JP2014179897A - 端末装置、基地局装置及び通信システム - Google Patents

端末装置、基地局装置及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが自発的に通信モードに応じた端末能力を選択、変更することができる。
【解決手段】通信部は基地局装置と通信を実行し、操作受付部は前記通信部が通信を実行する際の端末能力を変更するための端末能力変更操作を受け付け、端末能力制御部は前記操作受付部が受け付けた端末能力を示す端末能力情報を前記基地局装置に送信し、当該端末能力への変更を承認することを示す端末能力変更承認情報を前記基地局装置から受信したことに応じて、当該端末能力により前記通信部が前記基地局装置と通信を実行するように制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、端末装置、基地局装置及び通信システムに関する。
従来、無線通信システムでは、通信チャネルの帯域幅、使用する通信チャネル数、アンテナの数等の通信モードを一定にして、通信を行っていた。例えば、LTE−A(Long Term Evolution−Advanced)等に代表される通信方式では、通信チャネルの帯域幅、使用する通信チャネル数、アンテナの数等が異なる複数の通信モードを併用することが提案されている。また、LTE−A方式では、利用されている通信サービスやトラフィックの状況等に応じて、通信モードを切り替えることができる。非特許文献1では、端末装置が、自装置が有する通信能力を、UE Capability(端末能力情報)を用いて送信することが提案されている。例えば、UE Capabilityでは、例えば、使用可能な通信方式や周波数帯域(バンド)等の情報が示される。
3GPP TS 36.306,Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA); User Equipment (UE) radio access capabilities,3rd Generation Partnership Project,2011年6月24日,V10.2.0
従来の通信システムでは通信モードの設定や切り替えは、利用者側の端末装置の能力、利用されるサービス、トラフィックの状況等に応じて、ネットワークに接続されている基地局装置が一意に定めるものであった。そのため、通信モードの選択、切替に利用者側の都合が反映されないという問題が生じていた。
また、ユーザが利用しようとする通信方式(例えば、LTE、3G(第3世代移動通信方式、3rd Generation Mobile Telecommunication System(W−CDMA:Wideband Code Divided Multiple Accessともいう))を選択することが可能であったが、ある1つの通信方式において、その通信モードを変更することができなかった。例えば、3Gでは、HSPDA(High−Speed Downlink Packet Access)を利用するか否かを変更することができなかった。また、LTE−A方式では、キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)を行うか否かを変更することができなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、利用者の都合に応じて、自発的に通信モードに応じた端末能力の選択、変更を可能とする端末装置、基地局装置及び通信システムを提供する。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、基地局装置と通信を実行する通信部と、前記通信部が通信を実行する際の端末能力を変更するための端末能力変更操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が受け付けた端末能力を示す端末能力情報を前記基地局装置に送信し、当該端末能力への変更を承認することを示す端末能力変更承認情報を前記基地局装置から受信したことに応じて、当該端末能力により前記通信部が前記基地局装置と通信を実行するように制御する端末能力制御部とを備える端末装置である。
本発明によれば、利用者の都合に応じて、自発的に通信モードに応じた端末能力を選択、変更することができる。
本発明の実施形態における通信システムの構成例を示す概念図である。 本実施形態における基地局装置の構成例を示すブロック図である。示すブロック図である。 本実施形態における端末装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態における基地局装置の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態における端末装置の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態における基地局装置と端末装置との間で行われる通信処理手順の一例を示すシーケンス図である。 本実施形態における基地局装置と端末装置との間で行われる通信処理手順のその他の例を示すシーケンス図である。
(第1の実施形態)
[通信システムの構成例]
図1は、本実施形態における通信システムの構成例を示す概念図である。
本実施形態の通信システム1は、基地局装置100と端末装置200を含んで構成される。基地局装置100は、端末装置200とデータ通信を実行する。基地局装置100はコアネットワーク(図示せず)に接続されている。
端末装置200は、基地局装置100を介してコアネットワークに接続し、他の端末装置200との通信を実行する。端末装置200は、例えば多機能携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット端末装置などである。
