JP2014168521A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転ユニットと固定ユニット間の近距離で確実な電波の送受信を行い、高速のデータ伝送が可能な無線通信装置を提供する。
【解決手段】回転中心を軸にして相対的に回転する第1のユニットと第2のユニットとの間で通信を行う無線通信装置であって、一端から終端器に至る伝送路に沿って一定の間隔で複数のスロットを形成し、伝送路から電波を輻射する漏洩伝送路を環状にして第1のユニットに取り付け、漏洩伝送路が形成する環状の円弧に対向して切替え可能な第1、第2のアンテナを第2のユニットに間隔Lを置いて取り付ける。漏洩伝送路のスロットの間隔をPとしたとき、L=P/2+P×N(Nは0以上の整数)とし、漏洩伝送路又はダイバーシティアンテナの一方に送信機を接続し、他方に受信機を接続する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、漏洩ケーブルとアンテナを用いて固定ユニットと回転ユニット間で無線通信を行う無線通信装置に関する。
従来、固定ユニットと回転ユニット間の無線通信装置として、例えばX線CT(Computed tomography)装置が挙げられる。X線CT装置では、ガントリ内の回転ユニットにX線管とX線検出器を対向配置し、X線管とX線検出器を被検体の回りに回転させながらX線を曝射し、被検体を透過し減衰したX線を検出し、X線検出データをもとに断層画像等のX線CT画像を生成するようにしている。
またX線CT装置において、X線検出データは、非接触で回転ユニットから固定ユニットへと伝送される。特許文献1では、非接触でのデータ伝送装置として光通信による送信及び受信装置が開示されている。光通信では回転ユニット側に発光素子を設け、固定ユニット側に受光素子を設けて通信が行われる。
しかしながら、近距離で確実にデータの送受信を行い、高速のデータ伝送を行うには不十分な点がある。
特許第3476469号公報
発明が解決しようとする課題は、回転ユニットと固定ユニット間の近距離で確実な電波の送受信を行い、高速のデータ伝送が可能な無線通信装置を提供することにある。
実施形態の無線通信装置は、回転中心を軸にして相対的に回転する第1のユニットと第2のユニットとの間で通信を行う無線通信装置であって、一端から終端器に至る伝送路に沿って一定の間隔で複数のスロットを形成し、前記回転中心を軸に環状を成し円弧の中心が前記回転中心に一致するように前記第1のユニットに取り付け、前記伝送路から電波を輻射する漏洩伝送路と、前記漏洩伝送路が形成する環状の円弧に対向して前記第2のユニットにそれぞれ取り付けられ、前記漏洩伝送路の前記スロットの間隔をPとしたとき、間隔L(L=P/2+P×N(Nは0以上の整数))を置いて前記漏洩伝送路の輻射する電波の偏波面と一致する向きに設置した、切替え可能な第1のアンテナと第2のアンテナを含むダイバーシティアンテナと、送信機と受信機を含み、前記漏洩伝送路又は前記ダイバーシティアンテナの一方に前記送信機を接続し、他方に前記受信機を接続した無線機と、を備える。
一実施形態に係る無線通信装置の適用例であるX線CT装置を概略的に示す説明図。 一実施形態の無線通信装置に使用する漏洩ケーブルの一例を示す斜視図。 一実施形態に係る無線通信装置を示す構成図。 漏洩ケーブルと平面アンテ間の電力伝達係数を測定する実験図。 漏洩ケーブルと平面アンテ間の電力伝達係数の測定結果を示す図。 一実施形態において第1,第2のアンテナ間の距離Lを、L=P/2、L=3P/2に設定した場合の電力伝達係数を示す図。 一実施形態における無線通信装置の変形例を示す構成図。 第2の実施形態に係る無線通信装置を示す構成図。 第2の実施形態における進行波型アンテナの一例を示す構成図。 漏洩ケーブルと進行波型アンテナ間の電波の送受信を示す説明図。 漏洩ケーブルと平面アンテナ間の電波の送受信を示す説明図。
以下、発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態に係る無線通信装置が適用される機器の一例であるX線CT装置の構成を概略的に示す説明図である。図1において、X線CT装置100は、回転ユニット11と固定ユニット12から成る架台(ガントリ)10を有している。回転ユニット11は、回転駆動するリングであり、X線管12とX線検出器13を対向して配置している。回転ユニット11の中央部分は開口しており、開口部に、寝台の天板17に載置された被検体Pが挿入される。
