JP2014157365A - 電子写真画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセスカートリッジPを着脱する際、LEDヘッドアレイ方式の露光装置を、画像形成装置本体内部において、感光ドラムから遠ざけることで、プロセスカートリッジを支障なく交換することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】a;プロセスカートリッジPを着脱する時、プロセスカートリッジPが中間転写ベルト9に対してθ1の角度に傾き、露光装置6が中間転写ベルト9に対してθ2の角度に傾き、その時、θ2>θ1である。b:カートリッジドア105の開放に連動してθ1の角度に傾くプロセスカートリッジを支持するカートリッジガイド26を有する。c:カートリッジドア105の開放に連動してθ2の角度に傾く露光装置6を有する。d;プロセスカートリッジアの着脱に連動してθ2の角度に傾く露光装置6を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真感光体ドラムを有するプロセスカートリッジを装置本体に取り外し可能に装着した状態で、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置に関する。
電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて、記録媒体に画像を形成するものである。電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。また、記録媒体とは、電子写真画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、紙、OHTシート等が含まれる。
プロセスカートリッジとは、電子写真画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着された状態で、記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与するものである。装置本体とはカートリッジを除いた電子写真画像形成装置の構成部分である。プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと静電潜像が形成される電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して、装置本体に取り外し可能に装着されるものである。プロセス手段は、電子写真感光体ドラムに作用するものである。従って、プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての現像手段と、電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して、装置本体に取り外し可能に装着されるものも含まれる。また、プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と、電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して、装置本体に取り外し可能に装着されるものも含まれる。ここで、電子写真感光体ドラムと現像手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを所謂一体型と称する。また、電子写真感光体と現像手段以外のプロセス手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを所謂分離型と称する。即ち、現像手段はプロセスカートリッジとは別の現像ユニットに設けて、この現像ユニットと対になって画像を形成するプロセスカートリッジを所謂分離型と称する。従って、プロセスカートリッジとしては、所謂一体型又は所謂分離型のプロセスカートリッジが含まれる。また、プロセスカートリッジとしては、所謂分離型のプロセスカートリッジと現像カートリッジが対になって用いられる場合が含まれる。プロセスカートリッジは、使用者自身によって装置本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。
電子写真画像形成装置を小型化するために、電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)の露光装置として、ドラムの長手方向に並んで設けられ、ドラムを露光するために画像情報に応じて発光する複数個の発光素子を有する発光部材を使用する場合がある。そのような発光部材の代表例としてLEDヘッドアレイが挙げられる。LEDを用いた露光装置は焦点距離を短く設定する必要があり、アレイをドラム表面近傍に設ける必要がある。そのため、ドラムを含むプロセスカートリッジを交換する時は、アレイをドラムから遠ざけることが必須となる。特許文献1には、装置本体の外側において、アレイをカートリッジから大きく待避させる構成が開示されている。
特開2008−224837号公報
しかしながら、上記の従来技術では、以下のような問題点があった。装置本体の外側でカートリッジからアレイを待避させるため、アレイが外気のチリやホコリ等によって汚れて、画像不良が発生することが考えられる。また、カートリッジを交換する時、作業者が簡単にアレイに触れることが可能であるため、取り扱いに注意を要する。
つまり、カートリッジを交換することと、アレイの汚れ防止及び作業の容易さの両立が難しかった。すなわち、カートリッジを交換する時には、アレイは画像形成装置の内部のあることが望ましい。
そこで、本発明は上述のような従来技術の課題に鑑みてなされたものである。その目的は、プロセスカートリッジを交換する時、複数個の発光素子を有する発光部材に汚れが付きにくく、発光部材に注意を要しなくとも、プロセスカートリッジが交換可能な電子写真画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る電子写真画像形成装置の代表的な構成は、電子写真感光体ドラムを有するプロセスカートリッジを電子写真画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着した状態で、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、前記プロセスカートリッジを前記電子写真感光体ドラムの回転軸線方向と略平行に取り外し可能に装着するカートリッジ支持体であって、プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点を中心に前記装置本体に回動可能に配設されていて、前記プロセスカートリッジが画像形成を行うための画像形成位置と、前記画像形成位置から退避する退避位置とをとり得るように、前記プロセスカートリッジを支持する前記カートリッジ支持体と、前記プロセスカートリッジが前記画像形成位置に位置した状態で、前記電子写真感光体ドラムの回転軸線方向に並んで設けられ、前記電子写真感光体ドラムを露光するために画像情報に応じて発光する複数個の発光素子を有する発光部材と、プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点を中心に前記装置本体に回動可能に配設されていて、前記発光素子が発光することにより前記電子写真感光体ドラムを露光する露光位置と、前記露光位置から退避する退避位置とを前記発光部材がとり得るように、前記発光部材を支持する発光部材支持体と、前記プロセスカートリッジが前記画像形成位置に位置した状態で、前記電子写真感光体ドラムに形成された現像剤像を前記記録媒体に転写するための転写部材であって、前記装置本体に位置決めされている前記転写部材と、使用者が、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に対して出し入れする際に操作する操作部材であって、第1の操作位置と第2の操作位置とをとり得る前記操作部材と、前記操作部材の操作に連動する連動部材であって、前記操作部材が前記第2の操作位置から前記第1の操作位置に操作されるのに連動して、前記プロセスカートリッジが前記画像形成位置に位置するように前記カートリッジ支持体を前記支点を中心に回動すると共に前記発光部材が前記露光位置に位置するように前記発光部材支持体を前記支点を中心に回動する、および、前記操作部材が前記第1の操作位置から前記第2の操作位置に操作されることで、前記プロセスカートリッジが前記退避位置に位置するように前記カートリッジ支持体を前記支点を中心に前記転写部材から離れる方向に回動して前記プロセスカートリッジを前記転写部材に対して角度θ1をもって傾斜させた姿勢に保持すると共に前記発光部材が前記退避位置に位置するように前記発光部材支持体を前記支点を中心に前記転写部材から離れる方向に回動して前記発光部材を前記転写部材に対して角度θ2をもって傾斜させた姿勢に保持する前記連動部材と、を有し、前記角度θ1と前記角度θ2が、θ1<θ2、であることを特徴とする。