本実施形態では、基地局装置100と端末装置200との間の通信方式として、例えばLTE−A方式を採用する。LTE−A方式では、CAによる通信や、MIMO(Multiple−Input and Multiple−Output)による最大で8本のアンテナを使用した通信が可能である。
CAは、LTE−A方式で使用されるキャリア(搬送波)の周波数帯域を複数使用して通信を実行する技術である。LTE−A方式では、1つのキャリアが最大20MHzの帯域幅を有し、最大で5つのキャリアを使用して100MHzの帯域により通信を行うことが可能である。また、CAを行う際に使用される複数のキャリアの周波数帯域は互いに連続していてもよいし、離散していてもよい。
図1に示す例では、端末装置200は、2つの通信モードのいずれかで通信が可能である。一方の通信モード(モード1)は、通信時における消費電力が少ない条件で動作することを優先する省電力モードである。モード1では、例えば、キャリア1のみが用いられるため、キャリア1−3をいずれも用いる他方の通信モード(モード2)よりも消費電力が少ない。モード2は、データの通信速度が高い条件で動作することを優先する高速通信モードである。モード2では3つのキャリア、計60MHzの帯域幅が用いられることで、キャリア1のみ、即ち20MHzの帯域幅のみが用いられるモード1よりも高速の通信が実現する。なお、図1では、アップリンクとダウンリンクとで利用するキャリアの数が等しい場合を例にとって説明したが、それぞれのキャリアの数は異なっていてもよい。例えば、ダウンリンクのみ3つのキャリアを用い、アップリンクでは1つのキャリアのみが用いられてもよい。なお、端末装置200は、ユーザによる操作入力を受け付けて通信を実行する際に使用する通信モードを設定することが可能である。
本実施形態では、通信中であっても、ある通信方式を利用する際に、ユーザの操作を受け付けて、通信モード(例えば、CAの利用の有無)を設定することが可能になる。例えば、モード1(省電力モード)やモード2(高速通信モード)を示す端末能力情報を予め端末装置200に記憶しておき、端末装置200は、ユーザからの操作入力を受け付け、いずれかの通信モードを選択する。これにより、消費電力の低減を優先するか、データ通信速度を優先するか等のユーザの事情を考慮して、端末装置200の能力を活用することができる。
[基地局装置の構成例]
図2は、本実施形態における基地局装置100の構成例を示すブロック図である。
基地局装置100は、通信部101及び制御部102を含んで構成される。
通信部101は、端末装置200と無線による通信を、例えばLTE−A方式を用いて実行する。通信部101は、例えばN個の第1送信部111−1〜第N送信部111−Nと、N個の第1受信部112−1〜第N受信部112−Nを含んで構成される。なお、以降の説明において、第1送信部111−1〜第N送信部111−Nを特に区別しない場合には、送信部111と記載する。また、第1受信部112−1〜第N受信部112−Nを特に区別しない場合には受信部112と記載する。
第1送信部111−1〜第N送信部111−Nは、それぞれ異なる周波数帯域(バンド)のキャリアを使用して送信を実行する。第1受信部112−1〜第N受信部112−Nは、それぞれ異なる周波数帯域のキャリアの受信を実行する。CAを実行する際には、それぞれのキャリアに対応する複数の送信部111と受信部112が使用される。
なお、第1送信部111−1〜第N送信部111−Nと第1受信部112−1〜第N受信部112−Nにおいて共通化可能な部位については共通化してよい。また、送信部111または受信部112が利用可能な周波数帯域において複数のキャリアにより送受信を行う場合には、送信部111または受信部112をキャリアごとに設けてもよい。
制御部102は、基地局装置100において各種の制御を実行する。制御部102は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などの主記憶装置を備えて構成することができる。
制御部102は、例えば、端末能力受信処理部121、端末能力要求判定部122、端末能力情報記憶部123、及びスケジューリング処理部124を含んで構成される。
端末能力受信処理部121は、端末装置200から受信した端末能力情報を処理する。ここで、端末能力受信処理部121は、受信した端末能力情報を送信元の端末装置200を示す端末情報と対応付けて端末能力要求判定部122に出力する。
端末能力情報は、送信元の端末装置200の端末能力を示す情報である。端末能力は、通信を行うために端末装置200が使用する機能をいう。例えば、端末能力には、CAを使用するか否か、MIMOを使用するか否かを示す情報が含まれる。また、CAについては、例えば使用するキャリアの数、帯域幅、中心周波数、MIMOについては、例えば、使用するアンテナ数、又はそれらの組み合わせ等、より細分化された情報を含んでもよい。また、端末能力情報として、非特許文献1に記載されているUE Capabilityが用いられていてもよい。UE Capabilityには含まれない、FGI(Feature Group Indicators)やHSPDAにおけるアドバンストレシーバ(Advanced receivers)のタイプ(例えば、Type3i)等の情報が端末能力情報に含まれてもよい。
以下の説明では、端末能力情報は、主にCAの使用、不使用を示す情報である場合を例に挙げるが、本実施形態ではこれには限られない。端末能力情報は、その他の端末能力を示す情報、例えば、MIMOの使用、不使用を示す情報、又はそれらの組み合わせであってもよい。
