JP2014187026A - 照明装置、プロジェクター及び電子機器 - Google Patents

照明装置、プロジェクター及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014187026A
JP2014187026A JP2014093432A JP2014093432A JP2014187026A JP 2014187026 A JP2014187026 A JP 2014187026A JP 2014093432 A JP2014093432 A JP 2014093432A JP 2014093432 A JP2014093432 A JP 2014093432A JP 2014187026 A JP2014187026 A JP 2014187026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
light incident
face
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014093432A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yokoyama
修 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014093432A priority Critical patent/JP2014187026A/ja
Publication of JP2014187026A publication Critical patent/JP2014187026A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成でより明るい照明光が得られる照明装置、プロジェクター及び電子機器を提供する。
【解決手段】本発明の照明装置2は、対向する入光端面7aと出光端面7cとの面積が液晶表示素子3における表示領域の面積よりも相対的に大きい面積を有する導光体7と、導光体7の入光端面7a側に配置された光源8と、を備え、導光体7の出光端面7cには、液晶表示素子3の表示領域の面積と略等しい面積の第1の開口が形成されているとともに、第1の開口以外の領域に出光側反射部材が設けられ、導光体の入光側には、光源8からの光軸方向において出光側反射部材と対向する入光側反射部材が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置、プロジェクター及び電子機器に関するものである。
照明装置の基本的な構成要素は、複数のLED配列からなる光源、光源からの光を表示パネルへ導光する導光体、及び被照射体である表示パネルである。この表示パネルを均一に照明する照明装置として、LEDの光を導光体に入射させ、導光体を伝播する間に光の強度分布を均一化する技術がある。例えば、図21に示すように、入光端面601a及び出光端面601cの大きさが表示パネル603の表示領域603Aと同程度の大きさを有する導光体601に、複数のLED609からの光を入射させ、出光端面601cでの光の強度分布を均一にする照明装置600が知られている(例えば、特許文献1)。各LED609から射出された光は導光体601の入光端面601aから導光体601内に入射する。
例えば図22に示すように、LED(A)から出た光線RA1は導光体601の側面601bで全反射して光線RA2となる。また、LED(B)から出た光線RB1は導光体601の側面601bで全反射して光線RB2となる。このように光が導光体601を伝搬することで光の強度分布が均一化され、表示パネル603の表示領域603Aを均一に照明できるようになる。
上記導光体601は、入光端面601a及び出光端面601cの大きさが表示パネル603の表示領域603Aと略同じ大きさとなっている。また、光源608は、導光体601の入光端面601aに対応する領域に配列された複数のLED609からなる。しかしながらこの構成では、LED609の数が導光体601の入光端面601aの面積に収まる数に限られるため、表示パネル603を照明する光の照度向上には限界があるという問題があった。
そこで、照度を高めるために、導光体の入光射面の面積より大きな領域により多くのLEDを配列させて各LEDからの光を導光体に入射させる構成が特許文献2,3に開示されている。
特開2007−4197号公報 特開2005−274836号公報 特開2006−208894号公報
しかしながら、複数の基板にLEDを配置させて導光体の複数面から入射させたり、LEDを曲面状に配置させたりしているため、LEDの実装が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、簡単な構成でより明るい照明光が得られる照明装置、明るく表示品質の高いプロジェクター及び電子機器を提供することを目的の1つとしている。
本発明の電気光学装置及び電子機器は、上記課題を解決するために、対向する入光端面と出光端面との面積が被照射体における表示領域の面積よりも相対的に大きい面積を有する導光体と、前記導光体の前記入光端面側に配置され該入光端面の面積と略等しい発光面積を有する光源と、を備え、前記導光体の前記出光端面には、前記被照射体の前記表示領域の面積と略等しい面積の第1の開口が形成されているとともに、前記第1の開口以外の領域に出光側反射部材が設けられ、前記導光体の入光側には、前記光源からの光軸方向において前記出光側反射部材と対向する入光側反射部材が設けられていることを特徴とする。
本発明では、対向する入光端面と出光端面との面積が被照射体における表示領域の面積よりも相対的に大きい導光体を備えることとしたので、より多くの光を導光体内部に入射させることが可能である。また、導光体内に入射した光は、導光体内を伝播しながら出光端面側へと向かい該出光端面に設けられた出光側反射部材によって入光端面側へ反射され、さらに入光端面に設けられた入光側反射部材により再び反射されて出光端面側に形成された上記表示領域の面積と略等しい面積の第1の開口から被照射体に向けて出射することとなる。これより、導光体内に入射した光をムダにすることなく被照射体の照明光として利用することができる。
したがって、単純な構成でありながらより明るい照明光が得られる照明装置となる。
また、前記光源が、前記導光体の前記入光端面に対応する領域に面状に配列された複数のLEDを有することが好ましい。
本発明によれば、対向する入光端面と出光端面との面積が被照射体における表示領域の面積よりも相対的に大きい導光体を利用して、単純な構成でありながらより多くのLEDからの光を照明光として利用することができる。これにより、照度が高くより明るい照明装置となる。
