JP2014180170A - モータユニット及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータユニット及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搭載性に優れたモータユニット及び電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】取付ネジ45の頭部45aの座面51とカバー35の対向面52との間に設けられたシール構造Sは、対向面52に形成され、貫通孔43を囲むとともに座面51に形成された挿入溝55の内周縁55a及び外周縁55bに対して線接触する環状の突部53を有する。また、シール構造Sは、最外周接触部である外周縁55bと突部53との接触部56bよりも内周側に設けられ、貫通孔43を囲む円環状の第1及び第2内部空間57,58を有する。さらに、シール構造Sは、貫通孔43を囲むとともに外周側に開口した開放空間54を有しており、接触部56bは、対向面52から座面51側に突出した部位に位置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータユニット及びこれを備えた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、モータとその作動を制御する制御装置とが一体的に連結されたモータユニットが知られており、例えば電動パワーステアリング装置のアシスト力を発生させる駆動源として用いられている(例えば、特許文献1)。
特開2012−165600号公報
ところで、上記のようなモータユニットにおいて、制御装置の電子回路(制御回路等)が構成された回路基板を覆うカバーを、該カバーの内外を貫通する貫通孔に挿通される取付ネジによって、モータケースに固定することが考えられる。しかし、このようにカバーを固定する構成では、貫通孔はネジの頭部によって塞がれるものの、該頭部の座面とカバーの座面と対向する対向面とを完全に密着させることはできず、これらの間には微小な隙間が存在する。そのため、取付ネジの近傍に水等の液体が付着すると、毛細管現象により上記微小な隙間に液体が入り込み、貫通孔を介してカバーの内側に浸入する虞がある。したがって、こうしたモータユニットでは、例えばエアコンダクトの直下等、液体が付着し易い箇所に配置することを避ける必要があり、その搭載性が低いといった問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、搭載性に優れたモータユニット及び電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するモータユニットは、モータと、前記モータの作動を制御する制御装置とが一体的に連結されたものにおいて、前記制御装置の回路基板を覆うカバーが、該カバーの内外を貫通する貫通孔に挿通される取付ネジによって、前記モータが収容されるモータケースに固定されたものであって、前記取付ネジの頭部の座面と、前記カバーの前記座面と対向する対向面との間には、液体の浸入を防ぐシール構造が設けられたことを要旨とする。
上記構成によれば、取付ネジの近傍に水等の液体が付着しても、座面と対向面との間に設けられたシール構造によって、液体が貫通孔を介してカバーの内側に浸入することが防止される。そのため、モータユニットを、そのカバー等に液体が付着し易い箇所に配置することが可能になり、その搭載性を向上させることができる。
上記モータユニットにおいて、前記シール構造は、前記座面と前記対向面との接触部のうちの最も外周側に位置する最外周接触部よりも内周側に設けられ、前記貫通孔を囲む環状の内部空間を有することが好ましい。
ここで、毛細管現象は、微小な隙間に液体が入り込む現象であるため、隙間が大きくなると、毛細管現象による液体の移動は抑制される。そのため、上記構成では、毛細管現象により座面と対向面との間の微小な隙間に入り込んだ液体が、内部空間に到達すると、それ以上内周側に移動し難くなる。これにより、部品点数を増加させることなく、液体がカバーの内側に浸入することを防止できる。
上記モータユニットにおいて、前記シール構造は、前記座面及び前記対向面のいずれか一方に設けられ、前記貫通孔を囲む環状の突部を有し、前記突部は、前記座面及び前記対向面の他方に対して線接触するように形成されることが好ましい。
線接触する部位では、面接触する部位に比べ、取付ネジの締め付けによる接触圧力が高くなるため、微小な隙間が生じ難くなる。そのため、上記構成のように座面及び対向面の他方と線接触する突部を形成することで、液体がカバーの内側に浸入することを効果的に防止できる。
上記モータユニットにおいて、前記シール構造は、前記貫通孔を囲むとともに外周側に開口した開放空間を有し、前記座面と前記対向面との接触部のうちの最も外周側に位置する最外周接触部が、前記対向面から前記座面側に突出した部位に位置することが好ましい。
