JP2014175514A - 給電側コイル及び非接触給電装置 - Google Patents

給電側コイル及び非接触給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014175514A
JP2014175514A JP2013047733A JP2013047733A JP2014175514A JP 2014175514 A JP2014175514 A JP 2014175514A JP 2013047733 A JP2013047733 A JP 2013047733A JP 2013047733 A JP2013047733 A JP 2013047733A JP 2014175514 A JP2014175514 A JP 2014175514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
coil
power supply
power feeding
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013047733A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kagami
和義 加々美
Shingo Tanaka
信吾 田中
Hajime Terayama
肇 寺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2013047733A priority Critical patent/JP2014175514A/ja
Priority to PCT/JP2014/056170 priority patent/WO2014142068A1/ja
Publication of JP2014175514A publication Critical patent/JP2014175514A/ja
Priority to US14/848,832 priority patent/US20150380154A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2823Wires
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/34Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
    • H01F27/346Preventing or reducing leakage fields
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/14Inductive couplings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/005Mechanical details of housing or structure aiming to accommodate the power transfer means, e.g. mechanical integration of coils, antennas or transducers into emitting or receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/70Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving the reduction of electric, magnetic or electromagnetic leakage fields

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】電磁漏洩を防止したコイル及び非接触給電装置を提供する。
【解決手段】給電側共鳴コイル23は、受電側共鳴コイル31に対して非接触で給電する。給電側共鳴コイル23は、同軸上に並べて配置された第1の給電側コイル部23A及び第2の給電側コイル部23Bを備えている。この第1の給電側コイル部23A及び第2の給電側コイル部23Bは、その巻き方向が互いに逆向きである。
【選択図】図2

