JP2014172237A - 射出成型金型、光学部品、光走査装置、画像形成装置 - Google Patents

射出成型金型、光学部品、光走査装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014172237A
JP2014172237A JP2013045063A JP2013045063A JP2014172237A JP 2014172237 A JP2014172237 A JP 2014172237A JP 2013045063 A JP2013045063 A JP 2013045063A JP 2013045063 A JP2013045063 A JP 2013045063A JP 2014172237 A JP2014172237 A JP 2014172237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical component
resin
injection mold
transfer surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013045063A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamichi Ohashi
隆道 大橋
Hidekazu Hayashi
英一 林
Yusuke Ota
悠介 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013045063A priority Critical patent/JP2014172237A/ja
Priority to US14/188,788 priority patent/US20140253995A1/en
Publication of JP2014172237A publication Critical patent/JP2014172237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/125Details of the optical system between the polygonal mirror and the image plane
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/0005Optical objectives specially designed for the purposes specified below having F-Theta characteristic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/37Mould cavity walls, i.e. the inner surface forming the mould cavity, e.g. linings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2011/00Optical elements, e.g. lenses, prisms

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】 金型形状を低コストかつ高精度に転写することができる射出成型金型を提供する。
【解決手段】 光学面と、光学面と分離して設けられる非光学面と、光学面の縁部に設けられるリブと、を備え、光学面の平行方向における長さbは、光学面の直交方向における長さaよりも長い光学部品を成型する射出成型金型3であって、光学面を成型する転写面30aを備える転写駒30と、非光学面を成型する非転写面32aを備える可動キャビティ駒32と、を有してなり、可動キャビティ駒32は、転写面30aと非転写面32aとで画成されるキャビティ33内に充填された樹脂の冷却工程中に、樹脂から離隔するように移動し、非転写面32aの少なくとも一部は、転写面30aとリブの境界よりリブ側に配置される、ことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、樹脂の射出成型に用いる射出成型金型と、この射出成型金型を用いて成型された光学部品と、この光学部品を有してなる光走査装置と、この光走査装置を有してなる画像形成装置に関するものである。
レーザ方式のデジタル複写機、レーザプリンタ、またはファクシミリ装置などの光走査装置を備える電子機器の光走査系、ビデオカメラ等の光学機器の光学系、あるいは、光ディスク等の光学部品には、樹脂材料を成型したものがある。
例えば、レンズやプリズムやミラーなどの光学部品は、光学面形状や、内部の複屈折に関して高い精度が求められる。このため、これらの光学部品は、従来はガラス製のものが主流であったが、製品のコストダウンの要求に従って、プラスチック製の光学素子へと変化している。
樹脂成型による光学部品(以下「樹脂成型光学部品」ともいう。)は、成型品の形状に対応して形成された金型のキャビティ内に樹脂母材を挿入または溶融樹脂を射出充填することにより、特殊な形状であっても低コストで大量生産することができる。
ここで、樹脂成型光学部品は、用途によって様々な形状が求められる。
