JP2014156309A - 交通需要検出装置、エレベーター群管理装置、及びエレベーターシステム - Google Patents

交通需要検出装置、エレベーター群管理装置、及びエレベーターシステム Download PDF

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Abstract

【課題】カメラを設置しなくても、輸送能力以上の乗客が発生して乗場に待ち行列が継続的に発生している状況を速やかに検出し、その状況が発生している間に限って配車台数を増やすことを可能とするエレベーター群管理装置を提供する。
【解決手段】かご内負荷の時間的変化に基づいて、エレベーターがある階に到着して出発するごとに、その間の乗客のかごへの乗車状況を検出する乗車状況検出手段と、乗車状況情報を各階及び方向別に格納する記憶手段と、各階及び方向別に、直近の所定回数の乗車状況情報に基づいて、交通需要が輸送能力超過か否かを検出する需要検出手段と、ある階のある方向において輸送能力超過を検出している間は、当該階の当該方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を増加させ、当該状況が解消すると元の配車台数に戻す配車制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーターの交通需要を検出する交通需要検出装置、複数台のエレベーターの動作を一括管理するエレベーター群管理装置、及び、エレベーター群管理装置を備えたエレベーターシステムに関する。
エレベーター群管理装置において、交通需要の大きさを判定し、交通需要が大きい場合に混雑階の乗場呼びに割り当てるエレベーター台数(配車台数)を増加することによって、混雑の緩和を図る方法がある。
このようなエレベーター群管理装置が、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1には、かご内負荷に基づいて検出した過去数分間の合計乗車人数、または、曜日及び時間帯ごとの乗車人数の統計値に応じて、基準階への呼び戻し台数を決定する方法が開示されている。また、特許文献2には、乗場に設けたカメラで待ち客数を検出し、過去の同じ曜日及び時間帯の統計値と比較して現在の需要度が大きいと判定した場合は、登録階での乗場呼びに対して2台以上のエレベーター(かご)の割当を行う方法が開示されている。
配車台数を増加させることによる効果は、乗客発生の規模によって異なる。ある階のある方向の乗場呼びに対して輸送能力以上の乗客が発生し、乗場に待ち行列が継続的に発生している状況(輸送能力超過の状況)では、当該階及び当該方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を増加することによって、待ち客の待ち時間を減少させ、待ち行列を緩和させることができる。一方、ある階のある方向の乗場呼びに対して輸送能力を超えない規模で乗客が発生している状況では、配車台数をむやみに増加させると、多くの乗客を乗せたエレベーターと乗客があまり乗っていないエレベーターとが生じ、エレベーターの到着間隔のばらつきも大きくなるので、エレベーターの運行効率があまり改善しないばかりか、むしろ他の階のサービスを低下させる。それ故に、輸送能力超過の状況が発生している間に限って配車台数を増加させることによって効果的に混雑の緩和を図ることができる。
特開2006−143455号公報 特開2011−195280号公報
しかしながら、特許文献1に開示のエレベーター群管理制御装置は、過去数分間の合計乗車人数から交通需要の大きさを判定するので、乗客発生の規模を判断することができないという問題があった。また、特許文献2に開示のエレベーター群管理制御装置は、待ち客数を検出して交通需要の大きさを判定するので、輸送能力超過の状況の発生については検出することができるが、待ち客数検出用のカメラの設置が必要となって、カメラ設置のために高コストとなり、さらにはカメラ撮影によるプライバシーの保護が欠如するという問題があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、カメラを設置しなくても、登録階の登録方向の乗場呼びに対する交通需要が、輸送能力以上の乗客が発生して乗場に待ち行列が継続的に発生している輸送能力超過の状況であることを速やかに検出し、その状況が発生している間に限って登録階の登録方向の乗場呼びに対する配車台数を増加させることを可能とする交通需要検出装置、エレベーター群管理装置、及びエレベーターシステムを提供することにある。
本発明に係る交通需要検出装置は、
複数のかごと、前記各かごを運転制御する台制御装置とを備えたエレベーターシステムのために設けられ、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出する交通需要検出装置であって、
前記各かごに搭載された秤装置によって検出される、乗客の乗車時点の前記各かご内の重量であるかご内負荷の時間的変化に基づいて、前記各かごが登録階に到着してから出発する毎に、その間の乗客の乗車状況を検出する乗車状況検出手段と、
前記乗車状況検出手段によって検出された前記乗車状況を乗車状況情報として各階及び方向別に格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納された前記乗車状況情報に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを判断し、当該判断した結果を出力する需要検出手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る交通需要検出装置によれば、かごに従来から備わっている秤装置によって検出されるかご内負荷の時間的変化に基づいて、各階及び方向別に、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出することができるので、カメラを不要にして、ある階のある方向に対する乗場呼びに対して輸送能力以上の乗客が発生し、乗場に待ち行列が継続的に発生している状況を速やかに検出することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベーター群管理装置30及びその周辺の構成要素を備えたエレベーターシステム100の構成を示すブロック図である。 図1のエレベーター群管理装置30により実行されるエレベーター群管理処理を示すフローチャートである。 図2のフローチャートにおけるステップS103の乗車状況検出処理を詳細に示すフローチャートである。 図1の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。 図2のフローチャートにおけるステップS105の輸送能力超過の検出判断処理を詳細に示すフローチャートである。 図5のステップS308において交通需要が輸送能力を超過していないと判断した例であって、図1の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。 図5のステップS308において交通需要が輸送能力を超過していないと判断したもう1つの例であって、図1の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るエレベーター群管理装置30A及びその周辺の構成要素を備えたエレベーターシステム100Aの構成を示すブロック図である。 図7の需要検出部23Aにより実行される待ち行列の状態の検出判断処理を示すフローチャートである。 