Description

本発明は、給電側コイル及び非接触給電装置に係り、特に、非接触給電に用いられる給電側コイル及び当該給電側コイルを備えた非接触給電装置に関するものである。
近年、ハイブリッド自動車や電気自動車などに搭載されたバッテリに給電する給電装置として、電源コードや送電ケーブルを用いないワイヤレス給電が注目されている。このワイヤレス給電技術の一つとして例えば共鳴式のものがある(特許文献1、2)。
この共鳴式の給電装置では、互いに電磁共鳴する一対の共鳴コイルの一方を給電設備の地面に設置し、他方を車両に搭載して、給電設備の地面に設置された共鳴コイルから車両に搭載された共鳴コイルに非接触で電力を供給している。以下、給電設備に設置された共鳴コイルの一方を給電側共鳴コイル、車両に搭載された共鳴コイルの他方を受電側共鳴コイルと言う。
上述した共鳴式の給電装置は、給電側共鳴コイルと受電側共鳴コイルとの間にある程度距離があってもワイヤレスで給電することができるという利点がある。しかしながら、給電側共鳴コイルと受電側共鳴コイルとの間に距離があるため、周囲に大きな電磁漏洩が発生してしまう恐れがある。
特開2011−217596号公報 特開2012−156281号公報
そこで、本発明は、電磁漏洩を防止したコイル及び非接触給電装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、受電側コイルに対して非接触で給電する給電側コイルであって、同軸上に並べて配置された第1のコイル部及び第2のコイル部を備え、前記第1のコイル部及び前記第2のコイル部は、その巻き方向が互いに逆向きであることを特徴とする給電側コイルに存する。
請求項2記載の発明は、前記給電側コイル及び前記受電側コイルは、その中心軸が給電時における前記給電側コイル及び前記受電側コイルの離隔方向と直交する方向に配置され、前記第1のコイル部を構成する導線と前記第2のコイル部を構成する導線の長さが異なることを特徴とする請求項1に記載の給電側コイルに存する。
請求項3記載の発明は、前記第1のコイル部と前記第2のコイル部との巻数が異なることを特徴とする請求項2に記載の給電側コイルに存する。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2に記載の給電側コイルと、前記給電側コイルから非接触で給電する受電側コイルと、を備えたことを特徴とする非接触給電装置に存する。
以上説明したように請求項1及び4記載の発明によれば、第1のコイル部及び第2のコイル部は、互いに逆向きに巻かれているので、第1及び第2のコイル部からの漏洩した電磁界が打ち消し合い、漏洩磁界を防止できる。
請求項2記載の発明によれば、第1のコイル部を構成する導線と第2のコイルを構成する導線の長さが異なるので、漏洩磁界に指向性を持たせることができる。
請求項3記載の発明によれば、巻数を変えることにより、第1のコイル部及び第2のコイル部を構成する導線の長さを異ならせることができる。
本発明の非接触給電装置の一実施形態を示すブロック図である。 第1実施形態における図1に示す非接触給電装置の斜視図である。 図2に示す非接触給電装置である本発明品Aについて、漏洩磁界分布をシミュレーションした結果を示す図である。 第2実施形態における図1に示す非接触給電装置の斜視図である。 図4に示す非接触給電装置である本発明品Bについて、漏洩磁界分布をシミュレーションした結果を示す図である。 第3実施形態における図1に示す非接触給電の斜視図である。 図6に示す非接触給電装置である本発明品Cについて、漏洩磁界分布をシミュレーションした結果を示す図である。 共鳴コイルを一様に巻いた非接触給電装置である従来品について、漏洩磁界分布をシミュレーションした結果を示すグラフである。 図8でシミュレーションした従来品の斜視図である。
第1実施形態
以下、第1実施形態における本発明の非接触給電装置を図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の非接触給電装置の一実施形態を示すブロック図である。図2は、第1実施形態における図1に示す非接触給電装置の斜視図である。図1に示すように、非接触給電装置1は、給電設備に設けられる給電部2と、車両に搭載された受電部3と、を備えている。
上記給電部2は、図1に示すように、電源として高周波電源21と、高周波電源21からの高周波電力が供給される給電側ループアンテナ22と、給電側ループアンテナ22に電磁結合された給電側共鳴コイル23と、この給電側ループアンテナ22及び給電側共鳴コイル23が巻かれた給電側コア24(図2参照)と、給電側共鳴コイル23の両端に接続された給電側キャパシタC1と、給電側ループアンテナ22及び給電側共鳴コイル23を収容する給電側シールドケース25と、を備えている。
