JP2014157415A - ペダル位置調整装置 - Google Patents

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一志 沼崎
Sadahiro Kawahara
禎弘 川原
Ryoichi Tokioka
良一 時岡
Wataru Yoshida
亘 吉田
Kohei Moriki
紘平 森木
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Abstract

【課題】装置が大型化することを抑制しつつ、複数のペダルを車両幅方向へ移動させることが可能なペダル位置調整装置を提供する。
【解決手段】ペダル位置調整装置17は、第1回転部51の回転力を車両幅方向への力に変換するボールねじ36aと、ボールねじ36aによって変換された力を車両幅方向に移動可能に構成されたアクセルペダルに移動力として伝達するシャフト35と、第2回転部46の回転力を車両幅方向への力に変換するボールねじ47aと、ボールねじ47aによって変換された力を車両幅方向に移動可能に構成されたブレーキペダルに移動力として伝達する移動軸47及び伝達部材49,50とを備える。そして、第1回転部51と第2回転部46とは、同軸に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば自動車などのアクセルペダルやブレーキペダルの位置を調整するペダル位置調整装置に関する。
一般に、自動車などの車両にはブレーキペダルやアクセルペダルなどの各種ペダルが設けられており、自動車の運転を行う場合には、運転者によってこれらのペダルが適宜踏み込まれる。こうしたペダルは、通常、位置が固定されているため、運転者の体格によってはこれらのペダルが踏みづらいことがある。そこで、従来から、ペダルの位置を横方向(車両幅方向)に調整することが可能なペダル位置調整装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
こうしたペダル位置調整装置では、横方向に延びるとともに一部におねじが切られた軸に、ブレーキペダルを支持する摺動ブラケットに固定されたナットのめねじが螺合している。軸の一端部には歯車が設けられ、当該歯車はモータの出力軸に固定された歯車と噛合している。
そして、モータを作動させて両歯車を回転駆動することによって軸を回転させると、ナットとともに摺動ブラケットが横方向に移動し、この摺動ブラケットの移動にともなってブレーキペダルが横方向に移動する。
実公平1−32097号公報
ところで、上述のようなペダル位置調整装置において、ブレーキペダルだけでなく、アクセルペダルも横方向へ移動させようとした場合には、上述したブレーキペダルを横方向に移動させるための機構をアクセルペダルにも設ける必要がある。このため、装置が大型化してしまうという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、装置が大型化することを抑制しつつ、複数のペダルを車両幅方向へ移動させることが可能なペダル位置調整装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するペダル位置調整装置は、回転する第1回転部の回転力を車両幅方向への力に変換する第1変換部と、前記第1変換部によって変換された前記力を車両幅方向に移動可能に構成された第1ペダルに移動力として伝達する第1移動力伝達部と、回転する第2回転部の回転力を車両幅方向への力に変換する第2変換部と、前記第2変換部によって変換された前記力を車両幅方向に移動可能に構成された第2ペダルに移動力として伝達する第2移動力伝達部とを備え、前記第1回転部と前記第2回転部とは、同軸に配置されている。
上記構成によれば、第1回転部と第2回転部とが同軸に配置されているため、第1回転部と第2回転部とを同軸に配置しない場合に比べて装置をコンパクトにすることができる。したがって、装置が大型化することを抑制しつつ、複数のペダルを車両幅方向へ移動させることが可能となる。
上記ペダル位置調整装置において、前記第1変換部及び前記第2変換部は、ボールねじとナットとのねじ対偶を利用して前記第1回転部の回転力及び前記第2回転部の回転力をそれぞれ車両幅方向への力に変換することが好ましい。
