JP2014193604A - シートの製造方法およびシートの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な要因で変動するシートの特性を均一にするためのシート製造方法およびシート製造装置を提供する。
【解決手段】シートの製造方法は、押出機1にてポリマーを溶融させ、回転数を一定に制御したギアポンプ2により前記溶融したポリマーを輸送して口金4からシート状に押し出し、前記押し出されたシート10を冷却成形工程を経て巻き取るシートを巻取るに際し、前記口金4より下流の工程でシート10の特性を測定し、この測定されたシート特性の値に応じて前記押出機1のスクリューの回転数および/または押出機のヒーターの温度を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】シートの製造方法は、押出機1にてポリマーを溶融させ、回転数を一定に制御したギアポンプ2により前記溶融したポリマーを輸送して口金4からシート状に押し出し、前記押し出されたシート10を冷却成形工程を経て巻き取るシートを巻取るに際し、前記口金4より下流の工程でシート10の特性を測定し、この測定されたシート特性の値に応じて前記押出機1のスクリューの回転数および/または押出機のヒーターの温度を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シートの製造方法およびシートの製造装置に関する。
従来から、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリオレフィン、アクリル系樹脂等を用いて製造されるシートは、一般的に図5に示すような工程により製造されている。図5は、シート製造装置の一例を示す概略図である。
図5において、シート製造装置30は、ポリマーの流れ方向における上流側から順に、押出機1、ギアポンプ2、フィルター3、口金4、冷却ロール5、延伸装置6、ワインダー7が配置されている。また、延伸装置6とワインダー7との間には、厚み計8が設置され、厚み制御器9が、厚み計8と口金4とに電気的に接続されている。
上記装置において、原料となるポリマーは押出機1に供給され、溶融された後、ギアポンプ2へ押し出される。ギアポンプ2は吐出量(送出量)を一定にする機能を有しており、一定量吐出されたポリマーは、フィルター3を通じて異物等が除去され、次いで口金4へ供給される。口金4には所定の間隙を有するスリットが設けられており、このスリットからポリマーがシート状に押し出され、回転する冷却ロール5上にて冷却・固化された後、固化シート10を得る。この固化シート10は、引き続き延伸装置6により延伸され、ワインダー7によりシートとして巻き取られる。その際、厚み計8により、シートの幅方向(紙面に直交する方向)における厚みが測定され、得られた厚みデータをもとに厚み制御器9により口金4のスリット間隙が調整され、一定範囲内の厚みを有する(厚みのバラツキが小さい)製品シートが得られる。
シートの製造では得られる製品シートの特性を均一にすることが重要である。ここでいう特性とはシートの厚み、熱収、比重(密度)、結晶化度、光学的な透明性、反射率など様々な製品シートで要求される個々の特性であり、ここに記載の特性に限定されるものではない。
シートの幅方向では、前述のようにシート厚みのバラツキから口金のスリット操作量を演算して口金の操作にフィードバックすることで厚みを均一に管理することや、横延伸工程の幅方向温度や風速を均一化するなどで幅方向の熱収分布や光学透明性などを均一に管理する。
シートの搬送方向では、キャスト工程の引き取り速度や縦延伸倍率、温度の条件を操作することで、例えば厚みのバラツキや密度などの特性が均一になるよう管理する。具体的には、キャスト工程の引き取り速度などはポリマー種類に応じた設定をしないと、振動現象による厚みのバラツキを生じるし、縦延伸では倍率と温度を適正範囲にしないとシートの破れにつながることがある。
以上のように、シートの厚みや特性のバラツキ対策は基本的には工程毎の原因を究明し、個々に解決することが原則である。しかしながら、本発明者らの知見によれば、個々の工程を安定させることに加えて、口金より上流の押出工程を安定させることが重要である。なぜならば、シートの製造工程はポリマーを介して連続しており、押出工程、すなわち上流工程の影響が、キャストや延伸の下流工程に直接影響するからである。先の事例に照らし合わせると、キャスト工程で引き取り速度を最適化したとしても、ポリマーの粘度や混練性、溶融状態などにバラツキがあれば、均一な引き取りが難しくなり、結果として厚みや特性のバラツキを生じてしまう。これは延伸工程でも同じことである。