つまり、樹脂成型光学部品には、厚肉部と薄肉部を併せ持ち肉厚に偏りがある形状である、いわゆる偏肉形状を有しつつ、高精度な金型形状の転写性を要求されるものがある。
樹脂成型光学部品のうち、特にレーザプリンタなどに用いられるfθレンズでは、必要最小限の光学部品によって複数の機能を実現するために、鏡面形状が複雑な非球面形状に設計される場合が多い。
このような複雑な形状の樹脂成型光学部品では、所望の形状に精度よく成型するために、金型のキャビティ内に流入した溶融樹脂を冷却固化させる工程において、キャビティ内での樹脂圧力や樹脂温度を均一にすることが望ましい。
しかし、複雑な形状を有する樹脂成型光学部品は、冷却固化の速度が場所によって異なるため、冷却時の内部応力によって、成型品の取り出し時の金型とられや離型不良、取り出し後のそりなどの変形が発生する場合がある。特に、樹脂成型光学部品では、内部歪みによる複屈折が発生しやすい。
射出成型において、冷却時の内部応力を低減するためには、樹脂の金型への注入圧力を低く抑える必要がある。
一方、低圧射出成型を行う場合には、キャビティ容積に対して充填する樹脂量が少なくなるため、冷却時の樹脂の収縮量が増大する。つまり、低圧で射出成型を行う場合には、樹脂成型品にひけが発生しやすくなるため、金型形状の転写精度が悪化するという問題がある。
低圧射出成型における、ひけの問題を解決するために、通気口から非転写面に空気圧を与えることで転写面との圧力差を発生させて、ひけを非転写面に誘導する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、金型のキャビティを構成する入子の一部(以下「可動入子」という。)を成型中に摺動させて、非転写面の樹脂を可動入子から剥離させる技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2の技術では、樹脂の射出充填によってキャビティ内に樹脂内圧を発生させて、転写面の密着が維持される適切な圧力を残した状態で、可動入子を非転写面から離間するように動作させて強制的に空隙を作ることで、非転写面にひけを誘導する。
また、樹脂成型品に設けられたリブ上の任意の位置及び転写面とリブとの交点に空気圧を与えて、ひけを誘導する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、以上説明した従来の技術では、空気圧により樹脂に内部歪みが生じるため、樹脂成型品に形状変形が生じやすいという問題がある。
そして、内部歪みが生じた樹脂成型光学部品では、複屈折が大きく発生してしまうという問題がある。
例えば、特許文献2の技術によって、幅に対して転写面である光学面の光線入射方向の肉厚が薄い樹脂成型光学部品を成型した場合には、転写面側の収縮が先に進行する。
そのため、特許文献2の技術によって、幅に対して転写面である光学面の光線入射方向の肉厚が薄い樹脂成型光学部品を成型した場合には、転写面にひけが発生しやすくなる。
このような形状の樹脂成型光学部品では、転写面の保護のためにリブを有する形状が一般的であるため、転写面とリブとの交点位置において肉厚が大きくなる。このため、このような形状の樹脂成型光学部品では、この交点位置を起点にひけが光学面に広がりやすい。
本発明は、金型形状を低コストかつ高精度に転写することができる射出成型金型を提供することを目的とする。
本発明は、光学面と、光学面と分離して設けられる非光学面と、光学面の縁部に設けられるリブと、を備える光学部品を成型する射出成型金型であって、光学面を成型する転写面を備える転写駒と、非光学面を成型する非転写面を備える可動キャビティ駒と、を有してなり、可動キャビティ駒は、転写面と非転写面とで画成されるキャビティ内に充填された樹脂の冷却工程中に、樹脂から離隔するように移動し、非転写面の少なくとも一部は、転写面とリブの境界よりリブ側に配置される、ことを特徴とする。
本発明によれば、金型形状を低コストかつ高精度に転写することができる。
本発明に係る射出成型金型の実施の形態を示す短手方向側断面図である。 上記射出成型金型によって形成される光学部品を示す斜視図である。 上記光学部品の長手方向側面図である。 上記光学部品の背面図である。 上記光学部品の第1取付部付近を拡大した長手方向側面図である。 本発明に係る射出成型金型の別の実施の形態を示す短手方向側断面図である。 上記射出成型金型によって形成される光学部品を示す斜視図である。 上記光学部品の長手方向側面図である。 上記光学部品の背面図である。 上記光学部品の第1取付部付近を拡大した長手方向側面図である。 本発明に係る光走査装置の実施の形態を示す正面図である。
以下、本発明に係る射出成型金型と光学部品と光走査装置と画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
●射出成型金型(1)●
まず、本発明に係る射出成型金型の実施の形態について説明する。本実施の形態では、本発明に係る射出成型金型を光学部品の樹脂成型に適用した例を説明する。
●射出成型金型の構成
図1は、本発明に係る射出成型金型の実施の形態を示す短手方向側断面図である。同図に示すように、射出成型金型3は、転写駒30と、スライド駒31と、可動キャビティ駒32とを有する。
