JP2014147003A - Ict資源管理装置 - Google Patents

Ict資源管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014147003A
JP2014147003A JP2013015043A JP2013015043A JP2014147003A JP 2014147003 A JP2014147003 A JP 2014147003A JP 2013015043 A JP2013015043 A JP 2013015043A JP 2013015043 A JP2013015043 A JP 2013015043A JP 2014147003 A JP2014147003 A JP 2014147003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer system
local communication
communication network
capacity
virtual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013015043A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Suda
愼一郎 須田
Yuichi Mori
勇一 森
Shunichi Miyamoto
俊一 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013015043A priority Critical patent/JP2014147003A/ja
Publication of JP2014147003A publication Critical patent/JP2014147003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】端末装置の移動に起因して生じるICT資源不足、それによって引き起こされる大量トラフィック、大量データの発生を事前に予測することは困難であること。
【解決手段】利用履歴管理部は、複数の端末装置に対して計算機システムから中継網および局所通信網を通じて提供されるサービスの端末装置毎の利用履歴を蓄積する。接続関係生成部は、端末装置の移動を監視し、端末装置とそれが接続される可能性のある局所通信網との関係を示す接続関係データを生成する。計算機システム設備管理部は、接続関係データで特定される端末装置と局所通信網との接続状況の下で、蓄積された端末装置毎の利用履歴に基づいて、局所通信網毎に必要な計算機システム処理量を予測し、この予測した計算機システム処理量と局所通信網の計算機システム設備容量とを比較して、局所通信網毎の計算機システム設備容量の不足量を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICT資源管理装置、ICT資源管理方法、およびプログラムに関する。
近年の通信網の広帯域化の進展により、様々なサービスを提供する企業側がサーバ装置やストレージ装置を有する計算機システムを保有し、他方、ユーザ(企業や個人)は通信網に接続可能な端末装置を保有し、端末装置を通信網に接続して必要なサービスを計算機システムから受ける形態が増加している。このような形態は、クラウドコンピューティングと呼ばれる。また、計算機システムを構成するサーバ装置やストレージ装置などは計算機資源、通信網などはネットワーク資源と呼び、それらを総称してICT(Information and Communication Technology)資源と呼ぶ。
クラウドコンピューティングシステムの一例を図20に示す。図20に示すクラウドコンピューティングシステムは、複数の端末装置1110と、計算機システム1120と、これら端末装置1110および計算機システム1120が接続される複数の局所通信網1140と、局所通信網1140どうしを接続する中継網1150とから構成される。計算機システム1120は、端末装置1110からの要求に従って或いは自律的に、端末装置1110に対してサービスを提供する。
クラウドコンピューティングでは、ICT資源の管理が重要である。例えば、端末装置と計算機システムとを接続する際に経由する通信網の容量が不足していると、計算機システムから端末装置に対してサービスを提供することが困難になる。他方、通信網の容量が実際の需要に比べて過剰であれば、コスト高などを招くことになる。これはネットワーク資源に限らず、サーバ装置などの計算機資源にも当てはまる。そのため、必要なICT資源量を見積もる技術が各種提案されている。
例えば、必要な時点で必要最小限のサーバ装置のみを稼働することによって省エネルギー効果をより高めることが本発明に関連する第1の関連技術として提案されている(例えば特許文献1参照)。具体的には、この第1の関連技術では、複数の端末装置とネットワークを介して接続されるクラウドコンピューティングシステムにおいて、サーバ装置のCPU負荷の履歴に基づいて、一定時間後のCPU負荷の短期予測値と将来の一時点におけるCPU負荷の長期予測値とを算出し、CPU負荷の現在値と短期予測値および長期予測値とを比較して、サーバ装置の必要稼働台数、または追加あるいは停止すべき台数を算出する。
また、地震発生に起因する大量トラフィックの同時発生が起こった場合にも安全性の高い通信ネットワークを構築することが本発明に関連する第2の関連技術として提案されている(例えば特許文献2参照)。具体的には、この第2の関連技術では、過去の地震発生情報に基づいて地震の際に発生するトラフィック量の推定値である同時大量発生トラフィック量をエリア毎に算出し、このエリア毎の同時大量発生トラフィック量とエリア毎の平常時のトラフィック量と予め定められた情報に基づいて算出される上記地震の発生時にエリア毎に他のエリアから迂回されてくるトラフィック量に基づいて各エリアの危険度を算出し、この危険度に基づいて各エリアにおけるネットワーク設備の増設量を算出する。
特開2011−232968号公報 特許第5072631号公報 特開2012−199644号公報
図20に示すクラウドコンピューティングシステムでは、計算機システム1120は局所通信網1140毎に設置されていない。このような構成によれば、計算機システム1120の台数は少なくなる。しかし、計算機システム1120が接続されていない局所通信網1140に接続される端末装置1110に対しては、中継網1150を経由して遠方の計算機システム1120からサービスを提供することになる。このため、計算機システム1120が接続されている特定の局所通信網1140に大量のトラフィックが発生する。また、特定の計算機システム1120に大量のデータが集中する。
そこで、このような課題を解決するために、局所通信網1140毎に計算機システム1120を設置し、端末装置1110に対するサービスの提供は、その端末装置1110が接続された局所通信網1140に計算機システム1120が接続されていれば当該計算機システム1120に優先的に分担させる構成が考えられる。しかし、このような形態では、端末装置1110の移動によって、局所通信網1140に接続される端末装置1110の数に偏りが生じると、多くの端末装置1110が接続されることになった局所通信網1140において計算機システムの設備能力が不足し、サービスの提供が困難になる。この結果、遠方の計算機システム1120からサービスを提供せざるを得なくなって、特定の計算機システム1120が接続されている局所通信網1140に大量のトラフィックが発生し、また、特定の計算機システム1120に大量のデータが集中することになる。
本発明に関連する上記第1および第2の関連技術では、端末装置の移動によって接続されるネットワークやエリアが変化することは想定していない。このため、端末装置の移動によって一部のICT資源に容量不足が発生することを事前に予測することは困難である。それ故に、端末装置の移動に起因する大量トラフィック、大量データの発生を抑制緩和することは困難である。
本発明の目的は、上述した課題、すなわち、端末装置の移動に起因して生じるICT資源不足、それによって引き起こされる大量トラフィック、大量データの発生を事前に予測するのは困難である、という課題を解決するICT資源管理装置を提供することにある。
本発明の第1の観点に係るICT資源管理装置は、
それぞれが中継網に接続される複数の局所通信網のうちの何れかの上記局所通信網に接続される複数の端末装置に対して、サーバ装置およびストレージ装置を計算機資源と呼ぶとき、1以上の計算機資源を有し、何れかの上記局所通信網に接続される計算機システムから上記中継網および上記局所通信網を通じて提供されるサービスの上記端末装置毎の利用履歴を蓄積する利用履歴管理部と、
上記端末装置の移動を監視し、上記端末装置と上記端末装置が接続される可能性のある上記局所通信網との関係を示す接続関係データを生成する接続関係生成部と、
上記接続関係データで特定される上記端末装置と上記局所通信網との接続状況の下で、上記蓄積された上記端末装置毎の利用履歴に基づいて、上記端末装置に対する上記サービスの提供が上記端末装置が接続されている上記局所通信網に接続された上記計算機システムから行われる場合に上記局所通信網毎に必要な計算機システム処理量を予測し、該予測した計算機システム処理量と上記局所通信網の計算機システムの設備容量とを比較して、上記局所通信網毎の計算機システムの設備容量の不足量を算出する計算機システム設備管理部と
を有する。
本発明の第2の観点に係るICT資源管理方法は、
それぞれが中継網に接続される複数の局所通信網のうちの何れかの上記局所通信網に接続される計算機が実行するICT資源管理方法であって、
