JP2014195195A - デジタル放送受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】DAB放送を受信中にFM放送に切り替わった際の受信品質の悪化を防止することができるデジタル放送受信機を提供すること。
【解決手段】デジタル放送受信機は、DAB−FMリンク機能を用いてDAB放送信号から同一内容のFM放送信号に切り替えられたときに、このFM放送信号の受信状態を判定する受信状態判定部64と、受信中のFM放送信号の受信状態が悪化したときに、このFM放送信号の番組に対応する出力音声に対してFM局間ノイズが含まれないように無音処理を行うミュート処理部32とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】デジタル放送受信機は、DAB−FMリンク機能を用いてDAB放送信号から同一内容のFM放送信号に切り替えられたときに、このFM放送信号の受信状態を判定する受信状態判定部64と、受信中のFM放送信号の受信状態が悪化したときに、このFM放送信号の番組に対応する出力音声に対してFM局間ノイズが含まれないように無音処理を行うミュート処理部32とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、DAB(Digital Audio Broadcasting)放送規格等にしたがった番組データを受信するデジタル放送受信機に関する。
従来から、音声FMレベル検出回路によって放送電波中の音声信号の受信状態を検出するとともに、この検出結果に対応して音声信号の再生出力に無段階の減衰を与えるミュート回路を備える受信装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この受信装置では、音声信号の受信レベルに伴ってミュートの動作状態をリニアに変化させることができるため、違和感のないミュート効果を得ることができる。
欧州等ではDAB放送を受信する車両に搭載されるDAB受信機が実用化されている。このDAB受信機には、DAB放送を受信中に受信状態が悪化した場合に、同一内容の番組を放送しているFM放送を受信するDAB−FMリンク機能が備わっている。一般には、DAB放送の受信エリアよりもFM放送の受信エリアの方が広いため、受信対象をDAB放送からFM放送に切り替えることにより、同一内容の番組の受信を継続することが可能となる。
ところで、通常のFM受信機では、広い受信エリアでFM放送を受信できるように、FM放送信号の受信状態がある程度悪くなってもFM音声が出力されるようにミュート時の減衰量が設定されている。この点については、上述した特許文献1に開示された受信装置でも同じである。また、一般にFM放送を受信中にソフトミュート処理が行われると、FM放送の音量が減衰して局間ノイズに収束することになる。
ところが、上述したDAB受信機においてDAB−FMリンク機能を用いてFM放送に受信対象を切り替えた場合を考えると、切り替え後のFM放送の受信状態が悪い場合にFM局間ノイズが混入した音声出力(あるいはソフトミュート処理による無音出力)が行われることになり、FM放送に切り替わったときに受信品質が悪化するという問題があった。DAB受信機の出力音声を聴取している利用者は、DAB放送から自動的にFM放送に切り替わったときにノイズ混じりの耳障りな音声が出力されたと感じるため、このような切り替えは望ましくない。特に、車両がトンネル等に進入すると、受信対象がDAB放送からFM放送に切り替わり、しかも局間ノイズが混じった状態のFM音声が出力されると、DAB放送を聴取中の利用者は違和感を感じることになる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、DAB放送を受信中にFM放送に切り替わった際の受信品質の悪化を防止することができるデジタル放送受信機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のデジタル放送受信機は、DAB放送信号を受信するDAB受信手段と、FM放送信号を受信するFM受信手段と、受信中のDAB放送信号の受信状態を判定する第1の受信状態判定手段と、第1の受信状態判定手段による判定結果に基づいて、受信中のDAB放送信号の受信状態が悪化したときに、このDAB放送信号の番組と同一内容の番組が含まれるFM放送信号に受信対象を切り替えるDAB−FM切替手段と、DAB−FM切替手段によって受信対象がFM放送信号に切り替えられたときに、このFM放送信号の受信状態を判定する第2の受信状態判定手段と、第2の受信状態判定手段による判定結果に基づいて、受信中のFM放送信号の受信状態が悪化したときに、このFM放送信号の番組に対応する出力音声に対して無音処理を行う無音処理手段とを備えている。
受信中のDAB放送信号の受信状態が悪化して同一内容のFM放送に切り替えた場合に、このFM放送信号の受信状態が悪い場合には無音処理を実施し、ノイズが含まれるFM音声を出力しないようにできるため、DAB放送を受信中にFM放送に切り替わった際の受信品質の悪化を防止することができる。