X線管13は、有効視野領域内に載置された被検体Pに対してX線を曝射する。X線検出器14は、被検体Pを透過したX線を検出するものであり、例えば、シンチレータとフォトダイオードを組み合わせて構成した複数の検出素子が、二次元的に配列されている。
回転ユニット11の回転により、X線管13とX線検出器14とが対向しながら、被検体Pの体軸をほぼ中心として回転することになる。この回転と同時に天板17を被検体Pの対軸方向に沿うように移動させれば、螺旋状に被検体をスキャンする所謂ヘリカルスキャンが可能となる。
データ収集部15は、DAS(Data Acquisition System) と呼ばれ、X線検出器14からチャンネルごとに出力される信号を電圧信号に変換し、増幅し、さらにデジタル信号に変換する。このデジタル信号は、非接触型のデータ伝送装置16を介してコンピュータシステムを構成するコンソール部(図示せず)に送られ、ディジタルデータに画像処理を施すことによって、被検体の断層画像情報を取得することができる。
本実施形態では、回転ユニット11と固定ユニット12間の非接触データ伝送装置16として、漏洩ケーブルを用いた無線通信装置が使用される。以下、回転ユニット11と固定ユニット12間で通信を行う無線通信装置の具体的な構成を説明する。
図2は、第1の実施形態の無線通信装置に使用する漏洩ケーブルを示す斜視図であり、(a)は漏洩ケーブルの伝送路の主要部を示す斜視図であり、(b)は環状に曲げた漏洩ケーブルの全体図である。
図2(a)において、漏洩ケーブル20は、中心導体21を絶縁体22で覆い、絶縁体22の外周に外部導体23を有している。外部導体23には、スロット24と呼ばれる穿孔が一定間隔Pで周期的に設けられ、このスロット24から電波を送受信する。また図2(b)に示すように、漏洩ケーブル20による漏洩伝送路は、環状を成し、給電端25から終端抵抗26に向って円環状に曲がっている。
図3は、一実施形態に係る無線通信装置を示す構成図であり、X線CT装置に採用した例を示す。図3(a)は側面図であり、(b)は正面図である。
X線CT装置100は、図1で示したように、X線を発するX線管13やX線検出器14を備えたガントリ10、天板17(寝台)及び操作を行うコンソールから主に構成される。ガントリ10は、固定ユニット12に回転ユニット11用の軸受18が固定され、この軸受18によって回転ユニット11を保持する。回転ユニット11には、X線を発するX線管13と、X線管13と対向する位置にX線検出器14が設置される。X線検出器14で検出されたデータ収集部15(図1)を介して、非接触のデータ伝送装置16によって固定ユニット12側に送信される。
以下、非接触のデータ伝送装置16を実現する無線通信装置について詳細に説明する。
第1の実施形態の無線通信装置200は、円環状に曲げた漏洩ケーブル20と、送信機31、受信機32、平面アンテナ33,34及び切替器35を備える。平面アンテナ33,34(以下単にアンテナ33,34と呼ぶこともある)は、回転ユニット11にそれぞれ取り付けられ、アンテナ33と34は所定の間隔Lを置いて設置される。また円環状に曲げた漏洩ケーブル20が固定ユニット12の固定具19に取り付けられる。平面アンテナ33,34と漏洩ケーブル20は、近接した距離Dをおいて対向配置しており、漏洩ケーブル20が形成する環状の円弧に対向して平面アンテナ33,34が位置する。
尚、漏洩ケーブル20は、受信用のアンテナとして機能する。また、回転ユニット11又は固定ユニット12の一方は、漏洩ケーブル20が取り付けられる第1のユニットを構成し、回転ユニット11又は固定ユニット12の他方は、平面アンテナ33,34が取り付けられる第2のユニットを構成し、第1のユニットと第2のユニットは回転中心Xを軸に相対的に回転する。
平面アンテナ33,34は、ダイバーシティアンテナを構成し、切替器35を介して送信機31に接続され、X線検出器14からの検出データがデータ収集部15及びLANケーブルを介して送信機31に供給される。以下、説明を分かり易くするためX線検出器14が送信機31に接続されたものとして図示する。
送信機31と切替器35は、同軸ケーブルで接続される。また漏洩ケーブル20の一端(給電端25)は、受信機32に接続され、受信機32は画像処理部40に接続される。漏洩ケーブル20と受信機32は同軸ケーブルで接続され、受信機32と画像処理部40はLANケーブルで接続される。尚、送信機31と受信機32は無線機を構成する。