上記構成によれば、カバーに付着した液体が取付ネジの近傍まで移動してきても、開放空間にある程度の量の液体が溜まるまでは、座面と対向面との間に入り込めなくなる。これにより、部品点数を増加させることなく、液体がカバーの内側に浸入することを防止できる。
上記モータユニットにおいて、前記シール構造は、前記座面と前記対向面との間に挟み込まれ、前記貫通孔を囲む環状の弾性部材を有することが好ましい。
上記構成によれば、弾性部材が座面及び対向面の双方に密着することで、これらの間に微小な隙間が生じることが防止されるため、液体がカバーの内側に浸入することをしっかりと防止できる。
上記電動パワーステアリング装置は、上記いずれかの構成のモータユニットを備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、モータユニットを、例えばエアコンダクトの直下等にも配置できるため、車両への搭載性を向上させることができる。
本発明によれば、モータユニット及び電動パワーステアリング装置の搭載性を向上させることができる。
電動パワーステアリング装置の概略構成図。 モータユニットの概略構成図。 (a)は第1実施形態の取付ネジ近傍の部分断面図、(b)は同じくシール構造を示す拡大断面図。 (a)は第2実施形態の取付ネジ近傍の部分断面図、(b)は同じくシール構造を示す拡大断面図。 (a)〜(d)はそれぞれ別例のシール構造を示す拡大断面図。
(第1実施形態)
以下、モータユニット及び電動パワーステアリング装置(EPS)の第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、EPS1において、ステアリングホイール2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。これにより、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。なお、ステアリングシャフト3は、ステアリングホイール2側から順にコラム軸8、中間軸9、及びピニオン軸10を連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角、すなわち車両の進行方向が変更される。
また、EPS1は、アシスト力を発生させる駆動源として用いられるモータユニット14を備えている。本実施形態のEPS1は、コラム軸8を回転駆動する所謂コラム型のEPSとして構成されており、モータユニット14は、ウォーム&ホイール等の減速機構15を介してコラム軸8に連結されている。そして、モータユニット14の回転を減速機構15により減速してコラム軸8に伝達することによって、そのモータトルクをアシスト力として操舵系に付与する構成になっている。
次に、モータユニットの構成について説明する。
図2に示すように、モータユニット14は、モータ21と、モータ21の作動を制御する制御装置(ECU)22とを備えており、モータ21と制御装置22とは一体的に連結されている。なお、本実施形態のモータユニット14は、図示しないエアコンダクトの略直下において、モータ21の軸線が鉛直方向(重力方向)に略沿うとともに制御装置22がモータ21の上方に位置する姿勢で車両に搭載されている。
モータ21は、モータケース23内に収容されたステータ24と、ステータ24の径方向内側において回転可能に支持されたロータ25とを備えたブラシレスモータとして構成されている。ロータ25の制御装置22側には、該ロータ25の回転角を検出するレゾルバ26が設けられている。また、モータケース23は、有底円筒状に形成されたケース本体27と、ケース本体27の開口端側に設けられるヒートシンク28とを有している。なお、ケース本体27の底部からはロータ25と一体回転する回転軸29の一部が突出しており、上記減速機構15に連結されている。
制御装置22は、回路基板である駆動基板31と制御基板32とを樹脂成形体33を用いて積層した制御装置本体34と、制御装置本体34(回路基板)を覆うカバー35とを備えている。駆動基板31は、モータケース23を構成するヒートシンク28上にネジ等(図示略))によって固定されており、バスバー36を介してステータ24に接続されている。なお、駆動基板31上には、FET(電界効果トランジスタ)等の回路部品が実装されることにより、モータ21に三相の駆動電力を供給する電子回路としての駆動回路(インバータ)が構成されている。
制御基板32は、樹脂成形体33を介して駆動基板31の上方に配置されており、レゾルバピン37を介してレゾルバ26に接続されている。なお、制御基板32には、例えばIC(集積回路)等の回路部品が実装されることにより、レゾルバ26等からの各種信号に基づいてモータ21の作動を制御する電子回路としての制御回路が構成されている。