上記構成によれば、剛性が高く精度の高いボールねじとナットとのねじ対偶を利用することで、第1回転部の回転力及び第2回転部の回転力をそれぞれ車両幅方向への力に精度よく変換することが可能となる。
上記ペダル位置調整装置において、外部からの操作力によって回転されることで前記第1回転部に回転力を付与する第1回転力付与部と、外部からの操作力によって回転されることで前記第2回転部に回転力を付与する第2回転力付与部とをさらに備えたことが好ましい。
上記構成によれば、手動で第1回転力付与部及び第2回転力付与部を回転させることで、第1回転部及び第2回転部にそれぞれ回転力を付与することができる。したがって、動力源を必要とすることなく、第1回転部及び第2回転部を手動で回転させることが可能となる。
上記ペダル位置調整装置において、前記第1回転力付与部と前記第2回転力付与部とは、同一軸線上に配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、第1回転力付与部と第2回転力付与部とが同一軸線上に配置されているため、第1回転力付与部と第2回転力付与部とを同一軸線上に配置しない場合に比べて装置の設計をしやすくすることができる。
本発明によれば、装置が大型化することを抑制しつつ、複数のペダルを車両幅方向へ移動させることができる。
一実施形態におけるペダル位置調整装置を備えた車室内を示す側面模式断面図。 図1の正面模式断面図。 図2の3−3線矢視断面図。 ペダル位置調整装置の正面模式図。
以下、ペダル位置調整装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動車の車室11の前端部には、車室11とエンジンルーム12とを仕切るフロントパネル13が設けられている。車室11内において、フロントパネル13には、後方に向かって上昇するように傾斜して延びるステアリングコラム14を支持する支持フレーム15が固定されている。
ステアリングコラム14の後端には、ステアリングホイール16が取り付けられている。ステアリングコラム14の内側には、ステアリングホイール16の回転をステアリングギアボックス(図示略)に伝達するためのステアリングシャフト(図示略)が通されている。
支持フレーム15には、第1ペダルの一例としてのアクセルペダル18及び第2ペダルとしてのブレーキペダル19の車両幅方向である左右方向の位置を調整するためのペダル位置調整装置17が支持されている。なお、エンジンルーム12内には、ブレーキブースタ20が配置されている。
図2に示すように、支持フレーム15は、左右方向において互いに間隔を置いて配置された第1フレーム部25、第2フレーム部26、及び第3フレーム部27を備えている。この場合、第1フレーム部25の右側に第2フレーム部26が配置され、第2フレーム部26の右側に第3フレーム部27が配置されている。
各フレーム部25〜27は、前後方向及び上下方向に対して平行に延びている。そして、左右方向において、第1フレーム部25と第2フレーム部26との間隔は、第2フレーム部26と第3フレーム部27との間隔よりも狭くなっている。なお、ステアリングコラム14は、第1フレーム部25と第2フレーム部26との間に配置された状態で、第1フレーム部25及び第2フレーム部26によって支持されている。
第2フレーム部26の上端部と第3フレーム部27の上端部との間には、左右方向に延びる軸28が架設されている。軸28には、左右方向に延びる円柱状の回転軸29が回転可能に支持されている。回転軸29の周面における右寄りの位置には、上下方向に延びるロッドアーム30の上端部が固着されている。したがって、ロッドアーム30は、回転軸29の回動に伴って回転軸29を回動中心として回転軸29と一体に回動する。
図1及び図2に示すように、ロッドアーム30の下端部には、前方に向かって突出するプッシュロッド31が設けられている。プッシュロッド31の先端部は、フロントパネル13に形成された貫通孔13aに挿通されてブレーキブースタ20と係合している。
ブレーキブースタ20は、ロッドアーム30の回動に伴うプッシュロッド31からの押圧力を受けることで作動する。また、回転軸29の周面における左寄りの位置には、上下方向に延びるブレーキアーム32の上端部が連結されている。ブレーキアーム32の下端部には、ブレーキペダル19が設けられている。
