JP2014194751A - 情報取得装置、表示制御システムおよび生体認証システム - Google Patents

情報取得装置、表示制御システムおよび生体認証システム Download PDF

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Abstract

【課題】生体認証が可能な情報取得装置において、部品点数を低減させるのに有効な情報取得装置を提供する。
【解決手段】情報取得装置10は、表示パネル21または紙面に形成された情報パターン3、および、ユーザの生体情報を取得する取得部15と、取得部15により取得したユーザの生体情報と、あらかじめ登録されている生体情報とを照合する照合部140と、照合部140の照合結果に基づいて、ユーザを認証する認証部150と、認証部150の認証結果に基づいて、取得部15による情報パターン3の取得処理を含む情報パターン3の読み取り処理を開始するか否かを制御する制御部16と、を備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、生体認証によりユーザを認証することができる情報取得装置、表示制御システムおよび生体認証システムに関する。
従来より、紙面に配置されたドットなどのパターンを取得する電子ペンにおいて、生体認証用のセンサを用いて生体認証を行う技術が知られている。(特許文献1)。
特開2011−18127号公報
特許文献1に記載の従来技術では、ドットなどのパターンを取得するための撮像系と生体認証のための撮像系に、別々の部品が用いられている。そのため、部品点数が増加してしまう。
本開示は、生体認証が可能な情報取得装置において、部品点数を低減させるのに有効な情報取得装置を提供する。
本開示における情報取得装置は、表示パネルまたは紙面に形成された情報パターンを取得する情報取得装置であって、情報パターン、および、ユーザの生体情報を取得する取得部と、取得部により取得したユーザの生体情報と、あらかじめ登録されている生体情報とを照合する照合部と、照合部の照合結果に基づいて、ユーザを認証する認証部と、認証部の認証結果に基づいて、取得部による情報パターンの取得処理を含む情報パターンの読み取り処理を開始するか否かを制御する制御部と、を備える。
本開示における情報取得装置は、生体認証が可能な情報取得装置において、部品点数を低減させるのに有効である。
表示制御システム100をユーザが使用している状況を示す概略図 表示制御システム100のブロック図 (a)情報パターン3を取得するときのデジタルペン10の断面図、(b)ユーザの指静脈パターンを用いた生体認証を行うときのデジタルペン10の断面図 (a)マーク31の配置パターンを示す図、(b)情報パターン3を説明するための概略図 マーク31の位置によって、マーク31の位置を数値化した情報が異なることを説明するための概略図 (a)デジタルペン10についての処理の流れを示すフローチャート、(b)生体認証の処理の流れを示すフローチャート 実施形態の変形例のデジタルペン10についての処理の流れを示すフローチャート (a)デジタルペンの断面図、(b)デジタルペンの断面図((a)とは異なる方向に切断したときの断面図) (a)生体認証を行っていないときのデジタルペンの断面図、(b)生体認証を行っているときのデジタルペンの断面図 生体認証システムを示す概略図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
[1.表示制御システムの概要]
図1は、実施形態1に係る表示制御システム100の外観を示す概略図である。表示制御システム100は、光学式デジタルペン(以下、単に「デジタルペン」と称する。)10と、表示装置20とを備えている。デジタルペン10は、情報取得装置(例えば読取装置)の一例である。
詳しくは後述するが、表示装置20は、液晶ディスプレイであり、表示パネル21(表示部)に様々な画像を表示することができる。また、表示装置20には、表示パネル21の表示面上における位置に関する情報を表す情報パターン3(位置情報パターン)が設けられている。表示パネル21では、例えば液晶表示部上に積層された光学フィルタ(図示省略)に、複数の情報パターン3が形成されている。デジタルペン10は、情報パターン3を光学的に読み取ることによって、表示パネル21の表示面上におけるデジタルペン10の先端の位置に関する情報(以下、「位置情報」ともいう)を検出し、その位置情報を表示装置20に送信する。表示装置20は、その位置情報を入力として受け取り、様々な表示制御を行う。なお、情報パターン3の読み取りは、情報パターン3を取得して、取得した情報パターン3を情報として認識することを意味する。
例えば、デジタルペン10の先端を表示パネル21の表示面上で移動させた場合に、デジタルペン10は、連続的に読み取った情報パターン3から、デジタルペン10の先端の軌跡として、連続的な位置情報を検出する。表示装置20は、デジタルペン10の先端の軌跡に応じて、表示パネル21に点を連続的に表示する。これにより、デジタルペン10を用いて表示パネル21に文字や図形等を手書き入力することができる。または、表示装置20は、デジタルペン10の軌跡に応じて、表示パネル21が表示している点を連続的に消去する。これにより、デジタルペン10を消しゴムのように用いて、表示パネル21の文字や図形を消去することができる。すなわち、デジタルペン10は、読み取り装置として機能すると共に、表示制御システム100への入力装置としても機能する。
[2.表示装置の構成]
以下、表示装置20について説明する。図2は、表示制御システム100の概略構成を示すブロック図である。
表示装置20は、外部からの信号を受信する受信部22と、表示装置20全体を制御する表示側マイコン23と、画像を表示する表示パネル21とを有している。
受信部22は、詳しくは後述する、デジタルペン10から送信された信号を受信する。受信部22が受信した信号は、表示側マイコン23に送られる。
表示側マイコン23は、CPU及びメモリなどから構成されている。表示側マイコン23には、CPUを動作させるためのプログラムが実装されている。例えば、表示側マイコン23は、デジタルペン10から送信された信号に基づいて表示パネル21を制御して、表示パネル21に表示させる内容を変更する。
