状態の項目には、PCの状態やユーザの状態を示す情報が登録される。PCの状態の項目に登録される内容は、“オンライン”、“オフライン”、“通話中”、“ビジー”または“離席”である。“オンライン”は、ユーザがPCで作業中であることを示す。“オフライン”は、PCが電源OFFである、ネットワークに接続していない、などの状態を示す。“通話中”は、ユーザがテレビ会議用のソフトウェアを用いて通話を行っていることを示す。“ビジー”は、ユーザが取り込み中であることを示す(ユーザによるPCへの操作入力によって“ビジー”が登録される)。“離席”は、“オンライン”であるが、ユーザが自席にいないことを示す。また、“−”は、設定なしを示す。当該ユーザがPCを所有していない場合に設定なしとなる。
携帯電話機の社内外の項目には、携帯電話機が社内外の何れにあるかを示す情報が登録される。携帯電話機の項目に登録される内容は、“社内”または“社外”である。“社内”は、携帯電話機が社内にあることを示す。“社外”は、携帯電話機が社外にあることを示す。また、“−”は、携帯電話機の電源をOFFにしている場合、または、ユーザが携帯電話機を所有していないことを示す。
携帯電話機の状態の項目には、携帯電話機の電源がONであるかOFFであるかを示す情報が登録される。携帯電話機の状態の項目に登録される内容は、“オンライン”または“オフライン”である。“オンライン”は、ユーザが携帯電話機を使用中であることを示す。“オフライン”は、携帯電話機の電源をOFFにしている場合を示す。また、“−”は、ユーザが携帯電話機を所有していないことを示す。
タブレット装置の社内外の項目には、タブレット装置が社内外の何れにあるかを示す情報が登録される。タブレット装置の項目に登録される内容は、“社内”または“社外”である。“社内”は、タブレット装置が社内にあることを示す。“社外”は、タブレット装置が社外にあることを示す。また、“−”は、タブレット装置の電源をOFFにしている場合、または、ユーザがタブレット装置を所有していないことを示す。
タブレット装置の状態の項目には、タブレット装置の状態やユーザの状態を示す情報が登録される。タブレット装置の状態の項目に登録される内容は、“オンライン”、“オフライン”、“通話中”、“ビジー”または“離席”である。“オンライン”は、ユーザがタブレット装置を使用中であることを示す。“オフライン”は、タブレット装置の電源をOFFにしている場合を示す。“通話中”は、ユーザがテレビ会議用のソフトウェアを用いて通話を行っていることを示す。“ビジー”は、ユーザが取り込み中であることを示す(ユーザによるタブレット装置への操作入力によって“ビジー”が登録される)。“離席”は、“オンライン”であるが、ユーザが自席にいないことを示す。また、“−”は、ユーザがタブレット装置を所有していないことを示す。
例えば、プレゼンス管理テーブル113には、ユーザIDが“A1”、最終アクセス時間が“12:00”、所在が“社内”、移動状況が“−”、顧客対応状況が“−”、PCの社内外が“社内”、PCの状態が“オンライン”、携帯電話機の社内外が“社内”、携帯電話機の状態が“オンライン”、タブレット装置の社内外が“社内”、タブレット装置の状態が“オフライン”という情報が登録されている。
これは、ユーザ“A1”が“社内”にいることを示す。また、ユーザ“A1”は、PCで作業中であり(“オンライン”)、携帯電話機の電源がON(“オンライン”)の状態で、タブレット装置の電源がOFF(“オフライン”)の状態になっていることを示す。さらに、ユーザ“A1”のプレゼンス情報を最後に更新した時間が“12:00”であることを示す。
また、例えばプレゼンス管理テーブル113には、ユーザIDが“A2”、最終アクセス時間が“11:30”、所在が“社外”、移動状況が“−”、顧客対応状況が“−”、PCの社内外が“−”、PCの状態が“オフライン”、携帯電話機の社内外が“−”、携帯電話機の状態が“オフライン”、タブレット装置の社内外が“社外”、タブレット装置の状態が“オンライン”という情報が登録されている。
これは、ユーザ“A2”が“社外”にいることを示す。また、ユーザ“A2”は、PCの電源をOFF(“オフライン”)にしており、携帯電話機の電源がOFF(“オフライン”)の状態で、タブレット装置の電源をON(“オンライン”)にしていることを示す。さらに、ユーザ“A2”のプレゼンス情報を最後に更新した時間が“11:30”であることを示す。
図9は、社外サーバのプレゼンス管理テーブルの例を示す図である。プレゼンス管理テーブル211は、記憶部210に予め格納される。プレゼンス管理テーブル211は、ユーザID、最終アクセス時間、所在、移動状況、顧客対応状況、PCの社内外および状態、携帯電話機の社内外および状態、タブレット装置の社内外および状態の項目を含む。プレゼンス管理テーブル211の各項目に登録される内容は、プレゼンス管理テーブル113と同様である。
例えば、プレゼンス管理テーブル211には、ユーザIDが“A2”、最終アクセス時間が“12:00”、所在が“社外”、移動状況が“徒歩”、顧客対応状況が“−”、PCの社内外が“−”、PCの状態が“オフライン”、携帯電話機の社内外が“−”、携帯電話機の状態が“オフライン”、タブレット装置の社内外が“社外”、タブレット装置の状態が“ビジー”という情報が登録されている。
これは、ユーザ“A2”が“社外”におり、移動状況が“徒歩”であることを示す。また、ユーザ“A2”は、PCの電源をOFF(“オフライン”)にしており、携帯電話機の電源がOFF(“オフライン”)の状態で、タブレット装置の電源がONになっているがビジーの状態であることを示す。さらに、ユーザ“A2”のプレゼンス情報を最後に更新した時間が“12:00”であることを示す。
ここで、プレゼンス管理テーブル113およびプレゼンス管理テーブル211で例示したユーザA2のプレゼンス情報の登録内容は一部異なっている。これは、プレゼンス管理テーブル113とプレゼンス管理テーブル211との同期がとられる前の状態を例示しているからである。例えば、社内サーバ100および社外サーバ200は、ユーザからプレゼンス情報の閲覧要求を受けると、閲覧に関わる範囲において、プレゼンス管理テーブル113とプレゼンス管理テーブル211とを同期する。すなわち、社内サーバ100は、社内のユーザの最新のプレゼンス情報を管理する。社外サーバ200は、社外のユーザの最新のプレゼンス情報を管理する。社内サーバ100および社外サーバ200は、両サーバで管理されるプレゼンス情報をマージして提供する。
図10は、グループ管理テーブルの例を示す図である。グループ管理テーブル411は、記憶部410に予め格納される。グループ管理テーブル411は、グループ名およびメンバの項目を含む。グループ名の項目には、グループの名前が登録される。メンバの項目には、グループメンバのユーザIDが登録される。
例えば、グループ管理テーブル411には、グループ名が“マーケティング”、メンバが“A1”、“A2”、“A3”、“A4”、“A5”という情報が登録されている。これは、“マーケティング”グループのグループメンバがユーザ“A1”、“A2”、“A3”、“A4”、“A5”であることを示す。
ここで、連携部420は、グループ管理テーブル411のユーザによる更新を許容する。ユーザは、所望のユーザのリストをグループ名に対応付けてグループ管理テーブル411に登録し得る。また、グループ管理テーブル411には、複数のグループが登録されてもよい。連携部420は、複数のグループのうちの何れかのグループのユーザによる選択を受け付けて、当該グループに関するプレゼンス情報を社内サーバ100または社外サーバ200に要求し得る。