射出成型金型3には、転写駒30とスライド駒31と可動キャビティ駒32とにより、内部に光学部品の材料となる樹脂を充填するためのキャビティ33が画成される。
転写駒30は、固定駒であり、光学部品に対して光学面を成型する転写面30aと、光学部品のリブを形成するリブ形成部30bと、を備える。
スライド駒31は、光学部品のうち、非光学面(側面)の一部を成型する金型である。スライド駒31は、光学部品の成型時に可動キャビティ駒32を挿抜する孔31aを備える。
可動キャビティ駒32は、光学部品の非光学面の少なくとも一部を成型する非転写面32aを備える。可動キャビティ駒32は、樹脂の射出充填前には非転写面32aがキャビティ33内の非転写面停止位置33aに位置する。
可動キャビティ駒32は、転写面30aと非転写面32aとで画成されるキャビティ33内に充填された樹脂の冷却工程中に、樹脂から離隔するように移動する。つまり、可動キャビティ駒32の移動方向は、樹脂に対する転写面30aからの押圧方向とは異なる。
ここで、射出成型金型3により成型される光学部品は、光の入射方向の肉厚aと幅bとの関係が、a<bである。
また、非転写面32aにより形成される光学部品の長手方向側面の少なくとも一部は、転写面30aにより形成される光学面と、リブ形成部30bにより形成されるリブとの境界よりリブ側に配置される。換言すれば、非光学面は、可動キャビティ駒32の非転写面32aにより、リブと光学面との交点を含む領域に形成される。
図1において、リブと光学面との交点に相当する位置を、一点鎖線で描く円I1で示す。この円I1の位置は、光学部品において最も肉厚が大きい箇所となるため、キャビティ33内に充填された樹脂が冷却収縮する際の収縮中心となる。
●射出成型金型による樹脂成型
次に、射出成型金型3による光学部品の樹脂成型の手順について説明する。
まず、可動キャビティ駒32をキャビティ33の非転写面停止位置33aに位置させて、樹脂を低圧でキャビティ33内に射出充填する。
充填直後に樹脂が冷却収縮するのに伴い、キャビティ33内の圧力が低下する。
ここで、樹脂の圧力が負圧になる前に、図1のように非転写面停止位置33aから離れる方向に可動キャビティ駒33を後退させる。このようにすることで、キャビティ33内に充填された樹脂が非転写面32aから剥離する。
つまり、射出成型金型3では、光学部品の非光学面を形成する非転写面32aを有する可動キャビティ駒32を樹脂の充填後の冷却収縮時にキャビティ33の中心から離間する方向に移動させる。
その後、樹脂の冷却収縮は、上述の通り円I1を中心に進行するため、収縮が転写面30aにより形成される光学面には影響することがない。
つまり、射出成型金型3では、可動キャビティ駒3を用いて樹脂の収縮箇所を非光学面に限定することにより、光学面と光学面に影響を与える箇所から樹脂の収縮中心を隔離する。
したがって、射出成型金型3によれば、金型形状を低コストかつ高精度に転写することができる。
●光学部品(1)●
次に、本発明に係る光学部品の実施の形態について説明する。本発明に係る光学部品は、先に説明した射出成型金型3を用いて成型される。
図2は、光学部品1を示す斜視図である。ここで、光学部品1は、光透過性を有する樹脂により形成される。また、光学部品1は、光学面を複数備えられたレンズである。
図3は、光学部品1の長手方向側面図である。また、図4は、光学部品1の背面図である。光学部品1は、光学面10,11と非光学面12とリブ13と取付部14,16とを備える。
光学面10は、不図示の光源からの光Lが入射する面である。また、光学面11は、光学面10から光学部品1に入射した光Lが出射する面である。ここで、光学面10,11とは、互いに対向する位置に設けられる。
光学部品1の長手方向側面に設けられる非光学面12は、光学面10,11と分離して設けられる。ここで、非光学面12の一部は、非転写面32aにより形成される。
リブ13は、光学面10,11の短手方向の縁部に設けられる。
非光学面12とリブ13は、光学面10,11を取り囲むように配置されていて、光学面10,11を保持する。
取付部14は、リブ13の光学面10寄りの位置に設けられる。取付部14は、光学部品1を不図示の光走査装置などに取り付けて用いる際に光走査装置に対する基部となる。
取付部16は、光学面11の長手方向の端部など、光学面11の光学的特性に影響しない位置に設けられる。取付部16は、光学部品1を不図示の光走査装置などに取り付けて用いる際に光走査装置に対する基部となる。
光学部品1は、光学面10,11の平行方向における光学部品1の長さ(図1における幅bに相当)が、光学面10,11の直交方向(光Lの透過方向)における長さ(図1における厚さaに相当)よりも長い。
図5は、光学部品1の取付部14付近を拡大した長手方向側面図である。同図に示すように、射出成型金型3の非転写面32aにより形成される非光学面12の少なくとも一部は、転写面30aにより形成される光学面10,11とリブ13の境界よりリブ13側に配置される。換言すれば、非光学面12の一部は、可動キャビティ駒32の非転写面32aにより、リブ13と光学面10,11の交点付近にある円I1を含む領域に形成される。
以上説明した光学部品1では、円I1を含む領域の肉厚が最も大きい。そのため、光学部品1の射出成型時には、この円I1を含む領域には熱が残留しやすく樹脂の冷却収縮が最も生じやすい。