また、前記導光体の前記入光端面に、前記複数のLEDに対応する位置に複数の第2の開口を有した第1の前記入光側反射部材が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、導光体の入光端面に、複数のLEDに対応する位置に複数の第2の開口を有した第1の入光側反射部材が設けられていることとしたので、LEDからの光を効率よく導光体内に取り込むことができるとともに、出光端面側からの反射光(戻り光)を入光端面側から光を外部に漏らすことなく出光端面側の第1の開口へ向けて効率よく反射させることが可能となる。
また、前記光源が、基板と該基板における前記導光体の前記入光端面と対向する表面に面状に配列された前記複数のLEDとを有してなり、前記基板上に前記複数のLEDに対応する位置に複数の第2の開口を有した第2の前記入光側反射部材が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、光源側にLEDに対応した第2の開口を有する第2の入光側反射部材が設けられていることとしたので、LEDの光を遮るおそれがなく、出光端面側からの反射光を第1の開口へ向けて反射させることが可能となる。
また、前記導光体の側面が、前記光源から入射した光を全反射させる全反射面となっていることが好ましい。
本発明によれば、導光体の側面が光源から入射した光を全反射させる全反射面となっていることから、側面から外部に光が漏れ出すのを防止することができる。
また、前記導光体の外側に側周面全体を覆うとともに当該側面とは間隔をおいて光吸収部材が配置されていることが好ましい。
本発明によれば、導光体の側周面全体を覆うとともに側面とは間隔をおいて光吸収部材が配置されていることとしたので、この光吸収部材により、導光体内に入射する外光を遮ることができる。また、光吸収部材により、導光体の内部で散乱する光があった場合に導光体の周囲に光が漏れ出すのを防止することも可能となる。
また、前記導光体の入光端面に、当該導光体を支持する支持部材が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、導光体の入光端面に導光体を支持する支持部材が設けられていることとしたので、導光体機能を損なわせることなく所定の設置場所へ取り付けることが可能となる。
また、前記導光体は、前記入光端面および前記出光端面の短辺方向における幅が前記被照射部材の前記表示領域の有効表示幅とほぼ等しく、かつ前記入光端面および前記出光端面の長辺方向における幅が前記表示領域の有効表示幅の整数倍の長さを有する大きさで形成されていることが好ましい。
本発明によれば、入光端面及び出光端面が被照射体の表示領域の面積と略等しい面積を有する従来の導光体に比べて、より多くのLEDからの光を内部に取り込むことが可能である。
また、前記導光体は、前記入光端面および前記出光端面の長辺方向における幅が前記被照射部材の前記表示領域の有効表示幅とほぼ等しく、かつ前記入光端面および前記出光端面の短辺方向における幅が前記表示領域の有効表示幅の整数倍の長さを有する大きさで形成されていることが好ましい。
本発明によれば、入光端面及び出光端面が被照射体の表示領域の面積と略等しい面積を有する従来の導光体に比べて、より多くのLEDからの光を内部に取り込むことが可能である。
また、第1の前記入光側反射部材および第2の前記入光側反射部材を備え、前記第2の入光側反射部材の前記第2の開口よりも前記第1の入光側反射部材の前記第1の開口の方が大きいことが好ましい。
本発明によれば、第1の入光側反射部材および第2の入光側反射部材の両方を備えた構成としたので、導光体の出光端面側からの反射光をこれら第1及び第2の入光側反射部材によってより確実に第1の開口側へと反射させることが可能である。これにより、より一層明るい照明装置となる。
また、前記導光体の外側に側周面全体を覆う反射部材が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、導光体の外側に側周面全体を覆う反射部材が設けられていることとしたので、導光体の側面から導光体の内部に入射する外光を遮ることができるとともに、導光体の内部で散乱する光があった場合に、導光体の周囲に光が漏れだすことを防止することができる。
また、前記導光体が前記入光端面側を開口端とした筒状体からなり、当該導光体の外側に側周面全体を覆う反射部材が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、導光体が、入光端面側を開口端とした筒状体からなり、導光体の外側に側周面全体を覆う反射部材が設けられていることとしたので、導光体全体を軽量化することが可能である。また、中空構造の導光体であっても反射部材によって側面での反射を実現することが可能である。
また、前記光源が、有機EL素子からなる面光源であることが好ましい。
本発明によれば、有機EL素子からなる面光源を利用した場合にも、より明るい照明光を得ることができる。
本発明のプロジェクターは、請求項1ないし12のいずれかに記載の照明装置と、前記照明装置から射出される光を変調する表示素子と、前記表示素子によって変調された光を投射する投射光源系と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上記した照明装置を備えたことから、より明るく視認性に優れた表示品質の高いプロジェクターが得られる。
本発明の電子機器は、先に記載のプロジェクターを備えることを特徴とする。
本発明によれば、より明るく視認性に優れた表示品質の高いプロジェクターを備えていることから、製品性能の高い電子機器が得られる。
本発明のプロジェクターの概略構成図。 本プロジェクターにおける照明装置の概略構成を示す斜視図。 (a)は、光源側から見た導光体の入光端面を示す平面図、(b)は(a)のA−A断面図。 (a)は、液晶表示素子側から見た導光体の出光端面を示す平面図、(b)は(a)のB−B断面図。 照明装置の光軸方向における断面図。 導光体の入光端面及び出光端面に対する側面の傾きの下限値を説明するための図。 第2実施形態の照明装置の概略構成を示す図であって液晶表示素子側から見た斜視図。 第2実施形態の照明装置の概略構成を示す図であって光源側から見た斜視図。 LEDの周囲に形成された光源側反射ミラーの構造を説明する図。 照明装置の光軸方向における断面図。 第3実施形態の照明装置の概略構成を示す斜視図。 (a)は、導光体の入光端面側から見た平面図、(b)は図12(a)のD−D断面図。 液晶表示素子側から見た第4実施形態の照明装置の概略構成を示す斜視図。 液晶表示素子側から見た第5実施形態の照明装置の概略構成を示す斜視図。 (a)は光源側から見た導光体の入光端面を示す平面図、(b)は(a)のE−E断面図。 (a)は導光体の入光端面側から見た平面図、(b)は(a)のF−F断面図。 (a)は導光体の入光端面側から見た平面図、(b)は(a)のG−G断面図。 プロジェクターの概略構成図。 電子機器の一実施形態であるヘッドアップディスプレイの概略構成図。 ヘッドアップディスプレイの画像を車両運転席から見た図。 従来の照明装置の概略構成を示す斜視図。 従来の照明装置の光軸方向における断面図。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