漏洩ケーブル20の曲げ半径は、例えば漏洩ケーブルの外径の10倍以上とする。これは、漏洩ケーブル20のスロット24が潰れて仕様通りの特性が得られなくなることを防止するためである。また漏洩ケーブル20は、環の中心が回転ユニット11の回転中心Xと一致するように固定ユニット12の固定具19に設置する。つまり、回転ユニット11が回転しても、回転ユニット11に取付けたアンテナ33,34と固定ユニット12に設置した漏洩ケーブル20が常に対向した位置関係を維持するためである。
また、漏洩ケーブル20と平面アンテナ33,34は偏波が一致するようにし、距離Dだけ離れるように設置する。また、漏洩ケーブル20は、スロット24が回転ユニット11側を向くようにし、スロット24とアンテナ33,34の放射面が対向するように設置する。
次に平面アンテナ33と34の設置間隔Lについて説明する。図2に示したように、漏洩ケーブル20は外部導体23にスロット24と呼ばれる穿孔が一定間隔Pで周期的に設けられ、スロット24から電波を送受信する。
図4は、漏洩ケーブル20に対する平面アンテナ33,34による電力伝達を確認するための実験図である。漏洩ケーブル20は、伝送路の一端に給電端25を有し、伝送路の他端に終端器である終端抵抗26を有している。送信機31が接続された給電端25から終端抵抗26までが漏洩伝送路を構成する。
実験では、図4に示すようにネットワークアナライザ50のポート(Port 1)に漏洩ケーブル20の一端(給電端)25を接続し、ポート(Port 2)に平面アンテナ33を接続した。漏洩ケーブル20としては、スロット24の間隔Pが7.2cmのものを使用した。漏洩ケーブル20と平面アンテナ33の距離Dは4cmとし、平面アンテナ33を漏洩ケーブル20の伝送路に沿って1cm毎に移動させ、電力伝達係数S21を測定した。
実験結果を図5に示す。図5から分かるように、漏洩ケーブル20に対する平面アンテナ33の位置によって、スロット24の間隔Pと同一周期で電力伝達係数S21が7〜8dB程度の振幅Aで変動していることが分かる。電力伝達係数S21の低下は、そのまま受信レベル(図3の例では漏洩ケーブル20での受信レベル)の低下を意味する。
そこで、複数のアンテナ33,34を使用し、受信レベルが高くなる方のアンテナ値を用いる手法が有効となる。電力伝達係数S21は周期的に変化しているので、円環状に曲げられた漏洩ケーブル20の円弧に対向する円周上に平面アンテナ33と平面アンテナ34を設置し、その円周上の設置間隔Lを、
L=P/2+N×P(Nは0以上の整数)…(1)
とし、漏洩ケーブル20での受信レベルが高くなるように切替器35でアンテナの切替えを行う。
図6は、アンテナ33と34間の距離Lを、L=P/2、L=3P/2に設定した場合の電力伝達係数を示す。太い点線はL=P/2の場合の電力伝達係数であり、太い実線はL=3P/2の場合の電力伝達係数を示す。細い点線は図5の実験結果に相当する。図6から分かるように、アンテナ33と34間の距離Lを(1)式のように設定することにより、変動の振幅Aが約半分になり、振幅Aの平均レベルB−Cよりも高い受信レベルが得られた。したがって、実施形態では平面アンテナ33と34の設置間隔Lを、L=P/2+N×Pを使用することとした。これにより、実験では電力伝達係数S21の低かった部分が、高くなることが分かる。
次に本実施形態におけるアンテナ切替え手法と空間ダイバーシティとの相違について述べる。一般に、空間ダイバーシティでは、送受信アンテナの距離が遠方界として扱われる以上に離れており、マルチパスによるフェージング等による受信レベルの変動に対応する技術である。これに対し、本実施形態では、平面アンテナ33,34と漏洩ケーブル20の位置関係によって決まる受信レベル変動に対応する点にある。
また、空間ダイバーシティでは、複数アンテナのアンテナ間隔を相関距離以上に離すこととし、一般には無線通信で使用する周波数の波長に対し、半波長以上とするのに対し、本実施形態では、アンテナ33と34の間隔Lを、(1)式で示す距離に設定した点にある。
次に、送信機31と受信機32を含む無線機について説明する。例えば、X線CT装置の画像データ伝送には、最低でも280Mbps以上の通信速度が要求される。近距離で高速な無線通信の要求を満たす技術として、例えばTransferJet等が知られている。しかし、TransferJetは、簡単な操作で数cmの近距離での通信を前提としており、受信レベル変動を抑えるため、アンテナを切替えるといった機能を有していない。