図8のステップS406において待ち行列の状態が乗り切りの状態であると判断する一例であって、図7の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。 図8のステップS407において待ち行列の状態が長行列の状態であると判断する一例であって、図7の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。 図8のステップS408において待ち行列の状態が短行列の状態であると判断する一例であって、図7の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付して説明は省略する。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベーター群管理装置30及びその周辺の構成要素を備えたエレベーターシステム100の構成を示すブロック図である。図1において、エレベーターシステム100は、モータ2と駆動シーブ3とを有する駆動装置4と、当該駆動シーブ3に掛けられた主ロープ5によって吊り下げられ、当該モータ2の駆動力によって昇降路内を昇降するかご7及び釣合おもり6と、当該かご7に搭載された、当該かご7内の重量であるかご内負荷を検出する秤装置8と、複数台のかご7を群管理制御するエレベーター群管理装置30と、各かご7を運転制御する台制御装置1とを備える。また、エレベーターシステム100は、各階の乗場毎に、乗客が各階及び方向別にかご7を呼ぶための乗場呼びボタン12と、当該乗場呼びボタン12に接続された各階の乗場機器を制御する乗場制御装置11とを備える。ここで、乗客は、各階及び方向別に乗場呼びボタン12を押すことによって乗場呼びを登録し、登録された階(登録階)及び登録された方向(登録方向)にかご7を移動させる。
図1において、エレベーター群管理装置30は、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出する交通需要検出装置20と、当該交通需要検出装置20からの検出結果に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を指令する指令信号を生成して出力する配車制御手段である配車制御部32と、当該配車制御部32からの指令信号に基づいて、各かご7を制御する制御信号を生成し、当該制御信号を台制御装置1にそれぞれ出力し、登録階及び登録方向の乗場呼びに移動する配車台数を制御する群管理制御手段である群管理制御部31とを備える。この構成によれば、かご7に従来から備わっている秤装置8によって検出されるかご内負荷の時間的変化に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出し、その結果に基づいて配車台数を制御することができるので、カメラを不要にして、登録階及び登録方向の乗場呼びに対して輸送能力以上の乗客が発生して乗場に待ち行列が継続的に発生している間に限って配車台数を増加させることが可能となって効果的に混雑の緩和を図ることができる。
さらに、交通需要検出装置20は、かご7内への乗客の乗車があった各時点の時刻などの情報を乗車状況情報として検出する乗車状況検出手段である乗車状況検出部21と、当該乗車状況情報を記憶する記憶部22と、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出する需要検出手段である需要検出部23とを備える。この構成によれば、かごに従来から備わっている秤装置8によって検出されるかご内負荷の時間的変化に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出することができるので、カメラを不要にして、登録階及び登録方向に対する乗場呼びに対して輸送能力以上の乗客が発生して乗場に待ち行列が継続的に発生している状況を速やかに検出することが可能となる。
図1において、台制御装置1は、かご7毎に設けられた駆動装置4に接続され、群管理制御部31からの制御信号に基づいて駆動装置4を制御してかご7を乗場呼びが登録された階(登録階)に向かって上方向もしくは下方向に移動させる。また、台制御装置1は、各かご7に搭載された秤装置8によって検出されたかご内負荷データを群管理制御部31に送信する。
図1において、乗車状況検出部21は、群管理制御部31から送信されたかご内負荷データを受信し、かご内負荷の時間的変化に基づいて、乗客のかご7内への乗車状況を検出し、当該検出されたデータを記憶部22に出力する。詳細には、かご7が登録階に到着して出発する毎に、かご7が到着してから出発するまでの間に乗客の乗車があった各時点の時刻及びかご内負荷、並びに、エレベーター出発時のかご内負荷を乗車状況情報として検出する。この構成によれば、交通需要を検出する拠り所となる乗車状況の特徴をとらえるうえで必要十分な情報を、かご内負荷データに基づいて得ることができる。
記憶部22は、乗車状況検出部21により検出されたデータを乗車状況情報として各階及び方向別に記憶する。
需要検出部23は、記憶部22に格納された各階及び方向別の乗車状況情報に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出する乗車状況検出処理を実行して輸送能力超過か否かを判断し、当該判断した結果を配車制御部32に出力する。この構成によれば、かご7が登録階に到着する毎に、かご7内が満員状態になるまで待ち客は順序良く乗車するといった乗車状況が続いているか否かによって輸送能力超過を検出することができるので、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを精度良く検出することが可能となる。ここで、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力を超過している状況とは、登録階の登録方向において、エレベーターシステム100の輸送能力以上の乗客が発生して乗場に待ち行列が継続的に発生している状況のことをいう。
配車制御部32は、需要検出部23から、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを判断した結果を受信し、当該判断結果に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を指令する指令信号を生成して当該指令信号を群管理制御部31に出力する。例えば、需要検出部23による前回の検出処理において輸送能力超過を検出せず、今回の検出処理において輸送能力超過を検出した場合は、配車制御部32は、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を、予め決定された元の配車台数よりも増加するように群管理制御部31に指令する指令信号を生成して当該指令信号を群管理制御部31に出力する。また、需要検出部23による前回の検出処理において輸送能力超過を検出し、今回の検出処理において輸送能力超過を検出しない場合は、配車制御部32は、配車台数を予め決定された元の配車台数に戻すように群管理制御部31に指令する指令信号を生成して当該指令信号を群管理制御部31に出力する。さらに、需要検出部23による検出処理の結果が前回と今回とともに同じ場合は、配車制御部32は、配車台数を変更しないように群管理制御部31に指令する指令信号を生成して当該指令信号を群管理制御部31に出力する。
