JP2014170648A - 密閉式電池の封止構造体、および密閉式電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉式電池に電解質を注入するための注入孔の封止性を長期に亘って維持する。
【解決手段】封止構造体は、注液孔を有する封口板と、注液孔を封止する封止栓とを備えており、封止栓は、弾性材料を含み、注液孔に圧入されて、注液孔を閉塞する圧入部材と、封口板と接合されて、圧入部材を、注液孔に圧入した状態に保持するように押圧する板状の保持部材と、を有する。圧入部材は、注液孔の径よりも大きい径を有し、一方の主面で保持部材と接触する板状の基部と、基部の他方の主面から突出するように設けられ、注液孔に挿入される突出部とを有する。突出部は、基部との境界部分の径PD1が注液孔の保持部材側の第1開口部の径HD1よりも大きく、先端部分の径PD2が径HD1よりも小さい。注液孔が封止栓により封止された状態で、基部と、注液孔の第1開口部との間には間隙L1が設けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、密閉式電池が具備する封止構造体に関し、特に、電池ケースの開口部を封口する封口板に設けられた電解質の注液孔を封止栓により封止する封止構造体に関する。
近年、携帯電話、携帯型AV機器、およびノートパソコンといった携帯機器に使用するバッテリ電源として、ニッケル−水素蓄電池、ニッケル−カドミウム蓄電池などのアルカリ蓄電池やリチウムイオン蓄電池をはじめとする密閉式電池が広く用いられている。また、耐熱性が高く、高いエネルギ密度を有する密閉式電池として、溶融塩電池(溶融塩電解質電池)が注目を集めている。溶融塩電池は、稼働温度領域が、例えば室温から190℃以上と、他の電池と比べて広く、また、不燃性材料で構成することができる。そのため、溶融塩電池を使用した電源装置においては、排熱のためのスペースや防火装置および防爆装置が不要となる。その結果、電池を高密度に配置することが可能となり、同じ容量の組電池で比較した場合、リチウムイオン蓄電池を使用した電源装置の約1/2の体積を実現することも可能である。したがって、電源装置およびそれを含む機器を小型化することが容易となる。
溶融塩電池等の密閉式電池の形状としては、円筒形や角形などが一般的である。特に角形密閉式電池はスペース効率が優れている点で有利である。これらの密閉式電池では、金属製の板体からなる筒形の電池ケース内に、正極および負極からなる電極群に電解質が含浸された発電要素が収納されている。電池ケースの開口部は金属製の封口板で封口されている。封口板と電池ケース開口部との間は、電解質やガスが漏出するのを防止するよう封止されている。この封止は、機械式かしめ法で行われることも多い。または、角形密閉式電池の場合には、レーザ溶接による封止が多く行われている。
電極群に電解質を含浸させる方法としては、電池ケースに電極群および電解質を注入し、その後、封口板で電池ケース開口部を封口する方法も多くとられている。ところが、その方法では、封口板と電池ケース開口部との間を溶接するときに、溶接部分に電解質が付着すると、封止不良が発生しやすい。そこで、封口板に電解質を注入するための1〜2mm程度の小さな注液孔を設けることが行われている(特許文献1)。
そのような注液孔を設けることで、封口板と電池ケース開口部との間を溶接した後に、注液孔からノズル等で電解質を注入することが可能となる。その結果、未だ電解質が電池ケースに入っていない状態で、封口板と電池ケース開口部との間を溶接することが可能となり、溶接部分に電解質が付着することによる封止不良の発生が防止できる。なお、注液孔は、電解質を注液した後に、ゴム等の弾性材料により形成された封止栓により閉塞することができる(特許文献2参照)。
特開平11−25936号公報 特開2000−268811号公報
しかしながら、上記従来の注液孔の封止構造においては、封止栓に含まれた弾性材料の劣化による封止性能の低下が問題となることがある。密閉式電池が溶融塩電池であれば、例えば60〜100℃の温度にまで電池を加熱した状態で充放電が行われることが想定される。そのような環境下では、弾性材料の劣化が促進されるために、電池の長期間の使用により封止栓の封止性能が低下することも考えられる。
本発明の一局面は、密閉式電池に電解質を注液する注液孔を封止する封止構造体であって、
前記封止構造体は、前記注液孔を有する封口板と、前記注液孔を封止する封止栓とを備えており、
前記封止栓は、
弾性材料を含み、前記注液孔に圧入されて、前記注液孔を閉塞する圧入部材と、
前記封口板と接合されて、前記圧入部材を、前記注液孔に圧入した状態に保持するように押圧する板状の保持部材と、を有し、
前記圧入部材は、前記注液孔の径よりも大きい径を有し、一方の主面で前記保持部材と接触する板状の基部と、前記基部の他方の主面から突出するように設けられ、前記注液孔に挿入される突出部とを有し、
前記突出部は、前記基部との境界部分の径PD1が前記注液孔の前記保持部材側の第1開口部の径HD1よりも大きく、先端部分の径PD2が前記径HD1よりも小さく、
