JP2014196192A - エレベータ装置 - Google Patents

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Shinichi Kuroda
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Abstract

【課題】エレベータに設けられた操作盤について、利用者の属性に応じて適切な情報を報知することができるエレベータ装置を提供する。
【解決手段】エレベータ装置において、エレベータの乗場に設置され、前記エレベータの利用者が所持する情報記憶媒体に記録された識別情報を読み取る読取手段12と、前記読取手段により読み取られた識別情報に基づいて、当該識別情報の利用者が前記エレベータの利用を許可された者であるか否かの認証を行う認証手段20と、前記エレベータが備える操作盤に関する情報を利用者に報知するための報知手段13、2aと、前記認証手段により利用者が前記エレベータの利用を許可された者であると認証された場合に、当該利用者の属性に関する属性情報に基づいて、前記報知手段からの報知内容を決定する報知内容決定手段50と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータ装置に関するものである。
従来におけるエレベータ装置においては、エレベータの利用者の存在を検知する人検出手段を用いたり利用者の入力音声を認識した結果を用いたりしてエレベータの呼びを登録するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−254437号公報 特開2010−064886号公報 特開2001−106444号公報
このように、特許文献1に示された従来におけるエレベータ装置においては、利用者が発話した音声を認識してエレベータの呼びを登録することで、利用者は、エレベータの操作盤に接触することなく呼び登録を行うことができる。しかしながら、利用者の属性、特に視覚障がいの有無、について考慮していないため、視覚障がいを持つ利用者が操作盤に接触することなく呼び登録が可能な操作盤(非接触式操作盤)の存在に気付くことができないおそれがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、エレベータに設けられた呼びを登録するための操作盤について、利用者の属性に応じて適切な情報を報知することができるエレベータ装置を得るものである。
この発明に係るエレベータ装置は、エレベータの乗場に設置され、前記エレベータの利用者が所持する情報記憶媒体に記録された識別情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた識別情報に基づいて、当該識別情報の利用者が前記エレベータの利用を許可された者であるか否かの認証を行う認証手段と、前記エレベータが備える操作盤に関する情報を利用者に報知するための報知手段と、前記認証手段により利用者が前記エレベータの利用を許可された者であると認証された場合に、当該利用者の属性に関する属性情報に基づいて、前記報知手段からの報知内容を決定する報知内容決定手段と、を備える。
この発明に係るエレベータ装置においては、エレベータに設けられた操作盤について、利用者の属性に応じて適切な情報を報知することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置の全体構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置が備える属性情報記憶部に記憶される情報の内容の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置が備える報知内容情報記憶部に記憶される情報の内容の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置が備える報知内容決定装置の動作を説明するフロー図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図4は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータ装置の全体構成を模式的に示す図、図2はエレベータ装置が備える属性情報記憶部に記憶される情報の内容の一例を示す図、図3はエレベータ装置が備える報知内容情報記憶部に記憶される情報の内容の一例を示す図、図4はエレベータ装置が備える報知内容決定装置の動作を説明するフロー図である。