乗場制御装置11は、乗客が乗場呼びボタン12を操作してかご7が呼び出される階及び方向が登録されたことに応答して、乗場呼びがあったことを示す信号を発生して当該信号を群管理制御部31に送信する。群管理制御部31は、乗場制御装置11から乗場呼びがあったことを示す信号を受信して、当該受信された信号に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対して最適なかご7を割り当て、当該かご7を登録階に移動させる。なお、乗場呼びに割り当てるかご7の台数(配車台数)は2台以上であってもよく、予め配車台数を決定する。なお、曜日や時間帯などの条件に応じて異なる配車台数としてもよい。さらに、群管理制御部31は、配車制御部32からの指令信号を受信して、当該指令信号に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を制御する制御信号を生成して、当該制御信号を台制御装置1に送信する。
次に、第1の実施形態に係るエレベーター群管理装置30の動作について説明する。
図2は、図1のエレベーター群管理装置30により実行されるエレベーター群管理処理を示すフローチャートである。エレベーター群管理装置30は、かご7が登録階及び登録方向の乗場呼びに応答して登録階に到着するたびに図2のフローチャートで示された処理を実行する。複数のかご7それぞれがある階に同時に到着した場合は、図2のフローチャートで示された処理は各々のかご7に対して並行して実行される。図2において、かご7が登録階に到着して停止すると、交通需要検出装置20は、台制御装置1から群管理制御部31を介して送信された、かご7に搭載された秤装置8によって検出されたかご内負荷データを蓄積する(ステップS101)。なお、かご内負荷データは一定時間間隔、例えば100ミリ秒間隔で検出される。
図2において、ステップS102では、エレベーターシステム100のかご7が出発したかどうかを判定する。かご7がまだ出発していない場合は、ステップS101に戻り、かご内負荷データの蓄積を継続する。かご7が出発すると、乗車状況検出部21は、詳細後述されるように、蓄積されたかご内負荷データに基づき、エレベーターシステム100のかご7が登録階に到着してから出発するまでの間にかご7に乗車した乗客の乗車状況を検出する乗車状況検出処理を実行する(ステップS103)。ステップS104において、記憶部22は、ステップS103において乗車状況検出部21により検出された乗車状況情報を記憶部22に格納する。例えば、エレベーターシステム100のかご7が登録階に停止した時点からかご7が出発するエレベーター出発時までの乗車状況検出部21による乗車状況情報検出処理を今回の検出処理(0回前の検出処理)とした場合、過去に遡って所定回数NA(ここでNAは自然数。以下同じ。)回前までに検出されたすべての乗車状況情報を記憶する。このとき、登録階の登録方向について、所定回数NA回前より古い乗車状況情報が記憶部22に格納されている場合には、最も古い乗車状況情報から順次削除するようにしてもよい。
図2において、ステップS105において、詳細後述されるように、需要検出部23は、記憶部22に格納された登録階及び登録方向の乗車状況情報に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出する輸送能力超過の検出判断処理を実行する。ここで、需要検出部23は登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過と判断した場合には、すなわち、乗場呼びが登録された登録階に乗客の待ち行列が継続的に発生していると判断した場合には、エレベーターシステム100のかご7が登録階に到着する毎に、登録階の待ち客はかご7内に順序良く乗車していき、かご7内が満員状態になると乗車が終わって当該かご7が出発するといった状況が繰り返されると想定される。このときの乗車状況としては、かご7内がある程度混雑するまでは乗客の乗車がスムーズに行われるので各乗客間の乗車間隔は短く、エレベーター出発時におけるかご内負荷は満員状態を示す負荷になると考えられる。例えば、満員状態を示す負荷とは、かご7の乗客定員数の約60%〜80%程度の乗客がかご7内に乗車しているときの負荷のことをいう。以上を踏まえて、登録階及び登録方向に対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出する輸送能力超過の検出判断処理を実行する。
図2において、ステップS106において、配車制御部32は、ステップ105における需要検出部23による判断結果に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数の変更を決定する。需要検出部23による前回の検出処理では輸送能力を超過していないと判断し、今回の検出処理で輸送能力を超過したと判断した場合は、配車制御部32は、配車台数を予め定められた元の配車台数(第1の配車台数)よりも増加するように群管理制御部31に指令する。また、需要検出部23による前回の検出処理では輸送能力を超過したと判断し、今回の検出処理で輸送能力を超過していないと判断した場合には、配車制御部32は、配車台数を第1の配車台数よりも増加された配車台数から第1の配車台数に戻すように群管理制御部31に指令する。さらに、需要検出部23による前回と今回の検出処理において同じ判断結果であった場合には、配車制御部32は、配車台数を現状のままの配車台数として変更しないように群管理制御部31に指令する。
図3は、図2のフローチャートにおけるステップS103の乗車状況検出処理を詳細に示すフローチャートである。ステップS201において、乗客の乗車があった各時点を識別する。ここで、かご7内への乗客の乗車があると、かご内負荷が乗客の荷重分だけ増加するので、例えば、かご内負荷が乗客一人あたりの荷重分(例えば65kg)以上だけ増加した時点を、乗客の乗車があった時点とする。
図4は、図1の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。図4に示す例において、時刻t1の時点においてかご内負荷Wがかご内負荷w0からかご内負荷w1に増加しており、かご内負荷Wの増加分(かご内負荷w1−かご内負荷w0)が乗客一人あたりの荷重分(例えば65kg)以上であれば、時刻t1においてかご7内への乗車があった時点と識別する。また、時刻t2の時点においてかご内負荷Wがかご内負荷w1からかご内負荷w2に増加しており、かご内負荷Wの増加分(かご内負荷w2−かご内負荷w1)が乗客一人あたりの荷重分(例えば65kg)以上であれば、時刻t2の時点においても乗客のかご7内への乗車があった時点と識別する。以降、同様にして、エレベーターのかご7が到着してから出発するまでの間において当該かご7内への乗客の乗車があった時点をすべて識別する。
図3において、ステップS202において、ステップS201での識別結果に基づいて、各乗客間の乗車間隔、すなわち、乗客の乗車があった各時点間の時間間隔を計算する。上述した図4に示す例を参照すれば、1番目の乗車があった時刻Tが時刻t1であり、2番目の乗車があった時刻Tは時刻t2である。よって、1番目に乗車した乗客と2番目に乗車した乗客の乗車間隔は(時刻t2−時刻t1)となる。また、3番目の乗車があった時刻Tは時刻t3であり、2番目に乗車した乗客と3番目に乗車した乗客の乗車間隔は(時刻t3−時刻t2)となる。以降、同様にして、各乗客間の乗車間隔をすべて計算する。
図3において、ステップS201での識別結果に基づいて、各乗客の乗車時点のかご内負荷W、及び、エレベーター出発時のかご内負荷Wを検出する。各乗客の乗車時点のかご内負荷Wについては、乗客の乗車があった各時点での、各乗客の乗車による増加分を除くかご内負荷を検出する(ステップS203)。上述した図4に示す例を参照すれば、1番目の乗車があった時刻t1でかご内負荷Wがかご内負荷w0からかご内負荷w1に増加している。よって、1番目に乗車した乗客の乗車時点のかご内負荷Wはかご内負荷w0となる。また、2番目の乗車があった時刻t2ではかご内負荷Wがかご内負荷w1からかご内負荷w2に増加しており、2番目に乗車した乗客の乗車時点のかご内負荷Wはかご内負荷w1となる。なお、図4に示す例では、エレベーター出発時のかご内負荷Wはかご内負荷Wdepである。