前記注液孔が前記封止栓により封止された状態で、前記基部と、前記注液孔の第1開口部との間には間隙L1が設けられている、密閉式電池の封止構造体に関する。
上記のように、封止栓の圧入部材は、その主要部分である突出部の根元が注液孔の径よりも大きく、かつ先端部分の径が注液孔の径よりも小さくなっている。その結果、圧入部材を、注液孔に挿入しやすく、かつ注液孔を十分に封止し得る形状にすることができる。そして、封止栓により注液孔を封止した状態(以下、封止状態)においても、圧入部材の基部と注液孔の第1開口部との間には間隙L1が存在している。その結果、突出部を中途まで注液孔に挿入した段階で、既に、封止栓が注液孔を十分に封止する封止状態が達成されている。これにより、封止栓の封止性能を長期に亘って十分なレベルに保持し得るような突出部の初期圧縮率で、圧入部材を注液孔に圧入することが容易となる。そして、そのような長期信頼性を獲得するために、高い寸法精度で注液孔および圧入部材を形成する必要がなく、所望の長期信頼性を有する密閉式電池を容易に製造することができる。
ここで、上記の効果をより確実に達成するために、前記径HD1と、前記注液孔の第1開口部と当接する前記突出部の第1当接部分の、前記突出部の無負荷状態での径PD3との比、HD1/PD3は0.85〜0.95である、のが好ましく、前記突出部は、その側面部と、前記基部の他方の主面に垂直な方向とのなす角度が10〜45°となるように、連続的に縮径されているのが好ましい。また、圧入部材に含ませる弾性材料は、エチレン−プロピレン−ジエンゴムまたはフッ素ゴムを含み、前記エチレン−プロピレン−ジエンゴムが、エチリデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、およびジシクロペンタジエンより成る群から選択される少なくとも1種を含み、前記弾性材料のJIS K 6253に準拠したデュロメータタイプAの硬度が、30〜80であるのが好ましい。
さらに、前記注液孔の内周面の径が、前記第1開口部から、前記保持部材に対して反対側の第2開口部に向かって、段階的に小さくなるように、前記内周面に少なくとも1つの段部が形成されており、前記注液孔が前記封止栓により封止された状態で、前記突出部の側面部と、前記少なくとも1つの段部とが、全周に亘って当接しているのも好ましい。これにより、第1開口部の近傍のみならず、段部の近傍にもシール部を形成することができる。
また、前記注液孔の前記第1開口部が面取り部を有するのも好ましい。これにより、圧入部材と第1開口部およびその近傍との密着性を高めることができ、長期間に亘って十分な封止性能を得ることが容易となる。
本発明の他の局面は、上記の封止構造体を具備する電池ケースと、前記電池ケースに収容された、正極、負極、前記正極および前記負極の間に介在するセパレータ、ならびに電解質と、を含む、密閉式電池に関する。密閉式電池は、少なくとも溶融時にイオン伝導性を有する塩を前記電解質として含む、溶融塩電池であるのが好ましい。稼働温度領域が他の電池に比べて高い溶融塩電池に本発明を適用することで、上記の効果が顕著に発揮される。
本発明によれば、密閉式電池に電解質を注入するための注入孔の封止性を長期に亘って維持することが可能となり、電池内部への外気(水分)の侵入や電解質の漏液を長期に亘って防止することが可能となる。その結果、密閉式電池を長寿命化することができるとともに、その安全性を向上させることができる。特に、溶融塩電池等の比較的に高温の環境下で使用される電池に対しては、そのような効果が顕著となる。
本発明の一実施形態に係る密閉式電池の封止構造体が適用される角形密閉式電池の斜視図である。 図1の電池の正極の正面図である。 図2のII−II線断面図である。 図1の電池の負極の正面図である。 図4のIV−IV線断面図である。 封止栓の正面図である。 注液孔を封止栓により封止する直前の、封口板の注液孔近傍の拡大断面図である。 注液孔を封止栓により封止したときの、封口板の注液孔近傍の拡大断面図である。 封止栓を封口板に溶接した溶接部の一例を模式的に示す、封口板の上面図である。 封止栓を封口板に溶接した溶接部の他の一例を模式的に示す、封口板の上面図である。 上記の実施形態の変形例を示す、封口板の注液孔近傍の拡大断面図である。 上記の変形例で封止栓により注液孔を封止した状態の、封止栓の変形の様子を示す断面図である。 上記の実施形態の他の変形例を示す、封口板の注液孔近傍の拡大断面図である。
本発明の密閉式電池の封止構造体は、密閉式電池に電解質を注液する注液孔を封止する封止構造体である。ここで、密閉式電池には、正極、負極および電解質を含む発電要素と、発電要素を収納する、開口を有する電池ケースとを備えさせることができる。封止構造体は、電池ケースの開口を封口するとともに、電解質の注液孔を有する封口板と、注液孔を封止する封止栓とを備える。
封止栓は、弾性材料を含み、注液孔に圧入されて、注液孔を閉塞する圧入部材と、封口板と接合されて、圧入部材を、注液孔に圧入した状態に保持するように押圧する板状の保持部材とを有する。圧入部材は、注液孔の径よりも大きい径を有し、一方の主面で保持部材と接触する板状の基部と、基部の他方の主面から突出するように設けられ、注液孔に挿入される突出部とを有する。