端末能力要求判定部122は、端末能力受信処理部121から端末能力情報と端末情報が入力され、コアネットワーク31に接続された制御部(制御ノード)300からシステム情報を受信する。システム情報には、コアネットワーク31で用いられる通信方式での無線リソースの使用状況を示す情報、例えば、混雑率、在圏端末率等、が含まれる。端末能力要求判定部122は、受信したシステム情報に基づいて、入力された端末能力情報が示す端末能力への変更を承認するか否かを判定する。端末能力要求判定部122は、例えば、制御部300から受信したシステム情報が、端末能力受信処理部121から入力された端末能力情報が示す端末能力による通信に適用できるか否かによって、承認するか否かを判定する。端末能力要求判定部122は、例えば、端末能力情報が示す端末能力が、現在よりもキャリアを追加する必要があり、かつ混雑率及び在圏端末率がそれぞれの所定値を超えないとき承認すると判定し、それ以外の場合には承認しないと判定する。端末能力要求判定部122は、その可否を示す端末能力変更可否情報(端末能力変更情報)を端末装置200に送信する。また、端末能力要求判定部122は、変更を承認すると判定した場合、その判定に係る端末能力情報と端末情報を対応付けて端末能力情報記憶部123に記憶する。
端末能力情報記憶部123には、端末能力要求判定部122から入力された端末能力情報とその送信元である端末装置200を示す端末情報と対応付けて記憶される。
スケジューリング処理部124は、端末能力情報記憶部123に記憶される端末装置200ごとの端末能力情報に基づいて、例えば端末装置200毎の無線リソース(無線資源、例えば、キャリアや使用すべきアンテナなど)の割り当てを行う。ここで、スケジューリング処理部124は、例えば通信可能なセルの通信品質、全体のトラフィック量、パケット通信と音声通信のいずれの通信であるか、パケット通信の場合におけるデータサイズなどの情報に基づいて無線リソースの割り当てを定める。
なお、制御部102は、受信データや送信データの処理、通信部101における送信部111と受信部112に対するキャリア周波数の制御などをはじめ、基地局装置100としての通信に関連する各種の制御を実行する。また、図2の基地局装置100は、イントラサイト対応のCAを行う場合を例示しているが、例えば、インターサイト対応のCAを行う構成を備えていてもよい。また、インターサイト対応の構成を備える場合、コアネットワーク31に接続される各サイトとして、マクロセルだけではなく、例えば、より送信レベルの低いスモールセルやHeNB(フェムトセル)などが用いられていてもよい。
[端末装置の構成例]
図3は、本実施形態における端末装置200の構成例を示すブロック図である。
図3に示す端末装置200は、通信部201、制御部202、表示部203及び操作受付部204を含んで構成される。
通信部201は、基地局装置100と無線で、例えば、LTE−A方式を用いて通信を実行する。
通信部201は、例えばN個の第1送信部211−1〜第N送信部211−Nと、N個の第1受信部212−1〜第N受信部212−Nを含んで構成される。なお、以降の説明において、第1送信部211−1〜第N送信部211−Nについて特に区別しない場合には、送信部211と記載する。また、第1受信部212−1〜第N受信部212−Nについて特に区別しない場合には受信部212と記載する。
第1送信部211−1〜第N送信部211−Nは、それぞれ異なる周波数帯域(バンド)のキャリアを使用して送信を実行する。第1受信部212−1〜第N受信部212−Nは、それぞれ異なる周波数帯域のキャリアの受信を実行する。CAを実行する際には、それぞれのキャリアに対応する複数の送信部211と受信部212が使用される。周波数帯域とは、例えば、各通信方式で規定されている利用可能な周波数帯域(2GHz帯:アップリンク1920MHz−1980MHz、ダウンリンク2120−2170MHz、800MHz帯:アップリンク824MHz−849MHz、ダウンリンク869MHz−894MHz)等である。
なお、第1送信部211−1〜第N送信部211−Nと第1受信部212−1〜第N受信部212−Nにおいて共通化できる部位については共通化してよい。また、送信部211または受信部212が対応する周波数帯域において複数のキャリアを用いて送受信を行う場合には、送信部211または受信部212をキャリアごとに設けてもよい。
制御部202は、端末装置200において各種の制御を実行する。制御部202は、例えばCPU、RAMなどの主記憶装置と、HDDなどの補助記憶装置を備えて構成することができる。また、本実施形態の制御部202は、操作受付部204から入力された操作入力信号に応じて、端末能力を変更するための制御を実行することができる。
制御部202は、端末能力記憶部220、端末能力設定部231、端末能力変更記憶部232及び端末能力制御部233を備える。
端末能力記憶部220には、端末装置200が利用することができる通信方式で使用する端末能力を示す端末能力情報を予め記憶しておく。かかる端末能力情報には、例えば、第1端末能力情報と第2端末能力情報がある。
第1端末能力情報は、CAを使用する第1端末能力を示す端末能力情報である。CAを使用したときに用いられるキャリア数は、例えば、2である。また、本実施形態では、第1端末能力情報が示す端末能力を、端末装置200におけるデフォルト(初期)の設定として予め設定しておいてもよい。つまり、端末装置200に電源の供給を開始して起動させた場合には、CAを使用する第1端末能力が設定される。
第2端末能力情報は、CAを使用しない第2端末能力を示す端末能力情報である。なお、端末能力情報として、例えば非特許文献1に記載のUE Capabilityの情報を用いてもよい。