何れかの上記局所通信網に接続される複数の端末装置に対して、何れかの上記局所通信網に接続される計算機システムから上記中継網および上記局所通信網を通じて提供されるサービスの上記端末装置毎の利用履歴を蓄積し、
上記端末装置の移動を監視し、上記端末装置と上記端末装置が接続される可能性のある上記局所通信網との関係を示す接続関係データを生成し、
上記接続関係データで特定される上記端末装置と上記局所通信網との接続状況の下で、上記蓄積された上記端末装置毎の利用履歴に基づいて、上記端末装置に対する上記サービスの提供が上記端末装置が接続されている上記局所通信網に接続された上記計算機システムから行われる場合に上記局所通信網毎に必要な計算機システム処理量を予測し、該予測した計算機システム処理量と上記局所通信網の計算機システムの設備容量とを比較して、上記局所通信網毎の計算機システムの設備容量の不足量を算出する。
本発明は上述した構成を有するため、端末装置の移動に起因して生じるICT資源不足、それによって引き起こされる大量トラフィック、大量データの発生を事前に予測することが可能である。このため、実際に大量トラフィック、大量データが発生する以前にICT資源不足を解消することが可能になり、大量トラフィック、大量データの発生を抑制緩和することができる。
本発明の第1の実施形態に係るクラウドコンピューティングシステムの構成図である。 本発明の第2の実施形態にかかるICT資源管理装置を実現する計算機のブロック図である。 本発明の第2の実施形態で用いる利用履歴の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態で用いる接続関係データの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態で用いる接続関係データの別の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態で用いるネットワークトポロジ情報の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態で用いる計算機システム設備情報の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における接続関係生成部の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における計算機システム設備管理部の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における計算機システム設備管理部が作成するトラフィックグラフの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における計算機システム設備管理部がトラフィックグラフを用いて通信設備容量の不足量および過剰量を算出する方法の説明図である。 本発明の第2の実施形態における計算機システム設備管理部が計算機システム設備容量の不足量をグラフ形式で出力する際のグラフの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における計算機システム設備管理部が計算機システム設備容量の過剰量をグラフ形式で出力する際のグラフの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における計算機システム設備管理部が予測用利用履歴を作成する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における計算機システム設備管理部が予測用利用履歴を作成する処理の他の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における計算機システム設備管理部が予測用利用履歴を作成する処理のさらに別の例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態にかかるICT資源管理装置を実現する計算機のブロック図である。 本発明の第3の実施形態における計算機システム設備増大部の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における計算機システム設備削減部の処理例を示すフローチャートである。 本発明が解決しようとする課題の説明に使用するクラウドコンピューティングシステムの構成図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態は、複数の端末装置110と、複数の計算機システム120と、ICT資源管理装置130と、これら端末装置110、計算機システム120およびICT資源管理装置130が接続される複数の局所通信網140と、局所通信網140どうしを接続する中継網150とから構成される。図1では、局所通信網140は3つであるが、2つであっても良く、4つ以上であっても良い。また、図1では、計算機システム120は3台であるが、2台であっても良く、4台以上の計算機システム120が存在していても良い。また、図1では、中継網150は1つであるが、2つ以上であっても良い。
各々の端末装置110は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話などで構成される。各々の端末装置110は、有線または無線により局所通信網140に接続される。各々の端末装置110は、携帯可能な端末であっても良いし、固定端末であっても良い。
計算機システム120は、サーバ装置およびストレージ装置を計算機資源と呼ぶとき、少なくとも1つの計算機資源を有している。計算機システム120は、データセンターシステム、データセンターシステムを構成する複数の計算機システムのうちの1つの計算機システム、または、パーソナルコンピュータなどで構成される。計算機システム120は、端末装置110からの要求に従って或いは自律的に、端末装置110に対してサービスを提供する機能を有する。提供するサービスは任意である。例えば、動画などのコンテンツを提供するサービスであっても良いし、アプリケーションソフトの機能をサービスとして提供するものであっても良いし、ストレージ機能を提供するものであっても良く、それ以外のものであっても良い。
局所通信網140は、アクセス網、イーサネットワークなどで構成される。局所通信網140は、有線通信網、無線通信網の何れであっても良い。本発明では、各々の局所通信網140は潤滑な通信容量を有しているものとする。
中継網150は、中継回線などで構成される。
ICT資源管理装置130は、システムに含まれるICT資源を管理する機能を有する。本実施形態では、ICT資源としての計算機システム120に関する管理機能を有する。ICT資源管理装置130は、利用履歴管理部131、接続関係生成部132、および計算機システム設備管理部133を有する。
利用履歴管理部131は、計算機システム120から端末装置110に対して提供されるサービスの端末装置毎の利用履歴134をストレージに蓄積する機能を有する。利用履歴管理部131がサービスの利用履歴を取得する方法は任意である。例えば、利用履歴管理部131は、計算機システム120からICT資源管理装置130に対して定期的あるいはサービス提供時毎に送信されてくるサービスの利用履歴を受信する機能を有していて良い。あるいは端末装置110からICT資源管理装置130に対して定期的あるいはサービス利用毎に送信されてくるサービスの利用履歴を受信する機能を有していて良い。あるいは利用履歴管理部131は、夜間などに実施されるバッチ処理により、ICT資源管理装置130に接続された外部装置からサービスの利用履歴を入力する機能を有していて良い。
接続関係生成部132は、端末装置110の移動を監視する機能と、その監視結果に基づいて端末装置110とそれが接続される可能性のある局所通信網140との関係を示す接続関係データ135を生成する機能とを有する。接続関係生成部132が端末装置110の移動を監視する方法は任意である。例えば、接続関係生成部132は、端末装置110に内蔵されたGPS(全地球測位システム)チップから発信される信号や無線LAN基地局情報を使って端末装置110の位置を検出し、検出した位置と各局所通信網140がカバーするエリアとを比較して、端末装置110が接続される可能性のある局所通信網140を決定して良い。あるいは接続関係生成部132は、交換機に蓄積されるCDR(Call Detail Record)を分析して端末装置110が接続される交換機を検出し、交換機と局所通信網140との対応関係から端末装置110が接続されている局所通信網140を決定して良い。あるいはローミング制御情報を利用して、端末装置110が接続される局所通信網140を決定しても良い。また、接続関係データ135は、端末装置110とそれが接続されている或いは接続される可能性のある局所通信網140との対応関係が明確に把握できれば、任意のデータ構造で良い。
計算機システム設備管理部133は、局所通信網140毎に必要な計算機システム処理量を予測する機能と、予測した計算機システム処理量に基づいて局所通信網140の計算機システム設備容量の不足量を算出する機能とを有する。ここで、計算機システム処理量とは、例えば、同時に接続可能な端末装置の最大数、単位時間当たりのデータ転送量、或いは単位時間当たりのサービス処理量等である。また局所通信網の計算機システム設備容量とは、当該局所通信網に接続された計算機システム120の計算機システム処理量の最大値の合計で表される。すなわち、計算機システム設備は、サーバ装置とストレージ装置とによって構成され、計算機システム設備を構成するサーバ装置とストレージ装置との処理量の合計が計算機システム設備容量となる。