押出工程はポリマーにせん断による発熱とヒーターなどの加熱体により熱をかけ、溶融させ、その溶融体を搬送し、場合によって異物を除去し、口金からシート状に吐出させる工程である。押出工程でシートの厚みや特性にバラツキを発生させる因子としてはポリマーの例えば溶融状態、粘度のバラツキ、温度のバラツキ、劣化の状態、分子量分布などが挙げられるが、いずれもスクリュー回転数による吐出量やポリマーの混練度合い、溶融ポリマーの温度を一定値に管理することが均一なシートを製造するために必用である。特許文献1には、押出を安定させることが重要であり、押出機の条件が安定領域に入っている状態で運転することが必用の旨記載されている。さらには、シートの製造条件から吐出量の範囲が押出の安定運転の条件と異なる場合に、ポリマーを装置の系外に排出してでも押出機の運転条件を一定化させることが重要、との内容が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載されているとおりに押出機の装置や条件の安定化を図っても、シートの特性が均一化しないことがしばしばある。例えば、見かけ上室内の温度管理をしている工場でも、季節変動の影響や昼夜の気温変化により、押出機や周辺装置の条件が変化する。また、受け入れた原料の粘度、比重などの特性にバラツキがある場合があり、押出条件、さらにはシートの物性に直接影響することがしばしば発生し、均一な特性のシートを得られないことが多い。特許文献1のように押出条件を装置固有の安定範囲にしてシート製造条件に応じて吐出量を操作する方法では、押出の条件が変わらないので、ポリマーのバラツキが直接シートの特性に影響してしまうため、外因によるシートのバラツキを抑えることは困難である。
本発明の目的は、シートの特性を測定し、押出機の運転条件、設定値にフィードバックして、シートの特性を均一化が可能なシートの製造方法およびシートの製造装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のシートの製造方法は、
押出機にてポリマーを溶融させ、回転数を一定に制御したギアポンプによりこの溶融したポリマーを輸送して口金からシート状に押し出し、この押し出されたシートを冷却成形工程を経て巻き取るに際し、
前記口金より下流の工程でシートの特性を測定し、この測定されたシート特性の値に応じて前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーターの温度を制御する。
押出機にてポリマーを溶融させ、回転数を一定に制御したギアポンプによりこの溶融したポリマーを輸送して口金からシート状に押し出し、この押し出されたシートを冷却成形工程を経て巻き取るに際し、
前記口金より下流の工程でシートの特性を測定し、この測定されたシート特性の値に応じて前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーターの温度を制御する。
また、本発明の別の態様のシートの製造方法は、
押出機にてポリマーを溶融させ、回転数を一定に制御したギアポンプによりこの溶融したポリマーを輸送して口金からシート状に押し出し、この押し出されたシートを冷却成形工程を経て巻き取るに際し、
前記口金より下流の工程でシートの特性を測定し、前記押出機と前記ギアポンプの間で溶融ポリマーの圧力を測定し、前記測定されたシート特性の値に応じてこの圧力の設定値を決め、前記圧力がこの設定値となるように前記押出機のスクリューの回転数および/または前記押出機のヒーターの温度を制御する。
押出機にてポリマーを溶融させ、回転数を一定に制御したギアポンプによりこの溶融したポリマーを輸送して口金からシート状に押し出し、この押し出されたシートを冷却成形工程を経て巻き取るに際し、
前記口金より下流の工程でシートの特性を測定し、前記押出機と前記ギアポンプの間で溶融ポリマーの圧力を測定し、前記測定されたシート特性の値に応じてこの圧力の設定値を決め、前記圧力がこの設定値となるように前記押出機のスクリューの回転数および/または前記押出機のヒーターの温度を制御する。
また、本発明のさらに別の態様のシートの製造方法は、
押出機にてポリマーを溶融させ、回転数を一定に制御したギアポンプによりこの溶融したポリマーを輸送して口金からシート状に押し出し、この押し出されたシートを冷却成形工程を経て巻き取るに際し、
前記口金より下流の工程でシートの特性を測定し、前記ギアポンプと前記口金の間で溶融ポリマーの圧力を測定し、前記測定されたシート特性の値に応じてこの圧力の設定値を決め、前記圧力がこの設定値となるように前記押出機のスクリューの回転数および/または前記押出機のヒーターの温度を制御する。