また、端末能力記憶部220は、現在設定されている端末能力を示す端末能力情報(現行端末能力情報)を記憶する。そこで、端末能力記憶部220は、端末能力制御部233から入力された端末能力情報に現行端末能力情報を追加することによって端末能力情報を更新する。入力された端末能力情報は、後述するように新たにユーザの操作により選択された端末能力と、現在設定されている端末能力の差分を示し、基地局装置100で変更されることが承認された情報である。なお、現行端末能力情報の初期情報として、上述のデフォルトの端末能力を示す初期情報を設定しておいてもよい。
端末能力設定部231は、操作受付部204が受け付けた端末能力変更操作が指定する端末能力を自装置(端末装置200)に設定する。このために、端末能力設定部231は、端末能力記憶部220から第1端末能力情報と第2端末能力情報のうちいずれかの端末能力を読み出す。端末能力設定部231は、読み出した端末能力情報を端末能力変更記憶部232に出力する。
端末能力変更記憶部232には、端末能力設定部231から端末能力情報が入力され、端末能力記憶部220から現行端末能力情報を読み出す。端末能力変更記憶部232は、端末能力設定部231から入力された端末能力情報と読み出した現行端末能力情報との差分である端末能力情報を抽出し、抽出した端末能力情報を端末能力制御部233に出力する。
端末能力制御部233は、端末能力変更記憶部232から入力された端末能力情報を基地局装置100に送信する。端末能力制御部233は、端末能力情報を送信した後、予め定めた時間(例えば、90秒)以内に、端末能力変更可否情報を受信した場合、受信した端末能力変更可否情報が端末能力情報の変更を承認することを示すか否かを判定する。承認することを示すと判定した場合、端末能力制御部233は、入力された端末能力情報が示す端末能力に応じた機能を自己の通信制御機能や通信部201に設定する。端末能力制御部233は、その端末能力情報を端末能力記憶部220に出力する。
これにより、基地局装置100でも、端末能力設定部231が設定した端末能力と同様な端末能力を実現する通信環境(通信条件)が設定され端末能力設定部231が設定した端末能力で端末装置200と基地局装置100とが通信を実行することができる。
表示部203は、制御部202の制御に応じて入力された画像信号に基づく画像、例えば、通信モードを選択するための通信モード選択画像を表示する。表示部203が対応するハードウェアは、例えば液晶ディスプレイデバイスや有機EL(electroluminescence)ディスプレイデバイスである。
操作受付部204は、ユーザによる操作入力を受け付け、受け付けた操作入力を示す操作入力信号を制御部202に出力する。操作受付部204は、操作デバイスとして、各種のボタンやキーなどの他、例えば表示部203と一体化されたタッチパネルなどを含んでもよい。操作受付部204は、端末装置200の端末能力を変更するための端末能力変更操作を少なくとも受け付ける。操作受付部204は、端末能力変更操作の他、端末装置200に関する各種の操作を受け付ける。
本実施形態において、操作受付部204は、例えば、消費電力設定操作又は通信速度設定操作を端末能力変更操作として受け付ける。消費電力設定操作は、端末装置200の消費電力の設定に関する操作、つまり、他の通信モード(例えば「高速通信モード」)から「省電力モード」に設定を変更する操作である。通信速度設定操作は、端末装置200の通信速度の設定に関する操作、つまり、他の通信モード(例えば「省電力モード」)から「高速通信モード」に設定を変更する操作である。
高速通信モードでは、第1端末能力が適用される。省電力モードでは、第2端末能力が適用される。第1端末能力では、CAを使用するので高速通信が可能である。しかし、使用するキャリアやアンテナの数が増加することに応じて消費電力が増加する。第2端末能力では、CAを使用しないために、例えば1つのキャリアと1つのアンテナを使用して通信が行われる。この場合、CAを使用する場合と比較して通信速度は低下するが、消費電力が低減するため省電力が図られる。
[基地局装置の動作例]
図4は、本実施形態における基地局装置100の動作例を示すフローチャートである。
(ステップS101)端末能力受信処理部121は、端末装置200から端末能力情報を受信する。この端末能力情報は、例えば、端末装置200が起動直後に送信した位置登録情報に含まれる情報であってもよい。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)端末能力情報記憶部123には、端末能力受信処理部121が受信した端末能力情報とその送信元である端末装置200を示す端末情報と対応付けて記憶される。その後、ステップS103に進む。
(ステップS103)端末能力受信処理部121は、端末装置200から端末能力情報を受信したか否かを判定する。この端末能力情報は、操作入力に応じて選択された端末能力情報と、端末装置200に現在設定されている端末能力情報との差分である。受信した場合(ステップS103 YES)、ステップS104に進む。受信していない場合(ステップS103 NO)、ステップS103を所定時間(例えば、1秒)の経過後に繰り返す。
(ステップS104)端末能力要求判定部122は、コアネットワーク31に接続された制御部300から受信したシステム情報に基づいて、受信した端末能力情報が示す端末能力への変更を承認するか否かを判定する。承認すると判定した場合(ステップS104 YES)、ステップS105に進む。承認しないと判定した場合(ステップS104 NO)、ステップS107に進む。
