JP2014151661A - 車両用カーテンエアバッグ及び車両用カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

車両用カーテンエアバッグ及び車両用カーテンエアバッグ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】乗員の車外放出防止性能を向上することが可能な車両用カーテンエアバッグ及び車両用カーテンエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】センターピラー7位置から車両3前方へ向かって横向きに形成され、ガス流入部12と連通されるダクト領域Aと、前方部分に形成される縦チャンバ領域Bと、ダクト領域下にダクト領域及び縦チャンバ領域と連通させて形成される上横チャンバ領域Eと、上横チャンバ領域下に縦チャンバ領域と連通させて形成される下横チャンバ領域Fと、縦チャンバ領域のセンターピラー側であって上横チャンバ領域の上方に形成され、センターピラー側に開口されてダクト領域と連通される上部空間区画Dとを備え、前方部分に、縦チャンバ領域と上横チャンバ領域のオーバーラップ区域Hが形成され、取付タブ2xが、縦チャンバ領域の直上に位置されて、車両のフロントピラー5とルーフサイドレール4の境界Z付近に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員の車外放出防止性能を向上することが可能な車両用カーテンエアバッグ及び車両用カーテンエアバッグ装置に関する。
乗員の車外放出防止、いわゆるロールオーバ対策については、例えばIIHS(Insurance Institute for Highway Safety)から2012年8月に公開された"Small overlap Frontal Crashworthiness Evaluation Crash Test Protocol (Version I)"の中で、オフセット正面衝突のうち、車両前面の衝突面積が小さく、側面側にもダメージが多く加わるような衝突モードの安全性評価手順が示されている。
この種のロールオーバ対策を施したカーテンエアバッグ装置として、特許文献1が知られている。この特許文献1は、フロントピラーが細い車両に適用されて該車両のロールオーバに対する乗員保護性能を向上させることができるカーテンエアバッグ装置を得ることを課題とし、カーテンエアバッグ装置のカーテンエアバッグは、フロントピラーの後側に・がるルーフサイド部に折り畳み状態で収納された主チャンバと、主チャンバと一体に設けられ該主チャンバと共にルーフサイド部に折り畳み状態で収納された前側副チャンバとを備える。主チャンバは、車両の側面衝突の際及び車両のロールオーバの際にガスの供給を受けて膨張し、車両下方に向けてカーテン状に展開される。前側副チャンバは、少なくとも車両のロールオーバの際にガスの供給を受けて膨張し、主チャンバの前方で、側面視で上端側がフロントピラーと重なると共に下端側がフロントサイドドアと重なるように展開される。
特開2012−218619号公報
背景技術では、カーテンエアバッグには、その上縁に沿って複数の取付片が設けられている。しかし、取付片は、主チャンバの上縁に設けられており、前側副チャンバには取付片は設けられていない。すなわち、前側副チャンバには、車両に対し、乗員の車外放出防止に有効な支持箇所が設定されていない。また、主チャンバが、単に車両下方に向けてカーテン状に展開される単純な中空袋状であった。以上のことから、乗員の車外放出防止対策上、さらなる改善の余地があるという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、乗員の車外放出防止性能を向上することが可能な車両用カーテンエアバッグ及び車両用カーテンエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用カーテンエアバッグは、車両のルーフサイドレールに取付タブを介して取り付けられ、導入されるインフレータガスで車両下方へ向かって展開膨張される車両用カーテンエアバッグであって、少なくとも車両のセンターピラー位置から車両前方へ向かって横向きに形成され、インフレータガスが流入するガス流入部と連通されるダクト領域と、前方部分に形成され、上端部から下端部まで延在する縦チャンバ領域と、上記ダクト領域下に該ダクト領域及び上記縦チャンバ領域と連通させて形成され、該縦チャンバ領域からセンターピラー側へ向かうに従って内径が次第に減少する上横チャンバ領域と、該上横チャンバ領域下に上記縦チャンバ領域と連通させて形成され、該縦チャンバ領域からセンターピラー側へ向かうに従って内径が次第に増大する下横チャンバ領域と、上記縦チャンバ領域のセンターピラー側であって上記上横チャンバ領域の上方に形成され、センターピラー側に開口されて上記ダクト領域と連通される上部空間区画とを備え、上記上横チャンバ領域の上縁及び下縁は、上記上部空間区画下で略平行に形成され、前方部分に、上記縦チャンバ領域と上記上横チャンバ領域のオーバーラップ区域が形成され、いずれかの上記取付タブが、上記縦チャンバ領域の直上に位置されて、車両のフロントピラーとルーフサイドレールの境界付近に取り付けられることを特徴とする。
前記オーバーラップ区域は、設定される乗員の衝突目標位置を含むことが望ましい。前記縦チャンバ領域の前方側に、該縦チャンバ領域と連通させて補助縦チャンバ領域が形成されることが好ましい。
本発明にかかる車両用カーテンエアバッグ装置は、上記車両用カーテンエアバッグを前記取付タブを介して車両に取り付けたことを特徴とする。
本発明にかかる車両用カーテンエアバッグ及び車両用カーテンエアバッグ装置にあっては、乗員の車外放出防止性能を向上することができる。
本発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置の好適な一実施形態であって、これに採用される本発明に係る車両用カーテンエアバッグの好適な実施態様の展開状態を、車両各部との位置関係で示した側面図である。
以下に、本発明にかかる車両用カーテンエアバッグ及びこれを取り付けた車両用カーテンエアバッグ装置の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置であって、これに採用される本実施形態に係る車両用カーテンエアバッグの展開状態を、車両各部との位置関係で示した側面図である。
車両用カーテンエアバッグ1はよく知られているように、巻き取ったり折り畳むなどした収納状態で、取付タブ2を介して車両3のルーフサイドレール4に取り付けられる。取付タブ2は、車両用カーテンエアバッグ1の上端部1aに配設される。
ルーフサイドレール4の前端には、フロントピラー5が連結され、後端にはリアピラー6が連結され、中央部にはセンターピラー7が連結され、これにより、ドアベルトライン8上の前席サイドウインドウ9周り及び後席サイドウインドウ10周りが構成される。
本実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ1には、少なくとも上縁シームSU、前縁シームSF、下縁シームSL及び後縁シームSRを含む周縁シームSで取り囲んで、インフレータガスが導入されるチャンバ11が形成される。本実施形態では、チャンバ11はおおよそ、前席サイドウインドウ9及び後席サイドウインドウ10を覆う長方形状に形成される。
車両用カーテンエアバッグ1には、センターピラー7周辺もしくは後方に位置させて、チャンバ11内に連通するスリーブ状のガス流入部12が形成される。ガス流入部12は、上縁シームSUに連続するスリーブ形成シーム部13によって形成される。ガス流入部12には、その開口部12aからインフレータガスを噴出するインフレータ(図示せず)が装着される。
インフレータから噴出されるインフレータガスは、ガス流入部12からチャンバ11内に流入し、流入したインフレータガスにより、車両用カーテンエアバッグ1は、ルーフサイドレール4から車両3下方へ向かってカーテン状に展開膨張される。
車両用カーテンエアバッグ1のチャンバ11内には、少なくとも前方側からセンターピラー7位置にわたる横方向に、上下仕切りシーム部14が形成される。上下仕切りシーム部14は、センターピラー7位置に向かって迫り上がり、ガス流入部12及びその周辺の上縁シームSUと向かい合う箇所に上方平坦部14aが設定される。これにより、チャンバ11内には、少なくともセンターピラー7位置から車両3前方へ向かっておおよそ横向きにダクト領域Aが形成される。ダクト領域Aは、インフレータガスが流入するガス流入部12と連通される。
チャンバ11の前方部分には、上縁シームSUと下縁シームSLの間に、チャンバ11の上端部から下端部まで延在する縦チャンバ領域Bが形成される。縦チャンバ領域Bは、縦幅(上下方向幅、以下同じ)が横幅(前後方向幅、以下同じ)よりも大きく設定される。