図3に示すように、回転軸29の周面には、回転軸29の軸方向(左右方向)に延びる複数の凸条29aが回転軸29の周方向に等間隔となるように設けられている。ブレーキアーム32の上端部には、回転軸29が挿通される挿通孔33が形成されている。挿通孔33の内周面には、回転軸29の各凸条29aと対応する凹状33aがそれぞれ形成されている。
そして、ブレーキアーム32の挿通孔33に回転軸29が挿通された状態では、各凹状33aに各凸条29aが遊嵌される。したがって、ブレーキアーム32は、挿通孔33において回転軸29の軸方向(車両幅方向)に摺動可能であるとともに、各凹状33aにおいて回転軸29の周方向に各凸条29aと係合する。すなわち、ブレーキアーム32は、回転軸29により、回転軸29の軸方向に移動可能で且つ回転軸29と一体に回動するように支持されている。
そして、図1及び図2に示すように、ブレーキペダル19が踏まれると、ブレーキアーム32の回動に伴って回転軸29が回動される。そして、この回転軸29の回動に伴ってロッドアーム30が回動することで、ブレーキブースタ20がプッシュロッド31に押圧されて作動する。
図2に示すように、第3フレーム部27の下端部には、L字状のシャフト35が左右方向に移動可能に支持されている。シャフト35は、左右方向に延びるとともに第3フレーム部27の下端部に左右方向に移動可能に支持される円柱状の水平部36と、水平部36の右端から下方に真っ直ぐに延びる円柱状の垂直部37とを備えている。
垂直部37の下端部には、アクセル操作系の部材が収容された直方体状のアクセルボックス38の上端部が連結されている。アクセルボックス38の下端部には、アクセルアーム39を介してアクセルペダル18が連結されている。
次に、ペダル位置調整装置17の構成について説明する。
図2及び図4に示すように、ペダル位置調整装置17は、ユーザによって操作される操作ユニット41と、ユーザが操作ユニット41を操作する際の操作力によって駆動される駆動ユニット42とを備えている。
操作ユニット41は、第1フレーム部25と第2フレーム部26との間の位置であってステアリングホイール16寄りの位置に回転可能に架設された左右方向に延びる軸43を備えている。軸43の中央部には、円筒状の第1回転力付与部44が軸43に対して回転可能に支持されている。すなわち、第1回転力付与部44を回転させても、軸43は回転されない。また、軸43の右端部には、円筒状の第2回転力付与部45が軸43に対して一体回転可能に設けられている。
したがって、第1回転力付与部44と第2回転力付与部45とは、同一軸線上に配置されている。この場合、第1回転力付与部44は、第2回転力付与部45の左側に隣り合うように配置されている。第1回転力付与部44における左端部は、ユーザが外部から操作力を付与して第1回転力付与部44を回転させるための第1つまみ部44aとされている。
さらに、軸43の左端部には、ユーザが外部から操作力を付与して第2回転力付与部45を回転させるための円筒状の第2つまみ部45aが軸43に対して一体回転可能に設けられている。したがって、第2つまみ部45aを回転させると、軸43とともに第2回転力付与部45が一体回転する。
第2フレーム部26におけるフロントパネル13(図1参照)寄りの位置には、円筒状のナットによって構成された第2回転部46が、ベアリング(図示略)を介して左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に支持されている。第2回転部46には、円筒状の移動軸47が挿通されている。移動軸47における左右方向の中央部から左端部にかけての部位には、ボールねじ47aが形成されている。そして、移動軸47のボールねじ47aは、第2回転部46と螺合している。
第2回転力付与部45及び第2回転部46には、無端状のベルト48が巻き掛けられている。したがって、第2回転力付与部45が回転されると、その回転力がベルト48を介して第2回転部46に伝達されて第2回転部46が回転する。移動軸47の右端部には、ブレーキアーム32の上端部に向かって延びる2つの板状の伝達部材49,50が設けられている。