本発明によれば、装置本体からプロセスカートリッジを着脱する際、装置本体内で、プロセスカートリッジが転写部材から待避し、かつ、発光部材がプロセスカートリッジから待避する。これにより、発光部材を外気のチリやホコリにさらすことがないので、発光部材の汚れの無い信頼性の高い電子写真画像形成装置が可能となる。また、使用者が発光部材に触れることができないので、プロセスカートリッジを交換する時、発光部材に注意をする必要がないので、作業性の高い電子写真画像形成装置が可能となる。
発明の構成が最もよく示されている図 (a)は実施例1の画像形成装置の外観斜視図、(b)は縦断正面図 (a)は図2の(b)の部分的な拡大図、(b)はプロセスカートリッジの外観斜視図 (a)は装置前面側の装置開閉ドアが開かれている状態の画像形成装置の外観斜視図、(b)は更にカートリッジドアの1つが開かれてプロセスカートリッジが引き出されてている、或いは挿入されている状態を示した図 (a)は1つのカートリッジ装着部の斜視図、(b)は(a)を矢印Bの方向から見た図 (a)は図5の(a)について見る方向を変えた斜視図、(b)は(a)を矢印Cの方向から見た図 (a)は装着部に装着されている状態のカートリッジの非駆動側の図(正面図)、(b)は駆動側の図(背面図) (a)はアレイを保持したホルダとリフタのアセンブリの外観斜視図、(b)はアレイの露光位置の説明図、(c)はカートリッジドアの構成説明図 (a)と(b)は画像形成位置にあるカートリッジと露光位置にあるアレイの説明図 (a)と(b)はカートリッジドアとガイドの連動を説明する図 (a)と(b)はカートリッジドアとリフタ(ホルダ)の連動を説明する図 (a)は実施例2の画像形成装置におけるカートリッジ装着部の説明図、(b)はアレイを保持したホルダの構成を説明する図 (a)は実施例2の画像形成装置におけるプロセスカートリッジの平面図、(b)は(a)のL−L線に沿う断面図 (a)と(b)はプロセスカートリッジを保持したガイドの回動動作の説明図 (a)と(b)はアレイを保持したホルダの、プロセスカートリッジ引き出し移動に伴う回動動作の説明図 プロセスカートリッジを取り外した後のホルダの位置を示している図 露光位置に位置しているLEDユニットの先端部側の拡大横断面図
[実施例1]
《電子写真画像形成装置の全体的な概略構成》
図2の(a)は本実施例の電子写真画像形成装置100の外観斜視図、(b)は装置100の縦断正面図、図3の(a)は図2の(b)の部分的な拡大図、(b)はプロセスカートリッジPの外観斜視図である。装置100は、電子写真感光体ドラム1を有する4つのプロセスカートリッジPをそれぞれ装置本体100A内の装着部に取り外し可能に装着した状態で、記録媒体Sにカラー画像を形成する、インライン方式、中間転写方式のカラー電子写真画像形成装置である。ドラム1を露光する露光装置(発光部材)6にはLEDヘッドアレイ(LED方式の露光装置)を用いている。より詳しくは、装置100は、電子写真プロセスを用いた、4色フルカラーのLEDプリンタであり、パソコン・イメージリーダ等のホスト装置200から制御回路部101に入力する電気的な画像信号に基づいて記録媒体Sにカラー画像形成を行う。記録媒体S(以下、記録材と記す)は、例えば、用紙、OHPシート、ラベル等である。
ここで、以下の説明において、装置100に関して、前側(正面側)とはドア(開閉部材)103を配設した側である。後側(奥側)とはそれとは反対側である。前後方向とは、装置の後側から前側に向かう方向(前方向)と、その逆の方向(後方向)である。左右とは装置を前側から見て左または右である。左右方向とは、右から左に向かう方向(左方向)と、その逆の方向(右方向)である。上下とは重力方向において上または下である。装置本体100AとはカートリッジPを除いた装置100の構成部分である。
装置本体100A内には左側から右側にかけて第1乃至第4の4つのプロセスカートリッジ装着部102(102Y、102M、102C、102K)がほぼ水平に並べられて配設されている。そして、各装着部102に対してそれぞれ第1乃至第4の4つのカーリッジP(PY、PM、PC、PK)が取り外し可能に装着されている。各装着部102は互いに同じ構成である。装着部102の構成については後述する。
各カートリッジPは、収容されている現像剤の色が異なるだけで、互いに同様の電子写真プロセス機構である。本実施例のカートリッジPは、電子写真感光体ドラム1と、ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電手段2、現像手段3、及びクリーニング手段4をカートリッジ枠体5に所定の相互配置関係をもって一体的にカートリッジ化したものである。ドラム1は枠体5に対して軸受(不図示)を介して回転可能に支持されている。カートリッジPはドラム1の回転軸線方向を長手とするアセンブリであり、ドラム1の回転軸線方向の一端側が駆動側、他端側が非駆動側である。カートリッジPは装置本体100Aの装着部102に対して駆動側を奥側にし、非駆動側を手前側にして所定に装着されている。カートリッジPの駆動側の端面には駆動入力部5a(図7の(b))が配設されている。帯電手段2はドラム1の周面を所定の極性・電位に一様に帯電する手段であり、接触帯電部材である帯電ローラを用いている。現像手段3はドラム1に形成された静電潜像を粉体現像剤(トナー)により現像剤像(トナー像)として顕像化する手段であり、ドラム1に現像剤を供給する現像部材としての現像ローラ3aと現像剤を収容した現像剤収容部を有する。クリーニング手段4は中間の記録媒体である中間転写ベルト9に対する現像剤像の一次転写後のドラム表面から転写残現像剤を除去する手段であり、クリーニング部材としてのクリーニングブレード4aと廃現像剤収容部4bを有する。第1のカートリッジPYは、現像剤収容部3bにイエロー(Y)色の現像剤を収容しており、ドラム1面にY色の現像剤像を形成する。第2のカートリッジPMは、現像剤収容部3bにマゼンタ(M)色の現像剤を収容してあり、ドラム1面にM色の現像剤像を形成する。第3のカートリッジPCは、収容部3bにシアン(C)色の現像剤を収容してあり、ドラム1面にC色の現像剤像を形成する。第4のカートリッジPKは、収容部3bにブラック(K)色の現像剤を収容しており、ドラム1面にK色の現像剤像を形成する。
各カートリッジPが対応の装着部102に所定に装着されて画像形成位置J(図3の(a))に位置している状態において、駆動入力部5aに対して装置本体側100A側の駆動ユニット27(図5の(b)、図6の(b))のドラムギア28が結合している。また、カートリッジP側のバイアス入力部(不図示)に対して、装置本体100A側のバイアス出力部(不図示)が結合した状態になっている。また、画像形成位置Jに位置している各カートリッジPのドラム1に対して、それぞれ、装置本体100A側の露光装置としてのLEDヘッドアレイ6がドラム1を露光するための所定の露光位置M(図3の(a))に位置している。図17は、ドラム1を露光するための所定の露光位置Mに位置しているユニット6の先端部側の拡大横断面図である。ユニット6は、ドラム1の回転軸線方向(長手方向)に並んで設けられ、ドラム1を露光するために画像情報に応じて発光する複数個の発光素子としてのLED(発光ダイオード)6aを有する発光部材である。また、ユニット6は、LED基板6b、セルフォック(登録商標)レンズ6cを有する。レンズ6cは、LED6aから発光された光線を収束してドラム1に露光するためのレンズである。即ち、ユニット6は、制御回路部101から入力される画像情報に対応して複数個のLED6aが選択的に発光制御されて、帯電ローラ2で帯電処理された、回転するドラム1の表面を主走査露光して画像情報に対応した静電潜像を形成する露光手段である。本実施例の装置100においては、ユニット6は、ホスト装置200から制御回路部101へ入力するY・M・C・Kの各色の画像情報に対応して変調した光L(LY・LM・LC・LK)を出力して対応色のカートリッジPにおけるドラム1を走査露光する。これをまとめると、発光部材であるユニット6は、カートリッジPが画像形成位置Cに位置決めされている状態で露光位置Mに位置決めされている。そして、ドラム1の長手方向に複数個並んで設けられ、ドラム1を露光するために画像情報に応じて露光する複数個の発光素子を有する。