また、上述した無音処理手段は、FM局間ノイズを含まない無音処理を行うことが望ましい。また、上述した無音処理手段による無音処理が行われる前に受信中のFM放送信号の出力音声にはFM局間ノイズが含まれないことが望ましい。さらに、上述した無音処理手段は、受信中のFM放送信号の受信状態が悪化したときであって、受信中のFM放送信号の出力音声にFM局間ノイズが含まれる前に無音処理を行うことが望ましい。これにより、DAB放送からFM放送に切り替わった後にノイズが含まれる音声が出力されることを確実に防止することができる。
また、上述した無音処理手段による無音処理は、DAB−FM切替手段によって受信対象が切り替えられたFM放送信号に対して行い、それ以外のFM放送信号に対しては行わないことが望ましい。これにより、DAB−FMリンク機能を用いてFM放送に切り替えた場合以外の通常のFM放送受信時には、出力音声にノイズが混入する場合も許容しながら広い受信エリアでFM放送を受信することが可能となる。
以下、本発明を適用した一実施形態のデジタル放送受信機について、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態のデジタル放送受信機の構成を示す図である。このデジタル放送受信機は、主に欧州で用いられているDAB放送規格にしたがったデジタル放送信号を受信するためのものであるが、アナログ放送信号であるAM放送信号とFM放送信号を受信するための構成を併せ持っている。また、例えば、このデジタル放送受信機は車両に搭載されている。
図1に示すように、本実施形態のデジタル放送受信機は、DABフロントエンド部(DAB FE)20、DABバックエンド部(DAB BE)22、FM/AMチューナ部30、ミュート処理部32、切替部40、出力処理部50、アンプ52、スピーカ54、主制御部60、表示装置70、操作部72を備えている。
DABフロントエンド部20は、アンテナ10によって受信したDAB放送信号を中間周波信号に変換するとともに、復調処理と復号化処理を行ってサービス毎の圧縮音声データや、サービスとは別に挿入された各種アナウンスメントの音声データなどを抽出する。具体的には、DABフロントエンド部20は、変調方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いたマルチキャリア方式で放送されたデジタル放送信号を受信して復調処理および復号化処理を行って圧縮音声データを抽出する。例えば、圧縮音声データとして、MP2(MPEG1 Audio Layer2とMPEG2 Audio Layer2)形式の圧縮音声データが出力される。
図2は、DAB放送信号のフレーム構成を示す図である。図2に示すように、フレームは、同期チャネル、ファースト・インフォメーション・チャネルFIC、メイン・サービス・チャネルMSCによって構成されている。
同期チャネルは、NULLシンボルと位相基準シンボルPRS(Phase Reference Symbol)からなり、フレームの先頭部分を検出してフレーム同期をとるために用いられる。ファースト・インフォメーション・チャネルFICは、メイン・サービス・チャネルMSCの内容を説明する領域であり、時間/日付データ、サービス(番組)の配列データ、サービスのラベル(名称)、サービス識別コードSID(Service Identification Code)などが含まれる。複数個のFIG(ファースト・インフォメーション・グループ)がエネルギ拡散されて、所定の情報単位である1個のFIB(ファースト・インフォメーション・ブロック)を構成している。また、各FIBは、畳み込み符号化され、この畳み込み符号化された3個のFIBが1個のFICを構成している。メイン・サービス・チャネルMSCは、複数のサービスのそれぞれに対応する主に音楽データが含まれる。このメイン・サービス・チャネルMSCは、エネルギ拡散され、畳み込み符号化され、タイムインターリーブされた複数個のサブ・チャネル(SubCh)を含んでいる。
DABバックエンド部22は、DABフロントエンド部20から出力される圧縮音声データ(MP2データ)が入力されており、出力対象となるサービスやアナウンスメントの切り替えや、切り替えられたサービス等の圧縮音声データに対する展開処理などを行う。展開処理によって、例えばI2S(The Inter-IC Sound Bus)フォーマットの音声データが出力される。
FM/AMチューナ部30は、アンテナ12を介して受信したアナログ放送としてのFM放送信号およびAM放送信号のそれぞれに対応する復調処理(FM検波処理やAM検波処理)を行って音声データを再生する。なお、FM放送信号に対応する各番組にはプログラム識別コード(PI)が対応付けられており、上記のデジタル放送信号に含まれるサービスと同一内容を有するFM放送の番組については、サービスに対応するサービス識別コードSIDとFM放送の番組に対応するプログラム識別コードPIとが同じ番号になっている。したがって、デジタル放送のサービスと同一内容を有するFM放送の番組を探す場合には、サービス識別コードSIDと同じ値のプログラム識別コードPIを有する番組を検出すればよい。ミュート処理部32は、FM/AMチューナ部30から出力されるFM放送の音声データに対して、音声のみならずFM局間ノイズも含まれないようにミュート処理(無音処理)を行う。