突出部は、基部との境界部分の径PD1(図7参照)が注液孔の保持部材側(電池ケースの外側)の第1開口部の径HD1よりも大きく、先端部分の径PD2が第1開口部の径HD1よりも小さい。ここで、注液孔の第1開口部とは、圧入部材が注液孔に圧入された状態で突出部と圧接すべき、注液孔の内周面の領域(シール部)の保持部材側(電池ケースの外側)の境界線をいう。また、注液孔の径は第1開口部の径HD1と等しい一様な径とすることができる。そして、注液孔が封止栓により封止された状態で、基部と、電池ケースの外側にある注液孔の第1開口部との間には間隙L1(図8参照)が存在する。
上記のように、封止栓の圧入部材は、その主要部分である突出部の根元が注液孔の径よりも大きく、かつ先端部分の径が注液孔の径よりも小さくなっている。その結果、圧入部材を、注液孔に挿入しやすく、かつ注液孔を十分に封止し得る形状にすることができる。そして、封止栓により注液孔を封止した状態(以下、封止状態)においても、圧入部材の突出部は、その根元(上記の境界部分)まで注液孔に挿入されるのではなく、圧入部材の基部と注液孔の第1開口部との間には間隙L1が存在している。
つまり、突出部を中途まで注液孔に挿入した段階で、既に、封止栓が注液孔を十分に封止する封止状態が達成されている。これにより、封止栓の封止性能を長期に亘って十分なレベルに保持し得るような弾性材料の初期圧縮率で、圧入部材を注液孔に圧入することが容易となる。そして、そのような長期信頼性を獲得するために、高い寸法精度で注液孔および圧入部材を形成する必要がなく、所望の長期信頼性を有する密閉式電池を容易に製造することができる。また、圧入部材の基部と第1開口部との間にL1の間隙が存在することで、既定の圧縮率まで圧縮することができる。ここで、間隙L1は、注液孔の径にもよるが、例えば、間隙L1は、0.1〜0.6mmとすることが好ましい。これにより、上記の効果をより確実に達成することができる。
一方、注液孔の第1開口部の径HD1と、第1開口部と当接する突出部の第1当接部分の、突出部の無負荷状態での径PD3との比、HD1/PD3は、0.85〜0.95であるのが好ましい。そのように2つの径HD1およびPD3の関係を設定することで、圧入部材による注液孔のシール部SH(圧入部材と注液孔の第1開口部およびその近傍とが実際に接触している部分、図8参照)における圧入部材の圧縮率、1−HD1/PD3が適正化される。これにより、封止栓の封止性能を長期に亘って十分なレベルに保持することが容易となる。
また、封止性能の所望の長期信頼性を得るために、シール部SHの面圧は最大で4.5〜5.5MPaであるのが好ましい。
突出部の側面部と、基部の他方の主面に垂直な方向(他方の主面の法線方向)との角度が10〜45°となるように、連続的に縮径されている形状に突出部を形成する、つまり突出部の側面部をテーパ形状にすることで、上記のような圧縮率を実現するのが容易となる。突出部の側面部が上記角度範囲のテーパ形状であれば、突出部の注液孔への挿入深さを調節することで、上記のような圧入部材の圧縮率を実現することが容易となる。
ここで、所望の封止性能を長期間に亘って維持するためには、圧入部材に含まれる弾性材料としてエチレン−プロピレン−ジエンゴムまたはフッ素ゴムを使用することが好ましい。エチレン−プロピレン−ジエンゴムは、エチリデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、およびジシクロペンタジエンより成る群から選択される少なくとも1種を含むのが好ましく、ジエン成分の含有量は、3.0〜10.5質量%であるのが好ましい。そして、弾性材料のJIS K 6253に準拠したデュロメータタイプAの硬度は、30〜80であるのが好ましい。
フッ素ゴムとしては、テトラフルオロエチレン(TFE)とプロピレンとのゴム状共重合体(FEPM)、フッ化ビニリデン(VDF)をモノマー単位として含むゴム状共重合体(FKM)、TFEとパーフルオロビニルエーテルとのゴム状共重合体(FFKM)などが例示できる。FKMとしては、VDF−ヘキサフルオロプロピレン(HFP)共重合体、VDF−ペンタフルオロプロピレン共重合体、VDF−トリフルオロクロロエチレン共重合体、VDF−HFP−TFE共重合体などが例示でき、いずれもゴム状である。
さらに、弾性材料の耐熱性(連続使用が可能な使用安全耐熱温度)は、90℃以上であるのが好ましい。また、弾性材料は、環境温度:100℃の条件下で1000時間放置した後の圧縮永久ひずみが、10%以下であるのが好ましい。圧縮永久ひずみは、JIS K6262、ASTM D395、もしくは、ISO815に準拠した圧縮永久ひずみ試験により計測することができる。
さらに、注液孔の内周面の径が、第1開口部から、その反対側の第2開口部に向かって、段階的に小さくなるように、注液孔の内周面に少なくとも1つの段部を形成するのも好ましい。このとき、注液孔が封止栓により封止された状態で、突出部の側面部と、上記の少なくとも1つの段部とが、全周に亘って当接するように、突出部の形状、寸法、および段部の大きさを設定するのが好ましい。これにより、注液孔の第1開口部の近傍のみならず、段部の近傍においても、突出部と注液孔とが密接しているシール部を形成することができる。よって、より確実に封止構造の封止性能を向上させることができる。なお、少なくとも1つの段部の近傍で形成されるシール部においても、圧入部材(弾性材料)の圧縮率およびシール部の面圧は、上記の第1開口部の近傍のシール部と同様(圧縮率:0.05〜0.15、シール部の最大面圧:4.5〜5.5MPa)であるのが好ましい。