図5は、図2のフローチャートにおけるステップS105の輸送能力超過の検出判断処理を詳細に示すフローチャートである。ステップS301において、変数n(ここで、0≦整数n≦NA)に0を代入する。ここで、変数nは、需要検出部23が記憶部22に格納されたn回前の乗車状況情報について現在処理中であるかを示す。ステップS104において格納された今回の乗車状況情報から所定回数NA回前までの乗車状況情報について、ステップS302〜ステップS306の処理を行って、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力を超過したと判断される乗車状況が所定回数NA回だけ継続しているか否かを調べる。
図5において、需要検出部23は、記憶部22に格納された、変数n回前の乗車状況情報を抽出する(ステップS302)。需要検出部23は、抽出されたn回前の乗車状況情報に基づいて、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAより小さい各乗客間の乗車間隔がすべて所定の第1の期間TA以内かどうかを判定する(ステップS303)。ステップS303において、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAより小さいすべての各乗客間の乗車間隔が所定の第1の期間TA以内であれば、次のステップS304に移動する。また、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAより小さい各乗客間の乗車間隔のうち、所定の第1の期間TAを超えるものがあれば、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力を超過していないと判断する(ステップS308)。ここで、所定の第1の負荷WAは、例えば、上述した満員状態を示す負荷より少し少ない負荷する。また、かご7内が乗客によってある程度混雑してくると、かご7内に乗車している乗客が詰めないと後の乗客が乗車しにくくなり、乗車に要する時間がやや長くなると仮定し、所定の第1の期間TAは、例えば乗客一人が乗車に要する標準的な時間より少しだけ長い時間とする。なお、所定の第1の負荷WA及び所定の第1の期間TAは、エレベーターシステム100の仕様にかかわらず固定値としてもよいし、エレベーターシステム100の仕様に応じて決定される値としてもよい。また、所定の第1の負荷WA及び所定の第1の期間TAは、同一のエレベーターシステム100において、時間帯に応じて決定される値としてもよいし、学習して値が更新されるようにしてもよい。
図5において、エレベーター出発時のかご内負荷Wが所定の第2の負荷WB以上であるかどうかを判定する(ステップS304)。ステップS304において、かご7が出発する時のかご内負荷Wが所定の第2の負荷WB以上である場合は、次のステップS305に移動する。また、かご7が出発する時のかご内負荷Wが所定の第2の負荷WB未満の場合は、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力を超過していないと判断する(ステップS308)。ここで、所定の第2の負荷WBは、所定の第1の負荷WA以上の値とし、例えば、満員状態を示す負荷とする。なお、所定の第2の負荷WBは、エレベーターシステム100の仕様にかかわらず固定値としてもよいし、エレベーターシステム100の仕様に応じて決定される値としてもよい。また、所定の第2の負荷WBは、同一のエレベーターシステム100において、時間帯に応じて決定される値としてもよいし、学習して値が更新されるようにしてもよい。
図5において、ステップS304において、エレベーター出発時のかご内負荷Wが所定の第2の負荷WB以上であれば、ステップS305において変数nに1を加えて、次のステップS306に移動する。ステップS306において、変数nが所定回数NA以上かどうかを判定し、変数nが所定回数NA未満であれば、上述したステップS302からステップS306の処理を繰り返し、変数nが所定回数NA以上であれば、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力を超過したと判断される乗車状況が所定回数NA回だけ継続していると判断して、登録階及び登録方向の乗場に対する交通需要が輸送能力を超過したと判断する(ステップS307)。
図6Aは、図5のステップS308において交通需要が輸送能力を超過していないと判断した例であって、図1の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。図6Aに示す例では、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAより小さい各乗客間の乗車間隔のうち、所定の第1の期間TAを超えるものがある。詳細には、乗客の乗車間隔である時刻t4から時刻t5の期間T13及び時刻t5から時刻t6の期間T14が所定の第1の期間TAを超えるので、この場合には、かご7への順序良い乗車が途切れていると推測されて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要の輸送能力超過を検出しない。
また、図6Bは、図5のステップS308において交通需要が輸送能力を超過していないと判断したもう1つの例であって、図1の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。図6Bに示す例では、エレベーター出発時のかご内負荷Wが所定の第2の負荷WB未満であり、かご7内の乗客が満員状態に達してないと推測されるので、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要の輸送能力超過を検出しない。
以上のような本実施の形態に係る交通需要検出装置20によれば、かごに従来から備わっている秤装置によって検出されるかご内負荷の時間的変化に基づいて、各階及び方向別に、交通需要が輸送能力超過か否かを検出することができるので、カメラを不要にして、ある階のある方向の乗場呼びに対する交通需要が、輸送能力以上の乗客が発生して乗場に待ち行列が継続的に発生している状況であることを速やかに検出することが可能となる。
また、本実施の形態に係るエレベーター群管理装置30によれば、かご内負荷の時間的変化に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出し、その検出結果に基づいて配車台数を制御することができるので、カメラを不要にして、ある階のある方向の乗場呼びに対して輸送能力以上の乗客が発生して乗場に待ち行列が継続的に発生している間に限って配車台数を増加させることが可能となって、効果的に混雑の緩和を図ることができる。
また、本実施の形態に係るエレベーターシステム100によれば、かごに従来から備わっている秤装置によって検出されるかご内負荷の時間的変化に基づいて、各階及び方向別に、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出し、その結果に基づいて配車台数を制御することができるので、カメラを不要にして、登録階及び登録方向の乗場呼びに対して輸送能力以上の乗客が発生して登録階の乗場に待ち行列が継続的に発生している間に限って配車台数を増加させることが可能となって効果的に混雑の緩和を図ることができる。
第2の実施形態.