切替部40は、DABバックエンド部22とFM/AMチューナ部30のいずれか一方から出力され音声データを選択して出力する。いずれの音声データを選択するかは、主制御部60によって指示される。
出力処理部50は、切替部40から音声データが入力され、音量の可変制御、他の音(例えば操作音)の重ね合わせ処理等を行う。アンプ52は、出力処理部50から出力される音声データを増幅してスピーカ54から増幅後の音声を出力する。なお、実際には、出力処理部50における各種処理後の音声データをアナログの音声信号に変換する必要があるが、この変換処理は出力処理部50内で行う場合の他に、出力処理部50の後段にデジタル−アナログ変換器を設けて行うようにしてもよい。
主制御部60は、デジタル放送受信機全体の受信動作を制御するとともに、DAB放送の音声出力中にDAB放送信号の受信状態が悪化したときにFM放送の音声出力に切り替え、さらにFM放送信号の受信状態が悪化したときにミュート処理を実施する。これらの音声出力の切替処理やミュート処理を実施するために、主制御部60は、受信状態判定部62、64、出力切替判定部66を備えている。なお、音声出力の切替処理やミュート処理以外の通常の受信動作の制御に関する構成(受信対象となるサービスを選択する動作や受信中のサービスについて受信内容を表示する動作などに必要な構成)については図示が省略されている。
一方の受信状態判定部62は、受信中のDAB放送信号の受信状態を判定する。例えば、受信状態判定部62は、DABフロントエンド部20内で生成される中間周波信号に基づいてDAB放送信号の電界強度を検出し、この検出した電界強度に基づいてDAB放送信号の受信状態を判定する。また、他方の受信状態検出部64は、受信中のFM放送信号の受信状態を判定する。例えば、受信状態判定部64は、FM/AMチューナ部30内で生成される中間周波信号に基づいてFM放送信号の電界強度を検出し、この検出した電界強度に基づいてFM放送信号の受信状態を判定する。
出力切替判定部64は、DAB放送信号の受信状態が悪化したときに、出力対象をDAB放送の音声出力からFM放送の音声出力に切り替える(DAB−FMリンク機能)。出力切替判定部64は、受信中のDAB放送信号のサービス(番組)のサービス識別コードSIDと同じ値のプログラム識別コードPIを有するFM放送信号の番組をあらかじめ検出しており、DAB放送信号の受信状態が悪化したときにこのFM放送信号に切り替える処理を行う。
なお、実際には、DAB放送信号からFM放送信号に切り替えるまでに、受信中のDAB放送信号のサービス(番組)とサービス識別コードSIDが同じである他の周波数(アンサンブル)のサービスを検索して切り替える処理が行われ、このような同一内容の他のサービスが存在しない場合にFM放送信号への切り替えが行われる。また、同一内容の番組が含まれるFM放送信号が存在しない場合には、FM放送信号への切り替えは行われない。
表示装置70は、デジタル放送受信機の動作状態を示す動作画面や各種操作を行うための操作画面などを表示する。操作部72は、利用者が操作指示を行うためのものであり、各種の操作キーや操作つまみなどが含まれる。利用者による音量の変更指示や受信対象となるサービスの切替指示などが操作部72を用いて行われる。
上述したDABフロントエンド部(DAB FE)20、DABバックエンド部(DAB BE)22がDAB受信手段に、FM/AMチューナ部30がFM受信手段に、受信状態判定部62が第1の受信状態判定手段に、受信状態判定部64が第2の受信状態判定手段に、出力切替判定部66および切替部40がDAB−FM切替手段に、ミュート処理部32が無音処理手段にそれぞれ対応する。
本実施形態のデジタル放送受信機はこのような構成を有しており、次に、DAB放送の音声出力中にDAB放送信号の受信状態が悪化した場合の動作について説明する。
図3は、DAB放送信号の受信状態が悪化したときにFM放送の音声出力に切り替えるとともにFM放送信号の受信状態が悪化したときにミュート処理を実施する動作手順を示す流れ図である。
DAB放送信号を受信中(ステップ100)に、受信状態判定部62は、受信中のDAB放送信号の受信状態が悪化したか否かを判定する(ステップ102)。受信状態が良好な場合には否定判断が行われ、この判定が繰り返される。また、受信状態が悪化するとステップ102の判定において肯定判断が行われる。
