JP2014197614A - 電解コンデンサ - Google Patents
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Abstract
Description
また、陰極箔に接続された陰極引き出しリードタブの陽極箔側の表面をエッチング処理した発明には、陰極引き出しリードタブ作製時に、通常行わない片面エッチング処理の工程が追加されることになるほか、エッチングしていない通常の引き出しリードタブとの混合防止対策や在庫管理においても手間がかかるという問題点がある。
また、陰極箔に接続された陰極引き出しリードタブと、セパレータを介しこれに隣接して対向する部分の陽極箔との間に絶縁性フィルムのような電解液の比抵抗以上の電気抵抗値を持つ部材を設ける発明には、陰極引き出しリードタブ表面に、粗面化加工したアルミニウム箔の小片を重ねた発明と同様、固定する手段が必要で、設置する手段が煩雑となるという問題点がある。
(1)引き出しリードタブをそれぞれ接続した陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して巻回したコンデンサ素子を有する電解コンデンサにあって、前記陰極箔上の前記引き出しリードタブを囲むように設けられた前記陰極箔の折り返し部分と、この折り返し部分の重なった部分同士が接合された接合部分とを有することを特徴とする電解コンデンサ。
(2)前記引き出しリードタブを囲むように設けられた前記陰極箔の折り返し部分と、この折り返し部分の重なった部分同士と前記引き出しリードタブとが接合された接合部分とを有することを特徴とする(1)の電解コンデンサ。
折り返えしの程度は、引き出しリードタブ幅の1.1倍から3倍程度が好ましい。また、折り返えし部分の積層すき間はできるだけなくすように、巻回前に、少なくとも折り返えし部分の端部部分をプレスなどしておくのが好ましい。
引き出しリードタブの折り返し部分への挿入場所は、折り返し部分が陰極箔の3層重なった部分となっているので、そのすき間の2ヶ所のうち1ヶ所となる。また、陰極箔の折り返し部分の接合部分の面は、折り返し部分が陰極箔の3層重なった部分となっているので、4ヶ所となり、そのうち少なくとも1ヶ所で引き出しリードタブと折り返し部分とが接合される。
図1は、本発明の電解コンデンサのコンデンサ素子の構造を示す説明図である。
図2は、図1のような引き出しリードタブ近傍の概略断面図を示していて、折り返し部分5で、引き出しリードタブ3と陰極箔2との接合部分6で、陰極箔2同士も一括して接合されている。
引き出しリードタブ3と陰極箔2との二層間の接合部分6aと、陰極箔2同士の三層間の接合部分6bが別々に接合されている。そのため、引き出しリードタブ3と陰極箔2との電気的な二層間の接合部分6aの接合の条件設定がしやすくなる。また、図3では、陰極箔2同士の三層の接合部分6bが、折り返し部分5による引き出しリードタブ3の取り囲んだ先にあるため、引き出しリードタブ3を安定化することができる。
引き出しリードタブ3と陰極箔2との二層間の接合部分6aと、引き出しリードタブ3と陰極箔2との四層間の接合部分6cとが別々に接合されている。そのため、引き出しリードタブ3と陰極箔2との二層間の接合部分6aの電気的な接合の条件設定がしやすくなる。また、引き出しリードタブ3と陰極箔2との四層間の接合部分6cの機械的な接合の条件設定がしやすくなる。
陽極箔と陰極箔とを電極とし、セパレータを介してコンデンサ素子に巻回しながら、陰極箔に引き出しリードタブを設ける図1または図2の構成となる工程を以下説明する。
まず、図5(a)に示すように、冷間圧接機の台座7とダイス8との間に陰極箔2を通していて、陰極箔2の下面側である台座7側には、陰極箔2の長さ方向とは直角方向を軸方向に、折り返し用の加工棒9を設置しておく。
次に、図5(b)に示すように、陰極箔2の上面側に、陰極箔2の長さ方向とは直角方向を軸方向に折り返し用の支え棒10と、折り返し用の加工棒9とは反対側に引き出しリードタブ3を、図5の背面から手前方向に引き出す。このとき、引き出しリードタブ3の真上にダイス8があるようにしておく。
次に、図5(c)に示すように、折り返し用の加工棒9を、矢印のように、引き出しリードタブ3を越えて移動させながら時計回りに180度程度回転させる。
次に、ダイス8を真下下方に移動させ、陰極箔2の折り返し部分間どうしと引き出しリードタブ3と陰極箔2の折り返し部分とを同時に冷間圧接させ、その後、ダイス8を元の位置に戻らせる。
最後に、陰極箔2にかからないように、折り返し用の加工棒9と折り返し用の支え棒10とを最初の位置に戻らせる。
陽極箔と陰極箔とを電極とし、セパレータを介してコンデンサ素子に巻回しながら、陰極箔に引き出しリードタブを設ける図3の構成となる工程を以下説明する。
まず、図6(a)に示すように、図5(a)と同様に、冷間圧接機の台座7とダイス8との間に陰極箔2を通していて、陰極箔2の下面側である台座7側には、陰極箔2の長さ方向とは直角方向を軸方向に、折り返し用の加工棒9を設置しておく。
次に、図5(b)と同様に、陰極箔2の上面側に、陰極箔2の長さ方向とは直角方向を軸方向に折り返し用の支え棒10と、折り返し用の加工棒9とは反対側に引き出しリードタブ3を、図6の背面から手前方向に引き出す。このとき、引き出しリードタブ3の真上にダイス8があるようにする。
次に、図6(b)に示すように、ダイス8を真っすぐ下に下降させて、引き出しリードタブ3と陰極箔2とのあいだで接合させる。次に、ダイス8を元の位置に上昇させる。
次に、図6(c)に示すように、折り返し用の加工棒9を、矢印のように、引き出しリードタブ3を越えて移動させながら時計回りに180度程度回転させる。このときの移動距離は、引き出しリードタブ3と折り返し用の加工棒9の間にダイス8が降下できる幅とする。次に、ダイス8を引き出しリードタブ3と折り返し用の加工棒9の間になるように横に移動後、真っすぐ下に下降させて、三重に重なった陰極箔2間で冷間接合させる。
次に、ダイス8を最初の位置に戻らせ、最後に、陰極箔2にかからないように、折り返し用の加工棒9と折り返し用の支え棒10とを最初の位置に戻らせる。
Claims (2)
- 引き出しリードタブをそれぞれ接続した陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して巻回したコンデンサ素子を有する電解コンデンサにあって、前記陰極箔上の前記引き出しリードタブを囲むように設けられた前記陰極箔の折り返し部分と、この折り返し部分の重なった部分同士が接合された接合部分とを有することを特徴とする電解コンデンサ。
- 前記引き出しリードタブを囲むように設けられた前記陰極箔の折り返し部分と、この折り返し部分の重なった部分同士と前記引き出しリードタブとが接合された接合部分とを有することを特徴とする請求項1の電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013072609A JP2014197614A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013072609A JP2014197614A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 電解コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014197614A true JP2014197614A (ja) | 2014-10-16 |
Family
ID=52358216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013072609A Pending JP2014197614A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014197614A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS577110A (en) * | 1980-06-16 | 1982-01-14 | Nissei Electric | Method of winding lead wire of condenser |
JP2003217979A (ja) * | 2002-01-18 | 2003-07-31 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ |
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2013
- 2013-03-29 JP JP2013072609A patent/JP2014197614A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS577110A (en) * | 1980-06-16 | 1982-01-14 | Nissei Electric | Method of winding lead wire of condenser |
JP2003217979A (ja) * | 2002-01-18 | 2003-07-31 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ |
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