図11は、加速度パターン情報の例を示す図である。図11(A)は電車で移動中の場合の加速度パターン情報412を例示している。図11(B)は車で移動中の場合の加速度パターン情報413を例示している。図11(C)は徒歩で移動中の場合の加速度パターン情報414を例示している。加速度パターン情報412,413,414では、縦軸を加速度の大きさ、横軸を時間として、移動方法に応じた加速度パターンが表わされている。加速度パターン情報412,413,414は、記憶部410に予め格納される。
例えば、加速度パターン情報412は、次のような特徴を有する。(1)加速度の変化が周期的である。(2)加速度の振幅が一定である。例えば、監視部430は、加速度センサ407により取得された加速度データをサンプリングして、(1)加速度の変化が周期的であり、かつ(2)加速度の振幅が一定である場合、ユーザの移動状況を電車と判定する。
例えば、加速度パターン情報413は、次のような特徴を有する。(1)加速度の変化が周期的でない。(2)加速度の振幅が一定でない。(3)加速度の振幅が電車よりも大きい。例えば、監視部430は、加速度センサ407により取得された加速度データをサンプリングして、(1)加速度の変化が周期的でなく、(2)加速度の振幅が一定でなく、かつ(3)加速度の振幅が電車よりも大きい場合、ユーザの移動状況を車と判定する。
例えば、加速度パターン情報414は、次のような特徴を有する。(1)加速度の変化が周期的である。(2)加速度の振幅が一定である。(3)加速度の振幅が小さい。例えば、監視部430は、加速度センサ407により取得されたデータをサンプリングして、(1)加速度の変化が周期的であり、(2)加速度の振幅が一定であり、かつ(3)加速度の振幅が小さい場合、監視部430は、ユーザの移動状況を徒歩と判定する。
なお、監視部430は、加速度センサ407により取得された3軸の加速度から次のようにして加速度パターンの照合を行える。例えば、加速度センサ407により水平面上の2軸(X軸,Y軸)と鉛直軸(Z軸)との各軸上の加速度を得られる場合、各軸について求められた加速度を所定の方法で補正する。また、例えば、Z軸から重力加速度9.8[m/s2]を減算する。そして、3軸の加速度から加速度の大きさを求めて時間軸上にプロットする。監視部430は、プロットされた複数の点を加速度パターン情報412,413,414と照合することで、ユーザが何れの移動状況かを把握する。
また、例えば、監視部430は、加速度パターン情報414に基づいて、最小二乗法により一次方程式を求め、その傾きが、所定の誤差の範囲内で0と認められる場合、または、逆符号の加速度が現れた時刻の間隔が、0.5秒以内の誤差の場合などに徒歩であると判定してもよい。
図12は、行先管理テーブルの例を示す図である。行先管理テーブル415は、記憶部410に格納される。行先管理テーブル415は、顧客先、緯度、経度の項目を含む。
顧客先の項目には、ユーザの顧客先の名称が登録される。緯度の項目には、顧客先の緯度が登録される。経度の項目には、顧客先の経度が登録される。
例えば、顧客先が“PO1”、緯度が“35”、経度が“139”という情報が登録されている。これは、顧客先が“PO1”であり、“PO1”の緯度は“35”、“PO1”の経度は“139”であることを示す。
連携部420は、行先管理テーブル415に対するユーザによる任意の情報の登録を許容する。例えば、ユーザは、よく訪問する行先を行先管理テーブル415に複数登録することができる。
図13は、状態管理テーブルの例を示す図である。状態管理テーブル416は、記憶部410に格納される。状態管理テーブル416は、社内外、状態、移動状況、顧客対応状況の項目を含む。
社内外の項目には、携帯電話機400が社内外のどちらにあるかを示す情報が登録される。状態の項目には、携帯電話機400の状態が登録される。移動状況の項目には、携帯電話機400を所持しているユーザの移動状況が登録される。顧客対応状況の項目には、顧客対応中であるか否かを示す情報が登録される。
例えば、状態管理テーブル416には、社内外が“社外”、状態が“オンライン”、移動状況が“−”、顧客対応状況が“−”という情報が登録される。これは、携帯電話機400が社外にあり、通信可能な状態にあることを示している。
図14は、メンバプレゼンステーブルの例を示す図である。メンバプレゼンステーブル417は、記憶部410に格納される。メンバプレゼンステーブル417は、グループメンバ、所在、移動状況、顧客対応状況、PC、携帯電話機、タブレット装置の項目を含む。
グループメンバの項目には、グループメンバのユーザIDが登録される。所在の項目には、所在が登録される。移動状況の項目には、移動状況を示す情報が登録される。顧客対応状況の項目には、顧客対応中であるか否かを示す情報が登録される。PCの項目には、PCの状態が登録される。携帯電話機の項目には、携帯電話機の状態が登録される。タブレット装置の項目には、タブレット装置の状態が登録される。
メンバプレゼンステーブル417には、プレゼンス管理テーブル113とプレゼンス管理テーブル211との情報がマージされた各グループメンバの最新のプレゼンス情報を示している。
例えば、メンバプレゼンステーブル417には、グループメンバが“A1”、所在が“社内”、移動状況が“−(ハイフン)”、顧客対応状況が“−”、PCが“オンライン”、携帯電話機が“オンライン”、タブレット装置が“オフライン”という情報が登録されている。
これは、ユーザ“A1”が“社内“にいることを示す。また、ユーザ“A1”は、PCで作業中であり(“オンライン”)、携帯電話機の電源がONの状態(“オンライン”)で、タブレット装置の電源がOFFの状態(“オフライン”)になっていることを示す。
また、例えばメンバプレゼンステーブル417には、グループメンバが“A4”、所在が“社外”、移動状況が“着席”、顧客対応状況が“対応中”、PCが“オンライン”、携帯電話機が“オフライン”、タブレット装置が“オンライン”という情報が登録されている。これは、ユーザ“A4”は、“社外”で“着席”して、“顧客対応中”であることを示す。また、ユーザ“A4”は、PCは社外で“オンライン”で、携帯電話機の電源がOFFの状態(“オフライン”)であり、タブレット装置の電源がONの状態(“オンライン”)になっていることを示す。
図15は、クライアントによる所在判定の例を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下ではPC300を例に説明する。ただし、他のクライアントについても同様の処理手順である。
(ステップS11)監視部330は、社内のAP11,12にアクセス可能であるか否か判定する。アクセス可能な場合、処理をステップS12に進める。アクセスできない場合、処理をステップS15に進める。アクセス可能である場合とは、AP11,12との通信を確立できる場合である。アクセス不可能な場合とは、AP11,12から物理的に離れていて所定の強度で電磁波を送受信できないために、AP11,12との間で通信を確立できない場合である。
(ステップS12)監視部330は、社内サーバ100にアクセス可能であるか否か判定する。アクセス可能な場合、処理をステップS13に進める。アクセス不可能な場合、処理をステップS14に進める。社内サーバ100にアクセス可能な場合とは、社内ネットワーク10を介して社内サーバ100と通信を確立しデータの送受信を行える場合である。アクセス不可能な場合とは、例えば、AP11,12との通信を確立できるもののAP11,12などでフィルタされてしまい、その先の社内ネットワーク10を介して社内サーバ100にアクセスできない場合である。例えば、AP11,12は、所定のキーによりクライアントを照合することで、または、MAC(Media Access Control)アドレスでフィルタリングすることで、クライアントの社内サーバ100へのアクセスを制限し得る。なお、AP11,12以外の装置を用いてアクセスをフィルタすることもある。