[3.デジタルペンの構成]
次に、デジタルペン10の詳細な構成について図2および図3を用いて説明する。
図3はデジタルペン10の概略構成を示す断面図であり、図3(a)は、情報パターン3を取得する場合を示し、図3(b)は、ユーザの指静脈のパターンを用いた生体認証を行う場合を示している。
図2に示すように、デジタルペン10は、圧力センサ13と、照射部14と、取得部15と、制御部16と、送信部17と、記録部110と、照合部140と、認証部150と、を備える。
記録部110は、デジタルペン10により撮像されたユーザの生体情報(以下、「取得生体情報」ともいう。)を一時的に格納する第1記録部111と、ユーザなどにより事前に登録された情報であってユーザを特定するためのユーザ情報およびユーザの生体情報(以下、「登録生体情報」ともいう。)があらかじめ格納された第2記録部112と、を有する。第2記録部112では、ユーザ情報に登録生体情報が対応付けられている。ユーザを特定するためのユーザ情報は、例えば、ユーザの氏名、年齢、性別などを含む。ユーザの生体情報は、例えば、ユーザの指静脈パターンである。なお、生体認証として指紋認証を行う場合は、第2記録部112には、登録生体情報としてユーザの指紋パターンが格納される。また、生体認証として虹彩認証を行う場合は、第2記録部112には、登録生体情報としてユーザの虹彩パターンが格納される。
照合部140は、第1記録部111に格納された取得生体情報と、第2記録部112に格納された登録生体情報とを、照合させて、認証部150に照合結果を出力する機能を有する。照合部140は、照合処理として、取得生体情報が登録生体情報に合致するか否かを判定し、その判定結果を照合結果として出力する。
認証部150は、照合部140から受けた照合結果に応じて、ユーザを認証するか否かの判断を行う機能を持つ。認証部150は、取得生体情報が登録生体情報に合致するという照合結果を受けた場合に、ユーザを認証する認証処理を行う。
次に図3(a)を用いて、デジタルペン10で情報パターン3を読み取る処理(読み取り処理)について説明する。
図3に示すように、デジタルペン10は、円筒状の本体ケース11と、本体ケース11の先端に取り付けられたペン先部12と、ペン先部12に作用する圧力を検出する圧力センサ13と、赤外光を出射する照射部14と、入射してきた赤外光から情報パターン3の情報(画像)を取得する取得部15と、デジタルペン10を制御する制御部16と、外部へ信号を出力する送信部17と、デジタルペン10の各部材に電力を供給する電源19とを有している。なお、図3では、デジタルペン10は、絞り18a,18bを備える。
本体ケース11は、一般的なペンと同様の外形形状であり、円筒状に形成されている。ペン先部12は、先細形状に形成されている。ペン先部12の先端は、表示パネル21の表面を傷つけないように僅かに丸みを帯びている。また、ペン先部12の形状は、ユーザが表示パネル21に表示される画像を認識しやすい形状であることが好ましい。
圧力センサ13は、本体ケース11に内蔵され、ペン先部12の基端部に連結されている。圧力センサ13は、ペン先部12に加わる圧力を検出し、その検出結果を制御部16へ送信する。具体的には、圧力センサ13は、ユーザがデジタルペン10を用いて表示パネル21に文字などを記入する際に、表示パネル21からペン先部12に加わる圧力を検出する。つまり、圧力センサ13は、デジタルペン10を用いたユーザの入力意思の有無を判定する際に用いられる。
照射部14は、本体ケース11の先端部において、ペン先部12の近傍に設けられている。照射部14は、例えば、1つ又は複数の赤外線LED(光源)で構成されている。照射部14は、本体ケース11の先端から赤外光を照射するように構成されている。
取得部15は、本体ケース11の先端部であって、ペン先部12の近傍に設けられている。取得部15は、対物レンズ15aと、撮像素子15bとを有している。対物レンズ15aは、ペン先側から入射してくる光を撮像素子15bに結像させる。対物レンズ15aは、本体ケース11の先端部に設けられている。ここで、デジタルペン10の先端を表示装置20の表示面に向けた状態で照射部14から赤外光を照射すると、赤外光は表示パネル21を透過して、表示パネル21の裏側に位置する拡散反射シートで拡散反射する。拡散反射シートは、例えば面光源の裏側に位置する。その結果、デジタルペン10の角度に拘わらず、表示パネル21を透過した赤外光の一部が、デジタルペン10側へ戻ってくる。対物レンズ15aには、照射部14から出射されて表示装置20の拡散反射シートで拡散反射した赤外光が入射する。撮像素子15bは、対物レンズ15aの光軸上に設けられている。撮像素子15bは、撮像面に結像した光学像を電気信号に変換して画像信号を生成し、その画像信号を制御部16へ出力する。撮像素子15bは、例えば、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサで構成される。詳しくは後述するが、情報パターン3(ドットパターン)のマーク31(ドット)は、赤外光を吸収する材料(赤外光に対する透過率が低い材料)で形成されている。そのため、情報パターン3のマーク31からは、赤外光がデジタルペン10へほとんど戻ってこない。他方、マーク31間の領域からは、マーク31の領域よりも多くの赤外光が戻ってくる。その結果、情報パターン3のパターン形状が黒く表現された光学像が、撮像素子15bに撮像される。つまり、撮像素子15bにより情報パターン3が取得される。
制御部16は、図2に示すように、特定部16aと、ペン側マイコン16bとを有する。特定部16aは、取得部15からの画像信号に基づいて、表示パネル21上におけるデジタルペン10の位置情報を特定する。詳しくは、特定部16aは、取得部15から取得した画像信号から情報パターン3のパターン形状を取得し、そのパターン形状に基づいて表示パネル21上におけるペン先部12の位置情報を特定する処理を行う。特定部16aにより特定されたペン先部12の位置に関する位置情報は、ペン側マイコン16b介して送信部17へ送られる。ペン側マイコン16bは、デジタルペン10全体を制御する。ペン側マイコン16bは、CPU及びメモリなどから構成されており、CPUを動作させるためのプログラムが実装されている。