計算機システム処理量の予測では、計算機システム設備管理部133は、接続関係データ135で特定される端末装置110と局所通信網140との接続状況の下で、利用履歴134に基づいて、端末装置110に対するサービスの提供がその端末装置110が接続されている局所通信網140に接続された計算機システム120から行われる場合に局所通信網140毎に必要な計算機システム処理量を予測する。また計算機システム設備容量の不足量の算出では、計算機システム設備管理部133は、上記予測した計算機システム処理量と局所通信網140の計算機システム設備容量とを比較して、局所通信網140毎の計算機システム設備容量の不足量を算出する。
次に、本実施形態の動作を説明する。
図1に示されるシステムにおいて、ICT資源管理装置130の利用履歴管理部131は、複数の端末装置110に対して、複数の計算機システム120から局所通信網140を通じて提供されるサービスの端末装置毎の利用履歴134を蓄積する。
またICT資源管理装置130の接続関係生成部132は、端末装置110の移動を監視し、端末装置110とそれが接続される可能性のある局所通信網140との関係を示す接続関係データ135を生成する。
そしてICT資源管理装置130の計算機システム設備管理部133は、接続関係データ135で特定される端末装置110と局所通信網140との接続状況の下で、利用履歴134に基づいて、端末装置110に対するサービスの提供がその端末装置110が接続されている局所通信網140に接続された計算機システム120から行われる場合に局所通信網140毎に必要な計算機システム処理量を予測し、この予測した計算機システム処理量と局所通信網140の計算機システム設備容量とを比較して、局所通信網140毎の計算機システム設備容量の不足量を算出する。
次に本実施形態の効果を説明する。
本実施形態によれば、端末装置110に対するサービスの提供がその端末装置110が接続されている局所通信網140に接続された計算機システム120から行われる場合の、各局所通信網毎の計算機システム設備容量不足を事前に予測することが可能である。その理由は以下の通りである。
一般的に端末装置110がサービスを利用するパターン(利用するサービスの種類や頻度などの傾向)は、他の端末装置と同一でなく相違するケースが多いけれども、特定の端末装置110に着目すれば、固定しているケースが殆どである。このため、或る端末装置110が別の局所通信網に移動した後のサービス利用パターンは、その端末装置110の過去のサービスの利用パターン、すなわち利用履歴から推測することができる。従って、端末装置110の移動を監視して端末装置110とそれが接続される可能性のある局所通信網140との関係を示す接続関係データ135を生成し、この接続関係データ135で特定される端末装置110と局所通信網140との接続状況の下で、端末装置110毎の利用履歴に基づいて、端末装置110に対するサービスの提供がその端末装置110が接続されている局所通信網140に接続された計算機システム120から行われる場合に局所通信網140毎に必要な計算機システム処理量を算出すれば、端末装置110が移動先で実際にサービスを利用する前の時点で、局所通信網140毎に必要な計算機システム処理量を或る程度の精度で予測することができる。そして、予測した計算機システム処理量と局所通信網140の計算機システム設備容量とを比較すれば、局所通信網毎の計算機システム設備容量の不足量を事前に予測することが可能になる。このように、局所通信網140の計算機システム設備容量の不足量を、端末装置110が移動先で実際にサービスを利用する前に予測できるため、計算機システム設備容量の増大作業のために十分な余裕時間を確保することができる。
また本実施形態によれば、個々の端末装置110の移動を監視するだけでなく、個々の端末装置110の利用履歴に基づいて局所通信網毎の計算機システム処理量を予測するので、より正確な予測が可能である。これに対して、局所通信網140毎の計算機システム処理量を、その局所通信網140に接続される端末装置の数によって予測する方法では、計算機システム処理量を正確に予測することは困難である。その理由は、サービスをほとんど利用しない多くの端末装置が特定の局所通信網140に移動しても当該局所通信網140の計算機システム処理量がほとんど増加しない一方、サービスを頻繁に利用する少数の端末装置が特定の局所通信網140に移動しただけでも当該局所通信網140の計算機システム処理量が大幅に増加するからである。
[第2の実施形態]
図2を参照すると、本発明の第2の実施形態にかかる計算機200は、それぞれが中継網150に接続される複数の局所通信網140のうちの何れかの局所通信網140に接続され、ICT資源を管理する機能を有している。本実施形態の計算機200は、図1のICT資源管理装置130を実現する計算機の一例である。
計算機200は、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)210、操作入力部220、画面表示部230、記憶部240、およびプロセッサ250を有する。
通信I/F部210は、専用のデータ通信回路からなり、局所通信網140を介して計算機システム120などの各種装置との間でデータ通信を行う機能を有している。
操作入力部220は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータの操作を検出してプロセッサ250に出力する機能を有している。
画面表示部230は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、プロセッサ250からの指示に応じて、予測結果などの各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部240は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置からなり、プロセッサ250での各種処理に必要な処理情報やプログラム240Pを記憶する機能を有している。プログラム240Pは、プロセッサ250に読み込まれて実行されることにより各種処理部を実現するプログラムであり、通信I/F部210などのデータ入出力機能を介して外部装置(図示せず)や記憶媒体(図示せず)から予め読み込まれて記憶部240に保存される。
記憶部240に記憶される主な処理情報として、利用履歴240A、接続関係データ240B、ネットワークトポロジ情報240C、および計算機システム設備情報240Dがある。
利用履歴240Aは、計算機システム120から端末装置110に提供されるサービスの端末装置110毎の利用履歴である。図3は、利用履歴240Aの構成例を示す。この例の利用履歴240Aは、端末装置別の利用履歴ファイル240A1から構成される。各々の利用履歴ファイル240A1は、端末装置110の識別子240A2と、利用毎の履歴データ240A3とを有する。各々の履歴データ240A3は、サービスの利用日時240A4と、サービスを提供した計算機システム120の識別子240A5と、利用したサービスの種類を表すサービス識別子240A6と、このサービスの利用に関して計算機システム120と端末装置110との間で送受信されたデータ量240A7と、サービス利用時に端末装置110が接続されていた局所通信網の識別子240A8と、その他の情報(例えば利用料金など)240A9とを有する。上記利用日時240A4は、開始時刻、終了時刻、曜日を含んでいて良い。
接続関係データ240Bは、端末装置110とそれが接続される可能性のある局所通信網140との関係を示す。図4は、接続関係データ240Bの構成例を示す。この例の接続関係データ240Bは、端末装置110の識別子を縦軸、局所通信網140の識別子を横軸とし、その軸交点に接続の有無を対応付けたマトリクスデータである。例えば、1行目と2列目の交点には論理値「1」が記憶されている。これは、1行目の端末装置識別子「1」で特定される端末装置110と、2列目の通信網識別子「2」で特定される局所通信網140とは、現に接続されている、或いは接続される可能性が有ることを表している。また、1行目と1列目および3列目の交点には論理値「0」が記憶されている。これは、1行目の端末装置識別子「1」で特定される端末装置110と、1列目の通信網識別子「1」で特定される局所通信網140および3列目の通信網識別子「3」で特定される局所通信網140とは、現に接続されていない、或いは接続される可能性が無いことを表している。
図5は、接続関係データ240Bの他の構成例を示す。この例の接続関係データ240Bは、図4の接続関係データに対して接続履歴の列を付加したものである。この接続履歴の列には、端末装置110が直前に接続されていた局所通信網140の識別子が記載される。例えば、1行目の接続履歴に記載された「3」は、1行目の端末装置識別子「1」で特定される端末装置110の直前の接続先が通信網識別子「3」で特定される局所通信網140であることを表している。図5では、直前に接続された局所通信網140のみを接続履歴に記載したが、過去一定数の接続先を記載しても良い。