次に、出力切替判定部66は、受信中のDAB放送信号の番組(サービス)と同一内容の番組が含まれるFM放送信号が存在するか否かを判定する(ステップ104)。存在しない場合に否定判断が行われ、ステップ100に戻ってDAB放送信号の受信が継続される。また、同一内容の番組が含まれるFM放送信号が存在する場合にはステップ104の判定において肯定判断が行われる。次に、出力切替判定部66は、このFM放送信号の受信状態は良好か否かを判定する(ステップ106)。良好でない場合には否定判断が行われ、ステップ100に戻ってDAB放送信号の受信が継続される。一方、良好な場合にはステップ106の判定において肯定判断が行われる。出力切替判定部66は、切替部40に指示を送って、音声データの選択先をそれまでのDABバックエンド部22からFM/AMチューナ部30に切り替える(ステップ108)。以後、FM放送信号が受信され、同一内容の番組の音声がスピーカ54から出力される(ステップ110)。なお、この切り替えの時点ではミュート処理部32によるミュート処理は行われておらず、FM/AMチューナ部30から出力される音声データがそのまま切替部40を介して出力処理部50に入力される。
次に、受信状態判定部64は、受信中のFM放送信号の受信状態が悪化したか否かを判定する(ステップ112)。受信状態が悪化したか否かの判定は、電界強度と所定のしきい値とを比較することにより行われる。また、このしきい値は、FM放送の音声出力にFM局間ノイズが含まれない状態を維持することができる電界強度の最小値よりも大きい値に設定される。すなわち、ステップ112において受信状態が悪化したと判定されない場合には、FM局間ノイズが含まれない高音質の音声出力を得ることが可能となる。
受信状態が悪化した場合にはステップ112の判定において肯定判断が行われ、ミュート処理部32は、FM/AMチューナ部から出力される音声データに対してミュート処理を行う(ステップ114)。このミュート処理が行われると、スピーカ54から出力される音声が無音状態になる。次に、あるいは、FM放送信号の受信状態が悪化せずにステップ112の判定において否定判断が行われた場合にはその後、受信状態判定部62は、DAB放送信号の受信状態は回復したか否かを判定する(ステップ116)。回復していない場合には否定判断が行われ、ステップ110に戻ってFM放送信号の受信動作が継続される。また、DAB放送信号の受信状態が回復した場合にはステップ116の判定において肯定判断が行われる。この場合には、出力切替判定部66は、切替部40に指示を送って、音声データの選択先をそれまでのFM/AMチューナ部30からDABバックエンド部22に切り替える(ステップ118)。以後、ステップ100に戻って、DAB放送信号が受信され、DAB放送信号の音声がスピーカ54から出力される。
図4は、DAB−FMリンク機能を用いてDAB放送信号とFM放送信号とを切り替える場合の説明図である。図4において、「DAB電界強度」はDAB放送信号の電界強度を、「FM電界強度」はFM放送信号の電界強度をそれぞれ示している。図4に示すように、DAB電界強度がしきい値Aよりも大きく、受信状態が良好な場合には、DAB放送信号を受信してその音声が出力される。また、DAB放送信号の受信状態が悪化してしきい値Aよりも低下すると、その時点でのFM放送信号の受信状態が良好(電界強度がしきい値Bよりも大きい)であることを条件に、FM放送信号の音声出力(FM局間ノイズは含まれない)に切り替えられる。さらに、FM放送信号の受信状態が悪化して電界強度がしきい値Bよりも低くなるとミュート処理が行われて、出力音声が無音状態(FM局間ノイズは含まれない)になる。また、FM放送信号の受信状態が回復するとミュート処理が中止され、FM放送信号の音声出力が再開される。なお、FM放送信号の音声出力の状態(無音か否か)にかかわらず、DAB放送信号の受信状態が回復すると、その時点でDAB放送信号の音声出力に切り替えられる。
このように、本実施形態のデジタル放送受信機では、受信中のDAB放送信号の受信状態が悪化して同一内容のFM放送に切り替えた場合に、このFM放送信号の受信状態が悪い場合にはミュート処理を実施し、ノイズが含まれるFM音声を出力しないようにできるため、DAB放送を受信中にFM放送に切り替わった際の受信品質の悪化を防止することができる。
これにより、例えば、車両走行中にトンネルに進入した場合に、DAB放送からFM放送に切り替わった直後にFM放送も受信できない状態になってFM局間ノイズが含まれる音声が出力される事態を回避することができる。
特に、DAB−FMリンク機能を用いてFM放送に切り替えた場合に行われるミュート処理は、FM局間ノイズを含まないように行われる。また、ミュート処理が行われる前に受信中のFM放送信号の出力音声には、FM局間ノイズが含まれないようにしきい値(図4のしきい値B)が設定されている。これにより、DAB放送からFM放送に切り替わった後にノイズが含まれる音声が出力されることを確実に防止することができる。
また、FM局間ノイズが全く含まれないように行うミュート処理部32による上述したミュート処理は、DAB−FMリンク機能を用いてFM放送信号に切り替えた場合にのみ行い、それ以外のFM放送信号に対しては行わないため、通常のFM放送受信時には、出力音声にノイズが混入する場合も許容しながら広い受信エリアでFM放送を受信することが可能となる。