さらに、注液孔の第1開口部が面取り部を有するのも好ましい。これにより、弾性材料の圧縮により変形した突出部の表面と、第1開口部との密着性を高めることができ、より確実に上記の効果を達成することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る密閉式電池の封止構造体を説明する。 図1に、本発明の封止構造体が適用される密閉式電池の一例としての溶融塩電池(溶融塩を電解質として用いる電池)の概略構成を斜視図により示す。図2および図3に、正極の概略構成を示す。図4および図5に、負極の概略構成を示す。
図示例の電池1は、角形の溶融塩電池であり、図示しない積層型の電極群、電解質およびこれらを収容する角型のアルミニウム製の電池ケース10を具備する。電池ケース10 は、例えば上部が開口した有底の容器本体(外装缶)12と、その上部開口を塞ぐ蓋部(封口板)13とで構成されている。電池1を組み立てる際には、まず、電極群が構成され、電池ケース10の容器本体12に挿入される。その後、容器本体12に溶融状態の電解質を注液し、電極群を構成するセパレータ4、正極2および負極3の空隙に電解質を含浸させる工程が行われる。
封口板13の一方側寄りには、電池ケース10と導通した状態で封口板13を貫通する外部正極端子14が設けられ、封口板13の他方側寄りの位置には、電池ケース10と絶縁された状態で封口板13を貫通する外部負極端子15が設けられている。封口板13の中央には、電子ケース10の内圧が急激に上昇したときに内部で発生したガスを放出するための安全弁(破断弁)16が設けられている。封口板13の破断弁16に対して外部正極端子14寄りの位置には、電子ケース10の内圧が徐々に上昇したときに内部で発生したガスを外部に放出する圧力調節弁17が設けられている。
そして、図示例の電池1においては、封口板13の安全弁16に対して外部負極端子15寄りの位置には、注液孔18が設けられている。注液孔18は、発電要素(電極群、および電解質)を容器本体12の内部に挿入し、封口板13を容器本体12の開口に溶接した後に、電池ケース10の内部に電解質を注入するための孔である。注液孔18は、電池ケース10内部への電解質の注入が完了した後、図6等に示す封止栓22により封止される。そして、封止構造体は、少なくとも注液孔18の内周面および開口部と、封止栓22とを含む。なお、図1においては、注液孔18が開放された状態を示している。
積層型の電極群は、図2〜図5に示すように、いずれも矩形のシート状である、複数の正極2と複数の負極3およびこれらの間に介在する複数のセパレータ4により構成されている。複数の正極2と複数の負極3は、電極群内で積層方向に交互に配置される。
各正極2の一端部には、正極リード片2cを形成してもよい。複数の正極2の正極リード片2cを束ねるとともに、電池ケース10の封口板13に設けられた外部正極端子14に接続することにより、複数の正極2が並列に接続される。同様に、各負極3の一端部には、負極リード片3cを形成してもよい。複数の負極3の負極リード片3cを束ねるとともに、電池ケース10の封口板13に設けられた外部負極端子15に接続することにより、複数の負極3が並列に接続される。正極リード片2cの束と負極リード片3cの束は、互いの接触を避けるように、電極群の一端面の左右に、間隔を空けて配置することが望ましい。
[正極]
正極2は、正極集電体2aおよび正極集電体2aに固定化された正極活物質層2bを含む。正極活物質層2bは、正極活物質を必須成分として含み、任意成分として結着剤、導電剤等を含んでもよい。
正極集電体2aとしては、金属箔、金属繊維製の不織布、金属多孔体シートなどが用いられる。正極集電体を構成する金属としては、正極電位で安定であることから、アルミニウムやアルミニウム合金が好ましいが、特に限定されない。正極集電体となる金属箔の厚さは、例えば10〜50μmであり、金属繊維の不織布や金属多孔体シートの厚さは、例えば100〜600μmである。集電用のリード片2cは、図2に示すように、正極集電体と一体に形成してもよく、別途形成したリード片を溶接などで正極集電体に接続してもよい。
正極活物質としては、熱的安定性や電気化学的安定性の観点から、ナトリウム含有遷移金属化合物を用いることが好ましい。ナトリウム含有遷移金属化合物としては、ナトリウムが層間に出入り可能な層状構造を有する化合物が好ましいが、特に限定されない。
ナトリウム含有遷移金属化合物は、例えば、亜クロム酸ナトリウム(NaCrO2など)および鉄マンガン酸ナトリウム(Na2/3Fe1/3Mn2/32など)よりなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。また、亜クロム酸ナトリウムのCrまたはNaの一部を他元素で置換してもよく、鉄マンガン酸ナトリウムのFe、MnまたはNaの一部を他元素で置換してもよい。
