JP2014151951A - 紙製二重箱 - Google Patents

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JP2014151951A JP2013024233A JP2013024233A JP2014151951A JP 2014151951 A JP2014151951 A JP 2014151951A JP 2013024233 A JP2013024233 A JP 2013024233A JP 2013024233 A JP2013024233 A JP 2013024233A JP 2014151951 A JP2014151951 A JP 2014151951A
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Yuji Azuma
東  祐二
Takayuki Sonoda
孝之 苑田
Mitsuhiro Takeda
充広 武田
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Abstract

【課題】全ての壁が二重壁によって構成され、突き刺し強度を要する用途に用いることができ、内容物が存在しない状態でも紙の裏面が露出せず、取外し可能な内箱を備えた紙製二重箱。
【解決手段】外箱10、内箱30、ヒンジカバー40、蓋20から成り、外箱は、底板11を中心として、前側、右側、左側にそれぞれ二重壁を、後側に背板15を有し、蓋は、天板(外)21aを中心として、前側、右側、左側にそれぞれ二重壁を、後側に背板25を有し、内側側板に連設された天板(内)21bを有し、内箱は、底板31と、前側、右側、左側、後側の二重壁を有し、外箱背板と蓋背板は、折罫線をヒンジとして連結され、ヒンジカバーによって覆われてそれぞれ二重壁を構成しており、内箱に設けられた内箱固定用突起37が、外箱またはヒンジカバーに設けられた内箱固定用スリットに嵌合することにより、内箱が取り外し可能に固定されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内箱と外箱と開閉蓋とを備えた紙箱に関し、特に二重壁を有することにより、耐突き刺し性に優れると共に意匠的にも優れた紙製二重箱に関する。
従来、紙製ブランクを罫線に沿って折り畳んで成形するさまざまな紙箱が提案されている。特許文献1に記載された折畳紙箱は、1枚のブランクを罫線に沿って折り畳むことにより、下蓋(本体)と、ヒンジにより開閉する上蓋と、上蓋の内面側に折り込む重合底板を有する紙箱である。この折畳紙箱は、本体の底面内面側を除いては、紙の裏面が露出しない構造であり、本体底面内側も、内容物によって隠されるため、紙の裏面がどこからも見えない構造となっている。
特許文献1に記載された折畳紙箱は、内容物を取り出すと紙の裏面が露出するため、そのような場合が想定される用途には用いることができないものである。この点に関しては、特許文献2に記載された包装箱も同様である。
実開昭49−114045号公報 実開昭50−40617号公報
特許文献1に記載された折畳紙箱も、特許文献2に記載された包装箱も、いずれも側面の壁は二重になっているが、本体底面は二重になっていないため、突き刺し強度の観点からは、用途的に制約される場合がある。
本発明の解決しようとする課題は、全ての壁面が二重壁によって構成されることにより、突き刺し強度を要求されるような用途にも用いることができ、また内容物が存在しない状態でも紙の裏面が露出しない構造とすることが可能であり、さらに取り外し可能な内箱を備えた紙製二重箱を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、紙製のブランクを罫線に沿って折り畳んでなる二重箱であって、外箱(10)と、内箱(30)と、ヒンジカバー(40)と、外箱(10)に連結された蓋(20)とから成り、外箱(10)は、外箱底板(11)を中心として、その前側、右側、左側にそれぞれ罫線を介して連設され、内側に折り込まれた二重壁を有し、後側に外箱背板(15)を有し、蓋(20)は、蓋天板(外)(21a)を中心