ここで、光学部品1は、成型時に先に説明した可動キャビティ駒32を有する射出成型金型3を用いるため、円I1を含む領域に非転写面32aにより非光学面12の一部が形成される。非光学面12の一部は、先に説明したように、樹脂の冷却収縮時に可動キャビティ駒32を後退させて形成されるため、樹脂のひけが収縮量の大きい円I1を含む領域に誘導される。つまり、光学部品1の内部応力は、小さい。
以上説明した光学部品1では、金型とられ、離型不良、あるいは金型からの取り出し後の反りの発生などの成型時の不具合を抑制することができるため、成型後の外形の変形が少ない。
また、以上説明した光学部品1では、樹脂の収縮を非転写部において吸収しているため、射出充填時の樹脂の圧力を低圧にしつつ、高精度の光学面を転写することができる。
また、以上説明した光学部品1は、成型品内部での残留応力による歪みが生じにくいため、レンズとして用いる場合に光学部品1内部での複屈折が生じにくい。つまり、以上説明した光学部品1は、光学的特性に優れている。
したがって、以上説明した光学部品1によれば、金型形状を低コストかつ高精度に転写することができる。
なお、本発明に係る光学部品は、光学部品1のような2面の光学面10,11を有するレンズに限定されず、光学面を1面のみとして光学面の表面にアルミニウムなどの反射膜を蒸着した反射鏡にも適用することができる。
●射出成型金型(2)●
次に、本発明に係る射出成型金型の別の実施の形態について説明する。本実施の形態では、先の実施の形態における射出成型金型3との相違点を中心に説明する。
図6は、本発明に係る射出成型金型の別の実施の形態を示す短手方向側断面図である。射出成型金型4は、可動キャビティ駒42の形状が、先に説明した実施の形態における射出成型金型3の可動キャビティ駒32と相違する。
可動キャビティ駒42には、非転写面42aと凸状部42bとが設けられる。
非転写面42aは、凸状部42bの先端面に設けられる。凸状部42bは、キャビティ43への樹脂の射出充填時に非転写面停止位置43aに位置される。ここで、凸状部42bは、キャビティ43への樹脂の射出充填時にスライド駒41のキャビティ43側の面よりもキャビティ43内部に位置する。そのため、キャビティ43の体積は、先に説明した実施の形態におけるキャビティ33と比較して減少している。
なお、凸状部42bは、可動キャビティ駒42をキャビティ43から後退させる際に樹脂からの離形性を向上させるために、中心方向から外方に傾斜する抜き勾配を有している。
可動キャビティ駒42は、先に説明した実施の形態における可動キャビティ駒32と同様に、転写面40aと非転写面42aとで画成されるキャビティ43内に充填された樹脂の冷却工程中に、樹脂から離隔するように移動する。
ここで、射出成型金型4により成型される光学部品は、光の入射方向の肉厚aと幅bとの関係が、a<bである。
また、非転写面42aにより形成される光学部品の非光学面の少なくとも一部は、転写面40aにより形成される光学面とリブ形成部40bにより形成されるリブとの境界よりリブ側に配置される。換言すれば、非光学面の少なくとも一部は、可動キャビティ駒42の非転写面42aにより、リブと光学面との交点を含む領域に形成される。
図6において、リブと光学面との交点に相当する位置を、一点鎖線で描く円I2で示す。この円I2の位置は、光学部品において最も肉厚が大きい箇所となるため、キャビティ43内に充填された樹脂が冷却収縮する際の収縮中心となる。
ここで、射出成型金型4により成型される光学部品は、凸状部42bを有する可動キャビティ駒42により、非転写面32aにより形成される非光学面の一部が凹状に形成される。
樹脂の冷却収縮は、上述の通り円I2を中心に進行するため、収縮が転写面42aにより形成される光学面には影響することがない。
つまり、射出成型金型4では、非光学面に樹脂の収縮中心を誘導することにより、光学面と光学面に影響を与える箇所から樹脂の収縮中心を隔離する。
また、射出成型金型4では、キャビティ駒42に凸状部42bを有するため、射出成型金型3と比較して樹脂の収縮中心を示す円I2が非転写面停止位置43aに近い位置となる。そのため、射出成型金型4により成型される光学部品は、先に説明した実施の形態における射出成型金型3により成型される光学部品と比較して樹脂の収縮中心を長手方向側面にある非光学面の表面側に位置させることができる。
また、射出成型金型4では、可動キャビティ駒42をキャビティ43側に食い込ませることで、非転写面停止位置43aと可動キャビティ駒42との距離を小さくし、ひけ誘導の効果をより向上することができる。
また、射出成型金型4では、成型される光学部品の体積を小さくすることができ、金型と樹脂との接触表面積を大きくすることができるため、樹脂冷却が効率的に行うことができる。つまり、射出成型金型4では、射出充填した樹脂の冷却までの期間(タクト)を短縮することができる。
したがって、射出成型金型4によれば、金型形状を低コストかつ高精度に転写することができる。
●光学部品(2)●
次に、本発明に係る光学部品の別の実施の形態について説明する。本実施の形態における光学部品は、先に説明した射出成型金型4を用いて成型される。本実施の形態では、先の実施の形態における光学部品1との相違点を中心に説明する。