ネットワークトポロジ情報240Cは、通信網(局所通信網、中継網)どうしの接続関係を示すデータである。図6は、ネットワークトポロジ情報240Cの構成例を示す。この例のネットワークトポロジ情報240Cは、通信網の識別子を縦横軸とし、その軸交点に接続の有無を対応付けたマトリクスデータである。例えば、1行目と4列目の交点には論理値「1」が記憶されている。これは、1行目の通信網識別子「1」で特定される通信網と、4列目の通信網識別子「4」で特定される通信網とは、互いに接続されていることを表している。また、1行目と2列目および3列目の交点には論理値「0」が記憶されている。これは、1行目の通信網識別子「1」で特定される通信網と、2列目の通信網識別子「2」で特定される通信網および3列目の通信網識別子「3」で特定される通信網とは、接続されていないことを表している。同一の通信網が複数の他の通信網に接続されている場合、同じ行に論理値「1」が複数現れる(例えば図6の最下行参照)。
計算機システム設備情報240Dは、計算機システム120とそれが接続される局所通信網140との関係、および計算機システム120の処理能力を示す。図7は、計算機システム設備情報240Dの構成例を示す。この例の計算機システム設備情報240Dは、計算機システム120の識別子を縦軸、局所通信網140の識別子を横軸とし、その軸交点に接続の有無を対応付けたマトリクスデータである。例えば、1行目と1列目の交点には論理値「1」が記憶されている。これは、1行目の計算機システム識別子「1」で特定される計算機システム120と、1列目の通信網識別子「1」で特定される局所通信網140とは、接続されていることを表している。また、1行目と2列目および3列目の交点には論理値「0」が記憶されている。これは、1行目の計算機システム識別子「1」で特定される計算機システム120と、2列目の通信網識別子「2」で特定される局所通信網140および3列目の通信網識別子「3」で特定される局所通信網140とは、接続されていないことを表している。また、図7の計算機システム設備情報240Dは、計算機システムの処理能力の列を有する。処理能力の列には、計算機システムの処理能力を示す値が記述される。図7に示す例では、計算機システムを構成するサーバ装置の処理能力として、同時に接続可能な端末装置の最大数(最大同時接続数)と最大転送レートを使用している。しかし、計算機システムの処理能力はこれらに限定されず、単位時間当たりのサービス処理量等、他の種類の処理能力を使用しても良い。例えば、計算機システムを構成するストレージ装置の記憶容量等を処理能力としても良い。
プロセッサ250は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部240からプログラム240Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム240Pとを協働させて各種処理部を実現する機能を有している。プロセッサ250で実現される主な処理部として、利用履歴管理部250A、接続関係生成部250B、および通信設備管理部250Cがある。
利用履歴管理部250Aは、端末装置110に対して計算機システム120から提供されるサービスの利用履歴を通信I/F部210または操作入力部220から入力し、記憶部240の利用履歴240Aに端末装置110別に蓄積する機能を有する。
接続関係生成部250Bは、端末装置110の移動を監視する機能と、その監視結果に基づいて記憶部240上に接続関係データ240Bを生成し、また最新の状態に維持(更新)する機能とを有する。
計算機システム設備管理部250Cは、局所通信網140毎に必要な計算機システム処理量を予測する機能と、予測した計算機システム処理量に基づいて局所通信網140の計算機システム設備容量の不足量および過剰量を算出する機能とを有する。
計算機システム設備管理部250Cは、図1の第1の実施形態における計算機システム設備管理部133と比較して、局所通信網140の計算機システム設備容量の過剰量を算出する機能をさらに有する点で相違する。
次に、本実施形態の動作について説明する。
利用履歴管理部250Aは、通信I/F部210または操作入力部220から、サービスを利用した端末装置110の識別子、利用日時、サービスを提供した計算機システム120の識別子、利用したサービスの種類、サービスの利用に際して端末装置と計算機システムとの間で送受信されたデータ量、サービスを利用した際に端末装置110が接続されていた局所通信網140の識別子、その他の情報を1セットとして、サービスの利用履歴を入力する。利用履歴管理部250Aは、入力されたセット中の端末装置110の識別子をキーに図3の利用履歴ファイル240A1を記憶部240から検索し、セット中の残りのデータを1つの履歴データ240A3として利用履歴ファイル240A1に追加する。利用履歴管理部250Aは、サービスの利用履歴のセットが入力される毎に同様の処理を繰り返す。
一方、接続関係生成部250Bは、予め定められた一定の時間が経過する毎あるいは通信I/F部210または操作入力部220から起動の指示を入力する毎に、図8に示す処理を実行する。まず接続関係生成部250Bは、記憶部240から図4または図5に示した接続関係データ240Bを読み出し、最初の行の1つの端末装置110に注目する(S101)。次に接続関係生成部250Bは、第1の実施形態で説明した方法と同様の方法を使用して、注目中の端末装置110の現在の位置を検出し、現に接続されている或いは接続されている可能性のある局所通信網140を決定する(S102)。次に、この決定した局所通信網140と接続関係データ240Bに記述されている接続先とを比較し、両者が違っていれば注目中の端末装置110が局所通信網間を移動したと判断し、両者が同じであれば移動はなかったと判断する(S103)。
次に接続関係生成部250Bは、注目中の端末装置110が局所通信網間を移動したと判断した場合(S103でYES)、接続関係データ240Bを更新する(S104)。具体的には、図4の接続関係データ240Bの場合、注目中の端末装置110の識別子を有する行に記載されている論理値1を論理値0に書き換え、当該行と上記ステップS102で決定した移動先の局所通信網140の識別子を有する列との交点に記載されている論理値0を論理値1に書き換える。また、図5の接続関係データ240Bの場合、注目中の端末装置110の識別子を有する行に記載されている論理値1を論理値0に書き換え、この論理値0に書き換えた列に付与されている局所通信網の識別子で、同行の接続履歴の列を上書きし、そして、当該行と上記ステップS102で決定した移動先の局所通信網140の識別子を有する列との交点に記載されている論理値0を論理値1に書き換える。次に接続関係生成部250Bは、移動端末数を表す内部変数(その初期値は0)の値を1だけインクリメントする(ステップS105)。そして、ステップS106へ進む。
また接続関係生成部250Bは、注目中の端末装置110が局所通信網間を移動していないと判断した場合(S103でNO)、ステップS104、S105をスキップして、ステップS106へ進む。
ステップS106では、接続関係生成部250Bは、接続関係データ240Bの次の行の1つの端末装置110に注目を移す。そして、ステップS107を経由してステップS102に戻り、先に注目した端末装置110に対して行った処理と同様の処理を繰り返す。他方、接続関係データ240Bの最後の行の端末装置110まで注目し終えたならば(S107でYES)、内部変数が示す移動端末数が閾値を超えているか否かを調べる(S108)。上記閾値は、1以上の任意の値に設定される。若し、移動端末数が閾値を超えていなければ(S108でNO)、図8の処理を終える。一方、移動端末数が閾値を超えていれば(S108でYES)、計算機システム設備管理部250Cを起動し(S109)、移動端末数を0に初期化し(S110)、図8の処理を終える。
計算機システム設備管理部250Cは、起動されると図9に示す処理を実行する。
まず計算機システム設備管理部250Cは、記憶部340に記憶されている利用履歴240Aから予測に使用する利用履歴(予測用利用履歴)を生成する(S121)。この予測用利用履歴を生成する方法の詳細は後述する。
次に計算機システム設備管理部250Cは、1つの局所通信網140に注目する(S122)。次に計算機システム設備管理部250Cは、予測用利用履歴の中から、注目中の局所通信網140を経由するサービスに係る利用履歴を抽出する(S123)。具体的には、注目中の局所通信網140の識別子が接続先局所通信網識別子240A8に記載されている履歴データ240A3を予測用利用履歴から抽出する。
次に、ステップS123で抽出した履歴データを用いて、注目中の局所通信網140のトラフィック量のグラフを作成する(S124)。図10は、作成されたグラフの一例を示す。この例では、現在時刻からの経過時間を横軸、単位時間当たりのデータ量および同時接続数を縦軸とし、局所通信網140の計算機システムと端末装置間のデータ量および同時接続数の時間変化を折れ線グラフによって表現している。
次に計算機システム設備管理部250Cは、作成したグラフを用いて、注目中の局所通信網140の計算機システム設備容量の不足量および過剰量を算出する(S125)。具体的には、記憶部240に記憶されている計算機システム設備情報240Dから、注目中の局所通信網140に接続されている計算機システムの処理能力を読み出して合算することで計算機システム設備容量としての最大同時接続数と最大データ転送レートを算出し、図11に示すようにグラフに表示する。そして、何れかの時刻においてデータ量が最大データ転送レートを超えている場合には、各時刻におけるデータ量のうち最大データ転送レートを超える部分をデータ転送レートの不足量とする。また、何れかの時刻において同時接続数が最大同時接続数を超えている場合には、各時刻における同時接続数のうち最大同時接続数を超える部分を接続数の不足量とする。また、何れの時刻においてもデータ量が最大データ転送レートを超えていない場合には、データ量の最大値と最大データ転送レートとの差分をデータ転送レートの過剰量とする。また、何れの時刻においても同時接続数が最大同時接続数を超えていない場合には、同時接続数の最大値と最大同時接続数との差分を接続数の過剰量とする。