さらに、制御部16は、認証部150の認証結果情報が供給されるように構成されており、認証部150から送られる認証結果情報に基づき、デジタルペン10の動作を制御する。具体的には、デジタルペン10自体の電源のオンオフを制御する。なお、デジタルペン10自体の電源のオンオフを制御する以外に、照射部14の動作のオンオフを制御してもよい。
送信部17は、信号を外部に送信する。具体的には、送信部17は、特定部16aにより特定された位置情報を外部へ無線送信する。送信部17は、表示装置20の受信部22と近距離無線通信を行う。送信部17は、本体ケース11のうちペン先部12とは反対側の端部に設けられている。
次に、図3(b)を用いて、デジタルペン10で生体認証を行う場合について説明する。電子機器のセキュリティ性を向上させる場合、パスワードでのロックや、鍵による物理的なロックを用いることがある。しかし、パスワードなど文字情報を用いた認証や、鍵などの物による認証では、忘却や紛失によって本人でも認証できなくなるおそれがある。また、情報漏洩や盗難によって本人になりすまして他人が認証されてしまい、電子機器が悪用される恐れもある。それに対して、生体情報を認証材料として用いた生体認証の場合には、それらの危険性が低いと考えられている。生体認証は、PCのログインや銀行のATMにおける手続き開始時など、電子制御の出入口において、あらかじめ登録された本人であるか否かを確認する目的で、認証手段として採用されている。
本実施形態では、デジタルペン10に生体認証機能を持たせることで、事前登録されたユーザのみがデジタルペン10を使用できるように管理もしくは制限をすることができ、他人によるなりすましを防ぐことができる。
図3(b)に示すように、デジタルペン10のユーザは、生体認証をする際に、デジタルペン10に備えられた照射部14へ指を近づける。ユーザは、照射部14の照射領域へ指を入れる。照射部14から照射された近赤外光は、ユーザの指に照射される。このとき、指内の静脈を流れる血液中の還元ヘモグロビンは、照射された近赤外光を吸収する。指からの反射光は、近赤外光を受光する取得部15で撮像され、制御部16においてユーザの指静脈パターンとなって抽出される。具体的に、指からの反射光は、対物レンズ15aに入射する。対物レンズ15aは、指からの反射光を撮像素子15bの撮像面に結像させる。撮像素子15bは、撮像面に結像した光学像を電気信号に変換して画像信号を生成し、その画像信号を制御部16へ出力する。制御部16は、画像信号に画像処理を施してユーザの指静脈パターンを取得し、その指静脈パターンを取得生体情報として記録部110内にある第1記録部111に記録する。このように、取得部15及び制御部16により、ユーザの指静脈パターンが読み取られる。ここで、制御部16は、図3(a)に示す情報パターン3の読取り時と、図3(b)に示す生体情報の読取り時とにおいて、照射部14から照射される近赤外光の発光強度などが異なるように発光を制御する構成としてもよい。
第2記録部112は、事前に登録された指静脈パターンを登録生体情報として保持している。第2記録部112では、この指静脈パターンに対して、ユーザを特定するユーザ情報がリンクされている。例えば、ユーザは、ユーザ情報を表示制御システム100に登録する時に、自身の指静脈パターンをデジタルペン10に読み取らせる。
なお、第1記録部111と第2記録部112は、同一の記録部として記録部110内にあってもよい。
照合部140は、第1記録部111に記録された指静脈パターンを、第2記録部112に記録されている事前登録された指静脈パターンに照合し、照合結果を認証部150へ送信する。
認証部150は、照合部140からの照合結果に応じて認証判断を行い、認証判断によりユーザが特定された場合に、ユーザを認証したとの認証結果情報を制御部16に出力する。制御部16は、この認証結果情報を受けると、表示装置20に対してペン入力が可能にデジタルペン10を設定する。
[4.情報パターンの詳細]
図4(a)は、マーク31の配置パターンを示す図である。図4(a)及び図4(b)には、マーク31の位置を説明するために、仮想の線(実際には存在しない線)として、第1基準線44と第2基準線45とを記載している。第1基準線44と第2基準線45は互いに直交している。図4(a)及び図4(b)では、例えば等間隔に配列された複数の第1基準線44と、例えば等間隔に配列された複数の第2基準線45により格子が形成されている。
マーク31は、第1基準線44と第2基準線45の交点から、第1基準線45の延伸方向、又は、第2基準線45の延伸方向に沿う四方向の何れかに、シフト(オフセット)した位置に配置される。具体的には、マーク31は、図5(a)〜(d)の何れかの配置となる。図5(a)の配置では、マーク31は、第1基準線44と第2基準線45との交点の上側の位置に配置される。この配置を数値化する際には「1」で表す。図5(b)の配置では、マーク31は、第1基準線44と第2基準線45との交点の右側の位置に配置される。この配置を数値化する際には「2」で表す。図5(c)の配置では、マーク31は、第1基準線44と第2基準線45との交点の下側の位置に配置される。この配置を数値化する際には「3」で表す。図5(d)の配置では、マーク31は、第1基準線44と第2基準線45との交点の左側の位置に配置される。この配置を数値化する際には「4」で表す。各マーク31は、第1基準線44と第2基準線45の交点に対する配置位置に応じて、デジタルペン10において「1」から「4」の数値情報に変換される。
そして、図4(b)に示すように、6マーク×6マークを1つの単位エリア50として、単位エリアに含まれる36個のマーク31で1つの情報パターン3を形成する。単位エリア50に含まれる36個のマーク31のそれぞれを、図5に示す「1」〜「4」の何れかの配置とすることによって、互いに異なる情報を持つ、膨大な数の情報パターン3を形成することができる。表示パネル21では、各単位エリア50の情報パターン3は、全て異なっている。