として、その前側、右側、左側にそれぞれ罫線を介して連設され、内側に折り込まれた二重壁を有し、後側に蓋背板(25)を有し、左右いずれかの内側側板に連設された蓋天板(内)(21b)を有し、内箱(30)は、内箱底板(31)と、罫線を介して連設され、上辺の山折罫線によって形成された前側、右側、左側、後側の二重壁を有し、前記外箱背板(15)と前記蓋背板(25)は、折罫線(X)をヒンジとして連結され、前記ヒンジカバー(40)によって覆われてそれぞれ二重壁を構成しており、内箱の底面部分に設けられた内箱固定用突起が、外箱の内側または前記ヒンジカバーに設けられた内箱固定用スリットに嵌合することにより、内箱は取り外し可能に外箱に固定されていることを特徴とする紙製二重箱である。
本発明に係る紙製二重箱は、収納物が接するすべての壁面が2枚以上の紙によって構成されているため、突き刺し耐性を要するような内容物を収納することが可能である。また外箱から着脱可能な内箱を有するため、利便性が高い。
また、請求項2に記載の発明は、内箱の前板上部に設けられた蓋固定用突起が、前記蓋(20)の前板内側に設けられた蓋固定用スリットに嵌合することにより、蓋は閉位置で開閉可能に固定されることを特徴とする請求項1に記載の紙製二重箱である。
また、請求項3に記載の発明は、蓋の前板内側に設けられた蓋固定用突起が、内箱の前板外側に設けられた蓋固定用スリットに嵌合することにより、蓋は閉位置で開閉可能に固定されることを特徴とする請求項1に記載の紙製二重箱である。
また、請求項4に記載の発明は、外箱の左右側面板と、蓋の左右側面板の合わせ目が、前面に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙製二重箱である。
また、請求項5に記載の発明は、外箱の底板の四周の板と、蓋の天板(外)の四周の板が、それぞれ罫線を介してコーナーフラップによって連結され、各コーナーフラップの中心線を折り込んで、コーナーフラップを二重側板の内部に折り込むことにより、箱体を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙製二重箱である。
また、請求項6に記載の発明は、外側から見える面がすべて紙の表面側であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙製二重箱である。
本発明に係る紙製二重箱は、収納物が接するすべての壁面が2枚以上の紙によって構成されているため、突き刺し耐性を要するような内容物、例えば画鋲や針、ピアスなどを収納する容器として好適に使用できる。
また外箱から着脱可能な内箱を有するため、内容物を収納したまま内箱を取り外すことが出来、利便性が高い。また、外箱と内箱の材質や表面仕上げ等が異なる場合で、廃棄に当って、外箱と内箱を分別しなければならないような場合にも、極めて容易に分別することが出来る。
請求項2に記載の発明において、内箱の前板上部に設けられた蓋固定用突起が、蓋(20)の前板内側に設けられた蓋固定用スリットに嵌合することにより、蓋が閉位置で開閉可能に固定されるようにした場合、ヒンジ部の弾力性により蓋が半開きの状態になることがなく、閉位置で確実に固定される。また蓋固定用突起が蓋固定用スリットに嵌合する時に、クリック感を生じるので、箱の高級感が高まる。
請求項3に記載の発明のように、蓋の前板内側に設けられた蓋固定用突起が、内箱の前板外側に設けられた蓋固定用スリットに嵌合することにより、蓋が閉位置で開閉可能に固定されるようにした場合も、前記同様の効果に加えて、内箱の正面に突起がないため、デザイン上、また使い勝手の面においても優れている。
請求項4に記載の発明のように、外箱の左右側面板と、蓋の左右側面板の合わせ目が、前面に向かって傾斜している場合においては、箱の高級感が高まる効果を有する。
請求項5に記載の発明のように、外箱の底板の四周の板と、蓋の天板(外)の四周の板
が、それぞれ罫線を介してコーナーフラップによって連設され、各コーナーフラップの中心線を折り込んで、コーナーフラップを二重側板の内部に折り込むことにより、箱体を形成した場合、糊付け箇所を最小限に留めることができ、殆どの部分を折込みのみによって箱体を形成することができる。