押出機にてポリマーを溶融させ、回転数を一定に制御したギアポンプによりこの溶融したポリマーを輸送して口金からシート状に押し出し、この押し出されたシートを冷却成形工程を経て巻き取るに際し、
前記口金より下流の工程でシートの特性を測定し、前記ギアポンプと前記口金の間で溶融ポリマーの圧力を測定し、前記測定されたシート特性の値に応じてこの圧力の設定値を決め、前記圧力がこの設定値となるように前記押出機のスクリューの回転数および/または前記押出機のヒーターの温度を制御する。
上記目的を達成する本発明のシートの製造装置は、
ポリマーを溶融させるための押出機と、吐出を定量化させるためのギアポンプと、溶融ポリマーをシート状に拡幅させる口金と、搬送されている途中のシートの特性を測定する測定器と、この測定器の測定結果に基づいて前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーター温度を制御する演算器とを備えている。
ポリマーを溶融させるための押出機と、吐出を定量化させるためのギアポンプと、溶融ポリマーをシート状に拡幅させる口金と、搬送されている途中のシートの特性を測定する測定器と、この測定器の測定結果に基づいて前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーター温度を制御する演算器とを備えている。
また、本発明の別の態様のシートの製造装置は、
ポリマーを溶融させるための押出機と、吐出を定量化させるためのギアポンプと、前記押出機と前記ギアポンプの間の溶融ポリマーの圧力を測定する圧力計と、溶融ポリマーをシート状に拡幅させる口金と、搬送されている途中のシートの特性を測定する測定器と、前記測定器の測定結果に基づいて前記圧力計の設定値を決める第1の演算器と、 前記圧力計の圧力値が前記設定値となるように、前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーター温度を制御する第2の演算器とを備えている。
ポリマーを溶融させるための押出機と、吐出を定量化させるためのギアポンプと、前記押出機と前記ギアポンプの間の溶融ポリマーの圧力を測定する圧力計と、溶融ポリマーをシート状に拡幅させる口金と、搬送されている途中のシートの特性を測定する測定器と、前記測定器の測定結果に基づいて前記圧力計の設定値を決める第1の演算器と、 前記圧力計の圧力値が前記設定値となるように、前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーター温度を制御する第2の演算器とを備えている。
また、本発明のさらに別の態様のシートの製造装置は、
ポリマーを溶融させるための押出機と、吐出を定量化させるためのギアポンプと、溶融ポリマーをシート状に拡幅させる口金と、前記ギアポンプと前記口金の間の溶融ポリマーの圧力を測定する圧力計と、搬送されている途中のシートの特性を測定する測定器と、前記測定器の測定結果に基づいて前記圧力計の設定値を決める第1の演算器と、前記圧力計の圧力値が前記設定値となるように、前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーター温度を制御する第2の演算器とを備えている。
ポリマーを溶融させるための押出機と、吐出を定量化させるためのギアポンプと、溶融ポリマーをシート状に拡幅させる口金と、前記ギアポンプと前記口金の間の溶融ポリマーの圧力を測定する圧力計と、搬送されている途中のシートの特性を測定する測定器と、前記測定器の測定結果に基づいて前記圧力計の設定値を決める第1の演算器と、前記圧力計の圧力値が前記設定値となるように、前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーター温度を制御する第2の演算器とを備えている。
本発明によれば、以下に示すとおり、シートの特性を測定して、押出条件にフィードバックすることで、シートの特性が均一に近づけることが可能になり、安定してシート製造ができるようになる。
以下、本発明の最良の実施形態の例を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示すシート製造装置の概略図である。ここで11はシート特性測定器であり、各種シートの特性を測定する。12は演算器であり、シート特性測定器11で測定した値から特性のバラツキを演算し、押出機のスクリュー回転数やヒーター温度を操作する信号を発信する。13は押出機スクリュー回転数信号、14は押出機ヒーター温度信号を模式的に表したもので、15はスクリューを回転させるためのモーターを示している。口金4や冷却ロール5などは図5の構成と同様である。
