JP2014182292A - 定着ベルト、定着装置、及び画像形成装置 - Google Patents

定着ベルト、定着装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被定着材の加熱効率に優れ、且つ、被定着材の加圧ムラに起因する画質欠陥が発生しにくい定着ベルトの提供。
【解決手段】定着ベルト10を、例えば、基材層11と、基材層11の外周側に配置される発熱層12と、発熱層12の外周側に配置される弾性層13Aと、弾性層13Aの外周側に配置される弾性層13Bと、弾性層13Bの外周側に配置される離型層14と、で構成する。そして、弾性層13Aの熱伝導率を弾性層13Bの熱伝導率よりも高くし、弾性層13Bの弾性率を弾性層13Aの弾性率よりも低くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着ベルト、定着装置、及び画像形成装置に関する。
画像形成装置用の定着装置に備える定着ローラとして、例えば下記の回転加熱部材が開示されている。
特許文献1には、「少なくとも基層、離型層からなる2層以上の層構成を有し、記録材への熱伝達方向における1cmあたりの熱抵抗Rt(℃/W)が、定着温度T(℃)、定着速度V(mm/s)、ニップ幅N(mm)との間にRt<100NT/Vの関係を持つ」回転加熱部材が開示されている。
特許文献2には、「記録材への熱伝達方向における1cm当たりの熱抵抗値が0.025(℃/W)以上5(℃/W)以下である」電磁誘導によって発熱する回転加熱部材が開示されている。
特開2003−084600号公報 特開2002−214946号公報
本発明の目的は、被定着材の加熱効率に優れ、且つ、被定着材の加圧ムラに起因する画質欠陥が発生しにくい定着ベルトを提供することである。
上記課題は以下の本発明によって解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
基材層と、電磁誘導によって発熱する発熱層と、2層以上の弾性層と、離型層と、をこの順に備え、
前記2層以上の弾性層は、前記発熱層に最も近い弾性層がほかの弾性層よりも熱伝導率が高く、前記離型層に最も近い弾性層がほかの弾性層よりも弾性率が低い、定着ベルト。
請求項2に係る発明は、
前記2層以上の弾性層のいずれか2層の間に両面を弾性層に接して配置され、接する2層の弾性層よりも熱伝導率が高い伝熱層、
を更に備えた請求項1に記載の定着ベルト。
請求項3に係る発明は、
請求項1又は請求項2に記載の定着ベルトと、
前記定着ベルトの外周面に接触して配置された加圧部材と、
前記定着ベルトが備えた発熱層を電磁誘導によって発熱させる電磁誘導装置と、
を備えた定着装置。
請求項4に係る発明は、
潜像保持体と、
前記潜像保持体の表面を帯電させる帯電装置と、
前記潜像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、
前記トナー像を記録媒体に定着させる請求項3に記載の定着装置と、
を備えた画像形成装置。
請求項1に係る発明によれば、弾性層が1層の場合や、2層以上の弾性層の熱伝導率及び弾性率の高低が前記関係でない場合に比べ、被定着材の加熱効率に優れ、且つ、被定着材の加圧ムラに起因する画質欠陥が発生しにくい定着ベルトが提供される。
請求項2に係る発明によれば、前記伝熱層を有しない場合に比べ、被定着材の加熱効率に優れた定着ベルトが提供される。
請求項3、4に係る発明によれば、被定着材の加熱効率に優れ、且つ、被定着材の加圧ムラに起因する画質欠陥が発生しにくい定着装置、画像形成装置が提供される。
本実施形態の定着ベルトの一例を示す概略断面図である。 本実施形態の定着ベルトの他の一例を示す概略断面図である。 本実施形態の定着装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
以下、本発明の一例としての実施形態について説明する。
<定着ベルト>