請求項6に記載の発明のように、外側から見える面がすべて紙の表面側であるようにした場合、仕上げ状態の良い紙の表面側のみが見えるように箱を構成することができるので、箱の高級感を高める上で効果的である。
図1は、本発明に係る紙製二重箱の一実施態様を示した斜視図である。 図2は、図1の状態から、内箱を取り除いた状態を示した斜視図である。 図3は、図1の内箱のみを示した斜視図である。 図4は、本発明に係る紙製二重箱の他の実施態様における内箱を示した斜視図である。 図5は、図1に示した紙製二重箱の外箱と蓋のブランクを紙の裏面から見た状態を示した平面模式図である。 図6は、図1に示した紙製二重箱のヒンジカバーのブランクを示した平面模式図である。 図7は、図1に示した紙製二重箱の内箱のブランクを示した平面模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る紙製二重箱について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る紙製二重箱の一実施態様を示した斜視図である。また、図2は、図1の状態から、内箱(30)を取り除いた状態を示した斜視図である。また、図3は、内箱(30)のみを示した斜視図である。図5、6、7は、外箱・蓋ブランク、ヒンジカバーブランク、内箱ブランクをそれぞれ示す平面模式図である。以下これらの図を参照しながら説明する。
本発明に係る紙製二重箱(1)は、紙製のブランクを罫線に沿って折り畳んでなる二重箱であって、外箱(10)と、内箱(30)と、ヒンジカバー(40)と、外箱(10)に連結された蓋(20)とから成る。
図5に示した外箱・蓋ブランク(1020B)を参照しながら説明する。本図は、説明の便宜上、紙の裏面側から見た状態を示している。また罫線は、一点鎖線が紙面から見て90°谷折罫線を、また破線が同じく180°谷折罫線を、また長破線が180°山折罫線を、点線が90°山折罫線をそれぞれ示している。
外箱(10)は、外箱底板(11)を中心として、その前側(図5では下)に、罫線aを介して外箱前板(外)(14a)が連設され、さらに罫線Aを介して外箱前板(内)(14b)が、さらに罫線Nを介してフラップ(18c)が連設されている。なお外箱前板(内)(14b)には、側板と連結するためのフラップ(18b)、(18d)が連設されている。また、外箱前板(内)(14b)とフラップ(18c)の間には、内箱固定用スリット(前)(19)が設けられている。
外箱底板(11)の右側には、罫線bを介して外箱右側板(外)(12a)が、さらに罫線Bを介して外箱右側板(内)(12b)、さらに罫線Oを介してフラップ(18a)がそれぞれ連設されている。
外箱底板(11)の左側には、罫線dを介して外箱左側板(外)(13a)が、さらに罫線Cを介して外箱左側板(内)(13b)、さらに罫線Yを介してフラップ(18e)がそれぞれ連設されている。
このように、外箱(10)は、外箱底板(11)を中心として、その前側、右側、左側にそれぞれ罫線を介して連設され、内側に折り込まれた二重壁を有している。
外箱底板(11)の後側には、罫線cを介して外箱背板(15)が連設されている。
次に蓋(20)について説明する。蓋(20)は、蓋天板(外)(21a)を中心として、前側(図5では上)に罫線gを介して蓋前板(外)(24a)が連設され、さらに罫線Eを介して蓋前板(内)(24b)が、さらに罫線Rを介してフラップ(28b)が連設されている。蓋前板(内)(24b)には、左右側板と連結するためのフラップ(28a)、(28c)が罫線Qを介して連設されている。またこの例では、蓋前板(内)(24b)に蓋固定用スリット(29b)が、また蓋前板(内)(24b)とフラップ(28b)の間に蓋天板(内)(21b)を固定するための蓋天板(内)固定用スリット(29a)が設けられている。
蓋天板(外)(21a)の右側には、罫線fを介して蓋右側板(外)(22a)が、さらに罫線Dを介して蓋右側板(内)(22b)が、さらにこの例では、罫線Mを介して蓋天板(内)(21b)がそれぞれ連設されている。