本実施形態のプロジェクター1は、図1に示すように、照明装置2、液晶表示素子3(表示素子)、投射レンズ4(投射光学系)、スクリーン5を備えている。照明装置2は被照射体である液晶表示素子3に向けて光を射出して照射する。液晶表示素子3は、一対の基板間に液晶層を挟持してなり、図示しないドライバから液晶駆動信号(映像信号)が供給される。そして、照明装置2からの入射光を駆動信号の論理状態に応じて光変調し、画像として出力可能になっている。投射レンズ4は、液晶表示素子3で光変調された画像をスクリーン5に結像させることが可能に設計されている。スクリーン5は半透明状で光を乱反射可能に構成され、投射レンズ4の反対側から表示画像を観察可能になっている。そして、液晶表示素子3を透過することで変調された映像光は、投射レンズ4によって拡大投射され、スクリーン5上に投影表示される。
ここで、図2を用いて本実施形態の照明装置について詳述する。図2は、本プロジェクターにおける照明装置の概略構成を示す斜視図である。
図2に示すように、照明装置2は、導光体7と複数のLEDアレイからなる光源8と備えてなり、導光体7の入光端面7a側に配置された光源8から射出された光が導光体7内に入射するようになっている。
光源8は、導光体7の入光端面7aの面積と略等しい発光面積を有している。この光源8は、点光源であるLED9がLED基板14上に面状に複数配列されてなり、導光体7とは別体で、光射出側の面を導光体7の入光端面7a側に向けた姿勢で配置されている。本実施形態では、縦3行、横4列の合計12個のLEDが用いられていた従来の構成に比べて、その9倍の数のLED9が用いられている。ここでは、白色で発光するLED9を約108個用い、同一の基板上における導光体7の入光端面7aと等しい領域に面状(例えば二次元的)に集積して等間隔で配列してある。
導光体7は、アクリルなどの透明な樹脂あるいはガラスからなり、光の伝播方向で対向する入光端面7a及び出光端面7cの面積が互いに等しい直方体形状を呈するとともに、液晶表示素子3の有効表示領域3Aよりもこれら入光端面7a及び出光端面7cの面積の方が相対的に大きい形状となっている。ここで、液晶表示素子3における表示領域3Aとは、複数の画素(図示略)がマトリクス状に配列された有効光変調領域のことであり、この表示領域3A(有効光変調領域)が実質的に表示に寄与する領域である。
導光体7の大きさは、入光端面7aの横方向(水平方向)の幅W1が、12個のLED9を所定のピッチP(3mm)で配置可能な長さであって、ここでは39mmとなっている。また、入光端面7aの高さH1は、所定のピッチP(3mm)で配置された9個のLED9に対応可能な長さであって、ここでは30mmとなっている。さらに、導光体7の全長L1(光の伝播方向における長さ)は30mmであり、各LED9からの光が導光体7内で伝播して出光端面7cから十分均一な強度で射出されるような長さに設定されている。
上述したように、導光体7は直方体形状を呈することから、入光端面7aと出光端面7cとを繋ぐ側面7bがこれら入光端面7a及び出光端面7cに対してほぼ垂直になっており、この側面7bが導光体7内部の伝播光を全反射する全反射面となっている。つまり、入光端面7a側から入射した光が側面7bにおいて全反射されて外部に漏れ出すことのない構成とされている。なお、製造時における形状の寸法誤差等を考慮すると、例えば、導光体7内に入射した光が側面7bにおいて全反射する範囲として、入光端面7a及び出光端面7cに対する側面7bの傾斜θが7°以下であればよい(図6参照)。
本実施形態の導光体7には、入光端面7a及び出光端面7cにそれぞれ反射ミラー10,11が設けられている。入光端面7aには、上記複数のLED9に対向する複数のLED開口10A(第2の開口)を有した入光側反射ミラー10(第1の入光側反射部材)が設けられている。LED開口10Aは、LED9の発光領域よりも大きい開口領域を有した正方形状とされ、LED9から導光体7内へ入射する光を遮らない寸法に設定されている。
また、出光端面7cには、中央に導光体7内を伝播した光を射出させるための出射開口11A(第1の開口)が形成された出光側反射ミラー11(出光側反射部材)が設けられている。出射開口11Aの大きさは、液晶表示素子3の表示領域3Aの大きさに対応して設定され、本実施形態では出射開口11Aに対向して配置される液晶表示素子3の表示領域3Aを均一に照明できるように表示領域3Aとほぼ等しい大きさで形成されている。
入光側反射ミラー10及び出光側反射ミラー11は、LED開口10Aあるいは出射開口11Aを遮蔽するマスクパターンをそれぞれ用いてアルミニウムなどの金属を蒸着する方法により形成される。あるいは、導光体7とは異なる基板に金属薄膜を形成した後に、入光端面7aあるいは出光端面7cにそれぞれ貼り合わせることで形成してもよい。
また、図2に示すように、導光体7の入光端面7aには該導光体7全体を支持する支持部材13が設けられている。導光体7の側面7bは光を全反射させる機能を有していることから、支持部材を用いて導光体7を支持する場合には、導光体7の側面7bに支持部材を接触させることはできない。したがって、導光体7に支持部材13を取り付ける際には、導光体7内での光の混合を妨げない位置に支持部材13を配置させる必要がある。このため、本実施形態では図2に示すように、入光端面7aの四隅であって入光側反射ミラー10のLED開口10A以外の領域に支持部材13を配置してある。導光体7の入光端面7aは入光側反射ミラー10で覆われているため、LED開口10A以外の領域であれば支持部材13を配置させても良い。なお、支持部材13は導光体7と一体的に成型されていても良い。このような支持部材13によって導光体7の機能を損なわせることなく所定の設置場所へ取り付けることが可能となる。
また、上述した光源8は、LED基板14上に多数のLED9が密集して配置された構成であるためLED基板14全体が発熱する。このため、ファンやヒートシンクあるいはペルチェ効果を利用した冷却素子などで冷却することが好ましい。
次に、入光側反射ミラー及び出光側反射ミラーの構成について詳述する。