これら2つの伝達部材49,50は、ブレーキアーム32の上端部を挟持している。この場合、2つの伝達部材49,50のうちの一方は、ブレーキアーム32の上端部に固着される。また、移動軸47には、左右方向に延びる円柱状の第1回転部51が挿通されている。すなわち、第1回転部51は、第2回転部46に挿通されている。したがって、第1回転部51と第2回転部46とは、同軸に配置されている。
また、第1回転部51は、左右方向の長さが第2回転部46よりも長くなっている。この場合、第1回転部51の左右両端部は、第2回転部46から露出している。そして、第1回転部51の左右両端部には、第2回転部46とほぼ同じ外径を持つ円柱状の拡径部51a,51bがそれぞれ設けられている。
第1回転部51の拡径部51bの右端部は、ベアリング(図示略)を介して第3フレーム部27に回転可能に支持されている。また、第1回転力付与部44及び拡径部51aには、無端状のベルト52が巻き掛けられている。したがって、第1回転力付与部44が回転されると、その回転力がベルト52を介して拡径部51aに伝達されて第1回転部51が回転する。
第3フレーム部27の下端部には、左右方向に延びる軸線を持つ円筒状のナット53の右端部がベアリング(図示略)を介して回転可能に支持されている。ナット53には、シャフト35の水平部36が挿通されている。水平部36には、ボールねじ36aが形成されている。水平部36のボールねじ36aは、ナット53と螺合している。
また、拡径部51b及びナット53には、無端状のベルト54が巻き掛けられている。したがって、第1回転部51が回転すると、その回転力がベルト54を介してナット53に伝達されてナット53が回転する。
なお、本実施形態では、第1回転部51の回転力を左右方向への力に変換する第1変換部は、ボールねじ36aとナット53とによって構成されている。さらに、第1変換部によって変換された左右方向への力をアクセルペダル18に移動力として伝達する第1移動力伝達部は、シャフト35によって構成されている。
また、本実施形態では、第2回転部46の回転力を左右方向への力に変換する第2変換部は、ボールねじ47aと第2回転部46とによって構成されている。さらに、第2変換部によって変換された左右方向への力をブレーキペダル19に移動力として伝達する第2移動力伝達部は、移動軸47及び伝達部材49,50によって構成されている。
次に、ペダル位置調整装置17の作用について説明する。
さて、ペダル位置調整装置17によってアクセルペダル18の左右方向の位置を調整する場合には、まず、第1つまみ部44aを回して第1回転力付与部44を回転させる。すると、第1回転力付与部44の回転力がベルト52を介して拡径部51aに伝達されて第1回転部51が回転する。これにより、第1回転部51の回転力がベルト54を介してナット53に伝達されてナット53が回転する。
ナット53が回転すると、シャフト35の水平部36のボールねじ36aとナット53とのねじ対偶により、ナット53の回転力がシャフト35の左右方向への移動力に変換される。この移動力により、シャフト35と共に、アクセルボックス38、アクセルアーム39、及びアクセルペダル18が左右方向へ移動される。なお、本実施形態では、第1つまみ部44aを正方向に回した場合にアクセルペダル18が右方向に移動され、第1つまみ部44aを逆方向に回した場合にアクセルペダル18が左方向に移動される。
一方、ペダル位置調整装置17によってブレーキペダル19の左右方向の位置を調整する場合には、まず、第2つまみ部45aを回して軸43とともに第2回転力付与部45を回転させる。すると、第2回転力付与部45の回転力がベルト48を介して第2回転部46に伝達されて第2回転部46が回転する。第2回転部46が回転すると、移動軸47のボールねじ47aと第2回転部(ナット)46とのねじ対偶により、第2回転部46の回転力が移動軸47の左右方向への移動力に変換される。
この移動力は、伝達部材49,50を介してブレーキアーム32に伝達される。これにより、ブレーキアーム32と共にブレーキペダル19が左右方向へ移動される。なお、本実施形態では、第2つまみ部45aを正方向に回した場合にブレーキペダル19が右方向に移動され、第2つまみ部45aを逆方向に回した場合にブレーキペダル19が左方向に移動される。