本実施形態の定着ベルトは、基材層と、電磁誘導によって発熱する発熱層と、2層以上の弾性層と、離型層と、をこの順に備える。そして、前記2層以上の弾性層は、前記発熱層に最も近い弾性層がほかの弾性層よりも熱伝導率(W/m・K)が高く、前記離型層に最も近い弾性層がほかの弾性層よりも弾性率(GPa)が低い。
本実施形態の定着ベルトは、例えば、電子写真方式の画像形成装置における電磁誘導発熱方式の定着装置に備える定着ベルトとして用いられる。
本実施形態の定着ベルトは、例えば前記定着装置に適用したとき、上記構成であることにより、被定着材の加熱効率に優れ、且つ、被定着材の加圧ムラに起因する画質欠陥が発生しにくい。その理由は定かではないが、以下のように推測される。
電子写真方式の画像形成装置における電磁誘導発熱方式の定着ベルトは、記録媒体上において、トナー等の被定着材に接触して該被定着材を加熱及び加圧し、該被定着材を記録媒体に定着させる。この定着ベルトとして、基材層と、電磁誘導によって発熱する発熱層と、弾性層と、離型層とを、内周側から外周側に順に備えた管状体が知られている。
上記定着ベルトにおいて弾性層は、例えば、記録媒体上の凹凸に追従して密着する追従性や、記録媒体上の被定着材が埋まり込むクッション性を、定着ベルトの外周表面に付与する。そして、定着ベルトの外周表面は、弾性層の弾性に由来する追従性やクッション性により、記録媒体上において被定着材をムラなく加圧し押しつぶせるものと考えられる。
ところで、上記定着ベルトにおいて弾性層には、発熱層にて発生した熱を定着ベルトの外周表面に効率的に伝達する観点から、熱伝導性が求められる。そこで従来、弾性層に金属酸化物、グラファイト、伝熱性セラミックス等のフィラーを含有せしめ、弾性層の熱伝導率を高める技術がある。一般にフィラーの含有量を多くするほど弾性層の熱伝導率は向上し、より効率的に被定着材の加熱が行える。そのため、例えば、定着装置内の記録媒体の搬送速度の増大や、定着ベルトと加圧部材との接触領域(ニップ)の長さの短縮を行い得て、定着速度を高速化し得る。
しかし、弾性層のフィラー含有量が多いほど、弾性層の弾性率は高い傾向にあり、したがって、フィラーによって弾性層の熱伝導率を高めようとすると、定着ベルトの外周表面の追従性やクッション性が損なわれ易い。すると、定着ベルトの外周表面による被定着材の加圧にムラが発生し、そして、被定着材のつぶれ具体にムラが生じ、そのことが画像光沢むら、文字のつぶれ等の画質欠陥、特にカラー画像の画質欠陥の発生につながると考えられる。
このように、弾性層の熱伝導性と弾性とを両立させることは容易ではなく、したがって、被定着材の効率的な加熱と、被定着材の加圧ムラに起因する画質欠陥の発生抑制とを両立させることは容易ではなかった。
これに対し、本実施形態の定着ベルトでは、弾性層を複数の層に分け、発熱層に最も近い弾性層の熱伝導率をほかの弾性層の熱伝導率よりも高くし、離型層に最も近い弾性層の弾性率をほかの弾性層の弾性率よりも低くすることにより、弾性層全体で熱伝導性と弾性との両立が図られ、その結果、被定着材の加熱効率に優れ、且つ、被定着材の加圧ムラに起因する画質欠陥が発生しにくいと考えられる。
本実施形態の定着ベルトは、2層以上の弾性層を有するものであり、3層以上の弾性層を有していてもよい。本実施形態の定着ベルトは、弾性層の層数によらず、発熱層に最も近い弾性層の熱伝導率をそれ以外の弾性層の熱伝導率よりも高くし、離型層に最も近い弾性層の弾性率をそれ以外の弾性層の弾性率よりも低くする。
弾性層間の熱伝導率及び弾性率の関係は、上記条件のほかには限定されないが、複数の弾性層は、発熱層に近いほど熱伝導率が高いことが望ましく、離型層に近いほど弾性率が低いことが望ましい。
本実施形態の定着ベルトにおいて弾性層の層数は、性能と製造効率の両立の観点で、2層が望ましい。
本実施形態の定着ベルトは、2層以上の弾性層のいずれか2層の間に、両面を弾性層に接して配置された、接する2層の弾性層よりも熱伝導率が高い伝熱層を備えていてもよい。