(ステップS13)監視部330は、記憶部310に記憶された状態管理テーブルの社内外の項目に“社内”を設定し、状態の項目に“オンライン”を設定する。そして、処理を終了する。
(ステップS14)監視部330は、状態管理テーブルの社内外の項目に“社内”を設定し、状態の項目に“オフライン”を設定する。そして、処理を終了する。
(ステップS15)監視部330は、社外サーバ200にアクセス可能であるか否か判定する。アクセス可能な場合、処理をステップS16に進める。アクセス不可能な場合、処理をステップS17に進める。社外サーバ200にアクセス可能な場合とは、社外ネットワーク20を介して社外サーバ200と通信を確立しデータの送受信を行える場合である。アクセス不可能な場合とは、例えば、AP21,22から物理的に離れていて所定の強度で電磁波を送受信できないために、AP21,22との間で通信を確立できない場合である。
(ステップS16)監視部330は、状態管理テーブルの社内外の項目に“社外”を設定し、状態の項目に“オンライン”を設定する。そして、処理を終了する。
(ステップS17)監視部330は、状態管理テーブルの状態の項目に“オフライン”を設定する。そして、処理を終了する。
このようにして、各クライアントは、現在、自身が社内外のどちらにあるか判断する。また、各クライアントの監視部は上記の処理手順を定期的に行う。ただし、第2の実施の形態の例では、携帯電話機400は社内サーバ100へのアクセスを禁止されている。このため、監視部430の処理では、ステップS12の判定はアクセス不可能ということになる。ただし、この場合、監視部430は、AP11にはアクセス可能なので、社内の所定のネットワークに対してアクセス可能であるとみなす。
図16は、クライアントによる操作監視の例を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下ではPC300を例に説明する。ただし、他のクライアントについても同様の処理手順である。
(ステップS21)監視部330は、無操作状態で所定の監視時間が経過したか否かを判定する。経過している場合、処理をステップS22に進める。経過していない場合、処理を終了する。監視時間は、例えば、5分である。例えば、監視部330は、ユーザによる監視時間の変更を許容し、記憶部310に格納する。
(ステップS22)監視部330は、記憶部310に記憶された状態管理テーブルの状態の項目に“離席”を設定する。そして、処理を終了する。
図17は、クライアントによる操作検出の例を示すフローチャートである。以下、図17に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下ではPC300を例に説明する。ただし、他のクライアントについても同様の処理手順である。
(ステップS31)監視部330は、PC300に対して所定の入力デバイス(例えば、マウスやキーボードなど)を用いた操作入力が行われたことを検出する。
(ステップS32)監視部330は、ステップS31の操作がオフラインへ移行する操作か判定する。例えば、オフラインへ移行する操作とは、PC300の電源をOFFにする操作である。オフラインへ移行する操作の場合、処理をステップS33に進める。オフラインへ移行する操作でない場合、処理をステップS34に進める。
(ステップS33)監視部330は、記憶部310に記憶された状態管理テーブルの状態の項目に“オフライン”を設定する。そして、処理を終了する。
(ステップS34)監視部330は、状態管理テーブルを参照して、状態が“離席”であるか否か判定する。状態が“離席”の場合、処理をステップS35に進める。状態が“離席”でない場合、処理を終了する。
(ステップS35)監視部330は、状態管理テーブルの状態の項目に“オンライン”を設定する。そして、処理を終了する。
図18は、クライアントによる移動状況判定の例を示すフローチャートである。以下、図18に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下では携帯電話機400を例に説明する。ただし、他のクライアントについても同様の処理手順である。
(ステップS41)監視部430は、加速度センサ407により取得された加速度をサンプリングする。
(ステップS42)監視部430は、記憶部410に記憶された加速度パターン情報412,413,414を用いて、加速度の大きさの時間変化が何れの移動方法によるものかを判定する。加速度に変化がない場合、処理をステップS43に進める。加速度パターン情報412に該当する場合、処理をステップS44に進める。加速度パターン情報413に該当する場合、処理をステップS45に進める。加速度パターン情報414に該当する場合、処理をステップS46に進める。何れにも該当しない場合、処理をステップS47に進める。
(ステップS43)監視部430は、記憶部410に記憶された状態管理テーブル416の移動状況の項目に“着席”を設定する。そして、処理を終了する。
(ステップS44)監視部430は、状態管理テーブル416の移動状況の項目に“電車”を設定する。そして、処理を終了する。
(ステップS45)監視部430は、状態管理テーブル416の移動状況の項目に“車”を設定する。そして、処理を終了する。
(ステップS46)監視部430は、状態管理テーブル416の移動状況の項目に“徒歩”を設定する。そして、処理を終了する。
(ステップS47)監視部430は、状態管理テーブル416の移動状況の項目に“その他”を設定する。そして、処理を終了する。
監視部430は、状態管理テーブル416に登録された社内外の設定が“社外”である場合に、上記の移動状況判定を行う。監視部430は、状態管理テーブル416に登録された社内外の設定が“社内”である場合は、上記の移動状況判定を行わなくてもよい。そうすれば、携帯電話機400が社内にある場合の処理負荷を軽減でき、また、消費電力を削減し得る。ただし、“社内”における移動状況も管理したい場合には、当該社内外の設定が“社内”である場合に上記の移動状況判定を行ってもよい。
図19は、クライアントによる顧客対応判定の例を示すフローチャートである。以下、図19に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下では携帯電話機400を例に説明する。ただし、他のクライアントについても同様の処理手順である。
(ステップS51)監視部430は、現在地点の緯度、経度をGPS通信部408から取得する。監視部430は、行先管理テーブル415を参照して、現在地点から行先までの距離を計算する。距離の計算方法としては、例えば、三平方の定理、Hubenyの公式、Lambert-Andoyerの公式およびHaversineの公式などを用いることが考えられる。
(ステップS52)監視部430は、計算した値から行先までの距離が500m以内であるか否か判定する。500m以内の場合、処理をステップS53に進める。500m以内でない場合、処理をステップS54に進める。
(ステップS53)監視部430は、状態管理テーブル416の顧客対応状況の項目に“対応中”を設定する。そして、処理を終了する。
(ステップS54)監視部430は、状態管理テーブル416の顧客対応状況の項目の“対応中”を削除する(“対応中”の解除)。そして、処理を終了する。
ここで、監視部430は、状態管理テーブル416に登録された社内外の設定が“社外”である場合に、上記の顧客対応判定を行う。また、ステップS52では、行先までの距離が500m以内であるか否かを判定することで、顧客対応中であるかを判定しているが、他の距離としてもよい(例えば、300mや200mなど)。また、行先管理テーブル415には複数の行先が登録され得る。監視部430は、複数の行先それぞれについて、上記の各手順を実行する。更に、各クライアントの監視部は上記の処理手順を定期的に行う。