図2及び図3(a)に示すように、樹脂成形体33には、制御基板32の上方に突出する筒状の雌ネジ部41が複数形成されている。一方、カバー35は、鉄等の金属材料からなり、有底円筒状に形成されている。カバー35の底部35aには、その内外に貫通した複数の貫通孔43が雌ネジ部41と対応する位置に形成されている。そして、カバー35は、貫通孔43を介して取付ネジ45が雌ネジ部41に螺着されることにより制御装置本体34を介してモータケース23に固定されている。
このように構成されたモータユニット14では、レゾルバ26により検出される回転角に応じた三相の駆動電力が制御装置22からステータ24に供給されることによりモータ21が駆動するようになっている。
ここで、上記のようにモータユニット14は、エアコンダクトの直下に配置されているため、同エアコンダクトの表面に生じた水滴が落下して付着することがある。この点を踏まえ、取付ネジ45の頭部45aの座面51と、カバー35における座面51が対向する対向面52との間には、貫通孔43を介してカバー35の内側に水等の液体が浸入することを防ぐためのシール構造Sが設けられている。
詳述すると、図3(a),(b)に示すように、カバー35の対向面52には、貫通孔43を囲む円環状の突部53が該貫通孔43と同軸上に形成されている。突部53は、断面三角形状に形成されており、その幅(図3中、左右方向に沿った長さ)が先端側に向かうにつれて一定割合で小さくなっている。また、突部53の内周縁部での直径は、貫通孔43の直径よりも大きく形成されている。そして、対向面52における突部53の内周側に設けられた内側対向部52a、及び突部53の外周側に設けられた外側対向部52bは、それぞれ平坦な形状とされている。なお、本実施形態の突部53は、カバー35をプレス加工により有底円筒状に成形する際に一体的に形成される。
頭部45aの座面51は、その内周側に設けられた内側座部51aが外周側に設けられた外側座部51bよりも取付ネジ45の軸部45b側に突出した段付き形状とされている。そして、取付ネジ45が雌ネジ部41に螺着されることにより、内側座部51aは内側対向部52aに面接触する一方、外側座部51bと外側対向部52bとの間には隙間が形成される。これにより、外側座部51bと外側対向部52bとの間には、貫通孔43を囲むとともに外周側に開放された円環状の開放空間54が形成されている。なお、内側座部51aの直径は、突部53の内周縁部での直径と略等しく設定されている。
また、座面51における内側座部51aと外側座部51bとの間の段差部51cの高さ(図3における上下方向に沿った長さ)は、突部53の高さよりも低く設定されている。そして、座面51の外側座部51bには、突部53の先端が挿入される円環状の挿入溝55が形成されている。挿入溝55は、断面四角形状に形成されており、挿入溝55の幅(図3中、左右方向に沿った長さ)は、突部53における挿入溝55の開口端に位置する部分での幅よりも小さく設定されている。これにより、挿入溝55の開口端における内周縁55a及び外周縁55bが突部53に対してそれぞれ線接触している。そして、これら内周縁55a及び外周縁55bと突部53との各接触部56a,56bは、内側座部51aと内側対向部52aのように面接触する部位に比べ、取付ネジ45の締め付けによる接触圧力が高くなるため、微小な隙間が生じ難くなっている。
このように構成されたシール構造Sでは、上記のように外側座部51bと外側対向部52bとの間に開放空間54が存在することから、挿入溝55の外周縁55bと突部53との接触部56bが、座面51と対向面52との接触部のうちの最も外周側に位置する最外周接触部に相当する。また、この接触部56bは、対向面52から座面51側に突出した部位(突部53)に位置している。そして、接触部56bの内周側には、貫通孔43を囲む円環状の第1内部空間57が、挿入溝55と突部53の先端部とによって区画形成されるとともに、貫通孔43を囲む円環状の第2内部空間58が、座面51の外側座部51b及び段差部51cと突部53の基端部とによって区画形成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
取付ネジ45の頭部45aの座面51とカバー35の対向面52との間には、シール構造Sが設けられているため、例えば取付ネジ45の近傍に液体が付着しても、座面51と対向面52との間に液体が入り込み、貫通孔43を介してカバー35の内側に浸入することが防止される。
詳しくは、シール構造Sは、開放空間54を有しており、最外周接触部である接触部56bが対向面52から突出した部位に位置しているため、開放空間54にある程度の液体が溜まるまでは、液体が接触部56bから入り込むことが防止される。また、接触部56bは、挿入溝55の外周縁55bが突部53に対して線接触しており、上記のように微小な隙間が生じ難くなっているため、液体が接触部56bに入り込み難い。