本実施形態の定着ベルトは、前記伝熱層を備えることにより、離型層側表面への熱伝導効率が向上し、被定着材の加熱効率が向上し、その結果、定着装置の定着速度をより高速化し得る。
また、定着ベルトは一般に、幅方向の端部が幅方向の中央部に比べて記録媒体との接触頻度が低いために、前記端部の表面温度が前記中央部の表面温度に比べて高くなる現象(「端部昇温」と称される現象)が起こることがある。これに対し、本実施形態の定着ベルトが前記伝熱層を備えると、端部昇温が発生しにくい。これは、前記伝熱層が在ることによって、前記端部から前記中央部への面方向の熱伝導効率が向上するためと考えられる。
本実施形態の定着ベルトは、基材層と発熱層との間や、発熱層と最も発熱層に近い弾性層との間に、その他の中間層(例えば、保護層)を設けた構成でもよい。
本実施形態の定着ベルトは、例えば、無端の管状や、「定着ロール」とも称される筒状に構成される。
以下、図面を参照して本実施形態の定着ベルトの構成を説明する。
図1は、本実施形態の定着ベルトの一例を示す概略断面図である。
図1に示す定着ベルト10は、基材層11と、基材層11の外周面上に配置された発熱層12と、発熱層12の外周面上に配置された弾性層13Aと、弾性層13Aの外周面上に配置された弾性層13Bと、弾性層13Bの外周面上に配置された離型層14と、を有する。
そして、弾性層13Aは、弾性層13Bよりも熱伝導率が高く、弾性層13Bは、弾性層13Aよりも弾性率が低い。
なお、定着ベルト10は、弾性層13Aと弾性層13Bとの間に更に1層以上の弾性層を有してもよい。ただし、この場合、弾性層13Aの熱伝導率はそれ以外の弾性層の熱伝導率よりも高く、弾性層13Bの弾性率はそれ以外の弾性層の弾性率よりも低い。
図2は、本実施形態の定着ベルトの別の一例を示す概略断面図である。
図2に示す定着ベルト10は、基材層11と、基材層11の外周面上に配置された発熱層12と、発熱層12の外周面上に配置された弾性層13Aと、弾性層13Aの外周面上に配置された伝熱層15と、伝熱層15の外周面上に配置された弾性層13Bと、弾性層13Bの外周面上に配置された離型層14と、を有する。
そして、弾性層13Aは、弾性層13Bよりも熱伝導率が高く、弾性層13Bは、弾性層13Aよりも弾性率が低く、伝熱層15は、弾性層13A及び弾性層13Bよりも熱伝導率が高い。
なお、定着ベルト10は、弾性層13Aと弾性層13Bとの間に更に1層以上の弾性層を有してもよい。ただし、この場合、弾性層13Aの熱伝導率はそれ以外の弾性層の熱伝導率よりも高く、弾性層13Bの弾性率はそれ以外の弾性層の弾性率よりも低い。また、この場合、伝熱層15は、いずれか2層の弾性層の間に両弾性層に接して配置され、接する両弾性層に比べて熱伝導率が高ければよい。
以下、各層の原料、物性などについて説明する。
以下において「主成分」とは、質量比で50%以上であることを意味する。
各層の物性の測定は、以下の方法で行われる。
基材層、弾性層及び離型層の膜厚は、渦電流式膜厚計により測定される。
発熱層の膜厚は、蛍光X線膜厚計により測定される。
伝熱層の膜厚は、該層の材質によって、渦電流式膜厚計または蛍光X線膜厚計のいずれかによって測定される。
弾性層及び伝熱層の熱伝導率(W/m・K)は、温度波分析法により測定される。具体的には、層を30mm角に切り出し、熱伝導率測定機(例えば、エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製のai−Phase Mobile)を用いて測定される。
弾性層の弾性率(GPa)は、非共振強制振動法により測定される。具体的には、層を4mm×20mmに切り出し、動的粘弾性測定機(例えば、エー・アンド・ディ社製のレオバイブロン)を用いて測定される。
(基材層)