次に計算機システム設備管理部250Cは、次の1つの局所通信網140に注目を移し(S126)、先に注目した局所通信網140に対して行った処理と同様の処理を繰り返す(S123〜S125)。そして、全ての局所通信網140に注目し終えると(S127でYES)、局所通信網毎の計算機システム設備容量の不足量および過剰量を画面表示部230に表示し、あるいは通信I/F部210から出力する(S128)。
局所通信網毎の計算機システム設備容量の不足量は、図12に示すようなグラフ形式で出力しても良い。図12のグラフでは、各時刻におけるデータ量のうち最大データ転送レートを超える部分と、各時刻における同時接続数のうち最大同時接続数を超える部分とにそれぞれハッチングを施して、転送レートの不足量と接続数の不足量とが視覚的に容易に認識できるようにしている。或いは、図11に示すグラフから、データ量が最大データ転送レートを超える期間、超過量などのデータを転送レートの不足量として求め、また同時接続数が最大同時接続数を超える期間、超過数などのデータを接続数の不足量として求め、テキスト形式で出力しても良い。
局所通信網毎の計算機システム設備容量の過剰量は、図13に示すようなグラフ形式で出力しても良い。図13のグラフでは、データ量の最大値と最大転送レートとの差分部分と、同時接続数の最大値と最大同時接続数との差分部分とにそれぞれハッチングを施して、転送レートの過剰量と接続数の過剰量とが視覚的に容易に認識できるようにしている。或いは、図11に示すグラフから、データ量と最大転送レートとの差の最小値などのデータを転送レートの過剰量として求め、また同時接続数と最大同時接続数との差の最小値などのデータを接続数の過剰量として求め、テキスト形式で出力しても良い。
次に、利用履歴240Aから予測用の利用履歴を生成するステップS121の詳細を説明する。
第1の実施形態の箇所で記述したように、一般的に端末装置110がサービスを利用するパターン(利用するサービスの種類や頻度などの傾向)は、端末装置110毎に固定化されるが、その固定化される類型には、例えば、以下のような幾つかの種類が考えられる。
(1)第1の類型
この類型は、周期的に同様のサービス利用パターンが繰り返されるケースである。例えば、前日と同様のサービスパターンが繰り返される、前週の同じ曜日と同様のサービス利用パターンが繰り返される、等のケースである。
(2)第2の類型
この類型は、接続される局所通信網毎に固有のサービス利用パターンが存在するケースである。例えば、或る局所通信網に接続されている場合には、或る種類のサービスを頻繁に利用する傾向があるが、他の局所通信網に接続されている場合には、別の種類のサービスを良く利用している、等のケースである。
(3)第3の類型
この類型は、直前に接続されていた局所通信網と同様のサービス利用パターンが繰り返されるケースである。例えば、直前に接続されていた局所通信網において或る種類のサービスが頻繁に利用されていたならば、移動後の新たな局所通信網においても同じ種類のサービスを頻繁に利用する、等のケースである。
個々の端末装置110がどの類型に属するかは、事前に決定しておいても良いし、利用履歴240Aを分析して動的に算出するようにしても良い。
まず、全ての端末装置110が第1の類型に属する場合に適する予測用利用履歴の生成方法について、図14のフローチャートを参照して説明する。
計算機システム設備管理部250Cは、まず、現在日時から第1の期間前の日時を始期、始期から第2の期間経過後を終期とし、利用日時240A4が始期から終期の期間内である利用履歴を予測用利用履歴として利用履歴240Aから抽出する(S141)。次に計算機システム設備管理部250Cは、上記抽出した予測用利用履歴中の履歴データ240A3における利用日時240A4を上記第1の期間だけ進める(S142)。上記第1および第2の期間は任意である。例えば、第1の期間を1週間、第2の期間を1日とすれば、前の週の同じ曜日の利用履歴を使って1日先までの予測を行うことができる。第1の期間は、1週間前でなく、1日、1月、1年等であっても良く、また第2の期間は、1日でなく、1週間、1月、1年等であっても良い。
次に計算機システム設備管理部250Cは、予測用利用履歴中の履歴データ240A3における接続先局所通信網識別子240A8を、記憶部240に記憶されている接続関係データ240Bで特定される現在の接続先と比較し、若し両者が相違していれば、現在の接続先に変更する(S143)。そして、予測用利用履歴の生成処理を終了する。
次に、全ての端末装置110が第2の類型に属する場合に適する予測用利用履歴の生成方法について、図15のフローチャートを参照して説明する。
計算機システム設備管理部250Cは、まず、1つの端末装置110に注目する(S151)。次に、注目中の端末装置110の利用履歴ファイル240A1から、接続関係データ240Bで特定される接続先が接続先局所通信網識別子240A8に記載されている履歴データ240A3を第1の期間分だけ予測用利用履歴として抽出する(S152)。第1の期間としては、例えば、1時間、1日、1週間、1月等である。該当する履歴データ240A3が第1の期間以上存在する場合、より最近のものから抽出するようにして良い。また、該当する履歴データ240A3が第1の期間分存在しない場合、存在する期間分を抽出し、足りない期間は存在した期間の履歴データをコピーする等して作成して良い。また、該当する履歴データ240A3が全く存在しない場合、予め定められた標準的な履歴データを使用するようにして良い。
次に計算機システム設備管理部250Cは、上記抽出した第1の期間分の予測用利用履歴の履歴データ240A3における利用日時240A4を、予測期間中の日時となるようにシフトする(ステップS153)。
次に計算機システム設備管理部250Cは、次の1つの端末装置110に注目を移し(S154)、先に注目した端末装置110に対して行った処理と同様の処理を繰り返す(S152、S153)。そして、全ての端末装置110に注目し終えると(S155でYES)、予測用利用履歴の生成処理を終了する。
次に、全ての端末装置110が第3の類型に属する場合に適する予測用利用履歴の生成する方法について、図16のフローチャートを参照して説明する。
計算機システム設備管理部250Cは、まず、1つの端末装置110に注目する(S161)。次に、注目中の端末装置110の利用履歴ファイル240A1から、接続関係データ240Bの接続履歴で特定される接続先(直前に接続されていた局所通信網)が接続先局所通信網識別子240A8に記載されている履歴データ240A3を第1の期間分だけ予測用利用履歴として抽出する(S162)。第1の期間としては、例えば、1時間、1日、1週間、1月等である。該当する履歴データ240A3が第1の期間以上存在する場合、より最近のものから抽出するようにして良い。また、該当する履歴データ240A3が第1の期間分存在しない場合、存在する期間分を抽出し、足りない期間は存在した期間の履歴データをコピーする等して作成して良い。また、該当する履歴データ240A3が全く存在しない場合、予め定められた標準的な履歴データを使用するようにして良い。
次に計算機システム設備管理部250Cは、上記抽出した第1の期間分の予測用利用履歴の履歴データ240A3における利用日時240A4を、予測期間中の日時となるようにシフトする(ステップS163)。
次に計算機システム設備管理部250Cは、予測用利用履歴中の履歴データ240A3における接続先局所通信網識別子240A8を、記憶部240に記憶されている接続関係データ240Bで特定される現在の接続先である局所通信網に変更する(S164)。
次に計算機システム設備管理部250Cは、次の1つの端末装置110に注目を移し(S165)、先に注目した端末装置110に対して行った処理と同様の処理を繰り返す(S162〜S164)。そして、全ての端末装置110に注目し終えると(S166でYES)、予測用利用履歴の生成処理を終了する。
以上の説明では、全ての端末装置110が同じ類型に属するものとしたが、端末装置110毎に属する類型が相違するケースも考えられる。その場合には、利用履歴240Aを類型別に分類し、第1の類型に属する端末装置110のための予測用利用履歴は図14に示す方法によって生成し、第2の類型に属する端末装置110のための予測用利用履歴は図15に示す方法によって生成し、第3の類型に属する端末装置110のための予想用利用履歴は図16に示す方法によって生成し、それらを併せたものを最終的な予測用利用履歴とすれば良い。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、以下のような効果が得られる。
局所通信網毎の計算機システム設備の不足量だけでなく過剰量を、事前に予測することができる。このように、局所通信網140の計算機システム設備容量の過剰量を事前に予測できるため、計算機システム設備容量の削減作業を早期に開始するができ、余剰資源の長期滞留を防止することができる。
予測時と同じ曜日、時間帯の利用履歴に基づいて局所通信網毎の計算機システム処理量を予測する構成によれば、周期的に同様のサービス利用パターンが繰り返される場合に正確な予測が行える。
予測時と同じ場所の利用履歴に基づいて局所通信網毎の計算機システム処理量を予測する構成によれば、局所通信網毎にそこで利用されるサービスの利用パターンが固定している場合に正確な予測が行える。
直前に存在していた場所の利用履歴に基づいて局所通信網毎の計算機システム処理量を予測する構成によれば、直前に接続されていた局所通信網と同様のサービス利用パターンが繰り返される場合に正確な予測が行える。