蓋天板(外)(21a)の左側には、罫線hを介して蓋左側板(外)(23a)が、さらに罫線Fを介して蓋左側板(内)(23b)が、さらに罫線Pを介してフラップ(28d)がそれぞれ連設されている。
蓋天板(内)(21b)は、この例では、蓋右側板(内)(22b)に連設されているが、蓋左側板(内)(23b)に連設されていても良い。蓋天板(内)(21b)には、上下の辺の中央部に固定用の突起が設けられている。この突起は、蓋天板(内)固定用スリット(29a)と後に述べるヒンジカバー(40)の蓋天板(内)固定用スリット(44a)に嵌合して固定される。
蓋天板(外)(21a)の後側(図5では下)には、蓋背板(25)が罫線eを介して連設されている。
このように、蓋(20)は、蓋天板(外)(21a)を中心として、その前側、右側、左側にそれぞれ罫線を介して連設され、内側に折り込まれた二重壁を有している。また天板も二重になっている。
前記外箱背板(15)と蓋背板(25)とは、罫線(X)を介して接続されている。
この実施態様においては、外箱(10)の底板(11)の四周の板(12a)、(13a)、(14a)、(15)は、それぞれ罫線を介してコーナーフラップ(16a)、(16b)、(17a)、(17b)によって連結されている。
また、蓋(20)の天板(外)(21a)の四周の板(22a)、(23a)、(24a)、(25)も、同様にそれぞれ罫線を介してコーナーフラップ(26a)、(26b)、(27a)、(27b)によって連結されている。
このように外箱の底板の四周の板と、蓋の天板(外)の四周の板が、それぞれ罫線を介してコーナーフラップによって連結されていると、各コーナーフラップの中心線を折り込んで、コーナーフラップを二重側板の内部に折り込むことにより、箱体を形成することができる。
このようにすることにより、箱の組み立てに当って、糊付けを最小限に留め、大半を折込のみによって組み立てることができる。
各コーナーフラップは、それぞれ通常のフラップのように、いずれか片側の片に連設するようにしても勿論良い。但しその場合には、糊付けが必要となる場合がある。なお、この例では、折り込んだコーナーフラップをさらに糊付けしても勿論良い。
図6は、ヒンジカバーブランク(40B)を示した平面模式図である。
ヒンジカバー(40)は、外箱(10)と蓋(20)を接続するヒンジ部に当接するカバーである。ヒンジカバー(40)によって、紙の裏面が露出する外箱背板(15)と蓋背板(25)が覆い隠されるため、紙の裏面が見えなくなる。
ヒンジカバー(40)は、外箱背板(15)を覆う外箱背板(内)(41)と、蓋背板(25)を覆う蓋背板(内)(42)とが、罫線Wを介して連設されている。罫線Wも蓋(20)の開閉時にはヒンジとして機能する。
外箱背板(内)(41)には、フラップ(43a)、(43b)、(43c)が、罫線s、rを介して連設されており、蓋背板(内)(42)には、フラップ(43d)、(43e)、(43f)が、罫線t、uを介して連設されている。
外箱背板(内)(41)とフラップ(43b)の間には内箱固定用スリット(後)(44b)が設けられている。また蓋背板(内)(42)とフラップ(43e)の間には蓋天板(内)固定用スリット(44a)が設けられている。
ヒンジカバー(40)は、フラップ(43a)、(43c)、(43d)、(43f)をそれぞれ二重側板の間に折り込むことによって固定されている。
次に内箱(30)について説明する。
内箱(30)は、内箱底板(31)と、罫線を介して連設され、上辺の山折罫線I、J、K、Lによって形成された前側、右側、左側、後側の二重壁を有する。
図7は、内箱ブランク(30B)を示した平面模式図である。図7に示したように、内箱底板(31)から罫線nを介して内箱前板(内)(32a)が連設され、さらに罫線Iを介して内箱前板(外)(32b)が連設されている。
内箱前板(外)(32b)には、罫線Sを介して内箱右側板(外)(33b)が、また罫線T、U、Vを介して、内箱左側板(外)(34b)、内箱背板(外)(35b)、フラップ(36d)が順次連設されている。
内箱右側板(外)(33b)には、罫線J、oを介して内箱右側板(内)(33a)、フラップ(36a)が順次連設されている。また内箱左側板(外)(34b)には、同様