このように、本実施形態のペダル位置調整装置17では、第1つまみ部44a及び第2つまみ部45aを回すだけで、アクセルペダル18及びブレーキペダル19の左右方向の位置を個別に容易に調整することができる。このため、ユーザが操作し易い位置(踏み易い位置)に左右方向へ自由にアクセルペダル18及びブレーキペダル19を容易に移動させることができるので、ユーザの運転中におけるストレス軽減や疲労感の軽減に貢献することができる。
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(1)ペダル位置調整装置17において、第1回転部51と第2回転部46とは、同軸に配置されている。このため、第1回転部51と第2回転部46とを同軸に配置しない場合、例えば第1回転部51と第2回転部46とを平行に配置する場合に比べてペダル位置調整装置17をコンパクトにすることができる。したがって、ペダル位置調整装置17が大型化することを抑制しつつ、アクセルペダル18及びブレーキペダル19を左右方向(車両幅方向)へ移動させることができる。
(2)ペダル位置調整装置17において、第1変換部及び第2変換部は、一般的に剛性が高く精度の高いボールねじとナットとのねじ対偶を利用して第1回転部51の回転力及び第2回転部46の回転力をそれぞれ左右方向への力に変換している。このため、第1回転部51の回転力及び第2回転部46の回転力をそれぞれ左右方向への力に精度よく変換することができる。
(3)ペダル位置調整装置17は、第1つまみ部44aを回すことで回転されて第1回転部51に回転力を付与する第1回転力付与部44と、第2つまみ部45aを回すことで回転されて第2回転部46に回転力を付与する第2回転力付与部45とを備えている。このため、手動で第1回転力付与部44及び第2回転力付与部45を回転させることで、第1回転部51及び第2回転部46にそれぞれ回転力を付与することができる。したがって、モータなどの動力源を必要とすることなく、第1回転部51及び第2回転部46を手動で容易に回転させることができる。
(4)ペダル位置調整装置17において、第1回転力付与部44と第2回転力付与部45とは、同一軸線上に配置されている。このため、第1回転力付与部44と第2回転力付与部45とを同一軸線上に配置しない場合に比べて装置の設計をしやすくすることができる。
(5)ペダル位置調整装置17において、第1回転部51は、左右方向の長さが第2回転部46よりも長くなっている。このため、第2回転部46から第1回転部51が露出するため、第1回転部51及び第2回転部46に対してベルト52及びベルト48を容易に巻き掛けることができる。したがって、第1回転部51及び第2回転部46に対してベルト52及びベルト48を介してそれぞれ回転力を容易に付与することができる。
(6)ペダル位置調整装置17は、ステアリングコラム14を支持する支持フレーム15に、アクセルペダル18及びブレーキペダル19と共に支持されている。このため、支持フレーム15によってペダル位置調整装置17、ステアリングコラム14、アクセルペダル18、及びブレーキペダル19などをモジュール化した状態で自動車に組み付けることができる。したがって、ペダル位置調整装置17の自動車への組み付け作業性を改善することができる。また、この場合、支持フレーム15を採用しているため、インパネリインフォースメントを廃止することができる。
(7)上記実施形態では、ブレーキペダル19が踏まれた際にブレーキブースタ20を押圧して作動させるためのプッシュロッド31が設けられたロッドアーム30と、ブレーキペダル19が設けられたブレーキアーム32とは別体に構成されている。したがって、ペダル位置調整装置17によってブレーキアーム32とともにブレーキペダル19を左右方向に移動させた場合でも、プッシュロッド31とブレーキブースタ20との位置関係を維持することができる。加えて、ロッドアーム30とブレーキアーム32とは別体に構成され且つ回転軸29を介して連結されているため、プッシュロッド31が設けられたロッドアーム30とブレーキペダル19が設けられたブレーキアーム32との設計上のレバー比の調整が容易になる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・第1回転力付与部44と第2回転力付与部45とは、必ずしも同一軸線上に配置する必要はない。例えば、第1回転力付与部44と第2回転力付与部45とを、これらの軸線が互いに平行となるように配置してもよいし、これらの軸線が互いに交差するように配置してもよい。