[第3の実施形態]
図17を参照すると、本発明の第3の実施形態にかかる計算機300は、それぞれが中継網150に接続される複数の局所通信網140のうちの何れかの局所通信網140に接続され、ICT資源を管理する機能を有している。本実施形態の計算機300は、図1のICT資源管理装置130を実現する計算機の一例である。
計算機300は、主な機能部として、通信I/F部310、操作入力部320、画面表示部330、記憶部340、およびプロセッサ350を有する。
通信I/F部310、操作入力部320、および画面表示部330は、図2に示した第2の実施形態における通信I/F部210、操作入力部220、および画面表示部230と同様の機能を有する。
記憶部340は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置からなり、プロセッサ350での各種処理に必要な処理情報やプログラム340Pを記憶する機能を有している。プログラム340Pは、プロセッサ350に読み込まれて実行されることにより各種処理部を実現するプログラムであり、通信I/F部310などのデータ入出力機能を介して外部装置(図示せず)や記憶媒体(図示せず)から予め読み込まれて記憶部340に保存される。
記憶部340に記憶される主な処理情報として、利用履歴340A、接続関係データ340B、ネットワークトポロジ情報340C、および計算機システム設備情報340Dがある。これらは、図2に示した第2の実施形態における利用履歴240A、接続関係データ240B、ネットワークトポロジ情報240C、および計算機システム設備情報240Eと同じである。
プロセッサ350は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部340からプログラム340Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム340Pとを協働させて各種処理部を実現する機能を有している。プロセッサ350で実現される主な処理部として、利用履歴管理部350A、接続関係生成部350B、計算機システム設備管理部350C、計算機システム設備増大部350D、および計算機システム設備削減部350Eがある。
利用履歴管理部350A、接続関係生成部350B、および計算機システム設備管理部350Cは、第2の実施形態における利用履歴管理部250A、接続関係生成部250B、および計算機システム設備管理部250Cと同様の機能を有する。
計算機システム設備増大部350Dは、計算機システム設備管理部350Cから局所通信網140毎の計算機システム設備容量の不足量を取得し、その不足量に応じた量だけ局所通信網140の計算機システム設備容量を増大する機能を有する。また、計算機システム設備削減部350Eは、計算機システム設備管理部350Cから局所通信網140毎の計算機システム設備容量の過剰量を取得し、その過剰量に応じた量だけ局所通信網140の計算機システム設備容量を削減する機能を有する。
次に、本実施形態の動作について説明する。
利用履歴管理部350A、接続関係生成部350B、および計算機システム設備管理部350Cの動作は、第2の実施形態における利用履歴管理部250A、接続関係生成部250B、および計算機システム設備管理部250Cの動作と同じである。
計算機システム設備増大部350Dと計算機システム設備削減部350Eは、計算機システム設備管理部350Cの処理終了後に起動される。
図18は計算機システム設備増大部350Dの処理例を示すフローチャートである。まず計算機システム設備増大部350Dは、計算機システム設備管理部350Cから局所通信網140毎の計算機システム設備容量の不足量を取得する(S301)。次に計算機システム設備増大部350Dは、計算機システム設備容量の不足する1つの局所通信網に注目する(S302)。若し、計算機システム設備容量の不足している局所通信網140が存在しないときは、処理を終了する。存在する場合、計算機システム設備増大部350Dは、計算機システム設備容量の不足している局所通信網140毎に注目して、以下のような処理を実行する。
まず計算機システム設備増大部350Dは、注目中の局所通信網140の不足量に見合った増大量を決定する(S304)。例えば、最大データ転送レート不足の場合、不足しているデータ転送レートに所定量(一定量あるいは不足しているデータ転送レートの一定割合など)を加算した量を増大量とする。また最大同時接続数の不足の場合、不足している接続数に所定数(一定数あるいは不足している接続数の一定割合など)を加算した量を増大量とする。次に、計算機システム設備増大部350Dは、注目中の局所通信網140の計算機システム設備容量を上記決定した増大量だけ増大する(S305)。そして計算機システム設備増大部350Dは、計算機システム設備容量の不足する次の1つの局所通信網に注目を移し(S306)、ステップS303に戻って上述した処理と同様の処理を繰り返す。
ステップS305で実施する計算機システム設備容量の増大について詳述する。多様なサーバ装置やストレージ装置によって構成される計算機システムを実現する技術として、物理的な計算機システムを利用して複数の論理的な計算機システムを構築する仮想計算機技術がある。この種の技術を適用した製品として、ヴイエムウェア社による「VMWare ESX Server」、マイクロソフト社による「VirtualServer」、および米国XenSource社による「Xen」などが知られている。これらの製品では、仮想計算機生成用のコマンドを発行することにより新たな仮想計算機システムを、物理計算機システム上に生成することができる。また、このような仮想計算機技術では、仮想計算機システムの生成時に処理能力を指定することにより、所望の最大データ転送レートや最大同時接続数等を有する仮想計算機システムを生成することができる。従って、局所通信網140の計算機システム設備容量を拡大する一つの方法として、計算機システム120を仮想計算機システムによって実現する。そして計算機システム設備増大部350Dは、仮想計算機技術を用いて、局所通信網140に接続される仮想計算機システムとしての計算機システム120の処理能力の増大を行う。このとき、計算機システム設備増大部350Dは、計算機システム120を初期生成した物理計算機システムと同じ物理計算機システムから空きの計算機資源を獲得して、既に存在する仮想計算機システムの処理能力を拡大するか或いは新たな仮想計算機システムを追加することによって、増大分の計算機システム設備容量を新たに確保するようにして良い。あるいは、計算機システム設備増大部350Dは、計算機システム120を初期生成した物理計算機システムに空きの計算機資源が無い等、特別な事象があれば、計算機システム120を初期生成した物理計算機システムとは異なる物理計算機システムであって、初期生成した計算機システム120と同じ局所通信網140に接続されている物理計算機システムから空きの計算機資源を獲得して、その獲得した計算機資源を利用して増大分の計算機システム設備容量を新たに確保するするようにしても良い。
図19は計算機システム設備削減部350Eの処理例を示すフローチャートである。まず計算機システム設備削減部350Eは、計算機システム設備管理部350Cから局所通信網140毎の計算機システム設備容量の過剰量を取得する(S311)。次に計算機システム設備削減部350Eは、計算機システム設備容量の過剰な1つの局所通信網に注目する(S312)。若し、計算機システム設備容量の過剰な局所通信網140が存在しないときは(S313でYES)、処理を終了する。存在する場合、計算機システム設備削減部350Eは、計算機システム設備容量の過剰な局所通信網140毎に注目して、以下のような処理を実行する。
まず計算機システム設備削減部350Eは、注目中の局所通信網140の過剰量に見合った削減量を決定する(S314)。例えば、最大データ転送レートが過剰の場合、過剰量から所定量(一定量あるいは過剰量の一定割合など)を減算した量を削減量とする。また最大同時接続数が過剰の場合、過剰数から所定数(一定数あるいは過剰数の一定割合など)を減算した量を削減量とする。次に、計算機システム設備削減部350Eは、注目中の局所通信網140の計算機システム設備容量を上記決定した削減量だけ削減する(S315)。そして計算機システム設備削減部350Eは、計算機システム設備容量の過剰な次の1つの局所通信網に注目を移し(S316)、ステップS313に戻って上述した処理と同様の処理を繰り返す。
ステップS315で実施する計算機システム設備容量の削減方法の具体例を以下説明する。例えば、計算機システム設備削減部350Eは、計算機システム120が仮想計算機システムである場合、仮想計算機技術を用いて、局所通信網140の計算機システム設備容量の削減を行う。このとき、計算機システム設備削減部350Eは、削減した計算機システム設備容量で利用していた計算機資源を当該計算機資源を獲得した物理計算機システムに返却する。すなわち、計算機システム設備削減部350Eは、削減分の計算機システム設備容量が計算機システム120を初期生成した物理計算機システムの計算機資源を利用しているならば、初期生成に係る物理計算機システムに対して、削減した計算機システム設備容量が利用していた計算機資源を返却する。また、計算機システム設備削減部350Eは、削減分の計算機システム設備容量が計算機システム120を初期生成した物理計算機システムとは異なる物理計算機システムの資源を利用しているならば、当該異なる物理計算機システムに対して、削減した計算機システム設備容量が利用していた計算機資源を返却する。