図3(a)は、光源側から見た導光体の入光端面を示す平面図、図3(b)は(a)のA−A断面図である。なお、図3(a)ではLEDのみを示し、LED基板は省略してある。
まず、入光側反射ミラー10について説明する。
図3(a),(b)に示すように、本実施形態では、LED9の発光領域9Aの縦横の幅W2をそれぞれ1mmとし、LED9の光出射面9aから導光体7の入光端面7aまでの距離Sを0.1mmとした場合、LED9における光射出角θが80°までの周辺光を導光体7に入射させるとすると、面方向においてLED9の側端から一定距離(d=0.57mm)の範囲の光を導光体7に入射させる必要がある。
したがって、平面視においてLED9の側端からLED開口10Aの開口端までの距離aを上記距離dより若干大きい0.6mmとすると、LED開口10Aの各辺の長さL2は、W2+2×aによって得られ、実際の値を入れると2.2mmとなる。
図3(b)に示すように、LED9における光出射角θが80°の光でも、導光体7に入射してしまえば導光体材料で決まる臨界角(導光体7をガラスとし、その屈折率が1.52であれば臨界角は41.1°)よりも大きな角度で導光体7の側面7bに入射するので、LED9から導光体7に入射した光は、導光体7あるいは各反射ミラー10(11)によって散乱されることがなければ必ず導光体7の側面7bで全反射することになり、導光体7の側面7bから出射することなく導光体7内を伝搬できる。
LED配列における各LED9のピッチPが3mmとされていることから、入光側反射ミラー10の幅(LED開口10A間の距離)W3は0.8mmとなる。入光側反射ミラー10は、出光側反射ミラー11で反射されて戻ってきた光を再び反射させ、再度導光体7の出光端面7c側へ光を伝搬させる。
なお、LED開口10Aの形状が正方形である場合を説明したが、LED9から導光体7へ入射する光を遮らなければ長方形、多角形あるいは円形でも良い。
次に、出光側反射ミラー11の出射開口11Aについて説明する。図4(a)は、液晶表示素子3側から見た導光体7の出光端面7cを示す平面図、図4(b)は(a)のB−B断面図である。
図4(a),(b)に示すように、本実施形態の導光体7の出光端面7c側に設けられた出射開口11Aの大きさは、横方向(水平方向)の幅W4は15mmで、LED9の数(4個分)×所定ピッチP(3mm)=12mmをカバーし、縦方向(垂直方向)の幅W5は12mmで、LED9の数(3個分)×所定ピッチP(3mm)=9mmをカバーしている。また、本実施形態で用いられる液晶表示素子3の表示領域3Aの大きさは、対角0.7インチで、横方向の幅W6が14.2mm、縦方向の幅W7が10.7mmである。導光体7の出射開口11Aの大きさは液晶表示素子3の表示領域3Aと略等しいかこれよりも若干大きい。
図5は、照明装置2の光軸方向における断面図である。
図5に示すように、照明装置2の各LED9から放射された光は入光側反射ミラー10のLED開口10Aを通過して導光体7内に入射する。導光体7内を伝播した光は、そのまま出射開口11Aに到達して出射する光もあれば、側面7bでの全反射、及び出光側反射ミラー11や入光側反射ミラー10での反射を繰り返して出射開口11Aに到達して射出する光もある。このように、最終的に出射開口11Aから出射した光が液晶表示素子3を照明する照明光となる。
ここで、LED9の配列を従来構成と同じ配列にした場合、図5中の破線で示した仮想境界が従来構成の導光体(図22)の大きさに相当することになる。従来構成では、LED(A)、(B)から出た光線RA1、RB1は導光体601の側面601bで全反射して光線RA2、RB2となって光強度の混合に寄与していたが(図22参照)、本実施形態の構成ではこれら光線RA1、RB1は仮想境界の位置では反射されずに直進し、出光側反射ミラー11と入光側反射ミラー10との間で反射されたのちに出射開口11Aから射出する。そして、仮想境界に対してLED(A)、(B)の鏡像の位置に配置されたLED(E)、(F)からの光線RE2、RF2がそれぞれ従来のRA2、RB2と同一の機能を果たし、光強度分布の均一化が図られる。
このように、本実施形態の照明装置2は、入光端面7aと出光端面7cとの面積が液晶表示素子3の表示領域3Aの面積よりも相対的に大きい面積を有する導光体7と、導光体7の入光端面7aの面積と略等しい発光面積を有する光源8と、を利用して、単純な構成でありながらより多くのLED9からの光を照明光として利用することができる。これにより、照度が高くより明るい照明装置2を備えたプロジェクター1となり、明るく表示品質の高い画像を表示することができる。
以上、第1の実施形態を説明したが、導光体7の出射開口11Aと液晶表示素子3との間に、出射開口11Aから出射された光の強度分布をさらに均一化するための拡散板あるいは拡散シート(いずれも不図示)を配置しても良い。さらに、拡散板あるいは拡散シートで拡散された光の指向性を強くするために、拡散板あるいは拡散シートと液晶表示素子3との間にプリズムシート(不図示)を配置しても良い。
また、導光体7の出射開口11Aと液晶表示素子3との間にレンズ(不図示)を挿入し、出射開口11Aの像を液晶表示素子3の面に形成して液晶表示素子3を照明しても良い。
以下に示す各実施形態のプロジェクターの基本構成は、上記実施形態と略同様であるが、照明装置の構成において異なる。よって、以下の説明では照明装置の構成を中心に説明する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図5と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
(第2実施形態)
次に、本発明の照明装置に係る第2実施形態について図7〜図10を用いて説明する。
本実施形態の照明装置30は、導光体7側ではなく光源8側に光源側反射ミラー(第2の入光側反射部材)20が設けられている点において第1実施形態と異なる。
図7は、本実施形態の照明装置30における液晶表示素子3側から見た斜視図、図8は光源8側から見た斜視図、図9(a)は光源側反射ミラー20の概略構成を示す平面図、(b)は、(a)のC−C断面図である。
以下の説明では、光源側反射ミラー20の構成について詳述し、導光体7及び出光側反射ミラー11の構成は第1実施形態と同じなので説明は省略する。
本実施形態の光源側反射ミラー20は、第1実施形態で説明した入光側反射ミラー10と同様の機能を有するもので、図7及び図8に示すように導光体7側ではなく光源8側に設けられている。よって、導光体7の入光端面7aには反射部材は設けられておらず、全体が透明な入射面となっている(図8)。