本実施形態では、受信レベル変動を抑えるためアンテナ切替機能を有するダイバーシティアンテナ(アンテナ33,34で成る)を設けている。アンテナ33,34の切替えは、切替器35によって行い、切替器35の切替え制御は、送信機31が行う。
アンテナ33(又は34)と漏洩ケーブル20による伝達特性は、図5から分かるように、周期的に受信レベルが変化するため、アンテナ33,34を(1)式、つまりL=P/2+N×P(N:0以上の整数)の間隔で配置することにより、一方のアンテナ33からの受信レベルが高いときは、他方のアンテナ34からの受信レベルは低くなる。また他方のアンテナ34からの受信レベルが高いときは、一方のアンテナ33のからの受信レベルは低くなる。したがって、漏洩ケーブル20での受信レベルが良好になるように、アンテナ33,34を周期的に切替えることにより、漏洩ケーブル20からは、安定したレベルで電波を受信することができる。
尚、本実施形態における無線機は、TransferJetに特定されるものではなく、要求される通信速度や、漏洩ケーブル20と平面アンテナ33,34間の距離Dによって適宜選択する必要がある。
図7は、第1の実施形態に係る無線通信装置200の変形例を示す構成図である。図7の例は、回転ユニット11に環状の漏洩ケーブル20を取り付け、固定ユニット12に平面アンテナ33,34を取り付けたものである。漏洩ケーブル20は送信機31に接続され、アンテナ33,34は切替器35を介して受信機32に接続されている。漏洩ケーブル20とアンテナ33,34は一定間隔Dで対抗し、かつ漏洩ケーブル20の偏波面と一致する向きでアンテナ33,34を設けている。
またアンテナ33,34は、(1)式で示すように、漏洩ケーブル20の円環に沿って、スロット24の間隔の半分の奇数倍離れた間隔Lで配置されている。また一対のアンテナ33,34で電波を受信する際に、受信レベルの高い方のアンテナを選択するように切替器35を設けている。切替器35の切替え制御は、受信機32で行う。
以上説明した第1の実施形態によれば、固定ユニット12または回転ユニット11の一方に円環状に曲げた漏洩ケーブル20を布設し、他方にダイバーシティアンテナ(切替え可能な一対のアンテナ33,34)を設けている。一対のアンテナ33,34は、漏洩ケーブル20の円環に沿ってスロット24の間隔の半分の奇数倍離れた間隔で、漏洩ケーブル20の偏波面と一致する向きで設置しており、かつ電波を受信する際に、受信レベルが高くなるようにアンテナを切替器35で選択するため、漏洩ケーブル20と平面アンテナ33,34の位置関係によって生じる受信レベルの変動を約1/2に抑えることができ、確実な電波の送受信が可能となるので、高速なデータ伝送が可能となる。
なお、第1の実施形態では、平面アンテナ33,34に限定されるものではなく、平面アンテナ33,34に代えて進行波型アンテナ等を用いてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る無線通信装置について、図8を参照して説明する。図8(a)は、第2の実施形態の無線通信装置200が設置されたX線CT装置100の側面図であり、図8(b)は正面図である。第1の実施形態の構成と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。第1の実施形態と異なる点は、平面アンテナ33,34と切替器35で構成されていた部分を進行波型アンテナ36へ置き換えた点にあり、切替器35は不要となる。
図8では、固定ユニット12に環状の漏洩ケーブル20を取り付け、回転ユニット11に進行波型アンテナ36を取り付けた例を示している。回転ユニット11又は固定ユニット12の一方は、漏洩ケーブル20が取り付けられる第1のユニットを構成し、回転ユニット11又は固定ユニット12の他方は、進行波型アンテナ36が取り付けられる第2のユニットを構成し、第1のユニットと第2のユニットは回転中心Xを軸に相対的に回転する。
ここで、進行波型アンテナ36について説明する。図9は、進行波型アンテナの1つであるマイクロストリップラインアレーアンテナを示す構成図である。進行波型アンテナ36は、マイクロストリップラインを周期的に折り曲げ、その折り曲げ、即ち不連続部分からの放射を利用したアンテナである。放射素子37からの放射は比較的弱く、アンテナとしての放射効率を高めるために、多数の放射素子37を必要とする。