図1の構成ではシートを巻き取る直前にシートの特性を測定する。特性の種類によって、測定する場所は限定されないが、製品の厚みや特性のバラツキを均一にするためには、製品としてシート形成された巻き取り直前が好ましい。もちろん、冷却ロール5と延伸工程6の間で測定してもよいし、口金4と冷却ロール5の間で測定してもよい。
また測定器はシートの幅方向に1箇所設置し、定点を測定する形態でもよいし、測定器を幅方向にスキャニングして測定してもよい。さらには幅方向に複数台の測定器を備える構成であってもよい。
測定の間隔は連続的に短い間隔で測定することが好ましい。好ましくは1秒以下の間隔であり、さらに好ましくは0.01秒から0.1秒の範囲で測定を連続することがよい。もちろん、測定の間隔は測定する対象特性、シートの搬送速度によって変更してもよい。
測定した特性値は演算器12に取り込まれ、バラツキを分析される。その分析結果から、特性のバラツキが均一になるように押出機のスクリュー回転数、押出機のヒーター温度、またはスクリュー回転数とヒーター温度の両方の設定を変化させる、つまり制御するように、演算器12からスクリュー回転モーター15、あるいは図示はしないが押出機1のヒーターに信号を発信する。
バラツキを均一にするための操作方法は各特性によって異なるが、先述のように押出工程でシートの厚みや特性にバラツキを発生させる因子としてはポリマーの例えば溶融状態、粘度のバラツキ、温度のバラツキ、劣化の状態、分子量分布などが挙げられる。これらの因子は独立ではなく、それぞれ相関しあっており、押出機ではスクリューの回転数、形状、滞留時間、ヒーター温度などで変化し、バラツキを均一にするには、ポリマーを練り込む方向に押出機を操作することが好ましい。混練性を向上させるには単位吐出量あたりに押出機がポリマーを練ることに対する仕事(比エネルギー)を向上させることが必用であり、スクリュー回転数を増やすことがその操作となる。またポリマーはせん断を受けることで発熱する傾向があるが、スクリュー回転数を向上させるとせん断発熱を受け、ポリマー温度が上昇し、ポリマー粘度が下がり、かえって混練しにくくなることがあるため、押出機のヒーター温度は下げる方向に操作することが好ましい。またスクリュー回転数の操作は伴わず、ヒーター温度の操作だけでも混練性向上の効果を得ることができる。この場合、ポリマーの特性にもよるが、やはり下げる方向に操作することが好ましい形態となる。つまり、記シートの特性の分布のばらつきが大きい場合に、押出機のスクリューの回転数を増やす操作、押出機のヒーターの温度を下げる操作、またはこの2つの操作の両方を行うことが好ましい。 ここで押出機1は単軸押出機、単軸押出機を縦列に接続したタンデム押出機、あるいは2軸押出機、多軸押出機のいずれの構成でもよく、それぞれの組み合わせでもよい。
押出機のスクリューは単軸構成であれば一般的なフルフライト、ダブルフライトでもよく、先端に混練性を向上させるためのダルメージが設置されていてもよい。また2軸押出機の構成であれば、搬送エレメント、混練エレメントなど各種エレメントを用いることができる。いずれの場合もスクリュー回転数を操作した場合の混練性の変化、吐出量の変化が小さい方が、特性の微調整が可能であり、かつ生産条件に影響しにくいので好ましい。
また押出機のヒーターは、一般的なアルミ鋳込みヒーター、バンドヒーターでもよいし、熱媒ジャケットでスクリューシリンダーを覆うことも均一化の点でよい。冷却はシリンダー全体を水、熱媒、空気で冷却してもよいし、スクリューの中心軸に通水できる構造としてもよい形態である。
一般的に2軸押出機を用いる場合は押出機先端にギアポンプを設置して吐出量を調整するため、吐出能力がスクリューの回転数に影響されにくく、ポリマーの練り込みを操作することができ、シートの特性をコントロールするには自由度が大きく好ましい。単軸やタンデム押出機はスクリュー回転数に比例して吐出量が増加するが、この場合も押出機の吐出方向下流にギアポンプを設置することで、吐出量を一定化し、かつスクリュー回転数を操作できるようになるのでよい形態となる。
ギアポンプはギアが二つでも三つでもよく、平歯、斜歯様々な形態の歯車を用いることができる。ギアポンプの吐出性能は歯車と歯車を収納する筐体のクリアランスで決定されるが、そのクリアランスが広いと、ギアポンプ前後の圧力の影響で歯車により計量する吐出の精度が悪くなることが一般的である。そのためスクリュー回転数を変化させるとギアポンプ入り側の圧力が変化するので、吐出量の精度を維持するためにはクリアランスを狭くすることがよい構成である。ギアポンプの吐出性能が前後の圧力に対して鈍くなることで、スクリュー回転数の変化できる範囲を広げられることになる。