・第1回転力付与部44及び第2回転力付与部45は、省略してもよい。この場合、第1回転部51及び第2回転部46に対して個別に回転力を付与するための駆動源を設けることが好ましい。
・ペダル位置調整装置17は、操作ユニット41を省略するとともに、第2回転部46の表面及び拡径部51aの表面に歯車を設け、これら両歯車にモータの出力軸に設けられた歯車をそれぞれ噛合させるように構成してもよい。このようにすれば、第1回転部51及び第2回転部46をモータの駆動力によって回転させることができる。この場合、1つのモータの駆動力が第2回転部46の歯車及び拡径部51aの歯車間で切り換え可能に伝達されるように構成された歯車機構を設けるようにすることが好ましい。
・第1変換部及び第2変換部は、送りねじとナットとのねじ対偶を利用して第1回転部51の回転力及び第2回転部46の回転力をそれぞれ左右方向への力に変換するようにしてもよい。
・第1回転力付与部44と第2回転力付与部45とを同軸に配置するようにしてもよい。このようにすれば、ペダル位置調整装置17をより一層コンパクトにすることができる。
・第1ペダル及び第2ペダルのうちいずれか一方をクラッチペダルとしてもよい。すなわち、ペダル位置調整装置17は、クラッチペダルの左右方向(車両幅方向)の位置を調整するように構成してもよい。
さらに、上記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)前記第1回転部は、車両幅方向の長さが前記第2回転部と異なることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のペダル位置調整装置。
このように構成すれば、第1回転部は、車両幅方向の長さが第2回転部と異なるので、第1回転部及び第2回転部のうち一方が他方から露出する。このため、第1回転部及び第2回転部に対して外部から個別に回転力を容易に付与することが可能となる。
17…ペダル位置調整装置、18…第1ペダルの一例としてのアクセルペダル、19…第2ペダルの一例としてのブレーキペダル、35…第1移動力伝達部の一例としてのシャフト、36a…第1変換部を構成するボールねじ、44…第1回転力付与部、45…第2回転力付与部、46…第2変換部を構成する第2回転部、47…第2移動力伝達部を構成する移動軸、47a…第2変換部を構成するボールねじ、49,50…第2移動力伝達部を構成する伝達部材、51…第1回転部、53…第1変換部を構成するナット。

Claims (4)

  1. 回転する第1回転部の回転力を車両幅方向への力に変換する第1変換部と、
    前記第1変換部によって変換された前記力を車両幅方向に移動可能に構成された第1ペダルに移動力として伝達する第1移動力伝達部と、
    回転する第2回転部の回転力を車両幅方向への力に変換する第2変換部と、
    前記第2変換部によって変換された前記力を車両幅方向に移動可能に構成された第2ペダルに移動力として伝達する第2移動力伝達部と
    を備え、
    前記第1回転部と前記第2回転部とは、同軸に配置されていることを特徴とするペダル位置調整装置。
  2. 前記第1変換部及び前記第2変換部は、ボールねじとナットとのねじ対偶を利用して前記第1回転部の回転力及び前記第2回転部の回転力をそれぞれ車両幅方向への力に変換することを特徴とする請求項1に記載のペダル位置調整装置。
  3. 外部からの操作力によって回転されることで前記第1回転部に回転力を付与する第1回転力付与部と、
    外部からの操作力によって回転されることで前記第2回転部に回転力を付与する第2回転力付与部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のペダル位置調整装置。
  4. 前記第1回転力付与部と前記第2回転力付与部とは、同一軸線上に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のペダル位置調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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