縦チャンバ領域Bのさらに前方側には、当該縦チャンバ領域Bと連通させて補助縦チャンバ領域Cが形成される。補助縦チャンバ領域Cも、上縁シームSUと下縁シームSLの間に、チャンバ11の上端部から下端部まで延在するように形成され、縦幅が横幅よりも大きく設定される。補助縦チャンバ領域Cと縦チャンバ領域Bとは、上縁シームSUを始点15aとして、前縁シームSFに沿って下縁シームSL側へ形成される縦シーム部15によって仕切られる。従って、補助縦チャンバ領域Cは、上縁シームSU、下縁シームSL、前縁シームSF及び縦シーム部15によって取り囲まれる。
縦シーム部15の終点15bと下縁シームSLとの間には、縦チャンバ領域Bと補助縦チャンバ領域Cを連通して、インフレータガスを流通させる連通路16が形成される。補助縦チャンバ領域Cには、連通路16から上縁シームSUに向かってインフレータガスが充満される。
縦チャンバ領域Bは、車両3前方(フロントピラー5)側が縦シーム部15で仕切られ、車両3後方(センターピラー7)側には、上記上下仕切りシーム部14の始点14b及び後述する上部空間区画Dを形成する前方上部シーム部17が位置される。
上下仕切りシーム部14は、始点14bと上方平坦部14aとの間に、センターピラー7位置から車両3前方へ向かって下向き傾斜の傾斜部14cが設定される。下縁シームSLは、上下仕切りシーム部14の上方平坦部14a及び傾斜部14cに沿うように形成される。これにより、上下仕切りシーム部14は、傾斜部14c上方でダクト領域A下に当該ダクト領域Aと連通し、始点14bで縦チャンバ領域Bと連通して、縦チャンバ領域Bからセンターピラー7側へ向かうに従って内径が次第に減少する上横チャンバ領域Eを形成する。
同時に、上下仕切りシーム部14は、上横チャンバ領域E下に、始点14bで縦チャンバ領域Bと連通し、縦チャンバ領域Bからセンターピラー7側へ向かうに従って内径が次第に増大する下横チャンバ領域Fを形成する。これら上横チャンバ領域E及び下横チャンバ領域Fは共に、横幅が縦幅よりも大きく設定される。
上横チャンバ領域Eには、ダクト領域Aから車両3前方に向かって横方向にインフレータガスが充満される。上横チャンバ領域Eにインフレータガスが流れ込むことにより、縦チャンバ領域Bには、縦シーム部15に衝突するようにしてインフレータガスが流れ込み、これにより縦チャンバ領域Bにインフレータガスが充満する。下横チャンバ領域Fには、縦チャンバ領域Bから流出するインフレータガスが上下仕切りシーム部14の始点14bを介して、流れ込み、充満する。
上下仕切りシーム部14は、センターピラー7位置よりも車両3後方の、後席サイドウインドウ10周りについては、どのように設定してもよい。図示例にあっては、上下仕切りシーム部14は、センターピラー7位置から車両3後方へ向かって下向き傾斜の後方傾斜部14dを経て終点14eが設定される。これにより、後方部分に後方縦チャンバ領域Gが形成される。
後方縦チャンバ領域Gには、上部がダクト領域Aに連通されると共に、下部が下横チャンバ領域Fに連通される。ガス流入部12からチャンバ11内に流入したインフレータガスは、ダクト領域A及び下横チャンバ領域Fから後方縦チャンバ領域Gに充満する。
縦チャンバ領域Bのセンターピラー7側であって上横チャンバ領域Eの上方には、センターピラー7側に開口されてダクト領域Aと連通される上部空間区画Dが形成される。この上部空間区画Dは、上縁シームSUを始点17aとし、これより前方へ向かって斜め下方へ迫り出し、迫り出し位置から車両3後方へ折り返し、終点17bが、上下仕切りシーム部14の始点14bよりもセンターピラー7側に設定される上部シーム部17によって形成される。
上部シーム部17は要するに、終点17bの位置設定が上記の通りであって、上縁シームSUを始点17aとし、ダクト領域Aと縦チャンバ領域Bとを仕切る形態である限り、どのようなものであってもよい。この上部空間区画Dには、ダクト領域Aから車両3前方に向かってインフレータガスが充満する。
上方シーム部17の下縁で規定される上横チャンバ領域Eの上縁18及び上下仕切りシーム部14の上縁で規定される上横チャンバ領域Eの下縁19は、上部空間区画D下で実質的に平行に形成される(図中、一定間隔Pで示す)。
上述した構成により、車両用カーテンエアバッグ1のチャンバ11の前方部分には、縦チャンバ領域Bと上横チャンバ領域Eのオーバーラップ区域Hが形成される。このオーバーラップ区域Hは、設定される乗員の衝突目標位置Tを含む。