図20は、クライアントによる状態変更通知の例を示すフローチャートである。以下、図20に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下ではPC300を例に説明する。ただし、他のクライアントについても同様の処理手順である。
(ステップS61)連携部320は、状態管理テーブルの項目に変更があるか否かを判定する。変更がある場合、処理をステップS62に進める。変更がない場合、処理を終了する。
(ステップS62)連携部320は、社内サーバ100にアクセス可能か否かを判定する。社内サーバ100にアクセス可能な場合、処理をステップS63に進める。社内サーバ100にアクセスできない場合、処理をステップS64に進める。
(ステップS63)連携部320は、状態管理テーブルの変更内容を社内サーバ100に通知する。連携部320は、当該通知にPC300の機体番号を含める。ここで、連携部320は、状態管理テーブルの社内外の情報の変更を社内サーバ100に通知することもある。連携部320が社内外の情報の変更を社内サーバ100に通知することは、社内または社外の何れかのネットワークにアクセス可能であることを示す情報を通知する処理であるといえる。
(ステップS64)連携部320は、社外サーバ200にアクセス可能か判定する。可能な場合、処理をステップS65に進める。不可能な場合、処理を終了する。ここで、携帯電話機400,400aでは、社内に存在していて、社内サーバ100にアクセス不可能な場合があり得る。この場合、携帯電話機400,400aは、移動通信網を介して社外サーバ200にアクセス可能なこともある。すなわち、連携部420の処理では、社内にいながら社内サーバ100にアクセスできないが、社外サーバ200に対してはアクセス可能であるという状況が起こり得る。
(ステップS65)連携部320は、状態管理テーブルの変更内容を社外サーバ200に通知する。連携部320は、当該通知にPC300の機体番号を含める。ここで、連携部320は、状態管理テーブルの社内外の情報の変更を社外サーバ200に通知することもある。連携部320が社内外の情報の変更を社外サーバ200に通知することは、社内または社外の何れかのネットワークにアクセス可能であることを示す情報を通知する処理であるといえる。
また、他の一例として、PC300の状態が監視部330により“オンライン”から“離席”に変更されることもある。この場合、連携部320は当該変更を検出し、PC300の状態が“オンライン”から“離席”に変更した旨の通知を社内サーバ100に通知する。
図21は、社内サーバによる処理例を示すフローチャートである。以下、図21に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS71)プレゼンス管理部120は、社内のクライアントまたは社外サーバ200からクライアントの状態を示す情報を受信する。
(ステップS72)プレゼンス管理部120は、受信した情報を記憶部110に記憶されたプレゼンス管理テーブル113に登録する。このとき、最終アクセス時間も更新する。プレゼンス管理部120は、受信した情報に含まれるクライアントの機体番号を元に、アカウント管理テーブル111を参照することで、当該クライアントが何れのユーザにより所持されているかを判断できる。ただし、クライアントのIPアドレスなどから機体番号を割り出してもよい。
(ステップS73)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113を参照して、ステップS71の情報の送信元クライアントに対応するユーザが所有する全てのクライアントがオフラインになったか否かを判定する。全てのクライアントがオフラインの場合、処理をステップS74に進める。全てのクライアントがオフラインでない場合、処理をステップS75に進める。
(ステップS74)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113のユーザの所在の項目の設定内容を削除する。そして、処理をステップS80に進める。
(ステップS75)プレゼンス管理部120は、ステップS72においてクライアントの社内外の状態が変更されたか否かを判定する。変更された場合、処理をステップS76に進める。変更されていない場合、処理を終了する。
(ステップS76)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113を参照して、ステップS71の情報の送信元クライアントに対応するユーザが所有するクライアントの中に、社内外の状態が“社外”のものがあるか否かを判定する。“社外”のものがない場合、処理をステップS77に進める。“社外”のものがある場合、処理をステップS78に進める。
(ステップS77)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113の当該ユーザの所在の項目に“社内”を設定する。当該ユーザの所在として既に“社内”が設定されている場合は“社内”の設定を維持する。最終アクセス時間も更新する。そして、処理をステップS79に進める。
(ステップS78)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113の当該ユーザの所在の項目に“社外”を設定する。当該ユーザの所在として既に“社外”が設定されている場合は“社外”の設定を維持する。最終アクセス時間も更新する。そして、処理をステップS79に進める。
(ステップS79)プレゼンス管理部120は、ユーザの所在を“社外”から“社内”に変更したか否かを判定する。変更した場合、処理をステップS80に進める。変更していない場合、処理を終了する。
(ステップS80)プレゼンス管理部120は、ユーザの所在の設定が変更された旨を社外サーバ200に通知する。例えば、ステップS74でユーザの所在の設定を削除した場合、プレゼンス管理部120は、ユーザの所在の設定が削除されたことを社外サーバ200に通知する。また、例えば、ステップS77でユーザの所在を“社外”から“社内”に変更している場合、その旨を社外サーバ200に通知する。すると、社外サーバ200は、記憶部210に記憶されたプレゼンス管理テーブル211に変更内容を反映させる。そして、処理を終了する。
なお、ステップS80において、プレゼンス管理部120は、変更されたクライアントの状態を示す情報(社内外の情報)を当該クライアントの機体番号とともに社外サーバ200に送信してもよい。これにより、社内サーバ100と社外サーバ200とで当該クライアントの状態に関する情報が同期される。
図22は、社外サーバによる処理例を示すフローチャートである。以下、図22に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS81)プレゼンス管理部220は、社内外のクライアントまたは社内サーバ100からクライアントの状態を示す情報を受信する。
(ステップS82)プレゼンス管理部220は、受信した情報を記憶部210に記憶されたプレゼンス管理テーブル211に登録する。このとき、最終アクセス時間も更新する。プレゼンス管理部220は、受信した情報に含まれるクライアントの機体番号を元に、アカウント管理テーブル111を参照することで、当該クライアントが何れのユーザにより所持されているかを判断できる。ただし、クライアントのIPアドレスなどから機体番号を割り出してもよい。
(ステップS83)プレゼンス管理部220は、プレゼンス管理テーブル211を参照して、ステップS81の情報の送信元クライアントに対応するユーザが所有する全てのクライアントがオフラインになったか否かを判定する。全てのクライアントがオフラインの場合、処理をステップS84に進める。全ての端末がオフラインでない場合、処理をステップS85に進める。