上記高周波電源21は、高周波電力を生成して、給電側ループアンテナ22に供給している。この高周波電源21により生成される高周波電力は、後述する給電側共鳴コイル23及び受電側共鳴コイル31の共鳴周波数(例えば13.56MHz)と等しくなるように設けられている。
上記給電側ループアンテナ22は、図2においては図示を省略しているが、導線を給電側コア24に巻いて構成されていて、その中心軸が給電時における給電側、受電側共鳴コイル23、31の離隔方向(垂直方向)に対して垂直に、即ち水平方向に沿うように設けられている。この給電側ループアンテナ22の両端には、高周波電源21が接続されていて、この高周波電源21からの高周波電力が供給されている。
上記給電側共鳴コイル23は、図2に示すように、導線を給電側コア24周りにソレノイド状に巻いて構成されている。即ち、この給電側共鳴コイル23は、上記給電側ループアンテナ22と同軸上に配置されている。この給電側共鳴コイル23も、その中心軸が給電時における給電側、受電側共鳴コイル23、31の離隔方向(垂直方向)に対して垂直に、即ち平行方向に沿うように設けられている。そして、給電側共鳴コイル23の両端には、共鳴周波数調整用の給電側キャパシタC1が接続される。
また、上記給電側共鳴コイル23は、図2に示すように、同軸上に並べて配置された第1の給電側コイル部23Aと、第2の給電側コイル部23Bと、を備えている。第1の給電側コイル部23A及び第2の給電側コイル部23Bは、その巻き方向が互いに逆向きに設けられている。この第1の給電側コイル部23Aが請求項中の第1のコイル部に相当し、第2の給電側コイル部23Bが請求項中の第2のコイル部に相当する。
これら第1、第2の給電側コイル部23A、23Bは、1本の導線から構成されている。第1実施形態では、この導線を第2の給電側コイル部23Bに向かって反時計周りに巻回させて第1の給電側コイル部23Aを設けた後、Uターンさせて第1の給電側コイル部23Aと逆方向(時計回り)に巻回させて第2の給電側コイル部23Bを設けている。上記第1、第2の給電側コイル部23A、23Bの巻数は同じに設けられている。即ち、第1の給電側コイル部23Aを構成する導線と第2の給電側コイル部23Bを構成する導線の長さが同じに設けられている。
上記給電側ループアンテナ22と給電側共鳴コイル23とは、互いに電磁結合できる範囲内、即ち、給電側ループアンテナ22に高周波電力が供給され、高周波電流が流れると給電側共鳴コイル23に電磁誘導が発生するような範囲内で、互いに離間して設けられている。
上記給電側コア24は、フェライトなどの磁性体から構成されていて、略平板状に設けられている。このコア24は、水平に配置されている。
給電側シールドケース25は、銅やアルミといった導電性の高い金属シールドから構成されている。給電側シールドケース25は、給電側ループアンテナ22及び給電側共鳴コイル23の後述する受電側共鳴コイル31から離れた側を覆う底壁25Aと、底壁25Aの周縁から立設する立壁25Bと、から構成され、受電部3側が開口された箱型に設けられている。底壁25Aは、給電側コア24よりも若干大きめの四角形状に設けられている。立壁25Bは、給電側コア24の側面を囲むように設けられている。
上記受電部3は、図1に示すように、給電側共鳴コイル23と電磁共鳴する受電側共鳴コイル31と、受電側共鳴コイル31に電磁結合された受電側ループアンテナ32と、この受電側ループアンテナ32及び受電側共鳴コイル31が巻かれた受電側コア33(図2参照)と、受電側共鳴コイル31の両端に接続された受電側キャパシタC2と、受電側ループアンテナ32が受電した高周波電力を直流電力に変換する整流器34と、整流器34により変換された直流電力が供給される車載バッテリ35と、受電側ループアンテナ32及び受電側共鳴コイル31を収容する受電側シールドケース36と、を備えている。
上記受電側共鳴コイル31及び受電側ループアンテナ32は、上述した給電側共鳴コイル23及び給電側ループアンテナ22と同じ大きさ、同じ形状に設けられ、その中心軸が給電側、受電側共鳴コイル23、31の離隔方向(垂直方向)に対して垂直に、即ち平行方向に沿うように設けられている。また、図2からは受電側ループアンテナ32は省略しているが、これら受電側共鳴コイル31及び受電側ループアンテナ32は、受電側コア33に巻かれ、これにより互いに同軸上に配置される。上記受電側共鳴コイル31の両端には、共鳴周波数用の受電側キャパシタC2が接続されている。
また、上記受電側共鳴コイル31は、給電側共鳴コイル23と同様に、図2に示すように、互いに同軸上に配置された第1の受電側コイル部31A及び第2の受電側コイル部31Bを備えている。第1の受電側コイル部31A及び第2の受電側コイル部31Bは、その巻き方向が互いに逆向きに設けられている。