具体的に光源側反射ミラー20は、基板21と、その表面21aに蒸着法などで形成された金属薄膜からなるLED周辺ミラー22とから構成されている。基板21には、LED基板14上の各LED9を露出させる開口21Aが形成されている。LED周辺ミラー22は、基板21の表面21aに形成され、LED基板14上の各LED9の光射出面側を露出させるように井桁状に形成されている。ここで、金属薄膜を蒸着させる基板21としては、加工が容易でかつ絶縁性を有するアクリルなどの透明樹脂からなる基板が好ましい。これにより、図9に示すようにLED9の端部とLED周辺ミラー22との距離aが0.1mm程度となり上記実施形態よりも上記間隔を小さくすることができるので、LED周辺ミラー22の幅W1は1.8mmとなり、第1実施形態の入光側反射ミラー10よりも広い反射領域を有したミラーとなる。また、光源側反射ミラー20のLED開口20Aは、LED9の外形寸法よりも若干大きい正方形状を呈し、縦横の幅W8が1.2mmの大きさを有する。
このような光源側反射ミラー20は、LED周辺ミラー22を導光体7の入光端面7a側に向けた姿勢で、LED基板14の表面14a上における各LED9の周辺領域を覆うようにして光源8に取り付けられる。各LED9は、光源側反射ミラー20のLED開口20A内にそれぞれ配置され、この状態においてLED9の光射出面がLED周辺ミラー22の表面とほぼ一致している。
図10に示すように、光源8の各LED9から放射された光は、入光端面7aから導光体7内に入射して側面7bにおいて全反射された後、出光側反射ミラー11により入光端面7a側へ向かって反射される。導光体7内を戻ってきた戻り光は、入光端面7aから一旦外に出た後、光源8側の光源側反射ミラー20(LED周辺ミラー22)で反射されて再び導光体7内に入射して出光端面7c(出射開口11A)へ向かって進み、出射開口11Aから射出されて液晶表示素子3を照明する。
本実施形態の光源側反射ミラー20は、第1実施形態の入光側反射ミラー10に比べて反射領域が大きいことから、より多くの光を出光端面7c側へ反射させることができ、導光体7内を伝播して合成された光が出射開口11Aから射出されて液晶表示素子3を照明する光をより多くすることができる。すなわち、より明るい光で液晶表示素子3を照明可能な照明装置30を提供することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の照明装置に係る第3実施形態について図11及び図12を用いて説明する。図11は、本実施形態の照明装置の概略構成を示す斜視図であり、図12(a)は、導光体の入光端面側から見た平面図、図12(b)は図12(a)のD−D断面図である。
図11に示すように、本実施形態の照明装置40は、導光体7の外側に側面全体を覆うように周方向を取り囲む光吸収部材31を備えており、導光体7の側面7bから導光体7内部に入射する外光を遮ることのできる構成となっている。また、この光吸収部材31により、導光体7の内部で散乱する光があった場合に導光体7の周囲に光が漏れ出すことを防止することができる。
導光体7の側面7bでは光が全反射されることから、図12(a),(b)に示すように、光吸収部材31を導光体7の側面7bに接触しないように各側面7bとの間に隙間を設けて配置されている。光吸収部材31としては、黒色の布あるいは黒色の塗料を塗布した部材を用いることができる。
なお、図12(b)中の二点差線で示すように、光吸収部材31を延長してLED基板14の側周を覆うようにし、光源8の周囲へ漏れる光を遮蔽しても良い。また、光吸収部材31を上記実施形態に適用しても良い。
(第4実施形態)
次に、本発明の照明装置に係る第4実施形態について図13を用いて説明する。図13は、液晶表示素子側から見た本実施形態の照明装置の概略構成を示す斜視図である。
本実施形態の照明装置50は、導光体及び光源の構成が上記各実施形態と異なる。
図13に示すように、本実施形態の照明装置50が備える導光体52は、入光端面52aおよび出光端面52cの短辺方向における幅(高さH)が液晶表示素子3の表示領域3Aの有効表示幅とほぼ等しく、かつ入光端面52aおよび出光端面52cの長辺方向における幅が表示領域3Aの有効表示幅の整数倍の長さを有する大きさで形成されている。
具体的には、入光端面52a及び出光端面52cの長辺方向(x方向)における幅Wが、液晶表示素子3の外形に対応して形成された出射開口11Aの長辺方向における開口幅Wの3倍程度の寸法とされ、かつその高さHが出射開口11Aの短辺方向における幅と同程度の寸法とされており、上記各実施形態で示したような立方体に近い直方体形状ではなく、全体が平板状(直角柱状)とされている。
このような導光体52の入光端面52a側には、この入光端面52a全体にLED配列が対応するようにして、横12列、縦3行の合計36個のLED9を有した光源53が配置されている。
本実施形態の照明装置50は、先に記載した第1及び第2実施形態とは異なり、水平方向(x方向)にだけ拡張したLEDアレイを備えた光源53及び導光体52によって出射開口11Aから出射する光を増強させる構成となっている。
(第5実施形態)
次に、本発明の照明装置に係る第5実施形態について図14を用いて説明する。図14は、液晶表示素子側から見た本実施形態の照明装置の概略構成を示す斜視図である。
図14に示すように、本実施形態の照明装置60が備える導光体62は、入光端面62a及び出光端面62cの長辺方向(x方向)における幅Wが、液晶表示素子3の外形に対応して形成された出射開口11Aの長辺方向における開口幅と同程度の寸法とされ、高さHが出射開口11Aの短辺方向における開口幅の3倍程度の寸法とされた形状となっている。この導光体62の入光端面62a側には、この入光端面62a全体にLED配列が対応するようにして、横3列、縦12行の合計36個のLED9を有した光源63が配置されている。
本実施形態の照明装置60は、先に記載した第1及び第2実施形態とは異なり、出射開口11Aの開口領域よりも高さ方向(垂直方向)にだけ拡張したLED配列及び導光体62によって、出射開口11Aから出射する光を増強させる構成となっている。
(変形例1)
次に、本発明の照明装置に係る変形例1について図15を用いて説明する。図15(a)は光源側から見た導光体の入光端面を示す平面図、図15(b)は図15(a)のE−E断面図である。
変形例1における照明装置70は、入光側反射ミラー10および光源側反射ミラー20を両方に備えた構成となっており、各LED開口10A,20A同士が対向している。上述したように、入光側反射ミラー10のLED開口10Aは、光源側反射ミラー20のLED開口20Aの開口よりも相対的に大きい形状とされていることから、導光体7内を伝播して出光側反射ミラー11にて反射されて戻された戻り光のうち、入光側反射ミラー10にて再反射される光と、LED開口10Aから導光体7外へ出た後に光源側反射ミラー20にて再反射される光とがある。つまり、入光側反射ミラー10にて反射されずに導光体7から漏れ出た光を有効利用することができるため、入光側反射ミラー10だけの場合よりも照度を高めることができる。