図7は、光学部品2を示す斜視図である。同図に示すように、光学部品2は、光学面20,21と非光学面22とリブ23と取付部24,26とを備える。
ここで、光学部品2は、非光学面22の一部に壁部22aを有する点が先に説明した実施の形態における光学部品1と相違する。
壁部22aは、可動キャビティ駒42の凸状部42bにより設けられる。壁部22aは、可動キャビティ駒42の凸状部42bの形状に対応して、表面側から中心方向に傾斜している。
図8は、光学部品2の長手方向側面図である。また、図9は、光学部品2の背面図である。図10は、光学部品2の取付部24付近を拡大した長手方向側面図である。
図8乃至10に示すように、射出成型金型4の非転写面42aにより形成される非光学面22の少なくとも一部は、転写面40aにより形成される光学面20,21とリブ23の境界よりリブ23側に配置される。換言すれば、非光学面22の一部は、可動キャビティ駒42の非転写面42aにより、リブ23と光学面20,21の交点付近にある円I2を含む領域に形成される。
ここで、光学部品2は、成型時に先に説明した可動キャビティ駒42を有する射出成型金型4を用いるため、円I2を含む領域に凸状部42bの先端面にある非転写面42aにより壁部22aを有する非光学面22の一部が形成される。非光学面22の一部は、先に説明したように、樹脂の冷却収縮時に可動キャビティ駒42を後退させて形成されるため、樹脂のひけが収縮量の大きい円I2を含む領域に誘導される。つまり、光学部品2の内部応力は、小さい。
特に、光学部品2は、樹脂の収縮中心を示す円I2が光学部品2の表面付近にあるため、光学部品1と比較して光学面20,21への残留応力による影響が少ない。
以上説明した光学部品2では、金型とられ、離型不良、あるいは金型からの取り出し後の反りの発生などの成型時の不具合を抑制することができるため、成型後の外形の変形が少ない。
また、以上説明した光学部品2では、樹脂の収縮を非転写部において吸収しているため、射出充填時の樹脂の圧力を低圧にしつつ、高精度の光学面を転写することができる。
また、以上説明した光学部品2は、成型品内部での残留応力による歪みが生じにくいため、レンズとして用いる場合に光学部品2内部での複屈折が生じにくい。つまり、以上説明した光学部品2は、光学的特性に優れている。
したがって、以上説明した光学部品2によれば、金型形状を低コストかつ高精度に転写することができる。
●光走査装置●
次に、本発明に係る光走査装置の実施の形態について説明する。
図11は、本発明に係る光走査装置の実施の形態を示す正面図である。光走査装置100は、光源101と、回転ミラー102と、光学部品1と、取付部103,104とを有する。ここで、光学部品1は、先に説明した実施の形態における光学部品1と同様の部品であり、樹脂製のレンズである。
回転ミラー102は、光源101により出射される光Lを偏向する。
光学部品1は、取付部14が取付部103に、取付部16が取付部104に、それぞれ取り付けられて、光走査装置100に固定される。
光学部品1には、回転ミラー102によって偏向された光源101からの光Lを光学面10に入射させて、光学面11から出射させる。
光走査装置100によれば、書き込み位置の特性に大きく影響する、レンズの面形状が高精度に転写されている光学部品1を用いるため、像面において走査位置を高精度に制御することができる。
また、光走査装置100によれば、光学部品1を用いることにより、ビーム径に影響を与えるレンズの複屈折(内部歪み)も小さく抑えられているため、像面において所望のビーム径による光走査をすることができる。
●画像形成装置●
次に、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について説明する。本発明に係る画像形成装置は、光源と、光源からの光を走査する光走査装置と、を有してなる画像形成装置である。
ここで、光走査装置は、先に説明した実施の形態における光走査装置100である。
以上説明した本発明に係る画像形成装置では、先に説明した実施の形態における光走査装置100を用いることで、走査位置とビームスポット径がともに良好な光学特性精度を得ることができる。
したがって、以上説明した本発明に係る画像形成装置によれば、高密度かつ高位置精度の潜像書き込みができるため、高解像で色ずれの少ない画像を形成することできる。
1 :光学部品
10 :光学面
11 :光学面
12 :非光学面
13 :リブ
14 :取付部
16 :取付部
2 :光学部品
20 :光学面
21 :光学面
22 :非光学面
22a :壁部
23 :リブ
24 :取付部
26 :取付部
3 :射出成型金型
30 :転写駒
30a :転写部
30b :リブ形成部
31 :スライド駒
31a :孔
32 :可動キャビティ駒
32a :非転写面
33 :キャビティ
33a :非転写面停止位置
4 :射出成型金型
40 :転写駒
40a :転写部
40b :リブ形成部
41 :スライド駒
41a :孔
42 :可動キャビティ駒
42a :非転写面
42b :凸状部
43 :キャビティ
43a :非転写面停止位置
100 :光走査装置
101 :光源
102 :回転ミラー
103 :取付部
104 :取付部