上記受電側共鳴コイル31は、軸L1を中心軸として給電側共鳴コイル23を180度回転させた状態と同じに配置されている。軸L1は、給電側共鳴コイル23の軸方向中心を通り、軸方向及び給電側、受電側共鳴コイル23、31の離隔方向と直交する軸である。これにより、給電側共鳴コイル23では第1の給電側コイル部23Aが図中左、第2の給電側コイル部23Bが図中右に配置されるが、受電側共鳴コイル31では第1の受電側コイル部31Aが図中右、第2の受電側コイル部31Bが図面左に配置される。
また、受電側共鳴コイル31と受電側ループアンテナ32とは、互いに電磁結合する範囲内、即ち、受電側共鳴コイル31に交流電流が流れると受電側ループアンテナ32に誘導電流が発生する範囲内に、互いに離間して設けられている。
受電側シールドケース36は、図2に示すように、給電側シールドケース25と同様に銅やアルミといった導電性の高い金属シールドから構成されている。受電側シールドケース36は、受電側ループアンテナ32及び受電側共鳴コイル31の後述する給電側共鳴コイル23から離れた側を覆う底壁36Aと、底壁36Aの周縁から立設する立壁36Bと、から構成され、給電部2側が開口された箱型に設けられている。
底壁36Aは、受電側コア33よりも若干大きめの四角に設けられている。立壁36Bは、受電側コア33の側面を囲むように設けられている。
上述した非接触給電装置1によれば、車両の受電部3が給電設備の地面に設けた給電部2に近づいて給電側共鳴コイル23と受電側共鳴コイル31とが電磁共鳴すると、給電部2から受電部3に非接触で電力が供給され、車載バッテリ35が充電される。
詳しく説明すると、上記給電側ループアンテナ22に交流電流が供給されると、その電力が電磁誘導により給電側共鳴コイル23に送られる。即ち、給電側共鳴コイル23には、給電側ループアンテナ22を介して電力が供給される。給電側共鳴コイル23に電力が送られると、その電力が磁界の共鳴によって受電側共鳴コイル31にワイヤレスで送られる。さらに、受電側共鳴コイル31に電力が送られると、その電力が電磁誘導によって受電側ループアンテナ32に送られ、この受電側ループアンテナ32に接続された車載バッテリ35が充電される。
また、上述した実施形態によれば、第1の給電側コイル部23A及び第2の給電側コイル部23Bが逆向きに巻かれている。これにより、第1の給電側コイル部23A及び第2の給電側コイル部23Bから発生する磁束同士が打ち消し合い、それにより、周囲に発生する漏洩磁界を軽減することができる。
次に、本発明者らは、上記効果を確認すべく、図2に非接触給電装置1である本発明品Aと、図9に示すように給電側共鳴コイル203及び受電側共鳴コイル301を一様に同じ方向に巻いた非接触給電装置1である従来品と、について放射磁界分布をシミュレーションした。結果を図3及び図8に示す。
なお、本発明品Aにおいては、給電側共鳴コイル23及び受電側共鳴コイル31の何れも11巻き、第1の給電側コイル部23A、第2の給電側コイル部23B、第1の受電側コイル部31A及び第2の受電側コイル部31Bの何れも5.5巻きに設定している。また、従来品は、図9に示すように構成されている。図9において、図2に示す本発明品Aと同等の部分は同一符号を付してその詳細な説明を省略している。同図に示すように、従来品の給電側共鳴コイル203、受電側共鳴コイル301は、本発明品Aの給電側共鳴コイル23、受電側共鳴コイル31と同様に11巻きに設定してある。しかしながら、給電側コア24の図中左側に巻回される第1の給電側コイル部203Aと図中右側に巻回される第2の給電側コイル部203Bとが同一方向に巻いてある。また、受電側コア33の図中左側に巻回される第1の受電側コイル部301Aと、図中右側に巻回される第2の受電側コイル部301Bも同一方向に巻いてある。
同図からも明らかなように、本発明品Aの方が従来品よりも漏洩磁界の広がりを防止できることが確認された。
第2実施形態
次に、第2実施形態について、図4及び図5を参照して説明する。第1実施形態では、第1の給電側、受電側コイル部23A、31Aと、第2の給電側、受電側コイル部23B、31Bと、の巻数を同じにしていたが、第2実施形態では、第1の給電側、受電側コイル部23A、31Aと第2の給電側、受電側コイル部23B、31Bとの巻数を互いに異ならせている。図4に示す例では、第1の給電側、受電側コイル部23A、31Aを5巻き、第2の給電側、受電側コイル部23B、31Bを6巻きとしている。
受電側共鳴コイル31は、第1実施形態と同様に、軸L1を中心軸として給電側共鳴コイル23を180度回転させた状態と同じに配置されている。これにより、第1実施形態と同様に、給電側共鳴コイル23では5巻きの第1の給電側コイル部23Aが図中左、6巻きの第2の給電側コイル部23Bが図中右に配置され、受電側共鳴コイル31では5巻きの第1の受電側コイル部31Aが図中右、6巻きの第2の受電側コイル部31Bが図中左に配置される。