装着部102の下方には、転写部材としての中間転写ベルトユニット8が配設されている。ユニット8は、中間の記録媒体としての可撓性を有するエンドレスベルト(中間転写ベルト)9と、ベルト9を張設して循環移動させる駆動ローラ10、ターンローラ11、テンションローラ12と、を有する。駆動ローラ10とテンションローラ12は装置本体100A内の左側に配設されている。ターンローラ11は装置本100A内の右側に配設されている。画像形成位置Jに位置している各カートリッジPのドラム1はその下面がベルト9の上面に当接している。その当接部が一次転写ニップ部T1である。ベルト9の内側には、各ニップ部T1に対応する位置に上行側ベルト部分を介して各カートリッジPのドラム1に対向させて一次転写ローラ7が配設されている。駆動ローラ10には、ベルト9を介して二次転写ローラ13が当接している。その当接部が二次転写ニップ部T2である。ユニット8が、現像剤像を中間の記録媒体としてのベルト9に転写するための、装置本体100Aに位置決めされている転写部材である。
ユニット8の下方には、給送ユニット14が配設されている。ユニット14は、給送トレイ15、給送ローラ16、分離パッド17等を有する。トレイ15にはシート状の記録材Sが積載されている。トレイ15は装置100の前側から出し入れ自由である(フロントローデング)。15aはトレイ15の前面板に設けられた取手部である。装置本体100A内の左側には給送ローラ16から装置本体100A内の左側の上部に至る記録材搬送路Zが配設されている。搬送路Zは搬送ガイド板18等で構成されている。搬送路Zを下から上に沿って二次転写ローラ13、定着装置(定着加熱装置)19、排出ローラ対20が配設されている。定着装置19はヒートローラと加圧ローラを有するものを用いている。装置本体100Aの上面には、画像形成済みの記録材を受ける排出トレイ21が配設されている。
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。画像形成スタート信号に基づいて、各カートリッジPのドラム1が矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。ベルト9も矢印の時計方向(ドラム回転に順方向)にドラム1の速度に対応した速度で回転駆動される。この駆動に同期して、各カートリッジPにおいてそれぞれ所定の制御タイミングで帯電ローラ2に対して所定の帯電バイアスが印加されてドラム1の表面が所定の極性・電位に一様に帯電される。アレイ6は制御回路部101から入力される画像信号に対応して複数個の発光素子としてのLEDが選択的に発光制御されて、帯電ローラ2により帯電処理されたドラム1の表面を主走査露光する。これにより、各ドラム1の表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、現像ローラ3aにより現像剤像として現像される。現像ローラ3aには所定の制御タイミングで所定の現像バイアスが印加される。
上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1のカートリッジPYのドラム1にはフルカラー画像のY色成分に対応するY色現像剤像が形成される。その現像剤像がベルト9上に一次転写(中間転写)される。各一次転写ローラ7には電源部(不図示)から現像剤の帯電極性とは逆極性で所定電位の一次転写バイアスが印加される。第2のカートリッジPMのドラム1にはフルカラー画像のM色成分に対応するM色現像剤像が形成される。その現像剤像が、ベルト9上にすでに転写されているY色の現像剤像に重畳されて一次転写される。第3のカートリッジPCのドラム1にはフルカラー画像のC色成分に対応するC色現像剤像が形成される。その現像剤像が、ベルト9上にすでに転写されているY色+M色の現像剤像に重畳されて一次転写される。第4のカートリッジPKのドラム1にはフルカラー画像のK色成分に対応するK色現像剤像が形成される。その現像剤像が、ベルト9上にすでに転写されているY色+M色+C色の現像剤像に重畳されて一次転写される。このようにして、ベルト9上にY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着現像剤像が形成される。各カートリッジPにおいて、一次転写後にドラム1の表面に残留した現像剤はクリーニング手段4により除去される。
一方、所定の制御タイミングでトレイ15のリフタ板15bが上昇動されることで、トレイ15に積載されている記録材Sの左側の上面がローラ16の下面に接触する。また、ローラ16が記録材Sを左側に繰り出す方向に回転駆動される。これにより、トレイ15内の最上位の記録材が左方に繰り出され、分離パッド17により1枚分離されて搬送路Zに送出される。そして、記録材Sは、二次転写ニップ部T2に導入される。ローラ13には電源部(不図示)から現像剤の帯電極性とは逆極性で所定電位の二次転写バイアスが印加される。これにより、記録材Sがニップ部T2を搬送されていく過程で、ベルト9上の4色重畳の現像剤像が記録材Sの面に順次に一括して転写される。記録材Sはニップ部T2を出てベルト9の面から分離され、定着装置19へ導入されて定着ニップ部で加熱・加圧される。これにより、現像剤像の記録材Sへの定着がなされる。記録材Sは定着装置19を出て、フルカラー画像形成物としてローラ対20によりトレイ21上に排出される。記録材分離後のベルト9の表面の二次転写残現像剤は、本実施例の装置100においては、第1のカートリッジPYのドラム1に回収され、クリーニング手段4によりドラム表面から除去される。
《カートリッジ交換方式》
各カートリッジPは画像形成に使用されるにつれて現像手段3に収容されている現像剤が消費される。そこで、例えば、個々のカートリッジの現像剤の残量を検知する検知手段(不図示)をカートリッジに設ける。そして、装置本体100Aの制御回路部101において、前記検知手段によって検知した残量値を、予め設定したカートリッジ寿命予告や寿命警告のための閾値と比較させる。そして、前記残量値が閾値よりも少ない残量値まで現像剤が減少したカートリッジについては、表示部(不図示)に、そのカートリッジについての寿命予告あるいは寿命警告を表示させる。これにより使用者に、交換用のカートリッジの準備を促す、あるいはカートリッジの交換を促して、出力画像の品質を維持している。
本実施例の装置100において、カートリッジPの交換は次ぎの要領でなされる。装置100の前面側の装置開閉ドア103を使用者が手動で図4の(a)にように開く。103aはドア103の前面に設けられた取手部である。ドア103が開かれることで、装置本体100Aの骨格をなすメインフレームの手前側フレーム104に具備させた、各カートリッジに対応する個々のカートリッジドア105(105Y、105M、105C、105K)が露呈する。また、ドア103が開かれることで、ドアスイッチ(キルスイッチ:不図示)がオフになり、装置100の電源回路(不図示)が開成状態に保持される。そして、交換すべきカートリッジPに対応するカートリッジドア105を開くことで、カートリッジPをフロントアクセスにより交換する方式である。カートリッジPの装置本体100Aに対する着脱は、カートリッジPの有するドラム1の回転軸線方向でかつ装置本体正面側で着脱可能なサイドオリエンテッド構成となっている。図4の(b)は、第1のカートリッジPYに対応するドア105Yを開いてカートリッジPYを装着部102Yから引き出している途中状態、あるいは挿入している途中状態を示している。
ドア103は、フレーム104の前面を覆う閉鎖位置A(図2の(a))と、フレーム104の前面を露出させた開放位置B(図4の(a))と、の間を移動可能な開閉部材として装置本体100Aの前面側に設けられている。本実施例においては、このドア103はドア下端部のヒンジ軸103bを中心に装置本体100Aに対して回動可能である。即ち、ドア103は使用者が軸103bを中心に立て起こし方向に回動して、図2の(a)のように、フレーム104の前面を閉じる閉鎖位置Aに移動させることができる。閉鎖位置Aにあるドア103は掛け止め機構或いはトグル機構(不図示)などによりその位置に保持される。また、閉鎖位置Aにあるドア103は使用者が取手部103aに手指を掛けて掛け止めを解除して或いはトグル力に抗して軸103bを中心に装置本体100Aの手前側にほぼ水平に倒し回動する。これにより、図4の(a)のように、フレーム104の前面を大きく開放した開放位置Bに移動させることができる。開放位置Bにあるドア103はその位置に保持される。