基材層11は、例えば、樹脂を主成分として構成される。樹脂としては、耐熱性を有することが望ましく、例えば、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、芳香族ポリアミド、フッ素樹脂、サーモトロピック液晶ポリマー、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルケトン、ポリサルフォン等が挙げられる。これらの中でも、ポリイミドが好適である。
基材層11は、樹脂の発泡体であってもよい。
基材層11は、金属酸化物、グラファイト、伝熱性セラミックス等のフィラーを含んでいてもよい。
基材層11の厚さは、20μm以上180μm以下が望ましく、20μm以上80μm以下がより望ましい。
基材層11(例えばポリイミド層)は、例えば、基材層形成材料を定着ベルト製造用の中子の外周面に浸漬塗布し、焼成することで形成される。
(発熱層)
発熱層12は、例えば、磁界によって渦電流が発生することに起因して発熱する層であり、電磁誘導作用を生ずる金属で構成される。
電磁誘導作用を生ずる金属としては、例えば、単一金属(ニッケル、鉄、銅、金、銀、アルミニウム、クロム、錫、亜鉛等)、合金(スチール等)が挙げられる。これらの中でも、銅、ニッケル、アルミニウム、鉄、クロムが適しており、特に、銅または銅を主成分とする合金が望ましい。
発熱層12の厚さは、その材質によって適切な厚さは異なるが、例えば銅で構成する場合には、3μm以上50μm以下が望ましく、5μm以上20μm以下がより望ましい。
発熱層12は、周知の方法、例えば、基材層11の外周面上に無電解めっきや電解めっきや電鋳を施して形成される。
(保護層)
定着ベルト10は、保護層(不図示)を、必要に応じて備えてもよい。保護層は、発熱層の割れや酸化劣化等を抑制し、発熱特性を維持するために、発熱層の外周面上に設ける層である。
保護層は、例えば、耐久性及び耐酸化性が高い耐酸化金属層で構成する。具体的には、例えば、薄膜での加工性も考慮し、電解めっき層がよく、中でも、強度が高い金属層である電解ニッケルめっき層がよい。
保護層の厚さは、その材質によって適切な厚さは異なるが、例えばニッケルで構成する場合には、2μm以上20μm以下が望ましい。
(弾性層)
定着ベルト10は、弾性層13Aと弾性層13Bとを有し、弾性層13Aと弾性層13Bとの間に更に1層以上の弾性層を有してもよい。以下、各弾性層をまとめて「弾性層」と称する。
本実施形態において弾性層は、弾性材料から構成され、弾性率が5×10−3GPa以下の層である。
弾性層を構成する弾性材料は、耐熱性に優れ、且つ、例えば、100Paの外力印加により変形させても、もとの形状に復元する材料が望ましい。弾性材料としては、例えば、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性のゴムが挙げられ、具体的には、液状シリコーンゴムSE6744(東レ・ダウコーニングシリコーン社製)、バイトンB−202(DuPont Dow Elastmers社製)等が挙げられる。
弾性層は、金属酸化物、グラファイト、伝熱性セラミックス等のフィラーを含有していてよい。中でも弾性層13Aは、熱伝導率を向上させる観点で、フィラーを含有することが望ましい。
弾性層13Aの熱伝導率は、0.38W/m・K以上0.84W/m・K以下が望ましく、0.38W/m・K以上0.70W/m・K以下がより望ましい。
弾性層13Aの熱伝導率が0.38W/m・K以上であると、発熱層12で発生した熱が発熱層12から弾性層13Aへ効率的に伝導される。そして、定着ベルト10の外周表面へ熱が効率的に伝導され、被定着材の加熱効率が向上し、その結果、定着ベルト10を備える定着装置の定着速度を高速化し得る。
弾性層13Aの弾性を確保する観点からは、フィラーの含有量は多すぎないことが望ましく、したがって、熱伝導率は0.84W/m・K以下(より望ましくは0.70W/m・K以下)が適当である。
弾性層13A以外の弾性層の熱伝導率は、弾性層全体の熱伝導性と弾性とを確保する観点から、0.38W/m・K以上0.70W/m・K以下が望ましい。