結着剤は、正極活物質同士を結合させるとともに、正極活物質を正極集電体に固定する役割を果たす。結着剤としては、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド等を用いることができる。
正極に含ませる導電剤としては、黒鉛、カーボンブラック、炭素繊維などが挙げられる。これらのうちでは、少量使用で十分な導電経路を形成しやすいことから、カーボンブラックが特に好ましい。
[負極]
負極3は、負極集電体3aおよび負極集電体3aに固定化された負極活物質層3bを含む。負極活物質層3bには、例えば、ナトリウム、ナリチウム合金またはナトリウムと合金化可能な金属を用いることができる。このような負極は、例えば、第1金属により形成された負極集電体と、負極集電体の表面の少なくとも一部を被覆する第2金属とを含む。ここで、第1金属は、ナトリウムと合金化しない金属であり、第2金属は、ナトリウムと合金化する金属である。
第1金属により形成された負極集電体としては、金属箔、金属繊維製の不織布、金属多孔体シートなどが用いられる。第1金属としては、ナトリウムと合金化せず、負極電位で安定であることから、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル合金などが好ましい。
第2金属としては、亜鉛、亜鉛合金、錫、錫合金、ケイ素、ケイ素合金などを挙げることができる。これらのうち、溶融塩に対する濡れ性が良好である点において、亜鉛や亜鉛合金が好ましい。第2金属により形成された負極活物質層の厚さは、例えば0.05〜1μmが好適である。
また、負極活物質層3bは、負極活物質を必須成分として含み、任意成分として結着剤、導電剤等を含む合剤層であってもよい。負極に用いる結着剤および導電剤としても、正極の構成要素として例示した材料を用いることができる。
負極合剤層を構成する負極活物質としては、熱的安定性や電気化学的安定性の観点から、ナトリウム含有チタン化合物、難黒鉛化性炭素(ハードカーボン)等が好ましく用いられる。ナトリウム含有チタン化合物としては、チタン酸ナトリウムが好ましく、より具体的には、Na2Ti37およびNa4Ti512よりなる群から選択される少なくとも1種を用いることが好ましい。また、チタン酸ナトリウムのTiまたはNaの一部を他元素で置換してもよい。
難黒鉛化性炭素とは、不活性雰囲気中で加熱しても黒鉛構造が発達しない炭素材料であり、微小な黒鉛の結晶がランダムな方向に配置され、結晶層と結晶層との間にナノオーダーの空隙を有する材料をいう。代表的なアルカリ金属であるナトリウムイオンの直径は、0.95オングストロームであることから、空隙の大きさは、これより十分に大きいことが好ましい。
[電解質(溶融塩)]
電解質は、少なくとも、カチオンとして溶融塩電池内において電荷のキャリアとなるナトリウムイオンを含む塩を含む。このような塩としては、例えば、N(SO21)(SO22)・M(ただし、X1およびX2は、それぞれ独立に、フッ素原子または炭素数1〜8のフルオロアルキル基であり、Mはアルカリ金属または窒素含有へテロ環を有する有機カチオンである)で表される化合物を用いることができる。この場合、N(SO21)(SO22)・Mは、少なくともN(SO21)(SO22)・Naを含む。
1およびX2で表されるフルオロアルキル基においては、アルキル基の一部の水素原子がフッ素原子で置き換わっていてもよく、全ての水素原子がフッ素原子で置き換わったパーフルオロアルキル基であってもよい。溶融塩の粘度を低減する観点から、X1およびX2のうち少なくとも一方は、パーフルオロアルキル基であるのが好ましく、X1およびX2の双方が、パーフルオロアルキル基であるのがさらに好ましい。炭素数を1〜8とすることで、電解質の融点の上昇を抑制することができ、低粘度の溶融塩を得るのに有利となる。特に低粘度のイオン性液体を得る観点からは、パーフルオロアルキル基の炭素数は、1〜3が好ましく、1または2であるのが更に好ましい。具体的には、X1およびX2は、それぞれ独立に、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基などであればよい。
また、N(SO21)(SO22)で表されるビススルフォニルアミドアニオンの具体例としては、ビス(フルオロスルフォニル)アミドアニオン(FSA-);ビス(トリフルオロメチルスルフォニル)アミドアニオン(TFSA-)、ビス(ペンタフルオロエチルスルフォニル)アミドアニオン、フルオロスルフォニルトリフルオロメチルスルフォニルアミドアニオン(N(FSO2)(CF3SO2))などが挙げられる。
Mで示されるナトリウム以外のアルカリ金属としては、カリウム、リチウム、ルビジウムおよびセシウムが挙げられる。これらのうちでは、カリウムが好ましい。
Mで示される窒素含有へテロ環を有する有機カチオンとしては、ピロリジニウム骨格、イミダゾリウム骨格、ピリジニウム骨格、ピペリジニウム骨格等を有するカチオンを用いることができる。これらの中でも、ピロリジニウム骨格を有するカチオンは、融点の低い溶融塩を形成することができ、かつ高温でも安定である点で好ましい。