ここで、毛細管現象は、微小な隙間に液体が入り込む現象であるため、隙間が大きくなると、毛細管現象による液体の移動は抑制される。そのため、接触部56bに液体が入り込んだとしても、第1内部空間57内に到達すると、毛細管現象によって液体が内周側に移動することが抑制される。
また、第1内部空間57内に液体が溜まり、突部53の先端を超えて内周縁55aと突部53との接触部56aに液体が到達しても、同接触部56aは線接触しているため、上記接触部56bと同様に、液体が入り込み難い。さらに、接触部56aの内周側に第2内部空間58が形成されているため、接触部56aに液体が入り込んだとしても、第2内部空間58内に到達すると、上記第1内部空間57内に到達した場合と同様に、毛細管現象によって液体が内周側に移動することが抑制される。
次に、本実施形態の効果について記載する。
(1)座面51と対向面52との間に設けたシール構造Sによって、液体が貫通孔43を介してカバー35の内側に浸入することが防止されるため、モータユニット14を、カバー35等に液体が付着し易い箇所であるエアコンダクトの直下に配置することができる。これにより、モータユニット14の搭載性を向上させることができ、ひいてはEPS1の車両への搭載性を向上させることができる。
また、コラム型のEPSでは、例えば運転者が飲料等をこぼした際にステアリングホイール2及びステアリングシャフト3をつたってモータユニット14に付着する虞がある。そのため、本実施形態のようにシール構造Sが設けられたモータユニット14をコラム型のEPSの駆動源として用いる効果は大である。
(2)座面51と対向面52との間に、第1及び第2内部空間57,58を設けることで、上記のように毛細管現象による液体の移動を抑制したため、部品点数を増加させることなく、液体がカバー35の内側に浸入することを防止できる。
(3)対向面52に突部53を形成し、この突部53が座面51に形成された挿入溝55の内周縁55a及び外周縁55bと線接触するようにしたため、これら突部53と内周縁55a及び外周縁55bとの接触部56a,56bに微小な隙間が生じ難くなる。これにより、液体が接触部56a,56bに入り込んで、カバー35の内側に浸入することを効果的に防止できる。
(4)座面51と対向面52との間に外周側に開口した開放空間54を形成し、接触部56bが対向面52から座面51側に突出した部位に位置するようにした。そのため、カバー35に付着した液体が取付ネジ45の近傍まで移動してきても、開放空間54にある程度の量の液体が溜まるまでは、接触部56bから内周側に入り込めなくなる。これにより、部品点数を増加させることなく、液体がカバー35の内側に浸入することを防止できる。
(第2実施形態)
次に、モータユニット及びEPSの第2実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、シール構造のみである。このため、説明の便宜上、同一の構成については上記第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図4(a),(b)に示すように、本実施形態の対向面52は、その略全域に亘って平坦な形状に形成されている。本実施形態のシール構造Sは、ゴム等の弾性材料からなる円環状の弾性部材(Oリング)61を有している。そして、弾性部材61は、貫通孔43を囲むように該貫通孔43と同軸上に配置された状態で、座面51の外側座部51bと対向面52との間に挟み込まれている。
以上記述したように、本実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(5)座面51と対向面52との間に円環状の弾性部材61を挟み込んだため、この弾性部材61が座面51及び対向面52の双方に密着することで、これらの間に微小な隙間が生じることが防止される。これにより、液体がカバー35の内側に浸入することをしっかりと防止できる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記第1実施形態では、突部53が挿入溝55の内周縁55a及び外周縁55bの2箇所と線接触するようにしたが、これに限らず、例えば突部53の先端が挿入溝55の底面のみの1箇所と線接触するようにしてもよい。また、対向面52に突部53を形成せず、座面51に突部を形成してもよい。なお、突部53の形状は、座面51又は対向面52に対して線接触すればよく、例えば断面半円形状等、適宜変更可能である。
・上記第1実施形態では、座面51の外側座部51bと対向面52の外側対向部52bとの間に開放空間54を設け、最外周接触部となる接触部56bが対向面52から座面51側に突出した部位に位置するようにした。しかし、これに限らず、例えば図5(a)に示すように、外側座部51bの外周縁部を外側対向部52bに接触するように形成し、開放空間54を設けなくてもよい。このように構成しても、上記第1実施形態の(1)〜(3)と同様の効果を奏することができる。