図2の構成は本発明の別の一実施形態を示すシート製造装置の概略図である。ここで16はギアポンプ入り側の圧力を測定する圧力計、17は第2の演算器であり、その他の構成は図1と同様である。
図2の構成では、まずシートの特性測定器11により測定した特性結果から、第1の演算器12で特性のバラツキが均一となるようにギアポンプ入り側の圧力設定値を演算する。次いで第1の演算器12から圧力計16へ圧力設定値を変更する信号を発信する。次いで圧力計16から、現在のギアポンプ入り側の圧力値と圧力設定値の信号を第2の演算器17に送信する。次いでギアポンプ入り側の圧力値が圧力設置値となるように押出機のスクリュー回転数、押出機のヒーター温度、またはスクリュー回転数とヒーター温度の両方の設定を変化させる、つまり制御するように、第2の演算器17からスクリュー回転モーター15や図示はしないが押出機1のヒーターに信号を発信する。このような2段階の構成をとってもよい。図2のような構成を取ることでギアポンプの特性に合わせた圧力操作も同時に行えることになり、さらにシート特性均一化に好ましい形態となる。
図3の構成は本発明のさらに別の一実施形態を示すシート製造装置の概略図である。ここで圧力計16がギアポンプ下流に設置されており、その他の構成や制御の方法は図2と同様である。ポリマーの状態が顕著に現れるギアポンプ下流の圧力を制御に取り込むことにより、さらにシート特性均一化に好ましい形態となる。例えば、ポリマーの温度、粘度が同じ場合、口金での圧力損失が大きいほど、つまりギアポンプ下流の圧力が高いほど、吐出量が多くなる。そのため、シートの厚みが薄くなった場合、ギアポンプ下流の設定圧力を上げることが好ましい。
図2や図3の構成では、第1の演算器12から圧力計16へ圧力設定値の信号を送信していたが、第1の演算器12から第2の演算器17へ圧力設定値の信号を送信してもよい。この場合、第2の演算器17は、圧力計16から送信されてくる現在圧力の信号値と第1の演算器12から送信された圧力設定値とを対比して制御を行う。
また、図2や図3の構成では、第1の演算器12、第2の演算器17、圧力計16が別々の機器として独立して設けられているが、1つの機器がこれら演算器や圧力計の機能の全て、あるいは2つ以上の機能を兼ねていてもよい。
本発明のシートの製造装置では、押出器スクリュー回転数、押出器ヒータ温度に加えて、ギアポンプのヒーター温度も制御することが好ましい。図4の構成は、図1に示したシート製造装置で、さらにギアポンプのヒーター温度も制御する一実施形態を示すシート製造装置の概略図である。ここで、18はギアポンプのヒーター温度信号を模式的に表したもので、その他の構成は図1と同様である。ギアポンプが吐出量を一定にする精度は、ポリマーの状態と温度などに影響される。制御による押出機のスクリュー回転数、押出機のヒーター温度の変化、つまりポリマー状態の変化に合わせてギアポンプのヒーター温度を制御することで、さらにシート特性均一化に好ましい形態となる。もちろん、図2や図3に示したシート製造装置で、さらにギアポンプのヒーター温度を制御してもよい。
シートの特性測定は、シートの搬送方向もしくは幅方向における、厚み分布、比重(密度)分布、光線透過度分布、可視光反射率分布、空気の透気度分布など様々な特性を測定することがよい。測定は1種類でもよいし、上記の特性を複数同時に測定してもよい。
厚みを測定する場合は、例えばキーエンス社製のレーザー変位計(型式LKG−15)を用いると直接的な厚みを測定することができる。その他、X線方式、β線方式でポリマーの密度分布を測定して厚みに換算する方法もあるが、この場合厚みの形態でも密度の形態でもバラツキを評価できれば、特に限定されない。
光線透過度などを測定することでシートの特性の均一性を評価することができる。この場合、シートの片側に光源を設置し、反対面で光の強度を検出してもよいし、例えばニレコ社製の欠点検出器(型式Mujikenシリーズ)などを用いて光の透過強度を測定してもよい。
可視光反射率など測定することでもシート特性の均一性を評価することができる。例えば、コニカミノルタ社製の分光計(型式QuestX)などを用いて測定してもよい。
空気の透気度などはシートの片側にエアーノズルを設置させ、反対面からの空気の漏れ量を検出してもよいし、例えばAVATORON社製の連続透気度測定器(型式MicroPERM600スマート)などを用いて測定してもよい。
押出機のスクリューの回転数設定、押出機のヒーターの温度設定、ギアポンプのヒーターの温度設定などの操作の変化量は、特性のバラツキに影響されるが、基本的には操作量が小さい方がよい。好ましくは20%以下、さらに好ましくは10%以下の範囲で操作することがよい。