フレーム104には、各カートリッジPにそれぞれ対応する4つのカートリッジ出し入れ用の開口部106(106Y、106M、106C、106K)が設けられている。各開口部106はそれぞれ対応するカートリッジPを装置本体100A内の装着部102に対して挿入するために、及び、取り出すためにカートリッジPを通過させるための開口部である。各開口部106には、開口部106を閉じる閉鎖位置C(第1の操作位置)と開口部106を開放する開放位置D(第2の操作位置)との間を移動可能な開閉部材としてのカートリッジドア105が装置本体100Aに設けられている。105aはドア105の前面に設けられた取手部である。使用者がカートリッジPを着脱する際は、先ず、ドア103を開くことで、各色のカートリッジPに対応したカートリッジドア105に対してアクセス可能となる。本実施例においては、ドア105はドア下端部の左右方向のヒンジ軸105bを中心にフレーム104に対して開閉回動可能である。ドア105は使用者が軸105bを中心に立て起こし方向に回動して開口部106を閉じる閉鎖位置Cに移動させることができる。閉鎖位置Cにあるドア105は掛け止め機構或いはトグル機構(不図示)などによりその位置に保持される。また、閉鎖位置Cにあるドア105は使用者が取手部105aに手指を掛けて軸105bを中心に掛け止めを解除して或いはトグル力に抗してフレーム104の手前側にほぼ水平に倒し回動して開口部106を大きく開放する開放位置Dに移動させることができる。開放位置Dにあるドア105はその位置に保持される。
《カートリッジ装着部》
各色のカートリッジPY、PM、PC、PKの装着部102Y、102M、102C、102Kの構成は同じである。以下、第1のカートリッジPYの装着部102Yを代表して説明する。図5の(a)は、第1のカートリッジPYに着目するため、その他のカートリッジ及びその周辺部品を省いた装置フレームの斜視図、(b)は(a)の矢印B方向から見た図である。図6の(a)は、図5の(a)の装置フレームを反対側から見た斜視図、(b)は(a)の矢印C方向から見た図である。ユニット(転写部材)8は装置本体100Aの骨格をなすメインフレームの手前側フレーム104と奥側(後側)フレーム107との間に配設されている中底フレーム108の上面に位置決めされて配設されている。また、フレーム108の上面の手前側と奥側には、ユニット8を中にして、各カートリッジPの非駆動側を支持するための手前側ドラムホルダ109と、駆動側を支持するための奥側ドラムホルダ110が配設されている。ホルダ109と110は左右方向に長い板金部材であり、それぞれ、上辺部に長手に沿って所定の間隔をあけて各カートリッジPに対応する位置決め用凹部109a、110aが設けられている。
装着部102Yは、カートリッジPYをドラム1の回転軸線方向と略平行に取り外し可能に装着するカートリッジガイド(カートリッジ支持体)26を有する。ガイド26には、長手に沿ってガイド溝部26c(図3の(a)、図7の(a)、図9)が形成されている。また、カートリッジPYには、枠体5の右側面に長手に沿って突出させて凸条部Pc(図3、図7の(a)、図9)が形成されている。カートリッジPYは凸条部Pcがガイド溝部26cにスライド可能に嵌合されることでガイド26に対してドラム1の回転軸線方向と略平行に取り外し可能に支持(保持)される。ガイド26は装置本体100Aに対してカートリッジ挿入方向下流側の回転軸(支点)23を中心に回動可能に配設されている。ガイド26は軸23を中心に回動可能であることで、カートリッジPYが画像形成を行うための画像形成位置Jと、画像形成位置Jから退避する退避位置K(図1、図10の(b))とをとり得るようにカートリッジPYを支持する。回転軸23は奥側フレーム107の内面側に間隔をあけて左右に固定して配設された一対の支持部材24・24(図3の(a)、図7)間に軸線を左右方向にして保持されている。
また、装着部102Yは、発光部材(露光装置)であるLEDヘッドアレイ6を支持しているアレイホルダ(発光部材支持体)71を有する。図8の(a)はホルダ71と、これに結合しているリフター30の斜視図である。リフター30はホルダ71と並行な部材であり、ホルダ71の手前側部Gと奥側部Hにおいてホルダ71に所定の間隔を存して結合している。アレイ6はホルダ71の下面側にホルダ長手に沿って下向き配設されている。ホルダ71とリフター30はカートリッジ挿入方向下流側の回転軸23を中心に回動可能に配設されている。ホルダ71は、アレイ6の0LEDが発光することによりドラム1を露光する露光位置Mと、露光位置Mから退避する退避位置N(図1)とをアレイ6がとり得るように、アレイ6を支持する。カートリッジPYの凸条部Pcがガイド26のガイド溝部26cに嵌合されてカートリッジPYがガイド26に保持されている状態において、ガイド26はカートリッジPYの右側に位置している。ホルダ71に保持されているアレイ6はカートリッジPYの上面側にカートリッジ長手に沿って具備させた露光用溝穴部Pdに嵌入していてドラム1に対して対向している。溝穴部Pdの駆動側は開放されている(図7の(b))。リフター30はカートリッジPYの左側に位置している。
1)カートリッジドア105Yが図5、図6のように開口部106Yを閉鎖する閉鎖位置Cに保持されている状態時においては、カートリッジPYを支持しているガイド26は軸23を中心にほぼ水平に回動している。この状態において、カートリッジPYは画像形成位置Jに位置している。カートリッジPYの画像形成位置Jはドラム1の下面がユニット8のベルト9に所定に接触して1次転写ニップ部T1を形成している位置である。また、アレイ6を支持しているホルダ71はカートリッジPYが画像形成位置Jに位置している状態においてLEDが発光することによりドラム1を露光する露光位置Mにアレイ6を位置させている。
画像形成位置Jに位置しているカートリッジPYは、図7のように、非駆動側と駆動側の被位置決め部5bと5cが、それぞれ、手前側ドラムホルダ109の位置決め用凹部109aと奥側ドラムホルダ110の位置決め凹部110aとに係合している。被位置決め部5bと5cはドラム1の回転軸線と同心の環状部或いは円弧状部である。ドア105Yの内面側には、図8の(c)のように、カートリッジガイド押さえ部材29とリフター押さえ部材31が設けられている。ドア105Yが開口部106Yを閉鎖する閉鎖位置Cに保持されている状態において、部材29からガイド26の手前側の斜面部26aに対して付勢部材(不図示)により下向きF1方向(図5の(b))の力が働いている。F1方向の力を受けたガイド26は軸23を中心とする下方への回動力によりカートリッジPYの凸条部Pcをガイド溝部26cにて押さえる。これにより、カートリッジPYの非駆動側の被位置決め部5bがホルダ109側の凹部109aに対して確実に押し付けられる(図7の(a))。また、カートリッジPYの駆動側の被位置決め部5cもホルダ110側の凹部110aに対して確実に押し付けられる(図7の(b))。この時の力F1の大きさは、画像形成時にドラム1が振動することない充分な値に設定している。この構成により、カートリッジPYは画像形成位置Jに位置決めされて、その位置に安定に保持される。また、画像形成位置Jに位置決めされているカートリッジPYの駆動側の駆動入力部5aに対して、装置本体側100Aの駆動ユニット27のドラムギア28が結合している(図5の(b)、図6の(b))。また、カートリッジP側のバイアス入力部(不図示)に対して、装置本体100A側のバイアス出力部(不図示)が結合した状態になっている。
一方、アレイ6を支持しているホルダ71は、図9の(a)と(b)のように、手前側の位置決めボス71aがカートリッジPY上の手前側溝部Paに、また奥側の位置決めボス71bがカートリッジPY上の奥側溝部Pbに挿入されている状態になっている。これにより、ホルダ71は、ドラム1の回転軸線方向に直交するベルト9の移動方向に対して位置が決まっている。そして、ドア105Yが開口部106Yを閉鎖する閉鎖位置Cに保持されている状態において、部材31からリフター30の手前側の斜面部30aに対して付勢部材(不図示)により下向きF2方向(図6の(b))の力が働いている。F2方向の力を受けたリフター30は、軸23を中心とする下方への回動力を受ける。同時に、リフター30と一体のホルダ71も下方への回動力を受ける。その結果、ホルダ71は、手前側のボス71aの近傍の内面(接地面)QがカートリッジPYの上面に押圧された状態で当接して、画像形成位置Jに位置決め保持されているカートリッジPYに対して位置決めされる(図9の(a))。これにより、ホルダ71に支持されているアレイ6が、LEDが発光することによりドラム1を露光する露光位置Mに位置決めされた状態に保持される。この時の力F2の大きさは、画像形成時にアレイ6が、ドラム1に対して振動することない充分な値に設定している。図8の(b)は、画像形成位置Jに位置決めされたカートリッジPYのドラム1と、露光位置Mに位置決めされたアレイ6の位置関係を示している。アレイ6は、ドラム1に静電潜像を描くため、所定の焦点距離αに設定されている。即ち、アレイ6を支持しているホルダ71はカートリッジPYが画像形成位置Jに位置した状態でLEDが発光することによりドラム1を露光する露光位置Mにアレイ6を位置させている。