ピロリジニウム骨格を有する有機カチオンは、例えば、一般式(1):
Figure 2014170648
で表される。ただし、R1およびR2は、それぞれ独立に、炭素数1〜8のアルキル基である。炭素数を1〜8とすることで、電解質の融点の上昇を抑制することができ、低粘度のイオン性液体を得るのに有利となる。特に低粘度のイオン性液体を得る観点からは、アルキル基の炭素数は、1〜3が好ましく、1または2であるのが更に好ましい。具体的には、R1およびR2は、それぞれ独立に、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基などであればよい。
ピロリジニウム骨格を有する有機カチオンの具体例としては、メチルプロピルピロリジニウムカチオン、エチルプロピルピロリジニウムカチオン、メチルエチルピロリジニウムカチオン、ジメチルピロリジニウムカチオン、ジエチルピロリジニウムカチオンなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、複数種を組み合わせて用いてもよい。これらのうちでは、特に熱的安定性および電気化学的安定性が高いことから、メチルプロピルピロリジニウムカチオン(Py13+)が好ましい。
溶融塩の具体例としては、ナトリウムイオンとFSA-との塩(NaFSA)、ナトリウムイオンとTFSA-との塩(NaTFSA)、Py13+とFSA-との塩(Py13FSA)、Py13+とTFSA-との塩(Py13TFSA)などが挙げられる。
溶融塩の融点は、低い方が好ましい。溶融塩の融点を低下させる観点からは、2種以上の塩の混合物を用いるのが好ましい。例えば、ナトリウムと、ビススルフォニルアミドアニオンとの第1塩を用いる場合、ナトリウム以外のカチオンと、ビススルフォニルアミドアニオンとの第2塩と併用することが好ましい。第1塩および第2塩を形成するビススルフォニルイミドアニオンは、同じであっても異なってもよい。
ナトリウム以外のカチオンとしては、カリウムイオン、セシウムイオン、リチウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、上記の有機カチオンなどを用いることができる。他のカチオンは、一種を単独で使用してもよく、二種以上を用いてもよい。
第1塩として、NaFSA、NaTFSAなどを用いる場合、第2塩としては、カリウムイオンとFSA-との塩(KFSA)、カリウムとTFSA-との塩(KTFSA)などが好ましい。より具体的には、NaFSAとKFSAとの混合物や、NaTFSAとKTFSAとの混合物を用いることが好ましい。この場合、第1塩と第2塩とのモル比(第1塩/第2塩)は、電解質の融点、粘度およびイオン伝導性のバランスを考慮すると、例えば、40/60〜70/30であり、45/55〜65/35であることが好ましく、50/50〜60/40であることが更に好ましい。
第1塩としてPy13の塩を用いる場合、そのような塩は融点が低く、常温でも低粘度である。ただし、ナトリウム塩、カリウム塩などを第2塩として併用することにより、更に低融点となる。第1塩として、Py13FSA、Py13TFSAなどを用いる場合、第2塩としては、NaFSA、NaTFSAなどが好ましい。より具体的には、Py13FSAとNaFSAとの混合物や、Py13TFSAとNaTFSAとの混合物を用いることが好ましい。この場合、電解質の融点、粘度およびイオン伝導性のバランスを考慮すると、第1塩と第2塩とのモル比(第1塩/第2塩)は、例えば97/3〜80/20であればよく、95/5〜85/15であることが好ましい。
電解質には、上記の塩以外に、様々な添加剤を含ませることができる。ただし、イオン伝導性や熱安定性を確保する観点から、電池内に充填される電解質の90〜100質量%、更には95〜100質量%が上記の溶融塩により占められていることが好ましい。
[セパレータ]
セパレータの材質は、電池の使用温度を考慮して選択すればよいが、電解質との副反応を抑制する観点からは、ガラス繊維、シリカ含有ポリオレフィン、フッ素樹脂、アルミナ、ポリフェニレンサルファイト(PPS)などを用いることが好ましい。
図6に、封止栓の詳細を正面図により示す。図7に、封口板の注液孔が封止栓により封止される直前の状態を拡大断面図により示す。
図6に示すように、封止栓22は、弾性材料を含み、注液孔18に圧入されて、注液孔18を閉塞する圧入部材24と、金属製の板状の保持部材26とを含む。圧入部材24は、一方の主面で保持部材26に接着された板状の基部28と、基部28の他方の主面から突出するように設けられ、注液孔18に挿入される突出部30とを含む。保持部材26は、例えば溶接により封口板13と接合されて、圧入部材24を、注液孔18に圧入した状態に保持するように押圧する。保持部材26が金属製であることから、電解質が圧入部材24を浸透して、電池外部に漏洩することが防止される。また、基部28と突出部30とは、弾性材料を一体成型して得ることができる。基部28の厚みを符号L2により表す。