図1において、エレベータの利用者1は、IDタグ2を所持している。このIDタグ2には、複数の利用者1の各々を一意に識別可能な識別情報が予め記録されている。IDタグ2は、いわゆるアクティブ型のRFID(Radio Frequency IDentification)タグである。すなわち、IDタグ2は、自身が記憶する識別情報を無線信号として発信することができる。IDタグ2は、無線信号を発信するための電力を供給する電池を内蔵している。
エレベータの乗りかご(図示せず)が停止可能な階床には、利用者1が乗りかごに乗り降りするための乗場10が設けられている。この乗場10の壁部には、乗場出入口を開閉する乗場ドア11が設置されている。乗りかごが当該乗場10の階床に停止すると、乗りかごの出入口(図示せず)と乗場出入口とが対向する。この状態で乗りかごのドア(図示せず)と乗場ドア11とが連動して開閉し、利用者1は乗りかごの出入口と乗場出入口とを通過して乗りかごを乗り降りすることができる。
乗場10には、乗場操作盤15が設置されている。乗場操作盤15は乗場ドア11の近傍の壁部に設置される。乗場操作盤15は、利用者1が所望する方向への乗場呼びを登録するための乗場呼び登録装置である。乗場操作盤15には、接触式操作盤15a及び非接触式操作盤15bの2種類がある。
接触式操作盤15aは、乗場呼び登録を行うために利用者1が操作盤に接触する操作を必要とする乗場操作盤15である。具体的に例えば、接触式操作盤15aは上方向ボタン及び下方向ボタンの2つのボタンを備えている。そして、利用者1が所望する方向のボタンを操作(例えば押下)することで、乗場呼びが登録される。
これに対し、非接触式操作盤15bは、乗場呼びを登録するために利用者1が操作盤に接触する操作を必要としない、すなわち、利用者1は操作盤に接触せずとも乗場呼びを登録することができる乗場操作盤15である。
非接触式操作盤15bとしては、例えば、音声認識を利用したものが考えられる。この場合、非接触式操作盤15bにマイクを備え、利用者1は非接触式操作盤15bに向かって所望する方向や行先階を発話する。非接触式操作盤15bはマイクへの入力を、音声認識技術を用いて解析する。そして、マイクに入力された音声が方向や行先階を表す予め定められた語彙であった場合に、当該語彙の意味するところに従って乗場呼びを登録する。
また、非接触式操作盤15bの別の例としては、人検出技術を利用したものも考えられる。例えば、赤外線センサ、光電センサあるいはカメラ等を用いて、非接触式操作盤15bに接近した利用者1を検出可能にする。そして、非接触式操作盤15bに接近した利用者1を検出した場合に、予め定められた方向への乗場呼びを登録できるようにする。
エレベータの運転に関係する動作の全般は、運行管理装置40により制御される。運行管理装置40は、乗場操作盤15(接触式操作盤15a及び非接触式操作盤15b)への操作に応じた乗場呼び登録についても制御する。
すなわち、利用者1により乗場操作盤15に呼び登録操作がなされると(なお、この呼び登録操作には、接触式操作盤15aへの接触を伴う操作、及び、非接触式操作盤15bへの非接触操作の双方が含まれる)、乗場操作盤15は、操作内容に応じて運行管理装置40へと乗場呼び登録要求を送信する。そして、運行管理装置40は、乗場呼び登録要求に応じて乗場呼びを登録する。
こうして乗場呼びが登録されると、運行管理装置40は、登録された乗場呼びに応答すべく乗りかごを乗場呼びが登録された階床へと走行させる。そして、乗りかごが乗場呼びが登録された階床に到着すると、乗りかごのドア及び乗場ドア11が開いて、利用者1は乗りかごに乗り込むことができるようになる。
乗りかご内に乗り込んだ利用者1は、乗りかご内に設置されたかご内操作盤(図示せず)を操作して、所望する行先階を登録する。なお、乗りかご内に設置されるかご内操作盤についても、乗場操作盤15と同様、接触式と非接触式の両方の方式のものを用いることができる。接触式の操作盤の場合、利用者はかご内操作盤が備える行先階ボタンを操作して望む行先階を登録する。非接触式の操作盤の場合、非接触式操作盤15bと同様に音声認識技術を利用することで、利用者が望む行先階を発話すると当該行先階が登録されるようにすることができる。
なお、乗場操作盤15において行先階を指定して乗場呼びを登録することができるようにした場合、利用者1は乗りかご内で行先階を登録する必要がないため、乗りかご内に操作盤を設置しないようにしてもよい。この場合には、乗りかご内に利用者1が乗り込んだことを検出するセンサを設け、利用者1が乗りかご内に乗り込んだことが検出されたときに、乗場呼びの登録時に指定された行先階を自動的に登録するようにすればよい。