に罫線K、pを介して内箱左側板(内)(34a)、フラップ(36b)が、内箱背板(外)(35b)には、罫線L、qを介して内箱背板(内)(35a)、フラップ(36c)がそれぞれ順次連設されている。
内箱前板(内)(32a)に設けられた切込によって内箱底板(31)から延出した内箱固定用突起(37a)が形成され、同様に内箱背板(内)(35a)に設けられた切込によってフラップ(36c)から延出した内箱固定用突起(37b)が形成されている。
内箱固定用突起(37a)、(37b)は、それぞれ外箱(10)およびヒンジカバー(40)に設けられた内箱固定用スリット(前)(19)、内箱固定用スリット(後)(44b)に嵌合することにより、内箱(30)を外箱(10)に固定する働きをする。この両者による嵌合は、少し力を加えて引くことにより、比較的容易に解離するので、内箱(30)は、取り外し可能に外箱(10)に固定されていることになる。
蓋固定用突起(38)は、内箱前板(外)(32b)に設けられた切込によって形成され、内箱(30)の前面に突出して、蓋(20)の蓋前板(内)(24b)に設けられた蓋固定用スリット(29b)と嵌合して、蓋(20)を閉位置で固定する働きをする。
内箱固定用突起用切欠き(39a)、(39b)は、内箱を組み立てた時点で、それぞれ内箱固定用突起(37a)、(37b)が有効に働くようにするために設けられている。
以上説明した罫線の中で、コーナーフラップの中心線となる罫線G(4箇所)、H(4箇所)と、フラップの付け根に当たる罫線である罫線n、o、p、q、N、O、P、R、Yと、蓋天板(内)(21b)の付け根の罫線M、さらにヒンジ部を形成する罫線Xは、それぞれ折り曲げ易くするために切込線を含むリード罫線かまたは切込線のみから構成される罫線とするのが望ましい。
図4は、本発明に係る紙製二重箱の他の実施態様における内箱(30)を示した斜視図である。図4に示した実施態様においては、蓋(20)の前板内側に設けられた蓋固定用突起(図示せず)が、内箱(30)の内箱前板(外)(32b)に設けられた蓋固定用スリット(29b)に嵌合することにより、蓋(20)が閉位置で開閉可能に固定されるようにしたことを特徴とする。
このようにすることにより、蓋(20)を開いた時に、内箱(30)の前面に突起が存在しないため、すっきりしたデザインになる他、突起が引っ掛かったりしないので、使い勝手が良い。なお蓋固定用スリット(29b)に嵌合する蓋固定用突起は、蓋(20)の前板内側に設けられるので、外部からは直接目に入り難い位置にある。
図4に示された実施態様においては、上記の他、内箱固定用突起(37a)、(37b)(図示せず)が側面にある。このように、内箱固定用突起は、内箱の側面に配置しても良く、さらに各面にそれぞれ2箇所ずつ配置しても良い。また前後左右に4箇所配置しても良い。なお各内箱固定用突起に対応する内箱固定用スリットは、外箱あるいはヒンジカバーのそれぞれ対応する位置に設けることは、言うまでもない。
内箱(30)は、必ずしも図1、3、4、7に示したような直方体形状である必要はなく、例えば、図1、2に示した外箱(10)のように、前面の板が低くて、左右両側面板が傾斜した形状であってもよい。
本発明に係る紙製二重箱に用いる紙としては、通常紙箱に用いられる板紙を用いること
ができる。本発明に係る紙製二重箱においては、各ブランクの表裏面を考慮することにより、外側から見える面がすべて紙の表面側であるように構成することができるので、化粧面を片側にしか設けられないような板紙を用いて、意匠効果の高い紙箱を実現することができる。
従って、高価な両面コート紙を用いずに、片面コートの安価な板紙を用いて、高級感の高い化粧紙箱を実現することができる。
1・・・二重箱
10・・・外箱
1020B・・・外箱・蓋ブランク
11・・・外箱底板
12a・・・外箱右側板(外)
12b・・・外箱右側板(内)
13a・・・外箱左側板(外)
13b・・・外箱左側板(内)
14a・・・外箱前板(外)
14b・・・外箱前板(内)
15・・・外箱背板
16a・・・コーナーフラップ右前
16b・・・コーナーフラップ右後
17a・・・コーナーフラップ左前