これらの情報パターン3の1つ1つには、情報が付加されている。詳しくは、各情報パターン3は、単位エリア50ごとの位置座標を表している。つまり、表示パネル21の光学フィルムを、6マーク×6マークの単位エリア50で分割すると、各単位エリア50の情報パターン3は、その単位エリア50の位置座標を表している。図4(b)では、エリア50aの情報パターン3は、エリア50aの中心の位置座標を表し、エリア50bの情報パターン3は、エリア50bの中心の位置座標を表す。図4(b)においてペン先が右下へ斜めに移動すると、デジタルペン10が情報パターン3を読み取るエリア50は、エリア50aからエリア50bへ変化する。このような情報パターン3のパターニング(コーディング)や座標変換(デコーディング)の方法は、例えば、特開2006−141061号公報に開示されているような公知の方法を用いることができる。
[5.マークの材料]
マーク31は、可視光(波長400〜700nmの光)を透過し、且つ、赤外光(波長700nm以上の光)を吸収する材料で形成され得る。マーク31は、例えば波長800nm以上の赤外光を吸収する材料で形成されている。具体的には、マーク31は、可視光に対して90%以上の透過率を有し、且つ、赤外光に対しては50%以下(例えば、20%以下)の透過率を有する材料で形成されている。例えば、マーク31は、赤外光に対しては透過率が10%の材料で形成してもよい。
このような材料として、例えば、ジイモニウム系、フタロシアニン系、シアニン系等の化合物が挙げられる。これらの材料は、単独で用いてもよく、混合して用いてもよい。ジイモニウム系の化合物として、ジイモニウム塩系化合物を含むことが好ましい。ジイモニウム塩系化合物は、近赤外線領域の吸収が大きく、吸収域も広く、可視光領域の透過率も高い特性を有する。ジイモニウム塩系化合物は、市販品を用いることができ、例えば、日本化薬株式会社製のKAYASORBシリーズ(Kayasorb IRG−022,IRG−023,IRG−024等)や日本カーリット株式会社製のCIR−1080,CIR−1081,CIR−1083,CIR−1085等が好適である。シアニン系化合物は、市販品を用いることができ、例えば、株式会社ADEKA製のTZシリーズ(TZ−103,TZ−104,TZ−105等)や日本化薬株式会社製のCY−9,CY−10等が好適である。
尚、以上の説明では、マーク31が赤外光を吸収する場合(赤外光に対する透過率が低い場合)について説明している。しかし、マーク31が赤外光を拡散反射するように形成されていてもよい。その場合、表示パネル21の外側から入射した赤外光は、マーク31で拡散反射されるので、その一部が必ず撮像素子15bに到達する。デジタルペン10は、マーク31からの反射光を認識することができる。他方、マーク31間の領域では、赤外光が正反射をする。マーク31間の領域からは、赤外光がほとんど撮像素子15bに到達しない。撮像素子15bには、情報パターン3が白く表現された光学像が撮像される。
[6.動作]
続いて、このように構成された表示制御システム100の動作について説明する。図6(a)は、表示制御システム100の処理の流れを示すフローチャートである。以下では、ユーザが、デジタルペン10を用いて表示装置20に文字を記入する場合について説明する。また、図6(b)は、生体認証の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、表示制御システム100の電源がオンされると、ステップS11において、デジタルペン10を使用するユーザの生体認証が行われる。ここで、ステップS11の生体認証処理の詳細について、図6(b)を用いて説明する。
表示制御システム100の電源がオンされると、照射部14は赤外光の照射を開始する。ユーザの指が照射部14の照射領域へ入れられると、照射部14から照射された近赤外光が、ユーザの指に照射される。図6(b)のステップS111では、取得部15が、ユーザの指で反射された近赤外光から画像信号を生成し、その画像信号を制御部16へ出力する。なお、取得部15による撮像は、ユーザがデジタルペン10に設けられたボタンを押すことで実行されてもよいし、センサなどを用いてユーザの指が照射部14の照射領域に入ったことを検出することで実行されるようにしてもよい。
ステップS112では、制御部16が、取得部15から受けた画像信号の画像処理を行い、ユーザの指静脈パターンを抽出する。抽出された指静脈パターンは、記録部110内にある第1記録部111に記録される。なお、第2記録部112には、事前登録された指静脈パターンが記録されている。
ステップS113では、照合部140は、第1記録部111に記録された指静脈パターン(取得生体情報)を、第2記録部112に記録された指静脈パターン(登録生体情報)に照合させる。このとき、照合部140による照合結果として、取得生体情報が登録生体情報に合致しないと判断されると(ステップS113でNo)、ユーザが特定されないことになり、S111に戻る。一方、取得生体情報が登録生体情報に合致する(生体認証によりユーザ本人の確認が取れた)と判断された場合(ステップS113でYes)、ステップS114へ進み、認証部150がユーザを認証する。そして、制御部16が、認証部150から認証結果を受けて、取得生体情報に合致した登録生体情報に対応付けられたユーザ情報にリンクし、ステップS12へ進む。ステップS12へ進むことで、圧力センサ13の検出結果に応じて、情報パターン3の読み取り処理が開始される。このように、制御部16は、ユーザを認証したという認証結果を受けた場合に処理をステップS12へ進ませることで、情報パターン3の読み取り処理の実行を許可し、情報パターン3の読み取り処理の開始を制御している。なお、本実施形態では、ユーザを認証するまでは、情報パターン3の取得処理(ステップS13)へ進まないようにしているが、ユーザを認証するまで、ステップS14における画像処理へ進まないようにすることでも、情報パターン3の読み取り処理を開始するか否かを制御できる。
また、ステップS113で取得生体情報が登録生体情報に合致しないと判断された場合に、ステップS111へ戻らずに、制御部16は、デジタルペン10の電源をオフにしてもよいし、照射部14を消灯させてもよい。これら場合も、制御部16は、情報パターン3の読み取り処理の実行を許可しておらず、情報パターン3の読み取り処理の開始を制御していることになる。