第2実施形態によれば、第1の給電側コイル部23Aを構成する導線と第2の給電側コイル部23Bを構成する導線の長さが異なるので、漏洩磁界に指向性を持たせることができる。
また、第2実施形態によれば、巻数を変えることにより、簡単に第1の給電側コイル部23A及び第2の給電側コイル部23Bの導線長さを異ならせることができる。
次に、本発明者らは、第1実施形態で説明した図2に示す非接触給電装置1である本発明品Aと、第2実施形態で説明した図4に示す非接触給電装置1である本発明品Bと、について放射磁界分布をシミュレーションした。結果を図3及び図5に示す。
なお、上述したように本発明品Aにおいては、給電側共鳴コイル23及び受電側共鳴コイル31の何れも11巻き、第1の給電側コイル部23A、第2の給電側コイル部23B、第1の受電側コイル部31A及び第2の受電側コイル部31Bの何れも5.5巻きに設定している。また、本発明品Bにおいては、給電側共鳴コイル23及び受電側共鳴コイル31の何れも11巻き、第1の給電側、受電側コイル部23A、31Aは5巻き、第2の給電側、受電側コイル部23B、31Bは6巻きに設定している。
図3に示すように、本発明品Aでは、共鳴コイル23、31の軸方向両側は、ほぼ同じ磁界分布になっている。これに対して、本発明品Bでは、巻数の多い第2の給電側コイル部23B側(図面右側)の方が巻数の少ない第1の給電側コイル部23A側(図面左側)よりも放射磁界を大きくなることがわかった。即ち、漏洩磁界に指向性を持たせることができ、ビームフォームできることが分かった。これにより、人がいない場所に磁界を漏洩させることもできる。
通常、100kHz付近の低周波数では波長は3000m程度となる。通常ビームフォームのためには、λ/4程度の長さでの位相調整が必要であるが、そのためには750mが必要となり現実的ではない。しかしながら、上記第2実施形態によれば、位相調整しなくても巻数を変えるだけで容易にビームフォームできることが分かった。
第3実施形態
次に、第3実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。第2実施形態では、受電側共鳴コイル31は、軸L1を中心軸として給電側共鳴コイル23を180度回転させた状態と同じに配置されている。これに対して、第3実施形態では、受電側共鳴コイル31は、軸L2を中心軸として給電側共鳴コイル23を180度回転させた状態と同じに配置されている。
これにより、給電側共鳴コイル23では5巻きの第1の給電側コイル部23Aが図中左、6巻きの第2の給電側コイル部23Bが図中右に配置され、受電側共鳴コイル31では、給電側共鳴コイル23と同様に、5巻きの第1の受電側コイル部31Aが図中左、6巻きの第2の受電側コイル部31Bが図中右に配置される。このように受電側共鳴コイル31を配置しても、第2実施形態と同様に、漏洩磁界に指向性を持たせることができる。
次に、本発明者らは、第3実施形態で説明した図6に示す非接触給電装置1である本発明品Cについて放射磁界分布をシミュレーションした。結果を図7に示す。
なお、本発明品Cにおいては、給電側共鳴コイル23及び受電側共鳴コイル31の何れも11巻き、第1の給電側、受電側コイル部23A、31Aは5巻き、第2の給電側、受電側コイル部23B、31Bは6巻きに設定している。
図7に示すように、本発明品Cでも、巻数の多い第2の給電側コイル部23B側(図面右側)の方が巻数の少ない第1の給電側コイル部23A側(図面左側)よりも放射磁界を大きくなることがわかった。即ち、漏洩磁界に指向性を持たせることができ、ビームフォームできることが分かった。
なお、上述した実施形態によれば、受電側共鳴コイル31も互いに逆向きに巻いた第1の受電側コイル部31A及び第2の受電側コイル部31Bから構成されていたが、本発明はこれに限ったものではない。受電側共鳴コイル31は、一様に同じ方向に巻かれたものであってもよい。
また、上述した第2及び第3実施形態によれば、第1の給電側コイル部23Aと、第2の給電側コイル部23Bと、の巻数を異ならせることにより、導線の長さを異ならしていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、第1の給電側コイル部23Aと、第2の給電側コイル部23Bとの径を異ならせることにより、導線の長さを異ならせるようにしてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 非接触給電装置
23 給電側共鳴コイル(給電側コイル)
23A 第1の給電側コイル部(第1のコイル部)
23B 第2の給電側コイル部(第2のコイル部)
31 受電側共鳴コイル(受電側コイル)