「設定される乗員の衝突目標位置T」について略述する。車両の安全性の評価基準は各国において異なっている。例えば、米国では、NHTSA(米国高速道路交通***)によってFMVSS(米国連邦自動車安全基準)が制定されている。NHTSAによって正式に制定されたFMVSS226の基となっているFMVSSの規則策定の通知(NPRM;Notice of Proposed Rule Making: docket Number NHTSA-2009-0183 )には、「側突時・ロールオーバ(横転)時において、放出緩和システムによりサイドウインドウを通した乗員の車外放出の見込みを減少させる」という要件が提案されている。この要件は、放出緩和システムをなす車外放出軽減対策装置としてカーテンエアバッグを備えることで達成可能である。
このカーテンエアバッグに対する車外放出防止性能評価試験では、インパクタが用いられる。インパクタは、上記NPRMのV."Proposed Ejection Mitigation Requirements and Test Procedures"で規定されている。インパクタの衝突目標は、同NPRMのV."Proposed Ejection Mitigation Requirements and Test Procedures," d. "Location Where the Device Would Impact the Ejection Mitigation Countermeasure to Asses Efficacy," 4. "Method for Determining Impactor Target Locations"に規定されている。本実施形態における乗員の衝突目標位置Tとは、上記インパクタの衝突目標であって、最も前方の衝突目標(「A1打点」と規定されている)をいう。
車両用カーテンエアバッグ1の上端部1aには、長さ方向に適宜間隔を隔てて、当該車両用カーテンエアバッグ1をルーフサイドレール4に取り付けるための複数の取付タブ2が配設される。これら取付タブ2のいずれか(図中、2xで示す)が、縦チャンバ領域Bの直上に位置されて、車両3のフロントピラー5とルーフサイドレール4の境界Z付近に取り付けられる。また、車両用カーテンエアバッグ1の前端部とフロントピラー5との間には、これらを連結する連結ベルト20が設けられる。
次に、本実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ1及び車両用カーテンエアバッグ装置の作用について説明する。ガス流入部12からインフレータガスがチャンバ11内に流入すると、車両用カーテンエアバッグ1は、ルーフサイドレール4から車両3下方へ向かってカーテン状に展開膨張し、前席サイドウインドウ9及び後席サイドウインドウ10を車室内側から覆い、これにより、乗員の車外放出等を防止する安全装置として機能する。
本実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ1及びこれを車両に取り付けた車両用カーテンエアバッグ装置にあっては、ルーフサイドレール4とフロントピラー5の境界Z付近に取り付けられる取付タブ2xを設定し、この取付タブ2xの直下に縦チャンバ領域Bを形成している。これにより、縦チャンバ領域Bを、フロントピラー5の車室内側に対してラップさせることができ、乗員の車外放出防止作用を適切に確保することができる。
また、縦チャンバ領域Bは、インフレータガスが充満することにより、前席サイドウインドウ9の前方区域で、車両3下方へ向かって膨張し押し下げ作用を発揮するので、車両用カーテンエアバッグ1として、ドアベルトライン8上方までの外形寸法であっても、当該ドアベルトライン8下に達して車室内側にラップさせることができ、さらに効果的に乗員の車外放出防止作用を確保することができる。
縦チャンバ領域Bの周辺において、上横チャンバ領域Eは、インフレータガスが充満されることにより、センターピラー7から縦チャンバ領域Bの間で、前席サイドウインドウ9の後方区域から前方区域にわたり、車両3前方へ向かって斜め下向きのクッションとして機能する。
さらに、縦チャンバ領域Bのセンターピラー7側に隣接して、上横チャンバ領域Eの上方に、センターピラー7側に開口されてダクト領域Aと連通して形成した上部空間区画Dは、縦チャンバ領域B直上の取付タブ2xと相俟って、ダクト領域Aから流れ込むインフレータガスにより、前席サイドウインドウ9に対するこれら縦チャンバ領域B及び上横チャンバ領域Eの膨張位置を適切に位置決めすることができる。