注液孔18は、封口板13を厚み方向に貫通するように設けられた孔であり、注液孔18と対応する封口板13の表側(電池ケース10の外側)の位置には、電解質の注入を容易にするとともに、圧入部材24の基部28を収納するための段差状の深座ぐり部23が形成されている。深座ぐり部23の深さL3は、基部28の厚みL2よりも大きくされている(L3>L2)。注液孔18は、深座ぐり部23の底部中央に第1開口部18aにより開口している。保持部材26の径は、深座ぐり部23の開口部23aの径よりも大きくされており、保持部材26の周縁部が、深座ぐり部23の開口部23aの周囲で封口板13の表側の面と当接している。
一方、圧入部材24の突出部30は、基部28との境界部分が円形であり、その境界部分の径PD1は注液孔18の第1開口部18aの径HD1よりも大きくされている。そして、突出部30の先端部分は、円形の平面状であり、その径PD2は、第1開口部18aの径HD1よりも小さくされている。よって、上記境界部分の径PD1は上記先端部分の径PD2よりも大きくなっている。
そして、突出部30は上記境界部分から先端部分に向かって連続的に径が小さくなるように、側面部が一様な斜面となっている。つまり、突出部30の側面部は、テーパ形状に形成されている。ここで、突出部30の側面部と、板状の基部28の一方の主面(図6の下側の主面)の法線方向とがなす角度θ1は、10〜45°の範囲に設定することができる。
図8に、封止栓により注液孔が封止された状態(封止状態)を示す。封止状態においては、保持部材26の周縁部が封口板13の表側の面に例えば溶接により接合されている。このとき、圧入部材24の突出部30は、基部28から距離L1の位置で、圧縮率、1−HD1/PD3が0.05〜0.15の範囲となるように、注液孔18に圧入されている。ただし、PD3は、封止状態で、第1開口部18aと当接する部分の突出部30の径である。このとき、基部28と、第1開口部18a(または、深座ぐり部23の底部)とは、間隙L1だけ隔てられている。ただし、L1=L3−L2である。
ここで、図9に示すように、保持部材26は、例えばスポット抵抗溶接により、第1開口部18aと同心円状に並ぶように複数個の溶接部32を形成することで、封口板13に溶接することができる。あるいは、図10に示すように、例えばレーザ溶接により、連続した1つの溶接部32aを第1開口部18aと同心円状に形成することで、保持部材26を封口板13に溶接することができる。図10に示すように、第1開口部18aの周りを囲むように連続した溶接部32aを形成することで、電解質が注液孔18を通して電池外部に漏れるのをより確実に防止することができる。
図11に、本実施形態の変形例を示す。図11に示す変形例においては、注液孔18の第1開口部18aに面取り部34が形成されている。第1開口部18aに面取り部34を設けることによって、図12に拡大断面図により示すように、注液孔18への圧入により変形した突出部30の表面と第1開口部18aの縁部との接触面積を大きくして、両者の間の気密性を向上させることができる。なお、面取り部34が設けられている場合には、面取り部34の上端の境界(面取り部34と深座ぐり部23の底部との交線)が第1開口部18aであり、注液孔18の径は、第1開口部18aの径HD1よりもわずかに小さくなる。
面取り部34の傾斜角度(座ぐり部23の底面に対する傾き)θ2は、封止状態における、突出部30と基部28との境界部分の外縁と、第1開口部18aの外縁との間の水平距離X1および垂直距離Y1(Y1=L1)の比、Y1/X1に応じて設定するのが好ましい。α=tanθ2/(Y1/X1) とすると、0.8≦α≦1.2となるように、角度θ2を設定するのが好ましい。角度θ2と、比(Y1/X1)との関係をそのように設定することで、突出部30の表面と第1開口部18aの縁部との接触面積および接触圧をより大きくして、両者の間の気密性をより向上させることができる。
図13に、本実施形態の他の変形例を示す。図13に示す変形例においては、注液孔18の第1開口部18aから深さH1の位置に、1つの段部18cが形成されている。段部18cの数は1つに限らず、2以上とすることができる。注液孔18の段部18cに対して第1開口部18a側の部分は、第1開口部18aと径が等しい大径部18dとなっている。そして、注液孔18の径は、段部18cの存在により、第1開口部18aの反対側の開口部(ケース内側の開口部)である第2開口部18bに向かって段階的に小さくなっており、その小径部18eの径は、第2開口部18bの径HD2と等しくなっている。
また、封止状態で、突出部30の段部18cと対応する部分(P1)の径PD4は、第2開口部18bの径HD2よりも大きくなっている。その結果、突出部30の段部18cと対応する部分は全周に亘って注液孔18の内周面と当接している。このとき、突出部30の段部18cとの対応部分の圧縮率、(PD4−HD2)/PD4=1−HD2/PD4が、第1開口部18aにおける突出部30の圧縮率1−HD1/PD3と同程度となるように、段部の位置(H1)および段部の幅S1(図示例では、S1=[(HD2−HD1)/2]である)を設定するのが好ましい。