乗場10には、読取装置12が設置されている。この読取装置12は、IDタグ2に記録された識別情報を無線通信により読み取るためのものである。読取装置12は、IDタグ2から発信された無線信号(電磁波)を受信するための図示しないアンテナ部及びこのアンテナ部で受信した無線信号を処理して当該無線信号に含まれる識別情報等を取得する図示しない信号処理部を備えている。
読取装置12がIDタグ2から発信された無線信号を受信することが可能な範囲(以下「受信範囲」という)内に利用者1が携行するIDタグ2が入ると、IDタグ2はIDタグ2自身に記録されている識別情報を含む無線信号を発信する。読取装置はIDタグ2から発信された無線信号を受信し、当該受信した無線信号に含まれる識別情報を取得する。したがって、利用者1がIDタグ2を所持した状態で受信範囲内に入るだけで、読取装置12によるIDタグ2の識別情報の取得が行われる。
なお、IDタグ2は、利用者が所持し、識別情報が記録され、無線通信により識別情報の読み取りが行われる情報記録媒体の一例である。このような情報記録媒体としては、以上で説明したアクティブ型のRFIDタグの他、待受通信方式(タグがタグ検出範囲内に入った必要時のみタグから無線信号が発信される方式)のいわゆるセミアクティブ型のRFIDタグを用いることもできる。セミアクティブ型のRFIDタグを用いることで、IDタグ2から無線信号を送信する機会を必要時のみに限定し、IDタグ2に内蔵された電池の無用な消費を抑えることができる。
IDタグ2としては、アクティブ型あるいはセミアクティブ型のRFIDタグの他、例えば、パッシブ型のRFIDタグを用いることもできる。また、磁気記録式のIDカードを用いることも可能である。ただし、パッシブ型のRFIDタグ又は磁気記録式のIDカードをIDタグ2として用いる場合には、タグ又はカードを読取装置12に対してかざす等の読取操作が必要となる。
読取装置12により読み取られたIDタグ2の識別情報は、認証装置20へと入力される。この認証装置20は、読取装置12により読み取られた識別情報に基づいて、識別情報の利用者1がエレベータの利用を許可された者であるか否かの認証を行うためのものである。記憶装置30の認証情報記憶部31には、エレベータの利用が許可された利用者1の識別情報が認証情報として予め記憶されている。認証装置20は、読取装置12により読み取られた識別情報と、認証情報記憶部31に記憶された認証情報とを照合することにより、当該識別情報の利用者1がエレベータの利用を許可された者であるか否かの認証を行う。
認証情報記憶部31に記憶された認証情報に、読取装置12により読み取られた識別情報と合致するものがあった場合、当該識別情報の利用者1は、エレベータの利用が許可された者として認証される(認証成功)。一方、認証情報記憶部31に記憶された認証情報に、読取装置12により読み取られた識別情報と合致するものがなかった場合、当該識別情報の利用者1は、エレベータの利用が許可された者として認証されない(認証失敗)。
運行管理装置40は、認証装置20による認証結果に基づいて、乗場操作盤15(接触式操作盤15a及び非接触式操作盤15b)の動作を制御する。まず、初期状態として、運行管理装置40は、乗場操作盤15の機能を停止させた状態としている。この状態においては乗場操作盤15は利用者1の操作を受け付けず、利用者1は乗場操作盤15を操作して乗場呼びを登録することはできない。
認証装置20による認証結果が認証失敗であった場合、利用者1はエレベータの利用が許可されていない者であるということである。すなわち、当該利用者1は乗場操作盤15を操作して乗場呼びを登録することについても許可されていない。したがって、認証失敗の場合、運行管理装置40は、乗場操作盤15の機能を停止させた状態を継続する。
一方、認証装置20による認証結果が認証成功であった場合、利用者1はエレベータの利用が許可されている者である。すなわち、当該利用者1は乗場操作盤15を操作して乗場呼びを登録することが許可されている。したがって、認証成功の場合、運行管理装置40は、予め定められた一定時間の間、乗場操作盤15の機能を停止させた状態を解除する。乗場操作盤15の機能停止状態が解除されると、乗場操作盤15への操作が有効となり、利用者1は、乗場操作盤15を操作して乗場呼びを登録することができるようになる。
乗場10には、報知装置13が設置されている。報知装置13は、エレベータが備える操作盤(乗場操作盤15)に関する情報を利用者1に報知するためのものである。報知装置13は、表示装置と音声鳴動装置とを備える。表示装置は、例えばLED等のランプ及び/又は液晶ディスプレイ等からなる。音声鳴動装置は、例えばスピーカーからなる。報知装置13は、非接触式操作盤15bの近傍に配置される。