上述したように、本発明によれば、受信中のDAB放送信号の受信状態が悪化して同一内容のFM放送に切り替えた場合に、このFM放送信号の受信状態が悪い場合には無音処理を実施し、ノイズが含まれるFM音声を出力しないようにできるため、DAB放送を受信中にFM放送に切り替わった際の受信品質の悪化を防止することができる。
10、12 アンテナ
20 DABフロントエンド部(DAB FE)
22 DABバックエンド部(DAB BE)
30 FM/AMチューナ部
32 ミュート処理部
40 切替部
50 出力処理部
52 アンプ
54 スピーカ
60 主制御部
62、64 受信状態判定部
66 出力切替判定部
70 表示装置
72 操作部
20 DABフロントエンド部(DAB FE)
22 DABバックエンド部(DAB BE)
30 FM/AMチューナ部
32 ミュート処理部
40 切替部
50 出力処理部
52 アンプ
54 スピーカ
60 主制御部
62、64 受信状態判定部
66 出力切替判定部
70 表示装置
72 操作部
Claims (5)
- DAB放送信号を受信するDAB受信手段と、
FM放送信号を受信するFM受信手段と、
受信中のDAB放送信号の受信状態を判定する第1の受信状態判定手段と、
前記第1の受信状態判定手段による判定結果に基づいて、受信中のDAB放送信号の受信状態が悪化したときに、このDAB放送信号の番組と同一内容の番組が含まれるFM放送信号に受信対象を切り替えるDAB−FM切替手段と、
DAB−FM切替手段によって受信対象がFM放送信号に切り替えられたときに、このFM放送信号の受信状態を判定する第2の受信状態判定手段と、
前記第2の受信状態判定手段による判定結果に基づいて、受信中のFM放送信号の受信状態が悪化したときに、このFM放送信号の番組に対応する出力音声に対して無音処理を行う無音処理手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送受信機。 - 請求項1において、
前記無音処理手段は、FM局間ノイズを含まない無音処理を行うことを特徴とするデジタル放送受信機。 - 請求項1または2において、
前記無音処理手段による無音処理が行われる前に受信中のFM放送信号の出力音声にはFM局間ノイズが含まれないことを特徴とするデジタル放送受信機。 - 請求項1または2において、
前記無音処理手段は、受信中のFM放送信号の受信状態が悪化したときであって、受信中のFM放送信号の出力音声にFM局間ノイズが含まれる前に無音処理を行うことを特徴とするデジタル放送受信機。 - 請求項1〜4のいずれか一項において、
前記無音処理手段による無音処理は、DAB−FM切替手段によって受信対象が切り替えられたFM放送信号に対して行い、それ以外のFM放送信号に対しては行わないことを特徴とするデジタル放送受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013070958A JP2014195195A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | デジタル放送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013070958A JP2014195195A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | デジタル放送受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014195195A true JP2014195195A (ja) | 2014-10-09 |
Family
ID=51840156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013070958A Pending JP2014195195A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | デジタル放送受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014195195A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160318523A1 (en) * | 2015-04-30 | 2016-11-03 | Lg Electronics Inc. | Driver assistance for a vehicle |
-
2013
- 2013-03-29 JP JP2013070958A patent/JP2014195195A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20160318523A1 (en) * | 2015-04-30 | 2016-11-03 | Lg Electronics Inc. | Driver assistance for a vehicle |
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