ステップS12では、デジタルペン10のペン側マイコン16bは、ペン先部12に作用する圧力の監視を開始する。この圧力の検出は、圧力センサ13が行う。圧力センサ13によって圧力が検出されると(ステップS12でYes)、ペン側マイコン16bは、ユーザが表示装置20の表示パネル21に対して文字をペン入力していると判定し、ステップS13へ進む。圧力センサ13によって圧力が検出されていない間(ステップS12でNoが続く間)は、ペン側マイコン16bは、ステップS12を繰り返す。
ステップS13では、デジタルペン10の取得部15が、表示パネル21に形成された情報パターン3を取得する。ここで、照射部14から照射された赤外光は、上述したように、表示パネル21の拡散反射シートで拡散反射する。拡散反射した赤外光は、対物レンズ15aを介して撮像素子15bに受光される。対物レンズ15aは、表示パネル21上においてペン先部12が指示している位置からの反射光を受光するように配置されている。その結果、表示パネル21の表示面上におけるペン先部12の指示位置の情報パターン3が撮像素子15bにより撮像される。このようにして、取得部15は、情報パターン3を光学的に取得する。取得部15が取得した画像信号は、特定部16aに送信される。
ステップS14では、特定部16aが、画像信号から情報パターン3のパターン形状を取得し、そのパターン形状に基づいて、表示パネル21の表示面上におけるペン先部12の位置を特定する。詳しくは、特定部16aは、得られた画像信号に所定の画像処理を施すことにより、情報パターン3のパターン形状を取得する。続いて、特定部16aは、取得したパターン形状におけるマーク31の配列から、どの単位エリア50(6マーク×6マークの単位エリア)であるかを割り出す、つまり、単位エリア50の情報パターン3からその単位エリア50の位置座標(位置情報)を特定する。特定部16aは、情報パターン3のコーディング方法に対応した所定の演算により、情報パターン3を位置座標に変換する。特定された位置情報は、ペン側マイコン16bに送信される。
続いて、ステップS15では、ペン側マイコン16bは、送信部17を介して位置情報を表示装置20へ送信する。
デジタルペン10から送信された位置情報は、表示装置20の受信部22により受信される。受信された位置情報は、受信部22から表示側マイコン23に送信される。ステップS16において、表示側マイコン23は、位置情報を受信すると、表示パネル21の表示面において位置情報に対応する位置の表示内容を変更するように表示パネル21を制御する。この例では、文字の入力なので、表示パネル21の表示面において位置情報に対応する位置に点を表示する。
続いて、ステップS17において、ペン側マイコン16bは、ユーザによるペン入力が継続しているか否かを判定する。圧力センサ13が圧力を検出している場合には、ペン側マイコン16bは、ユーザによるペン入力が継続していると判定して、ステップS13へ戻る。そして、ステップS13からステップS17のフローを繰り返すことによって、デジタルペン10のペン先部12の移動に追従して、表示パネル21の表示面上におけるペン先部12の位置に、点が連続的に表示される。最終的には、デジタルペン10のペン先部12の軌跡に応じた文字が、表示装置20の表示パネル21に表示される。
一方、ステップS17において、圧力センサ13が圧力を検出していない場合には、ペン側マイコン16bは、ユーザによるペン入力が継続していないと判定して、処理を終了する。
こうして、表示装置20が表示パネル21の表示面上におけるデジタルペン10の先端の軌跡を表示パネル21に表示する。これによって、デジタルペン10を用いた表示パネル21への手書き入力を行うことができる。
尚、以上では、文字を記入する場合について説明したが、表示制御システム100の使い方は、これに限られるものでない。文字(数字など)に限らず、記号及び図形等を記入できることはもちろんのことであるが、デジタルペン10を消しゴムのように用いて、表示パネル21に表示された文字、及び図形等を消すこともできる。つまり、表示装置20は、デジタルペン10の先端の移動に追従して、表示パネル21上におけるデジタルペン10の先端の位置の表示を連続的に消去することによって、表示パネル21上におけるデジタルペン10の先端の軌跡と一致する部分の表示を消去することができる。さらには、デジタルペン10をマウスのように用いて、表示パネル21に表示されるカーソルを移動させたり、表示パネル21に表示されるアイコンを選択したりすることもできる。すなわち、デジタルペン10を用いて、グラフィッカルユーザインターフェイス(GUI)を操作することができる。このように、表示制御システム100においては、デジタルペン10が指示する表示パネル21上の位置に応じて、表示装置20への入力が行われ、表示装置20がその入力に応じて様々な表示制御を行う。
[7.効果等]
本実施形態では、取得部15において情報パターン3の取得とユーザの生体情報の取得に同一の部品(撮像素子15b)が用いられる。そのため、生体認証が可能なデジタルペン10において、部品点数を低減させることができる。
また、本実施形態では、照射部14において、情報パターン3の取得時に光を照射する光源(赤外光LED)と、ユーザの生体情報の取得時に光を照射する光源が同一である。つまり、情報パターン3の取得用の光源が、生体情報の取得用の光源に兼用されている。本実施形態では、情報パターン3の取得に用いる赤外光を、指などの静脈パターンの取得にも用いることができることに着目して、同一の光源を使用している。そのため、部品点数をさらに低減させることができる。
(変形例)
図7は、デジタルペン10の変形例についての処理の流れを説明するためのフローチャートである。図7に示すフローチャートは、デジタルペン10を用いてユーザによってペン入力された情報を、そのユーザ情報(ステップS11のS114でリンクされたユーザ情報)と関連付けて記録する(ステップS18)点で、図6に示すフローチャートと異なっている。
例えば、会議の場で同一の表示装置20に対してデジタルペン10を複数人でシェアしながら使用する場合、誰がどれを書いたかのユーザ履歴を残すことが必要となる。
もしくは、会議の場で同一の表示装置20に対して複数のデジタルペン10を用いて複数人で同時に使用する場合にも、誰がどれを書いたかのユーザ履歴を残すことが必要となる。