利用者1が所持するIDタグ2には、報知機能有りタグ2a及び報知機能無しタグ2bの2種類がある。報知機能有りタグ2aは、エレベータが備える操作盤(乗場操作盤15)に関する情報を利用者1に報知するための報知機能を有するIDタグ2である。報知機能有りタグ2aは、具体的に例えばスマートフォン等を利用して実現する事ができる。また、もちろん、スマートフォンを利用しなくとも、IDタグ2に表示装置及び音声鳴動装置を備えることによって報知機能有りタグ2aを実現することもできる。
一方、報知機能無しタグ2bは、エレベータが備える操作盤(乗場操作盤15)に関する情報を利用者1に報知する報知機能を有さないIDタグ2である。すなわち、報知機能無しタグ2bは通常の一般的なIDタグである。
乗場10に設けられた報知装置13及び報知機能有りタグ2aの報知機能は、いずれも、エレベータが備える操作盤に関する情報を利用者1に報知するための報知手段である。
報知手段(報知装置13及び/又は報知機能有りタグ2aの報知機能)は、認証装置20により認証成功となった場合に、エレベータが備える操作盤に関する情報を利用者1に対して報知する。この際の報知内容は、報知内容決定装置50により決定される。すなわち、報知内容決定装置50は、認証装置20により認証成功となった場合に、報知手段からの報知内容を決定するものである。
この報知内容決定装置50による報知手段からの報知内容の決定方法について、次に説明する。報知内容決定装置50は、報知手段からの報知内容を、認証成功となった利用者1の属性情報に基づいて決定する。属性情報とは、各利用者1が有する属性に関する情報である。ここでは、利用者1の属性について、視覚障がいの有無、聴覚障がいの有無、及び、利用者1が所持するIDタグ2の種別、が設定されている。
記憶装置30の属性情報記憶部32には、利用者1の識別情報毎に対応付けて当該利用者1の属性情報が予め記憶されている。この属性情報記憶部32に記憶される情報の内容の一例を図2に示す。この図2の例においては、各利用者1の識別情報は6桁の2進数で表されている。また、各利用者1の属性情報は4桁の2進数で表されている。
この例では、属性情報の右から1桁目は、視覚障がいの有無を表す。この桁が「1」は視覚障がい有りを意味し、「0」は視覚障がい無しを意味する。属性情報の右から2桁目は、聴覚障がいの有無を表す。この桁が「1」は聴覚障がい有りを意味し、「0」は聴覚障がい無しを意味する。属性情報の右から4桁目は、利用者1が所持するIDタグ2の種別を表す。この桁が「1」は報知機能有りタグ2aを意味し、「0」は報知機能無しタグ2bを意味する。
図2の例に即して具体的に説明する。識別情報「000001」には属性情報「0000」が対応付けられている。よって、識別情報「000001」のIDタグ2は報知機能無しタグ2bで、このタグを所持する利用者1は、視覚・聴覚とも障がいを持たない。識別情報「000010」には属性情報「0001」が対応付けられている。よって、識別情報「000010」のIDタグ2は報知機能無しタグ2bで、このタグを所持する利用者1は、視覚に障がいが有り、聴覚には障がいを持たない。
また、識別情報「001000」には属性情報「0010」が対応付けられている。よって、識別情報「001000」のIDタグ2は報知機能無しタグ2bで、このタグを所持する利用者1は、聴覚に障がいがあり、視覚には障がいを持たない。識別情報「000100」には属性情報「0011」が対応付けられている。よって、識別情報「000100」のIDタグ2は報知機能無しタグ2bで、このタグを所持する利用者1は、視覚・聴覚ともに障がいを持つ。そして、識別情報「000101」には属性情報「1011」が対応付けられている。よって、識別情報「000101」のIDタグ2は報知機能有りタグ2aで、このタグを所持する利用者1は、視覚・聴覚ともに障がいを持つ。
記憶装置30の報知内容情報記憶部33には、属性情報毎に対応付けて報知内容情報が予め記憶されている。報知内容情報とは、報知手段(報知装置13及び/又は報知機能有りタグ2a)から利用者1に対して報知する内容に関する情報である。報知内容には、報知手段の音声鳴動装置から鳴動させる音声メッセージの内容と、報知手段の表示装置における表示内容とが含まれる。なお、表示装置における表示内容とは、例えば、表示装置がランプの場合には、このランプの点灯有無及び点灯パターンであり、表示装置が液晶ディスプレイの場合には、表示メッセージである。