・上記第1実施形態では、突部53を座面51に対して線接触するように形成したが、これに限らず、例えば図5(b)に示すように、座面51の外側座部51bを平坦な形状とし、突部53を断面四角形状とすることで、線接触しないように形成してもよい。なお、図5(b)に示す例では、突部53が段差部51cとの間に間隔を空けて設けられており、これらの間に内部空間71が形成されている。このように構成しても、上記第1実施形態の(1),(2),(4)と同様の効果を奏することができる。
・上記第1実施形態において、座面51と対向面52との間に開放空間54を設け、最外周接触部が対向面52から座面51側に突出した部位に位置することのみでシール構造Sを構成してもよい。図5(c)に示す例では、座面51の外側座部51bは平坦な形状とされ、突部53は断面四角形状に形成されるとともに、外側座部51b及び段差部51cに接触している。このように構成しても、上記第1実施形態の(1),(4)と同様の効果を奏することができる。
・上記第1実施形態において、内部空間のみでシール構造Sを構成してもよい。図5(d)に示す例では、座面51の内側座部51a及び外側座部51bは同一平面状に形成されるとともに、内側座部51aと外側座部51bとの間に円環状の環状溝72が形成されており、環状溝72内が内部空間73として構成されている。また、対向面52は、その略全域に亘って平坦な形状とされている。このように構成しても、上記第1実施形態の(1),(2)と同様の効果を奏することができる。
・上記各実施形態では、カバー35を、取付ネジ45を制御装置本体34に設けられた雌ネジ部41に螺着することにより該制御装置本体34を介してモータケース23に固定したが、これに限らず、例えばモータケース23にネジ穴を形成し、このネジ穴に取付ネジ45を螺着することでカバー35をモータケース23に直接固定してもよい。
・上記各実施形態では、EPS1をコラム型のEPSとしたが、これに限らず、例えばピニオン軸10を回転駆動する所謂ピニオン型のEPSとしてもよい。
・上記各実施形態では、モータユニット14をアシスト力を発生させるための駆動源として用いたが、これに限らず、例えば油圧を発生させるポンプの駆動源等、他の用途に用いてもよい。
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、14…モータユニット、21…モータ、22…制御装置、23…モータケース、31…駆動基板、32…制御基板、33…樹脂成形体、34…制御装置本体、35…カバー、41…雌ネジ部、43…貫通孔、45…取付ネジ、45a…頭部、45b…軸部、51…座面、51a…内側座部、51b…外側座部、51c…段差部、52…対向面、52a…内側対向部、52b…外側対向部、53…突部、54…開放空間、55…挿入溝、55a…内周縁、55b…外周縁、56a,56b…接触部、57…第1内部空間、58…第2内部空間、61…弾性部材、71,73…内部空間、72…環状溝、S…シール構造。

Claims (6)

  1. モータと、前記モータの作動を制御する制御装置とが一体的に連結されたモータユニットにおいて、
    前記制御装置の回路基板を覆うカバーが、該カバーの内外を貫通する貫通孔に挿通される取付ネジによって、前記モータが収容されるモータケースに固定されたものであって、
    前記取付ネジの頭部の座面と、前記カバーの前記座面と対向する対向面との間には、液体の浸入を防ぐシール構造が設けられたことを特徴とするモータユニット。
  2. 請求項1に記載のモータユニットにおいて、
    前記シール構造は、前記座面と前記対向面との接触部のうちの最も外周側に位置する最外周接触部よりも内周側に設けられ、前記貫通孔を囲む環状の内部空間を有することを特徴とするモータユニット。
  3. 請求項2に記載のモータユニットにおいて、
    前記シール構造は、前記座面及び前記対向面のいずれか一方に設けられ、前記貫通孔を囲む環状の突部を有し、
    前記突部は、前記座面及び前記対向面の他方に対して線接触するように形成されたことを特徴とするモータユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータユニットにおいて、
    前記シール構造は、前記貫通孔を囲むとともに外周側に開口した開放空間を有し、
    前記座面と前記対向面との接触部のうちの最も外周側に位置する最外周接触部が、前記対向面から前記座面側に突出した部位に位置することを特徴とするモータユニット。
  5. 請求項1に記載のモータユニットにおいて、
    前記シール構造は、前記座面と前記対向面との間に挟み込まれ、前記貫通孔を囲む環状の弾性部材を有することを特徴とするモータユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータユニットを備えた電動パワーステアリング装置。
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