本発明に適用可能なポリマーとしては、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリ乳酸、アクリル系ポリマー、など特に限定されず、熱可塑性樹脂でも熱硬化性樹脂でもよい。
ポリマーフィルムの構成は、単層構成でもよいし、2層以上の積層構成を有していてもよい。また、延伸工程を採用する場合は、縦延伸と横延伸を順次組み合わせた逐次二軸延伸機を用いて行なってもよいし、縦延伸と横延伸を同時に行なう同時二軸延伸機を用いて行なってもよい。もちろん、延伸工程を経ない未延伸フィルムとしても構わない。
上記した製法により得られるポリマーシートは、例えば、パッケージやラミネートなどの包装用途、デジタルビデオカメラなどの磁気記録媒体用途、ディスプレイなどの光学用途、フレキシブル基板などの半導体用途、セパレーターなどの電池用途など各種産業、用途に好適に用いることができる。
[実施例1]
図1に示す構成を有するシート製造装置を用い、口金以降の冷却ロール、延伸装置、ワインダー等の工程は図5に示す構成でシートの製造を行った。ポリマーはポリエチレンテレフタレートを用い、吐出量は500kg/hr、押出温度は280℃とした。押出機はφ90の単軸押出機を用い、ギアポンプも同等の吐出性能を持つものを使用した。口金は巾900mm、スリット間隙2.5mmに設定した口金を用い、径が600mmの冷却ロールを用い、キャスト速度は40m/分、縦延伸倍率5.0倍、縦延伸温度125℃とし、製品シートの引き取りは200m/分の速度にてシートの製造を実施した。
図1に示す構成を有するシート製造装置を用い、口金以降の冷却ロール、延伸装置、ワインダー等の工程は図5に示す構成でシートの製造を行った。ポリマーはポリエチレンテレフタレートを用い、吐出量は500kg/hr、押出温度は280℃とした。押出機はφ90の単軸押出機を用い、ギアポンプも同等の吐出性能を持つものを使用した。口金は巾900mm、スリット間隙2.5mmに設定した口金を用い、径が600mmの冷却ロールを用い、キャスト速度は40m/分、縦延伸倍率5.0倍、縦延伸温度125℃とし、製品シートの引き取りは200m/分の速度にてシートの製造を実施した。
シートの特性は巻き取りの直前でβ線式厚さ計により厚みを測定し、年間をとおして、搬送方向の厚みのバラツキが10%以下になるようにスクリュー回転数と押出機のヒーター温度を制御した。その結果、年間を通しての厚みのバラツキが8.3%以下の製品シートを製造することができ、その他の特性も不具合なく良好な品質の製品を得ることができた。
[実施例2]
図2に示す構成を有するシート製造装置を用い、口金以降の冷却ロール、延伸装置、ワインダー等の工程は図5に示す構成でシートの製造を行った。ポリマーはポリプロピレンを用い、吐出量は100kg/hr、押出温度は240℃とした。押出機はφ65の単軸押出機を用い、ギアポンプも同等の吐出性能を持つものを使用した。口金は巾700mm、スリット間隙1.1mmに設定した口金を用い、径が800mmの冷却ロールを用い、キャスト速度は27m/分、縦延伸倍率5.5倍、縦延伸温度115℃とし、製品シートの引き取りは150m/分の速度にてシートの製造を実施した。
図2に示す構成を有するシート製造装置を用い、口金以降の冷却ロール、延伸装置、ワインダー等の工程は図5に示す構成でシートの製造を行った。ポリマーはポリプロピレンを用い、吐出量は100kg/hr、押出温度は240℃とした。押出機はφ65の単軸押出機を用い、ギアポンプも同等の吐出性能を持つものを使用した。口金は巾700mm、スリット間隙1.1mmに設定した口金を用い、径が800mmの冷却ロールを用い、キャスト速度は27m/分、縦延伸倍率5.5倍、縦延伸温度115℃とし、製品シートの引き取りは150m/分の速度にてシートの製造を実施した。
シートの特性は巻き取りの直前でβ線式厚さ計による厚み測定と、空気の透気度を測定し、冬季(12月〜3月)の間の、搬送方向の厚みのバラツキが8.0%以下になるように、透気度のバラツキが10%以下になるようにスクリュー回転数と押出機のヒーター温度によりギアポンプ前の圧力を制御した。その結果、当該期間での厚みのバラツキが5.6%、透気度のバラツキが9.2%以下の製品シートを製造することができ、その他の特性も不具合なく良好な品質の製品を得ることができた。
[実施例3]
図3に示す構成を有するシート製造装置を用い、口金以降の冷却ロール、延伸装置、ワインダー等の工程は図5に示す構成でシートの製造を行った。ポリマーはポリエチレンテレフタレートを用い、吐出量は200kg/hr、押出温度は290℃とした。押出機はφ75のタンデム押出機を用い、ギアポンプも同等の吐出性能を持つものを使用した。口金は巾1100mm、スリット間隙1.5mmに設定した口金を用い、径が700mmの冷却ロールを用い、キャスト速度は30m/分、縦延伸倍率6.0倍、縦延伸温度130℃とし、製品シートの引き取りは180m/分の速度にてシートの製造を実施した。