報知手段からの報知内容には、エレベータが備える操作盤に関する情報が含まれる。エレベータが備える操作盤に関する情報には、操作盤の設置位置に関する情報、及び、非接触式操作盤の有無に関する情報が含まれる。また、非接触式操作盤が有る場合には、エレベータが備える操作盤に関する情報には、当該非接触式操作盤の設置位置に関する情報も含まれる。
報知内容情報記憶部33は、報知内容情報として、メッセージ番号及びランプ点灯の要否を記憶している。メッセージ番号は、報知手段から報知するメッセージに対して一意に付けられた番号である。図3に、メッセージ番号とメッセージ内容の一例を示す。メッセージ番号「1」は、「乗場の操作盤に向かって行きたい階を発話して下さい。操作盤に触れなくてもエレベータを利用することができます。」というメッセージ内容である。このメッセージ内容には、非接触式操作盤が有ることを利用者1に伝える情報が含まれている。このメッセージ内容は視覚に障がいを持たない者に向けたものである。
メッセージ番号「2」は、「乗場の操作盤に向かって行きたい階を発話して下さい。操作盤に触れなくてもエレベータを利用することができます。視覚障害者誘導ブロックの前方に操作盤はあります。」というメッセージ内容である。このメッセージ内容には、非接触式操作盤が有ることを利用者1に伝える情報に加えて、当該非接触式操作盤の設置位置に関する情報も含まれている。このメッセージ内容は視覚に障がいを持つ者に向けたものである。
報知内容情報記憶部33は、この図3に例示するようなメッセージ番号とメッセージ内容の対応についても予め記憶している。なお、非接触式操作盤15bがなく接触式操作盤15aのみである場合は、視覚に障がいを持つ者に向けのメッセージとして、接触式操作盤15aの設置位置に関する情報を含むメッセージ内容を設定する。
報知内容決定装置50は、以上のような属性情報記憶部32及び報知内容情報記憶部33に記憶されている情報を参照し、認証装置20において認証成功となった利用者1の属性情報に基づいて、報知手段からの報知内容を決定する。すなわち、認証装置20において認証成功となった場合、報知内容決定装置50は、まず、属性情報記憶部32に記憶されている情報を参照して、認証成功となった利用者1の識別情報に対応付けられた属性情報を特定する。
次に、報知内容決定装置50は、報知内容情報記憶部33に記憶されている情報を参照して、この特定した属性情報に対応付けられた報知内容情報を特定する。報知内容決定装置50は、こうして特定した報知内容情報に基づいて、報知手段からの報知内容を決定する。この決定において、報知内容決定装置50は、特定した報知内容情報にメッセージ番号が含まれている場合には、当該メッセージ番号に対応するメッセージ内容を報知内容情報記憶部33から取得する。
こうして報知手段からの報知内容が決定されると、報知内容決定装置50は、この決定内容に基づいて、報知手段に報知を行わせる。この際、報知手段として報知装置13と報知機能有りタグ2aの両方が利用可能である場合、報知内容決定装置50は、報知機能有りタグ2aを優先的に用いて利用者1への報知を行わせる。
すなわち、認証成功となった利用者1の識別情報に対応付けられた属性情報が、当該利用者1の所持するIDタグ2が報知機能有りタグ2aであることを示している場合(図2の例で具体的に言えば、属性情報の右から4桁目が「1」である場合)、報知内容決定装置50は、報知機能有りタグ2aに利用者1への報知を行わせる。
報知機能有りタグ2aに報知を行わせる場合、報知内容決定装置50から出力された報知指令は、乗場10に設けられた送信装置14を介して無線信号により報知機能有りタグ2aへと送信される。送信装置14を介して報知指令を受信した報知機能有りタグ2aは、この受信した報知指令に基づいて、当該報知機能有りタグ2aを所持する利用者1に対して報知を行う。
このように報知機能有りタグ2aからの報知を優先することで、利用者1の属性に応じた報知内容が当該利用者1が所持するIDタグ2から報知されることになる。したがって、報知内容が含む情報を本当に必要とする利用者1に対して確実に情報を伝えることができる。加えて、報知の対象でない周囲の人には報知が直接的に行われることがないため、利用者1は周囲の人に気遣いをする必要がなくなる。
一方、報知機能有りタグ2aが利用できない場合には、報知装置13から報知を行う。すなわち、認証成功となった利用者1の識別情報に対応付けられた属性情報が、当該利用者1の所持するIDタグ2が報知機能無しタグ2bであることを示している場合(図2の例で具体的に言えば、属性情報の右から4桁目が「2」である場合)には、報知内容決定装置50は、報知装置13に報知指令を送信する。報知指令を受信した報知装置13は、この受信した報知指令に基づいて、乗場10にいる利用者1に対して報知を行う。なお、報知内容にランプの点灯等の表示装置による表示が含まれている場合には、報知指令に従って報知装置13は表示装置を用いた報知を併せて行う。