Claims (4)

  1. 受電側コイルに対して非接触で給電する給電側コイルであって、
    同軸上に並べて配置された第1のコイル部及び第2のコイル部を備え、
    前記第1のコイル部及び前記第2のコイル部は、その巻き方向が互いに逆向きである
    ことを特徴とする給電側コイル。
  2. 前記給電側コイル及び前記受電側コイルは、その中心軸が給電時における前記給電側コイル及び前記受電側コイルの離隔方向と直交する方向に配置され、
    前記第1のコイル部を構成する導線と前記第2のコイル部を構成する導線の長さが異なることを特徴とする請求項1に記載の給電側コイル。
  3. 前記第1のコイル部と前記第2のコイル部との巻数が異なることを特徴とする請求項2に記載の給電側コイル。
  4. 請求項1又は2に記載の給電側コイルと、
    前記給電側コイルから非接触で給電する受電側コイルと、
    を備えたことを特徴とする非接触給電装置。
JP2013047733A 2013-03-11 2013-03-11 給電側コイル及び非接触給電装置 Pending JP2014175514A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013047733A JP2014175514A (ja) 2013-03-11 2013-03-11 給電側コイル及び非接触給電装置
PCT/JP2014/056170 WO2014142068A1 (ja) 2013-03-11 2014-03-10 給電側コイル及び非接触給電装置
US14/848,832 US20150380154A1 (en) 2013-03-11 2015-09-09 Power supplying side coil and contactless power supplying apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013047733A JP2014175514A (ja) 2013-03-11 2013-03-11 給電側コイル及び非接触給電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014175514A true JP2014175514A (ja) 2014-09-22