(ステップS105)端末能力要求判定部122は、端末能力の変更を承認することを示す端末能力変更可否情報を生成し、端末装置200に送信する。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)端末能力情報記憶部123には、変更が承認された端末能力情報がその送信元である端末装置200を示す端末情報と対応付けて記憶され、既に記憶されている端末能力情報が更新される。スケジューリング処理部124は、端末能力情報記憶部123から読み出した端末能力情報と端末情報に基づいて端末装置200ごとの無線リソースの割り当てを行う。これにより、受信した端末能力情報が示す端末能力に変更され、変更された端末能力で基地局装置100と端末装置200との通信が行われる。その後、ステップS103に進む。
(ステップS107)端末能力要求判定部122は、端末能力の変更を否認することを示す端末能力変更可否情報を生成し、端末装置200に送信する。その後、ステップS103に進む。
[端末装置の動作例]
図5は、本実施形態における端末装置200の動作例を示すフローチャートである。
(ステップS201)端末装置200に電力の供給が開始され(電源ON)起動する。その後、ステップS202に進む。
(ステップS202)制御部202は、位置登録を行う。ここで、制御部202は、端末能力制御部233に予め設定された初期の端末能力情報を位置登録情報に含め、その位置登録情報を基地局装置100に送信する。その後、ステップS203に進む。
(ステップS203)端末能力制御部233は、初期の端末能力情報が示す端末能力に応じた機能を自己の通信制御機能及び通信部201に設定する。これにより、端末装置200は、初期の端末能力情報が示す端末能力で通信を行うことができる待ち受け状態となる。その後、ステップS204に進む。
(ステップS204)操作受付部204は、端末能力変更操作を受け付け、端末能力設定部231は、操作受付部204が受け付けた端末能力変更操作が指定する端末能力を選択する。これにより、端末能力変更操作が示す通信モードが選択される。その後、ステップS205に進む。
(ステップS205)端末能力変更記憶部232は、選択された端末能力を示す端末能力情報と現行端末能力情報との差分である端末能力情報を抽出し、端末能力制御部233は、抽出した端末能力情報を基地局装置100に送信する。その後、ステップS206に進む。
(ステップS206)端末能力制御部233は、端末能力情報を送信した後、予め定めた時間以内に、端末能力情報の変更を承認することを示す端末能力変更可否情報を受信したか否かを判定する。受信したと判定された場合(ステップS206 YES)、ステップS207に進む。受信していないと判定された場合(ステップS206 NO)、ステップS204に進む。端末能力制御部233は、ステップS204に進む前に、端末能力情報の変更が承認されないことを示す端末能力変更不可情報を表示部203に表示させてもよい。
(ステップS207)端末能力制御部233は、入力された端末能力情報が示す端末能力を、自己の通信制御機能及び通信部201にその端末能力に応じた機能を設定する。これにより、変更された端末能力で基地局装置100と端末装置200との通信が行われる。その後、ステップS204に進む。
[処理手順例]
図6は、本実施形態における基地局装置100と端末装置200との間で行われる通信処理手順の一例を示すシーケンス図である。
この例は、端末装置200が起動直後、第1端末能力(高速通信モード、キャリア1、2を使用)が設定され、操作入力に応じて第2端末能力(省電力モード、キャリア1を使用)、データ通信要求、第1端末能力が選択された場合に行われる処理手順を示す。
(ステップS301)端末装置200は、電力の供給が開始されることで起動する。その後、ステップS302に進む。
(ステップS302)端末装置200はセルサーチを行い。基地局装置100からの受信信号、例えば、キャリア1、2を検出する。その後、ステップS303に進む。
(ステップS303)端末装置200は、初期の端末能力情報として第1端末能力を自装置に設定する。その後、ステップS304に進む。
(ステップS304)端末装置200は、第1端末能力を示す端末能力情報(第1端末能力情報)を位置登録情報に含めて基地局装置100に通知する。その後、ステップS305に進む。
(ステップS305)基地局装置100は、端末装置200から受信した第1端末能力情報とその送信元である端末装置200を示す端末情報と対応付けて記憶する。その後、ステップS306に進む。
(ステップS306)基地局装置100は、第1端末能力情報が通知されたことを示す端末能力情報通知応答信号を端末装置200に送信する。その後、ステップS307に進む。
(ステップS307)端末装置200は、初期の端末能力として第1端末能力に応じた機能を自装置に設定し、第1端末能力(例えば、キャリア1、2)で待ち受け状態となる。その後、ステップS308に進む。
(ステップS308)端末装置200は、端末能力変更操作を受け付け、受け付けた端末能力変更操作が指定する第2端末能力を選択する。その後、ステップS309に進む。
(ステップS309)端末装置200は、選択された第2端末能力から現在設定されている第1端末能力の差分を示す第2端末能力情報(差分)を基地局装置100に通知する。その後、ステップS310に進む。
(ステップS310)基地局装置100は、端末装置200から第2端末能力情報(差分)を受信する。その後、ステップS311に進む。
(ステップS311)基地局装置100は、コアネットワーク31に接続された制御部300にシステム情報を要求することを示すシステム情報要求信号を送信する。その後、ステップS312に進む。
(ステップS312)基地局装置100は、制御部300からシステム情報を受信する。
その後、ステップS313に進む。
(ステップS313)基地局装置100は、受信したシステム情報に基づいて、受信した端末能力情報が示す第2端末能力への変更を承認するか否か(例えば、承認する)を判定する。その後、ステップS314に進む。