このように、注液孔18の内周部に少なくとも1つの段部を形成することにより、第1開口部18aから第2開口部18bに向かって段階的に注液孔18の径が小さくなるので、突出部30の先端部分に近い側面部においても比較的に大きな圧力で突出部30と注液孔18とを接触させることができる。その結果、封止栓22による注液孔18の封止性を向上させることができる。なお、図13の変形例においても、第1開口部18aおよび段部18cの少なくとも一方に、図11の変形例と同様の面取り部を設けることができる。
本発明によれば、密閉式電池の注液孔の封止性能を長期に亘って十分なレベルに維持することができるので、密閉式電池の安全性を向上させることができるとともに、電池を長寿命化することができる。特に、溶融塩電解質電池のように高温環境下で使用されることが多い密閉式電池に対しては、そのような効果が顕著である。
1…密閉式電池、12…容器本体(電池ケース)、13…封口板、18…注液孔、18a…第1開口部、18c…段部、22…封止栓、24…圧入部材、26…保持部材、28…基部、30…突出部、34…面取り部、32、32a…溶接部
封口板13の一方側寄りには、電池ケース10と導通した状態で封口板13を貫通する外部正極端子14が設けられ、封口板13の他方側寄りの位置には、電池ケース10と絶縁された状態で封口板13を貫通する外部負極端子15が設けられている。封口板13の中央には、電池ケース10の内圧が急激に上昇したときに内部で発生したガスを放出するための安全弁(破断弁)16が設けられている。封口板13の破断弁16に対して外部正極端子14寄りの位置には、電池ケース10の内圧が徐々に上昇したときに内部で発生したガスを外部に放出する圧力調節弁17が設けられている。

Claims (9)

  1. 密閉式電池に電解質を注液する注液孔を封止する封止構造体であって、
    前記封止構造体は、前記注液孔を有する封口板と、前記注液孔を封止する封止栓とを備えており、
    前記封止栓は、
    弾性材料を含み、前記注液孔に圧入されて、前記注液孔を閉塞する圧入部材と、
    前記封口板と接合されて、前記圧入部材を、前記注液孔に圧入した状態に保持するように押圧する板状の保持部材と、を有し、
    前記圧入部材は、前記注液孔の径よりも大きい径を有し、一方の主面で前記保持部材と接触する板状の基部と、前記基部の他方の主面から突出するように設けられ、前記注液孔に挿入される突出部とを有し、
    前記突出部は、前記基部との境界部分の径PD1が前記注液孔の前記保持部材側の第1開口部の径HD1よりも大きく、先端部分の径PD2が前記径HD1よりも小さく、
    前記注液孔が前記封止栓により封止された状態で、前記基部と、前記注液孔の第1開口部との間には間隙L1が設けられている、密閉式電池の封止構造体。
  2. 前記径HD1と、前記注液孔の第1開口部と当接する前記突出部の第1当接部分の、前記突出部の無負荷状態での径PD3との比、HD1/PD3が0.85〜0.95である、請求項1に記載の密閉式電池の封止構造体。
  3. 前記突出部は、その側面部と、前記基部の他方の主面に垂直な方向とのなす角度が10〜45°となるように、連続的に縮径されている、請求項1または2に記載の密閉式電池の封止構造体。
  4. 前記弾性材料が、エチレン−プロピレン−ジエンゴムまたはフッ素ゴムを含み、
    前記エチレン−プロピレン−ジエンゴムが、エチリデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、およびジシクロペンタジエンより成る群から選択される少なくとも1種を含み、
    前記弾性材料のJIS K 6253に準拠したデュロメータタイプAの硬度が、30〜80である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の密閉式電池の封止構造体。
  5. 前記注液孔の内周面の径が、前記第1開口部から、前記保持部材に対して反対側の第2開口部に向かって、段階的に小さくなるように、前記内周面に少なくとも1つの段部が形成されており、
    前記注液孔が前記封止栓により封止された状態で、前記突出部の側面部と、前記少なくとも1つの段部とが、全周に亘って当接している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の密閉式電池の封止構造体。
  6. 前記注液孔の前記第1開口部が面取り部を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の密閉式電池の封止構造体。
  7. 密閉式電池が、前記電解質として溶融塩を用いる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の密閉式電池の封止構造体。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の封止構造体を具備する電池ケースと、
    前記電池ケースに収容された、正極、負極、前記正極および前記負極の間に介在するセパレータ、ならびに電解質と、を含む、密閉式電池。
  9. 少なくとも溶融時にイオン伝導性を有する塩を前記電解質として含む、溶融塩電池である、請求項8に記載の密閉式電池。
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