本実施形態によれば、第2の実施形態と同様の効果が得られると共に、以下のような効果が得られる。
端末装置110の移動に起因して生じる局所通信網140毎の計算機システム設備容量の不足量、あるいは過剰量に見合った、計算機システム設備容量の増大、削減を自動的に行うことができる。
端末装置110に対するサービスの提供を同じ局所通信網140に接続された計算機システム120から行うために必要十分な計算機システム設備容量を各局所通信網140毎に確保できるため、端末装置110に対して中継網150を経由して遠方の計算機システム120からサービスが提供される事態を回避できる。これにより、端末装置110と計算機システム120との間のアクセスが局所通信網140内で実施され、中継網150を経由しなくなるため、無駄なトラフィック量が減り、大量トラフィックの発生を抑制ないし緩和することができる。また、端末装置110へのサービスの提供が同じ局所通信網140に接続された計算機システム120から実施される分散処理となるため、空間的かつ時間的に特定の計算機システム120に大量のデータが集中するという大量データの発生を抑制ないし緩和することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明を幾つかの実施形態を挙げて説明したが、本発明は以上の実施形態にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。例えば、以下のような実施形態も本発明に含まれる。
計算機システム120は、仮想計算機システムでなく物理計算機システムによって実現して良い。その場合、計算機システム設備容量の増大は、物理計算機システムの設備容量を物理的に増大することで行って良い。その際、初期の計算機システム120の設備容量を物理的に増大するようにして良い。あるいは、初期の計算機システム120の設備容量を物理的に増大するのが困難である等、特別な事情があれば、初期の計算機システム120と同じ局所通信網140に接続された別の物理計算機システムの計算機資源を獲得して、増大分の設備容量を確保するようにして良い。同様に計算機システム設備容量の削減は、物理計算機システムである計算機システム120の計算機資源を物理的に削減することで行って良い。
本発明は、クラウドコンピューティングにおけるサーバ装置やストレージなどの計算機資源、通信網などのネットワーク資源、すなわちICT資源の管理全般に利用できる。また本発明は、大量トラフィック、大量データの発生の抑制緩和に利用できる。
110…端末装置
120…計算機システム装置
130…ICT資源管理装置
131…利用履歴管理部
132…接続関係生成部
133…計算機システム設備管理部
134…利用履歴
135…接続関係データ
140…局所通信網
150…中継網

Claims (30)

  1. それぞれが中継網に接続される複数の局所通信網のうちの何れかの前記局所通信網に接続される複数の端末装置に対して、サーバ装置およびストレージ装置を計算機資源と呼ぶとき、1以上の計算機資源を有し、何れかの前記局所通信網に接続される計算機システムから前記中継網および前記局所通信網を通じて提供されるサービスの前記端末装置毎の利用履歴を蓄積する利用履歴管理部と、
    前記端末装置の移動を監視し、前記端末装置と前記端末装置が接続される可能性のある前記局所通信網との関係を示す接続関係データを生成する接続関係生成部と、
    前記接続関係データで特定される前記端末装置と前記局所通信網との接続状況の下で、前記蓄積された前記端末装置毎の利用履歴に基づいて、前記端末装置に対する前記サービスの提供が前記端末装置が接続されている前記局所通信網に接続された前記計算機システムから行われる場合に前記局所通信網毎に必要な計算機システム処理量を予測し、該予測した計算機システム処理量と前記局所通信網の計算機システムの設備容量とを比較して、前記局所通信網毎の計算機システムの設備容量の不足量を算出する計算機システム設備管理部
    を有するICT資源管理装置。
  2. 前記計算機システム設備容量の不足する前記局所通信網の計算機システムの設備容量を前記不足量に応じた量だけ増大する計算機システム設備増大部
    を有する請求項1に記載のICT資源管理装置。
  3. 前記計算機システムは仮想計算機システムであり、前記計算機システム設備増大部は、前記局所通信網の計算機システムの設備容量の増大では、前記仮想計算機システムの設備容量の増大を行う
    請求項2に記載のICT資源管理装置。
  4. 前記計算機システム設備増大部は、前記仮想計算機システムの設備容量の増大では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムから空きの計算機資源を獲得して前記仮想計算機システムの設備容量の増大を行う
    請求項3に記載のICT資源管理装置。
  5. 前記計算機システム設備増大部は、前記仮想計算機システムの設備容量の増大では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムと同じ前記局所通信網に接続されている他の物理計算機システムから空きの計算機資源を獲得して前記仮想計算機システムの設備容量の増大を行う
    請求項3に記載のICT資源管理装置。
  6. 前記計算機システム設備管理部は、前記予測した計算機システム処理量と前記局所通信網の計算機システムの設備容量とを比較して、前記局所通信網毎の計算機システムの設備容量の過剰量を算出する
    請求項1乃至5の何れかに記載のICT資源管理装置。
  7. 前記計算機システムの設備容量の過剰な前記局所通信網の計算機システムの設備容量を前記過剰量に応じた量だけ削減する計算機システム設備削減部
    を有する請求項6に記載のICT資源管理装置。
  8. 前記計算機システムは仮想計算機システムであり、前記計算機システム設備削減部は、前記局所通信網の計算機システムの設備容量の削減では、前記仮想計算機システムの設備容量の削減を行う
    請求項7に記載のICT資源管理装置。
  9. 前記計算機システム設備削減部は、前記仮想計算機システムの設備容量の削減では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムから獲得した計算機資源を返却することによって前記仮想計算機システムの設備容量の削減を行う
    請求項8に記載のICT資源管理装置。
  10. 前記計算機システム設備削減部は、前記仮想計算機システムの設備容量の削減では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムと同じ前記局所通信網に接続されている他の物理計算機システムから獲得した計算機資源を返却することによって前記仮想計算機システムの設備容量の削減を行う
    請求項8に記載のICT資源管理装置。
  11. それぞれが中継網に接続される複数の局所通信網のうちの何れかの前記局所通信網に接続される計算機が実行するICT資源管理方法であって、
    何れかの前記局所通信網に接続される複数の端末装置に対して、何れかの前記局所通信網に接続される計算機システムから前記中継網および前記局所通信網を通じて提供されるサービスの前記端末装置毎の利用履歴を蓄積し、
    前記端末装置の移動を監視し、前記端末装置と前記端末装置が接続される可能性のある前記局所通信網との関係を示す接続関係データを生成し、
    前記接続関係データで特定される前記端末装置と前記局所通信網との接続状況の下で、前記蓄積された前記端末装置毎の利用履歴に基づいて、前記端末装置に対する前記サービスの提供が前記端末装置が接続されている前記局所通信網に接続された前記計算機システムから行われる場合に前記局所通信網毎に必要な計算機システム処理量を予測し、該予測した計算機システム処理量と前記局所通信網の計算機システムの設備容量とを比較して、前記局所通信網毎の計算機システムの設備容量の不足量を算出する
    ICT資源管理方法。
  12. 前記計算機システム設備容量の不足する前記局所通信網の計算機システムの設備容量を前記不足量に応じた量だけ増大する
    請求項11に記載のICT資源管理方法。
  13. 前記計算機システムは仮想計算機システムであり、前記局所通信網の計算機システムの設備容量の増大では、前記仮想計算機システムの設備容量の増大を行う
    請求項12に記載のICT資源管理方法。
  14. 前記仮想計算機システムの設備容量の増大では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムから空きの計算機資源を獲得して前記仮想計算機システムの設備容量の増大を行う
    請求項13に記載のICT資源管理方法。
  15. 前記仮想計算機システムの設備容量の増大では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムと同じ前記局所通信網に接続されている他の物理計算機システムから空きの計算機資源を獲得して前記仮想計算機システムの設備容量の増大を行う
    請求項13に記載のICT資源管理方法。
  16. 前記予測した計算機システム処理量と前記局所通信網の計算機システムの設備容量とを比較して、前記局所通信網毎の計算機システムの設備容量の過剰量を算出する
    請求項11乃至15の何れかに記載のICT資源管理方法。
  17. 前記計算機システムの設備容量の過剰な前記局所通信網の計算機システムの設備容量を前記過剰量に応じた量だけ削減する
    請求項16に記載のICT資源管理方法。