図3に示す構成を有するシート製造装置を用い、口金以降の冷却ロール、延伸装置、ワインダー等の工程は図5に示す構成でシートの製造を行った。ポリマーはポリエチレンテレフタレートを用い、吐出量は200kg/hr、押出温度は290℃とした。押出機はφ75のタンデム押出機を用い、ギアポンプも同等の吐出性能を持つものを使用した。口金は巾1100mm、スリット間隙1.5mmに設定した口金を用い、径が700mmの冷却ロールを用い、キャスト速度は30m/分、縦延伸倍率6.0倍、縦延伸温度130℃とし、製品シートの引き取りは180m/分の速度にてシートの製造を実施した。
シートの特性は巻き取りの直前でβ線式厚さ計による厚みを測定し、夏季(7月〜9月)の間の、搬送方向の厚みのバラツキが6.0%以下になるように、ギアポンプ下流の圧力の設定値を変え、スクリュー回転数と押出機のヒーター温度により、その圧力を制御した。その結果、当該期間での厚みのバラツキが5.0%以下の製品シートを製造することができ、その他の特性も不具合なく良好な品質の製品を得ることができた。
[比較例1]
図5に示す構成でシートの製造を行った。ポリマーはポリプロピレンを用い、吐出量は110kg/hr、押出温度は240℃とした。押出機はφ65の単軸押出機を用い、ギアポンプも同等の吐出性能を持つものを使用した。口金は巾700mm、スリット間隙1.1mmに設定した口金を用い、径が800mmの冷却ロールを用い、キャスト速度は34m/分、縦延伸倍率5.3倍、縦延伸温度118℃とし、製品シートの引き取りは180m/分の速度にてシートの製造を実施した。
図5に示す構成でシートの製造を行った。ポリマーはポリプロピレンを用い、吐出量は110kg/hr、押出温度は240℃とした。押出機はφ65の単軸押出機を用い、ギアポンプも同等の吐出性能を持つものを使用した。口金は巾700mm、スリット間隙1.1mmに設定した口金を用い、径が800mmの冷却ロールを用い、キャスト速度は34m/分、縦延伸倍率5.3倍、縦延伸温度118℃とし、製品シートの引き取りは180m/分の速度にてシートの製造を実施した。
シートの特性として、巻き取りの直前でβ線式厚さ計による厚み測定と、空気の透気度を測定し、冬季(12月〜3月)の間バラツキを調べたところ、厚みのバラツキが13.4%、透気度のバラツキが15.6%となり、目標の特性バラツキの製品シートを得ることができなかった。
[比較例2]
比較例1の条件と同じで、縦延伸倍率を5.0倍〜5.4倍まで変化させ、かつ、それに対応してキャスト速度を変化させたが、厚みのバラツキが15.5%〜17.6%の間で変化し、また厚みや物性のバラツキと相関する結果は得られなかった。
比較例1の条件と同じで、縦延伸倍率を5.0倍〜5.4倍まで変化させ、かつ、それに対応してキャスト速度を変化させたが、厚みのバラツキが15.5%〜17.6%の間で変化し、また厚みや物性のバラツキと相関する結果は得られなかった。
本発明は、熱可塑性の溶融ポリマーを用いたシート製造装置に応用できるが、その応用範囲が、これらに限られるものではない。
1 押出機
2 ギアポンプ
3 フィルター
4 口金
5 冷却ロール
6 延伸装置
7 ワインダー
8 厚み計
9 厚み制御器
10 シート
11 シート特性測定器
12 (第1の)演算器
13 押出機スクリュー回転数信号
14 押出機ヒーター温度信号
15 スクリュー回転モーター
16 圧力計
17 第2の演算器
30 シート製造装置
2 ギアポンプ
3 フィルター
4 口金
5 冷却ロール
6 延伸装置
7 ワインダー
8 厚み計
9 厚み制御器
10 シート
11 シート特性測定器
12 (第1の)演算器
13 押出機スクリュー回転数信号
14 押出機ヒーター温度信号
15 スクリュー回転モーター
16 圧力計
17 第2の演算器
30 シート製造装置
Claims (11)
- 押出機にてポリマーを溶融させ、
回転数を一定に制御したギアポンプにより前記溶融したポリマーを輸送して口金からシート状に押し出し、
前記押し出されたシートを冷却成形工程を経て巻き取るシートの製造方法において、
前記口金より下流の工程でシートの特性を測定し、この測定されたシート特性の値に応じて前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーターの温度を制御する、シートの製造方法。 - 押出機にてポリマーを溶融させ、
回転数を一定に制御したギアポンプにより前記溶融したポリマーを輸送して口金からシート状に押し出し、