さらに、市役所などの公的機関などの場合、例えば、個人でデジタルペン10を所有し使用する場合には、事前に登録された本人のみが使用可能とする必要がある。本実施形態の変形例では、ステップS11において生体認証を行った後に、ステップS18においてペン入力された情報をリンクされたユーザ情報と関連付けて記録させることで、ユーザ情報とユーザ使用履歴を紐付けすることができるため、議事録などの管理が簡易にできるようになる。また、事前に登録されたユーザのみがデジタルペン10を使用可能とすることができるため、公的な書類にサインをする場合にも、ユーザ側のストレスが少なく、簡易で高度なセキュリティが実現できる。
なお、指静脈パターンを取得する際には、指を動かしながらスキャンさせることで、指静脈パターンの取得領域を広げても良い。
また、本実施形態では表示装置20の使用を想定しているが、情報パターンが印刷された紙面に対する書き込みに用いるペンが生体認証を行うようにしてもよい。紙面に対して書き込む場合は、上記実施形態のデジタルペン10のペン先部12を、インク等が出るペン先部に変更すればよい。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係るデジタルペン210について説明する。デジタルペン210は、キャップ220を有する点で、実施形態1のデジタルペン10とは構成が異なる。以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
図8は、デジタルペン210を示す概略断面図であり、図8(a)は、図8(b)に示すようにペン先部12が上側に位置するデジタルペン210の横断面図であり、図8(b)は、縦断面図である。
図8(a)および(b)に示すように、デジタルペン210は、ペン本体230と、ペン本体230のペン先を覆うキャップ220とを有する。キャップ220は、ペン本体230に対して取り外し可能である。
キャップ220は、ペン本体230にキャップ220が装着された状態における照射部14の照射領域に、コンバージョンレンズ225を有する。コンバージョンレンズ225は、ユーザの指で反射した赤外光を透過可能なレンズである。
生体認証を行う場合、ユーザがこのコンバージョンレンズ225に指を当てることで、照射部14からの赤外光がコンバージョンレンズ225を通過して指に照射され、指で反射した赤外光が、コンバージョンレンズ225及び対物レンズ15aを通過して、撮像素子15bに結像される。これにより、ユーザの指静脈パターンの画像を取得することができる。
コンバージョンレンズ225を有するキャップ220を用いることにより、照射部14の照射光の焦点距離を変化させてユーザの指静脈パターンを取得することが可能となる。これにより、ペン先をキャップ220で覆った状態で生体認証を行うことができるため、ペン先でユーザの指を痛めにくくなる。また、コンバージョンレンズ225の光学特性を変えることにより、ユーザの指静脈パターンを取得する際に、指静脈パターンを取得する領域を変化させることができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係るデジタルペン310について説明する。デジタルペン310は、キャップ320がミラー325を有し、ペン本体330が蓋335を有する点で、上述の実施形態2とは異なる。以下、実施形態2と異なる点を中心に説明する。
図9は、デジタルペン310を示す概略断面図である。図9(a)はユーザによる静脈認証が行われていない状態を示す断面図であり、図9(b)はユーザによる静脈認証が行われている状態を示す断面図である。
図9(a)および(b)に示すように、デジタルペン310は、ペン本体330と、キャップ320とを有する。
キャップ320は、照射部14と対向する位置にミラー325を有する。ミラー325は、キャップ320の内側において、ペン本体330にキャップ320が装着された状態における照射部14の照射領域に位置している。ミラー325は、照射部14から照射された光を撮像素子15b方向へ反射する。
ペン本体330は、ペン本体330(筒状の胴体部分)の側面に蓋335を有する。蓋335は、ペン本体330の内側方向に開くよう構成されている。図9(a)に示すように、生体認証前の状態及びデジタルペン310でペン入力を行っているときは、蓋335は閉じている。また、ペン本体330の内部空間のうち蓋335の内側に、ユーザの指先を入れることができる認証用空間が形成されている。認証用空間は、ミラー325で反射して撮像素子15bへ向かう赤外光が通過する。図9(b)に示すように、生体認証を行う場合は、ユーザは指で蓋335を押す。蓋335は指に押されることでペン本体330の内側に開く。このとき、ユーザの指もペン本体330の中に入り、ユーザの指先が認証用空間に位置する。この状態で、照射部14より赤外光を照射する。照射された光はミラー325で反射される。反射された光は赤外光なのでユーザの指を透過する。ユーザの指を透過した光は撮像素子15bで撮像される。このようにして、ユーザの指静脈パターンが撮像される。
本実施形態では、ペン本体330の側面部分、すなわち、ユーザがデジタルペン10を持つ持ち手部分で生体認証を行うことができる。実施形態1および2では、ペン先に指を当てる必要があったが、本実施形態では、デジタルペン310を持ったままの状態で生体認証を行うことができる。そのため、スムーズに生体認証を行うことができる。
(実施形態4)
次に、実施形態4に係る生体認証システムについて説明する。本実施形態は、デジタルペン10,210,310側で行っていた照合処理、認証処理、及び情報の管理をサーバ420側で行う点で、上述の実施形態と異なる。以下、構成が異なる点を中心に説明する。
図10は、生体認証システム400を示す概略断面図である。生体認証システム400は、デジタルペン410と、サーバ420とを有する。
デジタルペン410は、ユーザの登録生体情報及びユーザを特定するためのユーザ情報があらかじめ記録された記録部を有していない。デジタルペン410は、生体認証のために撮像された取得生体情報を、送信部17(第1通信部の一例)を介してサーバ420へ送信する。なお、通信手段としては、無線LANやWi−Fiなどを使用することができる。