但し、導光体7から射出させることなく入光端面7aにおいて反射させる方が損失が少なくて済むことから、光源側反射ミラー20だけ備えるよりも入光側反射ミラー10とともに備える構成とすることが好ましい。
(変形例2)
次に、本発明の照明装置に係る変形例2について図16を用いて説明する。図16(a)は導光体の入光端面側から見た平面図、(b)は(a)のF−F断面図である。
変形例2における照明装置80は、図16(a),(b)に示すように、導光体7の外面側に各側面7b全体を覆うようにして金属薄膜などから構成される反射部材81が設けられている。反射部材81としては、アルミニウムなどの金属を蒸着する方法により形成してもよいし、あるいは導光体7とは異なる基板に金属薄膜を形成した後に、各側面7bにそれぞれ貼り合わせることで形成してもよい。なお、導光体7の出光端面7cに設けられる出光側反射ミラー11と同時に形成することも可能である。
このように、反射部材81を設けることによって、導光体7の側面7bから導光体7内部に入射する外光を遮ることができるとともに、導光体7の内部で散乱する光があった場合に導光体7の周囲に光が漏れ出すことを防止することができる。さらに、導光体7の側面7bを支持したい場合には有効である。なお、導光体7の側面7bを支持する場合は、不図示の支持部材が導光体7の側面7bに接触する部分だけ反射部材81を形成し、それ以外の部分は全反射が利用できるようにする構成が好ましい。
(変形例3)
次に、本発明の照明装置に係る変形例2について図17を用いて説明する。図17(a)は導光体の入光端面側から見た平面図、(b)は(a)のG−G断面図である。
変形例3における照明装置90は、図17(a),(b)に示すように、内部に空洞Kを有した透明支持体91からなる中空構造の導光体92を備えている。透明支持体91は、アクリルなどの透明な樹脂あるいはガラスからなり、入光端面92a側を開口端とした筒状体を呈する。導光体92の出光端面92c側に出光側反射ミラー11が設けられているのは勿論のこと、導光体92の周方向における各側面92b全体が反射部材81によって覆われた構成となっている。
なお、このように側周面全体が反射部材81によって覆われた導光体92の場合、入光端面92a側が開口端とされていることから入光側反射ミラーを形成することが困難なため、上述した光源側反射ミラー20(図7)を備えた光源8を具備するようにする。
このような構成によれば、中空の導光構造を採用していることから、導光体92全体を軽量化することが可能である。中空構造の導光体92では、側面92bでの全反射が期待できないため、透明支持体91の周囲に反射部材81が必要となる。これにより、導光体92内から外部に光が漏れ出すことを防止できる。
以上、本発明の照明装置について幾つかの実施形態及び変形例を説明したが、LED9の数や導光体7の入光端面7a及び出光端面7cの縦横の長さあるいは縦横比などは適宜変更が可能である。
また、投射画像の拡大率を大きくするためにより強い光量が必要な場合には、図18に示すように、原色ごとに液晶表示素子及び照明装置を備えたプロジェクターにしてもよい。
図18は、本実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
本実施形態のプロジェクター100は、図18に示すように、3組の照明光学系102R,102G,102Bと、各照明光学系102R,102G,102Bに対応した3組の液晶ライトバルブ103R,103G,103B(表示素子)と、クロスプリズム105と、投射光学系106と、スクリーン109と、を備えている。
3組の照明光学系102R,102G,102Bは、それぞれ赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光の各色光を射出するもので、それぞれR、G、Bで発光するLEDの配列から成るLED光源108R、108G、108B(光源)と、LED光源108からの色光を後段の光学系に向けて導光する導光体ロッド107と、を備えている。各照明光学系102R,102G,102Bとしては、上述した各実施形態及び各変形例のいずれかから選択された照明装置が採用される。
各液晶ライトバルブ103R,103G,103Bは、各照明光学系102R,102G,102Bから入射された各色光を変調するものである。なお、本実施形態の液晶ライトバルブ103R,103G,103Bは、一対の基板間に液晶層が挟持された液晶表示素子の光入射側および光射出側にそれぞれ偏光板(いずれも図示せず)が配置されたものである。
クロスプリズム105は、各液晶ライトバルブ103R,103G,103Bによって変調された3つの色光を合成するものである。投射光学系106は、クロスプリズム105によって合成された光をスクリーン109上に投射するものである。
[電子機器]
図19は、電子機器の一実施形態であるヘッドアップディスプレイ1700の概略構成図である。図20は、ヘッドアップディスプレイ1700の画像を車両運転席から見た図である。
図19において車両270はセダンタイプの乗用自動車である。ヘッドアップディスプレイ1700は、電気光学装置300と、電気光学装置300から射出された光(画像光)をフロントウィンドウ272上に投射する光学系と、フロントウィンドウ272上に投射された光を運転席に向けて反射するハーフミラー274と、を備えている。
電気光学装置300は、上述した本発明の照明装置2、液晶表示素子3及び投射レンズ4を備えた電気光学装置であって、ダッシュボード273の内部に収納されている。ダッシュボード273には、フロントウィンドウ272の下部に、光Lを透過させるための開口部273Hが設けられており、該開口部273Hを介して、電気光学装置300から射出された光Lがハーフミラー274上に投影されるようになっている。投影された画像は虚像Iとして車両の乗員Mに視認される。
ハーフミラー274は、例えばシート状の膜として構成されるが、フロントウィンドウ272の表面を処理することにより光Lの一部を反射させるようにしても良い。図20に示すように、ハーフミラー274は運転席の正面に配置されている。ハーフミラー274上には、速度メータやガソリン残量、警告等の情報が表示される。乗員Mは運転中に視線を大きく動かさずにこれらの情報を視認することができる。