2)次に、ドア105Yが使用者によって図4の(a)の閉鎖位置C(第1の操作位置)から(b)の開放位置D(第2の操作位置)に回動された場合について説明する。図10の(a)は、図5の(b)において、閉鎖位置Cのドア105Yが開かれていく途中状態を示している。図10の(b)はドア105Yが十分に開かれて開放位置Dに位置している状態を示している。図11の(a)は、図6の(b)において、閉鎖位置Cのドア105Yが開かれていく途中状態を示している。図11の(b)はドア105Yが十分に開かれて開放位置Dに位置している状態を示している。ドア105Yが閉鎖位置Cから開放位置Dに回動操作されるのに連動して、カートリッジPYが画像形成位置Jから退避位置Kに位置するようにガイド26が軸23を中心にベルト9から離れる方向に回動される。そして、開放位置Dに回動された状態において、ガイド26の上記の回動によりカートリッジPYがベルト9に対して角度θ1をもって傾斜した姿勢に保持される。また、ドア105Yが閉鎖位置Cから開放位置Dに回動操作されるのに連動して、アレイ6が露光位置Mから退避位置Nに位置するようにホルダ71が軸23を中心にベルト9から離れる方向に回動される。そして、ホルダ71の上記の回動によりアレイ6がベルト9に対して角度θ2をもって傾斜した姿勢に保持される。この場合、上記の角度θ1と角度θ2は、θ1<θ2、の関係となるように設定されている。
ガイド26とホルダ71の上記の動作をより具体的に説明する。ドア105Yの開き回動過程の初期において、ドア105Y側の部材29及び部材31が、それぞれ、ガイド26の手前側の斜面部26a及びリフター30の手前側の斜面部30aから離れる。これにより、ガイド26及びリフター30は部材29及び部材31による押さえ込み(拘束)から開放されて、軸23を中心とする上方への回動が自由になる。また、ドア105Yの下辺側にドア105Yと一体に具備させた第1のカム部(連動部材)105cと第2のカム部(連動部材)105dが、それぞれ、ガイド26の手前側の下面部分26dとリフター30の手前側の下面部分30bに接触する。そして、ドア105Yの更なる開き回動過程において、ガイド26は起立していく第1のカム部105cにより軸23を中心に手前側が持ち上げられてベルト9から上方に回動する。これにより、ガイド26に保持されているカートリッジPYもドラムホルダ109、110から離れながら傾き始め、その結果、カートリッジPY内のドラム1がベルト9から離間し始める(図10の(a))。そして、ドアドア105Yが開放位置Dに位置した状態においては、ガイド26は第1のカム部105cの所定の起立高さだけ手前側が十分に持ち上げられた状態に保持される。このガイド26の回動により、カートリッジPYがベルト9に対して角度θ1をもって傾斜した
姿勢(退避位置K)に保持される(図1、図10の(b))。本実施例ではθ1=3°に設定している。また、ドア105Yの開き回動過程において、リフター30も起立していく第2のカム部105dにより軸23を中心に手前側が持ち上げられてベルト9から上方に回動する。第2のカム部105dの起立高さは第1のカム部105cの起立高さよりも所定に高くされている。これにより、リフター30と一体のホルダ71もカートリッジPYから離れながら傾き始める。そして、ドアドア105Yが開放位置Dに位置した状態においては、リフター30は第2のカム部105dの所定の起立高さだけ手前側が十分に持ち上げられた状態に保持される。このリフター30の回動により、リフター30と一体のホルダ71に保持されているアレイ6がベルト9に対して角度θ2をもって傾斜した姿勢(退避位置N)に保持される(図1、図10の(b))。本実施例ではθ2=4.5°に設定している。
装着部102YからのカートリッジPYの取り出しは、上記の状態において、開口部106Yに臨んでいるカートリッジPYの非駆動側を掴み手前側に引き移動する。カートリッジPYは凸条部Pcがガイド溝部26cにスライド可能に嵌合されることでガイド26に対してドラム軸線方向と略平行に取り外し可能に支持されている。従って、カートリッジPYを、ガイド26に沿ってスライド移動させながら手前側に引き抜くことで、装着部102Yから開口部106Yを通して装置本体100Aの外側に取り出すことが出来る。上述したように、ドア105Yを開くことで、カートリッジPYが回転軸23を中心にベルト9に対してθ1度に傾き、アレイ6軸23を中心にベルト9に対してθ2度に傾く。そして、θ2>θ1に設定しているので、ドラム1はベルト9に対して離間した姿勢(退避位置K)となり、アレイ6はドラム1に対して露光位置Mより離れた退避位置Nに移動した状態となっている。カートリッジPYを取り外すために、ドア105Yを開いている状態である限り、カートリッジPYは、ガイド26のガイド溝部26cに保持されながら、ベルト9とアレイ6と干渉することなく、取り外すことが可能となっている(図4の(b))。
3)カートリッジPYの装着部102Yに対する装着要領は、上記の取り出しの場合と逆の要領、動作となる。ドア105Yが開放位置Dに開いている状態において、カートリッジPYを駆動側を先にして開口部106Yから装置本体100A内に挿入する。第1のカム部105cにより手前側が持ち上げられている状態のガイド26のガイド溝部26cの手前側にカートリッジPYの凸条部Pcの奥側を嵌合させる。そして、カートリッジPYをガイド26に沿ってスライド移動させながら奥側に押し込む。十分に押し込むことで、カートリッジPYがストッパ(不図示)に干渉してそれ以上の押し込み移動が阻止される。このカートリッジPYの押し込み移動時において、ドラム1はベルト9に対して離間した姿勢となり、アレイ6はドラム1に対して露光位置Mより離れた退避位置Nに移動した状態となっている。これにより、ドラム1はベルト9とアレイ6と干渉することなく、装置本体100A内に挿入される。
そして、ドア105Yを開放位置Dから閉鎖位置Cに回動する。ドア105Yの閉じ回動に連れて、ガイド26は倒れ回動していく第1のカム部105cにより軸23を中心に手前側が持ち下げてベルト9に向かって回動してほぼ水平に回動する。これにより、ガイド26に保持されているカートリッジPYの非駆動側と駆動側の被位置決め部5bと5cが、それぞれ、手前側ドラムホルダ109の位置決め用凹部109aと奥側ドラムホルダ110の位置決め凹部110aとに係合する。また、ドア105Yの閉じ回動に連れて、リフター30も倒れ回動していく第2のカム部105dにより軸23を中心に手前側が持ち下げてベルト9に向かって回動する。これにより、リフター30と一体のホルダ71の手前側の位置決めボス71aがカートリッジPY上の手前側溝部Paに、また奥側の位置決めボス71bがカートリッジPY上の奥側溝部Pbに挿入される。そして、ドア105Yが閉鎖位置Cに保持された状態において、部材29からガイド26の手前側の斜面部26aに対して付勢部材により下向きF1方向(図5の(b))の力が働く。また、部材31からリフター30の手前側の斜面部30aに対して付勢部材により下向きF2方向(図6の(b))の力が働く。上記の状態において、カートリッジPYは画像形成位置Jに位置決めされて保持されている。また、アレイ6を支持しているホルダ71はカートリッジPYが画像形成位置Jに位置している状態においてLED6a(図17)が発光することによりドラム1を露光する露光位置Mにアレイ6を位置させている。また、画像形成位置Jに位置決めされているカートリッジPYの駆動側の駆動入力部5aに対して、装置本体側100Aの駆動ユニット27のドラムギア28が結合している。また、カートリッジP側のバイアス入力部に対して、装置本体100A側のバイアス出力部が結合した状態になっている。