サーバ420は、送信部17から送信された情報を受信する受信部425(第2通信部の一例)と、送信された取得生体情報を一時的に記録するメモリ421と、デジタルペン10のユーザの登録生体情報及びユーザを特定するためのユーザ情報があらかじめ記録された記録部422と、照合部423と、認証部424とを有する。
サーバ420では、照合部423が、デジタルペン410から送られた取得生体情報を、記録部422に記録されている登録生体情報と照合する照合処理を行い、認証部424が、照合部の照合結果に基づいて認証処理を行う。サーバ420は、認証結果情報をデジタルペン410に送信する。ユーザが認証された場合は、デジタルペン410の制御部16が情報パターン3の読み取り処理を許可することで、デジタルペン410は使用可能となる。
本実施形態では、サーバ420側に記録部422、照合部423及び認証部424があるので、デジタルペン410の処理の負担を軽減することができる。さらに、ユーザ登録数(登録生体情報の数)の制約をなくすことができ、複数のユーザがそれぞれ予め生体情報をサーバ420に登録しておけば、複数のユーザのそれぞれが共通のデジタルペン10を使って申請書作成又はサインなどをすることができる。したがって、事前に登録されたユーザのみがデジタルペン10を使用することができるため、公的な書類にサインをする場合にもユーザ側のストレスが少なく、簡易で高度なセキュリティが実現できる。
(その他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜4を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1〜4で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上記実施形態では、表示装置として液晶ディスプレイを例に挙げて説明したが、これには限られるものではない。表示装置20は、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、又は無機ELディスプレイなどの、文字や映像を表示可能な装置であればよい。また、表示装置20は、電子ペーパーのように表示面が自由に変形する装置であってもよい。
また、表示装置20は、ノートPC又は携帯型タブレットのディスプレイであってもよい。さらには、表示装置20は、テレビ又は電子黒板等であってもよい。
上記実施形態では、情報パターン3が形成された光学フィルムをカラーフィルタ上に配置する構成としたが、これには限られるものではない。カラーフィルタに直接マーク31を形成する構成であってもよい。
デジタルペン10又は表示装置20は、デジタルペン10からの位置情報の入力を受けて行う処理を切り替える切替部を有していてもよい。具体的には、デジタルペン10にスイッチを設け、文字等の入力、文字等の消去、カーソルの移動、及びアイコンの選択等をそのスイッチにより切り替え可能に構成してもよい。あるいは、表示装置20に、文字等の入力、文字等の消去、カーソルの移動、及びアイコンの選択等を切り替えるためのアイコンを表示させ、デジタルペン10を用いてそれらのアイコンを選択可能に構成してもよい。さらに、デジタルペン10又は表示装置20に、マウスの右クリック及び左クリックに相当するスイッチを設けてもよい。これにより、GUIの操作性をさらに向上させることができる。
また、上記デジタルペン10及び表示装置20の構成は、一例であって、これらに限られるものではない。
上記実施形態では、デジタルペン10と表示装置20との間の信号の送受信は、無線通信により行われているが、これに限られるものではない。デジタルペン10と表示装置20とが有線で接続されており、該有線を介して信号の送受信を行ってもよい。
また、表示パネル21上におけるデジタルペン10の位置を特定する特定部は、デジタルペン10および表示装置20とは別個の制御装置として、設けてもかまわない。例えば、ディスプレイ装置(表示装置の例)とPC本体(制御装置の例)とを備えたデスクトップPCにデジタルペンを加えた表示制御システムにおいては、ディスプレイ装置の表示パネルに情報パターン3が形成されている。デジタルペンは、情報パターン3を光学的に取得して画像信号をPC本体へ送信する。そして、PC本体が情報パターン3の画像信号からデジタルペンの位置を特定し、その特定した位置に応じた処理をディスプレイ装置に命令するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、圧力センサ13を、圧力が作用しているか否かを判定することだけに用いているが、これに限られるものではない。例えば、圧力センサ13の検出結果に基づいて圧力の大きさを検出するように構成してもよい。これにより、圧力の連続的な変化を読み取ることができる。その結果、圧力の大きさに基づいて、ペン入力により表示される線の太さや濃さを変化させることができる。
尚、上記実施形態では、圧力センサ13を用いて、デジタルペン10による入力の有無を検出しているが、これに限られるものではない。デジタルペン10にペン入力のオン/オフを切り替えるスイッチを設け、そのスイッチがオンされたときにペン入力が有ると判定するように構成してもよい。この場合、デジタルペン10が表示パネル21の表面に接触していなくても、ペン入力を行うことができる。または、表示装置20が表示パネル21の表面を所定の振動数で振動させてもよい。この場合、表示装置20が、デジタルペン10が表示パネル21の表面に接触することによる振動数の変化を検出することによって、ペン入力の有無を検出するように構成する。
また、上記実施形態では、マーク31は、第1基準線44と第2基準線45との交点から、第1基準線44又は第2基準線45に沿った方向にシフトした位置に配置されているが、マーク31は、第1基準線44と第2基準線45との交点から、第1基準線44及び第2基準線45に対して斜めの方向にシフトした位置に配置されてもよい。
尚、マーク31の配置パターンは、これに限られるものではない。情報パターン3のコーディングは、任意の手法を採用することができるので、採用するコーディング手法に応じてマーク31の配置パターンを変更すればよい。