ここで、電気光学装置300は、前述した本発明の前述した本発明のプロジェクター(照明装置)の構成を備えている。したがって、昼夜問わず情報が鮮明に表示されるため、快適な運転環境を提供することができる。
なお、このような表示装置は、頭部に装着して眼前遠方に拡大された虚像を表示するヘッドマウントディスプレイへの適用も可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
先の実施形態では、LEDとして白色光を発するLEDを用いたが、RGBで発光するLEDをLED基板上に配置してRGBのLEDを順番に点灯させるいわゆるフィールドシーケンシャル方式の照明装置及び表示装置を構成することができる。この場合は、液晶表示素子にカラーフィルターを内蔵させる必要はない。
また、光源として、LED配列の代わりに、以下のような光源を用いることができる。例えば、有機EL点状発光素子配列あるいは有機EL線状発光素子配列を利用した有機EL素子からなる面光源や、冷陰極管配列を利用した光源などが挙げられる。なお、有機EL線状光源や棒状の冷陰極管を用いた場合には、入射面側のミラー要素は隣接する線状光源あるいは棒状光源の間に配置する。
さらに、本発明の照明装置は、液晶表示素子だけでなく、それ以外の被照明体への適用が可能である。
1…プロジェクター、2,40,50,60,70,80,90…照明装置、3…液晶表示素子(被照射体)、3A…表示領域、7,52,62,68,82,92…導光体、7a,52a,62a,91a,92a…入光端面、7b,68b,91b,92b…側面、7c,52c,62c,92c…出光端面、8,53,63…光源、9…LED、10…入光側反射ミラー(第1の入光側反射部材)、10A…開口(第2の開口)、11…出光側反射ミラー(出光側反射部材)、11A…出射開口(第1の開口)、13…支持部材、14…基板、20…光源側反射ミラー(第2の入光側反射部材)、20A…開口、21…基板、21a…表面、22…LED周辺ミラー、31…光吸収部材、81…反射部材、100…プロジェクター、1700…ヘッドアップディスプレイ(電子機器)、103R,103G,103B…液晶ライトバルブ(表示素子)、106…投射光学系。

Claims (15)

  1. 対向する入光端面と出光端面との面積が被照射体における表示領域の面積よりも相対的に大きい面積を有する導光体と、
    前記導光体の前記入光端面側に配置され該入光端面の面積と略等しい発光面積を有する光源と、を備え、
    前記導光体の前記出光端面には、前記被照射体の前記表示領域の面積と略等しい面積の第1の開口が形成されているとともに、前記第1の開口以外の領域に出光側反射部材が設けられ、
    前記導光体の入光側には、前記光源からの光軸方向において前記出光側反射部材と対向する入光側反射部材が設けられていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記光源が、前記導光体の前記入光端面に対応する領域に面状に配列された複数のLEDを有することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記導光体の前記入光端面に、前記複数のLEDに対応する位置に複数の第2の開口を有した第1の前記入光側反射部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
  4. 前記光源が、基板と該基板における前記導光体の前記入光端面と対向する表面に面状に配列された前記複数のLEDとを有してなり、
    前記基板上に前記複数のLEDに対応する位置に複数の第2の開口を有した第2の前記入光側反射部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  5. 前記導光体の側面が、前記光源から入射した光を全反射させる全反射面となっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記導光体の外側に側周面全体を覆うとともに当該側周面とは間隔をおいて光吸収部材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記導光体の入光端面に、当該導光体を支持する支持部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記導光体は、前記入光端面および前記出光端面の短辺方向における幅が前記被照射部材の前記表示領域の有効表示幅とほぼ等しく、かつ前記入光端面および前記出光端面の長辺方向における幅が前記表示領域の有効表示幅の整数倍の長さを有する大きさで形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の照明装置。
  9. 前記導光体は、前記入光端面および前記出光端面の長辺方向における幅が前記被照射部材の前記表示領域の有効表示幅とほぼ等しく、かつ前記入光端面および前記出光端面の短辺方向における幅が前記表示領域の有効表示幅の整数倍の長さを有する大きさで形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の照明装置。
  10. 第1の前記入光側反射部材および第2の前記入光側反射部材を備え、
    前記第2の入光側反射部材の前記第2の開口よりも前記第1の入光側反射部材の前記第1の開口の方が大きいことを特徴とする請求項3または4記載の照明装置。
  11. 前記導光体の外側に側周面全体を覆う反射部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の照明装置。
  12. 前記導光体が前記入光端面側を開口端とした筒状体からなり、当該導光体の外側に側周面全体を覆う反射部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
  13. 前記光源が、有機EL素子からなる面光源であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の照明装置と、
    前記照明装置から射出される光を変調する表示素子と、前記表示素子によって変調された光を投射する投射光源系と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
  15. 請求項14に記載のプロジェクターを備えることを特徴とする電子機器。