弾性層13Bの弾性率は、定着ベルト10の外周表面に適度な追従性とクッション性を付与する観点から、0.5×10−3GPa以上5×10−3GPa以下が望ましく、0.7×10−3GPa以上1.5×10−3GPa以下がより望ましい。
弾性層13B以外の弾性層の弾性率は、弾性層全体の柔軟性を確保する観点から、0.5×10−3GPa以上5×10−3GPa以下が望ましく、0.7×10−3GPa以上5×10−3GPa以下がより望ましい。
弾性層13Bの厚さは、定着ベルト10の外周表面に適度な追従性とクッション性を付与する観点から、50μm以上300μm以下が望ましく、50μm以上150μm以下がより望ましい。
弾性層13Aの厚さは、弾性層全体の柔軟性を確保する観点と、定着ベルトの熱容量を確保する観点から、50μm以上300μm以下が望ましく、50μm以上200μm以下がより望ましい。
弾性層13Aと弾性層13Bとの間に更に1層以上の弾性層が有る場合、その各層の厚さは、20μm以上150μm以下が望ましく、50μm以上100μm以下がより望ましい。
弾性層全体の厚さは、弾性層全体の柔軟性を確保する観点と、定着ベルトの熱容量を確保する観点から、0.1mm以上3mm以下が望ましく、0.15mm以上0.5mm以下がより望ましい。
弾性層は、例えば、弾性層ごとに、液状シリコーンゴム等の弾性材料(必要に応じてフィラーを含んでいてもよい。)を浸漬塗布し、焼成することにより硬化させ、形成する。
(伝熱層)
定着ベルト10は、伝熱層15を、必要に応じて備えてもよい。伝熱層15は、弾性層と弾性層の間に挟まれて配置される。伝熱層15は、該層を入れる意義および熱伝導の効率化を実現する観点から、接する両弾性層よりも熱伝導率が高い層である。
具体的には、伝熱層15の熱伝導率は、0.84W/m・K以上が望ましい。伝熱層15の熱伝導率が0.84W/m・K以上であると、定着ベルト10の外周面側への熱伝導効率が向上し、被定着材の加熱効率が向上し、その結果、定着装置の定着速度をより高速化し得る。また、定着ベルト10の端部昇温の発生を抑制し得る。
伝熱層15は、例えば、金属のシートやフィルム;シリコーンゴム等の弾性材料に金属酸化物、グラファイト、伝熱性セラミックス等のフィラーを配合した材料;などで構成される。
伝熱層15の厚さは、5μm以上50μm以下が望ましく、10μm以上20μm以下がより望ましい。
伝熱層15(例えば金属フィルム)は、伝熱層用フィルムを用意し、例えば接着剤を使用して、内周側の弾性層上に設けられる。
(離型層)
離型層14は、トナー等の被定着材が定着ベルト10に固着することを抑制する。
離型層14は、例えば、フッ素系化合物を主成分として構成される。フッ素系化合物としては、例えば、フッ素ゴム、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、四フッ化エチレン六フッ化プロピレン共重合体(FEP)等のフッ素樹脂が挙げられる。
離型層14の厚さは、1μm以上100μm以下が望ましく、10μm以上50μm以下がより望ましい。
離型層14は、例えば、離型層用チューブ(PFAチューブ等)を用意し、該チューブの中に弾性層13Bを設けた官状体を挿入し、必要に応じて焼成を行い、形成される。必要に応じて、弾性層13Bの表面に接着剤を塗布してもよい。
<定着装置>
図3は、本実施形態の定着装置の一例を示す概略構成図である。
図3に示す定着装置100は、本実施形態の定着ベルト10と、加圧ロール20(加圧部材の一例)と、電磁誘導装置40とを備えた、電磁誘導発熱方式の定着装置である。
加圧ロール20は、定着ベルト10の外周面に接触して配置され、定着ベルト10と加圧ロール20との間に接触領域(ニップ)が形成される。
加圧ロール20は、基材層21と、弾性層22と、離型層23とを有する。基材層21は、例えば、樹脂を主成分として含む層である。弾性層22は、例えばシリコーンゴム等の弾性体の層である。離型層23は、例えばフッ素樹脂を主成分として含む層である。