(ステップS84)プレゼンス管理部220は、プレゼンス管理テーブル211のユーザの所在の項目の設定内容を削除する。そして、処理をステップS90に進める。
(ステップS85)プレゼンス管理部220は、ステップS82においてクライアントの社内外の状態が変更されたか否かを判定する。変更された場合、処理をステップS86に進める。変更されていない場合、処理を終了する。
(ステップS86)プレゼンス管理部220は、プレゼンス管理テーブル211を参照して、ステップS81の情報の送信元クライアントに対応するユーザが所有するクライアントの中に、社内外の状態が“社外”のものがあるか否かを判定する。“社外”のものがない場合、処理をステップS87に進める。“社外”のものがある場合、処理をステップS88に進める。
(ステップS87)プレゼンス管理部220は、プレゼンス管理テーブル211の当該ユーザの所在の項目に“社内”を設定する。当該ユーザの所在として既に“社内”が設定されている場合は“社内”の設定を維持する。そして、処理をステップS89に進める。
(ステップS88)プレゼンス管理部220は、プレゼンス管理テーブル211の当該ユーザの所在の項目に“社外”を設定する。当該ユーザの所在として既に“社外”が設定されている場合は“社外”の設定を維持する。そして、処理をステップS89に進める。
(ステップS89)プレゼンス管理部220は、ユーザの所在を“社内”から“社外”または“社外”から“社内”に変更したか否かを判定する。変更した場合、処理をステップS90に進める。変更していない場合、処理を終了する。
(ステップS90)プレゼンス管理部220は、ユーザの所在の設定が変更された旨を社内サーバ100に通知する。例えば、ステップS84でユーザの所在の設定を削除した場合、プレゼンス管理部220は、ユーザの所在の設定が削除されたことを社内サーバ100に通知する。また、例えば、ステップS87でユーザの所在を“社外”から“社内”に変更している場合、その旨を社内サーバ100に通知する。また、例えば、ステップS88でユーザの所在を“社内”から“社外”に変更している場合、その旨を社内サーバ100に通知する。すると、社内サーバ100は、記憶部110に記憶されたプレゼンス管理テーブル113に変更内容を反映させる。そして、処理を終了する。
なお、ステップS90において、プレゼンス管理部220は、変更されたクライアントの状態を示す情報(社内外の情報)を、当該クライアントの機体番号とともに社内サーバ100に送信してもよい。これにより、社内サーバ100と社外サーバ200とで当該クライアントの状態に関する情報が同期される。
このように、ユーザの所在が変更された場合に、プレゼンス管理部120,220は、ユーザの所在の変更内容を相互に通知し合い、プレゼンス管理テーブル113,211に当該変更内容を反映させる。
図23は、プレゼンスの提供例を示すフローチャートである。以下、図23に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下では、ユーザがPC300を用いて、あるグループのグループメンバのプレゼンス情報を閲覧する場合を例示する。なお、PC300は、社内サーバ100にアクセス可能であるとする。
(ステップS91)連携部320は、記憶部310のグループ管理テーブルに登録されたグループに対するユーザによる選択を受け付ける。連携部420は、選択されたグループ(例えば、グループ名“マーケティング”)のグループメンバのリストを含むプレゼンス閲覧要求を社内サーバ100に送信する。
(ステップS92)プレゼンス管理部120は、PC300からプレゼンス閲覧要求を受信する。プレゼンス管理部120は、プレゼンス閲覧要求に含まれるグループメンバのリストをグループ管理テーブル112に登録する。また、プレゼンス管理部120は、PC300に対応するユーザIDおよびPC300の機体番号をアカウント管理テーブル111から取得し、グループ管理テーブル112の閲覧中ユーザおよび要求元クライアントの項目に登録する。なお、プレゼンス閲覧要求にPC300の機体番号を含めてもよい。
(ステップS93)プレゼンス管理部120は、グループ管理テーブル112を参照して、ステップS92で登録されたグループメンバを特定する。例えば、グループ名“マーケティング”のグループメンバは、ユーザ“A1”、“A2”、“A3”、“A4”、“A5”である。プレゼンス管理部120は、記憶部110に記憶されたプレゼンス管理テーブル113を参照して、特定したグループメンバのプレゼンス情報を特定する。プレゼンス管理部120は、特定したグループメンバのうち、所在が“社外”であるグループメンバ(社外メンバ)のプレゼンス情報を社外サーバ200と同期する(グループ管理テーブルの内容も同期する)。例えば、プレゼンス管理部120は、グループ名“マーケティング”の社外メンバ“A2”、“A4”、“A5”のプレゼンス情報を社外サーバ200から取得し、プレゼンス管理テーブル113に反映させる。
(ステップS94)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113を参照して、要求されたグループメンバのプレゼンス情報をPC300に送信する。
(ステップS95)連携部320は、プレゼンス閲覧要求に対する応答として、グループメンバのプレゼンス情報を受信する。連携部320は、記憶部310に記憶されたメンバプレゼンステーブルに受信したグループメンバのプレゼンス情報を登録する。連携部320は、メンバプレゼンステーブルを参照して、ディスプレイなどの表示装置にグループメンバのプレゼンス情報を表示させる。
(ステップS96)連携部320は、プレゼンス情報の閲覧を終了するか判定する。プレゼンス情報の閲覧を終了しない場合、処理をステップS95に進める(すなわち、グループメンバのプレゼンス情報の変更を継続的に受信し、表示画面に反映させる)。プレゼンス情報の閲覧を終了する場合、連携部320は閲覧終了を社内サーバ100に通知して、処理を終了する。閲覧終了の通知を受信したプレゼンス管理部120は、グループ管理テーブル112から、ステップS92で登録された閲覧中ユーザおよび要求元クライアントを削除する。また、閲覧中ユーザおよび要求元クライアントの存在しないグループのエントリもグループ管理テーブル112から削除する。
このようにして、PC300は、プレゼンス情報を閲覧したいグループのグループメンバのリストを社内サーバ100に送信し、その応答として、グループメンバのプレゼンス情報を社内サーバ100から受信する。以後、PC300は、プレゼンス情報を表示している間、社内サーバ100から最新のプレゼンス情報を継続的に受信し、表示画面に反映させる。なお、PC300と社内サーバ100の間の処理を説明したが、例えば、PC300と社外サーバ200の間の処理も同じである。また、PC300以外の各クライアントも、PC300により社内サーバ100および社外サーバ200からプレゼンス情報の提供を受けることができる。
図24は、プレゼンス変更時の社内サーバの処理例を示すフローチャートである。以下、図24に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS101)プレゼンス管理部120は、記憶部110に記憶されたプレゼンス管理テーブル113を参照して、何れかのユーザのプレゼンス情報が変更されたか否かを判定する。変更された場合、処理をステップS102に進める。変更されていない場合、処理を終了する。例えば、ユーザのプレゼンス情報は、図21のステップS71,S72で例示したように、社内のクライアントや社外サーバ200からの変更通知に応じて変更され得る。