前記押し出されたシートを冷却成形工程を経て巻き取るシートの製造方法において、
前記口金より下流の工程でシートの特性を測定し、前記押出機と前記ギアポンプの間で溶融ポリマーの圧力を測定し、前記測定されたシート特性の値に応じてこの圧力の設定値を決め、前記圧力がこの設定値となるように前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーターの温度を制御する、シートの製造方法。 - 押出機にてポリマーを溶融させ、
回転数を一定に制御したギアポンプにより前記溶融したポリマーを輸送して口金からシート状に押し出し、
前記押し出されたシートを冷却成形工程を経て巻き取るシートの製造方法において、
前記口金より下流の工程でシートの特性を測定し、前記ギアポンプと前記口金の間で溶融ポリマーの圧力を測定し、前記測定されたシート特性の値に応じてこの圧力の設定値を決め、前記圧力がこの設定値となるように前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーターの温度を制御する、シートの製造方法。 - 前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーターの温度に加え、前記ギアポンプの温度も制御する、請求項1〜3のいずれかのシートの製造方法。
- 前記シートの特性の測定を製品としてシートを巻き取る前に実施する、請求項1〜4のいずれかのシートの製造方法。
- 前記シートの特性が、シートの搬送方向もしくは幅方向における厚み分布、比重分布、透気度分布および光透過度分布からなる群より選ばれる少なくとも一つである、請求項1〜5のいずれかのシートの製造方法。
- 前記シートの特性の分布のばらつきが大きい場合に、前記押出機のスクリューの回転数を増やすおよび/または前記押出機のヒーターの温度を下げる、請求項6のシートの製造方法。
- ポリマーを溶融させるための押出機と、
吐出を定量化させるためのギアポンプと、
溶融ポリマーをシート状に拡幅させる口金と、
搬送されている途中のシートの特性を測定する測定器と、
前記測定器の測定結果に基づいて前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーター温度を制御する演算器とを備えた、シートの製造装置。 - ポリマーを溶融させるための押出機と、
吐出を定量化させるためのギアポンプと、
前記押出機と前記ギアポンプの間の溶融ポリマーの圧力を測定する圧力計と、
溶融ポリマーをシート状に拡幅させる口金と、
搬送されている途中のシートの特性を測定する測定器と、
前記測定器の測定結果に基づいて前記圧力計の設定値を決める第1の演算器と、
前記圧力計の圧力値が前記設定値となるように、前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーター温度を制御する第2の演算器とを備えた、シートの製造装置。 - ポリマーを溶融させるための押出機と、
吐出を定量化させるためのギアポンプと、
溶融ポリマーをシート状に拡幅させる口金と、
前記ギアポンプと前記口金の間の溶融ポリマーの圧力を測定する圧力計と、
搬送されている途中のシートの特性を測定する測定器と、
前記測定器の測定結果に基づいて前記圧力計の設定値を決める第1の演算器と、
前記圧力計の圧力値が前記設定値となるように、前記押出機のスクリューの回転数および/または押出機のヒーター温度を制御する第2の演算器とを備えた、シートの製造装置。 - 前記シートの特性を測定する測定器が、シートの搬送方向もしくは巾方向における厚み分布、比重分布、透気度分布および光透過度分布からなる群より選ばれる少なくとも一つを測定する、請求項8〜10のいずれかのシートの製造装置。
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---|---|---|---|---|
JP2021030736A (ja) * | 2019-08-14 | 2021-03-01 | ブリュックナー・マシーネンバウ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー | 多孔質薄膜用樹脂溶融物の製造装置及び製造装置の使用法 |
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- 2014-02-25 JP JP2014033700A patent/JP2014193604A/ja active Pending
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