第1の実施形態に係るエレベーター群管理装置30を備えたエレベーターシステム100は、登録階の登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過を検出した場合に、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を増加するように制御する。これに対して、本発明の第2の実施形態に係るエレベーター群管理装置30Aを備えたエレベーターシステム100Aは、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過を検出した場合においてさらに、登録階の乗場に発生している待ち行列の状態に基づいて登録階に割り当てるかご7の配車台数をどれだけ増加させるかを決定することができる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るエレベーター群管理装置30A及びその周辺の構成要素を備えたエレベーターシステム100Aの構成を示すブロック図である。図7に示すエレベーター群管理装置30Aは、図1に示すエレベーター群管理装置30に比較して、交通需要検出装置20の代わりに交通需要検出装置20Aを備え、配車制御部32の代わりに配車制御部32Aを備えたことを特徴とする。さらに、交通需要検出装置20Aは、図1に示す交通需要検出装置20に比較して、需要検出部23の代わりに需要検出部23Aを備えたことを特徴とする。なお、図7に示すエレベーターシステム100Aの構成は、図1に示すエレベーターシステム100の構成と同様である。
図7において、需要検出部23Aは、各階及び方向別に、記憶部22に格納されている乗車状況情報に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出する乗車状況検出処理を実行して輸送能力を超過したと判断した場合にはさらに登録階の乗場に発生している待ち行列の状態を検出して当該待ち行列の状態の結果を配車制御部32Aに出力する。ここで、登録階及び登録方向に対する乗場呼びに対する交通需要が輸送能力を超過している状況とは、登録階及び登録方向の乗場呼びに対して、エレベーターシステム100Aの輸送能力以上の乗客が生じて乗場に待ち行列が継続的に発生している状況のことをいう。この構成によれば、かご内負荷の時間的変化に基づいて、輸送能力以上の乗客が生じている階の乗場に発生している待ち行列の状態を検出することができるので、カメラを不要にして、待ち行列の状態をも速やかに検出することが可能となる。
図7において、配車制御部32Aは、需要検出部23Aからの登録階の乗場に発生している待ち行列の状態の検出結果を受信し、当該検出結果に基づいて、配車台数を予め決定された元の配車台数よりどれだけ増加させるかを指令する指令信号を生成して当該指令信号を群管理制御部31に出力する。この構成によれば、かご内負荷の時間的変化に基づいて、輸送能力超過を検出した登録階の乗場に発生している待ち行列の状態を検出し、その結果に基づいて配車台数を制御することができるので、カメラを不要にして、配車台数をどれだけ増加させるかを待ち行列の状態に基づいて決定することが可能となるので、さらに効果的に混雑の緩和を図ることができる。
例えば、需要検出部23Aによる前回の検出処理において、輸送能力超過を検出していないかもしくは乗り切りの状態を検出し、今回の検出処理において長行列または短行列の状態を検出した場合は、配車制御部32Aは、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を、予め決定された元の配車台数(第1の配車台数)よりも増加するように群管理制御部31に指令する指令信号を生成して当該指令信号を群管理制御部31に出力する。このとき、待ち行列の長さが所定のしきい値より大きい長行列の状態を検出した場合は、待ち行列の長さが当該所定のしきい値以下の短行列の状態を検出した場合よりも配車台数が多くなるように指令する指令信号を生成して、当該指令信号を群管理制御部31に出力する。すなわち、需要検出部23Aによる前回の検出処理において、短行列の状態を検出し、今回の検出処理において長行列の状態を検出した場合は、配車制御部32Aは、登録階及び登録方向に対する乗場呼びに割り当てる配車台数をさらに増加するように群管理制御部31に指令し、需要検出部23Aによる前回の検出処理では長行列の状態を検出し、今回の検出処理で短行列の状態を検出した場合は、配車制御部32は、前回までに増加した配車台数の一部を減らすように群管理制御部31に指令する。この構成によれば、各乗客が素早く乗車している乗車状況であることをもって、待ち行列が比較的長い状態であることを検出することができるので、乗場に発生している待ち行列の規模を精度良く検出し、待ち行列の規模に応じて配車台数を適切に制御することが可能となる。
また、配車制御部32Aは、需要検出部23Aからの待ち行列の状態の検出結果が前回の検出結果と同じであるとき、配車制御部32Aは、配車台数を変更しないように群管理制御部31に指令する指令信号を生成して当該指令信号を群管理制御部31に出力する。また、需要検出部23Aからの待ち行列の状態の検出結果が乗り切りの状態であるときは、配車制御部32Aは、登録階及び登録方向に対する乗場呼びに割り当てる配車台数を第1の配車台数に戻すように指令する指令信号を生成して、当該指令信号を群管理制御部31に出力する。この構成によれば、かご内負荷の時間的変化に基づいて、輸送能力超過を検出した階の乗場に発生している待ち行列の状態を検出し、その結果に基づいて配車台数を制御することができるので、カメラを不要にして、配車台数をどれだけ増加させるかを待ち行列の状態に基づいて決定することが可能となるので、さらに効果的に混雑の緩和を図ることができる。ここで、待ち行列の状態について以下に説明する。
先ず、乗り切りの状態とは、登録階において今回出発したエレベーターシステム100Aのかご7内に待ち客全員が乗り切り、登録階の乗場に発生していた待ち行列がなくなった状態のことをいう。従って、乗り切りの状態とは、かご7が登録階に到着したときの待ち客の人数が、かご7の乗客定員数と同じか少しだけ少ない状況の場合に発生すると考えられる。このような状況では、乗客はかご7内が満員状態になるまでスムーズに乗車すると登録階の乗場には数人だけ残るが、かご7内にすでに乗車している乗客が詰めることによって残りの待ち客も全員乗り切れてしまうので、かご7内に乗車している乗客が詰めながら残りの待ち客が全員乗車した後にかご7が出発するといった状況が想定される。このような乗車状況としては、かご7内がある程度混雑してそれ以降に乗車する乗客間の乗車間隔はやや長く、エレベーター出発時のかご内負荷は、通常の満員状態を示す負荷より乗客数人分の荷重分だけ大きい負荷になると考えられる。また、乗り切りの状態でなければ、今回登録階に到着したかご7が出発した後においても、登録階の乗場に待ち行列が発生していることが想定される。