一方、アレイ6を支持しているホルダ71は、図9の(a)と(b)のように、手前側の位置決めボス71aがカートリッジPY上の手前側溝部Paに、また奥側の位置決めボス71bがカートリッジPY上の奥側溝部Pbに挿入されている状態になっている。これにより、ホルダ71は、ドラム1の回転軸線方向に直交するベルト9の移動方向に対して位置が決まっている。そして、ドア105Yが開口部106Yを閉鎖する閉鎖位置Cに保持されている状態において、部材31からリフター30の手前側の斜面部30aに対して付勢部材(不図示)により下向きF2方向(図6の(b))の力が働いている。F2方向の力を受けたリフター30は、軸23を中心とする下方への回動力を受ける。同時に、リフター30と一体のホルダ71も下方への回動力を受ける。その結果、ホルダ71は、手前側のボス71aの近傍の内面(接地面)QがカートリッジPYの上面に押圧された状態で当接して、画像形成位置Jに位置決め保持されているカートリッジPYに対して位置決めされる(図9の(a))。これにより、ホルダ71に支持されているアレイ6が、LED6aが発光することによりドラム1を露光する露光位置Mに位置決めされた状態に保持される。この時の力F2の大きさは、画像形成時にアレイ6が、ドラム1に対して振動することない充分な値に設定している。図8の(b)は、画像形成位置Jに位置決めされたカートリッジPYのドラム1と、露光位置Mに位置決めされたアレイ6の位置関係を示している。アレイ6は、ドラム1に静電潜像を描くため、所定の焦点距離αに設定されている。即ち、アレイ6を支持しているホルダ71はカートリッジPYが画像形成位置Jに位置した状態でLED6aが発光することによりドラム1を露光する露光位置Mにアレイ6を位置させている。
このように、カートリッジPYを挿入する際は、前述した取り外す場合と逆の動作になるだけで、ドア105Yとガイド26とリフター30の連動構成により、挿入開始から挿入完了まで、ドラム1はベルト9とアレイ6と干渉することはない。そして、ドア105Yを閉めることで、カートリッジPYとアレイ6が画像形成時の所定の位置に配置される。最後にドア103が閉鎖位置Aに閉じられる。これにより、ドアスイッチがオンになり、装置100の電源回路が閉成状態に保持されて、装置100は画像形成動作が可能な状態になる。
以上は、第1のカートリッジPYのみの説明であるが、他の第2乃至第4のカートリッジPM、PC、PKを交換する際も同様である。
以上説明したように本実施例では、ドラム1の回転軸方向と略平行にカートリッジPを着脱し、かつ、ドラム1がベルト9から離間し、かつ、アレイ6がドラム1から画像形成時の位置よりも遠ざかる状態になる。そのため、カートリッジPがベルト9とアレイ6に接触することなく、着脱が可能となる。つまり、アレイ6を装置本体内部でカートリッジPから遠ざけることが可能となり、アレイ6を外気のチリやホコリにさらすことがないので、アレイ6が汚れない信頼性の高い画像形成装置が可能となる。また、作業者がアレイ6に触れることができないので、カートリッジPを交換する時、アレイ6に注意をする必要がないので、作業性の高い画像形成装置が可能となる。また、カートリッジドア105を利用して、一連の動作を連動させることは、装置前側部における省スペースな連動機構を達成することが可能となり、製品の小型化に寄与することができる。ここで、操作部材は、ドア105に限られず、別に配設したレバー部材等の部材とした装置構成にすることも出来る。
上記の実施例をまとめると次のとおりである。電子写真感光体ドラム1を有するプロセスカートリッジPを電子写真画像形成装置100の装置本体100Aに取り外し可能に装着した状態で、記録媒体Sに画像を形成する電子写真画像形成装置100である。カートリッジPをドラム1の回転軸線方向と略平行に取り外し可能に装着するカートリッジ支持体26を有する。支持体26は、プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点23を中心に装置本体100Aに回動可能に配設されている。支持体26は、カートリッジPが画像形成を行うための画像形成位置Jと、画像形成位置Jから退避する退避位置Kとをとり得るように、カートリッジPを支持する。また、カートリッジPが画像形成位置Jに位置した状態で、ドラム1の回転軸線方向に並んで設けられ、ドラム1を露光するために画像情報に応じて発光する複数個の発光素子を有する発光部材6を有する。また、プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点23を中心に装置本体100Aに回動可能に配設されていて、発光部材6を支持する発光部材支持体71を有する。支持体71は、発光素子が発光することによりドラム1を露光する露光位置Mと、露光位置Mから退避する退避位置Nとを発光部材6がとり得るように、発光部材6を支持する。また、カートリッジPが画像形成位置Jに位置した状態で、ドラム1に形成された現像剤像を記録媒体Sに転写するための転写部材8であって、装置本体100Aに位置決めされている転写部材8を有する。使用者が、カートリッジPを装置本体100Aに対して出し入れする際に操作する操作部材105であって、第1の操作位置Cと第2の操作位置Dとをとり得る操作部材105を有する。操作部材105の操作に連動する連動部材105c・105dを有する。連動部材105c・105dは、操作部材105が第2の操作位置Dから第1の操作位置Cに操作されるのに連動して、カートリッジPが画像形成位置Jに位置するように支持体26を支点23を中心に回動する。また、発光部材6が露光位置Mに位置するように発光部材支持体71を支点23を中心に回動する。および、連動部材105c・105dは、操作部材105が第1の操作位置Cから第2の操作位置Dに操作されることで、カートリッジPが退避位置Kに位置するように支持体26を支点23を中心に転写部材8から離れる方向に回動する。これにより、カートリッジPを転写部材8に対して角度θ1をもって傾斜させた姿勢に保持する。また、発光部材6が退避位置Nに位置するように支持体71を支点23を中心に転写部材8から離れる方向に回動する。これにより、発光部材6を転写部材8に対して角度θ2をもって傾斜させた姿勢に保持する。角度θ1と角度θ2が、θ1<θ2、である。
上記構成において、カートリッジPは、転写部材8に干渉することなく、装置本体100Aから着脱することができ、かつ、発光部材6をも干渉することなく、装置本体100Aから着脱することが可能となる。
また、操作部材105が、カートリッジPを装置本体100Aに対して出し入れするために装置本体に設けられた開口部106に対する開閉部材であって、開口部を閉じた第1の操作位置Cと開口部を開放した第2の操作位置Dとの間を移動可能である。開閉部材105の開放に連動して、カートリッジ支持体26を介して、カートリッジPを転写部材8から待避させることと、開閉部材105の開放に連動して発光部材6をカートリッジPから待避させる効率の良い構成が可能となる。操作部材105は上記の開閉部材105とは別に配設したレバー部材等の部材とした装置構成にすることも出来る。
[実施例2]
次に、第2の実施例を説明する。画像形成装置の画像形成動作と記録材Sの搬送のプロセスに関しては、実施例1のそれと共通なので、再度説明は省略する。また、カートリッジドア105に連動して傾くガイド26とカートリッジPの構成等も実施例1と共通な部分は共通の符号を付記して再度の説明を省略する。
図12の(a)は、画像形成時のカートリッジPYと、その周辺部品の概略斜視図であり、便宜的にカートリッジドア105Yを省いた図である。アレイ6を保持しているホルダ71の手前側の上面には左側張り出し部Gと右側張り出し部Rを具備させてあり、左側張り出し部Gには被押さえ部材32が一体に取り付けられている。ドア105Yが閉じられている状態において、ドア105Yの内面側の押さえ部材31が被押さえ部材32の手前側の斜面部32aに対して付勢部材(不図示)により下向き方向の力が働いている(図6の(b)と同様)。これにより、ホルダ71が図9の(a)で示したボス71aの近傍の内面(接地面)QでカートリッジPYに当接している。一方、ホルダ71の右側張り出し部Rはガイド26の手前側の上面に具備させた凸部26eとの間に所定の隙間を存して対向している。図12の(b)はアレイ6を保持しているホルダ71の右側面図である。ホルダ71は軸23に回転可能に支持されていて、長手に沿って奥側の点dと手前側の点eで結ぶ下向きの斜面部fを有する。図13の(a)はカートリッジPYの上面図、(b)は(a)のL−L線で切断した断面図である。カートリッジPYは、点Pdと点Peから成る突起部Pfを有している。ホルダ71側の上記の斜面部fとカートリッジP側の上記の突起部Pfが、ホルダ71とカートリッジPとに配設されている相互干渉部材である。図14の(a)は画像形成時の、ホルダ71の斜面部fとカートリッジPYの突起部Pfの位置関係を示す図で、カートリッジPYの点Pdと点Peとホルダ71の点dには所定の隙間βを設けている。図14の(b)は、ドア105Yが開放位置に開かれている状態時で、カートリッジPYを装置本体100Aから取り出す前の姿勢である。実施例1と同様、ドア105Yの開きに連動して、ガイド26が傾いている(図10の(b))。カートリッジPYは凸条部Pcがガイド溝部26cにスライド可能に嵌合されることでガイド26に対してドラム軸線方向と略平行に取り外し可能に支持されているので、ドラム1も同様に傾いていて、ベルト9に対してθ1度の角度となっている。また、ホルダ71は軸23を中心に回転可能であり、ボス71aの近傍の内面(接地面)QでカートリッジPYに持ち上げられる。そのため、カートリッジPYを装置本体100Aから取り出す前のアレイ6とベルト9の角度もθ1となっている。本実施例ではθ1=3°に設定している。この時、カートリッジPYはベルト9から画像形成時より遠ざかっているので、カートリッジPYを装置本体100Aから取り外す際、ベルト9と干渉しない準備ができている。