また、上記マーク31を配置するための第1基準線44及び第2基準線45は、上記実施形態に限られるものではない。例えば、第1基準線44はブラックマトリクス上に規定してもよいし、画素領域(副画素)上に規定してもよい。さらには、第1基準線44を何色の画素領域上に規定するかは任意に選択することができる。第2基準線45についても同様である。
上記実施形態では、6マーク×6マークの単位エリア50で情報パターン3を形成しているが、これに限られるものではない。単位エリア50を構成するマーク31の個数は、デジタルペン10や表示装置20の設計に応じて適宜設定することができる。また、情報パターン3の構成は、所定エリアに含まれるマーク31それぞれの配置の組合せに限られるものではない。情報パターン3が特定の位置情報を表すことができる限り、コーディングの手法は上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態では、情報パターン3が矩形状のマークで構成されているが、これに限られるものではない。矩形状のマークの代わりに、三角形等の図形やアルファベット等の文字で表されるマークによって、情報パターン3が構成されていてもよい。例えば、マーク31は、画素領域(副画素)の全面に亘って形成されていてもよい。
特定部16aは、演算により、情報パターン3を位置座標に変換しているが、これに限られるものではない。例えば、特定部16aは、全ての情報パターン3と、そのそれぞれに紐付けされた位置座標を予め記憶しておき、取得された情報パターン3を、記憶しておいた情報パターン3と位置座標との関係に照らし合わせて、位置座標を特定するようにしてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須ではない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されているからといって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定を受けるべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等な範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上説明したように、本開示は、情報取得装置、表示制御システム、及び生体認証システム等について有用である。
10 デジタルペン
11 本体ケース
12 ペン先部
13 圧力センサ
14 照射部
15 取得部
16 制御部
17 送信部
19 電源
20 表示装置

Claims (6)

  1. 表示パネルまたは紙面に形成された情報パターンを取得する情報取得装置であって、
    前記情報パターン、および、ユーザの生体情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得したユーザの生体情報と、あらかじめ登録されている生体情報とを照合する照合部と、
    前記照合部の照合結果に基づいて、前記ユーザを認証する認証部と、
    前記認証部の認証結果に基づいて、前記取得部による前記情報パターンの取得処理を含む前記情報パターンの読み取り処理を開始するか否かを制御する制御部と、を備える、
    情報取得装置。
  2. 前記取得部は、入射してくる光を受光する撮像素子を有し、前記情報パターンを取得する撮像素子および前記ユーザの生体情報を取得する撮像素子は、同一の撮像素子により構成した、
    請求項1に記載の情報取得装置。
  3. 光を照射する照射部をさらに備え、
    前記取得部は、前記照射部により照射された光の反射光から、前記情報パターン又は前記ユーザの生体情報を取得し、
    前記照射部では、前記情報パターンの取得時に光を照射する光源と、前記ユーザの生体情報の取得時に光を照射する光源が同一である、
    請求項1に記載の情報取得装置。
  4. 光を照射する照射部をさらに備え、
    前記取得部は、前記照射部により照射された光の反射光から、前記情報パターン又は前記ユーザの生体情報を取得し、
    前記制御部は、前記情報パターンの取得時と、前記生体情報の取得時とで前記照射部の発光条件が異なるように、前記照射部の発光制御を行う、
    請求項1に記載の情報取得装置。
  5. 情報パターンが形成された表示パネルと、前記情報パターンを取得する情報取得装置とを備え、前記情報取得装置により取得された情報パターンに基づいて前記表示パネルの表示制御を行う表示制御システムであって、
    前記情報取得装置は、
    前記情報パターン、および、ユーザの生体情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得したユーザの生体情報と、あらかじめ登録されている生体情報とを照合する照合部と、
    前記照合部の照合結果に基づいて、前記ユーザを認証する認証部と、
    前記認証部の認証結果に基づいて、前記取得部による前記情報パターンの取得処理を含む前記情報パターンの読み取り処理を開始するか否かを制御する制御部と、を備える、
    表示制御システム。
  6. サーバと、表示パネルまたは紙面に形成された情報パターンを取得する情報取得装置とを有する生体認証システムであって、
    前記情報取得装置は、
    前記情報パターン、および、ユーザの生体情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得したユーザの生体情報を、前記サーバに送信する第1通信部と、を備え、
    前記サーバは、
    前記第1通信部からの前記ユーザの生体情報を受信する第2通信部と、
    前記第2通信部により受信された前記ユーザの生体情報と、あらかじめ登録されている生体情報とを照合する照合部と、
    前記照合部の照合結果に基づいて、ユーザを認証する認証部と、を備え、
    前記第2通信部は、前記認証部の認証結果を前記第1通信部に送信し、
    前記情報取得装置は、
    前記第1通信部により受信された前記認証結果に基づいて、前記取得部による前記情報パターンの取得処理を含む前記情報パターンの読み取り処理を開始するか否かを制御する制御部を備える、
    生体認証システム。
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