17b・・・コーナーフラップ左後
18a〜18e・・・フラップ
19・・・内箱固定用スリット(前)
20・・・蓋
21a・・・蓋天板(外)
21b・・・蓋天板(内)
22a・・・蓋右側板(外)
22b・・・蓋右側板(内)
23a・・・蓋左側板(外)
23b・・・蓋左側板(内)
24a・・・蓋前板(外)
24b・・・蓋前板(内)
25・・・蓋背板
26a・・・コーナーフラップ右前
26b・・・コーナーフラップ右後
27a・・・コーナーフラップ左前
27b・・・コーナーフラップ左後
28a〜28d・・・フラップ
29a・・・蓋天板(内)固定用スリット
29b・・・蓋固定用スリット
30・・・内箱
30B・・・内箱ブランク
31・・・内箱底板
32a・・・内箱前板(内)
32b・・・内箱前板(外)
33a・・・内箱右側板(内)
33b・・・内箱右側板(外)
34a・・・内箱左側板(内)
34b・・・内箱左側板(外)
35a・・・内箱背板(内)
35b・・・内箱背板(外)
36a〜36d・・・フラップ
37a、37b・・・内箱固定用突起
38・・・蓋固定用突起
39a、39b・・・内箱固定用突起用切欠き
40・・・ヒンジカバー
40B・・・ヒンジカバーブランク
41・・・外箱背板(内)
42・・・蓋背板(内)
43a〜43f・・・フラップ
44a・・・蓋天板(内)固定用スリット
44b・・・内箱固定用スリット(後)
a〜u・・・90°谷折罫線
A〜F・・・180°谷折罫線
G〜L・・・180°山折罫線
M〜Y・・・90°山折罫線

Claims (6)

  1. 紙製のブランクを罫線に沿って折り畳んでなる二重箱であって、外箱(10)と、内箱(30)と、ヒンジカバー(40)と、外箱(10)に連結された蓋(20)とから成り、
    外箱(10)は、外箱底板(11)を中心として、その前側、右側、左側にそれぞれ罫線を介して連設され、内側に折り込まれた二重壁を有し、後側に外箱背板(15)を有し、
    蓋(20)は、蓋天板(外)(21a)を中心として、その前側、右側、左側にそれぞれ罫線を介して連設され、内側に折り込まれた二重壁を有し、後側に蓋背板(25)を有し、左右いずれかの内側側板に連設された蓋天板(内)(21b)を有し、
    内箱(30)は、内箱底板(31)と、罫線を介して連設され、上辺の山折罫線によって形成された前側、右側、左側、後側の二重壁を有し、
    前記外箱背板(15)と前記蓋背板(25)は、折罫線(X)をヒンジとして連結され、前記ヒンジカバー(40)によって覆われてそれぞれ二重壁を構成しており、
    内箱の底面部分に設けられた内箱固定用突起が、外箱の内側または前記ヒンジカバーに設けられた内箱固定用スリットに嵌合することにより、内箱は取り外し可能に外箱に固定されていることを特徴とする紙製二重箱。
  2. 内箱の前板上部に設けられた蓋固定用突起が、前記蓋(20)の前板内側に設けられた蓋固定用スリットに嵌合することにより、蓋は閉位置で開閉可能に固定されることを特徴とする請求項1に記載の紙製二重箱。
  3. 蓋の前板内側に設けられた蓋固定用突起が、内箱の前板外側に設けられた蓋固定用スリットに嵌合することにより、蓋は閉位置で開閉可能に固定されることを特徴とする請求項1に記載の紙製二重箱。
  4. 外箱の左右側面板と、蓋の左右側面板の合わせ目が、前面に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙製二重箱。
  5. 外箱の底板の四周の板と、蓋の天板(外)の四周の板は、それぞれ罫線を介してコーナーフラップによって連結され、各コーナーフラップの中心線を折り込んで、コーナーフラップを二重側板の内部に折り込むことにより、箱体を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙製二重箱。
  6. 外側から見える面がすべて紙の表面側であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙製二重箱。
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