以上のような報知内容決定装置50における報知内容の決定動作について、図4のフロー図を参照しながら、今一度説明する。まず、ステップS1において、認証装置20において認証成功となった場合、報知内容決定装置50は、属性情報記憶部32に記憶されている情報を参照して、認証成功となった利用者1の識別情報に対応付けられた属性情報の右から1桁目の値が「0」であるか否かを確認する。
属性情報の1桁目が「0」でない場合(属性情報の1桁目が「1」である場合)、当該利用者1は視覚障がいを持つ者である。そこで、ステップS2へと進み、報知内容決定装置50は、非接触式操作盤15bの有無に加えて、当該非接触式操作盤15bの設置位置の情報も含むメッセージ内容のメッセージ番号である「2」を選択する。
一方、属性情報の1桁目が「0」である場合、当該利用者1は視覚障がいを持たない者である。この場合、ステップS3へと進み、報知内容決定装置50は、当該利用者1の属性情報の右から2桁目の値が「0」であるか否かを確認する。属性情報の2桁目が「0」である場合、当該利用者1は聴覚障がいを持たない者である。そこで、ステップS3へと進み、報知内容決定装置50は、非接触式操作盤15bの有無の情報を含むメッセージ内容のメッセージ番号である「1」を選択する。
ステップS2及びステップS4の後は、ステップS5へと進む。このステップS5においては、報知内容決定装置50は、ステップS2又はステップS4で選択したメッセージ番号のメッセージ内容を報知内容情報記憶部33から取得する。そして、続くステップS6において、報知内容決定装置50は、ステップS5で取得したメッセージ内容を含む報知指令を出力する。報知装置13又は報知機能有りタグ2aは、こうして出力された報知指令に基づいて、メッセージ内容を音声により利用者1に報知する。
一方、ステップS3において、属性情報の2桁目が「0」でない場合(属性情報の2桁目が「1」である場合)、当該利用者1は聴覚障がいを持つ者である。そこで、ステップS7へと進み、報知内容決定装置50は、ランプ点灯指示信号を含む報知指令を出力する。報知装置13は、こうして出力された報知指令に基づいて、ランプを点灯させて視覚的に非接触式操作盤15bの位置を利用者1に知らせる。このランプは一定時間の間点灯された後、消灯される。
なお、ステップS4においてメッセージ番号「1」が選択された場合、併せて一定時間の間ランプを点灯させるようにしてもよい。こうすることで、音声メッセージ(聴覚情報)とランプの点灯(視覚情報)を併用して、利用者1に報知を行うことができる。
以上のように構成されたエレベータ装置において、属性情報記憶部32を備える代わりにIDタグ2に属性情報を予め記録しておくようにしてもよい。この場合、読取装置12は、利用者1が所持するIDタグ2から識別情報及び属性情報を読み取る。そして、報知内容決定装置50は、認証装置20により利用者1がエレベータの利用を許可された者であると認証された場合に、当該利用者1の識別情報とともに読取装置12により読み取られた属性情報に基づいて、報知手段からの報知内容を決定する。
以上のように構成されたエレベータ装置は、エレベータの乗場に設置され、エレベータの利用者が所持する情報記憶媒体に記録された識別情報を読み取る読取手段である読取装置12と、この読取手段により読み取られた識別情報に基づいて、当該識別情報の利用者がエレベータの利用を許可された者であるか否かの認証を行う認証手段である認証装置20と、エレベータが備える操作盤に関する情報を利用者に報知するための報知手段である報知装置13及び/又は報知機能有りタグ2aと、認証手段により利用者がエレベータの利用を許可された者であると認証された場合に、当該利用者の属性に関する属性情報に基づいて、報知手段からの報知内容を決定する報知内容決定手段である報知内容決定装置50と、を備えている。
このため、エレベータの操作盤に関する情報(どこに操作盤があるか、操作盤のボタンに触れなくても利用できるエレベータか否か)について、利用者の属性に応じて適切な情報を報知することができる。すなわち、利用者の属性に応じて、当該属性を有する利用者が必要とする情報を当該利用者に報知することができる。