定着ベルト10の内側には、加圧ロール20と対向する位置に対向部材30が配置されている。対向部材30は、定着ベルト10の内周面に接して局所的に圧力を高めるパッド32と、パッド32を支持する支持体31を有している。パッド32は、例えば、金属、耐熱樹脂、耐熱ゴム等からなる部材である。
電磁誘導装置40は、定着ベルト10を挟んで加圧ロール20と対向する位置に配置され、定着ベルト10の発熱層12を電磁誘導によって発熱させる。
電磁誘導装置40は、電磁誘導コイル(励磁コイル)41を内蔵する。電磁誘導装置40は、電磁誘導コイル41に交流電流を印加し磁場を発生させ、この磁場を励磁回路で変化させ、定着ベルト10の発熱層12に渦電流を発生させる。この渦電流が発熱層12の電気抵抗によって熱(ジュール熱)に変換され、定着ベルト10の表面が発熱する。
電磁誘導装置40の配置位置は、図3に示す位置に限定されず、例えば、定着ベルト10と加圧ロール20との接触領域に対して回転方向(矢印Bの方向)の上流側に配置されていてもよいし、定着ベルト10の内側に配置されていてもよい。
定着装置100では、駆動装置(不図示)により定着ベルト10の両端に配置されたギア(不図示)に駆動力が伝達され、定着ベルト10が矢印Bの方向に回転し、定着ベルト10の回転に伴って加圧ロール20が矢印Cの方向に回転する。
未定着のトナー像Tが形成された記録媒体Pは、矢印Aの方向に搬送され、定着ベルト10と加圧ロール20との接触領域を通過する。この際に、未定着のトナー像Tは、加熱と加圧を受けて記録媒体Pに定着する。
<画像形成装置>
図4は、本実施形態の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
図4に示す画像形成装置200は、感光体202(潜像保持体の一例)、帯電装置204、レーザー露光装置206(潜像形成装置の一例)、ミラー208、現像装置210、中間転写体212、転写ロール214(転写装置の一例)、クリーニング装置216、除電装置218、本実施形態の定着装置100、及び給紙装置(給紙ユニット220、給紙ローラ222、レジストローラ224、及び記録媒体ガイド226)を備えている。
帯電装置204は、感光体202に近接して設けられた非接触型の帯電装置であり、感光体202の表面を帯電させる。
レーザー露光装置206は、画像情報(信号)に応じたレーザー光を、ミラー208を介して、帯電した感光体202の表面に照射し、感光体202の表面に潜像を形成する。
現像装置210は、各色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のトナーをそれぞれ収容した現像器(不図示)を備えている。
現像装置210は、矢印方向に回転しながら感光体202の表面の潜像にトナーを付与し、感光体202の表面にトナー像を形成する。
中間転写体212は、感光体202の表面に接触して配置されており、例えば、感光体202と中間転写体212との間に印加されたバイアス電圧により、感光体202からトナー像が転写される。
転写ロール214は、中間転写体212の外周面に接触して配置されており、この接触部において、搬送されてきた記録媒体Pにトナー像を転写する。
定着装置100は、前述のとおり、トナー像Tを記録媒体Pに定着させる。
クリーニング装置216は、中間転写体212にトナー像を転写した後の感光体202の表面に残留したトナーを除去する。
除電装置218は、クリーニング装置216によって残留トナーが除去された後の感光体202の表面を除電する。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
特に断りのない限り、「部」は「質量部」を意味する。
<実施例1>
(基材層の形成)
ポリアミック酸をNメチルピロリドン溶液で希釈した塗布液(ユニチカ社製、Uイミド、濃度20質量%)を、定着ベルト製造用の中子の外周面に浸漬塗布し、360℃で1時間焼成して、厚さ30μmの基材層(ポリイミド層)を形成した。