下横チャンバ領域Fは、車両用カーテンエアバッグ1の下端部分に、縦チャンバ領域Bから後方縦チャンバ領域Gにわたり、乗員を受け止めるクッション作用を発揮する。
さらに、補助縦チャンバ領域Cは、車両用カーテンエアバッグ1の前方部分として、フロントピラー5の車室内側に対してラップすることができ、乗員の車外放出防止作用をさらに向上することができる。この際、連結ベルト20によっても、車両用カーテンエアバッグ1の前方部分が前席サイドウインドウ9から車外へ押し出されることを阻止し、乗員を受け止めることができる。
上横チャンバ領域Eは、縦チャンバ領域Bからセンターピラー7側へ向かうに従って内径が次第に減少するので、ダクト領域Aからのインフレータガスを他の部分に遅れることなく、縦チャンバ領域Bへスムーズに流入させることができ、早期に縦チャンバ領域Bを膨張させることができる。
下横チャンバ領域Fは、縦チャンバ領域Bからセンターピラー7側へ向かうに従って内径が次第に増大するので、縦チャンバ領域Bから回り込むインフレータガスが円滑に流れ込み、さらにインフレータガスを後方縦チャンバ領域Gへ速やかに流入させることができる。
上横チャンバ領域Eの上縁18及び下縁19が、上部空間区画D下で略平行に形成されるので、インフレータガスを縦チャンバ領域Bへ円滑に流入させることができ、ガス流入部12から遠隔な縦チャンバ領域Bの展開膨張が他の部分よりも遅れることを防止することができる。
車両用カーテンエアバッグ1の前方部分に、縦チャンバ領域Bと上横チャンバ領域Eのオーバーラップ区域Hを形成するようにしたので、周辺部分に比して十分に膨張させることができ、優れたクッション作用を確保することができる。オーバーラップ区域Hに、上記A1打点として設定される乗員の衝突目標位置Tを含めたので、優れた乗員保護機能を確保することができる。
以上に述べた車両用カーテンエアバッグ1及び車両用カーテンエアバッグ装置は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
1 車両用カーテンエアバッグ
2,2x 取付タブ
3 車両
4 ルーフサイドレール
5 フロントピラー
7 センターピラー
12 ガス流入部
18 上横チャンバ領域の上縁
19 上横チャンバ領域の下縁
A ダクト領域
B 縦チャンバ領域
C 補助縦チャンバ領域
D 上部空間区画
E 上横チャンバ領域
F 下横チャンバ領域
H オーバーラップ区域
T 衝突目標位置

Claims (4)

  1. 車両のルーフサイドレールに取付タブを介して取り付けられ、導入されるインフレータガスで車両下方へ向かって展開膨張される車両用カーテンエアバッグであって、
    少なくとも車両のセンターピラー位置から車両前方へ向かって横向きに形成され、インフレータガスが流入するガス流入部と連通されるダクト領域と、
    前方部分に形成され、上端部から下端部まで延在する縦チャンバ領域と、
    上記ダクト領域下に該ダクト領域及び上記縦チャンバ領域と連通させて形成され、該縦チャンバ領域からセンターピラー側へ向かうに従って内径が次第に減少する上横チャンバ領域と、
    該上横チャンバ領域下に上記縦チャンバ領域と連通させて形成され、該縦チャンバ領域からセンターピラー側へ向かうに従って内径が次第に増大する下横チャンバ領域と、
    上記縦チャンバ領域のセンターピラー側であって上記上横チャンバ領域の上方に形成され、センターピラー側に開口されて上記ダクト領域と連通される上部空間区画とを備え、
    上記上横チャンバ領域の上縁及び下縁は、上記上部空間区画下で略平行に形成され、
    前方部分に、上記縦チャンバ領域と上記上横チャンバ領域のオーバーラップ区域が形成され、
    いずれかの上記取付タブが、上記縦チャンバ領域の直上に位置されて、車両のフロントピラーとルーフサイドレールの境界付近に取り付けられることを特徴とする車両用カーテンエアバッグ。
  2. 前記オーバーラップ区域は、設定される乗員の衝突目標位置を含むことを特徴とする車両用カーテンエアバッグ。
  3. 前記縦チャンバ領域の前方側に、該縦チャンバ領域と連通させて補助縦チャンバ領域が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用カーテンエアバッグ。
  4. 請求項1〜3いずれかの項に記載の車両用カーテンエアバッグを前記取付タブを介して車両に取り付けたことを特徴とする車両用カーテンエアバッグ装置。
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