(ステップS102)プレゼンス管理部120は、アカウント管理テーブル111を参照して、変更対象のプレゼンス情報に対応するユーザが、プレゼンス情報の被閲覧中のユーザであるか否かを判定する。被閲覧中のユーザである場合、処理をステップS103に進める。被閲覧中のグループメンバに含まれていない場合、処理を終了する。グループ管理テーブル112の例でいえば、ユーザ“A3”のプレゼンス情報を変更する場合、ユーザ“A3”のプレゼンス情報はユーザ“A1”により閲覧されている。よって、ユーザID“A3”のユーザは被閲覧中のユーザということになる。
(ステップS103)プレゼンス管理部120は、被閲覧中のユーザが属するグループ(被閲覧中のグループ)に社外メンバが存在するか否かを判定する。社外メンバが存在する場合、処理をステップS104に進める。社外メンバが存在しない場合、処理をステップS106に進める。例えば、被閲覧中のユーザがユーザID“A3”のユーザであれば、当該ユーザID“A3”を含むグループ名“マーケティング”にはグループの社外メンバは、“A2”、“A4”、“A5”が存在している。
(ステップS104)プレゼンス管理部120は、被閲覧中のグループに属する社外メンバのプレゼンス情報を社外サーバ200から取得する。このとき、プレゼンス管理部120は、ステップS103で特定された被閲覧中のグループの社内メンバのプレゼンス情報を社外サーバ200に提供する。プレゼンス管理部120は、社外サーバ200から取得した当該社外メンバのプレゼンス情報をプレゼンス管理テーブル113に反映させる(プレゼンスの同期)。プレゼンス管理部120は、最終アクセス時間が最新のプレゼンス情報でプレゼンス管理テーブル113の各設定を上書きすればよい。
(ステップS105)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113を参照して、被閲覧中のグループのグループメンバのプレゼンス情報を取得する。そして、処理をステップS107に進める。当該グループメンバには社内メンバおよび社外メンバの両方が含まれる。
(ステップS106)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113を参照して、被閲覧中のグループのグループメンバのプレゼンス情報を取得する。ステップS106では、グループメンバが全て社内メンバである点がステップS105と異なる。
(ステップS107)プレゼンス管理部120は、アカウント管理テーブル111およびグループ管理テーブル112を参照して、被閲覧中のグループのプレゼンス情報を、当該グループを閲覧中である各ユーザの要求元クライアントに提供する。なお、要求元クライアントが社外にある場合、当該クライアントには社外サーバ200によりプレゼンス情報が提供される。これによって、各ユーザにより閲覧されるプレゼンス情報が最新の状態に更新される。
なお、ステップS103の判定を行うことで、閲覧中のグループに社外メンバがいないときに同期が行われることを抑制できる。社外メンバがいなければ、社外サーバ200がプレゼンス情報を提供すべき社外のクライアントも存在しないと考えられ、このような場合には同期を行わなくてよいと考えられるからである。ただし、ステップS103,S106の処理を省いて、ステップS102の後にステップS104を実行してもよい。
図25は、プレゼンス変更時の社外サーバの処理例を示すフローチャートである。以下、図25に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS111)プレゼンス管理部220は、記憶部210に記憶されたプレゼンス管理テーブル211を参照して、何れかのユーザのプレゼンス情報が変更されたか否かを判定する。変更された場合、処理をステップS112に進める。変更されていない場合、処理を終了する。例えば、ユーザのプレゼンス情報は、図22のステップS81,S82で例示したように、社内外のクライアントや社内サーバ100からの変更通知に応じて変更され得る。
(ステップS112)プレゼンス管理部220は、記憶部210に記憶されたアカウント管理テーブルを参照して、変更対象のプレゼンス情報に対応するユーザが、プレゼンス情報の被閲覧中のユーザであるか否かを判定する。被閲覧中のユーザである場合、処理をステップS113に進める。被閲覧中のユーザでない場合、処理を終了する。本ステップS112の具体例は、ステップS102と同様である。
(ステップS113)プレゼンス管理部220は、被閲覧中のユーザが属するグループ(被閲覧中のグループ)に社内メンバが存在するか否かを判定する。社内メンバが存在する場合、処理をステップS114に進める。社内メンバが存在しない場合、処理をステップS116に進める。本ステップS113の具体例は、ステップS103と同様である。
(ステップS114)プレゼンス管理部220は、被閲覧中のグループに属する社内メンバのプレゼンス情報を社内サーバ100から取得する。このとき、プレゼンス管理部220は、ステップS113で特定された被閲覧中のグループの社外メンバのプレゼンス情報を社内サーバ100に提供する。プレゼンス管理部220は、社内サーバ100から取得した当該社内メンバのプレゼンス情報をプレゼンス管理テーブルに211に反映させる(プレゼンスの同期)。プレゼンス管理部220は、最終アクセス時間が最新のプレゼンス情報でプレゼンス管理テーブル211の各設定を上書きすればよい。
(ステップS115)プレゼンス管理部220は、プレゼンス管理テーブル211を参照して、被閲覧中のグループのグループメンバのプレゼンス情報を取得する。そして、処理をステップS117に進める。当該グループメンバには社内メンバおよび社外メンバの両方が含まれる。
(ステップS116)プレゼンス管理部220は、プレゼンス管理テーブル211を参照して、被閲覧中のグループのグループメンバのプレゼンス情報を取得する。ステップS116では、グループメンバが全て社外メンバである点がステップS115と異なる。
(ステップS117)プレゼンス管理部220は、記憶部210に記憶されたアカウント管理テーブルおよびグループ管理テーブルを参照して、被閲覧中のグループのプレゼンス情報を、当該グループを閲覧中である各ユーザの要求元クライアントに提供する。なお、要求元クライアントが社内にある場合、当該クライアントには社内サーバ100によりプレゼンス情報が提供される。これによって、各ユーザにより閲覧されるプレゼンス情報が最新の状態に更新される。
なお、ステップS113の判定を行うことで、閲覧中のグループに社内メンバがいないときに同期が行われることを抑制できる。社内メンバがいなければ、社内サーバ100がプレゼンス情報を提供すべき社内のクライアントも存在しないと考えられ、このような場合には同期を行わなくてよいと考えられるからである。ただし、ステップS113,S116の処理を省いて、ステップS112の後にステップS114を実行してもよい。
このように、社内サーバ100および社外サーバ200は、プレゼンス情報が変更されたとしても、被閲覧中のグループのグループメンバに絞って同期を行うことで、両サーバが全てのユーザについて常に最新の状態に同期をとるよりも、通信の負荷を軽減できる。
図26は、プレゼンスの閲覧の具体例を示す図である。各ユーザは、自身が所持するクライアントを用いて、グループ単位にプレゼンス情報を閲覧できる。例えば、グループの定義を他のユーザと共有すれば、異なるユーザ間で、同一グループのプレゼンス情報を共有できる。例えば、PC300、携帯電話機400およびタブレット装置500のユーザが“マーケティング”という同じグループについてプレゼンス閲覧要求を行えば、各ユーザで当該グループのプレゼンス情報を共有できる。例えば、各クライアントは、自身が備えるディスプレイに、表示画面600を表示する。表示画面600は、メンバプレゼンステーブル417で例示したグループメンバのプレゼンス情報をユーザに提示するための画面である。そして、社内サーバ100および社外サーバ200により、各クライアントのメンバプレゼンステーブルは最新の状態に更新される。すなわち、何れかのグループメンバの状態が変更されれば、各クライアントに表示されるプレゼンス情報も更新される。