次に、漏洩ケーブル20との通信に使うアンテナとして進行波型アンテナ36を用いることが効果的であることについて説明する。図10は、漏洩ケーブル20と進行波型アンテナ36間の電波の送受信を示し、図11は、漏洩ケーブル20と平面アンテナ33(34)の電波の送受信を示す。図10,図11の矢印は漏洩ケーブル20の電波輻射方向を示す。進行波型アンテナ36の場合、電波を送受信するための放射素子37の成す面積が広い。したがって、電波送受信エリア38が広く、アンテナ36の最大利得は低いといった特徴がある。
一方、平面アンテナ33(34)の場合、電波受信エリア39が狭く、アンテナの最大利得は高いといった特徴がある。X線CT装置では、漏洩ケーブル20と平面アンテナ33又は進行波型36との距離は数cm程度が想定されるため、アンテナ利得は低く、漏洩ケーブル20との電波送受信エリアが広いアンテナが要望される。そのため、平面アンテナ33よりも進行波型アンテナ36の方が電波の送受信を確実に行え、効果的であると言える。
以上説明した第2の実施形態によれば、固定ユニット12または回転ユニット11の一方に円環状に曲げた漏洩ケーブル20を布設し、他方に進行波型アンテナ36を設けている。また漏洩ケーブル20の円環に沿って漏洩ケーブル20の偏波面と一致する向きで進行波型アンテナ36を設け、電波の送受信エリアを広くしているので、漏洩ケーブル20と進行波型アンテナ36の距離が数cm程度の近距離においても確実な電波の送受信が可能となるので、高速なデータ伝送が可能となる。
また図8の構成においても、図7と同様に回転ユニット11に環状の漏洩ケーブル20を取り付け、固定ユニット12に進行波型アンテナ36を取り付けるようにしても良い。
尚、本発明のいくつかの実施形態を述べたが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…X線CT装置
200…無線通信装置
11…回転ユニット
12…固定ユニット
16…非接触データ伝送装置
18…回転ユニット用軸受
19…固定具
20…漏洩ケーブル(漏洩伝送路)
21…中心導体
22…絶縁体
23…外部導体
24…スロット
25…給電端
26…終端抵抗
31…送信機
32…受信機
33,34…平面アンテナ
35…切替器
36…進行波型アンテナ
37…放射素子

Claims (5)

  1. 回転中心を軸にして相対的に回転する第1のユニットと第2のユニットとの間で通信を行う無線通信装置であって、
    一端から終端器に至る伝送路に沿って一定の間隔で複数のスロットを形成し、前記回転中心を軸に環状を成し円弧の中心が前記回転中心に一致するように前記第1のユニットに取り付け、前記伝送路から電波を輻射する漏洩伝送路と、
    前記漏洩伝送路が形成する環状の円弧に対向して前記第2のユニットにそれぞれ取り付けられ、前記漏洩伝送路の前記スロットの間隔をPとしたとき、間隔L(L=P/2+P×N(Nは0以上の整数))を置いて前記漏洩伝送路の輻射する電波の偏波面と一致する向きに設置した、切替え可能な第1のアンテナと第2のアンテナを含むダイバーシティアンテナと、
    送信機と受信機を含み、前記漏洩伝送路又は前記ダイバーシティアンテナの一方に前記送信機を接続し、他方に前記受信機を接続した無線機と、
    を備える無線通信装置。
  2. 前記漏洩伝送路の前記複数のスロットの面と、前記第1、第2のアンテナの放射面が互いに対向する請求項1記載の無線通信装置。
  3. 環状を成す前記漏洩伝送路の半径が、前記漏洩伝送路を構成する漏洩ケーブルの外形の10倍以上である請求項1記載の無線通信装置。
  4. 回転中心を軸にして相対的に回転する第1のユニットと第2のユニットとの間で通信を行う無線通信装置であって、
    一端から終端器に至る伝送路に沿って一定の間隔で複数のスロットを形成し、前記回転中心を軸に環状を成し円弧の中心が前記回転中心に一致するように前記第1のユニットに取り付け、前記伝送路から電波を輻射する漏洩伝送路と、
    前記漏洩伝送路が形成する環状の円弧に対向して前記第2のユニットに取り付けられ、前記漏洩伝送路の輻射する電波の偏波面と一致する向きに設置した進行波型アンテナと、
    送信機と受信機を含み、前記漏洩伝送路又は前記進行波型アンテナの一方に前記送信機を接続し、他方に前記受信機を接続した無線機と、
    を備える無線通信装置。
  5. 前記漏洩伝送路の前記複数のスロットの面と、前記進行波型アンテナの放射面が互いに対向する請求項4記載の無線通信装置。
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