(ステップS314)基地局装置100は、第2端末能力への変更を承認することを示す端末能力変更可否情報を端末装置200に通知する。その後、ステップS315に進む。
(ステップS315)端末装置200は、変更が承認された第2端末能力に応じた機能を自装置に設定する。これにより、第2端末能力(例えば、キャリア1)で待ち受け状態となる。その後、ステップS316に進む。
(ステップS316)端末装置200は、ユーザによるデータ通信を要求することを示す操作入力を受け付ける。その後、ステップS317に進む。
(ステップS317)端末装置200は、データ通信を行うために接続を要求することを示すデータ通信接続要求信号を基地局装置100に送信する。端末装置200は、通信可能なセルの無線品質情報、データサイズ情報、端末能力情報等の付加情報をデータ通信接続要求信号とともに送信してもよい。その後、ステップS318に進む。
(ステップS318)基地局装置100は、端末装置200からデータ通信接続要求信号受信する。基地局装置100は、データ通信接続要求信号とともに付加情報を受信した場合、付加情報に含まれる端末能力情報と記憶している端末能力情報に基づいて通信条件を定めてもよい。基地局装置100は、記憶している第1端末能力情報に基づいて、CAを行わず利用しているキャリア1を変更しないと判定してもよい。基地局装置100は、定めた通信条件に応じた機能を自装置に設定し、定めた通信条件に応じた端末能力を示す端末能力情報を記憶する。基地局装置100は、記憶した端末能力情報に基づいて端末装置200ごとに無線リソースを割り当て、データ通信を行える状態になる。その後、ステップS319に進む。
(ステップS319)基地局装置100は、定めた通信環境に応じた端末能力(例えば、CAを行わない)を示す端末能力情報通知応答信号を端末装置200に送信する。端末装置200は、基地局装置100から受信した端末能力情報通知応答信号が示す端末能力に応じた機能を自装置に設定する。例えば、端末能力情報通知応答信号がCAを行わないことを示している場合には、新たな機能は設定されない。その後、端末装置200は、基地局装置100との間で設定された第2端末能力(例えば、キャリア1)でデータ通信を開始する。その後、ステップS320に進む。
(ステップS320)端末装置200は、端末能力変更操作を受け付け、受け付けた端末能力変更操作が指定する第1端末能力を選択する。その後、ステップS321に進む。
(ステップS321)端末装置200は、選択された第1端末能力から現在設定されている第2端末能力の差分を示す第1端末能力情報(差分)を基地局装置100に通知する。その後、ステップS322に進む。
(ステップS322)基地局装置100は、端末装置200から第1端末能力情報(差分)を受信する。その後、ステップS323に進む。
(ステップS323)基地局装置100は、コアネットワーク31に接続された制御部300にシステム情報を要求することを示すシステム情報要求信号を送信する。その後、ステップS324に進む。
(ステップS324)基地局装置100は、制御部300からシステム情報を受信する。
その後、ステップS325に進む。
(ステップS325)基地局装置100は、受信したシステム情報に基づいて、端末装置200からの端末能力情報が示す第1端末能力への変更を承認するか否か(例えば、承認する)と判定する。基地局装置100は、例えば、無線リソースとしてCAを行う際に用いるキャリア1、2への割り当てを定め、その割り当てでの通信開始時刻(高速通信開始タイミング)を定める。その後、ステップS326に進む。
(ステップS326)基地局装置100は、第1端末能力への変更を承認することを示す端末能力変更可否情報と高速通信開始タイミング情報を端末装置200に通知する。高速通信開始タイミング情報の通知は、端末能力変更可否情報と同時に行われてもよいし、別途メッセージとして送信されてもよい。その後、ステップS327に進む。
(ステップS327)端末装置200は、変更が承認された第1端末能力に応じた機能を自装置に設定し、その第1端末能力(例えば、キャリア1、2)でのデータ通信を通知された通信開始タイミング情報が示す時刻で開始する。その後、本図に係る処理を終了する。
図7は、本実施形態における基地局装置100と端末装置200との間で行われる通信処理手順のその他の例を示すシーケンス図である。
この例において、ステップS301−S324までの処理は、図6に示す例と同様である。但し、ステップS324に係る処理が終了した後、ステップS328に進む。
(ステップS328)基地局装置100は、受信したシステム情報に基づいて、受信した端末能力情報が示す第1端末能力への変更を否認すると判定する。かかる判定は、例えば、第1端末能力で必要とするキャリア1、2を用いた通信に不十分であることを示す場合になされる。その後、ステップS329に進む。
(ステップS329)基地局装置100は、第1端末能力への変更を否認することを示す端末能力変更可否情報を端末装置200に通知する。その後、ステップS330に進む。
(ステップS330)端末装置200は、基地局装置100から受信した端末能力変更可否情報は、第1端末能力の変更を否認することを示すため、従前の第2端末能力(例えば、キャリア1)での通信を維持する。その後、本シーケンス図に係る処理を終了する。