次に、長行列とは、この待ち行列が比較的長い行列である場合のことをいい、短行列とは、この待ち行列が比較的短い行列である場合をいう。長行列の場合、短行列の場合に比べて、各乗客が素早く乗車していくことが想定される。このような乗車状況としては、かご7内がある程度混雑するまでは乗客はスムーズに乗車するので、各乗客間の乗車間隔は短行列の状態の場合よりも短くなると考えられる。以上を踏まえて、登録階の乗場に発生している待ち行列の状態を検出する。
図8は、図7の需要検出部23Aにより実行される待ち行列の状態の検出判断処理を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、図2の輸送能力の超過の有無のみを検出するフローチャートに比較して、第1の実施形態に係る図2のフローチャートのステップS105において輸送能力を超過したと判断した場合にさらに登録階の乗場に発生している待ち行列の状態を検出すること特徴とする。
図8において、ステップS105については第1の実施形態に係る図2のフローチャートにおけるステップS105の処理と同様である。交通需要が輸送能力を超過したと判断した場合は次のステップS402に移動し、輸送能力を超過していないと判断した場合には待ち行列の状態の検出判断処理は終了する(ステップS401)。ステップS402以降において、かご7が登録階に到着してから出発するまでの間のかご7に乗車した乗客の乗車状況情報に基づいて、乗場に発生している待ち行列の状態を検出する。詳細には、待ち行列の状態が乗り切り、長行列、短行列のいずれの状態であるかを検出する。
図8において、ステップS402では、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WA以上の各乗客間の乗車間隔のうち、所定の第1の期間TAを超えるものがあるかどうかを判定する。乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WA以上の各乗客間の乗車間隔のうち、所定の第1の期間TAを超えるものがあれば、ステップS403において、エレベーター出発時のかご内負荷Wが所定の第3の負荷WC以上であるかどうかを判定する。所定の第3の負荷WCは、所定の第2の負荷WB以上の値とし、例えば、かご7内に乗車する乗客が満員状態であることを示す負荷より少し重い負荷とする。ここで、所定の第3の負荷WCは、エレベーターシステム100Aの仕様にかかわらず固定値としてもよいし、エレベーターシステム100Aの仕様に応じて決定される値としてもよい。また、所定の第3の負荷WCは、同一のエレベーターシステム100Aにおいて、時間帯に応じて決定される値としてもよいし、もしくは学習して更新される値としてもよい。エレベーター出発時のかご内負荷Wが所定の第3の負荷WC以上であれば、待ち行列の状態が乗り切りの状態であると判断して出力する(ステップS406)。この構成によれば、かご7内がある程度混雑してからも乗車が続き、通常よりもかご内が混雑した状態で出発するといった乗車状況であることによって待ち客全員が乗り切ったことを検出することができるので、登録階の乗場に生じていた待ち行列がなくなった状態であることを精度良く検出し、速やかに配車台数を元の配車台数に戻すことが可能となる。
図8において、ステップS402において乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WA以上である各乗客間の乗車間隔のうち、所定の第1の期間TAを超えるものがない場合、及び、ステップS403においてエレベーター出発時のかご内負荷Wが所定の第3の負荷WC以上でない場合は、ステップS404において平均乗車間隔を計算する。ここで、平均乗車間隔は、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAより小さい各乗客間の乗車間隔の平均値とする。ステップS405では、平均乗車間隔が所定の第2の期間TB以内かどうかを判定する。平均乗車間隔が所定の第2の期間TB以内であれば、待ち行列の状態が長行列の状態であると判断して出力し(ステップS407)、平均乗車間隔が所定の第2の期間TBを超えていれば、待ち行列の状態が短行列の状態であると判断して出力する(ステップS408)。ここで、短行列とは待ち行列の長さが所定のしきい値以下の行列のことをいい、長行列とは待ち行列の長さが所定のしきい値より大きい行列のことをいう。なお、所定の第2の期間TBは、所定の第1の期間TAより小さい値とし、例えば、乗客一人が乗車に要する標準的な時間とする。この構成によれば、各乗客が素早く乗車している乗車状況であることによって、待ち行列が比較的長い状態であることを検出するので、登録階の乗場に発生している待ち行列の規模を精度良く検出することが可能となる。ここで、所定の第2の期間TBは、エレベーターシステム100Aの仕様にかかわらず固定値としてもよいし、エレベーターシステム100Aの仕様に応じて決定される値としてもよい。また、所定の第2の期間TBは、同一のエレベーターシステム100Aにおいて、時間帯に応じて決定される値としてもよいし、もしくは学習して更新される値としてもよい。
図9Aは、図8のステップS406において待ち行列の状態が乗り切りの状態であると判断する一例であって、図7の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。図9Aにおいて、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WA以上の各乗客間の乗車間隔のうち、時刻t7の乗車時点から時刻t8の乗車時点までの乗車間隔、及び時刻t9の乗車時点から時刻t10までの乗車間隔はいずれも所定の第1の期間TAを超える。従って、図9Aに示す例では、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WA以上の各乗客間の乗車間隔のうち、所定の第1の期間TAを超えるものがあり、かつ、エレベーター出発時のかご内負荷Wが所定の第3の負荷WC以上であるので、乗り切りの状態を検出する。詳細には、乗客が乗車する間隔である時刻t7と時刻t8との期間T11及び乗客が乗車する間隔である時刻t9と時刻t10との期間T12のいずれもが所定の第1の期間TAを超え、エレベーター出発時の出発時刻Tdのかご内負荷Wが所定の第3の負荷WC以上である。この構成によれば、かご7内がある程度混雑してからも乗車が続き、通常よりもかご内が混雑した状態で出発するといった乗車状況であることによって、待ち客全員が乗り切ったことを検出することができるので、乗場に生じていた待ち行列がなくなった状態であることを精度良く検出することが可能となる。