(発熱層の形成)
基材層の表面に、無電解めっき処理を施して、厚さ0.5μmの導電層(Ni層)を形成した後、電解めっき処理を施して、厚さ15μmの発熱層(Cu層)を形成した。
(弾性層Aの形成)
発熱層の表面に、液状シリコーンゴム(信越化学工業社製、LIM材料)100部にアルミナを100部配合したフィラー含有ゴム材料を浸漬塗布し、120℃で10分間焼成して硬化させ、厚さ150μmの弾性層Aを形成した。
(弾性層Bの形成)
弾性層Aの表面に、液状シリコーンゴム(信越化学工業社製、LIM材料)を浸漬塗布し、120℃で10分間焼成して硬化させ、厚さ50μmの弾性層Bを形成した。
(離型層の形成)
弾性層Bの表面に、シランカップリング剤系接着剤(東レ・ダウコーニングシリコーン社製)を塗布し、150℃で10分間加熱乾燥させた。最表面に接着剤が付着した積層体を、製造用中子ごと、拡径したPFAチューブ(30μm、倉敷紡績社製)の中に挿入し、該PFAチューブを被せ、200℃で4時間焼成し、離型層を形成した。
そして、製造用中子から積層体を外し、両端の不要部分をカットして、定着ベルト(1)を得た。弾性層A及び弾性層Bの熱伝導率及び弾性率を表1に示す。
<実施例2>
実施例1と同様にして基材層、導電層、及び発熱層を形成した。
(弾性層Aの形成)
発熱層の表面に、液状シリコーンゴム(信越化学工業社製、LIM材料)100部にアルミナを150部配合したフィラー含有ゴム材料を浸漬塗布し、120℃で10分間焼成して硬化させ、厚さ150μmの弾性層Aを形成した。
その後、実施例1と同様にして弾性層B、及び離型層を形成し、定着ベルト(2)を得た。弾性層A及び弾性層Bの熱伝導率及び弾性率を表1に示す。
<実施例3>
実施例1と同様にして基材層、導電層、及び発熱層を形成した。
(弾性層Aの形成)
発熱層の表面に、液状シリコーンゴム(信越化学工業社製、LIM材料)100部にアルミナを50部配合したフィラー含有ゴム材料を浸漬塗布し、120℃で10分間焼成して硬化させ、厚さ150μmの弾性層Aを形成した。
その後、実施例1と同様にして弾性層B、及び離型層を形成し、定着ベルト(3)を得た。弾性層A及び弾性層Bの熱伝導率及び弾性率を表1に示す。
<実施例4>
実施例1と同様にして基材層、導電層、発熱層、及び弾性層Aを形成した。
(弾性層Bの形成)
実施例1と同様にして、ただし厚さを10μmに変更して弾性層Bを形成した。
その後、実施例1と同様にして離型層を形成し、定着ベルト(4)を得た。弾性層A及び弾性層Bの熱伝導率及び弾性率を表1に示す。
<実施例5>
実施例1と同様にして基材層、導電層、発熱層、及び弾性層Aを形成した。
(伝熱層の形成)
弾性層Aの表面に、シランカップリング剤系接着剤(東レ・ダウコーニングシリコーン社製)を塗布し、伝熱層用金属フィルム(厚さ10μm)を載せ、加圧して、伝熱層を形成した。
その後、実施例1と同様にして弾性層B、及び離型層を形成し、定着ベルト(5)を得た。弾性層A及び弾性層Bの熱伝導率及び弾性率、伝熱層の熱伝導率を表1に示す。
<比較例1>
実施例1と同様にして基材層、導電層、及び発熱層を形成した。
(弾性層Dの形成)
発熱層の表面に、液状シリコーンゴム(信越化学工業社製、LIM材料)100部に窒化ホウ素を100部配合したフィラー含有ゴム材料を浸漬塗布し、120℃で10分間焼成して硬化させ、厚さ200μmの弾性層Dを形成した。
その後、実施例1と同様にして離型層を形成し、定着ベルト(C1)を得た。弾性層Cの熱伝導率及び弾性率を表1に示す。
<比較例2>
実施例1と同様にして基材層、導電層、及び発熱層を形成した。
(弾性層Aの形成)
発熱層の表面に、液状シリコーンゴム(信越化学工業社製、LIM材料)を浸漬塗布し、120℃で10分間焼成して硬化させ、厚さ150μmの弾性層Aを形成した。
(弾性層Bの形成)
弾性層Aの表面に、液状シリコーンゴム(信越化学工業社製、LIM材料)100部にアルミナを30部配合した材料を浸漬塗布し、120℃で10分間焼成して硬化させ、厚さ50μmの弾性層Bを形成した。