Family

ID=51536724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013047733A Pending JP2014175514A (ja) 2013-03-11 2013-03-11 給電側コイル及び非接触給電装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20150380154A1 (ja)
JP (1) JP2014175514A (ja)
WO (1) WO2014142068A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018074855A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 日本無線株式会社 非接触電力伝送装置
JP2019153635A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 株式会社東芝 インダクタユニット、非接触給電システムおよび電動車両

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6160083B2 (ja) * 2013-01-08 2017-07-12 株式会社Ihi 異物検知装置
JP6520567B2 (ja) * 2015-08-25 2019-05-29 船井電機株式会社 給電装置
EP3267545B1 (en) * 2016-07-04 2019-06-26 eQnizer AG Alternate current (ac) voltage stabilizer
US11031164B2 (en) 2017-09-29 2021-06-08 Apple Inc. Attachment devices for inductive interconnection systems
EP4029112A4 (en) * 2019-09-11 2023-11-29 Battelle Energy Alliance, LLC ELECTROMAGNETIC SHIELDING CONSTRUCTIONS FOR HIGH POWER WIRELESS CHARGING OF ELECTRIC VEHICLES AND ASSOCIATED SHIELDS, VEHICLES, SYSTEMS AND METHODS

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035464A (ja) * 2006-03-13 2008-02-14 Murata Mfg Co Ltd 携帯電子機器
US20120025605A1 (en) * 2009-03-03 2012-02-02 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg System Having Vehicles
WO2013176152A1 (ja) * 2012-05-21 2013-11-28 株式会社 テクノバ 移動体用非接触給電トランス

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6930581B2 (en) * 2002-02-08 2005-08-16 Metglas, Inc. Current transformer having an amorphous fe-based core
JP5970158B2 (ja) * 2011-02-10 2016-08-17 国立大学法人埼玉大学 非接触給電装置
US9300147B2 (en) * 2011-06-29 2016-03-29 Lg Electronics Inc. Method for avoiding signal collision in wireless power transfer
CN103620712A (zh) * 2011-06-30 2014-03-05 丰田自动车株式会社 送电装置、受电装置以及电力传输***
US9129742B2 (en) * 2011-07-06 2015-09-08 Siemens Energy, Inc. Gas turbine engine comprising an ultra high temperature circuit coupling open core transformer
DE112012007040T5 (de) * 2012-10-23 2015-08-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Energieempfangende Vorrichtung, energieübertragende Vorrichtung und Energieübertragungssystem
US20140197691A1 (en) * 2013-01-14 2014-07-17 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc Wireless Energy Transfer for Misaligned Resonators

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035464A (ja) * 2006-03-13 2008-02-14 Murata Mfg Co Ltd 携帯電子機器
US20120025605A1 (en) * 2009-03-03 2012-02-02 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg System Having Vehicles
WO2013176152A1 (ja) * 2012-05-21 2013-11-28 株式会社 テクノバ 移動体用非接触給電トランス

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
藤田到,山中智裕,金子裕良,阿部茂,保田富夫,鈴木明: "電気自動車用非接触給電トランスの複数モジュール構成による大容量化", 平成24年電気学会産業応用部門大会講演論文集, JPN7014001803, 21 August 2012 (2012-08-21), JP, pages 109 - 114, ISSN: 0003764237 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018074855A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 日本無線株式会社 非接触電力伝送装置
JP2019153635A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 株式会社東芝 インダクタユニット、非接触給電システムおよび電動車両

Also Published As

Publication number Publication date
US20150380154A1 (en) 2015-12-31
WO2014142068A1 (ja) 2014-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014142068A1 (ja) 給電側コイル及び非接触給電装置
JP6091262B2 (ja) 給電部、受電部及び給電システム
RU2534020C1 (ru) Система беспроводной зарядки мобильных устройств
CN105340030B (zh) 感应式充电装置、电动车辆、充电站以及用于感应式充电的方法
US20160013661A1 (en) Resonators for wireless power transfer systems
US10243411B2 (en) Wireless charger with uniform H-field generator and EMI reduction
US9620279B2 (en) Coil unit and contactless power supplying apparatus
JP2012143091A (ja) 遠隔無線駆動充電装置
JP6232191B2 (ja) 給電部、受電部及び給電システム
US20160352153A1 (en) Coil unit and power supply system including the same
JP2015015852A (ja) コイルアンテナ
JP2017212880A (ja) ワイヤレス電力伝送装置
KR101140338B1 (ko) 무선 전력 전송용 공진 코일 구조
JP6171726B2 (ja) 非接触給電装置の製造方法
US10804741B2 (en) Wireless power transmission device and wireless power transmission system
JP6301675B2 (ja) コイルユニット及びそれを有する給電システム
JP6024015B2 (ja) 無線電力伝送装置
JP2017077113A (ja) 無線送電装置、無線受電装置、および無線電力伝送装置
KR102153418B1 (ko) 무선 충전 시스템
JP2013089872A (ja) 給電システム
JP2015065341A (ja) アンテナコイル及び電力伝送システム
JP2016012614A (ja) コイルユニット及び給電システム
JP2014093811A (ja) 給電部及び給電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180327