また、図9Bは、図8のステップS407において待ち行列の状態が長行列の状態であると判断する一例であって、図7の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。図9Bにおいて、鎖線は、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAよりも小さい各乗客間の乗車間隔がすべて所定の第2の期間TBである場合の、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示す。従って、図9Bに示す例では、かご内負荷Wが所定の第1の負荷WAよりも小さい最後の乗客の乗車時点の時刻T1が、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAよりも小さい各乗客間の乗車間隔がすべて所定の第2の期間TBである場合の最後の乗客の乗車時点の時刻T2を超えないので、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAよりも小さい各乗客間の乗車間隔の平均乗車間隔は所定の第2の期間TB以内であると判断して長行列の状態を検出する。
さらに、図9Cは、図8のステップS408において待ち行列の状態が短行列の状態であると判断する一例であって、図7の各かご7に搭載された秤装置8によって検出される、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示すグラフである。図9Cにおいて、鎖線は、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAよりも小さい各乗客間の乗車間隔がすべて所定の第2の期間TBである場合の、時刻Tに対するかご内負荷Wの変化を示す。従って、図9Cに示す例では、かご内負荷Wが所定の第1の負荷WAよりも小さい最後の乗客の乗車時点の時刻T1が、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAよりも小さい各乗客間の乗車間隔がすべて所定の第2の期間TBである場合の最後の乗客の乗車時点の時刻T2を超えるので、乗車時点のかご内負荷Wが所定の第1の負荷WAよりも小さい各乗客間の乗車間隔の平均乗車間隔は所定の第2の期間TBを超えたと判断して短行列の状態を検出する。
以上のような本実施の形態に係る交通需要検出装置20Aによれば、かごに従来から備わっている秤装置によって検出されるかご内負荷の時間的変化に基づいて、輸送能力以上の乗客が生じている階の乗場に発生している待ち行列の状態を検出することができるので、カメラを不要にして、待ち行列の状態をも速やかに検出することが可能となる。
また、本実施の形態に係るエレベーター群管理装置30Aによれば、かご内負荷の時間的変化に基づいて、輸送能力超過を検出した登録階の乗場に発生している待ち行列の状態を検出し、その結果に基づいて配車台数を制御することができるので、カメラを不要にして、配車台数をどれだけ増加させるかを待ち行列の状態に基づいて決定することが可能となってさらに効果的に混雑の緩和を図ることができる。
また、本実施の形態に係るエレベーターシステム100Aによれば、かご内負荷の時間的変化に基づいて、輸送能力超過を検出した階の乗場に発生している待ち行列の状態を検出し、その結果に基づいて配車台数を制御することができるので、カメラを不要にして、配車台数をどれだけ増加させるかを待ち行列の状態に基づいて決定することが可能となるので、さらに効果的に混雑の緩和を図ることができる。
以上詳述したように、本発明に係る交通需要検出装置、エレベーター群管理装置、及びエレベーターシステムによれば、かごに従来から備わっている秤装置によって検出されるかご内負荷の時間的変化に基づいて、各階及び方向別に、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出することができ、カメラを不要にして、ある階のある方向の乗場呼びに対して輸送能力以上の乗客が発生し、乗場に待ち行列が継続的に発生している状況を速やかに検出してその状況が発生している間に限って配車台数を増加させて効果的に混雑の緩和を図ることが可能となる。
1 台制御装置、2 モータ、3 駆動シーブ、4 駆動装置、5 主ロープ、6 釣合おもり、7 かご、8 秤装置、11 乗場制御装置、12 乗場呼びボタン、20、20A 交通需要検出装置、21 乗車状況検出部、22 記憶部、23、23A 需要検出部、30、30A エレベーター群管理装置、31 群管理制御部、32、32A 配車制御部、100、100A エレベーターシステム。

Claims (13)

  1. 複数のかごと、前記各かごを運転制御する台制御装置とを備えたエレベーターシステムのために設けられ、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを検出する交通需要検出装置であって、
    前記各かごに搭載された秤装置によって検出される、乗客の乗車時点の前記各かご内の重量であるかご内負荷の時間的変化に基づいて、前記各かごが登録階に到着してから出発する毎に、その間の乗客の乗車状況を検出する乗車状況検出手段と、
    前記乗車状況検出手段によって検出された前記乗車状況を乗車状況情報として各階及び方向別に格納する記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された前記乗車状況情報に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを判断し、当該判断した結果を出力する需要検出手段とを備えたことを特徴とする交通需要検出装置。