図27は、プレゼンス情報の同期の具体例を示す図である。ここで、図27の説明では、ユーザID“A1”のユーザをユーザA1のように指し示す。ここで、ユーザA1はPC300を利用している。ユーザA5は、携帯電話機400を利用している。PC300は、社内にあり、社内サーバ100にアクセス可能であるとする。携帯電話機400は、社外にあり、社外サーバ200にアクセス可能であるとする。
PC300は、プレゼンス情報の閲覧要求を社内サーバ100に送信する(ステップS121)。当該要求は、グループ名“マーケティング”のグループのメンバリストを含む。社内サーバ100は、当該メンバリストに社外メンバ(ユーザA5)が存在することを特定する。すると、社内サーバ100は、社外サーバ200に当該メンバリストを送信し、当該グループメンバのプレゼンス情報を同期する(ステップS122)。社内サーバ100は、当該グループメンバのプレゼンス情報をPC300に提供する(ステップS123)。
続いて、携帯電話機400は、自身の状態が変更された旨(例えば、移動状況が“電車”に変更など)を社外サーバ200に通知する(ステップS124)。社外サーバ200は、ユーザA5が被閲覧中ユーザであることを特定する。また、社外サーバ200は、ユーザA5の属するグループ(グループ名“マーケティング”)に社内メンバが存在することを特定する。すると、社外サーバ200は、社内サーバ100に当該メンバリストを送信し、当該グループメンバのプレゼンス情報を同期する(ステップS125)。そして、社内サーバ100は、プレゼンス情報を閲覧中であるユーザA1のPC300に更新後のグループメンバのプレゼンス情報を提供する(ステップS126)。
以上で説明したように、社内サーバ100および社外サーバ200が、各ユーザが所持する複数のクライアントの状態に基づいて、1のユーザのプレゼンス情報を生成し管理する。特に、社内サーバ100および社外サーバ200は、各クライアントのプレゼンス情報を基にユーザの所在を特定し、プレゼンス情報に含める。社内サーバ100および社外サーバ200は、当該プレゼンス情報を各クライアントからの要求に応じて提供することで、各ユーザは、他のユーザの所在を適切に把握することができる。
また、クライアントを用いてユーザの加速度のパターンを検出することで、当該ユーザの移動状況を取得する。そして、当該クライアントから社外サーバ200に移動情報を収集し、当該ユーザの移動状況を含むプレゼンス情報を生成する。例えば、社外では、ユーザは種々の移動方法(徒歩、電車または車など)をとり得る。その場合に、他のユーザは、ユーザの移動方法をプレゼンス情報から把握できれば、所在とともにユーザの状況を詳細に把握できる。
また、例えば、クライアントを用いてユーザの位置を検出することで、当該クライアントに登録された行先または当該行先の周辺に当該ユーザが存在することを示す情報を取得する。そして、当該クライアントから社外サーバ200に当該情報を収集し、当該ユーザに対して当該情報を含むプレゼンス情報を生成する。例えば、ユーザは顧客先を訪問して打合せなどを行うこともある。その場合に、他のユーザは、顧客先または顧客先の周辺に当該ユーザが存在することをプレゼンス情報から把握できれば、所在とともにユーザの状況を詳細に把握できる。
上記のように、ユーザの移動状況やユーザが行先付近にいるか否かを把握できれば、他のユーザは、当該ユーザに連絡をするか否か、連絡をどの程度留保するか、などの意思決定を容易に行える。また、他のユーザは何れの方法を用いて連絡するか(例えば、電話、テキストチャット、ショートメッセージおよび電子メールなど)の意思決定を容易に行える。
また、社内サーバ100および社外サーバ200により、分担して各クライアントの状態を収集し、また、プレゼンス情報を提供することで、両サーバの情報収集およびプレゼンス提供に伴う負荷を分散できる。更に、プレゼンス情報の閲覧の要求をグループ単位で受け付け、当該要求に応じたグループ単位に社内サーバ100と社外サーバ200とでプレゼンス情報を同期する。これにより、両サーバで常に全ユーザのプレゼンス情報の同期を行う場合よりも、プレゼンス情報を同期するユーザの範囲を絞り込むことができ、社内サーバ100と社外サーバ200との間のプレゼンス情報の同期に伴う通信負荷を軽減できる。
なお、社内サーバ100および社外サーバ200の機能を1つのサーバコンピュータに集約して実現してもよい。また、クライアントとして、PC、携帯電話機およびタブレット装置を想定して説明したが、他の装置を用いてユーザのプレゼンスを管理してもよい。複数の種類のクライアントを用いて、ユーザのプレゼンス情報を提供でき、各クライアントを用いた効率的なコミュニケーションが可能となる。
ここで、社内サーバ100は、社内におけるユーザの所在を更に細かく管理してもよい。例えば、各クライアントがアクセスするAP11,12に応じて、拠点40,50などを区別して管理することも可能である。以下では、そのための変形例を説明する。
図28は、社内サーバのプレゼンス管理テーブルの他の例を示す図である。プレゼンス管理テーブル113aは、プレゼンス管理テーブル113に代えて、記憶部110に格納される。プレゼンス管理テーブル113aには、ユーザID、最終アクセス時間、所在、移動状況、顧客対応状況、PCの社内外および状態、携帯電話機の社内外および状態、タブレット装置の社内外および状態の項目を含む。プレゼンス管理テーブル113aの各項目に登録される内容は、プレゼンス管理テーブル113と同様である。
例えば、プレゼンス管理テーブル113には、ユーザIDが“A1”、最終アクセス時間が“12:00”、所在が“拠点50”、移動状況が“−”、顧客対応状況が“−”、PCの社内外が“拠点40”、PCの状態が“オンライン”、携帯電話機の社内外が“拠点50”、携帯電話機の状態が“オフライン”、タブレット装置の社内外が“拠点40”、タブレット装置の状態が“オフライン”という情報が登録されている。
これは、ユーザ“A1”の所在が拠点50であること、PCは“オンライン”で拠点40にあり、携帯電話機は“オフライン”で拠点50にあり、タブレット装置は“オフライン”で拠点40にあることを示す。更に、ユーザ“A1”のプレゼンス情報が最後に更新された時間は、“12:00”であることを示す。
図29は、社内サーバによる他の処理例を示すフローチャートである。以下、図29に示す処理をステップ番号に沿って説明する。ここで、以下に示すステップS131〜S133は、図21のステップS77に代えて実行される。なお、各クライアントは、図15で説明したステップS13,S14において、アクセス先のAP11,12の情報により拠点40,50を区別して、自身の状態を状態管理テーブルに登録する。プレゼンス管理部120は、各クライアントからの通知により、各クライアントが何れの拠点にあるかをプレゼンス管理テーブル113に登録し得る。
(ステップS131)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113を参照して、ユーザが所持するクライアントの中に通常と異なる拠点Zに存在するクライアントが存在するか判定する。存在する場合、処理をステップS132に進める。存在しない場合、処理をステップS133に進める。例えば、各ユーザが通常勤務するオフィスをアカウント管理テーブル111に予め登録しておくことが考えられる(例えば、ユーザA1に対して拠点40を通常の拠点として登録するなど)。すると、プレゼンス管理部120は、アカウント管理テーブル111を参照して、通常と異なる拠点Zに存在するクライアントが存在するか否かを特定できる。