特許第3034721号公報 特許第3512595号公報 特開2000−329908号公報

Claims (9)

  1. 光学面と、
    前記光学面と分離して設けられる非光学面と、
    前記光学面の縁部に設けられるリブと、
    を備え、
    前記光学面の平行方向における長さは、前記光学面の直交方向における長さよりも長い光学部品を成型する射出成型金型であって、
    前記光学面を成型する転写面を備える転写駒と、
    前記非光学面の少なくとも一部を成型する非転写面を備える可動キャビティ駒と、
    を有してなり、
    前記可動キャビティ駒は、前記転写面と前記非転写面とで画成されるキャビティ内に充填された樹脂の冷却工程中に、前記樹脂から離隔するように移動し、
    前記非転写面の少なくとも一部は、前記転写面と前記リブの境界より前記リブ側に配置される、
    ことを特徴とする射出成型金型。
  2. 前記可動キャビティ駒の移動方向は、前記樹脂に対する前記転写面からの押圧方向とは異なる、
    請求項1記載の射出成型金型。
  3. 前記可動キャビティ駒には、凸状部が設けられ、
    前記非転写面は、前記凸状部の先端面に設けられる、
    請求項1または2記載の射出成型金型。
  4. 前記樹脂は、光透過性を有し、
    前記光学面は、対向する位置に複数設けられる、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の射出成型金型。
  5. 光学面と、
    前記光学面と分離して設けられる非光学面と、
    前記光学面の縁部に設けられるリブと、
    を備え、
    射出成型金型を用いて作製された光学部品であって、
    前記射出成型金型は、請求項1乃至4のいずれかに記載の射出成型金型である、
    ことを特徴とする光学部品。
  6. 前記光学面は、少なくとも1面である、
    請求項5記載の光学部品。
  7. 前記光学面は、2面である、
    請求項5記載の光学部品。
  8. 光源と、
    前記光源からの光が入射する光学部品と、
    を有してなる光走査装置であって、
    前記光学部品は、請求項5乃至7のいずれかに記載の光学部品である、
    ことを特徴とする光走査装置。
  9. 光源と、
    前記光源からの光を走査する光走査装置と、
    を有してなる画像形成装置であって、
    前記光走査装置は、請求項8記載の光走査装置である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2013045063A 2013-03-07 2013-03-07 射出成型金型、光学部品、光走査装置、画像形成装置 Pending JP2014172237A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045063A JP2014172237A (ja) 2013-03-07 2013-03-07 射出成型金型、光学部品、光走査装置、画像形成装置
US14/188,788 US20140253995A1 (en) 2013-03-07 2014-02-25 Injection mold, optical component, optical scanning device, and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045063A JP2014172237A (ja) 2013-03-07 2013-03-07 射出成型金型、光学部品、光走査装置、画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014172237A true JP2014172237A (ja) 2014-09-22

Family

ID=51487501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013045063A Pending JP2014172237A (ja) 2013-03-07 2013-03-07 射出成型金型、光学部品、光走査装置、画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20140253995A1 (ja)
JP (1) JP2014172237A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10598830B2 (en) 2016-03-16 2020-03-24 Ricoh Company, Ltd. Screen member, image display apparatus, and object apparatus

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11850811B1 (en) 2019-06-18 2023-12-26 Meta Platforms Technologies, Llc Monolithic compound lens