  2. 前記乗車状況情報は、乗客の乗車があった各時点の時刻及びかご内負荷、並びに、エレベーター出発時のかご内負荷であることを特徴とする請求項1記載の交通需要検出装置。
  3. 前記需要検出手段は、前記かご内負荷が所定の第1の負荷に到達するまでに乗車した各乗客間の乗車間隔がすべて所定の第1の期間以内であり、かつ、エレベーター出発時の前記かご内負荷が所定の第2の負荷以上であることを満たす乗車状況が所定回数継続した場合に輸送能力超過を検出することを特徴とする請求項1または2記載の交通需要検出装置。
  4. 前記需要検出手段は、輸送能力超過を検出した場合、前記乗車状況情報に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対して発生している待ち行列の状態を検出することを特徴とする請求項3記載の交通需要検出装置。
  5. 前記需要検出手段は、輸送能力超過を検出した場合、前記かご内負荷が前記所定の第1の負荷に到達するまでに乗車した各乗客間の乗車間隔の平均である平均乗車間隔を計算し、当該計算された平均乗車間隔が所定の第2の期間以内であれば、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する待ち行列の状態が前記待ち行列の長さが所定のしきい値より大きい長い状態である長行列であると判断し、当該計算された平均乗車間隔が前記所定の第2の期間を超えれば、前記待ち行列の状態は前記待ち行列の長さが前記所定のしきい値以下の短い状態である短行列であると判断することを特徴とする請求項4記載の交通需要検出装置。
  6. 前記需要検出手段は、輸送能力超過を検出した場合、前記かご内負荷が前記所定の第1の負荷に到達した後の各乗客間の乗車間隔のうち、前記所定の第1の期間を超える乗車間隔が存在し、かつ、エレベーター出発時の前記かご内負荷が所定の第3の負荷以上であれば、前記待ち行列の状態は乗り切りの状態であると判断することを特徴とする請求項4記載の交通需要検出装置。
  7. 複数のかごと、前記各かごを運転制御する台制御装置とを備えたエレベーターシステムを制御するエレベーター群管理装置であって、
    前記各かごに搭載された秤装置によって検出される、乗客の乗車時点の前記各かご内の重量であるかご内負荷の時間的変化に基づいて、前記各かごが登録階に到着してから出発する毎に、その間の乗客の乗車状況を検出する乗車状況検出手段と、
    前記乗車状況検出手段によって検出された前記乗車状況を乗車状況情報として各階及び方向別に格納する記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された前記乗車状況情報に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する交通需要が輸送能力超過か否かを判断し、当該判断した結果を出力する需要検出手段と、
    前記需要検出手段から出力された前記判断結果に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を指令する指令信号を生成して、当該指令信号を出力する配車制御手段と、
    前記配車制御手段から前記指令信号を受信して、前記指令信号に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を制御する制御信号を生成して、当該制御信号を台制御装置に送信する群管理制御手段とを備えたことを特徴とするエレベーター群管理装置。
  8. 前記乗車状況情報は、乗客の乗車があった各時点の時刻及びかご内負荷、並びに、エレベーター出発時のかご内負荷であることを特徴とする請求項7記載のエレベーター群管理装置。
  9. 前記需要検出手段は、前記かご内負荷が所定の第1の負荷に到達するまでに乗車した各乗客間の乗車間隔がすべて所定の第1の期間以内であり、かつ、エレベーター出発時の前記かご内負荷が所定の第2の負荷以上であることを満たす乗車状況が所定回数継続した場合には輸送能力超過を検出することを特徴とする請求項7または8記載のエレベーター群管理装置。
  10. 前記需要検出手段は、輸送能力超過を検出した場合、前記乗車状況情報に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに対して発生している待ち行列の状態を検出し、当該検出結果を前記配車制御手段に出力し、
    前記配車制御手段は、前記需要検出手段から受信した検出結果に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を第1の配車台数から所定台数だけ増加するように指令する前記指令信号を生成することを特徴とする請求項9記載のエレベーター群管理装置。
  11. 前記需要検出手段は、輸送能力超過を検出した場合、前記かご内負荷が前記所定の第1の負荷に到達するまでに乗車した各乗客間の乗車間隔の平均である平均乗車間隔を計算し、当該計算された平均乗車間隔が所定の第2の期間以内であれば、登録階及び登録方向の乗場呼びに対する待ち行列の長さが所定のしきい値より大きい長行列の状態を検出し、当該検出結果を前記配車制御手段に出力し、前記計算された平均乗車間隔が前記所定の第2の期間を超えれば、前記待ち行列の長さが前記所定のしきい値以下の短行列の状態を検出し、当該検出結果を前記配車制御手段に出力し、
    前記配車制御手段は、前記需要検出手段から受信した検出結果に基づいて、長行列検出時における配車台数の増加数が短行列検出時における配車台数の増加数より多くなるように指令する前記指令信号を生成することを特徴とする請求項10記載のエレベーター群管理装置。
  12. 前記需要検出手段は、輸送能力超過を検出した場合、前記かご内負荷が前記所定の第1の負荷に到達した後の各乗客間の乗車間隔のうち、前記所定の第1の期間を超える乗車間隔が存在し、かつ、エレベーター出発時の前記かご内負荷が所定の第3の負荷以上であれば前記待ち行列の状態が乗り切りの状態を検出し、当該検出結果を前記配車制御手段に出力し、
    前記配車制御手段は、前記需要検出手段から受信した検出結果に基づいて、登録階及び登録方向の乗場呼びに割り当てる配車台数を前記第1の配車台数に戻すように指令する前記指令信号を生成することを特徴とする請求項10記載のエレベーター群管理装置。
  13. 請求項7〜請求項12のいずれか記載のエレベーター群管理装置を備えたエレベーターシステム。
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