また、利用者は、利用するエレベータにはどのような操作盤が実装されているかを事前に知ることができる。この際、利用者の属性、特に視覚障がいの有無に応じて、報知内容を決定することで、利用者が通常視覚により得る情報である操作盤の位置に関する情報についても、視覚障がい者に報知することが可能である。よって、利用者(特に視覚障がい者)は確実に非接触式操作盤を使用することができ、操作盤の場所を探す手間が省けるので、安心・快適に利用できるエレベータ装置を提供することができる。
1 利用者、 2 IDタグ、 2a 報知機能有りタグ、 2b 報知機能無しタグ、 10 乗場、 11 乗場ドア、 12 読取装置、 13 報知装置、 14 送信装置、 15 乗場操作盤、 15a 接触式操作盤、 15b 非接触式操作盤、 20 認証装置、 30 記憶装置、 31 認証情報記憶部、 32 属性情報記憶部、 33 報知内容情報記憶部、 40 運行管理装置、 50 報知内容決定装置。

Claims (9)

  1. エレベータの乗場に設置され、前記エレベータの利用者が所持する情報記憶媒体に記録された識別情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた識別情報に基づいて、当該識別情報の利用者が前記エレベータの利用を許可された者であるか否かの認証を行う認証手段と、
    前記エレベータが備える操作盤に関する情報を利用者に報知するための報知手段と、
    前記認証手段により利用者が前記エレベータの利用を許可された者であると認証された場合に、当該利用者の属性に関する属性情報に基づいて、前記報知手段からの報知内容を決定する報知内容決定手段と、を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記報知手段から報知する前記エレベータが備える操作盤に関する情報には、前記操作盤の設置位置に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記報知手段から報知する前記エレベータが備える操作盤に関する情報には、非接触式操作盤の有無に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記報知手段から報知する前記エレベータが備える操作盤に関する情報には、前記非接触式操作盤の設置位置に関する情報が含まれることを特徴とする請求項3に記載のエレベータ装置。
  5. 前記報知手段は、前記情報記憶媒体に付随して設けられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載されたエレベータ装置。
  6. 前記情報記憶媒体に付随して設けられた前記報知手段と前記エレベータの乗場に設けられた前記報知手段の両者がある場合、前記両者のうち前記情報記憶媒体に付随して設けられたものを優先的に用いて前記エレベータが備える操作盤に関する情報を利用者に報知することを特徴とする請求項5に記載のエレベータ装置。
  7. 前記利用者の識別情報毎に対応付けて当該利用者の属性情報を予め記憶する属性情報記憶手段を備え、
    前記報知内容決定手段は、前記認証手段により利用者が前記エレベータの利用を許可された者であると認証された場合に、当該利用者の識別情報に対応付けられて前記属性情報記憶手段に記憶されている属性情報に基づいて、前記報知手段からの報知内容を決定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
  8. 前記情報記憶媒体は、当該情報記憶媒体を所持する利用者の属性情報が記録され、
    前記読取手段は、前記情報記憶媒体に記録された識別情報及び属性情報を読み取り、
    前記報知内容決定手段は、前記認証手段により利用者が前記エレベータの利用を許可された者であると認証された場合に、当該利用者の識別情報とともに前記読取手段により読み取られた属性情報に基づいて、前記報知手段からの報知内容を決定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
  9. 前記属性情報毎に対応付けて報知内容情報を予め記憶する報知内容情報記憶手段を備え、
    前記報知内容決定手段は、前記認証手段により利用者が前記エレベータの利用を許可された者であると認証された場合に、当該利用者の属性情報に対応付けられて前記報知内容情報記憶手段に記憶されている報知内容情報に基づいて、前記報知手段からの報知内容を決定することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
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