  18. 前記計算機システムは仮想計算機システムであり、前記局所通信網の計算機システムの設備容量の削減では、前記仮想計算機システムの設備容量の削減を行う
    請求項17に記載のICT資源管理方法。
  19. 前記仮想計算機システムの設備容量の削減では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムから獲得した計算機資源を返却することによって前記仮想計算機システムの設備容量の削減を行う
    請求項18に記載のICT資源管理方法。
  20. 前記仮想計算機システムの設備容量の削減では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムと同じ前記局所通信網に接続されている他の物理計算機システムから獲得した計算機資源を返却することによって前記仮想計算機システムの設備容量の削減を行う
    請求項18に記載のICT資源管理方法。
  21. それぞれが中継網に接続される複数の局所通信網のうちの何れかの前記局所通信網に接続される計算機に、
    何れかの前記局所通信網に接続される複数の端末装置に対して、何れかの前記局所通信網に接続される計算機システムから前記中継網および前記局所通信網を通じて提供されるサービスの前記端末装置毎の利用履歴を蓄積するステップと、
    前記端末装置の移動を監視し、前記端末装置と前記端末装置が接続される可能性のある前記局所通信網との関係を示す接続関係データを生成するステップと、
    前記接続関係データで特定される前記端末装置と前記局所通信網との接続状況の下で、前記蓄積された前記端末装置毎の利用履歴に基づいて、前記端末装置に対する前記サービスの提供が前記端末装置が接続されている前記局所通信網に接続された前記計算機システムから行われる場合に前記局所通信網毎に必要な計算機システム処理量を予測し、該予測した計算機システム処理量と前記局所通信網の計算機システムの設備容量とを比較して、前記局所通信網毎の計算機システムの設備容量の不足量を算出するステップと
    を行わせるためのプログラム。
  22. 前記コンピュータに、
    前記計算機システム設備容量の不足する前記局所通信網の計算機システムの設備容量を前記不足量に応じた量だけ増大するステップ
    を行わせるための請求項21に記載のプログラム。
  23. 前記計算機システムは仮想計算機システムであり、前記局所通信網の計算機システムの設備容量の増大では、前記仮想計算機システムの設備容量の増大を行う
    請求項22に記載のプログラム。
  24. 前記仮想計算機システムの設備容量の増大では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムから空きの計算機資源を獲得して前記仮想計算機システムの設備容量の増大を行う
    請求項23に記載のプログラム。
  25. 前記仮想計算機システムの設備容量の増大では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムと同じ前記局所通信網に接続されている他の物理計算機システムから空きの計算機資源を獲得して前記仮想計算機システムの設備容量の増大を行う
    請求項23に記載のプログラム。
  26. 前記コンピュータに、
    前記予測した計算機システム処理量と前記局所通信網の計算機システムの設備容量とを比較して、前記局所通信網毎の計算機システムの設備容量の過剰量を算出するステップを
    行わせるための請求項21乃至25の何れかに記載のプログラム。
  27. 前記コンピュータに、
    前記計算機システムの設備容量の過剰な前記局所通信網の計算機システムの設備容量を前記過剰量に応じた量だけ削減するステップ
    を行わせるための請求項26に記載のプログラム。
  28. 前記計算機システムは仮想計算機システムであり、前記局所通信網の計算機システムの設備容量の削減では、前記仮想計算機システムの設備容量の削減を行う
    請求項27に記載のプログラム。
  29. 前記仮想計算機システムの設備容量の削減では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムから獲得した計算機資源を返却することによって前記仮想計算機システムの設備容量の削減を行う
    請求項28に記載のプログラム。
  30. 前記仮想計算機システムの設備容量の削減では、前記仮想計算機システムを初期生成した物理計算機システムと同じ前記局所通信網に接続されている他の物理計算機システムから獲得した計算機資源を返却することによって前記仮想計算機システムの設備容量の削減を行う
    請求項28に記載のプログラム。
JP2013015043A 2013-01-30 2013-01-30 Ict資源管理装置 Pending JP2014147003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013015043A JP2014147003A (ja) 2013-01-30 2013-01-30 Ict資源管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013015043A JP2014147003A (ja) 2013-01-30 2013-01-30 Ict資源管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014147003A true JP2014147003A (ja) 2014-08-14

Family

ID=51426919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013015043A Pending JP2014147003A (ja) 2013-01-30 2013-01-30 Ict資源管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014147003A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017041185A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 日本電信電話株式会社 管理サーバ装置及び管理プログラム
JP2017092844A (ja) * 2015-11-16 2017-05-25 株式会社リコー 通信端末、通信システム、通信制御方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017041185A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 日本電信電話株式会社 管理サーバ装置及び管理プログラム
JP2017092844A (ja) * 2015-11-16 2017-05-25 株式会社リコー 通信端末、通信システム、通信制御方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101351688B1 (ko) 서버 관리 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체, 관리 서버, 가상 서버 배치 방법
WO2016119412A1 (zh) 一种云平台上的资源伸缩方法和一种云平台
JP5664098B2 (ja) 複合イベント分散装置、複合イベント分散方法および複合イベント分散プログラム
CN104579768A (zh) 客户端升级方法和装置
CN109936473A (zh) 基于深度学习预测的分布计算***及其运行方法
US20200169480A1 (en) Setting device, system, and setting method for cloud service
CN108632106A (zh) 监控服务设备的***
JP2019503152A (ja) 集中制御サーバ、ローカル端末、分散型監視システム、監視方法、及びプログラム
CN113544647A (zh) 云计算***中使用虚拟机系列建模的容量管理
CN106209412B (zh) 资源监控***与其方法
JPWO2018142598A1 (ja) センサネットワーク管理システムおよびセンサネットワーク管理方法
CN103108020A (zh) 服务协作设备、服务协作方法和计算机可读记录介质
CN111177160B (zh) 服务更新方法、装置、服务器及介质
JP2014147003A (ja) Ict資源管理装置
KR102135209B1 (ko) 가상 머신 배치 모의 실험 방법 및 이를 구현하는 가상 머신 배치 모의 실험 장치
CN108733536A (zh) 监控管理***及方法
CN110347546B (zh) 监控任务动态调整方法、装置、介质及电子设备
JP2014147002A (ja) Ict資源管理装置
Zhang et al. PRMRAP: A proactive virtual resource management framework in cloud
WO2012102727A1 (en) Distributing information
CN110019372A (zh) 数据监控方法、装置、服务器及存储介质
JP2019219743A (ja) 負荷テストシステム
CN114090201A (zh) 资源调度方法、装置、设备及存储介质
CN110990219B (zh) 一种基于预测模型的计算机监控方法
CN113824590A (zh) 微服务网络的问题预测方法、计算机设备和存储介质