その後、実施例1と同様にして離型層を形成し、定着ベルト(C2)を得た。弾性層A及び弾性層Bの熱伝導率及び弾性率を表1に示す。
<評価>
実施例及び比較例の各定着ベルトをそれぞれ、電子写真画像形成装置(富士ゼロックス社製、DocuCenterIV5575)が備える電磁誘導加熱方式の定着装置における定着ベルトとして装着した。
この画像形成装置を用いて、富士ゼロックス社製C2紙(A4サイズ)を使用し、温度22℃/湿度55%RH環境下、4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)で濃度100%黒ベタを形成した。定着速度は、50枚/分で行った。
(画質)
100枚目の画像の光沢むらについて以下の基準に従って評価した。その結果を表1に示す。
A :光沢むらが観察されなかった。
B+:光沢むらがわずかに観察されたが、実用に支障のない程度であった。
B :光沢むらが観察されたが、実用上の許容範囲であった。
B−:光沢むらが観察され、実用上の許容限度であった。
C :光沢むらが明らかに観察され、実用上の許容限度に達していなかった。
(端部昇温)
100枚の画像形成の直後に、定着ベルトの外周表面の温度を、非接触温度計(キーエンス社製、赤外放射温度計)を用いて測定した。
・定着ベルトの端部:定着ベルトの両端から20mmの位置で、部材を回転させて、測定した。
・定着ベルトの中央部:定着ベルトの両端から中央の位置で、部材を回転させて、測定した。
そして、端部の平均温度と中央部の平均温度との差分(端部の平均温度−中央部の平均温度)を求めた。結果を表1に示す。
表1から分かるとおり、実施例は、比較例に比べて、画質欠陥の発生が抑制されていた。
10 定着ベルト
11 基材層
12 発熱層
13A 弾性層
13B 弾性層
14 離型層
15 伝熱層
T トナー像
P 記録媒体
20 加圧ロール
21 基材層
22 弾性層
23 離型層
30 対向部材
31 支持体
32 パッド
40 電磁誘導装置
41 電磁誘導コイル
100 定着装置
200 画像形成装置
202 感光体
204 帯電装置
206 レーザー露光装置
208 ミラー
210 現像装置
212 中間転写体
214 転写ロール
216 クリーニング装置
218 除電装置

Claims (4)

  1. 基材層と、電磁誘導によって発熱する発熱層と、2層以上の弾性層と、離型層と、をこの順に備え、
    前記2層以上の弾性層は、前記発熱層に最も近い弾性層がほかの弾性層よりも熱伝導率が高く、前記離型層に最も近い弾性層がほかの弾性層よりも弾性率が低い、定着ベルト。
  2. 前記2層以上の弾性層のいずれか2層の間に両面を弾性層に接して配置され、接する2層の弾性層よりも熱伝導率が高い伝熱層、
    を更に備えた請求項1に記載の定着ベルト。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの外周面に接触して配置された加圧部材と、
    前記定着ベルトが備えた発熱層を電磁誘導によって発熱させる電磁誘導装置と、
    を備えた定着装置。
  4. 潜像保持体と、
    前記潜像保持体の表面を帯電させる帯電装置と、
    前記潜像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
    前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置と、
    前記トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、
    前記トナー像を記録媒体に定着させる請求項3に記載の定着装置と、
    を備えた画像形成装置。
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