図15の(a)は、カートリッジPYの凸条部Pcをガイド26のガイド溝部26cにガイドさせながらカートリッジPYを装置本体100Aから取り出し始めた時の図である。この時、カートリッジPYの突起部Pfの点Pdが、ホルダ71の斜面部fの点dの下方に移動することで、ホルダ71が軸23を中心に持ち上げられる。その結果、アレイ6がベルト9に対してθ2[4Yd]の角度となり、ドラム1に対する位置が、画像形成時(露光位置M)よりも遠ざかって配置(退避位置N)される。本実施例ではθ2[4Yd]=4.5°に設定している。この時、アレイ6がドラム1から画像形成時の露光位置Mよりも遠ざかる退避位置Nになるため、カートリッジPYを支障なく装置本体100Aから取り外すことが可能となっている。
図15の(b)は、カートリッジPYの装置本体100Aからの取り出し完了直前の図である。この時、カートリッジPYの突起部Pfの点Peが、ホルダ71の斜面部fの点eの下方に移動することで、ホルダ71が軸23を中心に回転する。その結果、アレイ6がベルト9に対してθ2[4Ye]の角度となり、ドラム1に対する位置が、画像形成時(露光位置M)よりも遠ざかって配置される。本実施例ではθ2[4Ye]=3.8°に設定している。この時も、アレイ6がドラム1から画像形成時よりも遠ざかる位置を維持しているので、カートリッジPYを支障なく装置本体100Aから取り外すことが可能となっている。
図16は、カートリッジPYを取り外した後のホルダ71の位置を示している。画像形成時のホルダ71は、カートリッジPY上の設置面Q(図14の(a))に接していたが、カートリッジPYが無い状態では、ホルダ71の右側張り出し部Rにおいて、ガイド26Yの凸部26eに仮接地している。
また、カートリッジPYを挿入する際は、上述した取り外す場合と逆の動作になるだけである。カートリッジPYの挿入開始に伴い、カートリッジPYの突起部Pfがホルダ71の斜面部fの下方に移動する。これにより、アレイ6がドラム1に対して遠ざかり、ドラム1とアレイ6が干渉することなく、挿入を完了できる。また、実施例1と同様、ドア105Yとガイド71の連動構成により、挿入開始から挿入完了まで、ドラム1がベルト9とも干渉することなく挿入を完了することが可能となる。
以上は、第1のカートリッジPYのみの説明であるが、他の第2乃至第4のカートリッジPM、PC、PKを交換する際も同様である。
以上説明したように本実施例では、ドラム1の回転軸方向とほぼ平行にカートリッジPを着脱し、かつ、ドラム1がベルト9から離間し、かつ、アレイ6がドラム1から画像形成時の位置(露光位置M)よりも遠ざかる状態になる。そのため、カートリッジPがベルト9とアレイ6に接触することなく、着脱が可能となる。つまり、アレイ6を装置本体内部でカートリッジから遠ざけることが可能となり、アレイ6を外気のチリやホコリにさらすことがないので、アレイ6が汚れない信頼性の高い画像形成装置が可能となる。また、作業者がアレイ6に触れることができないので、カートリッジPを交換する時、アレイ6に注意をする必要がないので、作業性の高い画像形成装置が可能となる。また、カートリッジPの着脱に連動して、ドラム1からアレイ6の離間させる構成にすることで、カートリッジPとアレイ6の2部品のみの省スペースな連動機構を達成することができるので、製品の小型化にも寄与することができる。
上記の実施例をまとめると次のとおりである。電子写真感光体ドラム1を有するプロセスカートリッジPを電子写真画像形成装置100の装置本体100Aに取り外し可能に装着した状態で、記録媒体Sに画像を形成する電子写真画像形成装置100である。カートリッジPをドラム1の回転軸線方向とほぼ平行に取り外し可能に装着するカートリッジ支持体26を有する。支持体26は、プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点23を中心に装置本体100Aに回動可能に配設されている。そして、カートリッジPが画像形成を行うための画像形成位置Jと、画像形成位置Jから退避する退避位置Kとをとり得るように、カートリッジPを支持する。また、カートリッジPが画像形成位置Jに位置した状態で、ドラム1の回転軸線方向に並んで設けられ、ドラム1を露光するために画像情報に応じて発光する複数個の発光素子を有する発光部材6を有する。また、プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点23を中心に装置本体100Aに回動可能に配設されていて、発光部材6を支持する発光部材支持体71を有する。支持体71は、発光素子が発光することによりドラム1を露光する露光位置Mと、露光位置Mから退避する退避位置Nとを発光部材6がとり得るように、発光部材6を支持する。また、カートリッジPが画像形成位置Jに位置した状態で、ドラム1に形成された現像剤像を記録媒体Sに転写するための転写部材8であって、装置本体100Aに位置決めされている転写部材8を有する。また、使用者が、カートリッジPを装置本体100Aに対して出し入れする際に操作する操作部材105であって、第1の操作位置Cと第2の操作位置Dとをとり得る操作部材105を有する。操作部材105の操作に連動する連動部材105cを有する。連動部材105cは、操作部材105が第2の操作位置Dから第1の操作位置Cに操作されるのに連動して、カートリッジPが画像形成位置Jに位置するように支持体26を支点23を中心に回動する。および、連動部材105cは、操作部材105が第1の操作位置Cから第2の操作位置Dに操作されるのに連動して、カートリッジPが退避位置Kに位置するように支持体26を支点23を中心に転写部材8から離れる方向に回動する。これにより、カートリッジPを転写部材8に対して角度θ1をもって傾斜させた姿勢に保持する。また、カートリッジPと支持体71とに配設されている相互干渉部材Pf、fを有する。この部材Pf、fは、カートリッジPが角度θ1をもって傾斜している姿勢に保持されている状態において取り出し方向に移動されたとき、支持体71を次のように動作させる。即ち、カートリッジPが引き出されるまでの間、発光部材6が退避位置Nに位置するように支持体71を支点23を中心に転写部材8から離れる方向に回動して発光部材6を転写部材8に対して角度θ2をもって傾斜させた姿勢に保持する。および、部材Pf、fは、支持体71が転写部材8から離れる方向に回動されている状態において、支持体26にカートリッジPが係合されて挿入方向に移動されたとき、支持体71を次のように動作させる。即ち、カートリッジPが支持体26に装着されるまで、発光部材6が退避位置Nに位置するように支持体71を支点23を中心に転写部材8から離れる方向に回動して発光部材6を転写部材8に対して角度θ2をもって傾斜させた姿勢に保持する。そして、角度θ1と角度θ2が、θ1<θ2、である。
上記構成において、カートリッジPを着脱する時の動作に連動して、発光部材6を転写部材からθ2の角度で離間することが可能となる。カートリッジPの着脱動作のみで、発光部材6をカートリッジPから待避させる最もシンプルな構成が可能となる。
また、操作部材105が、カートリッジPを装置本体100Aに対して出し入れするために装置本体に設けられた開口部106に対する開閉部材であって、開口部を閉じた第1の操作位置Cと開口部を開放した第2の操作位置Dとの間を移動可能である。開閉部材105の開放に連動して、カートリッジ支持体26を介して、カートリッジPを転写部材8から待避させる効率の良い構成が可能となる。操作部材105は上記の開閉部材105とは別に配設したレバー部材等の部材とした装置構成にすることも出来る。
尚、発光部材(アレイ)6の発光素子としては、例えば、液晶素子、半導体発光ダイオード、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)などの電界発光素子が使用される。半導体発光ダイオードは、電圧を印加することにより発光する半導体素子である。有機EL素子は、電圧をかけると光る有機化合物でできた電子材料で、自発光するものである。有機EL素子は、例えば、有機分子発光層を二つの電極で挟み、電圧をかける。これにより、電極から注入された電子と正孔が再結合して有機分子を励起し、励起された有機分子が基底状態に戻るときに発光する。