(ステップS132)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113aの当該ユーザの所在の項目に“拠点Z”を設定する。当該ユーザの所在として既に“拠点Z”が設定されている場合はその設定を維持する。最終アクセス時間も更新する。そして、処理を終了する。
(ステップS133)プレゼンス管理部120は、プレゼンス管理テーブル113aの当該ユーザの所在の項目に通常の拠点を設定する。当該ユーザの所在として既に通常の拠点が設定されている場合はその設定を維持する。最終アクセス時間も更新する。そして、処理を終了する。
上記の処理の後、図21で説明したステップS79に進められることになる。ステップS79,S80では、プレゼンス管理部120は、ユーザの社内における拠点が変更になった場合(例えば、所在が拠点40から拠点50に変更になるなど)にも、社外サーバ200に当該変更内容を通知する。
このように、プレゼンス管理部120は、1のユーザが所持する各クライアントが社内の何れのネットワークにアクセス可能であるかの情報を収集することで、各ユーザの社内の所在を拠点単位に決定することもできる。これにより、各ユーザの詳細な所在を適切に提供することができる。
なお、前述のように、第1の実施の形態の情報処理は、演算部1bにプログラムを実行させることで実現できる。また、第2の実施の形態の情報処理は、社内サーバ100および社外サーバ200が備えるプロセッサにプログラムを実行させることで実現できる。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、光ディスク15、メモリ装置16およびメモリカード18など)に記録できる。
プログラムを流通させる場合、例えば、当該プログラムを記録した可搬記録媒体が提供される。また、プログラムを他のコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワーク経由でプログラムを配布することもできる。コンピュータは、例えば、可搬記録媒体に記録されたプログラムまたは他のコンピュータから受信したプログラムを、記憶装置に格納し、当該記憶装置からプログラムを読み込んで実行する。ただし、可搬記録媒体から読み込んだプログラムを直接実行してもよく、他のコンピュータからネットワークを介して受信したプログラムを直接実行してもよい。
また、上記の情報処理の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLDなどの電子回路で実現することもできる。
1 情報処理装置
1a 記憶部
1b 演算部
2,2a ネットワーク
3,3a,3b,3c クライアント装置
4 情報
5 第1のエリア
6 第2のエリア

Claims (10)

  1. ユーザに対応付けられた装置とユーザの状態を示すプレゼンス情報を提供する情報処理装置とを含むシステムが実行するプレゼンス管理方法であって、
    複数の装置それぞれが複数のネットワークのうちの何れのネットワークにアクセス可能かを示す複数の第1の情報を複数の装置から前記情報処理装置に収集し、
    ユーザと装置との対応関係を示す第2の情報を用いて、1のユーザに対応付けられた複数の装置から収集された第1の情報の組合せを特定し、
    前記組合せに基づいて、前記1のユーザの所在を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する、
    プレゼンス管理方法。
  2. 前記組合せが前記1のユーザに対応付けられた複数の装置の全てが第1のネットワークにアクセス可能であることを示す場合、前記第1のネットワークに対応する第1のエリアを前記1のユーザの所在とし、また、前記組合せが前記1のユーザに対応付けられた複数の装置の少なくとも何れかが第2のネットワークにアクセス可能であることを示す場合、前記第2のネットワークに対応する第2のエリアを前記1のユーザの所在とする、請求項1記載のプレゼンス管理方法。
  3. 前記第2のエリアに存在する前記1のユーザに対応付けられた装置を用いて前記1のユーザの加速度のパターンを検出することで前記1のユーザの移動の方法を示す移動情報を取得し、前記移動情報を当該装置から前記情報処理装置に収集し、前記1のユーザに対して前記移動情報を含むプレゼンス情報を生成する、請求項2記載のプレゼンス管理方法。
  4. 前記第2のエリアに存在する前記1のユーザに対応付けられた装置を用いて前記1のユーザの位置を検出することで当該装置に登録された行先または当該行先の周辺に前記1のユーザが存在することを示す行先情報を取得し、前記行先情報を当該装置から前記情報処理装置に収集し、前記1のユーザに対して前記行先情報を含むプレゼンス情報を生成する、請求項2または3記載のプレゼンス管理方法。
  5. 前記システムはユーザの状態を示すプレゼンス情報を提供する他の情報処理装置を更に含み、第1のネットワークにアクセス可能な装置から前記情報処理装置を用いて第1の情報を収集し、第2のネットワークにアクセス可能な装置から前記他の情報処理装置を用いて第1の情報を収集し、前記情報処理装置と前記他の情報処理装置とで収集された複数の第1の情報を同期して前記1のユーザのプレゼンス情報を生成する、請求項1乃至4の何れか1項に記載のプレゼンス管理方法。
  6. 何れかの装置からユーザのリストを指定した要求を送信し、前記情報処理装置または前記他の情報処理装置により前記要求を受信すると、前記情報処理装置および前記他の情報処理装置により保持された、前記リストに含まれるユーザのプレゼンス情報を同期し、前記要求の送信元の装置に前記リストに含まれるユーザのプレゼンス情報を提供する、請求項5記載のプレゼンス管理方法。
  7. 前記要求に対してプレゼンス情報を提供した後に、前記情報処理装置または前記他の情報処理装置により前記リストに含まれる何れかのユーザのプレゼンス情報が変更されたことを検出すると、前記情報処理装置および前記他の情報処理装置により前記リストに含まれるユーザのプレゼンス情報を同期し、前記要求の送信元の装置に前記リストに含まれるユーザのプレゼンス情報を提供する、請求項6記載のプレゼンス管理方法。
  8. 前記第1のエリアは拠点内のエリアであり、前記第2のエリアは前記第1のエリアの外のエリアである、請求項2乃至7の何れか1項に記載のプレゼンス管理方法。
  9. ユーザの状態を示すプレゼンス情報を提供する情報処理装置であって、
    ユーザと装置との対応関係を示す第1の情報を記憶する記憶部と、
    複数の装置それぞれが複数のネットワークのうちの何れのネットワークにアクセス可能かを示す第2の情報を複数の装置から収集し、前記第1の情報を用いて、1のユーザに対応付けられた複数の装置から収集された第2の情報の組合せを特定し、前記組合せに基づいて、前記1のユーザの所在を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する演算部と、
    を有する情報処理装置。
  10. ユーザに対応付けられた装置とユーザの状態を示すプレゼンス情報を提供する情報処理装置とを含むシステムに用いられるプログラムであって、前記情報処理装置に、
    複数の装置それぞれが複数のネットワークのうちの何れのネットワークにアクセス可能かを示す複数の第1の情報を複数の装置から収集し、
    ユーザと装置との対応関係を示す第2の情報を用いて、1のユーザに対応付けられた複数の装置から収集された第1の情報の組合せを特定し、
    前記組合せに基づいて、前記1のユーザの所在を示す情報を含むプレゼンス情報を生成する、
    処理を実行させるプログラム。
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