US20200400952A1 (en) * 2019-06-18 2020-12-24 Facebook Technologies, Llc Lens with internal aperture
CN111086155A (zh) * 2019-12-27 2020-05-01 河源中光电通讯技术有限公司 自动导光板注塑机

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003305754A (ja) * 2002-04-11 2003-10-28 Ricoh Co Ltd プラスチック成形品及び該プラスチック成形品の成形用金型
JP2012056269A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Ricoh Co Ltd 樹脂成形用型、樹脂成形品、光学素子、光走査装置及び画像形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002847A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Ricoh Co Ltd プラスチック光学素子、光走査装置並びに画像形成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003305754A (ja) * 2002-04-11 2003-10-28 Ricoh Co Ltd プラスチック成形品及び該プラスチック成形品の成形用金型
JP2012056269A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Ricoh Co Ltd 樹脂成形用型、樹脂成形品、光学素子、光走査装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10598830B2 (en) 2016-03-16 2020-03-24 Ricoh Company, Ltd. Screen member, image display apparatus, and object apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20140253995A1 (en) 2014-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014172237A (ja) 射出成型金型、光学部品、光走査装置、画像形成装置
JP4108195B2 (ja) プラスチック成形品およびその成形方法
JP5326276B2 (ja) プラスチックレンズの成型用金型、プラスチックレンズ、及びこれを具備する光走査装置、画像形成装置
JP3867966B2 (ja) 光学素子、成形用金型、及び光学素子の製造方法
JP4057385B2 (ja) プラスチック成形品の成形方法および射出成形用金型
JP2006133709A (ja) プラスチック光学素子、レーザ走査光学装置、及びプラスチック光学素子の製造方法
JP5163518B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置、及び、プラスチックレンズの製造方法
JP4751184B2 (ja) プラスチック光学素子、光走査装置及びこの光走査装置を搭載した画像形成装置
JP5589389B2 (ja) プラスチック成形品、プラスチック成形品の成形方法、および該プラスチック成形品を有する光走査装置
JP2000329908A (ja) プラスチック成形品
JP4017927B2 (ja) 光学素子用のプラスチック成形品及びこれを用いた光走査ユニット及びこれを用いた画像形成装置
JP5652027B2 (ja) プラスチック成形品、プラスチック成形品の成形方法、および該プラスチック成形品を有する光走査装置
JP2006051822A (ja) プラスチック成形品およびその成形方法
JP2008241817A (ja) 光学レンズ及びレンズ製造方法
JP2007331206A (ja) プラスチック成形品の成形方法
JP5103772B2 (ja) 光学レンズ射出成形用金型
JP2005326697A (ja) 光学素子用プラスチック成形品およびその成形方法、光走査装置およびこれを搭載した画像形成装置
JP4168705B2 (ja) 光学素子及びこれを成形するための金型
JP4827406B2 (ja) 入れ子及び金型
JP2001219438A (ja) プラスチック光学素子、プラスチック光学素子の成形金型およびプラスチック光学素子の成形方法
JP4053716B2 (ja) プラスチック成形品及びその成形方法
JP2011022320A (ja) プラスチック光学素子及び光学ユニット
JP2011104997A (ja) 光学素子の成形方法および光学素子
JP2011081369A (ja) プラスチック光学素子、光走査装置及び画像形成装置
JP2006018012A (ja) プラスチック光学素子及び光走査ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161014

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161220