JP2014093432A 2014-04-30 2014-04-30 照明装置、プロジェクター及び電子機器 Pending JP2014187026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014093432A JP2014187026A (ja) 2014-04-30 2014-04-30 照明装置、プロジェクター及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014093432A JP2014187026A (ja) 2014-04-30 2014-04-30 照明装置、プロジェクター及び電子機器

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009240113A Division JP5532815B2 (ja) 2009-10-19 2009-10-19 照明装置、プロジェクター及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014187026A true JP2014187026A (ja) 2014-10-02

Family

ID=51834380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014093432A Pending JP2014187026A (ja) 2014-04-30 2014-04-30 照明装置、プロジェクター及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014187026A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104087A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
JP2003317518A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Keyence Corp 照明装置
JP2004226738A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Seiko Epson Corp 光学素子及び照明装置並びに投射型表示装置
JP2009150938A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Casio Comput Co Ltd 光源装置及びプロジェクタ
WO2009091610A1 (en) * 2008-01-17 2009-07-23 Wavien, Inc. Light multiplexer and recycler, and micro-projector incorporating the same

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104087A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
JP2003317518A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Keyence Corp 照明装置
JP2004226738A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Seiko Epson Corp 光学素子及び照明装置並びに投射型表示装置
JP2009150938A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Casio Comput Co Ltd 光源装置及びプロジェクタ
WO2009091610A1 (en) * 2008-01-17 2009-07-23 Wavien, Inc. Light multiplexer and recycler, and micro-projector incorporating the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5532815B2 (ja) 照明装置、プロジェクター及び電子機器
JP7135166B2 (ja) リフレクタ、リフレクタを有するヘッドアップディスプレイ、およびヘッドアップディスプレイを搭載した車両
KR101274891B1 (ko) 화면에 화상을 투영하기 위한 헤드업 디스플레이 장치
US7585098B2 (en) Light source device and liquid crystal display device using the same
US9803833B2 (en) Multi-aperture illumination layer for tileable display
CN108885345B (zh) 平视显示器装置
JP2014149405A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
US9599815B2 (en) Head-up display device
US8922735B2 (en) Backlight system and liquid crystal display device using the same
CN110969952B (zh) Led显示屏
JP2013104916A (ja) 表示装置および電子機器
JP2019164285A (ja) ヘッドアップディスプレイ及び移動体
US7758209B2 (en) Illumination device and liquid crystal display device using the same
CN210720955U (zh) 背光模组及显示装置
JP2019032404A (ja) 空中映像表示装置
WO2017130481A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置及びその生産方法
US20170205557A1 (en) Surface-light-source illumination device
JP6990279B2 (ja) 光源装置、照明装置、及び表示装置
WO2019208097A1 (ja) 空中表示装置
JP4780224B2 (ja) 表示装置
US10809571B2 (en) Lighting device and display device
JP2014187026A (ja) 照明装置、プロジェクター及び電子機器
JP4703611B2 (ja) バックライト光源、ディスプレイ装置及び発光デバイス
JP2018066871A (ja) 光学シート、表示装置及び配列型表示装置
CN114791683A (zh) 发光模组、显示模组及显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150901