なお、ステップS318において通信条件を定める際、スケジューリング処理部124は、例えば、CAを行うか否かに関わらず使用すべきキャリアと、MIMOにおいて使用すべきアンテナなどを決定してもよい。また、スケジューリング処理部124は、例えば通信可能なセルの通信品質、全体のトラフィック量、パケット通信と音声通信のいずれによる通信であるのか、パケット通信の場合におけるデータサイズなどの情報に基づいて通信条件を定めてもよい。ここで、スケジューリング処理部124は、データサイズが予め定めた情報量の閾値よりも小さい場合には、キャリア1のみを用いると定めてもよい。スケジューリング処理部124は、データサイズが予め定めた情報量の閾値よりも大きく、キャリア2について通信品質が予め定めた通信品質よりも良好であることを示す場合には、キャリア2のみ、またはキャリア2と併用すると定めてもよい。
上述した処理手順において、制御部300が自発的に、例えば予め定めた時間間隔でシステム情報を送信する場合には、ステップS311、S323を省略してもよい。
上述した処理手順において、制御部202は、通信可能なセルの無線品質情報を予め定めた時間間隔(例えば、0.1s)で基地局装置100に送信してもよい。
本実施形態では、端末装置200は、端末能力変更記憶部232を省略し、端末能力制御部233は、ユーザによる操作入力に応じて端末能力設定部231から入力された端末能力情報を基地局装置100に送信してもよい。
このように、本実施形態では、通信中であっても消費電力を抑えた通信を行うか、高速通信を行うか等、ユーザの都合に応じて自発的に通信モードに応じた端末能力を選択、変更することができる。また、ネットワークの使用状況によって選択された端末能力の変更の可否が判定されるため、ユーザの希望を尊重し、かつネットワークへの負荷が過大になることを防止することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る通信システム1について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
本実施形態に係る端末能力要求判定部122(図2)は、再能力変更タイミング情報を端末装置200(図3)に送信する。再能力変更タイミング情報は、端末装置200が端末能力変更情報を基地局装置100に送信(要求)することができるタイミングを示す。
再能力変更タイミング情報を送信する時期は、端末能力要求判定部122が端末能力を変更しないことを示す端末能力変更可否情報を送信する時期(例えば、図7、ステップS329)と同時でもよいし、その時期から予め定めた時間(例えば、3分)経過した後でもよい。また、再能力変更タイミング情報を送信する時期は、制御部300から受信したシステム情報が、端末装置200から受信した端末能力情報が示す端末能力による通信に十分になったことを示すようになった後でもよい。その場合、再能力変更タイミング情報が示すタイミングは、予め定めた経過時間(例えば、5分)であってもよい。
再能力変更タイミング情報のデータ形式は、端末能力変更可否情報に付加された信号であってもよいし、端末能力変更可否情報とは独立したメッセージであってもよい。
端末能力設定部231(図3)は、基地局装置100から再能力変更タイミング情報を受信し、再能力変更タイミング情報が示すタイミングが経過するまで、操作受付部204が受け付けた端末能力変更操作に係る操作入力を停止する。端末能力設定部231は、そのタイミングが経過した後、端末能力変更操作に係る操作入力を再開する。ここで、端末能力設定部231は、操作入力を停止してから再開するまでの間、端末能力変更操作を受け付けないことを示す操作拒否画像を表示部203に表示させてもよい。
これにより、基地局装置100が端末能力の変更を拒否した場合に、所定の経過時間が経過するまで、端末能力の変更に係るユーザによる無用な操作やこれに伴う処理が抑制される。また、システムの状況が前回要求された端末能力による通信に十分になった後に、再能力変更タイミング情報が送信されるので、その後の端末能力の変更に係る処理が成功する可能性が高くなる。
上述した実施形態は、次の態様でも実施することができる。
(1)基地局装置と通信を実行する通信部と、前記通信部が通信を実行する際の端末能力を変更するための端末能力変更操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が受け付けた端末能力を示す端末能力情報を前記基地局装置に送信し、当該端末能力への変更を承認することを示す端末能力変更承認情報を前記基地局装置から受信したことに応じて、当該端末能力により前記通信部が前記基地局装置と通信を実行するように制御する端末能力制御部とを備える端末装置。
(2)前記操作受付部は、自装置における消費電力の制御を実行させるための消費電力設定操作又は自装置における通信速度の制御を実行させるための通信速度設定操作を前記端末能力変更操作として受け付け、前記端末能力制御部は、前記操作受付部が受け付けた前記消費電力設定操作又は前記通信速度設定操作に応じた端末能力により前記通信部が前記基地局装置と通信を実行するように制御することを特徴とする(1)の端末装置。
(3)前記端末能力制御部は、現在設定されている端末能力を示す現在端末能力情報と、前記操作受付部が受け付けた端末能力変更操作により予め設定された端末能力から変更された端末能力の差分を示す端末能力変更情報とに基づいて、前記端末能力変更操作により変更された端末能力により前記通信部が前記基地局装置と通信を実行するように制御することを特徴とする(1)又は(2)の端末装置。
(4)(1)から(3)のいずれかに記載の端末装置と基地局装置とを備える通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記端末能力情報を前記端末装置から受信する端末能力受信処理部と、自装置に接続されているネットワークの使用状況に基づいて前記端末能力情報が示す端末能力への変更を承認するか否か判定し、前記端末能力変更情報を前記端末装置に送信する端末能力要求判定部と、前記端末能力要求判定部が変更を承認した端末能力で前記端末装置と通信を実行するための無線資源を割り当てるスケジューリング処理部と、