1・・電子写真感光体ドラム、P・・プロセスカートリッジ、100・・電子写真画像形成装置、100A・・装置本体、S・・記録媒体、26・・カートリッジ支持体、23・・支点、J・・画像形成位置、K・・退避位置、6・・発光部材、M・・露光位置、N・・退避位置、71・・発光部材支持体、8・・転写部材、105・・操作部材、C・・第1の操作位置、D・・第2の操作位置、105c・105d連動部材

Claims (4)

  1. 電子写真感光体ドラムを有するプロセスカートリッジを電子写真画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着した状態で、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    前記プロセスカートリッジを前記電子写真感光体ドラムの回転軸線方向とほぼ平行に取り外し可能に装着するカートリッジ支持体であって、プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点を中心に前記装置本体に回動可能に配設されていて、前記プロセスカートリッジが画像形成を行うための画像形成位置と、前記画像形成位置から退避する退避位置とをとり得るように、前記プロセスカートリッジを支持する前記カートリッジ支持体と、
    前記プロセスカートリッジが前記画像形成位置に位置した状態で、前記電子写真感光体ドラムの回転軸線方向に並んで設けられ、前記電子写真感光体ドラムを露光するために画像情報に応じて発光する複数個の発光素子を有する発光部材と、
    プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点を中心に前記装置本体に回動可能に配設されていて、前記発光素子が発光することにより前記電子写真感光体ドラムを露光する露光位置と、前記露光位置から退避する退避位置とを前記発光部材がとり得るように、前記発光部材を支持する発光部材支持体と、
    前記プロセスカートリッジが前記画像形成位置に位置した状態で、前記電子写真感光体ドラムに形成された現像剤像を前記記録媒体に転写するための転写部材であって、前記装置本体に位置決めされている前記転写部材と、
    使用者が、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に対して出し入れする際に操作する操作部材であって、第1の操作位置と第2の操作位置とをとり得る前記操作部材と、
    前記操作部材の操作に連動する連動部材であって、前記操作部材が前記第2の操作位置から前記第1の操作位置に操作されるのに連動して、前記プロセスカートリッジが前記画像形成位置に位置するように前記カートリッジ支持体を前記支点を中心に回動すると共に前記発光部材が前記露光位置に位置するように前記発光部材支持体を前記支点を中心に回動する、および、前記操作部材が前記第1の操作位置から前記第2の操作位置に操作されることで、前記プロセスカートリッジが前記退避位置に位置するように前記カートリッジ支持体を前記支点を中心に前記転写部材から離れる方向に回動して前記プロセスカートリッジを前記転写部材に対して角度θ1をもって傾斜させた姿勢に保持すると共に前記発光部材が前記退避位置に位置するように前記発光部材支持体を前記支点を中心に前記転写部材から離れる方向に回動して前記発光部材を前記転写部材に対して角度θ2をもって傾斜させた姿勢に保持する前記連動部材と、
    を有し、前記角度θ1と前記角度θ2が、θ1<θ2、であることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 前記操作部材が、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に対して出し入れするために前記装置本体に設けられた開口部に対する開閉部材であって、前記開口部を閉じた第1の操作位置と前記開口部を開放した第2の操作位置との間を移動可能な前記開閉部材であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  3. 電子写真感光体ドラムを有するプロセスカートリッジを電子写真画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着した状態で、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    前記プロセスカートリッジを前記電子写真感光体ドラムの回転軸線方向とほぼ平行に取り外し可能に装着するカートリッジ支持体であって、プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点を中心に前記装置本体に回動可能に配設されていて、前記プロセスカートリッジが画像形成を行うための画像形成位置と、前記画像形成位置から退避する退避位置とをとり得るように、前記プロセスカートリッジを支持する前記カートリッジ支持体と、
    前記プロセスカートリッジが前記画像形成位置に位置した状態で、前記電子写真感光体ドラムの回転軸線方向に並んで設けられ、前記電子写真感光体ドラムを露光するために画像情報に応じて発光する複数個の発光素子を有する発光部材と、
    プロセスカートリッジ挿入方向下流側の支点を中心に前記装置本体に回動可能に配設されていて、前記発光素子が発光することにより前記電子写真感光体ドラムを露光する露光位置と、前記露光位置から退避する退避位置とを前記発光部材がとり得るように、前記発光部材を支持する発光部材支持体と、
    前記プロセスカートリッジが前記画像形成位置に位置した状態で、前記電子写真感光体ドラムに形成された現像剤像を前記記録媒体に転写するための転写部材であって、前記装置本体に位置決めされている前記転写部材と、
    使用者が、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に対して出し入れする際に操作する操作部材であって、第1の操作位置と第2の操作位置とをとり得る前記操作部材と、
    前記操作部材の操作に連動する連動部材であって、前記操作部材が前記第2の操作位置から前記第1の操作位置に操作されるのに連動して、前記プロセスカートリッジが前記画像形成位置に位置するように前記カートリッジ支持体を前記支点を中心に回動する、および、前記操作部材が前記第1の操作位置から前記第2の操作位置に操作されるのに連動して、前記プロセスカートリッジが前記退避位置に位置するように前記カートリッジ支持体を前記支点を中心に前記転写部材から離れる方向に回動して前記プロセスカートリッジを前記転写部材に対して角度θ1をもって傾斜させた姿勢に保持する前記連動部材と、
    前記プロセスカートリッジと発光部材支持体とに配設されている相互干渉部材であって、前記プロセスカートリッジが前記角度θ1をもって傾斜している姿勢に保持されている状態において取り出し方向に移動されたとき、前記プロセスカートリッジが引き出されるまでの間、前記発光部材が前記退避位置に位置するように前記発光部材支持体を前記支点を中心に前記転写部材から離れる方向に回動して前記発光部材を前記転写部材に対して角度θ2をもって傾斜させた姿勢に保持する、および、前記カートリッジ支持体が前記転写部材から離れる方向に回動されている状態において、前記カートリッジ支持体に前記プロセスカートリッジが係合されて挿入方向に移動されたとき、前記プロセスカートリッジが前記カートリッジ支持体に装着されるまで、前記発光部材が前記退避位置に位置するように前記発光部材支持体を前記支点を中心に前記転写部材から離れる方向に回動して前記発光部材を前記転写部材に対して角度θ2をもって傾斜させた姿勢に保持する前記相互干渉部材と、
    を有し、前記角度θ1と前記角度θ2が、θ1<θ2、であることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  4. 前記操作部材が、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に対して出し入れするために前記装置本体に設けられた開口部に対する開閉部材であって、前記開口部を閉じた第1の操作位置と前記開口部を開放した第2の操作位置との間を移動可能な前記開閉部材であることを特徴とする請求項3に記載の電子写真画像形成装置。
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