を備えることを特徴とする通信システム。
(5)端末装置と通信を実行する際の端末能力を示す端末能力情報を前記端末装置から受信する端末能力受信処理部と、自装置に接続されているネットワークの使用状況に基づいて前記端末能力情報が示す端末能力への変更を承認するか否か判定し、前記端末能力への変更を承認するか否かを示す端末能力変更情報を前記端末装置に送信する端末能力要求判定部と、前記端末能力要求判定部が変更を承認した端末能力で前記端末装置と通信を実行するための無線資源を割り当てるスケジューリング処理部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
(6)端末装置における通信方法であって、基地局装置と通信を実行する通信部が通信を実行する際の端末能力を変更するための端末能力変更操作を受け付ける操作受付過程と、前記操作受付過程で受け付けた端末能力を示す端末能力情報を前記基地局装置に送信し、当該端末能力への変更を承認することを示す端末能力変更承認情報を前記基地局装置から受信したことに応じて、当該端末能力により前記通信部が前記基地局装置と通信を実行するように制御する端末能力制御過程とを有する通信方法。
基地局装置100、端末装置200の一部、例えば、制御部102、202は、コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
また、上述した実施形態における基地局装置100、端末装置200の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。基地局装置100、端末装置200の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1…通信システム、31…コアネットワーク、
100…基地局装置、101…通信部、102…制御部、
111(111−1〜111−N)…送信部、
112(112−1〜112−N)…受信部、121…端末能力受信処理部、
122…端末能力要求判定部、123…端末能力情報記憶部、
124…スケジューリング処理部
200…端末装置、201…通信部、202…制御部、203…表示部、
204…操作受付部、211(211−1〜211−N)…送信部、
212(212−1〜212−N)…受信部、220…端末能力記憶部、
231…端末能力設定部、232…端末能力変更記憶部、233…端末能力制御部、
300…制御部

Claims (5)

  1. 基地局装置と通信を実行する通信部と、
    前記通信部が通信を実行する際の端末能力を変更するための端末能力変更操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部が受け付けた端末能力を示す端末能力情報を前記基地局装置に送信し、当該端末能力への変更を承認することを示す端末能力変更承認情報を前記基地局装置から受信したことに応じて、当該端末能力により前記通信部が前記基地局装置と通信を実行するように制御する端末能力制御部と
    を備える端末装置。
  2. 前記操作受付部は、
    自装置における消費電力の制御を実行させるための消費電力設定操作又は自装置における通信速度の制御を実行させるための通信速度設定操作を前記端末能力変更操作として受け付け、
    前記端末能力制御部は、
    前記操作受付部が受け付けた前記消費電力設定操作又は前記通信速度設定操作に応じた端末能力により前記通信部が前記基地局装置と通信を実行するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記端末能力制御部は、
    現在設定されている端末能力を示す現在端末能力情報と、前記操作受付部が受け付けた端末能力変更操作により予め設定された端末能力から変更された端末能力の差分を示す端末能力変更情報とに基づいて、前記端末能力変更操作により変更された端末能力により前記通信部が前記基地局装置と通信を実行するように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 請求項3に記載の端末装置と基地局装置とを備える通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、
    前記端末能力情報を前記端末装置から受信する端末能力受信処理部と、
    自装置に接続されているネットワークの使用状況に基づいて前記端末能力情報が示す端末能力への変更を承認するか否か判定し、前記端末能力変更情報を前記端末装置に送信する端末能力要求判定部と、
    前記端末能力要求判定部が変更を承認した端末能力で前記端末装置と通信を実行するための無線資源を割り当てるスケジューリング処理部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  5. 端末装置と通信を実行する際の端末能力を示す端末能力情報を前記端末装置から受信する端末能力受信処理部と、
    自装置に接続されているネットワークの使用状況に基づいて前記端末能力情報が示す端末能力への変更を承認するか否か判定し、前記端末能力への変更を承認するか否かを示す端末能力変更情報を前記端末装置に送信する端末能力要求判定部と、
    前記端末能力要求判定部が変更を承認した端末能力で前記端末装置と通信を実行するための無線資源を割り当てるスケジューリング処理部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
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